JP2003519209A5 - - Google Patents

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JP2003519209A5
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【請求項1】 一般式IあるいはIa
【化1】
Figure 2003519209
[式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、 その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、アリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は、互いに無関係にH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環から選択され;
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
であり}
から選択される}かまたは
1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子A と炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH、それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環 中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールであるか;または
3 またはR4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環であり;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)
ただし、XがOHで、R2 がHでそしてR3 およびR4 がそれぞれCH3 である場合には、R1 が下記R5 と同じではなく、そのR5 がR7 =H、CH3 あるいは非置換のまたは置換されたピリジル−、チエニル−、チアゾイル−またはフェニル基であるOR7 ;R7 =C1 〜C5 −アルキルであるOC(O)OR7 ;またはR7 =C1-5 −アルキル、NH−C6 4 −C1-3 −アルキル、C6 4 −OC(O)C1-3 −アルキル、C6 4 −CH2 −N(C1-4 アルキル)2 、C6 4 −CH2 −(N−4−モルホリノ)あるいはCHZ’−NHZ”Z’およびZ”はHまたはC1-6 −アルキルから選択される)であるOCO)R7 であり、または
X=Hまたは式1aに従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間に二重結合が形成されている場合には、R2 がHでそしてR3 およびR4 がそれぞれに互いに無関係にC1-6 −アルキル、アリールまたはC3 〜C7 −シクロアルキルであり、同時にR1 はH、C1-6 −アルキル、O−C3 〜C7 −シクロアルキル、O−アリールまたはO−ヘテロ環でない]
で表されるアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導、それのジアストマーまたはエナンチオマーならびにそれの遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそれの塩、特に塩酸塩。
【請求項8】 X≠Hである式Iの請求項1のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体を製造する方法において、式II
【化3】
Figure 2003519209
[式中、R15は請求項1に従う意味に相当するR3 の、R16はR4 の、R17はR1 のそしてR18はR2 の意味を有する。]
で表される化合物を酸、好ましくは塩酸と0℃〜5℃の温度で反応させ、そうして生じるX=OHで、かつR15〜R18が変化のない式Iの生成物を精製するかまたは更に後処理し、その際にXがF、Cl、Br、I、CF3 であるべき場合にはXのOH基がFあるいはClあるいはBrあるいはIあるいはCF3 に交換され、X=OR13(ただしR13は請求項1に記載した意味の一つである)であるべき場合にはXのOH基を式III
19Cl III
(式中、R19はR13と同じ意味を有する。)
で表されるハロゲン化物でエーテル化するかまたはX=O−S(O2 )−C6 4 −CH3 またはOC(O)R13(ただしR13は請求項1に記載した意味の一つである)である場合には、XのOH基を式IV
20COCl IV
(式中、R20はR13と同じ意味を有する。)
で表される酸塩化物またはCl−S(O2 )−C6 4 −CH3 エステル化しそして次に精製することを特徴とする、上記方法。
【請求項15】 一般式IあるいはIa
【化9】
Figure 2003519209
[式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、
その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、アリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は互いに無関係にH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環から選択され;
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環;
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
であり}
またはR1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH、それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールであるか;または
3 またはR4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環であり;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)
で表されるアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導の少なくとも1種類を、それのジアストマーまたはエナンチオマーならびにそれの遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそれの塩、特に塩酸塩の状態で苦痛の治療するための薬剤を製造するために用いる方法。
【請求項17】 一般式IあるいはIa
【化11】
Figure 2003519209
[式中、R1 がR5 であり、そのR5 がH、F、Cl、Br、I、CHF2 、CF3 、NO2 、NH2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニル;置換されたまたは非置換のアリール;OR7 、C(O)OR7 あるいはSR7
(ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択され、好ましくはH、CF3 またはCH3 である);
または、S(O2 )NR9 10
(ただしR9 およびR10は互いに無関係にH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択される)、から選択され;その際にR1 がR5 であり、ただしR5 はH、F、Cl、OH、CH3 、C2 5 、C2 3 、CHF2 、CF3 、SCH3 、OCF3 、OCH3 、OC2 5 、C(O)OCH3 、C(O)OC2 5 またはフェニルから選択され、
および/またはR2 がR5 であり、ただしR5 がH、F、Cl、Br、I、SCH3 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、C2 〜C4 −アルケニル、好ましくはCF3 ;OR7 (ただしR7 は1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 である)から選択され、
および/またはR1 およびR2 は異なる意味を有するかまたはR1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換された、好ましくはハロゲン原子、OC1-3 −アルキルまたはC1-3 −アルキルで1置換または複数置換された、または非置換の、特にOCH3 で1置換または複数置換されていてもよく、
および/またはがH、F、Cl、OH、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 あるいはOC(O)R7 から選択され、その際R7 がH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニルであり、
Xが好ましくはH、F、Cl、OH、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OC(O)R7 から選択され、その際にR7 はC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 、特に好ましくはHまたはOHであり、
または、
化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
および/またはR3 、R4 は互いに無関係に置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択され、好ましくはCH3 であり、
または
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルを形成し
および/またはR1 、R2 、X、R3 および/または4 は請求項1に記載した意味の一つである、請求項15または16に記載の方法。
この課題は本発明のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導によって解決される。それ故に本発明の対象は、下記一般式IあるいはIaで表されるアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導、それのジアステレオマーまたはエナンチオマーの状態ならびに遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそ−れの塩、特に塩酸塩の状態である:
式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、
その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、アリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は、互いに無関係にH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環から選択され;
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環;
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
であり}
またはR1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH、それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールであるか;または
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環であり;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)。
本発明の同様に特に有利な式IあるいはIaのアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体においては、XがH、F、Cl、OH、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 あるいはOC(O)R7 から選択され、その際R7 がH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニルであり、好ましくはCH3 、特に好ましくはHまたはOHであるか
または、
化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;他方、R1 、R2 、R3 およびR4 は既に上述した意味の一つである。
本発明の別の特に有利な式IあるいはIaのアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体においては、R3 およびR4 は互いに無関係に、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 であり、
またはR3 および4 は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルを形成し、
他方、R1 、R2 およびXは上述した意味の一つである。
[式中、R15は既に説明したのと同じ意味に相当するR3 を、R16はR4 を、R17はR1 をそしてR18はR2 の意味を有する。]
で表される化合物を酸、好ましくは塩酸、蟻酸または酢酸と0℃〜5℃の温度で反応させる。次にX=OHで、かつR15〜R18は変らない式(I)の生成物を目的生成物として精製するかまたは更に後処理する。この生成物をXがF、Cl、Br、IあるいはCF3 である化合物に転化するべき場合には、XであるOHをFあるいはClあるいはBrあるいはIあるいはCF3 に交換する。生成物をXがOR13(ただしR13は既に上述した意味の一つである)である化合物に転化するべき場合には、XであるOH基を式III
19Cl III
(式中、R19はR13と同じ意味を有する。)
で表されるハロゲン化物でエーテル化する。この生成物をX=O−S(O2 )−C6 4 −CH3 またはOC(O)R13(ただしR13は既に上述した意味の一つである)と反応させるべき場合には、XであるOH基を式IV
20COCl IV
(式中、R20はR13と同じ意味を有する。)
で表される酸塩化物またはCl−S(O2 )−C6 4 −CH3 エステル化する。次いで目的生成物を精製する。
を式Vのイモニウム塩とあるいはホルムアルデヒドおよび式VIのアミンと反応させる。
( 式中、ZはMgCl、MgCl、MgIまたはリチウムを意味しそしてR17は既に説明したR1 の意味をそしてR18はR2 の意味を有する。)
で表される有機金属化合物と−70℃〜60℃の温度で反応させる。この反応での有利な溶剤はジエチルエーテルまたはテトラヒドロフランである。この反応は式VII のグリニャール化合物を随伴試薬と一緒にまたはなしで行うことができる。随伴試薬を使用する場合には、1,2−ジブロモメタンがと有利である。
本発明のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導は毒物学的に問題がなく、薬剤において薬剤有効物質として適している。
[式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、
その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は、互いに無関係にH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)
である)
から選択される}かまたは
1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるかまたは
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環を形成している;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)]
で表される少なくとも1種類のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体を、それのジアストマーまたはエナンチオマー並びにそれの遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそれの塩、特に塩酸塩の状態で有効成分として含有する医薬である。
[式中、R1 がR5 であり、そのR5 がH、F、Cl、Br、I、CHF2 、CF3 、NO2 、NH2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニル;置換されたまたは非置換のアリール;OR7 、C(O)OR7 あるいはSR7
(ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択され、好ましくはH、CF3 またはCH3 である);
または、S(O2 )NR9 10
(ただしR9 およびR10は互いに無関係にH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択される)、から選択され;その際にR1 がR5 であり、ただしR5 はH、F、Cl、OH、CH3 、C2 5 、C2 3 、CHF2 、CF3 、SCH3 、OCF3 、OCH3 、OC2 5 、C(O)OCH3 、C(O)OC2 5 またはフェニルから選択され、
および/またはR2 がR5 であり、ただしR5 がH、F、Cl、Br、I、SCH3 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、C2 〜C4 −アルケニル、好ましくはCF3 ;OR7 (ただしR7 は1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 である)から選択され、
および/またはR1 およびR2 は異なる意味を有するかまたはR1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換された、好ましくはハロゲン原子、OC1-3 −アルキルまたはC1-3 −アルキルで1置換または複数置換された、または非置換の、特にOCH3 で1置換または複数置換されていてもよく、
および/またはがH、F、Cl、OH、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 あるいはOC(O)R7 から選択され、その際R7 がH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニルであり、
Xが好ましくはH、F、Cl、OH、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OC(O)R7 から選択され、その際にR7 はC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 、特に好ましくはHまたはOHであり、
または、
化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
および/またはR3 、R4 は互いに無関係に置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルから選択され、好ましくはCH3 であり、または
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルを形成し
および/またはR1 、R2 、X、R3 および/またはR4 は既に上述の意味の一つである。]
で表されるアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体の少なくとも1種類を含有する薬剤が特に好ましい。
本発明の薬剤はアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体と共に賦形剤、増量剤、溶剤、希釈剤、着色料及び(又は)結合剤を含有し、そして液状薬剤として注射用溶液、滴剤又は液剤の形で、半固形薬剤として顆粒、錠剤、ペレット、貼付吸収剤、カプセル、硬膏剤又はエアゾールの形で投与することができる。助剤の選択及びその使用される量は、その薬剤が口(oral) 、経口的(peroral) 、非経口、静脈内、腹腔内、皮内、筋肉内、鼻腔内、バッカル又は局所に、たとえば注射で皮膚に、粘膜に及び眼に投与されねばならないかどうかに依存する。経口投与に、たとえば錠剤、糖衣錠、カプセル、顆粒、滴剤、液剤及びシロップの形の製剤が適当であり、そして非経口、外用及び吸入投与に、溶液、懸濁液、容易に再構成可能な乾燥調製物並びにスプレーの形の製剤が適当である。場合により皮膚浸透を促進する剤の添加下にデポ剤としての、溶解された形での又は硬膏剤としての本発明の置換されたアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体は、適当な経皮投与剤である。経口又は経皮投与可能な製剤形から、本発明のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体を徐々に放出することもできる。患者に投与すべき有効物質の量は、患者の体重、投与の種類、疾患の重さによって変化する。通常、本発明のアミノメチル−フェニル−誘導体少なくとも1種を、患者の体重1kgあたり50〜500mg投与する。
-
[式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、
その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は,互いに無関係にH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)
である)
から選択される}かまたは
1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換された または非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは 環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるかまたは
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽 和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環を形成している;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)]
で表される少なくとも1種類のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体を、それのジアストマーまたはエナンチオマー並びにそれの遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそれの塩、特に塩酸塩の状態で苦痛を治療するための薬剤の製造に使用することに関する。
[式中、R1 およびR2 は互いに無関係にR5 またはYR5 から選択され、
{ただしYは1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルであり、
その際にR5 はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C8 −アルキル、C2 〜C8 −アルケニルまたはC2 〜C8 −アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR6 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR6 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリール;
OR7 、OC(O)R7 、OC(O)OR7 、OC(S)R7 、C(O)R7 、C(O)OR7 、C(S)R7 、C(S)OR7 、SR7 、S(O)R7 あるいはS(O2 )R7
ただしR7 はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR8 に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR8 はH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルである);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択され;
またはNR9 10、C(O)NR9 10、S(O2 )NR9 10
ただしR9 およびR10は、互いに無関係にH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C18−アルキル、C2 〜C18−アルケニルまたはC2 〜C18−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がS、OまたはNR11に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR11はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される);
1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるか;または
9 およびR10は一緒になって、1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR12に交換されている相応するヘテロ環
(その際にR12はH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)
である)
から選択される}かまたは
1 およびR2 は一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、
XはH、F、Cl、Br、I、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、OR13またはOC(O)R13であり、
(その際にR13はH;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールである);
または、化合物がXを有していない場合には、式(Ia)に従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;
そしてR3 、R4 は互いに無関係にH;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニル;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキル;あるいは環中のC原子がN、SまたはOに交換されている相応するヘテロ環;1置換または複数置換されたまたは非置換の、飽和または不飽和のアルキルアリール;それぞれに1置換または複数置換されたまたは非置換のアリールまたはヘテロアリールから選択されるかまたは
3 および4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルあるいは環中のC原子がS、OまたはNR14に交換されている相応するヘテロ環を形成している;
(その際にR14はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C10−アルキル、C2 〜C10−アルケニルまたはC2 〜C10−アルキニルから選択される)]
で表される少なくとも1種類のアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体を、それのジアストマーまたはエナンチオマー並びにそれの遊離塩基または生理的に親和性のある酸とで生成されるそれの塩、特に塩酸塩の状態で炎症反応およびアレルギー反応、鬱病、薬物−および/またはアルコール乱用、胃炎、心臓血管疾患、気道疾患、咳、精神病および/または癲癇並びに特に尿失禁、かゆみ刺激および/または下痢を治療するための薬剤を製造するために使用することに関する。
[式中、R1 がR5 であり、そのR5 がH、F、Cl、Br、I、CHF2 、C F3 、NO2 、NH2 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニル;置換されたまたは非置換のアリール;OR7 、C(O)OR7 あるいはSR7 ;
(ただしR7 はH、それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくはH、CF3 またはCH3 である);
または、S(O2 )NR9 10
(ただしR9 およびR10は互いに無関係にH、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルである)
から選択され、
その際に特に好ましくはR1 がR5 であり、そのR5 がH、F、Cl、OH、CH3 、C2 5 、C2 3 、CHF2 、CF3 、SCH3 、OCF3 、OC H3 、OC2 5 、C(O)OCH3 、C(O)OC2 5 またはフェニルから選択される場合であり、
および/またはR2 がR5 であり、そのR5 がH、F、Cl、Br、I、SCH3 ;それぞれ1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、C2 〜C4 −アルケニル、好ましくはCF3 ;OR7 (ただしR7 は1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくはCH3 である)から選択され、
および/またはR1 およびR2 は異なる意味を有するかまたはR1 およびR2 は 一緒になって−CH=CH−CH=CH−を形成し、その際に生じるナフチル系が1置換または複数置換されていてもよく、好ましくはハロゲン原子、OC1-3 アルキルまたはC1-3 アルキルで1置換または複数置換された、または非置換の、特に好ましくはOCH3 で1置換または複数置換されていてもよく、および/またはXはH、F、Cl、OH、CF3 、OS(O2 )−C6 4 −p CH3 あるいはOC(O)R7 から選択され、ただしR7 はH;1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキルまたはC2 〜C4 −アルケニルであり、
Xは好ましくはH、F、Cl、OH、OS(O2 )−C6 4 −pCH3 、O C(O)R7 から選択され、その際にR7 はC1 〜C4 −アルキル、好ましく はCH3 であり、 から選択され、特に好ましくはHまたはOHであり、または
化合物がXを有していない場合には、式Iaに従って炭素原子Aと炭素原子Bとの間にまたは炭素原子Bと炭素原子Cとの間に二重結合が形成されており;および/またはR3 およびR4 は互いに無関係に、1置換または複数置換されたまたは非置換の、分岐したまたは直鎖状のC1 〜C4 −アルキル、好ましくは CH3 であり、または
3 またはR4 は一緒になって1置換または複数置換されたまたは非置換の飽和または不飽和のC3 〜C7 −シクロアルキルを形成し
および/またはR1 、R2 、X、R3 および/またはR4 は既に上述した意味の一つである]
で表されるアミノメチル−フェニル−シクロヘキサノン誘導体の少なくとも1種類を用いるのが特に有利である。
第3段階:
9−ジメチルアミノメチル−8−(3−メトキシ−フェニル)−3,3−ジメチル−1,5−ジオキサ−スピロ[5,5]ウンデカン−8−オール
182gの9−ジメチルアミノメチル−8−(3−メトキシ−フェニル)−3,3−ジメチル1,5−ジオキサ−スピロ[5,5]ウンデカン−8−オールを1200mLのテトラヒドロフランに溶解し、この反応混合物を5℃に冷却する。この温度で600mLの32%濃度塩酸溶液と600mLの水との混合物を添加する。室温で72時間撹拌する。反応の終了後に5℃で500mLの酢酸エチルエステルを添加し、次いで反応混合物を32%濃度水酸化ナトリウム溶液でpH12に調整する。相を分離し、水性相を各300mLの酢酸エステルで3度洗浄する。一緒にした有機相を次いで各100mLの塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで溶剤を除く。精製を塩酸塩を生成することで行う。この目的のために、4−ジメチルアミノメチル−3−(3−メトキシ−フェニル)−シクロヘキセン−2−オン塩基を500mLのアセトンに溶解しそして等モル量の水およびトリメチルクロルシランと混合する。沈殿した塩酸塩を吸引濾過し、減圧下に乾燥する。63.6g(理論値の78.9%)の4−ジメチルアミノメチル−3−(3−メトキシ−フェニル)−シクロヘキセン−2−オン塩酸塩を得る。
b)rac−シス−[4−ジメチルアミノメチル−3−ヒドロキシ−3−(3−メトキシ−シクロヘキサノン]塩酸塩(化合物1)
150gの9−ジメチルアミノメチル−8−(3−メトキシ−フェニル)−3,3−ジメチル1,5−ジオキサ−スピロ[5,5]ウンデカン−8−オールをテトラヒドロフランに溶解し、−10℃に冷却する。次に水と32%濃度塩酸との混合物(5:1)1000mLを滴加する。この反応混合物を5℃で夜通し放置する。次いで750mLのジエチルエーテルを添加し、200mLの32%濃度水酸化ナトリウム溶液でpH12に調整する。相を分離し、水性相を各200mLのジエチルエーテルで2度抽出処理する。一緒にした有機相を次いで200mLの塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで溶剤を減圧下に蒸発させる。rac−シス−[4−ジメチルアミノメチル−3−ヒドロキシ−3−(3−メトキシ−シクロヘキサノン]塩基をアセトンに溶解し、そして等モル量の水およびトリメチルクロロシランと混合する。沈殿した塩酸塩を吸引濾過し、減圧下に乾燥する。こうして67g(理論値の59%)のrac−シス−[4−ジメチルアミノメチル−3−ヒドロキシ−3−(3−メトキシ−フェニル)−シクロヘキサノン]塩酸塩を得る。
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