JP2003519035A - 感熱性記録材料 - Google Patents

感熱性記録材料

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JP2003519035A JP2001549853A JP2001549853A JP2003519035A JP 2003519035 A JP2003519035 A JP 2003519035A JP 2001549853 A JP2001549853 A JP 2001549853A JP 2001549853 A JP2001549853 A JP 2001549853A JP 2003519035 A JP2003519035 A JP 2003519035A
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チャールズ デブラール、ジョン
ロバート フィッシャー、マーク
マクニール、ステーシー アン ジャスタ
アーリーン バーグレン、デブラ
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Abstract

(57)【要約】 電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色物質と、下記の一般式(I)で表される化合物と、これらの結合剤とが、実質的に隣接した状態で支持体上に設けられた感熱性記録材料。 【化1】 ここで、Pは下記の一般式で表される化合物からなる群から選択される。 【化2】 1、R2及びR3は、それぞれ個別に水素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、アラルコキシ基、ハロゲン及びアルコキシアルコキシ基からなる群から選択され、R4はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基及びアラルコキシアルコキシ基からなる群から選択され、但し、上記した基の各アルキル部分は、その炭素数が1乃至8の範囲にあり、各アリール部分は、置換基を持たないか、炭素数1乃至8のアルキル基、炭素数1乃至8のアルコキシ基及びハロゲンから選択される置換基を有する。本発明の感熱性記録材料は、改良された画像強度又は濃度及び/又は改良された熱反応性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、感熱性紙記録材料に関するものであり、特に発色物質(電子供与型
染料プリカーサ)と酸性顕色物質とからなる発色剤で塗布されたシート状又はロ
ール状の記録材料に関する。さらに詳述すると本発明は、抗退色又は抗消色性の
非可逆性像を形成することができる感熱性記録材料に関する。本発明によって得
られる記録材料は、良好な感熱性、画像形成能、画像保持能、及び/又は画像濃
度を有する。
【0002】 感熱性記録材料自体は、既に良く知られており、米国特許第3,539,37
5号、同第3,674,535号、同第3,746,675号、同第4,151
,748号、同第4,181,771号、同第4,246,318号、及び同第
4,470,057号などの特許文献にも開示されている。これらの感熱性記録
材料では、基本的な発色物質及び酸性顕色物質が基紙に塗布される塗料に含まれ
、適当な温度に加熱された時、これら物質が反応するように溶融又は軟化して色
を発する。
【0003】 感熱性記録材料は、独特の熱反応性を有し、特定の温度の熱に曝されると所望
の着色された像を発現させる特徴を有する。 感熱性記録材料における熱反応性は、記録材料が充分な強度又は濃度の着色画
像を形成する温度で定義される。画像形成の所望の温度は、感熱性記録材料の用
途及び画像形成工程に使用される装置によって変わる。与えられた発色性材料及
び顕色材料の組み合わせで、充分な強度又は濃度を有する画像を形成する際の温
度を変化させる能力は、感熱性記録材料に常に求められ且つ有用な特徴である。
例えば、最近進歩している文字や画像を高速で記録する技術により、高速記録装
置及びそれに対応し得る感熱性記録材料、即ち低熱エネルギーで高い強度又は濃
度の着色画像を呈することができる充分な熱反応性を有する記録材料の需要が高
まっている。
【0004】 また、感熱性記録材料では、熱による画像形成工程の効率を高める能力もまた
有利な特徴であると認識されている。そうした能力として比較的少量の反応物で
同じ程度の画像濃度又は強度が得られる能力であり、あるいは、同量の反応物で
より高濃度の画像を得る能力である。
【0005】 本発明の目的は、改良された画像強度又は濃度及び又は改良された熱反応性を
有する感熱性記録材料を提供することである。
【0006】 本発明に係る新規の感熱性記録材料は、支持体と、この支持体上に実質的に隣
接した状態で設けられた電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色物質と、下記の
一般式(I)で表される化合物と、これらに好適な結合剤とから構成される。
【化27】
【0007】 一般式(I)において、Pは次の式で表される化合物から選択される。
【化28】
【0008】 一般式(I)において、R1,R2及びR3は、それぞれ個別に水素、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、アラルコキシ基、ハロゲン、及
びアルコキシアルコキシ基を示し、R4はアルコキシアルキル基、アルコキシア
ルコキシ基及びアラルコシアルコキシ基を示し、Pがナフタレンの場合、R1
2及びR3は、上記の基に加えてアラルコシアルコキシ基であってもよい。
【0009】 本発明において、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アラルコキシ基
、及びアルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、及びアラルコキシアル
コキシ基の各アルキル部分は、その炭素数が8又はそれ以下であることが好まし
く、1乃至4であることがより好ましい。アリール基、アラルキル基、アラルコ
キシ基、及びアラルコキシアルコキシ基の各アリール部分は、その置換基として
、アルキル基、アルコキシ基、及びハロゲンであってもよい。これら置換基にお
けるアルキル基は、その炭素数が8又はそれ以下であることが好ましく、1乃至
4であることがより好ましい。
【0010】 さらに詳述すると、本発明の新規な感熱性記録材料は、支持体と、この支持体
上に実質的に隣接した状態で設けられた電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色
物質と、下記の一般式(II)又は(III)で表される化合物と、これらに好
適な結合剤とから構成される。
【化29】
【化30】
【0011】 一般式(II)及び(III)において、R1,R2及びR3は、それぞれ個別
に水素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、アラルコキシ
基、ハロゲン、及びアルコキシアルコキシ基を示し、R4はアルコキシアルキル
基、アルコキシアルコキシ基及びアラルコキシアルコキシ基を示す。一般式(I
II)において、R1、R2及びR3は、上記基に加えてそれぞれ個別にアルコキ
シアルコキシ基であってもよい。
【0012】 本発明において、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アラルコキシ基
、及びアルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、及びアラルコキシアル
コキシ基の各アルキル部分は、その炭素数が8又はそれ以下であることが好まし
く、1乃至4であることがより好ましい。アリール基、アラルキル基、アラルコ
キシ基、及びアラルコキシアルコキシ基の各アリール部分は、その置換基として
、アルキル基、アルコキシ基、及びハロゲンであってもよい。これら置換基にお
けるアルキル基は、その炭素数が8又はそれ以下であることが好ましく、1乃至
4であることがより好ましい。
【0013】 本発明の感熱性記録材料は、高画像強度又は濃度及び/又は改良された熱反応
性を有する。上記一般式(I)、(II)又は(III)で表される化合物は、
比較的低温で又は早い画像形成速度で、より高濃度の画像を形成する2成分間の
反応を促進する増感剤又は変性剤として機能する。 感熱性記録材料において、熱反応性とは記録材料が充分な強度(濃度)の着色
画像を形成する温度で定義される。バックグラウンド(background)とは、画像
形成前及び/又は画像形成された材料の画像形成されていない領域の記録材料の
着色量として定義される。バックグラウンドの着色を減少させながら、感熱性記
録材料の熱応答性を維持する能力は、感熱性記録材料に最も必要とされ且つ価値
のある特徴である。 これらの及び他の特徴は、本発明のこれらの化合物によって得られるものであ
る。
【0014】 感熱性記録材料は、発色材料と酸性顕色材料と共に発色性組成物に増感剤を混
合することによって熱反応性が増加する。増感剤としては次のものが挙げられる
。ステアリン酸及びベヘン酸などの脂肪酸、ステアラミドなどの脂肪酸のアミド
、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パ
ルミチン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛などの脂肪酸金属塩、4−ベンジルビフェニル、
トリフェニルメタン、ベンジル4−ベンジロキシベンゾエート、2−ベンジロキ
シナフタレン、フェニル2−ナフトエート、1,2−ヂフェノキシエタン、1,
2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキ
シ)エタン及び4−ヒドロキシオクタデカニリド。本発明のこれらの化合物は、
増感剤としては新しいものである。
【0015】 一般式(I)、(II)及び(III)で表される本発明の化合物を以下に例
示するが、これらに限定されるものではない。
【0016】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【0017】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【0018】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【0019】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【0020】
【化51】
【化52】
【0021】 一般に一般式(I)、(II)又は(III)で表される化合物は、対応する
置換又は無置換のベンジルオキシアルカノール又はアルコキシアルカノールから
合成することができる。
【0022】
【化53】
【0023】 増感剤を構成するアルコールは、最初にアセトニトリル中でp−トルエンスル
フォニルクロライド(TsCl)と水酸化ナトリウム水溶液を反応混合物の温度
を約55℃以下に維持しながら、塩基にゆっくりと添加しながらトシレートに転
化させる。それからトシレートを80℃で約5時間対応するフェノールと反応さ
せて最終生成物を得る。 この一般的なプロトコルにおける時間及び温度は、おおよその値であり、当業
者であれば所望の生成物を得るために使用する成分に応じて反応条件を容易に調
節することができる。
【0024】 一般式(I)、(II)及び(III)で表される特定の化合物のより具体的
な合成工程を下記の合成例1で例示する。 本発明の感熱性記録材料では、一般式(I)、(II)及び(III)で表さ
れる化合物の量は、電子供与性染料プリカーサ100部に対して10乃至1,0
00重量部に相当する量であるが、他の増感剤と混合される場合には、その量を
少なくすることも可能である。
【0025】 本発明の記録材料は、通常シート状の基材又は支持体を含む。ここではシート
とは支持部材を意味し、これにはウェブ、リボン、テープ、ベルト、フィルム及
びカード状のものが包含される。シートは2つの大きな面とこれに比較して薄い
厚さを有するものを指す。支持体は不透明、透明又は半透明でもよく、またそれ
自体着色していても、していなくてもよい。その材料は、例えば、紙及びフィラ
メント状の合成材料を含む繊維状のものであってもよい。また、例えばセロファ
ン及びキャスト、押し出し、または成型された合成重合体シートを含むフィルム
状のものであってもよい。本発明の要旨は、支持体に塗布される発色性組成物に
あるので、支持体の種類は重要ではない。
【0026】 発色性組成物の構成成分は、実質的に隣接した状態に保持され、支持体上に堆
積した塗布層全体に実質的に均質に分布される。 ここで、「実質的に隣接した状態」とは、1つまたはそれ以上の色素形成成分
がが溶融、軟化又は昇華した際に、これら成分間に接触による色素形成反応が生
じるように各成分が充分に近接して位置することを意味する。当業者であれば容
易に理解されるように、これらの反応性成分は、同じ塗布層に存在してもよく、
別々の塗布層に存在してもよい。つまり、1つの成分を第1の層内に位置させ、
反応性又は増感剤成分又は一般式(I)、(II)又は(III)で表される化
合物又は酸性顕色材料又は発色材料を次の単一の層又は複数の層に含有させても
よい。また塗布層は支持体全面でも、その一部に形成してもよい。このような全
ての配置をここでは、「実質的に隣接した状態」と解釈する。
【0027】 また、感熱性記録材料では、塗布層の構成において種々の変型例が知られてい
る。例えば、感熱層上に保護層としてトップコーティングを施してもよく、また
は感熱層と支持体の間にサブコーティングを施してもよい。さらにいくつかの感
熱性記録材料はトップコーティングとサブコーティングの両方を有するものがあ
る。これらトップコーティングとサブコーティングは、単独層または多層構造の
いずれでもよい。
【0028】 感熱性記録材料の製造において、発色性成分、高分子結合剤、界面活性剤及び
その他の添加剤が、水性媒体に微細に分散した塗布組成物が、調整される。この
組成物には、任意にクレー、タルク、水酸化アルミニウム、焼成カオリン及び炭
酸カルシウムなどの不活性顔料;尿素−ホルムアルデヒド樹脂顔料のような合成
顔料;カルバナ蝋のような天然ワックス;合成ワックス;ステアリン酸亜鉛のよ
うな潤滑剤;湿潤剤;消泡剤及び酸化防止剤などを含有させてもよい。また別の
増感剤を含有させてもよい。他の増感剤としては、例えば、アセトアセチル−o
−トルイジン、フェニル−1−ヒドロキシ−2−ナフトエート、1,2−ジフェ
ノキシエタン及びp−ベンジルビフェニル等が挙げられる。また記録材料に、任
意的に、トップコート層を設けてもよく、断熱層のような又は中空球からなる下
塗り層を設けてもよい。発色性成分は、その分散に使用するビヒクル(好ましく
は水)に実質的に不溶であるので、約1乃至10ミクロン、好ましくは約1乃至
3ミクロンの平均粒径に粉砕される。高分子結合剤は、ビヒクルに実質的に可溶
であるが、ラテックスも種類によっては使用可能である。好ましい水溶性結合剤
としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロ
ース、メチル(ヒドロキシプロピル)セルロース、澱粉、変性澱粉、ゼラチン等
が挙げられる。高分子結合剤を使用するのは、記録材料の貯蔵中又は使用中に生
じる擦れ合いから記録材料を保護するためである。結合剤はこのような保護を行
える程度の量存在しなければならないが、発色性成分同士の反応に悪影響を及ぼ
すほど多量であってはならない。 塗布量は、1平方メートル当たり約3乃至9グラムであり、好ましくは5乃至
6グラムである。発色性材料の実質的な量は、経済性、機能要件及び塗布される
シート材の所望の取り扱い性を考慮して決められる。
【0029】 電子供与性染料プリカーサも、化合物として知られている。これらの電子供与
性染料カーサ又は発色剤には、フタリド化合物、ロイカウラミン化合物及びフル
オラン化合物などの発色性化合物が含まれる。これらの発色性材料又は供与性染
料プリカーサは、発色性記録材料に使用される公知の発色性化合物である。これ
ら化合物としては、米国再発行特許第23,024号に開示されているようなク
リスタルバイオレットラクトン(3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド;米国特許第3,491,111号、同第3,4
91,112号、同第3,491,116号及び同第3,509,174号など
に開示されているフェニル、インドリル、ピロリル又はカルバゾリル置換フタリ
ド;米国特許第3,624,107号、同第3,641,011号、3,642
,828号及び3,681,390号などに開示されているニトロ、アミノ、ア
ミド、スルファミド、アミノベンジリデン、ハロ、アニリノ置換フルオラン;米
国特許第3,971,808号に開示されているスピロジピラン;及び米国特許
第3,775,424号及び同第3,853,869号に開示されているピリジ
ン化合物及びピラジン化合物などが挙げられる。これらの化合物以外に使用可能
な発色性化合物を限定的ではなく列挙すると、米国特許第4,510,513号
に開示されている3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ−フルオラン
;3−ジヂブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ−フルオラン;3−ジブチ
ルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン;3−(N−エチル−N−テ
トラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−3,5’,6−トリス(ジメ
チルアミノ)スピロ[9H−フルオレン−9,1’(3’H)−イソベンゾフラ
ン]−3’−オン;米国特許第4,246,318号に開示されているような7
−(1−エチル−2−メチルインドル−3−イル)−7−(4−ジエチルアミノ
−2−エトキシフェニル)−5,7−ジヒドロフロ[3,4−b]ピリジン−5
−オン;米国特許第3,920,510号に開示されているような3−ジメチル
アミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン;米国特許第3,959,57
1号に開示されているような3−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン;7−(1−オクチル−2−メチルインドール−
3−イル)−7−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−5,7−ジ
ヒドロフロ[3,4−b]ピリジン−5−オン;3−ジエチルアミノ−7,8−
ベンゾフルオラン;3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド;3−ジエチルアミノ−7−アニリノフルオラン;3−ジエチルア
ミノ−7−ベンジルアミノフルオラン;3’−フェニル−7−ジベンジルアミノ
−2,2’−スピロジ−[2H−1−ベンゾピラン]及びこれらの混合物が挙げ
られる。
【0030】 使用可能な酸性顕色材料の例としては、米国特許第3,539,375号にフ
ェノール系反応物として、特に、モノフェノール類及びジフェノール類として例
示された化合物が挙げられる。またこれ以外にも限定的ではなく列挙すると、4
,4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノールA);p−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド;p−ヒドロキシベンゾフェノン;p−ヒドロキシプロピオフ
ェノン;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン;1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロへキサン;サリチルアニリド;4−ヒドロキシ−2−メチルア
セトフェノン;2−アセチル安息香酸;m−ヒドロキシアセトアニリド;p−ヒ
ドロキシアセトアニリド;2,4−ジヒドロキシアセトフェノン;4−ヒドロキ
シ−4’−メチルベンゾフェノン;4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン;2
,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン;ベンジル(4−
ヒドロキシフェニル)ケトン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5−
メチルへキサン;エチル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエ
ート;イソプロピル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエート
;メチル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエート;アルキル
−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエート;3,3−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ペンタン;4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘ
プタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン;2
,2−ビス(ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2‘−メチレン−ビス(4−エ
チル−6−tert−ブチルフェノール);4−ヒドロキシクマリン;7−ヒドロキ
シ−4−メチルクマリン;2,2’−メチレン−ビス(4−オクチルフェノール
);4,4’−スルホニルジフェノール;4,4’−チオビス(6−tert−ブチ
ル−m−クレゾール);メチル−p−ヒドロキシベンゾエート;n−プロピル−
p−ヒドロキベンゾエート;ベンジル−p−ヒドロキベンゾエートなどであり、
これらは単独でも混合して使用してもよい。これらの中でも好ましいものは、フ
ェノール系化合物である。フェノール系化合物の中でも4,4’−イソプロピリ
デンジフェノール、エチル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタ
ノエート、n−プロピル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエ
ート、イソプロピル−4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエート
、メチル4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノエート、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、p−ヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン及びベンジル−p−ヒドロキシベンゾエートである。
上記した以外の酸性化合物も使用可能である。
【0031】 上記した以外の酸性化合物としては、ゼオライト、フェノールノボラック樹脂
、コロイダルシリカ、カオリン、ベントナイト、アタパルジャイト、ハロイサイ
ト等が挙げられる。上記フェノールボーラック樹脂は、例えば、p−オクチルフ
ェノールのようなアルキルフェノール又はp−フェニルフェノールのようなフェ
ノール化合物と、ホルムアルデヒドとの反応生成物も使用可能である。いくつか
の高分子化合物や鉱物は溶融しないが、発色性材料の融解で着色反応に関与する
【0032】 以下に示す具体例では、本発明をさらに詳しく説明するが、これらは本発明を
限定するものではない。各具体例において、全ての部及び割合は重量基準であり
、全ての測定値は、特別な断りがない限りメートル法での値である。
【0033】 本発明で例示される全ての具体例において、各成分の分散液は、結合剤の水溶
液中で成分の粒度が、約1乃至10ミクロンになるまで成分を粉砕して調整した
。この粉砕はアトリッター又は他の好適な粉砕機で行われた。各分散液における
好ましい平均粒度は、約1乃至3ミクロンである。 いくつかの実施例では酸性顕色剤として2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタンを使用したが、上記の使用可能な酸性顕色剤のいずれ
かを使用して本発明を容易に実施することができる。
【0034】 感熱性シートは、まず発色剤、顕色剤及び一般式(I)の化合物の各分散液を
個々に調整し、これを所望の比率で混合し、線巻きロッドにて支持体に塗布し、
乾燥する手順で製造した。フィラー、酸化防止剤、潤滑剤及びワックスなどの他
の材料も必要に応じて添加することができる。またシートにはその平滑性を向上
させる目的でカレンダー処理を施してもよい。 発現した画像は、マクベスRD−922型濃度計で測定した。この濃度計は、
純白が0.08で、飽和度に達した黒色画像が1.79で示されるように目盛り
が設けられている。
【0035】 各分散液は、粉砕機、アトリッター及び小型の媒体粉砕機で調整可能である。
任意的ではあるが、好ましくはノプコ(Nopco)NDWのような分散剤が、
約0.1部添加される。この分散剤はノプコ・ケミカル・カンパニー製のスルホ
ン化キャスターオイルである。ジ−tert−アセチレングリコールであるエアー・
プロダクツ・ケミカルズ・インコーポレーション製の界面活性剤、スルフィノー
ル(Surfynol)104も、例えば、約0.4部の量で分散液に含有させることが
できる。さらに、ポリビニールアルコール(PVA)以外の水溶性重合体も、分散
液の調整に使用することができる。
【0036】 以下に説明する合成例及び実施例は、本発明に係る化合物や感熱性記録材料の
一般的製法を記したもので、その全てを網羅したものではない。化合物の合成で
は、それぞれ先に規定した置換基の如何なる組み合わせでも、本発明に適した化
合物を得ることができる。特別な断りがない限り、測定値、パーセンテージ及び
部は、全て重量基準である。
【0037】合成例1 2−(ベンジルオキシ)エチル−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]エーテ
ル(化合物A)の調整 機械的攪拌機と還流凝縮器と温度計と滴下漏斗を備えた1Lの四つ口丸底フラ
スコにアセトニトリル(20ml)を入れ、攪拌しながら2−(ベンジルオキシ
)エタノール(61.0g、0.4モル)とp−トルエンスルフォニルクロライ
ド(80.0g、0.4モル)を添加した。反応混合物を55℃以下に保持しな
がら、水酸化ナトリウムの水溶液(40.0g、1.0モル/35ml水)を反
応混合物に滴下漏斗からゆっくりと添加した。添加終了後、反応混合物を1時間
攪拌し、室温まで冷却した。次いで、これに4−(ベンジルオキシ)フェノール
(80.0g、0.4モル)を加え、反応混合物のGC分析(OV−1カラム使用、
100℃で2分、25℃/分で300℃まで)の結果、反応が終了していること
を示した。
【0038】 この反応混合物を氷水に注いで、攪拌した。沈殿した固体を濾別し、冷水で洗
浄し、乾燥させて、トルエンに溶解させた。トルエン溶液を水酸化ナトリウム水
溶液(10%)と水で洗浄し、乾燥させて濃縮した。粗生成物をトルエン溶液に
溶かし、このトルエン溶液を溶離剤としてトルエンを使用したアルミナカラムに
通過させた。生成物を含む画分を収集混合して濃縮した。残りはトルエン/メタ
ノールから再結晶させた。収量:97.2g(73%)、白色固体、融点:73
〜75℃
【0039】発色物質−分散液Aの組成 発色物質 32.0部 結合剤(ポリビニルアルコールの20%水溶液) 27.4部 消泡剤及び分散剤 0.4部 水 40.2部分散液A1の発色物質 =ODB−2分散液A2の発色物質 =ETAC ODB−2:3−ジ−(n−ブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノ フラン ETAC :3−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)−6−メチル−7 −アニリノフラン
【0040】酸性顕色物質−分散液Bの組成 酸性顕色物質 42.5部 結合剤(ポリビニルアルコールの20%水溶液) 21.2部 消泡剤及び分散剤 36.1部分散液B1の顕色物質=AP−5 分散液B2の顕色物質=TGSA AP−5 : 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペン タン TGSA : ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン
【0041】増感剤−分散液Cの組成 増感剤 42.5部 結合剤(ポリビニルアルコールの20%水溶液) 21.2部 消泡剤及び分散剤 0.2部 水 36.1部分散液C1の増感剤=DMT 分散液C2の増感剤=pBBP 分散液C3の増感剤=ステアラミドワックス 分散液C4の増感剤=BZLPE−3 DMT :ジメチルテレフタレート pBBP :p−ベンジルビフェニル BZLPE−3 :2−(ベンジルオキシ)エチル−[4−(ベンジルオキ シ)フェニル]エーテル (合成例1で得た化合物A)
【0042】塗布処方例1 分散液A(発色物質) 7.6部 分散液B(顕色物質) 15.0部 分散液C(増感剤) 15.0部 結合剤(ポリビニルアルコールの20%水溶液) 45.5部 フィラースラリー(水中50%) 19.0部実施例1 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B1(AP−5) 分散液C4(BZLPE−3)実施例2 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B1(AP−5) 分散液C4(BZLPE−3)実施例3 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B2(TGSA) 分散液C4(BZLPE−3)実施例4 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B2(TGSA) 分散液C4(BZLPE−3)
【0043】比較例1 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B1(AP−5) 分散液C1(DMT)比較例2 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B1(AP−5) 分散液C1(DMT)比較例3 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B1(AP−5) 分散液C2(pBBP)比較例4 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B1(AP−5) 分散液C2(pBBP)
【0044】比較例5 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B1(AP−5) 分散液C3(ステアラミドワックス)比較例6 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B1(AP−5) 分散液C3(ステアラミドワックス)比較例7 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B2(TGSA) 分散液C1(DMT)比較例8 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B2(TGSA) 分散液C1(DMT)
【0045】比較例9 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B2(TGSA) 分散液C2(pBBP)比較例10 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B2(TGSA) 分散液C2(pBBP)比較例11 塗布処方例1採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B2(TGSA) 分散液C3(ステアラミドワックス)比較例12 塗布処方例1採用 分散液A2(ETAC) 分散液B2(TGSA) 分散液C3(ステアラミドワックス)
【0046】塗布処方例2 分散液A(発色物質) 7.6部 分散液B(顕色物質) 15.0部 分散液C(増感剤) 0.0部 結合剤(ポリビニルアルコールの10%水溶液) 45.5部 フィラースラリー(水中50%) 19.0部比較例13 塗布処方例2採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B1(AP−5)比較例14 塗布処方例2採用 分散液A2(ETAC) 分散液B1(AP−5)比較例15 塗布処方例2採用 分散液A1(ODB−2) 分散液B2(TGSA)比較例16 塗布処方例2採用 分散液A2(ETAC) 分散液B2(TGSA)
【0047】 上記の各実施例及び比較例では、塗布組成物の塗布量を3.0gm/m2とし
、ポリビニルアルコールの塗布量を3.5gm/m2とした。感熱記録装置、ア
トランテック(ATLANTEK)型番300で、実施例及び比較例の各感熱シ
ートに画像を形成し、各シートの光学密度をマクベスII濃度計にて測定した。
結果を下記の表に示す。
【0048】
【表1】
【0049】 本発明に係る感熱性記録材料の原理、好ましい態様及び調整方法は、上記の通
りであるが、これらはあくまでも例示を目的としており、本発明を限定するもの
ではない。従って当業者であれば本発明の範囲を逸脱することなく、上記合成例
及び実施例を変更することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デブラール、ジョン チャールズ アメリカ合衆国、ウィスコンシン州 54915、アップルトン、グリーンスパイア ウェイ ダブリュー2437 (72)発明者 フィッシャー、マーク ロバート アメリカ合衆国、ウィスコンシン州 54911、アップルトン、ノース オニーダ ストリート 322 (72)発明者 ジャスタ マクニール、ステーシー アン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州 54914、アップルトン、ウェスト ハリス ストリート 1120 (72)発明者 バーグレン、デブラ アーリーン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州 54136、キンバリー、サウス ジョン ス トリート 730、アパートメント ナンバ ー3 Fターム(参考) 2H026 AA07 BB01 DD04 DD12 DD45 DD53

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色物質と、下記の一般
    式(I)で表される化合物と、これらの結合剤とが、実質的に隣接した状態で支
    持体上に設けられた感熱性記録材料。 【化1】 ここで、Pは下記の一般式で表される化合物からなる群から選択される。 【化2】 1、R2及びR3は、それぞれ個別に水素、アルキル基、アルコキシ基、アリー
    ル基、アラルキル基、アラルコキシ基、ハロゲン及びアルコキシアルコキシ基か
    らなる群から選択され、R4はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基及びアラ
    ルコキシアルコキシ基からなる群から選択され、但し、上記した基の各アルキル
    部分は、その炭素数が1乃至8の範囲にあり、各アリール部分は、置換基を持た
    ないか、炭素数1乃至8のアルキル基、炭素数1乃至8のアルコキシ基及びハロ
    ゲンから選択される置換基を有する。
  2. 【請求項2】 電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色物質と、下記の一般
    式(II)で表される化合物と、これらの結合剤とが、実質的に隣接した状態で
    支持体上に設けられた感熱性記録材料。 【化3】 1、R2及びR3は、それぞれ個別に水素、アルキル基、アルコキシ基、アリー
    ル基、アラルキル基、アラルコキシ基、ハロゲン及びアルコキシアルコキシ基か
    らなる群から選択され、R4はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基及びアラ
    ルコキシアルコキシ基からなる群から選択され、但し、上記した基の各アルキル
    部分は、その炭素数が1乃至8の範囲にあり、各アリール部分は、置換基を持た
    ないか、炭素数1乃至8のアルキル基、炭素数1乃至8のアルコキシ基及びハロ
    ゲンから選択される置換基を有する。
  3. 【請求項3】 一般式(II)で表される化合物が、下記の化合物である請
    求項2記載の感熱性記録材料。 【化4】
  4. 【請求項4】 一般式(II)で表される化合物が、下記の化合物である請
    求項2記載の感熱性記録材料。 【化5】
  5. 【請求項5】 一般式(II)で表される化合物が、下記の化合物である請
    求項2記載の感熱性記録材料。 【化6】
  6. 【請求項6】 電子供与性染料プリカーサと、酸性顕色物質と、下記の一般
    式(III)で表される化合物と、これらの結合剤とが、実質的に隣接した状態
    で支持体上に設けられた感熱性記録材料。 【化7】 1、R2及びR3は、それぞれ個別に水素、アルキル基、アルコキシ基、アリー
    ル基、アラルキル基、アラルコキシ基、ハロゲン及びアルコキシアルコキシ基か
    らなる群から選択され、R4はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基及びアラ
    ルコキシアルコキシ基からなる群から選択され、但し、上記した基の各アルキル
    部分は、その炭素数が1乃至8の範囲にあり、各アリール部分は、置換基を持た
    ないか、炭素数1乃至8のアルキル基、炭素数1乃至8のアルコキシ基及びハロ
    ゲンから選択される置換基を有する。
  7. 【請求項7】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物である
    請求項2記載の感熱性記録材料。 【化8】
  8. 【請求項8】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物である
    請求項6記載の感熱性記録材料。 【化9】
  9. 【請求項9】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物である
    請求項6記載の感熱性記録材料。 【化10】
  10. 【請求項10】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化11】
  11. 【請求項11】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化12】
  12. 【請求項12】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化13】
  13. 【請求項13】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化14】
  14. 【請求項14】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化15】
  15. 【請求項15】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化16】
  16. 【請求項16】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化17】
  17. 【請求項17】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化18】
  18. 【請求項18】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化19】
  19. 【請求項19】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化20】
  20. 【請求項20】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化21】
  21. 【請求項21】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化22】
  22. 【請求項22】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化23】
  23. 【請求項23】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化24】
  24. 【請求項24】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化25】
  25. 【請求項25】 一般式(III)で表される化合物が、下記の化合物であ
    る請求項6記載の感熱性記録材料。 【化26】
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