JP2003509473A - ワクチン - Google Patents
ワクチンInfo
- Publication number
- JP2003509473A JP2003509473A JP2001524631A JP2001524631A JP2003509473A JP 2003509473 A JP2003509473 A JP 2003509473A JP 2001524631 A JP2001524631 A JP 2001524631A JP 2001524631 A JP2001524631 A JP 2001524631A JP 2003509473 A JP2003509473 A JP 2003509473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antigen
- vaccine
- virus
- influenza
- polyoxyethylene sorbitan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
- A61K39/39—Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by the immunostimulating additives, e.g. chemical adjuvants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0043—Nose
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/16—Antivirals for RNA viruses for influenza or rhinoviruses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/18—Antivirals for RNA viruses for HIV
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P33/00—Antiparasitic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/08—Antiallergic agents
Abstract
(57)【要約】
本発明は、ポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性剤をオクトキシノールと組合せて含む新規のアジュバント系、ならびにアジュバント系を抗原と一緒に含むワクチンに関する。さらに、アジュバントおよびワクチンの製造方法、ならびに疾患の予防または治療におけるアジュバントおよびワクチンの使用が提供される。
Description
【0001】
本発明は、ポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性剤をオクトキシノ
ールと組合せて含む新規のアジュバント系に関する。本発明は、前記の新規アジ
ュバント、それらを含むワクチン、ならびにそれらの製造のためのおよびワクチ
ンへのそれらの処方のための方法を提供する。疾患の予防または治療における本
発明のアジュバントまたはワクチンの使用も提供される。アジュバントは粘膜ア
ジュバントとして特に有用であるが、しかし全身的にも有効である。アジュバン
トは、インフルエンザワクチンの情況において特に有用である。
ールと組合せて含む新規のアジュバント系に関する。本発明は、前記の新規アジ
ュバント、それらを含むワクチン、ならびにそれらの製造のためのおよびワクチ
ンへのそれらの処方のための方法を提供する。疾患の予防または治療における本
発明のアジュバントまたはワクチンの使用も提供される。アジュバントは粘膜ア
ジュバントとして特に有用であるが、しかし全身的にも有効である。アジュバン
トは、インフルエンザワクチンの情況において特に有用である。
【0002】
痛い注射ならびに「針恐怖」のために患者の応諾に及ぼす関連の負の影響に関
する要件の回避に加えて、粘膜ワクチン接種は、多数の病原体の侵入経路である
粘膜表面での防御的応答を誘導するのに抗原の投与がより大きな効能を有するこ
とが動物において示されているため、興味をそそられる。さらに、粘膜ワクチン
接種、例えば鼻腔内ワクチン接種は、鼻腔粘膜だけでなく遠隔粘膜部位、例えば
生殖器粘膜においても粘膜免疫を誘導し得る、ということが示唆されている(Me
stecky, 1987, Journal of Clinical Immunology, 7,265-276;McGhee and Kibo
no, Infectious Agents and Disease, 1993, 2,55-73)。当該分野での多数の研
究にもかかわらず、ヒトにおける使用に適した安全且つ有効なアジュバントは、
依然として同定されていない。本発明は、この問題に対する解決法を提供する。
する要件の回避に加えて、粘膜ワクチン接種は、多数の病原体の侵入経路である
粘膜表面での防御的応答を誘導するのに抗原の投与がより大きな効能を有するこ
とが動物において示されているため、興味をそそられる。さらに、粘膜ワクチン
接種、例えば鼻腔内ワクチン接種は、鼻腔粘膜だけでなく遠隔粘膜部位、例えば
生殖器粘膜においても粘膜免疫を誘導し得る、ということが示唆されている(Me
stecky, 1987, Journal of Clinical Immunology, 7,265-276;McGhee and Kibo
no, Infectious Agents and Disease, 1993, 2,55-73)。当該分野での多数の研
究にもかかわらず、ヒトにおける使用に適した安全且つ有効なアジュバントは、
依然として同定されていない。本発明は、この問題に対する解決法を提供する。
【0003】
ある種の非イオン性界面活性剤の医学的使用が記載されている。例えば、鼻腔
中のインスリン取込みの増強のためのポリオキシエチレンソルビタンエステル、
ポリオキシエチレンエーテル、胆汁酸塩およびその他の浸透増強剤の鼻腔内投与
が記載されている(Hirai et al. 1981, International Journal of Pharmaceut
ics,9,165-172;Hirai et al. 1981, International Journal of Pharmaceutics
,9,173-184)。
中のインスリン取込みの増強のためのポリオキシエチレンソルビタンエステル、
ポリオキシエチレンエーテル、胆汁酸塩およびその他の浸透増強剤の鼻腔内投与
が記載されている(Hirai et al. 1981, International Journal of Pharmaceut
ics,9,165-172;Hirai et al. 1981, International Journal of Pharmaceutics
,9,173-184)。
【0004】
その他の非イオン性界面活性剤処方物が利用されている。例えば、ポリオキシ
エチレンヒマシ油またはカプリル酸/カプリン酸グリセリドとポリオキシエチレ
ンソルビタンモノエステルおよび抗原の混和物を含むワクチン製剤は、粘膜への
局所投与後に全身性免疫応答を誘導し得る(WO 94/17827)。この特許出願は、
非イオン性界面活性剤トゥイーン20(商標)(ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノエステル)とImwitor742(商標)(カプリル酸/カプリン酸グリセリド)の組
合せ、またはトゥイーン20(商標)とポリオキシエチレンヒマシ油の組合せが鼻
腔内免疫感作後に全身性免疫応答を増強し得ることを開示する。鼻腔内投与抗原
に対する免疫応答の増強に及ぼすこの処方物の作用の詳細は、文献中にも記載さ
れている(Gizurarson et al.1996.Vaccine Research, 5,69-75;Aggerbeck et
al. 1997,Vaccine, 15,307-316;Tebbey et al.,Viral Immunol 1999;12(1)41-5
)。WO 94/17827に示された実施例(特に実施例4)においては、免疫応答を増
強するために必要とされるトゥイーン20(商標)の濃度は非常に高く(36%)、
一方、28%では、カプリル酸/カプリン酸グリセリドの存在下でさえ、免疫応答
の増強は起こらない。
エチレンヒマシ油またはカプリル酸/カプリン酸グリセリドとポリオキシエチレ
ンソルビタンモノエステルおよび抗原の混和物を含むワクチン製剤は、粘膜への
局所投与後に全身性免疫応答を誘導し得る(WO 94/17827)。この特許出願は、
非イオン性界面活性剤トゥイーン20(商標)(ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノエステル)とImwitor742(商標)(カプリル酸/カプリン酸グリセリド)の組
合せ、またはトゥイーン20(商標)とポリオキシエチレンヒマシ油の組合せが鼻
腔内免疫感作後に全身性免疫応答を増強し得ることを開示する。鼻腔内投与抗原
に対する免疫応答の増強に及ぼすこの処方物の作用の詳細は、文献中にも記載さ
れている(Gizurarson et al.1996.Vaccine Research, 5,69-75;Aggerbeck et
al. 1997,Vaccine, 15,307-316;Tebbey et al.,Viral Immunol 1999;12(1)41-5
)。WO 94/17827に示された実施例(特に実施例4)においては、免疫応答を増
強するために必要とされるトゥイーン20(商標)の濃度は非常に高く(36%)、
一方、28%では、カプリル酸/カプリン酸グリセリドの存在下でさえ、免疫応答
の増強は起こらない。
【0005】
非イオン性界面活性剤は、非イオン性界面活性剤小胞を生成するような方法で
も処方されている(NISVとして一般に知られている;米国特許第5,679,355号
)。非イオン性界面活性剤のこのような処方物は、しばしばコレステロールの存
在下で、内部水性相内にまたは二層それ自体の中に抗原を閉じ込める脂質二層小
胞を形成する。
も処方されている(NISVとして一般に知られている;米国特許第5,679,355号
)。非イオン性界面活性剤のこのような処方物は、しばしばコレステロールの存
在下で、内部水性相内にまたは二層それ自体の中に抗原を閉じ込める脂質二層小
胞を形成する。
【0006】
WO 96/36352および米国特許第5,653,987号は、主として経口インスリン送達の
ための少なくとも2つの吸収増強剤および水を含む液体製剤を記載するが、この
場合、各吸収増強剤の量は、全処方物の1〜10%W/Wの濃度で存在する。
ための少なくとも2つの吸収増強剤および水を含む液体製剤を記載するが、この
場合、各吸収増強剤の量は、全処方物の1〜10%W/Wの濃度で存在する。
【0007】
界面活性剤は、全身投与のための油エマルションアジュバントの処方物中に一
般に用いられ、そして油小滴を安定化するよう機能する。例えばポリオキシエチ
レンソルビタンエステル(トゥイーン(商標))およびソルビタン脂肪酸エステ
ル(SPAN(商標))は、水中油型エマルション中の油を安定化するために用
いられる(欧州特許第0 399 843号、WO 95/17210)。
般に用いられ、そして油小滴を安定化するよう機能する。例えばポリオキシエチ
レンソルビタンエステル(トゥイーン(商標))およびソルビタン脂肪酸エステ
ル(SPAN(商標))は、水中油型エマルション中の油を安定化するために用
いられる(欧州特許第0 399 843号、WO 95/17210)。
【0008】
インフルエンザウイルスワクチンは、過去においては、インフルエンザウイル
スをスプリットするために、トリトンX−100またはトゥイーンとエーテルの混
合物の使用により調製されてきた。2つのスプリットの全身性免疫原性の臨床的
比較は、それらが類似点を有することを示す(Gross et al.1981.J.Clin Microb
iol 14,534-8)。その他の界面活性剤も、結果的に生じるスプリットワクチンの
免疫原性に及ぼすそれらの作用に関して研究されてきた。非経口投与の比較試験
において、Mukhlis等(1984 Vaccine 2,199-203)は、全ウイルスは洗剤崩壊ウ
イルスより免疫原性であるが、しかし異なる洗剤間では、トリトンX−100およ
びセチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)は、非本質的には、洗剤
empigenより免疫原性を生じるということを示した。
スをスプリットするために、トリトンX−100またはトゥイーンとエーテルの混
合物の使用により調製されてきた。2つのスプリットの全身性免疫原性の臨床的
比較は、それらが類似点を有することを示す(Gross et al.1981.J.Clin Microb
iol 14,534-8)。その他の界面活性剤も、結果的に生じるスプリットワクチンの
免疫原性に及ぼすそれらの作用に関して研究されてきた。非経口投与の比較試験
において、Mukhlis等(1984 Vaccine 2,199-203)は、全ウイルスは洗剤崩壊ウ
イルスより免疫原性であるが、しかし異なる洗剤間では、トリトンX−100およ
びセチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)は、非本質的には、洗剤
empigenより免疫原性を生じるということを示した。
【0009】
ポリオキシエチレンソルビタンエステルは、オクトキシノールと一緒に組合せ
るとワクチンのための強力なアジュバントとして作用する、という意外な知見を
本出願人はここに示す。有益には、このような組成物は全身的に投与され得るが
、しかし、粘膜投与される場合には、全身性免疫応答を誘導するのに十分である
。本発明のワクチンの粘膜投与により誘導される免疫応答は、従来のワクチンの
全身性注射後に観察されたものと少なくとも同じくらい高いか、または少なくと
もそれに匹敵し得る。
るとワクチンのための強力なアジュバントとして作用する、という意外な知見を
本出願人はここに示す。有益には、このような組成物は全身的に投与され得るが
、しかし、粘膜投与される場合には、全身性免疫応答を誘導するのに十分である
。本発明のワクチンの粘膜投与により誘導される免疫応答は、従来のワクチンの
全身性注射後に観察されたものと少なくとも同じくらい高いか、または少なくと
もそれに匹敵し得る。
【0010】
本発明は、製造が容易であり、粘膜を介してまたは全身経路で投与され得る安
全且つ強力なアジュバントを提供する。
全且つ強力なアジュバントを提供する。
【0011】
第一の局面において、本発明は、ポリオキシエチレンソルビタンエステルおよ
びオクトキシノールを含むアジュバントを提供する。
びオクトキシノールを含むアジュバントを提供する。
【0012】
別の局面では、本発明は、本発明のアジュバントを抗原とともに含むワクチン
を提供する。
を提供する。
【0013】
特に好ましいのは、粘膜表面に、特に鼻粘膜に投与するための、インフルエン
ザウイルスとともに本発明のアジュバントを含むワクチン組成物である。しかし
ながら、以下に記載される本発明のワクチン中に用いるための代替的投与経路お
よびその他の考え得る抗原が存在する。
ザウイルスとともに本発明のアジュバントを含むワクチン組成物である。しかし
ながら、以下に記載される本発明のワクチン中に用いるための代替的投与経路お
よびその他の考え得る抗原が存在する。
【0014】
オクトキシノールおよびポリオキシエチレンソルビタンエステルは、“Surfac
tant systems”Eds:Attwood and Florence(1983,Chapman and Hall)に記載され
ている。オクトキシノールシリーズ、例えばt−オクチルフェノキシポリエトキ
シエタノール(トリトンX−100(商標))は、Merck Index Entry 6858(Page 1
162, 12th Edition, Merck & Co. Inc., Whitehouse Station, N.J.,USA;ISBN 0
911910-12-3に記載されている。ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例え
ばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80(商標))は、
Merck Index Entry 7742(Page 1308, 12th Edition, Merck & Co. Inc., Whiteh
ouse Station, N.J.,USA;ISBN 0911910-12-3に記載されている。ともに、そこに
記載された方法を用いて製造され得るし、あるいは商業的供給元、例えばSigma
Inc.から購入され得る。
tant systems”Eds:Attwood and Florence(1983,Chapman and Hall)に記載され
ている。オクトキシノールシリーズ、例えばt−オクチルフェノキシポリエトキ
シエタノール(トリトンX−100(商標))は、Merck Index Entry 6858(Page 1
162, 12th Edition, Merck & Co. Inc., Whitehouse Station, N.J.,USA;ISBN 0
911910-12-3に記載されている。ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例え
ばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80(商標))は、
Merck Index Entry 7742(Page 1308, 12th Edition, Merck & Co. Inc., Whiteh
ouse Station, N.J.,USA;ISBN 0911910-12-3に記載されている。ともに、そこに
記載された方法を用いて製造され得るし、あるいは商業的供給元、例えばSigma
Inc.から購入され得る。
【0015】
本発明のアジュバント中に用いるための好ましいオクトキシノールとしては、
トリトンシリーズからのその他の非イオン性界面活性剤、例えばトリトンX−45
、トリトンX−102、トリトンX−114、トリトンX−165、トリトンX−205、ト
リトンX−305、トリトンN−57、トリトンN−101およびトリトンN−128が挙
げられるが、しかしt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(トリトン
X−100)が特に好ましい。
トリトンシリーズからのその他の非イオン性界面活性剤、例えばトリトンX−45
、トリトンX−102、トリトンX−114、トリトンX−165、トリトンX−205、ト
リトンX−305、トリトンN−57、トリトンN−101およびトリトンN−128が挙
げられるが、しかしt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(トリトン
X−100)が特に好ましい。
【0016】
本発明のアジュバントは、ポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびオク
トキシノールを含む。好ましくは、オクトキシノールは、t−オクチルフェノキ
シポリエトキシエタノール(トリトンX−100(商標))である。好ましくはポ
リオキシエチレンソルビタンエステルは、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レエート(トゥイーン80(商標))である。
トキシノールを含む。好ましくは、オクトキシノールは、t−オクチルフェノキ
シポリエトキシエタノール(トリトンX−100(商標))である。好ましくはポ
リオキシエチレンソルビタンエステルは、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レエート(トゥイーン80(商標))である。
【0017】
本発明のアジュバントは、有益には、胆汁酸塩またはコール酸誘導体をさらに
含み得る。
含み得る。
【0018】
したがって、アジュバントはポリオキシエチレンソルビタン、例えばポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80)、オクトキシノール、例
えばt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(トリトンX−100)およ
び胆汁酸塩またはコール酸誘導体、例えばナトリウムデオキシコレートまたはタ
ウロデオキシコレートを含み得る。好ましい実施態様では、本発明は、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80)、t−オクチルフェノキ
シポリエトキシエタノール(トリトンX−100)およびナトリウムデオキシコレ
ートを含むアジュバント処方物を提供する。
シエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80)、オクトキシノール、例
えばt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(トリトンX−100)およ
び胆汁酸塩またはコール酸誘導体、例えばナトリウムデオキシコレートまたはタ
ウロデオキシコレートを含み得る。好ましい実施態様では、本発明は、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80)、t−オクチルフェノキ
シポリエトキシエタノール(トリトンX−100)およびナトリウムデオキシコレ
ートを含むアジュバント処方物を提供する。
【0019】
好ましくは、アジュバント処方物中に存在する非イオン性界面活性剤の総濃度
は、40%未満、さらに好ましくは約20%までである。好ましい範囲は、約0.001
%〜20%、さらに好ましくは0.01〜10%、最も好ましくは約2%(w/v)までであ
る。
は、40%未満、さらに好ましくは約20%までである。好ましい範囲は、約0.001
%〜20%、さらに好ましくは0.01〜10%、最も好ましくは約2%(w/v)までであ
る。
【0020】
個々の非イオン性界面活性剤は、以下のような最終ワクチン組成物中の好まし
い濃度を有する:オクチル−またはノニルフェノキシポリエトキシエタノール、
例えばトリトンX−100またはトリトンシリーズのその他の洗剤:0.001%〜20%
、好ましくは0.001%〜10%、さらに好ましくは0.001〜1%、最も好ましくは0.0
05〜0.1%(w/v);ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えばトゥイーン8
0:0.01〜1%、最も好ましくは0.0%(w/v)。
い濃度を有する:オクチル−またはノニルフェノキシポリエトキシエタノール、
例えばトリトンX−100またはトリトンシリーズのその他の洗剤:0.001%〜20%
、好ましくは0.001%〜10%、さらに好ましくは0.001〜1%、最も好ましくは0.0
05〜0.1%(w/v);ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えばトゥイーン8
0:0.01〜1%、最も好ましくは0.0%(w/v)。
【0021】
非イオン性界面活性剤の特に好ましい範囲は、トゥイーン80(商標):0.001
〜1%、最も好ましくは約0.1%(v/v);トリトンX−100(商標):0.001〜0.1
、最も好ましくは0.005〜0.02%(w/v)。
〜1%、最も好ましくは約0.1%(v/v);トリトンX−100(商標):0.001〜0.1
、最も好ましくは0.005〜0.02%(w/v)。
【0022】
本発明の一局面は、ポリオキシエチレンソルビタンをオクトキシノールと組合
せて含むワクチン処方物であって、この場合、ワクチン中の抗原は非イオン性界
面活性剤小胞内に閉じ込められない。
せて含むワクチン処方物であって、この場合、ワクチン中の抗原は非イオン性界
面活性剤小胞内に閉じ込められない。
【0023】
本発明のワクチン中に用いるためのインフルエンザウイルス抗原は、免疫応答
を引き起こすのに適した任意の形態のインフルエンザ抗原、例えば生または不活
性化全ウイルス、スプリットウイルス、あるいは全ウイルスからまたは組換え手
段により調製されるサブユニット抗原であり得る。抗原の産生のためのインフル
エンザウイルスは、慣用的方法で胚芽含有卵中で増殖され得るし、あるいはウイ
ルスは組織培養中で増殖され得る。インフルエンザの組織培養のための適切な細
胞培地としては、例えばイヌ腎臓細胞、例えばMDCK細胞、MDCKのクロー
ンからの細胞、またはMDCK様細胞、サル腎臓細胞、例えばAGMK細胞、例
えばベロ細胞、あるいはワクチン目的のためのインフルエンザウイルスの産生に
適した任意のその他の細胞型が挙げられる。適切な細胞培地としては、ヒト細胞
、例えばMRC−5細胞が挙げられる。適切な細胞培地は細胞株に限定されない
。例えば始原細胞、例えばニワトリ胚繊維芽細胞も含まれる。
を引き起こすのに適した任意の形態のインフルエンザ抗原、例えば生または不活
性化全ウイルス、スプリットウイルス、あるいは全ウイルスからまたは組換え手
段により調製されるサブユニット抗原であり得る。抗原の産生のためのインフル
エンザウイルスは、慣用的方法で胚芽含有卵中で増殖され得るし、あるいはウイ
ルスは組織培養中で増殖され得る。インフルエンザの組織培養のための適切な細
胞培地としては、例えばイヌ腎臓細胞、例えばMDCK細胞、MDCKのクロー
ンからの細胞、またはMDCK様細胞、サル腎臓細胞、例えばAGMK細胞、例
えばベロ細胞、あるいはワクチン目的のためのインフルエンザウイルスの産生に
適した任意のその他の細胞型が挙げられる。適切な細胞培地としては、ヒト細胞
、例えばMRC−5細胞が挙げられる。適切な細胞培地は細胞株に限定されない
。例えば始原細胞、例えばニワトリ胚繊維芽細胞も含まれる。
【0024】
好ましいのは、一連の精製過程を経たスプリットウイルスを含むインフルエン
ザウイルス抗原調製物である。したがって、抗原長生物は、多数の異なる商業的
適用過程、例えば特許DD300 833およびDD 211 444(これらの記載内容は、参照
により本明細書中に含まれる)に記載されたスプリットフルー法により産生され
得る。市販のスプリットインフルエンザワクチンとしては、フルアリックス(商
標)(販売SmithKline Beecham)が挙げられる。
ザウイルス抗原調製物である。したがって、抗原長生物は、多数の異なる商業的
適用過程、例えば特許DD300 833およびDD 211 444(これらの記載内容は、参照
により本明細書中に含まれる)に記載されたスプリットフルー法により産生され
得る。市販のスプリットインフルエンザワクチンとしては、フルアリックス(商
標)(販売SmithKline Beecham)が挙げられる。
【0025】
したがって、本発明の好ましいワクチン処方物は、卵または組織培養由来イン
フルエンザ抗原、好ましくはスプリットインフルエンザ抗原を、ポリオキシエチ
レンソルビタンエステルおよびオクトキシノールとともに含み、任意にさらに胆
汁酸塩またはコール酸の誘導体を含む。最も好ましくは、このような処方物は、
スプリットインフルエンザウイルス抗原、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レエート(トゥイーン80(商標))、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタ
ノール(トリトンX−100)およびナトリウムデオキシコレートを含む。
フルエンザ抗原、好ましくはスプリットインフルエンザ抗原を、ポリオキシエチ
レンソルビタンエステルおよびオクトキシノールとともに含み、任意にさらに胆
汁酸塩またはコール酸の誘導体を含む。最も好ましくは、このような処方物は、
スプリットインフルエンザウイルス抗原、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レエート(トゥイーン80(商標))、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタ
ノール(トリトンX−100)およびナトリウムデオキシコレートを含む。
【0026】
本発明のインフルエンザワクチンは、好ましくはインフルエンザの2つまたは
それ以上の株を含む多価インフルエンザワクチンである。最も好ましくは、それ
は3つの株を含む三価ワクチンである。慣用的インフルエンザワクチンは、イン
フルエンザの3つの株、即ち2つのA株と1つのB株を含む。しかしながら、例
えば汎発性流行性情況で有用であり得る多価ワクチンは、本発明から除外されな
い。一価汎発性流行性フルーワクチンは、単一A株からのインフルエンザ抗原を
最も含有し得る。
それ以上の株を含む多価インフルエンザワクチンである。最も好ましくは、それ
は3つの株を含む三価ワクチンである。慣用的インフルエンザワクチンは、イン
フルエンザの3つの株、即ち2つのA株と1つのB株を含む。しかしながら、例
えば汎発性流行性情況で有用であり得る多価ワクチンは、本発明から除外されな
い。一価汎発性流行性フルーワクチンは、単一A株からのインフルエンザ抗原を
最も含有し得る。
【0027】
本発明のワクチン製剤は、好ましくは、粘膜経路により、例えば口腔/頬/小
腸/膣/直腸または鼻経路により前記ワクチンを投与することにより、疾患に罹
り易いか、または罹患している哺乳類を防御または治療するために用いられる。
このような投与は、小滴、噴霧または乾燥粉末形態であり得る。霧状化またはエ
ーロゾル化ワクチン処方物も、本発明の一部を構成する。経腸処方物、例えば経
口投与のための胃耐性カプセルおよび顆粒、直腸または膣投与のための座薬も本
発明の一部を構成する。本発明は、皮膚に適用される(経真皮または経皮送達)
抗原の免疫原性を増強するためにも用いられ得る。さらに、本発明のアジュバン
トは、非経口的に、例えば筋肉内または皮下投与で送達され得る。鼻腔内予防注
射のために用いられる場合、本発明のワクチンは、好ましくは溶血性である。
腸/膣/直腸または鼻経路により前記ワクチンを投与することにより、疾患に罹
り易いか、または罹患している哺乳類を防御または治療するために用いられる。
このような投与は、小滴、噴霧または乾燥粉末形態であり得る。霧状化またはエ
ーロゾル化ワクチン処方物も、本発明の一部を構成する。経腸処方物、例えば経
口投与のための胃耐性カプセルおよび顆粒、直腸または膣投与のための座薬も本
発明の一部を構成する。本発明は、皮膚に適用される(経真皮または経皮送達)
抗原の免疫原性を増強するためにも用いられ得る。さらに、本発明のアジュバン
トは、非経口的に、例えば筋肉内または皮下投与で送達され得る。鼻腔内予防注
射のために用いられる場合、本発明のワクチンは、好ましくは溶血性である。
【0028】
投与経路によって、種々の投与用具が用いられ得る。例えば、好ましい鼻腔内
投与経路に関しては、噴霧用具、例えば市販のアキュスプレー(商標)(Becton
Dickinson)が用いられ得る。
投与経路に関しては、噴霧用具、例えば市販のアキュスプレー(商標)(Becton
Dickinson)が用いられ得る。
【0029】
鼻腔内使用のための好ましい噴霧用具は、用具の性能が使用者により適用され
る圧力によらない用具である。これらの用具は、圧力閾値用具として知られてい
る。液体は、閾値圧が得られた場合のみ、ノズルから放出される。これらの用具
は、定まった小滴サイズを有する一貫した噴霧を達成するのを容易にする。本発
明とともに用いるための圧力閾値用具は当業界で既知であり、例えばWO 91/1328
1、EP 311 863 BおよびEP 516 636 B(これらの記載内容は、参照により本明細
書中に含まれる)に記載されている。このような用具は、Pfeiffer GmbHから市
販されている。
る圧力によらない用具である。これらの用具は、圧力閾値用具として知られてい
る。液体は、閾値圧が得られた場合のみ、ノズルから放出される。これらの用具
は、定まった小滴サイズを有する一貫した噴霧を達成するのを容易にする。本発
明とともに用いるための圧力閾値用具は当業界で既知であり、例えばWO 91/1328
1、EP 311 863 BおよびEP 516 636 B(これらの記載内容は、参照により本明細
書中に含まれる)に記載されている。このような用具は、Pfeiffer GmbHから市
販されている。
【0030】
好ましい鼻腔内用具は、1〜200μm、好ましくは10〜120μmの範囲の小滴(液
体として水を用いて測定)を生成する。10μm以下では、吸入の危険があり、し
たがって、10μmより小さい小滴は約5%以下であるのが望ましい。120μmより大
きい小滴は、より小さい小滴と同様には拡散せず、そこで120μmを超える小滴は
約5%以下であるのが望ましい。
体として水を用いて測定)を生成する。10μm以下では、吸入の危険があり、し
たがって、10μmより小さい小滴は約5%以下であるのが望ましい。120μmより大
きい小滴は、より小さい小滴と同様には拡散せず、そこで120μmを超える小滴は
約5%以下であるのが望ましい。
【0031】
二用量送達は、本発明のワクチンとともに用いるための鼻腔内送達用具のさら
に好ましい特徴である。二用量用具は、単一ワクチン用量の2つのサブ用量を含
有し、1サブ用量は各鼻孔への投与のためである。一般に、2つのサブ用量は単
一小室中にあり、用具の構築は一度に単一サブ用量を効率的に送達させ得る。
に好ましい特徴である。二用量用具は、単一ワクチン用量の2つのサブ用量を含
有し、1サブ用量は各鼻孔への投与のためである。一般に、2つのサブ用量は単
一小室中にあり、用具の構築は一度に単一サブ用量を効率的に送達させ得る。
【0032】
本発明は、さらなる局面において、本発明のワクチン処方物を含有する、本明
細書中に記載したような鼻腔内投与用具を含むキットを提供する。本発明のこの
局面の好ましい実施態様では、鼻腔内投与用具は、インフルエンザワクチンを充
填される。
細書中に記載したような鼻腔内投与用具を含むキットを提供する。本発明のこの
局面の好ましい実施態様では、鼻腔内投与用具は、インフルエンザワクチンを充
填される。
【0033】
ある種のワクチン処方物に関しては、他のワクチン構成成分が処方物中に含ま
れ得る。このようなものとして、本発明のアジュバント処方物は、胆汁酸または
その誘導体を、特に塩の形態で含み得る。これらの例としては、コール酸の誘導
体およびその塩、特にコール酸のナトリウム塩またはコール酸誘導体が挙げられ
る。胆汁酸およびその誘導体の例としては、コール酸、デオキシコール酸、ケノ
デオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸、ヒオデオキシコー
ル酸および誘導体、例えば前記の胆汁酸のグリコ−、タウロ−、アミドプロピル
−1−プロパンスルホン酸−、アミドプロピル−2−ヒドロキシ−1−プロパン
スルホン酸誘導体、またはN,N−ビス(3Dグルコノアミドプロピル)デオキ
シコールアミドが挙げられる。特に好ましい例は、最終ワクチン用量中に存在し
得るナトリウムデオキシコーレート(NaDOC)である。
れ得る。このようなものとして、本発明のアジュバント処方物は、胆汁酸または
その誘導体を、特に塩の形態で含み得る。これらの例としては、コール酸の誘導
体およびその塩、特にコール酸のナトリウム塩またはコール酸誘導体が挙げられ
る。胆汁酸およびその誘導体の例としては、コール酸、デオキシコール酸、ケノ
デオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸、ヒオデオキシコー
ル酸および誘導体、例えば前記の胆汁酸のグリコ−、タウロ−、アミドプロピル
−1−プロパンスルホン酸−、アミドプロピル−2−ヒドロキシ−1−プロパン
スルホン酸誘導体、またはN,N−ビス(3Dグルコノアミドプロピル)デオキ
シコールアミドが挙げられる。特に好ましい例は、最終ワクチン用量中に存在し
得るナトリウムデオキシコーレート(NaDOC)である。
【0034】
好ましくは、本発明のアジュバント処方物は、非小胞形態の水性溶液または懸
濁液の形態である場合に、有益である。このような処方物は、再現可能的に製造
するのが容易であり、滅菌するのも容易であり(450または220 nm孔膜を通して
最終濾過)、そしてアジュバントの複雑な物理的構造の分解を伴わずに噴霧の形
態で鼻粘膜に投与するのが容易である。
濁液の形態である場合に、有益である。このような処方物は、再現可能的に製造
するのが容易であり、滅菌するのも容易であり(450または220 nm孔膜を通して
最終濾過)、そしてアジュバントの複雑な物理的構造の分解を伴わずに噴霧の形
態で鼻粘膜に投与するのが容易である。
【0035】
本発明のさらに別の局面では、ワクチンの製造方法であって、本発明のアジュ
バントを抗原と混和することを包含する方法が提供される。
バントを抗原と混和することを包含する方法が提供される。
【0036】
さらに別の局面では、被験者における免疫応答の誘導または増強方法であって
、抗原および本発明のアジュバントを混和し、そして前記の混和物を被験者に投
与することを包含する方法が提供される。
、抗原および本発明のアジュバントを混和し、そして前記の混和物を被験者に投
与することを包含する方法が提供される。
【0037】
好ましくは、被験者への投与経路は、粘膜表面を、さらに好ましくは鼻粘膜を
経る。ワクチンが鼻粘膜を経て投与される場合、ワクチンは、好ましくは噴霧と
して投与される。免疫応答の誘導または増強の好ましい方法では、ワクチンの鼻
腔投与により全身性応答が誘導される。したがって、本発明の粘膜ワクチンは、
好ましくは、粘膜経路を経て投与される場合、全身性免疫応答を誘導し得る。
経る。ワクチンが鼻粘膜を経て投与される場合、ワクチンは、好ましくは噴霧と
して投与される。免疫応答の誘導または増強の好ましい方法では、ワクチンの鼻
腔投与により全身性応答が誘導される。したがって、本発明の粘膜ワクチンは、
好ましくは、粘膜経路を経て投与される場合、全身性免疫応答を誘導し得る。
【0038】
本発明はさらに、アジュバント処方物、特に患者の粘膜への適用のためのアジ
ュバント処方物の製造におけるポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびオ
クトキシノールの使用を提供する。本発明は、ワクチン処方物、特に粘膜への適
用のためのワクチン処方物の製造におけるポリオキシエチレンソルビタンエステ
ル、オクトキシノールおよび抗原の使用にも関する。好ましくは、抗原はインフ
ルエンザウイルス抗原である。特に好ましいのは、鼻粘膜への投与のためのアジ
ュバントおよびワクチンである。
ュバント処方物の製造におけるポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびオ
クトキシノールの使用を提供する。本発明は、ワクチン処方物、特に粘膜への適
用のためのワクチン処方物の製造におけるポリオキシエチレンソルビタンエステ
ル、オクトキシノールおよび抗原の使用にも関する。好ましくは、抗原はインフ
ルエンザウイルス抗原である。特に好ましいのは、鼻粘膜への投与のためのアジ
ュバントおよびワクチンである。
【0039】
好ましくは、本発明のワクチンの投与は、ワクチンの初回免疫または追加免疫
用量の投与、例えばインフルエンザ抗原調整物を含むインフルエンザワクチンの
初回免疫または追加免疫用量の投与を包含する。
用量の投与、例えばインフルエンザ抗原調整物を含むインフルエンザワクチンの
初回免疫または追加免疫用量の投与を包含する。
【0040】
本発明の組成物は、広範な種々の供給源由来の抗原を含有するワクチンを処方
するために用いられる、と先見される。例えば抗原としては、ヒト、細菌または
ウイルス核酸、病原体由来抗原または抗原調製物、腫瘍由来抗原または抗原調製
物、宿主由来抗原、例えばGnRHおよびIgEペプチド、組換え的産生タンパ
ク質またはペプチド、ならびにキメラ融合タンパク質が挙げられる。
するために用いられる、と先見される。例えば抗原としては、ヒト、細菌または
ウイルス核酸、病原体由来抗原または抗原調製物、腫瘍由来抗原または抗原調製
物、宿主由来抗原、例えばGnRHおよびIgEペプチド、組換え的産生タンパ
ク質またはペプチド、ならびにキメラ融合タンパク質が挙げられる。
【0041】
好ましくは、本発明のワクチン処方物は、ヒト病原体に対する免疫応答を引き
出し得る抗原または抗原組成物を含有し、これらの抗原または抗原組成物は、H
IV−1(例えばtat、nef、gp120またはgp160)、ヒトヘルペ
スウイルス、例えばgDまたはその誘導体、あるいは極初期タンパク質、例えば
HSV1またはHSV2からのICP27、サイトメガロウイルス(特にヒト)
(例えばgBまたはその誘導体)、ロタウイルス(例えば生−弱毒化ウイルス)
、エプスタインバーウイルス(例えばgp350またはその誘導体)、水痘帯状
疱疹ウイルス(例えばgpI、IIおよびIE63)から、あるいは肝炎ウイル
ス、例えばB型肝炎ウイルス(例えばB型肝炎表面抗原またはその誘導体)、A
型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスおよびE型肝炎ウイルスから、あるいはその
他のウイルス病原体、例えばパラミキソウイルス、RSウイルス(例えばFおよ
びGタンパク質またはその誘導体)、パラインフルエンザウイルス、麻疹ウイル
ス、流行性耳下腺炎ウイルス、ヒトパピローマウイルス(例えばHPV6、11
、16、18・・・)、フラビウイルス(例えば黄熱病ウイルス、デング熱ウイ
ルス、ダニ媒介脳炎ウイルス、日本脳炎ウイルス)、あるいはインフルエンザウ
イルス(全生または不活性化ウイルス、スプリットインフルエンザウイルス、卵
またはMDCK細胞、あるいはベロ細胞、または全フルービロソーム中で増殖(
Gluck, Vaccine, 1992, 10, 915-920に記載)、あるいはその精製または組換え
タンパク質、例えばHA、NP、NAまたはMタンパク質またはそれらの組合せ
)、あるいは細菌性病原体、例えばナイセリア種、例えばN.gonorrheaおよびN.m
eningitidis(例えば莢膜多糖およびその共役体、トランスフェリン結合タンパ
ク質、ラクトフェリン結合タンパク質、PilC、付着因子);S.pyogenes(例
えばMプロテインまたはその誘導体、C5Aプロテアーゼ、リポテイコ酸)、S.
agalactiae、S.mutans;H.ducreyi;モラクセラ属、例えばBranhamella catarrh
alisとしても既知のM catarrhalis(高および低分子量付着因子およびインベー
シン);ボルデテラ属、例えば百日咳菌(例えばペルタクシン、百日咳毒素また
はそれらの誘導体、糸状血球凝集素、アデニレートシクラーゼ、線毛)、パラ百
日咳菌および気管支敗血症菌;マイコバクテリウム属、例えばヒト結核菌(例え
ばESAT6、抗原85A、−Bまたは−C)、ウシ結核菌、らい菌、鳥結核菌
、パラ結核菌およびスメグマ菌;レジオネラ属、例えばLpneumophila;エシェリ
キア属、例えば腸毒性大腸菌(例えば集落形成因子、熱不安定性毒素またはその
誘導体、熱安定性毒素またはその誘導体)、腸出血性大腸菌、腸病原性大腸菌(
例えば志賀毒素様毒素またはその誘導体);ビブリオ菌、例えばコレラ菌(例え
ばコレラ毒素またはその誘導体);赤痢菌属、例えばソンネ赤痢菌、志賀赤痢菌
、フレクスナー赤痢菌;エルジニア属、例えばY.enterocolitica(例えばYop
タンパク質)、ペスト菌、偽結核エルジニア菌;カンピロバクター属、例えばC.
jejuni(例えば毒素、付着因子およびインベーシン)およびC;サルモネラ属、
例えばチフス菌、パラチフス菌、豚コレラ菌、腸炎菌;リステリア属、例えばリ
ステリア菌;ヘリコバクター属、例えばヘリコバクターピロリ(例えば、ウレア
ーゼ、カタラーゼ、空胞形成毒素);シュードモナス属、例えば緑膿菌;ブドウ
球菌属、例えば黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌;エンテロコッカス属、例えば
E.faecalis、E.faecium;クロストリジウム属、破傷風菌(例えば破傷風毒素お
よびその誘導体)、ボツリヌス菌(例えばボツリヌス毒素およびその誘導体)、
C.difficile(例えばクロストリジウム毒素AまたはBおよびそれらの誘導体)
;バシラス属、例えば炭疽菌(例えばボツリヌス毒素およびその誘導体);コリ
ネバクテリウム属、例えばジフテリア菌(例えばジフテリア毒素およびその誘導
体);ボレリア属、例えばB.burgdorferi(例えばOspA、OspC、Dbp
A、DbpB)、B.garinii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB
)、B.afzelii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB)、B.anderso
nii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB)、B.hermsii;エールリ
ヒア属、例えばE.equiおよびヒト顆粒球性エールリヒア症の作因;リケッチア属
、例えば斑点熱リケッチア;クラミジア属、トラコーマクラミジア(例えばMO
MP、ヘパリン結合タンパク質)、C.pneumoniae(例えばMOMP、ヘパリン結
合タンパク質)、オウム病クラミジア;レプトスピラ属、例えばL.interrogans
;トレポネーマ属、例えば梅毒トリポネーマ(例えば稀外膜タンパク質)、T.de
nticola、T.hyodysenteriaeから;あるいは寄生生物、例えばプラスモジウム属
、例えば熱帯熱マラリア原虫;トキソプラスマ属、例えばトキソプラスマ(例え
ばSAG2、SAG3、Tg34);エントアメーバ属、例えば赤痢アメーバ;
バベシア属、例えばB.microti;トリパノソーマ属、例えばクルーズトリパノソ
ーマ;ジアルジア属、例えばランブル鞭毛虫;レシュマニア属、例えばL.major
;ニューモシスチス属、例えばカリニ肺炎菌;トリコモナス属、例えば膣トリコ
モナス;住血吸虫属、例えばマンソン住血吸虫から、あるいは酵母、例えばカン
ジダ属、例えばカンジダアルビカンス;クリプトコックス属、例えばクリプトコ
ッカスネオフォルマンスから得られる。
出し得る抗原または抗原組成物を含有し、これらの抗原または抗原組成物は、H
IV−1(例えばtat、nef、gp120またはgp160)、ヒトヘルペ
スウイルス、例えばgDまたはその誘導体、あるいは極初期タンパク質、例えば
HSV1またはHSV2からのICP27、サイトメガロウイルス(特にヒト)
(例えばgBまたはその誘導体)、ロタウイルス(例えば生−弱毒化ウイルス)
、エプスタインバーウイルス(例えばgp350またはその誘導体)、水痘帯状
疱疹ウイルス(例えばgpI、IIおよびIE63)から、あるいは肝炎ウイル
ス、例えばB型肝炎ウイルス(例えばB型肝炎表面抗原またはその誘導体)、A
型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスおよびE型肝炎ウイルスから、あるいはその
他のウイルス病原体、例えばパラミキソウイルス、RSウイルス(例えばFおよ
びGタンパク質またはその誘導体)、パラインフルエンザウイルス、麻疹ウイル
ス、流行性耳下腺炎ウイルス、ヒトパピローマウイルス(例えばHPV6、11
、16、18・・・)、フラビウイルス(例えば黄熱病ウイルス、デング熱ウイ
ルス、ダニ媒介脳炎ウイルス、日本脳炎ウイルス)、あるいはインフルエンザウ
イルス(全生または不活性化ウイルス、スプリットインフルエンザウイルス、卵
またはMDCK細胞、あるいはベロ細胞、または全フルービロソーム中で増殖(
Gluck, Vaccine, 1992, 10, 915-920に記載)、あるいはその精製または組換え
タンパク質、例えばHA、NP、NAまたはMタンパク質またはそれらの組合せ
)、あるいは細菌性病原体、例えばナイセリア種、例えばN.gonorrheaおよびN.m
eningitidis(例えば莢膜多糖およびその共役体、トランスフェリン結合タンパ
ク質、ラクトフェリン結合タンパク質、PilC、付着因子);S.pyogenes(例
えばMプロテインまたはその誘導体、C5Aプロテアーゼ、リポテイコ酸)、S.
agalactiae、S.mutans;H.ducreyi;モラクセラ属、例えばBranhamella catarrh
alisとしても既知のM catarrhalis(高および低分子量付着因子およびインベー
シン);ボルデテラ属、例えば百日咳菌(例えばペルタクシン、百日咳毒素また
はそれらの誘導体、糸状血球凝集素、アデニレートシクラーゼ、線毛)、パラ百
日咳菌および気管支敗血症菌;マイコバクテリウム属、例えばヒト結核菌(例え
ばESAT6、抗原85A、−Bまたは−C)、ウシ結核菌、らい菌、鳥結核菌
、パラ結核菌およびスメグマ菌;レジオネラ属、例えばLpneumophila;エシェリ
キア属、例えば腸毒性大腸菌(例えば集落形成因子、熱不安定性毒素またはその
誘導体、熱安定性毒素またはその誘導体)、腸出血性大腸菌、腸病原性大腸菌(
例えば志賀毒素様毒素またはその誘導体);ビブリオ菌、例えばコレラ菌(例え
ばコレラ毒素またはその誘導体);赤痢菌属、例えばソンネ赤痢菌、志賀赤痢菌
、フレクスナー赤痢菌;エルジニア属、例えばY.enterocolitica(例えばYop
タンパク質)、ペスト菌、偽結核エルジニア菌;カンピロバクター属、例えばC.
jejuni(例えば毒素、付着因子およびインベーシン)およびC;サルモネラ属、
例えばチフス菌、パラチフス菌、豚コレラ菌、腸炎菌;リステリア属、例えばリ
ステリア菌;ヘリコバクター属、例えばヘリコバクターピロリ(例えば、ウレア
ーゼ、カタラーゼ、空胞形成毒素);シュードモナス属、例えば緑膿菌;ブドウ
球菌属、例えば黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌;エンテロコッカス属、例えば
E.faecalis、E.faecium;クロストリジウム属、破傷風菌(例えば破傷風毒素お
よびその誘導体)、ボツリヌス菌(例えばボツリヌス毒素およびその誘導体)、
C.difficile(例えばクロストリジウム毒素AまたはBおよびそれらの誘導体)
;バシラス属、例えば炭疽菌(例えばボツリヌス毒素およびその誘導体);コリ
ネバクテリウム属、例えばジフテリア菌(例えばジフテリア毒素およびその誘導
体);ボレリア属、例えばB.burgdorferi(例えばOspA、OspC、Dbp
A、DbpB)、B.garinii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB
)、B.afzelii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB)、B.anderso
nii(例えばOspA、OspC、DbpA、DbpB)、B.hermsii;エールリ
ヒア属、例えばE.equiおよびヒト顆粒球性エールリヒア症の作因;リケッチア属
、例えば斑点熱リケッチア;クラミジア属、トラコーマクラミジア(例えばMO
MP、ヘパリン結合タンパク質)、C.pneumoniae(例えばMOMP、ヘパリン結
合タンパク質)、オウム病クラミジア;レプトスピラ属、例えばL.interrogans
;トレポネーマ属、例えば梅毒トリポネーマ(例えば稀外膜タンパク質)、T.de
nticola、T.hyodysenteriaeから;あるいは寄生生物、例えばプラスモジウム属
、例えば熱帯熱マラリア原虫;トキソプラスマ属、例えばトキソプラスマ(例え
ばSAG2、SAG3、Tg34);エントアメーバ属、例えば赤痢アメーバ;
バベシア属、例えばB.microti;トリパノソーマ属、例えばクルーズトリパノソ
ーマ;ジアルジア属、例えばランブル鞭毛虫;レシュマニア属、例えばL.major
;ニューモシスチス属、例えばカリニ肺炎菌;トリコモナス属、例えば膣トリコ
モナス;住血吸虫属、例えばマンソン住血吸虫から、あるいは酵母、例えばカン
ジダ属、例えばカンジダアルビカンス;クリプトコックス属、例えばクリプトコ
ッカスネオフォルマンスから得られる。
【0042】
好ましい細菌ワクチンは、連鎖球菌属、例えば肺炎連鎖球菌(例えば莢膜多糖
およびそれらの共役体、PsaA、PspA、ストレプトリシン、コリン結合タ
ンパク質)およびタンパク質抗原ニューモリシン(Biochem Biophys Acta, 1989
,67,1007;Rubins et al., Microbial Pathogenesis,25,337-342)ならびにそれ
らの突然変異体解毒誘導体(WO90/06951;WO99/03884)由来の抗原を含む。その
他の好ましい細菌ワクチンは、ヘモフィルス属、例えばB型インフルエンザ菌(
例えばPRPおよびその共役体)、非定型インフルエンザ菌、例えばOMP26
、高分子量付着因子、P5、P6、プロテインDおよびりぽプロテインD、なら
びにフィンブリンおよびフィンブリン由来ペプチド(米国特許第5,843,464号)
、あるいはそれらの多重コピー変異体または融合タンパク質を含む。その他の好
ましい細菌ワクチンは、モラクセラ属のMoraxella catarrhalis(例えばその外
膜小胞およびOMP106(WO97/41731))から、ならびにナイセリア属のB型
髄膜炎菌(例えばその外膜小胞)およびNspA(WO96/29412)由来の抗原を含
む。
およびそれらの共役体、PsaA、PspA、ストレプトリシン、コリン結合タ
ンパク質)およびタンパク質抗原ニューモリシン(Biochem Biophys Acta, 1989
,67,1007;Rubins et al., Microbial Pathogenesis,25,337-342)ならびにそれ
らの突然変異体解毒誘導体(WO90/06951;WO99/03884)由来の抗原を含む。その
他の好ましい細菌ワクチンは、ヘモフィルス属、例えばB型インフルエンザ菌(
例えばPRPおよびその共役体)、非定型インフルエンザ菌、例えばOMP26
、高分子量付着因子、P5、P6、プロテインDおよびりぽプロテインD、なら
びにフィンブリンおよびフィンブリン由来ペプチド(米国特許第5,843,464号)
、あるいはそれらの多重コピー変異体または融合タンパク質を含む。その他の好
ましい細菌ワクチンは、モラクセラ属のMoraxella catarrhalis(例えばその外
膜小胞およびOMP106(WO97/41731))から、ならびにナイセリア属のB型
髄膜炎菌(例えばその外膜小胞)およびNspA(WO96/29412)由来の抗原を含
む。
【0043】
B型肝炎表面抗原の誘導体は当業界で周知であり、その例としては、とりわけ
、欧州特許出願EP-A-414 374;EP-A-0304 578およびEP- 198-474に記載されたP
reS1、PreS2抗原が挙げられる。好ましい一局面では、本発明のワクチ
ン処方物は、HIV−1抗原、特にCHO細胞中で発現される場合にはgp12
0を含む。さらなる実施態様では、本発明のワクチン処方物は、本明細書中に前
記したようなgD2tを含む。
、欧州特許出願EP-A-414 374;EP-A-0304 578およびEP- 198-474に記載されたP
reS1、PreS2抗原が挙げられる。好ましい一局面では、本発明のワクチ
ン処方物は、HIV−1抗原、特にCHO細胞中で発現される場合にはgp12
0を含む。さらなる実施態様では、本発明のワクチン処方物は、本明細書中に前
記したようなgD2tを含む。
【0044】
本発明の特定の実施態様では、特許請求されたアジュバントを含有するワクチ
ンは、性器疣に関与すると考えられるヒトパピローマウイルス(HPV)(HP
V6またはHPV11等)、および子宮頸癌に関与するHPVウイルス(HPV
16、HPV18等)由来の抗原を含む。
ンは、性器疣に関与すると考えられるヒトパピローマウイルス(HPV)(HP
V6またはHPV11等)、および子宮頸癌に関与するHPVウイルス(HPV
16、HPV18等)由来の抗原を含む。
【0045】
特に好ましい形態の性器疣予防用または治療用ワクチンは、L1粒子またはカ
プソマー、ならびにHPV6およびHPV11タンパク質E6、E7、L1およ
びL2から選択される1つまたはそれ以上の抗原からなる融合タンパク質を含む
。
プソマー、ならびにHPV6およびHPV11タンパク質E6、E7、L1およ
びL2から選択される1つまたはそれ以上の抗原からなる融合タンパク質を含む
。
【0046】
最も好ましい形態の融合タンパク質を以下に示す:WO 96/26277に開示されたよ
うなL2E7、ならびにGB9717953.5(PCT/EP98/05285)に開示されたタンパク
質D(1/3)−E7。
うなL2E7、ならびにGB9717953.5(PCT/EP98/05285)に開示されたタンパク
質D(1/3)−E7。
【0047】
好ましいHPV頚部感染または癌予防用または治療用ワクチン組成物は、HP
V16または18抗原を含み得る。例えば、L1またはL2抗原モノマー、ある
いはL1またはL2抗原はウイルス様粒子(VLP)として一緒に存在し、ある
いはL1単独タンパク質は、VLPまたはカプソマー構造中に単独で存在した。
このような抗原ウイルス様粒子およびカプソマーは、それ自体既知である(例え
ば、WO94/00152、WO94/20137、WO94/05792およびWO93/02184参照)。
V16または18抗原を含み得る。例えば、L1またはL2抗原モノマー、ある
いはL1またはL2抗原はウイルス様粒子(VLP)として一緒に存在し、ある
いはL1単独タンパク質は、VLPまたはカプソマー構造中に単独で存在した。
このような抗原ウイルス様粒子およびカプソマーは、それ自体既知である(例え
ば、WO94/00152、WO94/20137、WO94/05792およびWO93/02184参照)。
【0048】
さらに別の初期タンパク質は、単独で、または融合タンパク質、例えば好まし
くはE7、E2またはE5として含まれ得る。この特に好ましい実施態様は、L
1E7融合タンパク質を含むVLPを包含する(WO96/11272)。
くはE7、E2またはE5として含まれ得る。この特に好ましい実施態様は、L
1E7融合タンパク質を含むVLPを包含する(WO96/11272)。
【0049】
特に好ましいHPV16抗原は、プロテインDと融合して初期タンパク質E6
またはE7を含んで、プロテインD−HPV16からのE6またはE7融合物、
あるいはそれらの組合せ、あるいはE6またはE7とL2の組合せを形成する(
WO96/26277)。
またはE7を含んで、プロテインD−HPV16からのE6またはE7融合物、
あるいはそれらの組合せ、あるいはE6またはE7とL2の組合せを形成する(
WO96/26277)。
【0050】
あるいは、HPV16または18初期タンパク質E6およびE7は、単一分子
で、好ましくはプロテインD−E6/E7融合物で存在し得る。このようなワク
チンは、HP18からのE6およびE7のいずれかまたは両方を、好ましくはプ
ロテインD−E6またはプロテインD−E7融合タンパク質またはプロテインD
E6/E7融合タンパク質の形態で任意に含有し得る。
で、好ましくはプロテインD−E6/E7融合物で存在し得る。このようなワク
チンは、HP18からのE6およびE7のいずれかまたは両方を、好ましくはプ
ロテインD−E6またはプロテインD−E7融合タンパク質またはプロテインD
E6/E7融合タンパク質の形態で任意に含有し得る。
【0051】
本発明のワクチンはさらに、他のHPV株からの、好ましくはHPV6、11
、31、33または45株からの抗原を含み得る。
、31、33または45株からの抗原を含み得る。
【0052】
本発明のワクチンは、マラリアを引き起こす寄生生物由来の抗原を含み得る。
例えば、熱帯熱マラリア原虫からの好ましい抗原としては、RTS、SおよびT
RAPが挙げられる。RTSは、B型肝炎表面抗原のpreS2部分の4つのア
ミノ酸を介してB型肝炎ウイルスの表面(S)抗原に連結された熱帯熱マラリア
原虫のスポロゾイト周囲(CS)タンパク質の実質的に全てのC末端部分を含む
ハイブリッドタンパク質である。その全構造は、英国特許出願第9124390.7号か
らの優先権を主張するWO93/10152下で公開された国際特許出願PCT/EP92/02591に
開示されている。酵母中で発現される場合、RTSはリポタンパク質粒子として
産生され、そしてそれがHBVからのS抗原と同時発現される場合、それはRT
S、Sとして既知の混合粒子を産生する。TRAP抗原は、WO90/01496下で公開
された国際特許出願PCT/GB89/00895に記載されている。本発明の好ましい実施態
様は、抗原調製物がRTS、SおよびTRAP抗原の組合せを含むマラリアワク
チンである。多段階マラリアワクチンの構成成分である候補と思われるその他の
プラスモジウム属抗原は、熱帯熱マラリア原虫MSP1、AMA1、MSP3、
EBA、GLURP、RAP1、RAP2、セクエストリン、PfEMP1、P
f332、LSA1、LSA3、STARP、SALSA、PfEXP1、Pf
s25、Pfs28、PFS27/25、Pfs16、Pfs48/45、Pf
s230およびプラスモジウム属におけるそれらの類似体である。
例えば、熱帯熱マラリア原虫からの好ましい抗原としては、RTS、SおよびT
RAPが挙げられる。RTSは、B型肝炎表面抗原のpreS2部分の4つのア
ミノ酸を介してB型肝炎ウイルスの表面(S)抗原に連結された熱帯熱マラリア
原虫のスポロゾイト周囲(CS)タンパク質の実質的に全てのC末端部分を含む
ハイブリッドタンパク質である。その全構造は、英国特許出願第9124390.7号か
らの優先権を主張するWO93/10152下で公開された国際特許出願PCT/EP92/02591に
開示されている。酵母中で発現される場合、RTSはリポタンパク質粒子として
産生され、そしてそれがHBVからのS抗原と同時発現される場合、それはRT
S、Sとして既知の混合粒子を産生する。TRAP抗原は、WO90/01496下で公開
された国際特許出願PCT/GB89/00895に記載されている。本発明の好ましい実施態
様は、抗原調製物がRTS、SおよびTRAP抗原の組合せを含むマラリアワク
チンである。多段階マラリアワクチンの構成成分である候補と思われるその他の
プラスモジウム属抗原は、熱帯熱マラリア原虫MSP1、AMA1、MSP3、
EBA、GLURP、RAP1、RAP2、セクエストリン、PfEMP1、P
f332、LSA1、LSA3、STARP、SALSA、PfEXP1、Pf
s25、Pfs28、PFS27/25、Pfs16、Pfs48/45、Pf
s230およびプラスモジウム属におけるそれらの類似体である。
【0053】
処方物は、あるいは抗腫瘍抗原を含有し、癌の免疫療法的治療に有用であり得
る。例えば、アジュバント処方物は、腫瘍拒絶抗原、例えば前立腺癌、乳癌、結
腸直腸癌、肺癌、膵臓癌、腎臓癌または黒色腫に対するものとともに実用性を見
出す。抗原の例としては、MAGE1およびMAGE3または黒色腫治療のため
のその他のMAGE抗原、PRAME、BAGEまたはGAGEが挙げられる(
Robbins and Kawakami, 1996, Current Opinions in Immunology 8,pps628-636
;Van den Eynde et al., International Journal of Clinical & Laboratory R
esearch(submitted 1997);Correale et al.(1997), Journal of the National
Cancer Insutitute 89,p293)。実際、これらの抗原は広範囲の種類の腫瘍、例
えば黒色腫、肺癌、肉腫および膀胱癌で発現される。その他の腫瘍特異的抗原は
、本発明のアジュバントとともに用いるのに適しており、例としては、前立腺癌
特異的抗原(PSA)またはHer−2/neu、KSA(GA733)、MU
C−1および癌胎児性抗原(CEA)が挙げられるが、これらに限定されない。
したがって、本発明の一局面では、本発明のアジュバント組成物および腫瘍拒絶
抗原を含むワクチンが提供される。
る。例えば、アジュバント処方物は、腫瘍拒絶抗原、例えば前立腺癌、乳癌、結
腸直腸癌、肺癌、膵臓癌、腎臓癌または黒色腫に対するものとともに実用性を見
出す。抗原の例としては、MAGE1およびMAGE3または黒色腫治療のため
のその他のMAGE抗原、PRAME、BAGEまたはGAGEが挙げられる(
Robbins and Kawakami, 1996, Current Opinions in Immunology 8,pps628-636
;Van den Eynde et al., International Journal of Clinical & Laboratory R
esearch(submitted 1997);Correale et al.(1997), Journal of the National
Cancer Insutitute 89,p293)。実際、これらの抗原は広範囲の種類の腫瘍、例
えば黒色腫、肺癌、肉腫および膀胱癌で発現される。その他の腫瘍特異的抗原は
、本発明のアジュバントとともに用いるのに適しており、例としては、前立腺癌
特異的抗原(PSA)またはHer−2/neu、KSA(GA733)、MU
C−1および癌胎児性抗原(CEA)が挙げられるが、これらに限定されない。
したがって、本発明の一局面では、本発明のアジュバント組成物および腫瘍拒絶
抗原を含むワクチンが提供される。
【0054】
さらに、前記抗原は、多数の癌の治療における、または免疫去勢における、自
己ペプチドホルモン、例えば全長ゴナドトロピンホルモン放出ホルモン(GnR
H、WO95/20600)、短10アミノ酸長ペプチドであり得る。
己ペプチドホルモン、例えば全長ゴナドトロピンホルモン放出ホルモン(GnR
H、WO95/20600)、短10アミノ酸長ペプチドであり得る。
【0055】
本発明の組成物は、ボレリア属由来の抗原を含有するワクチンを処方するため
に用いられる、と先見される。例えば、抗原としては、核酸、病原体由来抗原ま
たは抗原調製物、組換え的産生タンパク質またはペプチド、ならびにキメラ融合
タンパク質が挙げられ得る。特に、抗原はOspAである。OspAは、(Li
po−OspA)と呼ばれる宿主細胞(大腸菌)の脂質化形態長所の完全成熟タ
ンパク質または非脂質化誘導体であり得る。このような非脂質化誘導体としては
、インフルエンザウイルスの非構造タンパク質(NS1)の最初の81個のN末端
アミノ酸を有する非脂質化NS1−OspA融合タンパク質、ならびに完全Os
pAタンパク質が挙げられ、そしてもうひとつのMDP−OspAは、3つのさ
らなるN末端アミノ酸を保有する非脂質化形態のOspAである。
に用いられる、と先見される。例えば、抗原としては、核酸、病原体由来抗原ま
たは抗原調製物、組換え的産生タンパク質またはペプチド、ならびにキメラ融合
タンパク質が挙げられ得る。特に、抗原はOspAである。OspAは、(Li
po−OspA)と呼ばれる宿主細胞(大腸菌)の脂質化形態長所の完全成熟タ
ンパク質または非脂質化誘導体であり得る。このような非脂質化誘導体としては
、インフルエンザウイルスの非構造タンパク質(NS1)の最初の81個のN末端
アミノ酸を有する非脂質化NS1−OspA融合タンパク質、ならびに完全Os
pAタンパク質が挙げられ、そしてもうひとつのMDP−OspAは、3つのさ
らなるN末端アミノ酸を保有する非脂質化形態のOspAである。
【0056】
本発明のワクチンは、アレルギーの予防または治療のために用いられ得る。こ
のようなワクチンは、アレルゲン特異的(例えばDer p1)およびアレルゲ
ン非特異的抗原(例えばヒトIgE由来のペプチド、例えばstanworthデカペプ
チド(EP 0 477 231 B1)が挙げられるが、これに限定されない)を含む。
のようなワクチンは、アレルゲン特異的(例えばDer p1)およびアレルゲ
ン非特異的抗原(例えばヒトIgE由来のペプチド、例えばstanworthデカペプ
チド(EP 0 477 231 B1)が挙げられるが、これに限定されない)を含む。
【0057】
各ワクチン中のタンパク質の量は、典型的ワクチン中の、有意の副作用を伴わ
ずに免疫防御応答を誘導する量として選択される。このような量は、特異的免疫
原が用いられるか、そしてそれがいかに存在するかによって変わる。一般に各用
量は、1〜1000μg、好ましくは1〜500μg、好ましくは1〜100μg、最も好ましく
は1〜50μgのタンパク質を含む、と予測される。特定のワクチンに関する最適量
は、被験者における適切な免疫応答の観察を包含する標準試験により確証され得
る。最初のワクチン接種後、被験者は適切な間隔を置いて1回または数回の追加
免疫免疫感作を施され得る。
ずに免疫防御応答を誘導する量として選択される。このような量は、特異的免疫
原が用いられるか、そしてそれがいかに存在するかによって変わる。一般に各用
量は、1〜1000μg、好ましくは1〜500μg、好ましくは1〜100μg、最も好ましく
は1〜50μgのタンパク質を含む、と予測される。特定のワクチンに関する最適量
は、被験者における適切な免疫応答の観察を包含する標準試験により確証され得
る。最初のワクチン接種後、被験者は適切な間隔を置いて1回または数回の追加
免疫免疫感作を施され得る。
【0058】
本発明のワクチンは、経口経路によっても投与され得る。このような場合、製
薬上許容可能な賦形剤は、制酸緩衝剤、あるいは腸カプセルまたは微小顆粒も含
み得る。本発明のワクチンは、膣経路によっても投与され得る。このような場合
、製薬上許容可能な賦形剤は、乳化剤、ポリマー、例えばCARBOPOL(商
標)、ならびに膣クリームおよび座薬のその他の既知の安定剤も含み得る。本発
明のワクチンは、直腸経路によっても投与され得る。このような場合、賦形剤は
、直腸座薬を生成するための当業界で既知の蝋およびポリマーも含み得る。
薬上許容可能な賦形剤は、制酸緩衝剤、あるいは腸カプセルまたは微小顆粒も含
み得る。本発明のワクチンは、膣経路によっても投与され得る。このような場合
、製薬上許容可能な賦形剤は、乳化剤、ポリマー、例えばCARBOPOL(商
標)、ならびに膣クリームおよび座薬のその他の既知の安定剤も含み得る。本発
明のワクチンは、直腸経路によっても投与され得る。このような場合、賦形剤は
、直腸座薬を生成するための当業界で既知の蝋およびポリマーも含み得る。
【0059】
本発明の処方物は、予防的および治療的目的の両方に用いられ得る。したがっ
て本発明は、感染性疾患または癌、あるいはアレルギーまたは自己免疫疾患に罹
り易いかまたは罹患している哺乳類の治療方法を提供する。本発明のさらに別の
局面では、薬剤中に用いるための本明細書中に記載されたようなアジュバント組
合せおよびワクチンが提供される。ワクチン製剤は一般に、Voller等(Universi
ty Park Press, Baltimore, Maryland,U.S.A. 1978)により編集されたNew Tren
ds and Developments in Vaccinesに記載されている。
て本発明は、感染性疾患または癌、あるいはアレルギーまたは自己免疫疾患に罹
り易いかまたは罹患している哺乳類の治療方法を提供する。本発明のさらに別の
局面では、薬剤中に用いるための本明細書中に記載されたようなアジュバント組
合せおよびワクチンが提供される。ワクチン製剤は一般に、Voller等(Universi
ty Park Press, Baltimore, Maryland,U.S.A. 1978)により編集されたNew Tren
ds and Developments in Vaccinesに記載されている。
【0060】
本発明の代替的関連実施態様では、本発明のアジュバントはさらに、その他の
アジュバント、例えばコレラ毒素およびそのBサブユニット、モノホスホリルリ
ピドAおよびその非毒性誘導体3−de−O−アシル化モノホスホリルリピドA
(英国特許第2,220,211号)、免疫学的活性サポニン分画、例えば南米の樹木で
あるセッケンボクの樹皮から得られるクイルAおよびその誘導体(例えばQS2
1、米国特許第5,057,540号)、ならびにオリゴヌクレオチドアジュバント系(W
O96/02555に記載)、特に5’-TCG TCG TTT TGT CGT TTT GTC GTT-3’(配列番号
1)と組合され得る。
アジュバント、例えばコレラ毒素およびそのBサブユニット、モノホスホリルリ
ピドAおよびその非毒性誘導体3−de−O−アシル化モノホスホリルリピドA
(英国特許第2,220,211号)、免疫学的活性サポニン分画、例えば南米の樹木で
あるセッケンボクの樹皮から得られるクイルAおよびその誘導体(例えばQS2
1、米国特許第5,057,540号)、ならびにオリゴヌクレオチドアジュバント系(W
O96/02555に記載)、特に5’-TCG TCG TTT TGT CGT TTT GTC GTT-3’(配列番号
1)と組合され得る。
【0061】
本発明は以下の実施例により説明されるが、これらに限定されない。以下の実
施例では、ホルムアルデヒドで不活性化された全卵増殖フルーウイルス、あるい
はトゥイーン−エーテルスプリットウイルスまたはトリトンX−100を補充され
たNaDOCスプリット卵増殖ウイルスをわれわれは用いた。トゥイーン80およ
びトリトンX−100の濃度は、実施例中に示されている。
施例では、ホルムアルデヒドで不活性化された全卵増殖フルーウイルス、あるい
はトゥイーン−エーテルスプリットウイルスまたはトリトンX−100を補充され
たNaDOCスプリット卵増殖ウイルスをわれわれは用いた。トゥイーン80およ
びトリトンX−100の濃度は、実施例中に示されている。
【0062】
実施例1.血清中の抗体(Ab)応答を測定するために用いられる方法。
【0063】
インフルエンザ特異的血清IgAbの測定のためのELISA:
Maxisorp Nunc免疫プレートを、PBS中に希釈したβ−プロピオラクトン(
BPL)不活性化インフルエンザウイルス(供給元SSD GmBH manufacturer, Dre
sden, Germany)50μl/ウエルの1ミクロンg/mlHAを用いて4℃で一夜被覆した
。飽和緩衝液:1%BSA、0.1%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
(トゥイーン20)を含有するPBSを用いて、プレート上の遊離部位を遮断する
(37℃で1時間)。次に、標準曲線(ELISA単位/mlとして発現され、列A
中に置かれる中点力価を有する血清)として付加される参照血清の連続2倍希釈
液(飽和緩衝液中、50μl/ウエル)および血清試料(1/100希釈で出発し、列B
〜H中に置かれる)を、37℃で1時間30分、インキュベートする。次にプレート
を洗浄緩衝液(PBS、0.1%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(
トゥイーン20))で洗浄する(x3)。次に飽和緩衝液中で1/3000希釈したビオ
チニル化ヤギ抗ヒトIg(Amersham)を、37℃で1時間30分インキュベートする
(50μl/ウエル)。3回洗浄後、プレートを5回洗浄し、50μl/ウエルの曝露緩
衝液(50mMpH4.5クエン酸塩緩衝液中OPDA0.4 mg/ml(Sigma)およびH2O 2 0.03%)を用いて室温で20分間インキュベートする。50μl/ウエルH2SO42
Nを付加することにより、曝露を停止する。Biorad 3550イムノリーダーを用い
て、492および630 nmで光学濃度を読取る。ソフトマックスプロソフトウエアを
用いて4パラメーター算術法により、抗体力価を算定する。
BPL)不活性化インフルエンザウイルス(供給元SSD GmBH manufacturer, Dre
sden, Germany)50μl/ウエルの1ミクロンg/mlHAを用いて4℃で一夜被覆した
。飽和緩衝液:1%BSA、0.1%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
(トゥイーン20)を含有するPBSを用いて、プレート上の遊離部位を遮断する
(37℃で1時間)。次に、標準曲線(ELISA単位/mlとして発現され、列A
中に置かれる中点力価を有する血清)として付加される参照血清の連続2倍希釈
液(飽和緩衝液中、50μl/ウエル)および血清試料(1/100希釈で出発し、列B
〜H中に置かれる)を、37℃で1時間30分、インキュベートする。次にプレート
を洗浄緩衝液(PBS、0.1%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(
トゥイーン20))で洗浄する(x3)。次に飽和緩衝液中で1/3000希釈したビオ
チニル化ヤギ抗ヒトIg(Amersham)を、37℃で1時間30分インキュベートする
(50μl/ウエル)。3回洗浄後、プレートを5回洗浄し、50μl/ウエルの曝露緩
衝液(50mMpH4.5クエン酸塩緩衝液中OPDA0.4 mg/ml(Sigma)およびH2O 2 0.03%)を用いて室温で20分間インキュベートする。50μl/ウエルH2SO42
Nを付加することにより、曝露を停止する。Biorad 3550イムノリーダーを用い
て、492および630 nmで光学濃度を読取る。ソフトマックスプロソフトウエアを
用いて4パラメーター算術法により、抗体力価を算定する。
【0064】
マウスにおけるフルー特異的血清Abの血球凝集阻止(HAI)活性
血清(25μl)を先ず、100μlのホウ酸塩0.5 M緩衝液(pH9)および125μl
のDade Behring購入カオリンを用いて、室温で20分間処理する。遠心分離(30分
間、3000 RPMまたは860 g)後、100μlの上清(血清の1/10希釈に対応)をとり
、0.5%ニワトリ赤血球を用いて4℃で1時間インキュベートする。3200 RPM(970
g)で10分間の遠心分離後、上清を収集する。両操作は、血清中に含入される天
然血球凝集因子を排除するために成される。次に、25μlの処理血清を、96ウエ
ルGreinerプレート中の25μlのPBS(1/20で出発する連続2倍希釈液)中に希
釈する。BPL不活性化全ウイルスを4血球凝集単位の濃度(即ち、赤血球の凝
集を惹起する最後のものの1/4の希釈で)で、撹拌しながら室温で30分間付加す
る(25μl/ウエル)。ニワトリ赤血球を次に室温で1時間付加する(25μl/ウ
エル)。最後にプレートを4℃で一夜保持した後、読取る。HAI力価は、ウイ
ルス誘導性血球凝集を抑制する最終血清希釈の逆数に対応する。
のDade Behring購入カオリンを用いて、室温で20分間処理する。遠心分離(30分
間、3000 RPMまたは860 g)後、100μlの上清(血清の1/10希釈に対応)をとり
、0.5%ニワトリ赤血球を用いて4℃で1時間インキュベートする。3200 RPM(970
g)で10分間の遠心分離後、上清を収集する。両操作は、血清中に含入される天
然血球凝集因子を排除するために成される。次に、25μlの処理血清を、96ウエ
ルGreinerプレート中の25μlのPBS(1/20で出発する連続2倍希釈液)中に希
釈する。BPL不活性化全ウイルスを4血球凝集単位の濃度(即ち、赤血球の凝
集を惹起する最後のものの1/4の希釈で)で、撹拌しながら室温で30分間付加す
る(25μl/ウエル)。ニワトリ赤血球を次に室温で1時間付加する(25μl/ウ
エル)。最後にプレートを4℃で一夜保持した後、読取る。HAI力価は、ウイ
ルス誘導性血球凝集を抑制する最終血清希釈の逆数に対応する。
【0065】
実施例2:マウスにおける不活性化全インフルエンザウイルスの鼻腔内免疫原
性に及ぼすトゥイーン80およびトリトンの作用 過去においては、代替的インフルエンザワクチン(例えば、アジュバント化非
経口ワクチン、DNAベースワクチンまたは粘膜送達ワクチン)の前臨床的評価
は、主に実験未使用動物で実施しされてきた。概して、これらの試験から得られ
る有望な結果は、ヒトにおいて確証されたというわけではない。これは恐らくは
、成人の大多数が、実験未使用動物と違って、ワクチン接種前に天然感染により
免疫学的に「感作され」ていたという事実のためであった。したがって、動物モ
デルにおける鼻腔内インフルエンザワクチンを評価する最良の方法は、鼻腔的感
作動物における予備確立免疫応答を追加免疫するそれらの能力を試験することで
ある。このような応答に及ぼすトゥイーン80およびトリトンX−100の作用を、
われわれは本実施例で査定する。
性に及ぼすトゥイーン80およびトリトンの作用 過去においては、代替的インフルエンザワクチン(例えば、アジュバント化非
経口ワクチン、DNAベースワクチンまたは粘膜送達ワクチン)の前臨床的評価
は、主に実験未使用動物で実施しされてきた。概して、これらの試験から得られ
る有望な結果は、ヒトにおいて確証されたというわけではない。これは恐らくは
、成人の大多数が、実験未使用動物と違って、ワクチン接種前に天然感染により
免疫学的に「感作され」ていたという事実のためであった。したがって、動物モ
デルにおける鼻腔内インフルエンザワクチンを評価する最良の方法は、鼻腔的感
作動物における予備確立免疫応答を追加免疫するそれらの能力を試験することで
ある。このような応答に及ぼすトゥイーン80およびトリトンX−100の作用を、
われわれは本実施例で査定する。
【0066】
10μlPBS中に含入されたBPL−不活性化A/Beijing/262/95インフルエン
ザウイルスの2.5 μgHAを各外鼻孔中にピペットで(麻酔下で)投与すること
により、0日目に雌Balb/cマウス(8週齢)に初回免疫を実施した。28日目に、 マウス(6匹/群)に、A:PBS、B:トゥイーン80(0.11%)+トゥイーン80
X(0.074%)中のBPL−不活性化A/Beijing/262/95インフルエンザウイルス
の5 μgHAを含有する20 μlの溶液(10μl/外鼻孔、ピペットによる小滴とし
てデリバリー)を用いて鼻腔内に(麻酔下で)、あるいはC:インフルエンザワ
クチンの1.5 μgHAの筋肉内注射により、追加免疫した。抗原は、製造業者SSD
GmBH(Dresden, Germany)により供給された。実施例1に記載したのと同様に、 HAI Ab応答を血清で測定した。図1に示したように、トゥイーン80および
トリトンを用いて処方する場合、鼻腔内に送達される不活性化インフルエンザウ
イルスは、古典的非経口的インフルエンザワクチンと同様に効率的に予備確立さ
れた全身性HAI Ab応答を追加免疫し得る。しかしながら、トゥイーン80お
よびトリトンの非存在下で鼻腔内投与された同一抗原は、有意低免疫原性である
。
ザウイルスの2.5 μgHAを各外鼻孔中にピペットで(麻酔下で)投与すること
により、0日目に雌Balb/cマウス(8週齢)に初回免疫を実施した。28日目に、 マウス(6匹/群)に、A:PBS、B:トゥイーン80(0.11%)+トゥイーン80
X(0.074%)中のBPL−不活性化A/Beijing/262/95インフルエンザウイルス
の5 μgHAを含有する20 μlの溶液(10μl/外鼻孔、ピペットによる小滴とし
てデリバリー)を用いて鼻腔内に(麻酔下で)、あるいはC:インフルエンザワ
クチンの1.5 μgHAの筋肉内注射により、追加免疫した。抗原は、製造業者SSD
GmBH(Dresden, Germany)により供給された。実施例1に記載したのと同様に、 HAI Ab応答を血清で測定した。図1に示したように、トゥイーン80および
トリトンを用いて処方する場合、鼻腔内に送達される不活性化インフルエンザウ
イルスは、古典的非経口的インフルエンザワクチンと同様に効率的に予備確立さ
れた全身性HAI Ab応答を追加免疫し得る。しかしながら、トゥイーン80お
よびトリトンの非存在下で鼻腔内投与された同一抗原は、有意低免疫原性である
。
【0067】
実施例3:健常成人被験者における認可済慣用的非経口ワクチン(フルアリッ
クス(商標))と比較したトゥイーン80&トリトンX−100を有する鼻腔内スプリ
ットインフルエンザワクチンの免疫原性の比較 試験に用いられる処方物 卵由来スプリットインフルエンザ抗原の2つの処方物(A、B)を評価した。
Aは鼻腔内処方物であり、Bは筋肉内投与されるフルアリックス(商標)/α−
リックス(商標)である。処方物は、1998/1999期のWHO推奨株から調製され
た3つの不活性化スプリットビリオン抗原を含有する。
クス(商標))と比較したトゥイーン80&トリトンX−100を有する鼻腔内スプリ
ットインフルエンザワクチンの免疫原性の比較 試験に用いられる処方物 卵由来スプリットインフルエンザ抗原の2つの処方物(A、B)を評価した。
Aは鼻腔内処方物であり、Bは筋肉内投与されるフルアリックス(商標)/α−
リックス(商標)である。処方物は、1998/1999期のWHO推奨株から調製され
た3つの不活性化スプリットビリオン抗原を含有する。
【0068】
鼻腔内送達に用いられる用具は、Becton Dickinsonからのアキュスプレー(商
標)鼻腔内注入器である。100 μlのA処方物を各外鼻孔中に噴霧する。
標)鼻腔内注入器である。100 μlのA処方物を各外鼻孔中に噴霧する。
【0069】
処方物の組成
鼻腔内処方物(A)は、以下の不活性化スプリットビリオンを含有する:
1.30 μgHA A/Beijing/262/95(H1N1)
2.30 μgHA A/Sydney/5/97(H3N2)
3.30 μgHAのB/Harbin/7/94
ならびにリン酸塩緩衝化生理食塩水pH7.4±0.1、0.1%のトゥイーン80、0.015
%のトリトンX−100、0.0045%のNaデオキシコレートおよび35 μg/ml以下の
チオメルサール。
%のトリトンX−100、0.0045%のNaデオキシコレートおよび35 μg/ml以下の
チオメルサール。
【0070】
1用量の容積は、200 μl(各外鼻孔に対して100 μlサブ用量)である。
【0071】
比較測定器フルアリックス(商標)/α−リックス(商標)は、SmithKline B
eecham Biologicalsの市販不活性化三価スプリットインフルエンザワクチンであ
る。500 μlの用量を、筋肉内に投与する。
eecham Biologicalsの市販不活性化三価スプリットインフルエンザワクチンであ
る。500 μlの用量を、筋肉内に投与する。
【0072】
本用量は、以下のものを含有する:
15 μgHAの前記の3株、500〜1000 μg/ml(0.05%〜0.1%)のトゥイーン80
、50〜170 μg/ml(0.005%〜0.017%)のトリトンX−100、最大100 μg/mlの
ナトリウムでオキシコレート、100 μg/mlのチオメルサールおよびリン酸塩緩衝
化生理食塩水、pH6.8〜7.5。
、50〜170 μg/ml(0.005%〜0.017%)のトリトンX−100、最大100 μg/mlの
ナトリウムでオキシコレート、100 μg/mlのチオメルサールおよびリン酸塩緩衝
化生理食塩水、pH6.8〜7.5。
【0073】
免疫原性試験
公開対照および無作為化試験は、従来の非経口ワクチン(即ちフルアリックス
(商標))と比較した場合の、トゥイーン80&トリトンX−100を用いて処方さ
れた鼻腔内スプリットインフルエンザワクチンの免疫原性を比較した。20名の健
常成人被験者(年齢18〜40歳)に1用量のフルアリックス(商標)を投与し、10
名の被験者には1用量の鼻腔内インフルエンザワクチンを投与した。鼻腔内処方
物(200 μl)は、以下の不活性化ビリオンを含有した:30 μgのヘマグルチニ
ンA/Beijing/262/95(H1N1)、30 μgのヘマグルチニンA/Sydney/5/97(H
3N2)、30 μgのヘマグルチニンB/Harbin/7/94、ならびにリン酸塩緩衝化生
理食塩水(pH7.4±0.1)、トゥイーン80(0.1%)、トリトンX−100(0.015
%)、Naデオキシコレート(0.0045%)およびチオメルサール(<35 μg/ml
)。
(商標))と比較した場合の、トゥイーン80&トリトンX−100を用いて処方さ
れた鼻腔内スプリットインフルエンザワクチンの免疫原性を比較した。20名の健
常成人被験者(年齢18〜40歳)に1用量のフルアリックス(商標)を投与し、10
名の被験者には1用量の鼻腔内インフルエンザワクチンを投与した。鼻腔内処方
物(200 μl)は、以下の不活性化ビリオンを含有した:30 μgのヘマグルチニ
ンA/Beijing/262/95(H1N1)、30 μgのヘマグルチニンA/Sydney/5/97(H
3N2)、30 μgのヘマグルチニンB/Harbin/7/94、ならびにリン酸塩緩衝化生
理食塩水(pH7.4±0.1)、トゥイーン80(0.1%)、トリトンX−100(0.015
%)、Naデオキシコレート(0.0045%)およびチオメルサール(<35 μg/ml
)。
【0074】
誘発性局所および全身症状に関して8日間追跡調査した。安全性および反応原
性に関して、両ワクチンは十分に耐容された。ワクチン接種に関連した重篤な悪
性事象は報告されなかった。
性に関して、両ワクチンは十分に耐容された。ワクチン接種に関連した重篤な悪
性事象は報告されなかった。
【0075】
血清の血球凝集抑制(HI)力価を査定して、セロコンバージョン率(各ワク
チン株に関して、0日目に比して21日目に血清HI力価の少なくとも4倍の増大を
有するワクチン接種者のパーセンテージと定義される)、コンバージョン因子(
各ワクチン株に関して、0日目に比して21日目に血清HI幾何学平均力価(GM
T)の倍増と定義される)、ならびに血清防御率(防御を示すとして許容される
(各ワクチン株に関する)ワクチン接種後の≧40の血清HI力価を有するワクチ
ン接種者のパーセンテージと定義される)を確定することにより、ワクチンの免
疫原性を調べた。一般に、国際規定要件を満たすためには、インフルエンザワク
チンは40%またはそれ以上のセロコンバージョン率、70%またはそれ以上の血清
防御率および2.5またはそれ以上のコンバージョン因子を有する必要がある。こ
れは18〜60歳の成人に当てはまり、高齢者に対しては異なる判定基準が適用され
る。
チン株に関して、0日目に比して21日目に血清HI力価の少なくとも4倍の増大を
有するワクチン接種者のパーセンテージと定義される)、コンバージョン因子(
各ワクチン株に関して、0日目に比して21日目に血清HI幾何学平均力価(GM
T)の倍増と定義される)、ならびに血清防御率(防御を示すとして許容される
(各ワクチン株に関する)ワクチン接種後の≧40の血清HI力価を有するワクチ
ン接種者のパーセンテージと定義される)を確定することにより、ワクチンの免
疫原性を調べた。一般に、国際規定要件を満たすためには、インフルエンザワク
チンは40%またはそれ以上のセロコンバージョン率、70%またはそれ以上の血清
防御率および2.5またはそれ以上のコンバージョン因子を有する必要がある。こ
れは18〜60歳の成人に当てはまり、高齢者に対しては異なる判定基準が適用され
る。
【0076】
さらに、酵素結合イムノソルベント検定(ELISA)により、粘膜IgA抗
体応答を査定した。
体応答を査定した。
【0077】
1用量のフルアリックス(商標)または鼻腔内処方物の投与後21日目のHI血
清陽性、セロコンバージョンおよび血清防御率を、表1に示す。
清陽性、セロコンバージョンおよび血清防御率を、表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
全ての場合に、コンバージョン因子(ワクチン接種後の血清HI GMTの倍
増)は2.5より大きく、これは好結果のインフルエンザワクチンを要するレベル
であった。
増)は2.5より大きく、これは好結果のインフルエンザワクチンを要するレベル
であった。
【0080】
21日目および0日目(1用量)間の特異的/総粘膜IgA抗体比の2倍または4
倍増を有する被験者のパーセンテージを、表2に示す。
倍増を有する被験者のパーセンテージを、表2に示す。
【0081】
【表2】
【0082】
要約
上に表記した免疫原性結果は、鼻腔内処方物が、1用量後21日目に慣用的非経
口ワクチン(フルアリックス(商標))により生じたのと同様レベルの血清陽性
、セロコンバージョンおよび血清防御を生じたことを示す。鼻腔内処方物は、1
用量後に、慣用的非経口ワクチン(フルアリックス(商標))より良好な粘膜I
gA応答を生じた。
口ワクチン(フルアリックス(商標))により生じたのと同様レベルの血清陽性
、セロコンバージョンおよび血清防御を生じたことを示す。鼻腔内処方物は、1
用量後に、慣用的非経口ワクチン(フルアリックス(商標))より良好な粘膜I
gA応答を生じた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 39/00 A61K 39/00 Z
39/02 39/02
39/04 39/04
39/09 39/09
39/095 39/095
39/10 39/10
39/112 39/112
39/118 39/118
39/12 39/12
39/145 39/145
39/21 39/21
39/245 39/245
39/25 39/25
39/29 39/29
47/28 47/28
47/34 47/34
A61P 31/00 A61P 31/00
31/04 31/04
31/12 31/12
31/16 31/16
31/18 31/18
35/00 35/00
37/08 37/08
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C
A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM
,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,
GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K
E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS
,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,
MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R
U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM
,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,
YU,ZA,ZW
(72)発明者 エルマン,フィリップ
ベルギー国,ベー−1330 リクサンサー
ル,リュ ドゥ ランスティテュ 89,ス
ミスクライン ビーチャム バイオロジカ
ルズ ソシエテ アノニム
(72)発明者 アンデリック,ベロニク
ベルギー国,ベー−1330 リクサンサー
ル,リュ ドゥ ランスティテュ 89,ス
ミスクライン ビーチャム バイオロジカ
ルズ ソシエテ アノニム
Fターム(参考) 4C076 AA24 AA93 BB21 BB25 CC06
CC07 CC27 CC31 CC35 DD09
DD70 EE24 EE57 FF16 FF68
4C085 AA03 AA38 BA07 BA09 BA16
BA17 BA24 BA45 BA48 BA69
BA78 BA79 BA83 BA87 BA88
BA89 BA92 BB01 BB11 EE06
FF12 FF17 GG10
Claims (18)
- 【請求項1】 患者の粘膜表面への適用のためのアジュバントの調製におけ
るポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびオクトキシノールの組合せの使
用。 - 【請求項2】 前記ポリオキシエチレンソルビタンエステルがポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエート(トゥイーン80(商標))である請求項1記載
の使用。 - 【請求項3】 前記オクトキシノールがt−オクチルフェノキシポリエトキ
シエタノール(トリトンX−100(商標))である請求項1または請求項2記載
の使用。 - 【請求項4】 胆汁酸塩またはコール酸誘導体をさらに含む請求項1〜3の
いずれかに記載の使用。 - 【請求項5】 粘膜投与のためのワクチンの製造における、抗原を伴う請求
項1〜4のいずれかに記載のアジュバントの使用。 - 【請求項6】 前記抗原がヒト免疫不全ウイルス、水痘−帯状疱疹ウイルス
、1型単純ヘルペスウイルス、2型単純ヘルペスウイルス、ヒトサイトメガロウ
イルス、デング熱ウイルス、A、BCまたはE型肝炎ウイルス、RSウイルス、
ヒトパピローマウイルス、インフルエンザウイルス、Hib、髄膜炎ウイルス、
サルモネラ属、ナイセリア属、ボレリア属、クラミジア属、ボルデテラ属、連鎖
球菌属、マイコプラズマ属、マイコバクテリア属、ヘモフィルス属、プラスモジ
ウム属またはトキソプラスマ属、stanworthデカペプチド、あるいは腫瘍関連抗
原(TMA)、MAGE、BAGE、GAGE、MUC−1、Her−2neu
、LnRH、CEA、PSA、KSAまたはPRAMEから成る群から選択され
る請求項5記載の使用。 - 【請求項7】 前記抗原がインフルエンザウイルスからの抗原または抗原調
製物である請求項6記載の使用。 - 【請求項8】 抗原調製物がスプリットインフルエンザウイルス調製物であ
る請求項7記載の使用。 - 【請求項9】 インフルエンザに対する予防のためのワクチンの製造のため
の請求項5〜9のいずれかに記載の使用。 - 【請求項10】 薬剤中に用いるためのワクチンの製造のための請求項5〜
9のいずれかに記載の使用。 - 【請求項11】 ワクチンの製造方法であって、(a)ポリオキシエチレン
ソルビタンエステル、(b)オクトキシノールおよび(c)抗原を混和し、そし
て粘膜投与のためのワクチン用量の形態でワクチンを提供することを包含する方
法。 - 【請求項12】 ワクチンが鼻腔内エーロゾルまたは噴霧用具で提供される
請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 ポリオキシエチレンソルビタンエステル、オクトキシノー
ルおよび抗原を含むワクチンを充填される噴霧またはエーロゾル用具、特に二用
量用具。 - 【請求項14】 抗原がインフルエンザ抗原または抗原調製物である請求項
13記載の噴霧またはエーロゾル用具。 - 【請求項15】 抗原調製物がスプリットインフルエンザウイルス調製物で
ある請求項14記載の噴霧またはエーロゾル用具。 - 【請求項16】 病原性感染または癌またはアレルギーに罹患しているかま
たは罹患し易い哺乳類の治療方法であって、ポリオキシエチレンソルビタンエス
テル、オクトキシノールおよび抗原を含む安全且つ有効量のワクチン組成物を哺
乳類の粘膜に投与することを包含する方法。 - 【請求項17】 ワクチンが鼻腔内に投与される請求項16記載の方法。
- 【請求項18】 ワクチンがインフルエンザ抗原または抗原調製物、例えば
スプリットインフルエンザウイルス調製物を含むインフルエンザウイルスワクチ
ンである請求項16または請求項17記載の方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9922703.5A GB9922703D0 (en) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | Vaccine |
GB9922703.5 | 1999-09-24 | ||
GB0016685A GB0016685D0 (en) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | Novel compounds |
GB0016685.0 | 2000-07-06 | ||
PCT/EP2000/009366 WO2001021207A2 (en) | 1999-09-24 | 2000-09-22 | Use of combination of polyoxyethylene sorbitan ester and octoxynol as adjuvant and its use in vaccines |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003509473A true JP2003509473A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=26244613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001524631A Pending JP2003509473A (ja) | 1999-09-24 | 2000-09-22 | ワクチン |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1221971A2 (ja) |
JP (1) | JP2003509473A (ja) |
KR (1) | KR20020038770A (ja) |
CN (1) | CN1391483A (ja) |
AU (1) | AU765824B2 (ja) |
BR (1) | BR0014282A (ja) |
CA (1) | CA2383413A1 (ja) |
CO (1) | CO5200837A1 (ja) |
CZ (1) | CZ20021043A3 (ja) |
HK (1) | HK1049106A1 (ja) |
HU (1) | HUP0202885A3 (ja) |
IL (1) | IL148672A0 (ja) |
MX (1) | MXPA02003067A (ja) |
NO (1) | NO20021433L (ja) |
PL (1) | PL355163A1 (ja) |
TR (1) | TR200200774T2 (ja) |
WO (1) | WO2001021207A2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008093772A1 (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 経皮または経粘膜投与のためのアジュバントおよびこれを含む医薬製剤 |
JP2009514840A (ja) * | 2005-11-04 | 2009-04-09 | ノバルティス ヴァクシンズ アンド ダイアグノスティクス エスアールエル | インフルエンザワクチンによってプライム(priming)/ブースト(boosting)するための投与経路 |
US9993549B2 (en) | 2013-10-31 | 2018-06-12 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Adjuvant composition, adjuvant preparation containing same, and kit |
Families Citing this family (145)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0909323B1 (en) | 1996-01-04 | 2007-02-28 | Novartis Vaccines and Diagnostics, Inc. | Helicobacter pylori bacterioferritin |
AU2002214127B2 (en) | 2000-10-27 | 2007-06-07 | J. Craig Venter Institute, Inc. | Nucleic acids and proteins from streptococcus groups A and B |
WO2002046477A2 (en) | 2000-12-07 | 2002-06-13 | Chiron Corporation | Endogenous retroviruses up-regulated in prostate cancer |
MY134424A (en) * | 2001-05-30 | 2007-12-31 | Saechsisches Serumwerk | Stable influenza virus preparations with low or no amount of thiomersal |
GB0115176D0 (en) | 2001-06-20 | 2001-08-15 | Chiron Spa | Capular polysaccharide solubilisation and combination vaccines |
US8481043B2 (en) | 2001-06-22 | 2013-07-09 | Cpex Pharmaceuticals, Inc. | Nasal immunization |
GB0118249D0 (en) | 2001-07-26 | 2001-09-19 | Chiron Spa | Histidine vaccines |
GB0121591D0 (en) | 2001-09-06 | 2001-10-24 | Chiron Spa | Hybrid and tandem expression of neisserial proteins |
AR045702A1 (es) | 2001-10-03 | 2005-11-09 | Chiron Corp | Composiciones de adyuvantes. |
EP2572707A3 (en) | 2002-02-20 | 2013-11-06 | Novartis Vaccines and Diagnostics, Inc. | Microparticles with adsorbed polypeptide-containing molecules |
AU2003276679A1 (en) | 2002-06-13 | 2003-12-31 | Chiron Corporation | Vectors for expression of hml-2 polypeptides |
GB0220194D0 (en) | 2002-08-30 | 2002-10-09 | Chiron Spa | Improved vesicles |
BRPI0315228A8 (pt) | 2002-10-11 | 2018-04-03 | Chiron Srl | Vacinas de polipeptídeo para ampla proteção contra linhagens meningocócicas hipervirulentas |
AU2003288660A1 (en) | 2002-11-15 | 2004-06-15 | Chiron Srl | Unexpected surface proteins in neisseria meningitidis |
GB0227346D0 (en) | 2002-11-22 | 2002-12-31 | Chiron Spa | 741 |
US8034378B2 (en) | 2002-12-27 | 2011-10-11 | Novartis Vaccines And Diagnostics, Inc | Immunogenic compositions containing phospholipid |
EP2172213B1 (en) | 2003-01-30 | 2013-04-03 | Novartis AG | Injectable vaccines against multiple meningococcal serogroups |
GB0308198D0 (en) | 2003-04-09 | 2003-05-14 | Chiron Srl | ADP-ribosylating bacterial toxin |
NZ543467A (en) | 2003-04-10 | 2008-07-31 | Novartis Vaccines & Diagnostic | The severe acute respiratory syndrome coronavirus |
EP2179729B1 (en) | 2003-06-02 | 2016-07-20 | GlaxoSmithKline Biologicals SA | Immunogenic compositions based on microparticles comprising adsorbed toxoid and a polysaccharide-containing antigen |
US20060035242A1 (en) | 2004-08-13 | 2006-02-16 | Michelitsch Melissa D | Prion-specific peptide reagents |
GB0323103D0 (en) | 2003-10-02 | 2003-11-05 | Chiron Srl | De-acetylated saccharides |
WO2005032583A2 (en) | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Chiron Srl | Liquid vaccines for multiple meningococcal serogroups |
EP1722815A1 (en) | 2004-03-09 | 2006-11-22 | Chiron Corporation | Influenza virus vaccines |
GB0409745D0 (en) | 2004-04-30 | 2004-06-09 | Chiron Srl | Compositions including unconjugated carrier proteins |
PL1740217T3 (pl) | 2004-04-30 | 2012-03-30 | Novartis Ag | Szczepienie koniugatem meningokokowym |
GB0410866D0 (en) | 2004-05-14 | 2004-06-16 | Chiron Srl | Haemophilius influenzae |
JP4896021B2 (ja) | 2004-05-21 | 2012-03-14 | ノバルティス ヴァクシンズ アンド ダイアグノスティクス, インコーポレイテッド | 呼吸器系病原体ワクチンのためのアルファウイルスベクター |
EP1765313A2 (en) | 2004-06-24 | 2007-03-28 | Novartis Vaccines and Diagnostics, Inc. | Compounds for immunopotentiation |
US20060165716A1 (en) | 2004-07-29 | 2006-07-27 | Telford John L | Immunogenic compositions for gram positive bacteria such as streptococcus agalactiae |
GB0424092D0 (en) | 2004-10-29 | 2004-12-01 | Chiron Srl | Immunogenic bacterial vesicles with outer membrane proteins |
CA2590974C (en) | 2005-01-27 | 2017-10-03 | Children's Hospital & Research Center At Oakland | Gna1870-based vesicle vaccines for broad spectrum protection against diseases caused by neisseria meningitidis |
GB0502095D0 (en) | 2005-02-01 | 2005-03-09 | Chiron Srl | Conjugation of streptococcal capsular saccharides |
PL2351772T3 (pl) | 2005-02-18 | 2017-01-31 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Białka i kwasy nukleinowe z bakterii Escherichia coli związanej z zapaleniem opon mózgowo-rdzeniowych/posocznicą |
WO2006091517A2 (en) | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Novartis Vaccines And Diagnostics Inc. | Immunogens from uropathogenic escherichia coli |
EP1917976B1 (en) | 2005-08-01 | 2011-03-16 | Hisamitsu Pharmaceutical Co. Inc. | Adjuvant or pharmaceutical preparation for transdermal or transmucosal administration |
EP2357000A1 (en) | 2005-10-18 | 2011-08-17 | Novartis Vaccines and Diagnostics, Inc. | Mucosal and systemic immunizations with alphavirus replicon particles |
US11707520B2 (en) | 2005-11-03 | 2023-07-25 | Seqirus UK Limited | Adjuvanted vaccines with non-virion antigens prepared from influenza viruses grown in cell culture |
ES2420829T3 (es) | 2005-11-04 | 2013-08-27 | Novartis Vaccines And Diagnostics S.R.L. | Vacunas adyuvantadas con antígeno de no virión preparadas a partir de virus de la gripe cultivados en cultivo celular |
CA2630220C (en) | 2005-11-22 | 2020-10-13 | Doris Coit | Norovirus and sapovirus antigens |
GB0524066D0 (en) | 2005-11-25 | 2006-01-04 | Chiron Srl | 741 ii |
NZ570106A (en) | 2006-01-27 | 2012-04-27 | Novartis Vaccines & Diagnostic | Influenza vaccines containing hemagglutinin and matrix proteins |
US8535683B2 (en) | 2006-03-22 | 2013-09-17 | Abbott Biologicals B.V. | Intranasal or inhalational administration of virosomes |
ATE539079T1 (de) | 2006-03-23 | 2012-01-15 | Novartis Ag | Imidazochinoxalinverbindungen als immunmodulatoren |
EP2382987A1 (en) | 2006-03-24 | 2011-11-02 | Novartis Vaccines and Diagnostics GmbH | Storage of influenza vaccines without refrigeration |
US20100285062A1 (en) | 2006-03-31 | 2010-11-11 | Novartis Ag | Combined mucosal and parenteral immunization against hiv |
EP2054431B1 (en) | 2006-06-09 | 2011-08-31 | Novartis AG | Conformers of bacterial adhesins |
GB0614460D0 (en) | 2006-07-20 | 2006-08-30 | Novartis Ag | Vaccines |
AU2007285484B2 (en) | 2006-08-16 | 2013-05-02 | Novartis Ag | Immunogens from uropathogenic Escherichia coli |
JP5954921B2 (ja) | 2006-09-11 | 2016-07-20 | ノバルティス アーゲー | 卵を使用しないインフルエンザウイルスワクチンの作製 |
US20110045022A1 (en) | 2006-12-06 | 2011-02-24 | Theodore Tsai | Vaccines including antigen from four strains of influenza virus |
GB0700562D0 (en) | 2007-01-11 | 2007-02-21 | Novartis Vaccines & Diagnostic | Modified Saccharides |
EP2185191B1 (en) | 2007-06-27 | 2012-09-12 | Novartis AG | Low-additive influenza vaccines |
GB0713880D0 (en) | 2007-07-17 | 2007-08-29 | Novartis Ag | Conjugate purification |
GB0714963D0 (en) | 2007-08-01 | 2007-09-12 | Novartis Ag | Compositions comprising antigens |
GB0810305D0 (en) | 2008-06-05 | 2008-07-09 | Novartis Ag | Influenza vaccination |
AU2008335457B2 (en) | 2007-12-07 | 2015-04-16 | Glaxosmithkline Biologicals S.A. | Compositions for inducing immune responses |
GB0818453D0 (en) | 2008-10-08 | 2008-11-12 | Novartis Ag | Fermentation processes for cultivating streptococci and purification processes for obtaining cps therefrom |
BRPI0821240B8 (pt) | 2007-12-21 | 2022-10-04 | Novartis Ag | formas mutantes de estreptolisina o |
EP2245048B1 (en) | 2008-02-21 | 2014-12-31 | Novartis AG | Meningococcal fhbp polypeptides |
WO2009114485A2 (en) | 2008-03-10 | 2009-09-17 | Children's Hospital & Research Center At Oakland | Chimeric factor h binding proteins (fhbp) containing a heterologous b domain and methods of use |
EP2376108B1 (en) | 2008-12-09 | 2017-02-22 | Pfizer Vaccines LLC | IgE CH3 PEPTIDE VACCINE |
NZ594029A (en) | 2009-01-12 | 2014-01-31 | Novartis Ag | Cna_b domain antigens in vaccines against gram positive bacteria |
DK2396032T3 (en) | 2009-02-10 | 2016-12-19 | Seqirus Uk Ltd | Influenza vaccines with reduced amounts of squalene |
CA2754618A1 (en) | 2009-03-06 | 2010-09-10 | Novartis Ag | Chlamydia antigens |
AU2010238255B2 (en) | 2009-04-14 | 2014-10-16 | Novartis Ag | Compositions for immunising against Staphylococcus aureus |
EP2424562B1 (en) | 2009-04-30 | 2015-10-07 | Coley Pharmaceutical Group, Inc. | Pneumococcal vaccine and uses thereof |
CN102802665B (zh) | 2009-06-15 | 2015-11-25 | 新加坡国立大学 | 流感疫苗、组合物及使用方法 |
MX2012000395A (es) | 2009-07-07 | 2012-02-28 | Novartis Ag | Inmunogenos conservados de escherichia coli. |
EP3178490B1 (en) | 2009-07-15 | 2022-04-20 | GlaxoSmithKline Biologicals S.A. | Rsv f protein compositions and methods for making same |
CA2768343A1 (en) | 2009-07-16 | 2011-01-20 | Novartis Ag | Detoxified escherichia coli immunogens |
NZ618391A (en) | 2009-07-30 | 2015-07-31 | Pfizer Vaccines Llc | Antigenic tau peptides and uses thereof |
CN102596240B (zh) | 2009-08-27 | 2015-02-04 | 诺华股份有限公司 | 包括脑膜炎球菌fHBP序列的杂交多肽 |
CN102612558B (zh) | 2009-09-03 | 2015-02-11 | 辉瑞疫苗有限责任公司 | Pcsk9疫苗 |
BR112012009014B8 (pt) | 2009-09-30 | 2022-10-04 | Novartis Ag | Processo para preparar conjugado de polissacarídeo capsular de s. aureus tipo 5 ou tipo 8 e molécula de transporte crm197, conjugado e composição imunogênica |
GB0918392D0 (en) | 2009-10-20 | 2009-12-02 | Novartis Ag | Diagnostic and therapeutic methods |
MX2012004850A (es) | 2009-10-27 | 2012-05-22 | Novartis Ag | Polipeptidos fhbp meningococicos modificados. |
GB0919690D0 (en) | 2009-11-10 | 2009-12-23 | Guy S And St Thomas S Nhs Foun | compositions for immunising against staphylococcus aureus |
JP6007105B2 (ja) | 2009-12-22 | 2016-10-12 | セルデックス・セラピューティクス・インコーポレイテッド | ワクチン組成物 |
US9173954B2 (en) | 2009-12-30 | 2015-11-03 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Polysaccharide immunogens conjugated to E. coli carrier proteins |
GB201003333D0 (en) | 2010-02-26 | 2010-04-14 | Novartis Ag | Immunogenic proteins and compositions |
CN110845585A (zh) | 2010-03-30 | 2020-02-28 | 奥克兰儿童医院及研究中心 | 改性的h因子结合蛋白(fhbp)及其使用方法 |
GB201005625D0 (en) | 2010-04-01 | 2010-05-19 | Novartis Ag | Immunogenic proteins and compositions |
WO2011130379A1 (en) | 2010-04-13 | 2011-10-20 | Novartis Ag | Benzonapthyridine compositions and uses thereof |
EP2575988A1 (en) | 2010-05-28 | 2013-04-10 | Tetris Online, Inc. | Interactive hybrid asynchronous computer game infrastructure |
CA2798837A1 (en) | 2010-06-07 | 2011-12-15 | Pfizer Inc. | Her-2 peptides and vaccines |
CA2800774A1 (en) | 2010-06-07 | 2011-12-15 | Pfizer Vaccines Llc | Ige ch3 peptide vaccine |
GB201009861D0 (en) | 2010-06-11 | 2010-07-21 | Novartis Ag | OMV vaccines |
US9192661B2 (en) | 2010-07-06 | 2015-11-24 | Novartis Ag | Delivery of self-replicating RNA using biodegradable polymer particles |
WO2012006293A1 (en) | 2010-07-06 | 2012-01-12 | Novartis Ag | Norovirus derived immunogenic compositions and methods |
GB201101665D0 (en) | 2011-01-31 | 2011-03-16 | Novartis Ag | Immunogenic compositions |
WO2012072769A1 (en) | 2010-12-01 | 2012-06-07 | Novartis Ag | Pneumococcal rrgb epitopes and clade combinations |
WO2012085668A2 (en) | 2010-12-24 | 2012-06-28 | Novartis Ag | Compounds |
WO2012103361A1 (en) | 2011-01-26 | 2012-08-02 | Novartis Ag | Rsv immunization regimen |
US20140004142A1 (en) | 2011-03-02 | 2014-01-02 | Pfizer Inc. | Pcsk9 vaccine |
CN103842374A (zh) | 2011-05-13 | 2014-06-04 | 诺华股份有限公司 | 融合前的rsv f抗原 |
US11058762B2 (en) | 2011-07-06 | 2021-07-13 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Immunogenic compositions and uses thereof |
CA2840989A1 (en) | 2011-07-06 | 2013-01-10 | Novartis Ag | Immunogenic combination compositions and uses thereof |
US10030052B2 (en) | 2011-07-25 | 2018-07-24 | Glaxosmithkline Biologicals Sa | Parvovirus Vp1 unique region polypeptides and compositions thereof |
EP2659907A1 (en) | 2012-05-01 | 2013-11-06 | Affiris AG | Compositions |
EP2659906A1 (en) | 2012-05-01 | 2013-11-06 | Affiris AG | Compositions |
EP2659908A1 (en) | 2012-05-01 | 2013-11-06 | Affiris AG | Compositions |
PL2844282T3 (pl) | 2012-05-04 | 2019-11-29 | Pfizer | Antygeny związane z gruczołem krokowym i schematy immunoterapii oparte na szczepionce |
CA2874210A1 (en) | 2012-05-22 | 2013-11-28 | Novartis Ag | Meningococcus serogroup x conjugate |
EP2869842A1 (en) | 2012-07-06 | 2015-05-13 | Novartis AG | Immunogenic compositions and uses thereof |
CN105307684A (zh) | 2012-10-02 | 2016-02-03 | 葛兰素史密丝克莱恩生物有限公司 | 非直链糖缀合物 |
CN104582718B (zh) | 2012-10-03 | 2017-10-24 | 诺华股份有限公司 | 免疫原性组合物 |
PL2925355T3 (pl) | 2012-11-30 | 2018-06-29 | Glaxosmithkline Biologicals S.A. | Antygeny pseudomonas i połączenia antygenów |
CN112999344A (zh) | 2013-05-15 | 2021-06-22 | 阿尔伯达大学董事会 | E1e2 hcv疫苗及使用方法 |
NZ755769A (en) | 2014-01-21 | 2023-06-30 | Pfizer | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens and uses thereof |
US11160855B2 (en) | 2014-01-21 | 2021-11-02 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens and uses thereof |
US10279019B2 (en) | 2014-02-11 | 2019-05-07 | Stc.Unm | PCSK9 peptide vaccine conjugated to a Qbeta carrier and methods of using the same |
US10266572B2 (en) | 2014-07-23 | 2019-04-23 | Children's Hospital & Research Center At Oakland | Factor H binding protein variants and methods of use thereof |
HRP20230416T1 (hr) | 2015-01-15 | 2023-07-07 | Pfizer Inc. | Imunogeni pripravci, namijenjeni upotrebi u cjepivima protiv pneumokoka |
US10576131B2 (en) | 2015-06-03 | 2020-03-03 | Affiris Ag | IL-23-p19 vaccines |
EP3319988A1 (en) | 2015-07-07 | 2018-05-16 | Affiris AG | Vaccines for the treatment and prevention of ige mediated diseases |
EP3325008A1 (en) | 2015-07-21 | 2018-05-30 | Pfizer Inc | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens, kits comprising the same and uses thereof |
WO2017085586A1 (en) | 2015-11-20 | 2017-05-26 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions for use in pneumococcal vaccines |
HUE051722T2 (hu) | 2016-01-19 | 2021-03-29 | Pfizer | Rák elleni oltóanyagok |
CA3050622A1 (en) | 2017-01-20 | 2018-07-26 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions for use in pneumococcal vaccines |
US11633471B2 (en) | 2018-03-06 | 2023-04-25 | Unm Rainforest Innovations | Compositions and methods for reducing serum triglycerides |
US11260119B2 (en) | 2018-08-24 | 2022-03-01 | Pfizer Inc. | Escherichia coli compositions and methods thereof |
EP3893926A1 (en) | 2018-12-12 | 2021-10-20 | Pfizer Inc. | Immunogenic multiple hetero-antigen polysaccharide-protein conjugates and uses thereof |
JP7239509B6 (ja) | 2019-02-22 | 2023-03-28 | ファイザー・インク | 細菌多糖類を精製するための方法 |
US20220184199A1 (en) | 2019-04-10 | 2022-06-16 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens, kits comprising the same and uses thereof |
JP2021087420A (ja) | 2019-11-01 | 2021-06-10 | ファイザー・インク | Escherichia coli組成物およびその方法 |
IL295713A (en) | 2020-02-21 | 2022-10-01 | Pfizer | Isolation of saccharides |
WO2021165928A2 (en) | 2020-02-23 | 2021-08-26 | Pfizer Inc. | Escherichia coli compositions and methods thereof |
IL302362A (en) | 2020-10-27 | 2023-06-01 | Pfizer | ESCHERICHIA COLI preparations and their methods |
CA3200602A1 (en) | 2020-11-04 | 2022-05-12 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions for use in pneumococcal vaccines |
JP2023549736A (ja) | 2020-11-10 | 2023-11-29 | ファイザー・インク | コンジュゲートさせた莢膜糖抗原を含む免疫原性組成物およびその使用 |
TWI750929B (zh) * | 2020-12-02 | 2021-12-21 | 林建宏 | 氣霧免疫用之溫敏型佐劑及其製作方法 |
US20220202923A1 (en) | 2020-12-23 | 2022-06-30 | Pfizer Inc. | E. coli fimh mutants and uses thereof |
WO2022147373A1 (en) | 2020-12-31 | 2022-07-07 | The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services | Antibody-guided pcsk9-mimicking immunogens lacking 9-residue sequence overlap with human proteins |
IL305313A (en) | 2021-02-19 | 2023-10-01 | Sanofi Pasteur | Recombinant meningococcal B vaccine |
WO2022234483A1 (en) | 2021-05-04 | 2022-11-10 | King Abdullah University Of Science And Technology | Immuogenic compositions of mutant sars-cov-2 n protein and gene and methods of use thereof |
AU2022281543A1 (en) | 2021-05-28 | 2023-11-23 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens and uses thereof |
TW202306969A (zh) | 2021-05-28 | 2023-02-16 | 美商輝瑞大藥廠 | 包含結合之莢膜醣抗原的免疫原組合物及其用途 |
WO2023079528A1 (en) | 2021-11-05 | 2023-05-11 | King Abdullah University Of Science And Technology | Compositions suitable for use in a method for eliciting cross-protective immunity against coronaviruses |
WO2023079529A1 (en) | 2021-11-05 | 2023-05-11 | King Abdullah University Of Science And Technology | Re-focusing protein booster immunization compositions and methods of use thereof |
WO2023092090A1 (en) | 2021-11-18 | 2023-05-25 | Matrivax, Inc. | Immunogenic fusion protein compositions and methods of use thereof |
WO2023135515A1 (en) | 2022-01-13 | 2023-07-20 | Pfizer Inc. | Immunogenic compositions comprising conjugated capsular saccharide antigens and uses thereof |
WO2023161817A1 (en) | 2022-02-25 | 2023-08-31 | Pfizer Inc. | Methods for incorporating azido groups in bacterial capsular polysaccharides |
WO2023218322A1 (en) | 2022-05-11 | 2023-11-16 | Pfizer Inc. | Process for producing of vaccine formulations with preservatives |
WO2024018061A1 (en) | 2022-07-22 | 2024-01-25 | Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale | Use of bordetella strains for the treatment of chronic obstructive pulmonary disease |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4772466A (en) * | 1983-08-22 | 1988-09-20 | Syntex (U.S.A.) Inc. | Vaccines comprising polyoxypropylene-polyoxyethylene block polymer based adjuvants |
NL8403195A (nl) * | 1984-10-19 | 1986-05-16 | Nederlanden Staat | Immunogene complexen en vaccins die deze bevatten. |
CA1291036C (en) * | 1986-04-23 | 1991-10-22 | Edwin I. Stoltz | Nasal administration of drugs |
US5653987A (en) * | 1995-05-16 | 1997-08-05 | Modi; Pankaj | Liquid formulations for proteinic pharmaceuticals |
-
2000
- 2000-09-22 MX MXPA02003067A patent/MXPA02003067A/es unknown
- 2000-09-22 CN CN00816014A patent/CN1391483A/zh active Pending
- 2000-09-22 TR TR2002/00774T patent/TR200200774T2/xx unknown
- 2000-09-22 BR BR0014282-4A patent/BR0014282A/pt not_active Application Discontinuation
- 2000-09-22 WO PCT/EP2000/009366 patent/WO2001021207A2/en not_active Application Discontinuation
- 2000-09-22 KR KR1020027003832A patent/KR20020038770A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-09-22 IL IL14867200A patent/IL148672A0/xx unknown
- 2000-09-22 AU AU79070/00A patent/AU765824B2/en not_active Ceased
- 2000-09-22 CA CA002383413A patent/CA2383413A1/en not_active Abandoned
- 2000-09-22 JP JP2001524631A patent/JP2003509473A/ja active Pending
- 2000-09-22 HU HU0202885A patent/HUP0202885A3/hu unknown
- 2000-09-22 CO CO00072096A patent/CO5200837A1/es not_active Application Discontinuation
- 2000-09-22 PL PL00355163A patent/PL355163A1/xx not_active Application Discontinuation
- 2000-09-22 EP EP00969296A patent/EP1221971A2/en not_active Withdrawn
- 2000-09-22 CZ CZ20021043A patent/CZ20021043A3/cs unknown
-
2002
- 2002-03-21 NO NO20021433A patent/NO20021433L/no not_active Application Discontinuation
- 2002-12-19 HK HK02109233.6A patent/HK1049106A1/zh unknown
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009514840A (ja) * | 2005-11-04 | 2009-04-09 | ノバルティス ヴァクシンズ アンド ダイアグノスティクス エスアールエル | インフルエンザワクチンによってプライム(priming)/ブースト(boosting)するための投与経路 |
WO2008093772A1 (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 経皮または経粘膜投与のためのアジュバントおよびこれを含む医薬製剤 |
JP5275047B2 (ja) * | 2007-01-31 | 2013-08-28 | 久光製薬株式会社 | 経皮または経粘膜投与のためのアジュバントおよびこれを含む医薬製剤 |
US9993549B2 (en) | 2013-10-31 | 2018-06-12 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Adjuvant composition, adjuvant preparation containing same, and kit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU7907000A (en) | 2001-04-24 |
CZ20021043A3 (cs) | 2002-08-14 |
KR20020038770A (ko) | 2002-05-23 |
BR0014282A (pt) | 2002-05-21 |
PL355163A1 (en) | 2004-04-05 |
EP1221971A2 (en) | 2002-07-17 |
CA2383413A1 (en) | 2001-03-29 |
IL148672A0 (en) | 2002-09-12 |
HUP0202885A2 (hu) | 2002-12-28 |
WO2001021207A2 (en) | 2001-03-29 |
HUP0202885A3 (en) | 2004-07-28 |
MXPA02003067A (es) | 2002-09-30 |
CO5200837A1 (es) | 2002-09-27 |
NO20021433L (no) | 2002-05-21 |
TR200200774T2 (tr) | 2002-08-21 |
WO2001021207A3 (en) | 2001-09-27 |
HK1049106A1 (zh) | 2003-05-02 |
AU765824B2 (en) | 2003-10-02 |
CN1391483A (zh) | 2003-01-15 |
NO20021433D0 (no) | 2002-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003509473A (ja) | ワクチン | |
AU766635B2 (en) | Adjuvant comprising a polyxyethylene alkyl ether or ester and at least one nonionic surfactant | |
JP2002511423A (ja) | ワクチン | |
TWI232753B (en) | Adjuvant compositions comprising QS-21,3D-MPL and CpG and vaccine compositions comprising the same | |
ES2293923T3 (es) | Vacuna intranasal contra el virus influenza. | |
JP2003522802A (ja) | プロテオソーム・インフルエンザ・ワクチン | |
JP2001501640A (ja) | ワクチン | |
JP2004506020A (ja) | 経口投与固形ワクチン | |
KR20190025822A (ko) | 페길화된 리포솜 및 이의 용도 | |
JP6122083B2 (ja) | ナノエマルションワクチン | |
JP2002529427A (ja) | 薬学的作用物質の調合物および投与器具 | |
WO2004016281A1 (en) | Intradermal influenza vaccine compositions containing an adp-ribosylating factor | |
JP6469585B2 (ja) | 単純ヘルペスウイルス2型感染を処置するための治療用ワクチン | |
ZA200202270B (en) | Use of combination of polyxyethylene sorbitan ester and octoxynol as adjuvant and its use in vaccines. | |
US20220370603A1 (en) | Compositions of cardiolipin adjuvants and methods of use thereof | |
ZA200202268B (en) | Adjuvant comprising a polyxyethylene alkyl ether or ester and at least one non-ionic surfactant. | |
ES2358900T3 (es) | Composiciones que comprenden complejos de antígenos, procedimiento para su preparación así como precedimientos de utilización de los complejos de antígenos para la vacunación. | |
WO2023159081A2 (en) | Nanotechnology based intranasal vaccine for covid-19 | |
MXPA00009887A (en) | Adjuvant compositions | |
CZ20003732A3 (cs) | Pomocný prostředek |