JP2003504774A - 集積化オーディオミキサ - Google Patents

集積化オーディオミキサ

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JP2003504774A JP2000575341A JP2000575341A JP2003504774A JP 2003504774 A JP2003504774 A JP 2003504774A JP 2000575341 A JP2000575341 A JP 2000575341A JP 2000575341 A JP2000575341 A JP 2000575341A JP 2003504774 A JP2003504774 A JP 2003504774A
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ドュピュイ,クリスチャン
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 集積化された、多数入力オーディオミキサ(80)は複数のアナログ入力信号(Ain1−AinN)を受取り、内部でアナログ入力信号をデジタル化し、デジタル化された入力信号をデジタル的に処理および混合し、混合された入力のデジタルおよびアナログ表現の両方を生成する。すべてのアナログ入力(Ain1−AinN)は完全なデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器の半分に与えられる。すなわち、入力の各々はそれぞれのデルタ−シグマ変調器に与えられるが、すべてのデルタ−シグマ変調器は単一のデシメーションフィルタ(89)を共有する。デルタ−シグマ変調器の各々の出力は、それぞれマルチプレクサ(Mx1−MxN)を制御し、これはそれぞれのデルタ−シグマ変調器の量子化レベルごとに、別々の入力チャネルを有する。マルチプレクサの出力は、選択的に加算回路(85)に与えられる。加算回路(85)からの出力はD/A変換器(87)に与えられ、アナログ出力を生成し、かつ単一のシグマ−デシメーションフィルタ(89)にも与えられ、これはデルタ−シグマ変調器から混合されたデータを回復する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
この発明は、多数のアナログ入力信号をデジタル的に混合するための集積化オ
ーディオミキサに関する。
【0002】
【発明の背景】
電子技術分野には、2つの基本的な種類の混合回路がある。第1のものはヘテ
ロダイン混合回路であって、これは2つの入力信号の瞬間電圧を乗算して該2つ
の入力信号のエネルギを組合わせることにより、新しい周波数成分を有する出力
信号を生成する。第2の種類はしばしばオーディオミキサと呼ばれるものであっ
て、多数の入力信号の線形和を生成する。しばしばオーディオミキサを用いて多
数の音声および音楽の音源を組合わせる。
【0003】 図1を参照すると、基本オーディオミキサ9は、それぞれ別のゲインステージ
11−15に与えられる多数のアナログ入力Ain1−Ain3を有する。ゲイ
ンステージ11−15は、入力の各々の重みを調整し、典型的には固定または可
変アナログ増幅器として実現化される。ゲインステージ11−15からの出力は
、アナログ加算器17に与えられ、これはアナログ入力Ain1−Ain3の重
み付けされた線形和を生成する。さらなるオーディオミキサの説明は、ARRL
ハンドブック、第74版、1997年、15.1頁−15.3頁に見られる。所
望であれば、アナログ出力Aoutはアナログ−デジタル変換器A/D21に与
えられてデジタル出力Doutを生成してもよい。同様のオーディオミキサは、
リンツ(Linz)らの米国特許第5,589,830号にも見られる。
【0004】 図2の構造は図1の構造に基づき構築され、および図1の要素と同様の図2の
すべての要素は、同様の参照符号を有する。オーディオミキサ9への入力がDi
n1−Din3などのデジタルであれば、入力は従来にはそれぞれのデジタル−
アナログ変換器D/A25−29に与えられ、その後でアナログオーディオミキ
サ9に与えられる。そのようなオーディオミキサの例は、ファランギ(Farhangi
)らの米国特許第5,647,008号に提示される。デジタル入力Din1−
Din3をアナログ領域に変換した後で混合することにより、多数の独立してデ
ジタル化された入力Din1−Din3を有することに関連する複雑性のいくら
かを回避することができる。これらの複雑性は、デジタル入力を同期しなければ
ならないことからもたらされるか、またはデジタル入力が同様のサンプリングレ
ート、量子化レベル、共通のシステムクロックなどを有さないなどの、何らかの
特別な状況によってもたらされる。
【0005】 しかしながら、デジタル領域での稼動は、整合性および処理柔軟性の見地にお
いて利点をもたらす。デジタル処理は符号またはデジタル回路で実現し得る一連
の処理アルゴリズムを通して設計されるために、デジタル処理はアナログ回路の
場合では必要とされるような、環境の変化または老朽化による構成要素のチュー
ニングを必要としない。さらに、処理アルゴリズムへの変更は、デジタル回路へ
の最小限の変更をもって、または変更なしで実現し得る。よって、デジタル領域
を用いてアナログ入力信号を処理しかつ混合することが望ましい。
【0006】 図3に、アナログ入力をデジタル領域において処理するオーディオミキサの例
を示す。図1の構成要素と同様の図3の構成要素のすべてを、同様の参照符号で
識別し、上に定義する。アナログ入力Ain1−Ain3は、オーディオミキサ
9の制御下で第1にそれぞれのアナログ−デジタル変換器A/D31−35に与
えられる。A/D31−35の各々から結果として生じるマルチビット出力ワー
ドは、それぞれの重みをそれぞれの乗算器37−41およびそれぞれのゲインフ
ァクタG1−G3によって、デジタル的に調整されることができる。たとえば、
乗算器37はマルチビットワードをA/D31から受取り、受取ったワードをそ
のマルチビットゲインファクタG1によって乗算する。乗算器37−41の各々
からの乗算された出力ワードは、直接それぞれのデジタル−アナログ変換器43
−47に与えられてもよいし、または任意で第1に付加的なそれぞれの処理ステ
ップ51−55を通って、その後でそれぞれのD/A43−47に与えられても
よい。D/A43−47の各々からの出力は、アナログ加算器17に与えられ、
図1のアナログミキサ9の出力段と同じものに続く。
【0007】 図2に関して上述の、独立してデジタル化された入力信号の混合に関連する困
難は、図3において回避される。これは、図3のすべてのアナログ入力Ain1
−Ain3がオーディオミキサ9の制御下で量子化されかつデジタル化されるこ
とにより、結果として生じるデジタル化された信号が、未知の特徴を有さないた
めである。それでも、図3の構造はまだ、乗算されて処理されたデジタル信号を
変換してアナログ領域に戻し、その後でそれらを加算器17内で混合する。これ
は(回路寸法が問題ではない場合)技術分野における典型であり、アナログ加算
器の構造が比較的簡単で強固であるという利点を有する。同様のオーディオミキ
サは、ビゴールト(Begault)による米国特許第5,438,623号に見られ
る。
【0008】 この発明と厳密には関連しないが、オーディオミキサのより完全な概要を提示
するために、図4に多数の独立してデジタル化された入力を混合するためのデジ
タルオーディオミキサ49の例を示す。この例では、第1のデジタル入力D1は
第2のデジタル入力D2よりも低いサンプリング周波数を有することを示す。デ
ジタルオーディオミキサ49はまたアナログ入力Ain1をも受取る。独立して
デジタル化された入力D1およびD2の各々に関連の未知のデジタル化ファクタ
を補償するために、デジタル入力を同期した後で処理しかつ混合しなければなら
ない。この例では、D1の低いサンプリング周波数は選択された共通のファクタ
周波数に補間、すなわちアップコンバートされる。同様にD2の高い周波数は同
じ選択された共通のファクタ周波数にデシメート、すなわちダウンコンバートさ
れる。
【0009】 デジタル信号を補間およびデシメートするさまざまな方法があるが、典型的な
方法を図4に示す。第1に、A/D61のサンプリングクロックCLK1がD1
およびD2を同期するための共通のファクタ周波数として選択される。CLK1
はD1を受取る補間器57に与えられ、かつD2を受取るデシメータ59に与え
られる。補間器57は新しいサンプル値を入来するD1サンプルの間に加え、そ
れによりCLK1によって命令される周波数で線56上に出力サンプルレートを
生成する。新しいサンプル値を選択するためのさまざまなアルゴリズムが存在す
るが、この説明においては重要ではない。デシメータ59は同様に、CLK1に
よって決定される周波数で線58上に出力サンプルレートを生成する。この例で
は、デシメータ59はこれを他の入来するD2サンプルを1つおきに無視する、
すなわち捨てることにより達成する。デシメータおよび補間器のさらなる説明は
、ARRLハンドブック、第74版、1997年、18.1頁−18.18頁に
見られる。
【0010】 第1のデジタル入力D1、第2のデジタルD2、およびアナログ入力Ain1
のデジタル化表現は、こうして同期され処理の準備ができる。D1、D2および
A/D61の出力は、それらの重みを別個にそれぞれの乗算器回路63−67お
よびそれぞれのゲインファクタG1−G3によって調整され、その後でデジタル
加算器69に与えられる。デジタル加算器69は混合したオーディオ出力をCL
K1の周波数で生成する。もしこの混合オーディオ出力周波数CLK1が後の処
理段に対して高すぎれば、第2のデシメータ70によって加算器69の出力周波
数をダウンコンバートすることが必要となるであろう。多数の独立してデジタル
化された入力をデジタル的に混合するこの方法および他の方法は、さらにファラ
ンギらの米国特許第5,647,008号およびレジアス(Ledzius)の米国特
許第5,729,225号に説明される。
【0011】 図5では再びこの本願の焦点、すなわち多数のアナログ入力のデジタル混合に
もどる。図3の要素と同様の図5の要素のすべては、同様の参照符号を有し上に
定義される。図3のように、図5の構造はアナログ入力Ain1−Ain3がそ
れぞれのA/D変換器31−35に与えられ、A/D変換器31−35の各々の
出力はそれぞれの乗算器回路37−41に与えられるのを示す。しかしながら図
3とは異なって、図5での乗算器37−41からの結果として生じる出力は、デ
ジタル加算器71(累算器)に与えられてデジタル領域内で混合される。デジタ
ル化された入力を同期するために特別な回路は必要ではないが、これは未知のデ
ジタル化ファクタがないためである。これはアナログ入力Ain1−Ain3が
、オーディオミキサ9の制御下で直接量子化されデジタル化されるためである。
図3のような乗算された信号の加算前のD/A変換を行わないことは、後の段に
おいてさらなるデジタル処理が必要となる場合に特に有利である。これは信号が
D/AおよびA/D変換を行なうごとに劣化するためである。しかしながら任意
で、DoutをD/A変換器73に与えてアナログ出力Aoutをも生成しても
よい。同様の構造は、クリステンセン(Christensen)の米国特許第5,483
,528号に示される。
【0012】 図5の構造は従来、集積アナログサブ回路の複雑性と広領域要件のために回路
基板レベルに限定されてきた。さらに、デジタル乗算器37−41は同様に広い
ICチップ領域を必要とする大きなデジタル回路である。こうして、入力Ain
1−Ain3ごとに別々のA/D31−35および別々の乗算器37−41を設
けると、図5の構造を単一のICチップに集積することができなくなる。
【0013】 A/D変換器をICに集積化することを容易にするためのアプローチは、アナ
ログ回路段の数を制限することである。これを行なうための1つの方法は、集積
デジタル回路の高周波能力と引き換えに、より少ない量子化レベルと、すなわち
より少ないアナログサブ回路と交換する、オーバーサンプリング技術を通して行
なわれる。
【0014】 IC集積化に好適である効果的なオーバーサンプリング・アナログ−デジタル
変換器は、図5に示すデルタ−シグマ、Δ/Σ 、アナログ−デジタル変換器で
ある。Δ/Σ A/D31−35の各々は、シグマ−デシメーションフィルタ7
4が後に続くデルタ−シグマ変調器72を含む。デルタ−シグマ変調器72は、
入力信号のナイキスト周波数の何倍もの周波数で入力信号をサンプリングする。
サンプリング周波数が増大するにつれ、量子化レベルが、よってビット解像度が
減じられるであろう。典型的なΔ/Σ変調器72は1ビット解像度を有する。結
果として生じる1ビットデータストリームはシグマ−デシメーションフィルタ7
4によって集められるが、これはローパスフィルタおよびリサンプラを含み、典
型的にはIIRまたはFIR構造に基づく。シグマ−デシメーションフィルタ7
4は帯域外量子化ノイズを除去し、次いでナイキスト周波数でリサンプルしてレ
ートの減少またはデシメーションを得る。結果として、シグマ−デシメーション
フィルタ74はデルタ−シグマ変調器72から入来する1ビットデータストリー
ムを1ビットサンプルの大きな群に複分割し、次いで1ビットサンプルの大きな
群の各々を再整形して組合わせて、10ビットより大きな典型的な解像度で複合
マルチビット出力を生成する。アナログ−デジタル変換器の構造内のデルタ−シ
グマ変調器およびシグマ−デシメーションフィルタのさらなる詳細な説明は、イ
スメイル(Ismail)らの「アナログVLSI:信号および情報処理(Analog VLS
I:Signal and Information Processing)」、1994年、467頁−505頁
に見られる。
【0015】 当該技術分野において、用語「デシメーション」が図4の従来のデシメーショ
ンフィルタ59と図5のシグマ−デシメーションフィルタ74との両方を指して
用いられるのは不適切である。2つのデシメートフィルタ回路59および74は
、実際には目的、機能および設計において非常に異なるものである。2つのデシ
メーションフィルタ59および74の詳細な比較は本明細書の範囲を超える。し
かしながら、従来のデシメーションフィルタ59の目的は、典型的には入来する
信号の非常に多数のサンプルを捨てることにより、特定の周波数応答指定を満た
すことであることに留意されたい。対照的に、シグマ−デシメーションフィルタ
74の目的は、帯域外量子化ノイズを抑圧し、入来する信号より高いビット解像
度を有するデータワードを再構築することである。
【0016】 しかしながら、デルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器の集積性にもかか
わらず、これらはまだ非常に大きく複雑な回路である。これはアナログ入力ごと
の別々のデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器をIC内に含める概念を、
領域と費用との両方の見地から実行不可能にする。
【0017】 入力ごとのデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器の数を減じるための1
つのアプローチを、図6に示す。ここでは、多数のアナログ入力Ain1−Ai
n3は単一のデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器77を時分割する。入
力信号Ain1−Ain3はマルチプレクサ75に与えられ、これは単一のΔ/
Σ A/D77へのアクセスを交互させる。Δ/Σ A/D77からの出力は、
次いでデマルチプレクサ79を通りデジタル出力信号Dout1−Dout3の
選択された1つに与えられる。しかしながらこの構造は入力信号Ain1−Ai
n3の周波数を制限するが、これはそれらが単一のΔ/ΣA/D77を逐次的に
共有するのに十分に遅くなくてはならないためである。これはそのオーディオ用
途における使用を厳しく制限し、従来は制御システムに用いられて温度変化など
のゆっくりと変動する可変値を監視してきた。さらに、出力Dout1−Dou
t3が徐々に逐次的に生成されるので、この構造はその入力信号が合せて混合さ
れるように同時に与えられることを必要とするオーディオ混合回路には適さない
。この種類の多数入力のデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変換器についての
情報は、スラメック・ジュニア(Sramek Jr.)の米国特許第5,345,236
号およびサーセン(Therssen)の米国特許第5,561,425号に見られる。
【0018】 この発明の目的は、単一のICへの集積に好適であり、多数のアナログ入力を
デジタル的に混合可能なオーディオミキサ構造を提供することである。
【0019】 この発明の別の目的は、デルタ−シグマタイプのアナログ−デジタル変換器を
用いるが、従来のデルタ−シグマA/D構造の広領域要件を被らない、集積化オ
ーディオミキサを提供することである。
【0020】 この発明の第3の目的は、入力信号にいかなる付加的な周波数制限をも課すこ
となく、多数の異なったアナログ入力がデルタ−シグマ・アナログ−デジタル変
換器の副構成要素を共有することを可能にする構造を提供することである。
【0021】
【発明の概要】
上述の目的は、複数のアナログ入力信号を受取って、内部でアナログ入力信号
をデジタル化し、デジタル化された入力信号をデジタル的に処理および混合し、
混合された入力のデジタルおよびアナログ表現の両方を生成する、多数入力オー
ディオミキサにおいて達成される。すべてのアナログ入力は、完全なデルタ−シ
グマ・アナログ−デジタル変換器の半分に与えられる。すなわち、すべてのアナ
ログ入力はそれぞれのデルタ−シグマ変調器に与えられることにより初期に量子
化されるが、デルタ−シグマ変調器の後にシグマ−デシメーションフィルタが続
かないので、A/D変換はこの段では完了しない。デルタ−シグマ変調器の各々
が好ましくは1ビットの2値データストリームを生成する。
【0022】 IC領域要件を減じるために、乗算器を使用せずに入力信号のゲインを調整す
る。入力信号の各々の重み係数は、デルタ−シグマ変調器の各々のロジック状態
出力に数を割当てることにより調整される。言い換えると、1ビットデータスト
リームの各々のロジックハイ状態およびロジックロー状態は、別個に絶対値を割
当てられる。ロジックロー絶対値は負であり、2の補数表記法でさらに表現され
る。これを達成するために、1ビットデータストリームの各々が1対の係数レジ
スタと関連づけられ、該係数レジスタ内に2値ハイ状態および2値ロー状態のそ
れぞれの絶対値または重みがストアされる。係数レジスタ対の各々は、それぞれ
の1ビット2値データストリームによって制御される対応の2対1マルチプレク
サに結合される。2つの係数レジスタのうちの1つの内容は、それぞれの1ビッ
トデータストリームのロジック状態に応答して、選択的に加算(混合)装置に転
送される。
【0023】 IC領域要件はさらに減じられるが、これはこの発明のデルタ−シグマ・アナ
ログ−デジタル変換器が上述のように個々のデシメーションフィルタを有さない
ためである。そうではなく、すべてのデルタ−シグマ変調器は単一のデシメーシ
ョンフィルタを共有する。すべての入力チャネルが加算装置によって混合された
後で、結果として生じるマルチビットの混合された信号は、マルチビットの出力
データワードを生成する単一のデシメーションフィルタに与えられる。加算装置
からのマルチビットの混合された信号はまた、デジタル−アナログ変換器にも与
えられ、アナログ出力を生成する。
【0024】
【最良の発明実施形態】
図7を参照して、単一のICチップへの集積化に好適である、この発明に従っ
たデジタル・アナログミキサ80を示す。オーディオミキサ80は、従来のデル
タ−シグマ・アナログ−デジタル変換器をその構成部品に分解し、次いでその構
成部品を別々に使用する。上述のように、従来の、完全なデルタ−シグマ・アナ
ログ−デジタル変換器は2つの副構成要素からなる。すなわち、第1の副構成要
素であるデルタ/シグマ変調器の後には、第2の構成要素であるシグマ−デシメ
ーションフィルタが続く。この完全なデルタ/シグマ・アナログ−デジタル変換
器構造は、比較的大きく、広いIC領域を必要とする。出願人は、ICチップ領
域と複雑性との両方の見地から、完全なデルタ/シグマ・アナログ−デジタル変
換器の最も高価な構成要素は、シグマ−デシメーションフィルタであることを発
見した。こうしてこの発明は、必要なシグマ−デシメーションフィルタの数を最
小化することにより、多数のデルタ/シグマ・アナログ−デジタル変換器の複雑
性とサイズとを減じる。この発明はさらに、乗算器の必要をなくすことにより集
積化オーディオミキサの領域要件を減じるが、該乗算器は、従来大きなデジタル
サブ回路であって集積化オーディオミキサへの入力の数を制限する。
【0025】 すべてのアナログ入力が別個の完全なデルタ/シグマ・アナログ−デジタル変
換器に与えられることを必要とする先行技術とは異なって、この発明はアナログ
入力Ain1−AinNの各々を、従来の完全なデルタ/シグマ・アナログ−デ
ジタル変換器の第1の副構成要素、すなわちデルタ/シグマ変調器Δ/Σ1−Δ
/ΣNにのみ与える。言い換えると、アナログ入力Ain1−AinNの各々は
、それぞれのデルタ/シグマ変調器Δ/Σ1−Δ/ΣNに与えられるが、その後
にはそれぞれのシグマ−デシメーションフィルタは続かない。デルタ/シグマ変
調器Δ/Σ1−Δ/ΣNの各々は、それぞれのアナログ入力Ain1−AinN
を、それぞれの出力線MD 1からMD N上でロジックハイおよびロジックロ
ーの間で交代する好ましくは1ビットデータストリームに変換する。この発明に
好適である1ビットのデルタ/シグマ変調器の多くの例が、当該技術分野におい
て公知である。
【0026】 例示の目的で、図8にイスメイルらの「アナログVLSI 信号および情報処
理」、1994年、第10章に記載の、基本的な1ビットデルタ/シグマ変調器
のブロック図を示す。イスメイルらによって説明されるとおり、デルタ/シグマ
変調器Δ/Σ1は、内部の量子化器を備えたノイズ整形オーバーサンプル変調器
である。典型的なデルタ/シグマ変調器は、内部の加算ノード82と、積分器8
4と、1ビットA/D変換器86と、フィードバックループ内の1ビットD/A
変換器88とからなる。積分器84はdcにおいて無限ゲインを有するので、ル
ープゲインはdcにおいて無限であり、したがって誤差信号の平均のdc成分は
0である。したがって、dc成分またはD/A88からの出力の平均は入力信号
Ain1のdc成分と同一になる。これは、2つのレベルのみを備えた量子化器
が使用されることによりサンプルごとの量子化誤差が大きくても、量子化された
信号の平均は、したがって線D 1上の変調器出力は、アナログ入力信号Ain
1を追跡することを意味する。この平均は典型的には、完全なデルタ/シグマ・
アナログ−デジタル変換器内のデルタ/シグマ変調器の後に通常は続くであろう
シグマ−デシメーションフィルタによって計算されるであろう。
【0027】 一般的には、積分器84の出力はD/A88の値に従って一定の比率で増減す
る。したがって、1ビットA/D86は、入力dc値のパルス密度変調された表
現である、1および0のビットストリームを出力する。たとえば、もし入力Ai
n1が1/7Vであり、積分器84の初期状態が0であれば、最初の20サイク
ルに対する線D 1上の出力シーケンスは、0,0,0,0,1,0,0,0,
0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,1,0となるであろう。この出力シ
ーケンスの平均値は1/7に接近する。変換器の解像度は、より多くのサンプル
が平均化処理に含まれるときに増大するか、またはナイキストレートまでサンプ
リング周波数の比率を増大させるにつれて、増大する。
【0028】 図8内のMD 1−MD 2の出力は、数値的等価性の回復のためにそれぞれ
のシグマ−デシメーションフィルタには与えられず、それらは1ビット幅のビッ
トストリームであるために、それらの重み、すなわちゲインは、当該技術分野に
おいて典型的に行なわれるような乗算器での調整は不可能である。この制約を克
服するために、この発明はマルチプレクサMX 1−MX Nを用いて1ビット
データストリームMD 1−MD Nの各々の重みを変更し、その後でこれらは
シグマ−デシメーションフィルタによって等価性マルチビットワード内に収集さ
れ、回復される。これに代えて、もしデータストリームMD 1−MD Nの重
みを調整することが所望でなければ、データストリームを直接加算回路85に接
続してもよい。
【0029】 しかしながら、この好ましい実施例においては、変調出力線MD 1−MD Nの各々は、それぞれのマルチプレクサMX 1−MX Nを制御する。マルチ
プレクサMX 1−MX Nの各々は、2つのマルチビット入力IN Lおよび
IN Hの1つをそれぞれの出力バスB1 A−BN Aに選択的に転送するこ
とにより、それぞれのMD 1−MD N制御線上のロジックハイまたはロジッ
クローに応答する。マルチビット入力IN LおよびIN Hの値を調整するこ
とにより、線MD 1−MD N上のそれぞれの1ビットデータストリームの重
みを調整することができる。
【0030】 線MD 1−MD Nの各々の上のロジックロー信号の重みは、それぞれの第
1のレジスタReg Lにストアされる。レジスタReg Lは、それぞれのマ
ルチプレクサMX 1−MX Nの入力IN Lに結合される。同様に、線MD
1−MD Nの各々の上のロジックハイ信号の重みは、それぞれの第2のレジ
スタReg Hにストアされる。レジスタReg Hは同様に、それぞれのマル
チプレクサMX 1−MX Nの入力IN Hに結合される。レジスタReg HおよびReg Lの値は、レジスタバス81によって更新され得る。
【0031】 マルチプレクサの各々の出力バスB1 A−BN Aは、それぞれのアクティ
ブスイッチバンクS1−SNによって対応の加算バスB1 B−BN Bに選択
的に転送される。アクティブスイッチバンクS1−SNの各々は、チャネルセレ
クタ83によって別個に制御される。たとえば、もしチャネル選択出力C1がロ
ジックハイを有していれば、これは対応のアクティブスイッチバンクS1を起動
し、マルチプレクサ出力バスB1 Aを加算バスB1 Bに結合する。同様に、
もしチャネルバス選択出力C3がロジックローを有していれば、これはスイッチ
バンクS3にマルチプレクサ出力バスB3 Aを加算バスB3 Bから切断させ
るだけでなく、加算バスB3 Bのすべての線を接地させる。
【0032】 これを図9および図10により良く示す。図9は、バス対B1 A/B1
およびバス対BN A/BN Bを制御するチャネルセレクタ83の拡大図を示
す。1からMの多数のモジュールからなるスイッチバンクS1を示す。スイッチ
バンクS1−SNのバスサイズは、重みレジスタReg LおよびReg Hか
らのマルチビットワードのサイズと等しく、よってマルチプレクサ出力バスB1
AからBN Aに等しい。モジュール1−Mの各々は、バスB1 Aからバス
B1 Bにそれぞれの線を個々に転送する。スイッチバンクS1内のすべてのモ
ジュールは、対応のチャネル選択線C1によって同時に制御される。同様に、チ
ャネル選択線CNはスイッチバンクSNを制御し、これによりバスBN Aおよ
びBN Bを制御する。もしC1などのチャネル選択線がロジックハイを有して
いれば、スイッチバンクS1内の1からMのすべてのモジュールは、それぞれの
B1 A線とそれぞれのB1 B線とを結合する。逆に、もしC1がロジックロ
ーを有していれば、スイッチバンクS1内の1からMのすべてのモジュールは、
それぞれのB1 A線を、それぞれのB1 B線から分離し、さらにそれらのB
B線を接地する。
【0033】 図10は、スイッチバンクS1−SN内のスイッチモジュールMの1実現化例
を示す。バスB1 Aからの入力線がトランジスタQ1およびQ2の一端に結合
されるのが示される。トランジスタQ1/Q2は、インバータQ3/Q4ととも
にトランスミッションゲートを構成する。チャネル選択線C1はトランスミッシ
ョンゲートを制御する。C1は、NMOSトランジスタQ1とインバータQ3/
Q4の入力とに接続される。インバータQ3/Q4の出力は、PMOSトランジ
スタQ2とNMOSプルダウントランジスタQ5との制御ゲートに結合される。
トランジスタQ1/Q2からの出力は、バスB1 Bの1つの線に結合され、ト
ランジスタQ5はバスB1 Bの同じ線を選択的に接地する。もしC1がロジッ
クハイを有していれば、これは直接NMOSトランジスタQ1をオンにする一方
、インバータQ3/Q4がPMOSトランジスタQ2およびNMOSトランジス
タQ5にロジックローを与えるようにする。これはまたPMOSトランジスタQ
2をオンにさせるが、NMOSトランジスタQ5をオフにさせる。こうして、Q
1およびQ2は併せてバスB1 Aからの線をバスB1 Bの対応の線に結合す
る。もしC1がロジックローを有していれば、これは直接Q1をオフにし、イン
バータQ3/Q4がPMOSトランジスタQ2およびNMOSトランジスタQ5
にロジックハイを与えるようにする。これはまたPMOSトランジスタQ2をオ
フにさせるが、NMOSプルダウントランジスタQ5をオンにさせる。こうして
、Q1およびQ2は併せてバスB1 Aの線をバスB1 Bの対応の線から分離
する一方、Q5は同じバスB1 Bの対応の線を接地する。
【0034】 再び図7を参照すると、バスB1 BからBN Bのすべての加算バスは、デ
ジタル加算器回路85に与えられる。上述のように、それぞれの加算バスB1 B−BN Bから切断されたAin1−AinNのいずれの入力も、それぞれの
加算バス線を接地され、それにより数値0を加算回路に与える。こうして、いか
なる入力も、適切なチャネル選択線C1−CNにロジックローを与えるだけで、
加算回路85から素早く除去することができる。加算器85の出力は、混合され
た、高周波数の、マルチビットの、重み付けされた入力Ain1−AinNの表
現を含む。
【0035】 上述のように、アナログ入力Ain1−AinNは完全なデルタ/シグマ・ア
ナログ−デジタル変換器には与えられない。それらは完全なデルタ/シグマ・ア
ナログ−デジタル変換器の第1の段であるデルタ/シグマ変調器Δ/Σ1−Δ/
ΣNにのみ与えられる。こうして、加算バスB1 B−BN B上のビットスト
リームは混合、すなわち加算され、その後でシグマ−デシメーションフィルタに
与えられる。しかしながら出願人らは、混合回路80内のそれぞれのデルタ/シ
グマ変調器MX 1−MX Nに与えられる多数のアナログ入力Ain1−Ai
nNの和が、データの損失なしに単一のシグマ−デシメーションフィルタ89を
共有することが可能であることを発見した。加算回路85からの出力はまた、平
滑化フィルタ87であるデジタル−アナログ変換器にも与えられ、デジタル的に
混合されたアナログ入力Ain1−AinNのアナログ表現を提供する。好まし
くは、オーディオミキサ80は単一の集積回路チップ上に集積される。
【0036】 デルタ/シグマ変調器Δ/Σ1−Δ/ΣNの各々からの1ビットデータストリ
ームは、それぞれのマルチプレクサMX 1−MX Nによって重み付けされた
マルチビットのデータストリームに変換されることから、結果として生じる混合
データを受取るシグマ−デシメーションフィルタ89は、マルチビットのデータ
ワードの処理が可能であるべきである。そのようなマルチビットのシグマ−デシ
メーションフィルタは当該技術分野で公知であり、先行技術のマルチビットの完
全なΔ/Σアナログ−デジタル変換器内の単一のマルチビットΔ/Σ変調器のす
ぐ後に典型的には実現化される。しかしながらこの場合では、出願人らは多数の
1ビットΔ/Σ変調器の後にマルチビットのシグマ−デシメーションフィルタを
用いる。
【0037】 原則として、マルチビットのシグマ−デシメーションフィルタ89は、これが
ローパスフィルタとリサンプラからなるという点において、基本的な1ビットの
シグマ−デシメーションフィルタに類似する。フィルタ処理において、信号はナ
イキスト周波数でリサンプルされる。フィルタの目的は、帯域外量子化ノイズの
除去とスプリアス帯域外信号を抑圧する一方で、多数のサンプルからなる組から
マルチビットワードを再構築することである。レート減少、またはデシメーショ
ンは通常は2つまたはそれ以上のステップにおいて行なわれ、フィルタの遷移帯
域の幅の、サンプリングレートに対する比率を増大し、それにより別個のフィル
タのオーダを減少させる。上述のように、シグマ−デシメーションフィルタの設
計は、その所望の目的が、特定の周波数応答指定を満たすことに反する帯域外量
子化ノイズを抑圧することであるという点において、従来のデシメーションフィ
ルタ設計からは異なる。
【0038】 その量子化ノイズのパワースペクトル密度が正弦応答を有するシグマ−デルタ
変調器の場合には、コムフィルタのカスケードを用いてシグマ−デシメーション
フィルタを効率的に実現し得る。このタイプのデシメーションフィルタは、同期
型周波数応答を示す。そのようなフィルタの一般的なブロック図を図11に示す
。量子化された入力は、積分器91−93のカスケードに与えられる。積分器9
1−93の各々は、フィードバック遅延要素92と加算器94とを含む。結果と
して生じる出力は次いでリサンプルユニット95に与えられ、これは入来するビ
ットストリームをデシメートする。リサンプルユニット95からのデシメートさ
れた出力は、微分器97−99のカスケードに与えられる。微分器の各々は、フ
ィードフォワード遅延96と加算器98とを含む。
【0039】 図11に示すシグマ−デシメーションフィルタの一般的な構造は、図7のフィ
ルタ89などのマルチビットのシグマ−デシメーションフィルタに同様に適用可
能である。そのようなマルチビットのシグマ−デシメーションフィルタの多くの
例が技術分野において公知である。マルチビットのシグマ−デシメーションフィ
ルタの例は、ブラウン(Brown)の米国特許第5,751,615号に示され、
ここに引用により援用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的なアナログオーディオミキサの図である。
【図2】 デジタル入力を混合するための、先行技術のアナログオーディオ
ミキサの図である。
【図3】 典型的なデジタルとアナログとが混合された技術のオーディオミ
キサの図である。
【図4】 独立してデジタル化された入力のための、先行技術のデジタルオ
ーディオミキサの図である。
【図5】 デジタルオーディオミキサ自体がそのアナログ入力をデジタル化
する、先行技術のデジタルオーディオミキサの図である。
【図6】 多数の入力を受取ることが可能な従来のデルタ−シグマ・アナロ
グ−デジタル変換器の図である。
【図7】 多数のアナログ入力を混合するための、この発明に従ったデジタ
ルオーディオミキサの図である。
【図8】 デルタ/シグマ変調器のブロック図である。
【図9】 図7からのスイッチバンクの拡大図である。
【図10】 図9のスイッチバンクの回路実現化例の図である。
【図11】 シグマ−デシメーションフィルタのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダ・フランカ,ホセ・エピファニオ ポルトガル、ピィ−1900 リズボア、12・ デー、ルア・アメリコ・ドゥラオ、18 Fターム(参考) 5J064 AA04 BA03 BB04 BC06 BC07 BC08 BC09 BC12 BC25 【要約の続き】 復する。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号ミキサであって、 多数の量子化レベルを有するデルタ/シグマ変調器を含み、前記デルタ/シグ
    マ変調器はアナログ信号を受取るための入力ノードを有し、かつ前記アナログ入
    力ノードに応答して前記量子化レベルの1つを生成する量子化された出力を有し
    、さらに 前記量子化された出力に応答する制御入力を有するマルチプレクサを含み、前
    記マルチプレクサは多数の入力チャネルと1つの出力チャネルとを有し、前記入
    力チャネルの各々は前記デルタ/シグマ変調器の前記量子化されたレベルの1つ
    に対応し、前記マルチプレクサは、前記量子化された出力に応答して前記入力チ
    ャネルの対応する1つを前記出力チャネルに選択的に結合するために有効であり
    、さらに 入力バスと出力バスとを有する加算器回路を含み、前記入力バスは前記マルチ
    プレクサの前記出力チャネルに結合される、オーディオ信号ミキサ。
  2. 【請求項2】 シグマ−デシメーションフィルタをさらに含み、前記加算回
    路の前記出力バスは前記シグマ−デシメーションフィルタの入力に結合される、
    請求項1に記載のオーディオ信号ミキサ。
  3. 【請求項3】 前記デルタ/シグマ変調器は、1ビットの解像度を有し、前
    記デルタ/シグマ変調器の出力は、第1の量子化レベルと第2の量子化レベルと
    の間でのみ交代する、請求項1に記載のオーディオ信号ミキサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の量子化レベルに対応するマルチプレクサの入力チ
    ャネルは、正の数を受取り、前記第2の量子化レベルに対応する前記マルチプレ
    クサの入力チャネルは、負の数を受取る、請求項3に記載のオーディオ信号ミキ
    サ。
  5. 【請求項5】 前記マルチプレクサの前記入力チャネルは、別々のデータレ
    ジスタによって与えられる、請求項4に記載のオーディオ信号ミキサ。
  6. 【請求項6】 前記負の数は、2の補数表記法によって実現化される、請求
    項5に記載のオーディオ信号ミキサ。
  7. 【請求項7】 複数のデータレジスタをさらに含み、前記データレジスタの
    各々はその内容を前記マルチプレクサの前記多数の入力チャネルの対応する1つ
    に結合される、請求項1に記載のオーディオ信号ミキサ。
  8. 【請求項8】 前記マルチプレクサの前記出力チャネルは、スイッチング手
    段によって前記加算器回路の前記入力バスに選択的に結合される、請求項1に記
    載のオーディオ信号ミキサ。
  9. 【請求項9】 前記スイッチング手段は、前記スイッチング手段が前記デー
    タ出力チャネルを前記入力バスに結合しないときにはいつでも、予め定められた
    量子化レベルを前記加算器回路の前記入力バスに与えるためにさらに有効である
    、請求項8に記載のオーディオ信号ミキサ。
  10. 【請求項10】 前記スイッチング手段はチャネルセレクタに応答する、請
    求項8に記載のオーディオ信号ミキサ。
  11. 【請求項11】 前記加算器回路の前記出力バスを受取り、かつ前記出力バ
    ス上の内容のアナログ表現を生成するデジタル−アナログ変換器をさらに含む、
    請求項1に記載のアナログ信号ミキサ。
  12. 【請求項12】 さらに単一の集積回路の一部である、請求項1に記載のオ
    ーディオ信号ミキサ。
  13. 【請求項13】 多数の前記デルタ/シグマ変調器をさらに有し、前記多数
    のデルタ/シグマ変調器の各々はその出力を直接別々のそれぞれのマルチプレク
    サに接続され、前記デルタ/シグマ変調器の各々は他のものから独立した別々の
    入力ノードを有する、請求項1に記載のオーディオ信号ミキサ。
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