JP4909580B2 - 信号選択回路及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、信号選択回路及びプログラムに関する。
近年、カーオーディオ装置において、前席側のスピーカと後席側のスピーカとに異なる音源の音楽や音声を出力することが行われるようになってきている(例えば、特許文献1)。このようなカーオーディオ装置では、CDやMD、ラジオ等の複数の音源(アナログ信号)の中から前席側のスピーカ及び後席側のスピーカに出力すべき音源を選択するためのアナログセレクタが用いられることが多い。
図14は、前席側のスピーカと後席側のスピーカとに出力すべき音源を選択するアナログセレクタの一般的な構成例を示す図である。アナログセレクタ201は、前席側のスピーカに出力する音源を選択するためのものであり、スイッチ211,212、抵抗213〜215、及びオペアンプ216を備えている。また、アナログセレクタ221は、後席側のスピーカに出力する音源を選択するためのものであり、スイッチ231,232、抵抗233〜235、及びオペアンプ236を備えている。
図14の例では、アナログセレクタ201,221の夫々に対して、選択可能な音源として、入力信号A及び入力信号Bが入力されている。そして、例えば、スイッチ211をオン、スイッチ212をオフ、スイッチ231をオフ、スイッチ232をオンとすることにより、前席側のスピーカに対する出力(アナログ出力1)として入力信号Aが出力され、後席側のスピーカに対する出力(アナログ出力2)として入力信号Bが出力される。
このように、アナログセレクタ201,221を用いることにより、前席側のスピーカと後席側のスピーカとに異なる音源の音楽や音声を出力することができる。
特開2005−223505号公報
ところが、図14に示した構成では、前席側又は後席側の一方で選択されている音源と同一の音源を他方で選択する際に、音源の切り替えを行っていない方にも切り替えノイズが発生してしまう。例えば、まず、スイッチ211がオン、スイッチ212がオフ、スイッチ231がオフ、スイッチ232がオンの状態となっており、アナログ出力1として入力信号Aが出力され、アナログ出力2として入力信号Bが出力されているとする。そして、アナログ出力2に出力される信号をアナログ出力1と同じ入力信号Aに切り替えるために、スイッチ232をオフ、スイッチ231をオンにしたとする。このとき、スイッチ231のオンによるスイッチングノイズが発生するが、このノイズがスイッチ211の方にも伝播してしまうこととなる。そのため、後席側で前席側と同一の音源が選択されると、前席側では音源の切り替えを行っていないにもかかわらず、前席側のスピーカに出力されるアナログ出力1にもノイズが発生してしまう。同様に、前席側で後席側と同一の音源が選択された場合についても、後席側では音源の切り替えを行っていないにもかかわらず、後席側のスピーカに出力されるアナログ出力2にもノイズが発生してしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、入力される複数のアナログ信号から選択された複数の出力信号を出力する信号選択回路において、ある出力信号を切り替える際に、切り替えられていない他の出力信号にノイズを発生させないことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の信号選択回路は、複数のアナログ信号の中から選択される同一の又は異なる第1及び第2アナログ信号をデジタル信号に変換することにより第1及び第2デジタル信号を出力する信号選択回路であって、アナログ選択信号に基づいて、前記複数のアナログ信号の中から前記第1及び第2アナログ信号を選択するアナログ信号選択回路と、前記アナログ信号選択回路から出力される前記第1アナログ信号を第3デジタル信号に変換して出力する第1ADコンバータと、前記アナログ信号選択回路から出力される前記第2アナログ信号を第4デジタル信号に変換して出力する第2ADコンバータと、デジタル選択信号に基づいて、前記第3及び第4デジタル信号の一方又は双方を前記第1及び第2デジタル信号として選択的に出力するデジタル信号選択回路と、前記第1及び第2デジタル信号を選択するための出力選択信号に基づいて、前記アナログ選択信号及び前記デジタル選択信号を出力する制御回路と、を備えることとする。
そして、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第2デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第2アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第1アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力することとすることができる。
また、前記制御回路は、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する場合、前記第2ADコンバータの動作を停止させることとすることができる。
また、本発明のプログラムは、複数のアナログ信号の中から選択される同一の又は異なる第1及び第2アナログ信号をデジタル信号に変換することにより第1及び第2デジタル信号を出力するための制御を行うプロセッサと、アナログ選択信号に基づいて、前記複数のアナログ信号の中から前記第1及び第2アナログ信号を選択するアナログ信号選択回路と、前記アナログ信号選択回路から出力される前記第1アナログ信号を第3デジタル信号に変換して出力する第1ADコンバータと、前記アナログ信号選択回路から出力される前記第2アナログ信号を第4デジタル信号に変換して出力する第2ADコンバータと、デジタル選択信号に基づいて、前記第3及び第4デジタル信号の一方又は双方を前記第1及び第2デジタル信号として選択的に出力するデジタル信号選択回路と、前記デジタル信号選択回路における前記第3及び第4デジタル信号の選択状態を記憶するメモリと、を備える信号選択回路の前記プロセッサに、前記第1及び第2デジタル信号を選択するための出力選択信号を受け付ける手順と、受け付けた前記出力選択信号と、前記メモリに記憶されている前記選択状態とに基づいて、前記アナログ選択信号及び前記デジタル選択信号を出力する手順と、前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、を実行させるものとする。
そして、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する手順と、前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、を出力する手順と、前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する手順と、前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力する手順を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第2デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、を出力する手順と、前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、前記第2アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第1アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力する手順を実行させるものとすることができる。
また、前記プログラムは、前記プロセッサに、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する場合、前記第2ADコンバータの動作を停止させるための信号を出力する手順を実行させるものとすることができる。
入力される複数のアナログ信号から選択された複数の出力信号を出力する信号選択回路において、ある出力信号を切り替える際に、切り替えられていない他の出力信号にノイズを発生させないことができる。
==全体構成==
図1は、本発明の一実施形態である信号選択回路を含んで構成される車載用音響再生回路の構成例を示す図である。車載用音響再生回路1は、信号選択回路10、マイコンインタフェース(マイコンI/F)11、デジタル信号処理回路(DSP:Digital Signal Processor)12、及びDAコンバータ(DAC)13,14を含んで構成されている。
車載用音響再生回路1は、CDやMD、ラジオ等の音源である、入力される複数のアナログ信号(本例では入力0〜入力3)を、マイコン21からの指示に従って、前席側のスピーカに出力するためのアナログ信号(フロント出力)及び後席側のスピーカに出力するためのアナログ信号(リア出力)を出力する回路である。
信号選択回路10には、マイコン21からの制御信号がマイコンI/F11を介して入力される。この制御信号では、フロント出力及びリア出力の夫々について、どの音源を出力するかを指定することができる。例えば、フロント出力には入力0(例えばCD)を出力し、リア出力には入力2(例えばラジオ)を出力する等を指定することができる。そして、信号選択回路10は、この制御信号に基づいて、フロント出力として選択された音源をデジタル変換した信号(第1デジタル信号)15を出力し、リア出力として選択された音源をデジタル変換した信号(第2デジタル信号)16を出力する。
信号選択回路10から出力される第1デジタル信号15は、DSP12で音響処理等が行われた後、DAC13でアナログ信号に変換され、フロント出力として出力される。同様に、信号選択回路10から出力される第2デジタル信号16は、DSP12で音響処理等が行われた後、DAC14でアナログ信号に変換され、リア出力として出力される。
信号選択回路10の構成について説明する。信号選択回路10は、アナログセレクタ31,32、ADコンバータ(ADC)33,34、デジタルセレクタ35、及び制御回路36を備えている。なお、アナログセレクタ31,32が本発明のアナログ信号選択回路に相当する。また、ADC33が本発明の第1ADコンバータに相当し、ADC34が本発明の第2ADコンバータに相当する。また、デジタルセレクタ35が本発明のデジタル信号選択回路に相当する。
アナログセレクタ31(第1アナログ信号選択回路)には、音源となる複数のアナログ信号(本例では入力0〜入力3)が入力されており、制御回路36から入力される制御信号FCO(第1選択信号)に基づいて、何れか1つのアナログ信号(第1アナログ信号)が選択されて出力される。また、アナログセレクタ32(第2アナログ信号選択回路)にも、同じアナログ信号(本例では入力0〜入力3)が入力されており、制御回路36から入力される制御信号RCO(第2選択信号)に基づいて、何れか1つのアナログ信号(第2アナログ信号)が選択されて出力される。なお、本例では、アナログセレクタ31,32に入力される信号は全く同一であることとしたが、少なくとも1つのアナログ信号が共通で入力されていればよい。例えば、入力0及び入力1がアナログセレクタ31に入力され、入力0、入力2、及び入力3がアナログセレクタ32に入力されることとしてもよい。また、制御信号FCO,RCOが本発明のアナログ選択信号に相当する。
ADC33は、アナログセレクタ31から出力されるアナログ信号をデジタル信号(第3デジタル信号)に変換して出力する。同様に、ADC34は、アナログセレクタ32から出力されるアナログ信号をデジタル信号(第4デジタル信号)に変換して出力する。また、ADC33には、制御回路36から出力される制御信号FPDが入力され、ADC34には、制御回路36から出力される制御信号RPDが入力されている。そして、例えば、制御信号FPDが1の場合にはADC33の動作が停止(パワーダウン)され、制御信号RPDが1の場合にはADC34の動作が停止(パワーダウン)される。
デジタルセレクタ35には、ADC33,34から出力される第3及び第4デジタル信号が入力されており、制御回路36から入力される制御信号FSEL,RSEL(デジタル選択信号)に基づいて、第1デジタル信号15及び第2デジタル信号16の夫々について、第3及び第4デジタル信号の何れかを出力する。より具体的には、デジタルセレクタ35は、第3及び第4デジタル信号が入力される選択回路41,42を有している。そして、選択回路41には、制御回路36から出力される制御信号FSELが入力されており、例えば、制御信号FSELが0の場合は、ADC33から出力される第3デジタル信号が第1デジタル信号15として出力され、制御信号FSELが1の場合は、ADC34から出力される第4デジタル信号が第1デジタル信号15として出力される。また、選択回路42には、制御回路36から出力される制御信号RSELが入力されており、例えば、制御信号RSELが0の場合は、ADC34から出力される第4デジタル信号が第2デジタル信号16として出力され、制御信号RSELが1の場合は、ADC33から出力される第3デジタル信号が第2デジタル信号16として出力される。
制御回路36は、アナログセレクタ31,32及びデジタルセレクタ35の選択状態を記憶しており、マイコンI/F11を介して入力されるフロント出力及びリア出力を切り替えるための制御信号に基づいて、各回路への制御信号FCO,RCO,FPD,RPD,FSEL,RSELを出力する。
ここで、信号選択回路10における、デジタルセレクタ35の選択状態について説明する。図2は、1つ目の選択状態を示す図である。図に示すように、選択回路41は、ADC33から出力される第3デジタル信号を第1デジタル信号15として出力している。また、選択回路42は、ADC34から出力される第4デジタル信号を第2デジタル信号16として出力している。本実施形態では、図2に示す選択状態のことをノーマル状態と称することとする。ノーマル状態では、アナログセレクタ31によって選択された音源が前席側のスピーカから出力され、アナログセレクタ32によって選択された音源が後席側のスピーカから出力される。
図3は、2つ目の選択状態を示す図である。図3(a)では、選択回路41は、ADC34から出力される第4デジタル信号を第1デジタル信号15として出力している。また、選択回路42も、ADC34から出力される第4デジタル信号を第2デジタル信号16として出力している。この場合、ADC33から出力される第3デジタル信号は不要であるため、制御信号FPDを例えば1とすることにより、ADC33の動作を停止させることができる。一方、図3(b)では、選択回路41は、ADC33から出力される第3デジタル信号を第1デジタル信号15として出力している。また、選択回路42も、ADC33から出力される第3デジタル信号を第2デジタル信号16として出力している。この場合、ADC34から出力される第4デジタル信号は不要であるため、制御信号RPDを例えば1とすることにより、ADC34の動作を停止させることができる。本実施形態では、図3に示す選択状態のことをブランチ状態と称することとする。ブランチ状態では、アナログセレクタ31,32の何れか一方で選択された音源が前席側のスピーカ及び後席側のスピーカから出力される。
図4は、3つ目の選択状態を示す図である。図に示すように、選択回路41は、ADC34から出力される第4デジタル信号を第1デジタル信号15として出力している。また、選択回路42は、ADC33から出力される第3デジタル信号を第2デジタル信号16として出力している。本実施形態では、図4に示す選択状態のことをクロス状態と称することとする。クロス状態では、アナログセレクタ32によって選択された音源が前席側のスピーカから出力され、アナログセレクタ31によって選択された音源が後席側のスピーカから出力される。
次に、ノーマル状態、ブランチ状態、及びクロス状態の遷移について説明する。図5は、デジタルセレクタ35の選択状態の遷移を示す図である。本実施形態においては、選択状態は例えば2ビットの2進数で表すこととし、ノーマル状態は「00」、ブランチ状態は「11」、クロス状態は「01」と表されることとしている。
初期状態をノーマル状態とすると、このとき、制御信号FSEL,RSELは共に0であり、ADC33から出力される第3デジタル信号が第1デジタル信号15として出力され、ADC34から出力される第4デジタル信号が第2デジタル信号16として出力されている。また、ADC33,34は共に動作状態となっているため、制御信号FPD,RPDは0となっている。この初期状態において、マイコン21からフロント出力又はリア出力の一方を変更するための制御信号が入力された場合の状態遷移は次のようになる。まず、変更される側に出力される音源が、変更されない側に出力されている音源と異なる場合、選択状態はノーマル状態のまま変わらない(遷移1)。一方、変更される側に出力される音源が、変更されない側に出力されている音源と同じ場合、選択状態はブランチ状態に遷移する(遷移2)。
ブランチ状態では、ADC33又はADC34の何れか一方から出力されるデジタル信号が第1デジタル信号15及び第2デジタル信号16として出力されるため、制御信号(FSEL,RSEL,FPD,RPD)=(1,0,1,0)又は制御信号(FSEL,RSEL,FPD,RPD)=(0,1,0,1)となる。このように、フロント出力及びリア出力が異なる状態(ノーマル状態)から、フロント出力及びリア出力が同じ状態に切り替わる際に、アナログセレクタ31,32の切り替えによらず、デジタルセレクタ35の切り替えによって出力される音源の切り替えが行われる。つまり、アナログセレクタ31,32において同一の音源が選択されることがないため、アナログセレクタ31,32の一方のスイッチング動作により発生するノイズが他方に伝播することがない。
そして、ブランチ状態において、マイコン21からフロント出力又はリア出力の一方を変更するための制御信号が入力された場合の状態遷移は次のようになる。まず、変更されない側(フロント側又はリア側)に出力されている音源が、対応するアナログセレクタ31,32で選択されている音源と同一である場合、選択状態はノーマル状態に遷移する(遷移3)。一方、変更されない側(フロント側又はリア側)に出力されている音源が、対応するアナログセレクタ31,32で選択されている音源と異なる場合、選択状態はクロス状態に遷移する(遷移4)。
具体的には、例えば、図3(a)に示したブランチ状態において、フロント出力を変更するための制御信号が入力されたとする。この場合、変更されない側であるリア出力に出力されている音源が、対応するアナログセレクタ32で選択されている音源と同一であるため、ノーマル状態に遷移することとなる。一方、例えば、図3(a)に示したブランチ状態において、リア出力を変更するための制御信号が入力されたとする。この場合、変更されない側であるフロント出力に出力されている音源が、対応するアナログセレクタ31で選択されている音源と異なるため、クロス状態に遷移することとなる。この場合、アナログセレクタ32の切り替えは行われず、アナログセレクタ32で選択される音源が引き続きフロント出力として出力されることとなる。つまり、ブランチ状態からクロス状態への遷移を可能とすることにより、音源の切り替えが行われない方では切り替えノイズが発生しないこととなる。
そして、クロス状態において、マイコン21からフロント出力又はリア出力の一方を変更するための制御信号が入力された場合の状態遷移は次のようになる。まず、変更される側に出力される音源が、変更されない側に出力されている音源と異なる場合、選択状態はクロス状態のまま変わらない(遷移5)。一方、変更される側に出力される音源が、変更されない側に出力されている音源と同じ場合、選択状態はブランチ状態に遷移する(遷移2)。このように、フロント出力及びリア出力が異なる状態(クロス状態)から、フロント出力及びリア出力が同じ状態に切り替わる際に、アナログセレクタ31,32の切り替えによらず、デジタルセレクタ35の切り替えにより出力される音源の切り替えが行われる。つまり、アナログセレクタ31,32において同一の音源が選択されることがないため、アナログセレクタ31,32の一方のスイッチング動作により発生するノイズが他方に伝播することがない。
==制御回路==
次に、図5に示したような状態遷移を実現するための制御回路36の構成について説明する。図6は、制御回路36の構成例を示すブロック図である。制御回路36は、選択信号比較回路51、ステートマシン回路52、及び選択信号デコード回路53を含んで構成されている。
選択信号比較回路51には、マイコン21から送信されてくる制御信号が入力されている。そして、選択信号比較回路51は、この制御信号に基づいて、信号N_FD,N_RD ,cmpr_FD,cmpr_RD,cmpr_FRD,change_modeを出力する。
信号N_FDは変更後のフロント出力の音源を示す信号であり、信号N_RDは変更後のリア出力の音源を示す信号である。
信号cmpr_FDは、フロント出力の変更を示す信号であり、フロント出力が変更されると、例えばLレベルからHレベルに変化する。また、信号cmpr_RDは、リア出力の変更を示す信号であり、リア出力が変更されると、例えばLレベルからHレベルに変化する信号である。信号cmpr_FRDは、変更後のフロント出力(N_FD)と変更後のリア出力(N_RD)の異同を示す信号であり、本実施形態では、信号N_FDと信号N_RDとが同一であればHレベル、異なっていればLレベルであることとする。信号change_modeは、フロント出力又はリア出力の何れかが変更されたことを示す信号であり、フロント出力又はリア出力が変更されると、例えばLレベルからHレベルに変化する。
ステートマシン回路52は、選択信号比較回路51から出力される信号cmpr_FD,cmpr_FRD,change_mode、及び選択信号デコード回路53から出力される信号cmpr_FDFCO,cmpr_RDRCOに基づいて選択状態を遷移させ、選択状態を示す信号STATE及び、次の選択状態を決定するために用いられる信号n_STATEを出力する。
選択信号デコード回路53には、選択信号比較回路51から出力される信号change_mode,N_FD,N_RD及びステートマシン回路52から出力される信号n_STATEが入力されている。そして、選択信号デコード回路53は、これらの信号に基づいて、アナログセレクタ31,32、ADC33,34、及びデジタルセレクタ35を制御するための制御信号FSEL,FPD,RSEL,RPD,FCO,RCOを出力する。なお、選択信号デコード回路53は、デコード回路A54及びデコード回路B55により構成されていることとする。
図7は、選択信号比較回路51の構成例を示す回路図である。選択信号比較回路51はデコード回路61、レジスタ62,63、AND回路64,65、選択回路66,67、XOR回路68〜74、及びNOR回路75〜77を含んで構成されている。
デコード回路61は、マイコン21から入力される制御信号を、例えば2ビットの選択信号と、例えば1ビットのフロント変更イネーブル信号と、例えば1ビットのリア変更イネーブル信号とにデコードして出力する。この選択信号は、フロント出力又はリア出力の音源を選択するための信号であり、例えば2ビットで、入力0を選択する場合は「00」、入力1を選択する場合は「01」、入力2を選択する場合は「10」、入力3を選択する場合は「11」が設定される。また、フロント変更イネーブル信号は、フロント出力の変更指示を示す信号であり、例えば1クロック間のみHレベルとなる。同様に、リア変更イネーブル信号は、リア出力の変更指示を示す信号であり、例えば1クロック間のみHレベルとなる。
レジスタ62には、変更前のフロント出力の音源を示す信号D_FDが保持されている。そして、デコード回路61から出力される選択信号が、レジスタ62のデータ入力に入力されている。また、AND回路64には、フロント変更イネーブル信号と、クロック信号CLKとが入力されており、その出力がレジスタ62のクロック入力に入力されている。そして、フロント出力の変更が行われる際には、フロント変更イネーブル信号がクロック信号CLKの1クロック間のみHレベルとなるため、例えばクロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化するタイミングで、デコード回路61から出力される選択信号がレジスタ62に取り込まれる。なお、レジスタ62は、ゲーテッドクロックにより構成されており、クロック信号CLKが次にLレベルからHレベルに変化するタイミングで信号D_FDが変化する。一方、リア出力の変更が行われる際には、フロント変更イネーブル信号がLレベルとなっているため、レジスタ62に保持されている信号D_FDは変化しない。
レジスタ63には、変更前のリア出力の音源を示す信号D_RDが保持されている。そして、デコード回路61から出力される選択信号が、レジスタ63のデータ入力に入力されている。また、AND回路65には、リア変更イネーブル信号と、クロック信号CLKとが入力されており、その出力がレジスタ63のクロック入力に入力されている。そして、リア出力の変更が行われる際には、リア変更イネーブル信号がクロック信号CLKの1クロック間のみHレベルとなるため、例えばクロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化するタイミングで、デコード回路61から出力される選択信号がレジスタ63に取り込まれる。レジスタ63も、レジスタ62と同様にゲーテッドクロックにより構成されており、クロック信号CLKが次にLレベルからHレベルに変化するタイミングで信号D_RDが変化する。一方、フロント出力の変更が行われる際には、リア変更イネーブル信号がLレベルとなっているため、レジスタ63に保持されている信号D_RDは変化しない。
選択回路66には、デコード回路61から出力される選択信号と、レジスタ62から出力される信号D_FDとが入力されている。また、選択回路66には、これらの信号を選択するための信号として、フロント変更イネーブル信号が入力されている。そして、選択回路66は、フロント変更イネーブル信号がHレベル(1)の場合は、デコード回路61から出力される選択信号を出力し、フロント変更イネーブル信号がLレベル(0)の場合は、レジスタ62から出力される信号D_FDを出力する。なお、選択回路66から出力される信号をN_FDとする。
選択回路67には、デコード回路61から出力される選択信号と、レジスタ63から出力される信号D_RDとが入力されている。また、選択回路67には、これらの信号を選択するための信号として、リア変更イネーブル信号が入力されている。そして、選択回路67は、リア変更イネーブル信号がHレベル(1)の場合は、デコード回路61から出力される選択信号を出力し、リア変更イネーブル信号がLレベル(0)の場合は、レジスタ63から出力される信号D_RDを出力する。なお、選択回路67から出力される信号をN_RDとする。
XOR回路68,69及びNOR回路75は、信号N_FDと信号D_FDとを比較する回路となっており、比較結果を示す信号cmpr_FDがNOR回路75から出力される。本実施形態では、信号N_FD,D_FDが同じ場合は信号cmpr_FDがHレベルとなり、異なる場合は信号cmpr_FDがLレベルとなることとする。
XOR回路72,73及びNOR回路77は、信号N_RDと信号D_RDとを比較する回路となっており、比較結果を示す信号cmpr_RDがNOR回路77から出力される。本実施形態では、信号N_RD,D_RDが同じ場合は信号cmpr_RDがHレベルとなり、異なる場合は信号cmpr_RDがLレベルとなることとする。
XOR回路70,71及びNOR回路76は、信号N_FDと信号N_RDとを比較する回路となっており、比較結果を示す信号cmpr_FRDがNOR回路76から出力される。本実施形態では、信号N_FD,N_RDが同じ場合は信号cmpr_FRDがHレベルとなり、異なる場合は信号cmpr_FRDがLレベルとなることとする。
また、XOR回路74には、信号cmpr_FD及び信号cmpr_RDが入力されており、その出力が信号change_modeとなっている。したがって、信号cmpr_FD,cmpr_RDの何れか一方のみがHレベルの場合に、信号change_modeがHレベルとなる。
図8は、ステートマシン回路52の構成例を示す回路図である。ステートマシン回路52は、選択回路91〜96、レジスタ97、及びAND回路98を含んで構成されている。
選択回路91には、ブランチ状態を示す2ビットの信号「11」と、ノーマル状態を示す2ビットの信号「00」とが入力されている。また、選択回路91には、出力信号を選択するための信号として信号cmpr_FRDが入力されている。そして、選択回路91は、例えば、信号cmpr_FRDがLレベル(0)の場合はノーマル状態を示す信号「00」を出力し、信号cmpr_FRDがHレベル(1)の場合はブランチ状態を示す信号「11」を出力する。
選択回路92には、ブランチ状態を示す2ビットの信号「11」と、クロス状態を示す2ビットの信号「01」とが入力されている。また、選択回路92には、出力信号を選択するための信号として信号cmpr_FRDが入力されている。そして、選択回路92は、例えば、信号cmpr_FRDがLレベル(0)の場合はクロス状態を示す信号「01」を出力し、信号cmpr_FRDがHレベル(1)の場合はブランチ状態を示す信号「11」を出力する。
選択回路93には、ノーマル状態を示す2ビットの信号「00」と、クロス状態を示す2ビットの信号「01」とが入力されている。また、選択回路93には、出力信号を選択するための信号として信号cmpr_FDFCOが入力されている。そして、選択回路93は、例えば、信号cmpr_FDFCOがLレベル(0)の場合はクロス状態を示す信号「01」を出力し、信号cmpr_FDFCOがHレベル(1)の場合はノーマル状態を示す信号「00」を出力する。
選択回路94には、ノーマル状態を示す2ビットの信号「00」と、クロス状態を示す2ビットの信号「01」とが入力されている。また、選択回路94には、出力信号を選択するための信号として信号cmpr_RDRCOが入力されている。そして、選択回路94は、例えば、信号cmpr_RDRCOがLレベル(0)の場合はクロス状態を示す信号「01」を出力し、信号cmpr_RDRCOがHレベル(1)の場合はノーマル状態を示す信号「00」を出力する。
選択回路95には、選択回路93,94から出力される信号が入力されている。また、選択回路95には、出力信号を選択するための信号として信号cmpr_FDが入力されている。そして、選択回路95は、例えば、信号cmpr_FDがLレベル(0)の場合は選択回路94から出力される信号を出力し、信号cmpr_FDがHレベル(1)の場合は選択回路93から出力される信号を出力する。
選択回路96には、選択回路91,92,95から出力される信号が入力されている。また、選択回路96には、出力信号を選択するための信号としてレジスタ97から出力される2ビットの信号STATEが入力されている。そして、選択回路96は、例えば、信号STATEが「00」(0)の場合は選択回路91から出力される信号を出力し、信号STATEが「01」(1)の場合は選択回路92から出力される信号を出力し、信号STATEが「11」(3)の場合は選択回路95から出力される信号を出力する。なお、選択回路96から出力される信号を、信号n_STATEとする。
レジスタ97のデータ入力には、選択回路96から出力される信号が入力されている。また、AND回路98には、信号change_modeと、クロック信号CLKとが入力されており、その出力がレジスタ97のクロック入力に入力されている。したがって、例えば、信号change_modeがLレベルからHレベルに変化するタイミングで、選択回路96から出力されている信号n_STATEがレジスタ97に取り込まれる。なお、レジスタ97は、ゲーテッドクロックにより構成されており、クロック信号CLKが次にLレベルからHレベルに変化するタイミングで信号STATEが変化する。
図9は、デコード回路A54の構成例を示す図である。デコード回路A54は、選択回路101,102、レジスタ103,104、XOR回路105〜108、NOR回路109,110、及びAND回路111を含んで構成されている。
選択回路101には、信号N_FD、信号N_RD、及びレジスタ103から出力される信号FCOが入力されている。また、選択回路101には、出力信号を選択するための信号として、信号n_STATEが入力されている。そして、選択回路101は、例えば、信号n_STATEが「00」(0)の場合は信号N_FDを出力し、信号n_STATEが「01」(1)の場合は信号N_RDを出力し、信号n_STATEが「11」(3)の場合は信号FCOを出力する。
選択回路102には、信号N_FD、信号N_RD、及びレジスタ104から出力される信号RCOが入力されている。また、選択回路102には、出力信号を選択するための信号として、信号n_STATEが入力されている。そして、選択回路102は、例えば、信号n_STATEが「00」(0)の場合は信号N_RDを出力し、信号n_STATEが「01」(1)の場合は信号N_FDを出力し、信号n_STATEが「11」(3)の場合は信号RCOを出力する。
レジスタ103のデータ入力には、選択回路101から出力される信号が入力されている。また、レジスタ104のデータ入力には、選択回路102から出力される信号が入力されている。そして、AND回路111には、信号change_modeと、クロック信号CLKとが入力されており、その出力がレジスタ103,104のクロック入力に入力されている。したがって、例えば、信号change_modeがLレベルからHレベルに変化するタイミングで、選択回路101から出力されている信号がレジスタ103に取り込まれ、選択回路102から出力されている信号がレジスタ104に取り込まれる。なお、レジスタ103,104は、ゲーテッドクロックにより構成されており、クロック信号CLKが次にLレベルからHレベルに変化するタイミングで、レジスタ103,104から出力される信号FCO,RCOが変化する。
XOR回路105,106及びNOR回路109は、信号N_FDと信号FCOとを比較する回路となっており、比較結果を示す信号cmpr_FDFCOがNOR回路109から出力される。本実施形態では、信号N_FDと信号FCOが同じ場合は信号cmpr_FDFCOがHレベルとなり、異なる場合は信号cmpr_FDFCOがLレベルとなることとする。
XOR回路107,108及びNOR回路110は、信号N_RDと信号RCOとを比較する回路となっており、比較結果を示す信号cmpr_RDRCOがNOR回路110から出力される。本実施形態では、信号N_RDと信号RCOが同じ場合は信号cmpr_RDRCOがHレベルとなり、異なる場合は信号cmpr_RDRCOがLレベルとなることとする。
図10は、デコード回路B55の構成例を示す図である。デコード回路B55は、AND回路121〜127、OR回路128,129、及びレジスタ130〜133を含んで構成されている。
AND回路121には、信号n_STATEの0ビット目と、信号n_STATEの1ビット目を反転したものとが入力されている。したがって、AND回路121の出力は、信号n_STATEが「01」(クロス状態)の時に「1」となる。また、AND回路122には、信号n_STATEの1ビット目と、信号cmpr_FDFCOを反転したものとが入力されている。したがって、AND回路122の出力は、信号n_STATEが「11」(ブランチ状態)であり、変更後のフロント出力の音源を示す信号N_FDがアナログセレクタ31の選択信号である信号FCOと異なる場合に「1」となる。OR回路128には、AND回路121,122からの出力が入力されており、OR回路128の出力がレジスタ130のデータ入力に入力されている。
AND回路123には、信号n_STATEの0ビット目と、信号n_STATEの1ビット目を反転したものとが入力されている。したがって、AND回路123の出力は、信号n_STATEが「01」(クロス状態)の時に「1」となる。また、AND回路124には、信号n_STATEの1ビット目と、信号cmpr_FDFCOとが入力されている。したがって、AND回路124の出力は、信号n_STATEが「11」(ブランチ状態)であり、変更後のフロント出力の音源を示す信号N_FDがアナログセレクタ31の選択信号である信号FCOと同じ場合に「1」となる。OR回路129には、AND回路123,124からの出力が入力されており、OR回路129の出力がレジスタ131のデータ入力に入力されている。
AND回路125には、信号n_STATEの1ビット目と、信号cmpr_FDFCOを反転したものとが入力されている。したがって、AND回路125の出力は、信号n_STATEが「11」(ブランチ状態)であり、変更後のフロント出力の音源を示す信号N_FDがアナログセレクタ31の選択信号である信号FCOと異なる場合に「1」となる。そして、AND回路125の出力が、レジスタ132のデータ入力に入力されている。
AND回路126には、信号n_STATEの1ビット目と、信号cmpr_FDFCOとが入力されている。したがって、AND回路126の出力は、信号n_STATEが「11」(ブランチ状態)であり、変更後のフロント出力の音源を示す信号N_FDがアナログセレクタ31の選択信号である信号FCOと同じ場合に「1」となる。そして、AND回路126の出力が、レジスタ133のデータ入力に入力されている。
AND回路127には、信号change_modeと、クロック信号CLKとが入力されている。そして、AND回路127の出力が、レジスタ130〜133のクロック入力に入力されている。したがって、例えば、信号change_modeがLレベルからHレベルに変化するタイミングで、OR回路128から出力される信号がレジスタ130に取り込まれ、OR回路129から出力される信号がレジスタ131に取り込まれ、AND回路125から出力される信号がレジスタ132に取り込まれ、AND回路126から出力される信号がレジスタ133に取り込まれる。なお、レジスタ130〜133は、ゲーテッドクロックにより構成されており、クロック信号CLKが次にLレベルからHレベルに変化するタイミングで、レジスタ130〜133から出力される信号FSEL,RSEL,FPD,RPDが変化する。
図11は、制御回路36の動作の一例を示すタイミングチャートである。まず、初期状態として、時刻T1では、選択状態がノーマル状態(N)であり、フロント出力及びリア出力ともに入力0が出力されているとする。
時刻T3に、マイコン21からリア出力を入力2とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「10」(2)を出力するとともに、リア変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。リア変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路67から出力される信号N_RDがデコード回路61からの選択信号「10」(2)に変化する。このとき、レジスタ63から出力されている信号D_RDは「00」(0)であるため、信号cmpr_RDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「10」(2)がレジスタ63に取り込まれる。なお、フロント変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路66から出力される信号N_FDは信号D_FDとなり、信号cmpr_FDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが異なるため、信号cmpr_FRDがLレベルに変化する。
そして、信号cmpr_FRDがLレベル(0)、信号STATEが「00」(NORMAL)であるため、信号n_STATEは「00」(NORMAL)のまま変わらない。
また、信号n_STATEが「00」(0)であるため、選択回路101から出力される信号はN_FDとなり、レジスタ103に「00」が取り込まれる。同様に、選択回路102から出力される信号はN_RDとなり、レジスタ104に「10」が取り込まれる。また、信号N_RDが「10」、レジスタ104から出力される信号RCOが「00」となるため、信号cmpr_RDRCOがLレベルに変化する。そして、信号n_STATEが「00」、信号cmpr_FDFCOがHレベルであるため、レジスタ130〜133には「0」が入力される。
その後、時刻T4に、レジスタ63から出力される信号D_RDが「10」(2)に変化する。これに応じて、信号cmpr_RDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、レジスタ104から出力される信号RCOが「10」(2)に変化し、これに応じて、信号cmpr_RDRCOがHレベルに変化する。また、時刻T3における信号n_STATEが「00」(NORMAL)であるため、信号STATEは「00」(NORMAL)のまま変わらない。そして、信号FSEL,FPD,RSEL,RPDは全て「0」となり、アナログセレクタ31で選択された入力0がフロント出力として出力され、アナログセレクタ32で選択された入力2がリア出力として出力されることとなる。
このように、フロント出力とリア出力とが異なる状態(ノーマル状態)において、リア出力をフロント出力と異なる音源に切り替える際に、アナログセレクタ31の切り替えは行われないため、フロント出力側にノイズが発生しない。
次に、時刻T6に、マイコン21からフロント出力を入力2とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「10」(2)を出力するとともに、フロント変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。フロント変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路66から出力される信号N_FDがデコード回路61からの選択信号「10」(2)に変化する。このとき、レジスタ62から出力されている信号D_FDは「00」(0)であるため、信号cmpr_FDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「10」(2)がレジスタ62に取り込まれる。なお、リア変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路67から出力される信号N_RDは信号D_RDとなり、信号cmpr_RDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが同じため、信号cmpr_FRDがHレベルに変化する。
そして、信号cmpr_FRDがHレベル(1)、信号STATEが「00」(NORMAL)であるため、信号n_STATEは「11」(BRANCH)に変化する。
また、信号n_STATEが「11」(3)であるため、選択回路101から出力される信号は信号FCOとなり、レジスタ103に「00」が取り込まれる。同様に、選択回路102から出力される信号は信号RCOとなり、レジスタ104に「10」が取り込まれる。また、信号N_FDが「10」、レジスタ103から出力される信号FCOが「00」となるため、信号cmpr_FDFCOがLレベルに変化する。そして、信号n_STATEが「11」、信号cmpr_FDFCOがLレベルであるため、レジスタ130,132には「1」が入力され、レジスタ131,133には「0」が入力される。
その後、時刻T7に、レジスタ62から出力される信号D_FDが「10」(2)に変化する。これに応じて、信号cmpr_FDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、時刻T6における信号n_STATEが「11」(BRANCH)であるため、信号STATEが「11」(BRANCH)に変化する。そして、信号STATEが「11」(3)に変化すると、信号cmpr_FDがHレベル(1)、信号cmpr_FDFCOがLレベル(0)であるため、信号n_STATEが「01」(CROSS)に変化する。そして、信号FSEL,FPDは「1」となり、信号RSEL,RPDは「0」となる。したがって、アナログセレクタ32で選択された入力2がフロント出力及びリア出力として出力されることとなり、ADC33は動作停止状態となる。
つまり、フロント出力とリア出力とが異なる状態(ノーマル状態)から、フロント出力をリア出力と同一の音源に切り替える際に、アナログセレクタ31,32で同一の音源が選択されることがないため、リア出力側にノイズが発生しない。また、ADC33は動作停止状態となるため、消費電力を低減させることができる。
次に、時刻T9に、マイコン21からリア出力を入力3とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「11」(3)を出力するとともに、リア変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。リア変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路67から出力される信号N_RDがデコード回路61からの選択信号「11」(3)に変化する。このとき、レジスタ63から出力されている信号D_RDは「10」(2)であるため、信号cmpr_RDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「11」(3)がレジスタ63に取り込まれる。なお、フロント変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路66から出力される信号N_FDは信号D_FDとなり、信号cmpr_FDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが異なるため、信号cmpr_FRDがLレベルに変化する。
そして、信号cmpr_FRDがLレベル(0)、信号cmpr_FDがHレベル(1)、信号STATEが「11」(BRANCH)であるため、信号n_STATEは「01」(CROSS)のまま変わらない。
また、信号n_STATEが「01」(1)であるため、選択回路101から出力される信号は信号N_RDとなり、レジスタ103に「11」が取り込まれる。一方、選択回路102から出力される信号は信号N_FDとなり、レジスタ104に「10」が取り込まれる。また、信号N_RDが「11」、レジスタ104から出力される信号RCOが「10」となるため、信号cmpr_RDRCOがLレベルに変化する。そして、信号n_STATEが「01」、信号cmpr_FDFCOがLレベルであるため、レジスタ130,131には「1」が入力され、レジスタ132,133には「0」が入力される。
その後、時刻T10に、レジスタ63から出力される信号D_RDが「11」(3)に変化する。これに応じて、信号cmpr_RDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、レジスタ103から出力される信号FCOが「11」(3)に変化する。また、時刻T9における信号n_STATEが「01」(CROSS)であるため、信号STATEが「01」(CROSS)に変化する。そして、信号FSEL,RSELは「1」となり、信号FPD,RPDは「0」となる。したがって、アナログセレクタ31で選択された入力3がリア出力として出力され、アナログセレクタ32で選択された入力2がフロント出力として出力されることとなる。
つまり、フロント出力とリア出力とが同一の状態(ブランチ状態)から、リア出力をフロント出力と異なる音源に切り替える際に、フロント出力を選択しているアナログセレクタ32を切り替える必要がないため、フロント出力側にノイズが発生しない。
次に、時刻T12に、マイコン21からフロント出力を入力1とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「01」(1)を出力するとともに、フロント変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。フロント変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路66から出力される信号N_FDがデコード回路61からの選択信号「01」(1)に変化する。このとき、レジスタ62から出力されている信号D_FDは「10」(2)であるため、信号cmpr_FDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「01」(1)がレジスタ62に取り込まれる。なお、リア変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路67から出力される信号N_RDは信号D_RDとなり、信号cmpr_RDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが異なるため、信号cmpr_FRDはLレベルのままである。
そして、信号cmpr_FRDがLレベル(0)、信号cmpr_FDがLレベル(0)、信号STATEが「01」(CROSS)であるため、信号n_STATEは「01」(CROSS)のまま変わらない。
また、信号n_STATEが「01」(1)であるため、選択回路101から出力される信号は信号N_RDとなり、レジスタ103に「11」が取り込まれる。一方、選択回路102から出力される信号は信号N_FDとなり、レジスタ104に「01」が取り込まれる。そして、信号n_STATEが「01」、信号cmpr_FDFCOがLレベルであるため、レジスタ130,131には「1」が入力され、レジスタ132,133には「0」が入力される。
その後、時刻T13に、レジスタ62から出力される信号D_FDが「01」(1)に変化する。これに応じて、信号cmpr_FDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、レジスタ104から出力される信号RCOが「01」(1)に変化する。また、時刻T12における信号n_STATEが「01」(CROSS)であるため、信号STATEは「01」(CROSS)のままである。そして、信号FSEL,RSELは「1」のまま変わらず、信号FPD,RPDは「0」のまま変わらない。したがって、アナログセレクタ31で選択された入力3がリア出力として出力され、アナログセレクタ32で選択された入力1がフロント出力として出力されることとなる。
このように、フロント出力とリア出力とが異なる状態(クロス状態)において、フロント出力をリア出力と異なる音源に切り替える際に、アナログセレクタ31の切り替えは発生しないため、リア出力側にノイズが発生しない。
次に、時刻T15に、マイコン21からフロント出力を入力3とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「11」(3)を出力するとともに、フロント変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。フロント変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路66から出力される信号N_FDがデコード回路61からの選択信号「11」(3)に変化する。このとき、レジスタ62から出力されている信号D_FDは「01」(1)であるため、信号cmpr_FDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「11」(3)がレジスタ62に取り込まれる。なお、リア変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路67から出力される信号N_RDは信号D_RDとなり、信号cmpr_RDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが同じため、信号cmpr_FRDがHレベルに変化する。
そして、信号cmpr_FRDがHレベル(1)、信号STATEが「01」(CROSS)であるため、信号n_STATEは「11」(BRANCH)に変化する。
また、信号n_STATEが「11」(3)であるため、選択回路101から出力される信号は信号FCOとなり、レジスタ103に「11」が取り込まれる。同様に、選択回路102から出力される信号は信号RCOとなり、レジスタ104に「01」が取り込まれる。また、信号N_FDが「11」、レジスタ103から出力される信号FCOが「03」となるため、信号cmpr_FDFCOがHレベルに変化する。そして、信号n_STATEが「11」、信号cmpr_FDFCOがHレベルであるため、レジスタ130,132には「0」が入力され、レジスタ131,133には「1」が入力される。
その後、時刻T16に、レジスタ62から出力される信号D_FDが「11」(3)に変化する。これに応じて、信号cmpr_FDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、時刻T15における信号n_STATEが「11」(BRANCH)であるため、信号STATEが「11」(BRANCH)に変化する。そして、信号STATEが「11」(3)に変化すると、信号cmpr_FDがHレベル(1)、信号cmpr_FDFCOがHレベル(1)であるため、信号n_STATEが「00」(NORMAL)に変化する。そして、信号FSEL,FPDは「0」となり、信号RSEL,RPDは「1」となる。したがって、アナログセレクタ31で選択された入力3がフロント出力及びリア出力として出力されることとなり、ADC34は動作停止状態となる。
つまり、フロント出力とリア出力とが異なる状態(クロス状態)から、フロント出力をリア出力と同一の音源に切り替える際に、アナログセレクタ31,32で同一の音源が選択されることがないため、リア出力側にノイズが発生しない。また、ADC34は動作停止状態となるため、消費電力を低減させることができる。
次に、時刻T18に、マイコン21からリア出力を入力0とする制御信号が送信されると、デコード回路61は、選択信号「00」(0)を出力するとともに、リア変更イネーブル信号にHレベルの信号を出力する。リア変更イネーブル信号がHレベル(1)になると、選択回路67から出力される信号N_RDがデコード回路61からの選択信号「00」(0)に変化する。このとき、レジスタ63から出力されている信号D_RDは「11」(3)であるため、信号cmpr_RDがLレベルとなる。
また、このタイミングで、選択信号「00」(0)がレジスタ63に取り込まれる。なお、フロント変更イネーブル信号はLレベル(0)であるため、選択回路66から出力される信号N_FDは信号D_FDとなり、信号cmpr_FDはHレベルとなっている。したがって、信号change_modeがHレベルとなる。また、信号N_FDと信号N_RDとが異なるため、信号cmpr_FRDがLレベルに変化する。
そして、信号cmpr_FDがHレベル(1)、信号cmpr_FDFCOがHレベル(1)、信号STATEが「11」(BRANCH)であるため、信号n_STATEは「00」(NORMAL)に変化する。
また、信号n_STATEが「00」(0)であるため、選択回路101から出力される信号は信号N_FDとなり、レジスタ103に「11」が取り込まれる。同様に、選択回路102から出力される信号は信号N_RDとなり、レジスタ104に「00」が取り込まれる。そして、信号n_STATEが「00」、信号cmpr_FDFCOがHレベルであるため、レジスタ130〜133には「0」が入力される。
その後、時刻T19に、レジスタ63から出力される信号D_RDが「00」(0)に変化する。これに応じて、信号cmpr_RDがHレベルに変化し、信号change_modeがLレベルに変化する。また、時刻T18における信号n_STATEが「00」(NORMAL)であるため、信号STATEが「00」(NORMAL)に変化する。そして、信号FSEL,FPD,RSEL,RPDは全て「0」となり、アナログセレクタ31で選択された入力3がフロント出力として出力され、アナログセレクタ32で選択された入力0がリア出力として出力されることとなる。
つまり、フロント出力とリア出力とが同じ状態(ブランチ状態)から、リア出力をフロント出力と異なる音源に切り替える際に、フロント出力を選択しているアナログセレクタ31を切り替える必要がないため、フロント出力側にノイズが発生しない。
==プログラムによる実現例==
次に、プログラムを用いて信号選択回路10の制御を行う場合について説明する。図12は、プログラムを用いて信号選択回路10の制御を行う場合の制御回路36の構成例を示す図である。制御回路36は、プロセッサ151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、第1インタフェース(第1I/F)154、及び第2インタフェース(第2I/F)155を含んで構成されている。
プロセッサ151は、ROM152に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、アナログセレクタ31,32、ADC33,34、及びデジタルセレクタ35に対する制御等を行うことができる。なお、プログラムの格納領域は、ROM152に限らず、不揮発性の記憶領域であればよい。また、外部に設けられた不揮発性の記憶領域から読み込んだプログラムをRAM等の揮発性の記憶領域に格納して用いることも可能である。RAM153には、プロセッサ151に用いられる一時的なデータ等が格納される。なお、データの格納領域は、RAM153に限らず、書き込み可能な記憶領域であればよい。第1I/F154は、マイコンI/F11を介してマイコン21から送信されてくる制御信号を受け付けるためのものである。また、第2I/F155は、プロセッサ151によって生成される制御信号をアナログセレクタ31,32、ADC33,34、及びデジタルセレクタ35に送信するためのものである。
図13は、制御回路36の動作を示すフローチャートである。プロセッサ151は、マイコン21から制御信号が送信されてきていないかチェックしている(S1301)。そして、プロセッサ151は、制御信号を受信すると(S1301:Y)、フロント出力又はリア出力に変更があるかどうかを確認する(S1302)。両出力ともに変更がない場合(S1302:N)、プロセッサ151は変更動作を行わず、制御信号のチェック動作(S1301)に戻る。
フロント出力又はリア出力に変更がある場合(S1302:Y)、プロセッサ151は、フロント出力に変更があるかどうかを確認する(S1303)。フロント出力に変更がある場合(S1303:Y)、プロセッサ151は、変更後のフロント出力を示す変数N_FDSPに、マイコン21から送信されてきた制御信号で指定される変更後の選択信号を設定し、変更後のリア出力を示す変数N_RDSPに、RAM153に記憶されている現在のリア出力を示す変数D_RDSPの値を設定する(S1304)。また、リア出力に変更がある場合(S1303:N)、プロセッサ151は、変数N_RDSPに、マイコン21から送信されてきた制御信号で指定される変更後の選択信号を設定し、変数N_FDSPに、RAM153に記憶されている現在のフロント出力を示す変数D_FDSPの値を設定する(S1305)。
続いて、プロセッサ151は、RAM153に記憶されている現在の選択状態を示す変数STATEを確認する(S1306)。現在の選択状態がノーマル状態の場合(S1306:NORMAL)、プロセッサ151は、変更後のフロント出力とリア出力とが同一であるかどうか確認する(S1306)。変更後のフロント出力とリア出力とが異なる場合(S1306:N)、プロセッサ151は、選択状態をノーマル状態に更新する(S1307)。そして、プロセッサ151は、制御信号(FPD,RPD,FSEL,RSEL)に(0,0,0,0)を設定し(S1308)、制御信号(FCO,RCO)に(N_FDSP,N_RDSP)を設定する(S1309)。そして、制御信号FPD,RPD,FSEL,RSELがADC33,34及びデジタルセレクタ35に出力され、制御信号FCO,RCOがアナログセレクタ31,32に出力される。また、プロセッサ151は、変数D_FDSPに変数N_FDSPの値を設定し、変数D_RDSPに変数N_RDSPの値を設定する(S1310)。
一方、変更後のフロント出力とリア出力とが同一である場合(S1306:Y)、プロセッサ151は、選択状態をブランチ状態に更新する(S1311)。さらに、プロセッサ151は、変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と同一であるかどうか確認する(S1312)。変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と同一である場合(S1312:Y)、プロセッサ151は、制御信号(FPD,RPD,FSEL,RSEL)に(0,1,0,1)を設定する(S1313)。この場合、ADC34の動作が停止され、アナログセレクタ31の出力がフロント出力及びリア出力となる。また、変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と異なる場合、つまり、変更後のフロント出力がアナログセレクタ32の現在の出力と同一である場合(S1312:N)、プロセッサ151は、制御信号(FPD,RPD,FSEL,RSEL)に(1,0,1,0)を設定する(S1314)。この場合、ADC33の動作が停止され、アナログセレクタ32の出力がフロント出力及びリア出力となる。また、プロセッサ151は、制御信号(FCO,RCO)を変更せずに出力する(S1315)。そして、プロセッサ151は、変数D_FDSP,D_RDSPを更新する(S1310)。このように、フロント出力とリア出力とが異なる状態(ノーマル状態)から同一の状態に変更される際に、アナログセレクタ31,32で同一の信号を選択するのではなく、デジタルセレクタ35の切り替えにより制御している。これにより、アナログセレクタ31,32で同一の信号が選択されることによるノイズが発生せず、出力の切り替えが行われていない方へのノイズの伝播を防ぐことができる。
制御信号を受信した際の選択状態がブランチ状態の場合(S1306:BRANCH)、プロセッサ151は、フロント出力に変更があるかどうか確認する(S1316)。フロント出力に変更がない場合、つまりリア出力が変更される場合(S1316:Y)、プロセッサ151は、変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と同一であるかどうか確認する(S1317)。そして、変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と同一である場合(S1317:Y)、プロセッサ151は、前述した処理(S1307〜S1310)を実行する。この場合、選択状態がノーマル状態に遷移することとなる。
一方、変更後のフロント出力がアナログセレクタ31の現在の出力と異なる場合、つまり、変更後のフロント出力がアナログセレクタ32の現在の出力と同一である場合(S1317:N)、プロセッサ151は、選択状態をクロス状態に更新する(S1318)。そして、プロセッサ151は、制御信号(FPD,RPD,FSEL,RSEL)に(11,0,0)を設定し(S1319)、制御信号(FCO,RCO)に(N_RDSP,N_FDSP)を設定する(S1320)。そして、制御信号FPD,RPD,FSEL,RSELがADC33,34及びデジタルセレクタ35に出力され、制御信号FCO,RCOがアナログセレクタ31,32に出力される。また、プロセッサ151は、変数D_FDSP,D_RDSPを更新する(S1310)。この場合、アナログセレクタ32の出力がフロント出力となり、アナログセレクタ31の出力がリア出力となる。このように、ブランチ状態からクロス状態への遷移を可能とすることにより、フロント出力又はリア出力のうち、変更されない方について、アナログセレクタ31又はアナログセレクタ32での切り替えが発生せず、他方の切り替えに伴うノイズが発生しない。
また、ブランチ状態においてフロント出力が変更される場合(S1316:N)、プロセッサ151は、変更後のリア出力がアナログセレクタ32の現在の出力と同一であるかどうか確認する(S1321)。そして、変更後のリア出力がアナログセレクタ32の現在の出力と同一である場合(S1321:Y)、プロセッサ151は、前述した処理(S1307〜S1310)を実行する。この場合、選択状態がノーマル状態に遷移することとなる。
一方、変更後のリア出力がアナログセレクタ32の現在の出力と異なる場合、つまり、変更後のリア出力がアナログセレクタ31の現在の出力と同一である場合(S1321:N)、プロセッサ151は、前述した処理(S1318〜S1320,S1310)を実行する。つまり、選択状態がクロス状態に遷移することとなる。この場合も、フロント出力又はリア出力のうち、変更されない方について、アナログセレクタ31又はアナログセレクタ32での切り替えが発生せず、他方の切り替えに伴うノイズが発生しない。
制御信号を受信した際の選択状態がクロス状態の場合(S1306:CROSS)、プロセッサ151は、変更後のフロント出力とリア出力とが同一であるかどうか確認する(S1322)。変更後のフロント出力とリア出力とが異なる場合(S1322:N)、プロセッサ151は、前述した処理(S1318〜S1320,S1310)を実行する。この場合、選択状態はクロス状態のまま維持されることとなる。
一方、変更後のフロント出力とリア出力とが同一である場合(S1322:Y)、プロセッサ151は、前述した処理(S1311〜S1315,S1310)を実行する。つまり、選択状態がブランチ状態に遷移することとなる。このように、フロント出力とリア出力とが異なる状態(クロス状態)から同一の状態に変更される際に、アナログセレクタ31,32で同一の信号を選択するのではなく、デジタルセレクタ35の切り替えにより制御している。これにより、アナログセレクタ31,32で同一の信号が選択されることによるノイズが発生せず、出力の切り替えが行われていない方へのノイズの伝播を防ぐことができる。
以上、本実施形態の信号選択回路10を用いて構成される車載用音響再生回路1について説明した。前述したように、信号選択回路10では、ノーマル状態からブランチ状態への遷移を行うことができる。つまり、フロント出力とリア出力とが異なる状態(ノーマル状態)からフロント出力又はリア出力の一方を他方と同じ音源に切り替える場合に、アナログセレクタ31,32を切り替えることなく、デジタルセレクタ35の切り替えにより、出力を切り替えることができる。したがって、アナログセレクタ31,32が同一の音源を選択することがないため、変更されない方の出力にノイズが伝播することがない。
また、信号選択回路10では、ブランチ状態からクロス状態への遷移を行うことができる。つまり、例えば、アナログセレクタ31で選択されている音源がフロント出力及びリア出力となっている状態(ブランチ状態)からフロント出力をリア出力と異なる音源に切り替える場合、新たにアナログセレクタ32で選択される音源がフロント出力となり、アナログセレクタ31で選択されている音源はそのままリア出力となる。したがって、アナログセレクタ31の切り替えが行われないため、リア出力にノイズが発生しない。また、例えば、アナログセレクタ32で選択されている音源がフロント出力及びリア出力となっている状態(ブランチ状態)からリア出力を切り替える場合、新たにアナログセレクタ31で選択される音源がリア出力となり、アナログセレクタ32で選択されている音源はそのままフロント出力となる。したがって、アナログセレクタ32の切り替えが行われないため、フロント出力にノイズが発生しない。
また、信号選択回路10では、クロス状態からブランチ状態への遷移を行うことができる。つまり、フロント出力とリア出力とが異なる状態(クロス状態)からフロント出力又はリア出力の一方を他方と同じ音源に切り替える場合に、アナログセレクタ31,32を切り替えることなく、デジタルセレクタ35の切り替えにより、出力を切り替えることができる。したがって、アナログセレクタ31,32が同一の音源を選択することがないため、変更されない方の出力にノイズが伝播することがない。
また、信号選択回路10では、クロス状態からクロス状態への遷移を行うことができる。この場合、変更されない方の出力を選択しているアナログセレクタ31又はアナログセレクタ32については切り替えが行われず、変更されない方の出力にはノイズが発生しない。
また、信号選択回路10では、ブランチ状態からノーマル状態への遷移を行うことができる。この場合、変更されない方の出力を選択しているアナログセレクタ31又はアナログセレクタ32については切り替えが行われず、変更されない方の出力にはノイズが発生しない。
また、信号選択回路10では、ノーマル状態からノーマル状態への遷移を行うことができる。この場合、変更されない方の出力を選択しているアナログセレクタ31又はアナログセレクタ32については切り替えが行われず、変更されない方の出力にはノイズが発生しない。
また、信号選択回路10では、ブランチ状態の場合に、ADC33,34の一方の動作を停止させることができる。これにより、信号選択回路10の消費電力を低減させることができる。なお、本実施形態においては、ADC33,34の一方を停止させることとしたが、ADC33,34に限らず、アナログセレクタ31,32の一方の動作を停止させることも可能である。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態においては、信号選択回路10を車載用音響再生回路1に適用する例を示したが、信号選択回路10の適用はこれに限られるものではない。例えば、複数の部屋に設置されたスピーカに同一又は異なる音源を出力可能な音響再生回路を構成することもできる。また、本実施形態においては、複数のアナログ信号が入力されるアナログセレクタはアナログセレクタ31,32の2つであることとしたが、3つ以上であってもよい。前述した複数の部屋の夫々に出力する音源を選択する音響再生回路であれば、その部屋の数に合わせてアナログセレクタを設けることにより、部屋ごとの制御を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態である信号選択回路を含んで構成される車載用音響再生回路の構成例を示す図である。 1つ目の選択状態を示す図である。 2つ目の選択状態を示す図である。 3つ目の選択状態を示す図である。 デジタルセレクタの選択状態の遷移を示す図である。 制御回路の構成例を示すブロック図である。 選択信号比較回路の構成例を示す回路図である。 ステートマシン回路の構成例を示す回路図である。 デコード回路Aの構成例を示す図である。 デコード回路Bの構成例を示す図である。 制御回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 プログラムを用いて信号選択回路の制御を行う場合の制御回路の構成例を示す図である。 制御回路の動作を示すフローチャートである。 前席側のスピーカと後席側のスピーカとに出力すべき音源を選択するアナログセレクタの一般的な構成例を示す図である。
符号の説明
1 車載用音響再生回路 10 信号選択回路
11 マイコンインタフェース 12 デジタル信号処理回路
13,14 DAコンバータ 15 第1デジタル信号
16 第2デジタル信号 21 マイコン
31,32 アナログセレクタ 33,34 ADコンバータ
35 デジタル選択回路 41,42 選択回路
51 選択信号比較回路 52 ステートマシン回路
53 選択信号デコード回路 61 デコード回路
62,63 レジスタ 64,65 AND回路
66,67 選択回路 68〜74 XOR回路
75〜77 NOR回路 91〜96 選択回路
97 レジスタ 98 AND回路
101,102 選択回路 103,104 レジスタ
105〜108 XOR回路 109,110 NOR回路
121〜127 AND回路 128,129 OR回路
130〜133 レジスタ 151 プロセッサ
152 ROM 153 RAM
154 第1I/F 155 第2I/F

Claims (16)

  1. 複数のアナログ信号の中から選択される同一の又は異なる第1及び第2アナログ信号をデジタル信号に変換することにより第1及び第2デジタル信号を出力する信号選択回路であって、
    アナログ選択信号に基づいて、前記複数のアナログ信号の中から前記第1及び第2アナログ信号を選択するアナログ信号選択回路と、
    前記アナログ信号選択回路から出力される前記第1アナログ信号を第3デジタル信号に変換して出力する第1ADコンバータと、
    前記アナログ信号選択回路から出力される前記第2アナログ信号を第4デジタル信号に変換して出力する第2ADコンバータと、
    デジタル選択信号に基づいて、前記第3及び第4デジタル信号の一方又は双方を前記第1及び第2デジタル信号として選択的に出力するデジタル信号選択回路と、
    前記第1及び第2デジタル信号を選択するための出力選択信号に基づいて、前記アナログ選択信号及び前記デジタル選択信号を出力する制御回路と、
    を備えることを特徴とする信号選択回路。
  2. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号が入力されると、前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力することを特徴とする信号選択回路。
  3. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、
    を出力することを特徴とする信号選択回路。
  4. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号が入力されると、
    前記第デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力することを特徴とする信号選択回路。
  5. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力することを特徴とする信号選択回路。
  6. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第2デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、
    を出力することを特徴とする信号選択回路。
  7. 請求項1に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号が入力されると、
    前記第2アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第1アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力することを特徴とする信号選択回路。
  8. 請求項2又は4に記載の信号選択回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する場合、前記第2ADコンバータの動作を停止させることを特徴とする信号選択回路。
  9. 複数のアナログ信号の中から選択される同一の又は異なる第1及び第2アナログ信号をデジタル信号に変換することにより第1及び第2デジタル信号を出力するための制御を行うプロセッサと、
    アナログ選択信号に基づいて、前記複数のアナログ信号の中から前記第1及び第2アナログ信号を選択するアナログ信号選択回路と、
    前記アナログ信号選択回路から出力される前記第1アナログ信号を第3デジタル信号に変換して出力する第1ADコンバータと、
    前記アナログ信号選択回路から出力される前記第2アナログ信号を第4デジタル信号に変換して出力する第2ADコンバータと、
    デジタル選択信号に基づいて、前記第3及び第4デジタル信号の一方又は双方を前記第1及び第2デジタル信号として選択的に出力するデジタル信号選択回路と、
    前記デジタル信号選択回路における前記第3及び第4デジタル信号の選択状態を記憶するメモリと、
    を備える信号選択回路の前記プロセッサに、
    前記第1及び第2デジタル信号を選択するための出力選択信号を受け付ける手順と、
    受け付けた前記出力選択信号と、前記メモリに記憶されている前記選択状態とに基づいて、前記アナログ選択信号及び前記デジタル選択信号を出力する手順と、
    前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する手順と、
    前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  11. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、
    を出力する手順と、
    前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号と同一の信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する手順と、
    前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  13. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力する手順を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力している状態において、前記第2デジタル信号を前記第1デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第1アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第2デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第2アナログ信号とするための前記アナログ選択信号と、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号と、
    を出力する手順と、
    前記メモリに記憶されている前記選択状態を更新する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  15. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第1デジタル信号として出力し、前記第4デジタル信号を前記第2デジタル信号として出力している状態において、前記第1デジタル信号を前記第2デジタル信号とは異なる信号とするための前記出力選択信号を受け付けると、
    前記第2アナログ信号は変化させずに、前記出力選択信号によって示される前記第1デジタル信号に対応するアナログ信号を前記第1アナログ信号とするための前記アナログ選択信号を出力する手順を実行させるためのプログラム。
  16. 請求項10又は12に記載のプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3デジタル信号を前記第1及び第2デジタル信号として出力するための前記デジタル選択信号を出力する場合、前記第2ADコンバータの動作を停止させるための信号を出力する手順を実行させるためのプログラム。
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