JPH10302597A - マトリックス装置 - Google Patents

マトリックス装置

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JPH10302597A
JPH10302597A JP12330197A JP12330197A JPH10302597A JP H10302597 A JPH10302597 A JP H10302597A JP 12330197 A JP12330197 A JP 12330197A JP 12330197 A JP12330197 A JP 12330197A JP H10302597 A JPH10302597 A JP H10302597A
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input
output
terminals
unit
terminal
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JP12330197A
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English (en)
Inventor
Hisao Nishikawa
寿生 西川
Shinji Fujiwara
真治 藤原
Hiroyasu Naito
博康 内藤
Ryuichi Yamamoto
隆一 山本
Hirotomo Ando
浩智 安藤
Masatake Harui
正剛 春井
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Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力機器との接続を簡単かつ簡素化する。 【解決手段】 入力音源2から出力される音声信号は、
音声入力端子11を介してマトリックス装置1内に入力
される。また、入力音源2は、これ自体が使用状態にあ
ることを表わす制御信号を出力し、この制御信号を制御
入力端子20を介してマトリックス装置1内に入力す
る。マトリックス装置1内のCPU14は、上記制御信
号に応じてマトリックス部13を制御し、これによって
上記入力音源2の音声信号を、希望のスピーカ4、4、
・・・に出力する。なお、上記各入力端子11、11、
・・・及び20、20、・・・は、それぞれ同一の入力
音源2、2、・・・に接続されるもの毎に、一体のコネ
クタ30、30、・・・により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の入力機器と
複数の出力機器とが接続され、上記各入力機器の出力信
号をいずれの出力機器に出力させるかを制御するマトリ
ックス装置に関し、特に上記各入出力機器との接続部分
に特徴を有するマトリックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなマトリックス装置は、例え
ばビルの構内放送設備等に用いられる。このマトリック
ス装置を用いた放送設備として、従来、例えば図3に示
すようなものがある。同図において、1が、マトリック
ス装置、2、2、・・・が、上記入力機器としての入力
音源、3、3、・・・が、上記出力機器としてのスピー
カである。なお、入力音源2、2、・・・としては、例
えばマイクロホンやカセットデッキ、音声ファイル装置
等がある。
【0003】同図に示すように、マトリックス装置1
は、複数の音声入力端子11、11、・・・と、複数の
出力端子12、12、・・・とを有している。このう
ち、各音声入力端子11、11、・・・に、それぞれ上
記各入力音源2、2、・・・が接続されており、各出力
端子12、12、・・・に、それぞれPAアンプ3、
3、・・・を介して、上記スピーカ4、4、・・・が接
続されている。
【0004】このマトリックス装置1は、上述したよう
に、上記各入力音源2、2、・・・の出力信号、即ち音
声信号を、上記各スピーカ4、4、・・・のいずれに出
力するのかを制御するものであるが、これを実現するた
めに、内部に、例えばディジタル・バス形式のマトリッ
クス部13を有している。このバス方式のマトリックス
部13は、複数のディジタル・バス13a、13a、・
・・から成るもので、これら各バス13a、13a、・
・・は、CPU(中央演算処理装置)14の命令に従っ
て、上記各音声入力端子11、11、・・・及び上記各
出力端子12、12、・・・間を接続する。即ち、CP
U14は、各入力音源2、2、・・・から出力される音
声信号を、それぞれ希望のスピーカ4、4、・・・に出
力するように、各バス13a、13a、・・・による各
音声入力端子11、11、・・・及び各出力端子12、
12、・・・間の接続関係を制御する。なお、各入力音
源2、2、・・・の音声信号を、いずれのスピーカ4、
4、・・・に出力するかについての所謂経路設定(ルー
ティング)情報は、予め、例えばROMやRAM構成の
メモリ15に記憶されており、CPU14は、このメモ
リ15に記憶された情報に従って、上記各バス13a、
13a、・・・による接続関係を制御する。
【0005】なお、マトリックス部13は、上記のよう
にディジタル・バス13a、13a、・・・構成である
ため、厳密には、これら各バス13a、13a、・・・
と各音声入力端子11、11、・・・とは、それぞれ入
力側増幅器16、16、・・・及びA/D変換器17、
17、・・・を介して接続される。また、これとは逆
に、上記各バス13a、13a、・・・と出力端子1
2、12、・・・とは、それぞれD/A変換器18、1
8、・・・及び出力側増幅器19、19、・・・を介し
て接続される。
【0006】上記のように、このマトリックス装置1に
よれば、各入力音源2、2、・・・の出力する音声信号
を、それぞれ希望のスピーカ4、4、・・・に供給する
ことができ、例えば全てのスピーカ4、4、・・・に供
給することもできる。しかし、このマトリックス装置1
では、個々のスピーカ4、4、・・・に対して、同時に
複数の異なる音声信号を供給することを禁止している。
これは、個々のスピーカ4、4、・・・から、同時に複
数の異なる音声が出力されると、このマトリックス装置
1を用いた放送設備自体が、それ本来の機能を果たさな
くなるためである。
【0007】そこで、このマトリックス装置1において
は、予め各入力音源2、2、・・・の優先順位を設定
し、この優先順位についても、上述した経路設定情報の
一要素として、メモリ15内に記憶している。そして、
各バス13a、13a、・・・によって各入力音源2、
2、・・・及びスピーカ4、4、・・・間を接続する際
に、上記各入力音源2、2、・・・のうち、今現在、実
際に使用されているもの、即ち実際に音声信号を出力し
ているものに関してのみ、これをスピーカ4、4、・・
・側と接続する。そして、このとき、いずれかのスピー
カ4、4、・・・に対して複数の入力音源2、2、・・
・が接続される場合には、これら各入力音源2、2、・
・・のうち、上記優先順位の最も高いものを優先して上
記スピーカ4、4、・・・に接続するように、上記各バ
ス13a、13a、・・・を制御するCPU14をプロ
グラムしている。
【0008】ただし、これを実現するには、各入力音源
2、2、・・・がそれぞれ使用状態にあるか否かを、C
PU14に認識させる必要がある。そこで、このマトリ
ックス装置1に、その入力機器として用いられる上記各
入力音源2、2、・・・は、それぞれが使用状態にある
ときに、それぞれの音声信号を出力するだけでなく、そ
れ自体が使用状態にあることを表わす制御信号(ビジー
信号)を出力するよう構成されている。そして、マトリ
ックス装置1は、上述した音声入力端子11、11、・
・・及び出力端子12、12、・・・とは別に、上記各
制御信号が入力される複数の制御入力端子20、20・
・・を備えている。そして、この制御入力端子20、2
0、・・・を介してマトリックス装置1内に入力される
各制御信号を、それぞれインターフェース回路21、2
1、・・・を介してCPU14に供給することによっ
て、上記各入力音源2、2、・・・がそれぞれ使用状態
にあるか否かを、CPU14に認識させている。
【0009】ところで、上記従来のマトリックス装置1
は、構造的には、例えば図4に示すように構成されてい
る。なお、同図(a)は、マトリックス装置1の正面
図、同図(b)は、背面図である。
【0010】同図(a)において、101、101は、
上述した入力側増幅器16及びA/D変換器17から成
る直列回路を所定数纏めて例えばプリント配線板により
ユニット(ボード)化した音声入力ユニット(INPUT BO
ARD )、102、102は、D/A変換器18及び出力
側増幅器19から成る直列回路を所定数纏めてユニット
化した音声出力ユニット(OUTPUT BOARD)、103、1
03は、インターフェース回路21、21、・・・を所
定数纏めてユニット化した制御入力ユニット(CTRL BOA
RD)である。また、104は、マトリックス部13、C
PU14及びメモリ15を纏めてユニット化したCPU
ユニット(CPU BOARD )である。
【0011】各ユニット101乃至104は、箱型のラ
ック(筐体)105内に形成された複数のスロット10
6、106、・・・内に収容されており、これら各ユニ
ット101乃至104は、各スロット106、106、
・・・に対して、ラック105の前面側から抜き差し可
能とされている。そして、各スロット106、106、
・・・の奥には、各スロット106、106、・・・間
にわたって1枚のマザーボード107が設けられてお
り、上記各ユニット101乃至104は、このマザーボ
ード107を介して相互に接続されている。なお、上記
各ユニット101乃至104のうち、音声入力ユニット
101、音声出力ユニット102及び制御入力ユニット
103については、それぞれを追加することができ、こ
れによって、このマトリックス装置1に接続する入出力
機器(入力音源2及びスピーカ4)の数を増やすことが
できる。
【0012】なお、上記図4(a)において、108、
108・・・は、マザーボード107上に、各スロット
106、106、・・・毎に対応して設けられたコネク
タで、各ユニット101乃至104は、これら各コネク
タ108、108、・・・を介してマザーボード107
に接続され、ひいては相互に接続される。また、各スロ
ット108、108、・・・の上下に設けられている1
09、109、・・・は、各スロット108、108、
・・・に対して各ユニット101乃至104を抜き差し
する際に案内する案内レールである。そして、110
は、各ユニット101乃至104にそれぞれの駆動電源
を供給する電源部であり、この電源部110が生成する
上記駆動電源も、マザーボード107を介して各ユニッ
ト101乃至104に供給される。また、このマトリッ
クス装置1は、これ自体を図示しない据置型の大型ラッ
ク(キャビネットラック)に収納できるよう構成されて
おり、そのため、ラック105前面の左右両側には、こ
のマトリックス装置1を上記大型ラックに固定するため
の例えば4つの固定孔105a、105a、・・・が設
けられている。
【0013】一方、図4(b)に示すように、このマト
リックス装置1の背面、即ちラック105の背面には、
3つの端子台111乃至113が固定されている。これ
ら各端子台111乃至113は、それぞれ、音声入力端
子11、11、・・・、音声出力端子12、12、・・
・及び制御入力端子20、20、・・・を形成するもの
で、ラック105内において、マザーボード107に接
続されている。即ち、各端子11、11、・・・、1
2、12、・・・及び20、20、・・・は、このマザ
ーボード107を介して、音声入力ユニット101、音
声出力ユニット102及び制御入力ユニット103に、
それぞれ接続される。
【0014】従って、これら各端子台111乃至113
のうち、音声入力端子11、11、・・・を形成する端
子台111と、制御入力端子20、20、・・・を形成
する端子台113とに、各入力音源2、2、・・・(の
音声信号ラインと制御信号ラインと)が接続される。そ
して、出力端子12、12、・・・を形成する端子台1
12に、スピーカ4、4、・・・が(PAアンプ3、
3、・・・を介して)接続される。
【0015】なお、各音声入力端子11、11、・・・
及び出力端子12、12、・・・は、それぞれ、例えば
ホット(H)端子とコールド(C)端子とアース(E)
端子との3極構成とされている。また、制御入力端子2
0、20、・・・は、例えばプラス(+)端子とマイナ
ス(−)端子との2極構成とされている。そして、これ
ら各端子11、11、・・・、12、12、・・・及び
20、20、・・・は、いずれもネジ止め式の端子とさ
れている。また、各端子11、11、・・・、12、1
2、・・・及び20、20、・・・は、このマトリック
ス装置1に接続可能な入力音源2、2、・・・及びスピ
ーカ4、4、・・・の最大数と同じ数だけ用意されてい
る(図4(b)においては、それぞれ12個ずつ設けら
れている)。なお、図4(b)における114は、この
マトリックス装置1自体に、例えば商用交流電源等の交
流電源を供給するためのインレットである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、各入力音源2、2、・・・を、それぞれ別
個の2つの端子台111及び113に接続しなければな
らないので、配線が面倒でありかつ複雑になるという問
題がある。この問題は、入力音源2、2、・・・の数が
多いほど顕著になる。また、上記端子台111及び11
3として、それぞれネジ止め式のものを用いているの
で、この点も、上記問題に拍車を掛けている。なお、各
スピーカ4、4、・・・が(各PAアンプ3、3、・・
・を介して)接続される出力端子12、12、・・・に
ついても、ネジ止め式の端子台113により形成してい
るので、その配線作業が面倒であるということは言うま
でもない。
【0017】また、各端子台111乃至113をラック
105に固定しているので、これらをマザーボード10
7に接続するための手段と、その手間が必要になる。そ
して、各端子台111乃至113には、このマトリック
ス装置1に接続可能な入力音源2、2、・・・及びスピ
ーカ4、4、・・・の最大数と同じ数だけの端子11、
11、・・・、12、12、・・・及び20、20、・
・・が予め用意されているので、例えば、このマトリッ
クス装置1に接続される入力音源2、2、・・・及びス
ピーカ4、4、・・・の数が上記最大数に満たない場合
には、使用されない無駄な端子11、11、・・・、1
2、12、・・・及び20、20、・・・が生じること
になる。従って、設計上、非常に不経済であるという問
題がある。
【0018】そこで、本発明は、特に上記入力音源2、
2、・・・との接続を容易にかつ簡素化することのでき
るマトリックス装置1を提供することを目的とする。ま
た、実際に使用されない(各入出力機器が接続されな
い)無駄な端子11、11、・・・、12、12、・・
・及び20、20、・・・を、極力無くすことも、本発
明の目的とするところである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、複数
の入力機器がそれぞれ接続され、これら各入力機器の各
出力信号が入力される複数の信号入力端子と、上記各入
力機器がそれぞれ接続され、これら各入力機器がそれぞ
れ使用状態にあるときに出力する制御信号、例えば上述
したビジー信号が入力される複数の制御入力端子と、複
数の出力機器がそれぞれ接続される複数の出力端子と、
上記各制御信号が供給され、これら各制御信号に応じて
上記各信号入力端子及び上記各出力端子間を配線するマ
トリックス手段と、を具備し、上記各信号入力端子及び
上記各制御入力端子を、それぞれ同一の上記入力機器に
接続されるもの毎に、一体のコネクタによって形成した
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のマトリックス装置において、それぞれ同一の上
記入力機器に接続される上記信号入力端子及び上記制御
入力端子の組み合わせを、所定数ずつ纏めてユニット化
すると共に、該ユニット数を増減できる状態に構成した
ことを特徴とするものである。
【0021】即ち、本請求項2に記載の発明によれば、
上記ユニットを増減することによって、このマトリック
ス装置に接続可能な入力機器の台数を増減できる。そし
て、このユニットに、上記信号入力端子と制御入力端子
とが組みを成して設けられている。従って、実際に接続
しようとする入力機器の数に合わせて上記ユニットを設
けることによって、上記信号入力端子及び制御入力端子
の数を、実際に接続する入力機器の台数に合わせること
ができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明のマトリックス装置において、上記出力端
子を、予め定めた数ずつ纏めてユニット化し、該ユニッ
ト数を増減できる状態に構成したことを特徴とするもの
である。
【0023】即ち、本請求項3に記載の発明によれば、
上記ユニットを増減することによって、このマトリック
ス装置に接続可能な出力機器の台数を増減できる。そし
て、このユニットに、上記出力端子が予め定めた数だけ
設けられている。従って、実際に接続しようとする出力
機器の数に合わせて上記ユニットを設けることによっ
て、上記出力端子の数を、実際に接続する出力機器の台
数に合わせることができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1、2及
び3に記載の発明のマトリックス装置において、上記マ
トリックス装置が、上記各信号入力端子及び上記各制御
入力端子を備えた入力ユニットと、上記各出力端子を備
えた出力ユニットと、上記マトリックス手段を備えたマ
トリックスユニットと、これら各ユニットが結合されて
これら各ユニットを相互に接続するマザーボードと、を
具備するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係るマトリックス装置
を、例えば上述した図3及び図4に示す従来技術と同様
の放送設備に応用する場合について、その一実施の形態
を、図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は、
上記放送設備の概略構成を示す電気回路ブロック図であ
る。また、図2は、本発明に係るマトリックス装置1の
概略構造を示す図で、同図(a)は、マトリックス装置
1の正面図、同図(b)及び同図(c)は、それぞれ後
述するコネクタ30及び50の外観図である。
【0026】図1に示すように、本実施の形態が、上記
図3に示す従来技術のものと回路的に異なるところは、
次の通りである。
【0027】即ち、上記従来技術においては、各音声入
力端子11、11、・・・と各制御入力端子20、2
0、・・・とを、それぞれ別個の端子台111及び11
2によって形成したが、本実施の形態においては、上記
各入力端子11、11、・・・及び各出力端子20、2
0、・・・を、それぞれ同一の入力音源2、2、・・・
に接続されるもの毎に纏めて、上述したコネクタ30、
30、・・・により一体に形成している。そして、各音
声入力端子11、11、・・・に接続される入力側増幅
器16及びA/D変換器17から成る直列回路と、制御
入力端子20に接続されるインターフェース回路21と
を、それぞれ同一のユニット(以下、このユニットを入
力ユニットという。)40に所定数、例えば4回路ずつ
形成し、この入力ユニット40自体に、上記各コネクタ
30、30、・・・を上記4回路分設けている。
【0028】また、出力端子12、12、・・・につい
ても、上記コネクタ30、30、・・・とは別のコネク
タ50、50、・・・によって形成している。そして、
これら各コネクタ50、50、・・・を、D/A変換器
18及び出力側増幅器19から成る直列回路を例えば4
回路ずつ形成している出力ユニット60自体に、上記4
回路分設けている。なお、これ以外の回路的な構成につ
いては、上記図3の従来技術と同様であるので、上記図
3と同等な部分については同一符号を付して、その詳細
な説明を省略する。
【0029】また、本実施の形態のマトリックス装置1
も、図2(a)に示すように、上記図4に示す従来技術
の構造と同様に、各ユニット40、60、104を、ラ
ック105内の各スロット106、106、・・・に収
容した構造になっている。そして、各ユニット40、6
0、104のうち、入力ユニット40及び出力ユニット
60については、上記従来技術の音声入力ユニット10
1、音声出力ユニット102及び制御入力ユニット10
3と同様に、それぞれを追加することができ、これによ
って、このマトリックス装置1に接続する入出力機器
(入力音源2及びスピーカ4)の台数を増やすことがで
きるよう構成されている。なお、ここでは、入力ユニッ
ト40及び出力ユニット60をそれぞれ2枚ずつ設け、
これによって、入力音源2、2、・・・及びスピーカ
4、4、・・・を、それぞれ最大8台まで接続できる構
成としている。そして、各入力ユニット40、40及び
出力ユニット60、60は、それぞれマザーボード10
7を介してCPUユニット104に接続されている。更
に、各ユニット40、40、60、60、104につい
ては、いずれのスロット106、106、・・・に対し
ても挿入可能(いずれのコネクタ108、108、・・
・に対しても接続可能)とされている。
【0030】そして、図2(a)に示すように、入力ユ
ニット40においては、各コネクタ30、30、・・・
が、ラック105の前面側に、垂直方向に沿って一列に
並べて設けられている。また、出力ユニット60におい
ても、各コネクタ50、50、・・・が、ラック105
の前面側に、垂直方向に沿って一列に並べて設けられて
いる。即ち、各コネクタ30、30、・・・及び50、
50、・・・に対して、各入力音源2、2、・・・及び
スピーカ4、4、・・・を着脱する際に、その作業をラ
ック105の前面側から実施することができるように考
慮している。
【0031】なお、コネクタ30は、同図(b)に示す
ように、音声入力端子11としてのホット(H)端子、
コールド(C)端子及びアース(E)端子をそれぞれ形
成する3個の接触子31、31、31と、制御入力端子
20としてのプラス(+)端子及びマイナス(−)端子
をそれぞれ形成する2個の接触子32、32とを有して
いる。そして、これら合計5個の接触子31、31、3
1、32、32を、例えば硬質樹脂等の絶縁体により形
成された一体のコネクタハウジング33内に一列に並べ
て収容した、5極構成とされている。なお、このコネク
タ30に接続される各入力音源2、2、・・・側のライ
ン端末処理については、このコネクタ30と対のコネク
タが使用されることは言うまでもない。また、コネクタ
30(コネクタハウジング33)の形状(型式)は、上
記一列のものに限らない。
【0032】一方、コネクタ50は、同図(c)に示す
ように、出力端子12としてのホット(H)端子、コー
ルド(C)端子及びアース(E)端子をそれぞれ形成す
る3個の接触子51、51、51を有している。そし
て、これら3個の接触子51、51、51を、例えば硬
質樹脂等の絶縁体により形成された一体のコネクタハウ
ジング52内に一列に並べて収容した、3極構成とされ
ている。なお、このコネクタ50に接続される各スピー
カ4、4、・・・(PAアンプ3、3、・・・)側のラ
イン端末処理については、このコネクタ50と対のコネ
クタが使用されることは言うまでもない。また、コネク
タ50(コネクタハウジング52)の形状(型式)は、
上記一列のものに限らない。
【0033】上記のように、本実施の形態のマトリック
ス装置は、各入力端子11、11、・・・及び20、2
0、・・・を、コネクタ30、30、・・・によって一
体に形成しているので、ネジ止め式の端子台111乃至
113を用いている上記従来技術に比べて、各入力音源
2、2、・・・との接続及び取り外しが非常に容易であ
ると共に、配線が簡素化される。これは、入力音源2、
2、・・・の接続台数が多くなるほど、顕著になる。
【0034】また、各出力端子12、12、・・・につ
いても、これをコネクタ50、50、・・・によって形
成しているので、ネジ止め式の端子台112を用いてい
る上記従来技術に比べて、各スピーカ4、4、・・・と
の接続及び取り外しが、非常に容易になる。これについ
ても、スピーカ4、4、・・・の接続台数が多くなるほ
ど、顕著になる。
【0035】更に、各音声入力端子11、11、・・・
及び制御入力端子20、20、・・・を形成するコネク
タ30、30、・・・が、入力ユニット40自体に設け
られているので、これらに実際に接続しようとする入力
音源2、2、・・・の台数に合わせて、入力ユニット4
0を増減すると、これに応じてコネクタ30、30、・
・・の数も増減する。従って、上述した従来技術とは異
なり、使用されない(入力音源2、2、・・・が接続さ
れない)無駄なコネクタ30、30、・・・は、あまり
存在しない。これは、入力音源2、2、・・・の台数が
少ないほど、上記従来技術との差が顕著になる。
【0036】また、出力端子12、12、・・・を形成
するコネクタ50、50、・・・についても、これを出
力ユニット60自体に設けているので、これらに実際に
接続しようとするスピーカ4、4、・・・の台数に合わ
せて、出力ユニット60を増減すると、これに応じてコ
ネクタ50、50、・・・の数も増減する。従って、上
述した従来技術とは異なり、使用されない(スピーカ
4、4、・・・が接続されない)無駄なコネクタ50、
50、・・・は、あまり存在しない。これは、スピーカ
4、4、・・・の台数が少ないほど、上記従来技術との
差が顕著になる。
【0037】更に、各コネクタ30、30、・・・及び
50、50、・・・は、それぞれ入力ユニット40及び
出力ユニット60自体に設けられているので、各端子台
111乃至113がラック105に固定されている上記
従来技術とは異なり、各コネクタ30、30、・・・及
び50、50、・・・をそれぞれマザーボード107
(即ちマザーボード107を介して各入力ユニット40
及び出力ユニット60)に接続するための手段や手間は
必要ない。
【0038】なお、本実施の形態においては、マトリッ
クス装置1を例えばビル等の館内放送設備に応用する場
合について説明したが、これ以外にも、本マトリックス
装置1を応用できることは言うまでもない。
【0039】また、入力ユニット40については、入力
側増幅器17及びA/D変換器18から成る直列回路
と、インターフェース回路21とを、それぞれ4回路ず
つ形成し、これに合わせてコネクタ30、30、・・・
も4回路分設けたが、これらの数に限らない。勿論、出
力ユニット60におけるD/A変換器18及び出力側増
幅器19から成る直列回路と、コネクタ50、50、・
・・との数についても、同様である。
【0040】更に、音声入力端子11、11、・・・及
び各制御入力端子20、20、・・・については、これ
らを、それぞれ同一のコネクタ30、30、・・・によ
って一体に形成したが、このように一体化せずに、それ
ぞれ別個のコネクタにより形成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明の
マトリックス装置によれば、入力機器が接続される信号
入力端子と制御入力端子との2つの端子を一体のコネク
タによって形成しているので、上記2つの端子をそれぞ
れ別個のネジ止め式の端子台111及び112によって
形成するという上述した従来技術に比べて、配線を簡単
かつ簡素化できるという効果がある。この効果は、入力
機器の接続数が多いほど顕著になる。
【0042】請求項2に記載の発明のマトリックス装置
によれば、実際に接続する入力機器の台数に合わせて、
これらが接続される信号入力端子及び制御入力端子の数
を増減できる。従って、予め数多くの入力端子11、1
1、・・・及び20、20、・・・を備えた上記従来技
術とは異なり、使用されない無駄な端子の発生を抑制で
きるという効果がある。
【0043】請求項3に記載の発明のマトリックス装置
によれば、実際に接続する出力機器の台数に合わせて、
これらが接続される出力端子の数を増減できる。従っ
て、予め数多くの出力端子12、12、・・・を備えた
上記従来技術とは異なり、使用されない無駄な端子の発
生を抑制できるという効果がある。
【0044】請求項4に記載の発明のマトリックス装置
によれば、各信号入力端子及び各制御入力端子を備えた
入力ユニットと、各出力端子を備えた出力ユニットと、
マトリックス手段を備えたマトリックスユニットとは、
それぞれマザーボードに結合され、このマザーボードを
介して相互に接続されている。従って、各端子11、1
1、・・・、12、12、・・・及び20、20、・・
・を形成する各端子台111乃至113がラック105
に固定されている上記従来技術とは異なり、各信号入力
端子、各制御入力端子及び各出力端子をマザーボードに
接続するための手段や手間は必要ない、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマトリックス装置を放送設備に応
用した一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態のマトリックス装置の外観図で、
(a)は、正面図、(b)は、入力コネクタの拡大図、
(c)は、出力コネクタの拡大図である。
【図3】従来のマトリックス装置を用いた放送設備の概
略構成図である。
【図4】従来のマトリックス装置の外観図で、(a)
は、正面図、(b)は、背面図である。
【符号の説明】
1 マトリックス装置 2 入力音源(入力機器) 4 スピーカ(出力機器) 11 音声入力端子 12 出力端子 20 制御入力端子 30、50 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 隆一 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番1 号 ティーオーエー株式会社内 (72)発明者 安藤 浩智 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番1 号 ティーオーエー株式会社内 (72)発明者 春井 正剛 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番1 号 ティーオーエー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力機器がそれぞれ接続され、こ
    れら各入力機器の各出力信号が入力される複数の信号入
    力端子と、 上記各入力機器がそれぞれ接続され、これら各入力機器
    がそれぞれ使用状態にあるときに出力する制御信号が入
    力される複数の制御入力端子と、 複数の出力機器がそれぞれ接続される複数の出力端子
    と、 上記各制御信号が供給され、これら各制御信号に応じて
    上記各信号入力端子及び上記各出力端子間を配線するマ
    トリックス手段と、を具備し、 上記各信号入力端子及び上記各制御入力端子を、それぞ
    れ同一の上記入力機器に接続されるもの毎に、一体のコ
    ネクタによって形成したことを特徴とする請求項1に記
    載のマトリックス装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ同一の上記入力機器に接続され
    る上記信号入力端子及び上記制御入力端子の組み合わせ
    を、所定数ずつ纏めてユニット化すると共に、該ユニッ
    ト数を増減できる状態に構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のマトリックス装置。
  3. 【請求項3】 上記出力端子を、予め定めた数ずつ纏め
    てユニット化し、該ユニット数を増減できる状態に構成
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマトリッ
    クス装置。
  4. 【請求項4】 上記マトリックス装置が、上記各信号入
    力端子及び上記各制御入力端子を備えた入力ユニット
    と、上記各出力端子を備えた出力ユニットと、上記マト
    リックス手段を備えたマトリックスユニットと、これら
    各ユニットが結合されてこれら各ユニットを相互に接続
    するマザーボードと、を具備する請求項1、2及び3に
    記載のマトリックス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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