JP2003503021A - スフェロイドの調製 - Google Patents
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Abstract
Description
の製造方法及びスフェロイド形成方法に関する。
フェロイド形成のための多くの方法は、例えば米国特許第5624839号に明
示されている、しかしながらそれらは比較的複雑であることが知られている。用
語「スフェロイド」は、慣用的におおよそ球状の形の物体を表現するためにしば
しば用いられるが、前記用語は、本明細書においてはより広く、物質上での単層
状態とは対照的に細胞を懸濁状態で成長させるあらゆる三次元細胞構造を表すた
めに用いられる。したがって前記用語スフェロイドは、おおよそ球状の細胞クラ
スターだけでなく、単層形態ではなく細胞が三次元構造を形成するようなひも状
構造又は格子若しくは網状構造をも包含する。
合物を製造する方法が提供され、上記方法は、その結果として生じる物質又は混
合物にスフェロイド形成活性を与えるのに十分な時間及び温度でのウシ胎児血清
の加熱処理を含む。
う好ましくは65℃〜75℃の間である。しかしながら、これらの範囲外の温度
、特にこれらの範囲より低い温度が使用されうることは予想される、とはいえ、
上記の場合インキュベーション時間がより長くなるであろう。前記加熱処理は、
例えば30分間〜12時間の間で行われうる。FCSの多くのバッチについて、
前記物質又は混合物を製造のための至適条件は、70℃、5時間であることが知
られている。しかしながら、異なる量の前記物質又は混合物が異なる温度及びイ
ンキュベーション時間にて製造され、一般的により高い温度及びより長いインキ
ュベーション時間においてより多く製造される。とは言っても、より高い温度は
、前記血清中のタンパク質の大量の凝固を生じさせ、よって前記物質又は混合物
の活性の低下に終わる。
保存するステップをさらに含みうる。
ロイド配合物に使用するための物質又は混合物が提供される。
成される物質又は混合物と接触させることを含むスフェロイド形成方法が提供さ
れる。
イドに加えて、ヘテロスフェロイドの形成に使用できるようにする。確かに、ヘ
テロスフェロイドは、いくつかの細胞タイプを必要とされる割合で加えることで
容易に形成されうる。
必要とする。
容器の形状により規定されうる。一般的に小さい及び中間の大きさ(100マイ
クロメーターまで)のスフェロイドは、24時間後に形成され、そしてその後そ
れらの大きさは細胞増殖によってよりはむしろスフェロイドの融合によって主に
増す。
、プラスチックで作られた容器上にコートされうる。あるいは、スフェロイドの
調製は、非コート容器において行われ、そしてこの場合、スフェロイドの調製に
使用される前記物質又は混合物の5〜10%溶液が、上記細胞培養の培地に加え
られる。
細長いスフェロイドがある。
約2cmの長さでありえる。典型的には、細長いスフェロイドは、直径約0.2〜
0.5mmであることができ、そして1cmの長さ当たり100,000〜150,
000の細胞を含んだ、25cmの長さでありうることが知られている。しかしな
がら、細長いスフェロイドは、100cm超の長さになりうることは、留意される
べきである。
ひも状スフェロイドを作製することができる。1つの例において、MCF7及び
乳房線維芽細胞株が、準備された。1以上の層が、内側の細長い細胞の配列を取
り囲んで配列しうる。ECV細胞は、三重のひも状スフェロイドにおいて3つの
細胞層を提供するために付加的に使用された。
て、先に記載の方法により形成したスフェロイド形成物質又は混合物と接触させ
、上記懸濁液を管状部材内に入れ、上記管状部材の内容物をインキュベートし、
そして上記細長いスフェロイドを取り出すことによりスフェロイドを形成するこ
とを含む細長いスフェロイドを形成する方法が提供される。典型的には、前記必
要とされる濃度は、1ミリリットル当たり細胞600〜1000万個の範囲内で
ある。他の態様において、前記管状部材は、約1mmの内径をもちうる。典型的に
は、前記管状部材は、約25cmの長さと2mmの外径をもつ「蝶」の形状でありう
る、しかしながら、あらゆる適合した管、例えばプラスチックの管状部材、そし
て好適な寸法の管状部材を使用することができた。
はその管を水平の位置に保つステップをさらに含みうる。
イド形成に使用するための物質又は混合物及び培養容器を含む、細長いスフェロ
イドを形成するためのキットが提供される。前記培養容器は、管状であることが
でき、V字形の断面をもつ、横に並ぶか格子か格子の形に形成された1以上の細
長い部品であることができる。
ェロイドを取り出し、及び/又はインキュベートの間、上記管状部材を水平に配
置し続けるといった手段をとる、細長いスフェロイド形成のために必要とされる
細胞をさらに含みうる。
くの使用が具体化されることができ、そしてその例は以下の各項を含む。 (i) それは、組織培養の研究におけるホモ−又はヘテロスフェロイドの作製
のための市販の製品として、未精製状態又は精製状態のどちらでも容易に準備さ
れうる。 (ii) それは、インビトロにおいて血管を作るために異なる細胞タイプ、例え
ば線維芽細胞、平滑筋細胞、及び内皮細胞から作られる、ひも状スフェロイドの
調製に使用されうる。 (iii) それは、一種の皮膚移植として使用するために、人工支持材に接着され
うるケラチノサイト/線維芽細胞及び他の皮膚細胞のミニ・スフェロイドの調製
に使用されうる。これは、広範囲開放創の表面上に皮膚細胞の微小な島を生み出
すことができる。傷の滲出物が前記の島の間を通過することをはじめに許容しな
がら前記スフェロイドの密度は、皮膚の島の最適な生育及び連結をもたらすべく
調節されうる。 (iv) それは、抗癌治療における他の観点のための主成分を形成しうる。腫瘍
細胞が、本発明の物質又は混合物によって、スフェロイドとして培養されるとき
、それらの増殖は、明らかに弱まり、そして上記細胞が互いにより強く接着する
(その結果スフェロイドを形成)。したがって、それは、腫瘍細胞の増殖を遅ら
せる又は止めさえする抗転移因子及び/又は作用物質のための主成分を形成しう
る。
れる、スフェロイド形成に使用するための物質又は混合物の抗癌治療における使
用が提供される。
なくとも2MDa の分子量とスフェロイド形成活性をもつ重合体成分までさらに範
囲を広げる。
の重合体を含み、少なくとも2MDa 超の分子量をもち、そしてスフェロイド形成
活性をもつ重合タンパク質を提供する。
活性をもちうるところのウシ胎児血清の加熱処理により得ることができる重合タ
ンパク質を提供する。
ノサイト及び線維芽細胞を含む群から選ばれる皮膚細胞の調製のための重合タン
パク質の使用を提供する。
容器を提供し、上記培養容器中に細胞培養物とスフェロイド形成物質又は混合物
を取り込み、上記容器の内容物をインキュベートし、そして細長いスフェロイド
を取り出すことを含む、細長いスフェロイド形成の方法を提供する。
市販のウシ胎児血清(FCS)の加熱処理により作製される、本発明のスフェロ
イド形成物質又は混合物に与えられる名称である。
述べる特徴のあらゆる本願発明の組合わせを含むと理解すべきである。
を実施例の形で、添付の図面への言及とともにここで記載する。
)の加熱処理は、「スペファデル」として知られる物質又は混合物を生じる。異
なる量の「スペファデル」は、異なる温度及びインキュベート時間において作製
され、そしてより多くの「スペファデル」は、より高い温度及びより長いインキ
ュベーション時間において作製される。「スペファデル」の至適作製条件は、7
0℃5時間である。75℃以上であるところのより高い温度は、前記血清中のタ
ンパク質の多くの凝固を生じ、「スペファデル」活性の低下に終わる。
て見られたが、しかしこの温度で7時間のインキュベートの後には「スペファデ
ル」活性があった。
とに留意すべきである。この場合前記温度及び処理の長さは、調節され、そして
上記「スペファデル」のスフェロイド形成活性が試験される。
製され、そして必要とされるまで、アリコートとして−20℃で保存している。
菌した組織培養用ではないフラスコ/ペトリ・ディッシュの中で異なる細胞株か
ら調製されうる。スフェロイドは、「スペファデル」により24時間以上プレ・
コートし、そしてその後洗浄し、その表面に吸着しなかったすべてのタンパク質
等を除いたフラスコ/ディッシュの中で調製されうる。スフェロイドは、標準的
組織培養培地、例えばRPMI 1640,DMEM,DMEM/F12等のい
ずれかの中に1%〜10%「スペファデル」が存在する、フラスコ/ディッシュ
内で調製されうる。スフェロイドは、懸濁状態の細胞によってのみ形成され、そ
してプラスチック組織培養容器にすでに接着した細胞によって形成されない。試
験した全細胞タイプの果密下の単層に10%スペファデル培地を加えた場合、そ
れらは、単層として成長を続け、そしてFCS添加培地により培養された細胞と
ほぼ同じ速度で成長する。これらの条件下で「スペファデル」は、前記細胞に対
して全く毒性がない。
らゆる種類の毒性のないプラスチックでありうるが、しかし無菌のものでなくて
はならない。首尾よく使用される典型的な容器は、ヌンク/ステリリン社25cm 2 組織培養フラスコ、ステリリン社90mm微生物学プレート、ファルコン社25
mm及び50mm組織培養プレート、並びに96,24、及び6穴ヌンク・マイクロ
タイター・プレートを含んだ。約1ml/プラスチック表面15cm2 にて「スペフ
ァデル」を加え、そしてその表面上に均等に広げた。前記容器を、その後37℃
のインキュベーターの中に24〜72時間置いた。前記所望の時間の後、前記「
スペファデル」を取り除き、そして前記容器の表面は、血清を含まない培地(例
えばDMEM/F12)の5mlアリコートにより10分間3回洗浄され、この洗
浄は、1mg/mlウシ血清アルブミン(BSA)、ペニシリン(100ユニット/
ml)、ストレプトマイシン(100μg/ml)、及びファンギゾン(2μg/ml
)(この濃度におけるこれら3つの抗生物質は、PSFとして知られる)を含む
約4mlの前記と同じ培地の添加より前になされた。
皮膚からのヒト線維芽細胞、並びに膀胱癌細胞株、例えばECACC又はATC
Cから入手できる全てのECVを、コートしたプラスチック容器におけるスフェ
ロイド調製に全て使用した。基本的に細胞を、25cm2 ヌンク組織培養フラスコ
内で、10%FCS及びPSFを含むDMEM/F12により、5%CO2 をも
つ37℃インキュベーター中で、ほぼコンフルエントになるまで、標準的方法に
おいて単層として培養し、それからそれらをトリプシン/EDTA(0.05%
ブタ・トリプシン及び0.05%EDTA含有リン酸緩衝食塩水)により細胞懸
濁液とした。細胞を、完全10%FCS培地中で懸濁させ、そして400Gにて
遠心分離機にかけ、そしてPSF及びBSAを含むSFM中に100万細胞/ml
にて再懸濁する前に、カウントした。ホモスフェロイドに関して、約1mlの前記
細胞懸濁液を、それぞれ25cm2 フラスコに加え、そしてCO2 インキュベータ
ー中に24時間放置し、その後スフェロイドが、20〜数百又は数千までの細胞
の集団として形成された。初めは、細胞同士の接着により小さなスフェロイドを
形成し、そしてその後小さなスフェロイドの融合により大きなスフェロイドを形
成した。一般的にスフェロイドのサイズは、用いた細胞数とそれらを一緒に放置
しておく時間の長さにより調節しうる。インキュベート時間又は細胞数のいずれ
かを増やすことで、通常スフェロイドのサイズが大きくなる。
50,000個の線維芽細胞の100万個のMCF7細胞への添加は、線維芽細
胞の4倍の数のMCF7細胞を含むスフェロイドを生じさせる。前記線維芽細胞
は、細胞数の割合に関係なく又はたとえ前記線維芽細胞をすでにスフェロイド形
成したMCF7細胞に加えたとしても、常に最後にはMCF7細胞によって囲ま
れたヘテロスフェロイドの中心となる。
記培養容器及び基本培地は、前記コートした方法に使用されるものと全く同じで
ある。前記方法の主な違いは、1mg/mlBSAの代わりの前記基本培養培地への
5〜10%「スペファデル」の添加である。コートしたプラスチック製品におけ
るスフェロイドの調製に使用した全ての他の条件を、コートしなかったプラスチ
ック製品におけるスフェロイドの調製に適用する。
イドのための細胞と同様に、10%「スペファデル」中に懸濁状態で準備された
細胞から作られる。細胞を完全なひも状に形成するために、完全なひも状を形成
するために十分な細胞が存在し、しかし全ての栄養分を使い果たし、そして温度
の細胞死を生じる過剰な細胞が存在しないように、それらは、一定濃度において
播種されるべきである。実際にひも状スフェロイドに使用される細胞数は、使用
する細胞種にも依存する。そしてある細胞、例えば線維芽細胞は、短かいひも状
スフェロイドしか形成できないが、これはおそらく、上皮系の細胞、例えばMC
F7又はBT474腫瘍細胞株と比較したとき、その細胞間の接着が、より弱い
ためであろう。
れる。大部分の細胞種にとって、ひも状スフェロイドの調製に最適な細胞数は、
600〜1000万個の細胞/mlである。MCF7及びBT474細胞にとって
最適条件は、約800万個の細胞/mlである。一旦前記細胞を、前記所望の濃度
における懸濁状態として準備すれば、それらを、直ちに、使い捨ての無菌ひも状
スフェロイド器具内に置くことができる。広く使用されている前記器具は、ひじ
ょうに簡単であり、そして内径/外径がそれぞれ約1mmと2mmの、約25cmのチ
ューブの長さをもつ無菌21ゲージ「バタフライ(butterfly)」(登
録商標)から成る。前記「バタフライ」は、中空のプラスチック管によりルアー
・シリンジ・コネクターに連結される中空の針である。他のサイズを、使用する
ことができる。
mlの懸濁液を準備する。使い捨ての1mlシリンジを手に取り、そして10%「ス
ペファデル」0.65mlを吸い上げる、そして次に気泡が入らないように注意し
てMCF7細胞懸濁液0.35mlをゆっくりと吸い上げる。この間上記シリンジ
内に上記懸濁液が分離した層を形成するようにシリンジを垂直に保持しながら吸
い上げる。前記シリンジを前記バタフライに連結し、そしてゆっくりと上記シリ
ンジを押す。前記懸濁液が、容量が約0.35mlのプラスチック製のバタフライ
・チューブの末端にとどくまでの間、シリンジを垂直に保持したままにする(気
泡は前記ひも状スフェロイドを切る原因となるため、その導入を避けるように注
意しなくてはならない)。そのすぐ後に、前記のチューブを水平位置に、一直線
に保持するために、水平保持フレーム越しにわずかに張る。それぞれのひも状ス
フェロイドは、通常いつでも作られ、そしてこの保持フレームはチューブを6本
まで収容できる。前記の全工程は、微生物による汚染を最小限に抑えるため層流
フード内で無菌的に行われる。前記フレーム及びチューブを、直ちに5%CO2
インキュベーターに置いて、そして一晩中(18時間)放置する。この後、前記
チューブを、1つずつ取り外し、そして前記バタフライの針の末端に近いところ
で無菌的に前記プラスチック製のチューブを切断する前に滅菌布(steris
wab)により除菌した。前記チューブの内容物を、次に90mm無菌プラスチッ
ク・プレートの中の10mlの1%「スペファデル」培地中にゆっくりと押し出す
(前記シリンジを徐々に加圧することによりとどまっている0.7mlの培地を前
記チューブを通して押し出す)。前記の結果として得られたものは、1cmの長さ
当たり約150,000個の細胞を含む、約20cmの長さのMCF7細胞の「ひ
も状スフェロイド」である。
を用いて調製されもする。MCF7及び乳房線維芽細胞株を含むヘテロスフェロ
イドを、培地1ml当たり600万個のMCF7及び300万個の線維芽細胞を含
む細胞懸濁液を用いて調製する。このヘテロ−ひも状スフェロイドにおいて、前
記線維芽細胞は、MCF7細胞により囲まれて常に中心に存在する。前記三重ひ
も状スフェロイドにおいてECV細胞が、前記細胞懸濁液中に同様に存在し、そ
してそれらは、前記MCF7細胞の周りに細胞層を形成し、図1に示すとおり3
つの細胞層をもたらした。
る。
M/F12に懸濁された細胞を用いて調製する。その方法は、ポリスチレン、ポ
リカーボネート又は細胞培養に適合したあらゆる材料で作られた、そして図2及
び3に見られるようなV字形をした波形の輪郭をもつ、特別な形をした培養容器
20の使用を必要とする。使用される「V字」輪郭の寸法は、5mm〜15mmの幅
(w)及び5mm〜15mmの高さ(h)の間から逸脱しうる。使用される「V字」
溝(‘V’channel)の長さは、典型的には15cmまでであることができ
るが、しかしさらに長くても使用されうる。V字輪郭は、1つだけで使用されう
るが、しかし通常いくつかの「V字」輪郭を互いにくっつけて、数本の平行な「
V字」溝を含む容器を生み出す。前記「V字」溝の末端は、壁22によりふさが
れる。
は、その後でインキュベーター内の平らな面の上に置かれる。「V字」溝の中に
置かれる。前記細胞は、重力のせいで液体の中で沈み、そして前記溝の面が傾斜
しているために、ほとんど全ての前記細胞が、前記溝の底の溝筋に落ち、図3に
見られるような沈殿細胞から成る切れ目のない長さのものを生じる。
前記ひも状スフェロイドは、「V字」溝から丁寧に取り出されるか、又は必要と
される場合、前記培地を慎重に変えることができるところのその場所に残されう
る。ホモ及びヘテロ−ひも状スフェロイドは、1つの細胞タイプ又は混成細胞タ
イプの細胞懸濁液を用いてこの方法により調製されうる。この方法に用いられる
細胞濃度は、前記細胞種及び前記「V字」溝中に置く液体の容量に依存して変わ
る。一般的に細胞濃度は、上記細胞が沈殿した場合、前記溝の長さとして1cmの
長さごとに約100000〜200000個の細胞が存在するように調節される
。したがって、5mlの培地を含む15cmの長さの「V字」溝は、典型的には30
〜60万個の細胞/mlの細胞濃度を必要とするであろう。
は、前記細胞を沈殿させる「V字」溝容器30である。それは、相互に連結され
た「V字」溝の格子を形成するために、互いに直角の2組の「V字」溝(32,
34)から成る。使用される前記「V字」溝の横断面の寸法、細胞懸濁液、及び
インキュベート条件は、実施例4の線状「V字」溝法のそれと同様でありうる。
細胞を前記「V字」溝格子内に置くとき、それらは、沈殿し、そしてそれらの道
筋が交わるところでつながった、互いに直角のひも状スフェロイドを形成する。
これは「格子型ひも状スフェロイド(Grid string spheroi
d)」(図5)の形成となり、その寸法は、前記容器における「V字」溝の間の
間隔に依存する。
V字」溝法の有利であり得る点は、最初の細胞タイプによるひも状スフェロイド
の形成の後に、培地を取り除き、そして第2の細胞タイプの細胞懸濁液を加える
ことができる点である。これは、ヘテロ−ひも状スフェロイド調製の他の方法を
生み出す、異なる細胞タイプの逐次的な添加を可能にするであろう。
概略図である。
視図である。
である。
る。
Claims (34)
- 【請求項1】 スフェロイド形成に用いる物質又は混合物の製造方法であっ
て、得られる物質又は混合物にスフェロイド形成活性を与えるために十分な時間
及び温度においてウシ胎児血清の加熱処理することを含む前記方法。 - 【請求項2】 前記加熱処理を60℃〜80℃の温度で行う、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 前記加熱処理を65℃〜75℃の温度で行う、請求項1又は
2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記加熱処理を30分間〜12時間行う、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】 前記加熱処理を70℃の温度で約5時間行う、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 前記の得られた物質又は混合物をアリコートとして約−20
℃で保存するステップをさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法
。 - 【請求項7】 スフェロイドの製造に使用するための、請求項1〜6のいず
れか1項に記載の方法により形成された物質又は混合物。 - 【請求項8】 容器内で細胞培養物を、請求項1〜6のいずれか1項に記載
の方法により形成された物質又は混合物と接触させることを含む、スフェロイド
形成方法。 - 【請求項9】 前記スフェロイド形成物質又は混合物を、前記容器上にコー
トする、請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記スフェロイド形成物質又は混合物の5〜10%溶液を
、前記細胞培養物の培地に添加する、請求項8に記載の方法。 - 【請求項11】 前記細胞培養物が、それによりヘテロ−スフェロイドが形
成されるところの1以上の細胞タイプを含む、請求項8〜10のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項12】 線状に配列した複数の細胞を含む細長いスフェロイド。
- 【請求項13】 少なくとも1cmの長さをもつ、請求項12に記載の細長い
スフェロイド。 - 【請求項14】 1cmの長さ当たり100,000〜200,000個の細
胞を含む、請求項12又は13に記載の細長いスフェロイド。 - 【請求項15】 2以上の細胞タイプを含む、請求項12〜14のいずれか
に記載の細長いスフェロイド。 - 【請求項16】 そのコアの周囲に配置した異なるタイプの細胞の1以上の
層をもつ、1のタイプの細胞の細長いコアを含む、請求項12〜15のいずれか
1項に記載の細長いヘテロ−スフェロイド。 - 【請求項17】 MCF7及び乳房線維芽細胞を含む、細長いヘテロ−スフ
ェロイド。 - 【請求項18】 必要とされる濃度において細胞培養物を、スフェロイド形
成物質又は混合物と接触させることにより懸濁液を形成し、上記懸濁液を管状部
材内に入れ、上記管状部材の内容物をインキュベートし、そして上記細長いスフ
ェロイドを取り出すことを含む、細長いスフェロイド形成方法。 - 【請求項19】 前記必要とされる濃度が、細胞600〜1000万個/ml
の範囲内である、請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 前記管状部材が、約1mmの内径をもつ、請求項18又は1
9に記載の方法。 - 【請求項21】 前記インキュベートの前に前記管状部材をまっすぐにする
ステップをさらに含む、請求項18〜20のいずれかに記載の方法。 - 【請求項22】 スフェロイド形成物質又は混合物と管状部材を含む、細長
いスフェロイド形成用キット。 - 【請求項23】 抗癌治療における請求項1〜11のいずれか1項に記載の
方法により形成されたスフェロイド形成物質又は混合物の使用。 - 【請求項24】 2MDa 超の分子量をもち、そしてスフェロイド形成活性を
もつ、ウシ胎児血清中に含まれる1以上のタンパク質の重合体を含む、重合タン
パク質。 - 【請求項25】 それにより重合タンパク質がスフェロイド形成活性をもち
うるところのウシ胎児血清の加熱処理により得ることができる重合タンパク質。 - 【請求項26】 組織培養用のスフェロイド製造のための、請求項24又は
25に記載の重合タンパク質の使用。 - 【請求項27】 1以上の線維芽細胞、平滑筋細胞、及び膀胱癌細胞で作ら
れたスフェロイドの製造のための、請求項24又は25に記載の重合タンパク質
の使用。 - 【請求項28】 創傷治癒及び/又は皮膚移植に使用するための、ケラチノ
サイト及び線維芽細胞を含む群から選ばれる皮膚細胞の調製のための請求項24
又は25に記載の重合タンパク質の使用。 - 【請求項29】 一般的なV字形の下部横断面をもつ細長い培養容器を提供
し、上記培養容器内に細胞培養物とスフェロイド形成物質又は混合物を取り込み
、上記容器の内容物をインキュベートし、そして前記細長いスフェロイドを取り
出すことを含む、細長いスフェロイド形成方法。 - 【請求項30】 格子の要素がV字形の断面であるところの格子形の対応す
る培養容器を提供し、そして上記培養容器中に細胞培養物とスフェロイド形成物
質又は混合物を取り込み、上記容器の内容物をインキュベートし、そして上記格
子状のスフェロイドを取り出すことを含む、格子構造を形成するスフェロイド製
造方法。 - 【請求項31】 前記インキュベーションが、24〜36時間の期間である
、請求項29又は30に記載の方法。 - 【請求項32】 前記V字形の断面を、20°〜120°の範囲の傾斜角度
で定める、請求項29又は30に記載の方法。 - 【請求項33】 一般的なV字形の下部横断面をもつ細長い部分をもつ培養
容器とスフェロイド形成物質又は混合物を含む、細長いスフェロイド又はそれら
の格子状の構造を形成するためのキット。 - 【請求項34】 容器内において1以上の細胞培養物を、請求項24又は2
5に記載の重合タンパク質と接触させることを含む、スフェロイド形成方法。
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