JP2003347885A - 圧電振動片、圧電振動片の製造方法および圧電デバイス - Google Patents

圧電振動片、圧電振動片の製造方法および圧電デバイス

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JP2003347885A
JP2003347885A JP2002155320A JP2002155320A JP2003347885A JP 2003347885 A JP2003347885 A JP 2003347885A JP 2002155320 A JP2002155320 A JP 2002155320A JP 2002155320 A JP2002155320 A JP 2002155320A JP 2003347885 A JP2003347885 A JP 2003347885A
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vibrating reed
corrosion
piezoelectric
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Osamu Kawauchi
修 川内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電デバイスの小型薄型化が可能であり、ま
た溝部における強度の確保が可能な、圧電振動片および
圧電デバイスの提供を目的とする。 【解決手段】 基部22から2本の振動腕26を延設
し、その振動腕26に溝部28を形成し、その溝部28
の内部に励振電極を形成する一方で、前記基部22の表
面を厚さ方向に突出させて支持部24を形成し、支持部
24の表面に接続電極を形成して、接続電極から前記励
振電極に通電可能とした音叉型圧電振動片20である。
この音叉型圧電振動片20につき、支持部24aをパッ
ケージ40のキャビティ底面44に固着し、支持部24
bをリッド48に固着して、圧電振動子1を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動片、圧電
振動片の製造方法および圧電デバイスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気回路において一定の周波数を得るた
め、圧電振動子が広く利用されている。図10に圧電振
動子の説明図を示す。同図(1)は同図(2)のG−G
線における平面断面図であり、同図(2)は同図(1)
のF−F線における側面断面図である。圧電振動子10
1は、パッケージ140の内部に圧電振動片120を実
装したものである。
【0003】一般に、電気回路において比較的低周波の
周波数を得るには、音叉型の圧電振動片が使用される。
音叉型圧電振動片120は、基部122から2本の振動
腕126を延設し、その振動腕に励振電極(不図示)を
形成したものである。この音叉型圧電振動片120は、
その基部122がパッケージ140に固着されて支持さ
れるので、その支持部124には接続電極(不図示)が
形成され、その接続電極から上記励振電極に通電可能と
されている。
【0004】一方、パッケージ140にはキャビティ1
42が形成されている。キャビティ142の底面144
には、マウント電極154が形成されている。マウント
電極154は、タングステンメタライズの表面に、Ni
メッキおよびAuメッキ等を施したものである。なお、
タングステンメタライズをスクリーン印刷方式等によっ
て厚塗りすることにより、マウント電極154の高さを
確保している。これにより、マウント電極154の上に
実装された音叉型圧電振動片120が、圧電振動子10
1に作用した衝撃力等により、キャビティ底面144に
当接して破損するのを防止している。
【0005】そして、このマウント電極154の上面に
導電性接着剤156を塗布し、音叉型圧電振動片120
を固着して実装している。さらに、キャビティ142上
方の開口部にリッド148を装着し、キャビティ内部を
真空に保持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術に係る圧電振動子には、以下のような問題点があっ
た。第1に、圧電振動子101の小型薄型化が困難であ
るという問題がある。上述したように、タングステンメ
タライズをスクリーン印刷方式等により厚塗りしてマウ
ント電極154を形成すると、マウント電極154の上
面は山状に形成される。そして、その上面に音叉型圧電
振動片120を実装すると、時間の経過とともにマウン
ト電極154の上面に沿って音叉型圧電振動片120が
倒れ、その先端部が下降する(先端部がお辞儀をする)
現象が発生する。そこで、図11に示すように、あらか
じめ音叉型圧電振動片120を上向きに実装しておき、
先端部が下降した後に音叉型圧電振動片が水平となるよ
うにしている。しかし、圧電振動片の先端部の下降量に
はばらつきがあり、このばらつきを考慮して、圧電振動
片の上下方向におけるキャビティ142のクリアランス
を広く確保する必要がある。そのため、パッケージ14
0を小型薄型化することができず、圧電振動子101の
小型薄型化が困難となるのである。
【0007】第2に、振動腕の強度の確保が困難である
という問題がある。一般に、圧電振動片の小型化は、C
I(クリスタル・インピーダンス)値の悪化をともな
う。しかし、図10に示すように、振動腕126に溝部
128を形成し、その溝部の内部に励振電極を形成する
ことにより、CI値を改善することができる。ところ
が、溝部128の形成部分において振動腕126の強度
は弱くなる。そして、上述したように圧電振動片の上下
方向におけるキャビティ142のクリアランスを広く確
保しているので、圧電振動片に衝撃力が作用した場合に
おける振動腕のたわみ量が大きくなり、溝部128の形
成部分において振動腕126が破損するおそれがある。
本発明は上記問題点に着目し、圧電デバイスの小型薄型
化が可能であり、また溝部における強度の確保が可能
な、圧電振動片および圧電デバイスの提供を目的とす
る。
【0008】ところで、音叉型圧電振動片は圧電基板か
ら複数個が同時に形成され、音叉型圧電振動片の外形や
溝部等はエッチングにより形成されている。そのエッチ
ング用のマスクにはレジスト膜や耐蝕膜等が利用され、
そのレジスト膜や耐蝕膜等のパターニングにはフォトリ
ソグラフィが利用されている。そして、そのフォトリソ
グラフィは、圧電基板上に形成したアライメントマーク
に対して、フォトマスクを位置あわせすることにより行
われている。しかし、圧電基板がエッチングされると、
アライメントマークもエッチングされるので、その後の
フォトリソグラフィは精度よく行うことができずに、圧
電振動片を精度良く形成することができないという問題
がある。特に、音叉型圧電振動片の外形や溝部に加え
て、他の形状をエッチングにより形成する場合には、耐
蝕膜等を新たにパターニングする必要が生じるため問題
となる。本発明は上記問題点に着目し、圧電振動片を精
度良く形成することが可能な、圧電振動片の製造方法の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る圧電振動片は、振動部の表面に励振電
極を形成し、基部の表面に接続電極を形成して、前記接
続電極から前記励振電極に通電可能とした圧電振動片で
あって、前記基部の表面を前記圧電振動片の厚さ方向に
突出させ、前記圧電振動片の支持部を形成した構成とし
た。
【0010】この圧電振動片の支持部をパッケージに実
装するので、パッケージのマウント電極をタングステン
メタライズの厚塗りで形成する必要がなくなる。また、
マウント電極と支持部とが面接触するので、時間の経過
とともに圧電振動片の先端部が下降する現象は発生しな
い。したがって、圧電振動片の上下方向におけるキャビ
ティのクリアランスを広く確保する必要はなく、圧電デ
バイスを小型薄型化することができる。
【0011】また、前記支持部は、前記基部の表裏両面
に形成した構成としてもよい。これにより、圧電振動片
を両側から挟み込む形で実装することができるので、圧
電振動片の姿勢がさらに安定する。したがって、圧電振
動片の上下方向におけるキャビティのクリアランスを広
く確保する必要はなく、圧電デバイスを小型薄型化する
ことができる。
【0012】また、前記支持部は、前記基部の各面に複
数形成し、前記各支持部の表面にそれぞれ前記接続電極
を配置した構成としてもよい。この場合、支持部の表面
に塗布した導電性接着剤により、各接続電極が相互に短
絡するのを防止することができる。
【0013】また、前記圧電振動片は、前記基部から複
数の振動腕を延設し、前記振動腕の表面に励振電極を形
成し、前記基部の表面に接続電極を形成して、前記接続
電極から前記励振電極に通電可能とした、音叉型圧電振
動片であってもよい。音叉型圧電振動片は振動腕を有す
るため、衝撃力に対するたわみ量が大きくなり、圧電振
動片の上下方向におけるキャビティのクリアランスが重
要な問題となる。この点、上述した本発明では、キャビ
ティのクリアランスを広く確保する必要がないので、圧
電デバイスを特に小型薄型化することができる。なお、
前記圧電振動片は、ATカット圧電振動片などの厚みす
べり圧電振動片であってもよい。
【0014】また、前記振動腕には溝部が形成され、前
記溝部の内面に前記励振電極が形成されている構成とし
てもよい。上述した本発明では、キャビティのクリアラ
ンスを広く確保する必要がないので、圧電振動片のたわ
み量を低く抑えることができる。したがって、溝部にお
ける強度の確保が可能となる。
【0015】一方、本発明に係る圧電振動片の製造方法
は、基部から複数の振動腕を延設し、前記振動腕に溝部
を形成し、前記基部の表面を厚さ方向に突出させて支持
部を形成した音叉型圧電振動片の製造方法であって、圧
電基板の表面に、前記音叉型圧電振動片の外形形状にパ
ターニングされた第1耐蝕膜を形成し、前記第1耐蝕膜
の表面に、前記音叉型圧電振動片の外形形状にパターニ
ングされ、なおかつ前記溝部に相当する部分が除去され
た第2耐蝕膜を形成し、前記第2耐蝕膜の表面に、前記
支持部の形状にパターニングされたレジスト膜を形成す
る工程と、前記各耐蝕膜をマスクとして前記圧電基板を
エッチングし、前記音叉型圧電振動片の外形を形成する
工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記第2耐蝕膜
をエッチングするとともに、前記第2耐蝕膜をマスクと
して前記第1耐蝕膜をエッチングする工程と、前記各耐
蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッチングし、前記
圧電基板の表面に前記溝部を形成する工程と、前記レジ
スト膜および前記第2耐蝕膜をマスクとして前記第1耐
蝕膜をエッチングする工程と、前記各耐蝕膜をマスクと
して前記圧電基板をエッチングし、前記支持部を形成す
る工程と、を有する構成とした。
【0016】この場合、圧電基板をエッチングする前
に、レジスト膜および各耐蝕膜をパターニングするため
のフォトリソグラフィをすべて行った上で、圧電振動片
を形成することができる。したがって、圧電振動片を精
度良く形成することができる。
【0017】また、前記各耐蝕膜は、下層のCr膜およ
び上層のAu膜で構成してもよい。Cr膜により圧電基
板との密着性が確保され、Au膜により耐蝕性が確保さ
れるので、圧電振動片を精度良く形成することができ
る。
【0018】また、前記第1耐蝕膜は、下層のCr膜お
よび上層のAu膜で構成され、前記第2耐蝕膜は、Cr
膜のみで構成してもよい。この場合、高価なAu膜の使
用量が低減されるので、製造コストを削減することがで
きる。
【0019】一方、本発明に係る圧電振動片は、前記圧
電振動片の製造方法を使用して製造した構成とした。こ
れにより、上記効果をともなった圧電振動片を提供する
ことができる。
【0020】一方、本発明に係る圧電デバイスは、前記
圧電振動片における前記支持部を、パッケージのキャビ
ティ底面に固着して製造した構成とした。これにより、
小型薄型化された圧電デバイスを提供することができ
る。
【0021】また、前記圧電振動片における前記基部の
一方面側に形成した前記支持部を、パッケージのキャビ
ティ底面に固着し、前記基部の他方面側に形成した前記
支持部を、パッケージのリッド裏面に固着して製造した
構成としてもよい。これにより、小型薄型化された圧電
デバイスを提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る圧電振動片、その製
造方法および圧電デバイスの好ましい実施の形態を、添
付図面に従って詳細に説明する。なお以下に記載するの
は本発明の実施形態の一態様にすぎず、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0023】図1に実施形態に係る圧電振動片の説明図
を示す。同図(1)は同図(2)のA−A線における側
面断面図であり、同図(2)は平面図であり、同図
(3)は同図(1)のC−C線における正面断面図であ
り、同図(4)は同図(2)のB−B線における正面断
面図である。なお図1では、(2)のみに電極を記載
し、(1)、(3)および(4)では電極の記載を省略
している。本実施形態に係る圧電振動片は、基部22か
ら2本の振動腕26を延設し、その振動腕26に溝部2
8を形成し、その溝部28の内部に励振電極36を形成
する一方で、前記基部22の表面を厚さ方向に突出させ
て支持部24を形成し、支持部24の表面に接続電極3
4を形成して、接続電極34から前記励振電極36に通
電可能とした、音叉型圧電振動片20である。
【0024】音叉型圧電振動片20は、水晶等の圧電材
料で構成する。基部22からは、2本の振動腕26を延
設する。また、その振動腕26の表裏両面には、溝部を
形成する。さらに、基部22の一部には、音叉型圧電振
動片20の支持部24を形成する。支持部24は、基部
22の厚さ方向に突出させて形成する。なお、支持部2
4は基部22の裏表両面に形成し、各面につき2個の支
持部24を音叉型圧電振動片20の幅方向両端部に分け
て形成する。一例を挙げれば、支持部の厚さは100μ
m程度とし、振動腕の厚さは60〜80μmとする。な
お、振動腕の長さをLとし、振動腕の幅をWとした場合
に、音叉型圧電振動片の屈曲振動による共振周波数F
は、次式で表される。
【数1】 なお、kは定数である。したがって、振動腕の厚さを薄
くした場合でも、共振周波数に影響することはない。
【0025】そして、上述した振動腕26の表面に励振
電極36を形成し、また支持部24の表面に接続電極3
4を形成する。具体的には、まず一方の振動腕26aに
おける溝部28aの内面に励振電極36aを形成する。
その励振電極36aを他方の振動腕26bの側面に引き
回し、励振電極36dを形成する。その励振電極36d
は、一方の接続電極34dまで引き回す。また、他方の
振動腕26bにおける溝部28bの内面にも励振電極3
6bを形成する。さらに、一方の振動腕26aの側面に
も励振電極36cを形成する。そして、励振電極36b
および励振電極36cを、他方の接続電極34cまで引
き回す。
【0026】図2に、励振電極による電界形成作用の説
明図を示す。同図(1)は本実施形態に係る圧電振動片
であり、同図(2)は従来技術に係る圧電振動片であ
り、いずれも図1のC−C線に相当する部分における正
面断面図である。同図(2)では、励振電極236aお
よび236cに通電すると、振動腕226の上下方向に
形成された正極236aから、水平方向に形成された負
極236cにかけて、カーブした電界238が形成され
る。このため励振に寄与する電界成分が弱く、電界効率
が悪くなってCI値が高くなる。しかし、同図(1)で
は、励振電極36aおよび36cに通電すると、溝部2
8の内面に形成された正極36aから、振動腕26の水
平方向に形成された負極36cにかけて、直線的に強い
電界38が形成される。したがって、電界効率が向上
し、CI値を低減することができる。
【0027】次に、本実施形態に係る圧電振動片の製造
方法について説明する。図3に、実施形態に係る圧電振
動片の製造方法のフローチャートを示す。また、図4か
ら図7に、実施形態に係る圧電振動片の製造方法の説明
図を示す。なお、図4から図7において、(a)は図1
のA−A線に相当する部分の側面断面図であり、(b)
は図1のC−C線に相当する部分の正面断面図である。
なお、音叉型圧電振動片は圧電基板から複数個を同時に
形成する。
【0028】最初に、図4(1)に示すように、第1耐
蝕膜60および第2耐蝕膜70を形成する(S36
0)。まず、圧電基板5の表面全体に第1耐蝕膜60を
形成する。第1耐蝕膜60として、圧電基板との密着性
に優れたCr膜を下層に形成し、フッ酸などの水晶のエ
ッチング液に対する耐蝕性に優れたAu膜を上層に形成
する(いずれも不図示)。なお、Cr膜の代わりにNi
膜等を使用することも可能である。このCr膜およびA
u膜は、蒸着法またはスパッタ法等により形成する。次
に、第1耐蝕膜60の表面全体に第2耐蝕膜70を形成
する。第2耐蝕膜も、下層のCr膜および上層のAu膜
で構成する。なお、第2耐蝕膜は圧電基板のエッチング
用マスクとして機能せず、第1耐蝕膜のエッチング用マ
スクとして機能するのみであるから、第2耐蝕膜のAu
膜は薄くでき、またCr膜のみで構成してもよい。この
場合、高価なAu膜の使用量が低減され、またAu膜の
エッチング工程が省略されるので、製造コストを削減す
ることができる。
【0029】次に、第2耐蝕膜70の表面全体にレジス
ト膜82を形成する(S362)。さらに、レジスト膜
82を露光・現像し、図4(2)に示すように、レジス
ト膜82を音叉型圧電振動片の外形形状にパターニング
する(S364)。その際、圧電基板5の表面に形成し
たアライメントマーク(不図示)に対し、フォトマスク
を位置合わせしてレジスト膜82の露光を行う。そし
て、図4(3)に示すように、レジスト膜82をマスク
として、第2耐蝕膜70および第1耐蝕膜60を順次エ
ッチングし、第2耐蝕膜および第1耐蝕膜を音叉型圧電
振動片20(図1参照)の外形形状320にパターニン
グする(S366)。なお、第2耐蝕膜70および第1
耐蝕膜60は、それぞれ下層のCr膜および上層のAu
膜で構成され、Au膜およびCr膜の一方のエッチング
により他方はエッチングされない。したがって、耐蝕膜
のエッチングでは、Au膜のエッチングおよびCr膜の
エッチングを順次別個に行う。すなわち、第2耐蝕膜の
Au膜、第2耐蝕膜のCr膜、第1耐蝕膜のAu膜、お
よび第1耐蝕膜のCr膜を、順次エッチングする。その
後、図4(4)に示すように、レジスト膜82を剥離す
る(S368)。
【0030】次に、図5(1)に示すように、圧電基板
5の表面全体にレジスト膜84を形成する(S37
0)。さらに、レジスト膜84を露光・現像し、図5
(2)に示すように、溝部28(図1参照)に相当する
部分328のレジスト膜を除去する(S372)。その
際、圧電基板5の表面に形成したアライメントマーク
(不図示)に対し、フォトマスクを位置合わせしてレジ
スト膜84の露光を行う。そして、図5(3)に示すよ
うに、レジスト膜84をマスクとして、第2耐蝕膜70
をエッチングし、前記溝部に相当する部分328の第2
耐蝕膜を除去する(S374)。その後、図5(4)に
示すように、レジスト膜84を剥離する(S376)。
【0031】次に、図6(1)に示すように、圧電基板
5の表面全体にレジスト膜86を形成する(S38
0)。さらに、レジスト膜86を露光・現像し、図6
(2)に示すように、レジスト膜86を支持部24(図
1参照)の形状324にパターニングする(S38
2)。その際、圧電基板5の表面に形成したアライメン
トマーク(不図示)に対し、フォトマスクを位置合わせ
してレジスト膜86の露光・現像を行う。以上により、
圧電基板5の表面には、音叉型圧電振動片の外形形状に
パターニングされた第1耐蝕膜60と、音叉型圧電振動
片の外形形状にパターニングされ、なおかつ溝部に相当
する部分が除去された第2耐蝕膜70と、支持部の形状
にパターニングされたレジスト膜86とが形成される。
【0032】次に、図6(3)に示すように、第1耐蝕
膜60および第2耐蝕膜70をマスクとして圧電基板5
をエッチングし、音叉型圧電振動片の外形形状320を
形成する(S384)。圧電基板5のエッチングは、エ
ッチング液にフッ酸とフッ化アンモニウムとの混合液を
使用して、ウエットエッチングにより行う。
【0033】次に、図6(4)に示すように、第2耐蝕
膜70をマスクとして第1耐蝕膜60をエッチングし、
溝部28(図1参照)に相当する部分328の第1耐蝕
膜を除去する(S386)。これと同時に、レジスト膜
86をマスクとして第2耐蝕膜70をエッチングし、第
2耐蝕膜を支持部の形状324にパターニングする。上
述したように、耐蝕膜のエッチングでは、Au膜および
Cr膜の一方のエッチングにより他方はエッチングされ
ない。そこで、第1耐蝕膜60のAu膜のエッチングで
は、第2耐蝕膜70のCr膜をマスクとして機能させ、
第1耐蝕膜60のCr膜のエッチングでは、同じ第1耐
蝕膜のAu膜をマスクとして機能させることができる。
したがって、第1耐蝕膜のエッチングと同時に、第2耐
蝕膜のエッチングを行うことができるのである。これに
より、製造工程が簡略化され製造コストを削減すること
ができる。
【0034】次に、図7(1)に示すように、第1耐蝕
膜60をマスクとして圧電基板5をエッチングし、音叉
型圧電振動片の振動腕26に溝部28を形成する(S3
88)。圧電基板5のエッチングは、時間管理をともな
ったハーフエッチングにより行う。なお、後述するステ
ップ392でも振動腕26をエッチングするが、ここで
は最終形状と同じ深さの溝部28を圧電基板5の表面に
形成しておく。
【0035】次に、図7(2)に示すように、レジスト
膜86および第2耐蝕膜70をマスクとして第1耐蝕膜
60をエッチングし、第1耐蝕膜を支持部の形状324
にパターニングする(S390)。次に、図7(3)に
示すように、レジスト膜86、第2耐蝕膜70および第
1耐蝕膜60をマスクとして圧電基板5をエッチング
し、音叉型圧電振動片の支持部以外の部分を薄肉化し
て、支持部を張り出し形成する(S392)。最後に、
図7(4)に示すように、レジスト膜、第2耐蝕膜およ
び第1耐蝕膜を剥離すれば(S394)、本実施形態に
係る音叉型圧電振動片20のブランクが完成する。
【0036】その後、音叉型圧電振動片のブランクの表
面に、図1(2)に示す各電極を形成する。具体的に
は、まず音叉型圧電振動片の表面全体にスパッタや蒸着
により電極膜を形成する。なお、電極膜も耐蝕膜と同様
に、下層のCr膜および上層のAu膜で構成する。次
に、電極膜の表面全体にレジスト膜を形成し、露光・現
像して、レジスト膜を電極形状にパターニングする。そ
して、残したレジストをマスクとして電極膜をエッチン
グし、図1(2)に示す各電極を形成する。その後、残
したレジスト膜を剥離すれば、本実施形態に係る音叉型
圧電振動片が完成する。
【0037】上記のように形成した音叉型圧電振動片
は、圧電振動子等の圧電デバイスに使用することができ
る。図8に、本実施形態に係る圧電振動片を実装した圧
電振動子の説明図を示す。同図(1)は同図(2)のE
−E線における平面断面図であり、同図(2)は同図
(1)のD−D線における側面断面図である。図8の圧
電振動子1は、音叉型圧電振動片20を、パッケージ4
0に実装したものである。パッケージ40は、セラミッ
クシート等を積層して形成し、内部にキャビティ42を
設ける。そのキャビティ42の底面44には、マウント
電極54を形成する。このマウント電極54は、タング
ステンメタライズの厚塗り等により高さを確保する必要
はなく、薄膜状に形成すればよい。そして、このマウン
ト電極54と、パッケージ40の裏面に形成した外部端
子58との導通を確保する。
【0038】このパッケージ40に対して、音叉型圧電
振動片20を以下のように実装する。まず、音叉型圧電
振動片20の支持部24aの表面に導電性接着剤56を
塗布し、当該支持部24aをマウント電極54上に接着
する。支持部24aの表面には接続電極が形成されてい
るので、これにより外部端子58から励振電極に対して
通電可能となる。なお、支持部24aは音叉型圧電振動
片の幅方向両端部に分けて形成されているので(図1参
照)、導電性接着剤56による接続電極相互の短絡を防
止することができる。さらに、当該支持部24aの裏側
における支持部24bの表面にも接着剤46を塗布し、
キャビティ42上方の開口部にリッド48を配置する。
これにより、音叉型圧電振動片20は、パッケージの底
面44とリッド48とに挟まれて強固に保持される。ま
た、キャビティ42の上方でリッド48に柱を設けた形
になるので、リッド48およびパッケージ40の強度を
向上させることもできる。なお、パッケージ40の上端
面には低融点ガラス等を配置してリッド48を固定し、
キャビティ42の内部を真空に保持する。
【0039】また、第1実施形態に係る圧電振動片は、
圧電発振器等の圧電デバイスにも使用することができ
る。圧電発振器は、発振回路を構成する集積回路素子と
圧電振動子とを組み合わせたものである。例えば、図8
に示す圧電振動子1と集積回路素子(不図示)とを、配
線パターンを形成したモジュール基板上に実装すること
により、圧電発振器モジュールを形成することができ
る。また、図8に示すパッケージ40の内部に、音叉型
圧電振動片20とともに集積回路素子を実装することに
より、圧電発振器パッケージを形成することができる。
【0040】上述した本実施形態に係る圧電振動片によ
り、圧電デバイスを小型薄型化することができる。この
点、従来の圧電デバイスでは、パッケージのキャビティ
底面に、タングステンメタライズをスクリーン印刷方式
等により厚塗りしてマウント電極を形成し、その上面に
音叉型圧電振動片を実装していたので、時間の経過とと
もに音叉型圧電振動片の先端部が下降するという問題が
あった。しかし、本実施形態に係る圧電振動片は、基部
の表面を音叉型圧電振動片の厚さ方向に突出させ、音叉
型圧電振動片の支持部を形成した。この音叉型圧電振動
片の支持部をパッケージのキャビティ底面に実装すれ
ば、キャビティ底面と支持部とが面接触するので、時間
の経過とともに音叉型圧電振動片の先端部は下降しな
い。したがって、音叉型圧電振動片の上下方向における
キャビティのクリアランスを広く確保する必要はなく、
圧電デバイスを小型薄型化することができる。
【0041】なお、従来の圧電デバイスでは、音叉型圧
電振動片の厚さが約100μmであり、パッケージにお
けるキャビティの高さは約250μmであった。これに
対し、本実施形態に係る圧電振動片は、支持部の厚さを
約100μmとし、振動腕の厚さを約80μmとしたも
のである。なお、音叉型圧電振動片の振動腕と、パッケ
ージのキャビティ底面とのクリアランスは、10μm程
度あれば十分である。そしてこの場合、圧電デバイスの
パッケージにおけるキャビティの高さも、約100μm
とすることができる。したがって、圧電デバイスを小型
化、特に薄型化することができる。
【0042】また、音叉型圧電振動片の周波数調整は、
音叉型圧電振動片をパッケージに実装した状態で、振動
腕の先端部に形成した錘にレーザを照射して、錘の質量
を調整することにより行っている。ところが、従来の音
叉型圧電振動片は、上述したように時間の経過とともに
先端部が下降するので、レーザの焦点を合わせるのが困
難となり、周波数調整を精度良く行うことができないと
いう問題があった。しかし、本実施形態に係る圧電振動
片では、上述したように時間の経過とともに音叉型圧電
振動片の先端部は下降しない。したがって、レーザの焦
点が合わせやすくなり、周波数調整を精度良く行うこと
ができる。
【0043】また、音叉型圧電振動片のCI値を低減す
るため、振動腕に溝部を形成することがある。ところ
が、従来の圧電デバイスでは、音叉型圧電振動片の上下
方向におけるキャビティのクリアランスを広く確保して
いるので、音叉型圧電振動片に衝撃力が作用した場合に
振動腕のたわみ量が大きくなり、溝部の形成部分におい
て振動腕が破損するおそれがあるという問題があった。
しかし、上述した本実施形態に係る圧電振動片では、音
叉型圧電振動片の上下方向におけるキャビティのクリア
ランスを広く確保する必要はないので、音叉型圧電振動
片のたわみ量を低く抑えることができる。したがって、
溝部における強度の確保が可能となる。
【0044】また、音叉型圧電振動片のエッチングには
レジスト膜や耐蝕膜等がマスクとして利用され、そのレ
ジスト膜や耐蝕膜等のパターニングにはフォトリソグラ
フィが利用されている。そして、そのフォトリソグラフ
ィは、圧電基板上に形成したアライメントマークに対し
て、フォトマスクを位置あわせすることにより行われて
いる。しかし、圧電基板がエッチングされると、アライ
メントマークもエッチングされるので、その後のフォト
リソグラフィを精度よく行うことができないという問題
がある。しかし、本実施形態に係る圧電振動片の製造方
法では、圧電基板をエッチングする前に、レジスト膜に
加えて複数の耐蝕膜を圧電基板上に形成し、これらに必
要なパターニングをあらかじめ行っておく構成とした。
これにより、必要なフォトリソグラフィはすべて、圧電
基板上に形成したアライメントマークに溝部や支持部パ
ターンのフォトマスクを位置あわせして行うことができ
る。したがって、音叉型圧電振動片を精度良く形成する
ことができる。
【0045】なお、本実施形態では音叉型圧電振動片の
表裏両面に支持部を形成する場合について述べたが、図
9に示すように、音叉型圧電振動片420の一方面側の
みに支持部424を形成して、当該支持部の表面に接続
電極を形成してもよい。この場合、支持部424をパッ
ケージ440のキャビティ底面に実装し、音叉型圧電振
動片420の他方面側はリッド448に固着しない。こ
の場合にも、上記と同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】振動部の表面に励振電極を形成し、基部
の表面に接続電極を形成して、前記接続電極から前記励
振電極に通電可能とした圧電振動片であって、前記基部
の表面を前記圧電振動片の厚さ方向に突出させ、前記圧
電振動片の支持部を形成した構成としたので、圧電デバ
イスを小型薄型化することができる。
【0047】また、基部から複数の振動腕を延設し、前
記振動腕に溝部を形成し、前記基部の表面を厚さ方向に
突出させて支持部を形成した音叉型圧電振動片の製造方
法であって、圧電基板の表面に、前記音叉型圧電振動片
の外形形状にパターニングされた第1耐蝕膜を形成し、
前記第1耐蝕膜の表面に、前記音叉型圧電振動片の外形
形状にパターニングされ、なおかつ前記溝部に相当する
部分が除去された第2耐蝕膜を形成し、前記第2耐蝕膜
の表面に、前記支持部の形状にパターニングされたレジ
スト膜を形成する工程と、前記各耐蝕膜をマスクとして
前記圧電基板をエッチングし、前記音叉型圧電振動片の
外形を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして
前記第2耐蝕膜をエッチングするとともに、前記第2耐
蝕膜をマスクとして前記第1耐蝕膜をエッチングする工
程と、前記各耐蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッ
チングし、前記圧電基板の表面に前記溝部を形成する工
程と、前記レジスト膜および前記第2耐蝕膜をマスクと
して前記第1耐蝕膜をエッチングする工程と、前記各耐
蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッチングし、前記
支持部を形成する工程と、を有する構成としたので、圧
電振動片を精度良く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る圧電振動片の説明図であり、
(1)は(2)のA−A線における側面断面図であり、
(2)は平面図であり、(3)は(1)のC−C線にお
ける正面断面図であり、(4)は(2)のB−B線にお
ける正面断面図である。
【図2】 励振電極による電界形成作用の説明図であ
り、(1)は実施形態に係る圧電振動片であり、(2)
は従来技術に係る圧電振動片であって、いずれも図1の
C−C線に相当する部分における断面図である。
【図3】 実施形態に係る圧電振動片の製造方法のフロ
ーチャートである。
【図4】 実施形態に係る圧電振動片の製造方法の第1
説明図である。
【図5】 実施形態に係る圧電振動片の製造方法の第2
説明図である。
【図6】 実施形態に係る圧電振動片の製造方法の第3
説明図である。
【図7】 実施形態に係る圧電振動片の製造方法の第4
説明図である。
【図8】 実施形態に係る圧電振動片を実装した圧電振
動子の説明図であり、(1)は(2)のE−E線におけ
る平面断面図であり、(2)は(1)のD−D線におけ
る側面断面図である。
【図9】 実施形態に係る圧電振動片の変形例を実装し
た圧電振動子の説明図であり、図8(2)のD−D線に
相当する部分における側面断面図である。
【図10】 従来技術に係る圧電振動片を実装した圧電
振動子の説明図であり、(1)は(2)のG−G線にお
ける平面断面図であり、(2)は(1)のF−F線にお
ける側面断面図である。
【図11】 従来技術に係る圧電振動片の実装方法の説
明図であり、図10(2)のF−F線に相当する部分に
おける側面断面図である。
【符号の説明】
1………圧電振動子、5………圧電基板、20………音
叉型圧電振動片、22………基部、24………支持部、
26………振動腕、28………溝部、34………接続電
極、36………励振電極、38………電界、40………
パッケージ、42………キャビティ、44………キャビ
ティ底面、46………接着剤、48………リッド、54
………マウント電極、56………導電性接着剤、58…
……外部端子、60………第1耐蝕膜、70………第2
耐蝕膜、82,84,86………レジスト膜、101…
……圧電振動子、120………音叉型圧電振動片、12
2………基部、124………支持部、126………振動
腕、128………溝部、140………パッケージ、14
2………キャビティ、144………キャビティ底面、1
48………リッド、154………マウント電極、156
………導電性接着剤、226………振動腕、236……
…励振電極、238………電界、320………音叉型圧
電振動片の外形形状、324………支持部の形状、32
8………溝部に相当する部分、420………音叉型圧電
振動片、424………支持部、440………パッケー
ジ、448………リッド。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動部の表面に励振電極を形成し、基部
    の表面に接続電極を形成して、前記接続電極から前記励
    振電極に通電可能とした圧電振動片であって、 前記基部の表面を前記圧電振動片の厚さ方向に突出さ
    せ、前記圧電振動片の支持部を形成したことを特徴とす
    る圧電振動片。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧電振動片において、 前記支持部は、前記基部の表裏両面に形成したことを特
    徴とする圧電振動片。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の圧電振動片に
    おいて、 前記支持部は、前記基部の各面に複数形成し、前記各支
    持部の表面にそれぞれ前記接続電極を配置したことを特
    徴とする圧電振動片。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の圧
    電振動片は、 前記基部から複数の振動腕を延設し、前記振動腕の表面
    に励振電極を形成し、前記基部の表面に接続電極を形成
    して、前記接続電極から前記励振電極に通電可能とし
    た、音叉型圧電振動片であることを特徴とする圧電振動
    片。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の圧電振動片において、 前記振動腕には溝部が形成され、前記溝部の内面に前記
    励振電極が形成されていることを特徴とする圧電振動
    片。
  6. 【請求項6】 基部から複数の振動腕を延設し、前記振
    動腕に溝部を形成し、前記基部の表面を厚さ方向に突出
    させて支持部を形成した音叉型圧電振動片の製造方法で
    あって、 圧電基板の表面に、前記音叉型圧電振動片の外形形状に
    パターニングされた第1耐蝕膜を形成し、前記第1耐蝕
    膜の表面に、前記音叉型圧電振動片の外形形状にパター
    ニングされ、なおかつ前記溝部に相当する部分が除去さ
    れた第2耐蝕膜を形成し、前記第2耐蝕膜の表面に、前
    記支持部の形状にパターニングされたレジスト膜を形成
    する工程と、 前記各耐蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッチング
    し、前記音叉型圧電振動片の外形を形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記第2耐蝕膜をエッチ
    ングするとともに、前記第2耐蝕膜をマスクとして前記
    第1耐蝕膜をエッチングする工程と、 前記各耐蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッチング
    し、前記圧電基板の表面に前記溝部を形成する工程と、 前記レジスト膜および前記第2耐蝕膜をマスクとして前
    記第1耐蝕膜をエッチングする工程と、 前記各耐蝕膜をマスクとして前記圧電基板をエッチング
    し、前記支持部を形成する工程と、 を有することを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の圧電振動片の製造方法
    において、 前記各耐蝕膜は、下層のCr膜および上層のAu膜で構
    成されていることを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の圧電振動片の製造方法
    において、 前記第1耐蝕膜は、下層のCr膜および上層のAu膜で
    構成され、前記第2耐蝕膜は、Cr膜のみで構成されて
    いることを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかに記載の圧
    電振動片の製造方法を使用して製造したことを特徴とす
    る圧電振動片。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし5のいずれかまたは請
    求項9に記載の圧電振動片における前記支持部を、パッ
    ケージのキャビティ底面に固着して製造したことを特徴
    とする圧電デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の圧電振動片における
    前記基部の一方面側に形成した前記支持部を、パッケー
    ジのキャビティ底面に固着し、前記基部の他方面側に形
    成した前記支持部を、パッケージのリッド裏面に固着し
    て製造したことを特徴とする圧電デバイス。
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