JP2003347437A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法ならびにその動作方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法ならびにその動作方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】不揮発性半導体記憶装置の情報電荷の保持特性
を向上させると共に、その動作の低電圧化および高速化
を容易にする。 【解決手段】シリコン基板1上に第1拡散層2、第2拡
散層3、第3拡散層4等でもって不揮発性半導体記憶装
置のメモリセルのビット線が形成され、第1絶縁膜5、
孤立物質体6、第2絶縁膜7でもって情報電荷の書き込
み・消去の領域が形成され、上記第2絶縁膜7を被覆す
るゲート電極8が形成される。そして、第1拡散層2、
第2拡散層3、第3拡散層4上に拡散層上絶縁膜9が形
成され、拡散層上絶縁膜9上にワード線10が配設さ
れ、ワード線10は上記ゲート電極8に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置およびその製造方法に関し、特にMONOS(Me
tal Oxide Nitride Oxide S
emiconductor)型の不揮発性半導体記憶装
置とその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MISトランジスタの不揮発性記憶素子
は大別すると、基本的にはMNOS(Metal Ni
tride Oxide Semiconducto
r)型トランジタとFG(Floating Gat
e)型トランジスタとの2種類になる。
【0003】前者は2層構造のゲート絶縁膜において、
2層の絶縁膜の境界領域に形成される界面領域等に情報
電荷を蓄積するものである。この型の素子には、その他
シリコン窒化膜上にシリコン酸化膜を形成するMONO
Sと呼称されるものがある。この他にこれらのシリコン
酸化膜、シリコン窒化膜以外の絶縁膜を種々に組み合わ
せた構造のものもある。
【0004】後者は2層のゲート電極の構造において、
第1ゲート電極である浮遊ゲート電極に情報電荷を蓄積
するものである。この構造では、第1ゲート電極が半導
体基板主面のシリコン酸化膜上にフローティング状に形
成され、この第1ゲート電極の上部にシリコン酸化膜と
シリコン窒化膜の複合した層間絶縁膜が設けられ、更に
この層間絶縁膜の上部に制御ゲート電極である第2ゲー
ト電極が形成される。ここで、この第2ゲート電極は前
記第1ゲート電極を被覆している。
【0005】フラッシュメモリと呼ばれる不揮発性メモ
リでは、基本的には上記M(O)NOS型トランジスタ
あるいはFG型トランジスタをその不揮発性記憶素子と
して用いることができるが、現在のフラッシュメモリの
量産品は全てFG型トランジスタを不揮発性記憶素子と
して用いている。しかし、FG型トランジスタでは、情
報電荷の保持特性は原理的には余りよくなく、半導体基
板主面と浮遊ゲート電極の間のトンネル酸化膜として9
nm以上の比較的に厚いシリコン酸化膜が必要になる。
このために、情報電荷の書き込み・消去の低電圧化に限
界が生じる。
【0006】これに対して、MNOS型トランジスタで
は、半導体基板主面とシリコン窒化膜の間のトンネル酸
化膜の薄膜化が容易であり、3nm以下の薄いシリコン
酸化膜が使用できる。このために、動作電圧、特に、情
報電荷の書き込み・消去の電圧の低減が原理的に可能で
ある。この不揮発性記憶素子の情報電荷の書き込み・消
去動作は以下の通りである。すなわち、MNOS型トラ
ンジスタでは、半導体基板主面に形成した2nm程度の
膜厚のシリコン酸化膜の直接トンネルを通して、半導体
基板から上記界面領域に電子を注入し情報電荷の書き込
みが行われ、その逆に界面領域から半導体基板に電子を
放出することで情報電荷の消去が行われる。このような
界面領域は電子の捕獲領域となっている。この情報電荷
の書き込み状態が記憶情報の情報”1”に相当し、情報
電荷の消去状態が記憶情報の情報”0”に相当する。そ
こで、原理的に書き込み・消去の低電圧化が可能なM
(O)NOS型トランジスタをフラッシュメモリ等の不
揮発性メモリの記憶素子として実用に供すべく、近年に
おいて種々の検討が精力的になされてきている。
【0007】MONOS型トランジスタをフラッシュメ
モリの不揮発性記憶素子とするものとして、例えば、米
国特許第5,768,192号にその基本構造を開示し
た不揮発性記憶素子がある。更に、最近では不揮発性メ
モリの製造プロセスを大幅に簡素化できる技術が、NR
OM(Nitride Read Only Memo
ry)として、米国特許第5,966,603号に開示
された(以下、第1の従来例と記す)。この場合の不揮
発性記憶素子の基本構造は、上記米国特許第5,76
8,192号に開示されたものと同じである。
【0008】更には、2000年、ヴイ・エル・エス・
アイ・シンポジウム・テクニカル・ダイジェスト(20
00 Symposium on VLSI Tech
nology Digest of Technica
l Papers)pp.122−123で発表された
不揮発性記憶素子の構造(以下、第2の従来例と記す)
がある。
【0009】以下、従来の技術として第1の従来例につ
いて図21乃至図24に基づいて説明する。この中で、
上記MONOSの基本動作についても説明する。図21
は、NROMのセル部の平面図である。そして、図22
は、図21に記したX−Xで切断したところの断面図で
あり、その製造工程を示す図である。ここで、図21で
は簡明化のためにセル部の配線のみで説明する。
【0010】図21に示すように、NROMのセル部で
は、シリコン基板101上に第1拡散層102、第2拡
散層103、第3拡散層104等が形成され、ワード線
(ゲート電極)105,106,107が、上記拡散層
に直交して配設される。ここで、上記拡散層はそれぞれ
ビット線になる。
【0011】図22(a)に示すように、P導電型のシ
リコン基板101の熱酸化で第1絶縁膜108を形成
し、化学気相成長(CVD)法でシリコン窒化膜を成膜
し第2絶縁膜109を形成する。このようにした後、公
知のリソグラフィ技術で、平面パターンが短冊状(短冊
状パターン)である拡散層パターンを有するレジストマ
スク110を第2絶縁膜109上に形成する。そして、
上記第2絶縁膜109をエッチング除去する。その後、
図22(b)に示すように、レジストマスク110をイ
オン注入マスクにしてヒ素等のN型不純物をイオン注入
し上記レジストマスク110を除去する。そして、熱処
理を施して第1拡散層102、第2拡散層103、第3
拡散層104をシリコン基板101表面に形成する。
【0012】次に、全面を750℃以上で熱酸化する。
図22(c)に示すように、この熱酸化により膜厚が1
00nmの拡散層上絶縁膜111を、上記第1拡散層1
02、第2拡散層103、第3拡散層104表面に形成
する。ここで、同時に第2絶縁膜109表面も熱酸化さ
れ、シリコン酸化膜が形成されて第3絶縁膜112が形
成される。このようにして、第3絶縁膜112(シリコ
ン酸化膜)/第2絶縁膜109(シリコン窒化膜)/第
1絶縁膜108(シリコン酸化膜)で成るONO構造の
積層する絶縁膜が形成されることになる。
【0013】次に、図22(d)に示すように、導電膜
として、膜厚が200nm程度のタングステンポリサイ
ド膜を全面に堆積させ、公知のリソグラフィ技術とドラ
イエッチング技術とで加工し、ワード線105を形成す
る。
【0014】このようにして、図22(d)に示すよう
に、シリコン基板101上に第1拡散層102、第2拡
散層103、第3拡散層104等でもってNROMセル
のビット線が形成され、ONO構造となる第1絶縁膜1
08、第2絶縁膜109、第3絶縁膜112でもって情
報電荷の書き込み・消去の領域が形成される。そして、
図21にも示したように、ワード線105,106,1
07が配設され、NROMセルの基本構造ができあが
る。
【0015】次に、上記NROMセルの基本構造となる
MONOS型トランジスタの基本動作について説明す
る。情報電荷(今の場合、電子である)の書き込み動作
では、図23(a)に示すように、例えば、シリコン基
板101および第1拡散層102は接地電位に固定さ
れ、第2拡散層103のVW は1〜2Vに、ゲート電極
105のVGWは5V程度に設定される。すなわち、MO
NOS型トランジスタのMISトランジスタ動作として
はリニア特性状態になるように設定される。このような
電圧が印加されると、ソースである第1拡散層102か
らドレインである第2拡散層103に電子流113(チ
ャネル電流)が生じ、第2拡散層103の近傍でチャネ
ルホットエレクトロン(CHE)となり、その一部が第
1絶縁膜108の障壁を越えて第2絶縁膜109のある
領域に捕獲される。これが、図12に示す捕獲領域11
4である。このように、電子の書き込みでは、情報電荷
は第2絶縁膜109の第2拡散層103端に近い領域に
蓄積されることになる。
【0016】次に、上記MONOS型トランジスタでの
情報の読み出し動作では、図23(b)に示すように、
逆に、第2拡散層103がソースとして接地電位に固定
され、ドレインとなる第1拡散層102のVR は1.5
Vに、ゲート電極105のV GRは3V程度に設定され
る。なお、ここでシリコン基板101は接地電位であ
る。
【0017】このようにすると、捕獲領域114に電子
が書き込まれた情報”1”の場合には、第1拡散層10
2と第2拡散層103間で電流は流れない。これに対し
て、捕獲領域114に電子が書き込まれていない情報”
0”の場合には、第1拡散層102と第2拡散層103
間で電流が流れる。このようにして、書き込み情報の読
み出しができることになる。
【0018】次に、上記MONOS型トランジスタでの
情報の消去動作では、図23(a)に示す構造におい
て、例えば、シリコン基板101および第1拡散層10
2は接地電位に固定され、第2拡散層103のVE は5
Vに、ゲート電極105のVGEは−5V程度に設定され
る。このような電圧が印加されると、第2拡散層103
端部であって、ゲート電極105とオーバラップする領
域でのバンドベンディングによるバンド間トンネリング
で発生する正孔が、上記捕獲領域114に注入されて、
情報電荷の消去がなされる。
【0019】上述したNROMでは、2ビット/1セル
の構成にすることが可能になる。これについて図24で
説明する。図24に示すように、シリコン基板101上
に第1拡散層102、第2拡散層103等でもってNR
OMセルのビット線が拡散層上絶縁膜111で被覆され
て形成され、ONO構造となる第1絶縁膜108、第2
絶縁膜109、第3絶縁膜112でもって情報電荷の書
き込み・消去の領域が形成される。ここで、NROMで
は2箇所に形成する情報電荷の書き込み領域すなわち電
子の捕獲領域である(第1ビット)捕獲領域114、第
2ビット捕獲領域115が用いられる。この場合の動作
は、図23で説明したのと基本的に同じとなる。このよ
うにして多ビット化が可能となり、上述した2ビット/
1セル構成できるようになる。
【0020】次に、従来の技術として、第2の従来例を
図25に基づいて説明する。図25は、不揮発性メモリ
セル部の断面図である。この場合の特徴は、メモリセル
のアレイ構造において、ワード線と制御ゲート配線とが
形成される点にある。
【0021】図25に示すように、例えばP導電型のシ
リコン基板201の主面にN+ 拡散層でもって、第1拡
散層202、第2拡散層203および第3拡散層204
が形成されている。そして、第1拡散層202および第
2拡散層203、第2拡散層202および第3拡散層2
04を挟み、シリコン基板201上にそれぞれ絶縁膜を
介して、第1制御ゲート電極205、第2制御ゲート電
極206、ゲート電極207が形成される。この第1制
御ゲート電極205と第2制御ゲート電極206とが上
記制御ゲート配線としてメモリセル内に配設される。こ
こで、第1(2)制御ゲート電極205,206とシリ
コン基板201間の絶縁膜は、第1の従来例と同様にO
NO構造の絶縁膜である。すなわち、第1絶縁膜208
(シリコン酸化膜)、第2絶縁膜209(シリコン窒化
膜)、第3絶縁膜210(シリコン酸化膜)で成るON
O構造の積層する絶縁膜である。そして、ゲート電極2
07とシリコン基板201間の絶縁膜は単層のシリコン
酸化膜である。例えば、第1絶縁膜208(シリコン酸
化膜)で成る。更には、第1(2)制御ゲート電極20
5,206とゲート電極207間も、上記ONO構造の
絶縁膜で電気的に分離されている。
【0022】そして、図25に示すように層間絶縁膜2
11が形成され、上記ゲート電極207に接続してワー
ド線212が配設されている。
【0023】このような構造において、情報電荷(電
子)の書き込みは、上記第1(2)制御ゲート電極20
5,206下にあるONO構造の捕獲領域になされるこ
とになる。そして、情報電荷の消去動作では、第1
(2)制御ゲート電極205,206と第1(2)拡散
層202,203間に電圧が印加され、第1の従来例で
説明したようなバンド間トンネルによる正孔が上記捕獲
領域に注入される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来例
に示したNROMのメモリセル部を構成する不揮発性記
憶素子においては、情報電荷の蓄積保持時間の規格値を
保証しようとすると、第1絶縁膜108、第2絶縁膜1
09および第3絶縁膜112の膜厚の薄膜化に限界が生
じる。現在、発明者は、上記のMONOS構造の不揮発
性記憶素子の基本特性について種々の試行実験を行って
いる。その結果、10年の蓄積保持時間を保証するため
には、ONO構造の絶縁膜をシリコン酸化膜換算にする
と、その薄膜化の下限は8nm程度になることが判っ
た。そして、高速化が必須となっている最近のフラッシ
ュメモリでは、その読み出し動作での高速化に限界が生
じてくることが明らかになってきた。
【0025】そして、第1の従来例では、図23で説明
したように、情報電荷の捕獲領域114に書き込まれた
電子は、シリコン酸化膜より絶縁性の悪いシリコン窒化
膜から成る第2絶縁膜109を横方向にドリフト移動す
るようになり、捕獲領域が経時時間と共に拡がってしま
い、情報電荷の保持特性が悪くなる。図24に示したよ
うにNROMを2ビット/1セルで作動させる場合に
は、捕獲領域114あるいは捕獲領域115に書き込ま
れた電子が経時時間で拡がると、蓄積情報の読み出しが
難しくなる。このように、NROMのように多ビット化
で不揮発性記憶素子を動作させる場合には、上記捕獲領
域内の電子の僅かな経時時間変化でも大きな影響がで
る。この場合では、書き込む電子の量は500〜100
0個程度となり、その電子の捕獲領域は、その横方向の
幅が10nm程度と非常に狭い領域になるからである。
【0026】第2の従来例では、上述したように制御ゲ
ート電極を有するMONOS型トランジスタと、ゲート
電極を有するMOSトランジスタとが、1個のメモリセ
ルに形成される。ここで、制御ゲート電極は、ゲート電
極の側壁に形成されるサイドウォール導電膜で構成され
ている。このような構造であると、制御ゲート電極のチ
ャネル方向の寸法は縮小できるために、実効的なチャネ
ル長が短くなり上述した読み出し動作の高速化が可能に
なる。
【0027】しかし、この場合でも、第1も従来例で説
明したのと同じ理由により、情報電荷の捕獲領域が経時
時間と共に拡がり情報電荷の保持特性が悪くなる。
【0028】本発明の主目的は、MONOS構造の不揮
発性記憶素子の情報電荷の保持特性を向上させることに
ある。そして、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリの
大容量化、その動作電圧の低電圧化および動作の高速化
を容易にすると共に、その高機能化あるいは多機能化を
可能にすることにある。更に、本発明の他の目的は、N
ROMのような多ビット化が可能なフラッシュメモリの
実用化を容易にすることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】このために本発明の不揮
発性半導体記憶装置では、半導体基板表面に第1の拡散
層と第2の拡散層とがゲート電極を挟んで形成されその
間がチャネル領域とされ、前記チャネル領域の前記半導
体基板表面上に順に第1の絶縁層、孤立物質体、第2の
絶縁層が積層して形成されている。
【0030】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置では、半導体基板表面に第1の拡散層と第2の拡散層
とが第1の制御ゲート電極、ゲート電極および第2の制
御ゲート電極を挟んで形成され、その間がチャネル領域
とされ、前記第1の制御ゲート電極と半導体基板表面間
および前記第2の制御ゲート電極と半導体基板表面間に
順に第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層が積層し
て形成され、前記ゲート電極と半導体基板表面間に第3
の絶縁層が形成されている。ここで、前記第1の制御ゲ
ート電極、ゲート電極および第2の制御ゲート電極は全
て電気接続されている。または、前記第1の制御ゲート
電極、ゲート電極および第2の制御ゲート電極は全て絶
縁分離されている。
【0031】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置では、半導体基板表面に第1の拡散層と第2の拡散層
とがゲート電極を挟んで形成されその間がチャネル領域
とされ、前記チャネル領域であって前記第1の拡散層あ
るいは第2の拡散層に隣接する領域上に順に第1の絶縁
層、孤立物質体、第2の絶縁層が積層して形成され、前
記チャネル領域であって前記第1の絶縁層、孤立物質
体、第2の絶縁層の形成されていない領域に第3の絶縁
層が形成され、前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2の
絶縁層および第3の絶縁層が前記ゲート電極で被覆され
ている。
【0032】ここで、前記第1の絶縁層、第2の絶縁層
はシリコン酸化膜で構成され、前記孤立物質体は窒化シ
リコン、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(S
iGe)あるいは高融点金属で構成されている。そし
て、前記孤立物質体は半球状、島状あるいは柱状の構造
になっている。また、前記孤立物質体が半球状の構造で
あり、その径が1nm〜10nmであり、前記孤立物質
体の間隔が2nm〜5nmである。
【0033】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置では、上記不揮発性半導体記憶装置でもってメモリセ
ルが構成され、該メモリセルのワード線は前記ゲート電
極に接続されており、前記第1の拡散層あるいは第2の
拡散層で前記メモリセルのビット線が形成されている。
【0034】ここで、前記第3の絶縁層の単位面積当た
りの容量値は前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶
縁層の積層する絶縁膜の単位面積当たりの容量値より大
きくなるように形成されている。また、前記ゲート電
極、前記第1の制御ゲート電極あるいは第2の制御ゲー
ト電極の端部は前記積層する絶縁膜を挟んで前記第1の
拡散層あるいは第2の拡散層とオーバラップしている。
【0035】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置では、前記第1の拡散層あるいは第2の拡散層に近接
し前記チャネル領域上に在る複数の前記孤立物質体に情
報電荷の書き込み・消去領域が2箇所以上に形成されて
いる。
【0036】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の動作方法では、不揮発性半導体記憶装置における情
報電荷の書き込み動作において、前記不揮発性半導体記
憶装置のMISトランジスタ動作が飽和特性を示す状態
にして、前記積層する絶縁膜である前記第1の絶縁層、
孤立物質体、第2の絶縁層に電子を注入する。
【0037】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の動作方法では、不揮発性半導体記憶装置における情
報電荷の書き込み動作において、前記第1の拡散層ある
いは第2の拡散層に2種類以上の異なる電圧を印加し、
前記第1の拡散層あるいは第2の拡散層に近接し前記チ
ャネル領域上に在る複数の前記孤立物質体において異な
る2箇所以上に電子を書き込む。
【0038】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の動作方法では、不揮発性半導体記憶装置における情
報電荷の読み出し動作において、前記第1の制御ゲート
電極あるいは第2の制御ゲート電極の電圧を制御し、前
記第1の拡散層に近接した電子捕獲領域の書き込み情報
と前記第2の拡散層に近接した電子捕獲領域の書き込み
情報とを分別して読み出す。
【0039】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法は、半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
物質体、第2の絶縁層および第1の導電膜をこの順に積
層して形成する工程と、前記第1の導電膜上に短冊状パ
ターンのレジストマスクを形成し、前記レジストマスク
をエッチングマスクにして前記第1の導電膜をドライエ
ッチングする工程と、前記レジストマスクを用いたイオ
ン注入により前記半導体基板表面に不純物を導入し第1
の拡散層と第2の拡散層を形成する工程と、前記レジス
トマスクを除去した後、前記ドライエッチングで形成し
た短冊状パターンの第1の導電膜間であって前記前記第
1の拡散層と第2の拡散層上に絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜および前記短冊状パターンの第1の導電
膜に被着する第2の導電膜を形成する工程と、前記第2
の導電膜を加工し配線層を形成すると同時に前記短冊状
パターンの第1の導電膜を加工する工程と、を含む。
【0040】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法は、半導体基板表面に第3の絶縁層を形成
し前記第3の絶縁層上に短冊状パターンのゲート電極を
形成する工程と、前記半導体基板上および前記短冊状パ
ターンのゲート電極の側壁に第1の絶縁層、孤立物質
体、第2の絶縁層の積層する絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板上の一部および前記短冊状パターンのゲ
ート電極の側壁に前記積層する絶縁膜を介してサイドウ
ォール導電膜を形成する工程と、前記サイドウォール導
電膜を形成した後、前記短冊状パターンのゲート電極お
よび前記サイドウォール導電膜をマスクにしたイオン注
入により前記半導体基板表面に不純物を導入し第1の拡
散層と第2の拡散層を形成する工程と、前記第1の拡散
層と第2の拡散層の上部に拡散層上絶縁膜を形成する工
程と、前記サイドウォール導電膜および前記拡散層上絶
縁膜に被着する導電膜を形成する工程と、前記導電膜を
加工し配線層を形成すると同時に前記サイドウォール導
電膜を加工する工程と、を含む。
【0041】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法は、半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
物質体、第2の絶縁層および溝用絶縁膜をこの順に積層
して形成する工程と、前記溝用絶縁膜の所定の領域に溝
を形成し該溝部に在る前記第1の絶縁層、孤立物質体、
第2の絶縁層を除去して半導体基板表面を露出させる工
程と、前記露出した半導体基板表面に第3の絶縁層を形
成した後、前記溝を充填する第1の導電膜を成膜する工
程と、前記第1の導電膜を化学機械研磨し不要部を除去
して前記溝部にゲート電極を形成する工程と、前記溝用
絶縁膜を除去した後、前記ゲート電極および前記第2の
絶縁層に被着する第2の導電膜を形成する工程と、前記
第2の導電膜をエッチバックし前記ゲート電極の側壁部
に前記第2の導電膜から成るサイドウォール導電膜を形
成する工程と、前記ゲート電極および前記サイドウォー
ル導電膜をマスクにしたイオン注入により前記半導体基
板表面に不純物を導入し第1の拡散層と第2の拡散層を
形成する工程とを含む。
【0042】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法は、半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
物質体、第2の絶縁層および溝用絶縁膜をこの順に積層
して形成する工程と、前記溝用絶縁膜の所定の領域に短
冊状パターンの溝を形成し該溝部に在る前記第1の絶縁
層、孤立物質体、第2の絶縁層を除去して半導体基板表
面を露出させる工程と、前記露出した半導体基板表面に
第3の絶縁層を形成した後、前記溝を充填する第1の導
電膜を成膜する工程と、前記第1の導電膜を化学機械研
磨し不要部を除去して前記溝部に短冊状パターンのゲー
ト電極を形成する工程と、前記溝用絶縁膜を除去した
後、前記短冊状パターンのゲート電極および前記第2の
絶縁層に被着する第2の導電膜を形成する工程と、前記
短冊状パターンのゲート電極をマスクにしたイオン注入
により前記半導体基板表面に不純物を導入し第1の拡散
層と第2の拡散層を形成する工程と、前記第2の導電膜
を加工し配線層を形成すると同時に前記短冊状パターン
のゲート電極を加工する工程と、を含む。
【0043】上記の製造方法において、前記第1の導電
膜は不純物含有の多結晶シリコン膜で形成し、前記第2
の導電膜は高融点金属のポリサイド膜で形成する。ま
た、前記第2の絶縁層と前記溝用絶縁膜との間に不純物
含有の多結晶シリコン膜を形成する。
【0044】また、上記の製造方法において、前記第1
の絶縁層、第2の絶縁層はシリコン酸化膜で形成し、前
記孤立物質体は窒化シリコン、シリコン、シリコンゲル
マニウムあるいは高融点金属で形成する。そして、前記
孤立物質体を半球状、島状あるいは柱状の構造に形成す
る。
【0045】上述した本発明により、不揮発性半導体記
憶装置において情報電荷の捕獲領域は絶縁性の高い絶縁
膜で完全に封じられる。このために、MONOS構造の
不揮発性記憶素子の情報電荷の保持特性が大幅に向上す
る。また、フラッシュメモリのような不揮発性半導体記
憶装置の大容量化、その動作電圧の低電圧化および動作
の高速化が容易になる。そして、メモリセルの多ビット
化が容易になり、フラッシュメモリの実用化およびその
高機能化あるいは多機能化が可能になる。
【0046】更に、本発明をフラッシュメモリに適用す
ると、その製品の量産製造が非常に容易になりその製造
コストが大幅に低減する。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本
発明における不揮発性記憶素子を用いたメモリセル部の
断面図であり、図2乃至図3は、その具体的な製造方法
を説明するための製造工程順の断面図とその平面図であ
る。
【0048】図1に示すように、例えばP導電型のシリ
コン基板1上にN導電型の第1拡散層2、第2拡散層
3、第3拡散層4等でもって不揮発性メモリセルのビッ
ト線が形成され、第1絶縁膜5、孤立物質体6、第2絶
縁膜7でもって情報電荷の書き込み・消去の領域が形成
され、上記第2絶縁膜7を被覆するゲート電極8が形成
されている。そして、第1拡散層2、第2拡散層3、第
3拡散層4上に拡散層上絶縁膜9が形成され、上記ゲー
ト電極8に接続し、拡散層上絶縁膜9上にワード線10
が配設され、本発明における不揮発性メモリセルの基本
構造ができあがる。
【0049】図2(a)に示すように、シリコン基板1
に第1の絶縁層である膜厚が4nm程度の第1絶縁膜5
をラジカル酸化あるいは熱酸化で形成する。そして、例
えば半球状の孤立物質体6を上記第1絶縁膜5表面に形
成する。ここで、上記孤立物質体6は径が3nm程度の
半球状のシリコン窒化物である。この半球状のシリコン
窒化物は、ジクロールシラン(SiH2 cl2 )とNH
3 を反応ガスとする減圧CVD法で生成できる。この反
応ガスであると、シリコン窒化膜の成膜初期において核
形成が起こる。この核が適当な大きさになるところで上
記成膜を終えると、上述したような半球状のシリコン窒
化物が生成される。
【0050】あるいは、上記孤立物質体6は、径が3n
m程度の半球状のシリコン、シリコンゲルマニウム等か
ら成る。ここで、この場合にはシランガスあるいはゲル
マンガスを反応ガスとする減圧CVD法で生成できる。
この反応ガスにおいて、シリコン膜あるいはシリコンゲ
ルマニウム膜の成膜初期において核形成が生じ、この核
が適当な大きさになるところで上記孤立物質体を形成す
る。
【0051】このようにした後、CVD法で膜厚が5n
m程度のシリコン酸化膜を全面に成膜する。ここで、シ
リコン酸化膜はHTO(High Temperatu
reOxide)膜にするとよい。このようにして、上
記孤立物質体6を完全に被覆するように第2の絶縁層で
ある第2絶縁膜7を形成する。
【0052】更に、上記第2絶縁膜7上に第1の導電膜
であるシリコン層11、窒化シリコン層12をCVD法
で積層して堆積させる。このようにした後、公知のリソ
グラフィ技術で、短冊状パターンの拡散層パターンを有
するレジストマスク13を窒化シリコン層12上に形成
する。
【0053】次に、図2(b)に示すように、ドライエ
ッチング技術で上記窒化シリコン層12、シリコン層1
1を順次エッチング除去し開口14を設ける。その後、
図2(b)に示すように、レジストマスク13をイオン
注入マスクにしヒ素不純物をイオン注入し上記レジスト
マスク13を除去する。そして、更に熱処理を施して第
1拡散層2、第2拡散層3、第3拡散層4をシリコン基
板1表面に形成する。
【0054】次に、従来の技術と同様にして全面を熱酸
化する。図2(c)に示すように、この熱酸化により膜
厚が100nmの拡散層上絶縁膜9を、上記第1拡散層
9、第2拡散層10、第3拡散層11表面に形成する。
【0055】このようにして、第2絶縁膜7/孤立物質
体6/第1絶縁膜5で成る積層する絶縁膜が形成され
る。この工程において、第2絶縁膜7上には、短冊状パ
ターンのシリコン層11a、窒化シリコン層12aが形
成される。そこで、上記短冊状パターンの窒化シリコン
層12aをエッチング除去し、短冊状パターンのシリコ
ン層11aにN型不純物を導入する。
【0056】次に、図2(d)に示すように、第2の導
電膜として膜厚が200nm程度のタングステンシリサ
イド膜のような導電膜を全面に堆積させ、公知のリソグ
ラフィ技術とドライエッチング技術とで加工し、ワード
線10を形成する。このワード線10の形成工程におい
て、短冊状パターンのシリコン層11aも加工しゲート
電極8を形成する。このようにして、図1で説明した不
揮発性メモリセルの基本構造ができあがる。
【0057】次に、上記製造方法をその平面図で概略説
明する。図3(a)に示すように、シリコン基板の所定
の領域に素子分離領域15を形成し、その内部の活性領
域に不揮発性メモリセルを形成する。図2(a)で説明
した工程で、第1絶縁膜5、孤立物質体6、第2絶縁膜
7、シリコン層11、窒化シリコン層12を積層して形
成する。
【0058】次に、図3(b)の工程で、短冊状パター
ンのレジストマスク13、第1拡散層2、第2拡散層
3、第3拡散層4を形成する。この工程が図2(b)の
工程に対応する。
【0059】次に、図3(c)に示すように、レジスト
マスク13を除去した後、上記それぞれの拡散層上に熱
酸化により拡散層上絶縁膜9を形成する。この工程にお
いて、短冊状パターンのシリコン層11aが形成され
る。この工程が図2(c)の工程に対応する。
【0060】次に、図3(d)に示すように、上述した
ように全面に堆積させた導電膜および上記短冊状パター
ンのシリコン層11aを加工し、ワード線10を形成す
ると同時にゲート電極8を形成する。このようにして、
第1拡散層2、第2拡散層3、第3拡散層4で構成され
るビット線とワード線10は直交して配設されることに
なる。
【0061】上述した第1の実施の形態で生じる効果に
ついては、次の第2の実施の形態の場合とまとめて後述
する。
【0062】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4に基づいて説明する。図4は、本発明を適用した場
合の不揮発性メモリセル部の製造工程順の断面図であ
る。本発明の構造については、上記製造方法の中で説明
される。この実施の形態では、拡散層上絶縁膜を、第1
の実施の形態で述べた熱酸化法ではなく、CVDによる
絶縁膜の埋め込み法で形成する。ここで、第1の実施の
形態と同様なものは同一符号で示す。
【0063】図4(a)に示すように、第1の実施の形
態と同様にシリコン基板1のラジカル酸化あるいは熱酸
化等でもって、膜厚が4nm程度のシリコン酸化膜から
成る第1絶縁膜5を形成し、第1の実施の形態で説明し
たのと同様に、第1絶縁膜5上に孤立物質体6を形成す
る。そして、上記孤立物質体6を被覆するように膜厚が
5nm程度のシリコン酸化膜で第2絶縁膜7を形成す
る。
【0064】更に、上記第2絶縁膜7を被覆するように
第1の導電膜として導電膜16をCVD法で堆積させ
る。ここで、導電膜16は、膜厚が200nm程度でN
型不純物を含有するアモルファスシリコン膜、多結晶シ
リコン膜あるいはシリコンゲルマニウム膜である。
【0065】次に、リソグラフィ技術で短冊状パターン
の拡散層パターンを有するレジストマスク13を導電膜
16上に形成する。そして、図4(b)に示すように、
ドライエッチング技術で上記導電膜16を短冊状パター
ンのパターンに加工し短冊状ゲート電極17を形成し、
上記レジストマスク13を除去する。そして、短冊状ゲ
ート電極17をイオン注入マスクにしヒ素不純物をイオ
ン注入し熱処理を施して第1拡散層2、第2拡散層3、
第3拡散層4をシリコン基板1表面に形成する。
【0066】次に、CVD法で全面に膜厚300nm程
度のシリコン酸化膜を成膜し、上記短冊状ゲート電極1
7を研磨ストッパとして、上記シリコン酸化膜を化学機
械研磨(CMP)法で研磨し不要部分を除去する。ここ
で、上記CVD法によるシリコン酸化膜の成膜では、反
応ガスとしてモノシラン(SiH4 )と亜酸化窒素(N
2 O)を用い、成膜温度は700℃〜800℃と高くす
る。すなわち、HTO膜を形成する。このようにして、
図4(c)に示すように、第1拡散層2、第2拡散層
3、第3拡散層4上部に膜厚が200nm程度の拡散層
上絶縁膜18を形成する。このHTO膜は段差被覆性に
優れるために、上記短冊状ゲート電極17間を完全に埋
め込むようになる。更には、上記HTO膜の絶縁性と品
質は非常に高いものとなる。
【0067】次に、図4(d)に示すように、第2の導
電膜として、膜厚が200nm程度のタングステンシリ
サイド膜を全面に堆積させ、公知のリソグラフィ技術と
ドライエッチング技術とで加工し、ワード線10を形成
する。このワード線10の形成工程において、短冊状ゲ
ート電極17も加工しゲート電極19を形成する。
【0068】このようにして、図4(d)に示すよう
に、シリコン基板1上に第1拡散層2、第2拡散層3、
第3拡散層4等でもって不揮発性メモリセルのビット線
が形成され、第1絶縁膜5、孤立物質体6、第2絶縁膜
7でもって情報電荷の書き込み・消去の領域が形成され
る。そして、ワード線10が配設され、本発明における
不揮発性メモリセルの基本構造ができあがる。
【0069】上記第2の実施の形態では、第1の実施の
形態での効果と同質の効果(後述する)が生じる。そし
て、この場合には、拡散層上絶縁膜18の横方向への食
い込み量はほとんど零になる。また、拡散層上絶縁膜1
8の膜厚を厚くすることが容易になるために、不揮発性
メモリセルのビット線とワード線間の寄生容量が大幅に
低減する。
【0070】上述した第1および第2の実施の形態での
顕著な効果は、情報電荷の保持特性が大幅に向上すると
ころにある。この点について図5に基づいて説明する。
図5では、横軸に情報電荷の保持時間を対数表示で示
し、縦軸に本発明の不揮発性記憶素子であるMISトラ
ンジスタのしきい値を示す。図中において、破線で従来
の技術の場合を、実線で本発明の場合を示す。図5に示
すように、情報電荷を消去した状態でしきい値を2Vに
し情報保持した場合には、保持時間と共にしきい値は増
大する。従来の技術では、このしきい値の増加が激しい
のに対して、本発明の場合はほとんど変化しない。同様
に、情報電荷の書き込み状態でしきい値を4Vにし情報
保持した場合には、保持時間と共にしきい値は減少す
る。従来の技術では、このしきい値の減少が激しいのに
対して、本発明の場合はほとんど変化しない。このよう
に、本発明により不揮発性記憶素子の情報電荷の保持特
性が大幅に向上するようになる。
【0071】次に、上記情報電荷の保持特性向上の効果
が生じる機構について図6を参照して説明する。併せ
て、本発明の不揮発性メモリセル構造では、多ビット/
1セル構成が可能になることについて触れる。ここで、
図6は、本発明の不揮発性記憶素子の模式的断面図であ
る。
【0072】図6に示すように、P導電型のシリコン基
板1上にN導電型の第1拡散層2および第2拡散層3が
形成されている。そして、不揮発性記憶素子のチャネル
領域にシリコン酸化膜から成る第1絶縁膜5が形成さ
れ、第1絶縁膜5表面に上述したシリコン窒化物あるい
はシリコン物質等から成る孤立物質体6が形成される。
更に、この孤立物質体6はシリコン酸化膜から成る第2
絶縁膜7でもって完全に被覆されている。
【0073】この場合には、情報電荷の書き込み領域
(捕獲領域)は、孤立物質体6内に在るトラップ中心あ
るいは孤立物質体6周囲の第1絶縁膜5、第2絶縁膜7
との界面領域になる。このようにして、捕獲領域は高い
絶縁性を有する第1絶縁膜5、第2絶縁膜7で完全に分
離された状態になる。このために、孤立物質体6に書き
込まれた電子はその領域に閉じこめられ、情報電荷の保
持特性が大幅に向上するようになる。
【0074】従来の技術では、電子の捕獲領域は、シリ
コン窒化膜から成る第2絶縁膜中になる。しかし、この
場合には、従来の技術における課題で述べたように、こ
の書き込まれた電子は横方向にドリフト移動し易い。こ
れに対して、本発明においては、電子の捕獲領域となる
孤立物質体6は、シリコン窒化膜の電気絶縁性よりも1
3 〜104 倍程度に高いシリコン酸化膜で完全に囲わ
れる。このために、上述した電子のドリフト移動は大幅
に低減され、上記効果が生じるようになる。
【0075】このように、本発明で説明した不揮発性記
憶素子構造においては、書き込み電子は孤立物質体6に
完全に閉じこめられることになる。この特性を利用する
と、多ビット/1セル構成が可能になる。このことにつ
いて以下に説明する。
【0076】図6に示しているように、第1拡散層2に
隣接する領域において、第1の左範囲TL1、第2の左範
囲TL2、第3の左範囲TL3…第nの左範囲TLnに在る孤
立物質体6を電子の捕獲領域にする。あるいは、同様に
して、第2拡散層3に隣接する領域において、第1の右
範囲TR1、第2の右範囲TR2、第3の右範囲TR3…第n
の右範囲TRnに在る孤立物質体6を電子の捕獲領域にす
る。このようにして、電子を捕獲し記憶させる多数の領
域を設けることで多ビット/1セルが可能になる。上述
した多ビット/1セル構成においては、情報電荷の捕獲
領域は、第1拡散層2、第2拡散層3のうちの片側ある
いは両側の拡散層に近接する領域に形成される。
【0077】ここで、上述したような多ビット化におい
て、上述したような複数の領域に情報電荷(電子)の書
き込みを行う方法について説明する。
【0078】上述した第1の左範囲TL1領域に電子を書
き込む場合には、V2 は0Vにし、V1 ≧VG の条件で
1 を低値にする。このようにすると、図6に示す不揮
発性記憶素子であるMISトランジスタ動作は飽和特性
状態となる。そして、第1拡散層2側はピンチオフ状態
になり、空乏層DL1が形成されCHEとなった電子が第
1の左範囲TL1領域に注入されて、この領域に電子が書
き込まれる。そして、第2の左範囲TL2領域に電子を書
き込む場合には、V2 は0VにV1 ≧VG の条件でV1
を高値にする。このようにすると、空乏層DL2が形成さ
れ、電子は第2の左範囲TL2領域に書き込まれる。以
下、V1 の電圧値を高くしていくことで、第3の左範囲
L3領域…第nの左範囲TLn領域に電子を書き込む。
【0079】そして、同様に、第1の右範囲TR1領域に
電子を書き込む場合には、V1 は0Vにし、V2 ≧VG
の条件でV2 を低値にする。このようにすると、図6に
示す不揮発性記憶素子であるMISトランジスタ動作は
飽和特性状態となる。そして、第2拡散層3側はピンチ
オフ状態になり、空乏層DR1が形成されCHEとなった
電子が第1の右範囲TR1領域に注入されて、この領域に
電子が書き込まれる。そして、第2の右範囲TR2領域に
電子を書き込む場合には、V1 は0VにV2 ≧VG の条
件でV2 を高値にする。このようにすると、空乏層DR2
が形成され、電子は第2の右範囲TR2領域に書き込まれ
る。以下、V2 の電圧値を高くしていくことで、第3の
右範囲TR3領域…第nの右範囲TRn領域に電子を書き込
むことになる。
【0080】以上のようにすることで、多ビット/1セ
ル構成となる動作が可能になる。ここで、上記空乏層の
値を制御すべく、第1(2)拡散層2,3に近接するシ
リコン基板1領域の不純物濃度に変化をもたせるとよ
い。このようにして、上記空乏層の幅が容易に制御され
る。
【0081】このような不揮発性記憶素子の情報を読み
出す場合は、基本的には図23(b)で説明した従来の
場合と同じになる。但し、この場合には、上記不揮発性
記憶素子のリニア特性動作での駆動能力をセンスしアン
プすることで、その情報を判別することになる。
【0082】このようにして本発明で示す不揮発性メモ
リセルを多ビット/1セル動作させることで、不揮発性
半導体記憶装置の高密度化あるいは大容量化が更に促進
されるようになる。更には、ロジック回路あるいはメモ
リ回路と混載するような半導体装置の高機能化も促進さ
れるようになる。
【0083】従来の技術の場合の情報の読み出しにおい
ては、1のメモリセルの読み出し動作において他のメモ
リセルの情報が劣化し易い。この場合には、上述したよ
うに情報電荷の書き込みにおいても、その読み出しと同
様に不揮発性記憶素子のMISトランジスタ動作はリニ
ア特性状態となる。そして、上述した他のメモリセルへ
の僅かな電子の書き込みが生じ易く、リード・ディスタ
ーブ(Read Disturb)が起こり易い。
【0084】本発明の不揮発性半導体記憶装置の読み出
し動作では、図23(b)で説明した従来の場合と同様
に、不揮発性記憶素子のMISトランジスタ動作はリニ
ア特性状態になる。しかし、本発明では、情報電荷の書
き込み領域は不連続な捕獲領域である孤立物質体で構成
される。このために、1のメモリセルの読み出し動作に
おいて他のメモリセルに電子が注入されても、その電子
を捕獲する確率が従来の技術の場合よりも大幅に低減す
る。そして、上記Read Disturbは大幅に抑
制できるようになる。なお、図6で説明した情報電荷の
書き込みにおいて、不揮発性記憶素子であるMISトラ
ンジスタ動作を飽和特性状態にすると、捕獲領域への電
子注入量は増加し、必要な量の電子捕獲ができるように
なる。本発明の不揮発性半導体記憶装置では、上記の書
き込みにおいて不揮発性記憶素子のMISトランジスタ
動作をリニア特性状態にしてもよい。
【0085】そして、本発明の不揮発性半導体記憶装置
の消去動作では、従来の技術で説明したようにバンド間
トンネリングで発生する正孔により情報電荷の消去がな
される。
【0086】上述した本発明の孤立物質体は、第1絶縁
膜5上において、不連続に孤立して形成される物質体で
あり、それぞれの物質体は第2絶縁膜7で互いに分離で
きるような姿態であればよい。このような孤立物質体の
代表的なものとしては、図7に示す半球状孤立体20、
島状孤立体20aがある。本発明者は、図中に示す上記
半球状孤立体20の球径L1 および孤立体間隔S1 につ
いて種々のシミュレーションを行った。その結果、情報
電荷の書き込み特性および読み出し特性より、上記L1
の値は1nm〜10nmの範囲にするのがよく、孤立体
間隔S1 の値は2nm〜5nmにするのがよいことが判
った。また、島状孤立体20aの場合の最長の寸法L2
の値は15nm以下にするとよい。上記孤立物質体の形
状は、上記の他に柱状の構造になるものでもよい。
【0087】次に、本発明の第3の実施の形態について
図8乃至図10に基づいて説明する。図8は、本発明に
おける不揮発性記憶素子を用いたメモリセル部の断面図
であり、図9と図10は、その具体的な製造方法を説明
するための製造工程順の断面図である。
【0088】図8に示すように、例えばP導電型のシリ
コン基板21の主面にN+ 拡散層でもって、第1拡散層
22、第2拡散層23および第3拡散層24が形成され
ている。そして、第1拡散層22および第2拡散層2
3、第2拡散層22および第3拡散層24を挟み、シリ
コン基板21上にそれぞれ絶縁膜を介して、第1側壁ゲ
ート電極25、第2側壁ゲート電極26、ゲート電極2
7が形成される。ここで、第1(2)側壁ゲート電極2
5,26とシリコン基板21間には、図8に示すよう
に、第1絶縁膜28(シリコン酸化膜)、孤立物質体2
9、第2絶縁膜30から成る積層する絶縁膜が形成され
ている。そして、ゲート電極27とシリコン基板21間
の絶縁膜は単層のシリコン酸化膜である。ここでは、第
1絶縁膜28(シリコン酸化膜)で成る。更に、第1
(2)制御ゲート電極25,26とゲート電極27間
も、上記積層する絶縁膜で電気的に分離されている。
【0089】そして、拡散層上絶縁膜31が形成され、
上記第1側壁ゲート電極25、第2側壁ゲート電極26
およびゲート電極27に接続してワード線32が配設さ
れている。この実施の形態においても、上述した第1お
よび第2の実施の形態と同様に、情報電荷の保持特性が
大幅に向上するという顕著な効果が生じる。また、この
場合には、メモリセルの情報の読み出し動作が高速にな
る。
【0090】次に、上記不揮発性記憶素子を用いたメモ
リセル部の製造方法について説明する。
【0091】図9(a)に示すように、シリコン基板2
1に第1絶縁膜28をラジカル酸化で形成する。そし
て、上記第1絶縁膜28の所定の領域に、公知のフォト
リソグラフィ技術とドライエッチング技術とで、短冊状
ゲート電極33とキャップ絶縁膜34を形成する。ここ
で、短冊状ゲート電極33はリン(ヒ素)不純物を含有
する多結晶シリコンで形成され、キャップ絶縁膜34は
シリコン窒化膜で形成される。
【0092】次に、図9(b)に示すように、全面にラ
ジカル酸化を施す。このようにして、短冊状ゲート電極
33の側面とキャップ絶縁膜34の表面にも第1絶縁膜
28を形成する。
【0093】そして、第1の実施の形態で説明したよう
に、例えば半球状の孤立物質体29を上記第1絶縁膜2
8表面に形成する。例えば、上記孤立物質体29は径が
3nm程度の半球状のシリコン窒化物あるいは半球状の
シリコン、シリコンゲルマニウム等から成る。
【0094】このようにした後、CVD法によりシリコ
ン酸化膜を全面に成膜する。ここで、シリコン酸化膜は
HTO膜にするとよい。このようにして、上記孤立物質
体29を完全に被覆するように第2絶縁膜30を形成す
る。
【0095】次に、図9(c)に示すように、リン(ヒ
素)不純物を含有する多結晶シリコン膜の全面への成膜
とそのエッチバックとにより、上記短冊状ゲート電極3
3の側部に沿って、短冊状第1側壁ゲート電極35と短
冊状第2側壁ゲート電極36を形成する。その後、上記
短冊状ゲート電極33、短冊状第1側壁ゲート電極35
および短冊状第2側壁ゲート電極36をイオン注入マス
クにしヒ素不純物をイオン注入し、熱処理を施して第1
拡散層22、第2拡散層23、第3拡散層24をシリコ
ン基板21表面に形成する。
【0096】次に、CVD法で全面に膜厚300nm程
度のHTO膜を成膜し、上記キャップ絶縁膜33あるい
は短冊状第1側壁ゲート電極35と短冊状第2側壁ゲー
ト電極36を研磨ストッパとして、上記シリコン酸化膜
および第2絶縁膜30、孤立物質体29、第1絶縁膜2
8をCMP法で研磨し不要部分を除去する。このように
して、図10(a)に示すように、第1拡散層22、第
2拡散層23、第3拡散層24上部に膜厚が200nm
程度の拡散層上絶縁膜31を形成する。このようにした
後、更に、図10(b)に示すように、上記キャップ絶
縁膜34をCMP法等で除去し短冊状ゲート電極33を
露出させる。
【0097】次に、図10(c)に示すように、第2の
導電膜として、膜厚が200nm程度のタングステンシ
リサイド膜を全面に堆積させ、短冊状ゲート電極33、
短冊状第1側壁ゲート電極35および短冊状第2側壁ゲ
ート電極36に接続する導電膜37を形成する。そし
て、公知のリソグラフィ技術とドライエッチング技術と
で上記短冊状ゲート電極33、短冊状第1側壁ゲート電
極35および短冊状第2側壁ゲート電極36を同時に加
工して、図8で説明したようなワード線32と共に第1
側壁ゲート電極25および第2側壁ゲート電極26を形
成する。このようにして、図8で説明したメモリセル部
ができあがる。る。
【0098】次に、本発明の第4の実施の形態について
図11と図12に基づいて説明する。図11(a)、
(b)は、それぞれ本発明における不揮発性記憶素子を
用いたメモリセル部の平面図とそのX−Xで切断したと
ころの断面図である。そして、、図12は、この実施の
形態で特有となる、情報の読み出し方法を示すためのタ
イミングチャートである。第4の実施の形態の構造上の
相違点は、第3の実施の形態において、短冊状第1側壁
ゲート電極35および短冊状第2側壁ゲート電極36
が、上記ワード線32とは接続されないで、それぞれメ
モリセルの第1制御ゲート電極、第2制御ゲート電極と
なるところにある。
【0099】図11(a)、(b)に示すように、P導
電型のシリコン基板1の主面にN導電型の第1拡散層4
2、第2拡散層43および第3拡散層44が形成されて
いる。そして、第1拡散層42および第2拡散層43、
第2拡散層42および第3拡散層44を挟み、シリコン
基板41上にそれぞれ絶縁膜を介して、第1制御ゲート
電極45、第2制御ゲート電極46、ゲート電極47が
形成される。ここで、第1(2)制御ゲート電極45,
46とシリコン基板41間には、図11(b)に示すよ
うに、第1絶縁膜48(シリコン酸化膜)、孤立物質体
49、第2絶縁膜50から成る積層する絶縁膜が形成さ
れている。そして、ゲート電極47とシリコン基板41
間の絶縁膜は単層のシリコン酸化膜である第1絶縁膜4
8から成る。更に、第1(2)制御ゲート電極45,4
6とゲート電極47間も、上記積層する絶縁膜で電気的
に分離されている。
【0100】そして、拡散層上絶縁膜51が形成され、
上記第1制御ゲート電極45および第2制御ゲート電極
46は、図11(a)から判るように第1拡散層42お
よび第2拡散層43、第2拡散層42および第3拡散層
44と同じ方向に配設されている。そして、上記ゲート
電極47(47a)は、第3の実施の形態と同様であっ
て孤立状でありワード線52(52a)に接続されてい
る。
【0101】次に、図12を参照して情報の読み出しに
ついて説明する。図12(a)は、情報の読み出し方法
を示すためのタイミングチャートであり、図12(b)
は、それを説明するための本発明の不揮発性記憶素子の
模式的断面図である。ここで、図11と同じものは同一
符号で示す。
【0102】図12(b)に示す第1捕獲領域53の情
報を読み出す場合には、図12(a)に示すように、第
1拡散層42の電圧V1 を0Vにし、第2拡散層43の
電圧V2 を1.5V程度にする。そして、第1制御ゲー
ト電極45の電圧VL を情報”0”と情報”1”の中間
の電圧になるように設定する。ここで、情報”0”に対
応する電圧、情報”1”に対応する電圧は、図5で示し
たように、それぞれ、情報電荷(電子)を消去したと
き、情報電荷を書き込んだときのMISトランジスタの
しきい値電圧である。図5の場合には、VL は例えば3
V程度に設定される。そして、第2制御ゲート電極46
の電圧VR を上記情報”1”に対応する電圧より高い電
圧に設定する。図5の場合では、VR は例えば5V程度
に設定される。このようにして、ゲート電極47(すな
わちワード線52)の電圧VG を2V程度に設定する。
【0103】このようにすると、第1捕獲領域53の情
報の読み出しにおいて、第2捕獲領域54の情報(情報
電荷である電子の量)に全く影響されることなく、第1
捕獲領域53の情報”0”と情報”1”が容易に判別で
きるようになる。
【0104】同様に、第2捕獲領域54の情報を読み出
す場合には、第1拡散層42の電圧V1 と第2拡散層4
3の電圧V2 を入れ替える。そして、今度は、第2制御
ゲート電極46の電圧VR を上述したような情報”0”
と情報”1”の中間の電圧になるように設定する。そし
て、第1制御ゲート電極45の電圧VL を上記情報”
1”に対応する電圧より高い電圧に設定する。このよう
にして、ゲート電極47の電圧VG を2V程度に設定す
る。
【0105】このようにして、今度は、第2捕獲領域5
4の情報の読み出しにおいて、第1捕獲領域53の情報
(情報電荷である電子の量)に全く影響されることな
く、第2捕獲領域54の情報”0”と情報”1”が容易
に判別できるようになる。
【0106】なお、この実施の形態においても、上述し
た第3の実施の形態と同様に、情報電荷の保持特性が大
幅に向上するという顕著な効果が生じる。上記第4の実
施の形態において、第1捕獲領域53および第2捕獲領
域54にそれぞれ2ビット領域を設けて、4ビット/1
セル構成になるようにしてもよい。
【0107】次に、本発明の第5の実施の形態について
図13乃至図16に基づいて説明する。図13は、本発
明における不揮発性記憶素子の基本構造の断面図であ
り、図14乃至図16は、その製造方法を説明するため
の製造工程順の断面図である。
【0108】図13に示すように、シリコン基板61の
主面に第1拡散層62および第2拡散層63が形成さ
れ、第1拡散層62あるいは第2拡散層63の近傍のシ
リコン基板61主面に、第1絶縁膜64、その上部に孤
立物質体65が形成され、上記孤立物質体65を被覆す
るように第2絶縁膜65が部分的に形成される。このよ
うにして積層する絶縁膜が部分的に形成されている。そ
して、上記積層する絶縁膜とは異なるゲート絶縁膜67
がMISトランジスタのチャネルの大部分の領域に形成
される。ここで、上記孤立物質体65は第1(2)の実
施の形態で説明したものと同じものである。
【0109】そして、上記ゲート絶縁膜67を被覆する
ようにゲート電極68が形成され、上記積層する絶縁膜
を被覆するように第1ゲート電極端部68a、第2ゲー
ト電極端部68bが形成される。ここで、第1ゲート電
極端部68a、第2ゲート電極端部68bは、上記積層
する絶縁膜を挟んで第1拡散層62あるいは第3拡散層
63とオーバラップしている。また、ゲート電極68
は、N型不純物を含む多結晶シリコン、多結晶シリコン
ゲルマニウムで形成され、第1ゲート電極端部68a、
第2ゲート電極端部68bは、ポリサイド、ポリメタル
等で形成される。あるいは、この逆の構成でもよい。
【0110】第5の実施の形態では、第1(2)の実施
の形態の場合と同様に情報電荷の保持特性は大幅に向上
する。そして、この場合には、情報の読み出しでの動作
速度が大幅に向上するようになる。これは、ゲート絶縁
膜67を上記積層する絶縁膜とは別種の材料で形成でき
るようになり、ゲート絶縁膜67の単位面積当たりの容
量値を上記積層する絶縁膜のそれより大きくなるように
設定できるからである。
【0111】次に、上記不揮発性記憶素子の製造方法に
ついて説明する。図14(a)に示すように、P導電型
のシリコン基板1の熱酸化で膜厚4nmのシリコン酸化
膜を形成し第1絶縁膜64を設ける。そして、第1
(2)の実施の形態で説明したように、孤立物質体65
を上記第1絶縁膜64表面に形成し、更に孤立物質体6
5を完全に被覆してCVD法で膜厚4nmのシリコン酸
化膜を堆積し第2絶縁膜66を形成し、その上に膜厚2
00nmのアルミナ膜あるいはシリコン窒化膜を成膜し
溝用絶縁膜69を形成する。
【0112】次に、図14(b)に示すように、公知の
リソグラフィ技術で、溝パターンを有するレジストマス
ク70を溝用絶縁膜69上に形成する。そして、レジス
トマスク70をエッチングマスクにしたドライエッチン
グ技術で、溝用絶縁膜69、第2絶縁膜66、孤立物質
体64を順次にエッチングし溝71を形成する。その
後、第1絶縁膜64をウェットエッチングで除去する。
【0113】次に、溝用絶縁膜69をマスクにした熱酸
化あるいは酸窒化処理を行い、図15(a)に示すよう
に、溝71部のシリコン基板61表面にゲート絶縁膜6
7を形成する。ここで、ゲート絶縁膜67の実効的膜厚
は、第1絶縁膜64、孤立物質体65、第2絶縁膜66
の積層膜の実効的膜厚より薄くなるようにする。
【0114】次に、ゲート絶縁膜67を被覆し溝71を
充填するように、第1の導電膜であるN型不純物含有の
多結晶シリコン膜を成膜し、溝用絶縁膜69を研磨スト
ッパーとしたCMP法で不要部分を除去する。このよう
にして、図15(b)に示すような埋込み導電膜72を
形成する。
【0115】次に、図15(c)に示すように、溝用絶
縁膜69をウェットエッチングで除去する。このように
して、第2絶縁膜65上に突起した埋込み導電膜72が
形成される。そして、埋込み導電膜72は所定のパター
ンに加工される。
【0116】次に、第2の導電膜として、膜厚が200
nm程度のタングステンポリサイド膜を全面に堆積させ
る。そして、タングステンポリサイド膜のエッチッバッ
クを行い、図16(a)に示すように、サイドウォール
導電膜として、ゲート電極68の側壁に第1ゲート電極
端部68a、第2ゲート電極端部68bを形成する。
【0117】次に、図16(b)に示すように、上記ゲ
ート電極68、第1ゲート電極端部68a、第2ゲート
電極端部68bをマスクにし、第1絶縁膜64、孤立物
質体65、第2絶縁膜66を通したヒ素のイオン注入を
行い、熱処理を行ってシリコン基板61表面に第1拡散
層62、第2拡散層63を形成する。そして、図6
(c)に示すように、第1ゲート電極端部68a、第2
ゲート電極端部68bが、第1絶縁膜64、孤立物質体
65、第2絶縁膜66の積層する絶縁膜を介して、第1
拡散層62、第2拡散層63とオーバラップするように
する。このようにした後に、図13で説明した構造の不
揮発性記憶素子ができあがる。なお、上記の場合に、タ
ングステンポリサイド膜の代わりにN型不純物含有の多
結晶シリコン膜を堆積させてもよい。
【0118】次に、本発明の第6の実施の形態について
図17乃至図20に基づいて説明する。図17は、本発
明における不揮発性記憶素子を用いたメモリセル部の断
面図であり、図18乃至図20は、その具体的な製造方
法を説明するための製造工程順の断面図とその平面図で
ある。
【0119】図17に示すように、2個のメモリセルを
形成するために、P導電型のシリコン基板81の主面に
+ 拡散層でもって第1拡散層82,82aおよび第2
拡散層83が形成されている。これらの拡散層がメモリ
セルのビット線になる。そして、第1拡散層82,82
aあるいは第2拡散層83の近傍のシリコン基板81主
面に、第1絶縁膜84、孤立物質体85、第2絶縁膜8
6が、積層する絶縁膜として、トランジスタのチャネル
領域全体ではなく、トランジスタのソース/ドレインに
隣接する領域に形成される。そして、チャネルの大部分
の領域には上記積層する絶縁膜とは異なるゲート絶縁膜
87が形成される。ここで、ゲート絶縁膜87はシリコ
ン酸化膜で構成される。
【0120】そして、上記ゲート絶縁膜87のみを被覆
するようにゲート電極88が形成される。ここで、ゲー
ト電極88はN型不純物含有の多結晶シリコンで構成さ
れる。そして、ゲート電極88に電気接続して、ワード
線89が上記ビット線である拡散層と直交するように配
設される。ワード線89は上記積層する絶縁膜を被覆
し、更に、この絶縁膜を挟んで上記拡散層とオーバラッ
プしている。ここで、ワード線89は高融点金属膜ある
いはそのポリサイド膜で構成される。
【0121】次に、上記メモリセル部の製造方法につい
て説明する。図18(a)に示すように、シリコン基板
81の熱酸化で第1絶縁膜84を形成し、第1(2)の
実施の形態で説明したのと同様に、上記第1絶縁膜84
表面に孤立物質体86を形成する。そして、孤立物質体
85を被覆するようにしてCVD法によるシリコン酸化
膜で第2絶縁膜86を形成する。このようにした後、第
2絶縁膜86上に膜厚50nmのアルミナ膜シリコン窒
化膜を成膜し溝用絶縁膜90を形成する。
【0122】次に、図18(b)に示すように、公知の
リソグラフィ技術で、溝パターンを有するレジストマス
ク91を溝用絶縁膜90上に形成する。そして、溝用絶
縁膜90、第2絶縁膜86、孤立物質体85を順にエッ
チングし溝92を形成する。その後、第1絶縁膜84を
ウェットエッチングで除去する。
【0123】次に、溝用絶縁膜90をマスクにした熱酸
化を行い、図18(d)に示すように、溝92部のシリ
コン基板81表面にゲート絶縁膜87を形成する。ここ
で、ゲート絶縁膜87の実効的膜厚は、第1絶縁膜8
4、孤立物質体85、第2絶縁膜86の積層膜の実効的
膜厚より薄くなる。
【0124】次に、ゲート絶縁膜87を被覆し溝92を
充填するように、第1の導電膜として、N型不純物含有
の多結晶シリコン膜を成膜し、溝用絶縁膜90を研磨ス
トッパーとしたCMP法で不要部分を除去する。このよ
うにして、図19(a)に示すような、短冊状の平面パ
ターンとなる埋込み導電膜93を形成する。ここで、埋
込み導電膜93の厚さは50nm程度になる。
【0125】次に、図19(b)に示すように、溝用絶
縁膜90をウェットエッチングで除去する。このように
して、第2絶縁膜86上に突起した埋込み導電膜93が
形成される。
【0126】次に、図19(c)に示すように、第2の
導電膜として、膜厚が200nm程度のタングステン膜
等の導電膜94を、埋込み導電膜93および第2絶縁膜
86上に被着するように全面に堆積させる。
【0127】次に、図19(d)に示すように、上記埋
込み導電膜93をマスクにしてヒ素のイオン95注入を
行う。ここで、イオン注入のエネルギーを適当に選択
し、図19(d)に示すように、第1絶縁膜84、孤立
物質体85、第2絶縁膜86を通したヒ素のイオン注入
で、シリコン基板81表面に第1拡散層82,82a、
第2拡散層83を形成する。このイオン注入で、上述し
た埋込み導電膜93およびその側壁部の導電膜94下の
シリコン基板81表面にはヒ素イオンは導入されない。
【0128】次に、リソグラフィ技術とドライエッチン
グ技術とで、上記導電膜94および埋込み導電膜93を
加工し、図17で説明したワード線89を形成すると同
時にゲート電極88を形成する。このようにして、図1
7で説明した構造のメモリセル部ができあがる。
【0129】次に、上記メモリセルに適用する不揮発性
記憶素子の製造方法をその平面図で概略説明する。
【0130】図20(a)に示すように、P導電型のウ
ェル層96を形成した後、図18(b)で説明した工程
で、第1絶縁膜84、孤立物質体85、第2絶縁膜86
と埋込み導電膜93を形成する。
【0131】次に、図20(b)の工程で、埋込み導電
膜93等を被覆するように全面に導電膜94を形成す
る。この工程が図18(c)の工程に対応する。
【0132】次に、図20(c)に示すように、全面に
ヒ素のイオン注入と熱処理を行い、埋込み導電膜93に
並行するように第1拡散層82,82a、第2拡散層8
3,83aを形成する。この工程が図18(d)の工程
に対応する。
【0133】次に、図20(d)に示すように、上記導
電膜94および埋込み導電膜93を加工し、ワード線8
9を形成すると同時にゲート電極88を形成する。この
ようにして、第1拡散層82,82a、第2拡散層8
3,83aで構成されるビット線とワード線89は直交
して配設されることになる。
【0134】この実施の形態では、第1(2)の実施の
形態で説明したのと全く同様の効果が生じる。更には、
情報の読み出し動作の速度が大幅に向上する。
【0135】上述した第2〜第6実施の形態において
は、積層する絶縁膜である第1絶縁膜、孤立物質体、第
2絶縁膜上にシリコン層を形成すると、シリコン層は製
造工程の中で、上記積層する絶縁膜を損傷等から保護す
る機能を有するようになる。そして、本発明において信
頼性の高い不揮発性記憶素子を形成することが容易にな
る。
【0136】また、上述した実施の形態において、ゲー
ト電極材料として、多結晶シリコン膜の代わりにシリコ
ンゲルマニウム膜を用いてもよい。
【0137】上述した実施の形態では、第1絶縁膜、第
2絶縁膜をシリコン酸化膜で形成し、孤立物質体を窒化
シリコン、シリコン、シリコンゲルマニウムで形成する
場合について説明した。本発明は、このような構成に限
定されるものではなく、孤立物質体を酸化タンタル、酸
化ハフニウムのような酸化金属で形成してもよい。更に
は、第1絶縁膜としてシリコン酸化膜の表面を熱窒化し
た改質層を用いてもよい。更には、上記情報電荷の捕獲
領域としては、不連続に孤立する、すなわち、半球状あ
るいはドット状、島状、柱状に形成される、高融点金属
から成る孤立物質体あってもよい。
【0138】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態が
適宜変更され得る。
【0139】
【発明の効果】本発明の不揮発性半導体装置をフラッシ
ュメモリのような不揮発性メモリのメモリセルに適用す
ると、その情報保持の特性が大幅に向上する。そして、
その動作、特に蓄積情報の読み出し動作の高速化および
低電圧化が促進され、フラッシュメモリの情報電荷の書
き込み動作等も更に高速になる。また、本発明により多
ビット/1セル化が更に促進される。このようにして、
不揮発性メモリの大容量化、高機能化、多機能化が容易
になる。
【0140】更には、本発明をフラッシュメモリに適用
すると、その製品の量産製造が非常に容易になりその製
造コストが大幅に低減する。
【0141】そして、上記のようなフラッシュメモリの
特性の大幅な向上はこの半導体装置の用途を拡大し、新
たな用途領域をも開拓する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための不
揮発性メモリセル部の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための不
揮発性メモリセル部の製造工程順の断面図である。
【図3】上記不揮発性メモリセル部の製造工程順の平面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための不
揮発性メモリセル部の製造工程順の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の効果を説明するための情
報電荷の保持特性を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態の効果が生じる機構を説明
するための不揮発性記憶素子の一部断面図である。
【図7】本発明の孤立物質体の形状を説明するためのそ
の平面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を説明するための不
揮発性メモリセル部の断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を説明するための不
揮発性メモリセル部の製造工程順の断面図である。
【図10】上記続きの製造工程順の断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を説明するための
不揮発性メモリセル部の平面図と断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を説明するための
情報の読み出し動作でのタイミングチャートと不揮発性
記憶素子の模式的断面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態を説明するための
不揮発性記憶素子の断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態を説明するための
不揮発性記憶素子の製造工程順の断面図である。
【図15】上記の続きの製造工程順の断面図である。
【図16】上記の続きの製造工程順の断面図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態を説明するための
不揮発性メモリセル部の断面図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態を説明するための
不揮発性メモリセル部の製造工程順の断面図である。
【図19】上記の続きの製造工程順の断面図である。
【図20】上記不揮発性メモリセル部の製造工程順の平
面図である。
【図21】第1の従来例を説明するためのNROMセル
の平面図である。
【図22】第1の従来例を説明するためのNROMセル
の製造工程順の断面図である。
【図23】不揮発性記憶素子の動作を説明するための断
面図である。
【図24】NROMセルの動作を説明するための断面図
である。
【図25】第2の従来例を説明するための不揮発性メモ
リセル部の断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,61,81 シリコン基板 2,22,42,62,82,82a 第1拡散層 3,23,43.63、83 第2拡散層 4,24,44 第3拡散層 5,28,48,64,84 第1絶縁膜 6,29,49,65,85 孤立物質体 7,30,50,66,86 第2絶縁膜 8,19,27,47,47a,68,88 ゲート
電極 9,18,31,51 拡散層上絶縁膜 10,32,52,52a,89 ワード線 11,11a シリコン層 12,12a 窒化シリコン層 13,70,91 レジストマスク 14 開口 15 素子分離領域 16,37,94 導電膜 17,33 短冊状ゲート電極 20 半球状孤立体 20a 島状孤立体 25 第1側壁ゲート電極 26 第2側壁ゲート電極 34 キャップ絶縁膜 35 短冊状第1側壁ゲート電極 36 短冊状第2側壁ゲート電極 45 第1制御ゲート電極 46 第2制御ゲート電極 53 第1捕獲領域 54 第2捕獲領域 67,87 ゲート絶縁膜 68a 第1ゲート電極端部 68b 第2ゲート電極端部 69,90 溝用絶縁膜 71,92 溝 72,93 埋込み導電膜 95 イオン 96 ウェル層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA01 AC04 AE07 AE08 AF04 5F083 EP03 EP18 EP23 EP24 EP28 EP35 EP48 EP65 EP70 ER02 ER09 ER11 ER22 ER30 GA01 GA05 GA21 JA04 JA06 JA35 JA39 JA53 JA60 KA08 PR40 ZA12 ZA21 5F101 BA01 BA45 BA54 BB03 BB05 BC11 BD14 BD22 BD36 BD37 BE02 BE05 BE07 BF02 BF03 BF05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に第1の拡散層と第2の
    拡散層がゲート電極を挟んで形成されその間がチャネル
    領域とされ、前記チャネル領域の前記半導体基板表面上
    に順に第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層が積層
    して形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板表面に第1の拡散層と第2の
    拡散層が第1の制御ゲート電極、ゲート電極および第2
    の制御ゲート電極をこの順に挟んで形成され、その間が
    チャネル領域とされ、前記第1の制御ゲート電極と半導
    体基板表面間および前記第2の制御ゲート電極と半導体
    基板表面間に順に第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶
    縁層が積層して形成され、前記ゲート電極と半導体基板
    表面間に第3の絶縁層が形成されていることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御ゲート電極、ゲート電極
    および第2の制御ゲート電極は全て電気接続されている
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御ゲート電極、ゲート電極
    および第2の制御ゲート電極は全て絶縁分離されている
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 半導体基板表面に第1の拡散層と第2の
    拡散層がゲート電極を挟んで形成されその間がチャネル
    領域とされ、前記チャネル領域であって前記第1の拡散
    層あるいは第2の拡散層に隣接する領域上に順に第1の
    絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層が形成され、前記チ
    ャネル領域であって前記第1の絶縁層、孤立物質体、第
    2の絶縁層の形成されていない領域に第3の絶縁層が形
    成され、前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層
    および第3の絶縁層が前記ゲート電極で被覆されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の絶縁層、第2の絶縁層はシリ
    コン酸化膜で構成され、前記孤立物質体は窒化シリコ
    ン、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiG
    e)あるいは高融点金属で構成されていることを特徴と
    する請求項1から請求項5のうち1つの請求項に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記孤立物質体が半球状、島状あるいは
    柱状の構造になっていることを特徴とする請求項6記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記孤立物質体が半球状の構造であり、
    その径が1nm〜10nmであり、前記孤立物質体の間
    隔が2nm〜5nmであることを特徴とする請求項7記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の不揮発性半導体記憶装置でもってメモリセルが構成さ
    れ、該メモリセルのワード線は前記ゲート電極に接続さ
    れており、前記第1の拡散層あるいは第2の拡散層で前
    記メモリセルのビット線が形成されていることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の絶縁層の単位面積当たりの
    容量値は前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層
    の積層する絶縁膜の単位面積当たりの容量値より大きい
    ことを特徴とする請求項2から請求項9のうち1つの請
    求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記ゲート電極、前記第1の制御ゲー
    ト電極あるいは第2の制御ゲート電極の端部は前記積層
    する絶縁膜を挟んで前記第1の拡散層あるいは第2の拡
    散層とオーバラップしていることを特徴とする請求項1
    から請求項10のうち1つの請求項に記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の拡散層あるいは第2の拡散
    層に近接し前記チャネル領域上に在る複数の前記孤立物
    質体に情報電荷の書き込み・消去領域が2箇所以上にわ
    たって形成されていることを特徴とする請求項1から請
    求項11のうち1つの請求項に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載の不揮発性半導体記憶装置における情報電荷の書き
    込み動作において、前記不揮発性半導体記憶装置のMI
    Sトランジスタ動作が飽和特性を示す状態にして、前記
    積層する絶縁膜である前記第1の絶縁層、孤立物質体、
    第2の絶縁層に電子を注入することを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置の動作方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載の不揮発性半導体記憶装置における情報電荷の書き
    込み動作において、前記第1の拡散層あるいは第2の拡
    散層に2種類以上の異なる電圧を印加し、前記第1の拡
    散層あるいは第2の拡散層に近接し前記チャネル領域上
    に在る複数の前記孤立物質体の異なる2箇所以上に電子
    を書き込むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の
    動作方法。
  15. 【請求項15】 請求項4に記載の不揮発性半導体記憶
    装置における情報電荷の読み出し動作において、前記第
    1の制御ゲート電極あるいは第2の制御ゲート電極の電
    圧を制御し、前記第1の拡散層に近接した電子捕獲領域
    の書き込み情報と前記第2の拡散層に近接した電子捕獲
    領域の書き込み情報とを分別して読み出すことを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
    物質体、第2の絶縁層および第1の導電膜をこの順に積
    層して形成する工程と、 前記第1の導電膜上に短冊状パターンのレジストマスク
    を形成し、前記レジストマスクをエッチングマスクにし
    て前記第1の導電膜をドライエッチングする工程と、 前記レジストマスクを用いたイオン注入により前記半導
    体基板表面に不純物を導入し第1の拡散層と第2の拡散
    層を形成する工程と、 前記レジストマスクを除去した後、前記ドライエッチン
    グで形成した短冊状パターンの第1の導電膜間であって
    前記前記第1の拡散層と第2の拡散層上に絶縁膜を形成
    する工程と、 前記絶縁膜および前記短冊状パターンの第1の導電膜に
    被着する第2の導電膜を形成する工程と、 前記第2の導電膜を加工し配線層を形成すると同時に前
    記短冊状パターンの第1の導電膜を加工する工程と、を
    含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 半導体基板表面に第3の絶縁層を形成
    し前記第3の絶縁層上に短冊状パターンのゲート電極を
    形成する工程と、 前記半導体基板上および前記短冊状パターンのゲート電
    極の側壁に第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層の
    積層する絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板上の一部および前記短冊状パターンのゲ
    ート電極の側壁に前記積層する絶縁膜を介してサイドウ
    ォール導電膜を形成する工程と、 前記サイドウォール導電膜を形成した後、前記短冊状パ
    ターンのゲート電極および前記サイドウォール導電膜を
    マスクにしたイオン注入により前記半導体基板表面に不
    純物を導入し第1の拡散層と第2の拡散層を形成する工
    程と、 前記第1の拡散層と第2の拡散層の上部に拡散層上絶縁
    膜を形成する工程と、前記サイドウォール導電膜および
    前記拡散層上絶縁膜に被着する導電膜を形成する工程
    と、 前記導電膜を加工し配線層を形成すると同時に前記サイ
    ドウォール導電膜を加工する工程と、を含むことを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
    物質体、第2の絶縁層および溝用絶縁膜をこの順に積層
    して形成する工程と、 前記溝用絶縁膜の所定の領域に溝を形成し該溝部に在る
    前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2の絶縁層を除去し
    て半導体基板表面を露出させる工程と、 前記露出した半導体基板表面に第3の絶縁層を形成した
    後、前記溝を充填する第1の導電膜を成膜する工程と、 前記第1の導電膜を化学機械研磨し不要部を除去して前
    記溝部にゲート電極を形成する工程と、 前記溝用絶縁膜を除去した後、前記ゲート電極および前
    記第2の絶縁層に被着する第2の導電膜を形成する工程
    と、 前記第2の導電膜をエッチバックし前記ゲート電極の側
    壁部に前記第2の導電膜から成るサイドウォール導電膜
    を形成する工程と、 前記ゲート電極および前記サイドウォール導電膜をマス
    クにしたイオン注入により前記半導体基板表面に不純物
    を導入し第1の拡散層と第2の拡散層を形成する工程
    と、を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法。
  19. 【請求項19】 半導体基板表面に第1の絶縁層、孤立
    物質体、第2の絶縁層および溝用絶縁膜をこの順に積層
    して形成する工程と、 前記溝用絶縁膜の所定の領域に短冊状パターンの溝を形
    成し該溝部に在る前記第1の絶縁層、孤立物質体、第2
    の絶縁層を除去して半導体基板表面を露出させる工程
    と、 前記露出した半導体基板表面に第3の絶縁層を形成した
    後、前記溝を充填する第1の導電膜を成膜する工程と、 前記第1の導電膜を化学機械研磨し不要部を除去して前
    記溝部に短冊状パターンのゲート電極を形成する工程
    と、 前記溝用絶縁膜を除去した後、前記短冊状パターンのゲ
    ート電極および前記第2の絶縁層に被着する第2の導電
    膜を形成する工程と、 前記短冊状パターンのゲート電極をマスクにしたイオン
    注入により前記半導体基板表面に不純物を導入し第1の
    拡散層と第2の拡散層を形成する工程と、 前記第2の導電膜を加工し配線層を形成すると同時に前
    記短冊状パターンのゲート電極を加工する工程と、を含
    むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第1の導電膜は不純物含有の多結
    晶シリコン膜であり前記第2の導電膜は高融点金属のポ
    リサイド膜であることを特徴とする請求項16から請求
    項19のうち1つの請求項に記載の不揮発性半導体記憶
    装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の絶縁層と前記溝用絶縁膜と
    の間にシリコン層を形成することを特徴とする請求項1
    8から請求項20のうち1つの請求項に記載の不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の絶縁層、第2の絶縁層はシ
    リコン酸化膜で形成し、前記孤立物質体は窒化シリコ
    ン、シリコン、シリコンゲルマニウムあるいは高融点金
    属で形成することを特徴とする請求項16から請求項2
    1のうち1つの請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記孤立物質体を半球状、島状あるい
    は柱状の構造に形成することを特徴とする請求項22記
    載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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