JP4640918B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、1セル当たり2ビット以上の情報を記憶できる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
近時、不揮発性半導体記憶装置(以下、不揮発性メモリともいう)の高集積化を図るために、1つのセルに2ビットの情報を記憶できる不揮発性メモリが開発されている(例えば、非特許文献1参照。)。図15は非特許文献1に記載された従来の不揮発性メモリを示す断面図である。図15に示すように、この不揮発性メモリは、シリコン基板101の表面に形成されたメモリセル102により構成されている。
メモリセル102においては、シリコン基板101の表面にソース・ドレイン領域106が形成されており、シリコン基板101上におけるソース・ドレイン領域106間の領域の直上域にはゲート絶縁膜103が設けられている。ゲート絶縁膜103上にはワード線であるコントロールゲート104が設けられており、コントロールゲート104の上面にはシリサイド層105が形成されている。また、コントロールゲート104の両側方にはメモリゲート108が設けられており、コントロールゲート104とメモリゲート108との間及びメモリゲート108とシリコン基板101との間にはONO膜(Oxide Nitride Oxide film:酸化物−窒化物−酸化物膜)107が設けられている。更に、ソース・ドレイン領域106はコンタクト(図示せず)を介して、上層のビット線(図示せず)に接続されている。
このような不揮発性メモリにおいては、ONO膜107中の窒化膜の電荷状態を選択することにより、即ち、この窒化膜に電子を蓄積するか否かにより、2値の情報を記憶することができる。そして、コントロールゲート104の両側においてONO膜107の電荷状態を相互に独立して制御することにより、1つのメモリセル102に2ビットの情報を記憶することができる。なお、メモリゲート108はONO膜107の窒化膜に対する電子の注入及び引き出し並びに読み出しを容易にするために設けられている。
しかしながら、この従来の不揮発性メモリには、以下に示すような問題点がある。即ち、この不揮発性メモリにおいては、コントロールゲート104とメモリゲート108とが電気的に分離されており、コントロールゲート104とメモリゲート108とを相互に独立して制御する必要があるため、不揮発性メモリの制御回路が複雑になり、大型化する。また、メモリゲート108の上面にはシリサイドが形成されていないため、メモリゲート108は抵抗が高く、高速動作には不向きである。このため、上層配線層に金属配線(図示せず)を設け、例えば数十個のメモリセル102毎に、メモリゲート108を前記金属配線に接続するコンタクト(図示せず)を設け、全体の配線抵抗を低減している。このため、不揮発性メモリのレイアウト面積が増大してしまう。
このような問題点を解決するために、メモリゲートをコントロールゲートに接続した不揮発性メモリが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図16は特許文献1に記載された従来の不揮発性メモリを示す断面図である。図16に示すように、この従来の不揮発性メモリは、p型半導体基板111の表面に形成されたメモリセルにより構成されている。このメモリセルにおいては、p型半導体基板111の表面に、n型拡散層120及びn型拡散層121からなるソース・ドレイン領域が形成されており、ソース・ドレイン領域間の領域の直上域には、ゲート絶縁膜112及びコントロールゲート113が形成されている。そして、コントロールゲート113の側方及びn型拡散層120の上方には、電荷蓄積層114が形成されている。電荷蓄積層114は第1酸化膜115、窒化膜116、第2酸化膜117がこの順に積層されたONO膜であり、窒化膜116に電子が蓄積される。そして、電荷蓄積層114上にはメモリ電極118が設けられており、その側方にはサイドウォール119が設けられている。なお、メモリ電極118の上端部の位置は、電荷蓄積層114の上端部の位置と同じ高さである。そして、この不揮発性メモリにおいては、コントロールゲート113、電荷蓄積層114及びメモリゲート118の上面にシリサイド122が形成されている。
図16に示す不揮発性メモリにおいては、メモリゲート118がシリサイド122を介してコントロールゲート113に接続されているため、コントロールゲート113及びメモリゲート118を共通の制御回路により駆動することができる。また、メモリゲート118の配線抵抗を低減するための上層配線及びコンタクトも不要である。この結果、不揮発性メモリのレイアウト面積を低減することができる。
Tomoko Ogura et. al., "Embedded Twin MONOS Flash Memories with 4ns and 15ns Fast Access Times", 2003 Symposium on VLSI Circuits, Digest of Technical Papers, pp.207-210 特開2001−156188号公報
しかしながら、上述の従来の技術には、以下に示すような問題点がある。図16に示す従来の不揮発性メモリにおいては、メモリゲート118をコントロールゲート113に接続するシリサイド122を電荷蓄積層114上にブリッジングして形成している。しかし、電荷蓄積層114は絶縁層であり、絶縁層上にコバルト(Co)、ニッケル(Ni)及びパラジウム(Pd)等のシリコン(Si)と反応させたときに拡散種となる金属、即ち、自らが移動してシリコン中に拡散してしまう金属によりシリサイドを形成しようとしても、Co、Ni及びPd等の原子がシリコン中に拡散してしまうため、シリサイドを形成することができない。即ち、電荷蓄積層114上にCo、Ni、Pd等からなる金属層をスパッタリングにより形成し、この金属層をメモリゲート118及びコントロールゲート113に含まれるシリコンと反応させてシリサイド122を形成しようとしても、金属層を形成するCo、Ni、Pd等の原子が、メモリゲート118及びコントロールゲート113中に拡散するか、未反応のまま電荷蓄積層114上に残留してしまい、シリサイド122を形成することができない。
一方、チタン(Ti)は、シリコンと反応させたときに、Siが拡散種となり、自らはほとんど移動しない元素である。このため、電荷蓄積層114上にTi層を形成してシリサイドを形成すれば、このTi層中にメモリゲート118及びコントロールゲート113からシリコン原子が拡散してくるため、せり上がり現象により、電荷蓄積層114上にシリサイド層を形成できる場合もある。しかし、シリサイド層がうまく形成できない場合もあり、確実性が低い。また、図16に示す不揮発性メモリにおいては、メモリゲート118をコントロールゲート113にブリッジングされたシリサイドによってのみ接続しているため、接続信頼性が低い。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、制御回路を簡略化でき、接続信頼性が高く、微細化が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたコントロールゲート電極と、前記コントロールゲート電極の側面上に形成された側面絶縁膜と、前記側面絶縁膜の側面上に形成され前記側面絶縁膜よりも高いメモリゲート電極と、前記メモリゲート電極と前記半導体基板との間に形成された電荷蓄積層と、前記メモリゲート電極と前記コントロールゲート電極とを相互に電気的に接続するシリサイド層と、を有する不揮発性半導体記憶装置において、
前記メモリゲート電極の上部及び側面を覆い、かつ前記側面絶縁膜の上端部及び前記側面絶縁膜に隣接する前記コントロールゲート電極の上面に接するようにシリコンを含む導電体層が設けられ、
前記シリサイド層は、前記コントロールゲート電極の上面上に形成された部分と、前記メモリゲート電極の上部及び側面を覆うように形成された前記シリコンを含む導電体層の側面及び上面に形成された部分と、が連続して一体となるよう、前記シリコンを含む導電体層の表面及び前記コントロールゲート電極の上面をシリサイド化することにより形成されている、ことを特徴とする。
本発明においては、メモリゲート電極とコントロール電極とを相互に電気的に接続するシリサイド層が形成されているため、メモリゲート電極及びコントロール電極を共通の制御回路により駆動することができる。
また、前記シリサイド層がシリコンとのシリサイド化反応時に拡散種となる金属を含んでいてもよく、この拡散種となる金属が、Ni、Co及びPdからなる群から選択された1種又は2種以上の金属であってもよい。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1の導電体層を形成する工程と、前記第1の導電体層上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第1乃至第3の絶縁膜及び第1の導電体層をエッチングして前記半導体基板を露出させ、前記第1乃至第3の絶縁膜及び第1の導電体層からなる構造体を選択的に残存させる工程と、前記構造体の上面及び側面を覆うように第4の絶縁膜を形成する工程と、前記第4の絶縁膜上を覆うように第2の導電体層を形成する工程と、前記第2の導電体層及び第4の絶縁膜をエッチングして前記半導体基板を露出させると共に前記第3の絶縁膜を露出させ、前記第2の導電体層を前記構造体の側面に形成された第4の絶縁膜の上に残存させる工程と、前記露出した第3の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をエッチングし、前記第1の導電体層を露出させる工程と、前記第1及び第2の導電体層並びに前記第4の絶縁膜上に前記第2の導電体層の上部及び側面を覆い、かつ前記第4の絶縁膜の上端部及び前記第4の絶縁膜に隣接する前記第1の導電体層の上面に接するようにシリコンを含む第3の導電体層を形成する工程と、前記第3の導電体層上に金属層を形成する工程と、前記金属層及び前記第3の導電体層をシリサイド化反応させてシリサイド層を形成する工程と、を有し、前記シリサイド層は、前記第1の導電体層の上面上に形成された部分と、前記第2の導電体層の上部及び側面を覆うように形成された前記第3の導電体層の側面及び上面に形成された部分と、が連続して一体となるよう、前記第3の導電体層の表面及び前記第1の導電体層の上面をシリサイド化することにより形成される、ことを特徴とする。
本発明においては、第1及び第2の導電体層並びに第4の絶縁膜上にシリコンを含む第3の導電体層を形成し、この第3の導電体層上に金属層を形成し、この金属層とシリコンとをシリサイド反応させてシリサイド層を形成している。これにより、微細な不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。また、シリサイド層により、第1の導電体層からなるコントロールゲート電極が第2の導電体層からなるメモリゲート電極に接続されているため、コントロールゲート電極及びメモリゲート電極を共通の制御回路により駆動することができる。
本発明においては、第1及び第2の導電体層並びに第4の絶縁膜上にシリコンを含む第3の導電体層を形成し、この第3の導電体層をシリサイド化してシリサイド層を形成しているため、接続信頼性を向上させることができる。また、メモリゲート電極がコントロールゲート電極に接続されているため、制御回路を簡略化することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(不揮発性メモリ)においては、例えばp型のシリコン基板1が設けられており、このシリコン基板1の表面に、複数のn型のMOSトランジスタがマトリクス状に配列されており、各MOSトランジスタが夫々メモリセル2を構成している。これにより、本実施形態に係る不揮発性メモリにおいては、複数のメモリセル2がマトリクス状に配列されている。
メモリセル2においては、シリコン基板1の表面に素子分離領域(図示せず)及びPウエル(図示せず)が形成されており、このPウエルの表面に、ソース・ドレイン領域としてn型の拡散層3が形成されており、シリコン基板1上における拡散層3間の領域、即ちチャネル領域4の直上域の一部には、ゲート絶縁膜5が設けられている。また、ゲート絶縁膜5上にはワード線を兼ねるコントロールゲート6が設けられている。更に、ゲート絶縁膜5及びコントロールゲート6の側面上並びにチャネル領域4の上面上におけるゲート絶縁膜5が設けられていない領域には、電荷蓄積層としてのONO膜7が設けられている。即ち、ONO膜7はコントロールゲート6の両側方に夫々設けられている。ONO膜7はシリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜がこの順に積層された3層膜である。なお、シリコン窒化膜はシリコン酸化膜よりも誘電率が高い。
更にまた、コントロールゲート6との間でONO膜7を挟む位置には、メモリゲート8が設けられている。従って、メモリゲート8もコントロールゲート6の両側方に夫々設けられている。これにより、ONO膜7は、メモリゲート8とシリコン基板1との間、及びメモリゲート8とコントロールゲート6との間に配置されている。ONO膜7におけるコントロールゲート6とメモリゲート8との間に挟まれた部分、即ち、コントロールゲート6の側面上に形成された部分が、側面絶縁膜である。そして、メモリゲート8の上端部の位置は、ONO膜7の上端部の位置よりも高くなっている。
また、メモリゲート8の上部を覆い、ONO膜7の上端部及びコントロールゲート6の上面における両側部に接するように、ポリシリコン層9が設けられている。即ち、ポリシリコン層9は、コントロールゲート6、ONO膜7及びメモリゲート8上に配置されている。そして、ポリシリコン層9及びコントロールゲート6の上面には、シリサイド層10が形成されている。即ち、ポリシリコン層9は、メモリゲート8とシリサイド層10との間に配置されている。これにより、ポリシリコン層9及びシリサイド層10により、メモリゲート8がコントロールゲート6に接続されている。シリサイド層10は拡散種となる金属とシリコンとのシリサイド反応により形成されたシリサイドからなり、例えば、Co、Ni及びPdのうち少なくとも一種を含むシリサイドからなり、例えばニッケルシリサイド、コバルトシリサイド又はパラジウムシリサイドからなる。シリサイド層10は、コントロールゲート6の上面上に形成された部分、即ち、シリコン基板1の表面に平行な部分と、メモリゲート8の側面上に形成されたポリシリコン層9の側面上に設けられた部分、即ち、シリコン基板1の表面に垂直な部分とを備えている。
また、拡散層3上には、コンタクト11が設けられており、このコンタクト11上には、第1配線12が設けられており、ソース・ドレイン層3はコンタクト11を介して第1配線12に接続されている。なお、シリコン基板1上におけるメモリセル2、コンタクト11及び第1配線12以外の部分は、層間絶縁膜13により埋め込まれている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る不揮発性メモリの動作について説明する。この不揮発性メモリにおいては、ONO膜7の窒化膜に電子を蓄積するか否かにより窒化膜の電荷状態を選択し、2値の情報を記憶するようになっている。このとき、コントロールゲート6から見て、一方の側のメモリゲート8の下に配置されたONO膜7と、他方の側のメモリゲート8の下に配置されたONO膜7とに対して、相互に独立して電子を注入/引き出しすることにより、1つのN型MOSトランジスタからなるメモリセル2に、夫々2ビットの情報を記憶する。
情報を書込むときには、選択されたメモリセル2において、コントロールゲート6及びメモリゲート8に例えば約5Vの正電位を印加し、書込みを行うONO膜7側(以下、選択側という)の拡散層3に例えば約5Vの正電位を印加し、書込みを行わないONO膜7側(以下、非選択側という)の拡散層3に接地電位を印加する。これにより、チャネル領域4において、キャリアである電子が選択側に加速されてCHE(Channel Hot Electron:チャネル熱電子)となり、選択側のONO膜7の窒化膜に注入される。これにより、この窒化膜が負電荷を帯び、情報が書込まれる。
また、書込んだ情報を消去するときには、コントロールゲート6及びメモリゲート8に例えば約−5Vの負電位を印加し、選択側の拡散層3に例えば約5Vの正電位を印加し、非選択側の拡散層3に接地電位を印加する。これにより、バンド間トンネルによって発生したホールの一部が、空乏層の電界をチャネル方向に移動しながらエネルギー得てホットになり、その一部が選択側のONO膜7に注入され、このONO膜7の窒化膜に蓄積されている電子と結合して電荷を消滅させる。これにより、情報が消去される。
更に、情報を読み出すときは、コントロールゲート6及びメモリゲート8に例えば約3Vの正電位を印加し、非選択側の拡散層3に例えば約1.5Vの正電位を印加した状態で、メモリセル2のしきい値を検出する。これにより、非選択側のONO膜7に負電荷が蓄積されていても、シリコン基板1における非選択側のONO膜7の直下域に、拡散層3からの空乏層が伸びてくるため、非選択側のONO膜7に蓄積された電荷の影響を抑制して、選択側のONO膜7の電荷状態を検出することができる。即ち、選択側のONO膜7に負電荷が蓄積されていれば、負電荷が蓄積されていない場合よりも、しきい値が増加する。これにより、選択側のONO膜7に書込まれた情報を読み出すことができる。
本実施形態においては、ポリシリコン層9及びシリサイド層10により、メモリゲート8がコントロールゲート6に接続されているため、コントロールゲート6及びメモリゲート8を共通の制御回路により駆動することができる。即ち、制御回路を簡略化することができる。また、メモリゲート8の配線抵抗を低減するための上層配線及びコンタクトも不要である。このため、不揮発性メモリのレイアウト面積を低減することができる。
また、ポリシリコン層9及びシリサイド層10により、メモリゲート8をコントロールゲート6に接続しているため、メモリゲート8とコントロールゲート10との間の接続信頼性が高い。
更に、ポリシリコン層9の表面にシリサイド層10を形成しているため、シリサイド層10をニッケルシリサイド、コバルトシリサイド又はパラジウムシリサイドとすることができる。これにより、チタンシリサイドを形成する場合と比較して、メモリセル2を微細化することができ、不揮発性メモリを微細化できる。この結果、この不揮発性メモリを、微細なトランジスタを使用するロジック用の集積回路と混載することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す断面図である。図2に示すように、本実施形態に係る不揮発性メモリは、前述の第1の実施形態と比較して、ポリシリコン層9(図1参照)の表面にシリサイド層10が厚く形成されており、結果的にポリシリコン層9が消滅している点が異なっている。本実施形態における上記以外の構成及び動作は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、シリサイド層10を厚く形成しているためにポリシリコン層9が消滅しているが、その分、シリサイド層10が厚くなっているため、前述の第1の実施形態と比較して、コントロールゲート6とメモリゲート8との間の導電性及び接続信頼性が低下することはない。従って、本実施形態の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の第1及び第2の実施形態において、電荷蓄積層として、ONO膜7の替わりに、絶縁膜に導電性の微粒子(量子ドット)を埋め込んだ膜を使用してもよい。また、電荷蓄積層として、ONO膜7の替わりに、シリコン酸化膜、高誘電率膜、シリコン酸化膜がこの順に積層された3層膜を使用してもよい。高誘電率膜とは、例えば、酸化ハフニウム(HfO)からなる膜、及びアルミナ(Al)からなる膜等である。更に、前述の第1の実施形態と第2の実施形態との中間の状態も本発明に含まれる。即ち、ポリシリコン層9はメモリゲート8の側面上にのみ残留していてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法である。図3乃至図13は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法をその工程順に示す断面図であり、各図の(a)はコントロールゲートの幅方向、即ち、ワード線が延びる方向に直交する断面を示し、各図の(b)乃至(d)はコントロールゲートの幅方向に平行な断面を示し、(b)は(a)に示すA−A’線による断面、即ち、メモリゲートを含む断面を示し、(c)は(a)に示すB−B’線による断面、即ち、コントロールゲートを含む断面を示し、(d)は(a)に示すC−C’線による断面、即ち、拡散層を含む断面を示す。
先ず、図3(a)乃至(d)に示すように、例えばp型のシリコン基板1の表面に、既知の方法により、素子分離領域15を形成し、シリコン基板1の表面における素子分離領域15により区画された領域に、Pウエル(図示せず)を形成する。
次に、図4(a)乃至(d)に示すように、シリコン基板1の表面の全面にシリコン酸化膜16を形成し、その上にポリシリコン層17を成長させる。そして、ポリシリコン層17上にシリコン酸化膜18を形成し、その後、シリコン窒化膜19を形成する。
次に、図5(a)乃至(d)に示すように、シリコン窒化膜19、シリコン酸化膜18、ポリシリコン層17及びシリコン酸化膜16を4層まとめてエッチングして選択的に除去し、パターニングする。このとき、コントロールゲートを形成する予定の領域において4層を残留させ、それ以外の領域において4層を除去する。この結果、シリコン酸化膜16、ポリシリコン層17、シリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜19からなる積層体(構造体)20が形成される。そして、パターニングされたシリコン酸化膜16がゲート酸化膜5となり、パターニングされたポリシリコン層17がコントロールゲート6となる。
次に、図6(a)乃至(d)に示すように、全面にシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜をこの順に成膜し、電荷蓄積層としてのONO膜7を形成する。その後、ONO膜7上にポリシリコン層21を形成する。
次に、図7(a)乃至(d)に示すように、シリコン基板1の一部が露出するまでエッチバックを行い、シリコン窒化膜19上に形成されたONO膜7及びポリシリコン層21(図6(a)参照)を除去し、積層体20の側面上のみにONO膜7及びポリシリコン層21を残留させる。これにより、残留したポリシリコン層21がメモリゲート8となる。そして、この段階ではONO膜7は、メモリゲート8と積層体20との間、及びメモリゲート8とシリコン基板1との間に残留する。なお、エッチバックの前にマスクを用いてエッチングを行い、不要なポリシリコン層21を除去しておいてもよい。
次に、図8(a)乃至(d)に示すように、積層体20、ONO膜7及びメモリゲート8をマスクとして、例えば砒素(As)等のn型不純物を注入し、シリコン基板1の表面における積層体20、ONO膜7及びメモリゲート8の直下域、並びに素子分離領域を除く領域に、n型の拡散層3を形成する。この拡散層3がMOSトランジスタのソース・ドレイン領域となり、シリコン基板1の表面における拡散層3間の領域がチャネル領域4となる。その後、積層体20、ONO膜7及びメモリゲート8を埋め込むように、シリコン基板1上にシリコン酸化膜22を形成する。
次に、図9(a)乃至(d)に示すように、シリコン酸化膜22のエッチバックを行う。このとき、シリコン窒化膜19及びONO膜7の上部も除去される。この結果、シリコン窒化膜19及びONO膜7の上端部の位置は、メモリゲート8の上端部の位置よりも低くなる。なお、拡散層3の幅が広い場合には、エッチバックを行う前にCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)を行い、シリコン酸化膜22の上部を除去しておいてもよい。
次に、図10(a)乃至(d)に示すように、シリコン窒化膜19をウェットエッチングして除去し、その後、シリコン酸化膜18をウェットエッチングして除去する。
次に、図11(a)乃至(d)に示すように、コントロールゲート6、ONO膜7、メモリゲート8及びシリコン酸化膜22上の全面にポリシリコン層23を成長させる。なお、このとき、ポリシリコン層23の替わりにアモルファスシリコン層を成長させてもよい。
次に、図12(a)乃至(d)に示すように、ポリシリコン層23(図11(a)参照)をエッチバックし、メモリゲート8に接する部分、及びコントロールゲート6上における両側部、即ち、ONO膜7に隣接する領域のみにポリシリコン層23を残留させ、上記以外の領域におけるポリシリコン層23を除去する。これにより、残留したポリシリコン層23により、メモリゲート8、ONO膜7及びコントロールゲート6を相互に接続するポリシリコン層9が形成される。
次に、図13(a)乃至(d)に示すように、スパッタリングにより全面にCo層(図示せず)を成膜し、その後熱処理を行ってCo層とポリシリコン層9とを反応させる。これにより、Co層のCo原子がシリコン層9中及びコントロールゲート6中に拡散して、ポリシリコン層9及びコントロールゲート6の表面にコバルトシリサイドからなるシリサイド層10が形成される。なお、コバルトシリサイドを形成する替わりに、Niをスパッタリングしてニッケルシリサイドからなるシリサイド層を形成してもよく、Pdをスパッタリングしてパラジウムシリサイドからなるシリサイド層を形成してもよい。また、Co、Ni、Pd以外でも、シリコンとの反応時に拡散層となる金属、即ち、自らが移動してシリコン中に拡散する金属をスパッタリングして、シリサイドを形成してもよい。これにより、メモリセル2が形成される。
次に、図1に示すように、既知の方法により、MOSトランジスタを埋め込むように、層間絶縁膜13を形成する。その後、層間絶縁膜13中に拡散層3に接続されるようにコンタクト11を形成し、コンタクト11に接続されるように第1配線12を形成する。これにより、不揮発性メモリが製造される。
本実施形態においては、図11(a)乃至(d)及び図12(a)乃至(d)に示す工程において、メモリゲート8、ONO膜7及びコントロールゲート6を相互に接続するように、ポリシリコン膜9を形成し、このポリシリコン膜9の表面にシリサイド層10を形成しているため、シリサイド層10をニッケルシリサイド、コバルトシリサイド又はパラジウムシリサイドにより形成することができる。これにより、シリサイド層10をチタンシリサイドにより形成する場合と比較して、メモリセル2を微細化することができ、微細な不揮発性メモリを製造することができる。このような微細な不揮発性メモリは、微細なトランジスタを含むロジック用の集積回路と混載することができる。
また、本実施形態に係る製造方法おいて製造される不揮発性メモリは、ポリシリコン層9及びシリサイド層10により、メモリゲート8がコントロールゲート6に接続されているため、コントロールゲート6及びメモリゲート8を共通の制御回路により駆動することができる。また、メモリゲート8の配線抵抗を低減するための上層配線を形成する必要もない。この結果、レイアウト面積が小さい不揮発性メモリを製造することができる。
更に、上述の不揮発性メモリは、ポリシリコン層9及びシリサイド層10により、メモリゲート8をコントロールゲート6に接続しているため、メモリゲート8とコントロールゲート10との間の接続信頼性が高い。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法である。図14(a)乃至(d)は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、(a)はコントロールゲートの幅方向、即ち、ワード線が延びる方向に直交する断面を示し、(b)は(a)に示すA−A’線による断面、即ち、メモリゲートを含む断面を示し、(c)は(a)に示すB−B’線による断面、即ち、コントロールゲートを含む断面を示し、(d)は(a)に示すC−C’線による断面、即ち、拡散層を含む断面を示す。
先ず、前述の第3の実施形態における図3(a)〜(d)乃至図12(a)〜(d)に示す方法により、p型のシリコン基板1の表面にn型の拡散層3が形成され、拡散層3間の領域上にゲート絶縁膜5及びコントロールゲート6が形成され、ゲート絶縁膜5及びコントロールゲート6の両側方にONO膜7及びメモリゲート8が形成され、メモリゲート8の上部を覆い、コントロールゲート6の両側部に接するポリシリコン層9が形成された構造体を作製する。
次に、図14(a)乃至(d)に示すように、スパッタリング法によりCo層(図示せず)を成膜し、その後熱処理を行ってCo層とポリシリコン層9(図12(a)参照)とを反応させて、コバルトシリサイドからなるシリサイド層10を形成する。このとき、ポリシリコン層9はその全体がシリサイド化してシリサイド層10となり、ポリシリコン層9は消滅する。更にメモリゲート8の一部がシリサイド化されてもよい。本実施形態における上記以外の製造方法及びその効果は、前述の第3の実施形態と同様である。
なお、前述の第3及び第4の実施形態においては、図6(a)乃至(d)に示す工程において、電荷蓄積層として、ONO膜7の替わりに、絶縁膜に導電性の微粒子(量子ドット)を埋め込んだ膜を形成してもよい。また、電荷蓄積層として、ONO膜7の替わりに、シリコン酸化膜、高誘電率膜、シリコン酸化膜がこの順に積層された3層膜を形成してもよい。高誘電率膜は、例えば、酸化ハフニウム(HfO)又はアルミナ(Al)により形成することができる。更に、図12(a)乃至(d)に示す工程において、メモリゲート8の上面上にはポリシリコン層9を残留させなくてもよい。更にまた、図13(a)乃至(d)又は図14(a)乃至(d)に示す工程において、ポリシリコン層9をシリサイド化した後に、ポリシリコン層9をメモリゲート8の側面上にのみ残留させてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す断面図である。 (a)乃至(d)は本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、(a)はコントロールゲートの幅方向、即ち、ワード線が延びる方向に直交する断面を示し、(b)乃至(d)はコントロールゲートの幅方向に平行な断面を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図3の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図4の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図5の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図6の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図7の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図8の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図9の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図10の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図11の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図12の次の工程を示す。 (a)乃至(d)は本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図であり、図12の次の工程を示す。 非特許文献1に記載された従来の不揮発性メモリを示す断面図である。 特許文献1に記載された従来の不揮発性メモリを示す断面図である。
符号の説明
1;シリコン基板
2;メモリセル
3;拡散層
4;チャネル領域
5;ゲート絶縁膜
6;コントロールゲート
7;ONO膜
8;メモリゲート
9、17、21、23;ポリシリコン層
10;シリサイド層
11;コンタクト
12;第1配線
13;層間絶縁膜
15;素子分離領域
16、18、22;シリコン酸化膜
19;シリコン窒化膜
20;積層体
101;シリコン基板
102;メモリセル
103;ゲート絶縁膜
104;コントロールゲート
105;シリサイド層
106;ソース・ドレイン領域
107;ONO膜
108;メモリゲート
111;p型半導体基板
120;n型拡散層
121;n型拡散層
112;ゲート絶縁膜
113;コントロールゲート
114;電荷蓄積層
115;第1酸化膜
116;窒化膜
117;第2酸化膜
118;メモリ電極
119;サイドウォール
122;シリサイド

Claims (11)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたコントロールゲート電極と、前記コントロールゲート電極の側面上に形成された側面絶縁膜と、前記側面絶縁膜の側面上に形成され前記側面絶縁膜よりも高いメモリゲート電極と、前記メモリゲート電極と前記半導体基板との間に形成された電荷蓄積層と、前記メモリゲート電極と前記コントロールゲート電極とを相互に電気的に接続するシリサイド層と、を有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリゲート電極の上部及び側面を覆い、かつ前記側面絶縁膜の上端部及び前記側面絶縁膜に隣接する前記コントロールゲート電極の上面に接するようにシリコンを含む導電体層が設けられ、
    前記シリサイド層は、前記コントロールゲート電極の上面上に形成された部分と、前記メモリゲート電極の上部及び側面を覆うように形成された前記シリコンを含む導電体層の側面及び上面に形成された部分と、が連続して一体となるよう、前記シリコンを含む導電体層の表面及び前記コントロールゲート電極の上面をシリサイド化することにより形成されている、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記コントロールゲート電極が前記側面絶縁膜よりも低い位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 記シリサイド層がシリコンとのシリサイド化反応時に拡散種となる金属を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記拡散種となる金属が、Ni、Co及びPdからなる群から選択された1種又は2種以上の金属であることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記電荷蓄積層が、第1のシリコン酸化膜、シリコン酸化膜よりも誘電率が高い第1の高誘電率膜、第2のシリコン酸化膜がこの順に積層された3層膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記電荷蓄積層が、絶縁膜中に導電性の粒子が埋め込まれたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1の導電体層を形成する工程と、前記第1の導電体層上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第1乃至第3の絶縁膜及び第1の導電体層をエッチングして前記半導体基板を露出させ、前記第1乃至第3の絶縁膜及び第1の導電体層からなる構造体を選択的に残存させる工程と、前記構造体の上面及び側面を覆うように第4の絶縁膜を形成する工程と、前記第4の絶縁膜上を覆うように第2の導電体層を形成する工程と、前記第2の導電体層及び第4の絶縁膜をエッチングして前記半導体基板を露出させると共に前記第3の絶縁膜を露出させ、前記第2の導電体層を前記構造体の側面に形成された第4の絶縁膜の上に残存させる工程と、前記露出した第3の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をエッチングし、前記第1の導電体層を露出させる工程と、前記第1及び第2の導電体層並びに前記第4の絶縁膜上に前記第2の導電体層の上部及び側面を覆い、かつ前記第4の絶縁膜の上端部及び前記第4の絶縁膜に隣接する前記第1の導電体層の上面に接するようにシリコンを含む第3の導電体層を形成する工程と、前記第3の導電体層上に金属層を形成する工程と、前記金属層及び前記第3の導電体層をシリサイド化反応させてシリサイド層を形成する工程と、を有し、前記シリサイド層は、前記第1の導電体層の上面上に形成された部分と、前記第2の導電体層の上部及び側面を覆うように形成された前記第3の導電体層の側面及び上面に形成された部分と、が連続して一体となるよう、前記第3の導電体層の表面及び前記第1の導電体層の上面をシリサイド化することにより形成される、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記第2の導電体層及び第4の絶縁膜をエッチングする工程の後に、前記構造体、第4の絶縁膜及び前記第2の導電体層をマスクとして不純物を注入する工程を有することを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 前記第2の導電体層及び第4の絶縁膜をエッチングする工程の後に、全面に第5の絶縁膜を形成し、形成された前記第5の絶縁膜をエッチングする工程を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記第4の絶縁膜を形成する工程は、第1のシリコン酸化膜、シリコン酸化膜よりも誘電率が高い第1の高誘電率膜、第2のシリコン酸化膜がこの順に積層された3層膜を形成する工程であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記第4の絶縁膜を形成する工程は、内部に導電性の粒子が埋め込まれた絶縁膜を形成する工程であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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