JP5351274B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
NANDフラッシュメモリに使われるメモリセル・トランジスタは、世代とともに微細化が進んでいる。しかし、トランジスタのゲート長の微細化の進展に対して絶縁膜の薄膜化が遅れているために、微細化したメモリセル・トランジスタを用いてデータの書き込み/消去および読み出しを行う際の特性に問題が生じる。
つまり、メモリセル・トランジスタの読み出し時におけるショートチャネル効果と、NAND列の書き込み時における非選択メモリセルの誤書き込みの相反関係が生じてしまう。ここで、「ショートチャネル効果」とは、MIS型トランジスタのゲート長が小さくなると、ゲート電極がチャネル領域を制御できなくなり、明瞭なトランジスタのON,OFF特性が得られなくなることを言う。ショートチャネル効果を抑制するためには、トランジスタの基板不純物濃度を上げる必要がある。しかし、基板不純物濃度を増加させると、書き込み時の非選択メモリセルでチャネル電位が上がりにくくなる。その場合には、非選択セルの絶縁膜に大きな電界がかかることになり、誤書き込みが起こりやすくなる。
一方、トランジスタの基板不純物濃度を減少させると誤書き込みは減少するが、読み出し時にショートチャネル効果が顕著に現れる。以上のように、ショートチャネル効果抑制と誤書き込み抑制を両立できないという相反関係が存在し、それはゲート長が微細化すればするほど深刻になる。
また、とりわけ電荷蓄積層に絶縁膜(シリコン窒化膜)を使うMONOS型メモリセルに関するものであるが、MONOSメモリで書き込み/消去を繰り返すと電荷注入を行う側の基板界面に欠陥が発生し、メモリセルのトランジスタのId−Vg特性(伝達特性)が劣化するという問題がある。ここで、電荷蓄積層とは、一般に、浮遊ゲート電極のような導電性の層、ナノドットメモリのように離散的な導電性の層、もしくはMONOS(metal−oxide−nitride−oxide−silicon)におけるシリコン窒化膜のようなトラップを含む絶縁膜層などのことを言う。
なお、公知の技術としては、この劣化を回避するためにpチャネルのMONOSトランジスタを形成し、ゲート電極側からキャリアを注入して書き込み/消去を行い、それとは反対側の基板側界面のチャネルでデータを読み出す方法がある。
特許文献1に記載の発明では電荷注入とデータ読み出しを行う領域が異なるが、電荷注入を行うためのゲート電極はドーパント不純物濃度の高い多結晶シリコン、もしくは金属で形成されている。すなわち、ゲート側にチャネル領域を持つトランジスタが形成されているわけではない。したがって、選択ゲート・トランジスタによる電荷供給の制御によって、データ読み出し時にはゲート側に反転層を形成するが、書き込み時の非選択セルではゲート側に空乏層を形成する(反転層は形成しない)など、ゲート側の空乏層に関する制御を行うことは不可能である。そのため、この特許文献1に記載の発明では、基板側にのみ存在する空乏層が、書き込み時の非選択セルにおける空乏層の伸張と、読み出し時の空乏層幅の縮小によるショートチャネル効果の抑制という二つの役割を受け持たなければならないという欠点がある。この矛盾点はメモリセルの微細化に伴ってますます顕在化してしまう。
米国特許出願公開第2007/0029625号明細書
そこで、本発明の目的は、メモリセルにおけるショートチャネル効果の抑制と誤書き込みの防止の両方を実現することができ、さらに、MONOS型メモリセルにおいては、界面欠陥による特性劣化を回避することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発性メモリセルを配置して構成される不揮発性半導体記憶装置であって、前記不揮発性メモリセルは、第1の半導体層に離間して形成された第1のソース・ドレイン領域と、前記第1のソース領域と前記第1のドレイン領域との間に形成された第1のチャネル領域と、前記第1のソース領域と前記第1のドレイン領域との間の前記第1の半導体層上に形成されたブロック絶縁膜と、前記ブロック絶縁膜上に形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜上に形成された第2の半導体層内に形成された第2のチャネル領域と、
前記第2の半導体層内に形成され、前記第2のチャネル領域を挟んで対向するように形成された第2のソース・ドレイン領域と、を備え、前記第1のチャネル領域のドーパント不純物濃度が前記第2のチャネル領域のドーパント不純物濃度よりも高いことを特徴とする。
なお、トンネル絶縁膜とは、高電界を印加することで電荷を通過させ、電荷蓄積層に電荷を導く目的で導入する絶縁膜である。また、ブロック絶縁膜とは、メモリセルを通過しようとする電流を遮断する目的で導入する絶縁膜であり、高電界領域でトンネル絶縁膜よりも電流が流れにくい絶縁膜のことを言う。ブロック絶縁膜はトンネル絶縁膜よりも大きな容量を持つのが通常である。なぜならば、ブロック絶縁膜の容量を大きくすればトンネル絶縁膜にかかる電圧の割合が大きくなるからである。ブロック絶縁膜の容量をトンネル絶縁膜よりも大きくするためには、(1)面積を大きくする、(2)誘電率を大きくする、(3)膜厚を薄くする、などの方法が採られる。
本発明によれば、非選択メモリセルの誤書き込みを抑制し、同時にショートチャネル効果を抑えたデータ読み出しができるメモリセルを実現できる。さらに、MONOS型のメモリセルでは、書き込み/消去時の欠陥発生がデータ読み出しに影響を与えないようにすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の図。 従来のメモリセルの基本原理について示す図 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の図。 本発明の第2の実施形態に係るNAND型メモリセル・ユニットを示す図。 本発明の第2の実施形態に係るメモリセルアレイの図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の変形例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す図。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。また、以下説明する図面において、符号が一致するものは、同じものを示しており、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るメモリセルの概略図である。不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発性メモリセルから構成される。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置を構成するメモリセルは、半導体基板10上に形成されており、半導体基板10を構成する半導体層内に離間して形成された第1のソース・ドレイン領域30と、第1のソース・ドレイン領域30の間に存在する第1のチャネル領域20の上に形成されたブロック絶縁膜60と、ブロック絶縁膜60上に形成された電荷蓄積層50と、電荷蓄積層50上に形成されたトンネル絶縁膜40と、トンネル絶縁膜40上に形成され、半導体層70内に形成された第2のチャネル領域90と、半導体層70内に形成され、第2のチャネル領域90を挟む第2のソース・ドレイン領域80から構成される。
ここで、チャネル領域とはポテンシャルのかかった状態で、チャネルを形成しうる領域をいう。また、従来技術で述べたように、電荷蓄積層とは、一般に、浮遊ゲート電極のような導電性の層、ナノドットメモリのように離散的な導電性の層、もしくはMONOS(metal−oxide−nitride−oxide−silicon)におけるシリコン窒化膜のようなトラップを含む絶縁膜層などのことを言う。なお、ブロック絶縁膜についても従来技術で述べたように、メモリセルを通過しようとする電流を遮断する目的で導入する絶縁膜であり、高電界領域でトンネル絶縁膜よりも電流が流れにくい絶縁膜のことを言う。ブロック絶縁膜はトンネル絶縁膜よりも大きな容量を持つのが通常である。なぜならば、ブロック絶縁膜の容量を大きくすればトンネル絶縁膜にかかる電圧の割合が大きくなるからである。ブロック絶縁膜の容量をトンネル絶縁膜よりも大きくするためには、(1)面積を大きくする、(2)誘電率を大きくする、(3)膜厚を薄くする、などの方法が採られる。
半導体基板10、半導体層70は、単結晶Siが一般的であるが、他には多結晶Si、アモルファスSi、Ge、化合物半導体、SOI(Silicon On Insulator)、有機高分子等が挙げられる。
トンネル絶縁膜40は、Siの酸化物を含む単層膜若しくは積層膜を用いるのが一般的である。また、トンネル絶縁膜の性能と信頼性の向上のために、膜中に窒素を添加することがある。
電荷蓄積層50は、窒化シリコン(Si)を用いるのが一般的であるが、それ以外にも、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)及びランタン・アルミネート(LaAlO)など用いることができる。
ブロック絶縁膜60は、酸化シリコンSiO、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)、及び、ランタン・アルミネート(LaAlO)などを用いることができる。
図1は、ゲート側にトンネル絶縁膜40を配置し、ゲート側からキャリア注入を行っているが(矢印100の方向)、これを上下逆にして、半導体基板10側にトンネル絶縁膜40を配置し、半導体基板10側からキャリア注入を行う構成も可能であり、本実施形態の概念の本質的な部分は変わらない。
つまり、本実施形態はトンネル絶縁膜40をゲート側に、ブロック絶縁膜60を基板側に配置しているが、それとは逆に、トンネル絶縁膜40を基板側に、ブロック絶縁膜60をゲート側に配置した構成も可能である。
次に、本実施形態の動作原理について説明する。
図2は、従来のメモリセルの基本原理について示す図である。
図2は従来のメモリセルの構造と、その動作を模式的に示している。メモリセルは半導体基板10側の第1のチャネル領域20から電荷を注入して書き込み/消去を行い(矢印110の方向)、書き込み/消去を行った側の第1のチャネル領域20を用いてデータの読み出しを行う。
この場合には、背景技術の項で説明したように、読み出し時のショートチャネル効果の抑制と、書き込み時の非選択メモリセルにおける誤書込みの抑制を両立することができない。なぜならば、第1のチャネル領域20の空乏層が矛盾する二つの役割を担うからである。その役割とは、ひとつは書き込み時の非選択セルにおける空乏層の伸張である。また、もう1つの役割は、データ読み出し時の空乏層幅の抑制である。図2に示した従来のメモリセル構造では、メモリセルが微細化すればするほど、第1のチャネル領域20の空乏層の2つの役割に矛盾が生じることになる。そのため、従来のメモリセル構造ではメモリセルの微細化が困難である。
このような課題を解決するための本実施形態(図1)では、チャネル領域の空乏層幅(もしくはドーパント不純物濃度)に課せられる矛盾を解消するために、書き込み時の非選択セルで空乏層を伸ばす役割と、データ読み出し時に空乏層幅を抑えてショートチャネル効果を抑制する役割を、それぞれ別の場所に配置することにした。
つまり、図1に示すように、本実施形態は、第2のチャネル領域90を設けることにより、空乏層の2つの役割を分離したことに特徴がある。具体的には、トンネル絶縁膜40側の半導体領域のドーパント不純物濃度を低くし、ブロック絶縁膜60側の半導体領域のドーパント不純物濃度を高くする。そして、データ読み出しは、ブロック絶縁膜60側の半導体領域に形成されるトランジスタの第1のチャネル領域20を用いて行う。
このような本実施形態の構成によれば、以下の効果が得られる。まず、書き込み時に電荷を注入する側のトンネル絶縁膜40と半導体層70との界面のドーパント不純物濃度を低めに設定することで、書き込み時の非選択メモリセルにおいて空乏層を伸張することができる。その結果、トンネル絶縁膜40にかかる電圧を低減して誤書き込みを防止することができる。なお、書き込み時のメモリセルでは選択セル/非選択セルのいずれにおいてもショートチャネル効果の抑制は求められないので、チャネル領域のドーパント不純物濃度を低く設定できる。
一方では、本実施形態はデータ読み出し側の半導体基板10表面のドーパント不純物を高くし、データ読み出し側(ブロック絶縁膜60側)のトランジスタのショートチャネル効果を抑制している。そのため、間違いの無いデータの読み出しが可能となる。
なお、電荷注入を行った側とは反対側の半導体基板10とブロック絶縁膜60との界面でデータ読み出しをすることで、さらに以下の二つの効果を得ることができる。
第1の効果は、書き込み/消去の繰り返しによって当該界面に欠陥が発生し閾値電圧が変動するのを避けられることである。なぜならば、本実施形態の構造の場合、データ読み出し側の半導体基板10とブロック絶縁膜60との界面は電荷の通過が殆ど無いために欠陥の発生を抑制できるからである。また、第2の効果は、MONOS型メモリセルでは「近接効果」(セル間干渉)を抑制できることである。なぜならば、MONOS型メモリセルではデータ読み出し側の界面に近い電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面に電荷が捕獲されるためである。
それとは対照的に、図2に示すように、通常のMONOS型メモリセルでは、キャリア注入及びデータ読み出しを行う第1のチャネル領域20と電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面との電気的な距離が遠いので、隣接メモリセル間の干渉効果が無視できない。
一方で、本実施形態のメモリセルでは図1に示すように、電荷注入と反対側の半導体表面(第1のチャネル領域20)でデータ読み出しを行うので、第1のチャネル領域20と電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面との電気的な距離が近くなり、隣接メモリセル間の干渉効果が小さくなる。
ここで、データ読み出しを行う半導体層20と、捕獲電荷の存在する電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面との距離が近ければ隣接メモリセル間の干渉効果が小さくなることは、以下の理由による。半導体層20に近い位置にメモリセルの捕獲電荷があると、その電荷から伸びる電気力線が半導体層20で終端される割合が大きくなり、隣接セルの電荷蓄積層50(もしくは電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面)で終端されにくくなる。一方、半導体層20から遠い位置に電荷があると、電気力線が半導体層20に届きにくくなり、隣接セルの電荷蓄積層50(もしくは電荷蓄積層50/ブロック絶縁膜60界面)で終端される割合が大きくなる。以上のことから、半導体層20に近い位置に電荷が存在する場合のほうが、隣接セル間の干渉効果が小さい。
本実施形態は、電荷注入を行う第2のチャネル領域90とデータ読み出しを行う第1のチャネル領域20をメモリセルの絶縁膜スタックの上下にそれぞれ設けることによって、空乏層の2つの役割を分離したことに特徴がある。すなわち、書き込み時の非選択セルにおける空乏層の伸張は第2のチャネル領域90で対応し、また、データ読み出し時のトランジスタ動作に必要な高ドーパント不純物濃度は第1のチャネル領域20で対応する。このように空乏層の役割を空間的に分けたことによって、トランジスタの微細化に伴って顕在化する空乏層に対する要求の矛盾点を解消することができる。したがって、本実施形態の構造を用いると、メモリセルの微細化をさらに推進することが可能になる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの概略図を示す。本実施形態では、第2のチャネル領域90は半導体基板15内に配置されている。図3(a)は第2のチャネル領域90のチャネル長方向に沿う断面図、図3(b)は第2のチャネル領域90のチャネル幅方向に沿う断面図である。これらの図において、チャネル長方向とは、ビット線が延びるカラム方向のことであり、チャネル幅方向とは、ワード線(第1のチャネル領域20と第1のソース・ドレイン領域30)が延びるロウ方向のことである。
p型シリコン基板(半導体基板15)の表面部には、n型ソース・ドレイン拡散層(第2のソース・ドレイン領域80)が互いに離間して配置されている。ソース拡散層とドレイン拡散層との間が第2のチャネル領域90である。不揮発性メモリセルがオン状態になると、第2のチャネル領域90には、第2のソース・ドレイン領域80を電気的に導通させるチャネルが形成される。
なお、第2のソース・ドレイン領域80は、通常はn型拡散層で構成されるが、このようなメモリセルを複数個直列に接続してNAND型メモリセル・ユニットを構成する場合は、必ずしも第2のソース・ドレイン領域80にn型拡散層を形成しなくてもよい。
これは、隣接するメモリセルのゲートからのフリンジ電界が半導体基板15表面に誘起する反転層をソース・ドレイン電極として用いることができるからである。この場合は、第2のソース・ドレイン領域80にn型シリコンの拡散層を形成せず、第2のソース・ドレイン領域80はp型半導体のままでよい。
NAND型メモリセル・ユニットを構成する場合、例えば、図4に示すように、メモリセル105が複数個直列に接続され、この直列接続部の両端に選択ゲート・トランジスタ301、303を接続したNAND型メモリセル・ユニットを構成することができる。これら複数のメモリセル105はセル・トランジスタ列302を構成する。選択ゲート・トランジスタ301、303は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)構造であることが好ましい。
次に、半導体基板15の上に配置されたゲートスタックの構成について述べる。前記の第2のチャネル領域90の上には、トンネル絶縁膜40として、例えば厚さ5nmのシリコン酸窒化膜(SiON)が配置される。このシリコン酸窒化膜の平均組成は、例えば(SiO0.8(Si0.2とする。また、トンネル絶縁膜40上には、電荷蓄積層50として、厚さ5nmのシリコン窒化膜(Si)が配置されている。この電荷蓄積層50上には、ブロック絶縁膜60として、例えば厚さ15nmのアルミナ(Al)膜が配置される。このブロック絶縁膜60上には、第1のチャネル領域20となるn型の半導体層75が配置されている。図3(b)から分かるように、第1のチャネル領域20に隣接してp型の第1のソース・ドレイン領域30が配置される。
また、トンネル絶縁膜40及び電荷蓄積層50は、ロウ方向に複数形成され、これらはSTI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁層120により互いに分離されている。また、電荷蓄積層50の上に配置されたブロック絶縁膜60はロウ方向に延びている。また、第1のチャネル領域20と、p型の第1のソース・ドレイン領域30は、ロウ方向に複数個配置されており、これらは、制御ゲート電極(ワード線)として機能したり、また、直列に配置されたトランジスタとして機能したりする。
なお、本実施形態は、ブロック絶縁膜60がワード線方向に延長された構造をしている。このような構造にすれば、ワード線方向のフリンジ電界による電界の逃げが少なくなり、メモリセル・トランジスタを微細化しても第1のチャネル領域20からの電界を効率良くトンネル絶縁膜40まで伝達できるというメリットが得られる。
ここで、半導体基板15の第2のチャネル領域90におけるp型ドーパント不純物濃度は、本実施形態では1×1018cm−3とした。また、制御ゲート電極として機能する第1のチャネル領域20におけるn型ドーパント不純物濃度は、1×1019cm−3とした。
以上のように、第1のチャネル領域20におけるドーパント不純物濃度は、第2のチャネル領域90におけるドーパント不純物濃度よりも高くなっている。なお、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度は、第2のチャネル領域90のドーパント不純物濃度よりも約1桁程度(5〜50倍程度)高いのが望ましい。このことは簡単なC−V特性の計算からわかる。本実施形態のドーパント不純物濃度の組み合わせを用いる場合は、書き込み時に、非選択メモリセルで実効電界5MV/cm、選択メモリセルで15MV/cmの実効電界を得るように動作電圧を設定することができる。すなわち、書き込みセルと非書き込みセルの区別を明確につけることができる。なぜならば、通常のトンネル絶縁膜(SiO)の書き込みの閾値電界は実効電界で約7MV/cmだからである。
なお、「実効電界」とは電束密度をSiOの誘電率で除した値であり、「SiO換算電界」とも呼ばれる。
一方、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度と第2のチャネル領域90のドーパント不純物濃度が約2桁異なる場合について同様の計算を行えば、適切な電界条件を見つけるのが難しいことがわかる。したがって、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度は、第2のチャネル領域90のドーパント不純物濃度よりも約1桁程度(5〜50倍程度)高いのが適切である。
なお、データ読み出しを行う第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度は、ITRS (International Technology Roadmap for Semiconductors)を参考にすると、概ね1017〜1018cm−3以上が必要である。また、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度が極めて高く、縮退した半導体になれば空乏層の形成が難しい。したがって、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度は1020cm−3以下にすべきである。以上のことから、第1のチャネル領域20のドーパント不純物濃度の望ましい範囲は、1017cm−3以上1020cm−3以下である。
また、本実施形態で用いるトンネル絶縁膜40の膜厚は2〜8nm程度が望ましい。本実施形態ではトンネル絶縁膜40としてシリコン酸窒化膜を用いたが、膜中欠陥を低減する観点からシリコン酸窒化膜の平均組成は、(SiO(Si1−xにおいて0.75<x<1とするのが望ましい。勿論、x=1の極限の組成に相当するシリコン酸化膜(SiO)をトンネル絶縁膜40に用いても構わない。なお、トンネル絶縁膜40にシリコン酸窒化膜を用いれば、正孔に対する電位障壁が小さくなるので、メモリセルの消去動作が速くなる効果が得られる。同様に、トンネル絶縁膜40として、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜(ONOトンネル絶縁膜)などの積層トンネル絶縁膜を用いてもよく、この場合も消去動作が速くなる。
本実施形態で用いる電荷蓄積層50としてのシリコン窒化膜の膜厚は2〜10nm程度が望ましい。また、このシリコン窒化膜は、必ずしも化学量論的組成を持つSiである必要はなく、膜中トラップ密度を増大させるためにSiリッチの組成にしてもよいし、トラップ準位を深くするために窒素リッチの組成にしてもよい。また、電荷蓄積層50としてのシリコン窒化膜は、酸素を含有していてもかまわない。さらに、このシリコン窒化膜は必ずしも均一な組成の膜である必要はなく、その組成が膜厚方向で変化してもかまわない。
また、本実施形態で用いるブロック絶縁膜60としてのアルミナの膜厚は5〜20nm程度が望ましい。また、ブロック絶縁膜60としてのアルミナは、膜中欠陥の低減のために、若干の窒素を膜中に含んでいても構わない。さらに、ブロック絶縁膜60は必ずしも単層のアルミナ膜で構成される必要はなく、例えばアルミナ膜/シリコン酸化膜/アルミナ膜(AOA膜)などの積層ブロック絶縁膜を用いてもよい。
本実施形態で用いる第1のチャネル領域20およびそれに隣接するp型の第1のソース・ドレイン領域30は多結晶シリコンで形成しているが、アモルファス・シリコンもしくは単結晶シリコンで形成しても構わない。また、p型の第1のソース・ドレイン領域30をメタルもしくはシリサイドで置換したショットキー障壁ソース・ドレインを用いても構わない。その際に、第1のチャネル領域20とp型の第1のソース・ドレイン領域30の界面にドーパント不純物を偏析させてショットキー障壁を高くする方法を用いてもよい。
図5は、本実施形態のメモリアレイを上側から見た模式図である。ワード線(WL)とビット線(BL)の交差する部分にトンネル絶縁膜40、電荷蓄積層50、ブロック絶縁膜60からなるゲートスタックが存在する。この構造から明らかなように、ゲートスタックの上下にそれぞれトランジスタが配置されているので、ワード線(WL)とビット線(BL)の機能は相互に対称であり、互いに入れ替えることが可能である。すなわち、ワード線(WL)を用いてデータ読み出しをする場合は、ワード線(WL)はビット線としての働きをする。そのため、回路構成としては、ビット線側だけでなく、ワード線側にも読み出し回路を接続することが必要である。
なお、このメモリセルの駆動方法としては、半導体基板15の表面からトンネル絶縁膜40を介してシリコン窒化膜(電荷蓄積層50)に電荷を注入することで書き込み/消去動作を行い、第1のチャネル領域20を流れるチャネル電流の有無でデータ読み出しを行う。
次に、図3のメモリセルの製造方法について説明する。
図7〜図13において、(a)は第2のチャネル領域90のチャネル長方向に沿う断面図、(b)は、第2のチャネル領域90のチャネル幅方向に沿う断面図である。
まず、図7(a)(b)に示すように、p型不純物がドーピングされたシリコン基板(半導体基板15: 基板内のウェルの場合を含む)の表面を洗浄した後に、800℃から1000℃の温度範囲の熱酸化法で、厚さ約5nmのシリコン酸化膜を形成する。続いて、プラズマ窒化法を用いてシリコン酸化膜を窒化し、トンネル絶縁膜40としてのシリコン酸窒化膜を形成する。
続いて、600℃から800℃の温度範囲において、ジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)を原料ガスとするLPCVD(low pressure chemical vapor deposition)法で、トンネル絶縁膜40上に電荷蓄積層50としての厚さ5nmのシリコン窒化膜を形成する。
そして、このシリコン窒化膜(電荷蓄積層50)上に、素子分離領域を加工するためのマスク材130を形成する。このマスク材130上にフォトレジストを形成し、フォトレジストを露光及び現像する。そして、RIE(reactive ion etching)法により、フォトレジストのパターンをマスク材130に転写する。この後、フォトレジストを除去する。
この状態で、マスク材130をマスクにして、RIE法により、電荷蓄積層50、及びトンネル絶縁膜40を順次エッチングし、ロウ方向に隣接するメモリセル同士を分離するスリット140を形成する。さらに、RIE法により、半導体基板15をエッチングし、半導体基板15に、深さ約100nmの素子分離トレンチ150を形成する。
次いで、図8(a)(b)に示すように、CVD法により、スリット140及び素子分離トレンチ150からなる溝を完全に満たす、埋め込み酸化膜であるシリコン酸化膜(素子分離絶縁膜120)を形成する。続いて、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、マスク材130が露出するまでシリコン酸化膜(素子分離絶縁膜120)を研磨し、シリコン酸化膜(素子分離絶縁膜120)の表面を平坦化する。
次いで、ウェットエッチング法によって、埋め込み酸化膜(素子分離絶縁膜120)のエッチバックを行う。このエッチバックによって、マスク材130底面の高さと、埋め込み酸化膜(素子分離絶縁膜120)の表面の高さとが一致するようにする。続いて、マスク材130を選択的に除去する。
次いで、図9(a)(b)に示すように、200℃から400℃の温度範囲において、TMA(Al(CH)と、HO若しくはOを原料とするALD(atomic layer deposition)法で、ブロック絶縁膜60として約15nmの厚さのアルミナ膜を形成する。続いて、ブロック絶縁膜60上に、例えば550℃から650℃の温度範囲で、シランSiHを原料ガスとするCVD法を用いて、第1のチャネル領域20となる半導体層75(多結晶シリコン、もしくはアモルファス・シリコン)を堆積する。
次いで、図10(a)(b)に示すように、第1のチャネル領域20となる半導体層75の上にマスク材130を形成する。このマスク材130は、例えばシリコン窒化膜の堆積で形成する。このマスク材130の上にフォトレジストを形成し、フォトレジストを露光及び現像する。そして、RIE法により、フォトレジストのパターンをマスク材130に転写する。その後、フォトレジストを除去する。その結果として、カラム方向に延びるマスク材130の線パターンが形成される。
次に、図11(a)、(b)に示すように、マスク材130をマスクとして、イオン注入法によってp型ドーパント不純物(例えばボロン)を注入する。そして、活性化アニールによってp型ソース・ドレイン電極を形成する。なお、p型ドーパント不純物が横方向に拡散し過ぎないように、活性化アニールの条件に留意が必要である。
次に、マスク材130を剥離した後に、別のマスク材130(典型的にはシリコン窒化膜)を堆積し、今度はロウ方向に延びる線パターンを形成する。
そして、図12(a)(b)に示すように、マスク材130をマスクにして、RIE法により、第1のチャネル領域20となる半導体層75、ブロック絶縁膜60、電荷蓄積層50、及びトンネル絶縁膜40を順次エッチングし、MONOSゲートスタックの形状を形成する。
これ以降は、CVD法によりMONOSゲートスタックの側面に薄いシリコン酸化膜を形成する処理(図示せず)を行う。次に、図13(a)(b)に示すように、イオン注入法によりセルフアラインでリン(若しくは砒素、アンチモン)を導入し熱工程を施すことで、半導体基板15上の第2のチャネル領域90に隣接したn型ソース・ドレイン拡散層80を形成し、メモリセルを完成する。そして、最後に、CVD法により、電極側壁酸化膜160、メモリセルを覆う層間絶縁膜170を形成する。
なお、上述の製造方法は一例に過ぎず、これ以外の製造方法により、図3のメモリセルを形成しても構わない。
例えば、第2のチャネル領域90のn型ソース・ドレイン80、および第1のチャネル領域20のp型ソース・ドレイン30は、イオン注入法のほか、不純物をドープした多結晶シリコンを堆積する方法、または固相拡散の方法などで形成しても構わない。
また、半導体基板15の上部に配置されるMONOSゲートスタック絶縁膜の製造方法として、以下の変形が可能である。トンネル絶縁膜40の形成工程のうち、熱酸化の方法は、ドライO酸化の他にウェット酸化(水素燃焼酸化)、O若しくはHOを原料ガスとするプラズマ酸化など様々な方法を用いることができる。また、シリコン酸化膜の窒化を行う工程は、窒素プラズマの工程の代わりに、NOガス、若しくはNHガス雰囲気下の熱処理の工程に置き換えてもよい。
また、電荷蓄積層50として用いるシリコン窒化膜の組成は、LPCVDの原料ガスであるジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)の流量比を調整することにより変化させることができる。
また、ブロック絶縁膜60としてのアルミナ(Al)はALD法で形成する以外に、500℃から800℃の温度範囲において、TMA(Al(CH)とHOを原料ガスとして用いるMOCVD(metal organic chemical vapor deposition)法で形成しても構わない。
さらに、上述の基板構造、及びMONOSゲートスタック構造を構成する各膜は、CVD法(若しくはALD法)に用いる原料ガスを、他のガスで代替してもよい。また、CVD法は、スパッタ法で代用できる。また、上記の各層の成膜は、CVD法、スパッタ法以外の、蒸着法、レーザーアブレーション法、MBE法などの方法や、これらの方法を組み合わせた方法などにより形成してもよい。
(変形例1)
図14は、本発明の第2の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの変形例を示す図である。図14(a)はビット線方向に沿う断面図、図14(b)はワード線方向に沿う断面図である。なお、先の図6(a)(b)と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第2の実施形態と異なるのは、MONOS型メモリセル・トランジスタの絶縁膜層の構成を上下逆にした形態になっている点である。以下では、第2の実施形態と異なる点を中心にして説明する。
n型シリコン基板(半導体基板200)の表面部には、p型の第2のソース・ドレイン領域210が互いに離間して配置されている。これらのソース拡散層とドレイン拡散層との間に第1のチャネル領域20が配置されている。
なお、第2の実施形態の場合と同様に、第2のソース・ドレイン領域210は、通常はp型拡散層で構成されるが、このようなメモリセルを複数個直列に接続してNAND型メモリセル・ユニットを構成する場合は、p型拡散層を配置することを省略し、隣接するメモリセルのゲート電極からのフリンジ電界が基板表面に誘起する反転層をソース・ドレイン電極として用いることも可能である。
次に、n型シリコン基板(半導体基板200)の上に配置されたゲートスタックの構成について述べる。前記の第1のチャネル領域20の上には、ブロック絶縁膜60として、例えば厚さ15nmのアルミナ(Al)膜が配置される。このブロック絶縁膜60上には、電荷蓄積層50として、厚さ5nmのシリコン窒化膜(Si)が配置される。このシリコン窒化膜(電荷蓄積層50)上には、トンネル絶縁膜40として、例えば厚さ5nmのシリコン酸窒化膜(SiON)が配置される。このトンネル絶縁膜40上には、第2のチャネル領域90となるp型の半導体層230が配置されている。図14(b)から分かるように、第2のチャネル領域90に隣接してn型のソース・ドレイン領域80が配置されている。
また、この実施形態では、ブロック絶縁膜60、電荷蓄積層50、及びトンネル絶縁膜40は、ロウ方向に複数形成され、これらはSTI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁層120により互いに分離される。
ここで、シリコン基板表面に配置された第1のチャネル領域20のn型ドーパント不純物濃度(若しくは半導体基板200のドーパント不純物濃度)は、本実施形態では1×1019cm−3とした。また、制御ゲート電極としても機能する第2のチャネル領域90におけるp型ドーパント不純物濃度は、1×1018cm−3とした。すなわち、第1のチャネル領域20におけるドーパント不純物濃度は、第2のチャネル領域90におけるドーパント不純物濃度よりも高くなっている。
なお、このメモリセルの駆動方法としては、第2のチャネル領域90を構成する半導体層230からトンネル絶縁膜40を介してシリコン窒化膜(電荷蓄積層50)に電荷を注入することで書き込み/消去動作を行い、シリコン基板(半導体基板200)の表面の第1のチャネル領域20を流れるチャネル電流の有無によってデータ読み出しを行う。
なお、これらのデバイスの製造方法は、第2の実施形態の場合を変形して実現できる範囲であり、LSIプロセスにおける通常の装置、ツールを使って作製できるものである。当業者にとって困難ではないプロセスなので、詳細な記述は省略する。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの概略構造を説明する図である。図15(a)はビット線方向に沿う断面図、図15(b)はワード線方向に沿う断面図である。なお、先の図6(a)(b)と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なるのは、電荷蓄積層にシリコン窒化膜ではなく、導電性の半導体であるリンドープ・シリコンを用いて構成した点である。以下では、第1の実施形態と異なる点を中心にして説明する。
本実施形態では、p型シリコン基板(半導体基板15)の上に配置されたゲートスタックの構成が第1の実施形態の場合と異なる。p型シリコン基板(半導体基板15)の表面に配置された第2のチャネル領域90の上には、トンネル絶縁膜40として、例えば厚さ5nmのシリコン酸窒化膜(SiON)が配置されるのは第1の実施形態と同様である。このトンネル絶縁膜40上には、電荷蓄積層300として、厚さ5nmのリンドープ多結晶シリコン膜が配置されている。このシリコン膜中のリン濃度は約1x1020cm−3である。この電荷蓄積層300(リンドープ多結晶シリコン)の上には、インターポリ絶縁膜(ブロック絶縁膜60)として、例えば厚さ15nmのアルミナ(Al)膜が配置される。このブロック絶縁膜60上には、第1のチャネル領域20となるn型の半導体層75が配置されている。図15(b)に示すように、第1のチャネル領域20に隣接してp型の第1のソース・ドレイン領域30が配置されている。
ここで、p型シリコン基板(半導体基板15)上の第2のチャネル領域90におけるp型ドーパント不純物濃度は、本実施形態では5×1017cm−3とした。また、制御ゲート電極として機能する第1のチャネル領域20におけるn型ドーパント不純物濃度は、5×1018cm−3とした。すなわち、第1のチャネル領域20におけるドーパント不純物濃度は、第2のチャネル領域90におけるドーパント不純物濃度よりも高くなっている。
なお、このメモリセルの駆動方法は、第1の実施形態の場合と似ている。すなわち、半導体基板15の表面からトンネル絶縁膜40を介して電荷蓄積層300(リンドープ多結晶シリコン)へ電荷を注入することで書き込み/消去動作を行い、第1のチャネル領域20を流れるチャネル電流の有無でデータ読み出しを行う。
なお、これらのデバイスの製造方法は、第1の実施形態の場合を変形して実現できる範囲にあり、LSIプロセスにおける通常の装置、ツールを使って作製できるものである。当業者にとっては困難でないプロセスなので、詳細な記述は省略する。
なお、本実施形態では、ドーパント不純物を含有した多結晶シリコンで電荷蓄積層を構成しているが、電荷蓄積層は必ずしもそれだけに限ることはなく、導電性を有する金属、金属窒化物、金属炭化物、金属珪化物などを幅広く用いることができる。例えば、リンドープ多結晶シリコンの代わりに、TiNなどを用いてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。本発明における電荷蓄積層は絶縁膜、導電性の浮遊ゲート電極、もしくは導電性の微粒子など様々な形態があり得る。また、本発明におけるトンネル絶縁膜とブロック絶縁膜の形態も様々である。トンネル絶縁膜としては、膜中に窒素を含んだシリコン酸窒化膜、あるいはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層構造などが一般的であるが、それだけに限るものではない。例えば、高誘電体(high−k)絶縁膜、もしくは異なるhigh−k絶縁膜の積層膜からなるトンネル絶縁膜でも構わない。一方、ブロック絶縁膜(もしくはインターポリ絶縁膜)としてはアルミナ以外に、アルミナ/シリコン酸化膜/アルミナという構造でも構わない。また、ランタンアルミニウム、ランタンアルミネート、ランタンアルミシリケートなども、ブロック絶縁膜(もしくはインターポリ絶縁膜)として用いることができる。また、ブロック絶縁膜(もしくはインターポリ絶縁膜)は従来から使われてきたシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層膜、もしくはシリコン窒化膜/シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜/シリコン窒化膜という積層膜でも構わない。
ブロック絶縁膜(もしくはインターポリ絶縁膜)は、トンネル絶縁膜よりも容量が大きいのが一般的である。ブロック絶縁膜(インターポリ絶縁膜)のほうがトンネル絶縁膜よりも材料としての平均誘電率が大きいということ以外に、素子構造の工夫でブロック絶縁膜(インターポリ絶縁膜)の面積を大きくして容量を増大させてもよい。例えば、浮遊ゲート電極300の側面にもブロック絶縁膜(インターポリ絶縁膜)を配置し、その上にも制御ゲート電極を配置すれば、ブロック絶縁膜(インターポリ絶縁膜)の容量を増大させることができる。
なお、本発明のメモリセルのゲートスタック構造は、シリコン基板の表面近くに形成されるウェル領域内に形成してもよい。また、シリコン基板の代わりに、SiGe基板、Ge基板、SiGeC基板などを用いてもよいし、これらの基板内のウェル領域にメモリセル構造を形成してもよい。さらにまた、SOI(silicon on insulator)基板上に本発明のメモリ素子を形成しても構わない。
また、本発明では第1のチャネル領域20と第2のチャネル領域90は異なる導電型の半導体であることが望ましい。なぜならば通常のシリコン基板上に形成して動作ができるからである。つまり、同じ導電型であると、第1のチャネル領域20と第2のチャネル領域90に同時に反転層が形成できず、一方が蓄積層になってしまうからである。しかし、SOI(silicon on insulator)基板上に本発明のメモリ素子を形成することを想定すると、第1のチャネル領域20と第2のチャネル領域90は同じ導電型の半導体であっても構わない。したがって、本発明の第1のチャネル領域20と第2のチャネル領域90のトランジスタの可能な組み合わせとしては、(nチャネル、pチャネル)、(nチャネル、nチャネル)、(pチャネル、pチャネル)、(pチャネル、nチャネル)の4通りの場合がある。
また、本発明の考え方は、3次元構造のメモリセルにも適用することができる。例えば積層したフラッシュメモリ(MONOS若しくは浮遊ゲート型)などにも適用可能である。また、本発明をMONOSメモリセルに用いる場合、MONOSの動作方式に拘わらずに適用することができる。即ち、例えば、MONOSトランジスタのソース端とドレイン端の電荷蓄積層にそれぞれ電荷を蓄積し、多値化動作を行うデバイス動作方式にも適用できる。
本発明は、主としてメモリセルの要素技術に関わる発明であり、メモリセルの回路レベルでの接続の仕方には依存しない。従って、NAND型の不揮発性半導体メモリ以外に、NOR型、AND型、DINOR型の不揮発性半導体メモリ、NOR型とNAND型の良い点を融合した2トラ型フラッシュメモリ、更には1つのメモリセルが2つの選択トランジスタにより挟みこまれた構造を有する3トラNAND型などにも適用可能である。また、本発明は、NAND型のインタフェースとNOR型の高信頼性・高速読み出し機能を兼ね備えたアーキテクチャーを持つフラッシュメモリにも適用することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、各構成要素を変形して具体化できる。さらに、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10、15、200 ・・・ 半導体基板、20 ・・・ 第1のチャネル領域、30、210 ・・・ 第1のソース・ドレイン領域、40 ・・・ トンネル絶縁膜、50、300 ・・・ 電荷蓄積層、60 ・・・ ブロック絶縁膜、65 … ゲート電極、70、75、230 ・・・ 半導体層、80 ・・・ 第2のソース・ドレイン領域、90 ・・・ 第2のチャネル領域、105 … メモリセル、100、110 ・・・ 電子注入を示す矢印、120 ・・・ 素子分離絶縁膜、130 ・・・ マスク材、140 ・・・ スリット、150 ・・・ 素子分離トレンチ、160 … 電極側壁酸化膜、170 … 層間絶縁膜、301 … 選択ゲートトランジスタ、302 … セル・トランジスタ列、303 … 選択ゲートトランジスタ、304 … 絶縁膜、305 … 半導体層

Claims (7)

  1. 複数の不揮発性メモリセルが備えられた不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記不揮発性メモリセルは、
    第1の半導体層に離間して形成された第1のソース・ドレイン領域と、
    前記第1のソース領域と前記第1のドレイン領域との間に形成された第1のチャネル領域と、
    前記第1のソース領域と前記第1のドレイン領域との間の前記第1のチャネル領域上に形成されたブロック絶縁膜と、
    前記ブロック絶縁膜上に形成された電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上に形成されたトンネル絶縁膜と、
    前記トンネル絶縁膜上に形成された第2の半導体層内に形成された第2のチャネル領域と、
    前記第2の半導体層内に形成され、前記第2のチャネル領域を挟んで対向するように形成された第2のソース・ドレイン領域と、
    を備え、
    前記第1のチャネル領域のドーパント不純物濃度が前記第2のチャネル領域のドーパント不純物濃度よりも高いことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1の半導体層は半導体基板の表面部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2の半導体層は半導体基板の表面部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1のチャネル領域と前記第2のチャネル領域は異なる導電型の半導体であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1のチャネル領域はn型半導体であり、第2のチャネル領域はp型半導体であること特徴する請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1のチャネル領域のドーパント不純物濃度は1017cm−3以上1020cm−3以下であり、かつ、前記第2のチャネル領域のドーパント不純物濃度の5倍〜50倍であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記不揮発性メモリセルが複数個直列に接続され、この直列接続部の両端に選択ゲート・トランジスタを接続したNAND型メモリセル・ユニットを有することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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