JP2003346436A - ディスク装置のヘッド駆動装置 - Google Patents

ディスク装置のヘッド駆動装置

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JP2003346436A JP2002151824A JP2002151824A JP2003346436A JP 2003346436 A JP2003346436 A JP 2003346436A JP 2002151824 A JP2002151824 A JP 2002151824A JP 2002151824 A JP2002151824 A JP 2002151824A JP 2003346436 A JP2003346436 A JP 2003346436A
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08582Sled-type positioners

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドを駆動するためのラックとピニオ
ンとの間の噛合状態の変動を解消して、高速かつスムー
ズな移動を可能にする。 【解決手段】 記録ディスクに対してスライド移動され
る記録ヘッド1に設けられたラック6と、ラック6に噛
合され駆動モータ10によって回転動作されるピニオン
11とを備えるヘッド駆動装置において、ラック6に設
けられてラック歯6Aと平行に延長された凹溝8と、凹
溝8に案内される剛性体のガイド18を一体に有して揺
動される揺動アーム14にピニオン11の回転軸部17
を備える。ラック6が移動方向に傾斜している場合に、
揺動アーム14がラック6の傾斜に追従して揺動され、
ラック6とピニオン11との間隔を一定に保持する。揺
動アーム14は剛性体であるため、バネ力を利用してピ
ニオンやラックの一方を他方に当接させる必要はなく、
ラックとピニオンとのギヤ歯面に余計な力が加わること
がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク記録装置、
特にCDやDVDと云われる記録ディスクに情報を記録
又は再生を行うためのディスク装置に関し、特に記録ヘ
ッドを記録ディスクに対して移動するためのヘッド駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク記録装置として光ディス
ク装置の開発が進められているが、特に光ディスク記録
装置における高速記録が要求され、光ディスクに情報信
号を記録するための光ヘッドをディスクの半径方向に移
動する駆動装置での送り精度にも高精度化が求められて
いる。このような光ヘッド駆動装置としてラック・ピニ
オン機構を用いたものが提案されている。図11はその
概念構成を示す正面図であり、シャーシ2上には図外の
光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ4が
配設され、またシャーシ2には一対のガイドレール3,
3によって光ヘッド1が光ディスクの径方向に対して往
復スライド移動可能に支持されている。また、光ヘッド
1にはスライド移動方向に沿う一側にラック6がネジ7
により固定的に設けられており、このラック6のラック
歯6Aに対向するシャーシ2の領域には前記ラック歯6
Aに噛み合うピニオン11と、このピニオン11を回転
駆動するための駆動モータ10及び中間ギヤ12が配設
されている。この構成では、駆動モータ10の回転出力
軸に取着された出力ギヤ13を回転し、中間ギヤ12を
介してピニオン11を回転することで、ピニオン11と
ラック6との噛合によりラック6、すなわち光ヘッド1
をスライド移動させることが可能になる。
【0003】この種の光ヘッド駆動装置では、光ヘッド
1にラック6を固定する構造として、図には表れないが
光ヘッド1に設けられた穴とラック6に設けられたボス
を嵌合して位置決めを行っている。そのため、穴とボス
との間に製造上の寸法誤差が生じていると、ラック6が
光ヘッド1のスライド移動方向に対して傾いた状態で取
着されてしまうことがある。このような状態では光ヘッ
ド1がスライド移動したときに、ラック6とピニオン1
1との間の距離が変動し、両者が接近したときにはピニ
オン11の回転が不能な状態となり、また両者が離れ過
ぎたときには両者間にバックラッシュが生じ、異音の発
生や光ヘッド送り負荷の変動、光ヘッドの移動精度の低
下をまねき、光ディスク装置の信頼性が低下されること
になる。
【0004】このようなラックとピニオンとの噛合状態
を好適に保つために、特開2001−195848号公
報、特開2001−23322号公報に記載の技術が提
案されている。前者の技術は、ピニオンをバネ力によっ
てラック側に付勢する一方で、ピニオンの円柱面をラッ
クに設けた平面部に当接させており、この当接によって
バネ力によるピニオンのラックに対する予圧を調整する
ことで、ラックの取着状態が変動した場合でもピニオン
とラックとの好適な噛み合い状態を確保することを可能
にしている。また、後者の技術は、モータ、中間ギヤ、
ピニオンを一体に保持するモータ取付板をバネ力によっ
てラックに向けて付勢することで、中間ギヤの回転方向
に係わりなく一定の回転負荷で光ヘッドを往復移動可能
としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように公報に記載
の技術は、いずれもピニオンをバネ力によってラックに
向けて付勢してピニオンとラックとを噛合させる構成で
あるため、ラックの取着方向が光ヘッドのスライド移動
方向に対して傾斜された場合でも、両者の好適な噛合状
態が確保でき、前記したようなピニオンが回転不能にな
り、あるいは両者間におけるバックラッシュを防止する
ことは可能である。しかしながら、ピニオンとラックと
の間には、常にバネ力が作用しているため、光ヘッドを
高速移動させる場合にスムーズな移動を行う上で問題が
生じている。
【0006】すなわち、光ヘッドを高速移動させるため
には効率のよいギヤ比によって高いモータトルクで駆動
させる必要があるが、これを実現しようとするとピニオ
ンとラックとの噛合面でピニオンがラックから逃げよう
とする力が作用し、ピニオンがラックとの噛合から外れ
てしまうことがある。公報に記載の技術ではバネ力をも
ってピニオンをラック側に付勢しているため、このバネ
力によってピニオンとラックとの噛合の外れを防止する
上では有効であるが、そのためにはモータに最大出力を
与えて光ヘッドの移動を行った場合でもピニオンがラッ
クから逃げないだけの大きなバネ力が必要となる。これ
は、前者の技術ではピニオンとラックとのギヤ歯面の力
を調整してはいるが、その場合でもピニオンがラックか
ら逃げないだけのバネ力は必要である。一方、光ヘッド
における記録特性向上のためには、光ヘッドをスムーズ
に移動させることが要求され、そのためにはピニオンと
ラックのギヤ歯面に余計な力が加えられないことが好ま
しいが、前記公報の技術ではバネ力によってピニオンと
ラックの当接力を増大しているため、ピニオンとラック
のギヤ歯面に余計な力が加えられ、光ヘッドの高速でか
つスムーズな移動を行う上で問題となる。
【0007】本発明の目的は、このような従来装置の問
題点に鑑み、ラックとピニオンとのギヤ歯面に余計な力
を加えることなくラックとピニオンとの好適な噛合状態
を確保して高速かつスムーズな記録ヘッドの移動を可能
にしたヘッド駆動装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッドを
記録ディスクに対してスライド動作させて当該記録ディ
スクに情報の記録再生を行うディスク装置に設けられ、
記録ヘッドに設けられたラックと、ラックに噛合され駆
動源によって回転動作されるピニオンとを備えるヘッド
駆動装置において、剛性体によりピニオンの回転軸とラ
ックとを一定の間隔に保持する軸間隔保持手段を備える
ことを特徴とする。
【0009】本発明における軸間隔保持手段は、確動カ
ム機構で構成される。例えば、軸間隔保持手段は、ラッ
クに設けられてラック歯と平行に延長された凹溝と、凹
溝に案内される剛性体のガイドを一体に有して揺動され
る揺動アームを備え、揺動アームの一部にピニオンの回
転軸を備える構成とする。この場合、揺動アームはピニ
オンを回転駆動する駆動側ギヤの回転軸を中心に揺動可
能な構成とする。例えば、ピニオンを駆動する駆動モー
タと、駆動モータの回転出力軸に設けられた出力ギヤ
と、出力ギヤの回転力をピニオンに伝達する中間ギヤと
を備え、揺動アームは中間ギヤの回転軸を中心に揺動可
能な構成とする。
【0010】本発明によれば、ラックの延長方向が記録
ヘッドの移動方向に対して傾斜されている場合には、記
録ヘッドが移動されたときに軸間隔保持手段としての揺
動アームがランクの傾斜に追従して揺動され、揺動アー
ムに支持されているピニオンの回転軸が移動されるた
め、ラックとピニオンの回転軸の間隔は一定に保持され
る。一方で軸間隔保持手段は剛性体であるため、バネ力
を利用してピニオンやラックの一方を他方に当接させる
必要はなく、ラックとピニオンとのギヤ歯面に余計な力
が加わることがなくなる。これにより、ラックとピニオ
ンとの噛合状態を常時好適な状態に確保し、高速かつス
ムーズな記録ヘッドの移動が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を光ディスク装置に適
用した実施形態における光ヘッド駆動装置の正面図、図
2は背面図である。また、図3は要部の拡大正面図、図
4は図3のAA線に沿う断面図である。これらの図にお
いて、矩形板状をしたシャーシ2にヘッド移動窓2aが
設けられ、このヘッド移動穴2a内には前記シャーシ2
に支持された一対の平行なガイドレール3,3が延設さ
れ、これらのガイドレール3,3に光ヘッド1がスライ
ド移動可能に支持されている。また、前記シャーシ2に
はスピンドルモータ4が支持されており、同図に破線で
示す光ディスクDを高速回転するようになっている。前
記ガイドレール3,3は前記光ディスクDの半径方向に
延長されており、したがって光ヘッド1は前記ガイドレ
ール3,3に沿って光ディスクDの半径方向に往復スラ
イド可能に支持されている。前記光ヘッド1の背面側に
は対物レンズ5が配設されており、光ヘッド1内に内装
された光学手段により前記光ディスクDに対して情報の
記録、再生を行うように構成されているが、ここではそ
の詳細な説明は省略する。
【0012】前記光ヘッド1のスライド移動方向に沿う
一側にはラック6が取り付けられている。前記ラック6
は従来と同様に、光ヘッド1にガイドレール3,3と平
行な方向に所要の間隔で設けられた一対の穴1aと、こ
れらの穴1aに対応するようにラック6に設けられた一
対のボス6aをそれぞれ嵌合して位置決めを行った上
で、光ヘッド1の正面側から固定ネジ7を螺合させてラ
ック6を光ヘッド1に対して固定している。このラック
6は光ヘッドと反対側の直線状の面にラック歯6Aが形
成され、後述するピニオン に噛合される。また、前記
ラック6の正面には前記ラック歯6Aと平行に延長され
た直線状の凹溝8が形成されている。
【0013】一方、前記ラック6のラック歯6Aに対向
する前記シャーシ2の背面領域には、図5に要部の部分
分解斜視図を示すように、前記ラック6に噛合するピニ
オン11と、当該ピニオン11の回転駆動源となる駆動
モータ10と、前記駆動モータ10の回転力を前記ピニ
オン11に伝える第1及び第2のギヤ12a,12bで
構成された中間ギヤ12とが配設されている。この実施
形態では、前記駆動モータ10はシャーシ2の正面側に
取着されており、シャーシ2の背面側に突出された回転
出力軸10aに出力ギヤ13が固定されている。また、
前記シャーシ2の背面には前記回転出力軸10aに隣接
する位置に揺動アーム14がシャーシ面に沿って所要の
角度範囲で揺動可能に支持されている。
【0014】前記揺動アーム14は本発明における軸間
隔保持手段を構成するものであり、図6に正面側から見
た斜視図を示すように、剛性体で構成され、長円形をし
た揺動板15の一端部に細径の先端部16aを有する中
間ギヤ軸部16が立設され、他端部にピニオン軸部17
が立設されている。また、前記ピニオン軸部17に隣接
する位置の前記揺動板15の一側には先端部18aが背
面方向に向けて90度に曲げられたL字型をしたガイド
18が突出されている。この先端部18aは前記ラック
6に設けた凹溝8の幅寸法よりも若干小さい径寸法をし
た円柱状に形成されている。そして、図3に示したよう
に、前記揺動アーム14は前記中間ギヤ軸部16の細径
の先端部16aにおいて前記シャーシ2に軸回り方向に
回動可能に軸支されるとともに、当該中間ギヤ軸部16
に前記中間ギヤ12が回動可能に軸支されている。ま
た、前記ピニオン軸部17は前記シャーシ2の正面上で
移動可能とされており、このピニオン軸部17には前記
中間ギヤ12に噛合されるピニオン11が回動可能に軸
支されている。そして、前記中間ギヤ12の大径の第1
ギヤ12aは前記駆動モータ10の出力ギヤ13に噛合
され、小径の第2ギヤ12bは前記ピニオン11に噛合
されている。また、前記揺動アーム14は前記ガイド1
8の先端部18aが前記ラック6の正面に設けられた凹
溝8内に内挿されており、揺動アーム14のかかる状態
において前記ピニオン11は前記ラック6のラック歯6
Aに噛合されている。
【0015】以上の構成の光ディスク装置によれば、従
来の装置と同様に、駆動モータ10が回転されて出力ギ
ヤ13が回動されると、その回転力は中間ギヤ12の第
1ギヤ12aに伝えられ、これと一体の第2ギヤ12b
が回動され、さらにこの第2ギヤ12bに噛合されてい
るピニオン11が回動される。したがって、ピニオン1
1に噛合されているラック6がピニオン11に対して移
動されるため、これと一体の光ヘッド1はガイドレール
3に沿って移動され、光ヘッド1に内装されている光学
手段によって光ディスクDに対する情報の記録、再生が
行われる。
【0016】このとき、図7に示すように、光ヘッド1
に対して取着しているラック6の方向、すなわちラック
歯6Aの延長方向がガイドレール3の延長方向に対して
傾斜されている場合、例えば、光ヘッド1に設けた穴1
aとラック6に設けたボス6aとの間に寸法誤差等が生
じてラック6が正しい方向で光ディスクDに対して取着
されていないような場合には、光ヘッド1がガイドレー
ル3に沿って移動することによってピニオン11に対す
るラック歯6Aの相対位置が変化される。しかしなが
ら、ラック6の移動に伴って揺動アーム14のガイド1
8は先端部18aが凹溝8により案内されて凹溝8内で
摺動されるため、これら凹溝8と揺動アーム14とで確
動カム機構が構成されることになり、この確動カム機構
によって揺動アーム14は中間ギヤ軸部16を中心にし
て凹溝8に追従して揺動される。この揺動によってピニ
オン軸部17は中間ギヤ軸部16を中心に微小角度だけ
回動されてラック6に対する距離、すなわち間隔が一定
に保持されるため、ピニオン11はラック歯6Aに対し
て常に一定の状態で噛合されることになる。このときピ
ニオン11と中間ギヤ12の第2ギヤ12bも一定の状
態で噛合される状態が保持されることは言うまでもな
い。
【0017】これにより、ラック6が傾斜した状態で移
動されるのにもかかわらず、ラック歯6Aとピニオン1
1との好適な噛合状態を確保することができ、また一方
で剛性体の揺動アーム14によってラック6に対するピ
ニオン11の軸位置が保持されるため従来のようにバネ
力を利用してピニオンやラックの一方を他方に当接させ
る必要はなく、ラック6とピニオン11とのギヤ歯面に
余計な力が加わることがなくなり、ラック6とピニオン
11との噛合状態を常時好適な状態に確保して高速かつ
スムーズな光ヘッド1の移動が可能になる。
【0018】ここで、本発明の変形例について説明す
る。図8は前記凹溝8内におけるガイド18の先端部1
8aの摺動に際して、先端部18aの外面と凹溝8の内
面との摩擦を緩和するために、ガイドの先端部18aに
軸転可能なコロ20を配設した第1の変形例の斜視図で
ある。このコロ20が凹溝8内で転動することで凹溝8
とガイド18とをころがり接触させ、両者間の摩擦力を
低減して光ヘッド1のさらなる高速かつスムーズな移動
を可能にする。
【0019】図9は前記凹溝8の両側面8aをテーパ面
とした第2の変形例の断面図である。図9(a)のよう
に、凹溝8の両側面8aを底部に向けて狭めたテーパ面
とすることでガイド18の先端部18aは常時凹溝8の
両側面18aに接することになり、これらガイド18と
凹溝8との間に寸法誤差によるガタが生じることがな
く、揺動アーム14を安定した状態で揺動させることが
できる。また、両側面8aのテーパ角を左右対称にする
ことで、凹溝8の中心とガイド18の先端部18aの中
心とを常時一致させることができ、ピニオン11とラッ
ク6との間隔を高精度に保持することが可能になる。な
お、図9(b)のように、ガイド18の先端部18aを
球面部18bとして構成してもよい。
【0020】図10は確動カム機構の変形例として、前
記凹溝8に代えてラック6の正面に長突部21を設ける
一方、揺動アーム14はガイド18の先端部において当
該長突部21を両側から挟み込む二股部22を設けた第
3の変形例の斜視図である。この実施形態では、ラック
6の方向がガイドレール3に対して傾いた場合には、二
股部22が長突部21を挟んだ状態で移動されることに
より揺動アーム14が揺動され、ラック6とピニオン1
1との間隔を一定に保持することになる。長突部21は
ラック6とは別体に形成したものをラック6に固定して
製造することも可能であり、前記実施形態及び変形例の
ようなラック6に対する凹溝8の加工が不要となり、従
来の既存のラックをそのまま利用して本発明を適用する
ことが可能になる。また、長突部21と二股部22との
接触抵抗を低減するために二股部22の内面を円弧状の
面とすることが好ましい。
【0021】ここで、本発明は光ディスク装置の光ヘッ
ド駆動装置に限られるものではなく、磁気ディスクを用
いた磁気ヘッドのヘッド駆動装置にも同様に適用できる
ことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録ディ
スクに対してスライド動作される記録ヘッドに設けられ
たラックと、ラックに噛合され駆動源によって回転動作
されるピニオンの回転軸との間隔を剛性体により一定の
間隔に保持する軸間隔保持手段を備えているので、ラッ
クの延長方向が記録ヘッドの移動方向に対して傾斜され
た状態で記録ヘッドが移動されたときに軸間隔保持手段
としての揺動アームがラックの傾斜に追従して揺動され
てラックとピニオンの回転軸の間隔を一定に保持し、ま
た、軸間隔保持手段は剛性体であるため、バネ力を利用
してピニオンやラックの一方を他方に当接させる必要は
なく、ラックとピニオンとのギヤ歯面に余計な力が加わ
ることがなくなる。これにより、ラックとピニオンとの
噛合状態を常時好適な状態に確保し、高速かつスムーズ
な記録ヘッドの移動が可能なヘッド駆動装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ヘッド駆動装置の正面図であ
る。
【図2】図1の光ヘッド駆動装置の背面図である。
【図3】要部の拡大正面図である。
【図4】図3のAA線に沿う断面図である。
【図5】ピニオンを含む要部の部分分解斜視図である。
【図6】揺動アームの背面方向の斜視図である。
【図7】本発明の動作を説明するためのピニオンを含む
要部の拡大正面図である。
【図8】第1変形例の要部の斜視図である。
【図9】第2変形例の要部の断面図である。
【図10】第3変形例の要部の斜視図である。
【図11】従来の光ヘッド駆動装置の一例の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 シャーシ 3 ガイドレール 4 スピンドルモータ 5 対物レンズ 6 ラック 8 凹溝 10 駆動モータ 11 ピニオン 12 中間ギヤ 13 出力ギヤ 14 揺動アーム 16 中間ギヤ軸部 17 ピニオン軸部 18 ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを記録ディスクに対してスラ
    イド動作させて当該記録ディスクに情報の記録再生を行
    うディスク装置に設けられ、前記記録ヘッドに設けられ
    たラックと、前記ラックに噛合され駆動源によって回転
    動作されるピニオンとを備えるヘッド駆動装置におい
    て、剛性体により前記ピニオンの回転軸と前記ラックと
    を一定の間隔に保持する軸間隔保持手段を備えることを
    特徴とするディスク装置のヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記軸間隔保持手段は、確動カム機構で
    構成されることを特徴とする請求項1に記載のディスク
    装置のヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記軸間隔保持手段は、ラックに設けら
    れてラック歯と平行に延長された凹溝と、前記凹溝に案
    内される剛性体のガイドを一体に有して揺動される揺動
    アームを備え、前記揺動アームの一部に前記ピニオンの
    回転軸を備えることを特徴とする請求項2に記載のディ
    スク装置のヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動アームは前記ピニオンを回転駆
    動する駆動側ギヤの回転軸を中心に揺動可能であること
    を特徴とする請求項3に記載のディスク装置のヘッド駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 前記ピニオンを駆動する駆動モータと、
    前記駆動モータの回転出力軸に設けられた出力ギヤと、
    前記出力ギヤの回転力を前記ピニオンに伝達する中間ギ
    ヤとを備え、前記揺動アームは前記中間ギヤの回転軸を
    中心に揺動可能であることを特徴とする請求項4に記載
    のディスク装置のヘッド駆動装置。
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Cited By (3)

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