JP2003344580A - 原子燃料輸送貯蔵容器 - Google Patents

原子燃料輸送貯蔵容器

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JP2003344580A
JP2003344580A JP2002156398A JP2002156398A JP2003344580A JP 2003344580 A JP2003344580 A JP 2003344580A JP 2002156398 A JP2002156398 A JP 2002156398A JP 2002156398 A JP2002156398 A JP 2002156398A JP 2003344580 A JP2003344580 A JP 2003344580A
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nuclear fuel
fuel
basket
container
transportation
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Sadataka Douken
禎貴 道券
Satoru Matsumura
哲 松村
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送容器が振動してもバスケット孔内で原子燃
料体が振動や移動をせずに安定した状態を保つことがで
きる原子燃料体の固定機能を有した原子燃料輸送貯蔵容
器である。 【解決手段】原子燃料輸送貯蔵容器1は、一端が開口し
た有底筒状の輸送容器本体2内に、燃料バスケット3を
収納し、この燃料バスケット3には、横断面矩形の原子
燃料体6を出し入れ可能に収納する複数の収納孔5を格
子状に形成する。燃料バスケット3は、その収納孔5へ
原子燃料体6を収納させたとき、V字状支持面6,7が
原子燃料体の隣接する2側面11,12を面接触支持す
る。また、輸送容器本体2の開口部は容器蓋4で開閉可
能に密閉された構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの原子燃
料体の輸送時に使用する輸送貯蔵容器に係り、特に原子
燃料体の固定機能を有した原子燃料輸送貯蔵容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、使用済みの原子燃料体は燃料バス
ケットと燃料バスケットを収納する輸送容器本体で構成
される燃料輸送容器にて輸送される。燃料バスケットは
燃料収納室となる横断面がほぼ正方形状の多数の収納孔
を有する。燃料輸送容器は細長い形状であるため、長手
方向がほぼ水平な状態あるいは斜設状態でトレーラやト
ラックなどの輸送手段で輸送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、燃料輸送容器
の長手方向が水平な状態のときには、原子燃料体を収納
する収納孔も水平方向である。収納孔内壁と収納された
原子燃料体外表面の間にはギャップが存在するため、輸
送時には、燃料輸送容器の振動により原子燃料体が収納
孔内で振動する恐れがある。また、燃料バスケット自身
も燃料輸送容器本体の内部で振動し、原子燃料体の収納
孔内での振動を促進する恐れがある。
【0004】使用前の原子燃料体を構成する混合酸化物
は、特に振動による損傷を嫌う。使用前の原子燃料体を
輸送する場合は、原子燃料体を燃料保護装置に入れてか
ら収納孔に収納する。そして、原子燃料体と燃料バスケ
ットのギャップをなくすために、燃料バスケット内壁と
燃料保護装置の表面を固縛機構により固定して輸送す
る。
【0005】しかし、燃料保護装置や固縛機構は形状が
複雑であるため、設置に大きな空間が必要である。した
がって、多数の原子燃料体を一度に収納できる大容量な
燃料輸送容器には、燃料保護装置や固縛機構は不向きで
ある。
【0006】一方使用済みの原子燃料体に使用する燃料
輸送容器においては、固縛機構を具備してないため、原
子燃料体の振動の発生と隙間移動による原子燃料体の損
傷が懸念される。このため輸送容器の振動に対して原子
燃料体が振動や移動をせずに安定した状態を保つことが
できる輸送容器の開発が望まれる。
【0007】本発明はかかる従来の事情に対処するため
になされたものであり、輸送容器が振動してもバスケッ
ト孔内で原子燃料体が振動や移動をせずに安定した状態
を保つことができる原子燃料体の固定機能を有した原子
燃料輸送貯蔵容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原子燃料輸
送貯蔵容器は、上述の目的を達成するために、請求項1
に記載したように、一端が開口した有底筒状の輸送容器
本体内に、燃料バスケットを収納し、前記燃料バスケッ
トには、横断面矩形の原子燃料体を出し入れ可能に収納
する複数の収納孔を格子状に形成し、前記燃料バスケッ
トは、その収納孔へ前記原子燃料体を収納させたとき、
V字状支持面が原子燃料体の隣接する2側面を面接触支
持し、前記輸送容器本体の開口部は容器蓋で開閉可能に
密閉されたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載した
ように、前記燃料バスケットの各収納孔のうち少なくと
も1つの輸送容器本体の内底面側には、原子燃料体と輸
送容器本体の内底面との間隙を埋めるスペーサ機構と、
前記原子燃料体の輸送容器本体の内底面側の位置決め機
構とが設けられ、この位置決め機構で原子燃料体を位置
決めして原子燃料体の隣接する2側面が前記燃料バスケ
ットの収納孔が具備する上向き開放のV字状支持面に面
接触支持されたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載した
ように、前記燃料バスケットの輸送容器本体の内底面側
には、燃料バスケットあるいは各原子燃料体と輸送容器
本体の内底面との間隙を埋めるスペーサ機構と、各原子
燃料体および燃料バスケットの輸送容器本体の内底面側
の位置決め機構とが設けられ、この位置決め機構で原子
燃料体を位置決めして原子燃料体の隣接する2側面が前
記燃料バスケットの収納孔が具備する上向き開放のV字
状支持面に面接触支持されたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載した
ように、前記輸送容器本体の内底面には、燃料バスケッ
トあるいは各原子燃料体の輸送容器本体の内底面側の位
置決め機能が設けられ、この位置決め機能で原子燃料体
を位置決めして原子燃料体の隣接する2側面が前記燃料
バスケットの収納孔が具備する上向き開放のV字状支持
面に面接触支持されたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載した
ように、前記各収納孔のうち少なくとも1つの容器蓋側
には、前記原子燃料体と容器蓋の間隙を埋めるスペーサ
機構と、原子燃料体の容器蓋側の位置決め機構とが設け
られ、この位置決め機構で原子燃料体を位置決めして原
子燃料体の隣接する2側面が前記燃料バスケットの収納
孔が具備する上向き開放のV字状支持面に面接触支持さ
れたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載した
ように、前記燃料バスケットの容器蓋側には、燃料バス
ケットあるいは各原子燃料体と容器蓋の間隙を埋めるス
ペーサ機構と、燃料バスケットあるいは各原子燃料体の
容器蓋側の位置決め機構とが設けられ、この位置決め機
構で原子燃料体を位置決めして原子燃料体の隣接する2
側面が前記燃料バスケットの収納孔が具備する上向き開
放のV字状支持面に面接触支持されたことを特徴とする
ものである。
【0014】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載した
ように、前記容器蓋には、燃料バスケットあるいは各原
子燃料体の容器蓋側の位置決め機能が設けられ、この位
置決め機能で原子燃料体を位置決めして原子燃料体の隣
接する2側面が前記燃料バスケットの収納孔が具備する
上向き開放のV字状支持面に面接触支持されたことを特
徴とするものである。
【0015】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項8に記載した
ように、前記スペーサ機構に伸縮機能を設けたことを特
徴とするものである。
【0016】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項9に記載した
ように、前記位置決め機能を設けた輸送容器本体の内底
面に伸縮機能を設けたことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載し
たように、前記位置決め機能を設けた容器蓋に伸縮機能
を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
の第1の実施形態による縦断面図である。
【0020】また、図2は図1に示す原子燃料輸送貯蔵
容器1の横断面図である。
【0021】原子燃料輸送貯蔵容器1は有底中空円筒形
状の輸送容器本体2を、その軸方向が水平あるいは斜設
状態となるよう配置し、内部に燃料バスケット3を収納
して容器蓋4で閉じた構成である。燃料バスケット3に
はバスケット収納孔を形成する燃料体収納部5が複数設
けられる。燃料体収納部5は、横断面がほぼ正方形の格
子状をなす角筒形状であり、各燃料体収納部5の下側側
面は、燃料集合体である原子燃料体6を接触支持させる
支持面7、8を形成しており、この燃料体収納部5の支
持面7、8は90度の角度をなして横断面V字状に形成
される。
【0022】また、各燃料体収納部5のV字状支持面
7、8は輸送手段の幅方向である水平方向に対して鋭
角、例えば45度の角度の傾斜をもつ。さらに各燃料体
収納部5には輸送容器本体2の輸送容器内底面9側に、
位置決め機構として燃料下部位置決め部材10がはめ込
まれる。また、燃料体収納部5には原子燃料体6が収納
可能に構成される。原子燃料体6は角柱状あるいは角筒
状であり、90度の角度をなしてV字状に原子燃料体側
面11、12を形成する。従って、原子燃料体6を燃料
体収納部5に収納すると、燃料体収納部5のV字状支持
面7,8は原子燃料体側面11、12と接触し、原子燃
料体6を支持する。
【0023】V字状支持面7,8の対向面は同じくV字
状をなすガイド面とされる。V字状ガイド面は原子燃料
体6を燃料体収納部5に収納させる際、原子燃料体6を
案内する。
【0024】図3は図1に示す燃料下部位置決め部材1
0の斜視図である。
【0025】燃料下部位置決め部材10は、角ブロック
状の軸直角方向位置決め部材13とスペーサ機構である
円筒あるいは円筒ブロック状の軸方向位置決め部材14
で一体あるいは一体的に構成され、原子燃料体6の燃料
下部構造体15に結合する構造体取合孔16が軸直角方
向位置決め部材13に偏心して設けられる。構造体取合
孔16は軸直角方向位置決め部材13を貫いて、軸方向
位置決め部材14内に延び終端する。
【0026】軸直角方向位置決め部材13は角柱あるい
は角柱状のブロック形状で、燃料体収納部5内にはめ込
まれることにより固定される。構造体取合孔16は、燃
料下部位置決め部材10の偏心した位置に設けられ、原
子燃料体6を構造体取合孔16に結合させると、燃料体
収納部5のV字状支持面7,8と燃料体側面11、12
が共に接する。この構造体取合孔16に燃料下部構造体
15がはめ込まれ、軸方向位置決め部材14により、原
子燃料体6と図1に示す輸送容器内底面9との間隙が埋
められる。
【0027】すなわち原子燃料輸送貯蔵容器1は、水平
状態あるいは斜設状態で搬送され、この搬送時には燃料
下部位置決め部材10により、原子燃料体6と燃料体収
納部5あるいは輸送容器内底面9との間隙が埋め合わさ
れ、さらに原子燃料体6にかかる重力の作用で、燃料体
収納部5のV字状支持面7,8と原子燃料体側面11、
12が共に面接触支持され、支持接触面積が増えること
により原子燃料体6の振動が低減される構造である。
【0028】図4は燃料下部位置決め部材10の変形例
を示す斜視図である。
【0029】燃料下部位置決め部材10Aは、角ブロッ
ク形状の軸方向位置決め部材17に燃料下部構造体15
をはめ込むことができるように取合用切欠き18を設け
た構成である。軸方向位置決め部材17は、燃料体収納
部5内部に固定され、輸送容器内底面9と原子燃料体6
との間隙を埋める。また、取合用切欠き18に燃料下部
構造体15がはめ込まれることにより、原子燃料体6の
軸に垂直な方向への移動が抑制される。
【0030】燃料下部位置決め部材10Aのように、輸
送容器内底面9と原子燃料体6との間隙、あるいは原子
燃料体収納部5と原子燃料体6の間隙を埋め、原子燃料
体6の軸方向と軸に垂直な方向への移動を抑制できる形
状であれば他の形状であってもよい。
【0031】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第2の実施形態について図5、図6および図7により説
明する。
【0032】図5は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
の第2の実施形態による縦断面図である。
【0033】原子燃料輸送貯蔵容器1Aは、図1及び図
2に示す原子燃料輸送貯蔵容器1が、燃料下部位置決め
部材10を具備する点以外については同じ構成である。
したがって、図1および図2と同じ部品あるいは部材等
については同符号を付して、同じ構成については説明を
省略する。
【0034】図5の原子燃料輸送貯蔵容器1Aでは、燃
料体収納部5の輸送容器本体2の輸送容器内底面9側
に、燃料下部位置決め部材10の代わりに、バスケット
下部位置決め部材20が設けられる。
【0035】図6は図5に示すバスケット下部位置決め
部材20の斜視図である。
【0036】バスケット下部位置決め部材20は、円板
状の軸直角方向位置決め部材21と円筒あるいは円柱ブ
ロック状の軸方向位置決め部材22で構成され、複数の
構造体取合孔23と格子状をなすバスケット板下部取合
溝24が設けられる。
【0037】軸方向位置決め部材22は原子燃料体6あ
るいは燃料バスケット3と図5に示す輸送容器内底面9
との間隙を埋める役割を担う。
【0038】バスケット下部位置決め部材20のバスケ
ット板下部取合溝24は、燃料バスケット3を構成する
バスケット板25の位置に合致するように格子状に設け
られる。このバスケット板下部取合溝24にバスケット
板25がはめ込まれることにより、バスケット下部位置
決め部材20は燃料バスケット3に固定される。
【0039】バスケット下部位置決め部材20の各構造
体取合孔23は、格子状をなすバスケット板下部取合溝
24の中央から偏心した位置にそれぞれ設けられ、各原
子燃料体6を構造体取合孔23に結合させると、燃料体
収納部5のV字状支持面7,8と燃料体側面11、12
が共に接する。この構造体取合孔23に燃料下部構造体
15がはめ込まれることにより各原子燃料体6がバスケ
ット下部位置決め部材20に固定される。
【0040】すなわち、この原子燃料輸送貯蔵容器1A
では、図1及び図2に示す第1実施形態の原子燃料輸送
貯蔵容器1と同様に、バスケット下部位置決め部材20
により、原子燃料体6あるいは燃料体収納部5と輸送容
器内底面9との間隙が埋め合わさり、原子燃料体6にか
かる重力の作用で、燃料体収納部5のV字状支持面7,
8と原子燃料体側面11、12が共に面接触支持され、
支持接触面積が増えることにより原子燃料体6の振動が
低減される構造である。さらに、単一の部材であるバス
ケット下部位置決め部材20で全ての原子燃料体6の振
動を低減させることができる。
【0041】図7はバスケット下部位置決め部材20の
変形例を示す斜視図である。
【0042】図7のバスケット下部位置決め部材20A
は、円筒あるいは円柱ブロック状の軸直角方向位置決め
部材26、角ブロック状の軸方向位置決め部材27およ
び円板状の位置決め部材固定板28で構成される。
【0043】軸方向位置決め部材27は、原子燃料体6
あるいは燃料バスケット3と図5に示す輸送容器内底面
9との間隙を埋める役割を担う。一方、位置決め部材固
定板28には固定用ボルト孔29が設けられ、固定用ボ
ルト30で輸送容器本体2の輸送容器内底面9にバスケ
ット下部位置決め部材20Aを固定できる。バスケット
下部位置決め部材20Aを輸送容器本体2に固定するこ
とにより衝撃力あるいは振動をさらに抑制することがで
きる。
【0044】また、バスケット下部位置決め部材20A
には、複数の構造体取合用切欠き31とバスケット板下
部取合溝32が設けられる。この複数の構造体取合用切
欠き31にそれぞれ燃料下部構造体15がはめ込まれる
ことにより各原子燃料体6がバスケット下部位置決め部
材20Aに固定され、原子燃料体6の軸方向と軸に垂直
な方向への移動が抑制される。さらに、バスケット板下
部取合溝32にバスケット板25がはめ込まれることに
より、バスケット下部位置決め部材20Aは燃料バスケ
ット3に固定される。
【0045】図7に示すバスケット下部位置決め部材2
0Aのように、輸送容器内底面9と各原子燃料体6ある
いは燃料バスケット3との間隙を埋め、全ての原子燃料
体6の軸方向と軸に垂直な方向への移動を抑制できる形
状であれば他の形状であってもよい。
【0046】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第3の実施形態について図8、図9および図10により
説明する。
【0047】図8は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器
の第3の実施形態による縦断面図である。
【0048】また、図9は図8に示す原子燃料輸送貯蔵
容器1Bの輸送容器内底面9Aの構造を示す斜視図であ
る。
【0049】図8に示す原子燃料輸送貯蔵容器1Bは、
図4及び図5に示す原子燃料輸送貯蔵容器1Aにおい
て、バスケット下部位置決め部材20を具備していない
点および輸送容器内底面9の形状が異なる点以外につい
ては同じ構成である。したがって、図2、図5あるいは
図6と同じ部品あるいは部材については同符号を付し
て、同じ構成については説明を省略する。
【0050】図8に示す原子燃料輸送貯蔵容器1Bで
は、図5に示すバスケット下部位置決め部材20が設け
られておらず、代わりに輸送容器内底面9Aに複数の構
造体取合孔40とバスケット板下部取合溝41が設けら
れる。
【0051】原子燃料輸送貯蔵容器1Bの輸送容器内底
面9Aに形成されるバスケット板下部取合溝41は、図
9に示すように燃料バスケット3を構成するバスケット
板25との結合位置に合致するように格子状に設けられ
る。このバスケット板下部取合溝41にバスケット板2
5がはめ込まれることにより、燃料バスケット3は輸送
容器本体2に固定される。
【0052】また、原子燃料輸送貯蔵容器1Bの輸送容
器内底面9Aの各構造体取合孔40は、格子状をなすバ
スケット板下部取合溝41の中央から偏心した位置にそ
れぞれ設けられ、各原子燃料体6を構造体取合孔40に
結合させると、燃料体収納部5のV字状支持面7,8と
燃料体側面11、12が共に接する。この構造体取合孔
40に燃料下部構造体15がはめ込まれることにより各
原子燃料体6がバスケット下部位置決め部材20に固定
される。
【0053】すなわち、原子燃料輸送貯蔵容器1Bで
は、輸送容器内底面9Aに設けられた面バスケット板下
部取合溝41で燃料バスケット3を輸送容器本体2に固
定し、同じく輸送容器内底面9Aに設けられた構造体取
合孔40に原子燃料体6をはめ込み、原子燃料体6の軸
に垂直な方向への移動を抑制する。
【0054】また、燃料集合体を構成する原子燃料体6
にかかる重力の作用で、燃料体収納部5のV字状支持面
7,8と原子燃料体側面11、12が共に面接触支持さ
れ、支持接触面積が増えることにより原子燃料体6の振
動が低減される構造である。さらに、輸送容器本体2に
直接燃料バスケット3と原子燃料体6の一端を固定する
ことにより振動を低減させることができるとともに、独
立した位置決め部材等が不要である。
【0055】図10は図9に示す原子燃料輸送貯蔵容器
1Bの、輸送容器本体2に形成される輸送容器内底面9A
の構造の変形例を示す斜視図である。
【0056】図10に示す輸送容器本体2の輸送容器内
底面9Bには、構造体取合孔40の代わりに構造体取合
用切欠き42が設けられる。構造体取合用切欠き42に
燃料下部構造体15がはめ込まれることにより原子燃料
体6の一端が輸送容器本体2に固定される。
【0057】この変形例のように、輸送容器本体2の輸
送容器内底面9は、燃料バスケット3と原子燃料体6を
輸送容器内底面9側で固定できる形状であれば他の形状
でもよい。
【0058】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第4の実施形態について図11、図12および図13に
より説明する。
【0059】図11は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の第4の実施形態による縦断面図である。
【0060】また、図12は図11に示す原子燃料輸送
貯蔵容器1Cの燃料バスケット3内に収納される原子燃
料体6を位置決めする燃料上部位置決め部材50の斜視
図である。
【0061】図11の原子燃料輸送貯蔵容器1Cは、図
1及び図2に示す原子燃料輸送貯蔵容器1に対し、容器
蓋4側の燃料体収納部5内部に燃料上部位置決め部材5
0を設けた点以外については同じ構成である。したがっ
て、図1および図2と同じ部品あるいは部材には同符号
を付して、説明を省略する。
【0062】図12の燃料上部位置決め部材50は、角
ブロック状の軸直角方向位置決め部材51と円筒あるい
は円柱ブロック状の軸方向位置決め部材52で一体ある
いは一体的に構成され、原子燃料体6の燃料上部構造体
54に結合する構造体取合孔53が軸直角方向位置決め
部材51に偏心して設けられる。構造体取合孔53は、
軸直角方向位置決め部材51を貫いて、軸方向位置決め
部材52内に延び終端する。
【0063】軸直角方向位置決め部材51は角柱あるい
は角ブロック形状で、燃料体収納部5内にはめ込まれる
ことにより固定される。構造体取合孔53は、燃料上部
位置決め部材50の偏心した位置に設けられ、原子燃料
体6を構造体取合孔53に結合させると、燃料体収納部
5のV字状支持面7,8と燃料体側面11、12が共に
接する。この構造体取合孔53に燃料下部構造体15が
はめ込まれ、軸方向位置決め部材52により、原子燃料
体6と容器蓋4との間隙が埋められる。
【0064】すなわち、原子燃料輸送貯蔵容器1Cで
は、第1の実施形態である原子燃料輸送貯蔵容器1と同
様に、燃料下部位置決め部材10により原子燃料体6と
燃料体収納部5、または輸送容器内底面9の間隙が埋め
合わさるのみならず、さらに、燃料上部位置決め部材5
0により原子燃料体6と容器蓋4との間隙も埋め合わさ
る。また、燃料集合体を構成する原子燃料体6にかかる
重力の作用で、燃料体収納部5のV字状支持面7,8と
原子燃料体側面11、12が共に面接触支持され、支持
接触面積が増えることにより原子燃料体6の振動が低減
される構造である。
【0065】図13は図12に示す燃料上部位置決め部
材50の変形例を示す斜視図である。
【0066】図13に示す燃料上部位置決め部材50A
は、角ブロック状の軸方向位置決め部材55に燃料上部
構造体54を結合させることができるように構造体取合
用切欠き56を設けた構成である。また、軸方向位置決
め部材55は、燃料体収納部5の容器蓋4側に固定さ
れ、原子燃料体6と容器蓋4との間隙を埋め合わせる。
【0067】この変形例のように、燃料上部位置決め部
材50は、燃料上部構造体54をはめ込むことができ、
かつ燃料体収納部5の容器蓋4側にはめ込まれることが
できる形状であれば、他の変形例でもよい。
【0068】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第5の実施形態について図14、図15および図16に
より説明する。
【0069】図14は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の第5の実施形態による縦断面図である。
【0070】また、図15は図14に示す原子燃料輸送
貯蔵容器1Dの燃料バスケット3内に収納される原子燃
料体6を位置決めするバスケット上部位置決め部材60
の斜視図である。
【0071】図14の原子燃料輸送貯蔵容器1Dは、図
4及び図5に示す原子燃料輸送貯蔵容器1Aに対し、容
器蓋4と燃料バスケット3の間にバスケット上部位置決
め部材60を設けた点以外については同じ構成である。
したがって、図2、図5あるいは図6と同じ部品あるい
は部材には同符号を付して、説明を省略する。
【0072】バスケット上部位置決め部材60は、円板
状の軸直角方向位置決め部材61と円筒あるいは円柱ブ
ロック状の軸方向位置決め部材62とで構成され、複数
の構造体取合孔63とバスケット板上部取合溝64が設
けられる。
【0073】軸方向位置決め部材62は原子燃料体6あ
るいは燃料バスケット3と容器蓋4との間隙を埋める役
割を担う。
【0074】バスケット上部位置決め部材60のバスケ
ット板上部取合溝64は、燃料バスケット3を構成する
バスケット板25の結合位置に合致するように格子状に
設けられる。このバスケット板上部取合溝64にバスケ
ット板25がはめ込まれることにより、バスケット上部
位置決め部材60は燃料バスケット3に固定される。
【0075】バスケット上部位置決め部材60の各構造
体取合孔63は、格子状をなすバスケット板上部取合溝
64の中央から偏心した位置にそれぞれ設けられ、各原
子燃料体6を構造体取合孔63に結合させると、燃料体
収納部5のV字状支持面7,8と燃料体側面11、12
が共に接する。この構造体取合孔63に燃料上部構造体
54がはめ込まれることにより各原子燃料体6が燃料バ
スケット上部位置決め部材60に固定される。
【0076】すなわち、原子燃料輸送貯蔵容器1Dで
は、図5及び図6に示す第2実施形態の原子燃料輸送貯
蔵容器1Aと同様に、単一の部材であるバスケット下部
位置決め部材20により、全ての原子燃料体6あるいは
燃料体収納部5と輸送容器内底面9との間隙が埋め合わ
さるのみならず、単一の部材であるバスケット上部位置
決め部材60により、全ての原子燃料体6あるいは燃料
体収納部5と容器蓋4との間隙が埋め合わされる。この
ため、原子燃料体6は軸方向および軸に垂直な方向への
移動が抑制される。
【0077】また、燃料集合体を構成する原子燃料体6
にかかる重力の作用で、燃料体収納部5のV字状支持面
7,8と原子燃料体側面11、12が共に面接触支持さ
れ、支持接触面積が増えることにより原子燃料体6の振
動が低減される構造である。
【0078】図16は図15に示すバスケット上部位置
決め部材60の変形例を示す斜視図である。
【0079】図15に示すバスケット上部位置決め部材
60Aは、円板状の軸直角方向位置決め部材65、円筒
あるいは円柱ブロック状の軸方向位置決め部材66およ
び円板状の位置決め部材固定板67で構成される。
【0080】軸方向位置決め部材66は、原子燃料体6
あるいは燃料バスケット3と容器蓋4との間隙を埋める
役割を担う。一方、位置決め部材固定板67には固定用
ボルト孔68が設けられ、固定用ボルト69で容器蓋4
にバスケット上部位置決め部材60Aを固定できる。バ
スケット上部位置決め部材60Aを容器蓋4に固定する
ことにより衝撃力あるいは振動をさらに抑制することが
できる。
【0081】また、燃料バスケット上部位置決め部材6
0Aには、複数の構造体取合用切欠き70とバスケット
板上部取合溝71が設けられる。この複数の構造体取合
用切欠き70にそれぞれ燃料上部構造体54がはめ込ま
れることにより各原子燃料体6がバスケット上部位置決
め部材60Aに固定され、原子燃料体6の軸方向と軸に
垂直な方向への移動が抑制される。さらに、バスケット
板上部取合溝71にバスケット板25がはめ込まれるこ
とにより、バスケット上部位置決め部材60Aは燃料バ
スケット3に固定される。
【0082】バスケット上部位置決め部材60は、容器
蓋4と各原子燃料体6あるいは燃料バスケット3との間
隙を埋め、全ての原子燃料体6の軸方向と軸に垂直な方
向への移動を抑制できる形状であれば他の形状であって
もよい。
【0083】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第6の実施形態について図17、図18および図19に
より説明する。
【0084】図17は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の第6の実施形態による縦断面図である。
【0085】また、図18は図17に示す容器蓋4Aの
構造を示す斜視図である。
【0086】図17の原子燃料輸送貯蔵容器1Eは、図
14及び図15に示す原子燃料輸送貯蔵容器1Dに対
し、バスケット上部位置決め部材60を具備していない
点および容器蓋4の形状が異なる点以外については同じ
構成である。したがって、図2、図14あるいは図15
と同じ部品あるいは部材には同符号を付して、説明を省
略する。
【0087】図17の原子燃料輸送貯蔵容器1Eでは、
図14に示すバスケット上部位置決め部材60が設けら
れておらず、代わりに容器蓋4Aの輸送容器本体2内部
側に複数の構造体取合孔80とバスケット板上部取合溝
81が設けられる。
【0088】容器蓋4Aのバスケット板上部取合溝81
は、燃料バスケット3を構成するバスケット板25の結
合位置に合致するように格子状に設けられる。このバス
ケット板上部取合溝81にバスケット板25がはめ込ま
れることにより、燃料バスケット3は容器蓋4Aに固定
される。
【0089】容器蓋4Aの構造体取合孔80は、格子状
をなすバスケット板上部取合溝81の中央から偏心した
位置にそれぞれ設けられ、各原子燃料体6を構造体取合
孔80に結合させると、燃料体収納部5のV字状支持面
7,8と燃料体側面11、12が共に接する。この構造
体取合孔80に燃料上部構造体54がはめ込まれること
により原子燃料体6が容器蓋4Aに固定される。
【0090】すなわち、原子燃料輸送貯蔵容器1Eで
は、図14及び図15に示す第5実施形態の原子燃料輸
送貯蔵容器1Dと同様に、単一の部材であるバスケット
下部位置決め部材20により、全ての原子燃料体6ある
いは燃料体収納部5と輸送容器内底面9との間隙が埋め
合わされる。
【0091】一方、容器蓋4Aに設けられたバスケット
板上部取合溝81で燃料バスケット3を容器蓋4Aに固
定し、同じく容器蓋4Aに設けられた構造体取合孔80
に原子燃料体6をはめ込むことにより、原子燃料体6の
軸方向および軸に垂直な方向への移動が抑制される。ま
た、原子燃料体6にかかる重力の作用で、燃料体収納部
5のV字状支持面7,8と原子燃料体側面11、12が
共に面接触支持され、支持接触面積が増えることにより
原子燃料体6の振動が低減される構造である。
【0092】また、原子燃料輸送貯蔵容器1Eでは、容
器蓋4Aに直接燃料バスケット3と原子燃料体6の一端
を固定することにより振動を低減させることができると
ともに、独立した位置決め部材が不要である。
【0093】図19は図18に示す容器蓋4Aの変形例
を示す斜視図である。
【0094】図19に示す容器蓋4Bには、構造体取合
孔80の代わりに構造体取合用切欠き82が設けられ
る。構造体取合用切欠き82に燃料上部構造体54がは
め込まれることにより原子燃料体6の一端が容器蓋4B
に固定される。
【0095】この変形例のように、容器蓋4は、燃料バ
スケット3と原子燃料体6を容器蓋4に固定できる形状
であれば他の形状でもよい。
【0096】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第7の実施形態について図20により説明する。
【0097】図20は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の第7の実施形態における燃料下部位置決め部材の斜
視図である。
【0098】図20に示す燃料下部位置決め部材10B
は図3に示す燃料下部位置決め部材10と同じ構成であ
る。ただし、燃料下部位置決め部材10Bはスペーサ機
構としての軸方向位置決め部材14に伸縮機能を有す
る、例えば圧縮変形する弾性材料を使用する。このため
万一衝撃等が発生し、軸方向位置決め部材14が原子燃
料体6により、その軸方向の荷重を受けても圧縮または
伸張し、衝撃を吸収する。これにより、原子燃料体6へ
の衝撃も軽減するとともに、振動をも軽減することがで
きる。
【0099】次に本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の
第8の実施形態について図21により説明する。
【0100】図21は本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容
器の第8の実施形態における燃料上部位置決め部材の斜
視図である。
【0101】図21に示す燃料上部位置決め部材50B
は図12に示す燃料上部位置決め部材50と同じ構成で
ある。ただし、燃料上部位置決め部材50Bはスペーサ
機構である軸方向位置決め部材52に伸縮機能を有す
る、例えば圧縮変形する弾性材料を使用する。このため
万一衝撃等が発生し、軸方向位置決め部材52が原子燃
料体6により、その軸方向の荷重を受けても圧縮または
伸張し、衝撃を吸収する。これにより、原子燃料体6へ
の衝撃も軽減するとともに、振動をも軽減することがで
きる。
【0102】圧縮変形する弾性材料の使用は第7および
8の実施形態の例に限らず、全ての実施形態において、
原子燃料体6あるいは燃料バスケット3をはめ込み固定
する位置決め部材に使用することもできる。
【0103】
【発明の効果】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器にお
いては、バスケット孔内面と原子燃料体側面の接触面積
が広く、原子燃料体あるいはバスケットの両端部に位置
決め機能を設けたことにより、原子燃料体およびバスケ
ットを輸送容器内に固定することができる。このため、
原子燃料体を輸送容器にて輸送する際に、原子燃料体と
バスケットの振動を低減あるいは防止し、原子燃料体お
よび輸送容器に加わる衝撃力を緩和することができる。
すなわち収納物である原子燃料体および輸送容器の健全
性を向上することができる。
【0104】また、輸送時に万一重大な衝撃力が発生
し、原子燃料体に荷重がかかっても、原子燃料体をはめ
込む構造材が圧縮変形する性質を具備するため、構造材
が変形し衝撃力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第1の実
施形態による縦断面図。
【図2】図1に示す原子燃料輸送貯蔵容器の横断面図。
【図3】図1に示す燃料下部位置決め部材の斜視図。
【図4】燃料下部位置決め部材の変形例を示す斜視図。
【図5】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第2の実
施形態による縦断面図。
【図6】図5に示すバスケット下部位置決め部材の斜視
図。
【図7】バスケット下部位置決め部材の変形例を示す斜
視図。
【図8】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第3の実
施形態による縦断面図。
【図9】図8に示す原子燃料輸送貯蔵容器の輸送容器内
底面の構造を示す斜視図。
【図10】図9に示す原子燃料輸送貯蔵容器の、輸送容
器本体に形成される輸送容器内底面の構造の変形例を示
す斜視図。
【図11】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第4の
実施形態による縦断面図。
【図12】図11に示す原子燃料輸送貯蔵容器の燃料バ
スケット内に収納される原子燃料体を位置決めする燃料
上部位置決め部材の斜視図。
【図13】図12に示す燃料上部位置決め部材の変形例
を示す斜視図。
【図14】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第5の
実施形態による縦断面図。
【図15】図14に示す原子燃料輸送貯蔵容器の燃料バ
スケット内に収納される原子燃料体を位置決めするバス
ケット上部位置決め部材の斜視図。
【図16】図15に示すバスケット上部位置決め部材の
変形例を示す斜視図。
【図17】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第6の
実施形態による縦断面図。
【図18】図17に示す容器蓋の構造を示す斜視図。
【図19】図18に示す容器蓋の構造の変形例を示す斜
視図。
【図20】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第7の
実施形態における燃料下部位置決め部材の斜視図。
【図21】本発明に係る原子燃料輸送貯蔵容器の第8の
実施形態における燃料上部位置決め部材の斜視図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E 原子燃料輸送貯蔵容器 2 輸送容器本体 3 燃料バスケット 4、4A、4B 容器蓋 5 燃料体収納部 6 原子燃料体 7、8 支持面 9、9A、9B 輸送容器内底面 10、10A、10B 燃料下部位置決め部材 11、12 原子燃料体側面 13 軸直角方向位置決め部材 14 軸方向位置決め部材 15 燃料下部構造体 16 構造体取合孔 17 軸方向位置決め部材 18 取合用切欠き 20、20A バスケット下部位置決め部材 21 軸直角方向位置決め部材 22 軸方向位置決め部材 23 構造体取合孔 24 バスケット板下部取合溝 25 バスケット板 26 軸直角方向位置決め部材 27 軸方向位置決め部材 28 位置決め部材固定板 29 固定用ボルト孔 30 固定用ボルト 31 構造体取合用切欠き 32 バスケット板下部取合溝 40 構造体取合孔 41 バスケット板下部取合溝 42 構造体取合用切欠き 50、50A、50B 燃料上部位置決め部材 51 軸直角方向位置決め部材 52 軸方向位置決め部材 53 構造体取合孔 54 燃料上部構造体 55 軸方向位置決め部材 56 取合用切欠き 60、60A バスケット上部位置決め部材 61 軸直角方向位置決め部材 62 軸方向位置決め部材 63 構造体取合孔 64 バスケット板上部取合溝 65 軸直角方向位置決め部材 66 軸方向位置決め部材 67 位置決め部材固定板 68 固定用ボルト孔 69 固定用ボルト 70 取合用切欠き 71 バスケット板上部取合溝 80 構造体取合孔 81 バスケット板上部取合溝 82 取合用切欠き

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開口した有底筒状の輸送容器本体
    内に、燃料バスケットを収納し、前記燃料バスケットに
    は、横断面矩形の原子燃料体を出し入れ可能に収納する
    複数の収納孔を格子状に形成し、前記燃料バスケット
    は、その収納孔へ前記原子燃料体を収納させたとき、V
    字状支持面が原子燃料体の隣接する2側面を面接触支持
    し、前記輸送容器本体の開口部は容器蓋で開閉可能に密
    閉されたことを特徴とする原子燃料輸送貯蔵容器。
  2. 【請求項2】 前記燃料バスケットの各収納孔のうち少
    なくとも1つの輸送容器本体の内底面側には、原子燃料
    体と輸送容器本体の内底面との間隙を埋めるスペーサ機
    構と、前記原子燃料体の輸送容器本体の内底面側の位置
    決め機構とが設けられ、この位置決め機構で原子燃料体
    を位置決めして原子燃料体の隣接する2側面が前記燃料
    バスケットの収納孔が具備する上向き開放のV字状支持
    面に面接触支持されたことを特徴とする請求項1記載の
    原子燃料輸送貯蔵容器。
  3. 【請求項3】 前記燃料バスケットの輸送容器本体の内
    底面側には、燃料バスケットあるいは各原子燃料体と輸
    送容器本体の内底面との間隙を埋めるスペーサ機構と、
    各原子燃料体および燃料バスケットの輸送容器本体の内
    底面側の位置決め機構とが設けられ、この位置決め機構
    で原子燃料体を位置決めして原子燃料体の隣接する2側
    面が前記燃料バスケットの収納孔が具備する上向き開放
    のV字状支持面に面接触支持されたことを特徴とする請
    求項1記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  4. 【請求項4】 前記輸送容器本体の内底面には、燃料バ
    スケットあるいは各原子燃料体の輸送容器本体の内底面
    側の位置決め機能が設けられ、この位置決め機能で原子
    燃料体を位置決めして原子燃料体の隣接する2側面が前
    記燃料バスケットの収納孔が具備する上向き開放のV字
    状支持面に面接触支持されたことを特徴とする請求項1
    記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  5. 【請求項5】 前記各収納孔のうち少なくとも1つの容
    器蓋側には、前記原子燃料体と容器蓋の間隙を埋めるス
    ペーサ機構と、原子燃料体の容器蓋側の位置決め機構と
    が設けられ、この位置決め機構で原子燃料体を位置決め
    して原子燃料体の隣接する2側面が前記燃料バスケット
    の収納孔が具備する上向き開放のV字状支持面に面接触
    支持されたことを特徴とする請求項1記載の原子燃料輸
    送貯蔵容器。
  6. 【請求項6】 前記燃料バスケットの容器蓋側には、燃
    料バスケットあるいは各原子燃料体と容器蓋の間隙を埋
    めるスペーサ機構と、燃料バスケットあるいは各原子燃
    料体の容器蓋側の位置決め機構とが設けられ、この位置
    決め機構で原子燃料体を位置決めして原子燃料体の隣接
    する2側面が前記燃料バスケットの収納孔が具備する上
    向き開放のV字状支持面に面接触支持されたことを特徴
    とする請求項1記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  7. 【請求項7】 前記容器蓋には、燃料バスケットあるい
    は各原子燃料体の容器蓋側の位置決め機能が設けられ、
    この位置決め機能で原子燃料体を位置決めして原子燃料
    体の隣接する2側面が前記燃料バスケットの収納孔が具
    備する上向き開放のV字状支持面に面接触支持されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  8. 【請求項8】 前記スペーサ機構に伸縮機能を設けたこ
    とを特徴とする請求項2、3、5および6のいずれか1
    項に記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  9. 【請求項9】 前記位置決め機能を設けた輸送容器本体
    の内底面に伸縮機能を設けたことを特徴とする請求項4
    記載の原子燃料輸送貯蔵容器。
  10. 【請求項10】 前記位置決め機能を設けた容器蓋に伸
    縮機能を設けたことを特徴とする請求項7記載の原子燃
    料輸送貯蔵容器。
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