JP2011033471A - 燃料集合体の輸送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内部への燃料集合体の装荷作業を容易に行うことができるとともに、燃料集合体の装荷時に燃料集合体に作用する力や擦れに起因する燃料集合体の健全性・信頼性の低下を抑制することのできる燃料集合体の輸送容器を提供する。
【解決手段】本発明の輸送容器10は、一端に開口部を有する容器本体11と、開口部を閉塞する蓋部材12Aと、容器本体11の内部に配置される角管30と、燃料集合体の側面を覆った状態で角管30内部に挿入される燃料ホルダ20と、角管30に設けられ、角管30内部において燃料ホルダ20を角管30の内面に押し付ける押付部材37a,37bと、を備え、燃料ホルダ20の一端部23を、燃料ホルダ20の内方に向けて傾斜するテーパ状に形成する一方、角管30の一端部に、燃料ホルダ20の一端部23の形状に合致する凹部41を有した第1ガイド部材40を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料集合体を収納して輸送する輸送容器に関する。
原子力発電所で用いられる新燃料集合体(未燃焼の燃料集合体:以下、単に燃料集合体と称する)は、燃料製造工場で製造された後、遮蔽や密封などの機能を有した輸送容器に収納された状態で原子力発電所に輸送される。この燃料集合体の輸送時において、輸送中の振動や衝撃が燃料集合体に伝わると、燃料集合体が変形したり、金属接触部の擦れにより傷付きが生じる可能性がある。このため、製品としての健全性・信頼性を損なわないように、輸送容器に対して燃料集合体を確実に固定する必要がある。
そこで、従来の輸送容器では、容器本体内部に燃料集合体を横置きした後、燃料集合体の全長に亘って所定間隔ごとにクランピングフレーム等の固縛部材を取付け固縛していた(たとえば特許文献1を参照)。しかしながら、燃料集合体の全長は約4メートルに及ぶため、固縛作業に手間が掛かる。そのため、燃料集合体の輸送容器への装荷作業に多大な時間を要していた。
これに対して、固縛作業の簡易化を図った輸送容器の一例として、特許文献2に示される輸送容器が知られている。特許文献2に示される輸送容器は、輸送容器内部に複数の燃料集合体を収納するバスケットを備えている。バスケットは、燃料集合体を収容する複数の角管から構成されており、各角管を構成する4つの壁面のうち2つの壁面の各長手方向に沿って、固縛装置が設けてある。固縛装置は、角管の長手方向に沿って所定の間隔をあけて配置され角管内部に進退自在に構成された複数の締付板と、各締付板に連結され、各締付板を進退駆動させる複数の駆動部と、これらの駆動部を連結して同時に回転駆動させる回転軸とから構成されるものであり、バスケットの開口部において操作者が回転軸先端の操作部を操作することによって、回転軸を介して複数の駆動部に回転を伝達し、複数の締付板を同時に進退駆動させるようになっている。また、バスケットを構成する角管の下端部には、燃料集合体の下端部を保持する受台が設置されている。受台は、燃料集合体の先細形状の下端部に合致する凹部形状を有している。
燃料集合体を上記の輸送容器に装荷する際には、まず、輸送容器を縦置きに配置して、バスケットの角管内に燃料集合体を垂直に吊り降ろして挿入する。このとき、燃料集合体の下端部は、角管底部に設置された受台の凹部に誘導されることにより受台に支持される。この後、上述した固縛装置の締付板を駆動させることにより、複数の締付板で燃料集合体を角管の壁面に押し付けて固縛することにより、燃料集合体の装荷作業が終了する。この特許文献2の輸送容器によれば、特許文献1の輸送容器と比べて、燃料集合体の固縛作業を容易に行うことができるため、燃料集合体の輸送容器への装荷作業に要する時間を低減させることが可能となる。
特許第4322423号公報 特許第3069536号公報
しかしながら、特許文献2の輸送容器では、燃料集合体を直接バスケットの角管に挿入するため、燃料集合体の下端部を角管の受台に誘導する際、及び、締付板によって燃料集合体の側面を角管の壁面に押圧する際に、燃料集合体に無理な力が掛かったり、角管の壁面や受台と擦れ合うことにより、燃料集合体の健全性・信頼性が低下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容器内部への燃料集合体の装荷作業を容易に行うことができるとともに、燃料集合体の装荷時に燃料集合体に作用する力や擦れに起因する燃料集合体の健全性・信頼性の低下を抑制することのできる燃料集合体の輸送容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、一端に開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉塞する蓋部材と、前記容器本体の内部に配置される角管と、燃料集合体の側面を覆った状態で前記角管内部に挿入される燃料ホルダと、前記角管に設けられ、前記角管内部において前記燃料ホルダを前記角管の内壁面に押し付ける押付部材と、を備え、前記燃料ホルダの一端部を、前記燃料ホルダの内方に向けて傾斜するテーパ状に形成する一方、前記角管の一端部に、前記燃料ホルダの一端部の形状に合致する凹部を有した第1ガイド部材を設けたこと特徴とする。
この燃料集合体の輸送容器によれば、燃料集合体を収納した燃料ホルダを角管に挿入した際に、燃料ホルダの一端部が角管のガイド部材の凹部に誘導されることにより、燃料ホルダを半自動的に収納位置に位置決めすることが可能となる。その結果、輸送容器内部への燃料集合体の装荷作業を容易に行うことができる。同時に、燃料集合体は、燃料ホルダによって保護された状態で容器本体に装荷されるため、装荷作業時に燃料集合体に作用する力や擦れに起因する健全性・信頼性の低下を抑制することができる。さらに、輸送時においては、燃料ホルダの剛性により燃料集合体の変形が抑制されるため、燃料集合体を押し付け・固定する押付部材の押し付け箇所を、従来と比べて少なくすることができる。その結果、容器本体の内部構造を大幅に簡素化することが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、前記燃料ホルダの外周形状及び前記角管の内周形状がともに四角形状を成し、前記燃料ホルダの一端部が前記第1ガイド部材の凹部に誘導されることにより、前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に接した状態に配置されるように構成され、前記角管内部において、前記押付部材によって前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に押し付けられた状態で収納されることを特徴とする。
この燃料集合体の輸送容器によれば、軽水炉で用いられる燃料集合体を輸送容器に装荷する際の装荷作業を容易に行うことができる。
次の本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、前記燃料ホルダが、断面形状がL字形状である2枚の板材の端部同士を、蝶番を介して回動自在に連結したものであることを特徴とする。
この燃料集合体の輸送容器によれば、燃料集合体を燃料ホルダに収納する際に、一方のL字状鋼板を蝶番を介して回動させることにより、燃料ホルダの内部を開放することができるため、燃料ホルダ内部に燃料集合体を容易に収納することが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、前記角管が、アルミニウム又はアルミニウム合金にボロン又はボロン化合物を添加した材料から構成されたものであることを特徴とする。
この燃料集合体の輸送容器によれば、角管が中性子吸収部材と構造強度部材としての機能を兼ね備えるため、容器本体の内部構造をさらに簡素化することが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、前記燃料ホルダの他端部を、前記燃料ホルダの内方に向けて傾斜するテーパ状に形成する一方、前記角管の他端部に、前記燃料ホルダの他端部に合致する凹部を有した第2ガイド部材を備え、前記燃料ホルダの一端部が前記第1ガイド部の凹部に誘導され、且つ、前記燃料ホルダの前記他端部が前記第2ガイド部の凹部に誘導されることにより、前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に接した状態に配置されるように構成されていることを特徴とする。
この燃料集合体の輸送容器によれば、燃料ホルダの一端部が第1ガイド部材の凹部に誘導されるとともに、燃料ホルダの他端部が第2ガイド部材の凹部に誘導されるため、燃料ホルダの収納位置への位置決めをより確実に行うことが可能となる。
本発明の燃料集合体の輸送容器によれば、燃料集合体を収納した燃料ホルダを角管に挿入した際に、燃料ホルダの一端部が角管のガイド部材の凹部に誘導されることにより、燃料ホルダを半自動的に収納位置に位置決めすることが可能となる。その結果、輸送容器内部への燃料集合体の装荷作業を容易に行うことができる。同時に、燃料集合体は、燃料ホルダによって保護された状態で容器本体に装荷されるため、装荷作業時に燃料集合体に作用する力や擦れに起因する健全性・信頼性の低下を抑制することができる。さらに、輸送時においては、燃料ホルダの剛性により燃料集合体の変形が抑制されるため、燃料集合体を押し付け・固定する押付部材の押し付け箇所を、従来と比べて少なくすることができる。その結果、容器本体の内部構造を大幅に簡素化することが可能となる。
図1は、本実施の形態に係る輸送容器に燃料集合体を装荷した状態を示す断面図である。 図2は、図1に示した輸送容器の下端部を拡大して示した図である。 図3は、図1のA−A線断面図である。 図4は、図1に示した輸送容器における燃料ホルダ及び角管の概念図である。 図5は、角管の下端に設置された下部ガイド部材の概略平面図である。 図6は、本実施の形態に係る輸送容器の他の構成例を示す断面図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための形態(以下実施の形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明に係る燃料集合体の輸送容器(以下、省略して「輸送容器」とよぶ)は、加圧水型原子力プラント(PWR:Pressurized Water Reactor)の燃料集合体に対して好適である。また、沸騰水型原子力プラント(BWR:Boiling Water Reactor)などの原子力プラント全般への適用を除外するものではない。また、本発明に係る輸送容器は、特に燃料集合体の輸送時において好適であるが、貯蔵時の適用が排除されるものではない。さらに、本発明に係る輸送容器は、燃料製造工場で新しく製造されて原子炉に装荷される燃料集合体(新燃料集合体)の輸送に好ましく用いられる。
図1は、本実施の形態に係る輸送容器に燃料集合体を装荷した状態を示す断面図、図2は、図1に示した輸送容器の下端部付近を拡大して示した図、図3は、図1のA−A線断面図、図4は輸送容器内部に収容される燃料ホルダ及び角管の概念図である。図1に例示される輸送容器10は、燃料製造工場で製造された燃料集合体50を収納し、原子力発電所まで輸送するために主に用いられるものであり、両端がそれぞれ開口した容器本体11と、容器本体11の両端の開口をそれぞれ閉塞する上部蓋部材12A及び下部蓋部材12Bと、燃料ホルダ20及び角管30とを有している。図1に示すように、容器本体11、上部蓋部材12A及び下部蓋部材12Bとで形成される内部空間13が、燃料集合体50を収納する空間となっており、この内部空間13に、燃料集合体50を保持する燃料ホルダ20及び角管30等が収容されている。
燃料集合体50の輸送時には、輸送容器10は、図1に示すように内部に収納される燃料集合体50がほぼ水平に保持されるように横置きの状態で輸送される。一方、輸送容器10に燃料集合体50を装荷する際には、上部蓋部材12A側を上、下部蓋部材12B側を下にした状態で輸送容器10を垂直に立て起こし、燃料集合体50を保持した燃料ホルダ20を容器本体11の上部開口から容器内部に吊り降ろす。また、燃料集合体50を輸送容器10から取り出す際には、上述した装荷時と同様に輸送容器10を縦置きにした状態で、燃料集合体50を保持した燃料ホルダ20を容器本体11の上部開口から吊り上げる。以下では、説明の便宜上、輸送容器10において上部蓋部材12A側を「上」、下部蓋部材12B側を「下」として説明する。
容器本体11は、γ線を遮蔽する炭素鋼やステンレス鋼等の鋼板によって形成された2重構造の筒状体であり、外筒部14と、この外筒部14の内側に配置される内筒部15とから構成されている。外筒部14の長手方向に垂直な断面形状は、例えば図3に示すように略正方形状に形成され、内筒部15の長手方向に垂直な断面形状は正方形状に形成してある。外筒部14と内筒部15は、図1及び図2に示すように複数のリブ16を介して一体化されており、外筒部14と内筒部15との間には、輸送容器10が落下して地面等に衝突した場合の衝撃を吸収する緩衝材17が充填されている。緩衝材17としては、たとえば断熱性能を併せ持つウレタンフォーム等が用いられる。なお、容器本体11内部や、上部蓋部材12A及び下部蓋部材12Bと緩衝材17との間に耐火シートを設置するなど、防火機能を付与する処置を施してもよい。
上部蓋部材12Aは、容器本体11の上部開口を閉塞することにより容器本体11の内部を密封するものであり、γ線を遮蔽するステンレス鋼又は炭素鋼等の鋼板から構成され、その内部には緩衝材17が封入されている。上述したように、輸送容器10に燃料集合体50を装荷する際、及び、輸送容器10から燃料集合体50を取り出す際には、輸送容器10が縦置きされた状態で上部蓋部材12Aが取り外され、容器本体11の上部開口から燃料ホルダ20(燃料集合体50)の出し入れが行われる。
下部蓋部材12Bは、容器本体11の下部開口を閉塞することにより容器本体11の内部を密封するものであり、上部蓋部材12Aと同様にステンレス鋼又は炭素鋼等の鋼板から構成され、その内部には緩衝材17が封入されている。この下部蓋部材12Bは、輸送容器10内部のメンテナンス作業等を行う際に取り外して下部開口から作業を行うために設けられたものである。このため、下部蓋部材12Bは燃料集合体50の装荷時及び取り出し時には取り外されることはなく、容器本体11の底板として機能する。なお、上記のメンテナンス作業等を必要としない場合あるいは上部開口だけでメンテナンス作業を行える場合には、容器本体10を有底構造とし、下部蓋部材12Bを省略した構成とすることもできる。
また、容器本体11の両端部には、上部蓋部材12A及び下部蓋部材12Bの外側全体を覆う態様で緩衝体19aが取り付けてある。緩衝体19aは、輸送容器10が縦置きの状態で垂直、水平または斜めに落下し、地面等に衝突した場合の衝撃を吸収する。さらに、容器本体10の周面に沿って緩衝体19bが複数箇所取り付けてある(図1では1箇所のみ表示)。緩衝体19bは、輸送容器10が図1に示す横置きの状態で垂直に落下し、地面等に衝突した場合の衝撃を吸収する。
容器本体11の内部に収納される燃料集合体50は、加圧水型原子力プラントで用いられるものであり、複数の燃料棒51を複数の支持格子52で束ねて構成されている。燃料棒51の両方の端部には、それぞれ上部ノズル53と下部ノズル54とが配置されている。図3に示すように、燃料集合体50は、その長手方向に垂直な断面形状が正方形状を成し、この正方形状の外周面が後述する燃料ホルダ20によって覆われた状態で角管30の内部に収容される。図1に示すように、燃料集合体50が容器本体11の内部空間13に収納された状態において、上部ノズル43は容器本体11の上端側に配置され、下部ノズル44は容器本体11の下端側に配置される。
次に、容器本体11の内部空間13において燃料集合体50を保持する機構について詳細に説明する。
燃料ホルダ20は、炭素鋼やステンレス鋼等の鋼板から構成され、図1に示すようにその長手方向寸法が燃料集合体50の全長よりも大きく形成された長尺の管状部材である。燃料ホルダ20は、図3に示すように、その内周形状が燃料集合体50の外周形状に合致するように形成されており、その長手方向に垂直な断面形状は正方形状を成している。この燃料ホルダ20は、燃料集合体50を輸送容器10に装荷する前に予め燃料集合体50に装着される。
燃料ホルダ20は、図4に示すように、その長手方向に垂直な断面形状がL字形状を成す2枚の鋼板21,22から構成され、各L字状鋼板21,22の長手方向の一端部21a,22a同士が、蝶番29を介して回動自在に連結されている。また、燃料ホルダ20の下端部23は、図2及び図3に示すように、燃料ホルダ20の内方に向けて傾斜するテーパ状、すなわち、先端(下方)に向けて先細りとなる形状に形成してある。以下では、燃料ホルダ20の下端部23を下部テーパ部23とよぶことにする。下部テーパ部23における4つの傾斜面の傾斜角度は同じ角度に形成してある。ここで、傾斜角度とは、燃料ホルダ20の長手方向が鉛直方向となるように燃料ホルダ20を縦置きにした状態において、傾斜面と水平面とのなす角度である。なお、燃料集合体50を固定する構造として、燃料集合体50の構造強度に優れる支持格子52、上部ノズル53および下部ノズル54のいずれか一つ以上において、燃料ホルダ20に当接する突起部(図示せず)をL字状鋼板21,22に設けてもよい。
同様に、燃料ホルダ20の上端部28は、燃料ホルダ20の内方に向けて傾斜するテーパ状、すなわち、先端に向けて先細りとなる形状に形成してある。以下では、燃料ホルダ20の上端部28を上部テーパ部28とよぶ。上部テーパ部28における4つの傾斜面の傾斜角度は同じ角度に形成してある。
この燃料ホルダ20に燃料集合体50を収納する際には、図4に示すように、一方のL字状鋼板21を開放し、他方のL字状鋼板22の内面に燃料集合体50の2面を接触させた状態で配置した後、一方のL字状鋼板21を回転させ、それぞれのL字状鋼板21,22の他端部21b,22b同士を図示しない連結具で連結して閉じる。これにより、燃料ホルダ20の装着が完了し、燃料集合体50の周囲が燃料ホルダ20によって覆われた状態、すなわち、燃料ホルダ20によって保護された状態となる。
角管30は、容器本体11内部において燃料ホルダ20を収容・支持するための構造体であり、予め容器本体11の内部に配置されている。角管30の長手方向寸法は、図1に示すように燃料ホルダ20の長手方向寸法よりも長く形成され、その長手方向に垂直な断面形状は、図3に示すように燃料ホルダ20の断面形状よりもわずかに大きい正方形状に形成されている。
角管30は、アルミニウム又はアルミニウム合金の粉末に中性子吸収性能をもつボロン又はボロン化合物の粉末を添加することにより得られるアルミニウム複合材又はアルミニウム合金から構成されている。ここで、ボロン化合物としては、たとえばBCを用いることができる。本実施の形態では、上記の中性子吸収性能をもつ金属材料を構造強度部材として利用している。すなわち、角管30は、中性子を吸収する働きをもたせることにより燃料集合体50が臨界に達するのを防止する機能(未臨界保証)と、落下時の衝撃により燃料集合体50が変形するのを回避する機能を兼ね備えている。さらに、角管30の全周は、図1及び図3に示すように、中性子吸収性能を有する高密度ポリエチレン45によって覆われている。
角管30の下端は、図2に示すように下部ガイド部材40が結合されることにより、下部開口が閉塞されている。下部ガイド部材40は、ステンレス鋼等の材料から構成されるものであり、上述した燃料ホルダ20の下部テーパ部23の外形状に合致する凹部41を有している。
図5は、角管30の下端に設置された下部ガイド部材40の概略平面図である。図2及び図5に示すように、凹部41は、燃料ホルダ20の4つの傾斜面にそれぞれ合致する4つの面41a,41b,41c,41dで構成され、下方に向かって先細のテーパ状となるように形成されている。図5に示すように、この凹部41の中心C´は、角管30の中心Cに対して、角管30の面33に向かう方向と面34に向かう方向に等距離ずらした位置に配置されている。ここで、凹部41の中心とは、凹部41を平面視したときの正方形の対角線の交点である。また、角管30の中心とは、角管30の内周形状である正方形の対角線の交点である。
燃料集合体50を保持した燃料ホルダ20を角管30の内部に挿入する際には、この凹部41に燃料ホルダ20の下部テーパ部23が誘導される。そして、図2に示すように凹部41に下部テーパ部23が完全に入りきったとき、図3に示すように角管30を構成する4面のうちの2面33,34に燃料ホルダ20の2面24,25が接触する位置に燃料ホルダ20が配置されるようになっている。以下、このときの燃料ホルダ20の配置位置を「輸送時収納位置」とよぶ。また、輸送時には、下部ガイド部材40の凹部41によって燃料ホルダ20の下部テーパ部23が保持される。
下部ガイド部材40に燃料ホルダ20の下部テーパ部23を保持させた後、角管30の上端部には上部ガイド部材60が設置され、上端開口が閉塞される。上部ガイド部材60は、下部ガイド部材40と同じ材料から構成されるものであり、燃料ホルダ20の上部テーパ部28の形状に合致する凹部61を有している。この上部ガイド部材60を角管30の上端に設置することにより、凹部61に上部テーパ部28を合致させる。
さらに、図1及び図3に示すように、角管30において、上述した2面33,34にそれぞれ対向する面35,36の上端近傍部位にはそれぞれボルト孔が形成され、各ボルト孔にはそれぞれホルダ固定ボルト37a,37bが螺合されている。各ホルダ固定ボルト37a,37bの頭には、図1に示すようにそれぞれ操作ハンドル38a,38b(38bは図示せず)が取り付けられており、各操作ハンドル38a,38bを回転させることにより、各ホルダ固定ボルト37a,37bを回転させ、ボルト取り付け面35,36に対して垂直な方向に進行させる。図3に示すように、2本のホルダ固定ボルト37a,37bの進行方向は直交している。一方のホルダ固定ボルト37aを進行させると、燃料ホルダ20の上端付近において、燃料ホルダ20の面24が角管30の面33に押し付けられる。同様に、他方のホルダ固定ボルト37bを進行させると、燃料ホルダ20の上端付近において、面5が角管30の面34に押し付けられる。なお、図3に示す例では、燃料ホルダ20が輸送時収納位置に配置された状態において、燃料ホルダ20の面26と角管30の面35との間、及び燃料ホルダの面27と角管30の面36との間の隙間を2mm程度としてある。
上記構成としたことにより、燃料ホルダ20は、その下端部が下部ガイド部材40により支持される一方、その上端部がホルダ固定ボルト37a,37bにより押し付け・固定される。従来の輸送容器では、装荷作業時に燃料集合体の全長に亘って固縛装置を配置して固縛する必要があったが、本実施の形態では、燃料集合体50は燃料ホルダ20に覆われた状態で容器本体11に収納されるため、燃料ホルダ20の剛性により輸送中の燃料集合体50の撓み発生が防止される。したがって、燃料ホルダ20の上端を2本のボルトで固定するのみで、輸送時に角管30内部で燃料集合体50が動いて変形するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、上述したように、下部ガイド部材40を用いて燃料ホルダ20が輸送時収納位置に半自動的に位置決めされるため、燃料ホルダ20の収納位置を調整するといった作業は不要であり、その後、燃料ホルダ20の上端部をホルダ固定ボルト37a,37bで押し付け・固定するだけで装荷作業が完了する。このため、従来に比して燃料集合体の装荷作業を容易に行うことができる。
また、図3に示すように、内筒部15を構成する4つの面のうち、輸送容器10を横置きしたときに底面となる面上には、2本のガイドレール46が内筒部15の長手方向に沿って取り付けられている。そして、ガイドレール46と角管30との間には、スライド板47aとばね47bとからなる防振ばね機構47がガイドレール46の長手方向に沿って所定の間隔ごとに複数設けられている。スライド板47aは、ガイドレール46上をスライド可能に取り付けられる一方、ばね47bは、ばねの伸縮方向が角管30及びガイドレール46の長手方向と平行になるように配置され、ステンレス板27a及び角管30に対して固定されている。この防振ばね機構を設けることにより、輸送時の角管30に伝わる振動が抑制される。
また、図1に示すように、下部蓋部材12Bと下部ガイド部材30との間には、支持ばね機構49が設けてある。支持ばね機構49は、輸送容器10を縦置きして燃料集合体50の装荷作業を行う際に角管30の荷重受けとして機能するものである。
さらに、上部ガイド部材60と燃料集合体50の上部ノズル53との間、及び、下部ガイド部材40と燃料集合体50の下部ノズル54との間には、内部緩衝体48がそれぞれ設けてある。内部緩衝体48は、輸送容器10が縦置きされた状態から垂直に落下した場合に、上部ノズル53及び下部ノズル54の撓みを抑制するものであり、樹脂、木材、金属等から構成される。
次に、上記のように構成した輸送容器10に燃料集合体50を装荷する手順について説明する。まず、燃料ホルダ20の長手方向が鉛直方向となるように燃料ホルダ20を配置し、その内部に燃料集合体50を収納する。輸送容器10は下部蓋部材12Bが下、上部蓋部材12Aが上となるように配置しておく。輸送容器10の内部には、予め角管30及び下部ガイド部材40が設置されている。
次に、燃料集合体50を収納した燃料ホルダ20を吊り上げ、輸送容器内の角管30に燃料ホルダ20を挿入する。燃料ホルダ20の下部テーパ部23が下部ガイド部材40の凹部41に達すると、上述したように燃料ホルダ20の下部テーパ部23が凹部41に誘導される。図5に示したように、凹部41の中心C´は、角管30の中心Cから上述した距離だけずれた位置に配置されている。このため、燃料ホルダ20は半自動的に図3に示した輸送時収納位置に配置される。この後、ホルダ固定ボルト37a,37bを回転・前進させて、燃料ホルダ20の2面24,25を角管30の2面33,34に押し付けて固定する。以上で燃料集合体50の装荷作業が完了する。
なお、図6に示すように、容器本体11の内部に2つ以上の燃料集合体50を装荷する場合には、容器本体11の内部に2本の角管30が並設される。2本の角管30の間にはスペーサ70が設けられることにより、収納される2つの燃料集合体50の間に所定の間隔が確保される。図6に一例として示されるスペーサ70は、炭素鋼やステンレス鋼等の鋼板またはアルミニウム合金などを組み合わせることにより構成されている。2つの角管30の周囲は中性子吸収性能を有する高密度ポリエチレン45によって覆われている。また、スペーサ70の内部にも高密度ポリエチレンが充填されている。燃料集合体50を収納した燃料ホルダ20を容器本体11内部に装荷する手順は上述した手順と同じであるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態に係る燃料集合体の輸送容器10によれば、燃料集合体50を収納した燃料ホルダ20を角管30に挿入した際に、燃料ホルダ20の下部テーパ部23が角管30の下部ガイド部材40の凹部41に誘導されることにより、燃料ホルダ20が半自動的に輸送時収納位置に位置決めされる。そのため、輸送容器11への燃料集合体50の装荷作業を容易に行うことができる。同時に、燃料集合体50は、燃料ホルダ20によって保護された状態で容器本体11に装荷されるため、装荷作業時に燃料集合体50に作用する力や擦れに起因する健全性・信頼性の低下を抑制することができる。さらに、輸送時においては、燃料ホルダ20の剛性により燃料集合体50の変形が抑制されるため、燃料集合体50を押し付け・固定するホルダ固定ボルト37a,37bの押し付け箇所を従来と比べて少なくすることができる。その結果、容器本体11の内部構造を大幅に簡素化することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、より確実に燃料ホルダ20の位置決めを行うために、下部ガイド部材40及び下部テーパ部23に加えて、上部ガイド部材60及び上部テーパ部28を設けた構成としたが、上部ガイド部材60及び上部テーパ部28は必ずしも必要ではなく、下部ガイド部材40及び下部テーパ部23のみで、スムーズに燃料ホルダ20の位置決めを行うことができる。また、燃料ホルダ20の上端近傍は、ホルダ固定ボルト37a,37bによって押し付け・固定されるため、上部ガイド部材60及び上部テーパ部28を省略したとしても燃料ホルダ20の上端近傍ががたつくことはない。
なお、上記実施の形態では、下部ガイド部材の凹部41の中心位置を角管30の中心から所定の距離ずらした位置に配置することにより、燃料ホルダ20を輸送時収納位置に導く構成としたが、これ以外の構成で燃料ホルダ20を輸送時収納位置に導く構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、燃料ホルダ20を角管30に押し付ける押付部材としてホルダ固定ボルト37a,37bを用いたが、板材等のボルト以外の部材を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、角管30と下部ガイド部材40とを別部材として構成したが、角管30の下端部に下部ガイド部材40を一体成形した構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、輸送容器10に収容される燃料集合体50として断面形状が四角形である軽水炉用の燃料集合体を適用したため、燃料ホルダ20の断面形状も四角形状としたが、これは一例であり、燃料ホルダ20の断面形状は、燃料集合体50の断面形状に合致する形状に形成される。たとえば断面形状が6角形である高速増殖炉用の燃料集合体を適用する場合には、断面形状が6角形状の燃料ホルダ20及び角管30を用いる。
以上のように、本発明に係る燃料集合体の輸送容器は、燃料製造工場で製造された新燃料集合体の輸送に適している。
10 輸送容器
11 容器本体
12A 上部蓋部材
12B 下部蓋部材
13 内部空間
14 外筒部
15 内筒部
16 リブ
17 緩衝材
18 中性子遮蔽材
19a,19b 緩衝体
20 燃料ホルダ
21,22 L字状鋼板
23 下部テーパ部(燃料ホルダの一端部)
24,25,26,27 (燃料ホルダの)面
28 上部テーパ部(燃料ホルダの他端部)
30 角管
33,34,35,36 (角管の)面
37a,37b ホルダ固定ボルト(押付部材)
38 操作ハンドル
40 下部ガイド部材(第1ガイド部材)
41 凹部
45 高密度ポリエチレン
46 ガイドレール
47 防振ばね機構
48 内部緩衝体
49 支持ばね機構
50 燃料集合体
51 燃料棒
52 支持格子
60 上部ガイド部材(第2ガイド部材)
61 凹部
70 スペーサ

Claims (5)

  1. 一端に開口部を有する容器本体と、
    前記開口部を閉塞する蓋部材と、
    前記容器本体の内部に配置される角管と、
    燃料集合体の側面を覆った状態で前記角管内部に挿入される燃料ホルダと、
    前記角管に設けられ、前記角管内部において前記燃料ホルダを前記角管の内壁面に押し付ける押付部材と、を備え、
    前記燃料ホルダの一端部を、前記燃料ホルダの内方に向けて傾斜するテーパ状に形成する一方、
    前記角管の一端部に、前記燃料ホルダの一端部の形状に合致する凹部を有した第1ガイド部材を設けたこと特徴とする燃料集合体の輸送容器。
  2. 前記燃料ホルダの外周形状及び前記角管の内周形状がともに四角形状を成し、
    前記燃料ホルダの一端部が前記第1ガイド部材の凹部に誘導されることにより、前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に接した状態に配置されるように構成され、
    前記角管内部において、前記押付部材によって前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に押し付けられた状態で収納されることを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体の輸送容器。
  3. 前記燃料ホルダは、
    長手方向に垂直な断面形状がL字形状である2枚の板材の端部同士が蝶番を介して回動自在に連結されたものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料集合体の輸送容器。
  4. 前記角管は、アルミニウム又はアルミニウム合金にボロン又はボロン化合物を添加した材料から構成されたものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料集合体の輸送容器。
  5. 前記燃料ホルダの他端部を、前記燃料ホルダの内方に向けて傾斜するテーパ状に形成する一方、
    前記角管の他端部に、前記燃料ホルダの他端部に合致する凹部を有した第2ガイド部材を備え、
    前記燃料ホルダの一端部が前記第1ガイド部の凹部に誘導され、且つ、前記燃料ホルダの前記他端部が前記第2ガイド部の凹部に誘導されることにより、前記燃料ホルダが前記角管の2つの内壁面に接した状態に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の燃料集合体の輸送容器。
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