JP2003343789A - 不断水切断工法における流体弁設置方法 - Google Patents

不断水切断工法における流体弁設置方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体管の切断片を容易に引き上げることがで
き、しかも流体弁の挿入作業も簡便に行える不断水切断
工法における流体弁設置方法を提供すること。 【解決手段】 水道管1の切断部36a、36bが、そ
の断面において上方部から下方部に向かい漸次狭小とな
るようにテーパ状に切断されているので、切断片1aの
上方への取り出しが容易に行え、また、流体弁の両端に
テーパ状の切断面と相応するテーパ状フランジ面を形成
しておくことにより、流体弁を上方より押し込むだけで
切断部36a、36bに対して密着させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体管を密封ハウ
ジングで覆って不断水状態で所定長さ切断し、次いで当
該切断部に流体弁を挿入設置する不断水切断工法におけ
る流体弁設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不断水切断工法における流体弁設
置方法は、例えば図7に示すように、流体管01の中央
に、密封状態で流体管01を切断できる密封ケーシング
02で覆い、切断機(図示せず)で流体管01の流体弁
Vの挿入部に相当する2箇所の切断箇所S1,S2を直
管状に切断する。
【0003】その後、切断片を密封ケーシング02外に
取り出し切断機を取り外し、流体弁Vを挿入機によりそ
の切断部のところに挿入する。流体弁V挿入後は流体管
01の2箇所の切断箇所S1、S2との密封を図るため
に、移動密封環05を移動操作して流体弁Vと流体管0
1との接続部を密封する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の流体弁設置方法においては、流体管01を直
管状に切断しているために、その切断片の移動空間は切
断切り刃の隙間分しかなく、回収のため切断片を引き上
げるのに手間取っていた。また流体弁V挿入時も位置合
わせしながら切断部に挿入しなければならず、流体弁V
の据え付けも人手を要し煩わしいものであった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、流体管の切断片を容易に引き上げることができ、し
かも流体弁の挿入作業も簡便に行える不断水切断工法に
おける流体弁設置方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の不断水切断工法における流体弁設置方法
は、流体管を密封ハウジングで覆って不断水状態で所定
長さ切断し、次いで当該切断部に流体弁を挿入設置する
不断水切断工法における流体弁設置方法であって、前記
切断部はその断面において上方部から下方部に向かい漸
次狭小となるようにテーパ状に切断され、その後該テー
パ状の切断面と相応するテーパ状フランジ面を両端に有
する流体弁を該切断部に密着挿入したことを特徴として
いる。この特徴によると、切断部がその断面において上
方部から下方部に向かい漸次狭小となるようにテーパ状
に切断されているので、切断片の上方への取り出しが容
易に行え、また、流体弁の両端にテーパ状の切断面と相
応するテーパ状フランジ面を形成しておけば、流体弁を
上方より押し込むだけで切断部に対して密着させること
ができる。
【0007】本発明の不断水切断工法における流体弁設
置方法は、前記テーパ状フランジ面にシールリングが取
り付けられていることが好ましい。このようにすれば、
テーパ状フランジ面にシールリングを取り付けること
で、より確実に流体管と流体弁との密封が図れる。
【0008】本発明の不断水切断工法における流体弁設
置方法は、前記流体管は押切りカッターの回動により切
断されることが好ましい。このようにすれば、押切りカ
ッターであるので切断粉の発生が抑えられ、スイーパ工
法等による切り屑回収作業を施す必要がない。
【0009】本発明の不断水切断工法における流体弁設
置方法は、前記押切りカッターが一側に押切り刃を、そ
の対向端側に押さえローラを有していることが好まし
い。このようにすれば、押切り切断に際し、押さえロー
ラが反力受けとなって、確実、安定な切断が可能とな
る。
【0010】本発明の不断水切断工法における流体弁設
置方法は、前記押切りカッターが円周部に複数の押切り
刃を備えていることが好ましい。このようにすれば、押
切り刃同士が反力受けとなるのでより安定した切断が実
現でき、しかも刃数が複数あるので短時間での切断が可
能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の不断水切断工法に
おける流体弁設置方法について、図1〜図6を参照して
説明する。図1は本発明の不断水状態で流体弁を設置す
る際に使用される流体管切断装置の断面図、図2は流体
管切断装置により流体管が切断される状態を示す断面
図、図3は流体管切断装置に使用されるキッカー機構を
備えた押し切りカッターの刃物台を示す部分拡大図、図
4は図3のA−Aに沿った回転規制部材の断面図、図5
は図3に示す歩進機構の断面図であり、図6は流体管切
断装置により不断水状態でテーパ状に切断された流体管
に流体弁を挿入した状態を示す断面図である。
【0012】最初に本発明の流体弁設置方法を実施する
ために用いられる流体管切断装置につき説明する。
【0013】図1において、1は、地盤2を掘削して所
要長さに亘り露出させた切断対象である既設流体管、例
えばスチール製の水道管であって、該水道管1の所定位
置に不断水状態で流体弁Vを挿入するために流体弁V両
端に対応する位置を切断する流体管切断装置4a、4b
が水道管1の管軸方向に所定間隔離間した2箇所にそれ
ぞれ配設される。
【0014】流体管切断装置4a、4bは、切断される
水道管1の外周を液密にシールする2つ割りのスリーブ
5a、5bが水道管1に固定され、切断後はその固定が
解除されて管軸方向に摺動できるように挿嵌されてい
る。これらスリーブ5a、5bの向き合う内側の端部外
周にはそれぞれ連結筒体P1、P2の一端が回転可能に
係合し、連結筒体P1、P2の他端には水道管1の外周
に挿嵌されて切断後の水道管1の切断部36a、36b
をシールするシール管5a′、5b′が接続されてい
る。
【0015】連結筒体P1、P2の外周には、カッタ―
ホルダ8及び押さえローラ16のホルダ18のみが管軸
方向に通過できる挿通孔が形成され、カッタ―ホルダ8
及び押さえローラ16のホルダ18が切断時に回転する
と、その回転と共に連れ周りする。
【0016】これらスリーブ5a、5bには、水道管1
を切断するための切断工具が管軸方向に向けて進退移動
可能に取付けられており、この切断工具は、例えば超鋼
工具材で円板状に形成されて外周が断面尖端状に形成さ
れた押切り刃6と押さえローラ16で構成された押切り
カッター3を使用する。
【0017】離間配置したスリーブ5a、5bには、水
道管1の管軸に対し直交する仮想垂直面に対し、上方部
から下方部に向かい漸次狭小となるように互いに僅かに
傾斜した環状斜板10a、10bが固定されており、環
状斜板10a、10bに形成される環状案内面に環状ホ
ルダ14が回転可能に保持されている。
【0018】環状ホルダ14には管軸中心方向に移動自
在の刃物台12が取付けられると共に、刃物台12には
押切り刃6を回転可能に支持したカッタ―ホルダ8が取
着されている。
【0019】切断される水道管1を挟んで押切り刃6の
対向位置に押さえローラ16が配置されており、この押
さえローラ16は、環状ホルダ14のカッタ―ホルダ8
と対向する側に取付けられたホルダ18に回転自在に軸
支され、押切り刃6による加工時に生ずる反力を支持し
ている。
【0020】各環状斜板10a、10bのには減速機付
きの電動モータ22が取付けられており、電動モータ2
2の出力軸に固定されたピニオンギヤ20には環状ホル
ダ14の外周に形成されたリングギヤが噛合しており、
電動モータ22の回転によりピニオンギヤ20を介して
環状ホルダ14が回転するようになっている。
【0021】また、各環状斜板10a、10bには後述
するキッカー機構24が固定されると共に、刃物台12
の上端にはキッカー機構24に対応するように歩進機構
25が装着されている。
【0022】そこで、環状ホルダ14の回転と共にカッ
タ―ホルダ8が回転して、刃物台12上部の歩進機構2
5がキッカー機構24を通過する際に、歩進機構25を
作動させることで押切り刃6を管軸中心方向に所定量移
動することができる。
【0023】図3に示すように、キッカー機構24は、
送りノックピン24′が刃物台12側に向かって突出し
ており、環状ホルダ14の回転に伴って刃物台12がキ
ッカー機構24を通する度に、送りノックピン24′が
歩進機構25の星形部材30に形成した星形の被駆動部
材30aと係合することで、この星形部材30は、q−
q′軸まわりに回転される。星形の被駆動部材30aは
ギヤのように周囲に凹凸部が形成されていて、その凹凸
部の形状と数によって送りノックピン24′との係合に
基づく星形部材30の回動量が定まるようになってい
る。
【0024】歩進機構25は、星形部材30と、回転規
制部材32と、歩進ネジ部材34とで構成され、回転規
制部材32は、図4に示す星形凹凸部32aと、圧縮バ
ネ32bにより星形凹凸部32aの方に付勢されたボー
ル32cとから成り、ボール32cは星形凹凸部32a
の円周上に形成された複数の凹部33の一つと嵌合して
いる。
【0025】また、被駆動部材30aの星形状と星形凹
凸部32aの星形状は一義的に関連ずけられていて、被
駆動部材30aの星形状は歩進ネジ部材34の間欠回転
駆動量を決定し、星形凹凸部32aの星形状は星形部材
30が間欠駆動されるときにボール32cが星形凹凸部
32aの凹部33に丁度嵌合する位置となるよう構成さ
れている。
【0026】バネ32bとボール32cはバネハウジン
グ32b′内に収納され、バネ力がバネハウジング32
b′の後端に配置した調整ネジ32dにより調節できる
ようになっている。そして、バネハウジング32b′は
刃物台12の頂部に設けた支持部材12aに螺合しロッ
クナット32eにより緩むことなく固着されている。
【0027】図5において、星形部材30は歩進ネジ部
材34とキー結合し、歩進ネジ部材34は刃物台12に
摺動自在に保持されているカッターホルダ8に形成した
雌ねじ部34′に螺合していると共に、刃物台12の頂
部に設けた軸受け35に回動自在に支持されている。
【0028】送りノックピン24′により被駆動部材3
0aを介して星形部材30が一定角度回転すると、この
星形部材30の下方に設けられている星形凹凸部32a
もバネ32bの付勢力に抗してボール32cを押し下げ
ながら一体的に同角度回転する。このとき、ボール32
は星形凹凸部32aの隣の凹部33に再び嵌合するよう
に設定されているから、星形部材33とキー結合した歩
進ネジ部材34も、一定回転した後はその移動が拘束さ
れる。
【0029】歩進ネジ部材34が一定量回転すると、雌
ねじ部34′を介してカッターホルダ8が半径方向に移
動し、カッターホルダ8に取り付けられている押切り刃
6に水道管1の管軸に向く予め設定された1回転分の食
い込み量を与えることができる。
【0030】このように、キッカー機構24の作動の度
に、回転規制部材32により歩進ネジ部材34が確実に
停止するので、正確な食い込み量を得ることができる。
そして、キッカー機構24の作動に対する歩進ネジ部材
34の回動量を変えるには、星形状が異なる各種の星形
部材30を準備して、歩進ネジ部材34に所望の星形部
材30を交換することで達成することができる。
【0031】次に、上記のように構成された流体管切断
装置を使用して既設の水道管を不断水状態で切断する方
法、並びに切断された箇所に流体弁を設置する方法につ
き図1〜図6を参照して説明する。
【0032】先ず、図1に示すように、既設の水道管1
の互いに離間した切断個所にスリーブ5a、5bを挿嵌
固定すると共に、スリーブ5a、5bの対面する内側の
水道管1にシール管5a′、5b′を回動自在に挿嵌
し、スリーブ5a、5bとシール管5a′、5b′は連
結筒体P1、P2で連結される。
【0033】次にスリーブ5a、5bに流体管切断装置
4a、4bが取付けられる。すなわち、スリーブ5a、
5b外周に固定された環状斜板10a、10bの上端外
周にキッカー機構24を取付けると共に、環状斜板10
a、10bの環状案内面に環状ホルダ14を回転可能に
保持する。
【0034】この環状ホルダ14に歩進機構25を取付
けた刃物台12及びこの刃物台12に押切り刃6を回転
可能に支持したカッターホルダ8を取着する。また、こ
の環状ホルダ14の、水道管1の管軸線を挟んでカッタ
ーホルダ8と対向する位置に、押さえローラ16を回転
可能に支持したホルダ18を取付ける。
【0035】そして、各環状斜板10a、10bの上部
に取付けた電動モータ22の出力軸に固定されたピニオ
ンギヤ20を環状ホルダ14外周のリングギヤに噛合す
ることで、スリーブ5a、5b外周に流体管切断装置4
a、4bが水道管1に設置される。
【0036】そこで、電動モータ22を起動させること
で、ピニオンギヤ20を介して環状ホルダ14が緩動回
転し、この環状ホルダ14と共に押切り刃6乃至押さえ
ローラ16が水道管1の周りを環状斜板10a、10b
の斜面に沿って斜めに回転する。
【0037】キッカー機構24を基準としてカッターホ
ルダ8が1回転してキッカー機構24の送りノックピン
24′が歩進機構25の星形部材30に形成した星形の
被駆動部材30aと係合することで星形部材30は、q
−q′軸まわりに回転され、この回転量によって押切り
刃6が水道管1の外周に対し所定量食い込む。
【0038】このように、カッターホルダ8が1回転す
る度にキッカー機構24が作動して、押切り刃6が水道
管1の管軸方向に移動し、これを繰り返すことで水道管
1は斜めに切断される。
【0039】次に、水道管1の所定間隔離間した軸方向
の2箇所が斜めに切断されると、押切り刃6が水道管1
の外方に引き上げられる。次いで、スリーブ5a、5b
の水道管1に対する固定が解除されると、これらスリー
ブ5a、5bを図示しない移動装置により切断片1aに
対し管軸方向の両外側に向けてそれぞれ移動させ、上記
2箇所の切断部36a、36bをシール管5a′、5
b′によってシールする。
【0040】次いで、切断工具類を取り外した状態で切
断片1aを含む各シール管5a′、5b′の外周が図示
しない密封ケーシング7(図6参照)で覆われる。そこ
で、搬出装置により切断された水道管1の切断片1aを
把持した状態で、シール管5a′、5b′を外側に退避
させてこの切断片1aを取り出し、その後、図6に示す
ように、水道管1の2箇所のテーパ状切断面と相応する
テーパ状フランジ面を有する流体弁Vを、切断部36
a、36b間に密着挿入する。このように切断部36
a、36が上方部から下方部に向かい漸次狭小になるよ
うにテーパカットされているから、切断片1aの上方へ
の搬出、流体弁Vの挿入が楽である。
【0041】流体弁Vの両側外周には外側端部にフラン
ジF1、F2を設けた移動密封環15が移動可能に挿嵌
されると共に、流体弁Vの両端にはシールリングR1、
R2が取り付けられている。
【0042】流体弁Vが水道管1内に位置決めされる
と、密封ケーシング7外部の操作装置9に設けた係止爪
9a、9bを移動密封環15のフランジF1、F2に係
止し、この移動密封環15を軸方向両外側に向けて移動
することで、流体弁Vと切断部36a、36bがシール
リングR1、R2を介して確実に密封され、最後に密封
ケーシング7を取り外すことで一連の流体弁設置作業が
完成する。
【0043】シールリングを管軸方向に移動させる代わ
りに、シールリングの肉厚を大きくして、流体弁を上方
より下方に向けて挿入した状態で直接シールリングと切
断部とが密着するように構成してもよい。この場合流体
弁が抜け出さないように水道管に固定する必要がある。
【0044】上記の流体弁設置方法によれば、テーパ状
フランジ面にシールリングR1、R2が取り付けられて
いるので、流体弁Vの垂直方向の移動により水道管1流
体弁Vとの密封がより確実となる。更に、水道管1が押
切りカッター3の回転により切断されるので、切断粉の
発生が抑えられ、スイーパ工法等による切り屑回収作業
を施す必要がなくなる。また、押切り刃6の対向端側に
押さえローラ16を有しているので、押切り切断に際
し、押さえローラ16が反力を受けとなるので、確実且
つ安定に切断することができる。
【0045】尚、前述した実施形態では、押さえローラ
16に対し管軸を挟んで対向位置に単一の押切り刃6を
配置した例に付き説明したが、押さえローラ16を取り
除いて押切り刃6を複数円周上に配置して揺動運動させ
ながら切断するようにしてもよい。この場合、各押し切
りカッターの各刃同士が反力受けとなり切断作業がより
安定するだけでなく、複数の押切り刃により加工能率を
向上させることができる。
【0046】更に、上記の実施形態では、一対の流体管
切断装置によって斜めに切断された水道管1の2箇所を
シール管によってシールし、切断片を含む各シール管の
外周を密封ケーシングで覆った状態で切断片と流体弁を
交換する例について説明したが、最初に、水道管の管軸
方向に所定間隔離間した2箇所の切断箇所に流体管切断
装置を装着すると同時にそれらの外周を開閉弁を設けた
密封ケーシングで覆った状態で水道管を切断した後、こ
の切断片を流体弁と交換することも可能であり、交換後
の流体弁のテーパ状フランジ面と水道管の2箇所のテー
パ状切断面は上記の実施形態と同様にシールされる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0048】(a)請求項1項の発明によれば、切断部
がその断面において上方部から下方部に向かい漸次狭小
となるようにテーパ状に切断されているので、切断片の
上方への取り出しが容易に行え、また、流体弁の両端に
テーパ状の切断面と相応するテーパ状フランジ面を形成
しておけば、流体弁を上方より押し込むだけで切断部に
対して密着させることができる。
【0049】(b)請求項2項の発明によれば、テーパ
状フランジ面にシールリングを取り付けることで、より
確実に流体管と流体弁との密封が図れる。
【0050】(c)請求項3項の発明によれば、押し切
りカッターであるので切断粉の発生が抑えられ、スイー
パ工法等による切り屑回収作業を施す必要がない。
【0051】(d)請求項4項の発明によれば、押し切
り切断に際し、押さえローラが反力受けとなって、確
実、安定な切断が可能となる。
【0052】(e)請求項5項の発明によれば、押し切
り刃同士が反力受けとなるのでより安定した切断が実現
でき、しかも刃数が複数あるので短時間での切断が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不断水状態で流体弁を設置する際に使
用される流体管切断装置の断面図である。
【図2】流体管切断装置により流体管が切断される状態
を示す断面図である。
【図3】流体管切断装置に使用されるキッカー機構を備
えた押し切りカッターの刃物台を示す部分拡大図であ
る。
【図4】図3のA−Aに沿った回転規制部材の断面図で
ある。
【図5】図3に示す歩進機構の断面図である。
【図6】流体管切断装置により不断水状態でテーパ状に
切断された流体管に流体弁を挿入した状態を示す断面図
である。
【図7】従来の流体管切断装置により不断水状態でテー
パ状に切断された流体管に流体弁を挿入した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 既設流体管(水道管) 1a 切断片 2 地盤 3 押切りカッター(切断工
具) 4a、4b 流体管切断装置 5a、5b スリーブ 5a′、5b′ シール管 6 押切り刃 7 密封ケーシング 8 カッターホルダ 9 操作装置 9a、9b 係止爪 10a、10b 環状斜板 12 刃物台 12a 支持部材 14 環状ホルダ 15 移動密封環 16 押さえローラ 18 ホルダ 20 ピニオンギヤ 22 電動モータ 24 キッカー機構 24′ ノックピン 25 歩進機構 30 星形部材 30a 被駆動部材 32 回転規制部材 32a 星形凹凸部 32b 圧縮バネ 32b′ バネハウジング 32c ボール 32d 調整ネジ 32e ロックナット 32 星形部材 33 凹部 34 歩進ネジ部材 34′ 雌ねじ部 36a、36b 切断部 F1、F2 フランジ P1、P2 連結筒体 R1、R2 シールリング V 流体弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体管を密封ハウジングで覆って不断水
    状態で所定長さ切断し、次いで当該切断部に流体弁を挿
    入設置する不断水切断工法における流体弁設置方法であ
    って、前記切断部はその断面において上方部から下方部
    に向かい漸次狭小となるようにテーパ状に切断され、そ
    の後該テーパ状の切断面と相応するテーパ状フランジ面
    を両端に有する流体弁を該切断部に密着挿入したことを
    特徴とする不断水切断工法における流体弁設置方法。
  2. 【請求項2】 前記テーパ状フランジ面にシールリング
    が取り付けられている請求項1に記載の不断水切断工法
    における流体弁設置方法。
  3. 【請求項3】 前記流体管は押切りカッターの回動によ
    り切断される請求項1または2に記載の不断水切断工法
    における流体弁設置方法。
  4. 【請求項4】 前記押切りカッターは一側に押切り刃
    を、その対向端側に押さえローラを有している請求項3
    に記載の不断水切断工法における流体弁設置方法。
  5. 【請求項5】 前記押切りカッターは円周部に複数の押
    切り刃を備えている請求項3に記載の不断水切断工法に
    おける流体弁設置方法。
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