JP2003341829A - 材料反転装置 - Google Patents

材料反転装置

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JP2003341829A
JP2003341829A JP2002150486A JP2002150486A JP2003341829A JP 2003341829 A JP2003341829 A JP 2003341829A JP 2002150486 A JP2002150486 A JP 2002150486A JP 2002150486 A JP2002150486 A JP 2002150486A JP 2003341829 A JP2003341829 A JP 2003341829A
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Japan
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claw
reversing
shaped steel
returning
reversing device
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Shinya Okazaki
伸哉 岡崎
Tomofumi Ashikawa
智文 芦川
Yasunari Kondo
康徳 近藤
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Nippon Koki Co Ltd
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Nippon Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料を円滑に反転する材料反転装置を提供す
る。 【解決手段】 搬送ライン上を搬送されてくる形鋼(材
料)2の姿勢を反転する材料反転装置材料反転装置10
として、形鋼2を起こすように回動する反転爪11と、
反転する形鋼2を受けるように反転爪11に対向して回
動する戻し爪12と、反転爪11と戻し爪12をそれぞ
れ駆動する各油圧シリンダ(駆動機構)13,14とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば形鋼等の鉄
骨を自動的に反転する材料反転装置の改良に関するもの
である。
【従来の技術】例えば造船所等において、切断された形
鋼のバリ取り作業等を行う場合、切断ラインから搬送さ
れた形鋼を反転させる必要がある。従来、マグネットや
クランプ等の工具で形鋼を掴んで反転させるものがあっ
た。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その質
量が数トンに達する形鋼の姿勢を反転させる場合、円滑
に反転させることが難しく、材料に衝撃を与えるという
問題点があった。本発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、材料を円滑に反転する材料反転装置を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】第1の発明は、搬送ライ
ン上を搬送されてくる材料の姿勢を反転する材料反転装
置に適用する。そして、材料を起こすように回動する反
転爪と、反転する材料を受けるように反転爪に対向して
回動する戻し爪と、反転爪と戻し爪をそれぞれ駆動する
駆動機構とを備えるものとした。第2の発明は、第1の
発明において、反転爪と戻し爪を共通の軸を介して回動
可能に支持するものとした。第3の発明は、第2の発明
において、反転爪と戻し爪を異なる軸を介して回動可能
に支持するものとした。第4の発明は、第1から第3の
いずれか一つの発明において、反転爪と戻し爪を昇降す
る昇降機構とを備えるものとした。
【発明の作用および効果】第1の発明において、材料反
転装置によって材料が自動的に立たされ、反転されるこ
とにより、省力化がはかられるとともに、作業の安全性
を高められる。材料反転装置は、反転爪を回動させて材
料の姿勢を反転させる際に、戻し爪が倒れて来る材料を
受け止めることより、材料に衝撃を与えることなく、材
料を円滑に反転させることができる。第2の発明におい
て、反転爪と戻し爪は共通の軸を介して支持される構造
により、反転爪と戻し爪が対向して立った状態で両者の
間隔を小さくすることが可能となる。このため、形鋼の
ウェブ側を受け部に当接させている場合に、材料の姿勢
を安定させて反転させることができる。第3の発明にお
いて、反転爪と戻し爪は異なるの軸を介して支持される
構造により、反転爪と戻し爪が対向して立った状態で両
者の間隔を大きくすることが可能となる。このため、形
鋼のフランジ側を受け部に当接させて反転させることが
できる。第4の発明において、反転爪と戻し爪を昇降す
ることにより、コンベアから材料を受け取って反転させ
ることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1、図2に示すように、自
動搬送コンベアシステムは、切断ライン1にて切断され
た形鋼(材料)2を搬送ラインとして設けられる3つの
チェーンコンベア3,4,5によって図中矢印方向に搬
送するようになっている。チェーンコンベア5は作業エ
リアに設けられ、この作業エリアにて形鋼2のバリ取
り、印字等の各種作業等が行われる。材料反転装置10
は形鋼2が搬送されてくるライン上に設置される。作業
エリアには複数の材料反転装置10が形鋼2の長手方向
に沿って一列に並んで設けられ、各材料反転装置10が
同期して作動し、形鋼2が自動的に起こされたり、反転
される。図3、図4に示すように、材料反転装置10
は、形鋼2を起こすように回動する反転爪11と、反転
する形鋼2を受けるように反転爪11に対向して回動す
る戻し爪12とを備え、反転爪11と戻し爪12をそれ
ぞれ駆動する各油圧シリンダ(駆動機構)13,14
と、各反転爪11と戻し爪12を昇降する昇降機構41
とを備える。反転爪11と戻し爪12はそれぞれの基端
部が共通の軸15を介して昇降台42に回動可能に支持
される。軸15は水平方向に延び、搬送方向と直交する
ように配置される。これにより、反転爪11と戻し爪1
2は搬送方向に沿って回動する。反転爪11と戻し爪1
2はそれぞれ形鋼2を載せる平面状の搭載部11a,1
2aと、形鋼2の一端を当接させて軸15側への移動を
係止する受け部11b,12bとを有する。各受け部1
1b,12bは軸15と同心の円弧状に湾曲している。
図3の側面図において反転爪11と戻し爪12は中心線
Oについて対称的に形成されているが、図4の平面図に
示すように反転爪11は1枚の板状に形成される一方、
戻し爪12は反転爪11を挟む2枚の板状に形成されて
いる。駆動機構として設けられる各油圧シリンダ13,
14は、そのシリンダ基端部13a,14aが軸16,
17介して昇降台42に連結され、ロッド先端部13
b,14bが軸18,19を介して反転爪11と戻し爪
12に連結される。各油圧シリンダ13,14が伸縮作
動することにより反転爪11と戻し爪12がそれぞれ回
動する。各油圧シリンダ13,14が最収縮作動するこ
とにより、反転爪11と戻し爪12の搭載部11a,1
2aが略水平に展開する。各油圧シリンダ13,14が
最伸張作動することにより、反転爪11と戻し爪12の
搭載部11a,12aが中心線Oを超えて回動する。昇
降機構41は、前述したように反転爪11と戻し爪12
及び各油圧シリンダ13,14が連結される昇降台42
と、この昇降台42を昇降可能に支持するガイド柱43
と、昇降台42を駆動する油圧シリンダ44とを備え
る。この油圧シリンダ44は、中空構造のガイド柱43
及び昇降台42の内側の中央部に収められる。こうして
油圧シリンダ44が昇降台42の中心上に配置されるこ
とにより、単一の油圧シリンダ44を用いて円滑な作動
性が得られる。なお、これに限らず、昇降台42を駆動
する複数のアクチュエータを昇降台42のまわりに配置
しても良い。図3においてパスラインPはチェーンコン
ベア5によって形鋼2の下端が移動する軌跡である。油
圧シリンダ44が収縮作動することにより、図3に2点
鎖線で示すように、略水平に展開した反転爪11と戻し
爪12がパスラインPより下方に格納される。各油圧シ
リンダ13,14が伸張作動することにより、略水平に
展開した反転爪11と戻し爪12の搭載部11a,12
aがパスラインPを超えて上昇し、形鋼2を持ち上げる
ようになっている。材料反転装置10は以下の手順で形
鋼2の姿勢を反転させる。 反転爪11と戻し爪12をパスラインPより下方に格
納した状態で、チェーンコンベア5を介して形鋼2を反
転爪11の上方に搬送し、チェーンコンベア5を停止す
る。 略水平に展開した反転爪11と戻し爪12を上昇さ
せ、チェーンコンベア5上から形鋼2を持ち上げる。 反転爪11を図3に矢印で示すように回動させ、搭載
部11aに載せた形鋼2を起こす。このとき、戻し爪1
2を反転爪11に対向するように立たせておく。 反転爪11を中心線Oを超えて回動させ、形鋼2を戻
し爪12側に倒す。このとき、戻し爪12を反転爪11
と同方向に回動させ、倒れて来る形鋼2を受け止める。 戻し爪12を形鋼2と共に展開位置へと回動させる。 戻し爪12を下降させ、形鋼2を再びチェーンコンベ
ア5上に載せる。この状態で、形鋼2のバリ取り、印字
等の各種作業等が行われる。材料反転装置10は上記
〜と逆の動作を行うことにより形鋼2を元の位置に戻
す。また、材料反転装置10は上記の動作で停止させ
ることにより、形鋼2を反転爪11と戻し爪12の間に
挟むようにして起こした状態で保持する。この状態で
も、形鋼2のバリ取り、印字等の各種作業等が行われ
る。以上のように構成されて、材料反転装置10によっ
て形鋼2が自動的に立たされ、反転されることにより、
省力化がはかられるとともに、作業の安全性を高められ
る。材料反転装置10は、反転爪11を回動させ形鋼2
の姿勢を反転させる際に、戻し爪12が倒れて来る形鋼
2を受け止める構成により、形鋼2に衝撃を与えること
なく、形鋼2を円滑に反転させることができる。反転爪
11と戻し爪12は共通の軸15を介して支持される構
造により、上記の反転爪11と戻し爪12が対向して
立った状態で搭載部11a,12aの基端部の間隔を小
さくしている。このため、形鋼2がそのウェブ2a側を
受け部11b,12bに当接させている場合に、形鋼2
の姿勢を安定させて反転させることができる。次に図
5、図6に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記
実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。反転爪1
1と戻し爪12はそれぞれ異なる軸21,22を介して
昇降台42に回動可能に支持される。軸21,22は搬
送方向と直交するように配置される。反転爪11と戻し
爪12はそれぞれ形鋼2を載せる平面状の搭載部11
a,12aと、形鋼2の一端を当接させて軸15側への
移動を係止する受け部11c,12cとを有する。この
場合、反転爪11と戻し爪12はそれぞれ異なる軸2
1,22を介して支持される構造により、反転爪11と
戻し爪12が対向して立った状態で搭載部11a,12
aの基端部の間隔を大きくしている。このため、形鋼2
がそのフランジ部2b側を受け部11c,12cに当接
させて反転させることができる。次に図7に示す他の実
施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成
部には同一符号を付す。昇降機構41は、前述したよう
に反転爪11と戻し爪12及び各油圧シリンダ13,1
4が連結される昇降台42と、この昇降台42を昇降可
能に支持する平行リンク機構45と、昇降台42を駆動
する油圧シリンダ46とを備える。平行リンク機構45
を構成する各リンク47,48の一端は昇降台42に回
動可能に連結され、他端はチェーンコンベア5の支柱4
9に回動可能に連結される。油圧シリンダ46の一端は
リンク48の途中に連結され、他端はチェーンコンベア
5の支柱49に回動可能に連結される。この場合、材料
反転装置10をチェーンコンベア5とユニット化して設
けることが可能となり、材料反転装置10の取り付け位
置の調整が容易に行える。なお、材料反転装置10は形
鋼2に限らず、平鋼や他の材料に用いても良い。また、
昇降機構41の駆動機構は、油圧シリンダ13,14に
限らず、エアシリンダや電動アクチュエータを設けても
良い。本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その
技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうるこ
とは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す自動搬送コンベアシ
ステムの側面図。
【図2】同じく自動搬送コンベアシステムの平面図。
【図3】同じく材料反転装置の側面図。
【図4】同じく材料反転装置の平面図。
【図5】他の実施の形態を示す材料反転装置の側面図。
【図6】同じく材料反転装置の平面図。
【図7】他の実施の形態を示す材料反転装置の側面図。
【符号の説明】
2 形鋼(材料) 10 材料反転装置 11 反転爪 12 戻し爪 13,14 油圧シリンダ 15 軸 41 昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 康徳 東京都港区芝大門二丁目11番1号富士ビル 日本鉱機株式会社内 Fターム(参考) 3F081 AA08 BE03 BE09 CA16 CC01 FB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ライン上を搬送されてくる材料の姿勢
    を反転する材料反転装置において、 前記材料を起こすように回動する反転爪と、反転する材
    料を受けるように反転爪に対向して回動する戻し爪と、
    反転爪と戻し爪をそれぞれ駆動する駆動機構とを備え、
    材料の姿勢を反転する構成としたことを特徴とする材料
    反転装置。
  2. 【請求項2】前記反転爪と前記戻し爪を共通の軸を介し
    て回動可能に支持したことを特徴とする請求項1に記載
    の材料反転装置。
  3. 【請求項3】前記反転爪と前記戻し爪を異なる軸を介し
    て回動可能に支持したことを特徴とする請求項1に記載
    の材料反転装置。
  4. 【請求項4】前記反転爪と前記戻し爪を昇降する昇降機
    構とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か一つに記載の材料反転装置。
JP2002150486A 2002-05-24 2002-05-24 材料反転装置 Withdrawn JP2003341829A (ja)

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