JP2003338734A - クランプ回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子 - Google Patents

クランプ回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 周辺回路の動作または電源電圧の変化に関係
なく、メモリ素子に安定した電圧を供給するクランプ回
路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を提供する。 【解決手段】 第2ノードの電圧を調節するための電荷
供給手段と、第1トランジスタのゲート電極と接地電圧
端子との間に接続され、第2ノードの電圧に応じて第1
トランジスタのゲート電極から電荷を放出させ、第2ノ
ードの電圧を調節するための電荷放出手段と、第2トラ
ンジスタのゲート電圧に応じて第2トランジスタのウェ
ル端子にバイアスを印加して第2トランジスタのしきい
値電圧を低めるためのスイッチング手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランプ回路及び
これを用いた不揮発性メモリ素子に関し、特に、低電圧
で動作するための製造工程を適用しなくても、低い動作
電圧で動作速度及び電気的特性を向上させることが可能
なクランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、素子の集積度を向上させる研究
だけでなく、消費電力を低めるために低い動作電圧で回
路の動作が行われるようにする研究が活発に行われてい
る。
【0003】一方、素子の集積度が高まるにつれて、素
子に印加される電圧が高くなると、素子が破壊されて不
良が発生するおそれがある。従って、素子が動作するに
安定した電圧が一定に供給されなければならないが、こ
のような役割をクランプ回路が行う。すなわち、クラン
プ回路は、周辺回路の動作または電源電圧の変化に関係
なく、素子が動作するに適し且つ安定した電圧が素子へ
供給できるようにする。
【0004】例えば、フラッシュメモリセルにはプログ
ラム動作または消去動作のためにワードライン電圧及び
ビットライン電圧(または、ドレイン電圧)が印加され
るが、ビットライン電圧が高く印加される場合、フラッ
シュメモリセルが破壊されるおそれがある。従って、ビ
ットラインには動作電圧より低くて一定の電圧が供給さ
れなければならないが、このような問題点をクランプ回
路を用いて解決することができる。
【0005】次に、クランプ回路を用いてフラッシュメ
モリセルにビットライン電圧を安定的に供給する場合を
説明する。
【0006】図1は従来の技術に係るクランプ回路及び
これを用いた不揮発性メモリ素子を説明するための回路
図である。
【0007】図1を参照すると、一般的な不揮発性メモ
リ素子は、メインフラッシュメモリ部110と、メイン
フラッシュメモリ部110の選択されたフラッシュメモ
リセルC111のプログラム状態または消去状態を検証
するために基準信号を発生させる基準フラッシュメモリ
部120と、動作フラッシュメモリ部110のフラッシ
ュメモリセルC111に流れる電流量と基準フラッシュ
メモリ部120の基準フラッシュメモリセルC121に
流れる電流量とを比較し、フラッシュメモリセルに記憶
されたデータを判別するための比較手段131を有する
比較部130とを含む。
【0008】その中でも、メインフラッシュメモリ部1
10は、多数のメインフラッシュメモリセル(便宜上、
一つのフラッシュメモリセルのみ示す)からなるメイン
フラッシュメモリセルアレイ111と、Yアドレスデコ
ードの如く多数のビットライン(便宜上、一つのビット
ラインのみ示す)のうち一つのビットラインを選択する
ための第1ビットライン選択部112と、電源電圧Vcc
を供給するための第1ロード部113と、第1ロード部
113からビットラインノードBLに印加される電圧を
調節してビットラインノードBLに安定な電圧が印加さ
れるようにするための第1クランプ回路114とを含ん
でなる。一方、基準フラッシュメモリ部120は、多数
の基準フラッシュメモリセル(便宜上、一つのフラッシ
ュメモリセルのみ示す)からなる基準フラッシュメモリ
セルアレイ121と、Yアドレスデコードの如く多数の
ビットライン(便宜上、一つのビットラインのみ示す)
のうち一つのビットラインを選択するための第2ビット
ライン選択部122と、電源電圧Vccを供給するための
第2ロード部123と、第2ロード部123から基準ビ
ットラインノードRBLに印加される電圧を調節して基
準ビットラインノードRBLに安定な電圧が印加される
ようにするための第2クランプ回路124とを含んでな
る。
【0009】一方、メインフラッシュメモリ部110の
第1クランプ回路114は、第1ロード部113とビッ
トラインノードBLとの間に接続された第1NMOSト
ランジスタT111と、電源電圧Vcc端子と第1トラン
ジスタT111のゲート電極との間に接続され、ビット
ラインノードBLの電位に応じて第1NMOSトランジ
スタT111のゲート電極に電荷を供給するためのPM
OSトランジスタT112と、第1トランジスタT11
1のゲート電極と接地電圧Vss端子との間に接続され、
ビットラインノードBLの電位に応じて第1NMOSト
ランジスタT111のゲート電極から接地電圧Vss端子
に電荷を放出させるための第2NMOSトランジスタT
113とを含んでなる。この際、PMOSトランジスタ
T112、第1及び第2NMOSトランジスタT111
及びT113はゲートに印加される電圧に応じてオン抵
抗が変わる可変抵抗素子としての役割を果たす。前記構
造の第1クランプ回路114を用いてビットラインノー
ドBLの電圧を調節することにより、ビットラインノー
ドBLの電圧を素子の動作に適し且つ安定した電圧にし
てメインフラッシュメモリセルC111に印加できるよ
うにする。
【0010】基準フラッシュメモリ部120に含まれた
第2クランプ回路124も、メインフラッシュメモリ部
110に含まれた第1クランプ回路114と同一の構造
を有する。
【0011】以下、クランプ回路が含まれた不揮発性メ
モリ装置の動作を説明するが、メインフラッシュメモリ
部110と基準フラッシュメモリ部120との基本構成
及び動作が同一なので、メインフラッシュメモリ部11
0を基準としてクランプ回路114の動作を説明する。
【0012】まず、不揮発性メモリ装置が正常的に動作
する前の状態である初期状態には、ビットラインノード
BLを含んだ全てのノードの電圧が0Vになる。0Vの
ビットラインノードBLの電圧は、ゲートがビットライ
ンノードBLに接続されたクランプ回路114のPMO
SトランジスタT112をオン状態にし、第2NMOS
トランジスタT113をオフ状態にする。オン状態のP
MOSトランジスタT112を介して電源電圧Vccが第
1NMOSトランジスタT111のゲート電極に印加さ
れ、第1NMOSトランジスタT111はオン状態にな
る。
【0013】初期状態を経て不揮発性メモリ装置が動作
し始めると、第1ロード部113を介して電源電圧Vcc
を供給し始める。
【0014】この際、素子の集積化に伴ってフラッシュ
メモリセルC111に電源電圧(例えば、1.6V)が
そのまま印加される場合、セルC111が破壊されるお
それがある。従って、第1クランプ回路114は、第1
ロード部113から供給される電圧を、安定した動作が
できる電圧(以下、「動作電圧」という)に調節してビ
ットラインノードBLへ出力する。これをより詳細に説
明すると、次の通りである。
【0015】第1ロード部113から供給された電圧が
第1NMOSトランジスタT111を介してビットライ
ンノードBLに印加されてビットラインノードBLの電
圧が高くなり始め、ビットラインノードBLの電圧が動
作電圧より高くなると、PMOSトランジスタT112
は漸次オフ状態に近くなりながら抵抗値が大きくなり、
第2NMOSトランジスタT113は漸次オン状態に近
くなりながら抵抗値が小さくなる。これにより、電源電
圧源から第1NMOSトランジスタT111のゲート電
極へ供給される電荷の量より第1NMOSトランジスタ
T111のゲート電極から接地電圧源に放出される電荷
の量が大きくなり、第2NMOSトランジスタT113
にかかる電圧が低くなりながら第1NMOSトランジス
タT111のゲート電極に印加される電圧も低くなっ
て、第1NMOSトランジスタT111の抵抗成分も増
加することになる。第1NMOSトランジスタT111
の抵抗成分が増加しながらビットラインノードBLへの
供給電流の量が減少し、第1NMOSトランジスタT1
11にかかる電圧が高くなりながらビットラインノード
BLの電圧は低くなる。
【0016】ビットラインノードBLの電圧が動作電圧
より低くなると、逆にPMOSトランジスタT112は
オン状態に近くなり、第2NMOSトランジスタT11
3はオフ状態に近くなる。従って、第1NMOSトラン
ジスタT111のゲート電極から接地電圧源に放出され
る電荷の量より、電源電圧源から第1NMOSトランジ
スタT111のゲート電極に供給される電荷の量が多く
なり、第2NMOSトランジスタT113にかかる電圧
が高くなりながら第1NMOSトランジスタT111の
ゲート電極に印加される電圧も高くなって、第1NMO
SトランジスタT111の抵抗成分は減少する。これに
より、ビットラインノードBLの電圧は再び動作電圧ま
で高くなる。
【0017】結局、第1クランプ回路114の動作はネ
ガティブフィードバック(Negativefeedback)動作からな
り、ビットラインノードBLの電圧に応じてビットライ
ンノードBLの電圧をネガティブフィードバックしてフ
ラッシュメモリセルC111に安定な電圧が印加される
ようにする。
【0018】前記動作によってビットラインノードBL
の電圧はセルが動作するに適した動作電圧を安定的に維
持する。基準フラッシュメモリ部120における動作も
同一に行われるので、説明は省略する。
【0019】ビットラインノードBLの電圧が動作電圧
に安定した後には、メインフラッシュメモリ部110及
び基準フラッシュメモリ部120の第1及び第2ビット
ライン選択部112及び122は第2アドレス信号に応
じて一つのビットラインを選択し、第1アドレス信号に
応じてメインフラッシュメモリセルC111及び基準フ
ラッシュメモリセルC121を選択する。比較部130
では、メインフラッシュメモリセルC111に流れる電
流量と基準フラッシュメモリセルC121に流れる電流
量とを比較し、メインフラッシュメモリセルC111に
記憶されたデータを読み出し或いはプログラム/消去動
作を検証する。
【0020】前述したように、第1及び第2クランプ回
路114及び124は、フラッシュメモリセルに過度な
電圧が印加されることを防止し且つ安定的に動作できる
ように、ビットラインに印加される電圧を調節する。
【0021】しかし、素子の消費電力を低めるために電
源電圧が低くなるにつれて、低電圧動作のための製造工
程が適用されてしきい値電圧の低い(例えば、0.3V
〜0.4V)トランジスタの場合には問題がないが、し
きい値電圧の高い(例えば、0.8V)トランジスタの
場合には動作速度が低下するという問題点が発生する。
即ち、トランジスタのしきい値電圧に比べて、ゲート電
極に印加される駆動電圧が十分高くない場合、スイッチ
ング動作が円滑に行われないだけでなく、トランジスタ
の反応速度が低くなる。
【0022】従って、クランプ回路の動作速度が低くな
ると、特定ノードの電圧が安定な電圧に調節されるま
で、激しいリップル(ripple)が発生し、このようなリッ
プル電圧が素子に無理を与えて素子が破壊され、不良が
発生するおそれもある。
【0023】結局、低い電源電圧で素子の動作速度を向
上させるためには、低電圧動作のための製造工程を別途
に適用してトランジスタを含んだ各種の素子を製造しな
ければならないが、このような製造工程を適用するため
の技術開発が難しく、高いコストがかかるので、生産性
を向上させるには困る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、かかる問題点を解決するために、クランプ回路に含
まれたトランジスタのゲート電圧で駆動されるスイッチ
ング手段を、トランジスタのドレイン端子とトランジス
タが形成されたウェルの端子との間に設置し、ウェルに
所定のバイアスが印加されるようにし、これによりトラ
ンジスタのしきい値電圧が低くなるようにすることによ
り、低電圧動作のための製造工程を別に適用しなくても
低い電源電圧でもトランジスタの動作速度を向上させ、
リップル電圧を最小化し、リップル電圧によって不良が
発生することを防止して、動作速度だけでなく、回路の
電気的特性及び信頼性を向上させることが可能なクラン
プ回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を提供する
ことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例に係
るクランプ回路は、第1ノードと第2ノードとの間に接
続された第1トランジスタと、第1トランジスタのゲー
ト電極と電源電圧端子との間に接続され、第2ノードの
電圧に応じて第1トランジスタのゲート電極へ電荷を供
給し、第2ノードの電圧を調節するための電荷供給手段
と、第1トランジスタのゲート電極と接地電圧端子との
間に接続され、第2ノードの電圧に応じて第1トランジ
スタのゲート電極から電荷を放出させ、第2ノードの電
圧を調節するための電荷放出手段と、電荷供給手段を構
成する第2トランジスタのウェル端子とドレイン端子と
の間にそれぞれ接続され、第2トランジスタのゲート電
圧に応じて第2トランジスタのウェル端子にバイアスを
印加して第2トランジスタのしきい値電圧を低めるため
のスイッチング手段とを含むことを特徴とする。
【0026】この際、第1トランジスタはNMOSトラ
ンジスタであり、第2トランジスタ及びスイッチング手
段はPMOSトランジスタであり、ウェルはnウェルで
あることを特徴とする。
【0027】本発明の第2実施例に係るクランプ回路
は、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1ト
ランジスタと、第1トランジスタのゲート電極と電源電
圧端子との間に接続され、第2ノードの電圧に応じて第
1トランジスタのゲート電極に電荷を供給して第2ノー
ドの電圧を調節するための電荷供給手段と、第1トラン
ジスタのゲート電極と接地電圧端子との間に接続され、
第2ノードの電圧に応じて第1トランジスタのゲート電
極から電荷を放出させて第2ノードの電圧を調節するた
めの電荷放出手段と、電荷放出手段を構成する第2トラ
ンジスタのウェル端子とドレイン端子との間にそれぞれ
接続され、第2トランジスタのゲート電圧に応じて第2
トランジスタのウェル端子にバイアスを印加して第2ト
ランジスタのしきい値電圧を低めるためのスイッチング
手段とを含むことを特徴とする。
【0028】この際、第1トランジスタ、第2トランジ
スタ及びスイッチング手段はNMOSトランジスタであ
り、ウェルはトリプルpウェルであることを特徴とす
る。
【0029】本発明の第3実施例に係るクランプ回路
は、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1ト
ランジスタと、第1トランジスタのゲート電極と電源電
圧端子との間に接続され、第2ノードの電圧に応じて第
1トランジスタのゲート電極に電荷を供給して第2ノー
ドの電圧を調節するための電荷供給手段と、第1トラン
ジスタのゲート電極と接地電圧端子との間に接続され、
第2ノードの電圧に応じて第1トランジスタのゲート電
極から電荷を放出させて第2ノードの電圧を調節するた
めの電荷放出手段と、電荷供給手段を構成する第2トラ
ンジスタのウェル端子とドレイン端子との間にそれぞれ
接続され、第2トランジスタのゲート電圧に応じて第2
トランジスタのウェル端子にバイアスを印加して第2ト
ランジスタのしきい値電圧を低めるための第1スイッチ
ング手段と、電荷放出手段を構成する第3トランジスタ
のウェル端子とドレインとの間にそれぞれ接続され、第
3トランジスタのゲート電圧に応じて第3トランジスタ
のウェル端子にバイアスを印加して第3トランジスタの
しきい値電圧を低めるための第2スイッチング手段とを
含むことを特徴とする。
【0030】この際、第1トランジスタ、第3トランジ
スタ及び第2スイッチング手段はNMOSトランジスタ
であり、第2トランジスタ及び第1スイッチング手段は
PMOSトランジスタであることを特徴とする。一方、
第2トランジスタのウェルはnウェルであり、第3トラ
ンジスタのウェルはトリプルpウェルであることを特徴
とする。
【0031】本発明に係る不揮発性メモリ素子は、第1
アドレス信号が印加され、多数の動作フラッシュメモリ
セルからなるメインフラッシュメモリセルアレイと、第
2アドレス信号に応じてメインフラッシュメモリセルア
レイのビットラインを選択するための第1ビットライン
選択部と、第1〜第3実施例のいずれかの構成からな
り、メインフラッシュメモリセルアレイのビットライン
電圧を調節するための第1クランプ回路と、第1アドレ
ス信号が印加され、多数の基準フラッシュメモリセルか
らなる基準フラッシュメモリセルアレイと、第2アドレ
ス信号に応じて基準フラッシュメモリセルアレイのビッ
トラインを選択するための第2ビットライン選択部と、
第1〜第3実施例のいずれかの構成からかり、基準フラ
ッシュメモリセルアレイのビットライン電圧を調節する
ための第2クランプ回路と、第1及び第2アドレス信号
に応じて選択されたメインフラッシュメモリセルに流れ
る電流量と基準フラッシュメモリセルに流れる電流量と
を比較し、動作フラッシュメモリセルの状態を検出する
比較部とを含むことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて本発明の
好適な実施例を説明する。ところが、本発明は、下記の
実施例に限定されるものではなく、様々な変形実現が可
能である。これらの実施例は本発明の開示を完全にし、
当技術分野で通常の知識を有する者に本発明の範疇を知
らせるために提供されるものである。一方、添付図にお
いて、同一の符号は同一の要素を指し、重複要素につい
ては説明を省略する。
【0033】図2は本発明の第1実施例に係るクランプ
回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を説明するた
めの回路図である。
【0034】図2を参照すると、不揮発性メモリ(Nonvo
latile memory)素子は、メインフラッシュメモリ部21
0と、メインフラッシュメモリ部210の選択されたメ
インフラッシュメモリセルC211のプログラム状態ま
たは消去状態を検証するために基準信号を発生させる基
準フラッシュメモリ部220と、メインフラッシュメモ
リ部210のメインフラッシュメモリセルC211に流
れれる電流量と基準フラッシュメモリ部220の基準フ
ラッシュメモリセルC221に流れる電流量とを比較
し、フラッシュメモリセルに記憶されたデータを判別す
るための比較手段231を有する比較部230とを含ん
でなる。
【0035】その中でも、メインフラッシュメモリ部2
10は、多数の動作フラッシュメモリセル(便宜上、一
つのフラッシュメモリセルのみ示す)からなるメインフ
ラッシュメモリセルアレイ211と、Yアドレスデコー
ドの如く多数のビットライン(便宜上、一つのビットラ
インのみしめす)のうち一つのビットラインを選択する
ための第1ビットライン選択部212と、電源電圧Vcc
を供給するための第1ロード部213と、第1ロード部
213からビットラインノードBLに印加される電圧を
調節して、安定したビットライン電圧が印加されるよう
にするための第1クランプ回路214とを含んでなる。
一方、基準フラッシュメモリ部220は、多数の基準フ
ラッシュメモリセル(便宜上、一つのフラッシュメモリ
セルのみ示す)からなる基準フラッシュメモリセルアレ
イ221と、Yアドレスデコードの如く多数のビットラ
イン(便宜上、一つのビットラインのみ示す)のうち一
つのビットラインを選択するための第2ビットライン選
択部222と、電源電圧Vccを供給するための第2ロー
ド部223と、第2ロード部223から基準ビットライ
ンノードRBLに印加される電圧を調節して、安定した
ビットライン電圧が印加されるようにするための第2ク
ランプ回路224とを含んでなる。
【0036】一方、メインフラッシュメモリ部210の
第1クランプ回路214は、第1ロード部213とビッ
トラインノードBLとの間に接続された第1NMOSト
ランジスタT211と、電源電圧Vcc端子と第1NMO
SトランジスタT211のゲート電極との間に接続さ
れ、ビットラインノードBLの電位に応じて駆動される
PMOSトランジスタT212と、第1NMOSトラン
ジスタT211のゲート電極と接地電圧Vss端子との間
に接続され、ビットラインノードBLの電位に応じて駆
動される第2NMOSトランジスタT213と、PMO
SトランジスタT212のゲートに印加される電圧に応
じて駆動され、PMOSトランジスタT212が形成さ
れたウェル端子とPMOSトランジスタT212のドレ
イン端子との間に接続される第1スイッチング手段T2
14と、第2NMOSトランジスタT213のゲートに
印加される電圧に応じて駆動され、第2NMOSトラン
ジスタT213が形成されたトリプルpウェル端子TP
Wと第2NMOSトランジスタT213のドレイン端子
との間に接続される第2スイッチング手段T215とを
含んでなる。この際、PMOSトランジスタ、第1及び
第2NMOSトランジスタT212、T211及びT2
13は、ゲートに印加される電圧に応じてオン抵抗が変
わる可変抵抗素子のように動作する。また、PMOSト
ランジスタT212は第1NMOSトランジスタT21
1のゲート電極に電荷を供給する電荷供給手段のような
役割をし、第2NMOSトランジスタT213は第1N
MOSトランジスタT211のゲート電極から接地電圧
Vss端子へ電荷を放出させる電荷放出手段のような役割
をする。このような構造の第1クランプ回路214を用
いてビットラインノードBLの電圧を調節することによ
り、ビットラインノードBLの電圧を素子の動作に適し
且つ安定した電圧にしてメインフラッシュッモリセルC
211に印加できるようにする。
【0037】前記において、第1スイッチング手段T2
14はPMOSトランジスタからなり、第2スイッチン
グ手段T215はNMOSトランジスタからなる。ビッ
トラインノードBLの電圧に応じて駆動される第1及び
第2スイッチング手段T214及びT215によって、
PMOSトランジスタT212のドレイン電圧がPMO
SトランジスタT212の形成されたnウェルに印加さ
れ、第2NMOSトランジスタT213のドレイン電圧
が第2NMOSトランジスタT213の形成されたトリ
プルpウェルに印加される。これにより、PMOSトラ
ンジスタT212及び第2NMOSトランジスタT21
3のしきい値電圧が低くなって、低い電源電圧Vccでも
PMOSトランジスタT212及び第2NMOSトラン
ジスタT213の動作速度を向上させることができる。
【0038】以下、クランプ回路が含まれた不揮発性メ
モリ装置を例としてクランプ回路の動作を説明するが、
メインフラッシュメモリ部210と基準フラッシュメモ
リ部220との基本構成及び動作が同一であり、基準フ
ラッシュメモリ部220に含まれた第2クランプ回路2
24もメインフラッシュメモリ部210に含まれた第1
クランプ回路214と同一の構造を有するので、メイン
フラッシュメモリ部210を基準としてクランプ回路2
14の動作を説明する。
【0039】まず、不揮発性メモリ装置が正常的に動作
する前の状態である初期状態には、ビットラインノード
BLを含んだ全てのノードの電圧が0Vになる。0Vの
ビットラインノードBLの電圧は、ゲートがビットライ
ンノードBLに接続されたクランプ回路214のPMO
SトランジスタT212と第1スイッチング手段T21
4をオン状態にし、第2NMOSトランジスタT213
と第2スイッチング手段T215をオフ状態にする。オ
ン状態のPMOSトランジスタT212を介して電源電
圧Vccが第1NMOSトランジスタT211のゲート電
極に印加され、第1NMOSトランジスタT211はオ
ン状態になる。一方、オン状態のPMOSトランジスタ
T212と第1スイッチング手段T214を介して第1
電圧がPMOSトランジスタT212のnウェルに印加
され、PMOSトランジスタT212のしきい値電圧は
低くなる。ここで、第1電圧はVcc−Vthdiodeの値を
有し、Vccは電源電圧を意味し、VthdiodeはPMOS
トランジスタT212のソースであるp+接合部とnウ
ェルとの間に形成されたジャンクションダイオード(Jun
ction diode)のしきい値電圧を意味する。
【0040】初期状態を経て不揮発性メモリ装置が動作
し始めると、第1ロード部213は電源電圧Vccを供給
し始める。
【0041】この際、素子の高集積化に伴ってフラッシ
ュメモリセルC211に電源電圧(例えば、1.6V)
がそのまま印加される場合、セルC211が破壊される
虞がある。従って、第1クランプ回路214は第1ロー
ド部213から供給される電圧を、安定した動作ができ
る電圧に調節してビットラインノードBLへ出力する。
より詳細に説明すると、次の通りである。
【0042】第1ロード部213から供給された電圧が
第1NMOSトランジスタT211を介してビットライ
ンノードBLに印加されてビットラインノードBLの電
圧が高くなり始め、ビットラインノードBLの電圧が動
作電圧より高くなると、第1スイッチング手段T214
はオフ状態になり、第2スイッチング手段T215はオ
ン状態になる。この際、PMOSトランジスタT212
は、しきい値電圧が低くなった状態なので、速くオフ状
態に近くなりながら抵抗成分が急激に増加する。この
際、第1スイッチング手段T214がオフ状態になる
と、PMOSトランジスタT212のnウェル端子はフ
ローティング状態になって、nウェルに印加された第1
電圧がそのまま維持されるので、PMOSトランジスタ
T212のしきい値電圧は引き続き低い状態を維持す
る。
【0043】一方、PMOSトランジスタT212のチ
ャネルを介して伝達された電荷は、ビットラインノード
BLの電圧によってオン状態になった第2スイッチング
手段T215を介して第2NMOSトランジスタT21
3のトリプルpウェルに伝達され、トリプルpウェルに
は接地電圧Vssより高い第2電圧が印加される。このよ
うな第2電圧はトリプルpウェルとソースのn+接合領
域からなるジャンクションダイオードに順方向バイアス
に印加される。この際、第2電圧がジャンクションダイ
オードに順方向に印加されても、第2電圧がダイオード
のしきい値電圧よりは低い値を有するため、ダイオード
電流は無視できる程度の小量で流れるので、漏洩電流に
よる問題は発生しない。このように第2NMOSトラン
ジスタT213のトリプルpウェルに順方向に第2電圧
が印加されると、ボディエフェクト(Body effect)とは
反対に作用してジャンクションダイオードの空乏領域(D
epletion region)を縮小させる。これにより、第2NM
OSトランジスタT213のしきい値電圧も低くなり、
第2NMOSトランジスタT213はビットラインノー
ドBLの電圧に敏感に反応することになる。従って、ビ
ットラインノードBLの電圧が動作電圧より少しだけ高
くなっても速く反応して抵抗成分が急激に減少し、接地
電圧源に電荷を速く放出させる。
【0044】これにより、第1NMOSトランジスタT
211のゲート電極に供給される電荷の量が速く減少
し、第1NMOSトランジスタT211のゲート電極か
ら接地電圧源に放出される電流の量が速い速度で増加し
ながら、第1NMOSトランジスタT211のゲート電
極に印加される電圧も低くなって第1NMOSトランジ
スタT211の抵抗成分は急激に増加する。第1NMO
SトランジスタT211の抵抗成分が増加しながらビッ
トラインノードBLへの供給電流の量が急激に減少し、
第1NMOSトランジスタT211にかかる電圧が高く
なりながらビットラインノードBLの電圧は急激に低く
なる。
【0045】逆に、ビットラインノードBLの電圧が動
作電圧より低くなると、第1スイッチング手段T214
はオン状態になり、第2スイッチング手段T215はオ
フ状態になる。これと同時に、PMOSトランジスタT
212は漸次オン状態に近くなりながら抵抗成分が減少
し、第2NMOSトランジスタT213は漸次オフ状態
に近くなりながら抵抗成分が増加する。この際、PMO
SトランジスタT212のnウェルに初期に印加された
第1電圧に対する電荷がそのまま維持されてPMOSト
ランジスタT212のしきい値電圧が低くなった状態な
ので、PMOSトランジスタT212はビットラインノ
ードBLの電圧に敏感に反応することになる。従って、
ビットラインノードBLの電圧が動作電圧より少しだけ
低くなっても速く反応して抵抗成分が急激に減少する。
【0046】これにより、第1NMOSトランジスタT
211のゲート電極が接続されたノードから接地電圧源
に放出される電流の量が急激に減少しながら、電源電圧
源から第1NMOSトランジスタT211のゲート電極
が接続されたノードに供給される電流の量が速い速度で
増加する。第1NMOSトランジスタT211のゲート
電極に印加される電圧が上昇しながら第1NMOSトラ
ンジスタT211の抵抗成分が急激に減少し、ビットラ
インノードBLの電圧は再び動作電圧まで高くなる。
【0047】結局、第1クランプ回路214の動作はネ
ガティブフィードバック動作からなるが、第1クランプ
回路214に含まれたトランジスタのドレイン端子とウ
ェル端子との間にスイッチング手段をそれぞれ設置し、
これによりウェルに所定のバイアスを印加してトランジ
スタのしきい値電圧を低めることにより、ビットライン
ノードBLの電圧に応じてビットラインノードBLの電
圧を速い速度でネガティブフィードバックして、フラッ
シュメモリセルC211へより安定した電圧が速く供給
されるようにする。
【0048】前記の動作によってビットラインノードB
Lの電圧はセルの動作に適し且つ安定した動作電圧に維
持される。基準フラッシュメモリ部220における動作
も同一に行われるので、説明は略する。
【0049】ビットラインノードBLの電圧が動作電圧
に安定した状態で、メインフラッシュメモリ部210及
び基準フラッシュメモリ部220の第1及び第2ビット
ライン選択部212及び222は、第2アドレス信号に
応じて一つのビットラインを選択し、第1アドレス信号
に応じてメインフラッシュメモリセルC211及び基準
フラッシュメモリセルC221を選択する。比較部23
0では、メインフラッシュメモリセルC211に流れる
電流量と基準フラッシュメモリセルC221に流れる電
流量とを比較し、メインフラッシュメモリセルC211
に記憶されたデータを読み出し或いはプログラム/消去
動作を検証する。
【0050】前記の構成及び動作によってトランジスタ
のしきい値電圧を低めることにより、低電圧動作素子を
製造するための工程を適用しなくても、素子の動作速度
を向上させ且つリップル電圧を最小化することができ
る。
【0051】一方、接地電圧源へ電荷を放出する電流パ
スを形成するためのトランジスタにのみドレイン端子と
ウェル端子との間にのみスイッチング手段を設置するこ
とにより、ビットラインノードの如く特定ノードの電圧
が目標電圧より高い場合、ノードの電圧を速く目標電圧
まで低めることもできる。
【0052】以下、本発明の第2実施例に係るクランプ
回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を説明する。
【0053】図3は本発明の第2実施例に係るクランプ
回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を説明するた
めの回路図である。
【0054】図3を参照すると、第1及び第2クランプ
回路314及び324を除いたメインフラッシュセルア
レイ311と、基準フラッシュセルアレイ321と、第
1及び第2ビットライン選択部312及び322と、第
1及び第2ロード部313及び323と、比較手段33
1を有する比較部330とは、図2に示した不揮発性メ
モリ装置の構成要素と同一なので、これに対する説明は
略する、また、第1及び第2クランプ回路314及び3
24の構成及び動作は互いに同一なので、第1クランプ
回路314についてのみその構成及び動作を説明する。
【0055】第1クランプ回路314は、第1ロード部
313とビットラインノードBLとの間に接続された第
1NMOSトランジスタT311と、電源電圧Vcc端子
と第1トランジスタT311のゲート電極との間に接続
され、ビットラインノードBLの電位に応じて駆動され
るPMOSトランジスタT312と、第1NMOSトラ
ンジスタT311のゲート電極と接地電圧Vss端子との
間に接続され、ビットラインノードBLの電位に応じて
駆動される第2NMOSトランジスタT313と、第2
NMOSトランジスタT313のゲートに印加される電
圧に応じて駆動され、第2NMOSトランジスタT31
3が形成されたトリプルpウェル端子TPWと第2NM
OSトランジスタT313のドレイン端子との間に接続
されるスイッチング手段T314とを含んでなる。図2
と同様に、PMOSトランジスタ、第1及び第2NMO
SトランジスタT312、T311及びT313はゲー
トに印加される電圧に応じてオン抵抗が変わる可変抵抗
素子のように動作する。また、PMOSトランジスタT
312は第1NMOSトランジスタT311のゲート電
極に電荷を供給する電荷供給手段のような役割を果た
し、第2NMOSトランジスタT313は第1NMOS
トランジスタT311のゲート電極から接地電圧Vss端
子に電荷を放出させる電荷放出手段のような役割を果た
す。これにより、ビットラインノードBLの電圧に応じ
て第1NMOSトランジスタT311のゲート電極から
接地電圧源へ放出される電流の量を調節して、ビットラ
インノードBLの電圧を素子の動作に適し且つ安定した
電圧にして印加できるようにする。
【0056】前記において、スイッチング手段T314
は、NMOSトランジスタからなる。ビットラインノー
ドBLの電圧に応じて駆動されるスイッチング手段T3
14によって、第2NMOSトランジスタT313のド
レイン電圧が第2NMOSトランジスタT313の形成
されたトリプルpウェルに印加される。これにより、第
2NMOSトランジスタT313のしきい値電圧が低く
なって、低い電源電圧Vccでも第2NMOSトランジス
タT313の動作速度を向上させることができる。
【0057】図3に示した本発明の第2実施例は、第1
実施例とは、PMOSトランジスタT312のドレイン
端子とnウェル端子との間にスイッチング手段が備えら
れない点において差異があるだけで、スイッチング手段
T314を用いて第2NMOSトランジスタT313の
しきい値電圧を低める点においては同一である。
【0058】従って、第2実施例によるクランプ回路及
びこれを用いた不揮発性メモリ素子は、ビットラインノ
ードBLのような特定ノードの電圧を動作するに適した
目標動作電圧に調節するが、ノードの電圧が動作電圧よ
り高い場合、速い速度でノードの電圧を低めることがで
き、追加されるスイッチング手段の数が少なくてより簡
単にクランプ回路を実現することができる。
【0059】一方、電源電圧から電荷を供給する電流パ
スを形成するためのトランジスタにのみドレイン端子と
ウェル端子との間にスイッチング手段を設置し、ビット
ラインノードのように特定ノードの電圧が目標電圧より
低い場合、ノードの電圧を速く目標電圧まで上昇させる
こともできる。
【0060】以下、本発明の第3実施例に係るクランプ
回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を説明する。
【0061】図4は本発明の第3実施例に係るクランプ
回路及びこれを用いた不揮発性メモリ素子を説明するた
めの回路図である。
【0062】図4を参照すると、第1及び第2クランプ
回路414及び424を除いたメインフラッシュセルア
レイ411と、基準フラッシュセルアレイ421と、第
1及び第2ビットライン選択部412及び422と、第
1及び第2ロード部413及び423と、比較手段43
1を有する比較部430とは、図2に示した不揮発性メ
モリ装置の構成要素と同一なので、これに対する説明は
省略する。また、第1及び第2クランプ回路414及び
424の構成及び動作は互いに同一なので、第1クラン
プ回路414についてのみその構成及び動作を説明す
る。
【0063】第1クランプ回路414は、第1ロード部
413とビットラインノードBLとの間に接続された第
1NMOSトランジスタT411と、電源電圧Vcc端子
と第1トランジスタT411のゲート電極との間に接続
され、ビットラインノードBLの電位に応じて駆動され
るPMOSトランジスタT412と、第1NMOSトラ
ンジスタT411のゲート電極と接地電圧Vss端子との
間に接続され、ビットラインノードBLの電位に応じて
駆動される第2NMOSトランジスタT413と、PM
OSトランジスタT412のゲートに印加される電圧に
応じて駆動され、PMOSトランジスタT412が形成
されたnウェル端子とPMOSトランジスタT412の
ドレイン端子との間に接続されるスイッチング手段T4
14とを含んでなる。図2と同様に、PMOSトランジ
スタ、第1及び第2NMOSトランジスタT412、T
411及びT413は、ゲート電極に印加される電圧に
応じてオン抵抗が変わる可変素子の如く動作する。ま
た、PMOSトランジスタT412は第1NMOSトラ
ンジスタT411のゲート電極に電荷を供給する電荷供
給手段のような役割をし、第2NMOSトランジスタT
413は第1NMOSトランジスタT411のゲート電
極から接地電圧Vss端子へ電荷を放出させる電荷放出手
段のような役割を果たす。これにより、ビットラインノ
ードBLの電圧に応じて電源電圧源から第1NMOSト
ランジスタT411のゲート電極が接続されたビットラ
インノードBLへ供給される電流の量を調節することに
より、ビットラインノードBLの電圧を素子の動作に適
し且つ安定した電圧にして印加できるようにする。
【0064】前記において、スイッチング手段T414
は、PMOSトランジスタからなる。ビットラインノー
ドBLの電圧に応じて駆動されるスイッチング手段T4
14によってPMOSトランジスタT412のドレイン
電圧がPMOSトランジスタT412が形成されたnウ
ェルに印加される。これにより、PMOSトランジスタ
T412のしきい値電圧が低くなって、低い電源電圧V
ccでもPMOSトランジスタT412の動作速度を向上
させることができる。
【0065】図4に示した本発明の第3実施例は、第1
実施例とは、第2NMOSトランジスタT413のドレ
イン端子とトリプルpウェル端子TPWとの間にスイッ
チング手段が備えられない点において差異があるだけ
で、スイッチング手段T414を用いてPMOSトラン
ジスタT412のしきい値電圧を低めるという点におい
ては同一である。
【0066】従って、第3実施例に係るクランプ回路及
びこれを用いた不揮発性メモリ素子は、ビットラインノ
ードBLのような特定ノードの電圧を素子の動作に適し
た目標電圧に調節するが、ノードの電圧が動作電圧より
低い場合、速い速度でノードの電圧を上昇させることが
でき、追加されるスイッチング手段の数が少なくてより
簡単にクランプ回路を実現することができる。
【0067】
【発明の効果】上述したように、本発明は、トランジス
タのドレイン端子とウェル端子との間に設置されたスイ
ッチング手段を用いてトランジスタのしきい値電圧を低
めることにより、低電圧動作のための製造工程を別に適
用しなくても、低い電源電圧でもトランジスタの動作速
度を向上させ、リップル電圧を最小化し、リップル電圧
によって不良が発生することを防止して、動作速度だけ
でなく、回路の電気的特性及び信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術に係るクランプ回路及びこれを用い
た不揮発性メモリ素子を説明するための回路図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るクランプ回路及びこ
れを用いた不揮発性メモリ素子を説明するための回路図
である。
【図3】本発明の第2実施例に係るクランプ回路及びこ
れを用いた不揮発性メモリ素子を説明するための回路図
である。
【図4】本発明の第3実施例に係るクランプ回路及びこ
れを用いた不揮発性メモリ素子を説明するための回路図
である。
【符号の説明】
110、210、310、410 メインフラッシュメ
モリ部 120、220、320、420 基準フラッシュメモ
リ部 111、211、311、411 メインフラッシュセ
ルアレイ 121、222、322、422 基準フラッシュセル
アレイ 112、122、212、222、312、322、4
12、422 ビットライン選択部 113、123、213、223、313、323、4
13、423 ロード部 114、124、214、224、314、324、4
14、424 クランプ回路 130、230、330、430 比較部 131、231、331、431 比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AC01 AD05 AD07 AE05 AE07 AE08 5F048 AB01 AB03 AB10 AC03 BB14 BE02 BE03 BE09 5J039 AA01 KK00 KK20 KK37 MM08 NN06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ノード及び第2ノードとの間に接続
    された第1トランジスタと、 前記第1トランジスタのゲート電極と電源電圧端子との
    間に接続され、前記第2ノードの電圧に応じて前記第1
    トランジスタのゲート電極に電荷を供給して該第2ノー
    ドの電圧を調節するための電荷供給手段と、 前記第1トランジスタのゲート電極と接地電圧端子との
    間に接続され、前記第2ノードの電圧に応じて前記第1
    トランジスタのゲート電極から電荷を放出させ、前記第
    2ノードの電圧を調節するための電荷放出手段と、 前記電荷供給手段を構成する第2トランジスタのウェル
    端子とドレイン端子との間にそれぞれ接続され、前記第
    2トランジスタのゲート電圧に応じて該第2トランジス
    タのウェル端子にバイアスを印加して該第2トランジス
    タのしきい値電圧を低めるためのスイッチング手段とを
    含むことを特徴とするクランプ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1トランジスタはNMOSトラン
    ジスタであり、前記第2トランジスタ及びスイッチング
    手段はPMOSトランジスタであることを特徴とする請
    求項1記載のクランプ回路。
  3. 【請求項3】 前記ウェルはnウェルであることを特徴
    とする請求項1記載のクランプ回路。
  4. 【請求項4】 第1ノードと第2ノードとの間に接続さ
    れた第1トランジスタと、 前記第1トランジスタのゲート電極と電源電圧端子との
    間に接続され、前記第2ノードの電圧に応じて前記第1
    トランジスタのゲート電極に電荷を供給して該第2ノー
    ドの電圧を調節するための電荷供給手段と、 前記第1トランジスタのゲート電極と接地電圧端子との
    間に接続され、前記第2ノードの電圧に応じて前記第1
    トランジスタのゲート電極から電荷を放出させて前記第
    2ノードの電圧を調節するための電荷放出手段と、 前記電荷放出手段を構成する第2トランジスタのウェル
    端子とドレイン端子との間にそれぞれ接続され、前記第
    2トランジスタのゲート電圧に応じて該第2トランジス
    タのウェル端子にバイアスを印加して該第2トランジス
    タのしきい値電圧を低めるためのスイッチング手段とを
    含むことを特徴とするクランプ回路。
  5. 【請求項5】 前記第1トランジスタ、前記第2トラン
    ジスタ及び前記スイッチング手段はNMOSトランジス
    タであることを特徴とする請求項4記載のクランプ回
    路。
  6. 【請求項6】 前記ウェルはトリプルpウェルであるこ
    とを特徴とする請求項4記載のクランプ回路。
  7. 【請求項7】 第1ノードと第2ノードとの間に接続さ
    れた第1トランジスタと、 前記第1トランジスタのゲート電極と電源電圧端子との
    間に接続され、第2ノードの電圧に応じて前記第1トラ
    ンジスタのゲート電極に電荷を供給して該第2ノードの
    電圧を調節するための電荷供給手段と、 前記第1トランジスタのゲート電極と接地電圧端子との
    間に接続され、前記第2ノードの電圧に応じて前記第1
    トランジスタのゲート電極から電荷を放出させて前記第
    2ノードの電圧を調節するための電荷放出手段と、 前記電荷供給手段を構成する第2トランジスタのウェル
    端子とドレイン端子との間にそれぞれ接続され、前記第
    2トランジスタのゲート電圧に応じて該第2トランジス
    タのウェル端子にバイアスを印加して該第2トランジス
    タのしきい値電圧を低めるための第1スイッチング手段
    と、 前記電荷放出手段を構成する第3トランジスタのウェル
    端子とドレイン端子との間にそれぞれ接続され、前記第
    3トランジスタのゲート電圧に応じて該第3トランジス
    タのウェル端子にバイアスを印加して該第3トランジス
    タのしきい値電圧を低めるための第2スイッチング手段
    とを含むことを特徴とするクランプ回路。
  8. 【請求項8】 前記第1トランジスタ、前記第3トラン
    ジスタ及び前記第2スイッチング手段はNMOSトラン
    ジスタであり、前記第2トランジスタ及び前記第1スイ
    ッチング手段はPMOSトランジスタであることを特徴
    とする請求項7記載のクランプ回路。
  9. 【請求項9】 前記第2トランジスタのウェルはnウェ
    ルであり、前記第3トランジスタのウェルはトリプルp
    ウェルであることを特徴とする請求項7記載のクランプ
    回路。
  10. 【請求項10】 第1アドレス信号が印加され、複数の
    動作フラッシュメモリセルからなるメインフラッシュメ
    モリセルアレイと、 第2アドレス信号に応じて前記メインフラッシュメモリ
    セルアレイのビットラインを選択するための第1ビット
    ライン選択部と、 前記メインフラッシュメモリセルアレイのビットライン
    電圧を調節するための請求項1〜9のいずれか1項の第
    1クランプ回路と、 前記第1アドレス信号が印加され、複数の基準フラッシ
    ュメモリセルからなる基準フラッシュメモリセルアレイ
    と、 前記第2アドレス信号に応じて前記基準フラッシュメモ
    リセルアレイのビットラインを選択するための第2ビッ
    トライン選択部と、 前記基準フラッシュメモリセルアレイのビットライン電
    圧を調節するための請求項1〜9のいずれか1項の第2
    クランプ回路と、 前記第1及び第2アドレス信号に応じて選択されたメイ
    ンフラッシュメモリセルに流れる電流量と基準フラッシ
    ュメモリセルに流れる電流量を比較し、前記動作フラッ
    シュメモリセルの状態を検出する比較部とを含むことを
    特徴とする不揮発性メモリ素子。
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