JP2003336661A - クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents

クラッチレリーズ軸受装置

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JP2003336661A JP2002142716A JP2002142716A JP2003336661A JP 2003336661 A JP2003336661 A JP 2003336661A JP 2002142716 A JP2002142716 A JP 2002142716A JP 2002142716 A JP2002142716 A JP 2002142716A JP 2003336661 A JP2003336661 A JP 2003336661A
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信彦 西村
Nobukazu Hioki
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み付けがより容易に行えるクラッチレリーズ
軸受装置を提供する。 【解決手段】延在部52は係合凹部23bと密着した状
態に維持され、ワイヤ部材50の延在部52の軸線方向
(特にレリーズフォークに近接する方向)及び半径方向
のズレが阻止され、たとえばレリーズフォークRFを取
り付けやすくなる。また、ワイヤ部材50は、延在部5
2の軸線方向にはわずかな抵抗を持って移動自在に支持
されるため、形状や寸法を精度良く形成しなくても、ワ
イヤ部材50の係合部56を、レリーズフォークRFの
孔RFaに容易に係合させることができ、すなわち容易
に組み付けを行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに用いら
れるクラッチレリーズ軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載され摩擦板を用いた動力断
続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力
部材であるレリーズフォークで、回転部材であるクラッ
チカバーのダイヤフラムスプリングを軸線方向に押圧す
ることにより、スプリングの付勢力を摩擦板から解除し
て動力伝達の切り離しが行なわれている。
【0003】ところで、レリーズフォークは車体等の固
定側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジ
ンのフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に
回転するようになっている。従って、クラッチカバーの
ダイヤフラムスプリングをレリーズフォークが直に押圧
するとなると、当接部の摩耗を招来することとなる。そ
こで、ダイヤフラムスプリングに当接して一体的に回転
する回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を
所定の状態に保持すると共にレリーズフォークからの入
力を受けるようになっている回転しない軸受保持部材と
からなるクラッチレリーズ軸受装置を、ダイヤフラムス
プリングとレリーズフォークとの間に設けている(例え
ば実開平1−174637号参照)。
【0004】この実開平1−174637号に開示され
たクラッチレリーズ軸受装置においては、軸受の内輪の
先端部がダイヤフラムスプリングに対向し、一方、軸受
の外輪の後端は、ガイドスリーブのフランジ部に半径方
向移動自在に取り付けられている。レリーズフォークの
先端によりガイドスリーブのフランジ部が後方から押さ
れれば、内輪先端部がダイヤフラムスプリングに当接す
るよう、軸受装置全体が軸線方向に移動可能となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
技術によるクラッチレリーズ軸受装置の場合、一本の折
り曲げたワイヤ部材であるクリップを用いてレリーズフ
ォークとガイドスリーブのフランジ部を弾性的に連結し
ている。しかしながら、かかるクリップは単にガイドス
リーブに引っかけている構成のため、特に組立時などに
おいて、たとえばクラッチレリーズ軸受装置の軸線方向
や半径方向に対してクリップのズレが生じやすく、レリ
ーズフォークの組付けが困難となる場合があった。
【0006】更に、レリーズフォークは通常は二股形状
を有しているため、二股のそれぞれを一対のクリップで
連結することも考えられるが、組付けを容易にするため
に、各クリップの固定をどうするかといった問題があ
る。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、組み付けがより容易に行えるク
ラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
第1の本発明のクラッチレリーズ軸受装置は、互いに同
心的に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、
一方の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置
の回転部材に当接するようになっているクラッチレリー
ズ軸受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された円筒部
と、フランジ部とを備える樹脂製の軸受保持部材と、該
軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受の該一
方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する連結部
材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置におい
て、前記軸受保持部材と入力部材とを連結するワイヤ部
材が設けられ、前記ワイヤ部材は、前記軸受保持部材に
設けられた支持部により、前記入力部材に対して近接す
る方向及び前記クラッチレリーズ軸受の半径方向の少な
くとも一方の方向に対して固定支持されるが、前記支持
部と前記ワイヤ部材とは前記ワイヤ部材に沿った方向に
は相対移動可能となっていることを特徴とする。
【0009】第2の本発明のクラッチレリーズ軸受装置
は、互いに同心的に配置されかつ相対回転する内輪及び
外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する他方の輪が
クラッチ装置の回転部材に当接するようになっているク
ラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合さ
れた円筒部と、フランジ部とを備える樹脂製の軸受保持
部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ
軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持
する連結部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装
置において、前記軸受保持部材に一方の側を組み付け、
前記入力部材に他方の側を組み付けたワイヤ部材を有
し、前記軸受保持部材は、前記ワイヤ部材の一方の側が
組み付けられたとき、前記ワイヤ部材の軸線に直交する
断面において180度以上にわたって前記ワイヤ部材の
外周面に係合する係合凹部を有し、組付前の前記係合凹
部の内径は前記ワイヤ部材の外径より小さくなってお
り、更に、前記ワイヤ部材の他方の側が、前記係合凹部
に対して相対回転することを抑制する係止手段が設けら
れていることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の本発明のクラッチレリーズ軸受装置にお
いて、前記軸受保持部材と入力部材とを連結するワイヤ
部材が設けられ、前記ワイヤ部材は、前記軸受保持部材
に設けられた支持部により、前記入力部材に対して近接
する方向及び前記クラッチレリーズ軸受の半径方向の少
なくとも一方の方向に対して固定支持されるが、前記支
持部と前記ワイヤ部材とは前記ワイヤ部材に沿った方向
には相対移動可能となっているので、動作時には、前記
入力部材に対して近接する方向及び前記クラッチレリー
ズ軸受の半径方向の少なくとも一方の方向に対して固定
支持された前記ワイヤ部材を用いて、前記入力部材が前
記クラッチレリーズ軸受装置から分離されるのを抑制で
き、又、組付時には、前記ワイヤ部材が、前記支持部に
支持された状態で前記ワイヤ部材に沿った方向に相対移
動可能となっているため、前記ワイヤ部材の寸法・形状
を精度良く形成しなくても、前記ワイヤ部材を前記入力
部材に容易に組み付けることができ、コスト低減と組立
性向上の両立を図ることができる。
【0011】第2の本発明のクラッチレリーズ軸受装置
において、前記軸受保持部材に一方の側を組み付け、前
記入力部材に他方の側を組み付けたワイヤ部材を有し、
前記軸受保持部材は、前記ワイヤ部材の一方の側が組み
付けられたとき、前記ワイヤ部材の軸線に直交する断面
において180度以上にわたって前記ワイヤ部材の外周
面に係合する係合凹部を有し、組付前の前記係合凹部の
内径は前記ワイヤ部材の外径より小さくなっているの
で、前記ワイヤ部材を前記係合凹部に組み付ければ、前
記係合凹部の弾性変形により生じた弾性力で前記ワイヤ
部材を保持でき、それにより前記ワイヤ部材の支持の確
保と組付性の向上とを図ることができ、更に、前記ワイ
ヤ部材の他方の側が、前記係合凹部に対して相対回転す
ることを抑制する係止手段が設けられているので、前記
入力部材の組付性の向上を図ることができる。このよう
なワイヤ部材は、一般的な入力部材であるレリーズフォ
ークの二股を、それぞれ前記軸受保持部材に取り付ける
べく一対設けられていると、長い単一のワイヤ部材を用
いるよりも必要な線長が短縮され低コストを図れる。
又、一対のワイヤ部材が同じ形状を有していれば、更に
低コストが図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態にかかるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズ
フォーク側から見た図である。図2は、図1のクラッチ
レリーズ軸受装置をII-II線に沿って切断して矢印方向
に見た軸線方向断面図である。図3は、図1のクラッチ
レリーズ軸受装置を矢印III方向に見た図である。図4
は、図2のクラッチレリーズ軸受装置のIV部を拡大して
示した図である。
【0013】図2において、クラッチレリーズ装置は、
クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材であるガイ
ドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30と、補
強部材40と、ワイヤ部材50とからなる。クラッチレ
リーズ軸受10は、左方端に当接部11aを有する略円
管状の内輪11と、内輪11を同心的に内包する短い円
管状の外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自
在に配置された複数のボール15と、ボール15を所定
間隔で保持する保持器16と、ボール15の軸線方向両
側で内輪11と外輪12とにより画成される空間を防塵
油密的に密封するシール17、18とからなる。内輪1
1は外輪12に対して回転自在に支持されている。また
内輪11の当接部11aは、半径方向外方にめくれたよ
うな形状をしており、図示しないクラッチカバーのダイ
ヤフラムスプリングに当接するようになっている。ま
た、内輪11の当接部11aと反対側の端部はプレスに
よるブランク加工のままとし、切削加工を行わず製作コ
ストを安くするようにしている。
【0014】一方、ガイドスリーブ20は樹脂製であっ
て、円管状の本体21と、本体21の中央近傍の外周か
ら半径方向に延在するフランジ部22と、フランジ部2
2の半径方向外方端において軸線方向左方に突出する外
壁部23と、フランジ部22の半径方向外方端におい
て、図2で軸線方向右方に突出するガイド部25(図
1)とからなる。本体21の内方には図示しないガイド
軸が延在しており、本体21はガイド軸上を摺動自在と
なっている。なお、本体21の内方には拡径部24が設
けられている。この拡径部24は、本体21がガイド軸
上を摺動する際に異物を噛みこまないように機能するも
のである。外壁部23は、クラッチレリーズ軸受10の
外方に設けられ、その半径方向の移動制限部となってい
る。また、クラッチレリーズ軸受10を半径方向に移動
可能とするため、外輪12の外周と外壁23の内周との
間には隙間27が形成されている。ガイド部25はばね
部材30の組付時にガイドの機能を有するものであり、
ばね部材30の両わきを軸線方向に延在している。ま
た、外輪12は、板材をプレスすることによって形成さ
れているが、JIS規格のSUJ2を素材として旋削
し、その後焼き入れすることによって形成しても良い。
【0015】ワイヤ部材50は、図1から明らかなよう
に略コの字形状に折り曲げられたばね鋼線から形成さ
れ、垂直部51と、その両端から水平に延在する2つの
延在部52と、各延在部52の自由端からレリーズフォ
ークRF(図2に一点鎖線で示す)側に延在する架橋部
54と、架橋部54から半径方向内方に向かう戻り部5
5と、戻り部55から半径方向内方に向かいレリーズフ
ォークRFの上面に形成された孔RFaに係合する係合
部56とからなる。
【0016】図4において、ガイドスリーブ20の外壁
部23は、外周テーパ面23aと、その半径方向内方に
形成された係合凹部23bとを有している。支持部であ
る係合凹部23b(その一部の領域でも良い)は、その
断面の約2/3(180度以上であると良い)は円周の
一部であるが、残りは切欠部23cとなっている。この
切欠部23cの垂直方向長さをdとし、ワイヤ部材50
(延在部52)の外径をφCとし、自由状態(組付前)
の係合凹部23bの内径をφDとすると、d<φD<φ
Cなる関係が成立する。ガイドスリーブ20に組み付け
際、ワイヤ部材50の延在部52を半径方向外方から差
し入れ、外周テーパ面23aに沿って滑らせて、切欠部
23cから係合凹部23b内に装填する。d<φCであ
るので、組み付け時には切欠部23cが開くように外壁
部23が変形して、延在部52の侵入を許容し、延在部
52が係合凹部23bに係合した後には、弾性力に基づ
いて切欠部23cが閉じるように外壁部23が変形する
ことで、延在部52の抜け出しが防止される。又、φD
<φCであるため、延在部52が係合凹部23bに係合
した後、外壁部23はフリー状態に戻らず、わずかに変
形した状態に維持されるため、その弾性力に基づいて、
延在部52は係合凹部23bと密着した状態に維持さ
れ、ワイヤ部材50の延在部52の軸線方向(特にレリ
ーズフォークに近接する方向)及び半径方向のズレが阻
止され、たとえばレリーズフォークRFを取り付けやす
くなる。また、ワイヤ部材50は、延在部52の軸線方
向にはわずかな抵抗を持って移動自在に支持されるた
め、形状や寸法を精度良く形成しなくても、ワイヤ部材
50の係合部56を、レリーズフォークRFの孔RFa
に容易に係合させることができ、すなわち容易に組み付
けを行える。
【0017】図1より明らかなように、同一形状のもの
が2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸
受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を
有する。図5は、ばね部材30の斜視図である。ばね部
材30は、一枚のSK5等のばね鋼板をプレスで打ち抜
いた後折り曲げその後焼入処理することによって形成さ
れている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20のフラ
ンジ部に当接するベース部31と、軸受の外輪12に当
接する押圧部32と、ベース部31と押圧部32との間
に設けられ、押圧部32に外輪12を付勢するための弾
性力を付与する梁部33とからなっている。なお、押圧
部32はシール17に接触しないように、またばね部材
30の組付を容易にすべく、軸線方向外方に傾斜した傾
斜部32aを有する。
【0018】更にばね部材30は、梁部33の中央下面
において上方にくぼんだ凹部34を有しており、この凹
部34には、ガイドスリーブ20のフランジ部22に形
成された凸部22h(図2)が係合するようになってい
る。また、ベース部31の両側部31aにおける下方端
近傍においては、くぼみを構成する切欠き37が形成さ
れ、更にベース部31の中央近傍には、比較的大きな矩
形開口38が形成されている。
【0019】図6は、図1のVI-VI線に沿って切断した
部分を拡大して矢印方向に見た図である。ガイドスリー
ブ20のフランジ部22には、更に突起22cが形成さ
れている。突起22cは、斜面22dと台部22eとか
らなっており、ばね部材30が装着された際に切欠き3
7に係合する形状となっている。
【0020】尚、ガイドスリーブ20のフランジ部22
には、突起22cの近傍において、矩形状の突起である
ストッパ22gが形成されている(図1参照)。このス
トッパ22gは、図1から明らかなように、ばね部材3
0をガイドスリーブ20に取り付ける際に、ばね部材3
0の矩形開口38に係合して、それ以上ばね部材30が
内方に押し込まれることを防止するようになっている。
図1に示すように、補強部材40は、中央管部41と、
フランジ部43と、フランジ部43の一部(図1で中央
管部41の上下部分)がレリーズフォークRF側に台状
に盛り上がって形成されたアンビル部42とを有する。
【0021】次に、本発明の実施の形態であるクラッチ
レリーズ軸受装置の動作につき、以下に説明する。図2
において、一点鎖線で示すレリーズフォークRFが枢動
すると、その先端が補強部材40のアンビル部42(図
1)に当接して一定の荷重を印加する。補強部材40の
板厚は比較的厚くその剛性も十分であるため、レリーズ
フォークRFより伝達される大荷重を受けることができ
る。クラッチレリーズ軸受装置は、レリーズフォークR
Fからの入力により図示しないガイド軸上を軸線方向に
摺動して、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムス
プリングに内輪11の当接部11aを当接させる。ダイ
ヤフラムスプリングが回転していても、内輪11は回転
自在であるので、当接後にダイヤフラムスプリングと一
体で回転することとなり、更に軸受装置が軸線方向に移
動することによりダイヤフラムスプリングが押圧されて
クラッチが動作されるようになっている。
【0022】ばね部材30は適切な板厚となっていて、
ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10
を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみ
で支持しているため、軸受10はガイドスリーブ20に
対して半径方向に移動可能となっている。従って、内輪
11の当接部11aがダイヤフラムスプリングに当接し
たとき、両者の間に偏心があれば、軸受10を同心に位
置させようとする公知の力が生じ、それにより軸受10
は半径方向に移動して、自動調心が達成されることとな
る。なお、ガイドスリーブ20の外壁部23は、軸受1
0が所定量以上半径方向外方に移動しないよう制限する
機能を有する。また、一般の玉軸受の外輪にはフランジ
がないタイプが多いので、本実施の形態のように外輪を
ばね部材30で挟みこむように構成すれば、外輪自体を
改造する必要がなく既存のものを使用でき、コスト低減
に寄与しうる。
【0023】図7は、第2の実施の形態にかかるクラッ
チレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図で
ある。図8は、図7のクラッチレリーズ軸受装置を矢印
VIII方向に見た図である。尚、本実施の形態は、図1〜
6の実施の形態に対し、主としてガイドスリーブ及びワ
イヤ部材のみが異なるため、共通する部分についての説
明は省略する。
【0024】図7に示すように、本実施の形態のワイヤ
部材150は、レリーズフォークRF(図2参照)の二
股に対して、それぞれ組付けを行うべく、2つ設けられ
ている。まずガイドスリーブ120の異なる点を説明す
ると、上述した実施の形態に対し、図2に示すように、
係合凹部123bの中央が奥におい込まれた形状、すな
わちガイド凹部123dとなっている。それ以外の点
は、上述した実施の形態と同様である。
【0025】ばね鋼線から形成された各ワイヤ部材15
0は、ガイド凹部123dに案内される凸部151と、
凸部151に対し直交するように配置され、水平に延在
する延在部152と、延在部152の自由端からレリー
ズフォークRF(図2に一点鎖線で示す)側に延在する
架橋部154と、架橋部154から半径方向内方に向か
う戻り部155と、戻り部155から半径方向内方に向
かいレリーズフォークRFの上面に形成された孔RFa
に係合する係合部156とからなる。すなわち、架橋部
154から係合部156までは、上述した実施の形態と
同様である。尚、延在部152と係合凹部123bと
は、図4に関連して説明したのと同様な寸法関係を有し
ている。
【0026】本実施の形態によれば、各ワイヤ部材15
0の一方の側にある(以下の実施の形態で同じ)延在部
152が係合凹部123bに係合支持されることで、ワ
イヤ部材150の延在部152の軸線方向(特にレリー
ズフォークに近接する方向)及び半径方向のズレが阻止
され、たとえばレリーズフォークを取り付けやすくな
る。また、ワイヤ部材150は、ガイド凹部123dに
凸部151が規制される範囲内で、延在部152の軸線
方向にわずかな抵抗を持って移動自在に支持されてお
り、形状や寸法を精度良く形成しなくても、ワイヤ部材
150の係合部156を、レリーズフォークRFの孔R
Fa(図2参照)に容易に係合させることができ、すな
わち容易に組み付けを行える。更に、凸部151は、ガ
イド凹部123dにより図7で上下方向移動を規制され
ており、それにより係合凹部123bに支持される延在
部152を中心とする、他方の側にある(以下の実施の
形態で同じ)係合部156の回転が抑制されるため、レ
リーズフォークRFの組付けが更に容易になる。
【0027】図9は、第3の実施の形態にかかるクラッ
チレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図で
ある。図10は、図9のクラッチレリーズ軸受装置を矢
印X方向に見た図である。尚、本実施の形態は、図7,
8の実施の形態に対し、主としてガイドスリーブ及びワ
イヤ部材のみが異なるため、共通する部分についての説
明は省略する。又、補強部材240については、図7,
8の実施の形態に対して、アンビル部を省略して、フラ
ンジ部243のレリーズフォーク当接部外方に軸線方向
延在部244を設けた点が異なるが、本質的な差異では
ないため説明を省略する。本実施の形態では、不図示の
レリーズフォークの二股は、図9,10の右方より挿入
されて組み付けられる。
【0028】図9に示すように、本実施の形態のワイヤ
部材250も、レリーズフォークRF(図2参照)の二
股に対して、それぞれ組付けを行うべく、2つ設けられ
ている。本実施の形態のガイドスリーブ220も、係合
凹部223bに隣接して奥におい込まれたガイド凹部2
23dを有している。但し、ガイド凹部223dは、図
10で右方に開放している。
【0029】ばね鋼線から形成された各ワイヤ部材25
0は、ガイド凹部223dに案内される凸部251と、
凸部251に対し直交するように配置され、水平に延在
する延在部252と、延在部252の自由端からレリー
ズフォークRF(図2に一点鎖線で示す)側に延在する
架橋部254と、架橋部254から半径方向内方に向か
う戻り部255と、戻り部255の先端近傍に形成され
た曲がり部256とからなる。曲がり部256は、不図
示のレリーズフォークの凹部に係合可能となっている。
尚、延在部252と係合凹部223bとは、図4に関連
して説明したのと同様な寸法関係を有している。第2,
第3の実施の形態において、凸部151,251が係止
手段を構成する。
【0030】本実施の形態によれば、各ワイヤ部材25
0の延在部252が係合凹部223bに係合支持される
ことで、ワイヤ部材250の延在部252の軸線方向
(特にレリーズフォークに近接する方向)及び半径方向
のズレが阻止され、たとえばレリーズフォークを取り付
けやすくなる。また、ワイヤ部材250は、ガイド凹部
223dに凸部251が規制される範囲内で、延在部2
52の軸線方向にわずかな抵抗を持って移動自在に支持
されており、形状や寸法を精度良く形成しなくても、ワ
イヤ部材250の曲がり部256を、レリーズフォーク
の凹部に確実に係合させることができ、すなわち確実な
組み付けを行える。更に、凸部251は、ガイド凹部2
23dにより図9で上下方向移動を規制されており、そ
れにより係合凹部223bに支持される延在部252を
中心とする曲がり部256の回転が抑制されるため、レ
リーズフォークの組付けが更に容易になる。
【0031】図11は、第4の実施の形態にかかるクラ
ッチレリーズ軸受装置を示す、図10と同じ方向に見た
図である。本実施の形態のワイヤ部材350も、レリー
ズフォークRF(図2参照)の二股に対して、それぞれ
組付けを行うべく、2つ設けられている。本実施の形態
のガイドスリーブ323は、図11に示すように、一対
の係合凹部323b、323fの間に切り欠き323d
を有している。
【0032】ばね鋼線から形成された各ワイヤ部材35
0は、ガイドスリーブ323の係合凹部323b、32
3fに係合する延在部352a、352bと、延在部3
52a、352bの間で曲がって形成された係止部35
1と、延在部352bの自由端からレリーズフォークR
F(図2に一点鎖線で示す)側に延在する架橋部354
と、架橋部354から半径方向内方に向かう戻り部35
5と、戻り部355の先端近傍に形成された曲がり部3
56とからなる。曲がり部356は、不図示のレリーズ
フォークの凹部に係合可能となっている。尚、延在部3
52a、352bと係合凹部323b、323fとは、
図4に関連して説明したのと同様な寸法関係を有してい
る。本実施の形態において、係止部351が係止手段を
構成する。
【0033】本実施の形態においては、上述した実施の
形態の効果と同様な効果が得られる他、ワイヤ部材35
0の曲がっている係止部351が、ガイドスリーブ32
3の外壁部の周面に当接し、それにより係合凹部323
b、323fに支持される延在部352a、352bを
中心とする曲がり部356の回転が抑制されるため、レ
リーズフォークの組付けが更に容易になる。
【0034】以上、本発明を実施例を参照して説明して
きたが、本発明は上記実施例に限定して解釈されるべき
ではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろん
である。
【0035】
【発明の効果】第1の本発明のクラッチレリーズ軸受装
置において、前記軸受保持部材と入力部材とを連結する
ワイヤ部材が設けられ、前記ワイヤ部材は、前記軸受保
持部材に設けられた支持部により、前記入力部材に対し
て近接する方向及び前記クラッチレリーズ軸受の半径方
向の少なくとも一方の方向に対して固定支持されるが、
前記支持部と前記ワイヤ部材とは前記ワイヤ部材に沿っ
た方向には相対移動可能となっているので、動作時に
は、前記入力部材に対して近接する方向及び前記クラッ
チレリーズ軸受の半径方向の少なくとも一方の方向に対
して固定支持された前記ワイヤ部材を用いて、前記入力
部材が前記クラッチレリーズ軸受装置から分離されるの
を抑制でき、又、組付時には、前記ワイヤ部材が、前記
支持部に支持された状態で前記ワイヤ部材に沿った方向
に相対移動可能となっているため、前記ワイヤ部材の寸
法・形状を精度良く形成しなくても、前記ワイヤ部材を
前記入力部材に容易に組み付けることができ、コスト低
減と組立性向上の両立を図ることができる。
【0036】第2の本発明のクラッチレリーズ軸受装置
において、前記軸受保持部材に一方の側を組み付け、前
記入力部材に他方の側を組み付けたワイヤ部材を有し、
前記軸受保持部材は、前記ワイヤ部材の一方の側が組み
付けられたとき、前記ワイヤ部材の軸線に直交する断面
において180度以上にわたって前記ワイヤ部材の外周
面に係合する係合凹部を有し、組付前の前記係合凹部の
内径は前記ワイヤ部材の外径より小さくなっているの
で、前記ワイヤ部材を前記係合凹部に組み付ければ、前
記係合凹部の弾性変形により生じた弾性力で前記ワイヤ
部材を保持でき、それにより前記ワイヤ部材の支持の確
保と組付性の向上とを図ることができ、更に、前記ワイ
ヤ部材の他方の側が、前記係合凹部に対して相対回転す
ることを抑制する係止手段が設けられているので、前記
入力部材の組付性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるクラッチレリーズ軸受装
置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図2】図1のクラッチレリーズ軸受装置をII-II線に
沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図3】図1のクラッチレリーズ軸受装置を矢印III方
向に見た図である。
【図4】図2のクラッチレリーズ軸受装置のIV部を拡大
して示した図である。
【図5】ばね部材30の斜視図である。
【図6】図1のVI-VI線に沿って切断した部分を拡大し
て矢印方向に見た図である。
【図7】第2の実施の形態にかかるクラッチレリーズ軸
受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図8】図7のクラッチレリーズ軸受装置を矢印VIII方
向に見た図である。
【図9】第3の実施の形態にかかるクラッチレリーズ軸
受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図10】図9のクラッチレリーズ軸受装置を矢印X方
向に見た図である。
【図11】第4の実施の形態にかかるクラッチレリーズ
軸受装置を示す、図10と同じ方向に見た図である。
【符号の説明】
10 クラッチレリーズ軸受 20、120,220,323 ガイドスリーブ 23b、123b、223b、323b、323f 係
合凹部 30 ばね部材 40、240 補強部材 50、150,250,350 ワイヤ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心的に配置されかつ相対回転す
    る内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する
    他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようにな
    っているクラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自
    在に嵌合された円筒部と、フランジ部とを備える樹脂製
    の軸受保持部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッ
    チレリーズ軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能とな
    るよう保持する連結部材とからなっているクラッチレリ
    ーズ軸受装置において、前記軸受保持部材と入力部材と
    を連結するワイヤ部材が設けられ、前記ワイヤ部材は、
    前記軸受保持部材に設けられた支持部により、前記入力
    部材に対して近接する方向及び前記クラッチレリーズ軸
    受の半径方向の少なくとも一方の方向に対して固定支持
    されるが、前記支持部と前記ワイヤ部材とは前記ワイヤ
    部材に沿った方向には相対移動可能となっていることを
    特徴とするクラッチレリーズ軸受装置。
  2. 【請求項2】 互いに同心的に配置されかつ相対回転す
    る内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する
    他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようにな
    っているクラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自
    在に嵌合された円筒部と、フランジ部とを備える樹脂製
    の軸受保持部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッ
    チレリーズ軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能とな
    るよう保持する連結部材とからなっているクラッチレリ
    ーズ軸受装置において、前記軸受保持部材に一方の側を
    組み付け、前記入力部材に他方の側を組み付けたワイヤ
    部材を有し、前記軸受保持部材は、前記ワイヤ部材の一
    方の側が組み付けられたとき、前記ワイヤ部材の軸線に
    直交する断面において180度以上にわたって前記ワイ
    ヤ部材の外周面に係合する係合凹部を有し、組付前の前
    記係合凹部の内径は前記ワイヤ部材の外径より小さくな
    っており、更に、前記ワイヤ部材の他方の側が、前記係
    合凹部に対して相対回転することを抑制する係止手段が
    設けられていることを特徴とするクラッチレリーズ軸受
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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