JP2003335468A - エレベータの自動放送装置 - Google Patents

エレベータの自動放送装置

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JP2003335468A
JP2003335468A JP2002143971A JP2002143971A JP2003335468A JP 2003335468 A JP2003335468 A JP 2003335468A JP 2002143971 A JP2002143971 A JP 2002143971A JP 2002143971 A JP2002143971 A JP 2002143971A JP 2003335468 A JP2003335468 A JP 2003335468A
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Masao Fujita
政雄 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でかつ最小限の設置スペースで、操作性
に違和感のない応答速度の速いエレベータの自動放送装
置を得る。 【解決手段】 エレベータかごに設けられたかご操作釦
9を用いて釦信号が入力される釦信号入力部10と、案
内放送を指令する放送指令信号が入力される放送指令入
力部8と、釦信号と放送指令信号との信号条件から放送
指令を制御する放送指令制御部12と、放送指令制御部
12からの放送指令に応じて、エレベータの運転状況に
応じた案内放送を行うとともに、釦信号が入力されたこ
とを知らせる登録音を鳴動する音声合成部13とを備
え、音声合成装置6内に呼び登録機能を一体化させて内
蔵し、音声合成装置6内で釦信号を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの自
動放送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客に対するメッセージ等を発するため
の従来の装置の一例として、特許3190077号公報
及び特開平2−95682号公報を挙げる。図7は、特
許3190077号公報に記載の従来装置の構成を示し
た図であり、図8は特開平2−95682号公報に記載
の従来装置の構成を示した図である。これらの従来例は
音声合成装置を構成している。
【0003】まず、図7の従来例について説明する。図
7において、101はエレベータかご、102はIC化
された音声案内装置、103は、音声案内装置102に
接続され、エレベータかご101上に配置されて、乗客
にメッセージを報知するためのスピーカーである。10
4は、発音ブザーであり、かご呼びボタン109を押し
たことを音で報知するためのもので、かご操作盤105
の下部に設置されている。106A、106Bは、それ
ぞれ、エレベータかご101の上下に設けられ、目的階
到着を知らせるチャイム音を発する電子チャイムであ
る。107は、積載荷重を越えた場合の警告ブザー音を
発するための過荷重ブザーである。108は、戸閉まり
動作開始を示すためのブザー音を発する戸閉まり促進ブ
ザーである。
【0004】このように、特許3190077号公報に
示されている従来装置においては、音で乗客に報知する
ための装置が、それぞれ個別の機能を有する構成となっ
ているが、最近は、運転方向や停止階などの音声での案
内だけではなく、目的階到着を示すチャイム音や、積載
荷重を超えた場合の警告ブザー音、戸閉動作を示すブザ
ー音などの擬音も放送するように構成されているものも
ある(当該公報においても、音声データだけでなく擬音
データも格納している音声データ格納部についての記載
がある。)。いずれにおいても、エレバータの制御装置
から、これらの装置への発呼指令は、シリアルデータに
より送信される。
【0005】次に、図8の従来例について説明する。図
8において、111は、エレベータの制御装置、112
は、制御室111と後述する管理室116およびかご室
114とを接続している伝送路、113は制御室111
内に設けられたメインステーション、114はかご室、
115は、かご室114に設けられた再生ユニット、1
16は管理室、117は、管理室16に設けられた録音
再生ユニットである。
【0006】図8の従来装置において、管理室116の
録音再生ユニット117では、乗客に報知するためのメ
ッセージを示した音声データを作成して自メモリ(図示
せず)に格納する。オペレータの操作により、制御装置
111のメインステーション113に音声データ伝送の
ための指令が入力されると、メインステーション113
は、伝送路112を音声データ伝送のために開放する。
管理室116の録音再生ユニット117のCPU(図示
せず)は、伝送路112が開放されているのを確認して
から、自メモリ内に格納されている音声データを、伝送
路112を介して、かご室114の再生ユニット115
に伝送する。再生ユニット115は、受け取った音声デ
ータをメモリに格納し、メインステーション113から
案内放送の指令を受けたときに、メモリから読み出し
て、再生し、スピーカー(図示せず)を介して、乗客に
対して発する。
【0007】以上説明したように、図8に示した従来装
置においては、再生ユニット115に対する制御は、エ
レベータの制御装置111のメインステーション113
から、シリアルデータで、伝送路112を介して、音声
案内の指令が出力される構成となっている。
【0008】また、最近では、音声合成装置等の装置が
安価になったこともあり、エレベータのかごおよび各乗
場に、音声合成装置をそれぞれ設置して、かご内の乗客
および各乗場の待ち客への案内放送を提供しているエレ
ベータシステムもある。
【0009】一方、音声合成装置とは別に、エレベータ
の快適性や安全性が向上するように、エレベータの運転
とは直接関係のないビルの館内放送あるいはBGM(バ
ックグランドミュージック)などをかご内に放送する放
送装置を設置する場合もある。この一例として、例え
ば、特開2001−130854号公報や、特開200
1−58768号公報を挙げる。
【0010】なお、音声合成装置がエレベータの運転状
況に応じた案内放送を提供する装置であるのに対し、放
送装置はエレベータの運転とは直接関係のない案内放送
を提供する装置として、音声合成装置とは別の独立した
装置として提供されるのが一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した図7および図
8に示す従来例においては、音声合成装置に対する音声
案内の指令はシリアルデータにより送信されるが、応答
速度を要求されるような音声案内に適用するにはシリア
ル伝送路を高速にする必要があり、適用ケーブルや1/
F回路が高価となり、現実問題として適用できない。
【0012】例えば、かご操作盤の行先階釦などの登録
音を鳴らすには、かご操作盤が釦情報を制御装置にシリ
アルデータで送信し、制御装置が釦情報を処理して音声
合成装置に対する音声案内の指令を出力し、音声合成装
置が指令に応じた案内放送をするという動作になり、イ
ベントが発生してから音が鳴るまでに発生するタイムラ
グにより操作性に違和感が発生してしまう。
【0013】そのため、実際には音声合成装置とは別
に、かご操作盤の釦情報を処理するかご呼び登録装置に
登録音用のブザーを設けて、かご呼び登録装置から直接
鳴動されるような構成にする必要があり、大きな設置ス
ペースが必要であったり、コストが高くなるといった問
題点があった。
【0014】また、音声合成装置とは別に、館内放送や
BGMなどをかご内に放送する放送装置を設置する場
合、それぞれの装置が独立して放送するため、優先度に
応じた案内放送を行うことができない。そのため、例え
ば、ビル内の異常が発生した時に外部放送設備から非常
放送などの重要な放送と別の案内放送が同時に放送され
てしまい、聞き取れなかったりする場合があるという問
題点があった。
【0015】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、安価でかつ最小限の設置スペー
スで、操作性に違和感のない応答速度の速いエレベータ
の自動放送装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、エレベータ
かごに設けられたかご操作盤に接続され、前記かご操作
盤に入力された釦信号を登録する呼び登録手段と、エレ
ベータの運転状況に応じた案内放送を行うとともに、前
記釦信号が入力されたことを知らせる登録音を鳴動する
音声合成手段とを備え、前記音声合成手段と前記呼び登
録手段とを一体化して、前記音声合成手段内で前記釦信
号を処理してエレベータの制御装置に送信するエレベー
タの自動放送装置である。
【0017】また、緊急時の非常放送を行うとともに、
通常時においてはエレベータの運行には直接関係のない
サービス放送を行う放送手段と、前記放送手段による放
送が非常放送か否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により非常放送であると判定されたときに、前記音声
合成手段による前記案内放送および前記登録音の鳴動を
無効処理して、前記放送手段による前記非常放送を優先
させて実施させる割込処理手段とをさらに備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係るエレベータの自動放送装置が設置さ
れたエレベータシステムを示したシステム構成図であ
り、図2は、本実施の形態1に係る自動放送装置の構成
を示したブロック図である。図1において、1は、エレ
ベータ全体の運転動作を制御する制御装置である。制御
装置1は、図1に示すように、各種信号に対応して実際
の運転制御を行う運転制御部2と、運転制御部2が出力
する各種信号によりエレベータの運転状況に応じた適切
な案内放送を選択し、後述の音声合成装置6に放送開始
を指令する放送指令出力部3と、かご操作盤に組み込ま
れている行先階釦や、戸開釦、戸閉釦などの釦信号を運
転制御部2に入力する釦信号入力部4と、制御装置1と
音声合成装置6との間の信号伝送をシリアル伝送路15
を介してシリアルデータで入出力するシリアル伝送部5
とから構成されている。
【0019】6は、かご操作盤の呼び登録機能を内蔵し
た音声合成装置である。音声合成装置6は、図1に示す
ように、制御装置1と音声合成装置6との間の信号伝送
をシリアル伝送路15を介してシリアルデータで入出力
するシリアル伝送部7と、案内放送を指令する放送指令
信号を入力する放送指令入力部8と、かご操作盤に組み
込まれているかご内操作釦9(行先階釦や、戸開釦、戸
閉釦など)の釦信号を入力する釦信号入力部10と、入
力した釦信号の状態を制御装置1に出力したり、図示し
ないが、制御装置1から入力される釦灯制御指令に従い
かご内操作釦が登録されたことを表示する釦灯を点灯消
灯制御したりする釦信号制御部11と、放送指令入力部
8と釦信号入力部10との信号条件から放送指令を制御
する放送指令制御部12と、音声合成部13と、増幅部
14とから構成されている。なお、9は、エレベータか
ごに設けられたかご内操作釦、15は制御装置1と音声
合成装置6の間をシリアルデータで伝送するシリアル伝
送路、16はかご操作盤などに組み込まれたスピーカで
ある。
【0020】図2において、21は、音声合成装置6
と、かご内操作釦9と、スピーカ16を内蔵するかご操
作盤である。音声合成装置6は、バスライン22を介し
て装置全体を制御する制御CPU23と、シリアル伝送
路15を介して制御装置1からのシリアルデータを入出
力するシリアル1/F24と、処理プログラムを格納し
たプログラムメモリ25と、音声データや擬音データを
格納した音声データメモリ26と、かご内操作釦9の釦
信号を入力するパラレル1/F27と、案内放送を指定
するコードを入力すると、予め定められたアルゴリズム
によりディジタル化された音声データを復調しアナログ
信号に変換する音声合成回路28と、音声合成回路28
から出力されたアナログ信号を増幅してスピーカ16に
出力する増幅回路29とから構成されている。
【0021】次に動作について説明する。図3は、実施
の形態1の自動放送装置の動作を示すフローチャートで
ある。図3に示すように、まず、ステップS1で、パラ
レル1/F27を経由してかご繰作盤21に組み込まれ
ているかご内操作釦9(行先階釦や、戸開釦、戸閉釦な
ど)の釦信号を入力している。ステップS2で、その釦
信号の状態をシリアル1/F24を経由して制御装置1
に出力するためのデータ処理を行っている。ステップS
3で、入力した釦信号の論理を判定し、押された釦があ
るかを判定する。押された釦があった場合は、ステップ
S4に進み、以前に押された釦により音声合成回路28
が登録音を鳴動している最中かを判定する。鳴動してい
ない場合、ステップS5に進み、制御CPU23が音声
合成回路28に登録音を指定するコードを制御装置1に
入力すると、音声合成回路28がそのコードに従い、登
録音の音声データを音声データメモリ26から順次読み
出しアナログ信号に変換し増幅回路29に出力する。ア
ナログ信号は、増幅回路29により増幅されスピーカ1
6に出力されることにより、かご内操作釦9を操作した
かごの乗客に登録音が鳴動される。
【0022】ステップS3で押された釦がなかった場
合、および、ステップS4で登録音を鳴動している最中
の場合には、登録音は鳴動されない。
【0023】次に、ステップS6で、シリアル1/F2
4を経由してシリアルデータで制御装置1から出力され
る案内放送を指令する放送指令信号を入力している。
【0024】ステッブS7で、以前に指定された放送指
令信号に従い音声合成回路28が案内放送している最中
かを判定する。案内放送していない場合、ステップS8
に進み、音声合成回路28に案内放送を指定するコード
を出力すると、音声合成回路28がそのコードに従い、
案内放送の音声データを音声データメモリ26から順次
読み出しアナログ信号に変換し増幅回路29に出力す
る。当該アナログ信号は、増幅回路29により増幅さ
れ、スピーカ16に出力されることにより、かご内操作
釦9を操作したかごの乗客に登録音が鳴動される。
【0025】ステップS7で案内放送を放送している最
中の場合には、案内放送は放送されない。
【0026】以上のように、本実施の形態においては、
音声合成装置を制御する機能とかご換作盤の呼び登録を
制御する機能とを一体化し、音声合成装置内で直接釦信
号を処理する構成としたので、高速で高価なシリアル伝
送路を適用せずに安価な構成で、しかも音声合成装置と
は別に登録音用のブザーを設けずに最小限の設置スペー
スで、操作性に違和感のない応答速度の速い登録音を鳴
動することができる。
【0027】実施の形態2.図4は、実施の形態2にお
けるシステム構成図、図5は、実施の形態2における自
動放送装置のブロック図である。図中、図1、図2と同
一機能のものは同一符号を付す。
【0028】図4において、放送装置51は、放送装置
動作設定部52と音声信号出力部53とから構成されて
いる。放送装置動作設定部52は、放送装置で放送する
内容が、BGMや館内放送などのエレベータの運転には
直接関係のない通常サービスの際に放送するものか、緊
急時の非常放送のように乗客が必ず聞き取る必要のある
ものかを識別するため設定情報が入力される設定手段で
あり、例えばスイッチなどで構成されている。この設定
情報は、制御装置1から入力される。放送装置動作設定
部52により設定された放送内容は、音声信号出力部5
3により出力される。
【0029】54は、かご操作盤の呼び登録機能と放送
装置の再生機能を内蔵した音声合成装置である。音声合
成装置54は、放送装置51から出力された音声信号を
入力する音声信号入力部55と、音声信号レベルを基準
値と比較することにより音声信号が入力されているかを
検出する音声信号検出部56と、放送指令入力部8と釦
信号入力部10と音声信号検出部56の信号条件から放
送指令を制御する放送指令制御部57と、音声信号入力
部55からの音声信号と音声合成部13からの音声信号
をアナログ的にミキシングするミキサー回路58とを含
んでいる。
【0030】なお、59は、放送装置51と音声合成装
置54の間で音声信号を伝送するアナログ伝送路であ
る。
【0031】図5において、61は、音声合成装置54
と、かご内操作釦9と、スピーカ16とを内蔵するかご
操作盤である。音声合成装置54は、図2の構成に加え
て、さらに、アナログ伝送路59を介して放送装置51
からの音声信号を入力する音声信号入力回路62と、入
力した音声信号のレベルを基準値と比較する信号レベル
検出回路63と、音声合成回路28から出力されたアナ
ログ信号と音声信号入力回路62から出力されたアナロ
グ信号をミキシングするミキサー回路64とを含んでい
る。
【0032】次に、動作について説明する。図6は、実
施の形態2の自動放送装置の動作を示すフローチャート
である。図中、図3と同一機能のものは同一符号を付
す。図6において、ステップS1とステップS2は、図
3と同一である。
【0033】ステップS51で、シリアル1/F24を
経由してシリアルデータで制御装置1から出力される放
送識別信号を入力している。放送識別信号は、放送内容
が通常サービスの際に放送する内容か、緊急時の非常放
送の内容かを示す識別信号で、放送装置51に設けられ
た放送装置動作設定部52を構成するスイッチなどの設
定手段により設定される。この放送識別信号は、制御装
置1を経由して音声合成装置に入力される。
【0034】ステップS52で、入力した放送識別信号
の論理を判定し、緊急時の非常放送か否かを判定する。
緊急時の非常放送の場合は、ステップS53で、音声合
成回路28に入力されている釦信号の登録音と案内放送
を指定するコードをキャンセルする処理を行う。この処
理により、緊急時の非常放送の場合に、エレベータの運
転状況に応じた案内放送および登録音鳴動を停止するこ
とができる。
【0035】ステップS54で、放送装置51から入力
した音声信号のレベルを、予め設定された基準値と比較
判定する(音声信号のレベルが基準値より大きい場合
に、音声信号が検出されるものとする。)。実際に、非
常放送が開始されて音声信号を検出した場合、ステップ
S55に進み、音声合成回路28をリセットするなどし
て放送されている案内放送も途中で中止する。この割込
処理により、非常放送が開始された場合に、音声合成装
置28からの出力を止めることができ、優先度の高い非
常放送を優先させて放送することができる。
【0036】ステップS54で、音声信号をまだ検出し
ていない場合は、ステップS3の処理に進むので、ステ
ップS55で、途中まで案内放送が中止されることな
く、最後まで放送し、乗客に違和感を与えないようにで
きる。
【0037】ステップS52で、緊急時の非常放送でな
い場合は、ステップS56で、音声合成装置28での放
送や登録の鳴動を有効処理し、停止したり途中で中止し
たりしないこととする。
【0038】それ以降の処理は、ステップS3からステ
ップS8は、図3と同一であるため、ここでは説明を省
略する。
【0039】以上のように、本実施の形態においては、
音声合成装置を制御する機能と放送装置を制御する機能
と一体化し、放送装置の放送内容に応じて音声合成装置
の案内放送を制御する構成にしたので、優先度に応じた
案内放送を行うことができ、通常のサービスでは、放送
装置のBGMと音声合成装置の案内放送が同時に聞けて
快適で利便性の高いサービスを提供できるとともに、緊
急時においては非常放送のような重要性の高い放送が聞
き取れないという事態は発生しない。
【0040】また、放送装置の再生装置を音声合成装置
と一体化したので、大きな設置スペースが必要なくなる
ともに、安価な構成とすることができる。
【0041】上述の実施の形態では、かご操作盤の呼び
登録装置について説明したが、その場合に限らず、乗場
釦の呼び登録装置にも同様の構成で実現できる。
【0042】
【発明の効果】この発明は、エレベータかごに設けられ
たかご操作盤に接続され、前記かご操作盤に入力された
釦信号を登録する呼び登録手段と、エレベータの運転状
況に応じた案内放送を行うとともに、前記釦信号が入力
されたことを知らせる登録音を鳴動する音声合成手段と
を備え、前記音声合成手段と前記呼び登録手段とを一体
化して、前記音声合成手段内で前記釦信号を処理してエ
レベータの制御装置に送信するエレベータの自動放送装
置であるので、音声合成手段とは別の登録音用のブザー
を設けなくともよく、安価でかつ最小限の設置スペース
で、操作性に違和感のない応答速度の速い登録音を音声
合成手段により鳴動することができる。
【0043】また、緊急時の非常放送を行うとともに、
通常時においては、エレベータの運行に直接関係のない
サービス放送を行う放送手段と、前記放送手段による放
送が非常放送か否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により非常放送であると判定されたときに、前記音声
合成手段による前記案内放送および前記登録音の鳴動を
無効処理して、前記放送手段による前記非常放送を優先
させて実施させる割込処理手段とをさらに備えているの
で、優先度に応じた放送を行うことができるので、通常
のサービスでは、放送手段のBGMや館内放送のサービ
ス放送と、音声合成手段の案内放送が同時に聞けて、快
適で利便性の高いサービスを提供できるとともに、緊急
時においては非常放送のような重要性の高い放送が聞き
取れないという事態が発生しないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るエレベータの自
動放送装置およびその周辺の構成を示したシステム構成
図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るエレベータの自
動放送装置の構成を示した構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るエレベータの自
動放送装置の動作を示した流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るエレベータの自
動放送装置およびその周辺の構成を示したシステム構成
図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るエレベータの自
動放送装置の構成を示した構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係るエレベータの自
動放送装置の動作を示した流れ図である。
【図7】 従来の音声合成装置の構成の一例を示した説
明図である。
【図8】 従来の音声合成装置の構成の他の例を示した
説明図である。
【符号の説明】
1 制御装置、2 運転制御部、3 放送指令出力部、
4 釦信号入力部、5シリアル伝送部、6 音声合成装
置、7 シリアル伝送部、8 放送指令入力部、9 か
ご内操作釦、10 釦信号入力部、11 釦信号制御
部、12 放送指令制御部、13 音声合成部、14
増幅部、15 シリアル伝送路、16スピーカ、21
かご操作盤、22 バスライン、23 制御CPU、2
4 シリアルI/F、25 プログラムメモリ、26
音声データメモリ、27 パラレルI/F、28 音声
合成回路、29 増幅回路、51 放送装置、52 放
送装置動作設定部、53 音声信号出力部、54 音声
合成装置、55 音声信号入力部、56 音声信号検出
部、57 放送指令制御部、58 ミキサー部、59
アナログ伝送路、61 かご操作盤、62 音声信号入
力回路、63 信号レベル検出回路、64 ミキサー回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごに設けられたかご操作盤
    に接続され、前記かご操作盤に入力された釦信号を登録
    する呼び登録手段と、 エレベータの運転状況に応じた案内放送を行うととも
    に、前記釦信号が入力されたことを知らせる登録音を鳴
    動する音声合成手段とを備え、 前記音声合成手段と前記呼び登録手段とを一体化して、
    前記音声合成手段内で前記釦信号を処理してエレベータ
    の制御装置に送信することを特徴とするエレベータの自
    動放送装置。
  2. 【請求項2】 緊急時の非常放送を行うとともに、通常
    時においては、エレベータの運行には直接関係のないサ
    ービス放送を行う放送手段と、 前記放送手段による放送が非常放送か否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段により非常放送であると判定されたとき
    に、前記音声合成手段による前記案内放送および前記登
    録音の鳴動を無効処理して、前記放送手段による前記非
    常放送を優先させて実施させる割込処理手段とをさらに
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの
    自動放送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007276925A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Hitachi Building Systems Co Ltd 建屋の自動放送設備
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