JP2003325575A - パッド付き傷保護用粘着シート - Google Patents
パッド付き傷保護用粘着シートInfo
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F15/00—Auxiliary appliances for wound dressings; Dispensing containers for dressings or bandages
- A61F15/001—Packages or dispensers for bandages, cotton balls, drapes, dressings, gauze, gowns, sheets, sponges, swabsticks or towels
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- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/00051—Accessories for dressings
- A61F13/00072—Packaging of dressings
- A61F13/00076—Packaging of adhesive dressings
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘着シートに指を触れることなくワンタッチ
で傷の手当てができると共に、コンパクトでゴミの発生
の少ないパッド付き傷保護用粘着シートの提供。 【解決手段】 粘着シート３の一部を非粘着面側に折り
畳み、その状態で全体を第１包装材４と第２包装材５と
で被覆すると共に、第１包装材４，第２包装材５の一部
と粘着シート３の両先端部との間に高剥離力部６を形成
する。
で傷の手当てができると共に、コンパクトでゴミの発生
の少ないパッド付き傷保護用粘着シートの提供。 【解決手段】 粘着シート３の一部を非粘着面側に折り
畳み、その状態で全体を第１包装材４と第２包装材５と
で被覆すると共に、第１包装材４，第２包装材５の一部
と粘着シート３の両先端部との間に高剥離力部６を形成
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、傷保護用のパッド
が粘着面に設けられた細長い粘着シートに関する。
が粘着面に設けられた細長い粘着シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のパッド付き傷保護用粘着シート
は、粘着シートの長手方向中央位置に傷保護用のパッド
が配置され、それらの上面に一対の剥離紙が貼着されて
いる。そしてそれら全体を一対の包装紙で被覆したもの
である。また、よりコンパクトにするために剥離紙付き
粘着シートをそのまま折り畳み、その外周を包装材で被
覆したものも提案されていた。さらには剥離紙を省略
し、包装紙の内面に剥離用の剥離被膜を設けたものも提
案されていた。
は、粘着シートの長手方向中央位置に傷保護用のパッド
が配置され、それらの上面に一対の剥離紙が貼着されて
いる。そしてそれら全体を一対の包装紙で被覆したもの
である。また、よりコンパクトにするために剥離紙付き
粘着シートをそのまま折り畳み、その外周を包装材で被
覆したものも提案されていた。さらには剥離紙を省略
し、包装紙の内面に剥離用の剥離被膜を設けたものも提
案されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のパッド付き傷保
護用粘着シートは、包装紙を取り除き、次に剥離紙を取
り除いてから、パッド付き粘着シートを傷に当接するも
のであり、その粘着シートが極めて薄い被膜で形成され
ているため、張りつけ時にシート部分が丸まったり、皺
になったりして、傷に正しく張れない場合があった。そ
こで、パッド付き傷保護用粘着シートにおいて、コンパ
クトでしかもワンタッチで傷の手当てができ且つ、その
際に粘着シートにふれることなく清潔に、正しく張れる
ものが求められていた。さらにはその使用時にゴミの発
生が少ないものが好ましい。そこでこれらの全てを満足
できるパッド付き傷保護用粘着シートを提供することを
課題とする。
護用粘着シートは、包装紙を取り除き、次に剥離紙を取
り除いてから、パッド付き粘着シートを傷に当接するも
のであり、その粘着シートが極めて薄い被膜で形成され
ているため、張りつけ時にシート部分が丸まったり、皺
になったりして、傷に正しく張れない場合があった。そ
こで、パッド付き傷保護用粘着シートにおいて、コンパ
クトでしかもワンタッチで傷の手当てができ且つ、その
際に粘着シートにふれることなく清潔に、正しく張れる
ものが求められていた。さらにはその使用時にゴミの発
生が少ないものが好ましい。そこでこれらの全てを満足
できるパッド付き傷保護用粘着シートを提供することを
課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、一方の表面のみに粘着剤１を有し、その粘着面側の
長手方向の一部に傷保護用のパッド２が設けられた細長
い粘着シート３と、それらが包装される包装材と、を有
するパッド付き傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着
シート３は、その長手方向のパッド部分以外の位置で、
その一部が非粘着面側に折り畳まれ、前記包装材は、前
記折り畳み状態の前記粘着シート３の一部表面を剥離可
能に被覆する第１包装材４と、他部表面を剥離可能に被
覆する第２包装材５とを有し、両包装材４，５の周縁が
シール接合されると共に、長手方向の一部に開封用の唇
部13が突設され、両包装材４，５を前記粘着シート３か
ら剥離するとき、その粘着シート３の両先端部の剥離に
必要な力が、それ以外の部分のそれよりも大きくなるよ
うに、その粘着シート３の両先端部と両包装材４，５の
一部との間に高剥離力部６を設けたことを特徴とするパ
ッド付き傷保護用粘着シートである。
は、一方の表面のみに粘着剤１を有し、その粘着面側の
長手方向の一部に傷保護用のパッド２が設けられた細長
い粘着シート３と、それらが包装される包装材と、を有
するパッド付き傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着
シート３は、その長手方向のパッド部分以外の位置で、
その一部が非粘着面側に折り畳まれ、前記包装材は、前
記折り畳み状態の前記粘着シート３の一部表面を剥離可
能に被覆する第１包装材４と、他部表面を剥離可能に被
覆する第２包装材５とを有し、両包装材４，５の周縁が
シール接合されると共に、長手方向の一部に開封用の唇
部13が突設され、両包装材４，５を前記粘着シート３か
ら剥離するとき、その粘着シート３の両先端部の剥離に
必要な力が、それ以外の部分のそれよりも大きくなるよ
うに、その粘着シート３の両先端部と両包装材４，５の
一部との間に高剥離力部６を設けたことを特徴とするパ
ッド付き傷保護用粘着シートである。
【０００５】請求項２に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記第１包装材４および第２包装材５の内面で、
前記高剥離力部６以外の部分に前記粘着剤１の粘着力を
弱める低剥離力部７を設けたパッド付き傷保護用粘着シ
ートである。請求項３に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向の一
方寄りに配置されて、その粘着シート３の粘着面はパッ
ド２の両側に長尺部８と短尺部９とが存在し、その長尺
部８のみが非粘着面側に折り畳まれ、第１包装材４およ
び第２包装材５の非開封初め側の端部と粘着シート３の
両先端部との間に前記高剥離力部６が形成されると共
に、第１包装材４がパッド２および粘着シート３の短尺
部９を被覆し、第２包装材５が長尺部８を被覆したパッ
ド付き傷保護用粘着シートである。
いて、前記第１包装材４および第２包装材５の内面で、
前記高剥離力部６以外の部分に前記粘着剤１の粘着力を
弱める低剥離力部７を設けたパッド付き傷保護用粘着シ
ートである。請求項３に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向の一
方寄りに配置されて、その粘着シート３の粘着面はパッ
ド２の両側に長尺部８と短尺部９とが存在し、その長尺
部８のみが非粘着面側に折り畳まれ、第１包装材４およ
び第２包装材５の非開封初め側の端部と粘着シート３の
両先端部との間に前記高剥離力部６が形成されると共
に、第１包装材４がパッド２および粘着シート３の短尺
部９を被覆し、第２包装材５が長尺部８を被覆したパッ
ド付き傷保護用粘着シートである。
【０００６】請求項４に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４および第２
包装材５が、折り畳み状態の粘着シート３の長手方向中
央位置を境として、その両側外周を断面Ｕ字状に折り返
し被覆し、前記第１包装材４および第２包装材５の非開
封初め側の端部と前記粘着シート３の両先端部との間に
前記高剥離力部６が形成されたパッド付き傷保護用粘着
シートである。
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４および第２
包装材５が、折り畳み状態の粘着シート３の長手方向中
央位置を境として、その両側外周を断面Ｕ字状に折り返
し被覆し、前記第１包装材４および第２包装材５の非開
封初め側の端部と前記粘着シート３の両先端部との間に
前記高剥離力部６が形成されたパッド付き傷保護用粘着
シートである。
【０００７】請求項５に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４が、折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面を被覆し、他方の表
面の一部を第２包装材５が被覆し、他方の表面の残部を
第３包装材10が被覆すると共に、その第３包装材10の一
端部と第１包装材４の端部とが強固に接合され、その第
３包装材10の他端部と前記粘着シート３の一方の先端部
との間および、粘着シート３の他方の先端部と前記第２
包装材５の非開封初め側の端部との間に前記高剥離力部
６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シートである。
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４が、折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面を被覆し、他方の表
面の一部を第２包装材５が被覆し、他方の表面の残部を
第３包装材10が被覆すると共に、その第３包装材10の一
端部と第１包装材４の端部とが強固に接合され、その第
３包装材10の他端部と前記粘着シート３の一方の先端部
との間および、粘着シート３の他方の先端部と前記第２
包装材５の非開封初め側の端部との間に前記高剥離力部
６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シートである。
【０００８】請求項６に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４が、折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面および他方の表面の
一部を断面Ｊ字状に被覆し、他方の表面の残部を前記第
２包装材５が被覆し、その第１包装材４および第２包装
材５の非開封初め側の端部と前記粘着シート３の両先端
部との間に前記高剥離力部６が設けられたパッド付き傷
保護用粘着シートである。
いて、前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央
位置に配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が
非粘着面側に折り畳まれ、前記第１包装材４が、折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面および他方の表面の
一部を断面Ｊ字状に被覆し、他方の表面の残部を前記第
２包装材５が被覆し、その第１包装材４および第２包装
材５の非開封初め側の端部と前記粘着シート３の両先端
部との間に前記高剥離力部６が設けられたパッド付き傷
保護用粘着シートである。
【０００９】請求項７に記載の本発明は、一方の表面の
みに粘着剤１を有し、その粘着面側の長手方向の中央部
に傷保護用のパッド２が設けられた細長い粘着シート３
と、それらが包装される包装材と、を有するパッド付き
傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着シート３は、そ
の長手方向のパッド部分以外の位置で、その一端部が非
粘着面側に折り畳まれて、その外面側に第１粘着面11が
形成され、その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面
11に剥離シート12を介して重ね合わさるように折り畳ま
れ、前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート
３の一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、
他方の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有
し、両包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、
長手方向の一部に開封用の唇部13が突設され、前記剥離
シート12の一端部が前記第１包装材４の非開封初め側の
端部と強固に接着され、前記剥離シート12の他端部およ
び第２包装材５の非開封初め側の端部と、粘着シート３
の両先端部との間に、それらを互いに剥離するとき必要
な力が、それ以外の部分のそれよりも大きくなるように
高剥離力部６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シー
トである。
みに粘着剤１を有し、その粘着面側の長手方向の中央部
に傷保護用のパッド２が設けられた細長い粘着シート３
と、それらが包装される包装材と、を有するパッド付き
傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着シート３は、そ
の長手方向のパッド部分以外の位置で、その一端部が非
粘着面側に折り畳まれて、その外面側に第１粘着面11が
形成され、その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面
11に剥離シート12を介して重ね合わさるように折り畳ま
れ、前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート
３の一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、
他方の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有
し、両包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、
長手方向の一部に開封用の唇部13が突設され、前記剥離
シート12の一端部が前記第１包装材４の非開封初め側の
端部と強固に接着され、前記剥離シート12の他端部およ
び第２包装材５の非開封初め側の端部と、粘着シート３
の両先端部との間に、それらを互いに剥離するとき必要
な力が、それ以外の部分のそれよりも大きくなるように
高剥離力部６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シー
トである。
【００１０】請求項８に記載の本発明は、一方の表面の
みに粘着剤１を有し、その粘着面側の長手方向の中央部
に傷保護用のパッド２が設けられた細長い粘着シート３
と、それらが包装される包装材と、を有するパッド付き
傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着シート３は、そ
の長手方向のパッド部分以外の位置で、その一端部が非
粘着面側に折り畳まれて、その外面側に第１粘着面11が
位置し、その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面11
に第１剥離シート14の一端部を介して重ね合わさるよう
に折り畳まれて、その外面側に第２粘着面15が位置し、
前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート３の
一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、他方
の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有し、両
包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、長手方
向の一部に開封用の唇部13が突設され、前記第１剥離シ
ート14が断面Ｕ字状に折り返され、その他端部が前記パ
ッド２の表面を被覆すると共に、その他端部と前記第１
包装材４とが強固に接着され、第２剥離シート16が前記
第２粘着面15を被覆すると共に、第２剥離シート16と前
記第２包装材５とが強固に接着され、両剥離シート14，
16を前記粘着シート３から剥離するとき、その粘着シー
ト３の両先端部の剥離に必要な力が、それ以外の部分の
それよりも大きくなるように、その粘着シート３の両先
端部と両剥離シート14，16の端部との間に、高剥離力部
６を設けたことを特徴とするパッド付き傷保護用粘着シ
ートである。
みに粘着剤１を有し、その粘着面側の長手方向の中央部
に傷保護用のパッド２が設けられた細長い粘着シート３
と、それらが包装される包装材と、を有するパッド付き
傷保護用粘着シートにおいて、前記粘着シート３は、そ
の長手方向のパッド部分以外の位置で、その一端部が非
粘着面側に折り畳まれて、その外面側に第１粘着面11が
位置し、その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面11
に第１剥離シート14の一端部を介して重ね合わさるよう
に折り畳まれて、その外面側に第２粘着面15が位置し、
前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート３の
一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、他方
の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有し、両
包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、長手方
向の一部に開封用の唇部13が突設され、前記第１剥離シ
ート14が断面Ｕ字状に折り返され、その他端部が前記パ
ッド２の表面を被覆すると共に、その他端部と前記第１
包装材４とが強固に接着され、第２剥離シート16が前記
第２粘着面15を被覆すると共に、第２剥離シート16と前
記第２包装材５とが強固に接着され、両剥離シート14，
16を前記粘着シート３から剥離するとき、その粘着シー
ト３の両先端部の剥離に必要な力が、それ以外の部分の
それよりも大きくなるように、その粘着シート３の両先
端部と両剥離シート14，16の端部との間に、高剥離力部
６を設けたことを特徴とするパッド付き傷保護用粘着シ
ートである。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態につき説明する。図１は本発明の第１の実施
の形態を示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）
のＢ−Ｂ線で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）は
その開封状態を示す説明図、（Ｄ）は同斜視図である。
なお、図面は説明および作図の都合上、粘着シート、粘
着剤、パット、包装材等の各部材の厚みを厚く表現して
いるが、実際には市販のものと同様にそれらの厚みは極
めて薄いものである。この例は、図において粘着シート
３の上面側にのみ粘着剤１を有し、その右端部寄りの上
面にパッド２が貼着されている。そして図１の（Ｃ）
（Ｄ）の如く、パッド２の左側に長尺部８が右側に短尺
部９が形成される。さらに図１（Ａ）の如く、粘着シー
ト３の長尺部８側がパッド２の一端縁を境に二つ折りに
折り畳まれる。そして折り畳まれた状態で、それらの平
面よりも僅かに大なる第１包装材４がその上面側に配置
され、第２包装材５が下面側に配置され、それらの周縁
部がヒートシールまたは超音波シール或いは粘着シール
等でシールされる。これら第１包装材４，第２包装材５
の内面にはポリエチレン等の剥離被膜が被覆され、各包
装材と粘着シートとの粘着力を小さくしている。
実施の形態につき説明する。図１は本発明の第１の実施
の形態を示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）
のＢ−Ｂ線で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）は
その開封状態を示す説明図、（Ｄ）は同斜視図である。
なお、図面は説明および作図の都合上、粘着シート、粘
着剤、パット、包装材等の各部材の厚みを厚く表現して
いるが、実際には市販のものと同様にそれらの厚みは極
めて薄いものである。この例は、図において粘着シート
３の上面側にのみ粘着剤１を有し、その右端部寄りの上
面にパッド２が貼着されている。そして図１の（Ｃ）
（Ｄ）の如く、パッド２の左側に長尺部８が右側に短尺
部９が形成される。さらに図１（Ａ）の如く、粘着シー
ト３の長尺部８側がパッド２の一端縁を境に二つ折りに
折り畳まれる。そして折り畳まれた状態で、それらの平
面よりも僅かに大なる第１包装材４がその上面側に配置
され、第２包装材５が下面側に配置され、それらの周縁
部がヒートシールまたは超音波シール或いは粘着シール
等でシールされる。これら第１包装材４，第２包装材５
の内面にはポリエチレン等の剥離被膜が被覆され、各包
装材と粘着シートとの粘着力を小さくしている。
【００１２】また図１（Ｄ）の如く、粘着シート３の両
先端部と第１包装材４，第２包装材５の端部との間は、
それ以外の部分に比べて粘着力が強い高剥離力部６とさ
れる。この高剥離力部６を形成するには、その部分の剥
離用の剥離被膜を少なくするか、全く設けないことによ
り行える。或いは、逆にその粘着シート３の先端部以外
と当接する表面に低剥離力部７を設けてもよい。それに
より、粘着シートの両先端部分に相対的に高剥離力部６
を形成できる。また低剥離力部７は例えば網状凹凸面を
形成し、包装材内面と粘着シートとの付着面積を小さく
することにより形成できる。さらには、低剥離力部７の
位置に剥離効果のより大きなシリコン等の被膜を被覆し
てもよい。なお、高剥離力部６は図１（Ａ）（Ｃ）にお
いて、太線で表示している。
先端部と第１包装材４，第２包装材５の端部との間は、
それ以外の部分に比べて粘着力が強い高剥離力部６とさ
れる。この高剥離力部６を形成するには、その部分の剥
離用の剥離被膜を少なくするか、全く設けないことによ
り行える。或いは、逆にその粘着シート３の先端部以外
と当接する表面に低剥離力部７を設けてもよい。それに
より、粘着シートの両先端部分に相対的に高剥離力部６
を形成できる。また低剥離力部７は例えば網状凹凸面を
形成し、包装材内面と粘着シートとの付着面積を小さく
することにより形成できる。さらには、低剥離力部７の
位置に剥離効果のより大きなシリコン等の被膜を被覆し
てもよい。なお、高剥離力部６は図１（Ａ）（Ｃ）にお
いて、太線で表示している。
【００１３】通常、粘着シートはそれ専門の製造メーカ
によって市場に供給されている。その際、粘着シートの
表面には保護のためキャリアテープが被覆されている。
このキャリアテープは表面に剥離用のシリコン被膜が存
在し、傷保護用粘着テープの製造工程において、それは
剥がされて廃棄される。そこで、このキャリアテープを
本発明の包装材の一部として使用してもよい。この第１
包装材４，第２包装材５は、図１（Ａ）の如く、互いに
その周縁部がヒートシール等により接合され、その長手
方向一端部において開封用の唇部13が突設される。即
ち、第１包装材４と第２包装材５の先端縁に接合されな
い部分が形成され、そこに開封用の摘み部が設けられ
る。この例では、第２包装材５の先端縁が第１包装材４
の先端縁よりも僅かに長く形成されている。しかしなが
ら、それを同一にすることも、逆に第２包装材５の先端
縁を第１包装材４のそれより短くすることも、或いは両
包装材の先端縁の形状を変えることもできる。
によって市場に供給されている。その際、粘着シートの
表面には保護のためキャリアテープが被覆されている。
このキャリアテープは表面に剥離用のシリコン被膜が存
在し、傷保護用粘着テープの製造工程において、それは
剥がされて廃棄される。そこで、このキャリアテープを
本発明の包装材の一部として使用してもよい。この第１
包装材４，第２包装材５は、図１（Ａ）の如く、互いに
その周縁部がヒートシール等により接合され、その長手
方向一端部において開封用の唇部13が突設される。即
ち、第１包装材４と第２包装材５の先端縁に接合されな
い部分が形成され、そこに開封用の摘み部が設けられ
る。この例では、第２包装材５の先端縁が第１包装材４
の先端縁よりも僅かに長く形成されている。しかしなが
ら、それを同一にすることも、逆に第２包装材５の先端
縁を第１包装材４のそれより短くすることも、或いは両
包装材の先端縁の形状を変えることもできる。
【００１４】このようにしてなるパッド付き傷保護用粘
着シートは、図１（Ａ）において唇部13における第１包
装材４と第２包装材５の縁部を摘んで引き剥がす。する
と、図１（Ｃ）（Ｄ）の如く開封される。このとき粘着
シート３の両先端部は、第１包装材４及び第２包装材５
の端部に高剥離力部６によって保持される。そこでこの
状態で、粘着シート３に指を触れることなくパッド２を
傷に当てる。ついで、粘着シート３を皮膚に張りつけつ
つ、第１包装材４，第２包装材５をさらに強く引っ張
り、包装材を粘着シート３から外す。
着シートは、図１（Ａ）において唇部13における第１包
装材４と第２包装材５の縁部を摘んで引き剥がす。する
と、図１（Ｃ）（Ｄ）の如く開封される。このとき粘着
シート３の両先端部は、第１包装材４及び第２包装材５
の端部に高剥離力部６によって保持される。そこでこの
状態で、粘着シート３に指を触れることなくパッド２を
傷に当てる。ついで、粘着シート３を皮膚に張りつけつ
つ、第１包装材４，第２包装材５をさらに強く引っ張
り、包装材を粘着シート３から外す。
【００１５】次に、図２の例は本発明の第２の実施の形
態を示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は同平面図、
（Ｃ）はその開封状態を示す説明図である。この例は、
図２（Ｃ）に示す如く、粘着シート３の長手方向中央位
置にパッド２が貼着され、その粘着シート３の長手方向
両端部が非粘着面側に図２（Ａ）の如く折り畳まれる。
そしてその折り畳み状態で第１包装材４と第２包装材５
とがパッド２の中央位置を境として、それらを左右半分
づつ断面Ｕ字状に被覆したものである。そして全体の中
央位置に開封用の唇部13が配置される。なお、粘着シー
ト３の両先端部と第１包装材４，第２包装材５の非開封
始め側の端部との間には高剥離力部６が形成されてい
る。そのため、唇部13において第１包装材４と第２包装
材５の両端部を左右に引っ張ったとき、図１（Ｃ）の如
く開封され、そのまま粘着シート３に指を触れることな
く傷の手当てを行える。
態を示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は同平面図、
（Ｃ）はその開封状態を示す説明図である。この例は、
図２（Ｃ）に示す如く、粘着シート３の長手方向中央位
置にパッド２が貼着され、その粘着シート３の長手方向
両端部が非粘着面側に図２（Ａ）の如く折り畳まれる。
そしてその折り畳み状態で第１包装材４と第２包装材５
とがパッド２の中央位置を境として、それらを左右半分
づつ断面Ｕ字状に被覆したものである。そして全体の中
央位置に開封用の唇部13が配置される。なお、粘着シー
ト３の両先端部と第１包装材４，第２包装材５の非開封
始め側の端部との間には高剥離力部６が形成されてい
る。そのため、唇部13において第１包装材４と第２包装
材５の両端部を左右に引っ張ったとき、図１（Ｃ）の如
く開封され、そのまま粘着シート３に指を触れることな
く傷の手当てを行える。
【００１６】次に、図３は本発明の第３の実施の形態を
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）は開封状態を
示す説明図である。この例が図２のそれと異なる点は、
折り畳まれた状態の粘着シート３のパッド２側の表面を
第１包装材４が、他の面を第２包装材５及び第３包装材
10が被覆し、第３包装材10の一端部と第１包装材４の端
部とが強固に接合され、そこに強接着部17が形成された
ことである。そして第３包装材10の他端部と粘着シート
３の一方の先端部との間に、高剥離力部６が形成され
る。それと共に、第２包装材５の端部と粘着シート３の
他方の先端部との間に、高剥離力部６が形成される。さ
らに第２包装材５の端部と第１包装材４の端部との間
に、開封用の唇部13が形成される。そこで、この唇部13
において第１包装材４の先端と第２包装材５の先端とを
摘んで開らくと、図３（Ｃ）の如く開封される。即ち、
第１包装材４と第３包装材10とは強接着部17において接
合されたまま引き延ばされ、第３包装材10の端部と第２
包装材５の端部とが高剥離力部６により、夫々粘着シー
ト３の両先端部に粘着状態で開封される。
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）は開封状態を
示す説明図である。この例が図２のそれと異なる点は、
折り畳まれた状態の粘着シート３のパッド２側の表面を
第１包装材４が、他の面を第２包装材５及び第３包装材
10が被覆し、第３包装材10の一端部と第１包装材４の端
部とが強固に接合され、そこに強接着部17が形成された
ことである。そして第３包装材10の他端部と粘着シート
３の一方の先端部との間に、高剥離力部６が形成され
る。それと共に、第２包装材５の端部と粘着シート３の
他方の先端部との間に、高剥離力部６が形成される。さ
らに第２包装材５の端部と第１包装材４の端部との間
に、開封用の唇部13が形成される。そこで、この唇部13
において第１包装材４の先端と第２包装材５の先端とを
摘んで開らくと、図３（Ｃ）の如く開封される。即ち、
第１包装材４と第３包装材10とは強接着部17において接
合されたまま引き延ばされ、第３包装材10の端部と第２
包装材５の端部とが高剥離力部６により、夫々粘着シー
ト３の両先端部に粘着状態で開封される。
【００１７】次に、図４は本発明の第４の実施の形態を
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例が、図３のそれと異なる
点は、粘着シート３の折り畳み状態が異なることのみで
ある。即ち、この例では粘着シート３の一方の縁部がパ
ッド２の縁から非粘着面側に折り畳まれ、他の端部がパ
ッド２から離間した位置で裏面側に折り畳まれている点
のみである。それにより、第２包装材５の長さを第３包
装材10のそれよりも長くすることができる。
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例が、図３のそれと異なる
点は、粘着シート３の折り畳み状態が異なることのみで
ある。即ち、この例では粘着シート３の一方の縁部がパ
ッド２の縁から非粘着面側に折り畳まれ、他の端部がパ
ッド２から離間した位置で裏面側に折り畳まれている点
のみである。それにより、第２包装材５の長さを第３包
装材10のそれよりも長くすることができる。
【００１８】次に、図５は本発明の第５の実施の形態を
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例が、図４のそれと異なる
点は、図４では第１包装材４と第３包装材10とが別部品
からなるのに対し、図５ではそれらが同一部品からな
り、第１包装材４はその断面がＪ字状になるようにパッ
ド２及び粘着シート３の外周を被覆する。そして第１包
装材４の端部と粘着シート３の一方の先端部との間に高
剥離力部６が形成されると共に、粘着シート３の他方の
端部と第２包装材５の端部との間に高剥離力部６が形成
されたものである。そして唇部13において第１包装材４
と第２包装材５とを開き、図５（Ｃ）の如くそれらが開
封される。
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例が、図４のそれと異なる
点は、図４では第１包装材４と第３包装材10とが別部品
からなるのに対し、図５ではそれらが同一部品からな
り、第１包装材４はその断面がＪ字状になるようにパッ
ド２及び粘着シート３の外周を被覆する。そして第１包
装材４の端部と粘着シート３の一方の先端部との間に高
剥離力部６が形成されると共に、粘着シート３の他方の
端部と第２包装材５の端部との間に高剥離力部６が形成
されたものである。そして唇部13において第１包装材４
と第２包装材５とを開き、図５（Ｃ）の如くそれらが開
封される。
【００１９】次に、図６は本発明の第６の実施の形態を
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例は、粘着シート３がコン
パクトに折り畳まれ、その折り畳み長さがパッド２の長
さに略等しくされたものである。即ち、粘着シート３の
全長がパットの略３倍で、その一方側の端部がパッド２
の一方の縁を境として非粘着面側に折り畳まれ、その外
面側に第１粘着面11を形成する。そして、その第１粘着
面11に剥離シート12を介して粘着シート３の他方の端部
がパッド２の他方の縁を境として折り曲げられて重ねら
れる。
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。この例は、粘着シート３がコン
パクトに折り畳まれ、その折り畳み長さがパッド２の長
さに略等しくされたものである。即ち、粘着シート３の
全長がパットの略３倍で、その一方側の端部がパッド２
の一方の縁を境として非粘着面側に折り畳まれ、その外
面側に第１粘着面11を形成する。そして、その第１粘着
面11に剥離シート12を介して粘着シート３の他方の端部
がパッド２の他方の縁を境として折り曲げられて重ねら
れる。
【００２０】そしてそれらの外周に第１包装材４と第２
包装材５とが被覆され、その長手方向の一端部に唇部13
が形成される。さらに剥離シート12の突出端が第１包装
材４の非開封始め側の端部に強固に接着され、そこに強
接着部17が形成される。それと共に、第２包装材５の端
部と粘着シート３の他方の端部との間に高剥離力部６が
形成され、剥離シート12と粘着シート３の端部との間に
高剥離力部６が形成される。そして唇部13において第１
包装材４の先端と第２包装材５の先端とを引っ張ること
により開封され、図６（Ｃ）の如く、粘着シート３の両
先端部と剥離シート12及び第２包装材５の端部との間が
高剥離力部６によって保持される。また、剥離シート12
の一端と第１包装材４の一端とは強接着部17によって接
合されている。
包装材５とが被覆され、その長手方向の一端部に唇部13
が形成される。さらに剥離シート12の突出端が第１包装
材４の非開封始め側の端部に強固に接着され、そこに強
接着部17が形成される。それと共に、第２包装材５の端
部と粘着シート３の他方の端部との間に高剥離力部６が
形成され、剥離シート12と粘着シート３の端部との間に
高剥離力部６が形成される。そして唇部13において第１
包装材４の先端と第２包装材５の先端とを引っ張ること
により開封され、図６（Ｃ）の如く、粘着シート３の両
先端部と剥離シート12及び第２包装材５の端部との間が
高剥離力部６によって保持される。また、剥離シート12
の一端と第１包装材４の一端とは強接着部17によって接
合されている。
【００２１】次に、図７は本発明の第７の実施の形態を
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。 この例も、粘着シート３がパ
ッド２の長さに図６の例と同様に折り畳まれたものであ
る。この例では第１剥離シート14と第２剥離シート16と
を有し、第１剥離シート14が粘着シート３の第１粘着面
11とパッド２とを断面Ｕ字状に被覆する。そして第２剥
離シート16が粘着シート３の第２粘着面15を被覆する。
さらに第１剥離シート14の一方の表面と第１包装材４の
両端部または略全面とが強固に接着されると共に、同様
に第２剥離シート16の両端部または略全面と第２包装材
５とが強固に接着されて夫々に強接着部17が形成され
る。
示し、（Ａ）はその縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ
で上側包装材を取り除いた平面図、（Ｃ）はその開封状
態を示す説明図である。 この例も、粘着シート３がパ
ッド２の長さに図６の例と同様に折り畳まれたものであ
る。この例では第１剥離シート14と第２剥離シート16と
を有し、第１剥離シート14が粘着シート３の第１粘着面
11とパッド２とを断面Ｕ字状に被覆する。そして第２剥
離シート16が粘着シート３の第２粘着面15を被覆する。
さらに第１剥離シート14の一方の表面と第１包装材４の
両端部または略全面とが強固に接着されると共に、同様
に第２剥離シート16の両端部または略全面と第２包装材
５とが強固に接着されて夫々に強接着部17が形成され
る。
【００２２】このように、各剥離シート14、16の長手方
向に沿って強固な強接着部17を形成するのは、図７
（Ｃ）の如く開封して、それを傷に当てる際の安定性を
良くして、傷に正確に張りつけ易くするためである。即
ち、その際に各剥離シートと包装材とが一部分離するこ
とを防ぎ、傷を見やすくして張りつけができるものであ
る。そして第２剥離シート16の端部及び第１剥離シート
14の端部と、粘着シート３の両先端部との間に高剥離力
部６が形成される。また、第１包装材４と第２包装材５
の端部に唇部13が形成される。そこで、この唇部13にお
いて第１包装材４と第２包装材５とを開くと、図７
（Ｃ）の如く開封され、粘着シート３の両先端部は第１
剥離シート14、第２剥離シート16を介して第１包装材
４，第２包装材５に保持される。
向に沿って強固な強接着部17を形成するのは、図７
（Ｃ）の如く開封して、それを傷に当てる際の安定性を
良くして、傷に正確に張りつけ易くするためである。即
ち、その際に各剥離シートと包装材とが一部分離するこ
とを防ぎ、傷を見やすくして張りつけができるものであ
る。そして第２剥離シート16の端部及び第１剥離シート
14の端部と、粘着シート３の両先端部との間に高剥離力
部６が形成される。また、第１包装材４と第２包装材５
の端部に唇部13が形成される。そこで、この唇部13にお
いて第１包装材４と第２包装材５とを開くと、図７
（Ｃ）の如く開封され、粘着シート３の両先端部は第１
剥離シート14、第２剥離シート16を介して第１包装材
４，第２包装材５に保持される。
【００２３】
【発明の作用・効果】請求項１に記載の本発明は、粘着
シート３の両先端部と両包装材４，５の一部との間に高
剥離力部６が設けられているから、ワンタッチで傷の手
当てができるパッド付き傷保護用粘着シートを提供でき
る。即ち、第１包装材４、第２包装材５を開封した状態
でそのまま傷にパッド付き粘着シートを貼り付けること
ができる。その際、粘着シート３の両先端部の高剥離力
部６の存在により、開封状態で粘着シート３と第１包装
材４，第２包装材５との離脱を防止し、粘着シート３に
指を触れることなく清潔に傷の手当てができる。しか
も、粘着シート３はその一部が非粘着面側に折り畳まれ
るため、全体としてコンパクトで持ち運び易い。それと
共に、第１包装材４，第２包装材５が小さくて済み、省
資源であると共に使用後のゴミの発生が少なくなる。
シート３の両先端部と両包装材４，５の一部との間に高
剥離力部６が設けられているから、ワンタッチで傷の手
当てができるパッド付き傷保護用粘着シートを提供でき
る。即ち、第１包装材４、第２包装材５を開封した状態
でそのまま傷にパッド付き粘着シートを貼り付けること
ができる。その際、粘着シート３の両先端部の高剥離力
部６の存在により、開封状態で粘着シート３と第１包装
材４，第２包装材５との離脱を防止し、粘着シート３に
指を触れることなく清潔に傷の手当てができる。しか
も、粘着シート３はその一部が非粘着面側に折り畳まれ
るため、全体としてコンパクトで持ち運び易い。それと
共に、第１包装材４，第２包装材５が小さくて済み、省
資源であると共に使用後のゴミの発生が少なくなる。
【００２４】請求項２に記載の本発明は、第１包装材
４，第２包装材５の内面に粘着剤１の粘着力を弱める低
剥離力部７を設けたから、それ以外の部分に相対的に高
剥離力部６を形成することができる。それにより、製造
容易で取扱い易いパッド付き傷保護用粘着シートを提供
できる。請求項３に記載の本発明は、粘着シート３がパ
ッド２の一方側に偏り、それにより粘着面は長尺部８と
短尺部９とを有し、長尺部８のみが非粘着面側に折り畳
まれる。そしてそれらの外周に第１包装材４，第２包装
材５が被覆されたものであるから、コンパクトで製造し
易く量産性の高いパッド付き傷保護用粘着シートを提供
できる。
４，第２包装材５の内面に粘着剤１の粘着力を弱める低
剥離力部７を設けたから、それ以外の部分に相対的に高
剥離力部６を形成することができる。それにより、製造
容易で取扱い易いパッド付き傷保護用粘着シートを提供
できる。請求項３に記載の本発明は、粘着シート３がパ
ッド２の一方側に偏り、それにより粘着面は長尺部８と
短尺部９とを有し、長尺部８のみが非粘着面側に折り畳
まれる。そしてそれらの外周に第１包装材４，第２包装
材５が被覆されたものであるから、コンパクトで製造し
易く量産性の高いパッド付き傷保護用粘着シートを提供
できる。
【００２５】請求項４に記載の本発明は、パッド２が粘
着シート３の長手方向中央位置に配置され、その両端部
が非粘着側に折り畳まれ、第１包装材４，第２包装材５
が断面Ｕ字状にそれらを被覆するように構成したから、
第１包装材４，第２包装材５の開封の際のバランスが良
く取扱い易いパッド付き傷保護用粘着シートとなり得
る。請求項５に記載の本発明は、第１包装材４が折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面を被覆し、他方の表
面の一部を第２包装材５が被覆し、その残部を第３包装
材10が被覆すると共に、第３包装材10の一端部と第１包
装材４の端部とが強固に接合されたものであるから、製
造ラインにおいて比較的容易に製造できる量産性の高い
パッド付き傷保護用粘着シートを提供できる。請求項６
に記載の本発明は、折り畳み状態の粘着シート３を第１
包装材４が断面Ｊ字状に被覆し、その残部を第２包装材
５が被覆したものであり、部品点数が少なく比較的製造
し易いパッド付き傷保護用粘着シートを提供できる。
着シート３の長手方向中央位置に配置され、その両端部
が非粘着側に折り畳まれ、第１包装材４，第２包装材５
が断面Ｕ字状にそれらを被覆するように構成したから、
第１包装材４，第２包装材５の開封の際のバランスが良
く取扱い易いパッド付き傷保護用粘着シートとなり得
る。請求項５に記載の本発明は、第１包装材４が折り畳
み状態の粘着シート３の一方の表面を被覆し、他方の表
面の一部を第２包装材５が被覆し、その残部を第３包装
材10が被覆すると共に、第３包装材10の一端部と第１包
装材４の端部とが強固に接合されたものであるから、製
造ラインにおいて比較的容易に製造できる量産性の高い
パッド付き傷保護用粘着シートを提供できる。請求項６
に記載の本発明は、折り畳み状態の粘着シート３を第１
包装材４が断面Ｊ字状に被覆し、その残部を第２包装材
５が被覆したものであり、部品点数が少なく比較的製造
し易いパッド付き傷保護用粘着シートを提供できる。
【００２６】請求項７に記載の本発明は、粘着シート３
の一端部が非粘着面側に折り畳まれ、そこに剥離シート
12を介して粘着シート３の他端部が重ね合わされるよう
に折り畳まれる。そしてそれらの外周に第１包装材４，
第２包装材５が被覆されたものであるから、さらにコン
パクトなパッド付き傷保護用粘着シートとなる。しか
も、剥離シート12の一端が第１包装材４に強固に接合さ
れているため、ワンタッチで開封しそのまま傷の手当て
をすることができる。また、剥離シート12の長さは必要
最小限で足りる。請求項８に記載の本発明は、粘着シー
ト３の一端部と他端部が第１剥離シート14を介して重ね
合わされ且つ、その第１剥離シート14が第１包装材４に
強固に接合されると共にパッド２を被覆する。さらに第
２剥離シート16が粘着シート３の外面側の第２粘着面15
を被覆し且つ、それが第２包装材５に強固に接合された
ものであるから、パッド２及び粘着シート３の保護が完
全であり且つ、さらにコンパクトとなると共に、ワンタ
ッチで傷の手当てを行うことができる。
の一端部が非粘着面側に折り畳まれ、そこに剥離シート
12を介して粘着シート３の他端部が重ね合わされるよう
に折り畳まれる。そしてそれらの外周に第１包装材４，
第２包装材５が被覆されたものであるから、さらにコン
パクトなパッド付き傷保護用粘着シートとなる。しか
も、剥離シート12の一端が第１包装材４に強固に接合さ
れているため、ワンタッチで開封しそのまま傷の手当て
をすることができる。また、剥離シート12の長さは必要
最小限で足りる。請求項８に記載の本発明は、粘着シー
ト３の一端部と他端部が第１剥離シート14を介して重ね
合わされ且つ、その第１剥離シート14が第１包装材４に
強固に接合されると共にパッド２を被覆する。さらに第
２剥離シート16が粘着シート３の外面側の第２粘着面15
を被覆し且つ、それが第２包装材５に強固に接合された
ものであるから、パッド２及び粘着シート３の保護が完
全であり且つ、さらにコンパクトとなると共に、ワンタ
ッチで傷の手当てを行うことができる。
【図１】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第１
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図２】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第２
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図３】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第３
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図４】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第４
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図５】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第５
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図６】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第６
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
【図７】本発明のパッド付き傷保護用粘着シートの第７
の実施の形態を示す。
の実施の形態を示す。
１ 粘着剤
２ パッド
３ 粘着シート
４ 第１包装材
５ 第２包装材
６ 高剥離力部
７ 低剥離力部
８ 長尺部
９ 短尺部
10 第３包装材
11 第１粘着面
12 剥離シート
13 唇部
14 第１剥離シート
15 第２粘着面
16 第２剥離シート
17 強接着部
Claims (8)
- 【請求項１】 一方の表面のみに粘着剤１を有し、その
粘着面側の長手方向の一部に傷保護用のパッド２が設け
られた細長い粘着シート３と、 それらが包装される包装材と、を有するパッド付き傷保
護用粘着シートにおいて、 前記粘着シート３は、その長手方向のパッド部分以外の
位置で、その一部が非粘着面側に折り畳まれ、 前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート３の
一部表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、他部表
面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有し、両包装
材４，５の周縁がシール接合されると共に、長手方向の
一部に開封用の唇部13が突設され、 両包装材４，５を前記粘着シート３から剥離するとき、
その粘着シート３の両先端部の剥離に必要な力が、それ
以外の部分のそれよりも大きくなるように、その粘着シ
ート３の両先端部と両包装材４，５の一部との間に高剥
離力部６を設けたことを特徴とするパッド付き傷保護用
粘着シート。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記第１包装材４および第２包装材５の内面で、前記高
剥離力部６以外の部分に前記粘着剤１の粘着力を弱める
低剥離力部７を設けたパッド付き傷保護用粘着シート。 - 【請求項３】 請求項１において、 前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向の一方寄り
に配置されて、その粘着シート３の粘着面はパッド２の
両側に長尺部８と短尺部９とが存在し、その長尺部８の
みが非粘着面側に折り畳まれ、第１包装材４および第２
包装材５の非開封初め側の端部と粘着シート３の両先端
部との間に前記高剥離力部６が形成されると共に、第１
包装材４がパッド２および粘着シート３の短尺部９を被
覆し、第２包装材５が長尺部８を被覆したパッド付き傷
保護用粘着シート。 - 【請求項４】 請求項１において、 前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央位置に
配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が非粘着
面側に折り畳まれ、 前記第１包装材４および第２包装材５が、折り畳み状態
の粘着シート３の長手方向中央位置を境として、その両
側外周を断面Ｕ字状に折り返し被覆し、 前記第１包装材４および第２包装材５の非開封初め側の
端部と前記粘着シート３の両先端部との間に前記高剥離
力部６が形成されたパッド付き傷保護用粘着シート。 - 【請求項５】 請求項１において、 前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央位置に
配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が非粘着
面側に折り畳まれ、 前記第１包装材４が、折り畳み状態の粘着シート３の一
方の表面を被覆し、他方の表面の一部を第２包装材５が
被覆し、他方の表面の残部を第３包装材10が被覆すると
共に、その第３包装材10の一端部と第１包装材４の端部
とが強固に接合され、 その第３包装材10の他端部と前記粘着シート３の一方の
先端部との間および、粘着シート３の他方の先端部と前
記第２包装材５の非開封初め側の端部との間に前記高剥
離力部６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シート。 - 【請求項６】 請求項１において、 前記パッド２が前記粘着シート３の長手方向中央位置に
配置され、その粘着シート３の長手方向両端部が非粘着
面側に折り畳まれ、 前記第１包装材４が、折り畳み状態の粘着シート３の一
方の表面および他方の表面の一部を断面Ｊ字状に被覆
し、他方の表面の残部を前記第２包装材５が被覆し、 その第１包装材４および第２包装材５の非開封初め側の
端部と前記粘着シート３の両先端部との間に前記高剥離
力部６が設けられたパッド付き傷保護用粘着シート。 - 【請求項７】 一方の表面のみに粘着剤１を有し、その
粘着面側の長手方向の中央部に傷保護用のパッド２が設
けられた細長い粘着シート３と、 それらが包装される包装材と、を有するパッド付き傷保
護用粘着シートにおいて、 前記粘着シート３は、その長手方向のパッド部分以外の
位置で、その一端部が非粘着面側に折り畳まれて、その
外面側に第１粘着面11が形成され、 その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面11に剥離シ
ート12を介して重ね合わさるように折り畳まれ、 前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート３の
一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、他方
の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有し、 両包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、長手
方向の一部に開封用の唇部13が突設され、 前記剥離シート12の一端部が前記第１包装材４の非開封
初め側の端部と強固に接着され、 前記剥離シート12の他端部および第２包装材５の非開封
初め側の端部と、粘着シート３の両先端部との間に、そ
れらを互いに剥離するとき必要な力が、それ以外の部分
のそれよりも大きくなるように高剥離力部６が設けられ
たパッド付き傷保護用粘着シート。 - 【請求項８】 一方の表面のみに粘着剤１を有し、その
粘着面側の長手方向の中央部に傷保護用のパッド２が設
けられた細長い粘着シート３と、 それらが包装される包装材と、を有するパッド付き傷保
護用粘着シートにおいて、 前記粘着シート３は、その長手方向のパッド部分以外の
位置で、その一端部が非粘着面側に折り畳まれて、その
外面側に第１粘着面11が位置し、 その粘着シート３の他端部が前記第１粘着面11に第１剥
離シート14の一端部を介して重ね合わさるように折り畳
まれて、その外面側に第２粘着面15が位置し、 前記包装材は、前記折り畳み状態の前記粘着シート３の
一方の表面を剥離可能に被覆する第１包装材４と、他方
の表面を剥離可能に被覆する第２包装材５とを有し、両
包装材４，５の周縁がシール接合されると共に、長手方
向の一部に開封用の唇部13が突設され、 前記第１剥離シート14が断面Ｕ字状に折り返され、その
他端部が前記パッド２の表面を被覆すると共に、その他
端部と前記第１包装材４とが強固に接着され、 第２剥離シート16が前記第２粘着面15を被覆すると共
に、第２剥離シート16と前記第２包装材５とが強固に接
着され、 両剥離シート14，16を前記粘着シート３から剥離すると
き、その粘着シート３の両先端部の剥離に必要な力が、
それ以外の部分のそれよりも大きくなるように、その粘
着シート３の両先端部と両剥離シート14，16の端部との
間に、高剥離力部６を設けたことを特徴とするパッド付
き傷保護用粘着シート。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP32233899A JP2003325575A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | パッド付き傷保護用粘着シート |
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP32233899A JP2003325575A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | パッド付き傷保護用粘着シート |
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|---|---|
| JP2003325575A true JP2003325575A (ja) | 2003-11-18 |
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2000
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