JP2000219622A - パップ剤の構造 - Google Patents

パップ剤の構造

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JP2000219622A
JP2000219622A JP11022785A JP2278599A JP2000219622A JP 2000219622 A JP2000219622 A JP 2000219622A JP 11022785 A JP11022785 A JP 11022785A JP 2278599 A JP2278599 A JP 2278599A JP 2000219622 A JP2000219622 A JP 2000219622A
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cataplasm
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poultice
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JP11022785A
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Inventor
Koji Kobayashi
晃二 小林
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Toko Yakuhin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 老人や子供でも上手にパップ剤から剥離紙を
剥がすことが容易な剥離紙の改良に関するものである。 【解決手段】 不織布等の基布(1)上に塗布された粘
着性の基剤成分を有する基剤層(2)と、該基剤層上を
被覆する剥離紙(3)とからなるパップ剤において、前
記剥離紙(3)が長方形の2枚のもの(3a),(3
b)で構成され、一方の剥離紙(3a)が端部から1c
m乃至3cmの位置を谷線(4)として180度折り曲
げてパップ剤側に折り返し部(5a)を形成し、他方の
長方形の剥離紙(3b)が前記折り返し部(5a)と重
なるようにパップ剤の他端から被覆したパップ剤の構造
及び他方の剥離紙(3b)が端部から1cm乃至3cm
の位置を谷線(4)として180度折り曲げて折り返し
部(5b)が形成され、該折り返し部(5b)が前記一
方の剥離紙(3a)の折り返し部(5a)と重なるよう
に被覆されたパップ剤の構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外用剤の一つであるパ
ップ剤の剥離紙の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパップ剤は、不織布などに薬効成
分であるインドメタシン、サリチル酸メチル、ケトプロ
フェン等を水、ポリアクリル酸ナトリウム、などの基剤
に含有させたものを適当な厚さに塗布し、その上からポ
リエチレン等のフィルムからなる剥離紙にて覆ったもの
が市販されている。かかる剥離紙は一枚のフィルムにて
基剤全体を覆うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年のパップ基剤の粘
着性は皮膚から剥がれにくいようにする傾向が高まりつ
つあり、剥離紙を基剤から剥がすのに苦労するなど不都
合が指摘されている。特に剥離紙を上手に剥がせない場
合には、時としてパップ剤の基剤同士が貼り付いてしま
い、これを上手に剥がすことができず、結果としてパッ
プ剤を皮膚に貼付するときに不織布の表面一部が皺状態
になるという不都合もある。そのため、老人や子供でも
上手にパップ剤から剥離紙を剥がすことが容易な剥離紙
の改良が求められていた。そこで、本発明は従来の欠点
を改良することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、剥離
紙を2枚のもので構成したもので、かついずれの剥離紙
も剥がし易いように長手方向の端部を谷線を中心として
折り返したものと、該折り返し部と重なるように載置で
きる長さからなる長方形のもので構成し、該重なり部が
パップ剤のほぼ中央に位置するように構成したことを特
徴とするパップ剤の構造により本目的を達成する。請求
項2の発明は、前記折り返し部5aと重なるように被覆
する剥離紙3bが、他方のパップ剤の端から折り返し部
5aを越えてさらに1〜2cm長めに構成されたパップ
剤の構造である。請求項3の発明は、他方の剥離紙3b
が端部から1cm乃至3cmの位置を谷線4として18
0度折り曲げて折り返し部5bが形成され、該折り返し
部5bが前記一方の剥離紙3aの折り返し部5aと重な
るように被覆されたパップ剤の構造である。請求項4の
発明は、剥離紙3aが、パップ剤の一端から長手方向他
端から1cm乃至3cm付近まで被覆するように構成し
たパップ剤の構造である。
【0005】
【作用】本発明にかかるパップ剤の構造では、剥離紙が
2枚のもので構成され、一方の剥離紙が折り返し部を有
し、該折り返し部と他方の剥離紙とが重なり合うように
構成されている関係で、粘着性基剤と2枚の剥離紙端部
とは接着していないのでまず重なり部の上部に位置する
剥離紙を被接着面側から剥がし、その後に剥離紙の被接
着面である折り返し部を持って剥がすことができる。請
求項2のパップ剤の構造では、上側に位置する剥離紙の
端部が折り返し部を越えて他方の剥離紙を被覆している
関係で、その端部が掴み易くなる。請求項3のパップ剤
の構造では、剥離紙が両方とも折り返し部を有する関係
から、患者は両折り返し部端部を摘んで剥離すればよ
く、剥離が容易となる。さらに請求項4の発明では、剥
離紙同士の重合部がパップ剤端部の一端から1cm乃至
2cmに位置することからパップ剤の患部への貼付に際
して上部剥離紙を剥がした後に患部にあてがい、一部を
貼付した状態で他の剥離紙の折り返しを持って引っ張り
ながら貼付すれば誰でも簡単に不織布に皺を設けること
なく貼付することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示された実施例
に従って詳細に説明する。図1は本発明にかかるパップ
剤の第1実施例を示す斜視図であり、1は紙、布などか
らなる不織布であり、略長方形の形状をしている。2は
該不織布1に均一に塗布されたインドメタシン、サリチ
ル酸メチル、ケトプロフェンなどの薬効成分を含有した
粘着性の基剤層であり、3は該基剤層2の全面を覆うた
めのポリエチレンフィルムなどの合成樹脂フィルムで構
成された剥離紙である。該剥離紙3は一端から内側へ1
cm乃至3cmの位置を谷線4として180度被接着面
側に折り曲げた折り曲げ部5aを有する長方形の剥離紙
3aと、該剥離紙3aの折り曲げ部と重合するような長
さの長方形からなる剥離紙3bとで構成されている。本
実施例では、剥離紙3bの端部は剥離紙3aの折り返し
部5a端部とが一致するように構成されている。
【0007】図2に示すものは、本発明の第2実施例を
示すもので、前記第1実施例のものとほぼ同様の構成か
らなるが、剥離紙3bが前述のものよりも長手方向に長
めに形成されており、パップ剤の一端から剥離紙3aの
折り返し部5aを越えて1cm乃至2cm飛び出た構造
に形成されている。
【0008】次に図3に示すものは、本発明の第3実施
例を示すもので、前記第1実施例における剥離紙3aの
構造は同じであるが剥離紙3bも前記剥離紙3a同様に
端部から1cm乃至3cm内側の位置を谷線4として1
80度折り曲げ折り返し部5bを形成し、該折り返し部
5bと剥離紙3aの折り返し部5aとが互いに重なり合
うように被覆した構成からなる。
【0009】図4に示すものは、本発明の第4実施例を
示すもので、前記第1乃至第3実施例のものとは異な
り、パップ剤の一端から他端から1cm乃至2cmの位
置まで剥離紙3aで覆い、剥離紙3bは該剥離紙3aで
覆うことができなかった部分と剥離紙3aの折り返し部
5aを覆うような構造のもので形成されている。
【0010】以上述べた構成において本実施例にかかる
パップ剤の構造では、2枚の剥離紙3a,3bの端部は
いずれも粘着性基剤との被接着面を1cm乃至3cm程
度有する関係から、該被接着面である剥離紙3a,3b
の端部を手で掴み、粘着面から剥離紙を容易に剥がすこ
とができる。第2実施例のものでは、剥離紙3bの端部
が剥離紙3aの折り返し部よりも長めに設定されている
関係から、貼用に際して患者は最初に飛び出た剥離紙3
bの端部を探し出すことになり、該端部を摘んで剥離紙
3bを剥がし、次に折り返し部5aの端部を摘んで剥離
紙3aを剥がすことになり、剥がす順序を考えることな
く、物理的な構造でその剥がし方が理解できることにな
る。第3実施例のものでは、剥離紙3bの端部も折り返
し部を有する関係から、剥離紙3a,3bの被接着面が
重合部を境界として左右に位置することになることから
確実に剥離紙3a,3bの端部の位置を確認することが
でき、貼付のために剥離紙を剥がすことがより簡単にな
る。
【0011】そして第4実施例のものでは、まず剥離紙
3bをパップ剤から剥がし、その後に図5に示すように
パップ剤の粘着面を患部にあてがい接着させた後に、剥
離紙3aの折り返し部5a端部を摘んだ状態で患部にパ
ップ剤を貼付することができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかるパップ
剤の構造は、従来のものに比較して患者が粘着性を有す
る基剤層から剥離紙を皺を発生させずに容易に剥がすこ
とができるために、従来の構造では起こりがちであった
貼付した状態における不織布の皺の発生を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パップ剤の構造の第1実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 パップ剤の構造の第2実施例を示す断面図で
ある。
【図3】 パップ剤の構造の第3実施例を示す断面図で
ある。
【図4】 パップ剤の構造の第4実施例を示す断面図で
ある。
【図5】 第4実施例のパップ剤の構造において患部に
貼付する場合の使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基布 2 粘着層 3 剥離紙 3a,3b 剥離紙 4 谷線 5a,5b 折り返し部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布等の基布1上に塗布された粘着性
    の基剤成分を有する基剤層2と、該基剤層上を被覆する
    剥離紙3とからなるパップ剤において、前記剥離紙3が
    長方形の2枚のもの3a,3bで構成され、一方の剥離
    紙3aが端部から1cm乃至3cmの位置を谷線4とし
    て180度折り曲げてパップ剤側に折り返し部5aを形
    成し、他方の長方形の剥離紙3bが前記折り返し部5a
    と重なるようにパップ剤の他端から被覆したことを特徴
    とするパップ剤の構造。
  2. 【請求項2】 前記折り返し部5aと重なるように被覆
    する剥離紙3bが、他方のパップ剤の端から折り返し部
    5aを越えてさらに1〜2cm長めに構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のパップ剤の構造。
  3. 【請求項3】 他方の剥離紙3bが端部から1cm乃至
    3cmの位置を谷線4として180度折り曲げて折り返
    し部5bが形成され、該折り返し部5bが前記一方の剥
    離紙3aの折り返し部5aと重なるように被覆されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のパップ剤の構造。
  4. 【請求項4】 剥離紙3aが、パップ剤の一端から長手
    方向他端から1cm乃至3cm付近まで被覆するように
    構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    項記載のパップ剤の構造。
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