JP2001299809A - 医療用貼付材 - Google Patents

医療用貼付材

Info

Publication number
JP2001299809A
JP2001299809A JP2000116384A JP2000116384A JP2001299809A JP 2001299809 A JP2001299809 A JP 2001299809A JP 2000116384 A JP2000116384 A JP 2000116384A JP 2000116384 A JP2000116384 A JP 2000116384A JP 2001299809 A JP2001299809 A JP 2001299809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
applicator
base material
hole
adhesive layer
patch according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000116384A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Yoshida
英二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcare Co Ltd
Original Assignee
Alcare Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alcare Co Ltd filed Critical Alcare Co Ltd
Priority to JP2000116384A priority Critical patent/JP2001299809A/ja
Publication of JP2001299809A publication Critical patent/JP2001299809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着剤層を有する自己支持性の低いフイルム
状の基材の上に仮着したアプリケ−タ−を剥がし易くす
る。 【解決手段】 自己支持性の低いフイルム状の基材1の
一面に粘着剤層2を設け、この粘着剤層2の表面を剥離
紙3で覆う。上記基材1の他面には該基材1よりも自己
支持性の高いアプリケ−タ−4を仮着し、このアプリケ
−タ−4にこれを剥す際に手掛りとなる孔5を設ける。
この孔5に指8等を引掛けて引張ることにより、摘むと
いう難しい操作が無くてアプリケ−タ−4を容易に剥す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患部の保護、被覆
材の固定等の為に体表面に貼付して使用する医療用貼付
材に関する。
【0002】
【従来の技術】傷口の保護やカテ−テル挿入部位を保護
するための貼付材は幅広く使用されているが、体表面の
凹凸や伸縮・屈曲に対応できるような伸びと柔軟性を有
していることが必要であり、そのために貼付材の基材に
は柔軟性と伸縮性を有するフイルムが使用されている。
しかしこのような基材には自己支持性が低いために、使
用する際に折り目が付いて皺になったり、粘着剤層同志
が自己接着を起こして使用不能になることが多い。こう
した事態を避けるために、アプリケ−タ−と称する自己
支持性の高い支持体を、基材に設けた粘着剤層とは反対
面に仮着している。このようなアプリケ−タ−は、患部
に貼付材を貼付けた後に剥すが、体表面の屈曲に沿うよ
うに湾曲しているので、未だ剥し難いことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】患部に貼付された貼付
材からアプリケ−タ−を剥がすには、先づアプリケ−タ
−を摘んでから引剥す必要があるが、このアプリケ−タ
−は薄くて基材に密着していて摘み難いために、剥すこ
とも難しくなる。特に急いでいたり、指先の不自由な人
や、視力や筋力が低下し細かな作業が困難な老人等にと
っては一層困難な操作となる。そこで、本発明は基材に
仮着されているアプリケ−タ−を摘むという操作をせず
に、容易に剥せるようなものを得ようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自己支持性の
低いフイルム状の基材の一面に粘着剤層を設け、この粘
着剤層の表面を剥離紙で覆い、上記基材の他面には該基
材よりも自己支持性の高いアプリケ−タ−を仮着し、こ
のアプリケ−タ−にこれを剥す際に手掛りとなる孔を設
けたもので、この孔に指等を引掛けて引張ることによ
り、摘むという操作無しにアプリケ−タ−を容易に剥す
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】基材1は、貼付される体表面の伸
縮や屈曲に充分に順応できるような自己支持性の低い、
即ち、基材の引張り応力が低く、柔軟性に富み、体表面
の伸長や屈曲によく追従することができるようなフイル
ムで形成され、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニルなどの材料を使用するとよい。
厚さは特に限定されないが、通常約5〜100μm程
度、好ましくは約10〜40μm程度のものを使用する
とよい。
【0006】この基材1の片面には粘着剤層2を形成し
ており、粘着剤としてはアクリル系、ゴム系、シリコン
系などを用いることができ、特に皮膚に対する毒性や刺
激性を示さないものが好ましい。この粘着剤層の厚みは
適宜にできるが、通常約20〜90μm程度にするとよ
いことが多い。この粘着剤層2の表面は剥離紙3で覆っ
ており、医療用として皮膚に毒性や刺激性を示さないも
のがよく、例えば剥離処理した紙、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステルなどのプラスチック類を用い
ることができる。
【0007】上記基材1の粘着剤層2の反対面にはアプ
リケ−タ−4を仮着しており、このアプリケ−タ−4は
基材1よりも自己支持性が高く、腰のある材料で形成す
るとよく、例えば剥離処理した紙、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステルなどの各種プラスチック類の
フイルムやシ−ト、不織布、発泡体シ−ト、布類その他
を用いることができるが、透視性を有するものを使用す
ると患部が透視できて好ましい。こうしたアプリケ−タ
−4には、アプリケ−タ−を剥す際の手掛りとなる孔5
を設けている。
【0008】図1、図2に示す医療用貼付材6は、上記
孔5を貼付材6の一側方に、アプリケ−タ−4、基材
1、粘着剤層2、剥離紙3を貫通するようにして形成し
ており、該孔5の内側には、剥離紙3、粘着剤層2、基
材1を通してアプリケ−タ−4に達する切目7を形成し
ている。
【0009】この貼付材6は、先づ切目7の部分を外側
に折曲げるようにして一方の剥離紙31を剥がし、露出
した粘着剤層2を患部の体表面10に貼付けるが、柔ら
かな基材1には未だアプリケ−タ−4が仮着されている
ので、基材1に皺が寄るようなこともなく、キチンと患
部に貼付けることができる。貼付が終ったら上記孔5に
指8等を差入れて斜上方へ引張るようにすれば、アプリ
ケ−タ−4を基材1の表面から容易に引剥すことができ
るので(図3)、これによって患部の保護などを充分に
行うことができる。
【0010】図4、図5に示すものは、アプリケ−タ−
4の大きさを基材1よりも大きく形成したもので、この
基材1より外方へ延出している隅部の突出部9に孔51
を設けており、この孔51に指等を掛ければ上記と同様
にアプリケ−タ−4を容易に剥すことができる。
【0011】図6、図7に示すものは、基材1の表面に
仮着したアプリケ−タ−4を2枚構成41,42とし、
各アプリケ−タ−41,42には小片シ−ト11,12
を取付け、この小片シ−トに孔52,53を設けている
ものである。このアプリケ−タ−は2枚構成にせず、1
枚のものに1つの小片シ−トを取付けるようにすること
もできる。
【0012】図8、図9のものは、アプリケ−タ−4の
大きさを基材1よりも大きく形成し、基材1より外方へ
延出している突出部13に孔54を設けると共に、基材
1と重なり合う部分には周囲に額縁状部43を残すよう
に切目14を設け、その内部片44の一側に小片シ−ト
15を取付け、この小片シ−ト15に孔55を形成した
ものである。
【0013】これを使用する場合、小片シ−ト15の孔
55に指等を挿入して内部片44を引剥し、次に剥離紙
3を剥してもアプリケ−タ−の額縁状部43が残ってい
るので基材1を展張状態に保ちつつ、中央に形成される
窓部から患部を透視しながら確実に貼付けることができ
る。患部に貼付けた後で孔54に指を掛けて引張ると残
されているアプリケ−タ−の額縁状部43を取除くこと
ができる。このものは、アプリケ−タ−が不透明性の材
料で形成してある場合に特に有効である。
【0014】図10、図11には、アプリケ−タ−46
を筒状とし、その折幅を基材の幅よりも広幅に形成して
おり、このアプリケ−タ−46を基材1の他面に仮着
し、このアプリケ−タ−を摘み上げたときに頂部となる
部分に上記孔56を形成している。この筒状のアプリケ
−タ−の長さは頂部に向って次第に短くし、頂部を打合
せにしてこの打合せ部47に上記孔56を形成するよう
にするとよい。保存時には長いアプリケ−タ−部分を畳
んで平面状に基材の上に重ねるようにしておくことがで
きる。上記打合せ部47の孔56に手を掛けて、引き上
げるとアプリケ−タ−46は基材1の両端部より引剥さ
れてこれをスム−ズに剥すことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記したように、アプリケ−タ
−によって自己支持性が低い基材を変形させることなく
確実に患部に貼付けることができるし、このアプリケ−
タ−には孔が設けてあるので、この孔に指や手を差入れ
て引張るようにすれば容易に基材からアプリケ−タ−を
引剥すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の医療用貼付材の使用状態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例の平面図である。
【図5】図4に示すものの正面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の平面図である。
【図7】図6に示すものの正面図である。
【図8】本発明の他例の平面図である。
【図9】図8に示すものの正面図である。
【図10】本発明の更に他例の正面図である。
【図11】図10に示すものの側面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 粘着剤層 3 剥離紙 31 一方の剥離紙 4,41,42,46 アプリケ−タ− 5,51,52,53,54,55,56 孔 6 医療貼付材 7 切目 8 指 9,13 突出部 11,12,15 小片シ−ト 14 切目 43 アプリケ−タ−の額縁状部 44 アプリケ−タ−の内部片 47 アプリケ−タ−の打合せ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己支持性が低いフイルム状基材の一面
    に粘着剤層を設け、該粘着剤層を剥離紙で覆い、上記基
    材の他面には該基材よりも自己支持性の高いアプリケ−
    タ−を仮着し、該アプリケ−タ−にこれを剥離する際の
    手掛りとなる孔を設けた医療用貼付材。
  2. 【請求項2】 上記基材とアプリケ−タ−は同じ大きさ
    に形成され、上記孔をアプリケ−タ−の一側部に形成し
    た請求項1記載の医療用貼付材。
  3. 【請求項3】 上記アプリケ−タ−は上記基材よりも大
    きく形成され、該基材より外方へ延出している突出部に
    上記孔を形成した請求項1記載の医療用貼付材。
  4. 【請求項4】 上記アプリケ−タ−に小片シ−トを取付
    け、該小片シ−トに孔を形成した請求項1記載の医療用
    貼付材。
  5. 【請求項5】 上記アプリケ−タ−は上記基材よりも大
    きく形成され、該基材より外方へ延出している突出部に
    上記孔を形成すると共に、該アプリケ−タ−の周囲を額
    縁状に残し切目を設けて内部片を形成し、該内部片に小
    片シ−トを取付け、この小片シ−トに孔を形成した請求
    項1記載の医療用貼付材。
  6. 【請求項6】 上記アプリケ−タ−は、折幅が上記基材
    の幅よりも広い筒状に形成し、該アプリケ−タ−を基材
    の他面に仮着し、該アプリケ−タ−を摘み上げたときに
    頂部となる部分に上記孔を形成した請求項1記載の医療
    用貼付材。
JP2000116384A 2000-04-18 2000-04-18 医療用貼付材 Pending JP2001299809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116384A JP2001299809A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 医療用貼付材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116384A JP2001299809A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 医療用貼付材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001299809A true JP2001299809A (ja) 2001-10-30

Family

ID=18627854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000116384A Pending JP2001299809A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 医療用貼付材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001299809A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104777A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Daikyo Yakuhin Kogyo Kk 貼付剤
JP2010075591A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Lintec Corp 絆創膏
JP6832470B1 (ja) * 2020-10-30 2021-02-24 有限会社ちょうりゅう 成形収縮追従部付き医療用テープ及びその製造方法
WO2022059423A1 (ja) * 2020-09-17 2022-03-24 有限会社ちょうりゅう 支持部付き医療用テープ
DE102022100783A1 (de) 2022-01-14 2023-07-20 Cordula Loock Pflaster für den weiblichen Genitalbereich

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104777A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Daikyo Yakuhin Kogyo Kk 貼付剤
JP2010075591A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Lintec Corp 絆創膏
WO2022059423A1 (ja) * 2020-09-17 2022-03-24 有限会社ちょうりゅう 支持部付き医療用テープ
JP6832470B1 (ja) * 2020-10-30 2021-02-24 有限会社ちょうりゅう 成形収縮追従部付き医療用テープ及びその製造方法
WO2022091448A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 有限会社ちょうりゅう 成形収縮追従部付き医療用テープ及びその製造方法
DE102022100783A1 (de) 2022-01-14 2023-07-20 Cordula Loock Pflaster für den weiblichen Genitalbereich

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018121931A (ja) 固定部材
JP3135535U (ja) 創傷保護剤
JP2596722Y2 (ja) 貼付材
KR20060095581A (ko) 팬츠형 일회용 기저귀
JP3152966B2 (ja) 粘着シート
JP2001299809A (ja) 医療用貼付材
JP2597846Y2 (ja) 貼付材
JP2519222Y2 (ja) 貼付剤
JP2006167129A (ja) 貼付材
JP3754744B2 (ja) 粘着フィルム
JPH09154872A (ja) 医療用貼付材
JP3955354B2 (ja) 貼付シートの貼付用補助具、それを製造するための型紙、及びそれを用いた貼付シートの貼付方法
JP2003153938A (ja) 粘着シート
JP2007126425A (ja) 貼付剤
JP3255983B2 (ja) 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ
JP2524217Y2 (ja) 医療用粘着テ−プ
JP2580253Y2 (ja) 粘着テープ及びその巻回体
JP7316705B2 (ja) 絆創膏
JP2001254061A (ja) 粘着シート及びその巻回体
JP3970639B2 (ja) 貼着体
JP2004089657A (ja) 貼付け剤用貼付け具
JPH02107247A (ja) 皮膚粘着テープ
JP2604725Y2 (ja) 医療用貼付材
JP3025500U (ja) 救急絆創膏
JPH0647456Y2 (ja) 救急絆創膏