JP2519222Y2 - 貼付剤 - Google Patents
貼付剤Info
- Publication number
- JP2519222Y2 JP2519222Y2 JP1989117975U JP11797589U JP2519222Y2 JP 2519222 Y2 JP2519222 Y2 JP 2519222Y2 JP 1989117975 U JP1989117975 U JP 1989117975U JP 11797589 U JP11797589 U JP 11797589U JP 2519222 Y2 JP2519222 Y2 JP 2519222Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- release sheet
- patch
- peeling
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 (考案の目的) 本考案は、皮膚等に貼って使用する貼付剤に関するもの
である。
である。
従来から、薬剤を経皮的に投与したり、外傷部を被覆
して保護したりする為に貼付剤は多用されているが、凹
凸があり伸縮性のある皮膚面等に貼られるものなので、
通例柔軟性のある基材が使用されている。
して保護したりする為に貼付剤は多用されているが、凹
凸があり伸縮性のある皮膚面等に貼られるものなので、
通例柔軟性のある基材が使用されている。
こうした貼付剤は、使用に際して剥離紙を全部剥して
から貼るようにすると、上記の如く基材が柔いので容易
に折曲って粘着面同志が貼付いたりすることも多く、皮
膚等にきれいに貼付けることができないので、剥離紙を
剥しながら貼付けて行く方法が執られるようになった
が、剥離紙を端から剥しながら貼るようにすると、患部
等が貼付剤の中心部にくるように的確に貼ることがなか
なか難かしい。
から貼るようにすると、上記の如く基材が柔いので容易
に折曲って粘着面同志が貼付いたりすることも多く、皮
膚等にきれいに貼付けることができないので、剥離紙を
剥しながら貼付けて行く方法が執られるようになった
が、剥離紙を端から剥しながら貼るようにすると、患部
等が貼付剤の中心部にくるように的確に貼ることがなか
なか難かしい。
そこで、剥離紙の中央部に1本の直線状の切線を設け
たものや、更に2本の直線状の切線を平行に設けて三つ
に分割し、使用に当って、先づ中央部の剥離紙を剥して
患部に貼付け、その後で両側の剥離紙を剥して貼付ける
ようにしたものが提案されたが、中央部を貼付けた後
で、両側に残っている剥離紙を剥そうとするとき、その
端辺はいずれも直線状になっているので簡単に把むよう
なことが難かしく、使用しずらい点が多い。
たものや、更に2本の直線状の切線を平行に設けて三つ
に分割し、使用に当って、先づ中央部の剥離紙を剥して
患部に貼付け、その後で両側の剥離紙を剥して貼付ける
ようにしたものが提案されたが、中央部を貼付けた後
で、両側に残っている剥離紙を剥そうとするとき、その
端辺はいずれも直線状になっているので簡単に把むよう
なことが難かしく、使用しずらい点が多い。
(考案の構成) 本考案は、基材の一面に薬剤を含み若しくは含まない
粘着剤層を設けてその上を剥離シートで被覆し、この剥
離シートに屈曲線状の切線と、この切線を間に挟んでそ
の両側に並行するような折線を設けて、剥離シートの剥
取り、患部等への貼付けを確実かつ容易に行えるように
しようとするものである。
粘着剤層を設けてその上を剥離シートで被覆し、この剥
離シートに屈曲線状の切線と、この切線を間に挟んでそ
の両側に並行するような折線を設けて、剥離シートの剥
取り、患部等への貼付けを確実かつ容易に行えるように
しようとするものである。
以下実施例について述べれば、プラスチックフイル
ム、布、不織布、紙その他の適宜材料で、長方形、正方
形、楕円形、円形その他の所望の形状、大きさに形成し
た基材の一面に粘着剤層を設け、その上に剥離シートを
貼付けて被覆する。図示のものは、柔軟性に富むプラス
チックフイルム製基材(1)の一面に、経皮性の薬剤を
含有する粘着剤の膏体(2)を塗布しており、この膏体
を塗布した基材よりも腰の強いシリコン等の剥離剤で表
面処理した紙製の剥離シート(3)で、上記膏体の上面
を被覆している。
ム、布、不織布、紙その他の適宜材料で、長方形、正方
形、楕円形、円形その他の所望の形状、大きさに形成し
た基材の一面に粘着剤層を設け、その上に剥離シートを
貼付けて被覆する。図示のものは、柔軟性に富むプラス
チックフイルム製基材(1)の一面に、経皮性の薬剤を
含有する粘着剤の膏体(2)を塗布しており、この膏体
を塗布した基材よりも腰の強いシリコン等の剥離剤で表
面処理した紙製の剥離シート(3)で、上記膏体の上面
を被覆している。
この剥離シートには、これを分割するような波形、山
形、鋸歯形その他の屈曲する線の形をした切線を設け、
更にこの切線を間にしてその両側にこれと並行するミシ
ン線、筋押線その他の折線を設ける。図示のものは、剥
離シート(3)を基材(1)よりもやゝ大き目にし、こ
れの中央部に波形の切線(4)を設け、その両側方にミ
シン目の折線(5)を平行に形成したものである。両線
は平行でなくても実質的に並んでいる並行状態にあれば
よい。また、この貼付剤(6)を工業的に作る場合に
は、上記切線に所々に小さな連結部を設けておくと製造
に当って都合がよいことが多い。
形、鋸歯形その他の屈曲する線の形をした切線を設け、
更にこの切線を間にしてその両側にこれと並行するミシ
ン線、筋押線その他の折線を設ける。図示のものは、剥
離シート(3)を基材(1)よりもやゝ大き目にし、こ
れの中央部に波形の切線(4)を設け、その両側方にミ
シン目の折線(5)を平行に形成したものである。両線
は平行でなくても実質的に並んでいる並行状態にあれば
よい。また、この貼付剤(6)を工業的に作る場合に
は、上記切線に所々に小さな連結部を設けておくと製造
に当って都合がよいことが多い。
これを使用する場合、例えば、剥離シート(3)を上
に向けて波形切線(4)を山折り状にすると、波形部分
が膏体から剥れて立上るので(第3図)、これを持って
剥離シートの中央区帯(7),(7)を剥すようにして
各々折線(5),(5)で折曲げると、膏体の中央部分
が露出するようになる(第4図)。そして、この剥離シ
ートの両側方を持って露出した膏体を患部に当てるよう
にして貼付け(第5図)、折返した一方の中央区帯
(7)を持ち、引張って基材から側方区帯(8)を引剥
しながら基材の側方を貼付け(第6図)、同じく他方の
中央区帯(7)をもって引張りながら側方区帯(8)を
引剥すと、皮膚等への貼付けがスムーズに行なえる(第
7図)。また、両中央区帯を持って両側方区帯を同時的
に引剥すようにして貼付けることもできる。
に向けて波形切線(4)を山折り状にすると、波形部分
が膏体から剥れて立上るので(第3図)、これを持って
剥離シートの中央区帯(7),(7)を剥すようにして
各々折線(5),(5)で折曲げると、膏体の中央部分
が露出するようになる(第4図)。そして、この剥離シ
ートの両側方を持って露出した膏体を患部に当てるよう
にして貼付け(第5図)、折返した一方の中央区帯
(7)を持ち、引張って基材から側方区帯(8)を引剥
しながら基材の側方を貼付け(第6図)、同じく他方の
中央区帯(7)をもって引張りながら側方区帯(8)を
引剥すと、皮膚等への貼付けがスムーズに行なえる(第
7図)。また、両中央区帯を持って両側方区帯を同時的
に引剥すようにして貼付けることもできる。
(考案の効果) 本考案は、上記したように剥離シートを摘み易くてそ
の引剥しが容易であり、粘着剤層を一部露出させたとき
にもこの粘着剤層同志が付着するようなこともなく、皮
膚面の患部等に的確にかつ容易に貼付けることができて
使用し易い。
の引剥しが容易であり、粘着剤層を一部露出させたとき
にもこの粘着剤層同志が付着するようなこともなく、皮
膚面の患部等に的確にかつ容易に貼付けることができて
使用し易い。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は平面図、第2図
は正面図、第3図〜第7図は使用状態の説明図である。 1:基材、2:粘着剤層 3:剥離シート、4:切線 5:折線、6:貼付剤 7:中央区帯、8:側方区帯
は正面図、第3図〜第7図は使用状態の説明図である。 1:基材、2:粘着剤層 3:剥離シート、4:切線 5:折線、6:貼付剤 7:中央区帯、8:側方区帯
Claims (1)
- 【請求項1】柔軟性を有する基材の一面に薬剤を含み若
しくは含まない粘着剤層を設け、該粘着剤層の上面を剥
離シートで被覆し、該剥離シートに剥離するときの案内
となる波形、山形その他の屈曲線状の切線と該切線を間
にしてその両側にミシン線その他の折線を並行的に形成
した貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989117975U JP2519222Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989117975U JP2519222Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 貼付剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0359327U JPH0359327U (ja) | 1991-06-11 |
JP2519222Y2 true JP2519222Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=31666171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989117975U Expired - Fee Related JP2519222Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519222Y2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000069422A1 (fr) * | 1999-05-13 | 2000-11-23 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Bande |
CN1241528C (zh) * | 2000-02-18 | 2006-02-15 | 安杰洛·多塔 | 用于粘性裹伤绷带的密封包 |
JP2002306530A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Teikoku Seiyaku Co Ltd | 外用貼付剤 |
JP4989283B2 (ja) * | 2007-04-13 | 2012-08-01 | ニチバン株式会社 | 貼付剤 |
JP5416705B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2014-02-12 | ニチバン株式会社 | 貼付材及び貼付材キット |
JP2010163367A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Nitto Denko Corp | 貼付剤および貼付製剤 |
JP5497597B2 (ja) * | 2010-09-14 | 2014-05-21 | 株式会社日立システムズ | 手荷物用タグ |
CA2999832C (en) * | 2015-09-24 | 2023-05-16 | Ethicon, Llc | Devices for wound closure |
JP6588490B2 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-10-09 | 久光製薬株式会社 | 貼付剤 |
JP7051936B2 (ja) * | 2020-05-15 | 2022-04-11 | エシコン エルエルシー | 創傷閉鎖用装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4323741A (en) * | 1980-05-27 | 1982-04-06 | Graco, Inc. | Mechanical deflection apparatus for sensing fluid pressure |
JPS58124123A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子レンジ |
JPS6410135A (en) * | 1987-07-02 | 1989-01-13 | Nippon Inter Electronics Corp | Heat flow sensor |
JPH074806Y2 (ja) * | 1988-08-11 | 1995-02-08 | 日東電工株式会社 | 粘着性ドレッシングシート |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP1989117975U patent/JP2519222Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359327U (ja) | 1991-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |