JP2002530150A - 片手で適用できる絆創膏用包装 - Google Patents

片手で適用できる絆創膏用包装

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Abstract

(57)【要約】 絆創膏のような接着面を有する製品（1）、その接着面（3）に面した放出紙（13）、ならびに包装用の上部支持体（4）および底部裏打ちシート（9）を含む、包装された製品について開示する。接着面を有する製品（1）の周囲を取り巻く上部支持体（4）の外装表面および底部裏打ちシート（9）は付着性の表面を有する（6、7および10）。粘着片、好ましくは両面粘着片（5）は、接着面を有する製品の非接着面（2）を上部支持体シート（4）に結合する。底部シート（9）と上部シート（4）が最初にはがれて、上部シート（4）および接着面を有する製品が残るように、相対的な強度の接着剤と付着剤を用いる。上部シート（4）は、患者の皮膚のような標的表面（20）に物質（1）を適用するための塗布具として用いられる。物質（1）周囲の上部シート（4）の付着表面（6、7）は標的表面（20）に接着しない。しかし、同時に、物質（1）から「出現した」上部シートがその場に接着する。次に、接着片の結合を破ることによって上部シート（4）を取り除く。これは全て、片手で簡便に行われる。包装およびマッチブックアセンブリ（17）と類似の包装の簡便なアセンブリを作製する方法も同様に含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本出願は、1998年11月24日に提出された米国特許仮出願第60/109,701号の恩典
を主張するものである。
【０００２】発明の背景 発明の分野 本発明は、絆創膏、医療用テープ等のような接着面のある製品の包装および適
用に関する。
【０００３】先行技術に関する説明 個別包装された接着面を有する製品は何十年もの間用いられている。これらの
中でおそらく最もよく知られた例は、有名なバンドエイド（登録商標）商標とし
てジョンソン＆ジョンソン社によって販売されているような絆創膏である。この
製品および他の多くの類似製品の包装は、開いて製品を取り出さなければならな
い外袋またはスリーブと共に、接着部分を暴露するために製品自身から取り除か
なければならない１つまたはそれ以上の放出物質で構成される。しかし、ユーザ
ーが絆創膏の包装を解いて適用するために両手を使えない状況では、そのような
製品を使用する際に有意な問題が生じる。例えば、指１本または手に重度の切断
を有する労働者は、絆創膏の包装を解くために両手を使わなければならないにも
かかわらず、それを適用するためにおそらく両手を使うことができないために、
標準的な絆創膏を速やかに適用することが実質的に不可能であることがわかると
思われる。同様に、自身で（もしくは他の誰かが）薬剤を注射、または血液試料
を採取する人は、絆創膏または粘着テープをガーゼに適用しながら、片手で穿刺
部分に対してガーゼパッドを保持することを間違いなく好むと考えられる。適用
の難しさは、絆創膏が厚紙または金属製の箱、または他の閉鎖容器に保存されて
いる場合にはさらに悪化し、損傷したユーザーが容器から１つを取り出そうとす
るあいだに、多数の包装された絆創膏を汚染する可能性がある。家庭および仕事
場の双方での手および指の損傷について十分に報告された発生率を考慮すると、
ユーザーが片手のみを用いて取り出し、包装を解いて、速やかに適用することが
できる絆創膏が明らかに必要である。
【０００４】 血液への暴露のリスクを伴う全ての活動の際にラテックス製の手袋の使用を強
制するOSHA要件に従う保健従事者にとっては、問題はさらに複雑である。従来の
絆創膏はラテックスに接着して離れない傾向があり、このために、手袋を着用し
た両手でそれらを適用することは難しく、片方の手でそれを行うのはなお難しい
。
【０００５】 しかし、同時に絆創膏が適用直前まで滅菌状態で維持されることは、問題を完
全に解決するために不可欠である。さらに、そのような予防措置の恩恵は、ユー
ザーが何らかの理由で絆創膏を適用する際に滅菌包帯に触れることが余儀なくさ
れる場合には無駄となる。典型的に、このようなことは、絆創膏の包装を解く直
後であるが適用前に、ユーザーが絆創膏を持ち替える際に起こる。
【０００６】 上記の問題に取り組むために多くの解決策が提出されている。ほとんどの解決
策は、連続用紙の積み重ねまたはコイル状のロールの末端から１つの滅菌絆創膏
を提示する、何らかの複雑な（そして高価な）分配装置の使用に依存している。
これらのいくつかは片手での適用という目標に達しているが、これらの解決策は
しばしば特に高価であり、しかも煩雑であった。さらに、片手での適用を行う解
決策のほとんどは、シャール（Schaar）の米国特許第4,265,234号に示されてい
るように、適用の際に製品の実質的な部分をその包装紙に固定して残す方法によ
って行われる。この接着のために、製品の接着層を包装の一部の上に戻って巻く
ことなく、製品を円柱状の表面（例えば、指に絆創膏を巻く）に適用することが
難しくなる。
【０００７】 フランク（Frank）の米国特許第5,511,689号およびカンダ（Kanda）らの日本
の実用新案登録番号第2,126,815号はそれぞれ、底部シートおよび上部シート、
絆創膏の接着表面に向かい合う放出紙、上部および底部シートに対して異なる力
を及ぼす接着層、ならびに包帯そのものを含む、接着面を有する絆創膏のための
包装を開示している。接着剤の力が最も弱ければ、底部シートが放出紙と共に取
り除かれて、絆創膏が上部シートに接着したままで絆創膏の接着面が暴露される
。絆創膏上の接着剤の力が最も強ければ、しっかり保持されているために患者の
皮膚に適用することができる。接着剤の力が中間的であれば、上部シートが絆創
膏全体の上部に固定され、絆創膏が患者の皮膚にしっかり固定された後にそこか
ら上部シートを取り除く方法が提供される。
【０００８】 フランク（Frank）の包装もカンダ（Kanda）らの包装も、商業化されていない
と考えられている。フランク（Frank）の包装、そしておそらくカンダ（Kanda）
らの包装では、フランク（Frank）の特許の図３に示すように、患者への絆創膏
の片手での適用および包装の上部シートの除去が可能であるが、相対的な接着強
度を得ることには一貫して難があり、患者への適用時に接着層が包装の上部シー
ト上に残る。上記のように様々な関係の相対的な接着強度を得ることは、絆創膏
の適用において包装を正しく作用させるために重要である。さらに、包装を保存
する場合と共に滅菌する場合には、上部シートを底部シートに接着させる必要が
あり、接着面積が絆創膏の面積より大きい必要がある。それぞれの出願において
、フランク（Frank）およびカンダ（Kanda）らは、上部シートを絆創膏に結合さ
せるのみならず、包装を密封するために上部シートを底部シートに結合させるた
めにも接着剤１つのみを利用している。本出願では、上部および底部シートは、
滅菌目的のために包装を密封するために十分堅固に互いに粘着しながら容易に引
き剥がせる必要がある。上部シートと絆創膏の上部表面との接着剤による結合が
１つのみでは、これは不可能であると考えられる。さらに、絆創膏および上部シ
ートを皮膚に押しつける際に、上部シート上の接着剤が皮膚および毛に接着して
、それらに傷をつける。続いて、包装の上部シートを取り除くと、毛が引っ張ら
れて皮膚の傷が刺激を受ける。
【０００９】 したがって、本発明の特徴は、その分離された上部層を塗布具（applicator）
として用いて、絆創膏の片手での適用を可能にする、絆創膏等を封入するために
互いに接着した分離可能な上部および底部層を含む包装を提供することである。
塗布具は、皮膚に接触するようになる如何なる接着物質も含まず、絆創膏を適用
した場合、皮膚に接着するようになる唯一の接着剤は、絆創膏そのものの上の接
着剤である。
【００１０】 本発明のもう一つの特徴は、上部層の除去を容易にするために絆創膏を皮膚に
適用する際に、上部層から底部層を除去させて絆創膏から上部層を浮き上がらせ
る、絆創膏等を封入するために互いに接着した分離可能な上部および低部層を含
む包装を提供することである。
【００１１】発明の概要 本発明は、接着面を有する製品を、製品を汚染しないように片手のみを使って
その包装から取り出して、標的領域に置くことができるように、絆創膏のような
接着面を有する製品を封入するための、より簡便で使用が容易な包装に関する。
物質の滅菌完全性を維持することは、医科用絆創膏の適用にとって特に重要であ
る。滅菌または他の製品は２つのカバーシート、すなわち互いに接着している裏
当てシートと支持体層との間に包装され、製品の一端が上部カバーシートまたは
支持体層に接着している。製品を分配するために、ユーザーは上部カバーシート
に接着したタブを引っ張る。上部カバーシートと製品が底部シートまたは裏当て
層から引き剥がされて、製品はその接着部分が暴露された状態でユーザーの手に
残る。次に、ユーザーは同じ手で、タブ上に持ち替えることなく標的表面に直接
製品を適用してもよい。上部カバーシートは、接着の１点を除いて製品から外れ
、または「出現して（pop up）」、ユーザーが上部カバーシート上に製品を巻き
込むのを防止し、上部カバーシートを製品の背部から容易に取り除けるようにす
る。
【００１２】 封入された接着面を有する製品の上記のような適用を可能にするために、封入
した包装には、製品より大きい外装底部裏当ておよび上部支持体シート、製品の
少なくとも周囲に付着剤が配置された向かい合う面が含まれる。製品の接着面に
面する非付着性の表面を有する放出層は裏当て層に接着している。小さい接着層
によって、製品の非接着面の一端が支持体シートに接着する。
【００１３】 適した「マッチブック（match book）」ディスペンサーは、保存を容易にする
ために包装された製品を固定する。
【００１４】 本発明の上記に引用した特徴、利点および目的、ならびに明らかになると考え
られる他の特徴等が達成され詳細に理解されるように、上記に簡単に要約した本
発明のより詳しい説明を、本明細書の一部を成す図面に例示するその態様を参照
して説明する。しかし、添付の図面は、本発明の好ましい態様を説明するのに過
ぎないのであって、本発明は他の等価で有効な態様を認容しうるため、その範囲
を制限するものと見なしてはならないことに留意されたい。
【００１５】好ましい態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様の説明を下記に示す。明快にするために、実際の用具の
全ての特質を本明細書において記載しているわけではない。当然のこととして、
そのような実際の如何なる態様の開発においても、開発者の特定の目標を達成す
るためには、器具によって異なる可能性があるシステム関連、およびビジネス関
連拘束の遵守のような、無数の器具特異的決定を行わなければならないと認識さ
れると思われる。その上、そのような開発努力は複雑で時間がかかる可能性があ
るが、それにもかかわらず、本開示の恩典を有する当業者にとって日常的な業務
となるであろうと認識される。
【００１６】 本発明は、テープのラベル片、治療用パッチ、絆創膏、またはデカルコマニア
のような接着面を有する製品を好ましくは片手で分配して貼付する問題に向けら
れる。詳しく述べると、本明細書に開示の発明は、そのような製品を包装する、
包装を解く、そして分配する既知の方法を改善するものであり、既知の方法の多
くが、煩雑で、複雑で、高価なディスペンサーの使用を必要とする。そのような
ディスペンサーは費用が高く、大きい空間を占有するため、それを提供すること
がたとえ有用であっても、これらの製品用のディスペンサーを提供することがで
きない場所は多い。本発明には、その差として、製品が分配される場合よりほと
んど広くない空間で（適した位置で広さが２または３インチ未満）、容易に、そ
して極めて低い費用で実施することができる実際的な態様が含まれる。実際に、
下記により詳細に説明するように、ディスペンサーを全く使用せず、そしてこの
ように消費可能で使い捨ての成分のみからなる形で本発明を実施することが可能
である。
【００１７】 図１は、本発明に従って包装された製品を示す。接着面を有する製品は、１つ
の表面に配置された第一の接着剤（3）を有する裏当てシート（1）で構成される
。典型的に、製品の裏当てシートには、図に示すように気孔が含まれる。この態
様において、製品は絆創膏である；ガーゼパッド（14）は、接着剤によって裏当
てシートに固定されている。ガーゼパッドは望ましければ生化学的活性化合物に
よって処理してもよい。例えば、ニコチンパッチとして用いる場合には、パッチ
にニコチンを適用してもよく、または飽和させてもよい。心臓病患者にはニトロ
グリセリンパッドも利用できる。しかし、製品そのものの特定の性質または機能
は、本発明の本質的な成分ではなく、そして医療用パッチから適当な印刷および
／または着色を有する装飾的なデカルコマニアに至る他の有用な製品も、同一の
ように包装して適用してもよいことは明らかである。また、図１および他の図面
は、一般的に長方形の製品を示しているが、本発明の基礎となる原理は一般的で
あり、本明細書に記載の技術を用いて、ほぼ如何なる大きさの製品または形状を
包装して、適用してもよいことも明らかであると思われる。さらに、裏当てシー
トは製品によって実施される作業にとって適当な如何なる物質で構成されてもよ
い。紙、プラスチック、布、金属ホイル、または上記の層状の組合せのような物
質は、テープおよび絆創膏の適用において周知であるが、本明細書に開示の技術
はまた、あまり柔軟でない製品においても有効となると考えられる。
【００１８】 接着面を有する製品を、製品の接着面と少なくとも同じ大きさの外装領域を有
する放出層（13）に一時的に適用する。放出層（13）は、接着剤または付着剤（
13b）のいずれかによって底部カバーシートの中心領域（11）または裏当て層に
堅固に結合している。この放出層はまた、カバーシートそのものの全てまたは一
部に適用されたコーティングから成ってもよく、または好ましくは最終製品の製
造の際の何らかの時点でカバーシートに取り付けられる適した物質（13、13a、1
3b）の個々の小片を含んでもよい。放出層としてうまく作用する一つの物質は、
製品に面する側をシリコン（13a）でコーティングした紙である。放出層として
用いられる適当な付着剤を有する紙片は、オハイオ州のエムテックオブメディナ
社（Emtech of Medina）から入手可能である。
【００１９】 底部カバーシートは、接着面を有する製品（1）より長いおよび／または広い
。この過剰な長さおよび／または広さが、製品の境界となるカバーシート上で辺
縁領域（10）を形成する。製品を滅菌状態に維持することが必要または望ましい
場合、このように、上部カバーシート支持体層（4）の全ての端部（6、7）を底
部カバーシートの端部（10）に密封することによって、製品の周囲を取り囲む放
出可能な空気遮断シールを提供することが可能である。底部カバーシートのさら
なる過剰な長さの一端を、製品を適用する際に固定される底部カバーシートを保
持するために用いてもよいつなぎ止めまたはタブ領域（12）として、または（下
記により詳細に説明するように、そして図６に示すように）留め具がその密封区
画を妨害することなく包装された製品を互いに積み重ねて維持することができる
位置として提供してもよい。
【００２０】 製品は、製品の塗布具としても機能する上部カバーまたは支持体シート（4）
によって上から覆われる。上部カバーシートは、紙またはプラスチックのような
如何なる都合のよい包装物質で構成してもよい。特に、上部カバーシートは、そ
のような正確性が重要である場合、製品の正確な留置を容易にするために、透明
または半透明の物質で構成してもよい。これは、例えば、製品が切り傷または切
開部に適用すべき絆創膏または外科用テープである場合、または郵便受けの文字
または数字のデカルコマニアのような、一般的な表面上の密接に配置されて適用
されるものの一つである場合には、有用となる可能性がある。
【００２１】 上部カバーシートは、底部カバーシートと同様に、上部カバーシートを底部カ
バーシートに製品周囲で密封するために、末端領域（6）または側端領域（7）（
またはその両者）を提供するために、製品より長くおよび／または広い。製品周
囲を滅菌閉鎖する必要が特にない場合、上部および底部カバーシートの端部領域
の全てを提供する必要はない。例えば、双方のカバーシートの側端領域をなくし
て、包装をその両端で第一の接着剤（3）、第二の接着剤（5）、および第二の接
着剤から最も遠い末端領域（6）で形成される密封によって互いに保持すること
ができる。同様に、タブ（8）から最も遠い末端領域をなくすことも可能で、こ
の場合、包装は側端領域（7）での結合によって保持される。
【００２２】 上部および底部カバーシートは好ましくは、同じ物質でコーティングされたも
う一つの表面のみに接着するが、裏当てシートのような無処理の表面には接着し
ない非接着性結合物質（「付着剤」）によってそれぞれを処理することによって
互いに固定する。このような選択をすれば、これによって、接着面を有する製品
が上部カバーシートに接着する懸念がなく、上部および底部カバーシートの完全
な内表面が付着剤でコーティングされることから、包装された製品の組立が容易
となる。このように、層（15）は、シート（4）の底部に配置され、層（16）は
シート（9）の上部に配置される、接着的結合物質を用いて同じ目的を達する場
合には、カバーシートの端部のみに沿って接着剤を正確に適用する必要があると
考えられる。接着剤の適用が多すぎると、製品を上部カバーシートに強く接着さ
せすぎ、使用量が少なすぎると、閉鎖に間隙が起こる傾向があって、これは包装
を滅菌応用に不適とする。それに対して適した付着結合を有する紙および個別の
付着剤物質は、インディアナ州、プリマスにあるボナルコ社（Bonarko）から入
手できる。適した付着物質は、A.T.O.フィンドレー社（A.T.O. Findley）から入
手可能で、コールドシールとして知られている。
【００２３】 底部カバーシートのつなぎ止め領域（12）に最も近い製品の縦長方向の端部（
2）（すなわち、製品の最も長い方向の端部）は、第二の接着剤成分（5）の細い
小片によって上部カバーシートに解放可能に結合している。つなぎ止め領域また
はタブ（12）は、２つの付着表面が互いに面して接着するように、シートの伸長
した端部（9）を自身の上に折り畳むことによって形成される。この接着剤成分
は、上部および底部カバーシートが分離した場合に製品が上部カバーシート（4
）に接着するように、そして同様に、製品が標的表面に輸送されて固定されると
、上部カバーシートが製品から容易に離されるように選択される。この選択性を
得る一つの方法は、粘着性が異なる２つの接着剤（5a）および（5b）で互いの面
をコーティングしたセロハンのような裏当て物質の小片を用いることである。両
面裏当て材（5）上の接着剤物質（5a）および（5b）は、好ましくは接着面を有
する製品（1）上の接着剤物質（3）とほぼ同じ強さである。好ましくは、テープ
または層（5）の面積は患者の受け手表面または他の標的表面上に留置される製
品（1）の接着面の面積と比較して小さいために、結合はさらに少し強くなりう
る。上部支持体シートを接着面を有する製品から取り除いた後、出現した、また
は製品に接着していない末端を持って、真っ直ぐ上ではなくて縦長方向に引っ張
る。このように層（5a）は、製品（1）の接着剤が受け手表面から引き離される
ことなく製品（1）を放出する。
【００２４】 ２つの接着剤（5a）および（5b）は、より強い接着剤が上部カバーシートに面
して、上部カバーシートが取り外された後、第二の接着剤成分が裏当てシートに
接着するよりはそれと共に取り除かれるように選択することができる。言い換え
れば、接着層（5a）は好ましくは接着層（5b）より強い。適当な接着層を有する
そのようなテープの発売元は、テネシー州ナッシュビルにあるテープス＆テック
ソリューションズ社（Tapes & Tech Solutions）である。成分（5）の面積は製
品の面積に対して比較的小さく図示しているが、これはかなり大きくともよい。
または、成分（5）は、図において成分（5）に関して記述した裏当て物質によっ
て占有されている面積に直接適用された糊または他の接着剤となりうる。
【００２５】 引っ張りタブ（8）は、上部シートが第二の接着剤（5）によって結合している
製品の同じ端部で、そしてつなぎ止め領域（12）が底部カバーシートから伸長す
る場所で、既に記載した末端領域（6）を超えて上部シートの一部を伸長させる
ことによって形成される。タブは、製品の下または上に折り畳まれ、つなぎ止め
領域またはタブ（12）が静止して固定されながら、タブを引っ張ることによって
上部カバーシートが底部カバーシートから剥離してもよいように、つなぎ止め領
域から離れる。タブを形成するシートの外装部分は、付着剤によって配置されて
いるため、２つの部分は互いに密封する。タブ（8）、第二の接着剤（5）および
つなぎ止め領域（12）は、製品を上部カバーシートに結合させたままで、底部カ
バーシートの放出層（13）から製品をはがすこの剥離作用のために製品の同じ末
端に全て存在しなければならない。しかし、つなぎ止め領域が少なくとも、第二
の接着剤（5）を超えて端部の隣の側端の部分に結合する限り、末端（6）の代わ
りに側端（7）を結合させたつなぎ止め領域を配置することも可能である。特に
、その長さに沿ってよりはむしろロールの幅に対して製品のタブを引っ張ること
によって、製品が分配されるように、コイルの側面で上部カバーシートのタブと
共に多くの製品をコイル状のロールに組み立てることができる。
【００２６】 図１は、説明目的のために拡大して誇張しているが、図１は、上部および底部
カバーシートが互いに密封される直前の、接着面を有する製品とその包装の縦長
方向の横断面を説明することは明らかであると思われる。包装を作製するにあた
って、第二の接着剤から離れて面する上部カバーシートの面に第二の放出表面を
提供することが可能である。当然のこととして、これは接着層（5）と結合する
ために何らかの親和性を有すると考えられる。この改変によって、それぞれの製
品の底部カバーシートが積み重ね部分においてそのすぐ下の製品のための上部カ
バーシート／塗布具として作用する、単一の中間カバーシートによって分離され
た製品の積み重ねを構築することが可能となると考えられる。
【００２７】 図３は、カバーシートを互いに密封した直後のその幅に沿った同じ製品の部分
的断面図を示す。
【００２８】 図４は、製品を適用する際の第一段階を示す。タブ（8）を底部カバーシート
およびつなぎ止め領域（12）から引っ張ることによって、ユーザーは同時に製品
をその包装から解いて、その接着面（3）を標的表面に適用するために暴露する
。第二の接着剤または層（5）は、この操作の際に上部カバーシートに製品の一
端を固定する。
【００２９】 図５では、製品を標的表面（20）に輸送する。先に述べたように、上部カバー
シート（4）を少量の接着剤物質（5）のみによって製品の縦長方向の末端（2）
の上部表面で製品に結合させる。このように、カバーシートは製品がその接着剤
（3）によって標的表面に固定された後、製品から容易に剥がしてもよい。さら
に、製品を適用する動作は、上部カバーシートを「自己放出」または「出現」さ
せる傾向がある、すなわち上方に丸く巻いて製品から離れ、上部カバーシートの
取り外しがさらに容易となる。この自己放出作用は、このメカニズムによって、
カバーシートを剥がすことが極めて難しくなる、上部カバーシートの上にユーザ
ーが製品を再度包装することが防止されることから、製品を小さい円柱状の表面
（指に包帯を巻くまたはワイヤもしくはパイプにラベルを付ける場合）に適用す
る場合には特に重要である。本発明は、ユーザーが製品を適用するあいだ上部カ
バーシート上で持ち替える必要はないと認識される。これは、適用が複雑となる
ように製品が折り畳まれてそれ自身に接着する可能性を減少させる傾向がある。
さらに、持ち替えないで製品を適用できることから、ユーザーは、操作の際に上
部カバーシートのタブをつかむために手術用クランプ、ニードルノーズプライヤ
等を用いることによって、通常の手の届く範囲を超えて製品を固定することがで
きる。絆創膏および他の医療用製品の場合、滅菌表面の汚染の有意な機会も同様
になくなる。最後に、本発明では、ユーザーが裏当てシート上の接着剤に触れる
必要がない。これによって適用が容易となり、例えば、ユーザーがラテックスま
たは他のゴム製手袋を着用していても、製品を分配および適用することが可能と
なる。
【００３０】 図６は、簡便なディスペンサーを形成するように組み立てられた包装された製
品の積み重ねを示す。この図において、製品はそれぞれの底部カバーシート（9
）のつなぎ止め領域（12）を通じて単にホチキスで止めているが、これらの領域
の表面もしくは端部に接着剤を適用する、またはバインダークリップによって製
品を単に機械的に留めるといったような、つなぎ止め領域でいくつかの製品を共
に固定する他の多くの既知の方法を用いてもよく、これらも本開示の範囲に含ま
れる。取り付け穴（18）を加えることによって、分配場所での紡錘状、爪、フッ
クまたは他の突起からアセンブリを吊すことも可能となる。このように、アセン
ブリを吊す場合、それぞれの製品の底部カバーシートのつなぎ止め領域は吊す装
置によってその場に固定されるため、製品の真の片手での配布および適用が可能
となる。本発明のこの態様は、絆創膏の必要性が頻繁で、静注用スタンドが容易
に入手できる病院では特に有用となる可能性があるが、類似のアセンブリは、適
用のために容易に入手できるいくつかの接着面を有する製品を有することが望ま
しい如何なる場所において用いてもよいことは明らかであると思われる。同様に
、この態様は、分配するアセンブリが製品自身、その消費可能または使い捨ての
包装物質、および１つまたはそれ以上の安価な留め具のみからなるため、永続的
なディスペンサーの必要が実際上なくなることは明らかとなるはずである。
【００３１】 しかし、製品の破壊または汚染を防止するために、そしてアセンブリをポケッ
トに入れて簡便に持ち運ぶために、図７および８に示すような折り畳まれた再度
閉鎖可能なカバー（17）を提供することが望ましいかも知れない。カバーを加え
ることによって、カバーの裏に両面の接着剤を適用、または製品を共に留める場
合には、つり下げ用の輪もしくは類似の装置をアセンブリの末端に取り付ける、
といったような、アセンブリを分配場所に配置するさらなる選択肢が得られる。
【００３２】 本発明の包装された接着面を有する製品を製造する工程は２組の段階で進行す
る。操作の第一段階は、包装された製品（上部および底部カバー片、放出層もし
くはライナー、第一の接着剤を備えた裏当てシート、第二の接着剤、ならびに選
択的にパッド）５または６個のそれぞれを最終製品に組み立てるために準備する
。これらの段階は、同時または連続的に、如何なる順序で行ってもよい。上部お
よび底部カバーシートは、上記のような付着物質によってそれぞれの片面をコー
ティングすることによってアセンブリのために調製される。製品そのものの裏当
て物質の片面を接着剤でコーティングする場合、取り扱いを容易にするために、
最終製品の一部ではない一時的な放出紙を裏に当てる。この裏当て物質はまた、
この時点で気孔を開けてもよい。放出ライナーはまず、片面をシリコンでコーテ
ィングして、その後もう片面を接着剤または付着剤によってコーティングする。
これらの成分の４つ全て、そして適用する場合はパッドは典型的に、工程が必要
とするよりはるかに広い連続的なロールで提供され、したがって、組み立ての前
に適当な幅に切断しなければならない。切断後、付着物質が自身に接触するよう
に端部を自身の上に折り畳むことによって、非付着タブをそれぞれのカバーシー
トの一端に形成する。第二の接着剤は、２つの接着剤層を上記のような基質の反
対側に適用することによって行われる。
【００３３】 操作の第二の組は、調製した成分を最終包装製品に組み立てる。工程は、連続
的な製造機械によって行うことが最善であるが、完了した製品の機能が変化しな
ければ適当な出発物質からバッチ毎に行ってもよい。裏当てシートをその一時的
放出紙から剥離して、パッド物質を第一の接着剤に載せる。放出ライナーのシリ
コンコーティング表面をパッドの上の第一の接着剤に適用すると、接着剤コーテ
ィングまたは付着剤コーティング面が暴露される。第二の接着剤を裏当てシート
の裏の正確な位置に適用して（すなわち、第一の接着剤で処理していない側）、
第二の接着剤が適用される位置が製品の末端となるように、完全なアセンブリを
所望の形状およびサイズの製品が得られるように打ち抜く。最後に、上部および
底部カバーシートを圧力で適用する。この操作は、製品周囲の付着物質の密封を
形成し、放出ライナーを底部カバーシートに結合させ、上部カバーシートを裏当
てシートの末端で第二の接着剤に固定する。得られたアセンブリは、個別包装に
分離してもよく、または後にそのような分離ができるように穴を開けてもよい、
包装製品の連続シートを含む。
【００３４】 製造工程の順序における無数の軽微な変更は、得られた製品の性質または機能
に影響を及ぼさなければ行ってもよいが、第二の接着剤が底部カバーシート上の
裏当てシートを超えない最終製品の適当な機能性が不可欠である。
【００３５】 上記の本発明には、多くの変更または改変を行ってもよく、それらも添付の特
許請求の範囲の精神または範囲内であることは、当業者に明らかであると思われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 上部および底部カバーシートまたは層を互いに密封する直前の製
品の縦長方向に沿った、組み立て製品の拡大断面図を示す。
【図２】 本発明の包装された接着面を有する製品の拡大図を示す。
【図３】 上部および底部カバーシートを互いに密封した後の製品の横幅方
向に沿った、組み立て製品の断面図を示す。
【図４】 上部または支持体シートのタブを引っ張ることによって、底部ま
たは裏当てシートから製品を取り出す方法を示す。
【図５】 自己放出または出現特徴を示す標的表面への製品の適用を示す。
【図６】 マッチブック様ディスペンサーに本発明の製品のいくつかを組み
立てたものを示す。
【図７】 粉砕防止のための保護カバーを取り付けた類似のアセンブリを示
す。
【図８】 製品を分配するために保護カバーが開いた状態の、図７と同じア
センブリを示す。
【図９】 図７および８と同じアセンブリの側面図を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成１３年６月２８日（２００１．６．２８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ 【要約の続き】 と類似の包装の簡便なアセンブリを作製する方法も同様 に含まれる。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 底部裏当てシートおよび放出層が共に取り除かれると、接着
    面を有する製品の底部表面が受け手表面に適用するために暴露されて、その後上
    部支持体シートが該接着面を有する製品から除かれる、以下を備える、片手で適
    用するための包装された製品： 上部および底部表面と、該底部表面の少なくとも一部に配置された接着剤とを
    有する、接着面を有する製品、 該接着面を有する製品より大きい上部表面と、該上部表面上に配置された付着
    剤とを有する底部裏当てシート、 該接着面を有する製品と少なくとも同じ大きさの上部および底部表面、該上部
    表面上に配置された非付着物質、ならびに放出層を該底部裏当てシートに接着さ
    せるために該底部表面上に配置された接着剤または付着剤、を有する放出層、 該接着面を有する製品より大きい底部表面と、該底部表面上に配置された付着
    剤とを有する上部支持体シート、および 該接着面を有する製品の該上部表面の一端の一部、および該上部支持体シート
    の該底部表面の一部、を結合するための接着層、 該放出層より大きい該底部裏当てシートの一部に接着することによって、該接
    着面を有する製品を封入する該上部支持体シートの該底部表面。
  2. 【請求項２】 底部裏当てシートがつなぎ止めるためのタブを含み、一方、
    上部支持体シートと接着面を有する製品とが該底部裏当てシートと放出層とから
    取り除かれる、請求項１記載の包装された製品。
  3. 【請求項３】 タブが、底部表面上に配置された付着剤の一部が自身に接着
    するよう下に折り畳まれた上部支持体シートの伸長部によって形成される、請求
    項１記載の包装された製品。
  4. 【請求項４】 上部支持体シートが、受け手表面上に適用後、接着面を有す
    る層から取り除くためのタブを含む、請求項１記載の包装された製品。
  5. 【請求項５】 タブが、その上部表面上に配置された付着剤の一部が自身に
    接着するよう上に折り畳まれた底部裏当てシートの伸長によって形成される、請
    求項１記載の包装された製品。
  6. 【請求項６】 接着面を有する製品が、絆創膏の裏当てとその一部に接着剤
    によって結合した滅菌パッドとを有する絆創膏である、請求項１記載の包装され
    た製品。
  7. 【請求項７】 滅菌パッドに適用された生化学的活性化合物をさらに含む、
    請求項１記載の包装された製品。
  8. 【請求項８】 接着面を有する製品の上面に印刷または着色が含まれる、請
    求項１記載の包装された製品。
  9. 【請求項９】 の放出層が、底部裏当てシートの上部表面上に配置された付
    着剤の一部を周囲に暴露するように、該底部裏当てシートに接着している、請求
    項１記載の包装された製品。
  10. 【請求項１０】 放出層の上部表面に配置された非付着性の物質がシリコン
    である、請求項１記載の包装された製品。
  11. 【請求項１１】 接着層が、上部および底部表面ならびに該上部表面および
    該底部表面の双方に配置された接着剤を有する両面テープである、請求項１記載
    の包装された製品。
  12. 【請求項１２】 上部シートの底部表面との接着層の接着力が、該接着層と
    接着面を有する製品の上部表面との接着力より強い、請求項11記載の包装された
    製品。
  13. 【請求項１３】 接着層と上部支持体シートとの接着力が、接着面を有する
    製品と放出層との接着力より強い、請求項１記載の包装された製品。
  14. 【請求項１４】 底部裏当てシートが、つなぎ止める領域をさらに含む、請
    求項１記載の包装された製品。
  15. 【請求項１５】 つなぎ止める領域が、接着面を有する製品を封入する少な
    くとも１つのさらに包装された製品を含む、請求項13記載の包装された製品。
  16. 【請求項１６】 上部カバーシートの少なくとも一部が透明である、請求項
    １記載の包装された製品。
  17. 【請求項１７】 上部カバーシートの少なくとも一部が半透明である、請求
    項１記載の包装された製品。
  18. 【請求項１８】 以下を備える、請求項１記載の包装された接着面を有する
    製品を分配するための装置： 該包装された接着面を有する複数の製品：および 留め具が上部カバーシートまたはタブを固定しない、該底部カバーシートのつ
    なぎ止める部分を共に固定する留め具。
  19. 【請求項１９】 留め具が再度閉鎖可能なカバーを底部カバーシートに固定
    する、包装された製品を少なくとも部分的に封入する再度閉鎖可能なカバーをさ
    らに含む、請求項18記載の装置。
  20. 【請求項２０】 装置を表面に固定する留め具をさらに含む、請求項18記載
    の装置。
  21. 【請求項２１】 底部カバーシートのそれぞれが留め具から剥離可能である
    、請求項18記載の装置。
  22. 【請求項２２】 以下の段階を含む、請求項１記載の包装された接着面を有
    する製品の片手での適用方法： （a）該接着面を有する製品の一部が上部支持体シートに接着したままであるよ
    うに、底部裏当てシートを該上部支持体シートから剥がす段階； （b）該上部支持体シートの付着剤を配置された底部表面が、受け手表面に接触
    しているが接着していない、該接着面を有する製品の接着剤を配置された底部表
    面をそれに接着させることによって、標的となる受け手表面に該接着面を有する
    製品の該上部支持体シートを適用する段階；および （c）該上部支持体シートを該接着面を有する製品から剥がす段階。
  23. 【請求項２３】 該上部支持体シートが、適用の際に該接着面を有する製品
    から丸くなって離れる、請求項22記載の方法。
  24. 【請求項２４】 以下の段階を含む、片手での適用に適合させた、包装され
    た接着面を有する製品を製造する方法： （a）放出紙のシートの第一の面をシリコンでコーティングする段階； （b）放出紙の該シートの第二の面を付着物質の第一の層によってコーティング
    する段階； （c）その底面に配置された第一の接着剤を有する裏当てシートを含む、接着面
    を有する製品を適用する段階； （d）該放出紙の該第一の面を該裏当てシートの底面と一致させる段階； （e）縦長方向のその末端に隣接する該接着面を有する製品の上面の一部に第二
    の接着剤物質を適用して、該製品と解放可能な結合を形成する段階； （f）該上部支持体シートの底面に付着物質の第二の層を適用する段階； （g）該上部支持体シートを該接着面を有する製品の上に重ねて、該第二の接着
    物質と解放可能な結合を形成する段階； （h）底部裏当てシートの上面に該付着物質の第三の層を適用する段階； （i）該付着物質の該第一および第三の層を接触させることによって、該底面の
    裏当てシートの該上面に放出紙の該シートの該第二の面を固定する段階；および
    （j）該上部カバーシートを該底部カバーシートに解放可能に固定する段階。
  25. 【請求項２５】 請求項24記載の方法によって製造される包装された接着面
    を有する製品。
  26. 【請求項２６】 製品を放出シートに合わせる前に接着面を有する製品上に
    パッドを装着する段階をさらに含む、請求項24記載の方法。
  27. 【請求項２７】 第二の接着物質と上部支持体シートの底面との結合が、第
    二の接着物質と接着面を有する製品との結合より強い、請求項24記載の方法。
  28. 【請求項２８】 接着面を有する製品が絆創膏を含む、請求項24記載の方法
    。
  29. 【請求項２９】 接着面を有する製品が、第一の接着剤の上に装着されたパ
    ッドをさらに含む、請求項24記載の方法。
  30. 【請求項３０】 パッドが生化学的活性物質を含む、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項３１】 パッド上に生化学的活性物質を配置する段階をさらに含む
    、請求項29記載の方法。
  32. 【請求項３２】 パッド内に生化学的活性物質を配置する段階をさらに含む
    、請求項29記載の方法。
  33. 【請求項３３】 生化学活性物質がニコチンである、請求項32記載の方法。
  34. 【請求項３４】 生化学活性物質がニトログリセリンである、請求項32記載
    の方法。
  35. 【請求項３５】 以下を備える、接着面を裏当てされた製品を分配および適
    用するための装置： 第一および第二の面、その幅と少なくとも等しい長さ、および縦長方向の末端
    を有する裏当てシート、ならびに該裏当てシートの該第二の面に配置された第一
    の接着剤をそれぞれが含む、接着面を有する複数の製品； 該裏当てシートと同じ長さおよび幅を少なくとも有する中心領域、該中心領域
    の長さを超えて伸びる末端領域、ならびに該中心領域の幅を超えて伸びる側端領
    域の第一の組を含む、表面を有する底部カバーシート； 第三の面が該第一の接着剤によって該裏当てシートの一つの該第二の面に解放
    可能に固定されており、第四の面が該底部カバーシートの表面の該中心領域に固
    定されている、該裏当てシートと少なくとも同じ長さで少なくとも同じ幅を有し
    、第三および第四の面を有する第一の放出層； 中間カバーシートの第六の面が、第二の接着物質によって該縦長方向の端部で
    該裏当てシートの該一つの該第一の面の一部に解放可能に結合しており、第五の
    面が、該裏当てシートと少なくとも同じ長さで少なくとも同じ幅の中心領域、該
    裏当てシートの該一つの幅を超えて伸びる側端領域の第二の組、および該縦長方
    向の端部と反対の点で該裏当てシートの該一つの長さを超えて伸びる末端領域を
    有する、該裏当てシートより長く、幅が広く、且つ第五および第六の面を有する
    少なくとも一つの中間カバーシート；ならびに 第七の面が該第一の接着剤によって該裏当てシートのもう一つの該第二の面に
    解放可能に固定されており、第八の面が該中間カバーシートの第五の面の該中心
    領域に固定されている、該裏当てシートと少なくとも同じ長さで少なくとも同じ
    幅を有し、該第七および第八の面を有する第二の放出層。
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