JPH08510185A - 自己接着性ラミネート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 傷ドレッシング（Ｄ）として使用することができるラミネートであって、片面に皮膚の接着剤の層（１２）を有し、その接着層を使用前にカバーシート（１４）で密封している簿い透明フイルムを有するラミネートである。患者に貼り付ける間、フイルム（１０）は安定に保持され且つ皮膚接着用フイルム（１２）より小さい接着力を持つ背面シート（１６）を有することで取り扱いが容易である。カバーシート（１４）と背面シート（１６）はドレッシング（Ｄ）の１端に接着されたヒンジ帯（１８）で結合されている。ドレッシング（Ｄ）を貼るためにはカバーシート（１４）を剥し、フイルム（１０）を患者に付着する。フイルム（１０）が患者に付着している間、カバーシート（１４）はヒンジ（１８）によって吊り下げられたままになっている。次いで、カバーシート（１４）が引張られるとヒンジ（１８）でカバーシート（１４）に結合されている背面シート（１６）が除去される。本発明は簡単に貼り付け可能で汚染のない敏感な傷用無菌ドレッシングフイルムを提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 自己接着性ラミネート 本発明はラミネートに関するものであり、特に、限定はしないが、傷のまわり の体の表面に自己接着するドレッシングに関するものである。 最近、ポリウレタンフイルムを基材とした傷ドレッシング用ラミネートが使用 されるようになってきた。フイルムは制菌剤として作用するかまたは傷の回復を 促進するアルギネートまたはシルバーソルトのような物質のキャリヤーとして作 用するかまたはそれ等を含むことができる。 この性質を有するフイルムドレッシングは２つの点でかなりの利点をもってい る。第１に、フイルムドレッシングは容易に透明に生成することができるのでド レッシングを剥がすことなく傷の状態を調べることができる。第２に、フイルム ドレッシングは微細孔構造に生成することができるので、細菌がドレッシングに 侵入するのを防ぐ、一方、水蒸気のドレッシング外への排出および空気のドレッ シング内への参入を可能にする。上記の如き性質はしみ出る火傷のような傷を扱 う場合に有益である。しかし、現在使用されているフイルムドレッシングは貼る ことが困難であると言う不利な点を有している。フイルムドレッシングは一般に 患者の皮膚に貼るための接着層を有し、その接着層は最初、剥離紙で被覆されて いる。一度、剥離紙が接着層から剥がされるとフイルムは敏感になり取り扱いが 困難になる。貼るときに引張りが少ないと皺がより、また、フイルムを引き伸す と本来の障壁性が破壊される。このため現在使用されている大部分のフイルムド レッシングはドレッシングの貼り付け後、除去されなければならない硬い縁また は枠を外表面に有している。しかし、縁または枠を具備することによりフイルム ドレッシングは不必要に複雑になり、廃棄物およびコスト高 を生じることになる。 本発明の第１の特徴は、接着前面を有するキャリヤーシートと、上記接着面を 被覆し、前面の接着性を実質的に減少することなしに前面から除去できる物質か ら成る上記カバーシートと、上記キャリヤーシートの背面に分離可能に貼りつけ られた背面シートと、上記キャリヤーシートの周端に隣接する上記背面シートと 上記カバーシートを結合させるために上記キャリヤーシートの周端に取付けられ た可撓性ヒンジから成るラミネートを提供することにある。 ラミネートが傷用ドレッシングの場合は、キャリヤーシートは水蒸気と空気に 対しては透過性であるが、微生物と病原体に対しては不透過性の高分子フイルム 材から形成されているのが好ましい。上記高分子フイルム材はポリウレタンが最 も好ましい。 カバーシートは好ましくは実質的に上記ヒンジ部材に平行で且つそれから離れ たところに切り線を入れ、最初にキャリヤーシートからカバーシートを剥がすの に容易に剥とることができるようにする。上記切り線はヒンジがあるカバーシー トの端と反対の端に隣接してあるのが好ましい。 必要ならば、背面シートは別の接着剤でキャリヤーシートに付けられることが できるし、またキャリヤーシートの物質と背面シートの物質間の接着によりキャ リヤーシートに付けることもできる。 背面シートはカバーシートとキャリヤーシートとの前面の間の接着力、または ラミネートが傷用ドレッシングの場合はキャリヤーシートとドレッシングの貼り つけられる体の組織、例えば人体の皮膚との間の接着力より小さい接着力でキャ リヤーシートの背面に貼り付けられるのが好ましい。 ヒンジはラミネートを作る工程で背面シートとカバーシートに固着された別の 部材で初めから構成されている。ヒンジ部材は可撓性テープで形成され、ポリプ ロピレンテープが適当で、圧力に敏感な自己接着性テープが 好ましい。 キャリヤーシート、カバーシートおよび背面シートはすべて実質的に透明であ ることが好ましい。ラミネートがドレッシングの場合は傷の上にラミネートを正 確に見ながら傷に一致させることができる。 前面は好ましくは接着材を有し、この接着材は薬剤、例えば、アルギネート、 または他の吸収材、制菌性銀化合物、または他の抗生性、防腐性、抗菌性物質を 含有することができる。 本発明の第２の特徴は、接着前面を有するキャリヤーシートと、上記前面の接 着面に付けたれたカバーシートと、上記キャリヤーシートの背面に剥ぎとり可能 に貼り付けられた背面シートを提供し、背面シートとカバーシートの一端に沿っ てキャリヤーシートの該端のまわりに突出するように可撓性ヒンジを貼り付ける ことから成るラミネートを製造する方法を提供することにある。 切り線は上記ヒンジから離れた上記カバーシートの端に沿って、その近辺に形 成されるのが好ましい。 ヒンジはポリプロピレンのテープで好ましくは自己接着性のテープによって形 成される。 本発明の実施例は添付図面で下記の例のみによって説明される。 第１図は本発明を実施する傷用ドレッシングのドレッシング使用前のラミネー トの断面を示す図である。第２図は第１図のドレッシングの正面を縮尺で示す図 である。第３図は第１図と同様の図で、使用のために貼る直前のドレッシングを 示す図である。第４図は本発明の第２の実施例の分解された図である。 第１図にラミネートが透明、透過性ポリウレタンフイルム状キャリヤーシート から構成されたドレッシングＤの形状を示す。フイルム１０の前面（第１図では 下面）は人体の皮膚の使用に適した接着材から成る接着層で 被覆されている。この実施例では、接着材は圧力に敏感な溶剤ベースのアクリル 化合物（プレッシヤーセンシテーブ ソルベントベースド アクリルコンパウン ド）である。層１２の接着材とポリウレタンフイルム１０は両方共制菌性銀化合 物、例えば銀オルトホスヘイト（シルバー オルトホスヘイト）を含有した可溶 性ガラス（ソリュウブル ガラス）の混合物から成っている。層１２はカバーシ ート１４で被覆され、カバーシート１４は接着層１２により所定位置に保持され た透明高分子シートである。カバーシート１４の右端は（第１図に見られる通り ）保持用タブ１４ａが外面に取付けられており、シート１４にはタブ１４ａの直 ぐ内側に先端自由の突出フラップ１５ａの付いた引張用タブ１５が取り付けられ ている。フイルム１０の背面は（第１図では上面）背面シート１６で被覆されて おり、その背面シート１６はフイルム１０と層１２の間の接着力よりも小さい接 着力でフイルム１０へ接着されている。背面シート１６とフイルム１０の背面間 の接着力が比較的に低いので、フイルム１０の前面からカバーシート１４を剥し 、ドレッシングを患者の皮膚に貼って、背面シートを剥がしたときに背面シート １６はフイルム１０から分離される。一方、層１２の接着剤の接着力が背面シー トより比較的に高いことからフイルム１０は患者の体の組織に付着されたままに なっている。背面シート１６は透明高分子フイルムから形成されるが、シリコン 紙のような他の物質も代わりに背面シートに使用することができる。 上記の如くカバーシート１４、フイルム１０および背面シート１６のラミネー トは、例えば、ボオウオター ｐｌｃ．のレクスアム部門（ｔｈｅ Ｒｅｘｈａ ｍ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｏｆ Ｂｏｗａｔｅｒ ｐｌｃ．）で製作された帯状の ものを使用することができる。 ドレッシングＤの片端（第１図では左端）はフイルム１０、接着層１２および カバーシート１４を経て取り除かれる。しかし背面シート１６は元 の幅で残っている。ドレッシングＤのこの部分的に分離した端に背面シート１６ の外面とカバーシートの外面の両方に固着した屈曲帯状のヒンジ部材が付いてい る。帯１８は好ましくは圧力に敏感な自己接着性ポリプロピレンテープから生成 されるのが適切である。 切り線２０はドレッシングＤのヒンジ部材１８と反対側の端に近接して平行に 取付けられ、カバーシート１４を貫いて保持タブ１４ａと引張りタブ１５の間に 形成されている（引張りタブ突出フラップ１５ａは避けている）。溝２１の線は 切り線２０が形成されると同一のドレッシングＤの面（より下方）から切り線２ ０の下にドレッシングＤを完全に貫いている。ヒンジ部材１８、切り線２０、お よびタブ１４ａおよび１５の相対的位置は第２図に示される。第１図および第３ 図に示された各層の相対的厚みは必ずしも縮尺通りではないことに注意されたい 。 ドレッシングＤは使用する場合に密閉された袋（図示されてない）に入れられ て無菌状で提供される。ドレッシングを使用するときはその場所で袋を開け、ド レッシングＤを袋から取り出し、保持タグ１４ａをつかんで切り線２０のまわり で折り曲る。この切り線２０によってタブ１５の下にカバーシート１４の本体に 隣接した端が生じる。使用者は突出フラップ１５ａをつかみ、反対側のタブ１４ ａを把持しながら接着層１２からカバーシート１４を剥ぎとる。カバーシート１ ４はヒンジ部材１８に付着したままになっているので第３図に示される如き形状 で１８０°広げることができる。 次いで、ドレッシングＤは傷または他の貼り付け場所に貼り付けられ、傷のま わりの人体の組織の所定場所におしつけられる。この動作の間、背面シート１６ は寸法的に安定し且つ容易に取り扱える状態でフイルム１０に保持されているの で、ドレッシングはフイルム１０を引延ばしたり、皺を生じることなしで傷また は他の貼り付け場所のまわりの人体の組織に付 着させることができる。 その後、カバーシート１４に付着されたフラッパー１５ａを右側に引張ること によりヒンジ部材１８は背面シート１６の付いたままでフイルム１０から除去さ れる。保持タブ１４ａの下のドレッシングＤの右端部はドレッシングＤの本体が 患者に貼り付けられた後、溝２１にそって引裂かれてフイルム１０から除去され る。フイルム１０のかぶさった端はその後、患者の体の組織上で平にされる。フ イルム１０はドレッシングＤが縦横の２方向に曲がり易いのでその下の人体組織 の表面に十分なじむことができる。フイルム１０からカバーシート１４をはぎと る行為により、使用者の手は患者の組織に貼られたドレッシングＤの表面から自 動的に除去されるので、汚染を生じる可能性のある接触は防ぐことができる。切 り線２１に沿って引裂いて右端部を除去する代わりに、ドレッシングＤの本体が 患者に貼りつけられた後、ドレッシングＤのこの端をハサミで切取ることもでき る。 ドレッシングＤは容易に製造することができる。ポリウレタンフイルムに接着 層と剥離層を積層することによつてフイルムドレッシング材をまとめて作ること は知られている。本発明のドレッシングはこのような素材を個々のドレッシング に必要な幅に切断し、自己接着性ポリプロピレンテープを折り曲げ、そのテープ をドレッシングの一端に圧着してヒンジを形成し、切り線を入れ（例えば、回転 ナイフによる）、個々のドレッシングを形成するため適切な正規の間隔で生成帯 を幅方向に切断することによって製作される。 素材フイルムドレッシング材の実例としては下記の積層帯から構成される。 ｓＰＥＴ１／ＰＵＦ／ＰＳＡ／ｓＰＥＴ２ ここで、 ｓＰＥＴ１およびｓＰＥＴ２は異なるシリコンリニヤリゼイションを 有するシリコン化ポリエチレンテレフタレイト、 ＰＵＦはポリウレタンフイルム、 ＰＳＡは圧力感応接着材、 を示す。 ＰＵＦ（ポリウレタンフイルム）にはシルバーリリースイング生成物が制菌 剤として浸透されている。 格子模様（図示されてない）が傷の大きさを調べるために背面シート１６に印 刷されている。フイルム１０を貼り付けた後、背面シートを除去する前に傷の外 形を背面シート上で調べることができる。傷の面積は実質的に格子の外形から計 算することができる。この格子の外形はまたポリウレタンフイルム１０の介在に より傷から隔離され、傷への接触による汚染がないので記録として保存するのに 適当である。 ドレッシングの使用のための取扱説明はタブ１４ａおよび１５上に印刷するこ とができ、同様に広告や他のメッセイジも印刷することができる。 アルギネートまたは他の吸収材の島（アイランド）を傷の回復助材としてドレ ッシングＤの中心に前もって入れておくことができる。 本発明は傷用ドレッシング以外に皮膚透過性薬剤供給体（トランスデルマル メデカメント デリバリ システム）、例えば、ニコチン供給体（ニコチン サ プライ パッチ）として、または電子工業において非医療用途に利用されること もできる。 本発明の上記実施例は次の如き多数の利点を有する高級なドレッシングを提供 する。 ・ドレッシングは貼り付けるとき引伸しが不要である。 ・ドレッシングは貼り付けるとき皺を生じない。 ・ドレッシングは貼り付けるとき使用者による接触がないので汚染の問題が減 少する。 ・廃棄材料の量が減少する。 ・ドレッシングは縦横の２方向に曲り易いので平でない表面にもよくなじむ。 ・片手での貼り付けが可能である。 ・製造が簡単で広範囲の大きさを容易に作ることができる。例えば、切り線の 深さを一度、設定すれば正確に同じ性能を繰り返し提供することができる。 ・ドレッシングの全体が透明なので使用者は正確に貼り付ける場所を見ること ができる。 第４図は本発明によるラミネートの別の形式を示す。全般の構成は第１図のラ ミネートと類似であるが溝２１、引張り用ノブ１５および突出フラッパー１５ａ がない。更に背面シート１６の左端、フイルム１０、接着層１２およびカバーシ ート１４がヒンジ１８の近辺で隣接している。 変形態様は添付請求範囲で定義された本発明の範囲から外れることなしで、上 記実施例に対応して形成することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９５年４月１０日 【補正内容】 場合に有益である。しかし、現在使用されているフイルムドレッシングは貼るこ とが困難であると言う不利な点を有している。フイルムドレッシングは一般に患 者の皮膚に貼るための接着層を有し、その接着層は最初、剥離紙で被覆されてい る。一度、剥離紙が接着層から剥がされるとフイルムは敏感になり取り扱いが困 難になる。貼るときに引張りが少ないと皺がより、また、フイルムを引き伸すと 本来の障壁性が破壊される。このため現在使用されている大部分のフイルムドレ ッシングはドレッシングの貼り付け後、除去されなければならない硬い縁または 枠を外表面に有している。しかし、縁または枠を具備することによりフイルムド レッシングは不必要に複雑になり、廃棄物およびコスト高を生じることになる。 本発明の第１の特徴は、接着前面を有する可撓性キャリヤーシートと、上記接 着面を被覆し、前面の接着性を実質的に減少することなしに前面から除去できる 物質から成る上記カバーシートと、上記キャリヤーシートの背面に分離可能に貼 りつけられた背面シートと、上記キャリヤーシートの周端に隣接する上記背面シ ートと上記カバーシートを結合させ、且つキャリヤーシートの該端のまわりに突 出するように上記キャリヤーシートの周端に取付けられた屈曲帯状の可撓性ヒン ジから成るラミネートを提供することにある。 ラミネートが傷用ドレッシングの場合は、キャリヤーシートは水蒸気と空気に 対しては透過性であるが、微生物と病原体に対しては不透過性の高分子フイルム 材から形成されているのが好ましい。上記高分子フイルム材はポリウレタンが最 も好ましい。 （補正後） （原文２頁） 請求の範囲 １．接着前面を有する可撓性キャリヤーシートと、 上記接着前面を被覆し、実質的に前面の接着性を減少することなしに前面か ら除去することができる物質から成るカバーシートと、 上記キャリヤーシートの背面に分離可能に貼り付けられた背面シートと、 上記キャリヤーシートの周端の近くの上記背面シートと上記カバーシートを 結合させ、且つキャリヤーシートの該端のまわりに突出するようにその周端に沿 つて設けられた屈曲帯状の可撓性ヒンジから成るラミネート。 ２．請求項１に請求されたラミネートにおいて、上記カバーシートが切り線で切 り込まれたラミネート。 ３．請求項２に請求されたラミネートにおいて、上記切り線が実質的に上記ヒン ジ部材から離れて且つ平行であるラミネート。 ４．請求項３に請求されたラミネートにおいて、上記切り線が上記ヒンジの設け られている上記カバーシートの端と反対の上記カバーシートの端の近くに設けら れているラミネート。 ５．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記背面シートがキ ャリヤーシートとカバーシートの間の接着力より小さい接着力で上記キャリヤー シートの背面に貼り付けられたラミネート。 ６．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記背面シートが人 体の皮膚とキャリヤーシートの前面の間の接着力より小さい接着力でキャリヤー シートの背面に貼り付けられたラミネート。 （補正後） （原文11頁）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．接着前面を有するキャリヤーシートと、 上記接着前面を被覆し、実質的に前面の接着性を減少することなしに前面か ら除去することができる物質から成るカバーシートと、 上記キャリヤーシートの背面に分離可能に貼り付けられた背面シートと、 上記キャリヤーシートの周端の近くの上記背面シートと上記カバーシートを 結合させるためにその周端に沿つて設けられた可撓性ヒンジから成るラミネート 。 ２．請求項１に請求されたラミネートにおいて、上記カバーシートが切り線で切 り込まれたラミネート。 ３．請求項２に請求されたラミネートにおいて、上記切り線が実質的に上記ヒン ジ部材から離れて且つ平行であるラミネート。 ４．請求項３に請求されたラミネートにおいて、上記切り線が上記ヒンジの設け られている上記カバーシートの端と反対の上記カバーシートの端の近くに設けら れているラミネート。 ５．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記背面シートがキ ャリヤーシートとカバーシートの間の接着力より小さい接着力で上記キャリヤー シートの背面に貼り付けられたラミネート。 ６．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記背面シートが人 体の皮膚とキャリヤーシートの前面の間の接着力より小さい接着力でキャリヤー シートの背面に貼り付けられたラミネート。 ７．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記ヒンジが最初に 別の部材で構成され、その部材が上記背面シートと上記カバーシートに固着され ているラミネート。 ８．請求項７に請求されたラミネートにおいて、上記ヒンジ部材が可撓性テープ で形成されたラミネート。 ９．上記請求項の何れかに請求されたラミネートにおいて、上記キャリヤーシー ト、上記カバーシートおよび上記背面シートがすべて実質的に透明であるラミネ ート。 10．接着前面を有するキャリヤーシートと、上記前面上のカバーシートと、上記 キャリヤーシートの背面に分離可能に貼り付られた背面シートを提供し、背面シ ートとカバーシートの一端に沿ってキャリヤーシートの該端のまわりに突出する ように可撓性ヒンジを貼り付けることから成るラミネートの製造方法。