JP2004515315A - アプリケーション装置 - Google Patents
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Abstract
アプリケーター基材、間に挟まれているパッチ、及び剥離基材を備えるアプリケーション装置。アプリケーション基材及び剥離基材は、ユーザーがアプリケーター基材のタブを把持し、剥離基材のタブを把持すると共に、最初に把持したタブを離すことなくパッチを目標表面に貼ることを可能にする把持可能タブを有する。
Description
【0001】
(相互参照)
本出願は、米国特許法119条(e)35章により、2000年12月12日に出願された仮出願第60/255,045号からの優先事項を請求する。
【0002】
(技術分野)
本発明は接着パッチを貼るためのアプリケーション装置に関する。
【0003】
(発明の背景)
接着パッチ用の多くのアプリケーション装置が説明されてきた一方で、様々な問題がそれらの使用に付随している。例えば、米国特許第4,913,138号、第5,106,629号、第5,397,297号、第5,511,689号、第5,656,282号、第5,685,833号、第5,891,078号、第6,129,929号、及びPCT国際公開特許WO98/17216を参照されたい。これらの装置の多くの使用は、例えば接着パッチの適用では、パッチのカール、又は目標表面に固定され得る前にそれ自体への接着を生じる。多くのアプリケーション装置に伴う他の問題は、適用中にユーザーがパッチの表面への接触を余儀なくされることである。パッチが無菌であることが意図されるか、又は接着性の表面を含む時、これは特に問題である。そのような接触は、パッチを汚染するか、又はパッチの接着性を低減させる。
【0004】
当該技術分野では、伝えられるところによると、ユーザーがパッチの表面に接触しなければならない事象を最小限にする片手パッチアプリケーション装置がある。しかし、これらの装置の多くは、剥離部材と重なり合うアプリケーション部材にタブを有する。そのようなデザインは、ユーザーがタブを把持して、アプリケーション部材を剥離部材から引き離すのを困難にする。更に他の片手パッチアプリケーション装置は、ユーザーが一箇所でアプリケーション部材を把持してアプリケーション部材を剥離部材から剥がし、その後、パッチを目標表面に貼るために他の位置でアプリケーション部材を把持することを必要とする。更に他の装置は、アプリケーション部材全体に亘って配置された接着剤を有し、そのため活性物質、染料などがパッチから接着剤の中に拡散し、パッチの有効性を低減させる。更に他の装置は、片手装置として利用され機能し得る限られた数の接着剤を有する。更に他の装置は、組み立て中の製造許容範囲が限られたものである。
【0005】
先の理由から、パッチがそれ自体をカールすることなく、ユーザーによってパッチが不必要に接触されることなく、パッチを目標表面に貼り、最初に把持したアプリケーション部材をユーザーが離すことなく、アプリケーション部材上に配置された接着剤の中へのパッチの活性物質の最小の拡散で、多種多様の実施可能な接着剤と物質により、また強化した製造許容度で、パッチを含有するアプリケーション部材からユーザーが剥離部材を容易に剥がし、次に、目標表面にパッチを貼って、それによって目標表面につけられたパッチを有するアプリケーション部材を剥がすのを可能にするパッチアプリケーション装置が、継続して必要とされている。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、アプリケーター基材、剥離基材、及びそれらの間に挟まれ、目標表面に貼るのに適切なパッチを備えるアプリケーション装置を提供する。アプリケーター基材は実質的に平面であり、外側に伸びる把持可能タブを備える。アプリケーター基材は、接着領域を備える接着手段を有する内側表面を有する。パッチは実質的に平面であり、第一表面と第二表面を有する。アプリケーター基材の接着領域は、パッチの第一表面を剥離可能に貼り付け、それによって第一引き剥がし結合を構成し、それによってアプリケーター基材/パッチの結合体(以後、「結合体」と呼ぶ)を形成する。結合体は上部表面を有する。パッチの第二表面は接着手段を備える。剥離基材は実質的に平面であり、外側に伸びる把持可能タブを備えると共に、内側表面を備える。剥離基材の内側表面は、結合体の上部表面に剥離可能に貼り付けられ、それによって第二引き剥がし結合を構成する。更に、剥離可能に貼り付けられた剥離基材のタブは、結合体から横方向にずれている。第一引き剥がし結合の強度は第二引き剥がし結合の強度より大きいので、ユーザーが剥離基材を結合体から分離するのを可能にする。剥離基材を剥がして、結合体の上部表面を目標表面に貼ると、パッチの第二表面と目標表面との間に接着結合が形成される。接着結合の強度は第一引き剥がし結合の強度より大きいので、パッチを目標表面に貼った後でアプリケーター基材をパッチから剥がすのが可能となる。
【0007】
(発明の詳細な説明)
本明細書では、本発明を特に指摘し且つ明確に請求する請求項を記載するが、本発明は、添付図面と連係してなされる以下の説明から一層理解されると考えられる。本発明の実施形態について詳細に参照が行われ、その例が添付図面で説明されるが、全ての図において同じ数字は同一のエレメントを示し、同一の最後の二桁(例:20と120)又はアルファベットの添字(例:22Aと22B)を持つエレメントは、同一のエレメントを示している。
【0008】
図1と図2は、本発明の第一実施形態を説明している。図1は分解図であり、図2は平面図である。本発明の薄層アプリケーション装置20は、実質的に平面のアプリケーター基材32、間に挟まれている実質的に平面のパッチ44、及び実質的に平面の剥離基材24を備える。アプリケーター基材32は、そこから外側に伸びる把持可能タブ36を備える。アプリケーター基材32はまた、内側表面48を備える。アプリケーター基材32の内側表面48は、アプリケーター基材32の内側表面48に結合、コーティング、形成、積層、そうでなければ貼られて接着領域40を備える接着手段を備える。図1と図2に示される接着領域40は内側表面48の約40%に広がるが、アプリケーター基材32のタブ36まで広がることはない。好ましくは、接着領域は、約1%〜約95%、より好ましくは、約20%〜約60%広がっている。
【0009】
更に図1と図2を参照すると、装置20は、アプリケーター基材32と剥離基材24との間に挟まれる実質的に平面のパッチ44を更に備える。パッチ44は、第一表面56と第二表面60を備える。接着領域40は部分的にパッチ44の下にあり、パッチ44をアプリケーター基材32の内側表面36に剥離可能に接着する。接着領域40はまた、剥離基材24を剥離可能に接着する。パッチ44の第一表面56は、接着手段(接着領域40を有する)によりアプリケーター基材32の内側表面48に剥離可能に貼り付けられ、第一引き剥がし結合を構成し、それによりアプリケーター基材/パッチの結合体95(以後、「結合体」と呼ぶ)を形成する。本明細書で使用する時、「引き剥がし結合」とは、結合力によって測定される、互いに接着する二つの表面の間で形成される結合を意味する。本明細書で使用する時、「結合力」とは、二つの表面を互いから剥がすのに必要な力の量を意味し、それによって結合の強度を測定する。従って、第一引き剥がし結合の強度が第二引き剥がし結合の強度より大きい場合、第一結合を構成する表面を剥がすために、第二引き剥がし結合を構成する表面と比較して、より大きい結合力が必要である。
【0010】
図2に示すように、パッチ44の第一表面56を接着する接着領域40は、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を有する接着接触領域を備える。好ましくは、剥離可能に貼り付けられたパッチ44は、アプリケーター基材32のタブ36と重なり合わない。結合体95は上部表面(図示せず)を備える。
図1に示すように、パッチ44の第二表面60は、パッチ44の第二表面60と同様に結合、コーティング、形成、積層、そうでなければ貼られる接着手段(図示せず)を備える。パッチ44の第二表面60の接着手段は、パッチ44の第二表面60と連続的であるのが好ましい。パッチ44の第二表面60の接着手段は、結合体95の上部表面上で露出している。図1に示されないが、ユーザーが結合体95の上部表面を目標表面に貼る時、パッチ44の第二表面60の接着手段は、パッチ44を目標表面に貼り付けて、それによって接着結合を構成する。接着結合の強度は結合力によって測定される。
【0011】
図1と図2を参照すると、装置20は、そこから外側に伸びる把持可能タブ28を備える剥離基材24を備える。剥離基材24は、結合体95の上部表面に剥離可能に貼り付けられる内側表面68を備え、それによって第二引き剥がし結合を構成する。パッチ44の第二表面60の接着手段、又はアプリケーター基材32の内側表面48の接着手段、又はそれらの組み合わせは、剥離基材24を結合体95に剥離可能に接着する。好ましくは、剥離基材24が結合体95に剥離可能に貼り付けられる時、間に挟まれているパッチ44はアプリケーター基材32と剥離基材24との間に閉じ込められ、それによってパッチ44用の閉じた容器を構成する。
【0012】
図1と図2を参照すると、装置20として組み立てられる時、剥離基材24の外側に伸びるタブ28は結合体95から横方向にずれて、ユーザーが把持するのを容易にする。本明細書で使用する時、「横方向にずれる」とは、剥離可能に貼り付けられた剥離基材が、アプリケーター基材32のタブ36を備える結合体95から少なくとも部分的に横方向にずれることを意味する。一実施形態では、剥離基材24のタブ28は結合体95から完全に横方向にずれている。示されるように、剥離基材24及びアプリケーター基材32の把持可能タブ36と28は、互いから横方向にずれ、互いに結合されない。各々のタブ36と28は、ユーザーが指でそれらを分離しなくても各々のタブ36と28を同時に把持し得るように配置されている。示されるように、両方のタブ36と28は、把持が自由である。
【0013】
装置20の使用を容易にするために、アプリケーター基材32と剥離基材24のタブ36、28は同じにしてもよく、色、プリント、ラベル、異なるタブの形状/寸法、素材の透明性/不透明性、又はそれらのいかなる組み合わせをも含む様々な手段によって識別されることができる。装置20は、装置20の適用方法を詳述する使用説明が添付されてもよい。
【0014】
第一引き剥がし結合の強度を決定する重要な要素が、接着領域40、より具体的には接着接触領域のパターンであることを出願人は確認した。図1と図2を参照すると、接着接触領域は、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を有する。パッチ44は、アプリケーター基材32に剥離可能に貼り付けられて結合体95を形成する時、周辺側縁部45を備える。本明細書で使用する時、「周辺側縁部」とは、パッチ44の最も外側の周囲の境界の側縁部を意味する。周辺側縁部45は、前縁部46、後縁部47、及び固定しない縁部48を有する。剥離基材24が結合体95に剥離可能に貼り付けられる時、前縁部46は剥離基材28のタブの近くにある。ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時、剥離基材24のタブ28は、剥離基材24の引き剥がし方向を指示する。本明細書で使用する時、「引き剥がし方向」とは、一つの積層体が他の積層体から引き剥がされる時に取る進路を意味する。結合体95のパッチ44の前縁部46は、ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時の、パッチ44の最初の露出表面である。後縁部47は、剥離基材24のタブ28から遠くにある。ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がし続ける時、後縁部47はパッチ44の最後の露出表面である。
【0015】
剥離基材24が結合体95から剥がされる時、前縁部接触領域41は、パッチの前縁部46をアプリケーター基材32の内側表面48に付着させる。従って、パッチの前縁部46は、接着接触領域によって付着され、ユーザーが剥離基材24を結合体から剥がす時最初に露出する、パッチ44の周辺縁部45の一部分である。前縁部46は、前縁部接触領域41と連続している必要はない(本発明の第一実施形態に示される)。好ましくは、前縁部46は、パッチ44の全周辺側縁部45の約1%〜約45%、より好ましくは約10%〜約30%から成る。
【0016】
同様に、剥離基材24が結合体95から剥がされる時、後縁部接触領域42は、後縁部47をアプリケーター基材32の内側表面48に付着させる。前縁部47は、後縁部接触領域42と連続している必要はない(本発明の第一実施形態に示される)。好ましくは、後縁部47は、パッチ44の全周辺側縁部45の好ましくは約1%〜約50%、より好ましくは約10%〜約35%から成る。本発明の第一実施形態では、パッチの前縁部46は、パッチの後縁部47の対角にある。同様に、本発明の第一実施形態では、前縁部接触領域41は、後縁部接触領域42の対角にある。
【0017】
固定しない縁部48は、パッチ44の周辺側縁部45の接着接触領域によって付着されない部分である。好ましくは、固定しない縁部は、パッチ44の全周辺側縁部45の約5%〜約95%、より好ましくは約40%〜約80%から成る。
前縁部46と後縁部47を付着させることにより、接着接触領域は、パッチ44自身にカールすることなく、またユーザーが不必要にパッチ44に接触することなく、パッチ44が目標表面に貼られるのを容易にする。好ましくは、前縁部接触領域46は、0.1cm2〜4000cm2の面積、より好ましくは0.4cm2〜2cm2の面積を備える。好ましくは、後縁部接触領域42は、1cm2〜4500cm2の面積、より好ましくは0.4cm2〜2.5cm2の面積を備える。
【0018】
図3は、剥離基材(図3に示さず)を剥がした後の本発明の第二実施形態の結合体195の平面図である。結合体195は、アプリケーター基材132に剥離可能に貼り付けられるパッチ144を備え、アプリケーター基材132は、そこから外側に伸びる把持可能タブ136を備える。アプリケーター基材132は、アプリケーター基材に結合されて接着領域140を備える接着手段を備える。パッチは、アプリケーター基材132の接着領域140に剥離可能に貼り付けられる。パッチ144を接着する接着領域140は、各々曲線の「帆立貝形状」型である前縁部接触領域141と後縁部接触領域142を有する接着接触領域を備える。次に、パッチ144は、前縁部146、後縁部147、及び固定しない縁部148を有する周辺側縁部145を備える。図3には示されないが、剥離基材が結合体195に剥離可能に貼り付けられる時、前縁部146は剥離基材のタブの近くにある。
【0019】
図1を参照すると、ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時、パッチ44がアプリケーター基材32に剥離可能に貼り付けられたままであるように、第一引き剥がし結合の強度は第二引き剥がし結合の強度より大きい。更に、ユーザーが結合体95の上部表面を目標表面に貼る時、パッチ44が目標表面に貼り付いて結合体95から剥離させるように、接着結合の強度は第一引き剥がし結合の強度より大きい。この目的のために、本発明は、三つの結合間に強化した結合強度比を提供して装置の性能を向上させ、実施可能な接着剤のタイプのより広い範囲を提供し、実施可能なパッチの寸法のより広い範囲を提供し、デザイン変更へのより大きい許容度を提供すると共に、使用される全接着剤を低減させる。言い換えると、より少ない接着剤を使用すれば、製造コストを節約でき、パッチ44からアプリケーター基材32の内側表面48の接着剤まで拡散し得る活性物質の量を減少させるだけでなく、内側表面48の接着剤からパッチ44までの抽出物の量を減少させる。
【0020】
図1と図2を参照すると、出願人はまた、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42が、本発明の第一実施形態により説明されるような正弦波方法でパターン化される場合、製造変化に対するより大きい許容度が示されることを確認した。本明細書で使用する時、「製造変化」とは、接着領域40上へのパッチ44の配置などの、本発明の装置を大量生産する多くの工程中に発生する変化を意味するが、それに限定されない。例えば、パッチ44は、多くの接着領域40のパターンに対して、製造中に接着領域40に正確に貼られなければならない。前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を正弦波方法でパターン化することにより、製造中にパッチ44が許容度を増してアプリケーター基材32に貼られ得ることを出願人は確認した。例えば、パッチの面積と比較する時、122%のパッチ配置面積を示す装置の実施形態を出願人は確認した。より具体的には、先の実施形態において、タブの面積を含まないアプリケーター基材の内側表面は32.5cm2であり、パッチの第一表面は18cm2であり、パッチ配置面積は22cm2である。
【0021】
図2を参照すると、接着接触領域の正弦波パターンはいくつかの曲線を有してもよい。更に、これらの曲線は互いに対称的である必要はない。
更に図2を参照すると、第一引き剥がし結合の理論上の引き剥がし力(ニュートン)が、最大接触幅(cm)を当業界で容認される接着剤の接着引き剥がし力係数(ニュートン/cm)で掛けることによって予側できることを出願人は確認した。本明細書で使用する時、「最大接触幅」とは、前縁部接触領域41又は後縁部接触領域42内における引き剥がし方向に垂直な最大線状寸法を意味する。実際の引き剥がし力は、圧縮/引張り試験機(インストロン(Instron))、又は摩擦/引き剥がし試験機(スイング・アルバート(Thwing Albert))によって測定することができる。
【0022】
図4は、本明細書のアプリケーション装置を製造するのに適切な方法の略図である。この変形フローチャートは、合流して組み合わさり最終アプリケーション装置製品を形成する、二つの経路を概ね表している。製造者は最初に、剥離基材ウェブとパッチウェブとが重なり合うウェブを組み合わせてストックロールにする(製造者はワトソン・ラボラトリーズ社(Watson Laboratories,Inc.)、ユタ州ソルトレイクシティー(Salt Lake City)であるが、これに限定されない)。製造者はまた、アプリケーター基材ウェブと所望のパターンに切断された接着ウェブと接着ウェブ剥離ライナーとが重なり合うウェブを最初に組み合わせて、ストックロールにする(製造者はマリオン社(Marion,Inc.)、インディアナ州インディアナポリス(Indianapolis)であるが、これに限定されない)。変形フローチャートの第一経路は、ストック剥離基材ウェブとパッチウェブを巻かれていない状態にする(74)ことから始まる。巻かれていない状態にする方法は、ロール状であるこれらのストック素材を連続する平たいシートに変えることから成る。変形フローチャートの第二経路は、ストックアプリケーター基材ウェブ、接着ウェブ、及び接着ウェブ剥離ライナーを巻かれていない状態にする(76)ことから始まる。第一経路と同様に、第二経路の巻かれていない状態にする方法は、ロール状であるこれらのストック素材を連続する平たいシートに変える一方で、接着ウェブ剥離ライナーが剥がされて巻き戻される(82)ことから成る。第一経路に戻って、組み合わされた剥離基材ウェブとパッチウェブは、「キスカット」される(78)、すなわち、剥離ライナーウェブを切断することなくパッチフィルムを切断する。付随して、不用パッチフィルムが巻き戻し(80)のために剥がされる。第一経路と第二経路の両方における次の工程では、剥離基材ウェブとアプリケーション基材ウェブの各々のタブは、いかなる素材も剥がす又は取り除くことなく各ウェブのタブ部分を切り離す(84)(86)ために打ち抜かれる。第一経路と第二経路は、アプリケーター基材ウェブと剥離基材ウェブが登録済みのやり方で組み合わせられる一体化工程(88)で合流する。次の打ち抜き−最終工程(90)は、組み合わされたウェブを所望の完成した形状に打ち抜くと共に、それらがコンベヤー上を動く時に完成したアプリケーション装置の空間を適切に開ける。最終打ち抜き工程はまた、不用材料の除去も行う。この目的のために、最終巻き戻し工程(92)はこの不用材料を巻き戻す。最終アプリケーション装置に関して、撤去システム(94)は、コンベヤーから外れて入ってくる個々のアプリケーション装置を受け入れると共に、完成した製品が包装される収集ユニットにそれらを配置する(96)。任意の包装工程が図示されていないが、製造者の希望により含まれてもよい。
【0023】
本発明の装置は、ユーザーの困惑を最小化すると共に、使用の容易さを促進する。他の多くの装置は、ユーザーが、アプリケーション部材を剥離部材から剥がすために、アプリケーション部材をある位置で把持し、その後パッチを目標表面に貼るために、アプリケーション部材を別の位置で把持することを必要とする。対照的に、図1と図2を参照すると、本発明のユーザーは、アプリケーター基材32のタブ36を把持すると、装置20を使用する全過程にわたってタブ36を把持し続けて、パッチ44を目標表面に送る。ある実施形態では、パッチ44を目標表面に送るために、ユーザーは、装置20を使用する全過程にわたって、アプリケーター基材32のタブ36と剥離基材24のタブ28の両方を把持し続ける。他の実施形態では、ユーザーは、装置20を使用する全過程にわたって、アプリケーター基材32のタブ36を把持し続け、結合体95を目標表面に貼った後でありアプリケーター基材32を剥がす前に、もう一方の手で結合体の外側面の上(図示せず)を押圧し、それによってパッチ44を目標表面に貼り付ける。
【0024】
結合強度(以後、結合力とする)に影響を及ぼす他の要素には、接着剤の量とタイプ、使用される素材のタイプとその可撓性、各積層体の寸法と厚さ、及び装置を構成する時に積層体を組み合わせるために使用される力の量が挙げられるが、これらに限定されない。
いずれかの接着手段としての使用に適切な接着剤が、最も広い意味で意図される。接着材の非制限的な例としては、フックとループのクロージャ、樹脂接着剤、ラテックス、ホットメルト、熱可塑性接着剤、アクリル製品、ビニルアセテート類、天然ゴム及び合成ゴム、天然ガム及び合成ガム、ポリシロキサン類、ポリアクリレート類、エチレン/ビニルアセテートコポリマー類、ポリビニルピロリドン類、ビニルピロリドンコポリマー類及び特にビニルピロリドン/ビニルアセテート類、スチレンブロックコポリマー類、天然又は合成多糖類、セルロース物質、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0025】
一実施形態では、接着手段は、パッチがアプリケーター基材から剥がされる時、実質的に全ての第一接着手段がアプリケーター基材上に残るようにアプリケーター基材の第一表面に結合される低触感接着剤である。低触感接着剤の非制限的な例は、ナショナル・スターチ・アクリル(National Starch Acryklic)接着剤#9296を含む。
他の実施形態では、接着手段は、高粘着側面がアプリケーター基材の内側表面に結合される両面高粘着/低粘着接着テープである。高粘着/低粘着接着剤の非限定的な例には、「9415」と「9416」の製品銘柄で3Mから販売されるものが含まれる。更に他の実施形態では、接着手段は、高粘着側面がアプリケーター基材の内側表面に結合される両面高粘着/中粘着接着テープである。両面高粘着/中粘着接着テープの非制限的な例には、「9425」の製品銘柄で3Mから入手可能なものが含まれる。更に他の実施形態では、接着手段は、パッチの第二表面に結合される低触感アクリル接着剤である。
【0026】
アプリケーター基材、パッチ、及び剥離基材としての使用に適切な素材が、それらの最も広い意味で意図される。非限定的な例には、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデン、ポリアミド、ビニルアセテート樹脂、エチレン/ビニルアセテートコポリマー類、エチレン/エチルアクリレートコポリマー類、金属蒸気蒸着フィルム又はそれらのシート、ゴムシート又はフィルム、発泡合成樹脂シート又はフィルム、不織布、布帛、メリヤス、箔、及び紙が挙げられる。これらの素材は、アプリケーター基材、パッチ、及び剥離基材を形成するために、積層体として又は共押出しとして、単独で又は組み合わせて使用できる。剥離ライナーはまた、シリコン、テフロン(商標)、又は、ポリエステル、ポリビニル樹脂、ポリエチレン、若しくはセルロースアセテートなどの熱可塑性物質のようなコーティング素材でコーティングされてもよい。例としてのみ、異なる素材、製造方法、及び仕様が、ジョセフ・F・ハンロン(Hanlon,Joseph F.)の「包装工学ハンドブック」(Handbook of Package Engineering)(テクノミック・パブリッシング社(Technomic Publishing Co.)、1992年)に記載されるが、これを参考として本明細書に組み込む。
【0027】
一実施形態では、アプリケーター基材はポリエステルフィルムである。他の実施形態では、パッチはポリエチレンフィルムである。更に他の実施形態では、剥離基材はシリコン処理をしたポリエステルである。
可撓性は引き剥がし結合に影響を及ぼす。また、素材のタイプとその厚さは、可撓性を決定する。好ましくは、アプリケーター基材は、0.002cm〜0.1cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.02cmの厚さを有する。好ましくは、パッチは、0.002cm〜0.05cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.013cmの厚さを有する。好ましくは、剥離基材は、0.002cm〜0.1cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.013cmの厚さを有する。一実施形態では、剥離基材はアプリケーション基材よりも可撓性である。可撓性は、圧縮/引張り試験機(インストロン(Instron))によって測定することができる。
【0028】
装置の各積層体の寸法は変化してもよい。好ましくは、アプリケーター基材は、1cm2〜5000cm2の面積、より好ましくは25cm2〜40cm2の面積を有する。好ましくは、接着領域は、0.5cm2〜4800cm2の面積、より好ましくは5cm2〜20cm2の面積を有する。好ましくは、パッチは、0.5cm2〜4800cm2の面積、より好ましくは5cm2〜28cm2の面積を有する。好ましくは、剥離基材は、1cm2〜5000cm2の面積、より好ましくは25cm2〜40cm2の面積を有する。
【0029】
本装置20を組み立てる時に積層体を組み合わせるために使用される力の量は、引き剥がし力に影響を及ぼす。好ましくは、一体化力は、約1KPa〜175KPaであり、より好ましくは約5KPa〜約40KPaである。
本発明のパッチは、多くの目的のために目標表面に貼ることができる。例えば、ラテックスを含むパッチが、パンクしたタイヤを直すために穴に貼られてもよい。パッチは、穴を密閉し、空気が逃げるのを防ぐ。出血を止めるため又は回復を促進するために、ガーゼを含む無菌パッチが皮膚の傷に貼られてもよい。ステッカーを貼るために、画像を有するパッチが表面に貼られてもよい。片面又は両面テープが、アプリケーション基材を使用して表面に貼られてもよい。画像、模様、又は空白を含む広い面積のパッチが、アプリケーション基材を使用して「シェルフペーパー」のように貼られてもよい。過酸化物を含むパッチが、ホワイトニング用ストリップとして歯に貼られてもよい。他のいくつかの例には、補強、摩滅からの保護、保護的なパッディング、又はクッションを備えた吸収材が必要な目標表面にパッチを貼ることが挙げられる。
【0030】
他の例では、パッチは、化粧又は医療の目的用に皮膚に貼られる。そのような例では、パッチは、剥離可能な化粧品又は医療成分を含む。以下「活性物質」と呼ばれるそのような成分は、水溶性、油溶性、又は水と油の両方に可溶性であり得る。抗菌剤、発赤性物質、鎮痛剤、ホルモン、抗脂漏剤、抗乾癬剤、角質溶解剤などが、そのような成分に含まれる。そのような活性物質は、局所に貼り付けられる時に有用であることが既知であるような多種多様の物質から選択できる。そのような活性物質のリストについて、米国薬局方を参照することができる。活性物質の安全且つ有効な量が考察される。活性物質の「安全且つ有効な量」とは、本発明の方法で使用される時、過度の有害な副作用(毒性、炎症、又はアレルギー反応)がなく、妥当な利益/危険の割合で相応した、化粧品又は医療成分として有効な量である。
【0031】
パッチが薬剤のような活性物質を供給することを意図する時、パッチは、皮膚又は粘膜を通して薬剤を供給することを促進することが既知である薬剤も含んでもよい。これらの薬品は、皮膚浸透助剤、反応促進剤、補助剤、及び吸着促進剤と呼ばれてきたが、本明細書ではまとめて「エンハンサー」と呼ばれる。
エンハンサーに加えて、当業者に入手可能な、製薬上許容できる様々な添加剤及び賦形剤も組み込まれてもよい。これらの添加剤には、脂肪族及び芳香族の炭化水素のような粘着剤、レシチンのような結合剤、燻蒸シリカのような粘弾性剤、並びに希釈液、安定剤、充填剤、粘土、緩衝剤、殺生物剤、保湿剤、抗炎症剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤などが含まれる。
【0032】
(実施例)
実施例1
本発明のアプリケーション装置は、図1と図2に説明されるように、積層体を次のように組み合わせることにより作製される。
第一に、アプリケーター基材は、厚さ0.127mmの「タイプDマイラー」の製品銘柄でマリオン社(Marion,Inc.)から購入されるポリエステルフィルムのシートから打ち抜かれる。アプリケーター基材は、6cmの全幅と6.5cmの全長を有する(タブを含む)と共に、33cm2の全面積を有し、そのうちタブは3cm2の面積を有する。
【0033】
第二に、アプリケーター基材の内側表面の接着手段は、高粘着側がアプリケーター基材の内側表面に結合される、3Mコンバーターマーケッツ(3M Converter Markets)から「9596」の製品銘柄で購入される両面テープ高粘着/低粘着接着剤である。その後、前接触領域と後縁部接触領域が図2に説明されるような正弦波パターンになるように、接着領域はキスカットされる。接着領域は13cm2である。前縁部接触領域は0.7cm2であり、後縁部接触領域は0.8cm2である。
【0034】
第三に、パッチは、厚さ0.008cmの「#9720」の製品銘柄で3Mから購入されるポリエチレンフィルムのシートから打ち抜かれる。しかし、打ち抜かれる前に、パッチの第二表面の接着手段がシートにコーティングされる。接着手段は、接着剤がシートと連続する、「デュラタク(Dura−Tak)87−2888」の製品銘柄でナショナル・スターチ・アンド・アドヒーシブ(National Starch and Adhesives)から購入されるアクリル接着剤である。パッチは、3.5cmの幅と5cmの長さで14cm2の全面積を有する楕円形状であるように、コーティングされたアクリル接着剤を有するシートから打ち抜かれる。前縁部が周辺側縁部の20%、後縁部が21%、及び固定しない縁部が59%であるように、パッチが接着領域の上に配置される。
【0035】
最後に、剥離基材は、厚さ0.008cmの「3ミルCL PET EXP 1000EXP=X6AA12HZ」の製品銘柄でロパレックス(Loparex)から購入されるシリコン処理をしたポリエステルのシートから打ち抜かれる。剥離基材は、6cmの全幅と6.5cmの全長を有する(タブを含む)と共に、33cm2の全面積を有し、そのうちタブは3cm2の面積を有する。
装置の積層体は、7KPaの力で120パッチ/分の製造速度で組み合わせられる。
第一引き剥がし結合の引き剥がし力は、0.056Nであり、第二引き剥がし結合の引き剥がし力は、0.007Nであり、接着結合の引き剥がし力は、0.088Nである。
上記タイプのパッチは、ホルモンを必要とするヒトの女性患者へのホルモン治療の一部として、それを送るために使用することができる。
【0036】
実施例2
本発明によってホルモンパッチを貼るための道具一式は、次のような単一型容器に包括される。
【0037】
道具一式
実施例1によるアプリケーション装置。
テストステロン14.2mgを含む安全且つ有効な量が、従来手段によりパッチの上にコーティングされる。
使用のための指示。
ホルモンパッチを必要とするユーザーは、道具一式の指示に従い、アプリケーション装置を利用してテストステロンを含むパッチを貼る。
本発明の特定の実施形態について例証し説明したが、本発明の意図及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正が行われてもよいことが当業者には明白であり、本発明の範囲内にあるそのような修正を全て添付の請求項において対象とすることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って作製されるアプリケーション装置の第一実施形態の分解図である。
【図2】剥離基材を剥がす前の本発明の第一実施形態の平面図である。
【図3】剥離基材を剥がした後の本発明の第二実施形態の平面図である。
【図4】本発明の第一実施形態を製造するのに適切な方法の略図である。
(相互参照)
本出願は、米国特許法119条(e)35章により、2000年12月12日に出願された仮出願第60/255,045号からの優先事項を請求する。
【0002】
(技術分野)
本発明は接着パッチを貼るためのアプリケーション装置に関する。
【0003】
(発明の背景)
接着パッチ用の多くのアプリケーション装置が説明されてきた一方で、様々な問題がそれらの使用に付随している。例えば、米国特許第4,913,138号、第5,106,629号、第5,397,297号、第5,511,689号、第5,656,282号、第5,685,833号、第5,891,078号、第6,129,929号、及びPCT国際公開特許WO98/17216を参照されたい。これらの装置の多くの使用は、例えば接着パッチの適用では、パッチのカール、又は目標表面に固定され得る前にそれ自体への接着を生じる。多くのアプリケーション装置に伴う他の問題は、適用中にユーザーがパッチの表面への接触を余儀なくされることである。パッチが無菌であることが意図されるか、又は接着性の表面を含む時、これは特に問題である。そのような接触は、パッチを汚染するか、又はパッチの接着性を低減させる。
【0004】
当該技術分野では、伝えられるところによると、ユーザーがパッチの表面に接触しなければならない事象を最小限にする片手パッチアプリケーション装置がある。しかし、これらの装置の多くは、剥離部材と重なり合うアプリケーション部材にタブを有する。そのようなデザインは、ユーザーがタブを把持して、アプリケーション部材を剥離部材から引き離すのを困難にする。更に他の片手パッチアプリケーション装置は、ユーザーが一箇所でアプリケーション部材を把持してアプリケーション部材を剥離部材から剥がし、その後、パッチを目標表面に貼るために他の位置でアプリケーション部材を把持することを必要とする。更に他の装置は、アプリケーション部材全体に亘って配置された接着剤を有し、そのため活性物質、染料などがパッチから接着剤の中に拡散し、パッチの有効性を低減させる。更に他の装置は、片手装置として利用され機能し得る限られた数の接着剤を有する。更に他の装置は、組み立て中の製造許容範囲が限られたものである。
【0005】
先の理由から、パッチがそれ自体をカールすることなく、ユーザーによってパッチが不必要に接触されることなく、パッチを目標表面に貼り、最初に把持したアプリケーション部材をユーザーが離すことなく、アプリケーション部材上に配置された接着剤の中へのパッチの活性物質の最小の拡散で、多種多様の実施可能な接着剤と物質により、また強化した製造許容度で、パッチを含有するアプリケーション部材からユーザーが剥離部材を容易に剥がし、次に、目標表面にパッチを貼って、それによって目標表面につけられたパッチを有するアプリケーション部材を剥がすのを可能にするパッチアプリケーション装置が、継続して必要とされている。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、アプリケーター基材、剥離基材、及びそれらの間に挟まれ、目標表面に貼るのに適切なパッチを備えるアプリケーション装置を提供する。アプリケーター基材は実質的に平面であり、外側に伸びる把持可能タブを備える。アプリケーター基材は、接着領域を備える接着手段を有する内側表面を有する。パッチは実質的に平面であり、第一表面と第二表面を有する。アプリケーター基材の接着領域は、パッチの第一表面を剥離可能に貼り付け、それによって第一引き剥がし結合を構成し、それによってアプリケーター基材/パッチの結合体(以後、「結合体」と呼ぶ)を形成する。結合体は上部表面を有する。パッチの第二表面は接着手段を備える。剥離基材は実質的に平面であり、外側に伸びる把持可能タブを備えると共に、内側表面を備える。剥離基材の内側表面は、結合体の上部表面に剥離可能に貼り付けられ、それによって第二引き剥がし結合を構成する。更に、剥離可能に貼り付けられた剥離基材のタブは、結合体から横方向にずれている。第一引き剥がし結合の強度は第二引き剥がし結合の強度より大きいので、ユーザーが剥離基材を結合体から分離するのを可能にする。剥離基材を剥がして、結合体の上部表面を目標表面に貼ると、パッチの第二表面と目標表面との間に接着結合が形成される。接着結合の強度は第一引き剥がし結合の強度より大きいので、パッチを目標表面に貼った後でアプリケーター基材をパッチから剥がすのが可能となる。
【0007】
(発明の詳細な説明)
本明細書では、本発明を特に指摘し且つ明確に請求する請求項を記載するが、本発明は、添付図面と連係してなされる以下の説明から一層理解されると考えられる。本発明の実施形態について詳細に参照が行われ、その例が添付図面で説明されるが、全ての図において同じ数字は同一のエレメントを示し、同一の最後の二桁(例:20と120)又はアルファベットの添字(例:22Aと22B)を持つエレメントは、同一のエレメントを示している。
【0008】
図1と図2は、本発明の第一実施形態を説明している。図1は分解図であり、図2は平面図である。本発明の薄層アプリケーション装置20は、実質的に平面のアプリケーター基材32、間に挟まれている実質的に平面のパッチ44、及び実質的に平面の剥離基材24を備える。アプリケーター基材32は、そこから外側に伸びる把持可能タブ36を備える。アプリケーター基材32はまた、内側表面48を備える。アプリケーター基材32の内側表面48は、アプリケーター基材32の内側表面48に結合、コーティング、形成、積層、そうでなければ貼られて接着領域40を備える接着手段を備える。図1と図2に示される接着領域40は内側表面48の約40%に広がるが、アプリケーター基材32のタブ36まで広がることはない。好ましくは、接着領域は、約1%〜約95%、より好ましくは、約20%〜約60%広がっている。
【0009】
更に図1と図2を参照すると、装置20は、アプリケーター基材32と剥離基材24との間に挟まれる実質的に平面のパッチ44を更に備える。パッチ44は、第一表面56と第二表面60を備える。接着領域40は部分的にパッチ44の下にあり、パッチ44をアプリケーター基材32の内側表面36に剥離可能に接着する。接着領域40はまた、剥離基材24を剥離可能に接着する。パッチ44の第一表面56は、接着手段(接着領域40を有する)によりアプリケーター基材32の内側表面48に剥離可能に貼り付けられ、第一引き剥がし結合を構成し、それによりアプリケーター基材/パッチの結合体95(以後、「結合体」と呼ぶ)を形成する。本明細書で使用する時、「引き剥がし結合」とは、結合力によって測定される、互いに接着する二つの表面の間で形成される結合を意味する。本明細書で使用する時、「結合力」とは、二つの表面を互いから剥がすのに必要な力の量を意味し、それによって結合の強度を測定する。従って、第一引き剥がし結合の強度が第二引き剥がし結合の強度より大きい場合、第一結合を構成する表面を剥がすために、第二引き剥がし結合を構成する表面と比較して、より大きい結合力が必要である。
【0010】
図2に示すように、パッチ44の第一表面56を接着する接着領域40は、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を有する接着接触領域を備える。好ましくは、剥離可能に貼り付けられたパッチ44は、アプリケーター基材32のタブ36と重なり合わない。結合体95は上部表面(図示せず)を備える。
図1に示すように、パッチ44の第二表面60は、パッチ44の第二表面60と同様に結合、コーティング、形成、積層、そうでなければ貼られる接着手段(図示せず)を備える。パッチ44の第二表面60の接着手段は、パッチ44の第二表面60と連続的であるのが好ましい。パッチ44の第二表面60の接着手段は、結合体95の上部表面上で露出している。図1に示されないが、ユーザーが結合体95の上部表面を目標表面に貼る時、パッチ44の第二表面60の接着手段は、パッチ44を目標表面に貼り付けて、それによって接着結合を構成する。接着結合の強度は結合力によって測定される。
【0011】
図1と図2を参照すると、装置20は、そこから外側に伸びる把持可能タブ28を備える剥離基材24を備える。剥離基材24は、結合体95の上部表面に剥離可能に貼り付けられる内側表面68を備え、それによって第二引き剥がし結合を構成する。パッチ44の第二表面60の接着手段、又はアプリケーター基材32の内側表面48の接着手段、又はそれらの組み合わせは、剥離基材24を結合体95に剥離可能に接着する。好ましくは、剥離基材24が結合体95に剥離可能に貼り付けられる時、間に挟まれているパッチ44はアプリケーター基材32と剥離基材24との間に閉じ込められ、それによってパッチ44用の閉じた容器を構成する。
【0012】
図1と図2を参照すると、装置20として組み立てられる時、剥離基材24の外側に伸びるタブ28は結合体95から横方向にずれて、ユーザーが把持するのを容易にする。本明細書で使用する時、「横方向にずれる」とは、剥離可能に貼り付けられた剥離基材が、アプリケーター基材32のタブ36を備える結合体95から少なくとも部分的に横方向にずれることを意味する。一実施形態では、剥離基材24のタブ28は結合体95から完全に横方向にずれている。示されるように、剥離基材24及びアプリケーター基材32の把持可能タブ36と28は、互いから横方向にずれ、互いに結合されない。各々のタブ36と28は、ユーザーが指でそれらを分離しなくても各々のタブ36と28を同時に把持し得るように配置されている。示されるように、両方のタブ36と28は、把持が自由である。
【0013】
装置20の使用を容易にするために、アプリケーター基材32と剥離基材24のタブ36、28は同じにしてもよく、色、プリント、ラベル、異なるタブの形状/寸法、素材の透明性/不透明性、又はそれらのいかなる組み合わせをも含む様々な手段によって識別されることができる。装置20は、装置20の適用方法を詳述する使用説明が添付されてもよい。
【0014】
第一引き剥がし結合の強度を決定する重要な要素が、接着領域40、より具体的には接着接触領域のパターンであることを出願人は確認した。図1と図2を参照すると、接着接触領域は、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を有する。パッチ44は、アプリケーター基材32に剥離可能に貼り付けられて結合体95を形成する時、周辺側縁部45を備える。本明細書で使用する時、「周辺側縁部」とは、パッチ44の最も外側の周囲の境界の側縁部を意味する。周辺側縁部45は、前縁部46、後縁部47、及び固定しない縁部48を有する。剥離基材24が結合体95に剥離可能に貼り付けられる時、前縁部46は剥離基材28のタブの近くにある。ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時、剥離基材24のタブ28は、剥離基材24の引き剥がし方向を指示する。本明細書で使用する時、「引き剥がし方向」とは、一つの積層体が他の積層体から引き剥がされる時に取る進路を意味する。結合体95のパッチ44の前縁部46は、ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時の、パッチ44の最初の露出表面である。後縁部47は、剥離基材24のタブ28から遠くにある。ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がし続ける時、後縁部47はパッチ44の最後の露出表面である。
【0015】
剥離基材24が結合体95から剥がされる時、前縁部接触領域41は、パッチの前縁部46をアプリケーター基材32の内側表面48に付着させる。従って、パッチの前縁部46は、接着接触領域によって付着され、ユーザーが剥離基材24を結合体から剥がす時最初に露出する、パッチ44の周辺縁部45の一部分である。前縁部46は、前縁部接触領域41と連続している必要はない(本発明の第一実施形態に示される)。好ましくは、前縁部46は、パッチ44の全周辺側縁部45の約1%〜約45%、より好ましくは約10%〜約30%から成る。
【0016】
同様に、剥離基材24が結合体95から剥がされる時、後縁部接触領域42は、後縁部47をアプリケーター基材32の内側表面48に付着させる。前縁部47は、後縁部接触領域42と連続している必要はない(本発明の第一実施形態に示される)。好ましくは、後縁部47は、パッチ44の全周辺側縁部45の好ましくは約1%〜約50%、より好ましくは約10%〜約35%から成る。本発明の第一実施形態では、パッチの前縁部46は、パッチの後縁部47の対角にある。同様に、本発明の第一実施形態では、前縁部接触領域41は、後縁部接触領域42の対角にある。
【0017】
固定しない縁部48は、パッチ44の周辺側縁部45の接着接触領域によって付着されない部分である。好ましくは、固定しない縁部は、パッチ44の全周辺側縁部45の約5%〜約95%、より好ましくは約40%〜約80%から成る。
前縁部46と後縁部47を付着させることにより、接着接触領域は、パッチ44自身にカールすることなく、またユーザーが不必要にパッチ44に接触することなく、パッチ44が目標表面に貼られるのを容易にする。好ましくは、前縁部接触領域46は、0.1cm2〜4000cm2の面積、より好ましくは0.4cm2〜2cm2の面積を備える。好ましくは、後縁部接触領域42は、1cm2〜4500cm2の面積、より好ましくは0.4cm2〜2.5cm2の面積を備える。
【0018】
図3は、剥離基材(図3に示さず)を剥がした後の本発明の第二実施形態の結合体195の平面図である。結合体195は、アプリケーター基材132に剥離可能に貼り付けられるパッチ144を備え、アプリケーター基材132は、そこから外側に伸びる把持可能タブ136を備える。アプリケーター基材132は、アプリケーター基材に結合されて接着領域140を備える接着手段を備える。パッチは、アプリケーター基材132の接着領域140に剥離可能に貼り付けられる。パッチ144を接着する接着領域140は、各々曲線の「帆立貝形状」型である前縁部接触領域141と後縁部接触領域142を有する接着接触領域を備える。次に、パッチ144は、前縁部146、後縁部147、及び固定しない縁部148を有する周辺側縁部145を備える。図3には示されないが、剥離基材が結合体195に剥離可能に貼り付けられる時、前縁部146は剥離基材のタブの近くにある。
【0019】
図1を参照すると、ユーザーが剥離基材24を結合体95から剥がす時、パッチ44がアプリケーター基材32に剥離可能に貼り付けられたままであるように、第一引き剥がし結合の強度は第二引き剥がし結合の強度より大きい。更に、ユーザーが結合体95の上部表面を目標表面に貼る時、パッチ44が目標表面に貼り付いて結合体95から剥離させるように、接着結合の強度は第一引き剥がし結合の強度より大きい。この目的のために、本発明は、三つの結合間に強化した結合強度比を提供して装置の性能を向上させ、実施可能な接着剤のタイプのより広い範囲を提供し、実施可能なパッチの寸法のより広い範囲を提供し、デザイン変更へのより大きい許容度を提供すると共に、使用される全接着剤を低減させる。言い換えると、より少ない接着剤を使用すれば、製造コストを節約でき、パッチ44からアプリケーター基材32の内側表面48の接着剤まで拡散し得る活性物質の量を減少させるだけでなく、内側表面48の接着剤からパッチ44までの抽出物の量を減少させる。
【0020】
図1と図2を参照すると、出願人はまた、前縁部接触領域41と後縁部接触領域42が、本発明の第一実施形態により説明されるような正弦波方法でパターン化される場合、製造変化に対するより大きい許容度が示されることを確認した。本明細書で使用する時、「製造変化」とは、接着領域40上へのパッチ44の配置などの、本発明の装置を大量生産する多くの工程中に発生する変化を意味するが、それに限定されない。例えば、パッチ44は、多くの接着領域40のパターンに対して、製造中に接着領域40に正確に貼られなければならない。前縁部接触領域41と後縁部接触領域42を正弦波方法でパターン化することにより、製造中にパッチ44が許容度を増してアプリケーター基材32に貼られ得ることを出願人は確認した。例えば、パッチの面積と比較する時、122%のパッチ配置面積を示す装置の実施形態を出願人は確認した。より具体的には、先の実施形態において、タブの面積を含まないアプリケーター基材の内側表面は32.5cm2であり、パッチの第一表面は18cm2であり、パッチ配置面積は22cm2である。
【0021】
図2を参照すると、接着接触領域の正弦波パターンはいくつかの曲線を有してもよい。更に、これらの曲線は互いに対称的である必要はない。
更に図2を参照すると、第一引き剥がし結合の理論上の引き剥がし力(ニュートン)が、最大接触幅(cm)を当業界で容認される接着剤の接着引き剥がし力係数(ニュートン/cm)で掛けることによって予側できることを出願人は確認した。本明細書で使用する時、「最大接触幅」とは、前縁部接触領域41又は後縁部接触領域42内における引き剥がし方向に垂直な最大線状寸法を意味する。実際の引き剥がし力は、圧縮/引張り試験機(インストロン(Instron))、又は摩擦/引き剥がし試験機(スイング・アルバート(Thwing Albert))によって測定することができる。
【0022】
図4は、本明細書のアプリケーション装置を製造するのに適切な方法の略図である。この変形フローチャートは、合流して組み合わさり最終アプリケーション装置製品を形成する、二つの経路を概ね表している。製造者は最初に、剥離基材ウェブとパッチウェブとが重なり合うウェブを組み合わせてストックロールにする(製造者はワトソン・ラボラトリーズ社(Watson Laboratories,Inc.)、ユタ州ソルトレイクシティー(Salt Lake City)であるが、これに限定されない)。製造者はまた、アプリケーター基材ウェブと所望のパターンに切断された接着ウェブと接着ウェブ剥離ライナーとが重なり合うウェブを最初に組み合わせて、ストックロールにする(製造者はマリオン社(Marion,Inc.)、インディアナ州インディアナポリス(Indianapolis)であるが、これに限定されない)。変形フローチャートの第一経路は、ストック剥離基材ウェブとパッチウェブを巻かれていない状態にする(74)ことから始まる。巻かれていない状態にする方法は、ロール状であるこれらのストック素材を連続する平たいシートに変えることから成る。変形フローチャートの第二経路は、ストックアプリケーター基材ウェブ、接着ウェブ、及び接着ウェブ剥離ライナーを巻かれていない状態にする(76)ことから始まる。第一経路と同様に、第二経路の巻かれていない状態にする方法は、ロール状であるこれらのストック素材を連続する平たいシートに変える一方で、接着ウェブ剥離ライナーが剥がされて巻き戻される(82)ことから成る。第一経路に戻って、組み合わされた剥離基材ウェブとパッチウェブは、「キスカット」される(78)、すなわち、剥離ライナーウェブを切断することなくパッチフィルムを切断する。付随して、不用パッチフィルムが巻き戻し(80)のために剥がされる。第一経路と第二経路の両方における次の工程では、剥離基材ウェブとアプリケーション基材ウェブの各々のタブは、いかなる素材も剥がす又は取り除くことなく各ウェブのタブ部分を切り離す(84)(86)ために打ち抜かれる。第一経路と第二経路は、アプリケーター基材ウェブと剥離基材ウェブが登録済みのやり方で組み合わせられる一体化工程(88)で合流する。次の打ち抜き−最終工程(90)は、組み合わされたウェブを所望の完成した形状に打ち抜くと共に、それらがコンベヤー上を動く時に完成したアプリケーション装置の空間を適切に開ける。最終打ち抜き工程はまた、不用材料の除去も行う。この目的のために、最終巻き戻し工程(92)はこの不用材料を巻き戻す。最終アプリケーション装置に関して、撤去システム(94)は、コンベヤーから外れて入ってくる個々のアプリケーション装置を受け入れると共に、完成した製品が包装される収集ユニットにそれらを配置する(96)。任意の包装工程が図示されていないが、製造者の希望により含まれてもよい。
【0023】
本発明の装置は、ユーザーの困惑を最小化すると共に、使用の容易さを促進する。他の多くの装置は、ユーザーが、アプリケーション部材を剥離部材から剥がすために、アプリケーション部材をある位置で把持し、その後パッチを目標表面に貼るために、アプリケーション部材を別の位置で把持することを必要とする。対照的に、図1と図2を参照すると、本発明のユーザーは、アプリケーター基材32のタブ36を把持すると、装置20を使用する全過程にわたってタブ36を把持し続けて、パッチ44を目標表面に送る。ある実施形態では、パッチ44を目標表面に送るために、ユーザーは、装置20を使用する全過程にわたって、アプリケーター基材32のタブ36と剥離基材24のタブ28の両方を把持し続ける。他の実施形態では、ユーザーは、装置20を使用する全過程にわたって、アプリケーター基材32のタブ36を把持し続け、結合体95を目標表面に貼った後でありアプリケーター基材32を剥がす前に、もう一方の手で結合体の外側面の上(図示せず)を押圧し、それによってパッチ44を目標表面に貼り付ける。
【0024】
結合強度(以後、結合力とする)に影響を及ぼす他の要素には、接着剤の量とタイプ、使用される素材のタイプとその可撓性、各積層体の寸法と厚さ、及び装置を構成する時に積層体を組み合わせるために使用される力の量が挙げられるが、これらに限定されない。
いずれかの接着手段としての使用に適切な接着剤が、最も広い意味で意図される。接着材の非制限的な例としては、フックとループのクロージャ、樹脂接着剤、ラテックス、ホットメルト、熱可塑性接着剤、アクリル製品、ビニルアセテート類、天然ゴム及び合成ゴム、天然ガム及び合成ガム、ポリシロキサン類、ポリアクリレート類、エチレン/ビニルアセテートコポリマー類、ポリビニルピロリドン類、ビニルピロリドンコポリマー類及び特にビニルピロリドン/ビニルアセテート類、スチレンブロックコポリマー類、天然又は合成多糖類、セルロース物質、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0025】
一実施形態では、接着手段は、パッチがアプリケーター基材から剥がされる時、実質的に全ての第一接着手段がアプリケーター基材上に残るようにアプリケーター基材の第一表面に結合される低触感接着剤である。低触感接着剤の非制限的な例は、ナショナル・スターチ・アクリル(National Starch Acryklic)接着剤#9296を含む。
他の実施形態では、接着手段は、高粘着側面がアプリケーター基材の内側表面に結合される両面高粘着/低粘着接着テープである。高粘着/低粘着接着剤の非限定的な例には、「9415」と「9416」の製品銘柄で3Mから販売されるものが含まれる。更に他の実施形態では、接着手段は、高粘着側面がアプリケーター基材の内側表面に結合される両面高粘着/中粘着接着テープである。両面高粘着/中粘着接着テープの非制限的な例には、「9425」の製品銘柄で3Mから入手可能なものが含まれる。更に他の実施形態では、接着手段は、パッチの第二表面に結合される低触感アクリル接着剤である。
【0026】
アプリケーター基材、パッチ、及び剥離基材としての使用に適切な素材が、それらの最も広い意味で意図される。非限定的な例には、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデン、ポリアミド、ビニルアセテート樹脂、エチレン/ビニルアセテートコポリマー類、エチレン/エチルアクリレートコポリマー類、金属蒸気蒸着フィルム又はそれらのシート、ゴムシート又はフィルム、発泡合成樹脂シート又はフィルム、不織布、布帛、メリヤス、箔、及び紙が挙げられる。これらの素材は、アプリケーター基材、パッチ、及び剥離基材を形成するために、積層体として又は共押出しとして、単独で又は組み合わせて使用できる。剥離ライナーはまた、シリコン、テフロン(商標)、又は、ポリエステル、ポリビニル樹脂、ポリエチレン、若しくはセルロースアセテートなどの熱可塑性物質のようなコーティング素材でコーティングされてもよい。例としてのみ、異なる素材、製造方法、及び仕様が、ジョセフ・F・ハンロン(Hanlon,Joseph F.)の「包装工学ハンドブック」(Handbook of Package Engineering)(テクノミック・パブリッシング社(Technomic Publishing Co.)、1992年)に記載されるが、これを参考として本明細書に組み込む。
【0027】
一実施形態では、アプリケーター基材はポリエステルフィルムである。他の実施形態では、パッチはポリエチレンフィルムである。更に他の実施形態では、剥離基材はシリコン処理をしたポリエステルである。
可撓性は引き剥がし結合に影響を及ぼす。また、素材のタイプとその厚さは、可撓性を決定する。好ましくは、アプリケーター基材は、0.002cm〜0.1cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.02cmの厚さを有する。好ましくは、パッチは、0.002cm〜0.05cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.013cmの厚さを有する。好ましくは、剥離基材は、0.002cm〜0.1cmの厚さ、より好ましくは0.005cm〜0.013cmの厚さを有する。一実施形態では、剥離基材はアプリケーション基材よりも可撓性である。可撓性は、圧縮/引張り試験機(インストロン(Instron))によって測定することができる。
【0028】
装置の各積層体の寸法は変化してもよい。好ましくは、アプリケーター基材は、1cm2〜5000cm2の面積、より好ましくは25cm2〜40cm2の面積を有する。好ましくは、接着領域は、0.5cm2〜4800cm2の面積、より好ましくは5cm2〜20cm2の面積を有する。好ましくは、パッチは、0.5cm2〜4800cm2の面積、より好ましくは5cm2〜28cm2の面積を有する。好ましくは、剥離基材は、1cm2〜5000cm2の面積、より好ましくは25cm2〜40cm2の面積を有する。
【0029】
本装置20を組み立てる時に積層体を組み合わせるために使用される力の量は、引き剥がし力に影響を及ぼす。好ましくは、一体化力は、約1KPa〜175KPaであり、より好ましくは約5KPa〜約40KPaである。
本発明のパッチは、多くの目的のために目標表面に貼ることができる。例えば、ラテックスを含むパッチが、パンクしたタイヤを直すために穴に貼られてもよい。パッチは、穴を密閉し、空気が逃げるのを防ぐ。出血を止めるため又は回復を促進するために、ガーゼを含む無菌パッチが皮膚の傷に貼られてもよい。ステッカーを貼るために、画像を有するパッチが表面に貼られてもよい。片面又は両面テープが、アプリケーション基材を使用して表面に貼られてもよい。画像、模様、又は空白を含む広い面積のパッチが、アプリケーション基材を使用して「シェルフペーパー」のように貼られてもよい。過酸化物を含むパッチが、ホワイトニング用ストリップとして歯に貼られてもよい。他のいくつかの例には、補強、摩滅からの保護、保護的なパッディング、又はクッションを備えた吸収材が必要な目標表面にパッチを貼ることが挙げられる。
【0030】
他の例では、パッチは、化粧又は医療の目的用に皮膚に貼られる。そのような例では、パッチは、剥離可能な化粧品又は医療成分を含む。以下「活性物質」と呼ばれるそのような成分は、水溶性、油溶性、又は水と油の両方に可溶性であり得る。抗菌剤、発赤性物質、鎮痛剤、ホルモン、抗脂漏剤、抗乾癬剤、角質溶解剤などが、そのような成分に含まれる。そのような活性物質は、局所に貼り付けられる時に有用であることが既知であるような多種多様の物質から選択できる。そのような活性物質のリストについて、米国薬局方を参照することができる。活性物質の安全且つ有効な量が考察される。活性物質の「安全且つ有効な量」とは、本発明の方法で使用される時、過度の有害な副作用(毒性、炎症、又はアレルギー反応)がなく、妥当な利益/危険の割合で相応した、化粧品又は医療成分として有効な量である。
【0031】
パッチが薬剤のような活性物質を供給することを意図する時、パッチは、皮膚又は粘膜を通して薬剤を供給することを促進することが既知である薬剤も含んでもよい。これらの薬品は、皮膚浸透助剤、反応促進剤、補助剤、及び吸着促進剤と呼ばれてきたが、本明細書ではまとめて「エンハンサー」と呼ばれる。
エンハンサーに加えて、当業者に入手可能な、製薬上許容できる様々な添加剤及び賦形剤も組み込まれてもよい。これらの添加剤には、脂肪族及び芳香族の炭化水素のような粘着剤、レシチンのような結合剤、燻蒸シリカのような粘弾性剤、並びに希釈液、安定剤、充填剤、粘土、緩衝剤、殺生物剤、保湿剤、抗炎症剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤などが含まれる。
【0032】
(実施例)
実施例1
本発明のアプリケーション装置は、図1と図2に説明されるように、積層体を次のように組み合わせることにより作製される。
第一に、アプリケーター基材は、厚さ0.127mmの「タイプDマイラー」の製品銘柄でマリオン社(Marion,Inc.)から購入されるポリエステルフィルムのシートから打ち抜かれる。アプリケーター基材は、6cmの全幅と6.5cmの全長を有する(タブを含む)と共に、33cm2の全面積を有し、そのうちタブは3cm2の面積を有する。
【0033】
第二に、アプリケーター基材の内側表面の接着手段は、高粘着側がアプリケーター基材の内側表面に結合される、3Mコンバーターマーケッツ(3M Converter Markets)から「9596」の製品銘柄で購入される両面テープ高粘着/低粘着接着剤である。その後、前接触領域と後縁部接触領域が図2に説明されるような正弦波パターンになるように、接着領域はキスカットされる。接着領域は13cm2である。前縁部接触領域は0.7cm2であり、後縁部接触領域は0.8cm2である。
【0034】
第三に、パッチは、厚さ0.008cmの「#9720」の製品銘柄で3Mから購入されるポリエチレンフィルムのシートから打ち抜かれる。しかし、打ち抜かれる前に、パッチの第二表面の接着手段がシートにコーティングされる。接着手段は、接着剤がシートと連続する、「デュラタク(Dura−Tak)87−2888」の製品銘柄でナショナル・スターチ・アンド・アドヒーシブ(National Starch and Adhesives)から購入されるアクリル接着剤である。パッチは、3.5cmの幅と5cmの長さで14cm2の全面積を有する楕円形状であるように、コーティングされたアクリル接着剤を有するシートから打ち抜かれる。前縁部が周辺側縁部の20%、後縁部が21%、及び固定しない縁部が59%であるように、パッチが接着領域の上に配置される。
【0035】
最後に、剥離基材は、厚さ0.008cmの「3ミルCL PET EXP 1000EXP=X6AA12HZ」の製品銘柄でロパレックス(Loparex)から購入されるシリコン処理をしたポリエステルのシートから打ち抜かれる。剥離基材は、6cmの全幅と6.5cmの全長を有する(タブを含む)と共に、33cm2の全面積を有し、そのうちタブは3cm2の面積を有する。
装置の積層体は、7KPaの力で120パッチ/分の製造速度で組み合わせられる。
第一引き剥がし結合の引き剥がし力は、0.056Nであり、第二引き剥がし結合の引き剥がし力は、0.007Nであり、接着結合の引き剥がし力は、0.088Nである。
上記タイプのパッチは、ホルモンを必要とするヒトの女性患者へのホルモン治療の一部として、それを送るために使用することができる。
【0036】
実施例2
本発明によってホルモンパッチを貼るための道具一式は、次のような単一型容器に包括される。
【0037】
道具一式
実施例1によるアプリケーション装置。
テストステロン14.2mgを含む安全且つ有効な量が、従来手段によりパッチの上にコーティングされる。
使用のための指示。
ホルモンパッチを必要とするユーザーは、道具一式の指示に従い、アプリケーション装置を利用してテストステロンを含むパッチを貼る。
本発明の特定の実施形態について例証し説明したが、本発明の意図及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正が行われてもよいことが当業者には明白であり、本発明の範囲内にあるそのような修正を全て添付の請求項において対象とすることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って作製されるアプリケーション装置の第一実施形態の分解図である。
【図2】剥離基材を剥がす前の本発明の第一実施形態の平面図である。
【図3】剥離基材を剥がした後の本発明の第二実施形態の平面図である。
【図4】本発明の第一実施形態を製造するのに適切な方法の略図である。
Claims (10)
- 外側に伸びる把持可能タブ36を備えると共に、内側表面48を備える実質的に平面のアプリケーター基材32、第一表面56及び第二表面60を備える実質的に平面のパッチ44、並びに外側に伸びる把持可能タブ28を備えると共に、内側表面68を含む実質的に平面の剥離基材24とを備える、間に挟まれているパッチ44を目標表面に貼るための薄層アプリケーション装置20であって、
該アプリケーター基材32の該内側表面48が、接着手段を備え、
該パッチ44の該第二表面60が、接着手段を備え、
該アプリケーター基材32の該内側表面48の該接着手段が、該パッチ44の該第一表面56をパッチ44の内側表面68に剥離可能に貼り付け、それによって第一引き剥がし結合を構成し、それによって内側表面を備えるアプリケーター基材/パッチの結合体95を形成し、
該剥離基材24が、該結合体の上部表面に剥離可能に貼り付けられ、それによって第二引き剥がし結合を構成すると共に、該剥離基材24の該タブ28が、該結合体95から横方向にずれており、
該第一引き剥がし結合の強度が、該第二引き剥がし結合の強度より大きく、
該パッチ44の該第二表面60の該接着手段と目標表面との間の接着結合の強度が、該第一引き剥がし結合の強度より大きいことを特徴とする装置。 - 該アプリケーター基材32の該内側表面48の該接着手段が、接着接触領域を備える接着領域40を更に備え、
該接着接触領域が、前縁部接触領域41を備え、
該パッチ44が、周辺側縁部45を備え、該周辺側縁部が前縁部46及び固定されない縁部47を備え、
該前縁部46が、該剥離可能に貼り付けられた剥離基材24の該タブ28の近くにあり、
該前縁部接触領域41が、該前縁部46を該アプリケーター基材32の該内側表面48に付着させることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 該接着接触領域40が、後縁部接触領域42を更に備え、
該周辺側縁部45が、後縁部47を更に備え、
該後縁部47が、該剥離可能に貼り付けられた剥離基材24の該タブ28から遠くにあり、
該後縁部接触領域42が、該後縁部47を該アプリケーター基材32の該内側表面48に付着させることを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 把持可能手段36を備えると共に、内側表面48を備える実質的に平面のアプリケーター基材32、第一表面56及び第二表面60を備える実質的に平面のパッチ44、並びに把持可能手段28を備えると共に、内側表面68を備える実質的に平面の剥離基材24とを備える、間に挟まれているパッチ44を目標表面に貼るための薄層アプリケーション装置20であって、
該アプリケーター基材32の該内側表面48が、接着手段を備え、
該パッチ60の該第二表面が、接着手段を備え、
該アプリケーター基材32の該内側表面48の該接着手段が、該パッチ44の該第一表面56を剥離可能に貼り付け、それによって第一引き剥がし結合を構成し、それによって内側表面を備えるアプリケーター基材/パッチの結合体95を形成し、
該剥離基材24が、該組み合わせ95の該内側表面に剥離可能に貼り付けられ、それによって第二引き剥がし結合を構成し、
該アプリケーター基材32の該内側表面48の該接着手段が、接着接触領域を含む接着領域40を備え、
該接着接触領域が、前縁部接触領域41及び後縁部接触領域42を有し、
該パッチ44が、周辺側縁部45を備えると共に、該周辺側縁部が、前縁部46、後縁部47、及び固定しない縁部47を有し、
該前縁部46が、該剥離可能に貼り付けられた剥離基材28の該把持可能手段の近くにあり、
該後縁部47が、該剥離可能に貼り付けられた剥離基材28の把持可能手段から遠くにあり、
該前縁部接触領域41が、該前縁部46を該アプリケーター基材32の該内側表面48に付着させ、
該後縁部接触領域42が、該後縁部47を該アプリケーター基材32の該内側表面48に付着させ、
該第一引き剥がし結合の強度が第二引き剥がし結合の強度より大きいことを特徴とする装置。 - 該パッチ44の該第二表面60の該接着手段と目標表面との間の接着結合の強度が、該第一引き剥がし結合の強度より大きいことを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 該アプリケーター基材32及び該剥離基材24の把持可能手段36、28が、外側に伸びるタブ36、28であり、該剥離基材24の該タブ28が、該結合体95から横方向にずれていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
- 該前縁部接触領域41又は該後縁部接触領域42の少なくともいずれかが正弦波パターンであることを特徴とする請求項3又は6に記載の装置。
- 該接着領域32が、該パッチ44を取り囲んで構成されることを特徴とする請求項3、6、又は7に記載の装置。
- 該パッチ44が、活性物質を更に備えることを特徴とする請求項3、6、7、又は9に記載の装置。
- 該剥離基材24の該タブ28が、該結合体95から完全に横方向にずれていることを特徴とする請求項3、6、7、8、又は9に記載の装置。
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