JP3447902B2 - 生理用ナプキンの包装構造 - Google Patents
生理用ナプキンの包装構造Info
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Description
るための粘着部を保護する剥離紙を有せず、且つショー
ツに対し、充分なタック力を有する生理用ナプキンの包
装構造に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理用
ナプキンには、通常、該ナプキンをショーツに固定し、
且つその使用中におけるズレを防止するための粘着剤
と、それを保護する剥離紙とが設けられており、このよ
うな生理用ナプキンにおいては、その使用に際して、剥
離紙を剥離・廃棄する必要があるため、剥離紙の廃棄処
分が厄介であり、また、便器に廃棄した場合には便器を
詰まらせるという問題がある。 【0003】そこで、剥離紙を有しない生理用ナプキン
の包装構造に関する技術が種々提案されており、具体的
には、下記〜等がある。 生理用ナプキンの粘着層がポリオレフィン系フィルム
に直接当接されてなる生理用ナプキンの包装体(実公昭
59−9615号公報)。 水溶性フィルムからなり、生理用ナプキンの粘着層に
当接する部分に剥離層を有する包装材により、生理用ナ
プキンを個別包装してなる包装体(実開昭59−253
71号公報)。 生理用ナプキンの粘着層が包装材のポケット部の開口
端から露出し、包装材の非粘着層がポケット部の上面に
て、前記粘着層を止着してなる包装体(実開昭57−3
4211号公報)。 生理用ナプキンの接着部に当接する部分に剥離処理部
を有する包装材が、2枚のシートの4辺をシールし、開
封用のミシン目を設けてなる生理用ナプキンの個別包装
材(実開昭58−179120号公報)。 生理用ナプキンの粘着剤層に当接する部分に離型性層
を具備する多層樹脂フィルムを包装材とした生理用ナプ
キンの包装体(実開昭63−71025号公報)。 オレフィン系重合体とシリコーン共重合体とを主体と
する樹脂によるフィルムからなるナプキン用包装材(実
開平2−35724号公報)。 シリコーンを塗布した剥離領域とヒートシール可能な
シール用領域とを形成したナプキン用包装材(実開昭4
−11324号公報)。 1)フラップを、生理用ナプキンの粘着剤を被覆・保
護する保護部材として用いた羽根付きナプキンの包装体
(実開平3−46316号公報)。 2)羽根付きナプキンの包装構造において、フラップ部
分の粘着層を保護するために剥離紙を設けた包装構造。
(実開平2−17127号公報) 3)羽根付きナプキンにおいて、両面剥離紙を用いて、
フラップと吸収性本体の粘着層とを被覆した生理用ナプ
キンの包装体(実開昭63−186645号公報)。 羽根のない生理用ナプキンを、剥離処理した包装材で
包装した包装構造(特開平3−176376号公報)。 【0004】しかしながら、上述の包装体においては、
下記〜等の問題がある。 上記の包装体においては、ナプキンを包装する包装
材がフィルム単体であるため、経日的に剥離性が低くな
り、ナプキンを取り出す際に包装材が伸びたり、裂けた
りする。また、これを抑制するために、フィルム厚を厚
くすると、コストアップはもちろん、フィルム自体が硬
くなったり、包装体を容易に開封できなくなるといった
欠点を生ずる。 上記の包装体においては、フィルム強度が低く、包
装材を剥がす際に伸びたり、裂けたりするという問題が
あり、また、このような問題を解決するためにフィルム
の剥離度を上げると、フィルムの水溶性が損なわれ、便
器に廃棄した場合に便器に詰まる。 上記の包装体においては、粘着層をナプキンの1部
にしか設けることができないので、ナプキンの使用時に
おける固定性が悪い。 上記の包装体においては、ミシン目が設けられてい
るが、このミシン目から容易に空気が入り込み包装体が
膨らんでしまうため、持ち運びや開封がし難い。 、上記及びの包装体においては、熱可塑性樹脂
としてシリコーン樹脂等の剥離性物質の含有物あるいは
共重合体を用いているので、剥離物質がブリードアウト
し、温度や湿度によって剥離度が不安定な状態になり易
い。さらに剥離面に部分的に剥離力が低下した領域が生
じ、場合によっては、フィルムが剥離しなくなってしま
う。また、ブリードアウトした剥離性物質が、粘着面に
移行することもしばしば起こり、経日的な剥離安定性を
いかなる環境においても維持することが困難である。 上記の包装体においては、上記、と同様の問題
があり、更に、あらかじめ剥離可能領域とシール可能領
域を設定したフィルムを用いているので、ヒートシール
層を設け、必ず決まった位置で製品を包装する必要があ
り、経済性、生産性に劣る。 上記1)の包装体においては、依然として吸収性本
体の粘着層に対しては、剥離紙が必要であり、また上記
2)の包装構造においては、フラップ部分の粘着層に
対して、剥離紙が必要であり、両者ともに、前述の剥離
紙による問題は解決されていない。また、上記3)の
包装体においては、フラップ及び吸収性本体の両者の粘
着層を両面剥離紙により被覆しているため、前述の剥離
紙による問題が解決されていない。 上記の包装構造においては、羽根付きナプキンに関
する技術は何ら提案されておらず、羽根付きナプキンに
おける前述の剥離紙を設けることによる問題は解決され
ていない。 【0005】即ち、上記〜の包装体の構造は、羽根
付き生理用ナプキンに設けられた粘着層と、包装体に設
けられた剥離層との剥離性、及び該粘着層のショーツに
対するタック力の両方を充分な実用性をもって満足させ
ることができないという問題がある。 【0006】従って、本発明の目的は、羽根付き生理用
ナプキンが、その使用時においてショーツに対して充分
なタック力を有するように広範囲の粘着部を備え、且つ
該粘着部の包装材に対する剥離性にも優れる生理用ナプ
キンの包装構造を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、フラップを有す
る生理用ナプキンを包装材で仮包装し、仮包装した生理
用ナプキンを包装材と一体に折り重ねた包装構造によ
り、上記目的を達成したものである。 【0008】即ち、本発明は、ナプキン本体と、その長
手方向の左右両側縁部に、それぞれの幅方向外方に延出
して形成された一対のフラップとを有する生理用ナプキ
ンにおける上記一対のフラップを、それぞれ折り曲げた
形態となした上記生理用ナプキンを、上記ナプキン本体
の少なくとも非肌当接面を包装材で仮包装し、仮包装さ
れた上記生理用ナプキンを、その長手方向に対して直交
方向の折曲部において上記包装材と一体に折り重ねて、
上記包装材における上記折曲部と直交方向の両側縁部を
止着してなる、生理用ナプキンの包装構造であって、上
記ナプキン本体及び上記フラップの非肌当接面に粘着部
が設けられており、上記包装材の内表面における上記粘
着部の対応部分に剥離部が設けられており、上記の一対
のフラップは、それぞれ上記ナプキン本体の肌当接面側
に折り曲げられており、上記生理用ナプキンは、長手方
向を2つ折りした一枚の上記包装材の一方の内表面が、
上記ナプキン本体の非肌当接面側全面と当接し、また該
包装材の他方の内表面が、上記ナプキン本体の肌当接面
側に折り曲げられている上記フラップの上記粘着部に当
接するように仮包装されている、ことを特徴とする生理
用ナプキンの包装構造を提供するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。 【0010】図1(A)は、本発明の生理用ナプキンの
包装構造の1形態を示す斜視図であり、図1(B)は、
図1(A)に示す包装構造のI−I’断面図であり、図
2は、図1に示す生理用ナプキンの底面図である。図3
は、図1に示す包装材の斜視図である。図4は、図2に
示す生理用ナプキンにおいて、フラップを折り曲げた態
様を示す斜視図である。また、図5は、図4に示す生理
用ナプキンを包装材で仮包装する態様を示す概略斜視図
である。 【0011】図1に示す本形態の生理用ナプキンの包装
構造1は、ナプキン本体18と、その長手方向の左右両
側縁部に、それぞれの幅方向外方に延出して形成された
一対のフラップ20とを有する生理用ナプキン10にお
ける上記一対のフラップ20を、それぞれ折り曲げた形
態となした上記生理用ナプキン10を、上記ナプキン本
体18の非肌当接面12及び肌当接面11を包装材30
で図5に示すように仮包装し、仮包装された上記生理用
ナプキン10を、図2に示されている2つの折曲部17
において上記包装材30と一体に折り重ねて、上記包装
材30の両側縁部32を止着してなる。 【0012】更に詳しくは、本形態における生理用ナプ
キンの包装構造1は、フラップ20をナプキン本体18
の肌当接面11側に折り曲げた生理用ナプキン10を、
包装材30で仮包装し、仮包装した生理用ナプキン10
を、該生理用ナプキン10の長手方向を前方部13、中
央部14及び後方部15に略3等分する2つの折曲部1
7において、該後方部15、該前方部13の順序で、該
中央部14の肌当接面11側に3つ折にし、包装材30
の両側縁部32を止着してなる。ここで、上記前方部1
3は、生理用ナプキンの使用時において、使用者の前面
方向に位置する部位である。また、上記包装材30の各
側縁部分32は、ヒートシールにより接合されており、
縁端部分33に沿う表面部に、包装材30の開封を容易
にするためのミシン目34が設けてある。 【0013】また、本発明の包装構造により包装される
上記生理用ナプキン10は、図2に示すように、ナプキ
ン本体18と、その長手方向の左右両側縁部に、それぞ
れの幅方向外方に延出して形成された一対のフラップ2
0とを有し、ナプキン本体18の非肌当接面12におい
て、前方部13、中央部14及び後方部15に粘着部1
6を有している。また、一対のフラップ20の非肌当接
面12側それぞれに粘着部21を有している。尚、上記
生理用ナプキン10は、肌当接面11が液透過性のシー
ト材により、また、非肌当接面12が液不透過性のシー
ト材によりそれぞれ形成され、更に上記肌当接面11と
非肌当接面12との間に液保持性の吸収体を有する、通
常の生理用ナプキンである。 【0014】上記粘着部16及び21は、上記非肌当接
面12上又は上記フラップ20の非肌当接面12側に粘
着剤を塗布するか、あるいは剥離処理した包装体フィル
ムに塗布した後、上記非肌当接面12上又はフラップ2
0の非肌当接面12側に転写する等して形成される。上
記粘着部を形成する粘着剤としては、例えば、スチレン
系ブロックポリマー、粘着付与剤及び軟化剤を主成分と
し、スチレン相とゴム相との2相ブロック構造を保持し
ているもの等が用いられる。 【0015】上記スチレン系ブロックポリマーとして
は、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック
共重合体(SEBS)、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エ
チレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)等
が挙げられる。これらのスチレン系ブロックッポリマー
は、スチレン部分の分子量が、好ましくは7000〜2
0000、ゴム部分の分子量が、好ましくは35000
〜70000のブロック共重合体である。 【0016】また、上記粘着付与剤としては、軟化点が
80℃以上で、分子量が400〜2000であるC5 系
石油樹脂、C9 系石油樹脂、C5 /C9 系石油樹脂、α
ピネン、βピネン又はジペンテンの共重合体であるポリ
テルペン樹脂、ロジン系樹脂、若しくはこれらの水添物
等が挙げられる。上記軟化剤としては、軟化点が10℃
以下で平均分子量が200〜700のプロセスオイル、
各種可塑剤、ポリブテン、液状樹脂等が挙げられる。 【0017】上記粘着剤としては、特に下記組成のもの
が好ましい。 スチレン系ブロックポリマー 100重量部、 粘着付与剤 150〜200重量部、 軟化剤 30〜100重量部 【0018】また、上記包装材30は、図3に示すよう
に、上記生理用ナプキン10の粘着部16、21に対応
する部分に剥離部31が設けられており、また、その長
手方向の左右両側辺には、生理用ナプキンを包装した
後、包装材30を止着し、生理用ナプキンを封止するた
めの側縁部32が設けられている。なお、上記剥離部3
1は、少なくとも、上記粘着部16、21の対応部分に
設けてあればよく、該対応部分以外の部位にも設けるこ
とができる。上記包装材30としては、厚さ5〜50μ
mのポリプロピレン、低密度ポリエチレン、ポリビニル
アルコール、あるいは不織布や紙、及びこれらの複合材
料が好ましく用いられる。上記剥離部31は、上記包装
材の内面に剥離処理剤を塗布するか、または剥離テープ
を貼付する等して形成される。剥離処理剤あるいは剥離
テープの剥離材成分としてはシリコーン樹脂系、フッソ
樹脂系、又はオクタデシルイソシアネート系等のものが
好ましい。特に上記剥離材成分として、シリコーン樹脂
系のものを塗布して加熱乾燥するか、スプレーで吹きつ
け薄い被膜を形成させる等して用いるのが好ましい。さ
らに、剥離テープとしてポリオレフィンあるいはポリエ
ステルフィルムを用い、包装材に熱あるいは超音波等に
より接合したものが、適度な剛性を有しており、開封し
易く、また耐熱性に優れているため生産上有利である。 【0019】本形態の生理用ナプキンの包装構造1にお
ける特徴部分について説明すると、本形態の生理用ナプ
キンの包装構造1は、上記ナプキン本体18の非肌当接
面12に粘着部16が設けられており、上記包装材30
の内表面における上記粘着部16の対応部分に剥離部3
1が設けられており、上記の一対のフラップ20はそれ
ぞれ上記ナプキン本体18の肌当接面11側に折り曲げ
られており、上記生理用ナプキン10は、上記包装材3
0の内表面が、上記ナプキン本体18の非肌当接面12
と肌当接面11における上記フラップ20が折り曲げら
れている部位とに当接するように仮包装されている。 【0020】更に詳述すると、図1に示すように本形態
の生理用ナプキンの包装構造1は、一対のフラップ20
を、それぞれナプキン本体18の肌当接面11側に折り
曲げた形態となした上記生理用ナプキン10(図4参
照)を、包装材30で仮包装し、仮包装された上記生理
用ナプキン10(図5参照)を、上記折曲部17におい
て上記包装材30と一体に折り重ねて、上記包装材30
における上記折曲部17と直交方向の両側縁部32を止
着してなる。そして、本形態における生理用ナプキンの
包装構造1においては、図5に示すように、上記の仮包
装をするに際して、上記生理用ナプキン10は、2つ折
りされた一枚の上記包装材30の一方の内表面が、上記
ナプキン本体18の非肌当接面12側全面と当接し、ま
た該包装材30の他方の内表面が、上記ナプキン本体1
8の肌当接面11側に折り曲げられている上記一対のフ
ラップ20の表面に当接するようにされている。これに
より、ナプキン本体18の粘着部16及びフラップ20
の非肌当接面12側に設けられている粘着部21が、包
装材30の内表面に設けられている剥離部により保護さ
れている。また、本形態における上記生理用ナプキン1
0の粘着部16は、図2に示すように、ナプキン本体1
8の非肌当接面12において、前方部13から後方部1
5に亘って連続して形成されている。このように、上記
粘着部16は、前方部13から後方部15に亘って連続
に形成されているのが特に好ましい。これに次いで好ま
しい形態として、上記粘着部16は、前方部13及び後
方部15に、それぞれ独立して2つ設けた形態を挙げる
ことができ、更に、この他に種々の形態とすることも可
能である。 【0021】本形態の生理用ナプキンの包装構造1は、
剥離紙を設ける必要がなく、また、ナプキン本体18の
非肌当接面12側の略全域に粘着部が設けられており、
より強固にショーツに固定することができる。 【0022】更に詳細には、本発明の包装構造は、フラ
ップを有する生理用ナプキンを包装材で仮包装し、仮包
装した生理用ナプキンを包装材と一体に折り重ねて、個
別包装してなり、生理用ナプキンの使用前(保存時)に
は、ナプキン本体に設けられている粘着部及びフラップ
の粘着部は、その全てが包装材に設けた剥離部により保
護されているので、使用時において充分なタック力を発
揮するように、広範囲に該粘着部を設けても、剥離紙を
用いずに該粘着部を保護することができる。また、該生
理用ナプキンの使用時には、包装材を剥離させるだけ
で、ナプキン本体の粘着部を露出させてショーツに貼着
させることができる。従って、本発明の生理用ナプキン
の包装構造は、生理用ナプキンの使用時におけるタック
力を実用上充分なものとするために、ナプキン本体に広
範囲に粘着部を設けても、剥離紙を用いることなく該粘
着部を保護することができ、また、包装構造をコンパク
トなものとすることができる。 【0023】また、生理用ナプキンの使用時において
は、図1(A)に示すミシン目34を引張り、包装材3
0を開封して、ナプキン本体18の上記粘着部16と包
装材30の剥離部31とを剥離させることにより、すぐ
に用いることができる。 【0024】本形態の生理用ナプキンの包装構造1は、
次のように形成される。本形態の生理用ナプキンの包装
構造1を形成するには、先ず、図2に示す生理用ナプキ
ンのフラップ20を、図4に示すように、ナプキン本体
18の肌当接面11側に折り曲げる。次いで、ナプキン
本体18の非肌当接面12全面と、フラップ20が折り
曲げられて露出した粘着部21とを包装材30で仮包装
する。次いで、仮包装した上記生理用ナプキン10を、
上記折曲部17において、後方部15、前方部13の順
序で、中央部14の肌当接面11側に3つ折りにし、最
終に包装材30の両側縁部32を、ヒートシールして止
着することにより形成することができる。 【0025】尚、本発明は上記の形態に限定されるもの
ではなく、例えば、包装材の剥離部は、該包装材の全面
に設けてもよく、また、上記の包装材の両側縁部を止着
するための手段も、ヒートシール以外の手段、例えば、
圧着、接着等により行うことができる。 【0026】 【発明の効果】本発明の生理用ナプキンの包装構造は、
羽根付き生理用ナプキンが、その使用時においてショー
ツに対して充分なタック力を有するように広範囲の粘着
部を備え、且つ該粘着部の包装材に対する剥離性にも優
れるものであり、具体的には、下記〜 等の効果を奏
する。包装材が伸びたり、裂けたりしない。袋を剥
がす際に生じる音が小さい。包装材が熱により収縮し
ない。包装材が粘着部から剥がしやすい。粘着部を
多数設けることができる。生理用ナプキンの使用時に
おける剥離紙を剥がす手間が省ける。特に通常の羽根付
きナプキンにおいて用いられているフラップ部分等の剥
離紙を廃棄する必要がなく、該剥離紙を便器に廃棄して
詰まらせることがない。また、生理用ナプキンの粘着
部を、ショーツに対して十分な固定力を有する程度の広
さとすることができる。包装構造の大きさを小さくで
き、コンパクトである。
構造の他の形態を示す斜視図であり、図1(B)は、図
1(A)に示す包装構造のI−I’断面図である。 【図2】図2は、図1に示す生理用ナプキンの底面図で
ある。 【図3】図3は、図1に示す包装材の斜視図である。 【図4】図4は、図2に示す生理用ナプキンにおいて、
フラップを折り曲げた態様を示す斜視図である。 【図5】図5は、図2に示す生理用ナプキンを包装材で
仮包装する態様を示す概略斜視図である。 【符号の説明】 1 生理用ナプキンの包装構造 10 生理用ナプキン 11 肌当接面 12 非肌当接面 13 前方部 14 中央部 15 後方部 16 粘着部 17 折曲部 18 ナプキン本体 20 フラップ 21 粘着部 30 包装材 31 剥離部 32 側縁部分 33 縁端部分 34 ミシン目
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ナプキン本体と、その長手方向の左右両
側縁部に、それぞれの幅方向外方に延出して形成された
一対のフラップとを有する生理用ナプキンにおける上記
一対のフラップを、それぞれ折り曲げた形態となした上
記生理用ナプキンを、上記ナプキン本体の少なくとも非
肌当接面を包装材で仮包装し、仮包装された上記生理用
ナプキンを、その長手方向に対して直交方向の折曲部に
おいて上記包装材と一体に折り重ねて、上記包装材にお
ける上記折曲部と直交方向の両側縁部を止着してなる、
生理用ナプキンの包装構造であって、 上記ナプキン本体及び上記フラップの非肌当接面に粘着
部が設けられており、 上記包装材の内表面における上記粘着部の対応部分に剥
離部が設けられており、 上記の一対のフラップは、それぞれ上記ナプキン本体の
肌当接面側に折り曲げられており、 上記生理用ナプキンは、長手方向を2つ折りした一枚の
上記包装材の一方の内表面が、上記ナプキン本体の非肌
当接面側全面と当接し、また該包装材の他方の内表面
が、上記ナプキン本体の肌当接面側に折り曲げられてい
る上記フラップの上記粘着部に当接するように仮包装さ
れている、 ことを特徴とする生理用ナプキンの包装構造。
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