JP3135535U - 創傷保護剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用手袋を着けた状態でもキャリアフィルム片の摘み部を摘み易く、観音開きのように摘み部を両側に開くようにしてキャリアフィルム片を剥がすことができるため、基材フィルムの端を捲り上げるような力は働かず、基材フィルムの端を浮き上がり難くすることができ皮膚に基材フィルムを綺麗に密着させることができる貼付作業性に優れる創傷保護剤を提供する。
【解決手段】基材フィルム2と、基材フィルム2の裏面に形成された粘着層と、粘着層3に剥離可能に付着された剥離シート5と、を備えた創傷保護剤であって、基材フィルム2の表面に並設して積層されたキャリアフィルム片7,7と、キャリアフィルム片7,7の内側の縁部分8,8の各々から左右に形成された摘み部9,9と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、医療分野で患部の包帯や保護、静脈用カテーテル(IVカテーテル)固定用等に使用されるドレッシング等の創傷保護剤に関するものである。
従来より、ドレッシング等の創傷保護剤は、医療分野で患部の包帯や保護、火傷,皮膚潰瘍,圧迫性壊疽(蓐傷)等の緩和、静脈用カテーテル(IVカテーテル)固定用等に使用されるため、種々のものが開発されている。
例えば、(特許文献1)には、「基材フィルムと、基材フィルムの裏面に形成された粘着層と、粘着層に付着された剥離シートと、基材フィルムの表面に積層されたキャリアフィルムと、を備え、キャリアフィルムの一端に基材フィルムに密着しない把手部を有する創傷保護剤」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「基材フィルムと、基材フィルムの裏面に形成された粘着層と、粘着層に付着された剥離シートと、基材フィルムの表面に積層されたキャリアフィルムと、キャリアフィルムの一端から突出させた突出部と、突出部に接着させた摘み片と、を備えた創傷保護剤」が開示されている。
実開平5−24021号公報 実開平7−326号公報
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)や(特許文献2)に開示された創傷保護剤は、キャリアフィルムの一端に把手部や摘み片を有しているので、剥離シートを剥がして皮膚に基材フィルムを接着した後、把手部や摘み片を摘んで引張れば、キャリアフィルムを基材フィルムから剥がすことができるものである。しかしながら、キャリアフィルムの一端の把手部や摘み片を摘んで引っ張ることによりキャリアフィルムを剥がすので、皮膚に接着させた基材フィルムの一端を捲り上げるような力が働き、基材フィルムの一端が浮き上がり基材フィルムが剥がれ易くなるという課題を有していた。
(2)(特許文献1)に開示された創傷保護剤の把手部はキャリアフィルムの一端から折り返されないまま延びているだけなので、剥離シートを剥がして皮膚に基材フィルムを接着した後は、把手部は皮膚からわずかに浮き上がった状態のため、把手部を摘み難いという課題を有していた。医療用手袋を着けた状態で作業を行う場合は、特に把手部を摘み難く作業性に欠けるという課題を有していた。
本考案は上記従来の課題を解決するもので、医療用手袋を着けた状態でもキャリアフィルム片の摘み部を摘み易く、観音開きのように摘み部を両側に開くようにしてキャリアフィルム片を剥がすことができるため、基材フィルムの端を捲り上げるような力は働かず、基材フィルムの端を浮き上がり難くすることができ皮膚に基材フィルムを綺麗に密着させることができる貼付作業性に優れる創傷保護剤を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本考案の創傷保護剤は、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の創傷保護剤は、基材フィルムと、前記基材フィルムの裏面に形成された粘着層と、前記粘着層に剥離可能に付着された剥離シートと、を備えた創傷保護剤であって、前記基材フィルムの表面に並設して積層されたキャリアフィルム片と、前記キャリアフィルム片の内側の縁部分の各々から左右に形成された摘み部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)キャリアフィルム片の内側の縁部分の各々から左右に形成された摘み部を備えているので、剥離シートを剥がして皮膚に基材フィルムを接着した後、キャリアフィルム片を剥がす際、医療用手袋を着けた状態でも摘み部を摘み易く、キャリアフィルム片を容易に剥がすことができるため作業性に優れる。
(2)基材フィルムの表面に並設して積層されたキャリアフィルム片と、キャリアフィルム片の内側の縁部分から左右に形成された摘み部と、を備えているので、観音開きのように、摘み部を摘んで両側に開くようにしてキャリアフィルム片を内側の縁部分から剥がすことができる。皮膚に接着させた基材フィルムの内側から端に向かってキャリアフィルム片が剥がされるので、基材フィルムの端を捲り上げるような力は働かないため、基材フィルムの端を浮き上がり難くすることができ、皮膚に基材フィルムを綺麗に密着させることができる。
ここで、基材フィルムの材質としては、適度な強度と伸びを有し皮膚に順応し得るものであれば特に制限なく、例えば軟質ポリウレタン、アクリル重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテルポリエステル、ナイロン誘導体等を用いることができる。これらのうち、軟質ポリウレタン、アクリル重合体、ポリエーテルポリエステル、ナイロン誘導体等は、フィルムとしたときに透明性を有しており水蒸気透過性にも優れているので、皮膚に接着した際に違和感がなく、また被覆した皮膚の呼吸を妨げることが少なく、かつ皮膚の白化現象を抑制することができるため好ましい。
基材フィルムの厚さとしては、皮膚に順応し得るようにするため10〜50μm、好ましくは12〜40μmが好適である。
粘着層としては、各種の感圧性粘着剤、例えば天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系等を用いて形成することができる。特に、透明性や皮膚に与える低刺激性から、アクリル系の感圧性粘着剤が好適に用いられる。
粘着層には、アクリノール、日局マーキュロクロム、グルコン酸クロルヘキシジン、セチルピリジウム、エチルアルコール、イソプロパノール、塩化ベンザコニウム、マレイン酸クロルフェニラミン、リドカイン、アラントイン、塩化ベンゼトニウム、ポピドンヨード、ヨードチンキ、塩酸クロルヘキシジン、クロラムフェニコール、ナイスタチン、硫酸フラジオマイシン、硫酸ゲンタマイシン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸ジブカイン、塩酸ナファゾリン等の殺菌消毒剤を一種若しくは二種以上配合し含有させることができる。また、ステロイド薬或いは非ステロイド系の消炎鎮痛剤等を含有させることもできる。
粘着層には、基材フィルムよりも小さめに形成された保護パッドを付着させることができる。創傷を保護するためである。保護パッドの表面には、傷口が付着するのを防止するため、ポリエチレン製等で形成されたネットを被せることもできる。
保護パッドは、綿、合成樹脂製繊維等の不織布等で形成されたものを用いることができる。また、ハイドロコロイドやハイドロゲル等の吸水材で形成させることもできる。
ハイドロコロイドは、高分子等の微小な粒子が凝集し粒子間に水を保持できるものであり、例えばペクチン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース等を挙げることができる。ハイドロゲルは、高分子が三次元網目構造を形成し網目に水を保持できるものであり、例えばポリビニルアルコール、ヒアルロン酸、アクリル系ポリマー等を挙げることができる。
綿、合成樹脂製繊維等の不織布等で形成された保護パッドには、上述の殺菌消毒剤を含有させることもできる。
剥離シートとしては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルム、上質紙,クラフト紙等の紙等で形成されたものを用いることができる。これらの表面にシリコーン樹脂処理やフッ素樹脂処理等を施すことで、粘着層との剥離性を高めることができる。
剥離シートには、手指で摘んで剥離させるきっかけとする掴み部を形成しておくと、簡単に剥離シートを剥がすことができるため好ましい。掴み部の縁部は、直線状,波線状,鋸歯状等、種々の形状に仕上げることができる。
キャリアフィルム片としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルム、上質紙,クラフト紙等の紙等で形成されたものを用いることができる。
キャリアフィルム片は、使用前に基材フィルムに傷が付いたり破損したりするのを防止するとともに、基材フィルムを補強し皮膚に接着し易くするものなので、20〜100μm程度の厚さに形成されていればよい。
摘み部としては、並設されたキャリアフィルム片の内側の縁部分の各々から左右にキャリアフィルム片を折り返して形成することができる。また、キャリアフィルム片の内側の縁部分に、キャリアフィルム片とは別体の摘み片を接着して形成することもできる。
摘み部の縁部は、直線状,波線状,鋸歯状等、種々の形状に仕上げることができる。
創傷保護剤は、例えば、摘み部を形成したキャリアフィルム片の上に押し出し成形等によって基材フィルムを成形し、これとは別に、剥離シートの上に粘着層を公知の方法により形成した後、粘着層を基材シートに付着させることによって製造することができる。
また、キャリアフィルムの上に押し出し成形等によって基材フィルムを成形し、これとは別に、剥離シートの上に粘着層を公知の方法により形成した後、粘着層を基材シートに付着させる。次いで、キャリアフィルムにカッター等で切れ目を入れ、切れ目の両側に折り返した摘み片を接着することによって製造することができる。
本考案の創傷保護剤は、製造後、滅菌袋等に個別包装することができる。
本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の創傷保護剤であって、前記摘み部が、摘んだ指との摩擦抵抗を高める摩擦抵抗付加部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部が摩擦抵抗付加部を備えているので、摘み部を摘んだ指が滑り難くなり、誰でも上手に皮膚に貼り付けることができる。病院では医療用手袋(手術用手袋)を着用したまま貼付するので特に滑り易いが、摩擦抵抗付加部により滑らずに難なく摘むことができ確実に貼付することができる。
ここで、摩擦抵抗付加部としては、摘み部の表面の摩擦抵抗を平滑な合成樹脂製フィルムの表面の摩擦抵抗よりも高めることができるものであれば、特に制限はない。キャリアフィルム片を折り返して形成した摘み部が摩擦抵抗を高めるように加工されたものであってもよいし、キャリアフィルム片に接着した摘み片で摘み部の摩擦係数を高めるようにしてもよい。例えば、摘み部の材質を上質紙,クラフト紙等の紙で形成することにより、紙の繊維による紙自体の表面のざらつきを摩擦抵抗付加部とすることができる。また、エンボス加工を施したり、摘み部の一面側から針等を刺衝したりして形成された凹部や凸部を摩擦抵抗付加部とすることができる。また、表面に繊維やメッシュ等を接着して形成された凹凸を摩擦抵抗付加部とすることができる。また、梨地加工が施された梨地部分を摩擦抵抗付加部とすることができる。また、平滑な合成樹脂製フィルムよりも摩擦抵抗の高い合成ゴム製や天然ゴム製等のシートを接着して、摩擦抵抗付加部とすることもできる。また、摘み部に襞や皺、擦過痕を形成し、これらを摩擦抵抗付加部とすることもできる。
本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の創傷保護剤であって、前記摘み部が、前記キャリアフィルム片の前記縁部分に摘み片が接着されて形成された構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)キャリアフィルム片の縁部分に摘み片が接着されて摘み部が形成されているため、製造時には、キャリアフィルム片を折り曲げて摘み部を形成する煩雑な工程を経る必要がなく、生産性に優れる。
ここで、摘み片としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルムで形成されたものを用いることができる。また、上質紙等の非塗工印刷用紙、クラフト紙等の包装用紙、雑種紙等の表面に繊維が露出した紙、織布や不織布等の布で形成されたものも用いることができる。
摘み片のキャリアフィルム片の表面への接着は、ゴム系やアクリル系の接着剤を用いる外、熱融着等の方法を用いることもできる。
摘み片は、キャリアフィルム片と同程度の厚さのものを用いることができる。また、キャリアフィルム片の1.2〜5倍程度の厚さに形成されたものも用いることができる。摘み片が厚くなると、摘み部を摘んだ指先に力を入れ易くなりしっかりと摘んで剥がすことができる。
また、摘み片に、請求項2で説明した摩擦抵抗付加部を設けることもできる。
本考案の請求項4に記載の考案は、請求項3に記載の創傷保護剤であって、前記摘み片が、紙で形成された構成を有している。
この構成により、請求項3で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み片が紙で形成されているので、簡単に折り癖を付けられるため生産性に優れる。これに対し、摘み片を合成樹脂製フィルムで形成したときは、折り返す部分や折り曲げる部分にミシン目等の折り線を形成しなければ折り癖を付けることができないので、折り線を形成する工程が余分に必要になり生産性に欠ける。
(2)表面に露出した紙の繊維により摘み片の表面には自然にざらつきが生じており、これが摩擦抵抗付加部になるため、エンボス加工や梨地加工等を施さなくても、摘んだ指を滑り難くすることができ生産性に優れる。
本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4の内いずれか1に記載の創傷保護剤であって、前記摘み部に色彩が施されている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部に色彩が施されているので目印となり、緊急を要する医療現場でも、摘み部を正確に摘んでキャリアフィルム片を剥がすことができる。
ここで、摘み部に施された色彩は、青色,緑色,黄色,赤色,黒色等、種々用いることができる。摘み部の全部に色彩を施しても良いし、一部だけに色彩を施しても良い。また、青色,緑色,黄色,赤色,黒色等の色彩を施した矢印の図形を表示し、摘み部の引っ張る方向を示すようにしても良い。また、剥離シートとキャリアフィルム片の剥がす順番を、色彩を施した数字等で表示しても良い。
本考案の請求項6に記載の考案は、請求項1乃至5の内いずれか1に記載の創傷保護剤であって、前記摘み部に切り込み部が形成された構成を有している。
この構成により、請求項1乃至5の内いずれか1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部に切り込み部が形成されているので、摘み部の表と裏から摘んだ指を切り込み部で合わせたり、指を切り込み部に入れて指を掛けたりして摘むことができるため、摘み部をしっかりと摘んでキャリアフィルム片を剥がすことができる。
ここで、切り込み部としては、指の一部が掛かるようなものであれば特に制限されず、直線状、波線状、鋸歯状、略円弧状、半楕円状、十字状、放射状、T状、Y状、V状、略H状、略I状、略コ字状、山形状等に形成されたものを用いることができる。
以上のように、本考案の創傷保護剤によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の考案によれば、
(1)剥離シートを剥がして皮膚に基材フィルムを接着した後、キャリアフィルム片を剥がす際、医療用手袋を着けた状態でも摘み部を摘み易く、キャリアフィルム片を容易に剥がすことができるため貼付作業性に優れた創傷保護剤を提供できる。
(2)観音開きのように摘み部を摘んで両側に開くようにしてキャリアフィルム片を剥がすことができるため、皮膚に接着させた基材フィルムの内側から端に向かってキャリアフィルム片が剥がされるので、基材フィルムの端を捲り上げるような力は働かず、基材フィルムの端を浮き上がり難くすることができ皮膚に基材フィルムを綺麗に密着させることができる創傷保護剤を提供できる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、
(1)病院では医療用手袋(手術用手袋)を着用したまま貼付することがあるが、摩擦抵抗付加部により滑らずに難なく摘むことができ確実に貼付することができる創傷保護剤を提供できる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)キャリアフィルム片の縁部分に摘み片が接着されて摘み部が形成されているため、製造時には、キャリアフィルム片を折り曲げて摘み部を形成する煩雑な工程を経る必要がなく生産性に優れた創傷保護剤を提供できる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項3の効果に加え、
(1)摘み片が紙で形成されているので、簡単に折り癖を付けて折り返したり折り曲げたりできるため生産性に優れた創傷保護剤を提供できる。
(2)表面に露出した紙の繊維により摘み片の表面には自然にざらつきが生じており、これが摩擦抵抗付加部になるため、エンボス加工や梨地加工等を施さなくても、摘んだ指を滑り難くすることができ生産性に優れた創傷保護剤を提供できる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項1乃至4の内いずれか1の効果に加え、
(1)摘み部に色彩が施されているので目印となり、緊急を要する医療現場でも、摘み部を正確に摘んでキャリアフィルム片を剥がすことができる貼付作業性に優れた創傷保護剤を提供できる。
請求項6に記載の考案によれば、請求項1乃至5の内いずれか1の効果に加え、
(1)摘み部の表と裏から摘んだ指を切り込み部で合わせたり、指を切り込み部に入れて指を掛けたりして摘むことができるため、摘み部をしっかりと摘んでキャリアフィルム片を剥がすことができ貼付作業性に優れた創傷保護剤を提供できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本考案の実施の形態1における創傷保護剤の斜視図であり、図2は実施の形態1における創傷保護剤の要部断面図である。
図中、1は実施の形態1における創傷保護剤、2は軟質ポリウレタン,アクリル重合体,ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリエーテルポリエステル,ナイロン誘導体等で略矩形状に形成された基材フィルム、3は天然ゴム系,合成ゴム系,アクリル系,シリコーン系等の感圧性粘着剤で基材フィルム2の裏面に形成された粘着層、4は基材フィルム2よりも小さめの綿,合成樹脂製繊維等の不織布やハイドロコロイド,ハイドロゲル等の吸水材等で形成され粘着層3に付着された保護パッド、5はポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルムや上質紙,クラフト紙等の紙等で形成され基材フィルム2の裏面の粘着層3の一部に付着された剥離シート、5aは剥離シート5の上に折り返された内側掴み部、6は剥離シート5で覆われた残りの粘着層3の全面に付着された剥離シート、6aは剥離シート6に延設され内側掴み部5aの上に覆設させた外側掴み部、7はポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルムや上質紙,クラフト紙等の紙等で形成され基材フィルム2の表面に2枚を隙間なく並設して積層されたキャリアフィルム片、8は2枚のキャリアフィルム片7の内側の縁部分、9,9は上質紙等の非塗工印刷用紙,クラフト紙等の包装用紙,雑種紙等の紙で形成され、キャリアフィルム片7,7の内側の縁部分8,8の各々に接着されて左右両側に折り返して形成された摘み片である。
なお、本実施の形態においては、摘み片9は全面が青色の色彩が施されており、摘み片9が摘み部を構成している。
以上のように構成された本考案の実施の形態1における創傷保護剤について、以下その使用方法を説明する。
まず、外側掴み部6aを摘んで剥離シート6を粘着層3から引き剥がした後、患部に基材フィルム2を接着させる。次いで、内側掴み部5aを摘んで剥離シート5を粘着層3から剥がしながら、残りの粘着層3を患部に接着させ、基材フィルム2の全体を患部に接着させる。次に、摘み片9,9を左右の手指で各々摘んで、観音開きのように左右に開くようにしてキャリアフィルム片7,7を剥がして貼付する。
以上のように、本考案の実施の形態1における創傷保護剤は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)キャリアフィルム片7,7の内側の縁部分8,8の各々から左右に折り返して形成された摘み部としての摘み片9,9を備えているので、医療用手袋を着けた状態でも摘み片9を摘み易く、キャリアフィルム片7を容易に剥がすことができるため作業性に優れる。
(2)観音開きのように摘み片9,9を摘んで両側に開くようにしてキャリアフィルム片7,7を剥がすことができるので、患部に貼付された基材フィルム2の端を捲り上げるような力は働かないため、基材フィルム2の端を浮き上がり難くすることができ、皮膚に基材フィルム2を綺麗に密着させることができる。
(3)キャリアフィルム片7の縁部分8に摘み片9が接着されて摘み部が形成されているため、製造時には、摘み部と一体化したキャリアフィルムを折り曲げて摘み部を形成する煩雑な工程を経る必要がなく、生産性に優れる。
(4)摘み片9が紙で形成されているので、簡単に折り癖を付けて折り返すことができるため生産性に優れる。
(5)摘み片9の表面に露出した紙の繊維により自然にざらつきが生じており、これが摩擦抵抗付加部になるため、摘んだ指を滑り難くすることができ貼付作業性に優れるとともに、エンボス加工や梨地加工等を施さなくても良いため生産性に優れる。
(6)摘み片9に色彩が施されているので目印となり、緊急を要する医療現場でも、摘み片9を正確に摘んでキャリアフィルム片7を剥がすことができ貼付作業性に優れる。
ここで、本実施の形態においては、保護パッド4が付着された場合について説明したが、例えばカテーテル固定用等のように、用途によっては保護パッド4を設けない場合もある。
また、本実施の形態においては、キャリアフィルム片7,7が隙間なく並設されて縁部分8,8が突合せられた場合について説明したが、これに限定するものではなく、キャリアフィルム片7,7は皮膚に基材フィルム2を接着する際の補強を目的としているため、この目的の範囲内で適宜間隔をあけて並設させることができる。
また、摘み片9,9をキャリアフィルム片7,7に接着した結果、二つの摘み片9,9同士を近接させた場合について説明したが、これに限定するものではなく、摘み片9はキャリアフィルム片7を内側の縁部分8から端に向かって剥離することを目的とするため、この目的の範囲内で摘み片9,9同士の間隔は適宜設定することができる。
(実施の形態2)
図3は本考案の実施の形態2における創傷保護剤の斜視図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、1aは実施の形態2における創傷保護剤、7aはポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルムや上質紙,クラフト紙等の紙等で形成され基材フィルム2の表面に2枚を並設して積層されたキャリアフィルム片、8aは2枚のキャリアフィルム片7の内側の縁部分、9a,9aは梨地加工が施された合成樹脂製フィルムや、平滑な合成樹脂製フィルムよりも摩擦抵抗の高い合成ゴム製や天然ゴム製等のシートで形成され、キャリアフィルム片7,7の内側の縁部分8a,8aの各々に接着されて左右両側に折り返して縁部が波線状に形成された摘み部としての摘み片である。
以上のように本考案の実施の形態2における創傷保護剤は構成されているので、実施の形態1で説明した作用(1)〜(3)に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み片9aに施された梨地加工や、摘み片9aの合成ゴム等が摩擦抵抗付加部として摩擦抵抗を高めるので、摘み片9aを摘んだ指が滑り難くなり、誰でも上手に皮膚に貼り付けることができる。
(実施の形態3)
図4は本考案の実施の形態3における創傷保護剤の斜視図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、1bは実施の形態3における創傷保護剤、7bは基材フィルム2の表面に2枚を並設して積層されたキャリアフィルム片、8bは2枚のキャリアフィルム片7bの内側の縁部分、9b,9bはキャリアフィルム片7b,7bの内側の縁部分8b,8bの各々から延設され左右に折り返してキャリアフィルム片7b,7bと一体に形成された摘み部、10は摘み部9bに形成された略円弧状の切り込み部である。
以上のように本考案の実施の形態3における創傷保護剤は構成されているので、実施の形態1で説明した作用(1)〜(2)に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部9bに切り込み部10が形成されているので、摘み部9bの表と裏から摘んだ指を切り込み部10で合わせたり、指を切り込み部10に入れて指を掛けたりして摘むことができるため、摘み部9bをしっかりと摘んでキャリアフィルム片7bを剥がすことができる。
本実施の形態においては、キャリアフィルム片7bと一体に形成された摘み部9bに切り込み部10が形成された場合について説明したが、摘み部9bの代わりに、実施の形態1や2で説明したような摘み片をキャリアフィルム片に接着し、この摘み片に切り込み部を形成する場合もある。この場合も同様の作用が得られる。
(実施の形態4)
図5は本考案の実施の形態4における創傷保護剤の斜視図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、1cは実施の形態4における創傷保護剤、7cは基材フィルム2の表面に2枚を並設して積層されたキャリアフィルム片、8cは2枚のキャリアフィルム片7cの内側の縁部分、9c,9cはキャリアフィルム片7c,7cの内側の縁部分8c,8cの各々から延設され左右に折り返してキャリアフィルム片7c,7cと一体に形成された摘み部、11は摘み部9cに繊維やメッシュ等を接着して凹凸を形成した摩擦抵抗付加部である。
以上のように本考案の実施の形態4における創傷保護剤は構成されているので、実施の形態1で説明した作用(1)〜(2)に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部9cが摩擦抵抗付加部11を備えているので、摘み部9cを摘んだ指が滑り難くなり、誰でも上手に皮膚に貼り付けることができる。
(実施の形態5)
図6は本考案の実施の形態5における創傷保護剤の斜視図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、1dは実施の形態5における創傷保護剤、7dは基材フィルム2の表面に2枚を並設して積層されたキャリアフィルム片、8dは2枚のキャリアフィルム片7dの内側の縁部分、9d,9dはポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル及びこれらの積層複合体等の合成樹脂製フィルムや上質紙,クラフト紙等の紙等で形成され、キャリアフィルム片7d,7dの内側の縁部分8d,8dの各々に接着されて端が浮き上がるように少し折り曲げて縁部分8d,8dから左右両側に形成された摘み部としての摘み片、12は摘み片9dにエンボス加工等で形成された凹凸部の摩擦抵抗付加部である。
以上のように本考案の実施の形態5における創傷保護剤は構成されているので、実施の形態1で説明した作用(1)〜(3)に加え、以下のような作用が得られる。
(1)摘み部9dが摩擦抵抗付加部12を備えているので、摘み部9dを摘んだ指が滑り難くなり、誰でも上手に皮膚に貼り付けることができる。
本考案は、医療分野で患部の包帯や保護、静脈用カテーテル(IVカテーテル)固定用等に使用されるドレッシング等の創傷保護剤に関し、医療用手袋を着けた状態でもキャリアフィルム片の摘み部を摘み易く、観音開きのように摘み部を両側に開くようにしてキャリアフィルム片を剥がすことができるため、基材フィルムの端を捲り上げるような力は働かず、基材フィルムの端を浮き上がり難くすることができ皮膚に基材フィルムを綺麗に密着させることができる貼付作業性に優れる創傷保護剤を提供することができる。
実施の形態1における創傷保護剤の斜視図 実施の形態1における創傷保護剤の要部断面図 実施の形態2における創傷保護剤の斜視図 実施の形態3における創傷保護剤の斜視図 実施の形態4における創傷保護剤の斜視図 実施の形態5における創傷保護剤の斜視図
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 創傷保護剤
2 基材フィルム
3 粘着層
4 保護パッド
5 剥離シート
5a 内側掴み部
6 剥離シート
6a 外側掴み部
7,7a,7b,7c,7d キャリアフィルム片
8,8a,8b,8c,8d 縁部分
9,9a,9d 摘み片
9b,9c 摘み部
10 切り込み部
11,12 摩擦抵抗付加部

Claims (6)

  1. 基材フィルムと、前記基材フィルムの裏面に形成された粘着層と、前記粘着層に剥離可能に付着された剥離シートと、を備えた創傷保護剤であって、
    前記基材フィルムの表面に並設して積層されたキャリアフィルム片と、前記キャリアフィルム片の内側の縁部分の各々から左右に形成された摘み部と、を備えていることを特徴とする創傷保護剤。
  2. 前記摘み部が、摘んだ指との摩擦抵抗を高める摩擦抵抗付加部を有していることを特徴とする請求項1に記載の創傷保護剤。
  3. 前記摘み部が、前記キャリアフィルム片の前記縁部分に摘み片が接着されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の創傷保護剤。
  4. 前記摘み片が、紙で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の創傷保護剤。
  5. 前記摘み部に色彩が施されていることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1に記載の創傷保護剤。
  6. 前記摘み部に、切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1に記載の創傷保護剤。
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