JP2007175299A - 貼付剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離フィルムの剥離から貼付まで、膏体に一切手を触れることがなく、安全かつ衛生的に貼付することができる貼付剤の提供。
【解決手段】支持体と、該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体と、該膏体面に貼着される剥離フィルムからなる積層構造を有する貼付剤において、
(a)膏体面に貼着される剥離フィルムが二枚の剥離フィルムからなり、
(b)第一剥離フィルムは、その中央部で折り曲げられたV型剥離フィルム形状を有すると共に、その折り曲げられたV型剥離フィルムの片面を、折り曲げ部が膏体の中央部に向かうように前記膏体面の端部から貼着し、V型剥離フィルムの他面を掴み部とし、
(c)残りの膏体面に第二剥離フィルムを貼着すると共に、該第二剥離フィルムの端部が前記V型の第一剥離フィルムの折り曲げ部をカバーするように積層部を設け、該積層部を掴み部として構成した、
ことを特徴とする貼付剤である。
【選択図】図1

Description

本発明は、消炎・鎮痛、或いは掻痒治療等を目的としたパップ剤等の貼付剤に関する。更に詳しくは、健常者のみならず高齢者や握力の低下した患者であっても、剥離フィルムの剥離から貼付剤の貼付までの動作を、一連の作業の中で容易に行うことができ、更に膏体に一切手を触れることなく、安全かつ衛生的に貼付することができる、優れた貼付剤に関する。
現在、高齢化或いはハードワーク等により生じる腰痛、関節痛、肩こり等の対症療法として、消炎・鎮痛作用を有するパップ剤等が広く利用されている。また近年では、帯状疱疹等の治療に際しても貼付剤が広く利用されるに至っている。
従来のパップ剤等の貼付剤1は、例えば図7に示すように、白色や肌色等の支持体2と当該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体3と、該膏体の全面を被覆する一枚の剥離フィルム4からなる積層構造として構成されているのが一般的である。
この一般的な貼付剤の貼付方法(使用方法)としては、例えばパップ剤の場合にあっては、指先でパップ剤の隅を強い力で擦り合わせて剥離フィルム4を、故意にズレさせることにより膏体3の面から剥離させ、その部位が復元しないうちに速やかに膏体を直接指で押さえ、もう片方の指先で、粘着性を有する膏体部同士が貼着しないようにゆっくりと剥離フィルム4を完全に剥がした後、膏体部と支持体を持って患部に貼付していた。
しかしながら、このような膏体の全面を一枚の剥離フィルムで被覆した貼付剤にあっては、膏体面からの剥離フィルムの剥離が困難であり、時として膏体部同士が接着してしまい、貼付剤がスムーズに患部に貼付できない事態が発生していた。
かかる問題点を解決するために、例えば図8に示すような貼付剤が提案されている(特許文献1)。この貼付剤1は、白色や肌色等の支持体2と、該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体3と、該膏体に貼着された、上側剥離フィルム4aと下側剥離フィルム4bの二枚の剥離フィルムで構成されているものである。
この貼付剤の貼付方法としては、二枚の剥離フィルムのうち、上側の剥離フィルム4aの掴み部分を指でつまみ、ゆっくりと剥がし、次に下側の剥離フィルム4bの掴み部分を指でつまみ、粘着性を有する膏体部同士が接着しないようにゆっくりと剥離フィルムを完全に剥がした後、膏体部と支持体を持って患部に貼付するものである。
また、特殊な例として、例えば図9に示すように、白色や肌色等の支持体2と、該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体3と、該膏体の全面に、概略中央部に切り目5を設けた一枚の剥離フィルム4で被覆する構成からなる貼付剤1も提案されている(例えば、特許文献2)。
この貼付剤の貼付方法としては、例えばパップ剤の両端を引っ張ることで一枚の剥離フィルム4が切り目5から分断され、その分断されて広がった部分に現れた膏体部を患部に貼付した後、分断された左右の剥離フィルムを剥ぎ取って支持体側から圧着させ、貼付するものである。
特開2001−219622号公報 特許第3192333号
しかしながら、これら上記した従来のパップ剤等の貼付剤では、いまだ以下に記載するような問題点を有するものである。すなわち、
(1)パップ剤等の貼付剤は、支持体の一面のほぼ全面に膏体を展着した後、当該膏体の上面に剥離フィルムを貼着して得られた積層物としての貼付剤の原反を、長方形などの角形状等に裁断して形成しているため、支持体、膏体及び剥離フィルムの積層物の外周断面が同一面化されている。したがって、剥離フィルムを貼付剤の外周縁で膏体から剥がすにあたって、剥がし始める手掛かりがないために、外周縁を手指で器用に擦り合わせる必要があり、高齢者等には剥離作業が困難である。
(2)膏体には、患部への接着力を考慮して増粘作用が付与されているため、粘着性が極めて高く、剥離フィルムを剥がすために強い力が必要となる。そのうえ、パップ剤等の貼付剤の両端部を引っ張って剥離フィルムを剥離させるタイプでは、更に強い力が必要となるために、高齢者等にとっては困難な作業となる。
(3)また、これらのパップ剤等の貼付剤では、剥離フィルムを全て剥がした後、又は剥がしながら患部に貼着する手段を選択しているために、貼付の際に指先が膏体に直接触れることがあり、粘着性を有する膏体同士の接着や、貼付剤自体がシワになり易く、そのようなことを防止するためにはゆっくり慎重に作業しないと、正しく貼付できないものである。
(4)さらに、剥離フィルムの剥離にあたって指先が膏体に直接触れることにより、膏体の粘着力が低下してしまい、貼付後パップ剤等の貼付剤のめくれが懸念される。
(5)またさらに、指先が膏体に直接触れることで、膏体が不衛生となり、損傷皮膚への貼付の際には十分注意が必要であり、好ましいものではない。
(6)さらに、指先が膏体に直接触れることで、膏体に含まれる薬効成分等が指先に転移する可能性があり、また、膏体によるべとつき等の不快感のために、十分な洗浄が必要である。
本発明は、上記した従来の貼付剤が有する問題点を解決し、健常者のみならず高齢者や握力の低下した患者であっても、剥離フィルムの剥離から貼付までの動作を、一連の作業の中で容易に行うことができると共に、膏体に一切手を触れることがなく、安全かつ衛生的に貼付することができる貼付剤を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための本発明は、基本的態様として、
(1)支持体と、該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体と、該膏体面に貼着される剥離フィルムからなる積層構造を有する貼付剤において、
(a)膏体面に貼着される剥離フィルムが二枚の剥離フィルムからなり、
(b)第一剥離フィルムは、その中央部で折り曲げられたV型剥離フィルム形状を有すると共に、その折り曲げられたV型剥離フィルムの片面を、折り曲げ部が膏体の中央部に向かうように前記膏体面の端部から貼着し、V型剥離フィルムの他面を掴み部とし、
(c)残りの膏体面に第二剥離フィルムを貼着すると共に、該第二剥離フィルムの端部が前記V型の第一剥離フィルムの折り曲げ部をカバーするように積層部を設け、該積層部を掴み部として構成した、
ことを特徴とする貼付剤である。
より具体的には、本発明は、
(2)膏体面に対する第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの貼着面積比が、第一剥離フィルム:第二剥離フィルム=3:1〜1:3である上記(1)に記載の貼付剤;
(3)膏体面に対する第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの貼着面積比が、第一剥離フィルム:第二剥離フィルム=1:1〜2:1である上記(1)に記載の貼付剤;
(4)第二剥離フィルムの掴み部が、10〜30mmである上記(1)〜(3)のいずれかに記載の貼付剤;
(5)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部の端部形状が、直線、波型又は山型の曲線若しくはそれらの組み合わせ形状である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の貼付剤;
(6)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムが、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンのプラスチックフィルム、紙、合成紙、合成樹脂を単体又はラミネートした複合フィルム、或いはアルミ箔、蒸着フィルムをラミネートした複合フィルムからなるものである上記(1)〜(5)のいずれかに記載の貼付剤;
(7)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムがシリコン加工されたものである上記(1)〜(6)のいずれかに記載の貼付剤;
(8)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムがエンボス加工されたものである上記(1)〜(7)のいずれかに記載の貼付剤;
(9)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部に模様又は着色を施した上記(1)〜(8)のいずれかに記載の貼付剤;
(10)第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部が他の部分と異なるエンボス加工を施したものである上記(1)〜(3)いずれかに記載の貼付剤;
である。
本発明が提供する貼付剤は、上記したように、膏体面を第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの2枚の剥離フィルムにより貼着し、両剥離紙に掴み部を設けた点に特徴を有するものである。
この掴み部を有することにより、第二剥離フィルム、すなわち、上側の剥離フィルムの掴み部を指で容易に掴むことができ、弱い力で安全かつ容易に上側の第二剥離フィルムを剥がすことができる。
次いで、下側のV型を有する第一剥離フィルムの掴み部と支持体との積層物を指で掴み、第一剥離フィルムの掴み部を滑らせるように貼付剤外側方向に引き剥がすことで、露出した膏体が自然に患部に貼着されることとなる。
したがって、剥離フィルムの剥離の際、剥がし始める手がかりを強い力で作る必要がないので、力の弱い高齢者等でもスムーズに剥離フィルムを剥離することができ、片手で剥離から貼付までの一連の作業を容易に行うことができる利点を有している。
また、貼付剤の両端部を強引に引っ張ることなく剥離フィルムの剥離が可能であることから、貼付剤が当初の定形を保ったまま貼付することが可能になり、貼り損じが極めて少ない利点を有している。
さらに、貼付剤の両端部を強引に引っ張ることなく剥離フィルムの剥離が可能であることから、全く伸縮しない支持体を選択しても、容易に剥離及び貼付できる貼付剤を提供できる利点を有している。
また、剥離フィルムの剥離から患部に対する貼付までの作業中で、膏体が手指等に一切触れることがないことより、膏体自体の粘着力及び皮膚追随性を損なわないものであり、膏体への汚染が無いことから、衛生的に損なわれず、皮膚損傷部位への適用の貼付剤としても安全な貼付剤が提供される利点を有している。
さらにまた、手指のべとつきが一切無いことから、極めて衛生的に貼付が行えると共に、手指の洗浄等は特に必要としない利点を有している。
本発明の貼付剤で使用する剥離フィルムとしては、無延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の樹脂フィルム、紙、合成紙、合成樹脂を単体又はラミネートして複合させたものや、アルミ箔、蒸着フィルムと上記素材をラミネートさせたもの、及び上記単一素材又は複合素材にシリコン加工やエンボス加工、更には印刷又は着色を施したものを用いることができる。
剥離フィルムの厚みは10〜200μm、好ましくは25〜75μmの範囲であることが好ましい。剥離フィルムの厚みが25μm未満であると、その薄さによりフィルム自体が掴み難くなり、また貼付剤の製造時にあたって、フィルムにシワが発生し易くなるので好ましいものではない。また、剥離フィルムの厚みが75μmを超えると、貼付剤の製造における裁断性が低下し、貼付剤自体のコストアップの要因となる。さらに、剥離フィルム自体もより高価なものとなり、コストの面から見ても好ましいものではない。
本発明においては、剥離フィルムには、剥離時における手指のすべりを防止するために、エンボス加工を施すことが好ましい。エンボス加工部は、剥離フィルムの全面または局部的な箇所、例えば、掴み部分等に形成される。
このエンボス加工の形状は、特に限定されるものではないが、好ましくは手指が滑ることなく掴み易いものであればよく、ダイヤ柄、格子型、亀甲柄、波形、その他種々の形状に形成されることができる。
また、剥離フィルムの剥離方法を明確にするために、第一剥離フィルムと第二剥離フィルムの両者、又はそのいずれか一方に、文字、矢印、記号、イラスト等を表示するか、又は着色等をしてもよい。
第二剥離フィルムの掴み部分、すなわち上側の剥離フィルムと下側に位置するV型の第一剥離フィルムの重なり部分(積層部分)としては、10〜30mm程度の幅を有するのが好ましく、更に好ましくは15〜25mm幅が好ましい。この掴み部分が15mm幅未満の場合には、手指でその掴み部分を掴みにくくなり、また製造時の蛇行による作業性の悪化、及び歩留まりが低下傾向となり好ましくない。また、掴み部分が30mm幅を超える場合には、手指による掴み部分の掴みは容易になるものの、コストアップの要因になり、また包装袋へ充填する際に積層部分が捲れ易くなり、好ましいものではない。
上側の第二剥離フィルムと下側のV型第一剥離フィルムの積層部分においては、好ましくは文字、矢印、記号、イラスト等を表示、または着色して端部を明確にすることが好ましい。更に、掴み部分だけ他と異なるエンボス加工を施し、より目立つよう配慮することも好ましい。
上側の第二剥離フィルムと下側のV型第一剥離フィルムの膏体と貼着する面積比率については、特に限定されない。好ましくは上側の第二剥離フィルム:下側のV型第一剥離フィルム=3:1〜1:3、更に好ましくは1:1〜2:1が好ましい。
上側の第二剥離フィルムと下側のV型第一剥離フィルムの面積比率が1:1より小さくなると、上側の第二剥離フィルムを剥離し、膏体部分を患部に貼付し、続いて上側のV型第一剥離フィルムを手指で軽く擦りながら引き剥がす際に、貼付部位をもう片方の手指で圧着させ、脱落防止を配慮する傾向が生じる。更に下側V型剥離フィルムの貼着面積が増えるので、コストアップ傾向となるために好ましくない。
また、上側の第二剥離フィルムと下側のV型第一剥離フィルムの面積比率が2:1より大きくなると、上側の第二剥離フィルムを剥離する際に膏体同士が貼着する可能性が生じ、ゆっくり丁寧に剥離フィルムを剥離する配慮が必要になる。更に上側の第二剥離フィルムの掴み部分が下側のV型第一剥離フィルムの掴み部分に近づき、上側の第二剥離フィルムを剥離する際に、上下剥離フィルムの掴み部分を同時に掴んでしまう傾向になることから好ましくない。
上側に位置する第二剥離フィルムの掴み部分の端部の切断面は、直線、波型、山型等には限定されない。好ましくは直線〜緩やかな曲線を有する形状であるのが好ましく、凸部が鋭角な形状は剥離フィルムの先端で指先を負傷する恐れがあるので好ましくない。
また、下側に位置するV型第一剥離フィルムの掴み部分の端部の切断面も、直線、波型、山型等には限定されない。好ましくは直線〜緩やかな曲線を有する形状で、凸部が鋭角な形状は剥離フィルムの先端で指先を負傷する恐れがあるので好ましくない。更に凸部が鋭角な形状は、製造時の膏体と下側V型剥離フィルムとを貼着する際に凸部が妨げになり歩留まりが低下するので好ましくない。
本発明の貼付剤において使用する支持体としては、織布、不織布、ラミネート品等が挙げられ、その伸縮性の有無は限定されない。
支持体の具体的な材料としては、紙、綿、大麻、黄麻等の靱皮繊維、マニラ麻等の葉脈繊維等のセルロース繊維、羊毛等の獣毛繊維や、絹繊維、羽毛繊維等のタンパク繊維等の天然繊維、レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維や再生タンパク繊維等の再生繊維、酢酸セルロース繊維やプロミックス等の半合成繊維、ナイロンアラミド繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリウレタン繊維、ポリオキシメチレン繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール繊維、ポリイミド繊維等を挙げることができ、これらの繊維の単体または複合繊維を用いて、織布、不織布に加工し利用することができる。
支持体は、その引っ張り強度、厚さ、伸縮性等を貼付部位に応じて、また薬物の支持体への移行等を考慮して、上記材料の中から適宜選択される。
貼付剤に使用する膏体は、基剤に薬物を含有等させることにより、外用のパップ剤等の貼付剤として有効に利用させるものである。膏体は、皮膚への薬効効果が十分に得られるように水分を含有し、かつ粘着性を有し、常温またはそれ以上の温度においても軟化せず、膏体が皮膚に残らない適度な凝集性を有するように形成されるものである。
膏体に含有される増粘剤としては、膏体に水分を30%〜80%程度安定に保持することでき、かつ保水性を有するような増粘剤が望ましい。このような増粘剤の具体例としては、グァーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、寒天、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、ペクチン、澱粉等の植物系、ザンタンガム、アカシアガム等の微生物系、ゼラチン、コラーゲン等の動物系の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等のデンプン系等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタクリレート等のビニル系、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム等のアクリル系、その他ポリエチレンオキサイド、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体等の合成高分子等の水溶性高分子等を好適に用いることができる。
そのなかでも、特にポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。このポリアクリル酸ナトリウムは、ゲル強度が強く、かつ保水性に優れるからである。さらに、平均重合度20,000〜70,000のポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。平均重合度が20,000より小さくなるにつれ増粘効果が乏しくなり、十分なゲル強度を得ることができなくなり、また、平均重合度が70,000より大きいと増粘効果が強すぎ、作業性が低下する傾向が現れ、いずれも好ましくない。また、ポリアクリル酸ナトリウムには、前記した水溶性高分子を2種類以上併用すること、例えばポリアクリル酸ナトリウムの強イオン高分子と高分子コンプレックスを形成させ、より一層ゲル強度の大きい弾性ゲルを得ることができる。
湿潤剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコール等をあげることができ、充填剤として、カオリン、酸化亜鉛、タルク、チタン、ベンナイト、珪酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、メタ珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム等を添加してもよい。また、溶解補助剤または吸収促進剤を配合することもでき、そのようなものとして、炭酸プロピレン、クロタミトン、l−メントール、ハッカ油、リモネン、ジイソプロピルアジペート等をあげることができる。さらに、薬効補助剤として、サルチル酸メチル、サリチル酸グリコール、l−メントール、チモール、ハッカ油、ノニル酸ワニリルアミド、トウガラシエキス等を添加することもでき、必要に応じて、安定化剤や抗酸化剤、乳化剤等を添加してもよい。
その他、膏体成分として、膏体をより強固にすると共に、保水性を持たせる目的で、必要に応じて、架橋剤や重合剤を添加してもよい。このような架橋剤は、増粘剤等の種類に応じて適宜選択される。例えば、増粘剤としてポリアクリル酸又はポリアクリル酸塩を選択した場合は、分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物、Ca、Mg、Al等の塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩等の無機酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、ステアリン酸塩等の有機酸塩、酸化亜鉛、無水珪酸等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水酸化物等の多価金属化合物等である架橋剤が好適に使用することができる。
また、増粘剤としてポリビニルアルコールを選択した場合には、架橋剤或いは重合剤としてアジピン酸、チオグリコール酸、エポキシ化合物(エピクロルヒドリン)、アルデヒド類、N−メチロール化合物、Al、Ti、Zr、Sn、V、Cu、B、Cr等の化合物等の錯化物等を好適に使用することができる。
さらにまた、増粘剤としてポリビニルピロリドンを選択した場合には、架橋剤或いは重合剤としてメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体、ポリアシッド化合物又はそのアルカリ金属塩(ポリアクリル酸やタンニン酸及びその誘導体)等を好適に使用することができる。
また、増粘剤としてポリエチレンオキサイドを選択した場合には、架橋剤或いは重合剤としてパーキオサイド、ポリスルホンアザイド等が好適に用いられる。また、増粘剤にメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体を選択した場合には、架橋剤或いは重合剤として多官能ヒドロキシ化合物、ポリアミン、ヨウ素、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、鉄、水銀、鉛塩等を好適に使用することができる。
さらに、増粘剤としてゼラチンを選択した場合には、架橋剤或いは重合剤としてホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、ジアルデヒドデンプン等のアルデヒド類、グルオキサール、ブタジエンオキシド等のジエポキシド類、ジビニルケトン等のジケトン類、ジイソシアネート類等を好適に使用することができる。また、増粘剤としてポリアクリル酸ナトリウムを選択した場合には、架橋剤として、水酸化リチウム、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ホウ酸ナトリウム等の多価金属塩が添加されるのが好ましい。特に亜鉛塩、アルミニウム塩は架橋反応が促進されるので好ましい。
架橋剤として添加される多価金属塩の濃度は、増粘剤(又は水溶性高分子)1当量に対して0.5〜1.5当量使用するのが好ましい。多価金属塩の濃度が0.5当量未満であると架橋反応が遅すぎ、ゲル強度が低くなる傾向が現れ、また多価金属塩の濃度が1.5当量を超える場合には、架橋反応が早すぎて、ゲル化が不均一になり、作業性が低下する傾向が現れ、いずれも好ましいものではない。
パップ剤としては、皮膚密着性がよいこと、有効成分の皮膚透過吸収性を高めること、水分を可及的に多く含有していること等が要求される。膏体中の水分が蒸発するときに皮膚から熱を奪い、この発熱量が清涼感を与え、また角質層が内部から蒸散してくる水分子によって水和され、薬物の吸収性が促進される。膏体として、常温又はその近辺の温度でもだれないこと、剥がすときに痛くなく、膏体が皮膚に残らないこと、べとつかないこと等が挙げられる。
そのためには、膏体は増粘剤5〜20重量%、好ましくは10〜15重量%、湿潤剤5〜40重量%、充填剤20重量%以下、水分10〜80重量%、溶解補助剤0〜8重量%、薬物5重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%配合するのが好ましい。
本発明の貼付剤に、有効成分として配合される薬物は、その用途に合わせて種々の薬物が選択され、配合することができる。鎮痛・抗炎症成分としては、インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、フェルビナク、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、β−グリチルリチン酸等をあげることができる。
血行促進成分として、酢酸トコフェロール、トウガラシエキス、カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジル、ベンジルアルコール等をあげることができる。また、抗アレルギー成分としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン等をあげることができる。さらに、局所刺激成分として、l−メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油等、さらに、局所麻酔成分として、リドカイン、ベンゾカイン、ジブカイン、テトラカイン等を挙げることができる。貼付剤に使用される薬物としては、上記のものに限定されるものではなく、また、薬物は必要に応じて2種類以上併用することも可能である。
膏体中に配合される薬物の配合量は、患者に適用した際にあらかじめ設定された有効量を患部に適用できるように、パップ剤等の貼付剤の種類、用途に応じて適宜選択される。
以下、本発明を具体的実施例となるいくつかの実施形態により、図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1に、本発明の一つの実施例である、実施の形態1におけるパップ剤等の貼付剤を示した。図1の(I)はその斜視図であり、図1の(II)は側面図である。
図1に示した実施例における貼付剤であるパップ剤1は、伸縮性を有する不織布からなる支持体2と、該支持体2の表面の略全面に展着された膏体3と、及び膏体3の膏体面に貼着される二枚の剥離フィルム41及び42とからなる積層物としての基本的構成を有するものである。
本パップ剤1の膏体3面に貼着される二枚の剥離フィルムのうち、その下側に位置する第一剥離フィルム41は、その中央部で折り曲げられたV型剥離フィルム形状を有しており、その折り曲げられたV型第一剥離フィルム41の片面は、折り曲げ部44が膏体の中央部に向かうように前記膏体面の端部から貼着されており、V型剥離フィルムの他面は掴み部45として構成されている。
一方、膏体面に貼着される二枚の剥離フィルムのうち、その上側に位置する第二剥離フィルム42は、残りの膏体面を貼着すると共に、該第二剥離フィルムの端部が下側に位置するV型第一剥離フィルム41の折り曲げ部44をカバーするように積層され、該積層部は掴み部46として構成されている。
この実施例においては、例えば、支持体2の表面の略全面に展着された膏体3としては、ポリアクリル酸ナトリウム等からなる膏体3であり、膏体3中には、薬効成分として、例えば消炎鎮痛剤であるフェルビナク等の薬物や水分等を含有されている。
かかる膏体の膏体面に貼着される剥離フィルム41及び42としては、例えば本実施例においては、厚み30〜50μmを有する無延伸ポリプロピレンからなる剥離フィルムを使用し、上側に位置する第二剥離フィルム42はダイヤ柄エンボス加工が施されており、下側に位置するV型第一剥離フィルム41は亀甲柄エンボス加工が施されている。
本実施例においては、上側に位置する第二剥離フィルム42と下側に位置するV型第一剥離フィルム41の膏体3に対する貼着面積比率は、1:1とされている。また、上側に位置する第二剥離フィルム42の第一剥離フィルムに対する積層部となる掴み部46は、好ましくは、15〜25mm幅の範囲内になるようにされている。
かかる実施例に基づく本発明の貼付剤であるパップ剤1を、患部に貼着する場合の使用方法を、以下に説明する。
図2は、本発明の上記実施例のパップ剤1における、上側に位置する第2剥離フィルム42を剥離する作業を示す、概略斜視図である。
図3は、本発明の上記実施例のパップ剤1の上側に位置する第二剥離フィルム42を剥離させて、ほぼ半面の膏体3を露出した面を患部に貼付する作業を示す概略側面図である。
図4は、図3の作業に続いて、残された下側に位置するV型第一剥離フィルム41を引き剥がしながら膏体3を患部に貼付する作業を示す、概略側面図である。
すなわち、まず、図2に示すように、パップ剤1の上側に位置する第二剥離フィルム42の掴み部分46を手指(図示せず)で持ち、上側第二剥離フィルム42を剥離させていく。第二剥離フィルム42を全て剥離すると、第二剥離フィルム42が貼着されていた膏体3の膏体面(膏体3の半分の面)が露出されてくる。
続いて、図3に示すように、露出した膏体面を患部に貼付した後、支持体2と下側に位置するV型第一剥離フィルム41の掴み部45を一緒に掴む。
その後、図4に示すように、下側に位置するV型第一剥離フィルム41の掴み部45に接触した手指を、パップ剤外側方向に滑らせながら、第一剥離フィルム41を引き剥がすことで、露出する膏体3が自然に患部に貼付することとなる。
これにより、剥離フィルムの剥離からパップ剤の貼付までの作業を、一連の動作の中で容易に行うことが可能となり、更に膏体に手指が一切触れることなく、安全かつ衛生的に貼付することができるのである。
[実施の形態2]
図5に、本発明の別の実施例である、実施の形態2におけるパップ剤等の貼付剤を示した。図5の(I)はその斜視図であり、図5の(II)は側面図である。
なお、図中の符号は、図1に示した符号と同一の意味を有する。
本実施例においては、パップ剤1は、それを構成する支持体2、支持体2の全面に展着する膏体3、及び膏体3の膏体面に貼着される二枚の剥離フィルム41、42からなる積層物としての構成は、先の実施例と同一であるが、本実施例においては、二枚の剥離フィルム41、42として、25〜38μm厚のポリエチレンテレフタレートシートにシリコン処理を施し、さらにダイヤ柄のエンボス加工を施した剥離フィルムを選択している。
また、膏体3面に貼着される二枚の剥離フィルムにあって、それぞれの掴み部45、46の端部切断面が波形とされている。
本実施例におけるパップ剤1の患部に対する貼付方法は、上記した先の実施例の方法と同様にして行われるが、本実施例においては、二枚の剥離フィルムの素材がポリエチレンテレフタレートシートであり、そのシート厚が25〜38μmとしており、先の実施例における無延伸ポリプロピレンよりも、硬度が高い。したがって、それぞれ上下に位置する第二及び第一剥離フィルムの掴み部46、45を手指で掴む際に、掴み部の端部が直線状の形状では、誤って手指を損傷する可能性がある。
これを防止するために、本実施例においては、掴み部45、46の端部の切断面を波形にしたことで、手指が損傷する可能性を極めて低減させることができる。
すなわち、本実施のように、それぞれ上下に位置する二枚の剥離フィルムとして、硬度が高い素材を選択した場合であっても、掴み部45、46各々の端部の形状を、例えば本実施例のように波形に切断することにより、手切れ等の手指の損傷を防止することができ、より安全に剥離作業できるものである。
なお、掴み部45、46各々の端部の形状は、本実施例のような波形に限定されるものではなく、山型の曲線若しくはそれらの組み合わせ形状であってもよいことは、いうまでもない。
[実施の形態3]
図6に、本発明のさらに別の実施例である、実施の形態3におけるパップ剤等の貼付剤を示した。図6の(I)はその斜視図であり、図6の(II)は側面図である。
なお、図中の符号は、図1に示した符号と同一の意味を有する。
本実施例においては、パップ剤1は、それを構成する支持体2、支持体2の全面に展着する膏体3、及び膏体3の膏体面に貼着される二枚の剥離フィルム41、42からなる積層物としての構成は、先の実施例と同一であるが、本実施例においては、二枚の剥離フィルム41、42として、12μm厚のポリエチレンテレフタレートシートを用い、下側に位置するV型第一剥離フィルムにはダイヤ柄エンボス加工を施こし、上側に位置する第二剥離フィルムにはエンボス加工を施してないフィルムを選択している。
その上で、上側に位置する第二剥離フィルム42の掴み部46の端部切断面を波形とし、更に、当該第二剥離フィルム42の掴み部46を180度折り返した積層構造としたものである。
本実施例におけるパップ剤1の患部に対する貼付方法は、上記した先の実施例の方法と基本的には、同様にして行われるが、本実施例においては、二枚の剥離フィルムの素材がポリエチレンテレフタレートシートであり、そのシート厚が12μmと比較的硬度が低いものであり、手指を損傷する可能性は低い。しかしながら、そのフィルム厚の薄さにより、上側に位置する第二剥離フィルム42の掴み部46を掴むことが困難になるので、その掴み部46を180度折り返すこと積層させ、それにより手指での掴み部46を掴む作業を容易としている。また、その端部切断面を波形にすることで、掴む取り掛かりを設けた点で、掴み易いものとしてある。
また、上側に位置する第二剥離フィルム42にはエンボス加工を施さないことで、上下に位置する二枚の剥離フィルム42、41が、視覚的、触覚的に容易に識別できる。
すなわち、本実施のように、硬度が低い素材を上下に位置する二枚の剥離フィルム42、41として選択した場合であっても、上側に位置する第二剥離フィルム42の掴み部46を180度折り返し、その端部切断面を波形にしたこと、更に上下に位置する二枚の剥離フィルムのエンボス加工を変えることにより、容易に掴み部分を識別でき、安全かつ正確に剥離作業ができるものである。
以上記載のように、本発明が提供する貼付剤は、膏体面を第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの2枚の剥離フィルムにより貼着し、両剥離紙に掴み部を設け、この掴み部を指で容易に掴むことで、弱い力で安全かつ容易に剥離フィルムを剥がすことができ、片手で剥離から貼付までの一連の作業を容易に行うことができる。
特に、剥離フィルムの剥離から患部に対する貼付までの作業中で膏体が手指等に一切触れることがなく行い得る点で、膏体自体の粘着力及び皮膚追随性を損なわないものであり、膏体への汚染が無いことから、衛生的に貼付が行えるものであり、その産業上の貢献度は多大なものである。
本発明の一実施例である、実施の形態1におけるパップ剤1を示した図であり、(I)はその斜視図であり、(II)は側面図である。 本発明の上記実施例のパップ剤1における、上側に位置する第2剥離フィルム42を剥離する作業を示す概略斜視図である。 本発明の上記実施例のパップ剤1の上側に位置する第二剥離フィルム42を剥離させて、ほぼ半面の膏体3を露出した面を患部に貼付する作業を示す概略側面図である。 図3の作業に続いて、残された下側に位置するV型第一剥離フィルム41を引き剥がしながら膏体3を患部に貼付する作業を示す概略側面図である。 本発明の別の実施例である、実施の形態2におけるパップ剤1を示した図であり、(I)はその斜視図であり、(II)は側面図である。 本発明のさらに別の実施例である、実施の形態3におけるパップ剤1を示した図であり、(I)はその斜視図であり、(II)は側面図である。 従来のパップ剤を示した図であり、(I)はその斜視図であり、(II)はその側面図である。 別の従来のパップ剤を示した図であり、(I)は斜視図であり、(II)は剥離紙を剥がした状態を示した斜視図であり、(III)は側面図である。 別の従来のパップ剤を示した図であり、(I)は斜視図であり、(II)は支持体を引き延ばした状態を示した斜視図であり、(III)は側面図である。
符号の説明
1 パップ剤(貼付剤)
2 支持体
3 膏体
4 剥離フィルム
41 第一剥離フィルム
42 第二剥離フィルム
44 折り曲げ部
45 掴み部
46 掴み部

Claims (10)

  1. 支持体と、該支持体の一面のほぼ全面に展着された粘着性を有する膏体と、該膏体面に貼着される剥離フィルムからなる積層構造を有する貼付剤において、
    (a)膏体面に貼着される剥離フィルムが二枚の剥離フィルムからなり、
    (b)第一剥離フィルムは、その中央部で折り曲げられたV型剥離フィルム形状を有すると共に、その折り曲げられたV型剥離フィルムの片面を、折り曲げ部が膏体の中央部に向かうように前記膏体面の端部から貼着し、V型剥離フィルムの他面を掴み部とし、
    (c)残りの膏体面に第二剥離フィルムを貼着すると共に、該第二剥離フィルムの端部が前記V型の第一剥離フィルムの折り曲げ部をカバーするように積層部を設け、該積層部を掴み部として構成した、
    ことを特徴とする貼付剤。
  2. 膏体面に対する第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの貼着面積比が、第一剥離フィルム:第二剥離フィルム=3:1〜1:3である請求項1に記載の貼付剤。
  3. 膏体面に対する第一剥離フィルム及び第二剥離フィルムの貼着面積比が、第一剥離フィルム:第二剥離フィルム=1:1〜2:1である請求項1に記載の貼付剤。
  4. 第二剥離フィルムの掴み部が、10〜30mmである請求項1〜3のいずれかに記載の貼付剤。
  5. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部の端部形状が、直線、波型又は山型の曲線若しくはそれらの組み合わせ形状である請求項1〜4のいずれかに記載の貼付剤。
  6. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムが、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンのプラスチックフィルム、紙、合成紙、合成樹脂を単体又はラミネートした複合フィルム、或いはアルミ箔、蒸着フィルムをラミネートした複合フィルムからなるものである請求項1〜5のいずれかに記載の貼付剤。
  7. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムがシリコン加工されたものである請求項1〜6のいずれかに記載の貼付剤。
  8. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムがエンボス加工されたものである請求項1〜7のいずれかに記載の貼付剤。
  9. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部に模様又は着色を施した請求項1〜8のいずれかに記載の貼付剤。
  10. 第一剥離フィルム及び/又は第二剥離フィルムの掴み部が他の部分と異なるエンボス加工を施したものである請求項1〜8のいずれかに記載の貼付剤。
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