JP2004024752A - 絆創膏製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】絆創膏用の剥離紙が不要であり、剥離紙がなくても絆創膏を清潔に保つことができ、救急のときを含め用時に手取り早く絆創膏を患部に簡単に貼ることができ、使いやすく、嵩ばらず、製品コストを安くできる絆創膏製品を提供する。
【解決手段】粘着層12が形成された本体シート11を備えた絆創膏10と、この絆創膏10が収容される包装フィルム20とからなり、この包装フィルム20の内側に、シリコーン層22が形成されており、包装フィルム20のシリコーン層22に、絆創膏10の粘着層12を重ね合わされた状態で、絆創膏10を内側にして包装フィルム20が三つ折りされて折り畳まれ、折り畳まれた状態の包装フィルム20の上面における端縁同士が重ね合わされて、かつ、包装フィルム20の両端開口部分が、シールされている。
【選択図】 図1
【解決手段】粘着層12が形成された本体シート11を備えた絆創膏10と、この絆創膏10が収容される包装フィルム20とからなり、この包装フィルム20の内側に、シリコーン層22が形成されており、包装フィルム20のシリコーン層22に、絆創膏10の粘着層12を重ね合わされた状態で、絆創膏10を内側にして包装フィルム20が三つ折りされて折り畳まれ、折り畳まれた状態の包装フィルム20の上面における端縁同士が重ね合わされて、かつ、包装フィルム20の両端開口部分が、シールされている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絆創膏製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の絆創膏製品101 の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。図11は従来の絆創膏製品101 の使用説明図である。図10〜11に示すように、従来の絆創膏製品101 は、絆創膏110 が、上下一対の包装材 121、122 に挟み込まれて包装されたものである。絆創膏110 は、本体シート11に粘着層12が形成され、この粘着層12の中央部分にパッド13が重ね合わされ、このパッド13および粘着層12に左右一対の剥離紙114 ,115 が重ね合わされたものである。
絆創膏110 は包装材 121、122 によって包装されており、本体シート11の粘着層12には剥離紙114 ,115 が重ね合わされているから、絆創膏110 の粘着面を清潔に保つことができる。
この絆創膏製品101 を使用するときには、図11(I)、(II)に示すように、まず、包装材121 、122 を上下に開いて、その中から絆創膏110 を取り出す。つぎに、図11(III)に示すように、絆創膏110 の本体シート11から左右一対の剥離紙114 、115 を剥離させながら両開きにして、パッド13を露出させる。そして、パッド13を所望の患部に位置合わせして、本体シート11を患部の周辺に貼付し剥離紙114 、115 を剥がし取れば、本体シート11を患部に正確に貼付することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
絆創膏は、擦傷や創傷などの患部に貼付して使用するものであるから、清潔であることは必須条件である。このため、絆創膏の製造業界では、絆創膏は、本体シートの粘着層に剥離紙が重ね合わされた構造のものが支配的であり、この剥離紙付きの絆創膏を包装材で包装したものを絆創膏製品にするという考えが固定化してしまっている。
しかるに、従来の絆創膏製品101 は、剥離紙付きの絆創膏110 を備えているがゆえに、以下の(i)〜(iii)に示す問題がある。
(i)絆創膏110 を製造するには、剥離紙114 、115 が必要なので材料費が余分にかかり、本体シート11の粘着層12に剥離紙114 、115 を重ね合わせる必要があるので加工費が余分にかかる。このため、剥離紙付きの絆創膏110 を備えた絆創膏製品101 の製品コストは高くなってしまうのである。
(ii)絆創膏製品101 は、包装材121 ,122 、本体シート11、粘着層12およびパッド13の他に、剥離紙114 ,115 を備えているため、必要以上に嵩ばる。
(iii)絆創膏110 の本体シート11を使用するときには、包装材121 、122 から絆創膏110 を取り出した後に剥離紙114 ,115 を剥がし取る手間が必要であり、救急のときを含め用時に、手取り早く本体シート11を患部に貼付することができない。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑み、絆創膏用の剥離紙が不要であり、剥離紙がなくても絆創膏を清潔に保つことができ、救急のときを含め用時に手取り早く絆創膏を患部に簡単に貼ることができ、小さくて携帯に便利で、使いやすく、嵩ばらず、製品コストを安くできる絆創膏製品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の絆創膏製品は、粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される包装フィルムとからなり、該包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、該包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層を重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記包装フィルムが三つ折りされて折り畳まれ、折り畳まれた状態の前記包装フィルムの上面における端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされていることを特徴とする。
請求項2の絆創膏製品は、粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される一対の包装フィルムとからなり、該各包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、該一対の包装フィルムが一端縁同士を重ね合わされており、該重ね合わされた一対の包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層の半面ずつを、それぞれ重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記各包装フィルムが折り畳まれ、折り畳まれた状態の前記一対の包装フィルムの上面における他端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされていることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏の粘着層が包装フィルムのシリコーン層に重ね合わされているので、絆創膏の粘着剤層が包装フィルムに強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。さらに、絆創膏製品の上面における包装フィルムの重なり合った部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルムのシール部分が破れて開き絆創膏が露出するので、この絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
請求項2の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏の粘着層が包装フィルムのシリコーン層に重ね合わされているので、絆創膏の粘着剤層が包装フィルムに強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。さらに、絆創膏製品の上面における包装フィルムの重なり合った部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルムのシール部分が破れて開き絆創膏が露出するので、この絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。しかも、つぎのような便利な使い方ができる。第1に、一対の包装フィルムを両開きにして絆創膏の粘着面を露出しておいてから、一対の包装フィルムを絆創膏から剥離することにより、絆創膏を所望の場所に簡単に貼り付けることができる。第2に、一方の包装フィルムを剥離し絆創膏の半面を露出させて患部の近傍に貼付し、絆創膏が患部に重なるように、残りの包装フィルムを引っ張り絆創膏から剥がし取りながら、絆創膏を患部に貼付することができるので、片手で簡単に絆創膏を患部に正確に貼り付けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態の絆創膏製品1の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。同図に示すように、本実施形態の絆創膏製品1は、絆創膏10および包装フィルム20から構成されたものである。
【0008】
まず、絆創膏10を説明する。
絆創膏10は、本体シート11、粘着層12およびパッド13から構成されたものであり、絆創膏用の剥離紙は備えていない。
なお、パッド13は必ずしも必要なく、なくてもよい。
【0009】
本体シート11は、例えば軟質塩化ビニル等の伸縮性が高い樹脂製のものが好適であるが、種々の素材を採択しうる。
なお、本体シート11には、小さな通気孔をいくつか形成しておくと、患部が蒸れないので好適である。
【0010】
本体シート11の一面には、粘着層12が形成されている。この粘着層12は、感圧接着剤が塗布されたものである。この感圧接着剤は、水性感圧接着剤でもホットメルト感圧接着剤でもよい。例えば、ゴム、アクリル、シリコーンやポリウレタン等が有機溶剤に溶かされた溶液型接着剤、有機溶剤に何も溶かされていない溶液型接着剤、ホットメルト型接着剤、アクリルやゴム等が含まれたエマルジョン型接着剤、カレンダー接着剤、並びに、ラジエーション硬化型接着剤(UV)など、種々の接着剤を使用しうる。
粘着層12の中央部には、パッド13が形成されている。このパッド13は、ガーゼ等に、殺菌性のある塩化ベンザルコニウム等の薬剤を含浸させたものであるが、種々のパッドを採択しうる。
【0011】
つぎに、包装フィルム20を説明する。
包装フィルム20は、フィルム本体21に、シリコーン層22が形成されたものである。
フィルム本体21は、例えばポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂製のフィルムである。
このフィルム本体21に、シリコーン塗布機によってシリコーン液を塗布することにより、シリコーン層22を形成することができる。
【0012】
前記包装フィルム20のシリコーン層22に、絆創膏10の粘着層12が重ね合わされている。シリコーンと粘着剤は剥離性が高いため、包装フィルム20から絆創膏10を剥離させる場合、包装フィルム20側に粘着剤が残らずに、キレイに剥離させることができる。
【0013】
そして、包装フィルム20のシリコーン層22に絆創膏10の粘着層12が重ね合わされた状態で包装フィルム20が絆創膏10を内側にして、三つ折りされて折り畳まれている。三つに折り畳まれた包装フィルム20において、中央部分を符号21B で示し、この両側部分を符号21A,21C で示している。そして、折り畳まれた状態の包装フィルム20の上面における両側部分21A,21C の端縁同士が重ね合わされ、かつ、この包装フィルム20の両側開口部分は、熱シールされている。熱シールされた部分をシール部分23で示している。
【0014】
上記のごとき構成の本実施形態の絆創膏製品1によれば、絆創膏10は包装フィルム20によって包装されているので、絆創膏10を清潔に保つことができる。また、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム20のシリコーン層22に重ね合わされているので、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム20に強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
【0015】
つぎに、本実施形態の絆創膏製品1の作用効果を説明する。
図2は本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(前半)説明図である。図3は本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(後半)説明図である。
まず、図2(S11)、(S12)に示すように、絆創膏製品1の上面における包装フィルム20の重なり合った両側部分21A,21C をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルム20のシール部分23が破れて開き絆創膏10が露出する。
そして、図3に示すように、この絆創膏10を包装フィルム20から剥離させることにより、手取早く絆創膏10を患部fに貼ることができ、使いやすい。
【0016】
つぎに、第二実施形態の絆創膏製品1Bを説明する。
図4は第二実施形態の絆創膏製品1Bの単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。同図に示すように、第二実施形態の絆創膏製品1Bは、絆創膏10、第1包装フィルム26および第2包装フィルム27から構成されたものである。
【0017】
第二実施形態の絆創膏製品1Bにおける絆創膏10は、前述の絆創膏製品1における絆創膏10と実質同様のものである。そこで、第1包装フィルム26および第2包装フィルム27を説明する。
第1包装フィルム26および第2包装フィルム27はいずれも、フィルム本体21に、シリコーン層22が形成されたものである。
フィルム本体21は、例えばポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂製のフィルムである。
このフィルム本体21に、シリコーン塗布機によってシリコーン液を塗布することにより、シリコーン層22を形成することができる。
【0018】
そして、一対の包装フィルム26,27が一端縁同士を重ね合わされている。これら一対の包装フィルム26,27の各シリコーン層22に、絆創膏10がその粘着層12の半面ずつを、それぞれ重ね合わされた状態で、前記絆創膏10を内側にして各包装フィルム26、27が折り畳まれている。折り畳まれた状態の一対の包装フィルム26,27の上面における他端縁同士が重ね合わされ、かつ、一対の包装フィルム26,27の両側開口部分は、熱シールされている。熱シールされた部分をシール部分23で示している。
【0019】
上記のごとき構成の第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、絆創膏10は包装フィルム26,27によって包装されているので、絆創膏10を清潔に保つことができる。また、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム26,27の各シリコーン層22に重ね合わされているので、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム26,27に強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
【0020】
つぎに、第二実施形態の絆創膏製品1Bの作用効果を説明する。
図5は第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(前半)説明図である。
まず、図5(S21)〜(S23)に示すように、絆創膏製品1の下面における一対の包装フィルム26、27の重なり合った両側部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルム26、27のシール部分23が破れて開き絆創膏10のパッド13が露出する。
【0021】
図6は第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(後半)説明図である。図7は第二実施形態の絆創膏製品1Bを患部に貼付するときの手順説明図である。図6(S24)および図7(D24)に示すように、絆創膏10のパッド13を患部fに接触させる。
そして、図6(S25)および図7(D25)に示すように、絆創膏10を患部fの近傍に押し付けながら、第1包装フィルム26を引っ張って絆創膏10から剥がし取る。
最後に、図6(S26)および図7(D26)に示すように、絆創膏10を患部の近傍に押し付けながら、第2包装フィルム27を引っ張り絆創膏10から剥がし取ることにより、絆創膏10を患部に正確に貼付することができる。
【0022】
第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、絆創膏10を包装フィルム26,27から簡単に剥離させることができるので、手取り早く絆創膏10を患部fに貼ることができ、使いやすい。
さらに、一対の包装フィルム26,27を両開きにして絆創膏10のパッド13を露出しておいてから、一対の包装フィルム26,27を絆創膏10から剥離することにより、絆創膏10を所望の場所に簡単に正確に貼付することができる。
【0023】
第二実施形態の絆創膏製品1Bは、次のような使用手順でも使用することができるものである。
図8は第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(前半)説明図である。図9は第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(後半)説明図である。図8(S31)、(S32)、(S33)に示すように、まず、片方の包装フィルム26を引っ張り、絆創膏10から剥がし取って、絆創膏10の半面を露出させる。
つぎに、図9(S34)、(S35)に示すように、絆創膏10のパッド3が患部fに重なるように、絆創膏10の半面を患部fの近傍に貼付する。
そして、図9(S36)に示すように、パッド13が患部fに重合するように残りの包装フィルム27を引っ張り、絆創膏10から剥がし取りながら絆創膏10を患部fに貼付することにより、絆創膏10を患部fに正確に貼付することができる。この包装フィルム27を引っ張るステップ(S36)は片手でもできる。
よって、第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、片手で簡単に包装フィルム27を絆創膏10から剥がし取りながら絆創膏10を患部fに正確に貼付することができる。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単である。さらに、絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
請求項2の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単である。さらに、絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。しかも、つぎのような便利な使い方ができる。第1に、一対の包装フィルムを両開きにして絆創膏の粘着面を露出しておいてから、一対の包装フィルムを絆創膏から剥離することにより、絆創膏を所望の場所に簡単に貼り付けることができる。第2に、一方の包装フィルムを剥離し絆創膏の半面を露出させて患部の近傍に貼付し、絆創膏が患部に重なるように、残りの包装フィルムを引っ張り絆創膏から剥がし取りながら、絆創膏を患部に貼付することができるので、片手で簡単に絆創膏を患部に正確に貼り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の絆創膏製品1の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図2】本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(前半)説明図である。
【図3】本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(後半)説明図である。
【図4】第二実施形態の絆創膏製品1Bの単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図5】第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(前半)説明図である。
【図6】第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(後半)説明図である。
【図7】第二実施形態の絆創膏製品1Bを患部に貼付するときの手順説明図である。
【図8】第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(前半)説明図である。
【図9】第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(後半)説明図である。
【図10】従来の絆創膏製品101 の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図11】従来の絆創膏製品101 の使用説明図である。
【符号の説明】
1 絆創膏製品
10 絆創膏
11 本体シート
12 粘着層
13 パッド
20 包装フィルム
21 フィルム本体
22 シリコーン層
23 シール部分
26 第1包装フィルム
27 第2包装フィルム
f 患部
【発明の属する技術分野】
本発明は、絆創膏製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の絆創膏製品101 の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。図11は従来の絆創膏製品101 の使用説明図である。図10〜11に示すように、従来の絆創膏製品101 は、絆創膏110 が、上下一対の包装材 121、122 に挟み込まれて包装されたものである。絆創膏110 は、本体シート11に粘着層12が形成され、この粘着層12の中央部分にパッド13が重ね合わされ、このパッド13および粘着層12に左右一対の剥離紙114 ,115 が重ね合わされたものである。
絆創膏110 は包装材 121、122 によって包装されており、本体シート11の粘着層12には剥離紙114 ,115 が重ね合わされているから、絆創膏110 の粘着面を清潔に保つことができる。
この絆創膏製品101 を使用するときには、図11(I)、(II)に示すように、まず、包装材121 、122 を上下に開いて、その中から絆創膏110 を取り出す。つぎに、図11(III)に示すように、絆創膏110 の本体シート11から左右一対の剥離紙114 、115 を剥離させながら両開きにして、パッド13を露出させる。そして、パッド13を所望の患部に位置合わせして、本体シート11を患部の周辺に貼付し剥離紙114 、115 を剥がし取れば、本体シート11を患部に正確に貼付することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
絆創膏は、擦傷や創傷などの患部に貼付して使用するものであるから、清潔であることは必須条件である。このため、絆創膏の製造業界では、絆創膏は、本体シートの粘着層に剥離紙が重ね合わされた構造のものが支配的であり、この剥離紙付きの絆創膏を包装材で包装したものを絆創膏製品にするという考えが固定化してしまっている。
しかるに、従来の絆創膏製品101 は、剥離紙付きの絆創膏110 を備えているがゆえに、以下の(i)〜(iii)に示す問題がある。
(i)絆創膏110 を製造するには、剥離紙114 、115 が必要なので材料費が余分にかかり、本体シート11の粘着層12に剥離紙114 、115 を重ね合わせる必要があるので加工費が余分にかかる。このため、剥離紙付きの絆創膏110 を備えた絆創膏製品101 の製品コストは高くなってしまうのである。
(ii)絆創膏製品101 は、包装材121 ,122 、本体シート11、粘着層12およびパッド13の他に、剥離紙114 ,115 を備えているため、必要以上に嵩ばる。
(iii)絆創膏110 の本体シート11を使用するときには、包装材121 、122 から絆創膏110 を取り出した後に剥離紙114 ,115 を剥がし取る手間が必要であり、救急のときを含め用時に、手取り早く本体シート11を患部に貼付することができない。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑み、絆創膏用の剥離紙が不要であり、剥離紙がなくても絆創膏を清潔に保つことができ、救急のときを含め用時に手取り早く絆創膏を患部に簡単に貼ることができ、小さくて携帯に便利で、使いやすく、嵩ばらず、製品コストを安くできる絆創膏製品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の絆創膏製品は、粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される包装フィルムとからなり、該包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、該包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層を重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記包装フィルムが三つ折りされて折り畳まれ、折り畳まれた状態の前記包装フィルムの上面における端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされていることを特徴とする。
請求項2の絆創膏製品は、粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される一対の包装フィルムとからなり、該各包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、該一対の包装フィルムが一端縁同士を重ね合わされており、該重ね合わされた一対の包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層の半面ずつを、それぞれ重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記各包装フィルムが折り畳まれ、折り畳まれた状態の前記一対の包装フィルムの上面における他端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされていることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏の粘着層が包装フィルムのシリコーン層に重ね合わされているので、絆創膏の粘着剤層が包装フィルムに強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。さらに、絆創膏製品の上面における包装フィルムの重なり合った部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルムのシール部分が破れて開き絆創膏が露出するので、この絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
請求項2の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏の粘着層が包装フィルムのシリコーン層に重ね合わされているので、絆創膏の粘着剤層が包装フィルムに強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。さらに、絆創膏製品の上面における包装フィルムの重なり合った部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルムのシール部分が破れて開き絆創膏が露出するので、この絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。しかも、つぎのような便利な使い方ができる。第1に、一対の包装フィルムを両開きにして絆創膏の粘着面を露出しておいてから、一対の包装フィルムを絆創膏から剥離することにより、絆創膏を所望の場所に簡単に貼り付けることができる。第2に、一方の包装フィルムを剥離し絆創膏の半面を露出させて患部の近傍に貼付し、絆創膏が患部に重なるように、残りの包装フィルムを引っ張り絆創膏から剥がし取りながら、絆創膏を患部に貼付することができるので、片手で簡単に絆創膏を患部に正確に貼り付けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態の絆創膏製品1の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。同図に示すように、本実施形態の絆創膏製品1は、絆創膏10および包装フィルム20から構成されたものである。
【0008】
まず、絆創膏10を説明する。
絆創膏10は、本体シート11、粘着層12およびパッド13から構成されたものであり、絆創膏用の剥離紙は備えていない。
なお、パッド13は必ずしも必要なく、なくてもよい。
【0009】
本体シート11は、例えば軟質塩化ビニル等の伸縮性が高い樹脂製のものが好適であるが、種々の素材を採択しうる。
なお、本体シート11には、小さな通気孔をいくつか形成しておくと、患部が蒸れないので好適である。
【0010】
本体シート11の一面には、粘着層12が形成されている。この粘着層12は、感圧接着剤が塗布されたものである。この感圧接着剤は、水性感圧接着剤でもホットメルト感圧接着剤でもよい。例えば、ゴム、アクリル、シリコーンやポリウレタン等が有機溶剤に溶かされた溶液型接着剤、有機溶剤に何も溶かされていない溶液型接着剤、ホットメルト型接着剤、アクリルやゴム等が含まれたエマルジョン型接着剤、カレンダー接着剤、並びに、ラジエーション硬化型接着剤(UV)など、種々の接着剤を使用しうる。
粘着層12の中央部には、パッド13が形成されている。このパッド13は、ガーゼ等に、殺菌性のある塩化ベンザルコニウム等の薬剤を含浸させたものであるが、種々のパッドを採択しうる。
【0011】
つぎに、包装フィルム20を説明する。
包装フィルム20は、フィルム本体21に、シリコーン層22が形成されたものである。
フィルム本体21は、例えばポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂製のフィルムである。
このフィルム本体21に、シリコーン塗布機によってシリコーン液を塗布することにより、シリコーン層22を形成することができる。
【0012】
前記包装フィルム20のシリコーン層22に、絆創膏10の粘着層12が重ね合わされている。シリコーンと粘着剤は剥離性が高いため、包装フィルム20から絆創膏10を剥離させる場合、包装フィルム20側に粘着剤が残らずに、キレイに剥離させることができる。
【0013】
そして、包装フィルム20のシリコーン層22に絆創膏10の粘着層12が重ね合わされた状態で包装フィルム20が絆創膏10を内側にして、三つ折りされて折り畳まれている。三つに折り畳まれた包装フィルム20において、中央部分を符号21B で示し、この両側部分を符号21A,21C で示している。そして、折り畳まれた状態の包装フィルム20の上面における両側部分21A,21C の端縁同士が重ね合わされ、かつ、この包装フィルム20の両側開口部分は、熱シールされている。熱シールされた部分をシール部分23で示している。
【0014】
上記のごとき構成の本実施形態の絆創膏製品1によれば、絆創膏10は包装フィルム20によって包装されているので、絆創膏10を清潔に保つことができる。また、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム20のシリコーン層22に重ね合わされているので、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム20に強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
【0015】
つぎに、本実施形態の絆創膏製品1の作用効果を説明する。
図2は本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(前半)説明図である。図3は本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(後半)説明図である。
まず、図2(S11)、(S12)に示すように、絆創膏製品1の上面における包装フィルム20の重なり合った両側部分21A,21C をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルム20のシール部分23が破れて開き絆創膏10が露出する。
そして、図3に示すように、この絆創膏10を包装フィルム20から剥離させることにより、手取早く絆創膏10を患部fに貼ることができ、使いやすい。
【0016】
つぎに、第二実施形態の絆創膏製品1Bを説明する。
図4は第二実施形態の絆創膏製品1Bの単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。同図に示すように、第二実施形態の絆創膏製品1Bは、絆創膏10、第1包装フィルム26および第2包装フィルム27から構成されたものである。
【0017】
第二実施形態の絆創膏製品1Bにおける絆創膏10は、前述の絆創膏製品1における絆創膏10と実質同様のものである。そこで、第1包装フィルム26および第2包装フィルム27を説明する。
第1包装フィルム26および第2包装フィルム27はいずれも、フィルム本体21に、シリコーン層22が形成されたものである。
フィルム本体21は、例えばポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂製のフィルムである。
このフィルム本体21に、シリコーン塗布機によってシリコーン液を塗布することにより、シリコーン層22を形成することができる。
【0018】
そして、一対の包装フィルム26,27が一端縁同士を重ね合わされている。これら一対の包装フィルム26,27の各シリコーン層22に、絆創膏10がその粘着層12の半面ずつを、それぞれ重ね合わされた状態で、前記絆創膏10を内側にして各包装フィルム26、27が折り畳まれている。折り畳まれた状態の一対の包装フィルム26,27の上面における他端縁同士が重ね合わされ、かつ、一対の包装フィルム26,27の両側開口部分は、熱シールされている。熱シールされた部分をシール部分23で示している。
【0019】
上記のごとき構成の第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、絆創膏10は包装フィルム26,27によって包装されているので、絆創膏10を清潔に保つことができる。また、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム26,27の各シリコーン層22に重ね合わされているので、絆創膏10の粘着層12が包装フィルム26,27に強く接着せず、用時には手軽に剥がすことができる。このため、絆創膏用の剥離紙が不要であり、絆創膏用の剥離紙を備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単となる。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
【0020】
つぎに、第二実施形態の絆創膏製品1Bの作用効果を説明する。
図5は第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(前半)説明図である。
まず、図5(S21)〜(S23)に示すように、絆創膏製品1の下面における一対の包装フィルム26、27の重なり合った両側部分をそれぞれ掴んで両開きにすると、包装フィルム26、27のシール部分23が破れて開き絆創膏10のパッド13が露出する。
【0021】
図6は第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(後半)説明図である。図7は第二実施形態の絆創膏製品1Bを患部に貼付するときの手順説明図である。図6(S24)および図7(D24)に示すように、絆創膏10のパッド13を患部fに接触させる。
そして、図6(S25)および図7(D25)に示すように、絆創膏10を患部fの近傍に押し付けながら、第1包装フィルム26を引っ張って絆創膏10から剥がし取る。
最後に、図6(S26)および図7(D26)に示すように、絆創膏10を患部の近傍に押し付けながら、第2包装フィルム27を引っ張り絆創膏10から剥がし取ることにより、絆創膏10を患部に正確に貼付することができる。
【0022】
第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、絆創膏10を包装フィルム26,27から簡単に剥離させることができるので、手取り早く絆創膏10を患部fに貼ることができ、使いやすい。
さらに、一対の包装フィルム26,27を両開きにして絆創膏10のパッド13を露出しておいてから、一対の包装フィルム26,27を絆創膏10から剥離することにより、絆創膏10を所望の場所に簡単に正確に貼付することができる。
【0023】
第二実施形態の絆創膏製品1Bは、次のような使用手順でも使用することができるものである。
図8は第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(前半)説明図である。図9は第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(後半)説明図である。図8(S31)、(S32)、(S33)に示すように、まず、片方の包装フィルム26を引っ張り、絆創膏10から剥がし取って、絆創膏10の半面を露出させる。
つぎに、図9(S34)、(S35)に示すように、絆創膏10のパッド3が患部fに重なるように、絆創膏10の半面を患部fの近傍に貼付する。
そして、図9(S36)に示すように、パッド13が患部fに重合するように残りの包装フィルム27を引っ張り、絆創膏10から剥がし取りながら絆創膏10を患部fに貼付することにより、絆創膏10を患部fに正確に貼付することができる。この包装フィルム27を引っ張るステップ(S36)は片手でもできる。
よって、第二実施形態の絆創膏製品1Bによれば、片手で簡単に包装フィルム27を絆創膏10から剥がし取りながら絆創膏10を患部fに正確に貼付することができる。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単である。さらに、絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。
請求項2の発明によれば、絆創膏は包装フィルムによって包装されているので、絆創膏を清潔に保つことができる。また、絆創膏用の剥離紙を構成要素として備えていないので、嵩ばらず、材料費が安く、製造が簡単である。さらに、絆創膏を包装フィルムから剥離させることにより、手取早く絆創膏を患部に貼ることができ、使いやすい。そして、折り畳まれているので、小さくて携帯に便利である。しかも、つぎのような便利な使い方ができる。第1に、一対の包装フィルムを両開きにして絆創膏の粘着面を露出しておいてから、一対の包装フィルムを絆創膏から剥離することにより、絆創膏を所望の場所に簡単に貼り付けることができる。第2に、一方の包装フィルムを剥離し絆創膏の半面を露出させて患部の近傍に貼付し、絆創膏が患部に重なるように、残りの包装フィルムを引っ張り絆創膏から剥がし取りながら、絆創膏を患部に貼付することができるので、片手で簡単に絆創膏を患部に正確に貼り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の絆創膏製品1の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図2】本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(前半)説明図である。
【図3】本実施形態の絆創膏製品1の使用手順(後半)説明図である。
【図4】第二実施形態の絆創膏製品1Bの単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図5】第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(前半)説明図である。
【図6】第二実施形態の絆創膏製品1Bの使用手順(後半)説明図である。
【図7】第二実施形態の絆創膏製品1Bを患部に貼付するときの手順説明図である。
【図8】第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(前半)説明図である。
【図9】第二実施形態の絆創膏製品1Bの第2使用手順(後半)説明図である。
【図10】従来の絆創膏製品101 の単体図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のb−b線断面図である。
【図11】従来の絆創膏製品101 の使用説明図である。
【符号の説明】
1 絆創膏製品
10 絆創膏
11 本体シート
12 粘着層
13 パッド
20 包装フィルム
21 フィルム本体
22 シリコーン層
23 シール部分
26 第1包装フィルム
27 第2包装フィルム
f 患部
Claims (2)
- 粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される包装フィルムとからなり、
該包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、
該包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層を重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記包装フィルムが三つ折りされて折り畳まれ、
折り畳まれた状態の前記包装フィルムの上面における端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされている
ことを特徴とする絆創膏製品。 - 粘着層が形成された本体シートを備えた絆創膏と、該絆創膏が収容される一対の包装フィルムとからなり、
該各包装フィルムの内側に、シリコーン層が形成されており、
該一対の包装フィルムが一端縁同士を重ね合わされており、
該重ね合わされた一対の包装フィルムのシリコーン層に、前記絆創膏の粘着層の半面ずつを、それぞれ重ね合わされた状態で、前記絆創膏を内側にして前記各包装フィルムが折り畳まれ、
折り畳まれた状態の前記一対の包装フィルムの上面における他端縁同士が重ね合わされ、かつ該包装フィルムの両側開口部分が、シールされている
ことを特徴とする絆創膏製品。
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JP2002189413A JP2004024752A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 絆創膏製品 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011084338A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-04-28 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 粘着テープ包装袋 |
US8616371B2 (en) | 2008-12-16 | 2013-12-31 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Ltd. | Pressure-sensitive adhesive tape package |
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-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002189413A patent/JP2004024752A/ja active Pending
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