JP6121245B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
一般に、物品本体の背面には、物品本体を下着に貼り付けるための粘着層(例えば、特許文献1に記載される接着部)が設けられており、この粘着層には、剥離シート(例えば、特許文献1に記載される剥離部材)が剥離可能に設けられる。一定以上の厚みや一定以上の質量があるタイプの吸収性物品では、物品本体の背面の外周部に粘着層の無い部分があり、この部分を触って取り扱うことができるので、比較的容易に、剥離シートを剥離したり粘着層を下着に貼り付けたりすることができる。一方、いわゆる超薄型、超軽量と呼ばれるタイプの吸収性物品においては、通常、物品本体の背面の全面に亘って粘着層が設けられる場合が多い。このような場合、物品本体が薄くて軽いために撚れ易いことに加え、物品本体の外周部の際まで粘着層があることから、取り扱いが難しく、剥離シートを剥離したり粘着層を下着に貼り付けたりする際に物品本体が部分的に折れて粘着層同士が貼り付いてしまう問題があった。また、このように部分的に折れた物品本体を下着に装着すると、肌のデリケートな部分に不快感を与えるおそれがあった。以上のように、物品本体が薄くて軽い場合、装着性が悪いという問題が、特に顕著に生じていた。したがって、超薄型タイプ、超軽量タイプの吸収性物品において、適切且つ容易に下着に装着できる技術が、強く要望されている。
(1)本発明の吸収性物品は、一方向に長い形状に形成され、下着に装着される吸収性の物品本体と、前記物品本体の装着面に設けられ、前記下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する粘着層と、前記粘着層に剥離可能に接着されるシートであって、前記下着に前記物品本体を装着する際に前記粘着層から剥離されることで前記粘着層を露出させる剥離シートと、を有し、前記物品本体は、前記物品本体の長手方向に沿って延びる折り曲げ線を有し、この折り曲げ線によって前記剥離シートを外向きにして折り畳まれる、ことを特徴とする。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための第1実施形態について詳細に説明する。
第1実施形態の吸収性物品10の全体構成を図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、吸収性物品10は、下着11(図7参照)に装着されるパンティライナー、尿とりパッド、生理用ナプキン等の吸収性の物品本体20を有する。また、図2に示すように、吸収性物品10は、物品本体20の装着面に設けられる粘着層21と、この粘着層21に剥離可能に接着される剥離シート22と、物品本体20を密封する包装体40とを有する。
次に、吸収性物品10の各部の構成を図3〜図5に基づいて説明する。
図3は、図1または図2に示される物品本体20を展開した図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。図3(a)および(b)に示すように、物品本体20は、一方向に長い形状に形成され、液透過性のトップシート23と、液不透過性のバックシート25と、これらトップシート23およびバックシート25の間に設けられる吸収層26とを含む。そして、物品本体20は、その長手方向に沿って延びる折り曲げ線27を有する。
粘着層21は、下着11(図7参照)に対する物品本体20の位置ずれを防止する機能を発揮する。粘着層21の材質や形状等の仕様についても、特に限定されず、物品本体20に求められる機能に応じて、任意に設定可能である。
剥離シート22は、粘着層21に剥離可能に接着されるシートであって、下着11(図7参照)に物品本体20を装着する際に粘着層21から剥離されることで粘着層21を露出させる。また、剥離シート22は、必要に応じて、接着剤28(図2参照)により、包装体40(図2参照)の内面に剥離不能に接着してもよい。
図5に示すように、包装体40は、物品本体20を密封して、使用前における物品本体20の衛生性を保つ機能を有する。
続いて、吸収性物品10の装着例を図6、図7に基づいて説明する。
図6に示すように、まず、包装体40の破断線46を破断して包装体40を開封する(矢印(1))。次に、破断線46全体を破断すると共に包装体40におけるシール部(この例では、短辺部43p,43qと長辺部45p)を剥離し、包装体40の一つの面41を物品本体20から取り除く。このとき、剥離シート22の破断線31が破断されるため、接着剤28(図2参照)によって接着された剥離シート22の分割片22aと包装体40の面41とが一緒に取り除かれ、粘着層21の幅方向一側の半部21aが露出する。
以上、説明した吸収性物品10の効果について述べる。
吸収性物品10によれば、物品本体20の長手方向に沿って延びる折り曲げ線27によって、物品本体20を細長い形態に折り畳むため、装着する際に物品本体20を広げ易く、物品本体20の形態を整え易い。この作用は、物品本体20が薄くて軽い場合に特に有効であり、物品本体20が超軽量、超薄型であっても、物品本体20が撚れにくく、下着11に対して物品本体20を適切且つ容易に装着することができる。また、本実施形態では、粘着層の一例として粘着層21を示したが、下着11に対して物品本体20を適切且つ容易に装着できることから、粘着層の面積を最小限に抑えることができる。例えば、物品本体20の幅方向の片側領域、あるいは、物品本体20の全幅の1/3以下の領域、あるいは、点状に粘着層を設けることができる。この場合、取り扱い時に、物品本体20が部分的に折れて粘着層同士が貼り付いてしまうなどの不具合を減らすことができると同時に、粘着層の使用量を削減してより安価な吸収性物品10を得ることができる。
続いて、本発明の他の実施形態を図8〜図15に基づいて説明する。なお、前述した第1実施形態の吸収性物品10と共通する要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図8に示すように、第2実施形態の吸収性物品10Bは、剥離シート22の破断時に把持される把持部50を有する。把持部50は、剥離シート22の長手方向端部に設けられる。把持部50の基端部51は、剥離シート22の内側に位置し、把持部50の先端部52は、包装体40の外周部から突出している。この吸収性物品10Bによれば、前述した第1実施形態の吸収性物品10と同様の作用効果が得られることに加え、図9に示すように、把持部50の先端部52を引っ張ることにより、包装体40および剥離シート22を容易に破断できるので、高い利便性を得ることができる。
図10に示すように、第3実施形態の吸収性物品10Cでは、物品本体20の幅方向両端部に折り曲げ線27Cを設け、図11に示すように、この折り曲げ線27Cによって物品本体20の幅方向両端部をトップシート23側に折り曲げる。さらに、物品本体20の長手方向両側の少なくとも一側(この例では、両側)において、剥離シート22と粘着層21との間に紐状体60を設ける。この紐状体60は、物品本体20の長手方向に沿って延び、剥離シート22の破断方向を適正な方向に案内する機能を有する。この吸収性物品10Cでは、剥離シート22および包装体40Cに破断線を設けなくてもよいが、必要に応じて破断線を設けることもできる。また、包装体40Cの形態は任意であるが、ここでは、トップシート23側で接合されるシール部47を備える包装体40Cを用い、包装体40Cの一対の短辺部43p,43qを接合して物品本体20を密封する。
図13に示すように、第4実施形態の吸収性物品10Dでは、前述した第3実施形態の吸収性物品10C(図10参照)の基本構成において、紐状体60Dの基端部61側を、所定の角度で(例えば、略直角に)剥離シート22の側端部に向けて屈曲させる。この吸収性物品10Dによれば、前述した第3実施形態の吸収性物品10C(図10参照)と同様の作用効果が得られることに加え、L字状の紐状体60Dを引っ張ることで(矢印(5)、矢印(6))、包装体40Cおよび剥離シート22のそれぞれの角部を容易に取り除くことができる。
図14に示すように、第5実施形態の吸収性物品10Eでは、前述した第3実施形態の吸収性物品10C(図10参照)の基本構成において、包装体40Eのバックシート25側に、合掌状に接合した合掌シール部47Eを設け、この合掌シール部47Eに沿って紐状体60を設ける。この吸収性物品10Eによれば、前述した第3実施形態の吸収性物品10C(図10参照)と同様の作用効果が得られることに加え、紐状体60を引っ張ることで(矢印(7))、合掌シール部47Eのシール面に沿って紐状体60が包装体40を破断するため、より小さな力で包装体40を破断することができる。
本発明において、剥離シートを分割的に剥離する手段は、破断線や紐状体を用いた手段の他、各種の手段から選択可能である。
11 下着
20 物品本体
21,21e,21d 粘着層
22,22F 剥離シート
22a,22b 分割片
27,27C 折り曲げ線
40,40C,40E 包装体
46 破断線
50 把持部
60,60D 紐状体
Claims (3)
- 一方向に長い形状に形成され、下着に装着される吸収性の物品本体と、
前記物品本体の装着面に設けられ、前記下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する粘着層と、
前記粘着層に剥離可能に接着されるシートであって、前記下着に前記物品本体を装着する際に前記粘着層から剥離されることで前記粘着層を露出させる剥離シートと、
折り曲げ線によって折り畳まれた前記物品本体を密封する包装体と、
を有し、
前記物品本体は、
前記物品本体の長手方向に沿って延びる前記折り曲げ線を有し、この折り曲げ線によって前記剥離シートを外向きにして折り畳まれ、
前記剥離シートは、前記粘着層から分割的に剥離可能であり、
前記包装体は、
前記物品本体の長手方向に沿って延びる破断線を有し、この破断線によって、前記剥離シートの分割片と一緒に前記物品本体から分割的に取り除き可能である、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 一方向に長い形状に形成され、下着に装着される吸収性の物品本体と、
前記物品本体の装着面に設けられ、前記下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する粘着層と、
前記粘着層に剥離可能に接着されるシートであって、前記下着に前記物品本体を装着する際に前記粘着層から剥離されることで前記粘着層を露出させる剥離シートと、
前記剥離シートの長手方向端部に設けられ、前記剥離シートの破断時に把持される把持部と、
を有し、
前記物品本体は、
前記物品本体の長手方向に沿って延びる折り曲げ線を有し、この折り曲げ線によって前記剥離シートを外向きにして折り畳まれる、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 一方向に長い形状に形成され、下着に装着される吸収性の物品本体と、
前記物品本体の装着面に設けられ、前記下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する粘着層と、
前記粘着層に剥離可能に接着されるシートであって、前記下着に前記物品本体を装着する際に前記粘着層から剥離されることで前記粘着層を露出させる剥離シートと、
前記剥離シートと前記粘着層との間に設けられ、前記剥離シートの破断方向を適正な方向に案内する紐状体と、
を有し、
前記物品本体は、
前記物品本体の長手方向に沿って延びる折り曲げ線を有し、この折り曲げ線によって前記剥離シートを外向きにして折り畳まれる、
ことを特徴とする吸収性物品。
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