JP3195341U - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封誘導部近傍に、包装材料の構成要素の配置を工夫することで、開封容易性を高めた吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品10は、その厚みが隣接する領域よりも薄い肉薄部16を備え、包装体20は、吸収性物品の着用者当接面10sm側を内側にして、吸収性物品の縦方向に少なくとも2回折りたたまれ、縦方向の、外装材の一端部11aが吸収性物品の一端部10aから外方へ延在し、包装体は、縦方向の、外装材の一端部を含む領域でかつ包装体の外側表面となる第1露出領域21と、外装材の他方端部を含む領域22と、第1露出領域と外装材の他方端部を含む領域との間に位置する物品中央領域23とを備え、第1露出領域の外装材11に、包装体を吸収性物品の幅方向に開封可能とする開封誘導部25を備え、吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視で、吸収性物品の幅方向中央と重なる位置にある開封誘導部と肉薄部とが重なって配される。【選択図】図1

Description

本考案は吸収性物品の包装体に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品は、包装材とともに折り畳まれ、個別包装されて市販等されている。この包装形態の一例として、吸収性物品(生理用ナプキン)が外装シートによって個別に包装された包装体が複数連続し、包装体に形成された切り取り線部に沿って包装体毎に切り離し可能な吸収性物品の連続包装体(生理用ナプキンの連続包装体)が知られている。例えば、特許文献1に記載の連続包装体では、その個々の包装体は、吸収性物品の少なくとも一部が外装シートの内側面に固定されている。具体的には、各包装体は、吸収性物品の裏面と外装シートの内側面とが対向した状態で、包装体が連続する連続方向と直交する方向に沿って、吸収性物品と外装シートとが一緒に折り畳まれることによって形成されている。外装シートには、包装体が連続して連なる方向に沿って開封用切り離し線部が形成され、開封用切り離し線部は、包装体の平面視において、外装シートの内側面と吸収性物品の裏面との固定部分とは異なる位置に形成されている。
別の包装体としては、一方向に長い形状の本体の幅方向に沿った折り曲げ線により折り畳んだ状態の吸収性製品を収容するための包装体がある。この包装体は、袋状の本体の少なくとも一面に本体材料を開封するためのミシン目が形成されている。ミシン目は、吸収性製品の本体の幅方向とほぼ一致する方向に沿って延びるように形成されている。ミシン目の延びる領域のほぼ中央部には、つまみ部材が配置されている。つまみ部材は、ミシン目が破断して開かれる領域に対して固定される基端部と、この基端部から一体に延びたつまみ片とを有している。本体材料は、つまみ部材の基端部とつまみ片との間の破断開始領域の、つまみ部材の幅方向両端部にかかる箇所において、ミシン目の切れ目が配置されている(例えば、特許文献2参照。)。
国際公開WO2011/008354号パンフレット 特開2003−312765号公報
特許文献1に記載された吸収性物品の連続包装体では、図11(a)に示すように、平面視で幅方向中央付近の開封用切り離し線部112には段差がないので、開封用切り離し線部112にそって指121、122で包装材111を破断するのに、図11(b)に示すように、製品を抑えつける力(図示せず)と開封用切り離し線部112を挟んで包装材111を両側方向(横方向)へ引っ張る力(図中、矢印で示した)が必要となっていた。
特許文献2に記載された包装体では、ミシン目が吸収性製品の本体の幅方向とほぼ一致する方向に沿って延びるように形成されているため、指で直接ミシン目から開封しようとすると製品を損傷するおそれがあった。
本考案は、開封誘導部近傍に、包装材料の構成要素の配置を工夫することで、開封容易性を高めた吸収性物品の包装体を提供することに関する。
本考案は、縦長の吸収性物品が外装材で個別に包装されており、前記吸収性物品の衣類当接面が前記外装材の内側面に固定部によって固定されている包装体であって、前記吸収性物品は、その厚みが隣接する領域よりも薄い肉薄部を備えており、前記包装体は、前記吸収性物品の着用者当接面側を内側にして、前記吸収性物品の縦方向に少なくとも2回折りたたまれ、前記縦方向の、前記外装材の一端部が前記吸収性物品の一端部から外方へ延在し、前記包装体は、前記縦方向の、前記外装材の一端部を含む領域でかつ前記包装体の外側表面となる第1露出領域と、前記外装材の他方端部を含む領域と、該第1露出領域と該外装材の他方端部を含む領域との間に位置する物品中央領域とを備え、前記第1露出領域の前記外装材に、前記包装体を前記吸収性物品の幅方向に開封可能とする開封誘導部を備え、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記吸収性物品の幅方向中央と重なる位置にある前記開封誘導部と前記肉薄部とが重なって配される吸収性物品の包装体を提供する。
本考案の吸収性物品の包装体は、開封誘導部の部分と肉薄部とが重なって配されていることにより、開封誘導部より包装体を開封する際に、肉薄部の段差を利用して、また肉薄部が包装体の可撓軸となるようにして、開封誘導部から破断して開封することが容易になる。
実施形態の第1実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は肉薄部に対する開封誘導部の位置関係を示した展開図であり、(b)は縦方向の透視断面図であり、(c)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 生理用ナプキンの基本構成を示した部分切欠き斜視図である。 実施形態の第2実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は肉薄部に対する開封誘導部の位置関係を示した展開図であり(b)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 実施形態の第3実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は肉薄部に対する開封誘導部の位置関係を示した展開図であり、(b)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 実施形態の第4実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は肉薄部に対する開封誘導部の位置関係を示した展開図であり、(b)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 実施形態の第5実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は縦方向の透視断面図であり、(b)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 実施形態の第6実施態様として、開封誘導部と肉薄部との位置関係の一例について示した図面であり、(a)は縦方向の断面図であり、(b)は縦方向と直角の横方向の開封誘導部における断面図である。 生理用ナプキンを展開した状態の肉厚部と開封誘導部との位置関係を示した平面図である。 本考案の吸収性物品の包装体を連続した連続包装体の好ましい一実施形態を模式的に示した正面図である。 本考案の吸収性物品の包装体の開封方法の一例を示した断面図である。 吸収性物品の包装体の課題を説明する断面図であり、(a)包装体を指で押圧する直前の状態を示した幅方向中央(中心線上)の断面図であり、(b)は指で包装体を引っ張って開封動作を行う際に引張方向を示した平面図である。
なお、各断面図は模式的に示しており、各断面図において、構成要素がシート等の厚みが薄い物の場合は線で表し、構成要素を見分けやすくするため、間隔を開けて示した。したがって、実際には、各構成要素間は接触もしくは接着している。
本考案に係る吸収性物品の包装体の好ましい一実施形態(第1実施形態)について、図1および図2を参照しながら、以下に説明する。
本明細書の吸収性物品の包装体20では、「前方」とは吸収性物品を着用したときの下腹部方向をいい、「後方」とは吸収性物品を着用したときの臀部方向をいう。また、本明細書では、衣類に装着した状態において、着用者と接する面を着用者当接面もしくは肌当接面といい、相対的に反対側に位置する面、すなわち、装着した衣類に接する側の面を衣類当接面もしくは非肌当接面という。また、相対的に着用者に近い側の面を着用者当接面側もしくは肌当接面側、衣類に近い側の面を衣類当接面側もしくは非肌当接面側という。
図1に示すように、本実施形態の包装体20(20A)に包まれる縦長の吸収性物品10は、例えば生理用ナプキン(以下、ナプキンという)である。以下、ナプキンの包装体について詳細に説明する。したがって、縦長の吸収性物品10をナプキン10として説明する。またナプキン10の長手方向が縦方向になる。以下、縦方向とはナプキン10の縦方向またはこの方向と平行方向をいう。また、縦方向に直交する方向を幅方向という。
図2に示すように、ナプキン10は、肌当接面側に配置される液透過性の表面シート1と、非肌当接面側に配置される液不透過性の裏面シート2と、表面シート1と裏面シート2との間に介在される液保持性を有する吸収体3と、を有する縦長の本体(吸収性本体ともいう。)4と、この本体4の両側部に外方に延出するウイング5を備えている。
前記図1に示すように、前記裏面シート2の衣類接触面には、ナプキン10を衣類に固定するズレ止め部13が設けられている。このズレ止め部13を被覆するように、ズレ止め部13から剥離可能な離型シート14が配されている。さらに、上記外装材11の内側面に離型シート14を固定する離型シート固定部15が配され、上記外装材11が離型シート14に固定されている。したがって、固定部12は、ナプキン10の衣類当接面10swを衣類に固定するズレ止め部13と、外装材11の内側面に離型シート14を固定する離型シート固定部15とを有する。また、吸収体3には、上記肉薄部16が配されている。この肉薄部16の形態については後述する。
吸収性物品の包装体20は、外装材11を吸収性物品としてのナプキン10と共にその縦方向に折り畳み、外装材11で封止してなる。このようにナプキン10は個別に包装されており、ナプキン10の衣類当接面10swが外装材11の内側面に固定部12によって固定されている。ここでいう固定とは、包装状態でナプキン10の衣類当接面と外装材11の内面とが相対的に動かないようにされた状態をいい、離型シート14を介して固定されている場合には、ナプキン10に配されたズレ止め部13と離型シート14とは剥離可能な固定状態であり、離型シート14と外装材11との固定はナプキン10と離型シート14との固定よりも強い固定状態であることをいい、例えば剥離困難な固定状態であることが好ましい。この包装体20は、ナプキン10の着用者当接面10sm側を内側にして、ナプキン10の縦方向に少なくとも2回折り畳まれている。図示例では、第1折り部L1と第2折り部L2の2箇所で折り畳まれることで、2回折り畳まれている。
なお、上記外装材11は、その内面側にズレ止め部13を覆うように離型シートの機能を持たせたものであってもよい。この場合、離型シート14は省略される。
本明細書では、「剥離」とは、指で摘まんで簡単に剥がすことができることをいい、「接着」は指で摘まんで簡単に剥がすことができないことをいう。
具体的には、ナプキン10の衣類接触面を衣類に固定するズレ止め部13が例えばホットメルト接着剤によりなされている。このホットメルト接着剤としては、ゴム系、オレフィン系、エチレン酢酸ビニル(EVA)系のホットメルト等を用いることができる。このズレ止め部13を被覆するように、ズレ止め部13から剥離可能な離型シート14が配されている。さらに、上記外装材11の内側面に離型シート14を固定する離型シート固定部15が配され、上記外装材11が離型シート14に固定されている。
また、ナプキン10の衣類当接面10swを衣類に固定するズレ止め部13と、外装材11の内側面に離型シート14を固定する離型シート固定部15とを、上記固定部12とすることも好ましい。
外装材11は、離型シート14やナプキン10とともに折り畳んだ場合に、それらを包含する大きさを有している。また折り畳んだ状態において、上記縦方向における外装材11の一端部11aは、ナプキンの一端部10aから外方へ延在して配されていることがさらに好ましい。
本実施形態の包装体20は、いわゆる3つ折り構造をなしていて、外装材の一端部11aを含む領域が包装体20の外側表面となる第1露出領域21と、第1折り部L1と第2折り部L2との間の中央領域23と、第2折り部L2から延びる、第1露出領域21の直ぐ内側に位置する部分である外装材の他方端部11bを含む領域22とを備え、外装材の他方端部を含む領域22が第1露出領域21と重なり包装体20の内側に位置する重複領域24を備えている。
重複領域24における第1露出領域21の外装材11には、包装体20を開封可能とする開封誘導部25を備えている。
第1露出領域21の端部と他方端部を含む領域22とが包装体封止部26により封止されて、包装体20が構成されている。この包装体封止部26は上記開封誘導部25よりも縦方向外側に配されている。
外装材11の材料は、ナプキン等の吸収性物品の包装に、従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアルコール等の樹脂フィルムや不織布等を用いることができ、適宜選択して用いることができる。不織布の場合、シート強度、耐液性(ホットメルトの染みだし抵抗性)、密封性の点からは、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)との複合不織布(SM、SMS、SMMS等)が好ましい。包装材11に直接鮮明な印刷を施す観点からは、フィルム材料又はフィルムのラミネート構造も好ましく用いられる。特に、連続包装体の連続方向の引き裂き強度が幅方向より低い、配向性のある材料を用いることで、開封誘導部の開封強度を適宜低くすることができ、開封容易性を高めることができる。
ズレ止め部13は、ナプキン10の非肌当接面側に配置され、ナプキン10をショーツに貼り付ける際に使用される。このホットメルト接着剤としては、ゴム系、オレフィン系、EVA系等を用いることができる。ズレ止め部13は、面状等、連続的に塗工されている、いわゆるベタ塗りでもよいが、塗工された領域のショーツへの粘着材残りや、外装材11からの取り出しやすさを考慮すると、間欠的に塗工されていることが好ましい。間欠的な塗工形態としては、スパイラル状、幅方向又は長手方向に延びるストライプ状、Ω字状、ドット状、等が挙げられる。ズレ止め部13はナプキン10の非肌当接面側の本体部前後左右方向においてほぼ中央に位置し、幅は35mm以上70mm以下、長さは、ナプキン10の長さに対して65%以上95%以下の範囲であることが好ましく、使用時のナプキン10のヨレ、ズレ防止の観点から、ズレ止め部13の全ての粘着部を含み且つ平面視において生理用ナプキン10と略同じかやや小さめの幅、長さがよい。
ズレ止め部13は、ナプキン10の縦方向中央より第1折り部L1および第2折り部L2を超えて、ナプキン10の先端付近まで存していてもよい。離型シート14は、ズレ止め部13を覆う大きさを有し、剥離可能に接着されていることが好ましく、外装材11に離型シート固定部15で接着されている。
離型シート固定部15は、ホットメルト接着剤が用いられ、離型シート14と外装材11を接着、固定するものである。離型シート固定部15は、例えばホットメルト接着剤の塗布膜によりなされている。このホットメルト接着剤としては、ゴム系、オレフィン系、EVA系のホットメルト等を挙げることができる。
固定部12における上記離型シート固定部15は、平面視してズレ止め部13の存在領域より縦方向の他方端部を含む領域22の端部方向に延在している。これにより、開封時の外装材11の折れ曲がりがズレ止め部13まで影響しにくくなる。さらに外装材11の端部を引っ張り上げることで、離型シート14が突っ張ることなくズレ止め部13より容易に剥離するので、開封した後の外装材11の剥離容易性が向上される。また、外装材11端部の自由な領域が少なくなるので、外装材11が中側に折れにくくなる。なお、ズレ止め部13が離型シート固定部15よりも縦方向外側に配されている場合には、離型シート固定部15より離型シート14をズレ止め部13より剥離させようとしたとき、離型シート14よりも縦方向外側に存するズレ止め部13に接着した離型シート14が突っ張ってしまい、ズレ止め部13から離型シート14が剥がしにくくなる。離型シート固定部15が、ズレ止め部13の存在領域より縦方向の他方端部を含む領域の端部方向へ延在している延在長さは、好ましくは1mm以上であり、より好ましくは5mm以上であり、また、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下である。
離型シート固定部15は、離型シート14の縦方向前記にわたって、縦方向に間欠的に複数箇所に存在することが、離型シート14と外装材11とが確実に、皺や弛みなく接着させる点で好ましい。図示する形態においては、縦方向に離間して4カ所、固定部15を配置している。その複数箇所のうち、長手方向のもっとも端部側に位置する離型シート固定部の接着強度は、他の箇所より高いことが好ましい。このようにすることで、開封誘導部25を開封する際や、ナプキン10を離型シート14からはがす際に、部材やナプキン10への損傷がなく、かつ離型シート14が外装材11から取れることがないという観点で好ましい。接着強度を高くするための方法として、塗布面積を上げるということが考えられる。塗布面積を高くすることで、接着材と包装材との接着面積が増え、接着強度を高めることができる。
製品本体側のズレ止め部13を保護するために、離型シート14が配置されているが、ナプキン10が折り畳まれている状態で、離型シート14の縦方向の一端部と、他方端部が重複した状態になっていることが好ましい。このような形態となることで、重複した部分において特にナプキンの折り畳み状態における剛性が高くなり、使用前の予期しない動作負荷における、形状安定性が担保される。
製品本体側のズレ止め部13を保護するために、離型シート14が配置されているが、ナプキン10が折り畳まれている状態で、離型シート14の長手方向の一端部と、他方端部が重複した状態になっていることが好ましい。このような形態となることで、重複した部分において特にナプキンの折り畳み状態における剛性が高くなり、使用前の予期しない動作負荷における、形状安定性が担保される。
上記離型シート14は、一般のナプキンの剥離シートと同様な材料のものを用いることができ、具体的には、グラシン紙、ポリエチレンフィルム、シリコーン処理剤の塗工量が例えば0.1g/mから5g/mの剥離処理した上質紙、それらの複合物等が挙げられる。この剥離処理は、公知の手法を用いて行うことができる。さらに離型シート14は、その外形がズレ止め部13を被覆する大きさであればよく、その形状は問わない。
開封誘導部25は、ナプキン10を折り畳んだ状態で、第1露出領域21のナプキン10の一方の端部側で重なるように配されている。
この開封誘導部25は、線状に配されたミシン目、所定の幅で線状に配されたミシン目の集合体、線状に配された外装材11の厚み方向に切断に至らない切れ目、所定の幅で線状に配された外装材11の厚み方向に切断に至らない切れ目の集合体、外装材11の引張強度を線状に弱めた溝、外装材11の引張強度を点状に弱めた穴の集合体が所定の幅で線状に配されたもの、等、開封誘導部25を境にしてその両側の外装材11を指等で押圧もしくは引っ張ることで開封誘導部25から外装材11が破断して包装体20が開封する構成であり、包装体20の内部に塵埃等が入り込まずその内部の清浄性が維持できる構成であれば、如何なる構成であってもよい。
封止部26は、例えばホットメルト接着剤の塗布膜によりなされている。このホットメルト接着剤としては、ゴム系、オレフィン系、EVA系等を用いることができる。そのほかにも、熱溶融による接着であってもよい。
封止部26のホットメルト材料は着色されていることが好ましい。着色されていることで、第一露出領域の外装材端部を明示することができ、製品としての密封度合いが担保されていることを、使い手に訴求しやすいという効果がある。着色ホットメルトは、インクや顔料を添加する系もあるが、ホットメルト成分元来の可視吸収領域に大きな吸光スペクトルが特徴的に存在するものを選定してもよい。例えば、ホットメルトの一主成分であるスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体ポリマーの水添率を低くする等の手段で、黄味がかったホットメルトを使うことが考えられる。
封止部26にホットメルト材料を使う場合の形状は、いかなる形であってもよく、ある一定の幅を有する直線(コーター塗布)であることが多いが、スパイラル塗布、サミット塗布、Ω塗布等の、曲線から構成されるパターンであってもよい。曲線で構成されるパターンであることで、少ない量で効率的に接着することができる点で好ましい。
封止部26とサイド封止部27が重複する領域は、きわめて封止強度が高くなる傾向があり、開封容易性を著しく損なう可能性があるため、封止強度を一定以上上昇しない工夫を施すことが肝要である。封止部26をサイド封止部27を避ける形で設ける、封止部26上にあるサイド封止部の幅を小さくするなどが、例として挙げられるが、いずれも重複領域の寸法を小さくすることで、封止強度の著しい上昇を抑制することができる。
上記包装体20は、更に、幅方向両側にサイド封止部(図示せず)が配され、上記封止部26とともに包装体20を封止している。サイド封止部は、例えばホットメルト接着剤の塗布膜による接着、外装材11同士の熱融着やエンボス加工による接合、等の手段による。
また、封止部26又はサイド封止部27が熱シール加工により構成される場合、包装材11の形成材料として、融点の異なる2種類の樹脂を層構造としたものを使うことが好ましい。これにより、シール加工設備に触れる面を高融点層側、ナプキン10が当接する面を低融点側とすることで、材料溶融によるシール加工設備の汚染を抑えながら、低融点層によるシール接着性確保が可能であり、シール接着性と加工安定性の両立を図ることができる。重複領域24においては高融点層の厚みを小さくする又は設けないことで、更なるシール接着性と加工安定性の両立を図ることができる。
第1露出領域21の長手方向における長さと、他方端部11bを含む領域22との長手方向における長さは、第一露出領域21の方が長い方が好ましい。これは、開封誘導部25を破断して開封し、ナプキン10を展開する際に、まず、第1露出領域21を展開した後に、他方端部11bを含む領域を展開することになるが、その展開操作の容易性が高まるためである。第1露出領域21を展開した時点のナプキン10の第1露出領域側の端部10aと、他方端部11bとの距離が短すぎると、開封する際の両手の動作に干渉が生じやすくなるため好ましくない。
他方端部11bを含む領域22の外装材が、第1露出領域21側に折り返された状態で、その外装材端部11bが第1折り部L1より平面視外側に露出した状態で存在し、かつ第1露出領域21内の外装材端部11aも第1折り部L1より平面視外側に露出しており、端部同士が接合している構成を開示する。この構成は、熱シールによる封止を行いやすいという観点で好ましい構成である。
ナプキン10が折り畳まれた状態において、封止部26と他方端部11bを含む領域22に設けられた離型シート固定部15が、平面視において一致していれば、開封操作時における封止部26にかかる負荷を軽減することができ開封容易性が高まるという観点で好ましい。
前述の構成では、開封誘導部25より長手方向の外装材端部側寄りに封止部26が存在する形態を開示したが、開封誘導部25の長手方向における外装材端部寄りと中央領域寄りの両側に封止部を有する構成であれば、破断線の開口部分を通過する微細な異物に対して、ナプキン10内まで到達しないという観点で好ましい。その場合、開封誘導部25より中央領域寄りにある封止部の封止強度は剥離可能な程度に弱くなければならない。封止強度を弱くするための手段として、ホットメルトの塗布量を低減させる、当該部分の外装材内側面に剥離処理を施す等の手段が考えられる。
第1露出領域21における外装材11の端部は、開封動作の際に持つ部分であるので、封止部26、サイド封止部27によって封止されていない方が好ましい。そのための手段として、封止部26を外装材11の端部には設けない、サイド封止部27の寸法を小さくする、包装材11の形成材料として融点の異なる2種類の樹脂を層構造としたものを使い端部のみ高融点層の厚みを設ける又は大きくする、等の方法で、封止されていない又は封止強度を弱くすることが、開封容易性の観点で好ましい。
連続包装体の外装材11には、任意の印刷を施すことが、審美性および商品特長の認識の観点で好ましい。さらには連続包装体の連続方向における印刷パターンには一定の周期性を有することが製造上好ましい。連続包装体の連続方向において、ある印刷位置から、同じ印刷が現れるまでの最短の長さを印刷ピッチと呼ぶことにする。印刷ピッチは、連続包装体の連続方向においてナプキン10と隣接する別のナプキン10との間隔と合致させた場合、ナプキン10の1つ毎に、同じパターン印刷を施すことができ好ましい。この場合、印刷ピッチとナプキン間隔を同期させるための目印となるアイマークと称される矩形状の黒色マーク等を施すことが好ましい。ナプキン10と隣接する別のナプキン10との間隔と印刷ピッチとを合致させない場合、アイマークを施す必要がない代わりに、連続包装体の連続方向にランダムに印刷パターンが現れることになるが、この場合は、印刷ピッチをナプキン10と隣接する別のナプキン10との間隔より小さくすることで、印刷ピッチ内に存在する全情報をナプキン10の1枚当りに必ず1以上は記載することができる点で好ましい。
ただし、印刷ピッチをナプキン10と隣接する別のナプキン10との間隔より2倍以上に大きくすることで、互いに隣接する2以上のナプキン10に異なる情報を記載することができる。こうすることで、製品を購入するときの印刷パターンの変化を楽しむことができ、嗜好性の観点から好ましい。
連続包装体のナプキン10と隣接する別のナプキン10との間には、ナプキン10の入った包装体20を1枚1枚分離した後使用できるよう、開封目的とは異なる切り離し誘導部28を備えている。この切り離し誘導部28の形態は、前述の開封誘導部25と同様に、線状に配されたミシン目、所定の幅で線状に配されたミシン目の集合体、線状に配された外装材11の厚み方向に切断に至らない切れ目、所定の幅で線状に配された外装材11の厚み方向に切断に至らない切れ目の集合体、外装材11の引張強度を線状に弱めた溝、外装材11の引張強度を点状に弱めた穴の集合体が所定の幅で線状に配されたもの、等、切り離し誘導部28を境にしてその両側を引っ張ることで切り離し誘導部28から外装材11が破断して切り離せる構成であり、搬送は販売場所における陳列時に想定される動作負荷程度では切り離されることがない物性であれば、如何なる構成であってもよい。ただし、連続包装体において切り離し誘導部を交互に折り畳み蛇腹状にして保管する場合や、また、切り離し誘導部で折って、水平方向に張った紐や棒に掛けて陳列する場合に、切り離し誘導部が折れた状態で維持されやすいという観点で、切り離し誘導部の端部を切り欠いた状態や一部のみ切断した状態にしておくことが好ましい。
上記実施形態の包装体20は、折り畳まれた状態で平面視において、第1露出領域21、他方端部11bを含む領域22及び中央領域23の全てに肉薄部16が配されている。詳細には、図1(a)に示すように、ナプキン10の前方から後方に亘って、環状の圧搾溝が配されて、ナプキン10の厚みが隣接領域よりも薄い肉薄部16を形成している。包装体20では、ナプキン10の幅方向中央領域と重なる開封誘導部25の部分と、ナプキン10の肉薄部16とが重なって配されている。この構成により、開封誘導部25から包装体20を開封する際に、肉薄部16の段差を利用して、開封誘導部25の両側に外装材11を肉薄部16内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる。また肉薄部16が曲げやすくなっていることから、肉薄部16が包装体20の可撓軸となって開封誘導部25の両側の外装材11を引張り易くなり、開封誘導部25から破断して開封することが容易になる。開封誘導部25と幅方向中央領域で重なる肉薄部16は、開封誘導線25と厚み方向において最も近い位置に存在する折り畳み部分に配されたものであることが、開封容易性の観点から好ましい。本実施形態の包装体20では、第1露出領域21に位置するナプキン10の肉薄部16が開封誘導線25と幅方向中央で平面視において重なっている。しかし、これに限定されることはなく、開封誘導線25と厚み方向において、ナプキン10の一領域を介して離間する領域の肉薄部16が、開封誘導線25と幅方向中央で、平面視において重なる形態であっても構わない。また、開封誘導線25と幅方向中央で重なる肉薄部16は、外装材の他方端部11bを含む領域22や中央領域23に配された肉薄部であっても構わない。なお、以下の実施形態では、簡略化のため、ウイングのないナプキンを用いて説明するが、これに限定されるものではない。
図1(b)及び(c)に示す実施形態について、より詳細に説明すると、第1実施態様の包装体20(20A)は、上記実施形態の包装体20において、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして吸収性物品としてのナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、第1露出領域21のナプキン10の幅方向中央において、肉薄部16に開封誘導部25が重なって配されている。一方で、その他の領域の薄肉部16には上記幅方向中央から外れた位置で開封誘導部25が重なっている。この実施態様の包装体20Aは、その他の領域の薄肉部16が上記幅方向中央から外れた位置で開封誘導部25が重なっていることで、第一露出領域を長手方向へ湾曲させ、幅方向中央を持ち上げることができ、開封誘導部25の開封しやすくする効果を高めることができる。なお、幅方向中央とは、厳密には、ナプキン10を幅方向に二等分する中心線上の部分を指す。ただし、幅方向中央としては当該中心線から外方両側に同じ幅方向の長さだけ拡がった領域を含みうる。具体的にその領域としては、開封誘導部25が平面視でナプキン10と重なる部分で、仮想線をナプキン10上の全幅方向に対して引いたときに、当該仮想線の全幅長に対して20%の範囲、すなわち、中心線から幅方向両外側に、仮想線の全幅長の10%ずつ広がった範囲である。当該範囲のより好ましい範囲は10%以下である。
また、図1(a)に示す通り、肉薄部16は一定の幅を有した線状に設けられている。このため、幅方向中央の領域内で、肉薄部16と開封誘導部25とが特定の幅をもって重なっていると、開封誘導部25の開封しやすくする効果を一層高めることができる。
上記肉薄部16は、平面視形状は特に限定されておらず、上述のように、開封誘導部25との位置関係を満たせば、種々の形態をとることができる。また、この肉薄部16としては、エンボス加工のような圧縮加工された部分が挙げられ、溝状、穴状のものが挙げられ、さらにはフラップ部であってもよい。
肉薄部16は、その周囲よりも1mm以上、好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上の深さを有し、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは5mm以下の深さとなっている。そして1mm以上10mm以下、好ましくは2mm以上8mm以下、さらに好ましくは3mm以上5mm以下の深さを有する。
この場合、肉薄部16の深さによる段差によって、さらに開封誘導部25の開封性を高めることができる。すなわち、段差を利用して開封誘導部25が破断しやすくなるので、開封が容易になる。また包装体20を、開封誘導部25を境にして折り曲げようとしたとき、肉薄部16が可撓軸になるので、開封誘導部25を境に折り曲げ易くなり、それによって、開封誘導部25から開封しやすくなる。
ナプキン10の長手方向の両側端から延出する一対のウイング部5を有する場合の構成を前記図2に示す。ウイング部5は、ナプキン10が折りたたまれている状態のときには、図2のごとくウイングが幅方向中央側に折りたたまれていることが多い。その際、ウイング部5の長手方向端部が、第一折り部L1または第二折り部L2で、長手方向中央側へ折り畳まれていたほうが良い。これは、折り畳まれている状態において、展開状態に戻ろうとする復元力がナプキン10に貯蔵されているためであり、展開するために必要な外力が少なくなることから、開封容易性が高まる。
なお、ウイング部5にズレ止め部が設けられている場合、ズレ止め部を保護、被覆しておくために、別途ウイング用離型シートが使用される。ウイング用離型シートが第一折り部L1及び第二折り部L2で折られていないほうが安定してズレ止めホットメルトを保護、被覆する観点で好ましい。ウイング用離型シートの長手方向端部を基点にナプキンが折り畳まれているほうが、ナプキンの折り畳み状態における剛性が高く、使用前の予期しない動作負荷(製品の梱包、販売)における、形状安定性が担保される。
次に、上記実施形態の第2実施態様として、開封誘導部25と肉薄部16との位置関係の一例について、図3を参照しながら、以下に説明する。
図3に示すように、第2実施態様の包装体20(20B)は、上記実施形態の包装体20Aにおいて、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして、ナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、ナプキン10の幅方向中央に配された第1露出領域21と他方端部を含む領域22の両方に肉薄部16に開封誘導部25が重なって配されている。中央領域23の薄肉部16には上記幅方向中央から外れた位置で開封誘導部25が重なっている。
この第2実施態様の包装体20Bは、上記実施形態で説明した包装体20と同様の効果を得ることができる。それに加えて、外装材の他方端部を含む領域22の幅方向中央に肉薄部16が設けられていることで、第1露出領域21に設けられている肉薄部がより包装体内部側に沈み込むことにより、第1露出領域21に設けられている肉薄部内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる効果が高まる。
次に、上記実施形態の第3実施態様として、開封誘導部25と肉薄部16との位置関係の一例について、図4を参照しながら、以下に説明する。
図4に示すように、第3実施態様の包装体20(20C)は、上記実施形態の包装体20Aにおいて、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして、ナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、ナプキン10の幅方向中央に配された各肉薄部16に開封誘導部25が重なって配されている。
この第3実施態様の包装体20Cは、上記実施形態で説明した包装体20と同様の効果を得ることができる。それに加えて、外装材の他方端部を含む領域22及び中央領域23の幅方向中央に肉薄部16が設けられていることで、第1露出領域21に設けられている肉薄部がより包装体内部側に沈み込むことにより、第1露出領域21に設けられている肉薄部内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる効果が高まる。
次に、上記実施形態の第4実施態様として、開封誘導部25と肉薄部16との位置関係の一例について、図5を参照しながら、以下に説明する。
図5に示すように、第4実施態様の包装体20(20D)は、上記実施形態の包装体20Aにおいて、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして、ナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、肉薄部16の一方である第1露出領域21の肉薄部16は、ナプキン10の幅方向中央で開封誘導部25が重なって配され、肉薄部16の他方である外装材の他方端部を含む領域22の肉薄部16は、ナプキン10の幅方向の複数箇所、図示例では2箇所で開封誘導部25が重なって配されている。もしくは逆に、図示はしていないが、第1露出領域21の肉薄部16が2箇所で開封誘導部25が重なって配され、他方端部を含む領域22の肉薄部16がナプキン10の幅方向中央で開封誘導部25が重なって配さていてもよい。
この第4実施態様の包装体20Dは、上記実施形態で説明した包装体20と同様の効果を得ることができる。それに加えて前述の、第一露出領域を長手方向へ湾曲させ、幅方向中央を持ち上げることができ、開封誘導部25の開封しやすくする効果及び、第1露出領域21に設けられている肉薄部がより包装体内部側に沈み込むことにより、第1露出領域21に設けられている肉薄部内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる効果が高まる。
次に、上記実施形態の第5実施態様として、開封誘導部25と肉薄部16との位置関係の一例について、図6を参照しながら、以下に説明する。
図6に示すように、第5実施態様の包装体20(20E)は、上記実施形態の包装体20Aにおいて、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして、ナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、第1露出領域21の肉薄部16はナプキン10の幅方向中央で開封誘導部25が重なって配され、かつ、開封誘導部25は他方端部を含む領域22のナプキン10とは離間しているものである。言い換えれば、開封誘導部25が配されている位置には、他方端部を含む領域22のナプキン10は存在していない。
この第5実施態様の包装体20Eは、上記実施形態で説明した包装体20と同様の効果を得ることができる。それに加えて、第1露出領域21に設けられている肉薄部内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる効果が高まる。さらには、他方端部を含む領域のナプキン10の厚みを利用して、開封誘導部25をさらにめり込ませるようにすることができ、さらに開封しやすくなる効果が高まることとなる。
次に、上記実施形態の第6実施態様として、開封誘導部25と肉薄部16との位置関係の一例について、図7を参照しながら、以下に説明する。
図7に示すように、第6実施形態の包装体20(20F)は、上記実施形態の包装体20Aにおいて、上記実施形態の包装体20Aにおいて、第1露出領域21、中央領域23および外装材の他方端部を含む領域22に肉薄部16が配されている。図示例では、第1露出領域21から中央領域23を経て外装材の他方端部を含む領域22にかけて肉薄部16が配されている。そして、ナプキン10が折り畳まれた状態で平面視において、他方端部を含む領域22の肉薄部16はナプキン10の幅方向中央で開封誘導部25が重なって配され、かつ、開封誘導部25は第1露出領域21に配されるナプキン10とは重ならず、ナプキン10の先端部10aは開封誘導部25より第1折り部L1側に配されているものである。
この第6実施態様の包装体20Fは、上記実施形態で説明した包装体20と同様の効果を得ることができる。それに加えて、他方端部を含む領域22に設けられている肉薄部内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封しやすくなる効果が高まる。さらには、第1露出領域21のナプキン10の厚みを利用して、開封誘導部25をさらにめり込ませるようにすることができ、さらに開封しやすくなる効果が高まることとなる。
上記各実施形態における平面視した肉薄部16の形態は、上述した長円形、変形長円形や馬蹄形に限定されることはなく、吸収性物品10(ナプキン10)を折り畳んだ状態の断面形態であれば、如何なる形態であってもよい。
図8に示すように、上記吸収性物品としてのナプキン10の吸収体3は、製品の厚み方向に周囲より肌当接面側へ部分的に突出した肉厚部17を有していることが好ましい。この肉厚部17は、例えば、ナプキン10の少なくともほぼ中央部に配されている。すなわち、吸収性物品としてのナプキン10は、いわゆる中高構造を有する。そしてナプキン10の折り畳み状態で、平面視で開封誘導部25は肉厚部17と重なる位置もしくはその近傍に配されている。肉厚部17は、その周囲よりも1mm以上、好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上の高さを有し、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは5mm以下の高さとなっている。そして1mm以上10mm以下、好ましくは2mm以上8mm以下、さらに好ましくは3mm以上5mm以下の高さを有する。
この場合、肉厚部17の高さによる段差によって、さらに開封誘導部25の開封性を高めることができる。すなわち、段差を利用して開封誘導部25が破断しやすくなるので、開封が容易になる。包装体20が折り畳まれた状態のとき、肉厚部17の位置では、包装体を厚み方向に圧縮しにくく、肉厚部17以外の位置では、包装体を厚み方向に圧縮しやすい状態となっている。この折り畳み状態における圧縮物性の差が、開封操作のために力をかけた場合の厚み方向における変位の差を開封誘導部25付近に生じさせることで、開封誘導部25を破断しやすくしている。
本実施形態の包装体20において、上記開封誘導部25は、平面視、折り畳んだ状態で、上記固定部12と重なるように配されていることが好ましい。
このように、固定部12上に開封誘導部25が配されていることから、開封誘導部25から包装体20を開封する際に、開封誘導部25より内側の部材が浮いたり動いたりすることを防ぎ、外装材の他方端部を含む領域22の外装材11や離型シート14の端部が内側(ナプキン10側)に折れ曲がるのが防止され、ズレ止め部13に影響を及ぼさず、外装材11の剥離容易性が向上し、製品の開封が容易になる。それとともに、開封位置に固定部12が存するので、固定部12が保護層となり開封時にナプキン10にダメージを与えない。
また、開封誘導部25近傍に固定部12を配置させて段差を設けることで、開封誘導部25から破断して開封することが容易にできる。その際、開封誘導部25の直下に固定部12を配したことで、ナプキン10がダメージは受けにくい。
さらに、開封誘導部25の直下にナプキン10が配されていないので、開封時に製品に触れなくすることができ、製品へのダメージを防ぐことができる。
さらに図9に示すように、上記包装体20は開封誘導部25の配設方向と同じ方向に連続的に複数存在する。すなわち個々の包装体は連続して連なって配された連続包装体であり、サイド封止部27に配された切り離し誘導部28によって個々の包装体20が切り離し自在にされている。この切り離し誘導部28はミシン目で形成されている。または上記開封誘導部25と同様な形態を有する。
このように、開封誘導部25の配置方向に対して直角方向に切り離し誘導部28が配されているので、開封誘導部25の開封時に必要な引張力に影響されずに切り離し誘導部28の切り離しに必要な引張力を設計することができる。
また、開封誘導部25の配置方向に対して直角方向に切り離し誘導部28が配されているので、切り離し誘導部28から個々の包装体20を切り離す時にかかる引張力は、個々の包装体20の開封誘導部25を開封する引張力の方向とは異なるので、切り離し時に開封誘導部25が破けにくくなる。
本考案は、ナプキン10を3つ折りのした包装形態を説明したが、ナプキン10を四つ折りにした場合の包装体にも適用できる。
次に、包装体20の外装材11等を剥がし取ってナプキン10を取り出す方法の一例を、図10を参照して以下に説明する。
図10に示すように、折畳まれている外装材11の開封誘導部25の両側を両手の指31、32(例えば、親指)で押して、肉薄部16の段差を利用して、開封誘導部25の両側に外装材11を肉薄部16内にめり込ませるようにして開封誘導部25より外装材11を破断して開封する。また肉薄部16が曲げやすくなっていることから、肉薄部16が包装体20の可撓軸として開封誘導部25を挟んで開封誘導部25の両側の外装材11を両側方向に引っ張り、開封誘導部25を破断して開封する。このとき、開封誘導部25に重なる肉薄部16を可撓軸にして包装体20を折り曲げることで、一層開封しやすくなる。
そして外装材11を離型シート14とともにナプキン10から剥がし取るとともに、離型シート14を剥がした部分からナプキン10をショーツ(図示せず)の所定の位置に貼り付けていく。最終的には、ナプキン10から離型シート14とともに外装材11を完全に剥がし取り、ナプキン10のズレ止め部13の全域をショーツに貼り付ける。
上記ナプキン10はウイング(図示せず)の有無にかかわらず、同様の包装形態とすることができる。また、上記生理用ナプキン10と同様に、尿漏れパッド、パンティライナー等も同様の包装形態とすることができる。
上述した実施形態等に関し、さらに以下の付記(吸収性物品の包装体)を開示する。
<1> 縦長の吸収性物品が外装材で個別に包装されており、前記吸収性物品の衣類当接面が前記外装材の内側面に固定部によって固定されている包装体であって、前記吸収性物品は、その厚みが隣接する領域よりも薄い肉薄部を備えており、前記包装体は、前記吸収性物品の着用者当接面側を内側にして、前記吸収性物品の縦方向に少なくとも2回折りたたまれ、前記縦方向の、前記外装材の一端部が前記吸収性物品の一端部から外方へ延在し、前記包装体は、前記縦方向の、前記外装材の一端部を含む領域でかつ前記包装体の外側表面となる第1露出領域と、前記外装材の他方端部を含む領域と、該第1露出領域と該外装材の他方端部を含む領域との間に位置する物品中央領域とを備え、前記第1露出領域の前記外装材に、前記包装体を前記吸収性物品の幅方向に開封可能とする開封誘導部を備え、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記吸収性物品の幅方向中央と重なる位置にある前記開封誘導部と前記肉薄部とが重なって配される吸収性物品の包装体。
<2> 前記第1露出領域、前記他方端部を含む領域および前記物品中央領域の少なくとも2か所に前記肉薄部が配されている前記<1>記載の吸収性物品の包装体。
<3> 前記幅方向中央に配された肉薄部が、厚み方向において前記開封誘導線に最も近い位置にある前記吸収性物品の領域に配されている、前記<1>又は<2>記載の吸収性物品の包装体。
<4>前記最も近い位置にある吸収性物品の領域が、前記第1露出領域である前記<3>記載の吸収性物品の包装体。
<5> 前記肉薄部が設けられた領域は、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部が、前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配される領域と、前記吸収性物品の幅方向において中央以外の複数箇所で前記開封誘導部が重なって配される領域と、を有する前記<2>から<4>のいずれか1に記載の吸収性物品の包装体。
<6> 前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記第1露出領域と前記外装材の他方端部を含む領域とが重なる重複領域の、前記第1露出領域と前記他方端部を含む領域の両方に前記肉薄部が配され、前記吸収性物品の幅方向中央に配された前記両方の肉薄部に前記開封誘導部が重なって配される前記<1>記載の吸収性物品の包装体。
<7> 前記第1露出領域に前記肉薄部が配され、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部は前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配され、かつ、前記開封誘導部は前記他方端部を含む領域と離間している前記<1>記載の吸収性物品の包装体。
<8> 前記他方端部を含む領域に前記肉薄部が配され、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部は前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配され、かつ、前記開封誘導部は第1露出領域の吸収性物品と離間している前記<1>記載の吸収性物品の包装体。
<9> 前記吸収性物品は、製品の厚み方向に周囲より部分的に突出した肉厚部を有しており、前記吸収性物品の折り畳み状態で、前記開封誘導部と前記肉厚部とが平面視で重なる部分を有している、前記<1>から<8>の何れか1つに記載の吸収性物品の包装体。
<10> 前記外装材は、外装シートと、片面を剥離処理された離型シートの少なくとも2種から成り、前記外装シートと前記離型シートは、離型シート固定部で一部が接着され、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記開封誘導部に、前記離型シートの固定部が重なっている前記<1>から<9>の何れか1つに記載の吸収性物品の包装体。
<11> 前記吸収性物品は、その衣類当接面に、衣類に固定するズレ止め部を有し、前記ズレ止め部は前記離型シートによって覆われている前記<10>記載の吸収性物品の包装体。
<12> 前記剥離シート固定部は、平面視して前記ズレ止め部の存在領域より前記縦方向外側の領域に延在する、前記<11>記載の吸収性物品の包装体。
<13> 前記第1露出領域の端部と、他方端部を含む領域とが包装体封止部により封止されている、前記<1>から<12>の何れか1つに記載の吸収性物品の包装体。
<14> 前記包装体封止部は着色されたホットメルト材料である前記<11>に記載の吸収性物品の包装体。
<15> 上記包装体の幅方向両側にサイド封止部が配され、上記包装体封止部とともに包装体を封止している前記<13>又は<14>に記載の吸収性物品の包装体。
<16> サイド封止部が熱シールによるものであって、包装材の形成材料として、外側面を、ナプキンが当接する内側面より高融点のものとなされている前記<15>記載の吸収性物品の包装体。
<17> 第一露出領域の縦方向における長さが、他方端部を含む領域の縦方向の長さよりも長い、前記<1>から<16>の何れか1に記載の吸収性物品の包装体。
<18> 第一露出領域における吸収性物品の縦方向端部と、他方端部との間が5mm以上20mm以下である前記<1>から<17>の何れか1に記載の吸収性物品の包装体。
<19> 前記開封誘導部よりも、縦方向の外装材端部側寄りに前記包装体封止部が存在する前記<13>から<18>の何れか1に記載の吸収性物品の包装体。
<20> 前記開封誘導部の縦方向における中央領域寄りの両側にも前記包装体封止部を有する前記<19>記載の吸収性物品の包装体。
<21> 前記第1露出領域における外装材の端部は、前記包装体封止部及び前記サイド封止部によって封止されていない前記<15>から<20>の何れか1に記載の吸収性物品の包装体。
<22> 前記ズレ止め部は吸収性物品の非肌当接面に間欠的に塗工されている前記<9>から<21>の何れか1に記載の吸収性物品の包装体。
<23> 前記ズレ止め部は、非肌当接面側の本体部前後左右方向においてほぼ中央に位置し、幅方向又は長手方向に延びるストライプ状に設けられている前記<20>記載の吸収性物品の包装体。
<24> 前記開封誘導部の配設方向と同じ方向に、前記包装体が連続的に存在する、前記<1>から<23>の何れか1に記載の吸収性物品の連続包装体。
<25> 前記連続包装体の外装材には、連続包装体の連続方向において一定の周期性を有する印刷が施されている前記<24>記載の吸収性物品の連続包装体。
<26> 前記連続包装体の連続方向において、ある印刷位置から、同じ印刷が現れるまでの最短の長さを印刷ピッチとしたとき、該印刷ピッチは、連続包装体の連続方向において吸収性物品の配置位置と隣接する別の吸収性物品の配置位置との間隔と合致させた場合、吸収性物品の配置位置の1つ毎に、同じパターン印刷が施されている前記<23>記載の吸収性物品の連続包装体。
<27> 前記各包装体には、前記印刷ピッチと吸収性物品の間隔を同期させるための目印となるマークが施されている前記<26>記載の吸収性物品の連続包装体。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 本体(吸収性本体)
10 生理用ナプキン(吸収性物品)
10a 生理用ナプキンの一端部
11 外装材
11a 外装材の一端部
12 固定部
13 ズレ止め部
14 離型シート
15 離型シート固定部
16 肉薄部
17 肉厚部
20 包装体
21 第1露出領域
22 外装材の他方端部を含む領域
23 中央領域
24 重複領域
25 開封誘導部
26 封止部
27 サイド封止部
28 切り離し誘導部
L1 第1折り部
L2 第2折り部

Claims (10)

  1. 縦長の吸収性物品が外装材で個別に包装されており、前記吸収性物品の衣類当接面が前記外装材の内側面に固定部によって固定されている包装体であって、
    前記吸収性物品は、その厚みが隣接する領域よりも薄い肉薄部を備えており、
    前記包装体は、前記吸収性物品の着用者当接面側を内側にして、前記吸収性物品の縦方向に少なくとも2回折りたたまれ、
    前記縦方向の、前記外装材の一端部が前記吸収性物品の一端部から外方へ延在し、
    前記包装体は、前記縦方向の、前記外装材の一端部を含む領域でかつ前記包装体の外側表面となる第1露出領域と、前記外装材の他方端部を含む領域と、該第1露出領域と該外装材の他方端部を含む領域との間に位置する物品中央領域とを備え、
    前記第1露出領域の前記外装材に、前記包装体を前記吸収性物品の幅方向に開封可能とする開封誘導部を備え、
    前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記吸収性物品の幅方向中央と重なる位置にある前記開封誘導部と前記肉薄部とが重なって配される吸収性物品の包装体。
  2. 縦長の吸収性物品が外装材で個別に包装されており、前記吸収性物品の衣類当接面が前記外装材の内側面に固定部によって固定されている包装体であって、
    前記包装体は、前記吸収性物品の着用者当接面側を内側にして、前記吸収性物品の縦方向に少なくとも2回折りたたまれ、前記縦方向の、前記外装材の一端部側が前記吸収性物品の一端部から外方へ延在した外装材の延出領域を有し、
    前記包装体は、前記縦方向の、前記外装材の一端部を含む領域でかつ前記包装体の外側表面となる第1露出領域と、該第1露出領域から第1折り部、中央領域及び第2折り部を介して延び、厚み方向に関して該第1露出領域の直ぐ内側に位置し、かつ該第1露出領域と平面視において重なる内側に位置する重複領域とを備え、
    前記外装材の延出領域に前記包装体を開封可能とする開封誘導部を備え、
    前記開封誘導部は前記内側に位置する重複領域に設けられた前記固定部と平面視において重なっており、
    前記吸収性物品の幅方向中央と重なる位置にある前記開封誘導部と前記肉薄部とが重なって配される吸収性物品の包装体。
  3. 前記第1露出領域、前記他方端部を含む領域および前記物品中央領域のうち、少なくとも2か所に前記肉薄部が配されている請求項1又は2記載の吸収性物品の包装体。
  4. 前記肉薄部が設けられた領域は、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部が、前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配される領域と、前記吸収性物品の幅方向において中央以外の複数箇所で前記開封誘導部が重なって配される領域と、を有する請求項3記載の吸収性物品の包装体。
  5. 前記肉薄部が設けられた領域は、前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部が、前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配される領域と、前記吸収性物品の幅方向において中央以外の複数箇所で前記開封誘導部が重なって配される領域と、を有し、
    前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記第1露出領域と前記外装材の他方端部を含む領域とが重なる重複領域の、前記第1露出領域と前記他方端部を含む領域の両方に前記肉薄部が配され、前記吸収性物品の幅方向中央に配された前記両方の肉薄部に前記開封誘導部が重なって配される請求項1記載の吸収性物品の包装体。
  6. 前記第1露出領域に前記肉薄部が配され、
    前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部は前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配され、かつ、前記開封誘導部は前記他方端部を含む領域と離間している請求項1記載の吸収性物品の包装体。
  7. 前記他方端部を含む領域に前記肉薄部が配され、
    前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記肉薄部は前記吸収性物品の幅方向中央で前記開封誘導部が重なって配され、かつ、前記開封誘導部は第1露出領域の吸収性物品と離間している請求項1又は2記載の吸収性物品の包装体。
  8. 前記吸収性物品は、製品の厚み方向に周囲より部分的に突出した肉厚部を有しており、
    前記吸収性物品の折り畳み状態で、前記開封誘導部と前記肉厚部とが平面視で重なる部分を有している、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  9. 前記外装材は、外装シートと、片面を剥離処理された離型シートの少なくとも2種から成り、
    前記外装シートと前記離型シートは、離型シート固定部で一部が接着され、
    前記吸収性物品が折り畳まれた状態で平面視において、前記開封誘導部に、前記離型シートの固定部が重なっている請求項1から8のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  10. 前記開封誘導部の配設方向と同じ方向に、前記包装体が連続的に存在する、請求項1から9のいずれか1項に記載の吸収性物品の連続包装体。
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