JP4260800B2 - 絆創膏及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、静脈注射及び点滴等を行う際に注射針、カテーテル等を固定すると共に、注射針、カテーテル等により生じた穿刺部を被覆保護する絆創膏及びその製造方法に関するものである。
従来において、静脈注射及び点滴等を行う際には、注射針(留置針)及びカテーテルを刺した状態で固定するため、注射針等の上からウレタンドレッシング等の絆創膏を貼付しており、これにより、刺さった状態の注射針等の固定、注射針等により生じた穿刺部での感染防止、ウレタンドレッシングの透明な素材よる貼付状態での穿刺部の観察、ウレタンドレッシングの防水素材による穿刺部への水の浸入防止を行うようにしている。
このような絆創膏の一例を示すと、図9、図10に示す如く、絆創膏1は、表面に対して裏側に接着面2を配するシート基材3と、シート基材3の側方から接着面2の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙4と、シート基材3の残りの接着面2を剥離可能に被覆してシート基材3の一側に位置する第二剥離紙5と、シート基材3の形状を支持するようシート基材3の表面を剥離可能に被覆する補助フィルム6と、補助フィルム6の中央に位置するガイドテープ7とを備えている。
ここで、第二剥離紙5は、中央寄り側部で折り返された把持部5aを形成しており、第一剥離紙4は、第二剥離紙5の把持部5aに対して被さる延在部4aを形成している。又、補助フィルム6は、側部をシート基材3より外方へ延在するように摘み部8を形成すると共に、中央部に切込み9を備えて第一フィルム部6aと第二フィルム部6bに分割されている。更に、ガイドテープ7は、糊塗布面10を介して補助フィルム6の中央部の切込み9を覆うように第一フィルム部6a及び第二フィルム部6bに貼付されており、ガイドテープ7を一方から引っ張った際には第一フィルム部6aを剥離し得ると共に、他方から引っ張った際には第二フィルム部6bを剥離し得るようにしている。更に又、ガイドテープ7には、補助フィルム6と区別し得るように色彩を備えている。
絆創膏1を製造する際には、シート素材と、シート素材の形状を表面側から支持するキャリア素材と、シート素材の裏面側に位置する予備剥離紙とからなるテープ原反(材料シート)を準備し、キャリア素材を剥ぎながらテープ原反(材料シート)を製品の幅方向に成形し、同時に別工程で、準備した補助フィルム6の中央部に切込み9を入れる。次に、切込み9を入れた補助フィルム6の中央部に、ガイドテープ7を貼り合わせながら、補助フィルム6をシート素材の表面に熱融着させる。続いてシート素材から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機に送り、補助フィルム6を備えたシート素材の裏面に、第一剥離紙4と第二剥離紙5を貼付し、製品の型に打ち抜き、滅菌パックに封入して絆創膏1の製造を完了している。
一方、このような絆創膏1を施用する際には、第一剥離紙4をシート基材3から剥離し、接着面2に触れないように補助フィルム6の摘み部8と第二剥離紙5とを両手で把持し、シート基材3の中央が穿刺部に位置するように狙いを定め、穿刺部及びその周囲等の適用箇所にシート基材3を仮貼付し、シート基材3から第二剥離紙5を剥離してシート基材3を完全に貼付する。次に、中央部に位置するガイドテープ7を、いずれか一方に引っ張ってシート基材3から補助フィルム6の第一フィルム部6a又は第二フィルム部6bを剥離すると共に、残りの第二フィルム部6b又は第一フィルム部6aを中央寄り側部でガイドテープ7及び糊塗布面10によりシート基材3から浮き上がらせ、更に、浮き上がった部分を反対方向へ引くことにより、残りの第二フィルム部6b又は第一フィルム部6aをシート基材3から剥離し、シート基材3の貼付を完了する。
なお、このような絆創膏の一般的な例を示すものは既に特許公報として示されている(例えば、特許文献1参照)。
特願平7−445号公報
しかしながら、この絆創膏1は、シート基材3から外方に延在する摘み部8を補助フィルム6で形成するため、製造時にキャリア素材を剥がして補助フィルム6を熱融着する必要があり、製造コストが上昇すると共にキャリア素材を廃棄して環境を汚染するという問題があった。又、この絆創膏1は、シート基材3の接着面2と摘み部8の位置が厚さ方向で近接するため、施用時に、指が接着面2に触れてシート基材3の形状を崩し、シート基材3を適切に貼付できない可能性があった。特に手袋の装着時には、手袋の先端が接着面2に触れてシート基材3の形状を著しく崩し、シート基材3を貼付できない場合が発生していた。更に、ガイドテープ7は、シート基材3の中央部に位置するため、施用時には、ガイドテープ7により穿刺部等の適用箇所が十分に認識できず、シート基材3を適用箇所に適切に貼付することができないという問題があった。更に又、ガイドテープ7によりシート基材3の中央にゴワつき感を生じるため、シート基材3を好適に貼付することができないという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、製造コストを低減すると共にシート基材を好適に貼付し得る絆創膏及びその製造方法を提供することを目的としている。
請求項1の記載の発明は、表面に対して裏側に接着面を配するシート基材と、該シート基材の接着面の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙と、前記シート基材の残りの接着面を剥離可能に被覆してシート基材の一側に位置する第二剥離紙と、前記シート基材の形状を支持するようシート基材の表面を剥離可能に被覆するキャリアと、シート基材の他側から外方に延在する摘み部を形成するようキャリアの側部上面に貼付されるガイドテープとを備え、
前記シート基材及びキャリアを透明又は半透明にすると共に、ガイドテープを、シート基材の中央を避けるようキャリアの側部に配置し、
前記キャリアは、該シート基材の表面の中央を剥離可能に被覆する第一分離キャリアと、前記シート基材の残りの表面を剥離可能に被覆する第二分離キャリアとを備え、前記ガイドテープを引っ張った際には、第一分離キャリアと第二分離キャリアの一方をシート基材から剥離すると共に、第一分離キャリアと第二分離キャリアのうち他方の中央寄り側部をシート基材から浮き上がらせるように構成され、
前記シート基材を適用箇所に貼付する際には、第一剥離紙をシート基材から剥離して摘み部と第二剥離紙を把持し、キャリア及びシート基材を介し、接着面の中央を透過して上方から適用箇所を認識してシート基材を適用箇所に仮貼付し、シート基材から第二剥離紙を剥離してシート基材を完全に貼付し、ガイドテープを引っ張ってシート基材からキャリアを剥離するように構成し、
前記ガイドテープは、シート基材を貼付する際の摘み部となると共に、シート基材からキャリアを剥離する際の剥離のガイドとなるように構成されたことを特徴とする絆創膏、に係るものである。
請求項2の記載の本発明は、ガイドテープに表示及び/又は色彩を施し、剥離方向及び/又は存在位置を示すように構成されることが好ましい。
請求項3の記載の本発明は、シート素材と、該シート基材の形状を支持するキャリア素材とからなる材料シートを所定形状に切り、所定形状のキャリア素材にガイドテープを貼付して外方に延在する摘み部を形成し、シート素材の裏面に第一剥離素材と第二剥離素材を貼り合わせ、
前記シート素材は、裏面を接着面にして適用箇所に貼付し得るシート基材になると共に、前記キャリア素材は、シート基材の表面を剥離可能に被覆するキャリアになり、前記第一剥離素材は、シート基材の接着面の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙になり、前記第二剥離素材は、シート基材の残りの接着面を剥離可能に被覆してガイドテープの反対側に位置する第二剥離紙となることを特徴とする絆創膏の製造方法、に係るものである。
このように本発明の絆創膏及びその製造方法によれば、キャリアの側部にガイドテープを貼付して摘み部を形成するので、従来のキャリア素材を剥して補助フィルムを再度備える工程を不要にし、製造コストを低減すると共に、キャリア素材をそのまま利用し得るので、キャリア素材の廃棄を不要にし、環境の汚染を防止することができる。又、ガイドテープをキャリアの側部に貼付するので、シート基材の中央にゴワつき感を生じることを抑制し、シート基材を適用箇所に好適に貼付することができる。
本発明の絆創膏によれば、キャリアの側部にガイドテープを貼付して摘み部を形成するので、シート基材の接着面と摘み部の位置の間にキャリアを介して接着面と摘み部を離間し、施用時には、指や手袋の先端が接着面へ接触することを防止し、シート基材の形状を崩すことなく、シート基材を適用箇所に好適に貼付することができる。
本発明において、シート基材及びキャリアを透明又は半透明にすると共に、ガイドテープを、シート基材の中央を避けるようキャリアの側部に配置し、第一剥離紙をシート基材から剥離した際には、キャリア及びシート基材を介し、接着面の中央を透過して上方から適用箇所を認識するよう構成されると、適用箇所を十分に認識してシート基材を貼付し得るので、シート基材を適用箇所に好適に貼付することができる。
本発明において、ガイドテープに表示及び/又は色彩を施し、剥離方向及び/又は存在位置を示すように構成されると、ガイドテープを容易且つ確実に認識してキャリアをシート基材から適切に剥離し得るので、シート基材の形状を崩すことなく、シート基材を好適に適用箇所に貼付することができる。
本発明において、キャリアは、該シート基材の表面の中央を剥離可能に被覆する第一分離キャリアと、前記シート基材の残りの表面を剥離可能に被覆する第二分離キャリアとを備え、ガイドテープを引っ張った際には、第一分離キャリア及び/又は第二分離キャリアのいずれかをシート基材から剥離するように構成すると、キャリアをシート基材から容易に剥離し得るので、シート基材の形状を崩すことなく、シート基材を適用箇所に好適に貼付することができる。
上記した本発明の絆創膏及びその製造方法によれば、製造コストを低減すると共にシート基材を好適に貼付できるという優れた効果を奏し得る。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図8は本発明を実施する形態例を示すもので、図1は本発明を実施する形態例を示す平面図、図2は図1のII−II方向の矢視図、図3は本発明の絆創膏の製造方法を示すフロー図、図4は創膏の施用方法を示すフロー図、図5は創膏の施用方法において第一剥離紙を剥離してシート基材を適用箇所に貼付する直前の状態を示す概念図、図6は創膏の施用方法において第二剥離紙を剥離した状態を示す概念図、図7は創膏の施用方法においてガイドテープにより第一分離キャリアを剥離した状態を示す概念図、図8は創膏の施用方法において第二分離キャリアを剥離した状態を示す概念図である。
本発明の実施の形態例の絆創膏11は、表面に対して裏側に接着面12を配するウレタンフィルム等のシート基材13と、シート基材13の側方から接着面12の略中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙14と、シート基材13の残りの接着面12を剥離可能に被覆してシート基材13の一側に位置する第二剥離紙15と、シート基材13の形状を支持するようシート基材13の表面を剥離可能に被覆する樹脂フィルム等のキャリア16と、シート基材13の中央を避けるようキャリア16の側部に位置するガイドテープ17とを備えている。
シート基材13は、透明又は半透明の素材で構成されており、素材は、透明又は半透明で接着面12により適用箇所に貼付し得るならばウレタンフィルム等に限定されるものではない。
第二剥離紙15は、中央寄り側部で折り返された把持部15aを形成しており、第一剥離紙14は、第二剥離紙15の把持部15aに対して被さる延在部14aを形成している。
キャリア16は、長手方向の側部に切込み18を備えて第一分離キャリア16aと第二分離キャリア16bに分割されており、第一分離キャリア16aはシート基材13の表面の中央を剥離可能に被覆すると共に、第二分離キャリア16bはシート基材13の残りの表面を剥離可能に被覆している。ここで、キャリア16の切込み位置は、シート基材13の中央部を避けるものならば、特に限定されるものではないが、キャリア16の長手方向全長で側端から5〜30%以内の範囲に位置することが好ましい。又、キャリア16の素材は、透明又は半透明で、製造前の原材料である素材キャリアを用いるものならば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)でも良く、特に限定されるものではない。
ガイドテープ17は、補助テープ19及び糊塗布面20を介してキャリア16の切込み18を覆うようにキャリア16の側部に貼付されると共に、シート基材13の他側から外方に延在する摘み部21を形成しており、ガイドテープ17の中央寄り側部を外方へ引っ張った際には、第二分離キャリア16bをシート基材13から剥離するように構成している。又、ガイドテープ17には、矢印等の表示を施して剥離方向を示すと共に半透明の色彩を施して存在位置を示すようにしている。ここで、ガイドテープ17の位置は、キャリア16の切込み18と同様に、シート基材13の中央部を避けるものならば特に限定されるものではないが、キャリア16の長手方向全長で側端から45%以内の範囲に位置することが好ましい。
次に、本発明の実施の形態例の絆創膏11の製造方法を図面を参照しつつ説明する。
絆創膏11を製造する際には、シート素材と、シート素材の形状を表面側から支持するキャリア素材と、シート素材の裏面側に位置する予備剥離紙とからなるテープ原反(材料シート)を準備し(図3のステップS1)、キャリア素材を剥ぐことなく、そのままテープ原反(材料シート)を製品の幅方向に成形し(図3のステップS2)、成形した所定形状のテープ原反(材料シート)でシート素材の側部に補助テープ19を張り合わせ(図3のステップS3)、次に補助テープ19及びシート素材に切込み18を入れ(図3のステップS4)、切込み18を覆うように糊塗布面20を介してガイドテープ17を貼付する(図3のステップS5)。次に、シート素材から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機(図示せず)に送り(図3のステップS6)、ガイドテープ17を備えたシート素材の裏面に、第一剥離紙14と第二剥離紙15を貼付し、製品の型に打ち抜き、滅菌パックに封入し(図3のステップS7)、絆創膏11の製造を完了する。
これにより、テープ原反(材料シート)のシート素材は、裏面を接着面12にして適用箇所に貼付し得るシート基材13になり、テープ原反(材料シート)のキャリア素材は、シート基材13の表面を剥離可能に被覆するキャリア16になり、第一剥離素材は、シート基材13の接着面12の中央を剥離可能に被覆する状態になり、第二剥離素材は、シート基材13の残りの接着面12を剥離可能に被覆してガイドテープ17の反対側に位置する状態になり、ガイドテープ17は、シート基材13の他側から外方に延在するようキャリア16の側部に摘み部21を形成する構成になる。
続いて、施の形態例の絆創膏11の施用方法を図面を参照しつつ説明する。
絆創膏11を施用する際には、第一剥離紙14をシート基材13から剥離し(図4のステップA1)、接着面12に触れないように、ガイドテープ17の摘み部21と第二剥離紙15を両手で把持し(図4のステップA2、図5)、キャリア16及びシート基材13を介し、接着面12の中央を透過して上方から穿刺部等の適用箇所Bを認識しつつ、消毒綿等(図示せず)を介して穿刺部及びその周囲等の適用箇所Bにシート基材13を仮貼付し(図4のステップA3)、シート基材13から第二剥離紙15を剥離してシート基材13を完全に貼付する(図4のステップA4、図6)。次に、側部に位置するガイドテープ17を、矢印等の表示に従ってシート基材13の外方へ引っ張り、シート基材13からキャリア16の第二分離キャリア16bを剥離すると共に、残りの第一分離キャリア16aの中央寄り側部を糊塗布面20でシート基材13から浮き上がらせ(図4のステップA5、図7)、更に、浮き上がった部分を反対方向へ引くことにより、残りの第一分離キャリア16aをシート基材13から剥離し(図4のステップA6、図8)、シート基材13の貼付を完了する。
このように本発明の実施の形態例の絆創膏11及びその製造方法によれば、キャリア16の側部にガイドテープ17を貼付して摘み部21を形成するので、従来のキャリア素材を剥して補助フィルムを再度備える工程を不要し、製造コストを低減すると共に、キャリア素材をそのまま利用し得るので、キャリア素材の廃棄を不要にし、環境の汚染を防止することができる。又、ガイドテープ17をキャリア16の側部に貼付するので、シート基材13の中央にゴワつき感を生じることを抑制し、シート基材13を適用箇所Bに好適に貼付することができる。更に、キャリア16に、テープ原反(材料シート)のキャリア素材をそのまま用いるので、ポリエチレンテレフタレート(PET)よりも柔らかいポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)を使用し、一層製造コストを低減すると共に、ゴワつき感を更に抑制することができる。
本発明の実施の形態例の絆創膏11よれば、キャリア16の側部にガイドテープ17を貼付して摘み部21を形成するので、シート基材13の接着面12と摘み部21の位置の間にキャリア16を介して接着面12と摘み部21を離間し、施用時には、指や手袋の先端が接着面12へ接触することを防止し、シート基材13の形状を崩すことなく、シート基材13を適用箇所Bに好適に貼付することができる。
シート基材13及びキャリア16を透明又は半透明にすると共に、ガイドテープ17を、シート基材13の中央を避けるようキャリア16の側部に配置し、第一剥離紙14をシート基材13から剥離した際には、キャリア16及びシート基材13を介し、接着面12の中央を透過して上方から適用箇所Bを認識するよう構成されると、穿刺部等の適用箇所Bを十分に認識してシート基材13を貼付し得るので、シート基材13を適用箇所Bに好適に貼付することができる。
ガイドテープ17に表示及び/又は色彩を施し、剥離方向及び/又は存在位置を示すように構成されると、ガイドテープ17を容易且つ確実に認識してキャリア16をシート基材13から適切に剥離し得るので、シート基材13の形状を崩すことなく、シート基材13を好適に適用箇所Bに貼付することができる。又、ガイドテープ17に一方の矢印を表示した場合には、第二分離キャリア16bを一層好適に剥離することができる。
キャリア16は、シート基材13の表面の中央を剥離可能に被覆する第一分離キャリア16aと、シート基材13の残りの表面を剥離可能に被覆する第二分離キャリア16bとを備え、ガイドテープ17を引っ張った際には、第一分離キャリア16a及び/又は第二分離キャリア16bのいずれかをシート基材13から剥離するように構成すると、キャリア16をシート基材13から容易に剥離し得るので、シート基材13の形状を崩すことなく、シート基材13を適用箇所Bに好適に貼付することができる。
キャリア16とガイドテープ17の間に補助テープ19を配置すると、接着面12と摘み部21の間においてキャリア16の厚みのみならず、補助テープ19の厚みを加えるので、接着面12と摘み部21の間を更に離間し、施用時には、指や手袋の先端が接着面12へ接触することを防止し、シート基材13の形状を崩すことなく、シート基材13を適用箇所Bに一層好適に貼付することができる。又、補助テープ19に色を付した場合には、ガイドテープ17により第二分離キャリア16bを剥離した後の、第一分離キャリア16aの端部を摘む作業を容易にすることができる。更に、キャリア16がポリプロピレン(PP)等の場合において、製造時に、補助テープ19は、ポリプロピレン(PP)等の伸び易さやカールを抑制し、キャリア16に切込み18を容易に入れることができる。
尚、本発明の絆創膏及びその製造方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態例を示す平面図である。 図1のII−II方向の矢視図である。 本発明の絆創膏の製造方法を示すフロー図である。 創膏の施用方法を示すフロー図である。 創膏の施用方法において第一剥離紙を剥離してシート基材を適用箇所に貼付する直前の状態を示す概念図である。 創膏の施用方法において第二剥離紙を剥離した状態を示す概念図である。 創膏の施用方法においてガイドテープにより第二分離キャリアを剥離した状態を示す概念図である。 創膏の施用方法において第一分離キャリアを剥離した状態を示す概念図である。 従来例を示す平面図である。 図9のX−X方向の矢視図である。
符号の説明
11 絆創膏
12 接着面
13 シート基材
14 第一剥離紙
15 第二剥離紙
16 キャリア
17 ガイドテープ
21 摘み部
B 適用箇所

Claims (3)

  1. 表面に対して裏側に接着面を配するシート基材と、該シート基材の接着面の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙と、前記シート基材の残りの接着面を剥離可能に被覆してシート基材の一側に位置する第二剥離紙と、前記シート基材の形状を支持するようシート基材の表面を剥離可能に被覆するキャリアと、シート基材の他側から外方に延在する摘み部を形成するようキャリアの側部上面に貼付されるガイドテープとを備え、
    前記シート基材及びキャリアを透明又は半透明にすると共に、ガイドテープを、シート基材の中央を避けるようキャリアの側部に配置し、
    前記キャリアは、該シート基材の表面の中央を剥離可能に被覆する第一分離キャリアと、前記シート基材の残りの表面を剥離可能に被覆する第二分離キャリアとを備え、前記ガイドテープを引っ張った際には、第一分離キャリアと第二分離キャリアの一方をシート基材から剥離すると共に、第一分離キャリアと第二分離キャリアのうち他方の中央寄り側部をシート基材から浮き上がらせるように構成され、
    前記シート基材を適用箇所に貼付する際には、第一剥離紙をシート基材から剥離して摘み部と第二剥離紙を把持し、キャリア及びシート基材を介し、接着面の中央を透過して上方から適用箇所を認識してシート基材を適用箇所に仮貼付し、シート基材から第二剥離紙を剥離してシート基材を完全に貼付し、ガイドテープを引っ張ってシート基材からキャリアを剥離するように構成し、
    前記ガイドテープは、シート基材を貼付する際の摘み部となると共に、シート基材からキャリアを剥離する際の剥離のガイドとなるように構成されたことを特徴とする絆創膏。
  2. ガイドテープに表示及び/又は色彩を施し、剥離方向及び/又は存在位置を示すように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の絆創膏。
  3. シート素材と、該シート基材の形状を支持するキャリア素材とからなる材料シートを所定形状に切り、所定形状のキャリア素材にガイドテープを貼付して外方に延在する摘み部を形成し、シート素材の裏面に第一剥離素材と第二剥離素材を貼り合わせ、
    前記シート素材は、裏面を接着面にして適用箇所に貼付し得るシート基材になると共に、前記キャリア素材は、シート基材の表面を剥離可能に被覆するキャリアになり、前記第一剥離素材は、シート基材の接着面の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙になり、前記第二剥離素材は、シート基材の残りの接着面を剥離可能に被覆してガイドテープの反対側に位置する第二剥離紙となることを特徴とする請求項1の絆創膏の製造方法。
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