JP2003325142A - 生海苔の異物分離方法及び装置 - Google Patents
生海苔の異物分離方法及び装置Info
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Abstract
共に、生海苔処理の効率を向上させることを目的とした
ものである。 【解決手段】 この発明は、生海苔(原藻)をミンチに
かけて細断した後、真水と混合し、洗浄槽で撹拌洗浄し
て微小異物を除去し、ついで生海苔を拡げた状態で減圧
吸引により微細隙を通過させ、分離異物及び付着異物
(硅藻等)を除去することを特徴とした異物分離方法、
及びミンチの出口側下方に洗浄槽を臨ませ、該洗浄槽に
排水手段と撹拌手段を設置し、前記洗浄槽に異物分離機
を連設したことを特徴とする異物分離装置により目的を
達成した。
Description
ると共に、清水(真水)を入れて撹拌し、葉を拡げ、微
細隙による異物分離を行うことを目的とした異物分離方
法及び装置に関する。
発明が開示され、夫々成果をあげている。例えば、異物
中微小異物の分離には洗浄槽が使用されている(特公平
4−46104)。また、比較的大きな異物の分離とし
て、生海苔と海水(塩水)との混合液を微細隙から、減
圧吸引する発明が提案された(特許第3061181
号)。
離については、各種構造の洗浄機が提案され、夫々優れ
た効果を示しているが、洗浄では、比較的大きな異物及
び生海苔葉に付着した異物が除去できない問題点があっ
た。
的大きな異物を効率よく分離することができるので、現
に多用されているが、異物皆無又は極めて少なくするた
めに、微細隙を狭く(例えば0.2mm以下位)する
と、能率が激減する問題点があった。例えば、微細隙を
0.3mmにすると1時間6000枚(乾のり枚数)処
理できる機械でも、微細隙を0.15mmにすると、1
時間3000枚位に半減することが判明した。
生海苔葉の葉面に付着した異物(例えば硅藻等)は除去
不十分になる問題点があった。
をするのは、生海苔葉をいためないために、初期処理に
は総て海水(塩水)を使用して生海苔との混合液で行っ
ている。前記のように海水を使用していると、生海苔は
鮮度良好に保持され、葉が十分拡げられないことがあ
り、葉面異物の分離が不十分であることが判明した。
た調合器の直前に、異物分離機を介装し、かつ清水(真
水)と混合した所、微細隙を小さく(例えば0.2mm
以下)した異物分離機でも、分離効率の向上と高能率
(1時間3000枚以上)を保つのみならず、葉面に付
着している異物の分離除去ができる効果もあって、前記
従来の問題点を解決したのである。
て細断した後、真水と混合し、洗浄槽で撹拌洗浄して微
小異物を分離し、ついで生海苔を拡げた状態で減圧吸引
により微細隙を通過させ、分離異物及び付着異物を除去
することを特徴とした異物分離方法である。微細隙は
0.2mm以下とするものであり、付着物は硅藻その他
の異物としたものである。
洗浄槽を臨ませ、該洗浄槽に排水手段と撹拌手段を設置
し、前記洗浄槽に異物分離機を連設したことを特徴とす
る異物分離装置であり、排水手段は、洗浄槽の外側にオ
ーバーフロー槽と外槽とを設け、洗浄槽の側壁を透過し
た排水がオーバーフロー槽に入り、その上縁をオーバー
フローして外槽に入り、排水される構成としたものであ
る。更に、撹拌手段は、洗浄槽の下部に設けたリブ付回
転板、又は洗浄槽に設けた撹拌羽根付回転軸としたもの
である。
に固定した固定盤の環状溝と、該固定盤の環状溝に回転
盤の環状突条を挿入して形成した微細隙から、生海苔を
吸引通過させて生海苔から異物を分離する装置におい
て、固定盤の環状溝間の環状壁上面へ、目詰り防止片を
固定したことを特徴とする異物分離装置である。次に、
目詰り防止片は、金属片であって環状壁上面に被着した
硬質金属板上に突出固定したものである。
状溝と、該固定盤の環状溝に回転盤の環状突条を挿入し
て形成した微細隙から、生海苔を吸引通過させて生海苔
から異物を分離する装置において、回転盤の下面へ固定
盤の環状溝壁の上面を清掃する目詰り防止片を固定した
ことを特徴とする異物分離装置である。
隙を有する固定盤を固定し、該固定盤の上面又は下面へ
回転アームを回転自在に当接し、該回転アームの固定盤
側側面へ目詰り防止片を固定し、前記環状微細隙に減圧
吸引力を作用させたことを特徴とする異物分離装置であ
り、目詰り防止片は、合成樹脂又は金属片としたもので
ある。
けてから異物分離をするので、比較的狭い微細隙(例え
ば0.2mm以下)であっても、能率よく生海苔を通過
し、かつ異物を分離することができる。
生海苔の葉は拡げられた状態になっており、葉の表裏に
付着した異物(例えば硅藻)を、微細隙通過時に削り取
ることになる。従って、微細隙によって大小の異物分離
のみならず、葉の表裏の付着異物も除去できる利点があ
り、全体として異物分離率を飛躍的に向上させることが
できる。従来は、荒切り、異物分離、洗浄、ミンチの順
序に処理されるために、生海苔葉に包み込まれた異物は
もとより、表裏面に付着している異物も除去できなかっ
たが、この発明により更に踏み込んだ異物分離となり、
分離効率の向上ができた。また、従来は微細隙にすると
能率低下のおそれがあったが、この発明によれば、生海
苔をミンチにかけたので、微細隙通過が容易となり、能
率の向上もできるようになった。更に、原藻を清水で洗
浄することによりノリ製品に光沢が増し、質の向上もみ
られる。
チにかけて必要な大きさに細断し、ついで清水で洗浄し
た後、異物分離機に導き、微細隙を吸引通過させる。次
に、分離異物は別に排除し、分離した生海苔は脱水器に
送って脱水し、調合器に送り、以下従来と同様に処理す
る。
苔に清水を送り込むと共に撹拌すると、小型のエビ類そ
の他の微小化された異物は、水流と共に、パンチングメ
タルの小孔を通過してオーバーフロー槽に入り、更にオ
ーバーフローして外槽に入り、ついで排水されるので、
生海苔と共に異物分離機にかけられる異物は極めて少な
くなり、この点からも合理的に異物分離ができる。
る。荒切りして洗浄した生海苔をミンチに送り込み細断
し、再び撹拌洗浄して、微細異物を分離した後、生海苔
と水との混合物を異物分離装置に給送して、微細隙から
生海苔を吸引して、異物を微細隙分離し、異物は取り出
して排出し、生海苔と水との混合物は洗浄脱水器に送
り、ついで調合器に入れる。この場合に、前記異物分離
を終了した生海苔を一旦貯留タンクに収容し、その後必
要量宛洗浄脱水器に送る場合もある。
ら異物分離装置にかけるので、微細隙が相当狭くても、
生海苔を容易に通過させることができる。そこで、わら
屑、糸などの通過できないほどの微細隙(例えば0.2
mm以下)にしても、生海苔は容易に通過し、能率を低
下させるおそれはない。
分拡げられ、微細隙通過時に葉の表面に付着した異物を
除去することができるので、製品に光沢を増すことによ
り、品質は向上する。更に、製品に含まれる塩分の量が
少なくなり、保存中にも葉質の劣化はみられなくなる。
ついて説明する。この発明で使用する異物分離装置は、
円筒状の分離槽1の上部にボス2から放射状リブ3、3
を等間隔に設け、該リブ3、3の下面へ分離板4を固定
して、前記分離槽1の上部を塞ぐ。
2本の環状溝6、6を穿設する。該環状溝6、6は、幅
0.15mm〜0.2mmの隙間を構成している。
定され、回転筒7の外壁には、直径対称的に撹拌羽根
8、8が放射状に突設され、各撹拌羽根8、8の外縁8
aは若干屈曲してある。
入する為にバルブ9a付の給送パイプ9が開口し、ホー
ス10が連結してある。また分離槽1の上部側壁には、
洗浄水の給送口11が開口し、ホース12が連結してあ
る。また分離槽1の底板13に排出口14が開口し、バ
ルブ15a付の排出パイプ15が連結してある。前記分
離板4の上方には、逆漏斗状の蓋16が気密に被冠固定
され、蓋16の中央部に混合液の排出パイプ17が連結
され、排出パイプ17は吸引ポンプ(図示してない)の
吸引口に連結してある。前記回転筒7の上端部には頂板
18が固定してあり、該頂板18に直径的に固定した固
定板19には、前記環状溝6、6に挿入できる清掃片2
0、20が固定してある。
され、ハンドル21の回転によって前記回転筒7の頂板
18を前記分離板4の下面へ当接し、頂板18の上面が
分離板4の下面と摺接回転できるようにしてある。図中
32は覗き窓、33はモータ、59はギヤーボックスで
ある。
2のように混合液を給送すると共に、回転軸5を回転す
ると(例えば20〜50rpm)、回転筒7も同方向へ
回転するので(図4中矢示28)、撹拌板8も同方向へ
回転し、混合液を矢示29、29の方向へ分散させる。
一方吸引ポンプを始動すると、混合液は、矢示23、2
4のように吸引されるので、分離槽1内の混合液は撹拌
されつつ、吸引されて分離板4の環状溝6、6を通過
し、紐等を分離することができる。この場合に、紐30
等は撹拌羽根8、8などにまつわりついているので、適
宜時間毎(例えば30分毎)にポンプを駆動し、洗浄水
を矢示25の方向へ供給すると、洗浄水は矢示26、2
7のように移動し、紐等を洗除して分離槽1の底板13
上へ集め、排水と紐等の混合液として排出口14、排出
パイプ15から矢示31のように排出される。
状溝6内を清掃するので、目詰まりを生じるおそれはな
い。前記清掃片20は、環状溝6内を摺接して目詰まり
を解消するのみならず、環状溝6に引掛っている生海苔
なども切断して目詰まりを未然に防止する。前記実施例
においては、環状溝6を2条にしたが、環状溝6は1条
でも2条以上でも使用することができる。
ついて説明する。この洗浄装置は、ミンチにかけた生海
苔と清水とを適度の濃度の混合液として供給される。洗
浄装置は、外槽35の内側へ洗浄槽36を設置し、前記
外槽35と洗浄槽36の間へオーバーフロー槽37を設
置する。洗浄槽36の側壁はパンチングメタルよりな
り、底板38(外槽35の底板と兼用)には、生海苔の
送出パイプ39及び排水パイプ40が設けてあり、前記
オーバーフロー槽37の底板には、ドレインパイプ42
が設けてあり、外槽35の側壁には排水パイプ43と、
ドレインパイプ44が設けてある。
5が突出され、回転軸45に撹拌翼46が固定してあ
る。図中41はモータのプーリー(図示していない)と
連動するプーリである。
ように、ミンチ34のホッパー34aに供給すると、生
海苔は細断されて矢示48のように洗浄槽36内へ入
る。そこで回転軸45により、撹拌翼46を回転する
と、生海苔と水との混合液は矢示49のように回転し、
パンチングメタル壁を矢示50のように透過してオーバ
ーフロー槽37へ入り、矢示51のようにオーバーフロ
ーして外槽の排水パイプ43から、矢示52のように排
水される。
パイプ39から矢示53のように吸引排出され、前記異
物分離機に入り異物は前記のように除去される。また、
洗浄槽36のドレインは、ドレインパイプ40から矢示
54のように排出され、オーバーフロー槽37のドレイ
ンは、ドレインパイプ42から矢示55のように排出さ
れ、外槽35のドレインはドレインパイプ44から矢示
56のように排出される。
は、切欠口100が設けてあって、切欠口100に堰板
84が昇降調節可能に設置され、オーバーフローの水位
を任意に調節できるようにしてある。図中88は堰板8
4の案内である。
説明する。この実施例は、回転盤の環状突条と、固定盤
の環状溝とを嵌合させて、前記環状突条の側壁と環状溝
の上側壁との間に微細隙を設け、減圧吸引により生海苔
のみを通過させて異物を分離しようとするものである。
チングメタル製)を有する分離槽60の底板61の中央
部に、環状溝62a、62b、62cを有する固定盤6
2を固定し、該固定盤62の環状溝62a、62b、6
2cへ回転盤63の環状突条63a、63b、63cを
嵌挿して、前記環状溝62a、62b、62cと、環状
突条63a、63b、63cとの間に微細隙Sを設ける
(例えば幅0.15mm)。
には、硬質の金属板64a、64b、64c、64d
(例えばステンレス板)が夫々固定されると共に、前記
金属板64の一部に金属片65a、65b、65c、6
5dが、前記金属板64a、64b、64c、64dの
上面から若干突出(例えば1mm位)して固定してあ
る。前記金属片65a、65b、65c、65dは、生
海苔がつまったり、横切って固定した場合に、これを切
断することができる。
が鎖線図示のようになった場合には、金属片65a(ス
テンレス片又はチタン片)で切断されるので、生海苔は
微細隙を容易に通過することができる。前記金属片65
a、65b、65cは、固定盤62の1ヶ所乃至複数箇
所に放射状に固定してある。図中66は金属片を固定し
たビス、67は金属板を固定したビス、73、74は固
定盤62と回転盤63のリブである。
で被覆され、匣体68の中央下部に排出パイプ69が連
出され、排出パイプ69には、逆洗用の給水パイプ70
が連結してある。図中76は生海苔の給送パイプ、77
はポンプ、78は仕切筒、79は外槽、80、81は排
水パイプ、82は廃棄物パイプである。
あるポンプ(図示していない)を始動すると、矢示71
のように吸引するので、匣体68を介し、微細隙Sも減
圧されて、洗浄槽60内の生海苔は矢示72のように間
隙Sを通過し、矢示72aのように吸引されるが、異物
は間隙Sを通過できないので、環状突条63a、63
b、63cではねとばされる(図6(a)、(b))。
63cは、外壁が下細のテーパーに形成してあるので、
回転盤63を昇降(矢示86、87)させることによ
り、微細隙Sを0〜0.3mmなどに調節することがで
きる。前記回転盤63の回転軸75内に挿通した昇降軸
89の昇降量をねじ調節すれば、前記微細隙を百分の1
の精度で調節するのは容易である。
溝62a、62b、62cの両側壁上面には硬質の金属
板64a、64b、64c、64dが調節してあるの
で、微細隙Sを生海苔が通過しても、摩耗するおそれが
ない。また、前記金属板64a、64b、64c、64
dの一部に、硬質の金属片65a、65b、65c、6
5dが突出固定してあるので、微細隙に詰まるおそれの
ある生海苔を切断することができる。
dと、金属片65a、65b、65c、65dは、この
実施例では何れもステンレスが使用されているが、チタ
ン合金その他の硬質かつ強靱な金属を使用することがで
きる。
ついて説明する。この実施例は、前記実施例2の図3と
同一種類に属する異物分離装置で、分離板4に環状溝
6、6を同心円状に6本設けて、この分離板4を分離槽
60の底板61の固定リング57に固定する。前記分離
板4上へ回転軸58の放射状アーム94の下面を当接
し、前記放射状アーム94には、前記環状溝6、6の夫
々に対応してウレタンゴム片95、95(清掃片)の下
端を当接し、前記ウレタンゴム片95、95の上端面へ
前記アーム94(例えば平面状に設けてある)へ螺合し
たボルト83、83の下端を当接し、前記ボルト83、
83の締付けによってウレタンゴム片95、95の下端
面と、環状溝6、6の上端面との当接圧力を調節するこ
とができる。
部が、前記環状溝6の上端部へ若干入り込むので、該部
を清掃することができる。図中96は分離板4の下方を
塞ぐ漏斗状の匣体、97は昇降軸である。
中空部を減圧すれば(矢示85のように吸引)、分離槽
60内の混合液は、矢示98のように、環状溝6、6を
通過し、矢示85のように吸引されて、次工程へ運ばれ
る。この場合に、環状溝6、6の通過時に環状溝幅より
大きい異物を分離することができる。
記環状溝6、6の上面に当接しつつ摺動するので、環状
溝6、6に掛止している生海苔片を切断又は除去してそ
の目詰りを防止することができる。
の実施例の別型を示すものである。
る固定盤62を分離槽60の固定リング84へ固定す
る。前記固定盤62上へ環状突条63a、63b、63
c、63dを有する回転盤63の回転軸75に固定す
る。前記回転軸63のリブ74の下面の、各環状突条6
3a、63b、63c、63dの間へ嵌るように、ウレ
タンゴム片99、99をビス91で固定し、前記ウレタ
ンゴム片99によって、前記環状溝62a、62b、6
2c、62dの上縁部を清掃し、櫛歯状のウレタンゴム
片101によって環状溝を清掃するようにしてある。図
中73は固定盤のアーム、97は昇降軸、102はウレ
タンゴム片101の止ビス、68は固定盤の下面を覆う
漏斗状の匣体であって、分離槽60の側壁に多数の微小
孔を設けて(例えばパンチングメタル使用)洗浄槽兼用
とすることができる。
体68内を減圧すれば、分離槽60内の混合液は、矢示
89、90のように環状溝62a、62b、62cと環
状突条63a、63b、63cとにより形成した微細隙
を通過し、ついでに漏斗状の匣体68内を流下して次工
程へ運ばれる。前記における微細隙通過時に、微細な異
物を分離することができる。前記ウレタンゴム片99は
環状溝62a、62b、62cの上端縁を清掃し、目詰
まりを防止することができる。
b、62c、62d内へ環状突条63a、63b、63
c、63dを挿入することにより微細隙を形成するの
で、例えば0.2mm〜0.05mmのような微細隙で
あっても容易に形成することができる。前記図8の実施
例のように、分離板へ微細隙を設ける場合には、隙間を
削り出さなければならないので、切削工具の関係上0.
1mm以下というような微細隙を設けることは困難であ
る、環状溝と、環状突条のように2つの部材で微細隙を
形成する場合には、0〜0.3mm又はそれ以上が容易
にできる。
けてから清水と混合して異物分離装置に入り、異物を除
去されるので、異物分離の効率及び能率を著しく向上さ
せることができる効果がある。また、この発明には清水
を使用するので、生海苔の葉が拡がり、これに付着して
いる異物も有効に除去することができるので、製品の品
質を向上させる効果がある。
ゴム片又は金属片などを回転盤又は固定盤に固定し、生
海苔による目詰りを防止したが、この装置は、荒切りし
た生海苔の異物分離についても有効である。
正面図。
図。 (b) 同じく平面図。 (c) 同じく回転筒の一部を省略した平面図。
図。
断面図。
Claims (11)
- 【請求項1】 生海苔をミンチにかけて細断した後、真
水と混合し、洗浄槽で撹拌洗浄して微小異物を除去し、
ついで生海苔を拡げた状態で減圧吸引により微細隙を通
過させ、分離異物及び付着異物を除去することを特徴と
した異物分離方法。 - 【請求項2】 微細隙は0.2mm以下とすることを特
徴とした請求項1記載の異物分離方法。 - 【請求項3】 付着物は硅藻その他の汚物としたことを
特徴とする請求項1記載の異物除却方法。 - 【請求項4】 ミンチの出口側下方に洗浄槽を臨ませ、
該洗浄槽に排水手段と撹拌手段を設置し、前記洗浄槽に
異物分離機を連設したことを特徴とする異物分離装置。 - 【請求項5】 排水手段は、洗浄槽の外側にオーバーフ
ロー槽と外槽とを設け、洗浄槽の側壁を透過した排水が
オーバーフロー槽に入り、その上縁をオーバーフローし
て外槽に入り、排水される構成としたことを特徴とする
請求項4記載の異物分離装置。 - 【請求項6】 撹拌手段は、洗浄槽の下部に設けたリブ
付回転板、又は洗浄槽に設けた撹拌羽根付回転軸とした
ことを特徴とする請求項4記載の異物分離装置。 - 【請求項7】 分離槽の底板に固定した固定盤の環状溝
と、該固定盤の環状溝に回転盤の環状突条を挿入して形
成した微細隙から、生海苔を吸引通過させて生海苔から
異物を分離する装置において、固定盤の環状溝間の環状
壁上面へ、目詰り防止片を固定したことを特徴とする異
物分離装置。 - 【請求項8】 目詰り防止片は、金属片であって環状壁
上面に被着した硬質金属板上に突出固定したことを特徴
とする請求項7記載の異物分離装置。 - 【請求項9】 分離槽の底板に固定した固定盤の環状溝
と、該固定盤の環状溝に回転盤の環状突条を挿入して形
成した微細隙から、生海苔を吸引通過させて生海苔から
異物を分離する装置において、回転盤の下面へ固定盤の
環状溝壁の上面を清掃する目詰り防止片を固定したこと
を特徴とする異物分離装置。 - 【請求項10】 生海苔の通路を遮断して、環状微細隙
を有する固定盤を固定し、該固定盤の上面又は下面へ回
転アームを回転自在に当接し、該回転アームの固定盤側
側面へ目詰り防止片を固定し、前記環状微細隙に減圧吸
引力を作用させたことを特徴とする異物分離装置。 - 【請求項11】 目詰り防止片は、合成樹脂又は金属片
としたことを特徴とする請求項7、9、10の何れか一
項記載の異物分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002183354A JP2003325142A (ja) | 2002-03-08 | 2002-06-24 | 生海苔の異物分離方法及び装置 |
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---|---|---|---|
JP2002064177 | 2002-03-08 | ||
JP2002-64177 | 2002-03-08 | ||
JP2002183354A JP2003325142A (ja) | 2002-03-08 | 2002-06-24 | 生海苔の異物分離方法及び装置 |
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ID=29713909
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5227478B1 (ja) * | 2012-10-26 | 2013-07-03 | 株式会社イツワ工業 | 海苔製造システム |
-
2002
- 2002-06-24 JP JP2002183354A patent/JP2003325142A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5227478B1 (ja) * | 2012-10-26 | 2013-07-03 | 株式会社イツワ工業 | 海苔製造システム |
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