JPH07213951A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JPH07213951A
JPH07213951A JP1253894A JP1253894A JPH07213951A JP H07213951 A JPH07213951 A JP H07213951A JP 1253894 A JP1253894 A JP 1253894A JP 1253894 A JP1253894 A JP 1253894A JP H07213951 A JPH07213951 A JP H07213951A
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JP
Japan
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food waste
dehydration tank
garbage
dehydrating tank
filter body
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JP1253894A
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English (en)
Inventor
Hirokuni Hara
博國 原
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HARA ENG KK
Original Assignee
HARA ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ごみを十分に脱水し、脱水した生ごみを脱
水槽37内から確実に送り出し、脱水槽37内の清掃や保守
を容易にする。 【構成】 ケーシング22内に一端を開口した円筒状の脱
水槽37を収容し、脱水槽37を円周方向に回転駆動する。
脱水槽37内の他端側に生ごみを供給する生ごみ供給手段
29を設ける。脱水槽37内に軸方向に沿って、複数の送出
板50を配設する。送出板50は、脱水槽37の断面積より小
さく設け、周縁部を脱水槽37の内面に当接させる。送出
板50は、脱水槽37の回転方向に対応する下流端側を、脱
水槽37の回転方向に対して脱水槽37の一端方向に向けて
傾斜させる。往復駆動機構59により、複数の送出板50を
脱水槽37の軸方向に一体的に往復移動させる。往復移動
する複数の送出板50により、脱水槽37内の生ごみを、一
端方向に断続的に順次移動させ、脱水槽37の一端から生
ごみ回収部25に送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房などから出る生ご
みを脱水処理する生ごみ処理装置、生ごみから脱水され
た分離水を濾過する生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房などから出る生ごみを処理す
るには、一般にディスポーザと称する粉砕機で生ごみを
細かく粉砕して下水などに排出する方法があるが、粉砕
された生ごみが直接下水などに排水されるために環境汚
染の問題がある。
【0003】そこで、例えば特開平1−210055号
公報または実開昭62−87757号公報などに記載さ
れているように、粉砕機で細かく粉砕した生ごみを脱水
して生ごみと水分とを分離し、分離水のみ下水などに排
出し、脱水した生ごみは下水などに排出せずに回収する
ようにした生ごみ処理装置がある。
【0004】前記特開平1−210055号公報に記載
された生ごみ処理装置では、上端面を開放する円環状の
脱水槽の内側に螺旋状のスクリューを配設し、脱水槽を
高速回転させて生ごみを脱水しつつスクリューで生ごみ
を上方に移動させて、脱水した生ごみを脱水槽の上端か
ら連続的に送り出して回収するように構成されている。
さらに、前記実開昭62−87757号公報に記載され
た生ごみ処理装置でも、同様に、螺旋状のスクリューを
使用し、このスクリューによって脱水した生ごみを脱水
槽から連続的に送り出して回収するようにしている。
【0005】また、このような生ごみ処理装置では、生
ごみから脱水した分離水をそのまま下水などに排出する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の生ごみ処理装置
では、スクリューで脱水した生ごみを脱水槽から送り出
すが、スクリューの外周面と脱水槽の内周面とは円周方
向の全周にわたって完全に接触することはなく、スクリ
ューの外周面の一部が脱水槽の内周面に接触するだけで
あるため、スクリューが脱水槽の内面に接触しない部分
では生ごみが残留する。
【0007】また、脱水に際して、スクリューの螺旋の
枚数程度の時間しか生ごみが脱水されないため、生ごみ
を排出するまでに十分に脱水を行ないきれず、生ごみの
含水率が高いまま排出されてしまう。
【0008】しかも、このような生ごみ脱水処理装置で
は、定期的に清掃を行なわないと、脱水槽内に残留する
生ごみが腐食して異臭を放つようなことがあるが、スク
リューが脱水槽の内部全体に嵌合した状態にあるため、
スクリューを取り外さなければ脱水槽の内面やスクリュ
ー面などを清掃することができず、清掃や保守が容易で
ない。
【0009】また、生ごみ処理装置で生ごみから脱水さ
れた分離水はそのまま下水などに排出されるが、生ごみ
の脱水は脱水槽の高速回転による遠心力で行なうため、
生ごみの一部は遠心力で脱水槽を通過して分離水ととも
に流出してしまう問題がある。このような場合、分離水
をフィルタで濾過すれば、分離水とともに流出した生ご
みを除去できるが、生ごみでフィルタが目詰まりしやす
く、フィルタの清掃を頻繁に行なわなければならない。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、生ごみを十分に脱水できるとともに脱水した生ご
みを脱水槽内から確実に送り出し、脱水槽内の清掃や保
守を容易に行なえ、しかも、生ごみによるフィルタ体の
目詰まりを防止して長期にわたって濾過機能を維持でき
る生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
生ごみから水分を脱水する生ごみ処理装置において、ケ
ーシングと、このケーシング内に収容され、一端を開口
した円筒状に形成されてその円周方向に回転駆動される
脱水槽と、この脱水槽内の他端側に生ごみを供給する生
ごみ供給手段と、前記脱水槽内に軸方向に沿って複数配
設され、脱水槽の断面積より小さく形成されて周縁部が
脱水槽の内面に当接するとともに、脱水槽の回転方向に
対応する下流端側が脱水槽の円周方向に対して脱水槽の
一端方向に向けて傾斜する送出板と、前記脱水槽の軸方
向に前記複数の送出板を一体的に往復移動させ、脱水槽
内の生ごみを複数の送出板にて一端方向に断続的に順次
移動させる往復駆動機構と、前記脱水槽の一端から送り
出される脱水された生ごみを回収する生ごみ回収部とを
備えるものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、垂直軸を中心とする円筒状に形成され、内
側に生ごみから脱水された分離水を受け入れるフィルタ
体と、このフィルタ体を収容し、フィルタ体を通過する
濾過された分離水の液面をフィルタ体の上端近傍高さに
保ちつつ排出する濾過容器と、前記フィルタ体の内面に
沿って水中で回転移動する除去体を有する目詰まり防止
手段とからなる濾過機を備えるものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、生ごみ供給手段によ
って脱水槽の他端側に生ごみが供給されると、生ごみ
は、脱水槽の内面に沿って回転し、回転による遠心力の
作用で生ごみから水分が分離されて脱水される。さら
に、脱水槽の内面に沿って回転する生ごみは、複数の送
出板の傾斜によって脱水槽の一端方向に寄せられるとと
もに、往復移動機構による複数の送出板の往復移動によ
って脱水槽の一端方向に断続的に順次移動され、脱水槽
の一端から生ごみ回収部に回収される。そして、送出板
は脱水槽の断面積より小さく形成されているので、脱水
槽の内面と送出板との間には空間があり、この空間を通
じて脱水槽の内部や送出板などの清掃や保守を行なえ
る。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加えて、濾過機のフィルタ体の内側に生ご
みから脱水された分離水を受け入れると、フィルタ体で
濾過されて通過する分離水が濾過容器内に流出する。こ
のとき、濾過容器内に流出する濾過された分離水の液面
がフィルタ体の上端近傍の高さに保たれ、フィルタ体の
内側から外側への分離水の濾過にフィルタ体の広い面が
使用されるため、効率よく濾過され、かつ、緩やかにフ
ィルタ体の内側から外側へ分離水の濾過が行なわれ、分
離水中に含まれる生ごみがフィルタ体の内面に強く吸い
付いて付着するのが防止される。しかも、濾過中は除去
体がフィルタ体の内面に沿って水中で移動し、フィルタ
体の内面に付着した生ごみがフィルタ体の内方へ容易に
取り除かれ、除去体の通過後には一時的にでもフィルタ
体の目詰まりが解消され、生ごみによるフィルタ体の目
詰まりが防止されて長期にわたって濾過機能が維持され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0016】図1は生ごみ処理装置をシステム化した概
略図を示し、この生ごみ処理装置は、ディスポーザと称
する粉砕機1と、生ごみ脱水機2と、濾過機3とを備え
ている。
【0017】粉砕機1は、厨房などから出る生ごみを細
かく粉砕するものであり、基台11上に円筒状のケーシン
グ12が立設され、このケーシング12の内部にモータ13で
回転駆動される粉砕用のカッタ14が配設され、ケーシン
グ12の上部に生ごみと水を受け入れるホッパ15が配設さ
れ、ケーシング12の下部に排出管16が接続されている。
そして、ホッパ15から生ごみと水を受け入れ、図示しな
い回転ハンマで生ごみを周囲に押しつけ、周囲に固定し
て設けられた多数のカッタ14で粉砕し、粉砕した生ごみ
を水の流れによって排出管16に排出する。
【0018】次に、生ごみ脱水機2は、粉砕機1で粉砕
された生ごみから水分を脱水するものであり、図2ない
し図4に示すように、上方に開口する箱状のベース21を
備え、このベース21の一端側にケーシング22が固定され
ている。ケーシング22は、一端面に開口部23を有する円
筒状に形成され、その一端開口縁部には外周に広がる生
ごみ回収路24が形成され、この生ごみ回収路24の下部に
生ごみ回収部としての生ごみ回収口25(図1に示す)が
形成されている。さらに、ケーシング22の下部にはケー
シング22内で脱水される分離水を受収する受収部26が形
成され、この受収部26の側部に分離水排出口27が形成さ
れている。
【0019】ケーシング22の一端には開口部23を閉塞す
る蓋体28が着脱可能に取り付けられている。この蓋体28
には生ごみ供給手段としての供給管29が貫通状態に取り
付けられており、この供給管29は、後述する脱水槽37の
下部一側(図4右側)寄りに沿って軸方向に配置される
とともにその先端が脱水槽37の他端奥側に臨み、外端に
粉砕機1の排出管16が接続され、排出管16を通じて水の
流れによって排出されてくる生ごみを脱水槽37内の他端
奥側に供給する。
【0020】ベース21の両端内壁には軸受30が取り付け
られ、この軸受30によってベース21を貫通するパイプ状
のメインシャフト31が軸方向には移動規制された状態で
回転自在に支持されている。メインシャフト31のベース
21から突出する他端にはプーリ32が取り付けられ、ベー
ス21の下部に取り付けられたモータ33の回転軸34にプー
リ35が取り付けられ、両プーリ32,35間にベルト36が張
設されている。したがって、モータ33の駆動によってメ
インシャフト31が図4反時計回り方向に回転される。
【0021】ケーシング22内に突出するメインシャフト
31の一端には、ケーシング22内に回転自在に収容される
脱水槽37が取り付けられている。この脱水槽37は、一端
に開口部38を有する円筒状に形成されており、メインシ
ャフト31の一端に取り付けられる回転板39を備え、この
回転板39に円筒状のフィルタ体40が取り付けられてい
る。フィルタ体40は、金属製で、粉砕された生ごみを残
して水分を脱水可能とする大きさの多数の脱水孔があけ
られており、一端外周にはケーシング22の生ごみ回収路
24の段部に回転自在に係合する鍔部41が形成されてい
る。
【0022】メインシャフト31の内側にはパイプ状の送
りシャフト42が軸方向にスライド自在に貫通嵌合され、
この送りシャフト42の一端は閉塞部材43で閉塞されてい
るとともに一端側上下部に複数のノズル孔44が形成さ
れ、他端には給水管45が接続されている。
【0023】送りシャフト42の脱水槽37内に突出する一
端部には生ごみ送出機構46が装着されている。この生ご
み送出機構46は、送りシャフト42の外周に嵌合する円筒
状のホルダ47を備え、このホルダ47の下部に軸方向に沿
って4つのガイド板48が等間隔毎に固定され、この各ガ
イド板48に嵌合するスライド部材49を介して送出板50が
上下方向にスライド可能に取り付けられている。
【0024】ホルダ47は、軸方向と直交する方向からホ
ルダ47および送りシャフト42を貫通するピン51によって
位置決め固定され、各ガイド板48の側部位置でかつ送り
シャフト42の各ノズル孔44の位置に対応してノズル孔52
が形成されている。
【0025】送出板50は、樹脂製で、脱水槽37内の軸方
向と直交する円周方向の断面積より小さく約1/4の大
きさに形成されて、脱水槽37の下部一側に配置される供
給管29の他側(図4左側)に配置されており、脱水槽37
の内面の円周方向の一部すなわち脱水槽37の下部域の一
部に接触する曲面状の接触部53が形成され、脱水槽37の
回転方向に対応する下流端側が脱水槽37の円周方向に対
して脱水槽37の一端方向に向けて傾斜角度αをもたせた
状態で支持されている。
【0026】送出板50には断面略L字状の受板54が取り
付けられ、この受板54に取り付けられたねじ部材55とホ
ルダ47との間にスプリング56が配設され、このスプリン
グ56の弾性によって送出板50が下方に付勢され、接触部
53が脱水槽37の内面に圧接されている。
【0027】送出板50のうち、脱水槽37の他端側から2
つ目の送出板50には遮蔽板57が一体または別体にて設け
られている。この遮蔽板57は、脱水槽37の下部一側(図
4右側)域を遮蔽するものであり、脱水槽37の回転方向
と平行に配置され、中央に供給管29が軸方向にスライド
自在に貫通する円形の通孔58が形成されている。なお、
この遮蔽板57は脱水槽37の内面との間に空間が設けら
れ、送出板50の接触部53が脱水槽37の内面に確実に接触
するように考慮されている。
【0028】送りシャフト42の他端には、回転運動を往
復運動に変換して送りシャフト42を駆動する往復駆動機
構59が接続されている。この往復駆動機構59は、ベース
21の内側に軸方向と平行に配設されたホルダ板60にモー
タ61が取り付けられ、このモータ61の回転軸62に回転ア
ーム63の一端が固定され、この回転アーム63の他端にリ
ンク64の一端が回転自在に取り付けられ、このリンク64
の他端に送りシャフト42の他端に固定された略L字状の
送りアーム65の端部が回転自在に連結されている。そし
て、モータ61の回転により、回転アーム63が回転し、リ
ンク64を介して送りアーム65とともに送りシャフト42が
軸方向に往復動し、複数の送出板50が軸方向に一体的に
往復移動し、この複数の送出板50によって脱水槽37の内
面の生ごみが一端方向に断続的に順次移動される。
【0029】また、ベース21の両側には、図1に示すよ
うに、生ごみ脱水機2の軸方向一端側を上方とし他端側
を下方とする傾斜姿勢でフレーム66に取り付けるための
取付片67が取り付けられている。
【0030】次に、濾過機3は、生ごみ脱水機2で生ご
みから脱水された分離水を濾過するものであり、図5お
よび図6に示すように、濾過容器71を備え、この濾過容
器71は、上面を開口した長方形枠状に形成され、底面に
は環状のフィルタ係止部72が立設され、このフィルタ係
止部72の内側に係止されて円筒状のフィルタ体73が取り
付けられている。
【0031】フィルタ体73は、金属や樹脂製で、上下に
開口する円筒状に形成され、生ごみを残して水分を濾過
可能とする大きさの多数の脱水孔があけられており、生
ごみ脱水機2の分離水排出口27から排出される分離水を
排出管74を通じて内側に受け入れ、水分のみを外側の濾
過容器71内に濾過させる。
【0032】濾過容器71の一側には、下部に流通口75を
有する仕切板76と、濾過容器71の側壁高さより低い高さ
の仕切板77とが配設され、この仕切板77の対向する側壁
の下部に排出口78が設けられている。そして、フィルタ
体73の内側から濾過容器71内に濾過された分離水は仕切
板77の上部の高さまで濾過容器71内に溜められ、仕切板
77の上部から溢れ出る分離水が排出口78から排出され
る。したがって、濾過された分離水の液面が仕切板77の
上部高さ、すなわちフィルタ体73の上端近傍の高さに保
たれる。
【0033】なお、濾過容器71には濾過容器71の内部と
外部の排水側とをつなぐ図示しない排水通路が設けら
れ、この排水通路を図示しない電動弁で開閉する排出機
構が設けられている。
【0034】また、濾過機3は目詰まり防止手段79を備
えており、この目詰まり防止手段79は、濾過容器71の相
対向する壁部の上部間に掛けわたされる支持板80上にモ
ータ81が取り付けられ、支持板80の下方に突出するモー
タ81の回転軸82に除去体83が固着されている。この除去
体83は、回転軸82に固着される軸部84の中間部からアー
ム部85が水平に突設され、このアーム部85の先端に縦長
のホルダ86が取り付けられ、このホルダ86に沿って鉄な
どの金属などからなるへら87が取り付けられている。へ
ら87の取付は、フィルタ体73の内面に接触する先端側が
回転方向に突出する傾斜状に取り付けられており、回転
が遅いので金属製でも特に摩耗などの問題はない。そし
て、フィルタ体73の中心に軸部84が配置され、へら87が
フィルタ体73の内面に接触され、モータ81の回転によっ
てへら87がフィルタ体73の内面に沿って回転移動する。
【0035】そして、粉砕機1、生ごみ脱水機2および
濾過機3は、生ごみ処理装置として図示しない制御手段
によって一括制御される。
【0036】次に、本実施例の作用を説明する。
【0037】生ごみ処理装置のスタートスイッチを押す
と、粉砕機1のモータ13、生ごみ脱水機2のモータ33,
61、濾過機3のモータ81がそれぞれ駆動される。
【0038】粉砕機1のホッパ15に生ごみと水とを投入
すると、回転駆動されるハンマで生ごみがカッタ14に押
しつけられて細かく粉砕され、粉砕された生ごみが水の
流れにより排出管16および供給管29を通じて生ごみ脱水
機2に導かれる。
【0039】供給管29で生ごみ脱水機2に導かれる生ご
みおよび水は、脱水槽37内の他端奥側に放出される。こ
のとき、水の流れの勢いが強いと、回転板39に当たって
脱水槽37の一端方向に跳ね返るが、遮蔽板57によって跳
ね返りを阻止するため、生ごみが脱水槽37の一端方向に
跳ね返って十分に脱水されないまま脱水槽37から送り出
されるのを防止できる。
【0040】脱水槽37内に導かれた生ごみは、脱水槽37
の内面に沿って回転し、回転による遠心力の作用で水分
が分離されて脱水される。
【0041】脱水槽37の内面に沿って回転する生ごみ
は、複数の送出板50によって脱水槽37の一端方向に断続
的に順次移動される。例えば、図7(a) に示すように、
複数の送出板50が脱水槽37の他端方向に移動している状
態で、1番奥側の送出板50の位置に生ごみがある場合、
1番奥側の送出板50の傾斜によって生ごみが脱水槽37の
一端方向に寄せられ、図7(b)(c)に示すように、送出板
50が脱水槽37の一端方向へ移動することによって生ごみ
が脱水槽37の一端方向にさらに寄せられ、そして、図7
(d) に示すように、脱水槽37の最も一端方向に移動した
送出板50が他端方向に戻る際に、生ごみの送出がその位
置で一時停止した後、図7(e) に示すように、奥側から
2番目の送出板50が生ごみの位置に移動し、この2番目
の送出板50によって生ごみの送出が受け継がれ、このよ
うにして、2番目、3番目、4番目の送出板50の順に、
生ごみが脱水槽37の一端方向に断続的に順次移動され
る。
【0042】なお、送出板50はスプリング56の弾性によ
って脱水槽37の内面に適度に押し付けられるため、脱水
槽37の回転の大きな抵抗とならずに、脱水槽37の内面の
生ごみを確実に送り出すことができる。
【0043】このように、複数の送出板50によって脱水
槽37の一端方向に断続的に順次移動させることにより、
生ごみの脱水を十分に行なうことができる。
【0044】そして、脱水槽37の一端から送り出される
脱水された生ごみは、生ごみ回収路24を通じて生ごみ回
収口25の下方に配置された生ごみ容器91内に回収され
る。
【0045】また、脱水槽37から脱水される分離水は、
ケーシング22の内面に沿って受収部26に流れ落ち、排出
管74を通じて濾過機3に導かれる。
【0046】排出管74で濾過機3に導かれる分離水は、
フィルタ体73の内側に流れ込み、フィルタ体73で濾過さ
れて通過する分離水が濾過容器71内に流出する。そし
て、図5に示すように、濾過容器71内に流出する濾過さ
れた分離水は仕切板77の上部の高さまで濾過容器71内に
溜められ、仕切板77の上部から溢れ出る濾過された分離
水が排出口78から排出される。したがって、濾過された
分離水の液面が仕切板77の上部高さ、すなわちフィルタ
体73の上端近傍の高さに保たれる。
【0047】このように、濾過された分離水の液面がフ
ィルタ体73の上端近傍の高さに保たれると、フィルタ体
73の内側から外側への分離水の濾過にフィルタ体73の広
い面を使用できるため、効率よく濾過でき、かつ、緩や
かにフィルタ体73の内側から外側へ分離水の濾過が行な
われ、分離水中に含まれる生ごみがフィルタ体73の内面
に強く吸い付いて付着するようなことはない。
【0048】また、濾過中はモータ81の駆動により除去
体83がフィルタ体73の内側で回転移動しており、除去体
83のへら87がフィルタ体73の内面に沿って移動し、フィ
ルタ体73の内面に付着した生ごみがへら87で容易に剥が
されるとともにへら87の傾斜でフィルタ体73の内方へ導
かれ、へら87の通過後に一時的にでもフィルタ体73の目
詰まりが解消される。そのため、生ごみによるフィルタ
体73の目詰まりを防止して長期にわたって濾過機能を維
持できる。
【0049】そして、粉砕機1への生ごみの投入が完了
し、生ごみ処理装置の停止スイッチを押すと、粉砕機1
のモータ13および濾過機3のモータ81は直ちに停止され
るが、生ごみ脱水機2の脱水槽37内には生ごみがまだ残
っている可能性があるため、生ごみ脱水機2のモータ3
3,61だけは所定時間経過後に停止される。さらに、濾
過機3の排水機構の電動弁が作動され、濾過容器71の内
部と外部の排水側とをつなぐ排水通路が強制的に開かれ
て、濾過容器71内に溜められた濾過後の分離水が排水さ
れる。
【0050】次に、生ごみ脱水機2の自動清掃を行なう
場合には、給水管45から洗浄水を送ることにより、送り
シャフト42の内部を通じて、複数のノズル孔44,52から
洗浄水が脱水槽37内に噴射され、脱水槽37、送出板50お
よびケーシング22の内部が洗浄水によって自動的に清掃
される。
【0051】また、手動で清掃を行なう場合には、蓋体
28をケーシング22から取り外し、ケーシング22の開口部
23を通じて、ケーシング22内に洗浄水を投入するなどし
て、ケーシング22内の脱水槽37や送出板50などの清掃を
行なう。このとき、脱水槽37の内部が送出板50などで全
体が覆われているわけではなく、脱水槽37の内面と送出
板50などとの空間を通じて内部の清掃を行なえるので、
送出板50を取り外すことなく、脱水槽37の内部や送出板
50などを容易に清掃できる。しかも、ケーシング22内に
バケツなどで洗浄水を一度に投入するようなことが行な
われても、ケーシング22を水平ではなく開口部23が上方
に向くように傾斜させているため、一度に投入した洗浄
水が開口部23から流出してくるのを防止することができ
る。
【0052】さらに、蓋体28を外すことにより、脱水槽
37の内面と送出板50などとの空間を通じて、ケーシング
22内の脱水槽37や送出板50などの保守を容易に行なえ
る。
【0053】次に、濾過機3の清掃を行なう場合には、
濾過容器71の上方からフィルタ体73内の生ごみを取り除
いて清掃できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、脱水槽の
軸方向に往復移動される複数の送出板により、脱水槽内
の生ごみを脱水槽の一端方向に断続的に順次移動させて
回収することにより、生ごみの脱水を十分に行なえると
ともに脱水槽から確実に送り出すことができる。しか
も、送出板は脱水槽の断面積より小さく形成されている
ので、脱水槽の内面と送出板との間には空間があり、こ
の空間を通じて脱水槽の内部や送出板などの清掃や保守
を容易に行なえる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、フィルタ体で濾過されて濾過
容器内に流出する分離水の液面をフィルタ体の上端近傍
の高さに保つことにより、フィルタ体の内側から外側へ
の分離水の濾過にフィルタ体の広い面が使用できるた
め、効率よく濾過でき、かつ、緩やかにフィルタ体の内
側から外側へ分離水の濾過を行なえ、分離水中に含まれ
る生ごみがフィルタ体の内面に強く吸い付いて付着する
のを防止できる。しかも、濾過中は除去体をフィルタ体
の内面に沿って水中で移動させるので、フィルタ体の内
面に付着した生ごみをフィルタ体の内方へ容易に取り除
くことができ、除去体の通過後には一時的にでもフィル
タ体の目詰まりを解消でき、生ごみによるフィルタ体の
目詰まりを防止して長期にわたって濾過機能を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す生ごみ処理装置の全体
の構成図である。
【図2】同上実施例の生ごみ脱水機の上面方向から視る
断面図である。
【図3】同上実施例の生ごみ脱水機の正面方向から視る
断面図である。
【図4】同上実施例の生ごみ脱水機の一端面方向から視
る断面図である。
【図5】同上実施例の濾過機の断面図である。
【図6】同上実施例の濾過機の平面図である。
【図7】同上実施例の脱水槽からの生ごみの送出動作を
(a) 〜(e) の順に説明する説明図である。
【符号の説明】
3 濾過機 22 ケーシング 25 生ごみ回収部としての生ごみ回収口 29 生ごみ供給手段としての供給管 37 脱水槽 50 送出板 59 往復駆動機構 71 濾過容器 73 フィルタ体 79 目詰まり防止手段 83 除去体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみから水分を脱水する生ごみ処理装
    置において、 ケーシングと、 このケーシング内に収容され、一端を開口した円筒状に
    形成されてその円周方向に回転駆動される脱水槽と、 この脱水槽内の他端側に生ごみを供給する生ごみ供給手
    段と、 前記脱水槽内に軸方向に沿って複数配設され、脱水槽の
    断面積より小さく形成されて周縁部が脱水槽の内面に当
    接するとともに、脱水槽の回転方向に対応する下流端側
    が脱水槽の円周方向に対して脱水槽の一端方向に向けて
    傾斜する送出板と、 前記脱水槽の軸方向に前記複数の送出板を一体的に往復
    移動させ、脱水槽内の生ごみを複数の送出板にて一端方
    向に断続的に順次移動させる往復駆動機構と、 前記脱水槽の一端から送り出される脱水された生ごみを
    回収する生ごみ回収部とを備えることを特徴とする生ご
    み処理装置。
  2. 【請求項2】 垂直軸を中心とする円筒状に形成され、
    内側に生ごみから脱水された分離水を受け入れるフィル
    タ体と、 このフィルタ体を収容し、フィルタ体を通過する濾過さ
    れた分離水の液面をフィルタ体の上端近傍高さに保ちつ
    つ排出する濾過容器と、 前記フィルタ体の内面に沿って水中で回転移動する除去
    体を有する目詰まり防止手段とからなる濾過機を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
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