JP2003322633A - センサセル、バイオセンサ及びこれらの製造方法 - Google Patents

センサセル、バイオセンサ及びこれらの製造方法

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JP2003322633A
JP2003322633A JP2002130151A JP2002130151A JP2003322633A JP 2003322633 A JP2003322633 A JP 2003322633A JP 2002130151 A JP2002130151 A JP 2002130151A JP 2002130151 A JP2002130151 A JP 2002130151A JP 2003322633 A JP2003322633 A JP 2003322633A
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metal fine
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particles
insulating film
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Hiroshi Maeda
浩 前田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極上に結合するプローブDNAの結
合密度が不均一になることによって、表面に露出したゲ
ート電極が電界質のサンプル溶液を介して参照電極と導
通することを防ぐ。 【解決手段】 本発明のセンサセルは、ターゲットDN
Aと選択的に反応するプローブDNA(30)を表面に
結合する金属微粒子(20)と、ゲート絶縁膜(25)
上に金属微粒子(20)が多数結合されてなる電界効果
トランジスタTr2と、電位基準となる参照電極(2
1)とを備える。ターゲットDNAとプローブDNA
(30)とがハイブリダイゼーションすることによっ
て、各々の金属微粒子(20)と参照電極(21)との
間に形成される微小容量の変化に伴い電界効果トランジ
スタTr2の相互コンダクタンスを変化させ、電界効果
トランジスタTr2の電流出力端子から出力される電流
値を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遺伝子解析、生体情
報解析等に用いられるバイオセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲノムプロジェクトの進展によ
り、各生物の遺伝子構造が次々に明らかになってきてお
り、この成果を生命現象の解析に結び付けるためにもD
NAの塩基配列の解読、及び遺伝子情報の機能解析が課
題となっている。細胞内における全ての遺伝子の発現量
を一度にモニタリングするためのシステムとして、反応
ウェル内におけるDNAハイブリダイゼーションを電気
的に検出する容量型センサが知られている。この種の容
量型センサにおいては、電界効果トランジスタのゲート
絶縁膜上に金薄膜からなるゲート電極を成膜し、一本鎖
DNAの末端に導入されたチオール基との金−硫黄配位
結合を介してプローブDNAをゲート電極表面に高密度
に固定し、サンプル溶液中に含まれるターゲットDNA
と前記プローブDNAとをハイブリダイゼーションさせ
ることにより、ゲート電極と参照電極からなるキャパシ
タ容量を変動させ、さらには電界効果トランジスタの相
互コンダクタンスを変動させることによって、チャネル
を流れるドレイン電流の変動値を検出することにより、
DNAハイブリダイゼーションを検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チオール基を
導入したプローブDNAのゲート電極上への固定は、当
該プローブを含む溶液をゲート電極上に塗布し、チオー
ル基とゲート電極の化学的吸着によって実現されるが、
その結合密度にばらつきが生じる場合がある。このよう
に、結合密度にばらつきが生じると、結合密度が疎であ
るゲート電極表面がプローブDNAの集合からなる膜表
面に露出し、当該露出部分が電界質のサンプル溶液を介
して参照電極と導通してしまう結果、ゲート電極と参照
電極との間に形成されるはずのキャパシタが形成されな
くなり、ターゲットDNAとプローブDNAとがハイブ
リダイズしても、電界効果トランジスタのコンダクタン
スを変えるには至らず、反応ウェル内のDNAハイブリ
ダイゼーションを検出できない不都合が生じる。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点を解決し、
受容体の結合密度にばらつきが生じても高精度なセンシ
ングを可能とする技術を提案することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のセンサセルは、特定の生体分子と選択的に
反応する生体認識分子を受容体とし、当該受容体を表面
に結合する金属微粒子と、前記金属微粒子との間で容量
素子を構成する電極と、前記受容体と生体分子との反応
によって変化する前記容量素子の容量変化量を電気信号
として出力するトランスデューサとを備える。
【0006】金属微粒子の表面積は微小であるため、そ
の表面に受容体を均一に固定することができる。
【0007】好ましくは、前記金属微粒子は絶縁膜上に
おいて多数固定されることによって、金属微粒子群を構
成する一方で、少なくとも一部の金属微粒子群について
は、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置す
る。
【0008】かかる構成により、一部の金属微粒子が電
界質のサンプル溶液を介して参照電極と導通したとして
も、少なくとも一部の金属微粒子群については、個々の
金属微粒子同士が導通しないように配置されているた
め、全ての金属微粒子が導通することがない。
【0009】ここで、「一部の金属微粒子群」とは、絶
縁膜上に固定された多数の金属微粒子が形成する金属微
粒子群のうち、相互に導通していない、つまり、絶縁性
が確保されている多数の金属微粒子から成る群をいい、
部分微粒子群と称することもできる。
【0010】好ましくは、前記金属微粒子は絶縁膜上に
おいて多数固定されることによって、金属微粒子群を構
成する一方で、少なくとも一部の金属微粒子群について
は、当該金属微粒子群に混在する絶縁性微粒子によって
個々の金属微粒子同士が導通しないように配置する。
【0011】多数の絶縁性微粒子を金属微粒子群の中に
混在させることによって、金属微粒子同士の導通をより
効果的に防ぐことができる。
【0012】好ましくは、前記金属微粒子の粒子数を前
記絶縁性微粒子の粒子数とほぼ同程度にする。
【0013】これにより、金属微粒子を適度な分散密度
で分散させることができるとともに、同微粒子同士の絶
縁性を効果的に確保することができる。
【0014】好ましくは、前記金属微粒子の粒子サイズ
は前記絶縁性微粒子の粒子サイズとほぼ同程度にする。
【0015】これにより、金属微粒子と絶縁性微粒子と
が均一に混ざる結果、金属微粒子同士の絶縁をより効果
的に確保することができる。
【0016】好ましくは、前記金属微粒子の粒子形状を
前記絶縁性微粒子の粒子形状とほぼ同程度にする。これ
により、金属微粒子と絶縁性微粒子とが均一に混ざる結
果、金属微粒子同士の絶縁をより効果的に確保すること
ができる。
【0017】好ましくは、前記トランスデューサは、前
記容量素子の容量変化に対応して相互コンダクタンスを
変化させる電界効果トランジスタとする。
【0018】かかる構成により、受容体と生体分子との
反応を電界トランジスタから出力されるドレイン電流の
変動値を基に検出することができる。
【0019】好ましくは、前記絶縁膜をゲート絶縁膜と
する。
【0020】これにより、ゲート絶縁膜上に形成された
金属微粒子群と上記電極との間に形成される微小キャパ
シタの容量変化に対応して電界効果トランジスタの相互
コンダクタンスを変化させることができる。
【0021】本発明の他の形態として、前記絶縁膜を、
ゲート電極に導通する平面電極上に成膜された絶縁膜と
してもよい。
【0022】好ましくは、前記金属微粒子の材質は、
金、銀、白金、銅からなる群から選ばれるものとする。
【0023】これらの材質を利用することで、チオール
官能基を有する硫黄化合物との化学的な吸着を自発的に
促すことができ、受容体の固定に好適である。
【0024】好ましくは、前記生体認識分子は、プロー
ブDNAとする。
【0025】これにより、大量な遺伝子情報の解析に好
適なDNAチップを作製することができる。
【0026】本発明の他の形態に係わるセンサセルは、
特定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容
体とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、ゲ
ート絶縁膜上に前記金属微粒子が多数結合されてなる電
界効果トランジスタと、電位基準となる参照電極とを備
え、前記受容体と生体分子とが反応することによって、
各々の金属微粒子と参照電極との間に形成される微小容
量の変化に伴い前記電界効果トランジスタの相互コンダ
クタンスを変化させ、前記電界効果トランジスタの電流
出力端子から出力される電流値を変化させる。
【0027】金属微粒子の表面積は微小であるため、そ
の表面に受容体を均一に固定することができるととも
に、受容体と生体認識分子との反応に伴う金属微粒子の
電位変化を基に電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスを変化させ、前記反応をドレイン電流の変化として
検出できる。
【0028】好ましくは、前記金属微粒子は絶縁膜上に
おいて多数固定されることによって、金属微粒子群を構
成する一方で、少なくとも一部の金属微粒子群について
は、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置す
る。
【0029】かかる構成により、一部の金属微粒子が電
界質のサンプル溶液を介して参照電極と導通したとして
も、少なくとも一部の金属微粒子群については、個々の
金属微粒子同士が導通しないように配置されているた
め、ゲート絶縁膜上の全ての金属微粒子が導通すること
を防ぐことができる。
【0030】本発明の他の形態に係わるセンサセルは、
特定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容
体とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、所
定の面積を有する平面電極に導通するゲート電極を備え
た電界効果トランジスタと、電位基準となる参照電極と
を備え、前記金属微粒子は絶縁膜を介して前記平面電極
上に多数配置しており、前記受容体と生体分子とが反応
することによって、各々の金属微粒子と参照電極との間
に形成される微小容量の変化に伴い前記電界効果トラン
ジスタの相互コンダクタンスを変化させ、前記電界効果
トランジスタの電流出力端子から出力される電流値を変
化させる。
【0031】本発明のバイオセンサは、本発明のセンサ
セルをマトリクス状に配したセンサセルマトリクスを備
える。
【0032】本発明のセンサセルをマトリクス状に配列
することで、大量の遺伝子情報の解析や各種の生体情報
の解析に好適なセンサを提供することができる。
【0033】本発明の他の形態に係わるバイオセンサ
は、生体反応を電気信号として出力するセンサセルをマ
トリクス状に配列したセンサセルマトリクスと、前記セ
ンサセルマトリクスの行方向に並ぶ一群のセンサセルに
接続する行選択線に所定の電圧信号を供給する行ドライ
バと、前記センサセルマトリクスの列方向に並ぶ一群の
センサセルに接続する列選択線に所定の電圧信号を供給
する列ドライバとを備える一方、前記センサセルは、特
定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容体
とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、ゲー
ト絶縁膜上に前記金属微粒子が多数結合されてなる電界
効果トランジスタと、電位基準となる参照電極と、前記
列ドライバから供給される電圧信号を前記電界効果トラ
ンジスタのソース端子に供給するスイッチング素子とを
備え、前記スイッチング素子は前記行選択線を介して行
ドライバから供給される電圧信号により開状態となり、
前記列選択線を介して列ドライバから供給される電圧信
号を前記電界効果トランジスタのソース端子に入力し、
前記受容体と生体分子とが反応することによって、各々
の金属微粒子と前記参照電極との間に形成される微小容
量の変化に伴い前記電界効果トランジスタの相互コンダ
クタンスを変化させ、前記電界効果トランジスタの電流
出力端子から出力される電流値を変化させる。
【0034】かかる構成により、受容体と生体分子との
反応を電界効果トランジスタから出力される電流値の変
化を基に検出できるため、大量の遺伝子情報の解析や各
種の生体情報の解析に好適である。
【0035】本発明の他の形態に係わるバイオセンサ
は、生体反応を電気信号として出力するセンサセルをマ
トリクス状に配列したセンサセルマトリクスと、前記セ
ンサセルマトリクスの行方向に並ぶ一群のセンサセルに
接続する行選択線に所定の電圧信号を供給する行ドライ
バと、前記センサセルマトリクスの列方向に並ぶ一群の
センサセルに接続する列選択線に所定の電圧信号を供給
する列ドライバとを備える一方、前記センサセルは、特
定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容体
とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、所定
の面積を有する平面電極に導通するゲート電極を備えた
電界効果トランジスタと、電位基準となる参照電極と、
前記列ドライバから供給される電圧信号を前記電界効果
トランジスタのソース端子に供給するスイッチング素子
とを備え、前記金属微粒子は絶縁膜を介して前記平面電
極上に多数配置されており、前記スイッチング素子は前
記行選択線を介して行ドライバから供給される電圧信号
により開状態となり、前記列選択線を介して列ドライバ
から供給される電圧信号を前記電界効果トランジスタの
ソース端子に入力し、前記受容体と生体分子とが反応す
ることによって、各々の金属微粒子と参照電極との間に
形成される微小容量の変化に伴い前記電界効果トランジ
スタの相互コンダクタンスを変化させ、前記電界効果ト
ランジスタの電流出力端子から出力される電流値を変化
させる。
【0036】かかる構成により、受容体と生体分子との
反応を電界効果トランジスタから出力される電流値の変
化を基に検出できるため、大量の遺伝子情報の解析や各
種の生体情報の解析に好適である。
【0037】本発明の容量素子の製造方法は、生体反応
に起因して容量値が変動する容量素子の製造方法であっ
て、多数の金属微粒子を含む液滴を、液滴吐出ヘッドか
ら絶縁膜表面に向けて吐出し、絶縁膜上に分散させて金
属微粒子群を形成する工程と、前記金属微粒子を含む溶
媒を所定の雰囲気の下で乾燥させ、前記金属微粒子を絶
縁膜上に固着させる工程と、特定の生体分子と選択的に
反応する生体認識分子を受容体とし、当該受容体を前記
金属粒子の表面に結合させる工程とを含む。
【0038】かかる方法により、絶縁膜上に金属微粒子
を適度な分散密度で分散させることができるとともに、
これらの金属微粒子の微小表面積に受容体を固定するた
め、受容体の結合密度を均一に揃えることができる。
【0039】好ましくは、前記絶縁膜上に形成された金
属微粒子群のうち少なくとも一部の金属微粒子群につい
ては、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置す
る。
【0040】かかる構成により、一部の金属微粒子が電
界質のサンプル溶液を介して参照電極と導通したとして
も、少なくとも一部の金属微粒子群については、個々の
金属微粒子同士が導通しないように配置されているた
め、全ての金属微粒子が導通することがない。
【0041】好ましくは、前記金属微粒子とともに、絶
縁性微粒子を液滴吐出ヘッドから吐出し、前記絶縁膜上
に形成された金属微粒子群のうち少なくとも一部の金属
微粒子群については、個々の金属微粒子同士が導通しな
いように配置する。
【0042】金属微粒子とともに絶縁性微粒子を吐出す
ることで、金属微粒子同士の導通を効果的に防ぐことが
できる。
【0043】好ましくは、前記絶縁膜表面に予め絶縁性
微粒子を配置しておくことで、前記絶縁膜上に形成され
た金属微粒子群のうち少なくとも一部の金属微粒子群に
ついては、個々の金属微粒子同士が導通しないように配
置する。
【0044】絶縁膜上に予め絶縁性微粒子を配置してお
くことで、金属微粒子同士の導通を効果的に防ぐことが
できる。
【0045】本発明のセンサセルの製造方法は、本発明
の容量素子の製造方法で容量素子を製造する工程と、前
記容量素子の容量変化量を電気信号として出力するトラ
ンスデューサを製造する工程とを含む。
【0046】本発明のバイオセンサの製造方法は、マト
リクス状に配列された個々のセンサセルを本発明の方法
で製造する工程を含む。
【0047】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.以下、各図
を参照して本実施の形態について説明する。
【0048】図1はバイオセンサの主要回路構成図であ
る。同センサは、基板11上においてN行M列のマトリ
クス状に配列され、センサセルマトリクスを構成するセ
ンサセル10と、当該センサセルマトリクスの列方向に
並ぶ一群のセンサセル10に所定の電圧を供給するため
の列選択線X1,X2,…,を駆動する列ドライバ12
と、センサセルマトリクスの行方向に並ぶ一群のセンサ
セル10を選択し、センサセル10におけるセンシング
機能をスイッチング制御するための行選択線Y1,Y2
…,を駆動する行ドライバ13とを備えて構成されてい
る。センサセル10は、基板11上に形成された反応ウ
ェル14内におけるプローブDNAとターゲットDNA
とのハイブリダイゼーションを電気信号として検出する
ためのセンサであり、DNAハイブリダイゼーションに
起因して容量値が変動するキャパシタCsと、センサセ
ル10のセンシング機能をスイッチング制御するための
スイッチングトランジスタTr1と、DNAハイブリダ
イゼーションを電気信号に変換して外部回路に出力する
トランスデューサ(信号変換素子)としてのトランジス
タTr2とを備えて構成されている。スイッチングトラ
ンジスタTr1及びトランジスタTr2は電界効果トラ
ンジスタである。
【0049】ここで、センサセル10の動作原理の概略
について説明する。同図に示すセンサセル10をアクテ
ィブにし、センシング結果を電気信号として出力するに
は、行選択線Y1をHレベルに設定し、スイッチングト
ランジスタTr1をオフ状態(閉状態)からオン状態
(開状態)に遷移させる一方で、列選択線X1,X2を各
々Hレベルに設定する。スイッチングトランジスタTr
1はオン状態となっているため、トランジスタTr2の
ソース端子にはスイッチングトランジスタTr1を介し
て列選択線X2からの電源電圧が供給され、トランジス
タTr2がピンチオフ領域で動作できる状態になってい
る。トランジスタTr2はピンチオフ領域で動作するこ
とによって、列選択線X2から供給される電源電圧の変
動や温度変化に対して非常に安定したドレイン電流を出
力するため、定電流源と電気的に等価になる。当該定電
流源から出力される電流値はトランジスタTr2のゲー
ト電圧によって一意に定まる。
【0050】一方、反応ウェル14内でDNA断片のハ
イブリダイズが生じると、相補結合により二本鎖DNA
となるため、キャパシタCsの誘電率及び電極間距離が
変化する。キャパシタCsの容量値は誘電率に比例し、
電極間距離に反比例するため、上記ハイブリダイズに起
因してキャパシタCsの容量値は変動する。列選択線X
1を介してトランジスタTr2のゲート端子に印加され
る電源電圧は、キャパシタCsの容量値によって定まる
ため、キャパシタCsの容量値が変動すると、トランジ
スタTr2の相互コンダクタンスも変動する。ハイブリ
ダイゼーションの前後におけるセンサセル10からの出
力電流の値を読み取ることによって、反応ウェルでのD
NAハイブリダイゼーションをリアルタイムにモニタリ
ングすることができる。
【0051】このように、マトリクス状に配列された個
々のセンサセル10にわずかに異なる塩基配列を有する
プローブDNAを高密度にスポットし、個々のセンサセ
ル10からの出力信号をコンピュータ装置に取り込み、
当該コンピュータ装置において前記出力信号を数値化し
てデータ解析することにより、遺伝子解析をリアルタイ
ムに行うことができる。通常、ハイブリダイゼーション
は塩基配列が完全に一致していなくても生じ得るため、
ターゲットDNAは複数のセンサセル10にある程度の
分布をもって相補結合する。ターゲットDNAの塩基配
列は、出力電流の変化量が一番大きいセンサセル10に
固定されているプローブDNAとの相同性(遺伝的な類
似性)が一番高いと予測できる。本実施形態のバイオセ
ンサを利用した遺伝子解析技術は、遺伝子疾患の検査
や、法医学的な鑑定などに応用できる。また、センサセ
ル10は容量型センサとして機能するため、反応ウェル
でのDNAハイブリダイゼーションを敏感に検出するこ
とができ、シグナル検出の即時性に優れている。
【0052】尚、上記の構成において、列選択線は電圧
供給線、行選択線は走査線、列ドライバはXドライバ、
行ドライバはYドライバと称することもできる。また、
本実施形態のバイオセンサはバイオチップ、DNAチッ
プ、DNAマイクロアレイ、反応場アレイ、或いは単に
センサアレイと称することもできる。
【0053】図3はセンサセル10の反応ウェル14を
中心とする主要回路の断面構造図である。トランジスタ
Tr2はゲート絶縁膜25と、ドレイン領域15と、チ
ャネル領域16と、ソース領域17とを含んで構成され
るMOSトランジスタである。また、ソース電極19は
上述した列ドライバ12から電源電圧の供給を受け、ト
ランジスタTr2がピンチオフ領域で動作できる状態に
設定されている。ドレイン電極18はチャネル領域16
を流れるドレイン電流を外部回路に出力するための端子
である。トランジスタTr2はプラズマCVDなどで成
膜された窒化シリコン膜などのパッシベーション膜22
で被覆されており、サンプル溶液24がトランジスタ内
部に浸水しないよう保護している。反応ウェル14は酸
化シリコンなどの絶縁膜23をエッチング加工して凹状
に形成されたマイクロウェルであり、検査に必要なター
ゲットDNAを含むサンプル溶液24を必要かつ十分な
量だけ充填できる容積が確保されている。セルアレイの
高集積化を実現するには、隣接する反応ウェル14同士
の間隔は狭い方が望ましいが、サンプル溶液のクロスコ
ンタミネーションが生じないように、所定の間隔を設け
る必要がある。
【0054】ゲート絶縁膜25上には多数の金属微粒子
20が適度な分散密度で固着されている。好ましい分散
密度は金属微粒子20の粒子径及びトランジスタTr2
のチャネル面積によって異なるが、金属微粒子20が相
互に導通しないように、且つ粒子間隔が開きすぎない程
度の適度な微小間隔をおいて配置できる分散密度である
ことが望ましい。より具体的には、これらの金属微粒子
20におけるDNAハイブリダイゼーションに起因する
電位変化によって、チャネル領域16に反転層を形成せ
しめるだけの分散密度が必要である。このような適度な
密度で配置される多数の金属微粒子20の集合体(微粒
子群)は巨視的にみるとトランジスタTr2のゲート電
極として機能する。金属微粒子20の材質としては、プ
ローブDNAが固定できるものであれば特に限定される
ものではなく、硫黄化合物を化学的に吸着できる金属材
質であれば、金、銀、白金、銅などが好適である。
【0055】図4に示すように、これらの金属微粒子2
0の表面にはプローブDNA30がその末端に導入され
たチオール基との金−硫黄配位結合を介して均一に結合
している。オリゴヌクレオチドにチオール基を導入する
手法は、Chemistry Letters1805-1808 (1994)又はNucle
ic Acids Res.,13,4484(1985)にて詳細に開示さてい
る。プローブDNA30となるDNA鎖としては、ター
ゲットDNAと相補的な塩基配列を有するもの、例え
ば、生体試料から抽出したDNA鎖を制限酵素で切断
し、電気泳動による分解などで精製した一本鎖DNA若
しくは生化学的に合成したオリゴヌクレオチド、PCR
(ポリメラーゼ連鎖反応)産物、cDNAなどを用いる
ことができる。一方、ターゲットDNAとしては、生物
材料から抽出したDNA鎖を遺伝子分解酵素若しくは超
音波処理で分解したもの、又は特定のDNA鎖からPC
Rによって増幅させた一本鎖DNA等を用いることがで
きる。ここで、金属微粒子20の形状は特に限定される
ものではないが、同微粒子表面へのプローブDNA30
の結合を均一にするためには、球体若しくはこれに近い
形状が望ましい。
【0056】このように、個々の金属微粒子20の表面
に所定の誘電率を有するプローブDNA30を固定する
ことにより、各々の金属微粒子20と参照電極21との
間には微小キャパシタが形成される。参照電極21は上
述の列ドライバ12から定電圧Vrefの供給を受けてい
る。トランジスタTr2の等価回路は、図2に示すよう
に、ゲート電極上に多数の微小キャパシタが並列接続す
る回路構成となる。金属微粒子の個数をn(n≫1)と
し、微小キャパシタの容量をΔCsとすれば、キャパシ
タCsの容量はnΔCsとなる。個々の金属微粒子20
の表面に固定されているプローブDNA30と、サンプ
ル溶液24中に含まれるターゲットDNAとがハイブリ
ダイスすることにより、微小キャパシタの容量が変動す
る。それぞれの微小キャパシタの容量変化量は異なる
が、これらの容量変化量の総和がキャパシタCsの容量
変化量となり、トランジスタTr2の相互コンダクタン
スを変化させる。
【0057】ゲート絶縁膜25上への金属微粒子20の
固定方法として、各種の固定方法が考えられるが、いわ
ゆるインクジェット方式が望ましい。本明細書におい
て、インクジェット方式とは、電気エネルギーを機械エ
ネルギーに変換する電気機械変換素子、若しくは発熱抵
抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体を利用して液滴
を吐出させる方式のことをいうものとする。前者の一般
的な例は、ピエゾ素子のような電気機械変換素子に供給
される電気エネルギーを機械エネルギーに変換して微小
液滴を吐出するピエゾジェット方式であり、後者の一般
的な例は、熱エネルギーを利用して気泡を発生させ、液
滴を吐出するサーマルジェット方式/バブルジェット
(登録商標)方式である。同方式を用いる場合には、有
機溶媒などの分散剤に分散された金属微粒子20を液滴
吐出ヘッド(インクジェットヘッド)から吐出させ、ゲ
ート絶縁膜25上に均一に塗布する。液滴吐出ヘッドを
用いれば、数μm程度の微小スポットへの液滴吐出制御
を正確かつ迅速に行える上に、ゲート絶縁膜25の平面
形状に合わせて容易にパターニングを行えるメリットが
ある。
【0058】また、金属微粒子20を含む分散剤として
は、微小液滴の飛翔、吐出が安定的に行われる溶媒であ
れば特に限定されるものではなく、金属微粒子20と分
散剤が混合した状態で液滴吐出可能となる物性値となる
ものであればよい。このような分散剤として、例えば、
キシレン、トルエン、ドデシルベンゼン、ミネラルスピ
リット、トリデカン、α−テルピネオールなどの高融点
有機溶媒を用い、粘度1cPs〜20cPs、表面張力
30mN/m〜50mN/mとなる範囲に調製すればよ
い。液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を安定的に行わせる
には、液滴吐出ヘッドの貯蔵室内で分散剤が乾燥しにく
いほうが望ましく、できるだけ高融点材料を選択するの
が好ましい。
【0059】本実施形態によれば、ゲート絶縁膜25上
に適度な分散密度で固定される金属微粒子20の表面に
プローブDNA30を結合することにより、大部分の金
属微粒子20の表面上に隙間なく均一な結合密度でプロ
ーブDNA30を結合させることができる。つまり、従
来ではゲート電極上の比較的大面積のチャネル領域全体
にわたって均一にプローブDNAを結合しなければなら
ず、結合密度にばらつきが生じる結果、上述した問題点
が生じていたのに対し、本実施形態によれば、微小な表
面積を有する金属微粒子20にプローブDNA30を結
合すればよいため、DNA末端にチオール基が導入され
たプローブDNAを含む溶液をこれら金属微粒子群に万
遍なく塗布するだけで、大多数の金属微粒子20の表面
に化学的に吸着されるプローブDNA30の結合密度を
均一且つ高密度にすることができる。このため、ごく一
部の金属微粒子群の表面に結合されるプローブDNA3
0の結合密度が均一とならず、結合密度が疎な部分にお
いて電界質のサンプル溶液24を介して参照電極21と
導通したとしても、微小キャパシタが形成されなくなる
のは金属微粒子群のごく一部であり、大多数の金属微粒
子20は微小キャパシタを形成することができ、ゲート
電極と参照電極が導通することによって、トランジスタ
Tr2のコンダクタンスを変化させることができないと
いった不都合を解消できる。
【0060】尚、上記の構成において、トランジスタT
r2のゲート絶縁膜25上に金属微粒子20とともに絶
縁性微粒子を適度な分散密度で固定するように構成して
もよい。絶縁性微粒子の詳細については後述するが、同
微粒子を金属微粒子20とともにゲート絶縁膜25上に
配置することで、金属微粒子20同士の絶縁性をより効
果的に確保することができる。
【0061】また、上記の構成において、ゲート絶縁膜
25上に形成された金属微粒子群は電極型センサにおけ
る作用極をなすものであるが、トランジスタTr2のゲ
ート電極には電流が流れないため、説明の便宜上、対極
を省略している(後述する実施形態2においても同様で
ある)。また、上記の説明においては、バイオセンサの
受容体としてプローブDNAを用いることにより遺伝子
解析を行う場合を例示したが、本発明はこれに限られ
ず、例えば、抗原を受容体とすることで抗原抗体反応を
検出したり、酵素を受容体とすることで酵素基質反応を
検出することもできる。つまり、受容体の種類によっ
て、酵素センサ、免疫センサ、微生物センサ、オルガネ
ラセンサ、組織センサ、レセプタセンサなどに分類し、
用途別に使い分けることができる。このように、バイオ
センサの用途に応じて分子認識作用のある生体分子を受
容体として適宜選択することにより、各種の生化学物質
のセンシングを行うことができる。このようなバイオセ
ンサは医療現場や個人で用いられるポイントオブケアデ
バイスや、ヘルスケアデバイスに応用することが可能で
ある。
【0062】発明の実施の形態2.以下、各図を参照し
て本実施の形態について説明する。
【0063】図5は第2の実施形態に係わるセンサセル
の主要部分の平面図、図6は同センサセルのA−A線断
面図である。図6に示すように、トランジスタTr2は
基板11上において半導体製造プロセスを用いて形成さ
れたゲート電極26と、ゲート絶縁膜25と、ドレイン
領域15と、チャネル領域16と、ソース領域17と、
ドレイン電極18と、ソース電極19とを含んで構成さ
れるMOSトランジスタである。同トランジスタはパッ
シベーション膜22で被覆されており、その上部には絶
縁膜23をエッチング加工して凹状に形成された反応ウ
ェル14内にターゲットDNAを含むサンプル溶液24
が充填されている。
【0064】図5に示すように、トランジスタTr2と
平面的に重複しない位置、つまり、同トランジスタから
若干の距離をおいた位置に略方形状の平面電極27が形
成されている。この平面電極27はゲート電極26のフ
ォトリソ工程の際に同時にパターン成膜されるものであ
り、ゲート電極26と同一の導伝性膜、例えば、リン
(P)がドープされたポリシリコンから構成されてい
る。平面電極27は反応ウェル14内におけるDNAハ
イブリダイゼーションを検出するために必要かつ十分な
キャパシタ面積を有している。さらに、平面電極27の
近傍には電位基準となる参照電極21が形成されてい
る。参照電極21は照合電極、比較電極と称される場合
もある。図6に示すように、平面電極27の上部に成膜
されているパッシベーション膜22はマイクロメートル
オーダーの粒子サイズを有する多数の微粒子が確実に固
着できるだけの面積を有する凹部28が形成されてい
る。この凹部28内には多数の金属微粒子20と絶縁性
微粒子40とが所定の分散密度で混在し、且つその表面
にプローブDNA30を結合した状態でパッシベーショ
ン膜22上に固着されている。
【0065】本発明の望ましい態様として、個々の金属
微粒子20を取り囲むように、つまり、金属微粒子20
同士が相互に接触することにより電気的に導通しないよ
うに、絶縁性微粒子40を凹部28内に分散させるのが
好適である。このような絶縁性微粒子40として、絶縁
性材質からなる微粒子であれば、その材質、粒子サイ
ズ、形状、粒子数などは特に限定されるものではない
が、材質としては、例えば、酸化シリコン、アルミナ、
天然ゴムラテックスなどの絶縁性に優れた材質が望まし
い。また、本発明の望ましい態様として、金属微粒子2
0が適度な分散密度で分散し、かつ同微粒子同士が互い
に導通しないように調整するため、同粒子の粒子サイ
ズ、形状及び粒子数は、絶縁性微粒子40とほぼ同程度
の粒子サイズ、形状及び粒子数とするのが望ましい。金
属微粒子20の粒子サイズ、形状及び粒子数を絶縁性微
粒子40の粒子サイズ、形状及び粒子数とそれぞれ同程
度に設計することで、これら二種類の微粒子をパッシベ
ーション膜22上に分散させたとき、確率的にはこれら
の微粒子の分散密度をほぼ同程度にすることができ、金
属微粒子20が絶縁性微粒子40同士の隙間に入り込む
ことで個々の金属微粒子20ができるだけ互いに接触す
ることなく、また仮に複数の金属微粒子20が集合して
粒子団を形成したとしても、当該粒子団のサイズはあま
り大きくならないと予想できるため、他の金属微粒子2
0との絶縁性をより確実に保つことができる。
【0066】このように、個々の金属微粒子20ができ
るだけ互いに導通することなく、他の金属微粒子20と
の絶縁性を保つことにより、これら金属微粒子20の表
面に結合されたプローブDNA30を介して参照電極2
1との間に多数の微小キャパシタを形成することができ
る。当該微小キャパシタの個数は金属微粒子20同士の
絶縁性、つまり、同粒子の絶縁性微粒子40に対する混
ざり具合によって微妙に異なるが、凹部28内に絶縁性
微粒子40を混在させることで、その個数を金属微粒子
20の個数とできるだけ近いものにすることが可能であ
る。
【0067】本実施形態において、微小な表面積を有す
る金属微粒子20にプローブDNA30を結合する際に
は、上述の実施形態1と同様に、DNA末端にチオール
基が導入されたプローブDNAを含む溶液をこれら金属
微粒子群に万遍なく塗布するだけで、大多数の金属微粒
子20の表面に化学的に吸着されるプローブDNA30
の結合密度をほぼ均一にすることができるが、これに加
えて、一部の金属微粒子群についてはプローブDNA3
0の結合密度が均一でなく、結合密度が疎な部分におい
て電界質のサンプル溶液24を介して参照電極21と導
通する場合が生じても、本実施形態では、個々の金属微
粒子20は互いに接触しないように絶縁性がより一層確
実に確保さているため、参照電極21と導通する金属微
粒子20の個数を可能な限り少なくすることができる。
【0068】凹部28内に金属微粒子20及び絶縁性微
粒子40を固着する手法として、幾つかの手法が考えら
れるが、例えば、凹部28内に予め絶縁性微粒子40を
適度な分散密度で万遍なく固着しておき、その上で個々
の絶縁性微粒子40の隙間を埋めるように金属微粒子2
0を固着する。本発明の望ましい態様によれば、これら
二種類の微粒子の固着手段として、上述のインクジェッ
ト方式が好ましい。同方式によれば、凹部28のような
微小スポットに対して正確に微粒子を塗布することがで
きる上に、凹部28の形状に合わせてマイクロメートル
オーダの正確さで容易にパターニングできるためであ
る。但し、凹部28内における絶縁性微粒子40の分布
に偏りがあると、後工程で塗布される金属微粒子20同
士の電気的導通の割合が相対的に高くなるため、液滴吐
出ヘッドの貯蔵室に充填される幾つかの絶縁性微粒子4
0が分散剤中に分散している状態において集合し、一定
の固まりを有する粒子団とならないように、分散剤を選
択する必要がある。
【0069】このような分散剤としては、微小液滴の飛
翔、吐出が安定的に行われる溶媒であれば特に限定され
るものではなく、絶縁性微粒子40と分散剤が混合した
状態で液滴吐出可能となる物性値となるものであればよ
い。具体的には、粘度1cPs〜20cPs、表面張力
30mN/m〜50mN/mとなる範囲が好ましい。ま
た、液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を安定的に行わせる
には、液滴吐出ヘッドの貯蔵室内で分散剤が乾燥しにく
いほうが望ましく、できるだけ高融点材料を選択するの
が好ましい。このような分散剤として、例えば、キシレ
ン、トルエン、ドデシルベンゼン、ミネラルスピリッ
ト、トリデカン、α−テルピネオールなどの高融点有機
溶媒などを挙げることができる。凹部28内に絶縁性微
粒子40を塗布し、乾燥に適した雰囲気に制御して、絶
縁性微粒子40を凹部28内に固着したならば、これら
の絶縁性微粒子40の隙間を埋めるように、多数の金属
微粒子20をインクジェット方式により凹部28内に吐
出し、溶媒を乾燥させて同微粒子を固着させる。
【0070】尚、上記の例に替えて、金属微粒子20と
絶縁性微粒子40とを所定の比率で分散剤に混同した状
態で、インクジェット方式により両者を同時に凹部28
内に塗布し、所定の雰囲気下で乾燥させてこれらの微粒
子を固着させてもよい。これら二種類の微粒子の粒子サ
イズ及び形状を同程度にするならば、両者の混合比率は
1:1が望ましい。また、凹部28の底面に単一の金属
微粒子20が入り込むことができるだけの微小な凹凸を
形成した上で、凹部28内に金属微粒子20を塗布し、
当該凹凸内部に同微粒子を嵌合させるようにして、個々
の金属微粒子20相互間の絶縁性を確保してもよい。こ
のような微小な凹凸パターンはパッシベーション膜22
のエッチング加工で容易に形成できる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、金属微粒子の表面に受
容体を結合することで、生体反応を検出するための容量
素子を製造するため、同微粒子表面への受容体を均一に
結合させることが可能となり、従来のように、容量素子
を構成する電極間が導通するという不具合を解消でき
る。さらに、金属微粒子に加えて絶縁性微粒子を混在さ
せることで、金属微粒子同士が導通しないように、その
絶縁性を効果的に確保することができる。
【0072】また、金属微粒子の粒子数を絶縁性微粒子
の粒子数とほぼ同程度にすることにより、金属微粒子を
適度な分散密度で分散させることができるとともに、同
微粒子同士の絶縁性を効果的に確保することができる。
また、金属微粒子の粒子サイズを絶縁性微粒子の粒子サ
イズとほぼ同程度にすることにより、金属微粒子と絶縁
性微粒子とが均一に混ざる結果、金属微粒子同士の絶縁
をより効果的に確保することができる。また、金属微粒
子の粒子形状を絶縁性微粒子の粒子形状とほぼ同程度に
することにより、金属微粒子と絶縁性微粒子とが均一に
混ざる結果、金属微粒子同士の絶縁をより効果的に確保
することができる。
【0073】また、生体反応を電気信号に変換するため
のトランスデューサとして、容量素子の容量変化に対応
して相互コンダクタンスを変化させる電界効果トランジ
スタを用いることで、受容体と生体分子との反応を電界
トランジスタから出力されるドレイン電流の変動値を基
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係わるバイオセンサの主要回路構
成図である。
【図2】トランスデューサとして機能するトランジスタ
Tr2の等価回路図である。
【図3】実施形態1に係わるセンサセルの断面図であ
る。
【図4】金属微粒子表面にプローブDNAが結合してい
る様子の模式図である。
【図5】実施形態2に係わるセンサセルの平面図であ
る。
【図6】実施形態2に係わるセンサセルの断面図であ
る。
【符号の説明】
10…センサセル 11…基板 12…列ドライバ 13…行ドライバ 14…反応ウェル 15…ドレイン領域 16…チャネル領域 17…ソース領域 18…ドレイン電極 19…ソース電極 20…金属微粒子 21…参照電極 22…パッシベーション膜 23…絶縁膜 24…サンプル溶液 25…ゲート絶縁膜 26…ゲート電極 27…平面電極 30…プローブDNA 40…絶縁性微粒子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 622 617M G01N 27/30 301K

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の生体分子と選択的に反応する生体
    認識分子を受容体とし、当該受容体を表面に結合する金
    属微粒子と、 前記金属微粒子との間で容量素子を構成する電極と、 前記受容体と生体分子との反応によって変化する前記容
    量素子の容量変化量を電気信号として出力するトランス
    デューサとを備える、センサセル。
  2. 【請求項2】 前記金属微粒子は絶縁膜上において多数
    固定されることによって、金属微粒子群を構成する一方
    で、少なくとも一部の金属微粒子群については、個々の
    金属微粒子同士が導通しないように配置されている、請
    求項1に記載のセンサセル。
  3. 【請求項3】 前記金属微粒子は絶縁膜上において多数
    固定されることによって、金属微粒子群を構成する一方
    で、少なくとも一部の金属微粒子群については、当該金
    属微粒子群に混在する絶縁性微粒子によって個々の金属
    微粒子同士が導通しないように配置されている、請求項
    1に記載のセンサセル。
  4. 【請求項4】 前記金属微粒子の粒子数は前記絶縁性微
    粒子の粒子数とほぼ同程度である、請求項3に記載のセ
    ンサセル。
  5. 【請求項5】 前記金属微粒子の粒子サイズは前記絶縁
    性微粒子の粒子サイズとほぼ同程度である、請求項3又
    は請求項4に記載のセンサセル。
  6. 【請求項6】 前記金属微粒子の粒子形状は前記絶縁性
    微粒子の粒子形状とほぼ同程度である、請求項3乃至請
    求項5のうち何れか1項に記載のセンサセル。
  7. 【請求項7】 前記トランスデューサは、前記容量素子
    の容量変化に対応して相互コンダクタンスを変化させる
    電界効果トランジスタである、請求項1乃至請求項6の
    うち何れか1項に記載のセンサセル。
  8. 【請求項8】 前記絶縁膜はゲート絶縁膜である、請求
    項7に記載のセンサセル。
  9. 【請求項9】 前記絶縁膜は、ゲート電極に導通する平
    面電極上に成膜された絶縁膜である、請求項7に記載の
    センサセル。
  10. 【請求項10】 前記金属微粒子の材質は、金、銀、白
    金、銅からなる群から選ばれる、請求項1乃至請求項9
    のうち何れか1項に記載のセンサセル。
  11. 【請求項11】 前記生体認識分子は、プローブDNA
    である、請求項1乃至請求項10のうち何れか1項に記
    載のセンサセル。
  12. 【請求項12】 特定の生体分子と選択的に反応する生
    体認識分子を受容体とし、当該受容体を表面に結合する
    金属微粒子と、 ゲート絶縁膜上に前記金属微粒子が多数結合されてなる
    電界効果トランジスタと、 電位基準となる参照電極とを備え、 前記受容体と生体分子とが反応することによって、各々
    の金属微粒子と参照電極との間に形成される微小容量の
    変化に伴い前記電界効果トランジスタの相互コンダクタ
    ンスを変化させ、前記電界効果トランジスタの電流出力
    端子から出力される電流値を変化させる、センサセル。
  13. 【請求項13】 前記金属微粒子はゲート絶縁膜上にお
    いて多数固定されることによって、金属微粒子群を構成
    する一方で、少なくとも一部の金属微粒子群について
    は、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置され
    ている、請求項12に記載のセンサセル。
  14. 【請求項14】 特定の生体分子と選択的に反応する生
    体認識分子を受容体とし、当該受容体を表面に結合する
    金属微粒子と、 所定の面積を有する平面電極に導通するゲート電極を備
    えた電界効果トランジスタと、 電位基準となる参照電極とを備え、 前記金属微粒子は絶縁膜を介して前記平面電極上に多数
    配置しており、前記受容体と生体分子とが反応すること
    によって、各々の金属微粒子と参照電極との間に形成さ
    れる微小容量の変化に伴い前記電界効果トランジスタの
    相互コンダクタンスを変化させ、前記電界効果トランジ
    スタの電流出力端子から出力される電流値を変化させ
    る、センサセル。
  15. 【請求項15】 前記金属微粒子は前記絶縁膜上におい
    て多数固定されることによって、金属微粒子群を構成す
    る一方で、少なくとも一部の金属微粒子群については、
    個々の金属微粒子同士が導通しないように配置されてい
    る、請求項14に記載のセンサセル。
  16. 【請求項16】 前記金属微粒子は前記絶縁膜上におい
    て多数固定されることによって、金属微粒子群を構成す
    る一方で、少なくとも一部の金属微粒子群については、
    当該金属微粒子群に混在する絶縁性微粒子によって個々
    の金属微粒子同士が導通しないように配置されている、
    請求項14に記載のセンサセル。
  17. 【請求項17】 前記金属微粒子の粒子数は前記絶縁性
    微粒子の粒子数とほぼ同程度である、請求項16に記載
    のセンサセル。
  18. 【請求項18】 前記金属微粒子の粒子サイズは前記絶
    縁性微粒子の粒子サイズとほぼ同程度である、請求項1
    6又は請求項17に記載のセンサセル。
  19. 【請求項19】 前記金属微粒子の粒子形状は前記絶縁
    性微粒子の粒子形状とほぼ同程度である、請求項16乃
    至請求項18のうち何れか1項に記載のセンサセル
  20. 【請求項20】 前記金属微粒子の材質は、金、銀、白
    金、銅からなる群から選ばれる、請求項12乃至請求項
    19のうち何れか1項に記載のセンサセル。
  21. 【請求項21】 前記生体認識分子は、プローブDNA
    である、請求項12乃至請求項19のうち何れか1項に
    記載のセンサセル。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至請求項21のうち何れか
    1項に記載のセンサセルをマトリクス状に配したセンサ
    セルマトリクスを備える、バイオセンサ。
  23. 【請求項23】 生体反応を電気信号として出力するセ
    ンサセルをマトリクス状に配列したセンサセルマトリク
    スと、 前記センサセルマトリクスの行方向に並ぶ一群のセンサ
    セルに接続する行選択線に所定の電圧信号を供給する行
    ドライバと、 前記センサセルマトリクスの列方向に並ぶ一群のセンサ
    セルに接続する列選択線に所定の電圧信号を供給する列
    ドライバとを備える一方、 前記センサセルは、 特定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容
    体とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、 ゲート絶縁膜上に前記金属微粒子が多数結合されてなる
    電界効果トランジスタと、 電位基準となる参照電極と、 前記列ドライバから供給される電圧信号を前記電界効果
    トランジスタのソース端子に供給するスイッチング素子
    とを備え、 前記スイッチング素子は前記行選択線を介して行ドライ
    バから供給される電圧信号により開状態となり、前記列
    選択線を介して列ドライバから供給される電圧信号を前
    記電界効果トランジスタのソース端子に入力し、 前記受容体と生体分子とが反応することによって、各々
    の金属微粒子と前記参照電極との間に形成される微小容
    量の変化に伴い前記電界効果トランジスタの相互コンダ
    クタンスを変化させ、前記電界効果トランジスタの電流
    出力端子から出力される電流値を変化させる、バイオセ
    ンサ。
  24. 【請求項24】 前記金属微粒子はゲート絶縁膜上にお
    いて多数固定されることによって、金属微粒子群を構成
    する一方で、少なくとも一部の金属微粒子群について
    は、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置され
    ている、請求項23に記載のバイオセンサ。
  25. 【請求項25】 生体反応を電気信号として出力するセ
    ンサセルをマトリクス状に配列したセンサセルマトリク
    スと、 前記センサセルマトリクスの行方向に並ぶ一群のセンサ
    セルに接続する行選択線に所定の電圧信号を供給する行
    ドライバと、 前記センサセルマトリクスの列方向に並ぶ一群のセンサ
    セルに接続する列選択線に所定の電圧信号を供給する列
    ドライバとを備える一方、 前記センサセルは、 特定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容
    体とし、当該受容体を表面に結合する金属微粒子と、 所定の面積を有する平面電極に導通するゲート電極を備
    えた電界効果トランジスタと、 電位基準となる参照電極と、 前記列ドライバから供給される電圧信号を前記電界効果
    トランジスタのソース端子に供給するスイッチング素子
    とを備え、 前記金属微粒子は絶縁膜を介して前記平面電極上に多数
    配置されており、 前記スイッチング素子は前記行選択線を介して行ドライ
    バから供給される電圧信号により開状態となり、前記列
    選択線を介して列ドライバから供給される電圧信号を前
    記電界効果トランジスタのソース端子に入力し、 前記受容体と生体分子とが反応することによって、各々
    の金属微粒子と参照電極との間に形成される微小容量の
    変化に伴い前記電界効果トランジスタの相互コンダクタ
    ンスを変化させ、前記電界効果トランジスタの電流出力
    端子から出力される電流値を変化させる、バイオセン
    サ。
  26. 【請求項26】 前記金属微粒子は前記絶縁膜上におい
    て多数固定されることによって、金属微粒子群を構成す
    る一方で、少なくとも一部の金属微粒子群については、
    個々の金属微粒子同士が導通しないように配置されてい
    る、請求項25に記載のバイオセンサ。
  27. 【請求項27】 前記金属微粒子は前記絶縁膜上におい
    て多数固定されることによって、金属微粒子群を構成す
    る一方で、少なくとも一部の金属微粒子群については、
    当該金属微粒子群に混在する絶縁性微粒子によって個々
    の金属微粒子同士が導通しないように配置されている、
    請求項25に記載のバイオセンサ。
  28. 【請求項28】 前記金属微粒子の粒子数は前記絶縁性
    微粒子の粒子数とほぼ同程度である、請求項27に記載
    のバイオセンサ。
  29. 【請求項29】 前記金属微粒子の粒子サイズは前記絶
    縁性微粒子の粒子サイズとほぼ同程度である、請求項2
    7又は請求項28に記載のバイオセンサ。
  30. 【請求項30】 前記金属微粒子の粒子形状は前記絶縁
    性微粒子の粒子形状とほぼ同程度である、請求項27乃
    至請求項29のうち何れか1項に記載のバイオセンサ。
  31. 【請求項31】 前記金属微粒子の材質は、金、銀、白
    金、銅からなる群から選ばれる、請求項23乃至請求項
    30のうち何れか1項に記載のバイオセンサ。
  32. 【請求項32】 前記生体認識分子は、プローブDNA
    である、請求項23乃至請求項31のうち何れか1項に
    記載のバイオセンサ。
  33. 【請求項33】 生体反応に起因して容量値が変動する
    容量素子の製造方法であって、 多数の金属微粒子を含む液滴を、液滴吐出ヘッドから絶
    縁膜表面に向けて吐出し、絶縁膜上に分散させて金属微
    粒子群を形成する工程と、 前記金属微粒子を含む溶媒を所定の雰囲気の下で乾燥さ
    せ、前記金属微粒子を絶縁膜上に固着させる工程と、 特定の生体分子と選択的に反応する生体認識分子を受容
    体とし、当該受容体を前記金属粒子の表面に結合させる
    工程とを含む、容量素子の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記絶縁膜上に形成された金属微粒子
    群のうち少なくとも一部の金属微粒子群については、個
    々の金属微粒子同士が導通しないように配置する、請求
    項33に記載の容量素子の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記金属微粒子とともに、絶縁性微粒
    子を液滴吐出ヘッドから吐出し、前記絶縁膜上に形成さ
    れた金属微粒子群のうち少なくとも一部の金属微粒子群
    については、個々の金属微粒子同士が導通しないように
    配置する、請求項34に記載の容量素子の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記絶縁膜表面に予め絶縁性微粒子を
    配置しておくことで、前記絶縁膜上に形成された金属微
    粒子群のうち少なくとも一部の金属微粒子群について
    は、個々の金属微粒子同士が導通しないように配置す
    る、請求項33に記載の容量素子の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記金属微粒子の粒子数は前記絶縁性
    微粒子の粒子数とほぼ同程度である、請求項35又は請
    求項36に記載の容量素子の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記金属微粒子の粒子サイズは前記絶
    縁性微粒子の粒子サイズとほぼ同程度である、請求項3
    5乃至請求項37のうち何れか1項に記載の容量素子の
    製造方法。
  39. 【請求項39】 前記金属微粒子の粒子形状は前記絶縁
    性微粒子の粒子形状とほぼ同程度である、請求項35乃
    至請求項38のうち何れか1項に記載の容量素子の製造
    方法。
  40. 【請求項40】 前記金属微粒子の材質は、金、銀、白
    金、銅からなる群から選ばれる、請求項35乃至請求項
    39のうち何れか1項に記載の容量素子の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記生体認識分子は、プローブDNA
    である、請求項35乃至請求項40のうち何れか1項に
    記載の容量素子の製造方法。
  42. 【請求項42】 請求項35乃至請求項41のうち何れ
    か1項に記載の方法で容量素子を製造する工程と、 前記容量素子の容量変化量を電気信号として出力するト
    ランスデューサを製造する工程とを含む、センサセルの
    製造方法。
  43. 【請求項43】 マトリクス状に配列された個々のセン
    サセルを請求項42に記載の方法で製造する工程を含
    む、バイオセンサの製造法。
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