JP2003317289A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2003317289A
JP2003317289A JP2002121893A JP2002121893A JP2003317289A JP 2003317289 A JP2003317289 A JP 2003317289A JP 2002121893 A JP2002121893 A JP 2002121893A JP 2002121893 A JP2002121893 A JP 2002121893A JP 2003317289 A JP2003317289 A JP 2003317289A
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cleaning
disk
moving
holder
rotating body
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JP2002121893A
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Susumu Yamaguchi
享 山口
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドに搭載された対物レンズを、少ない部
品点数でクリーニングできるようにする。 【解決手段】 回転アーム50によって移動部材40が
前方へ移動させられると、移動部材40に保持されたカ
ートリッジCが出入口3から排出される。このとき移動
部材40に支持されているクリーニング部材60の弾性
部62がターンテーブル14の外周に接触する。またク
リーニング部63がヘッド15の対物レンズ16に対向
する。この状態でターンテーブル14を回転させると、
その回転力がクリーニング部材60に伝達され、クリー
ニング部材60が回転して、前記対物レンズ16の表面
がクリーニングされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ヘッドを用い
てMDやCDなどの再生を行うディスク装置に係わり、
特に光学ヘッドに設けられた対物レンズに付着した埃や
塵等を取り払うレンズクリーニング手段を備えたディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MD、CDあるいはDVDなどを駆動す
るディスク装置には対物レンズを有する光学ヘッドが設
けられている。この光学ヘッドの対物レンズに埃やゴミ
が付着しその量が多くなると、光学ヘッド内の光学素子
から発せられる光が対物レンズを通過する際に、その光
量が低下し、ディスクに記録された信号の読取り精度の
低下などの不都合が生じやすくなる。
【0003】そこで、前記対物レンズをクリーニングす
る手段を設けたディスク装置が存在している。従来、こ
の種のレンズクリーニング手段としては、クリーニング
ディスクやクリーニングカートリッジなどのクリーニン
グ専用のアダプタを使用するものと、光ディスク装置の
内部に専用のクリーニング手段を設けたものがある。
【0004】前記クリーニング専用のアダプタを使用す
るものの一例としては、特開昭63−136371号公
報や特開平1−251483号公報に記載されているも
のがある。これらは、前記専用アダプタを光ディスク装
置に装填して駆動させることにより前記アダプタに取り
付けられているクリーニング部材により対物レンズに付
着した塵や埃を除去するというものである。
【0005】また光ディスク装置の内部に専用のクリー
ニング手段を設けたものとしては、例えば特開平6−2
67096号公報に記載されたものがある。これは、記
録再生作業中にレンズの汚れが確認されると、光学ヘッ
ドを搭載したキャリッジ機構がカートリッジから離れた
位置に設けられたクリーニング機構の位置に移動させら
れ、クリーニング機構に設けられた刷毛を回転させてレ
ンズ表面を清掃するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記クリーニ
ング専用のアダプタを用いる場合には、アダプタは光デ
ィスク装置とは別に販売されているため、ユーザーの負
担となる。またアダプタに設けられているクリーニング
部材は、凸状の対物レンズの頭部をクリーニングするこ
とはできるが、前記頭部周辺の裾野部分はクリーニング
しにくい構成であるため、レンズおよびその周辺を斑な
くクリーニングするには限界がある。
【0007】一方、上記特開平6−267096号公報
に記載されたものでは、刷毛などのクリーニング部材を
回転させるための専用のモータが必要となるため、部品
点数が増大し製造コストの高騰を招きやすいという問題
がある。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、クリーニング部材を回転させるための専用
のモータを設けることなく、簡単な構成で対物レンズを
クリーニングできるようにしたディスク装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクの中
心部が設置される回転体と、前記回転体を回転させるモ
ータと、前記回転体に設置されたディスクの記録面に対
向する対物レンズを備えたヘッドと、前記ヘッドをディ
スクの記録面に沿って移動させるヘッド送り機構と、を
有するディスク装置において、移動部材に回転自在に支
持されたクリーニング部材と、前記移動部材を移動させ
て、前記クリーニング部材を、前記対物レンズに対向す
るクリーニング位置と、前記回転体に設置されたディス
クの回転を妨げない退避位置とへ移動させる第1の切換
え部材とを有し、前記クリーニング位置へ移動した前記
クリーニング部材が前記回転体に動力伝達可能に連結さ
れて、前記回転体の回転力により前記クリーニング部材
が回転駆動可能とされることを特徴とするものである。
【0010】本発明のディスク装置では、ディスクが載
置される回転体を回転させるモータの回転力でクリーニ
ング部材を回転させることが可能となるため、クリーニ
ング部材を回転させるための専用のモータを不要にでき
る。
【0011】この場合、前記移動部材が前記退避位置か
ら前記クリーニング位置へ移動するときの移動力によっ
て、前記ディスクが回転体による駆動位置から排出され
るようにし、さらには前記移動部材が前記クリーニング
位置から前記退避位置へ移動するときの移動力によっ
て、前記ディスクが回転体による駆動位置へ引き込まれ
るようにすることが可能である。
【0012】前記のように、ディスクを排出する機構お
よびディスクを引き込む機構を用いてクリーニング部材
を移動させているため、クリーニング部材を移動させる
ための専用の機構が不要である。また、ディスクの排出
および引き込みとクリーニング部材の移動とを同期させ
ることが可能である。
【0013】また本発明は、ディスクが排出されている
ときは、次のディスクの挿入までの間、前記クリーニン
グ部材が前記対物レンズに対向する位置にあるものとす
ることが可能である。
【0014】このように構成すると、ディスクが排出さ
れている状態で、対物レンズがクリーニング部材で覆わ
れているものとなって、対物レンズにゴミや埃が付着す
るのを未然に防げるようになる。
【0015】また前記ディスクを保持するホルダと、デ
ィスクが前記回転体上に設置される位置と、ディスクが
前記回転体から離れる位置とへ前記ホルダを移動させる
第2の切換え部材が設けられており、ディスクが前記回
転体から離れる位置へ前記ホルダが移動しているとき
に、前記クリーニング部材は、前記ホルダと前記ヘッド
との間を移動して前記クリーニング位置へ至るように構
成することができる。
【0016】上記構成では、クリーニング部材が、回転
体に接近した駆動位置と回転体から離れる排出位置との
間を移動するホルダの動作を邪魔することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
ディスク装置の平面図、図2はディスク装置の正面図を
示し、(A)はホルダがターンテーブルから離れた排出
位置にある状態、(B)はホルダがターンテーブルに接
近した駆動位置にある状態を示している。図3は図1を
矢視III方向から見たときのディスク装置の動作状態
を示す側面図であり、(A)はホルダが排出位置に移動
した状態、(B)はホルダが駆動位置に移動した状態を
示す。図4はクリーニング部材の斜視図である。
【0018】図1に示すディスク装置1は、例えばMD
(ミニディスク)を駆動するものであり、箱型の金属製
の筐体2を有している。図示Y1方向がディスク装置1
の奥部方向であり、図示Y2方向にディスクDが搭載さ
れたカートリッジCの挿入および排出を行う出入口3が
設けられている。
【0019】ディスク装置1のX1およびX2方向に
は、前記筐体2の側壁2A,2Bに沿って図示Y1−Y
2方向に平行に移動するスライド部材4,5が設けられ
ている。前記スライド部材4とスライド部材5とは図示
しないリンク機構で連結されており、図示しないモータ
の駆動力によって互いに異なる方向に移動できるように
なっている。図3(A)に示すように、スライド部材4
がY1方向に移動するときにはスライド部材5がY2方
向に移動し、図3(B)に示すように、スライド部材4
がY2方向に移動するときにはスライド部材5はY1方
向に移動する。
【0020】図3(A)に示すように、一方のスライド
部材4には水平溝6a、傾斜溝6bおよび開放溝6cと
からなる第1の案内溝6と、同様に水平溝7a、傾斜溝
7bおよび開放溝7cとからなる第2の案内溝7が形成
されている。前記第1の案内溝6と第2の案内溝7との
下部位置には、第1の拘束溝8と第2の拘束溝9とが形
成されている。前記第1,第2の拘束溝8,9は、直線
的に延びた溝からなる拘束部8a,9aと、広く開口し
た開放部8b,9bとを有している。なお、他方のスラ
イド部材5には、同様の第1,第2の案内溝および第
1,第2の拘束溝とが、前記スライド部材4と対称に形
成されている。
【0021】前記第1,第2の案内溝6,7と対向する
筐体2の壁面2A,2Bには、図示Z方向に直線的に延
びる長溝2a,2bが形成されている。
【0022】前記スライド部材4,5は、後述するよう
にホルダ30を垂直方向(Z方向)に移動させるもので
あり、ホルダ30の内部に保持されているカートリッジ
C内のディスクDを、ターンテーブル(回転体)上に載
置される駆動位置と、前記ターンテーブルから離れる排
出位置とに移動させるための第2の切換え部材として機
能している。
【0023】筐体2の内部には、該筐体2に対してコイ
ルスプリング、エアーダンパーあるいはオイルダンパー
など複数の弾性支持部材S1,S1で弾性的に支持され
たベース部材11が設けられている。前記ベース部材1
1の両側部には、支持ピン11a,11aが外側方向に
延びて設けられており、この支持ピン11a,11aが
前記第1,第2の拘束溝8,9に挿通されている。また
前記ベース部材11には、カートリッジC内のディスク
Dに回転を与えるディスク駆動部12と前記ディスクD
に記録されている情報を読み出すためのヘッド15およ
びヘッド15をディスクの記録面に沿って半径方向に移
動させるためのヘッド送り機構18が設けられている。
【0024】前記ディスク駆動部12は、スピンドルモ
ータ13とこのモータの回転軸13aに軸支されたター
ンテーブル(回転体)14で構成されている。前記ヘッ
ド15は、所定の波長からなるレーザ光を出力するレー
ザ光源と、前記レーザ光源から射出されたレーザ光の焦
点をディスクDの記録面に一致させる対物レンズ16、
ディスクDの記録面から反射された前記レーザ光を受光
する受光素子などが搭載されている。図2(B)に示す
ように、前記対物レンズ16は、筐体2内に装填された
ディスクの記録面に対向している。
【0025】前記ヘッド送り機構18では、平行に設け
られたスクリュー軸19とガイド軸(図示せず)とにヘ
ッド15が支持されている。ヘッド送り機構18には、
前記スクリュー軸19を双方向に回転させるためのスレ
ッドモータ20が設けられている。前記ヘッド送り機構
18では、スレッドモータ20を駆動することにより、
前記ヘッド15をターンテーブル14に接近する内周位
置と、ターンテーブル14から離れる外周位置との間を
図1に示す移動軌跡L−Lに沿って移動させることが可
能となっている。
【0026】前記ベース部材11の上部(Z1)には、
箱型形状のホルダ30が設けられている。前記ホルダ3
0のY2側の先端には開口部30aが形成されており、
この開口部30aからホルダ30内にカートリッジCを
装填できるようなっている。図2(A)(B)に示すよ
うに、ホルダ30の下面には開口穴30bが形成されて
おり、前記ターンテーブル14が前記開口穴30bを通
じてホルダ30の内部に進入できるようになっている。
【0027】ホルダ30の両側面には外側方向(X1及
びX2方向)に突出する支持ピン31,31が設けられ
ている。前記支持ピン31,31は、前記スライド部材
4,5の第1の案内溝6および第2の案内溝7にそれぞ
れ挿通され、さらにその先端は筐体2の側壁2A,2B
の前記長溝2a,2bに挿入されている。
【0028】前記ホルダ30の内部には、図示Y1およ
びY2方向に移動できる移動部材40が設けられてい
る。前記移動部材40のX方向の両側には一対の腕部4
0a,40aが設けられており、前記腕部40a,40
aの互いの対向面には弾性変形可能な掛止凸部40b,
40bが設けられている。前記カートリッジCの先端部
分をホルダ30の内部に挿入し、さらに前記腕部40a
と腕部40aとの間に装着すると、前記両掛止凸部40
b,40bがカートリッジCの側部を両側方向から掛止
する。また図1に示すように、前記移動部材40の上面
には、図示X方向に延びる長穴42が形成されている。
【0029】図2(A)(B)に示すように、前記ホル
ダ30の上面の右端部分には軸22が固定されており、
この軸22に第1の切換え部材として機能する回転アー
ム50が回動自在に支持されている。前記回転アーム5
0の先端には図示Z2方向に延びる駆動ピン51が設け
られており、この駆動ピン51の下端が前記移動部材4
0の上面に形成されている長穴42に挿入されている。
【0030】前記回転アーム50の基部には、前記軸2
2を支点として回動アーム50と一体に回転する従動歯
車23が設けられている。前記筐体2の内部には、前記
筐体2の天井部(図示せず)に固定された軸24が設け
られており、この軸24に駆動歯車25が回転自在に設
けられている。前記従動歯車23はZ方向に長いもので
あり、ホルダ30が図2(A)に示す排出位置と、図2
(B)に示す駆動位置との間を昇降する際に、前記従動
歯車23が前記駆動歯車25と常に噛み合うようになっ
ている。
【0031】また、前記筐体2の天井部には、前記駆動
歯車25に動力を減速して伝達するモータおよび減速機
構が設けられている。
【0032】図1および図2(A)(B)に示すよう
に、移動部材40の下部には軸64が固定されており、
この軸64にクリーニング部材60が回転自在に支持さ
れている。図4に示すように、前記クリーニング部材6
0は、前記軸64の下端に回動自在に支持された円盤状
の基台61と、前記基台61の外周に設けられたリング
状の弾性部62および対物レンズ16の清掃を行なうク
リーニング部63が設けられている。前記弾性部62は
ゴムやシリコンなどの弾性部材で形成されている。前記
クリーニング部63は、円形の軟質ブラシなどで形成さ
れ、その対物レンズ16と対向する先端部の面積は前記
対物レンズ16と同等かそれよりも大きい。なお、クリ
ーニング部材60は、図2(A)に示すようにホルダ3
0が上昇しているときに、クリーニング部63の刷毛の
先端が、前記対物レンズ16の全体に接触可能な高さ位
置に設定されている。
【0033】前記モータを駆動させ、前記回転アーム5
0を回動させると、前記駆動ピン51が移動部材40の
長穴42内を移動するとともに、長穴42の縁部を図示
Y1およびY2方向に押圧する。よって、前記回転アー
ム50を反時計回り方向に回動させると、移動部材40
をホルダ30の出入口3の方向(Y2方向)に移動させ
ることができる。また前記回転アーム50を時計回り方
向に回動させると、移動部材40を図示Y1方向の奥部
に移動させることができる。すなわち、前記モータの動
力によって、ホルダ30内で前記移動部材40に保持さ
れているカートリッジCを奥部(Y1)方向および排出
(Y2)方向に移動させることが可能である。
【0034】また図1に示すように回転アーム50を時
計回り方向に回動させることにより、前記移動部材40
の下面に支持されているクリーニング部材60を、ディ
スクDに対向するヘッド15の移動動作を妨げない退避
位置(II)に移動させることができる。そして、ホル
ダ30が上昇しているときに、回転アーム50を反時計
回り方向に回動させることによって、前記クリーニング
部材60を対物レンズ16と対向するクリーニング位置
(I)に移動させることが可能である。
【0035】すなわち、前記モータで駆動させられる前
記回転アーム50は、クリーニング部材60を前記クリ
ーニング位置(I)と退避位置(II)との間で移動さ
せる第1の切換え部材として機能している。
【0036】以下、ディスク装置の動作について説明す
る。図2(A)および図3(A)では、スライド部材4
が図示Y1方向に移動させられており、ホルダ30の支
持ピン31,31が第1,第2の案内溝6,7の水平溝
6a,7aで保持され、ホルダ30が上昇した排出位置
でロックされている。このとき、ホルダ30の前記開口
部30aがディスク装置1の出入口3に対向する高さ位
置(排出位置)に設定されている。
【0037】また、ベース部材11に設けられた支持ピ
ン11a,11aは、スライド部材4に形成された前記
第1,第2の拘束溝8,9の拘束部8a,9a内に保持
されており、ベース部材11は筐体2内で上下に動くこ
となくロックされている。
【0038】前記回転アーム50は、図示反時計回り方
向へ回動させられており、移動部材40がY2方向へ移
動して、ホルダ30の開口部30aの内側に位置してい
る。よって、前記移動部材40の下面に支持されている
クリーニング部材60は、ターンテーブル14と接する
位置にある。また、ヘッド送り機構18によって、ヘッ
ド15がターンテーブル14に接近する位置に移動させ
られているため、ヘッド15の対物レンズ16は、前記
クリーニング部材60のクリーニング部63で覆われた
状態である。したがって、カートリッジCの挿入を待つ
待機状態では、対物レンズ16にゴミや埃が付着しにく
くなっている。
【0039】出入口3からカートリッジCが挿入される
と、このカートリッジCは、前記開口部30aを通じて
ホルダ30の内部に装填され、カートリッジCの両側部
は、移動部材40の掛止凸部40b,40bによって掛
止される。
【0040】カートリッジCが移動部材40に保持され
たことはホルダ30内の図示しない検知手段により検知
される。図1に示すように、カートリッジCが移動部材
40に保持されたことが検知されると、筐体2の天井部
に設けられた前記モータが駆動されてその動力が駆動歯
車25から従動歯車23に伝達されて、第1の切換え部
材である回転アーム50が時計回り方向に回動させられ
る。
【0041】前記ホルダ30には、カートリッジCに設
けられているシャッタを開閉動作させるシャッタ開閉機
構(図示せず)が設けられており、カートリッジCがホル
ダ30内に引き込まれるときには前記シャッタが開放さ
れる。これによりカートリッジCの下面の窓が開放さ
れ、カートリッジC内のディスクの記録面が前記窓内に
現れる。またカートリッジCが出入口3から排出させら
れるときには前記シャッタが閉じられる。
【0042】前記のように回動アーム50が時計方向へ
回動させられて、移動部材40がホルダ30内をY1方
向へ移動すると、前記移動部材40に支持されているク
リーニング部材60がY1方向へ移動して対物レンズ1
6から離れる。そしてヘッド15の移動を妨げないよう
に、退避位置(II)へ移動させられる。
【0043】カートリッジCがホルダ30内に引き込ま
れると、図示しない駆動手段によって第2の切換え部材
であるスライド部材4,5が移動させられる。スライド
部材4は図示Y2方向に移動させられ、スライド部材5
は図示Y1方向に移動させられる。この動作により、図
3(B)に示すように、前記支持ピン31,31は第1
の案内溝6と第2の案内溝7の水平溝6a,7aから傾
斜溝6b,7bを下降して開放溝6c,7cに移動させ
られる。よって、ホルダ30は図示Z2方向へ下降して
駆動位置に移動させられ、カートリッジC内のディスク
Dの中心に設けられた金属ハブが、ターンテーブル14
に設けられた磁石に吸着されて、前記金属ハブがターン
テーブル14にクランプされる。
【0044】また、退避位置(II)に移動しているクリ
ーニング部材60は、ホルダ30と共に下降するが、こ
の位置では、ヘッド15の移動およびディスクDの回転
駆動を妨げることがない。
【0045】また、スライド部材4と5の移動に伴っ
て、前記ベース部材11の支持ピン11a,11aが、
前記第1,第2の拘束溝8,9の拘束部8a,9aから
開放部8b,9bに達するため、ベース部材11が筐体
2の内部において前記弾性支持部材S1,S1によって
弾性支持される状態となる。よって、カートリッジC内
のディスクDがターンテーブル14にクランプされた状
態で、車体振動などが前記弾性支持部材S1およびS2
を介してベース部材11に作用するようになる。
【0046】この状態で、ベース部材11に搭載された
スピンドルモータ13によりターンテーブル14および
ディスクDが回転駆動される。またカートリッジCにて
開放された前記窓からディスクDの記録面にヘッド15
が対向し、このヘッド15はヘッド送り機構18によっ
て前記記録面に沿って移動させられ、ディスクDに記録
された信号の再生またはディスクDへの信号の記録が行
われる。
【0047】ディスク装置1に設けられたディスク排出
スイッチなどの操作ボタンが操作されると、前記ヘッド
15による再生または記録動作が停止し、またスピンド
ルモータ13が停止してディスクDの回転が停止させら
れる。
【0048】そして、スライド部材4がY1方向に、ス
ライド部材5がY2方向に移動させられて、ホルダ30
の支持ピン31,31が、第1の案内溝6と第2の案内
溝7の開放溝6c,7cから傾斜溝6b,7bを登って
水平溝6a,7aに案内される。よってホルダ30は、
図2(B)と図3(B)に示す駆動位置から持上げられ
て、図2(A)と図3(A)に示す排出位置へ移動させ
られる。
【0049】ホルダ30の上昇動作の際、ホルダ30内
のカートリッジC内に設けられたディスクDの金属ハブ
がターンテーブル14から離脱させられる。
【0050】また、ベース部材11の支持ピン11a,
11aが、スライド部材4に設けられた前記第1,第2
の拘束溝8,9の開放部8b,9bから拘束部8a,9
aに至るため、ベース部材11がロックされる。
【0051】次に、筐体2の天井部に設けられたモータ
が始動し、回転アーム50が反時計方向へ駆動され、移
動部材40がY2方向へ移動させられる。この動作で、
移動部材40に保持されたカートリッジCは、ホルダ3
0の開口部30aを経て、筐体2に設けられた出入口3
から突出させられる。この状態で、カートリッジCを手
で抜き出すことができる。
【0052】前記の排出動作、すなわちスライド部材4
と5を移動させてホルダ30を上昇させ、さらに回転ア
ーム50を反時計方向へ回動させる動作の途中で、同時
にヘッド送り機構18のスレッドモータ20が駆動さ
れ、スクリュー軸19が回転して、前記ヘッド15が、
ターンテーブル14に接近する移動限界に移動させられ
て停止する。
【0053】よって、回転アーム50が反時計方向へ回
動し、移動部材40がY2方向へ移動する際に、移動部
材40に支持されたクリーニング部材60が、ホルダ3
0とヘッド15との間の空間をY2方向へ移動して、ク
リーニング位置(I)に至ると、前記クリーニング部6
3が対物レンズ16の表面に接触し、対物レンズ16の
表面およびその周囲がクリーニング部材63によって覆
われる。またクリーニング位置(I)へ移動したクリー
ニング部材60は、その弾性部62が前記ターンテーブ
ル14の外周に圧接させられる。
【0054】このディスク装置1に設けられたCPUを
主体とする制御部では、前記の一連のカートリッジ排出
動作が完了した直後に、スピンドルモータ13を所定時
間(例えば1秒から10秒の間の時間)だけ駆動する制
御が行なわれる。この駆動により、ターンテーブル14
が回転し、ターンテーブル14の外周に当接しているク
リーニング部材60が回転させられる。これにより、ク
リーニング部材60の下方に設けられたクリーニング部
63によって前記対物レンズ16の表面に付着した塵や
埃を除去することができる。
【0055】このときクリーニング部材60の回転中心
を対物レンズ16の面積内に位置させておくことによ
り、前記クリーニング部63によって対物レンズ16の
表面を確実にクリーニングすることができるようにな
る。
【0056】なお、前記のようにスピンドルモータ13
を駆動して、クリーニング部材60を回転させるタイミ
ングはどのように制御してもよく、例えば、前記のよう
にカートリッジ排出直後の一定時間であってもよいし、
またはディスクの挿入を待機する時間が一定の時間を越
えたら前記スピンドルモータ13を始動し、これを所定
時間間隔で繰り返すようにしてもよい。
【0057】またクリーニング部材60とターンテーブ
ル14とが歯車を有し、歯車の噛み合いによって回転動
力が伝達されるようにしてもよい。
【0058】また上記ディスク装置1では、クリーニン
グが行われるか否かに拘わらず、次にカートリッジCが
ホルダ30に挿入されるまで、前記クリーニング部材6
0が対物レンズ16に対向し、その表面を覆う状態を維
持することができる。よって、少なくともディスク装置
1が停止している間は、対物レンズ16に塵や埃が付着
するのを防止することができる。また移動部材40をY
方向へ移動させるための駆動ピン51を、移動部材40
をZ方向に貫通する長さに設定し。この駆動ピン51の
Z2側の端部にクリーニング部材60を回転自在に支持
させることも可能である。
【0059】また上記実施の形態では、カートリッジC
に収納されたディスクDを駆動するためのディスク装置
について説明したが、本発明はディスクがカートリッジ
に収納されていないCDやDVDなどのディスク装置の
ヘッドの対物レンズをクリーニングするものであっても
よい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明では、クリーニング
部材を駆動するための専用のモータを必要としないた
め、部品点数を低減できる。
【0061】また、本発明のクリーニング部材でクリー
ニングすることにより、ヘッドに搭載されたレンズ表面
を斑なく均一にクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すディスク装置の平面
図、
【図2】ディスク装置の正面図を示し、(A)はホルダ
がターンテーブルから離れた排出位置の状態、Bはホル
ダがターンテーブルに接近した駆動位置の状態を示す、
【図3】図1を矢視III方向から見たときのディスク
装置の動作状態を示しており、(A)はホルダが排出位
置に移動した状態、(B)はホルダが駆動位置に移動し
た状態を示す、
【図4】クリーニング部材の斜視図、
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 筐体 4,5 スライド部材(第2の切換え部材) 11 ベース部材 13 スピンドルモータ 14 ターンテーブル(回転体) 15 ヘッド 16 対物レンズ 18 ヘッド送り機構 30 ホルダ 40 移動部材 50 回転アーム(第1の切換え部材) 60 クリーニング部材 C カートリッジ D ディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの中心部が設置される回転体
    と、前記回転体を回転させるモータと、前記回転体に設
    置されたディスクの記録面に対向する対物レンズを備え
    たヘッドと、前記ヘッドをディスクの記録面に沿って移
    動させるヘッド送り機構と、を有するディスク装置にお
    いて、 移動部材に回転自在に支持されたクリーニング部材と、
    前記移動部材を移動させて、前記クリーニング部材を、
    前記対物レンズに対向するクリーニング位置と、前記回
    転体に設置されたディスクの回転を妨げない退避位置と
    へ移動させる第1の切換え部材とを有し、 前記クリーニング位置へ移動した前記クリーニング部材
    が前記回転体に動力伝達可能に連結されて、前記回転体
    の回転力により前記クリーニング部材が回転駆動可能と
    されることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記移動部材が前記退避位置から前記ク
    リーニング位置へ移動するときの移動力によって、前記
    ディスクが回転体による駆動位置から排出される請求項
    1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記移動部材が前記クリーニング位置か
    ら前記退避位置へ移動するときの移動力によって、前記
    ディスクが回転体による駆動位置へ引き込まれる請求項
    1または2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 ディスクが排出されているときは、次の
    ディスクの挿入までの間、前記クリーニング部材が前記
    対物レンズに対向する位置にある請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスクを保持するホルダと、ディ
    スクが前記回転体上に設置される位置と、ディスクが前
    記回転体から離れる位置とへ前記ホルダを移動させる第
    2の切換え部材が設けられており、ディスクが前記回転
    体から離れる位置へ前記ホルダが移動しているときに、
    前記クリーニング部材が、前記ホルダと前記ヘッドとの
    間を移動して前記クリーニング位置へ移動する請求項1
    ないし4のいずれかに記載のディスク装置。
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