JP3543982B2 - 光ディスク装置の光ディスクローディング機構 - Google Patents

光ディスク装置の光ディスクローディング機構 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は光ディスク装置の光ディスクローディング機構に関する。尚本明細書で使用する光ディスク装置は光磁気ディスク装置も含むものとする。
【0002】
光ディスクは近年急速に発展するマルチメディア化の中で中核となるメモリ媒体として脚光を浴びており、通常カートリッジの中に収容された状態で使用される。光ディスクカートリッジが光ディスク装置内にローディングされ、光ディスクへのデータのライト/リードが行われる。
【0003】
最近の光ディスク装置では、光ヘッドの対物レンズと光ディスクとの間の距離が非常に小さくなってきており、光ディスクカートリッジを装置内に挿入するに際して、カートリッジとの干渉を避けるために光ヘッドを退避させる必要がある。
【0004】
【従来の技術】
図4は従来の光ディスクローディング機構の一例を示す断面図である。この従来例では、光ディスク6を収容したカートリッジ4を光ディスク装置2内に収容してから矢印方向に落とし込むことによって、光ディスク6をスピンドルアセンブリ8に装着していた。
【0005】
スピンドルアセンブリ8は装置2に固定されたスピンドルモータ10と、スピンドルモータ10により回転されるセンタピン13を有するターンテーブル12とから構成され、光ディスク6の中心穴がセンタピン13に嵌合されることにより光ディスク6が芯出しされる。
【0006】
この従来例では、光ディスクカートリッジ4は図5のY方向に光ディスク装置2内に挿入され、装置内に挿入されると同時にシャッタ5が図5に示すように開いて窓7が開口されて光ディスク6が露出される。この窓7部分で光ディスク6がスピンドルアセンブリ8のターンテーブル12上に搭載される。
【0007】
このように光ディスクカートリッジを装置内に挿入してから落とし込むという方式の光ディスクローディング機構では、装置内に光ディスクカートリッジ収容スペースとカートリッジを落とし込むためのスペースを確保する必要があるため、装置小型化の観点から問題があるものであった。
【0008】
この問題を解決する方法として、光ディスクカートリッジを落とし込む代わりにスピンドルアセンブリを上下させるという方式の光ディスクローディング機構が提案されている。この方式では光ディスクカートリッジは装置に挿入されるだけで、カートリッジの落とし込みは行われない。
【0009】
この方式の光ディスクローディング機構を図6を用いて説明する。このローディング機構では、図6(A)に示すように光ディスクカートリッジ4を装置2′内に挿入するときには、カートリッジ4を挿入するときの邪魔にならないようにスピンドルアセンブリ8を下方に退避しておく。
【0010】
スピンドルアセンブリ8は上述した従来例と同様に、スピンドルモータ10と、このスピンドルモータ10により回転されるセンタピン13を有するターンテーブル12とから構成される。
【0011】
光ディスクカートリッジ4の装置2′内への挿入が完了した後、図6(B)に示すようにスピンドルアセンブリ8全体が上昇してターンテーブル12上に光ディスク6を装着する。
【0012】
この方式ではスピンドルアセンブリが移動するスペースだけを装置内に確保すればよく、このスペースは光ディスクカートリッジを落とし込むのに必要なスペースと比較してはるかに小さくて済むため、装置の小型化に適している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの方式では、装置内に挿入された光ディスクカートリッジが上下方向に移動せずにその位置でスピンドルアセンブリに装着されるため、カートリッジ挿入時に光ディスクが光ヘッドの対物レンズと接触する可能性がある。
【0014】
特に図5に示すようなカートリッジ4の挿入方向Yと直角な方向に記録/再生用の窓7が開く形式のカートリッジにおいては、図7(A)に示すカートリッジ表面4aと光ディスク表面6aとの間の距離dが図7(B)に示す光ヘッドの対物レンズ14と光ディスク6との間の距離(対物レンズの作動距離)Wよりも大きな場合は、カートリッジの装置内への挿入に伴い対物レンズ14とカートリッジ4とは衝突する。
【0015】
この衝突を避けるために、光ヘッドの退避機構が種々提案されているが、いずれの機構もカートリッジ挿入時に光ヘッドを横方向に退避させておき、カートリッジ挿入後に光ヘッドを作動位置に復帰させるものである。
【0016】
このためこれらの従来技術では、スピンドルアセンブリの上下方向への移動機構に加えて、光ヘッドの横方向への退避機構を設けなければならず、装置構成が複雑になるという問題があった。
【0017】
退避機構を簡略化するために、対物レンズの焦点制御機構を利用して対物レンズを退避させることが考えられる。しかしながら、焦点制御機構の移動範囲は光ディスクの面ぶれをカバーする程度で余り大きいものではない。
【0018】
従って、この焦点制御機構による対物レンズの移動だけでは、光ディスクカートリッジ挿入時の対物レンズの退避としては不十分である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光ディスクの装置内への挿入に際してスピンドルアセンブリと同時に光ヘッドも退避させることが可能な光ディスクローディング機構を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成によると、カートリッジに収容された光ディスクを光ディスク回転駆動用スピンドルアセンブリに装着する光ディスク装置の光ディスクローディング機構において、第1端部で装置フレームに回動可能に支持された第1ベースと、該第1ベース上に案内手段を介して光ディスクの半径方向に移動可能に搭載された対物レンズを有する光ヘッドと、該光ヘッドを光ディスクの半径方向に移動する第1駆動手段とと、上下方向に移動可能に設けられた、前記スピンドルアセンブリをその上に搭載する第2ベースと、前記第2ベースを上下に移動する第2駆動手段と、前記第1ベースの前記第1端部と反対側の第2端部を前記第2ベースの一端部に回動可能に連結する継手手段とを具備し、光ディスクカートリッジの装置への挿入前には、第2駆動手段により前記第2ベースを下降させて前記スピンドルアセンブリを下方に退避させるとともに、前記継手手段を介して前記第1ベースを傾斜させて前記光ヘッドを同時に下方に退避させ、光ディスクカートリッジの装置への挿入が完了すると、第2駆動手段により前記第2ベースを上昇させて光ディスクを前記スピンドルアセンブリに装着するとともに、前記継手手段を介して前記第1ベースを上昇させて前記光ヘッドを光ディスク記録面に光を集光させる使用状態位置に復帰させることを特徴とする光ディスク装置の光ディスクローディング機構が提供される。
【0020】
本発明の第2の構成によると、カートリッジに収容された光ディスクを光ディスク回転駆動用スピンドルアセンブリに装着する光ディスク装置の光ディスクローディング機構において、第1端部で装置フレームに回動可能に支持された、前記スピンドルアセンブリをその上に搭載するベースと、該ベース上に案内手段を介して光ディスクの半径方向に移動可能に搭載された対物レンズを有する光ヘッドと、該光ヘッドを光ディスクの半径方向に移動する駆動手段と、光ディスクカートリッジの装置への挿入完了に応じて、前記ベースの前記第1端部と反対側の第2端部を上昇させ、光ディスクカートリッジの装置からの抜き出しに応じて前記ベースの前記第2端部を下降させる、前記ベースの第2端部に作動的に連結されたカートリッジ挿抜連動手段とを具備し、前記カートリッジ挿抜連動手段は、一端にイジェクトボタンを有し前記ベースに平行に移動可能なスライド部材と、該スライド部材の移動に応じて前記ベースの前記第2端部を上下動かさせるリンク機構とを備え、カートリッジ排出時には、前記イジェクトボタンを押し込むことにより前記リンク機構を介して前記ベースの前記第2端部を下降させることを特徴とする光ディスク装置の光ディスクローディング機構が提供される。
【0021】
【作用】
第1の構成によると、光ディスクカートリッジの装置への挿入前には、第2駆動手段を駆動して第2ベースを下降させる。これによりスピンドルアセンブリを下方に退避させることができるとともに、継手手段を介して第1ベースを傾斜させ、光ヘッドも同時に下方に退避させることができる。
【0022】
光ディスクカートリッジの装置への挿入が完了すると、第2駆動手段を駆動して第2ベースを上昇させ、光ディスクをスピンドルアセンブリに装着する。
これと同時に、継手手段を介して第1ベースを上昇させ、光ヘッドを光ディスク記録面に光を集光させる使用状態位置に復帰させる。
【0023】
本発明の第2の構成によると、スピンドルアセンブリと光ヘッドとは同一のベース上に搭載されている。カートリッジを装置内からイジェクトすると、カートリッジ挿抜連動手段によりベースの第2端部が下降する。これによりベースを傾斜させ、スピンドルアセンブリと光ヘッドとを同時に下方に退避させる。
【0024】
この状態で光ディスクカートリッジを装置内に挿入しても、光ディスクカートリッジにスピンドルアセンブリ及び光ヘッドが干渉することはなく、光ディスクカートリッジを所定位置まで挿入することができる。
【0025】
光ディスクカートリッジの装置内への挿入が完了すると、カートリッジ挿抜連動手段が作動してベースの第2端部を所定量上昇させる。
これにより、光ディスクをスピンドルアセンブリに装着すると同時に、光ヘッドを光ディスク記録面に光を集光させる使用状態位置に復帰させることができる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
まず図1を参照すると、本発明第1実施例の斜視図が示されている。図1では、スピンドルアセンブリ及び光ヘッド等は使用状態における配置で示されている。
【0027】
装置フレーム20に立設された一対のブラケット22a,22bにシャフト24が固定されている。このシャフト24に第1ベース26の一端部に形成されたV溝26aが係合している。
【0028】
第1ベース26上には4つのブラケット28が立設されており、これらのブラケット28に互いに平行な一対のガイドレール30a,30bが取り付けられている。
【0029】
これらのガイドレール30a,30bにわたりブロック32が摺動可能に取り付けられており、ブロック32上には対物レンズ36を有する光ヘッド34が搭載されている。
【0030】
第1ベース26上にはモータ38が固定されており、このモータ38の出力軸はブロック32に螺合するボールネジ40に連結されている。この構成により、モータ38を回転すると光ヘッド34が装置内に挿入された光ディスクの半径方向に移動する。
【0031】
42は第2ベースであり、装置フレーム20上に立設されたガイドピン44,46に案内されて上下方向に移動する。第2ベース42は継手手段48を介して第1ベース26の他端部に回動可能に連結されている。
【0032】
継手手段48は第1ベース26の他端部に形成されたV溝26bと、第2ベース42の一端部に固定されV溝26b内に部分的に嵌合されたシャフト50と、シャフト50が挿入されたくさび状長穴52aを有し第1ベース26の側面に固定された規制部材52とから構成される。
【0033】
図1に示した光ディスク装置使用状態で、シャフト24が第1ベース26のV溝26aに圧接し、シャフト50がV溝26bに圧接するような寸法関係で装置が組み立てられている。
【0034】
このため、各シャフト24,50とV溝26a,26b間に応力が発生してベース支持剛性が高まるため、モータ38を駆動して光ヘッド34を高速で移動しても第1ベース26及び第2ベース42が振動したりすることはない。
【0035】
第2ベース42上にはスピンドルアセンブリ54が搭載されている。スピンドルアセンブリ54は第2ベース42上に固定されたスピンドルモータ56と、スピンドルモータ56の出力軸に固定されたターンテーブル58とから構成される。
【0036】
ターンテーブル58は光ディスクの中心穴に嵌合されるセンタピン60を有しており、ターンテーブル58の内周側には光ディスクを吸着する環状永久磁石62が設けられている。
【0037】
第2ベース42のシャフト50が取り付けられたのと反対側の側面にはラック64が固定されている。ラック64にはモータ66の出力軸68に固定されたピニオン70が噛み合っており、モータ66を駆動することにより第2ベース42がガイドピン44,46に案内されて上下方向に移動される。
【0038】
本実施例では、図1の矢印X方向から図5に示すような光ディスクカートリッジ4が挿入される。即ち、光ディスクカートリッジ4の挿入方向は図5で窓7を先頭にしたX方向である。
【0039】
光ディスクカートリッジ4を装置内に挿入するのと同時にW部に光ディスクカートリッジ4の記録/再生用の窓7が開口する。光ディスクカートリッジ4の挿入方向は、図1及び図5の矢印Y方向であってもよい。
【0040】
図2を参照すると、光ディスクカートリッジが装置に装着されていない状態の、即ち退避時の図1のA−A線断面図が示されている。図1の状態からモータ66を駆動すると、ピニオン70及びラック64を介して第2ベース42が下降し、スピンドルアセンブリ54が退避位置となる。
【0041】
第2ベース42の下降に伴い、第1及び第2ベース26,42は継手手段48を介して回動可能に連結されているので、第1ベース26の第2ベース42側も下降する。
【0042】
従って、第1ベース26はシャフト24回りに時計回り方向に回転して傾斜する。この結果、光ヘッド34の対物レンズ36も下降し、光ディスクカートリッジが装置内に挿入されてもこれと衝突することが防止される。
【0043】
図2の退避状態では、シャフト50とV溝26bとの接触は断たれるが、シャフト50は規制部材52のくさび状長穴52aに圧接する。
このため、シャフト50と規制部材52との間に応力が働くようになり、図2に示した退避状態でも第1ベース26の支持剛性は低下しない。この結果、第1及び第2ベース26,42は装置の加振に対しても振動することがなく、装置運搬時に光ヘッド等が損傷することが防止される。
【0044】
図2に示した退避状態のときに、光ディスクカートリッジを装置内に挿入する。スピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34とも下方に退避しているため、スピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34の対物レンズ36に衝突することなく、光ディスクカートリッジを所定位置まで挿入することができる。
【0045】
光ディスクカートリッジの装置への挿入が完了すると、モータ66を駆動して第2ベース42を所定位置まで上昇させる。これにより、スピンドルアセンブリ54のセンタピン60が光ディスク6の中心穴に嵌合され、光ディスク6は永久磁石62の磁力によってターンテーブル58に吸着される。
【0046】
第2ベース42が所定位置まで上昇されると、第1ベース26はシャフト24回りに反時計回り方向に回転して水平位置となり、光ヘッド34を光ディスクの記録面に光を集光させる使用状態位置に復帰させる。
【0047】
上述した第1実施例では、第2ベース42の上下方向の移動をモータ66を駆動源として行っている。しかし、装置の小型化及び消費電力低減の観点から、このようなモータを使うことは望ましくない。
【0048】
このような特別な駆動源を必要としない本発明の第2実施例を図3を参照して説明する。本実施例の説明において、図1に示した第1実施例と実質的に同一構成部分については同一符号を付して説明する。
【0049】
本実施例では、光ヘッド34及びスピンドルアセンブリ54が同一のベース76上に搭載されている。装置フレーム20には一対のブラケット72a,72bが立設されており、これらのブラケット72a,72bにシャフト74が固定されている。
【0050】
ベース76の一端部に形成されたV溝76aがシャフト74に係合し、ベース76はシャフト74回りに回動可能に取り付けられている。
ベース76上には4個のブラケット28が立設されており、これらのブラケット28にわたり互いに平行な一対のガイドレール30a,30bが取り付けられている。
【0051】
ガイドレール30a,30bにはブロック32が摺動可能に取り付けられており、ブロック32上には対物レンズ36を有する光ヘッド34が搭載されている。
【0052】
ベース76に固定されたモータ38の出力軸にはブロック32に螺合するボールネジ40が連結されており、モータ38を駆動することにより光ヘッド34が光ディスクの半径方向に移動する。
【0053】
ベース76上に搭載されたスピンドルアセンブリ54はスピンドルモータ56と、スピンドルモータ56の出力軸に固定されたセンタピン60を有するターンテーブル58とから構成される。
【0054】
78はイジェクトボタン80が一体的に形成されたスライド部材であり、その先端は折り曲げられてロック部78aが形成されている。スライド部材78のロック部78aとブラケット82にわたりローディングバネ84が設けられている。
【0055】
86はブラケット88に回動可能に取り付けられた回動部材であり、フック86aとカートリッジ挿入検出部86bが一体的に形成されている。回動部材86は回動部材とブラケット90との間に設けられたリターンバネ92により、図で時計回り方向に付勢されている。
【0056】
スライド部材78と一体的にラック94が形成されており、このラック94はスライド部材78がある一定量装置内に挿入されるとピニオン96に噛み合うようになっている。
【0057】
ピニオン96は内径部にネジ穴の切られたギヤ98と噛み合っており、ギヤ98のネジ穴には移動ボルト100が螺合している。移動ボルト100はベース76の下面に当接しており、移動ボルト100の先端100aはベース76の上面側に突出している。
【0058】
移動ボルト100は装置フレーム20に固定された規制部材102によりその回転が阻止されており、ギヤ98は規制部材102によりその軸方向の移動が規制されている。
【0059】
移動ボルト100が設けられたのと反対側のカートリッジ挿入側のベース76のコーナー部にはピン104が貫通して設けられており、リテイナ106とベース76との間にバネ108が介装されている。110はベース76の上昇位置を決定するストッパである。
【0060】
以下、上述のように構成された第2実施例の動作について説明する。装置内に挿入されている光ディスクカートリッジをイジェクトしたい場合には、イジェクトボタン80を押し込む。
【0061】
イジェクトボタン80を押し込むと、スライド部材78が押し込み方向にスライドし、スライド部材78がある一定量挿入されるとラック94がピニオン96に噛み合い、スライド部材78をさらに押し込むことによりピニオン96は図示矢印方向に回転する。
【0062】
ピニオン96の回転に応じてギヤ98も矢印方向に回転し、ギヤ98の回転につれて、移動ボルト100が規制部材102によりその回転を禁止されているため、移動ボルト100が下方に移動する。
【0063】
これにより、ベース76がシャフト74回りに回転して傾斜し、スピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34が退避位置となる。
イジェクトボタン80を十分に押し込むと、回動部材86のフック86aがスライド部材78のロック部78aに係合し、スライド部材78を押し込み位置でロックする。
【0064】
回動部材86のフック86aがスライド部材78のロック部78aに係合するとき、フック86aの先端が瞬間的に下方に落ち込むため、回動部材86が時計回り方向にわずかばかり回動し、光ディスクカートリッジがカートリッジ挿入検出部86bによりわずかばかり押し出される(イジェクトされる)。
【0065】
この状態では、スピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34とも下方に退避しているため、新たな光ディスクカートリッジを装置内に挿入しても、光ディスクカートリッジがスピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34の対物レンズ36に衝突することが防止される。
【0066】
光ディスクカートリッジをX方向に十分挿入すると、光ディスクカートリッジがカートリッジ挿入検出部86bを押し、カートリッジの挿入完了が検出される。これと同時に回動部材86がリターンバネ92の付勢力に抗して反時計回り方向に回動し、フック86aがスライド部材78のロック部78aから外れる。
【0067】
この結果、ローディングバネ84によりスライド部材78は引き出し方向に引っ張られ、ラック94がピニオン96を図示矢印と反対方向に回転する。
ピニオン96はギヤ98を図示矢印と反対方向に回転し、移動ボルト100が上昇してベース76をストッパ110に当接するまで押し上げる。この位置でスピンドルアセンブリ54及び光ヘッド34は使用状態位置に復帰し、スピンドルアセンブリ54のセンタピン60が挿入された光ディスクの中心穴に嵌合する。
【0068】
以上の説明から明らかなように、本実施例では、カートリッジを装置に挿抜するときの力を利用してベースを上下動させているため、ベース76を上下動するための駆動源を何ら設ける必要がなく、低消費電力及び装置の小型化を実現できる。
【0069】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように構成したので、最小のスペースで、光ディスクの装置内への挿入に際してスピンドルアセンブリと光ヘッドを簡単な機構で同時に退避させることができるため、光ディスク装置の小型化に寄与できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態にある本発明第1実施例の斜視図である。
【図2】退避状態の図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明第2実施例の斜視図である。
【図4】従来例断面図である。
【図5】光ディスクカートリッジの斜視図である。
【図6】他の従来例断面図である。
【図7】カートリッジ寸法と対物レンズの作動距離との関係を説明する図である。
【符号の説明】
4 光ディスクカートリッジ
6 光ディスク
26 第1ベース
34 光ヘッド
36 対物レンズ
42 第2ベース
48 継手手段
54 スピンドルアセンブリ
60 センタピン
76 ベース
78 スライド部材
80 イジェクトボタン
86 回動部材
86a フック
86b カートリッジ挿入検出部
100 移動ボルト

Claims (6)

  1. カートリッジに収容された光ディスクを光ディスク回転駆動用スピンドルアセンブリに装着する光ディスク装置の光ディスクローディング機構において、
    第1端部で装置フレームに回動可能に支持された第1ベースと、
    該第1ベース上に案内手段を介して光ディスクの半径方向に移動可能に搭載された対物レンズを有する光ヘッドと、
    該光ヘッドを光ディスクの半径方向に移動する第1駆動手段と、
    上下方向に移動可能に設けられた、前記スピンドルアセンブリをその上に搭載する第2ベースと、
    前記第2ベースを上下に移動する第2駆動手段と、
    前記第1ベースの前記第1端部と反対側の第2端部を前記第2ベースの一端部に回動可能に連結する継手手段とを具備し、
    光ディスクカートリッジの装置への挿入前には、第2駆動手段により前記第2ベースを下降させて前記スピンドルアセンブリを下方に退避させるとともに、前記継手手段を介して前記第1ベースを傾斜させて前記光ヘッドを同時に下方に退避させた状態とし、
    光ディスクカートリッジの装置への挿入が完了すると、第2駆動手段により前記第2ベースを上昇させて光ディスクを前記スピンドルアセンブリに装着するとともに、前記継手手段を介して前記第1ベースを上昇させて前記光ヘッドを光ディスク記録面に光を集光させる使用状態位置に復帰させることを特徴とする光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
  2. 前記継手手段は前記第1ベースの前記第2端部に形成されたV溝と、前記第2ベースの前記一端部に固定され前記V溝中に部分的に嵌まり込むシャフトと、前記シャフトが挿入されるくさび状長穴を有し前記第1ベースに固定されたブラケットとから構成される請求項1記載の光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
  3. 前記第2駆動手段はモータと、該モータの出力軸に固定されたピニオンと、該ピニオンと噛み合うように前記第2ベースに固定されたラックとから構成される請求項1記載の光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
  4. カートリッジに収容された光ディスクを光ディスク回転駆動用スピンドルアセンブリに装着する光ディスク装置の光ディスクローディング機構において、
    第1端部で装置フレームに回動可能に支持された、前記スピンドルアセンブリをその上に搭載するベースと、
    該ベース上に案内手段を介して光ディスクの半径方向に移動可能に搭載された対物レンズを有する光ヘッドと、
    該光ヘッドを光ディスクの半径方向に移動する駆動手段と、
    光ディスクカートリッジの装置への挿入完了に応じて、前記ベースの前記第1端部と反対側の第2端部を上昇させ、光ディスクカートリッジの装置からの抜き出しに応じて前記ベースの前記第2端部を下降させる、前記ベースの第2端部に作動的に連結されたカートリッジ挿抜連動手段とを具備し
    前記カートリッジ挿抜連動手段は、一端にイジェクトボタンを有し前記ベースに平行に移動可能なスライド部材と、該スライド部材の移動に応じて前記ベースの前記第2端部を上下動させるリンク機構とを備え、
    カートリッジ排出時には、前記イジェクトボタンを押し込むことにより前記リンク機構を介して前記ベースの前記第2端部を下降させることを特徴とする光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
  5. 前記リンク機構は、前記スライド部材に一体的に形成されたラックと、該ラックに噛み 合うピニオンと、該ピニオンに噛み合う内径部にネジ穴の形成されたギヤと、該ネジ穴に螺合し前記ベースの前記第2端部を支持する移動ボルトと、該移動ボルトの回転を阻止する回転阻止手段とから構成される請求項4記載の光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
  6. 前記スピンドルアセンブリはスピンドルモータと、該スピンドルモータの出力軸に固定されたターンテーブルと、該ターンテーブルに一体的に立設されたセンタピンと、該ターンテーブルに設けられた光ディスクをターンテーブルに吸着する吸着手段とから構成される請求項1〜5のいずれかに記載の光ディスク装置の光ディスクローディング機構。
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