JP2003317357A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2003317357A
JP2003317357A JP2002122934A JP2002122934A JP2003317357A JP 2003317357 A JP2003317357 A JP 2003317357A JP 2002122934 A JP2002122934 A JP 2002122934A JP 2002122934 A JP2002122934 A JP 2002122934A JP 2003317357 A JP2003317357 A JP 2003317357A
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JP
Japan
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guide rail
gear
disk device
disk
drive mechanism
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JP2002122934A
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English (en)
Inventor
Kiyobumi Sato
清文 佐藤
Satoru Manabe
悟 真部
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃が作用した場合であっても、ディスクトレ
イの飛び出しを防止することができるディスク装置を提
供すること。 【解決手段】前方に開口が形成された装置本体と、開口
を介して装置本体に対し移動可能に設置されたディスク
トレイ51と、ディスクトレイ51を駆動する駆動機構
とを有し、ディスクトレイ51は、駆動機構が備える上
側ギヤ(駆動ギヤ)と噛合し、ディスクトレイ51の移
動方向に沿って直線状に延在する部分を有するラックギ
ヤ540と、ラックギヤ540に並設され、駆動機構が
備える第2回転軸(ガイドピン)が案内されるガイドレ
ール550と、第2回転軸がガイドレール550の端部
から離脱するのを防止する離脱防止手段560とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置は、装置本体に設け
られたローディング駆動機構により、ディスクトレイ
が、装置本体に対し光ディスクを再生(または記録・再
生)するディスク再生位置と、光ディスクをディスクト
レイへ装填するディスク装着位置との間で移動可能に設
置されている。
【0003】ディスクトレイには、ローディング駆動機
構が備える駆動ギヤに噛合するラックギヤと、ラックギ
ヤに並設され、ローディング駆動機構が備えるガイドピ
ンが案内される案内溝(ガイドレール)とを有してい
る。
【0004】ところが、この案内溝は、両端が開放端と
されているため、例えば、ディスク装置に衝撃が作用し
た場合には、ガイドピンがガイドレールの端部から離脱
してしまうことがあり、この場合、ディスクトレイが装
置本体から飛び出してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、衝撃
が作用した場合であっても、ディスクトレイの飛び出し
を防止することができるディスク装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0007】(1) 前方に開口が形成された装置本体
と、前記開口を介して前記装置本体に対し移動可能に設
置されたディスクトレイと、該ディスクトレイを駆動す
る駆動機構とを有し、前記ディスクトレイは、前記駆動
機構が備える駆動ギヤと噛合し、前記ディスクトレイの
移動方向に沿って直線状に延在する部分を有するラック
ギヤと、該ラックギヤに並設され、前記駆動機構が備え
るガイドピンが案内されるガイドレールと、前記ガイド
ピンが前記ガイドレールの端部から離脱するのを防止す
る離脱防止手段とを有することを特徴とするディスク装
置。
【0008】(2) 前記ラックギヤおよび前記ガイド
レールは、それぞれ、前記ディスクトレイの移動方向に
沿って直線状に延在する直線状部分と、該直線状部分の
前側端に連続して設けられ、円弧状をなす円弧状部分と
を有する上記(1)に記載のディスク装置。
【0009】(3) 前記ガイドレールは、前記ディス
クトレイから立設され、ほぼ等距離を介して対向する一
対の板部材で構成されている上記(1)または(2)に
記載のディスク装置。
【0010】(4) 前記離脱防止手段は、前記ガイド
レールの端部近傍に設けられ、前記駆動機構に向かって
突出する凸部で構成されている上記(1)ないし(3)
のいずれかに記載のディスク装置。
【0011】(5) 前記離脱防止手段は、前記ガイド
レールの端部近傍に設けられ、前記駆動機構に向かって
突出する凸部で構成され、前記凸部は、前記両板部材で
形成される溝の端部を閉じるよう配置されている上記
(3)に記載のディスク装置。
【0012】(6) 前記凸部の高さは、前記板部材の
高さとほぼ等しい上記(5)に記載のディスク装置。
【0013】(7) 前記凸部は、板状をなしている上
記(4)ないし(6)のいずれかに記載のディスク装
置。
【0014】(8) 前記離脱防止手段は、前記ガイド
ピンが前記ガイドレールの前側端部から離脱するのを防
止する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のディ
スク装置。
【0015】(9) 前記ラックギヤ、前記ガイドレー
ルおよび前記離脱防止手段は、前記ディスクトレイの下
面に設けられている上記(1)ないし(8)のいずれか
に記載のディスク装置。
【0016】(10) 前記ラックギヤ、前記ガイドレ
ールおよび前記離脱防止手段のうちの少なくとも1つ
は、前記ディスクトレイと一体的に形成されている上記
(1)ないし(9)のいずれかに記載のディスク装置。
【0017】(11) 前記ガイドピンは、前記駆動ギ
ヤの回転軸である上記(1)ないし(10)のいずれか
に記載のディスク装置。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク装置を添
付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
【0019】図1は、本発明のディスク装置の全体構成
を示す斜視図、図2は、図1に示すディスク装置の装置
本体の上面図、図3は、図2に示す装置本体に収納され
たシャーシの上面図である。なお、以下の説明では、図
1中の紙面右奥側を「後方」、紙面左手前側を「前方」
と言い、また、図2中の上側を「後方」、下側を「前
方」、右側を「右方」、左側を「左方」と言う。
【0020】図1に示すディスク装置1は、CDやDV
D等のディスク10を再生または記録・再生する光ディ
スク装置であり、前方(前面)に開口463が形成され
た装置本体30と、開口463を介して、装置本体30
に対し移動可能に設置されたディスクトレイ51と、ロ
ーディング駆動機構57(図2参照)とを有している。
【0021】装置本体30は、ケーシング20と、ケー
シング20内に収納されたシャーシ(フレーム)31
と、ケーシング20の前方に設けられたフロントベゼル
46とを有している。
【0022】ケーシング20は、薄い金属板等で構成さ
れ、前方部分が開放面となされた筐体として形成されて
いる。
【0023】また、フロントベゼル46は、樹脂材料等
で構成されている。このフロントベゼル46には、前記
開口463が設けられ、この開口463を介して、ディ
スクトレイ51が装置本体30に出し入れされる。
【0024】図2に示すように、シャーシ31には、ロ
ーディング駆動機構57、プリント回路基板(図示せ
ず)、機構ユニット32等が搭載されている。
【0025】プリント回路基板には、コンピュータ本体
等と接続するためのインターフェイスコネクタや、マイ
クロプロセッサ、メモリ、モータドライバなどの各種I
Cや、抵抗、コンデンサ、スイッチなどの各種電子部品
が実装されている。そして、これらを介して、後述する
スピンドルモータ、ローディングモータ、スレッドモー
タや光ピックアップ等の制御を行うようになっている。
【0026】シャーシ31は、樹脂材料(硬質樹脂材
料)等で構成されている。このシャーシ31は、図2に
示すように、板状の底部311と、底部311の左右お
よび後方縁部に沿ってほぼコの字状に立設された壁部3
13とを有している。
【0027】シャーシ31の前方側には、壁部313が
形成されておらず、開放された状態になっている。そし
て、この部分は、ディスク装置1を組み立てたとき、フ
ロントベゼル46の開口463と整合するようになって
いる。
【0028】また、シャーシ31の底部311には、ほ
ぼ長方形状の開口312が形成されている。この開口3
12の内側には、図2に示すように、機構ユニット(ス
レッドメカユニット)32が配置されている。
【0029】機構ユニット32は、枠状のベースフレー
ム330と、ベースフレーム330の内側に位置する板
状の保持部材340とを有し、この保持部材340は、
ベースフレーム330に弾性部材450を介して支持さ
れている。
【0030】また、保持部材340上には、ディスク1
0を載置するターンテーブル321、ディスク10を再
生または記録・再生する光ピックアップ(再生手段)3
51等が設けられている。
【0031】光ピックアップ351は、対物レンズと、
該対物レンズを光軸方向(フォーカシング)および光デ
ィスクの半径方向(トラッキング)に駆動するアクチュ
エータと、レーザ光源と、集光光学系と、ビームスプリ
ッタ(またはハーフミラー)と、情報検出用およびフォ
ーカシング信号、トラッキング信号検出用の受光素子
と、これらを支持する支持部材とを備え、光ディスクの
記録面へ照射されたレーザ光の反射光を、対物レンズ、
ビームスプリッタ(またはハーフミラー)等を介して受
光素子へ導く構成のものである。
【0032】このような機構ユニット32は、後方部が
シャーシ31に回動可能に支持され、前方部が後方部を
回動中心として上昇位置と下降位置との間で変位する変
位端となっている。すなわち、機構ユニット32の前方
部は、ディスクトレイ51がディスク装着位置にあると
きは、シャーシ31に対し保持部材340が斜めになる
下降位置に位置し、ディスクトレイ51がディスク装着
位置からディスク再生位置に移動するときは、シャーシ
31に対し保持部材340が平行となる上昇位置に変位
する。
【0033】また、機構ユニット32より前方には、図
2に示すように、機構ユニット32を下降位置と上昇位
置との間で変位させるとともに、ディスクトレイ51を
駆動するローディング駆動機構57が設けられている。
【0034】以下、このローディング駆動機構57につ
いて、図3〜図7を参照しつつ説明する。
【0035】図3は、ローディング駆動機構の上面図、
図4は、図3に示すローディング駆動機構が備えるカム
部材の上面図(a)、前面図(b)および左側面図
(c)、図5は、図3に示すローディング駆動機構の主
要部の前面図、図6は、図3に示すローディング駆動機
構が備えるギヤアームの下面図、図7は、図6中のG−
G線断面図である。
【0036】各図に示すローディング駆動機構57は、
機構ユニット32と連動するように設けられたカム機構
571と、カム機構571およびディスクトレイ51を
駆動する駆動機構60とを有している。
【0037】カム機構571は、図3に示すように、左
右方向(ディスクトレイ51の移動方向と直交する方
向)にスライド可能に設置されたカム部材572を有し
ている。以下、このカム部材572の位置について、図
3(a)に示す位置(左方の位置)を「第1位置」、図
3(b)に示す位置(右方の位置)を「第2位置」と言
う。
【0038】カム部材572は、樹脂材料等で構成され
ており、図4に示すように、ラックギヤ581が形成さ
れた上側部580と、上側部580の後端下面にほぼ垂
直に立設された下側部590とを有している。
【0039】上側部580には、ラックギヤ581が形
成され、このラックギヤ581には、後述するギヤアー
ム650に設けられたギヤ部653が噛合している。こ
れにより、ギヤアーム650の回転運動を、カム部材5
72の左右方向の直線運動に変換することができる。
【0040】また、下側部590には、機構ユニット3
2が備える(ベースフレーム330の前面に設けられ
た)ガイドピン336が挿入されるカム溝591と、カ
ム部材572をシャーシ31に取り付けるための取付部
597とが形成されている。
【0041】カム溝591は、シャーシ31に取り付け
た状態で、左側に位置する上溝592と、右側に位置
し、その右端部が開放端となっている下溝593と、こ
れら2つを接続する傾斜溝594と、上溝592の端部
に接続された間隙部595とを有している。
【0042】このようなカム溝591に挿入されたガイ
ドピン336は、カム部材572の第1位置と第2位置
との間での移動に伴い、カム溝591に沿って摺動し、
上下方向に移動する。
【0043】これにより、カム部材572が第1位置に
位置する場合、ガイドピン336は、下溝593と係合
し(図5(a)参照)、機構ユニット32の前方部は、
下降位置に位置する。カム部材572が第1位置から第
2位置に向かって移動すると、ガイドピン336は、傾
斜溝594に沿って上昇し、これに伴い、機構ユニット
32の前方部が下降位置から上昇位置へ向けて持ち上げ
られる。そして、カム部材572が第2位置に到達する
と、ガイドピン336は、上溝592に係合し(図5
(b)参照)、機構ユニット32の前方部は、上昇位置
に変位する。
【0044】駆動機構60は、図5に示すように、シャ
ーシ31の前方部裏面に設けられた正転/逆転可能な直
流モータからなるローディングモータ601と、第1ギ
ヤ630と、第2ギヤ640と、ギヤアーム650とを
有している。
【0045】ローディングモータ601の回転軸には、
ピニオンギヤ610が取り付けられている。
【0046】第1ギヤ630は、シャーシ31と一体的
に形成された第1回転軸314に回転可能に設けられて
いる。この第1ギヤ630は、ピニオンギヤ610に噛
合する大ギヤ631と、大ギヤ631の上部に同軸で固
定された小ギヤ632とを有している。
【0047】大ギヤ631には、ローディングモータ6
01の回転力がピニオンギヤ610を介して伝達され、
これにより、第1ギヤ630が回転する。
【0048】また、第1回転軸314には、ギヤアーム
650が固定されている。このギヤアーム650は、樹
脂材料等で構成されている。ギヤアーム650は、図6
および図7に示すように、本体部651と、前述したカ
ム部材572のラックギヤ581に噛合するギヤ部65
3と、第2回転軸(ディスクトレイ51駆動用のガイド
ピン)315とを有している。
【0049】このように、ディスクトレイ51駆動用の
ガイドピンで、ディスクトレイ51駆動用の駆動ギヤ
(上側ギヤ641)の回転軸である第2回転軸315を
構成することにより、駆動機構60の構成の簡素化、部
品点数の削減を図ることができる。
【0050】本体部651は、ほぼ円板状をなし、その
外周部には突出部654が設けられている。また、本体
部651の中央部には、第1回転軸314が挿入、支持
される中心孔652が形成されている。
【0051】また、本体部651には、中心孔652の
下方に、第1ギヤ630の小ギヤ632を収容する収容
部664と、収容部664から小ギヤ632を突出(露
出)させるための小ギヤ突出口663とが形成されてい
る。これにより、ローディング駆動機構57を組み立て
たとき、第1ギヤ630の小ギヤ632は、小ギヤ突出
口663から露出し、この部分で第2ギヤ640の後述
する下側ギヤ643と噛合するようになっている。
【0052】ギヤ部653は、中心孔652を挟んで突
出部654と対向し、本体部651の下方に、中心孔6
52をほぼ中心とした円弧状に設けられている。
【0053】第2回転軸315は、突出部654の上面
にほぼ垂直に立設され、突出部654(ギヤアーム65
0)と一体的に形成されている。
【0054】第2回転軸315には、第2ギヤ640が
回転可能に取り付けられている。この第2ギヤ640
は、図3および図5に示すように、第1ギヤ630の小
ギヤ632と噛合する中径の下側ギヤ643と、下側ギ
ヤ643と同軸上に一体形成され、下側ギヤ643より
小径の上側ギヤ(ディスクトレイ51駆動用の駆動ギ
ヤ)641とを有している。
【0055】第2回転軸315に、第2ギヤ640を装
着した状態で、第2ギヤ640の上方へ突出する部分
が、後述するディスクトレイ51の下面に設けられたガ
イドレール550に挿入される。
【0056】また、第2ギヤ640(上側ギヤ641)
の上面には、上方に突出するリング状の当接部642が
設けられており、この当接部642は、第2回転軸31
5の先端部がディスクトレイ51のガイドレール550
に挿入された際に、ガイドレール550の下側端面と対
向するようになっている。
【0057】このような第2ギヤ640は、ピニオンギ
ヤ610および第1ギヤ630を介して、ローディング
モータ601により回転駆動される。
【0058】また、第2ギヤ640は、第1回転軸31
4を公転軸とし、第2回転軸315を自転軸として転動
する遊星ギヤとして機能し、第1ギヤ630の小ギヤ6
32が太陽ギヤとして機能するようになっている。
【0059】以上のようなローディング駆動機構57お
よび機構ユニット32の上方には、ディスクトレイ51
が、装置本体30に対しディスク装着位置とディスク再
生位置との間で移動可能に設置されている。
【0060】以下、ディスクトレイ51の構成について
説明する。図8は、図1に示すディスク装置が備えるデ
ィスクトレイの上面図、図9は、図8に示すディスクト
レイの下面図である。
【0061】ディスクトレイ51は、図8に示すよう
に、浅い凹状のディスク10が載置されるディスク載置
部511を有している。
【0062】また、ディスクトレイ51には、ディスク
載置部511のほぼ中央から後方に向かって、ほぼ長方
形の開口516が形成されており、前述した機構ユニッ
ト32が上昇位置に変位する際に、この開口516を通
じてターンテーブル321が上昇するとともに、光ピッ
クアップ351の対物レンズが露出するようになってい
る。
【0063】また、ディスクトレイ51は、その下面5
18に、駆動機構60が備える上側ギヤ(ディスクトレ
イ51駆動用の駆動ギヤ)641と噛合し、ディスクト
レイ51の移動方向に沿って直線状に延在する部分を有
するラックギヤ540と、ラックギヤ540に並設さ
れ、駆動機構60が備える第2回転軸(ガイドピン)3
15が案内されるガイドレール(案内溝)550と、第
2回転軸315がガイドレール550の端部(本実施形
態では、前側端部)から離脱するのを防止する離脱防止
手段560とを有している。
【0064】また、ラックギヤ540は、図9に示すよ
うに、ディスクトレイ51の移動方向に沿って、直線状
に延在する直線状部分である直線状ラックギヤ541
と、直線状ラックギヤ541の前側端に連続して設けら
れ、約180度の角度の円弧状をなす円弧状部分である
円弧状ラックギヤ542とで構成されている。
【0065】このラックギヤ540は、ディスクトレイ
51の下面518から立設された板部材の一方の面(図
9中、右側面)にギヤが形成された構成のものである。
【0066】一方、ガイドレール(案内溝)550は、
ラックギヤ540に沿って並設され、直線状部分である
直線状ガイドレール551と、円弧状部分である円弧状
ガイドレール552とで構成されている。
【0067】このガイドレール550は、ディスクトレ
イ51の下面518から立設され、ほぼ等距離を介して
対向する一対の板部材553、553で構成されてい
る。
【0068】このように、ディスクトレイ51のラック
ギヤ540とガイドレール550とがほぼ平行に並設さ
れることにより、ラックギヤ540に噛合する上側ギヤ
641と第2回転軸315を案内するガイドレール55
0とがスムースに連動し、ディスクトレイ51の移動が
スムースに行えるようになっている。
【0069】また、本実施形態では、前記円弧状部分を
有することにより、第2回転軸315がガイドレール5
50の前側端部から離脱するのを防止することができ、
特に、本発明では、離脱防止手段560を有することに
より、ディスク装置1に対し前方方向(エジェクト方
向)への衝撃が作用した場合であっても、第2回転軸3
15がガイドレール550の前側端部から離脱するのを
確実に防止することができる。
【0070】本実施形態では、この離脱防止手段560
は、ガイドレール550の前側端部近傍に設けられ、駆
動機構60(ローディング駆動機構57)に向かって突
出する凸部561で構成されている。また、凸部561
は、平板状をなしており、両板部材553、553で形
成される溝554の前側端部を閉じるよう配置されてい
る。
【0071】以上のような構成とすることにより、簡単
な構成の離脱防止手段560で、第2回転軸315のガ
イドレール550の前側端部からの離脱を確実に防止す
ることができる。
【0072】また、凸部561の高さは、板部材553
の高さとほぼ等しく設定されている。これにより、駆動
機構60に干渉することなく、すなわち、駆動機構60
の動きを妨げることなく、第2回転軸315のガイドレ
ール550の前側端部からの離脱をより確実に防止する
ことができる。
【0073】このようなラックギヤ540、ガイドレー
ル550および離脱防止手段560のうちの少なくとも
1つ(好ましくは、これらの全て)は、ディスクトレイ
51と一体的に形成されている。これにより、製造工程
数および部品点数の削減を図ることができる。
【0074】以上のようなディスクトレイ51は、機構
ユニット32と連動しながらローディング駆動機構57
により、次のようにして、ローディング駆動される。
【0075】すなわち、ディスクトレイ51がディスク
装着位置からディスク再生位置に移動する過程では、上
側ギヤ641は、直線状ラックギヤ541と噛合してお
り、第2回転軸315は、直線状ガイドレール551に
より案内される。このとき、上側ギヤ641の回転によ
り、ディスクトレイ51はディスク装着位置からディス
ク再生位置(図9中、矢印方向)へと搬送される。
【0076】なお、この間、第2回転軸315は、図3
(a)および図5(a)に示す位置に保持された状態に
あり、したがって、ギヤアーム650は回転せず、カム
部材572も第1位置に保持される。
【0077】次に、ディスクトレイ51がディスク装填
位置の直前まで移動すると、上側ギヤ641は、円弧状
ラックギヤ542に噛合し、第2回転軸315は、円弧
状ガイドレール552により案内され、それぞれ円弧に
沿って図3(b)および図5(b)に示す位置に移動す
る。このとき、第2回転軸315は、遊星ギヤとして機
能し、この第2回転軸315の円弧状の移動に伴い、ギ
ヤアーム650が回転する。これにより、ギヤアーム6
50のギヤ部653と噛合するカム部材572が、ギヤ
アーム650の案内により第2位置に移動し、カム部材
572のカム溝591に挿入された機構ユニット32が
下降位置から上昇位置へと上昇する。
【0078】以上の過程により、光ディスク10が再生
可能または記録・再生可能な状態になる。ここで、ディ
スクトレイ51がディスク再生位置にあるときは、第2
回転軸315がガイドレール550の前側端部近傍(円
弧状ガイドレール552の直線状ガイドレール551と
反対側の端部近傍)に位置しているが、前述したよう
に、この部分には離脱防止手段560が設けられている
ので、ディスク装置1に対し前方方向(エジェクト方
向)の衝撃が作用した場合であっても、第2回転軸31
5がガイドレール550の前側端部から離脱するのを確
実に防止することができる。このため、ディスクトレイ
51が装置本体30から脱落する(飛び出す)のを防止
することができる。
【0079】なお、離脱防止手段560の構成(形状、
設置位置等)は、第2回転軸315がガイドレール55
0の端部から離脱するのを防止することができるもので
あれば、図示の構成に限定されず、いかなるものであっ
てもよい。離脱防止手段560の他の構成例としては、
ガイドレール550の前側端部近傍に、例えば、ガイド
レール550から若干離間して設けられたリブや、ガイ
ドレール550の溝のほぼ中央部に設けられた突起(ピ
ン)等が挙げられる。
【0080】以上、本発明のディスク装置について説明
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例
えば、本発明のディスク装置を構成する各部は、同様の
機能を発揮する任意のものと置換、または、その他の構
成を追加することもできる。
【0081】前記実施形態では、離脱防止手段560
は、ガイドピンがガイドレールの前側端部から離脱する
のを防止するよう構成されていたが、例えば、ガイドレ
ールの後側端部から離脱するのを防止するよう構成され
ていてもよく、前側端部および後側端部の双方から離脱
するのを防止するよう構成されていてもよい。
【0082】また、本発明のディスク装置は、CD、D
VDなどの光ディスク装置に限らず、その他の光ディス
ク装置、磁気ディスク装置などに応用できることは言う
までもない。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ィスクトレイに駆動機構が備えるガイドピンがガイドレ
ールの端部から離脱するのを防止する離脱防止手段を設
けたので、衝撃が作用した場合であっても、ガイドピン
がガイドレールの端部から離脱するのが防止され、その
結果、ディスクトレイが装置本体から離脱する(飛び出
す)のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の全体構成を示す斜視図
である。
【図2】図1に示すディスク装置の装置本体の上面図で
ある。
【図3】ローディング駆動機構の上面図である。
【図4】図3に示すローディング駆動機構が備えるカム
部材の上面図(a)、前面図(b)および左側面図
(c)である。
【図5】図3に示すローディング駆動機構の主要部の前
面図である。
【図6】図3に示すローディング駆動機構が備えるギヤ
アームの下面図である。
【図7】図6中のG−G線断面図である。
【図8】図1に示すディスク装置が備えるディスクトレ
イの上面図である。
【図9】図8に示すディスクトレイの下面図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 10 ディスク 20 ケーシング 30 装置本体 31 シャーシ 311 底部 312 開口 313 壁部 314 第1回転軸 315 第2回転軸 32 機構ユニット 321 ターンテーブル 330 ベースフレーム 336 ガイドピン 340 保持部材 351 光ピックアップ 450 弾性部材 46 フロントベゼル 463 開口 51 ディスクトレイ 511 ディスク載置部 516 開口 518 下面 540 ラックギヤ 541 直線状ラックギヤ 542 円弧状ラックギヤ 550 ガイドレール 551 直線状ガイドレール 552 円弧状ガイドレール 553 板部材 554 溝 560 離脱防止手段 561 凸部 57 ローディング駆動機構 571 カム機構 572 カム部材 580 上側部 581 ラックギヤ 590 下側部 591 カム溝 592 上溝 593 下溝 594 傾斜溝 595 間隙部 597 取付部 60 駆動機構 601 ローディングモータ 610 ピニオンギヤ 630 第1ギヤ 631 大ギヤ 632 小ギヤ 640 第2ギヤ 641 上側ギヤ 642 当接部 643 下側ギヤ 650 ギヤアーム 651 本体部 652 中心孔 653 ギヤ部 654 突出部 663 小ギヤ突出口 664 収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上保 恒雄 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 Fターム(参考) 5D046 AA12 AA16 CB16 FA01 HA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に開口が形成された装置本体と、前
    記開口を介して前記装置本体に対し移動可能に設置され
    たディスクトレイと、該ディスクトレイを駆動する駆動
    機構とを有し、 前記ディスクトレイは、前記駆動機構が備える駆動ギヤ
    と噛合し、前記ディスクトレイの移動方向に沿って直線
    状に延在する部分を有するラックギヤと、 該ラックギヤに並設され、前記駆動機構が備えるガイド
    ピンが案内されるガイドレールと、 前記ガイドピンが前記ガイドレールの端部から離脱する
    のを防止する離脱防止手段とを有することを特徴とする
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ラックギヤおよび前記ガイドレール
    は、それぞれ、前記ディスクトレイの移動方向に沿って
    直線状に延在する直線状部分と、該直線状部分の前側端
    に連続して設けられ、円弧状をなす円弧状部分とを有す
    る請求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールは、前記ディスクトレ
    イから立設され、ほぼ等距離を介して対向する一対の板
    部材で構成されている請求項1または2に記載のディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記離脱防止手段は、前記ガイドレール
    の端部近傍に設けられ、前記駆動機構に向かって突出す
    る凸部で構成されている請求項1ないし3のいずれかに
    記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記離脱防止手段は、前記ガイドレール
    の端部近傍に設けられ、前記駆動機構に向かって突出す
    る凸部で構成され、 前記凸部は、前記両板部材で形成される溝の端部を閉じ
    るよう配置されている請求項3に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記凸部の高さは、前記板部材の高さと
    ほぼ等しい請求項5に記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記凸部は、板状をなしている請求項4
    ないし6のいずれかに記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記離脱防止手段は、前記ガイドピンが
    前記ガイドレールの前側端部から離脱するのを防止する
    請求項1ないし7のいずれかに記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記ラックギヤ、前記ガイドレールおよ
    び前記離脱防止手段は、前記ディスクトレイの下面に設
    けられている請求項1ないし8のいずれかに記載のディ
    スク装置。
  10. 【請求項10】 前記ラックギヤ、前記ガイドレールお
    よび前記離脱防止手段のうちの少なくとも1つは、前記
    ディスクトレイと一体的に形成されている請求項1ない
    し9のいずれかに記載のディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイドピンは、前記駆動ギヤの回
    転軸である請求項1ないし10のいずれかに記載のディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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