JP2009037710A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常発生時において、単純な動作でディスクを外に排出することが可能な、新規かつ改良されたディスクドライブ装置を提供すること。
【解決手段】光ディスクが挿脱されるスロット19が設けられた筐体3と、光ディスクを保持する保持部材と連動し、第1の方向に駆動された場合に光ディスクを収納し、第1の方向と反対方向の第2の方向に駆動された場合に光ディスクを排出する駆動レバー52と、駆動レバー52を駆動する駆動モータ102と、駆動モータ102の駆動力を駆動レバー52に伝達するギヤ列104と、非常時に手動操作力を受けて、ギヤ列104による駆動モータ102と駆動レバー52との間の係合を解除するとともに、手動操作力により駆動レバー52を第2の方向へ駆動して光ディスクを排出する手動排出機構と、を備える。
【選択図】図33
【解決手段】光ディスクが挿脱されるスロット19が設けられた筐体3と、光ディスクを保持する保持部材と連動し、第1の方向に駆動された場合に光ディスクを収納し、第1の方向と反対方向の第2の方向に駆動された場合に光ディスクを排出する駆動レバー52と、駆動レバー52を駆動する駆動モータ102と、駆動モータ102の駆動力を駆動レバー52に伝達するギヤ列104と、非常時に手動操作力を受けて、ギヤ列104による駆動モータ102と駆動レバー52との間の係合を解除するとともに、手動操作力により駆動レバー52を第2の方向へ駆動して光ディスクを排出する手動排出機構と、を備える。
【選択図】図33
Description
本発明は、ディスクドライブ装置に関する。
例えばディスク状の記録媒体が装着されるCD−ROM装置等の記録再生装置では、ディスク状記録媒体を装着またはイジェクトするための記録媒体装着装置が設けられている。この記録媒体装着装置としては、ディスク状記録媒体が載置されるトレーを有し、トレーを前後方向に移動させてディスク状記録媒体を装着またはイジェクトするトレー方式と、ディスク状記録媒体を直接挿入して装着またはイジェクトするスロットイン方式とがある。
トレー方式の場合、トレーの底面または側面にラックが形成されており、ラックに噛合するピニオンをモータで駆動することによりトレーをイジェクト位置または装着位置に移動させるように構成されている。また、スロットイン方式の場合、ディスク挿脱口の内側にディスク状記録媒体を保持するローラと、ローラを支持するローディングアームとが設けられており、ディスク状記録媒体がディスク挿脱口に挿入されてローラに保持された状態でローディングアームが挿入方向に回動して、ディスク状記録媒体を所定の装着位置に移動させる。また、イジェクト時は、ローディングアームがイジェクト方向に回動してディスク状記録媒体をディスク挿脱口から排出させる。
ところで、記録再生装置のディスク挿脱口の内側にディスク状記録媒体が挿入された状態で、停電等の影響でモータが駆動できない場合、手動操作によりディスク状記録媒体を取り出すことが必要となるが、トレー方式の構成では、通常、トレーのロックを解除することでトレーを手動で引き出すことができるようになっている。
これに対し、スロットイン方式の構成では、ローディングアームをイジェクト方向に回動させる必要があり、手動操作によりローディングアームを駆動することになる。従来のスロットイン方式に用いられた手動式イジェクト方法としては、例えば特許文献1に記載されているように、細長い軸(エマージェンシーピン)を前面パネルの通孔から挿入し、細長い軸を手動で回転させることにより装置奥部に設けられたモータ軸のギヤに噛合する他のギヤを回転させ、その結果搬送手段を動作させる構成のものがある。
また別の手動式イジェクト方法としては、例えば特許文献2に記載されているような、エマージェンシーピンを用いて数回押圧操作することにより、摺動動作して駆動機構に係合し、駆動機構をイジェクト方向に駆動させる手動用駆動部材を備えた構造のタイプである。
更に別の方式としては、装置内にコンデンサを設け、通電時にコンデンサに電圧を蓄えておき、停電時にはその電圧でモ−タを駆動してデイスクロ−デイング装置を動作させ、搬送手段をイジエクト位置に移動させるものがある。
しかしながら、特許文献1に記載された手動式のイジェクト方法では、細長い軸を手動で回転させてモータ軸をイジェクト方向に回転させているが、減速ギヤを介してローディングアームをイジェクト方向に回動させる構成であるので、細長い軸を相当回転させる必要があり、ローディングアームをイジェクト方向に回動させてディスク状記録媒体をディスク挿脱口から排出させるまでに多大な時間と手間を要するといった問題がある。
また、特許文献2に記載された方法では、実際には数回〜十数回の押圧操作が必要となり、やはり排出させるまでに多大な時間を要し、排出のための押圧操作としての利便性は低い。
また、コンデンサに蓄えた電圧で停電時等にモータを駆動する方法は、モ−タの駆動に比較的大きな電力を必要とするために、使用するコンデンサが大容量のものとなり、スペ−スが必要となると共にコストも増大する等の問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、停電時等の異常発生時において、単純な動作でディスクを外に排出することが可能な、新規かつ改良されたディスクドライブ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ディスク状記録媒体が挿脱されるディスク挿脱口が設けられた筐体と、ディスク状記録媒体を保持する保持部材と連動し、第1の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体を収納し、前記第1の方向と反対方向の第2の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体を排出する駆動レバーと、前記駆動レバーを駆動する駆動モータと、前記駆動モータの駆動力を前記駆動レバーに伝達する駆動力伝達機構と、非常時に手動操作力を受けて、前記駆動力伝達機構による前記駆動モータと前記駆動レバーとの間の係合を解除するとともに、前記手動操作力により前記駆動レバーを前記第2の方向へ駆動してディスク状記録媒体を排出する手動排出機構と、を備えるディスクドライブ装置が提供される。
上記構成によれば、筐体にディスク状記録媒体が挿脱されるディスク挿脱口が設けられ、駆動レバーは、ディスク状記録媒体を保持する保持部材と連動し、駆動レバーが第1の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体が収納され、第1の方向と反対方向の第2の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体が排出される。駆動レバーは駆動モータにより駆動され、駆動モータの駆動力は駆動力伝達機構により駆動レバーに伝達される。そして、非常時に手動操作力を受けると、手動排出機構により、駆動力伝達機構による駆動モータと駆動レバーとの係合が解除されるとともに、駆動レバーが第2の方向へ駆動されてディスク状記録媒体が排出される。従って、非常時に手動操作力により確実にディスク状記録媒体を排出することが可能となる。
また、前記駆動力伝達機構は、前記駆動モータの駆動力を前記駆動レバーに伝達するギヤ列から構成され、手動排出機構は、前記手動操作力を受けて前記ギヤ列に含まれる第1のギヤの位置を移動させてギヤ係合を外す解除部を含むものであってもよい。かかる構成によれば、ギヤ列に含まれる第1のギヤの位置を移動させてギヤ係合が外されるため、駆動モータと駆動レバーとの係合が外れるため、手動操作力により駆動レバーを移動させることが可能となる。
また、前記ギヤ列は、前記第1のギヤに係合する第2のギヤと、前記第1のギヤに係合する第3のギヤを含み、前記第1のギヤを介して前記第2のギヤ及び前記第3のギヤとの間で駆動力を伝達し、前記解除部は、前記第2のギヤの回転中心軸を中心として回動し、前記第1のギヤが前記第2のギヤとの係合を維持した状態で回動可能に装着される第1の回動部材を含み、前記手動操作力を受けて前記第1の回動部材が前記第2のギヤの回転中心軸を中心として回動することで、前記第1のギヤと前記第3のギヤの係合を外すものであってもよい。かかる構成によれば、手動操作力を受けて第1の回動部材が第2のギヤの回転中心軸を中心として回動するため、第1のギヤが第2のギヤの回りを回動する。従って、第1のギヤと第3のギヤの係合が外されて、ギヤ列のギヤ係合を外すことができる。
また、前記解除部は、前記手動操作力を受けて回動して、前記手動操作力を前記第1の回動部材に伝達する第2の回動部材を含み、前記第1の回動部材と前記第2の回動部材は、一方に設けられたカム溝と他方に設けられたピンとが係合し、前記第2の回動部材が回動した際に前記カム溝と前記ピンとの相対位置が変化することで前記第1の回動部材が回動するように構成され、前記第1のギヤと前記第3のギヤが係合した位置において、前記ピンの位置における前記カム溝の接線方向が前記ピンの移動方向と略直交するものであってもよい。かかる構成によれば、第1のギヤと第3のギヤが係合した位置において、ピンの位置におけるカム溝の接線方向がピンの移動方向と略直交するため、通常時に駆動モータの駆動力によりギヤ列が駆動された場合に、カム溝とピンとの相対的な移動を確実に抑えることが可能となる。
また、前記第1のギヤは、前記駆動モータの駆動を減速して前記駆動レバーに伝達する減速ギヤであってもよい。かかる構成によれば、ギヤ列の係合を外すためのギヤとして減速ギヤを用いることができるため、ギヤ列において所望の減速比を得るために必要なギヤ数を最小限に抑えることが可能となる。従って、手動排出機能を備えたディスクドライブ装置の更なる小型化が可能となる。
また、前記手動排出機構は、前記手動操作力が解除された場合に、前記第1の回動部材を前記第1のギヤと前記第3のギヤが係合する位置に復帰させる弾性部材を含むものであってもよい。かかる構成によれば、通常使用時において、第1のギヤと第3のギヤを確実に係合させることができる。
また、前記第1の方向はディスク状記録媒体を収納する際にディスク状記録媒体が移動する方向であり、前記第2の方向はディスク状記録媒体を排出する際にディスク状記録媒体が移動する方向であり、前記手動排出機構は、前記第1の方向の前記手動操作力を受けて、当該手動操作力を前記第2の方向に変換して前記駆動レバーを前記第2の方向へ駆動する操作方向変換部を含むものであってもよい。かかる構成によれば、ディスク状記録媒体の収納方向への手動操作力をディスク状記録媒体の排出方向に変換して駆動レバーに作用させることができる。
また、前記駆動レバーは、前記ギヤ列による駆動力を前記第1又は第2の方向の往復運動に変換する第1のラックギヤを有し、前記操作方向変換部は、第2のラックギヤが設けられ、前記手動操作力を受けて前記第1の方向に移動する手動操作部材と、前記第1のラックギヤ及び前記第2のラックギヤに係合し、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤを互いに反対方向に移動させる方向変換用のギヤと、を含むものであってもよい。かかる構成によれば、方向変換用のギヤが第1のラックギヤ及び第2のラックギヤの双方に係合するため、ディスク状記録媒体の収納方向への手動操作力を受けて手動操作部材が第1の方向に移動した場合に、第1のラックギヤを第2の方向に移動させることができ、駆動レバーをディスク状記録媒体の排出方向へ移動させることが可能となる。
また、エマージェンシーピンが挿入される通孔を備え、前記エマージェンシーの挿入によって前記手動操作力を受けるものであってもよい。かかる構成によれば、エマージェンシーピンを挿入する押圧力によってディスク状記録媒体を排出することが可能となる。
本発明によれば、停電時等の異常発生時において、単純な動作でディスクを外に排出することが可能なディスクドライブ装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1に基づいて、本実施形態にかかるディスクドライブ装置の概要を説明する。図1は、本実施形態にかかるディスクドライブ装置1が適用される情報処理装置の一例を示した説明図である。図1に示したように、本実施形態にかかるディスクドライブ装置1は、例えば携帯可能な大きさにまで小型化されたノート型のパーソナルコンピュータ(PC)1000の装置本体1001に搭載されるドライブ装置である。
まず、図1に基づいて、本実施形態にかかるディスクドライブ装置の概要を説明する。図1は、本実施形態にかかるディスクドライブ装置1が適用される情報処理装置の一例を示した説明図である。図1に示したように、本実施形態にかかるディスクドライブ装置1は、例えば携帯可能な大きさにまで小型化されたノート型のパーソナルコンピュータ(PC)1000の装置本体1001に搭載されるドライブ装置である。
なお、図1においては情報処理装置の一例としてPCを示しているが、情報処理装置は、例えば、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、車載器などであってもよい。また、ディスクドライブ装置1は、PC用外付けドライブであってもよく、BD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの次世代光ディスクシステムに適用してもよい。
次に、図2〜図15に基づいて、ディスクドライブ装置1の構成を詳細に説明する。図2は本実施形態に係るディスクドライブ装置1の外観斜視図、図3はディスクドライブ装置1のトップカバーを内面側から見た斜視図、図4はディスクドライブ装置1の構造を示す平面図である。
本実施形態にかかるディスクドライブ装置1は、図2に示すように、外筐となる筐体3を備えている。筐体3は、下部筐体である扁平した箱状のボトムケース4と、ボトムケース4の上部開口部を覆う天板であるトップカバー5とから構成されている。
トップカバー5は、薄い板金からなり、図2および図3に示すように、ボトムケース4の上部開口部を閉塞する天板部5aと、この天板部5aの周囲がボトムケース4の両側面に沿って僅かに折り曲げられた一対の側板部5bとを有している。天板部5aの略中央部には、略円形状の開口部6が形成されている。開口部6は、後述するチャッキング動作時に例えば光ディスク2の中心孔2aに係合されるターンテーブル23aの係合突部28aを外部に臨ませるためのものである。また、天板部5aの開口部6の周囲には、ターンテーブル23a上に保持された光ディスク2の中心孔2aの周囲と当接されるように、筐体3の内側に向かって僅かに突出した当接突部7が設けられている。
図3に示すように、天板部5aの内側の主面には、後述する第1の回動アーム35の先端部と第2の回動アーム36の先端部とを高さ方向に規制しながら、互いに近接又は離間する方向に案内するガイド部材8が設けられている。このガイド部材8は、天板部5aの両側板部5bの間に亘って略円弧状をなす板金からなり、天板部5aの前面側にスポット溶接やカシメ止め等により取り付けられている。
また、ガイド部材8は、背面側が前面側の取付面よりも一段高くなされた係止部8aを有している。これにより、ガイド部材8の背面側の係止部8aと天板部5aとの間には、第1の回動アーム35の先端部及び第2の回動アーム36の先端部が係合されるガイド溝9が形成されている。また、天板部5aには、このガイド溝9に第1の回動アーム35の先端部と第2の回動アーム36の先端部とを係合させるための作業用の窓部10がそれぞれ設けられている。
ボトムケース4は、図4に示すように、略扁平箱状に形成された板金からなり、その底面部は、略矩形状であり、一方の側面部には、この底面部よりも底上げされて外側へと張り出したウィング部4aが設けられている。
ボトムケース4の底面部には、ディスクドライブ装置1の駆動を制御するサーボ部(不図示)を構成するICチップ等の電子部品や、各部の電気的な接続を図るためのコネクタ、各部の動作を検出するための後述する検出スイッチ等が配置された回路基板がネジ止め等により取り付けられている。また、図6に示すように、ボトムケース4の底面部には、シャーシ11がネジ止めにより取り付けられている。このシャーシ11は、回路基板の上方において、ボトムケース4の内部をウィング部4aと略同等の高さで上下に仕切るように配置されている。
そして、ボトムケース4にトップカバー5を取り付ける際は、ボトムケース4の複数のガイドスリット17にトップカバー5の複数のガイド片14を係合させた状態で、トップカバー5を前面側から背面側へとスライドさせる。これにより、トップカバー5の天板部5aがボトムケース4の上部開口部を閉塞した状態となる。そして、この状態でトップカバー5の複数の貫通孔13を通してボトムケース4のネジ孔16にネジ12を螺合する。以上のようにして、図2に示す筐体3が構成される。
なお、トップカバー5の天板部5aには、組付後に、上述した開口部6や作業用の窓部10を覆うラベルシール(不図示)が貼り付けられる。これにより、筐体3の内部への塵埃等の侵入や外部へのレーザの漏れ等を防止する。
筐体3の前面には、図2に示すように、略矩形平板状のフロントパネル18が取り付けられている。このフロントパネル18には、光ディスク2が水平方向に挿入及び排出されるスロット19(挿排口)が設けられている。すなわち、ディスクドライブ装置1は、直径12cmの大径ディスク及び直径8cmの小径ディスクに対応可能であり、例えば大径ディスクを、このスロット19から筐体3の内部へと挿入したり、或いはこのスロット19から筐体3の外部へと排出したりすることが可能となっている。
また、フロントパネル18の前面には、光ディスク2に対するアクセス状態を点灯表示する表示部20や、光ディスク2を排出する際に押圧されるイジェクトボタン21、及び塵埃の進入を防止すると共に排出後の光ディスク2を摩擦力により保持するカーテン32とが設けられている。また、フロントパネル18の前面には、後述するエマージェンシーピン202が挿入される通孔200が設けられている。
図5は、ディスクドライブ装置1のベースユニットの斜視図である。図4及び図6に示すように、本実施形態にかかるディスクドライブ装置1は、ボトムケース4の底面部にディスクドライブ装置本体を構成するベースユニット22を備えている。
ベースユニット22は、スロット19から筐体3の内部に挿入された光ディスク2が装着されるディスク装着部23と、このディスク装着部23に装着された光ディスク2を回転駆動するディスク回転駆動機構24と、このディスク回転駆動機構24により回転駆動される光ディスク2に対して信号の書き込み又は読み出しを行う光学ピックアップ25と、この光学ピックアップ25を光ディスク2の半径方向に送り動作させるピックアップ送り機構26とを有し、これらがベース27に一体に設けられた超薄型構造を有している。
図6に示すように、ベースユニット22は、ボトムケース4の底面部においてディスク装着部23が略々中央に位置するように、シャーシ11よりも前面側に配置されている。また、このベースユニット22は、後述するベース昇降機構55によって昇降可能とされており、初期状態において、スロット19から筐体3の内部に挿入される光ディスク2よりも下方に位置している。
ベース27は、板金を所定の形状に打ち抜き、その周囲を僅かに下方に折り曲げて形成されている。ベース27の主面には、ディスク装着部23のターンテーブル23aを上方へと臨ませる略半円状のテーブル用開口部と、光学ピックアップ25の対物レンズ25aを上方へと臨ませる略矩形状のピックアップ用開口部とが連続形成されている。なお、ベース27の上面部には、これら開口部に対応した開口部が形成された化粧板(不図示)が取り付けられる。
ベース27は、図5に示すように、後述する駆動レバー52と対向する側面のディスク装着部23側に突設された第1の支軸59と、図10に示す後述するカムレバー56と対向する側面のディスク装着部23側に突設された第2の支軸60と、駆動レバー52と対向する側面とは反対側の側面の前面側に突設された第3の支軸62と、カムレバー56と対向する側面とは反対側の側面の前面側に設けられた固定支持部65とを備えている。
ディスク装着部23は、ディスク回転駆動機構24により回転駆動されるターンテーブル23aを有し、このターンテーブル23aの中心部には、光ディスク2を装着するためのチャッキング機構28が設けられている。チャッキング機構28は、光ディスク2の中心孔2aに係合される係合突部28aと、この係合突部28aに係合された光ディスク2の中心孔2aの周囲を係止する複数の係止爪28bとを有し、光ディスク2をターンテーブル23a上に保持する。
ディスク回転駆動機構24は、光ディスク2をターンテーブル23aと一体に回転駆動する扁平状のスピンドルモータ24aを有し、このスピンドルモータ24aは、上面部に設けられたターンテーブル23aがベース27のテーブル用開口部から僅かに突出するように、支持板24bを介してベース27の下面にネジ止めにより取り付けられている。
光学ピックアップ25は、光源となる半導体レーザから出射された光ビームを対物レンズ25aにより集光させて光ディスク2の信号記録面に照射し、この光ディスク2の信号記録面で反射された戻りの光ビームを受光素子等からなる光検出器により検出する光学ブロックを有し、光ディスク2に対する信号の書き込み又は読み出しを行う。
また、光学ピックアップ25は、対物レンズ25aを光軸方向(フォーカシング方向)と、光ディスクの記録トラックと直交する方向(トラッキング方向)とに変位駆動する2軸アクチュエータ等の対物レンズ駆動機構を有する。光学ピックアップ25は、上述した光検出器により検出された光ディスク2からの検出信号に基づいて、この2軸アクチュエータにより対物レンズ25aをフォーカシング方向及びトラッキング方向に変位させながら、光ディスク2の信号記録面上に対物レンズ25aの焦点を合わせるフォーカスサーボの制御を行う。また、光学ピックアップ25は、対物レンズ25aにより集光される光ビームのスポットを記録トラックに追従させるトラッキングサーボ等の駆動制御を行う。
なお、対物レンズ駆動機構としては、このようなフォーカシング制御及びトラッキング制御に加えて、対物レンズ25aにより集光された光ビームを光ディスク2の信号記録面に垂直に照射させるように、光ディスク2の信号記録面に対する対物レンズ25aの傾き(スキュー)を調整可能とする3軸アクチュエータを用いてもよい。
ピックアップ送り機構26は、光学ピックアップ25が搭載されたピックアップベース29と、このピックアップベース29を光ディスク2の半径方向にスライド可能に支持する一対のガイド軸30a,30bと、一対のガイド軸30a,30bに支持されたピックアップベース29を光ディスク2の半径方向に変位駆動する変位駆動機構31とを有している。
ピックアップベース29には、一対のガイド軸30a,30bのうち、一方のガイド軸30aを挿通するガイド孔が形成された一対のガイド片32a,32bと、他方のガイド軸30bを挟み込むガイド溝が形成されたガイド片33とが互いに対向する側面から突出形成されている。これにより、ピックアップベース29は、一対のガイド軸30a,30bにスライド可能に支持されている。
一対のガイド軸30a,30bは、ベース27の下面に光ディスク2の半径方向と互いに平行となるように配置されており、ベース27のピックアップ用開口部27bから光学ピックアップ25が臨むピックアップベース29を光ディスク2の内外周に亘って案内する。
変位駆動機構31は、ベース27に取り付けられたスレッドモータ31aの回転駆動をギヤやラック(図示せず。)を介して直線駆動に変換し、ピックアップベース29を一対のガイド軸30a,30bに沿った方向、すなわち光ディスク2の半径方向に変位駆動させる。
このディスクドライブ装置1は、図4に示すように、スロット19から光ディスク2が挿入及び排出されるディスク挿入排出位置と、ディスク装着部23のターンテーブル23aに光ディスク2が装着されるディスク装着位置との間で光ディスク2の搬送を行う搬送部としてのディスク搬送機構34を備えている。
ディスク搬送機構34は、光ディスク2の記録面とほぼ平行な面内で広がるように、かつ、狭まるように移動することで、光ディスク2の周縁部を挟持しながら、スロット19側とディスク装着部23側との間で光ディスク2を搬送させるためのアーム機構135と、後述するようにこれらのアーム機構135の移動を途中で規制する規制機構120とを備えている。
アーム機構135は、光ディスク2の周縁部の両側を挟むように回動可能に設けられた第1の回動アーム35、第2の回動アーム36、光ディスク2などの挿入を補助する第3の回動アーム46及び光ディスク2などの排出を補助する第4の回動アーム49などを備えている。
第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36は、長尺状の板金からなり、ディスク装着部23を挟んだ左右の両側に各々配置されており、それぞれディスク装着部23よりも背面側に位置する基端部が、シャーシ11上に設けられた第1の支軸37を軸として支持されると共に、ディスク装着部23よりも前面側に位置する先端部がスロット19から挿入された光ディスク2の記録面とほぼ平行な面内で互いに近接又は離間する図4に示す矢印a1、a2、b2、b2方向に回動可能となっている。
第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36は、光ディスク2がスロット19に挿入される前の初期状態(HOME状態、あるいは後述のポジション4)において、それぞれの先端部が所定の広がり角で開いた状態で保持されている。
この広がり角は、直径が8cmの小径ディスクをスロット19に挿入したときに、小径ディスクを保持できるようにするため、少なくともフランジ138、140の間の距離L1が小径ディスクの直径よりも小さくなるように設計されており、好ましくは第1の前面側当接部材38の回転ローラ73aと第2の前面側当接部材40の回転ローラ73c間の最短距離L2が小径ディスクの直径よりも小さくなるように設計されている。
第1の回動アーム35は、図4に示すように先端部に設けられた第1の前面側当接部材38と、光ディスク2の高さ方向の移動を規制するために設けられたフランジ138とを備えている。第1の前面側当接部材38は、回転可能に設けられた前後一対の回転ローラ73a,73bを備えている。
第1の回動アーム35の基端部近傍には、光ディスク2をディスク装着位置に位置決めする際に、第1の前面側当接部材38と共に光ディスク2の外周部に当接される第1の背面側当接部材39が下方に向かって突出して設けられている。第1の前面側当接部材38、フランジ138及び第1の背面側当接部材39は、光ディスク2よりも柔らかい樹脂を用いて製造されている。
第1の回動アーム35には、図4に示すように、捻じりコイルバネ71dが設けられており、捻りコイルバネ71dは、回動部材71のギヤ部71aと内歯ギヤ94とを介して第1の回動アーム35と、第2の回動アーム36をと互いに近接する方向に付勢している。
回動部材71は、図4に示すように、その外周部の所定の領域に亘って形成されたギヤ部71aを有し、このギヤ部71aがシャーシ11上に配置された内歯ギヤ94と噛合されることによって、第1の回動アーム35の回動動作に連動しながら回動操作される。
第2の回動アーム36の先端部には、スロット19から挿入された光ディスク2の外周部に当接される第2の前面側当接部材40と、光ディスク2の高さ方向の移動を規制するために設けられたフランジ140とが設けられている。第2の前面側当接部材40は、回転ローラ73c、73dを備えており、第2の前面側当接部材40、フランジ140は、光ディスク2よりも柔らかい樹脂を用いて製造されている。
このように、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とは、ディスク装着部23のターンテーブル23aを挟んで略対称となる位置に配置されており、互いの回動中心がディスク装着部23よりも背面側の略中央部において一致している。また、第1の回動アーム35の先端部及び第2の回動アーム36の先端部は、天板部5aのガイド溝9に係合された状態で回動方向に沿ってスライド可能に支持されている。
第1の回動アーム35と、第2の回動アーム36とは連動機構41を介して互いに逆向きに回動可能となっている。連動機構41は、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とを連結する第1の連結アーム42及び第2の連結アーム43を有している。これら第1の連結アーム42及び第2の連結アーム43は、長尺状の板金からなり、それぞれの長手方向の一端部が第1の回動アーム35の基端部と第2の回動アーム36の基端部とに回動可能に支持され、それぞれの長手方向の他端部が第2の支軸44を介して回動可能に支持された、いわゆるパンタグラフ構造を有している。
また、第2の支軸44は、シャーシ11の第1の支軸37よりも前面側に設けられたガイドスリット45に係合されており、このガイドスリット45は、光ディスク2の挿入方向に亘って略直線状に形成されている。
第1の支軸37には、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とを互いに近接する方向に付勢するための第1の捻じりコイルバネ75が設けられている。第1の捻じりコイルバネ75は、その巻回部分に第1の支軸37が挿通された状態で、その一端部が第1の回動アーム35の基端部に掛止され、その他端部が第2の回動アーム36に掛止され設けられている。
したがって、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とは、第2の支軸44がガイドスリット45内をスライドすることで、第1の連結アーム42及び第2の連結アーム43を介して互いに逆向きに回動可能となっている。すなわち、第1の回動アーム35の先端部と第2の回動アーム36の先端部とは、このような連動機構41によって、互いに近接又は離間する方向に回動可能となっている。
第3の回動アーム46は、光ディスク2などをスロット19から筐体3の内部へと引き込むローディング動作を補助するためにスロット19から挿入される光ディスク2の記録面とほぼ平行な面内で回動可能に設けられている。
第3の回動アーム46は、長尺状の板金からなり、ディスク装着部23のターンテーブル23aを挟んだ左右の一方側(例えば図4中左側)の第2の回動アーム36の前面側に位置して、ウィング部4a上に設けられた支軸47を介して矢印c1方向及び矢印c2方向に回動可能に支持されている。
図6は、ディスクドライブ装置1の一部の部品を取り外した状態を示す平面図である。第3の回動アーム46は、支軸47が挿通される図6に示す略L字状の軸孔46aと、図9に示す駆動レバー52の上面部に形成されたカム溝80に係合されるカムピン46bと、第3の回動アーム46の先端部に設けられた第3の当接部材48とを備えている。
第3の回動アーム46は、図4及び図6に示すように、ウィング部4a上に配置された捻りコイルバネ79によって付勢されている。この捻りコイルバネ79は、その一端部がウィング部4aの掛止ピン79aに掛止され、その他端部が第3の回動アーム46の下面に設けられた掛止ピン79bに掛止されている。
第3の回動アーム46は、駆動レバー52のスライド動作に連動して、カムピン46bが図6に示す駆動レバー52に形成されたカム溝80内をスライドすることによって回動操作される。また、第3の回動アーム46は、軸孔46a内における支軸47の位置によって、この第3の回動アーム46の回動中心を切り替えることが可能となっている。
第3の当接部材48は、スロット19から挿入された光ディスク2の外周部に当接されるように、第3の回動アーム46の先端部に上方に向かって突出して設けられている。第3の当接部材48は、第3の回動アーム46の天板部5aと対向する主面に回転可能に取り付けられた小径の回転ローラであり、光ディスク2よりも柔らかい樹脂からなる。
図7は、ディスクドライブ装置1の更に一部の部品を取り外した状態を示す平面図である。また、図8は、ディスクドライブ装置1の駆動レバー52と検出スイッチとの位置関係を示す平面図である。
アーム機構135は、各回動アーム35,36,46,49等を協働させるためのスライド部として機能する駆動レバー52を備えている。この駆動レバー52は、全体が略直方体状に形成された樹脂部材からなり、ボトムケース4の底面部において、このボトムケース4の一方の側面部とベースユニット22との間に配置されている。また、この駆動レバー52は、スロット19から筐体3の内部に挿入される光ディスク2などよりも下方に位置しており、その上面部がウィング部4aの底面部と略一致した高さにされている。
図9は、駆動レバー52の詳細な構成を示した説明図である。特に、図9(a)は、駆動レバー52を一方側から見た側面図であり、図9(b)は、駆動レバー52を上方側から見た平面図であり、図9(c)は、駆動レバー52を他方側から見た側面図であり、図9(d)は、駆動レバー52を下方側から見た平面図である。
駆動レバー52は、図9(c)に示すように、ベースユニット22を昇降操作するため、ベース27と対向する側面に形成された第1のカムスリット95を有する。第1のカムスリット95は、ベース27をチャッキング解除位置に位置させるための第1の水平面部95aと、ベース27をチャッキング位置に位置させるための頂上面部95bと、ベース27を上記中間位置に位置させるための第2の水平面部95cとを有している。また、図9(d)に示すように、駆動レバー52の底面部には、ガイドスリット100が形成されている。
次に、図11及び図12に基づいて、駆動レバー52に設けられたラック部材101の機能について説明する。図11はローディング時の駆動レバー52の平面図を示し、図12はイジェクト時の駆動レバー52の平面図を示している。駆動レバー52の前面側には、図11及び図12に示すように、駆動レバー52に対して所定のストローク範囲だけ前後方向にスライド可能とされたラック部材101が取り付けられている。また、ラック部材101には、前後方向に亘ってラックギヤ101aが形成されている。一方、ボトムケース4の底面部には、図7に示すように、変位駆動機構を構成する駆動モータ102と、この駆動モータ102の回転軸に取り付けられたウォームギヤ103と、このウォームギヤ103からラックギヤ101aへと駆動モータ102の動力を伝達するギヤ列104とが配置されている。
この変位駆動機構は、図11に示すように、駆動モータ102を一の方向に回動駆動することによって、ウォームギヤ103、ギヤ列104及びラックギヤ101a介してラック部材101が駆動レバー52の背面側に引き込まれた状態で、駆動レバー52をラック部材101と一体に背面側へと変位駆動する。すなわち、駆動モータ102を一の方向に回動駆動させると、駆動レバー52の背面側の当接部53(一側の当接部)にラック部材101が当接する。そして、ラック部材101が、駆動モータ102により生成された動力に基づいて駆動レバー52の背面側の当接部53を押圧する。その結果、ラック部材101が駆動レバー52の背面側の当接部53に当接した状態で、駆動レバー52がラック部材101と一体に背面側へと移動される。これにより、駆動レバー52は、図8中の矢印A2の方向に移動する。
一方、この変位駆動機構は、図12に示すように、駆動モータ102を他の向に回動駆動することによって、ウォームギヤ103、ギヤ列104及びラックギヤ101a介してラック部材101が駆動レバー52の前面側に引き出された状態で、駆動レバー52をラック部材101と一体に前面側へと変位駆動する。すなわち、駆動モータ102を他の方向に回動駆動させると、駆動レバー52の背面側の当接部53とラック部材101とが離隔した状態で、駆動レバー52がラック部材101と一体に前面側へと移動される。これにより、駆動レバー52は、図8中の矢印A1の方向に移動する。
第4の回動アーム49は、長尺状の板金からなり、ディスク装着部23のターンテーブル23aを挟んだ左右の一方側(例えば図4中左側)の第2の回動アーム36の中間部において、イジェクト動作を補助するために光ディスク2の記録面とほぼ平行な面内で矢印d1方向及び矢印d2方向に回動可能に支持されている。また、第4の回動アーム49の先端部には、スロット19から挿入された光ディスク2の外周部の背面側に当接される第4の当接部材50が上方に向かって突出して設けられている。第4の当接部材50は、光ディスク2よりも柔らかい樹脂からなり、第4の回動アーム49の天板部5aと対向する主面に回転可能に取り付けられた小径の回転ローラである。
また、第2の回動アーム36には、この第4の回動アーム49が背面側、すなわち矢印d1方向に回動された際に、第4の回動アーム49の背面側への回動を規制する図示を省略した規制片が設けられている。規制片は、例えば、第2の回動アーム36の側縁がコ字状に折り曲げられて形成されている。
第4の回動アーム49は、図4に示す連結機構81を介して図6に示す駆動レバー52のスライド動作に連動して回動操作される。連結機構81は、第1の支軸37を介して回動可能に支持されたクランクアーム82aと、このクランクアーム82aと第4の回動アーム49との間を連接する連接アーム82bとからなるクランク機構を有している。また、連接アーム82bには、第2の回動アーム36に設けられたガイドピン83aを挿通させる長孔83bが形成されている。従って、このクランク機構は、第4の回動アーム49の回動動作に連動して、クランクアーム82aを回動させることが可能となっている。
また、連結機構81は、図7に示すように、ボトムケース4の底面部に、上述したクランクアーム82aを介して回動される第1のギヤ84と、この第1のギヤ84と噛み合わされる第2のギヤ85と、この第2のギヤ85と噛み合わされる第3のギヤ86が形成された回動操作部材87とを有している。
回動操作部材87は、駆動レバー52のスライド動作に連動して、第4の回動アーム49を回動操作するためのものであり、駆動レバー52に対して前後方向にスライド可能とされたスライド部材92と係合される係合ピン88と、記録再生時に駆動レバー52の背面側の端部に当接されて駆動レバー52を位置決め固定する位置決めピン89とを有している。
そして、回動操作部材87は、引張りコイルバネ90によって回動方向の一方側(ここでは、図7中時計回りの方向)に付勢されている。この引張りコイルバネ90は、その一端部がボトムケース4の底面部に設けられた掛止ピン90aに掛止され、その他端部が回動操作部材87に設けられた掛止ピン90bに掛止されることによって、この回動操作部材87を回動方向の一方側に付勢している。なお、回動操作部材87には、掛止ピン90aを逃がすための略円弧状のスリット91が形成されている。
駆動レバー52の背面側には、この駆動レバー52に対して前後方向にスライド可能とされたスライド部材92が取り付けられている。そして、このスライド部材92は、第1の及び第2の引張りコイルバネ93a,93bにより前面側へと付勢されており、背面側の端部に回動操作部材87の係合ピン88が係合されることによって、駆動レバー52のスライド動作に連動して、この回動操作部材87を回動操作する。
第1の及び第2の引張りコイルバネ93a,93bは、それぞれ前面側の端部が駆動レバー52に掛止され、背面側の端部がスライド部材92に掛止されることによって、スライド部材92を駆動レバー52に対して前面側へと付勢している。このうち、第1の引張りコイルバネ93aは、通常の駆動レバー52及びスライド部材92を一体で動作させるためのものであり、そのバネ力は、200〜300gf程度である。一方、第2の引張りコイルバネ93bは、光ディスク2の正常な排出ができない場合に機構を保護するためのものであり、そのバネ力は、400〜600gf程度である。
また、ボトムケース4の底面部には、図8に示すように、各部の駆動制御を行う駆動制御回路が構成された回路基板105が配置されている。この回路基板105は、ボトムケース4の背面側の底面部にネジ止めにより取り付けられている。このボトムケース4の底面部及び回路基板105上には、駆動制御回路を構成するICチップ等の電子部品(不図示)や、各部の電気的な接続を図るためのコネクタ106、各部の動作を検出するための第1〜第4の検出スイッチSW1,SW2,SW3,SW4が配置されている。
そして、駆動制御回路は、駆動レバー52が移動することによって操作される第1〜第4の検出スイッチSW1,SW2,SW3,SW4からの検出信号に基づいて、上述した駆動機構により駆動される駆動レバー52の位置を検出しながら、この駆動機構による駆動レバー52の駆動制御を行っている。
このうち、第1の検出スイッチSW1は、ボトムケース4の前面側の端部に配置されている。この第1の検出スイッチSW1は、駆動レバー52の前端部によって操作され、駆動レバー52が初期位置に移動され、若しくは駆動レバー52が初期位置にあることを検出するスイッチであり、このディスクドライブ装置1が初期状態にあることを検出する。
一方、第2の検出スイッチSW2、第3の検出スイッチSW3、第4の検出スイッチSW4は、回路基板105の駆動レバー52と対向する端縁部に所定の間隔で、駆動レバー52の移動方向である図8中矢印A1方向、矢印A2方向に亘って並列配置されている。これら第2乃至第4の検出スイッチSW2,SW3,SW4は、駆動レバー52が図8中の矢印A1方向又は矢印A2方向に移動することにより、駆動レバー52の側面部に設けられたカム部107の一部に設けられた操作子107aによって操作され、オン/オフの切換えが行われる。
ここで、第2の検出スイッチSW2は、このディスクドライブ装置に装着された光ディスク2をイジェクトする位置に駆動レバー52が移動されたとき、駆動レバー52に設けた操作子107aによって操作されるスイッチであり、第3の検出スイッチSW3は、このディスクドライブ装置に光ディスク2が挿入され位置に駆動レバー52が移動されたとき、操作子107aによって操作されるスイッチであり、第4の検出スイッチSW4は、光ディスク2がターンテーブル23aにチャッキングされ、情報信号の記録又は再生を可能とする位置に駆動レバー52が移動されたときに、操作子107aによって操作されるスイッチである。
規制機構120は、スロット19から光ディスク2が排出されるときに、アーム機構135の移動を途中で規制するために用いられている。規制機構120は、図4に示すように、押圧レバー76と、光ディスクの排出の途中で押圧レバー76に係合するストッパー110と、押圧レバー76を押圧可能な第2の捻じりコイルバネ77とを備えている。ストッパー110は、例えば第2の回動アーム36に設けられており、スロット19から光ディスク2が排出される途中で当接ピン76aに当接する部分がステップ状とされている。ストッパー110は、押圧レバー76が回動する方向で当接ピン76aと対面して当接する当接面を備えている。
第2の捻じりコイルバネ77は、図6に示すように、その巻回部分がシャーシ11に軸支された状態で、その一端部が同じくシャーシ11に掛止され、その他端部が押圧レバー76の当接ピン76cに掛止されことによって、当接ピン76aがストッパー110に当接する方向に付勢している。当接ピン76aは、図6に示す点Pを軸として回動可能に設けられている。光ディスク2の排出の途中で、当接ピン76aがストッパー110に係合されたときに、アーム機構135が光ディスク2を押し出す力は、スロット19を介して光ディスク2に働く摩擦力より小さく設定されている。
例えば第1の捻じりコイルバネ75は、スロット19から光ディスク2が引き抜かれると、押圧レバー76の当接ピン76aとストッパー110との係合が解除されるように第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36に回動力を付与している。
したがって、規制機構120では、押圧レバー76が第2の回動アーム36を押圧することによって、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とが互いに近接する方向に付勢された状態から、駆動レバー52の背面側へのスライド動作に連動して、押圧レバー76のカムピン76bが駆動レバー52のカム溝78内をスライドしながら、駆動レバー52が背面側の端部までスライドされたとき、第2の捻じりコイルバネ77の付勢に抗して回動されることによって、非付勢状態に切り替えることが可能である。
アーム機構135では、これら第1の回動アーム35、第2の回動アーム36、第3の回動アーム46及び第4の回動アーム49等が互いに協働しながら、光ディスク2をスロット19から筐体3の内部へと引き込むローディング動作と、光ディスク2をディスク装着位置に位置決めするセンタリング動作と、光ディスク2をスロット19から筐体3の外部へと排出するイジェクト動作とを行う。
本実施形態にかかるディスクドライブ装置1は、図4に示すように、駆動レバー52のスライドに連動して、ベース27を昇降操作するベース昇降機構55を備えている。
ベース昇降機構55は、ベース27を上昇させて、ディスク装着位置に位置決めされた光ディスク2をディスク装着部23のターンテーブル23aに装着する図14に示すチャッキング位置と、ベース27を下降させて、ディスク装着部23のターンテーブル23aから光ディスク2を離脱する図13に示すチャッキング解除位置と、ベース27をチャッキング位置とチャッキング解除位置との間に位置させて、光ディスク2に対する信号の記録又は再生を行う図15に示す中間位置との間でベース27を昇降操作する。
具体的に、駆動レバー52のベース27と対向する側面には、図9に示すようにチャッキング位置、チャッキング解除位置及び中間位置に対応した第1のカムスリット95が長手方向に亘って形成されている。
また、ボトムケース4の底面部には、図6に示すようにベース27の背面側の側面に沿ってカムレバー56が配置されている。
図10は、カムレバー56の形状を示した説明図である。ここで、図10(a)はカムレバー56を上面から見た図を示しており、図10(b)はディスクドライブ装置1の背面側から見た図を示している。カムレバー56は、長尺状の平板部材からなり、駆動レバー52の前後方向のスライドに連動して、駆動レバー52のスライド方向と略直交する方向にスライド操作される。このカムレバー56の中間部には、ベース27と対向する端縁部から上方に向かって折り曲げられたカム片57が設けられている。
カム片57の水平面部57aには、図6に示すように直径が12cmの大径ディスクに対応した第1のカム部74aと、この第1のカム部74aよりも前面側をスリット状に切り欠くことによって、直径が8cmの小径ディスクに対応した第2のカム部74bとが形成されている。このカム片57には、図10に示すようにチャッキング位置、チャッキング解除位置及び中間位置に対応した第2のカムスリット96が長手方向に亘って形成されている。
第2のカムスリット96は、ベース27をチャッキング解除位置に位置させるための第1の水平面部96aと、ベース27をチャッキング位置に位置させるための頂上面部96bと、ベース27を中間位置に位置させるための第2の水平面部96cとを有している。
ここで、カムレバー56は、その主面に形成された前後一対のガイドスリット97a,97bを有しており、これらガイドスリット97a,97bに、図7に示すボトムケース4の底面部から突出された一対の頭付ガイドピン98a,98bが係合されることによって、ベース27の背面側の側面に沿って、駆動レバー52のスライド方向と略直交する、すなわち左右方向にスライド可能に支持されている。
また、カムレバー56の駆動レバー52と交差する位置には、図7に示すガイドピン99が上方に向かって突出形成されている。カムレバー56は、図7に示すように、駆動レバー52の前後方向のスライドに連動して、ガイドピン99がガイドスリット100内をスライドすることによって、駆動レバー52のスライド方向と直交する方向にスライド操作される。
連動機構41では、筐体3のスロット19から大径ディスクが挿入された場合と小径ディスクが挿入された場合との第1の回動アーム35と第2の回動アーム36との開き具合の違いによって、上記第2の支軸44の第1のカム部74aと第2のカム部74bとに対する係合状態が切り替わる。
具体的に、大径ディスクが挿入された場合には、第2の支軸44が第1のカム部74aに係合されて、上述したカムレバー56の左右方向のスライド動作に連動しながら、この第2の支軸44がガイドスリット45内をスライドすることになる。これにより、大径ディスクの外径に対応して、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とを互いに近接又は離間する方向に回動操作することができる。
一方、小径ディスクが挿入された場合には、第2の支軸44が第2のカム部74bに係合されて、上述したカムレバー56の左右方向のスライド動作に連動しながら、この第2の支軸44がガイドスリット45内をスライドすることになる。これにより、小径ディスクの外径に対応して、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とを互いに近接又は離間する方向に回動操作することができる。
また、ボトムケース4の底面部には、図7に示すように折曲げ片58がベース27の背面側の側面に沿って折り曲げ形成されている。この折曲げ片58には、ベース27を昇降させるための鉛直スリット(図示せず。)が上下方向に亘って形成されている。
ベース27の第1の支軸59は、図5に示すように、駆動レバー52の図9に示す第1のカムスリット95に係合されて支持され、第2の支軸60はカム片57の第2のカムスリット96及び折曲げ片58の鉛直スリットに係合されて支持され、第3の支軸62はボトムケース4の他方側の側面に設けられた軸孔61に回動可能に支持され、固定支持部65はゴム等の粘弾性部材からなるインシュレータ63を介してボトムケース4の底面部にネジ64により固定支持されている。
したがって、このベース昇降機構55では、駆動レバー52及びカムレバー56のスライドに連動して、第1の支軸59が駆動レバー52の第1のカムスリット95内をスライドすると共に、第2の支軸60がカムレバー56の第2のカムスリット96及び折曲げ片58の鉛直スリット内をスライドすることによって、ベース27のディスク装着部23側が前面側に対して、チャッキング位置とチャッキング解除位置と中間位置との間で昇降操作される。
また、ボトムケース4の底面部には、図4に示すように、このベース昇降機構55がベース27を下降させたとき、ディスク装着部23のターンテーブル23a上に装着された光ディスク2をターンテーブル23aから離脱させるための押上ピン66が設けられている。この押上ピン66は、ベースユニット22のディスク装着部23近傍、具体的にはディスク装着部23に最も近接したベース27の背面側に位置して、ボトムケース4の底面部から上方に向かって突出して設けられている。
次に、以上のように構成されるディスクドライブ装置1の具体的な動作について説明する。図16に示すように、大径ディスク2が挿入される前の初期状態(HOME状態)では、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36は、それぞれの先端部が所定の広がり角で開いた状態となる。すなわち、図4に示すように、初期状態(HOME状態)において、第1の前面側当接部材38の回転ローラ73aと第2の前面側当接部材40の回転ローラ73c間の最短距離L2は、小径ディスクの直径よりも小さくなっている。
また、図16に示すHOME状態では、第3の回動アーム46は、先端部が基端部よりも外側に位置しかつ先端部が基端部よりも前面側に位置し、第4の回動アーム49は先端部が基端部よりも内側に位置しかつ先端部が基端部よりも前面側に位置した状態でボトムケース4の前面側に位置している。
このディスクドライブ装置1では、筐体3のスロット19から外径の異なるディスクが挿入された場合であっても、ディスク装着位置まで引き込むローディング動作を行うことが可能である。
ここでは、筐体3のスロット19から大径ディスク2が挿入された場合について説明する。先ず、図16に示すように、スロット19から筐体3の内部に挿入された大径ディスク2の外周部の背面側が、第1の回動アーム35の第1の前面側当接部材38及び第2の回動アーム36の第2の前面側当接部材40に当接する。
次に、この状態から更に、図17に示すように、大径ディスク2がスロット19から筐体3の内部に押し込まれると、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とが第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40との間で大径ディスク2の外周部を挟み込む。このとき、第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とが大径ディスク2の外周部の背面側に当接された状態で、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とが捻じりコイルバネ71d、第2の捻じりコイルバネ77の付勢に抗して互いに離間する方向、すなわち図17に示す矢印a2,b2の方向に回動する。
そして、図17に示した位置まで第3の回動アーム46が所定量だけ回動したとき、回路基板105に設けられた検出スイッチSW2等が押圧されることによって、変位駆動機構による駆動レバー52の背面側(図8中の矢印A2方向)へのスライドが開始される。
これにより、第3の回動アーム46は、図17に示す矢印c1の方向に更に回動する。また、第3の回動アーム46は、第3の当接部材48が大径ディスク2の外周部の前面側に当接された状態となることで、この大径ディスク2の外周部の前面側を押圧しながら、大径ディスク2を筐体3の内部へと引き込むことになる。
そして、図18に示すように、大径ディスク2の中心孔2aが第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とを結ぶ直線よりも背面側に位置するまで、大径ディスク2が筐体3の内部に引き込まれると、第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とが、大径ディスク2の外周部に沿って背面側から前面側へと回り込む。すると、第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とが大径ディスク2の外周部の前面側に当接された状態で、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とが捻じりコイルバネ71d、第2の捻じりコイルバネ77に付勢されて互いに近接する方向、すなわち図4に示す矢印a1,b1の方向に回動される。
また、第4の回動アーム49は、第4の当接部材50が大径ディスク2の外周部の背面側に当接された状態で押圧されることによって、図19に示す矢印d1の方向に回動される。そして、第4の回動アーム49は、大径ディスク2が図19に示すディスク装着位置まで引き込まれた際に、第2の回動アーム36の規制片(不図示)に当接され、その回動が規制された状態となる。
これにより、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36は、大径ディスク2の外周部の前面側を押圧しながら、大径ディスク2を図19に示すディスク装着位置まで引き込むことになる。
このディスクドライブ装置1では、図19に示すように、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36が、大径ディスク2をディスク装着位置まで引き込んだ際に、第1の前面側当接部材38、第1の背面側当接部材39、第2の前面側当接部材40、第4の当接部材50の内側に大径ディスク2を挟み込むことによって、大径ディスク2をディスク装着位置に位置決めするセンタリング動作を行う。すなわち、大径ディスク2の中心孔2aと、ターンテーブル23aの係合突部28aとを大径ディスク2の記録面と直交する方向において一致させる。
次に、このディスクドライブ装置1では、大径ディスク2のセンタリング動作の後に、ベース昇降機構55がベース27を上昇させることによって、ディスク装着位置に位置決めされた大径ディスク2をディスク装着部23のターンテーブル23aに装着するチャッキング動作を行う。
具体的には、図13に示すチャッキング解除位置からベース昇降機構55によりベース27が図14に示すチャッキング位置まで上昇すると、ディスク装着位置に位置決めされた大径ディスク2の中心孔2aに係合突部28aが入り込みながら、天板部5aの当接突部7に大径ディスク2の中心孔2aの周囲が押し付けられることによって、係合突部28aが大径ディスク2の中心孔2aに係合される。同時に、複数の係止爪28bが大径ディスク2の中心孔2aの周囲を係止した状態で、大径ディスク2がターンテーブル23a上に保持される。そして、大径ディスク2がターンテーブル23a上に保持された状態で、ベース昇降機構55によりベース27が図15に示す中間位置まで下降する。
また、ディスクドライブ装置1では、チャッキング動作の後に、図20に示すように、駆動レバー52の背面側へのスライドに連動して、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36が互いに離間する方向、すなわち図20に示す矢印a2,b2の方向に僅かに回動される。このとき、第4の回動アーム49は、規制片(不図示)に当接されたまま、第2の回動アーム36と一体に回動されることになる。また、第3の回動アーム46は、駆動レバー52の背面側へのスライドに連動して、図20に示す矢印c2の方向に僅かに回動される。
これにより、ターンテーブル23aに保持された大径ディスク2の外周部からは、第1の前面側当接部材38、第1の背面側当接部材39、第2の前面側当接部材40、第3の当接部材48、第4の当接部材50が離間した状態となる。
ディスクドライブ装置1では、図20に示す状態から、駆動制御回路から記録又は再生の指令が送られると、この指令に基づいて、大径ディスク2に対して信号の記録又は再生が行われる。具体的には、スピンドルモータ24aが大径ディスク2をターンテーブル23aと一体に回転駆動すると共に、ピックアップ送り機構26によって光学ピックアップ25が外周側から内周側へ移動し、フォーカスサーボ制御とトラッキングサーボ制御がかかると、この大径ディスク2のリードイン領域に記録されているTOCデータの読み出しを行う。この後、信号を記録する場合にあっては、読み出したTOCデータに基づいて、大径ディスク2のプログラム領域内の所定のアドレスに、光学ピックアップ25が移動する。また、信号の再生時にあっては、指定されたデータが記録されたプログラム領域内のアドレスに、光学ピックアップ25が移動する。そして、この光学ピックアップ25が大径ディスク2の所望の記録トラックに対して信号の書き込み又は読み出し動作を行う。
ディスクドライブ装置1では、表示部20に設けられたイジェクトボタン21が押圧される、或いはパーソナルコンピュータからディスクドライブ装置1に対してイジェクトの指令が送られると、この指令に基づいて、先ず、変位駆動機構による駆動レバー52の前面側(図8中の矢印A1方向)へのスライドが開始される。
そして、図19に示すように、この駆動レバー52の前面側へのスライドに連動して、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36が互いに近接する方向、すなわち図19に示す矢印a1,b1の方向に僅かに回動される。このとき、第4の回動アーム49は、規制片に当接されたまま、第2の回動アーム36と一体に回動されることになる。
これにより、ターンテーブル23aに保持された大径ディスク2の外周部に、第1の前面側当接部材38、第1の背面側当接部材39、第2の前面側当接部材40、第4の当接部材50が当接された状態となる。
次に、ディスクドライブ装置1では、ベース昇降機構55がベース27をチャッキング解除位置まで下降させることによって、ディスク装着部23のターンテーブル23aから大径ディスク2を離脱するチャッキング解除動作を行う。
具体的には、ベース27がチャッキング解除位置まで下降すると、押上ピン66の先端部がターンテーブル23aに装着された大径ディスク2の内周側の非信号記録領域に当接することによって、大径ディスク2を押し上げながら、大径ディスク2をターンテーブル23a上から離脱する。
次に、ディスクドライブ装置1では、ディスク装着部23にある大径ディスク2をスロット19から筐体3の外部へと排出するイジェクト動作を行う。
具体的に、筐体3のスロット19から大径ディスク2を排出する場合には、先ず、図21に示すように、駆動レバー52の前面側へのスライドに連動して、第4の回動アーム49が図21に示す矢印d2の方向に回動される。また、第4の回動アーム49は、第4の当接部材50が大径ディスク2の外周部の背面側に当接された状態となることで、この大径ディスク2の外周部の背面側を押圧しながら、大径ディスク2を筐体3の外部へと押し出すことになる。
そして、図22に示すように、大径ディスク2の中心孔2aが第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とを結ぶ直線よりも前面側に位置するまで、大径ディスク2が筐体3の外部へと排出されると、第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とが大径ディスク2の外周部に沿って前面側から背面側へと回り込む。すると、第1の前面側当接部材38と第2の前面側当接部材40とが大径ディスク2の外周部の背面側に当接された状態で、第1の回動アーム35と第2の回動アーム36とが捻じりコイルバネ71d、第2の捻じりコイルバネ77に付勢されて互いに近接する方向、すなわち図22に示す矢印a1,b1の方向に回動される。
大径ディスク2の排出の途中において、第1の回動アーム35、第2の回動アーム36が閉じるときに、押圧レバー76の当接ピン76aは図21に示す位置から矢印e1方向に移動し、図22に示すようにストッパー110のステップ状の部分に係合する。これにより、当接ピン76aがストッパー110を押圧する力を伝達できなくなり、第1の回動アーム35、第2の回動アーム36が閉じようとするトルクは、ストッパー110が設けられてない場合に比べて大きく減少する。
大径ディスク2と、カーテン32と間の摩擦力よりも、第1の回動アーム35、第2の回動アーム36が大径ディスク2を押し出そうとする力の方が十分小さく設定されている。このため、第1の回動アーム35及び第2の回動アーム36は、大径ディスク2の外周部の背面側を押圧しながら、大径ディスク2をディスク挿入排出位置、すなわち大径ディスク2の中心孔2aがスロット19から筐体3の外部に露出する位置まで押し出すことになる。
使用者が、大径ディスク2をスロット19から取り出すと、第1の回動アーム35、第2の回動アーム36の回動を規制する力がなくなり、捻じりコイルバネ71d、第2の捻じりコイルバネ77の力によって第1の回動アーム35、第2の回動アーム36は閉じ、HOME位置に移動し、一連の動作が終了する。
なお、上記では大径ディスク2がローディング、イジェクトされる場合を説明したが、本実施形態にかかるディスク駆動装置1は、小型ディスクをローディング、イジェクトすることも同様に可能である。また、光ディスク以外のディスク状の記録媒体をローディング、イジェクトすることも可能である。
次に、本実施形態のディスクドライブ装置1において、異常発生時等にディスクを手動で取り出すための機構について説明する。図23は、図7に示す駆動レバー52、ギヤ列104、駆動モータ102の周辺を詳細に示す斜視図である。
上述したように、本実施形態に係るディスクドライブ装置1では、駆動レバー52を図23中の矢印A1方向へスライド動作させることで、ディスクを排出することが可能である。通常、駆動レバー52は駆動モータ102の駆動力によって駆動されるが、停電時などの異常発生時には、駆動レバー52を駆動できなくなることが想定される。このため、本実施形態では、筐体3の前面に形成された緊急手動操作用の通孔200からエマージェンシーピン202を挿入し押圧操作することにより、駆動レバー52を図23中の矢印A1方向へ駆動させる手動排出機構を設けている。
図24〜図27は、手動排出機構の詳細な構成を示す模式図であって、ギヤ列104、および手動排出機構を構成する部材がボトムケース4に装着される様子を順次に示している。ここで、図24は、駆動レバー52を取り外した状態を示す斜視図である。図24に示すように、ボトムケース4の前面部には小さな通孔200が形成されており、通孔200は筐体3の外面、つまりパーソナルコンピュータ1000の外面に連通して設けられている。そして、通孔200に外部からエマージェンシーピン202を挿入して、光ディスク2の手動排出操作が行われる。図24に示すように、ボトムケース4の底面部には、駆動モータ102の動力を伝達するギヤ列104を配列するためのピン204a、ピン204b、ピン204c、ピン204d、ピン204eが設けられている。そして、ピン204cにはギヤ206、ピン204dにはギヤ208、ピン204eにはギヤ210が挿入される。ギヤ列104において、ギヤ206、及びギヤ208は、駆動モータ102の回転を減速させて駆動レバー52のラックギヤ101aに伝達するため、いずれも上下2段のギヤ構成とされている。また、ギヤ210も上下2段のギヤ構成とされている。
図24に示すように、ボトムケース4の壁面に沿って、ラックギヤ212aを有した手動用駆動部材212が配置されている。手動用駆動部材212は、駆動レバー52と同様にディスクドライブ装置1の前後方向に移動可能とされている。手動用駆動部材212は、ボトムケース4の通孔200から挿入されたエマージェンシーピン202によって直接押圧操作される。手動用駆動部材212は、筐体3の前後方向にのみスライド動作できるようにガイドされ、更に、ギヤ210の下段ギヤと手動用駆動部材212のラックギヤ212aが噛合した状態で、ボトムケース4の底面部に配置される。
手動用駆動部材212は、例えばボトムケース4の底面とウィング部4aとの段差の角部に沿って移動可能に設けられる。手動用駆動部材212を筐体3の前後方向のみにスライド可能とする構成は、例えばボトムケース4から立設されたピンを、手動用駆動部材212の裏面に長手方向に沿って設けられた溝に係合させることで実現できる。
図24に示すように、ピン204aには、手動用回動部材214が回動可能な状態で挿入される。手動用回動部材214は、エマージェンシーピン202の挿入によってピン204aを中心として回動し、駆動モータ102から駆動レバー52のラックギヤ101aに至る駆動力の伝達を切り離す機能を有する。手動用回動部材214には、ピン214a及びピン214bが設けられている。
図25に示すように、手動用回動部材214の上からL字形状のプレート216が装着される。プレート216には、手動用回動部材218、固定ピン220、引張コイルばね222が装着される。固定ピン220は、手動用回動部材218の回転中心軸となる部材であり、プレート216に対して固定される。カム溝218aを有した手動用回動部材218は、固定ピン220の中心軸に対して回転可能な状態で取付けられている。また、手動用回動部材218は、引張コイルばね222によって固定ピン220の中心軸に対して時計回りの方向へ付勢されている。そして、プレート216は、手動用回動部材214のピン214aを手動用回動部材218のカム溝218aに係合させた状態で、ボトムケース4の底面部に対して固定される。この際、ピン204aはプレート216の孔216aに挿通され、手動用回動部材214のピン214bはプレート216の孔216bに挿通される。
図26に示すように、ギヤ224、ギヤ226、ギヤ228が、それぞれピン204a、ピン214b、ピン204bに対して回動可能に挿入される。ここで、ギヤ224及びギヤ228は上下2段のギヤ構成、ギヤ226は1段ギヤ構成である。ギヤ224において、上段ギヤのピッチ円径は、下段ギヤのピッチ円径よりも大きく構成されている。また、ギヤ228においても、上段ギヤのピッチ円径は、下段ギヤのピッチ円径よりも大きく構成されている。ギヤ226は、ギヤ224の下段ギヤ、及びギヤ228の上段ギヤと噛合し、ギヤ224からギヤ228への動力伝達を中継する役割を担う。また、ギヤ226は、手動用回動部材214がピン204aを中心として回動した際に、ギヤ224の周りを回転して、ギヤ224に対する遊星ギヤ的な運動を行うように構成されている。
図26に示すように、引張コイルばね222によって手動用回動部材218が付勢された状態では、ピン214aがカム溝218aの一端に当接している。この状態では、固定ピン220の中心からピン214aの距離はr1である。一方、カム溝218aの他端では、固定ピン220の中心からカム溝218aの幅方向の中心までの距離はr2であり、r1>r2とされている。このため、図26の状態から手動用回動部材218が反時計回りに回動して、ピン214aとカム溝218aが相対的に移動すると、ピン214aが次第に固定ピン220に近づいていき、この結果、手動用回動部材214が反時計回りに回動する。なお、本実施形態では、手動用回動部材214にピン214aを設け、手動用回動部材218にカム溝218aを設けているが、手動用回動部材214にカム溝を設け、手動用回動部材218にピンを設けても良い。
図27に示すように、駆動軸にウォームギヤ103が装着された駆動モータ102が、プレート216のL字側面部216cへ固定される。また、駆動レバー52は、手動用駆動部材212、及びギヤ列104の一部を覆うようにボトムケース4の底面部へ配置される。
図28は、駆動レバー52の構成を詳細に示す斜視図である。上述したように、ラックギヤ101aを有するラック部材101は、所定のストロークだけ前後方向にスライド可能な状態で駆動レバー52に取り付けられている。そして、駆動レバー52がボトムケース4の底面部に配置される際、ラックギヤ101aとギヤ208の上段ギヤが噛合するように構成されている。
上述の通り、手動用駆動部材212とギヤ210が噛合し、ラックギヤ101aとギヤ208が噛合している。また、ギヤ210の上段ギヤとギヤ208の下段ギヤが噛合しているため、ギヤ208とギヤ210は互いに逆方向に回動する。このため、手動用駆動部材212が前後方向に移動すると、ラックギヤ101aと手動用駆動部材212とは、相反する方向へスライド動作することとなる。例えば、図29に示すように、手動用駆動部材212が図中矢印A2方向へスライド動作(押圧操作)されると、ラックギヤ101aは図中矢印A1方向へスライド動作することとなる。
次に、手動排出時の手動用回動部材218と手動用回動部材214の連携動作に関して説明する。通常は引張コイルばね222の付勢力により、両部材は図30に示すような位置関係になっている。すなわち、手動用回動部材218は時計回りの付勢力を受けて、カム溝218aの一端とピン214aとが当接している。この状態では、ギヤ226が、ギヤ224及びギヤ228の双方と噛合する。換言すれば、この状態で、ギヤ226とギヤ224の間隔、およびギヤ226とギヤ228の間隔は、ギヤ同士が係合する所定の間隔に設定される。
これにより、通常の動作時には、駆動モータ102の駆動力がギヤ224、ギヤ226、ギヤ228、ギヤ206、及びギヤ208に伝達され、ラックギヤ101aが駆動される。
一方、光ディスク2を手動排出する場合は、エマージェンシーピン202が挿入されて、エマージェンシーピン202によって操作部218bが押される。図31に示すように、エマージェンシーピン202の挿入によって、操作部218bが押されると、引張コイルばね222の付勢力に反して手動用回動部材218が反時計方向に回転する。上述したように、図26に示すカム溝218aの形状において、r1>r2の関係が成立しているため、手動用回動部材218の回動と連動してカム溝218aが動くと、ピン214aがピン220に近接する方向に動き、手動用回動部材214が反時計回りに回転する。これにより、ギヤ226がギヤ228から離れるため、ギヤ226とギヤ228との噛合が解除される。これにより、ギヤ228からギヤ210までのギヤ列は、駆動モータ102の動力とは無関係に独立したギヤ列となる。エマージェンシーピン202による手動用回動部材218を反時計回りに回転する力が解除されると、引張コイルばね222の付勢力により手動用回動部材218が時計方向に回転し、図30に示すような位置関係に復帰し、ギヤ226とギヤ228は相互に噛合する。
次に、図32〜図35の平面図に基づいて、本実施形態の機構の動作について説明する。本実施形態に適用したディスクドライブ装置1にディスクが挿入された場合、手動用駆動部材212と駆動レバー52の位置は図32に示されるような配置となる。すなわち、手動用駆動部材212は駆動レバー52よりもボトムケース4に対して前方に位置している。
この状態で、例えば停電、故障等により駆動モータ102が駆動不能となった場合、図33に示すように、まずボトムケース4の前面に形成された手動操作用の通孔200にエマージェンシーピン202が挿入される。エマージェンシーピン202によって手動用回動部材218の操作部218bが押されると、手動用回動部材218が引張コイルばね222の付勢力に反して反時計方向に回転する。同時に、カム溝218aとピン214aによってリンク連動された手動用回動部材214も反時計方向に回転するため、ギヤ226がギヤ228から離れ、双方の噛合が解除される。
更にエマージェンシーピン202が深く挿入されると、手動用回動部材218も更に回転するため、ある程度回転した時点でエマージェンシーピン202の先端は手動用回動部材218の操作部218bを通り越し、最終的に手動用駆動部材212に到達する。このとき、手動用回動部材218には、引張コイルばね222の付勢力によって時計方向に回転する力が働くが、手動用回動部材218の操作部218bがエマージェンシーピン202の側面に接触するため、手動用回動部材218の回転はエマージェンシーピン202によって阻止される。この結果、ギヤ226とギヤ228の噛合が解除された状態が保持される。
更にエマージェンシーピン202が押圧操作されると、図34に示すように、手動用駆動部材212は図34中の矢印A1の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の後方へスライド動作する。同時に、手動用駆動部材212のラックギヤ212aと噛合したギヤ210は反時計回りに回動し、また、ギヤ210と噛合したギヤ208は時計回りに回動する。これにより、ギヤ208と噛合されたラック部材101は図34中の矢印A2の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の前方へスライド動作する。
ラック部材101は、駆動レバー52に対して所定のストロークだけ前後方向にスライド可能な状態で駆動レバー52に取付けられているため、ラック部材101が矢印A2方向へ移動して、ラック部材101の移動量が駆動レバー52に対するスライド可能なストローク量を超えると、ラック部材101とともに駆動レバー52が移動する。この結果、駆動レバー52はラック部材101と共に矢印A2の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の前方へスライド動作することとなる。
従って、エマージェンシーピン202が手動押圧操作されることにより、駆動レバー52がディスクドライブ装置1の前側へ移動し、駆動モータ102の駆動力を用いることなく、ディスクドライブ装置1からディスクを排出することができる。ディスクの手動排出終了後、エマージェンシーピン202を抜くと、図35に示すように、手動用回動部材218は引張コイルばね222の付勢力によって時計回り方向に回転し、初期状態に戻る。そして、リンク連動された手動用回動部材214も初期状態に戻り、結果としてギヤ226とギヤ228の噛合が復帰される。
駆動モータ102の動力をギヤ列104を介して伝達する際、駆動モータ102の回転方向に関わらず、ギヤ226には図30中の矢印A3方向の力が少なからず生じ、この力が過度に大きくなると、ギヤ226が矢印A3方向に移動し、ギヤ224とギヤ228との係合が外れ、駆動モータ102の動力が駆動レバー52へ伝達できなくなることが想定される。このため、本実施形態では、エマージェンシーピン202の挿入時以外は、ギヤ226とギヤ228の噛合が解除されないように、固定ピン220とピン214aの位置関係、及びカム溝218aの形状を規定している。具体的には、図35に示すように、ギヤ226とギヤ228とが係合した状態において、駆動モータ102の駆動によりピン214aにかかる力の方向(ピン204aを中心とする円弧の接線方向であり、図35中の矢印A4の方向)の延長線上に固定ピン220の中心を配置し、且つピン214aの位置でのカム溝218aの接線方向を矢印A4の方向と直交させている。これにより、図30中でギヤ226が矢印A3方向へ移動してしまうことを抑えることが可能となり、信頼性を向上することができる。
エマージェンシーピン202を抜かれギヤ列104の噛合が復帰された後、ディスクドライブ装置1に一旦通電が行なわれると、駆動レバー52が如何なる位置にあったとしても、自動的にイニシャライズ制御され、以後通常のスロットイン動作が可能となる。
以下、図36及び図37に基づいて、イニシャライズ制御について説明する。ディスクドライブ装置1は、この装置1内の情報信号の記録又は再生を可能とする位置に光ディスク2が挿入された状態で電源が遮断されて停止された状態にあるときには、図36に示すタイミングチャートに従って駆動レバー52の駆動制御が行われ、装置1内に光ディスク2が装着されることなく電源が遮断されて停止された状態にあるときには図37に示すタイミングチャートに従って駆動レバー52の制御が行われる。
イニシャライズ動作では、ディスクドライブ装置1内に光ディスク2が挿入された状態若しくは光ディスク2が挿入されていないいずれの状態においても、電源が投入されると、駆動モータ102が他の方向に回転駆動され、駆動レバー52を一旦図8中の矢印A1方向に移動させる。このとき、図36に示すように、第4の検出スイッチSW4が操作子107aにより操作されON状態にあることが検出されると、駆動レバー52が装置1内の内方側である背面方向に引き込まれた状態にあって、光ディスク2が記録再生可能な引き込み位置に挿入されていることが検出される。
ここで、第4の検出スイッチSW4が操作され、光ディスク2が記録再生位置にあることが検出されると、他の方向に回転駆動していた駆動モータ102を一の方向に反転駆動し、駆動レバー52を図8中の矢印A2方向に移動させ、チャッキングを行う側に移動されていたベースユニット22を中間に位置に移動させ、光ディスク2に対する情報信号の記録再生を可能な状態とする。
光ディスク2が記録再生可能な状態とされたところで、この装置1若しくはパーソナルコンピュータ1000記録再生の指令が入力されることにより情報信号の記録再生が行われる。
そして、ディスクドライブ装置1内に光ディスク2が装着されることなく電源が遮断されて停止された状態にあるときにも、図37に示すように、駆動モータ102が他の方向に回転駆動され、駆動レバー52を一旦図8中の矢印A1方向に移動させ、駆動レバー52の移動を制御しながら第1、第2、第3の検出スイッチSW1、SW2、SW3が図37に示すようなタイミングチャートに従って制御され、一旦、第2の検出スイッチSW2の操作が解除され、再び第2の検出スイッチSW2が操作されたとき、駆動モータ102が一の方向に回転し、駆動レバー52を図8中の矢印A1方向に移動させ、再び第1のスイッチSW1が操作されたところで、駆動モータ102が停止され、駆動レバー52が筐体3の前面側の初期設定が行われる。
以上説明したように第1の実施形態によれば、エマージェンシーピン202の押圧操作により動力伝達用のギヤ列104の一部の噛合が解除され、且つ手動用駆動部材212の押圧動作方向と反対の方向に駆動レバー52がスライド動作される。この結果、ディスク搬送機構がイジェクト方向に駆動される。ここで、手動用駆動部材212は、常に動力伝達用のギヤ列104のギヤ210に噛合している。このため、停電等の緊急時に手動用駆動部材212を1回押圧操作するだけで光ディスク2をスロット19から排出させることができる。また、従来技術では数回の押圧操作又は回転操作によってディスクの排出を行うのに対し、1回の押圧操作でディスクを排出することが可能となる。この手法は、操作方向、操作回数に関して、現行の磁気ディスク装置の手動排出方法と同じであるため、世の中で広く認知された単純な手動排出操作方法である。従って、容易且つ短時間で光ディスク2をイジェクトすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係るディスクドライブ装置1の基本的な構成は、図1〜図22で説明したものと同様である。また、手動でディスクを排出する機構の基本的な構成は、図23〜図35で説明したものと同様である。第1の実施形態では、エマージェンシーピン202の挿入に連動して移動するギヤ226は、単体の1段ギヤ構成であったが、第2の実施形態では、ギヤ226の代わりに上下2段のギヤ構成からなる減速ギヤ240を用いている。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係るディスクドライブ装置1の基本的な構成は、図1〜図22で説明したものと同様である。また、手動でディスクを排出する機構の基本的な構成は、図23〜図35で説明したものと同様である。第1の実施形態では、エマージェンシーピン202の挿入に連動して移動するギヤ226は、単体の1段ギヤ構成であったが、第2の実施形態では、ギヤ226の代わりに上下2段のギヤ構成からなる減速ギヤ240を用いている。
図38〜図43は、第2の実施形態の構成を詳細に示す模式図である。図38に示すように、第1の実施形態と同様に、ボトムケース4の前面部には通孔200が形成されており、通孔200にエマージェンシーピン202を挿入して手動排出操作が行われる。また、図39に示すように、ボトムケース4の底面部には、駆動モータ102の動力を伝達するギヤ列104を配列するためのピン204a、ピン204b、ピン204c、ピン204d、ピン204eが設けられている。第2の実施形態では、第1の実施形態とギヤの係合状態が相違するため、各ピン204a〜ピン204eにおいて、ギヤのスラスト方向の位置を決める段差面の位置が第1の実施形態と相違している。そして、ボトムケース4上に設けられたピンのうち、ピン204aには、ピン214a及びピン214bを有した手動用回動部材214が挿入される。
図40は、第2の実施形態におけるプレート216及びその近傍の部材を示す斜視図である。プレート216及びその近傍の部材の基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、カム溝218aが設けられた手動用回動部材218が、引張コイルばね222によって時計回り方向へ付勢されつつ、固定ピン220の中心軸に対して回転可能な状態で取付けられている。そして、プレート216は、手動用回動部材214のピン214aを手動用回動部材218のカム溝218aに係合させた状態で、ボトムケース4の底面部に対して固定される。この際、ピン204aはプレート216の孔216aに挿通され、ピン214bはプレート216の孔216bに挿通される。
図41に示すように、ギヤ224、ギヤ242、ギヤ206、ギヤ208、ギヤ210は、それぞれボトムケース4に設けられたピン204a、ピン204b、ピン204c、ピン204d、ピン204eに挿入される。また、ギヤ240は、ピン214bに挿入される。ここで、ギヤ224からギヤ210に至る全てのギヤは、上下2段のギヤ構成であり、駆動モータ102の回転を減速してラック部材101へ伝達する減速ギヤである。
図42に示すように、ギヤ240の上段ギヤはギヤ224の下段ギヤと噛合し、ギヤ240の下段ギヤはギヤ242の下段ギヤと噛合している。図42に示すように、ギヤ240では、上段ギヤのピッチ円径が下段ギヤのピッチ円径よりも大きく構成されている。また、ギヤ242では、上段ギヤのピッチ円径が下段ギヤのピッチ円径よりも小さく構成されている。これにより、ギヤ240は、ギヤ224からの駆動力を増大させてギヤ242へ伝達する役割を担っている。ギヤ240は、第1の実施形態のギヤ226と同様に、手動用回動部材214の回転運動に合わせて、ギヤ224の回転中心に対して移動し、ギヤ224に対する遊星ギヤ的な運動を行うように構成されている。
図42及び図43に示すように、ギヤ242の上段ギヤは、ギヤ206の下段ギヤに噛合している。また、第1の実施形態と同様に、ギヤ206の上段ギヤは、ギヤ208の下段ギヤに噛合している。そして、ギヤ208の上段ギヤは駆動レバー52のラック部材101のラックギヤ101aに噛合し、ギヤ208の下段ギヤはギヤ210の上段ギヤに噛合し、ギヤ210の下段ギヤは手動用駆動部材212のラックギヤ212aに噛合している。
ラックギヤ212aを有した手動用駆動部材212は、第1の実施形態と同様に、ボトムケース4の通孔200から挿入されたエマージェンシーピン202によって直接押圧操作される。手動用駆動部材212は、第1の実施形態と同様に、ボトムケース4(筐体3)の前後方向にのみスライド動作できるようにガイドされ、更に、ギヤ210の下段ギヤと手動用駆動部材212のラックギヤ212aが噛合した状態で、ボトムケース4の底面部に配置される。
図42に示すように、ウォームギヤ103を有する駆動モータ102が、プレート216のL字側面部216cへ固定され、また、駆動レバー52がボトムケース4の底面部へ配置されることで、第2の実施形態における機構が構成されている。
図44〜図49は、エマージェンシーピン202の挿入時に、手動用回動部材218と手動用回動部材214の連携動作を示す模式図である。この連携操作は、基本的に第1の実施形態と同様である。
通常は引張コイルばね222の付勢力により、手動用回動部材218と手動用回動部材214は、図44に示すような位置関係になっている。これにより、通常の動作時には、駆動モータ102の駆動力がギヤ224、ギヤ240、ギヤ242、ギヤ206、及びギヤ208に伝達され、ラックギヤ101aが駆動される。
図45に示すように、エマージェンシーピン202の挿入によって、操作部218bが押されると、引張コイルばね222の付勢力に反して手動用回動部材218が反時計回りに回転する。手動用回動部材218の回動と連動してカム溝218aが動くと、第1の実施形態と同様に、ピン214aがピン220に近接する方向に動き、手動用回動部材214が反時計回りに回転する。これにより、ギヤ240がギヤ242から離れるため、ギヤ240とギヤ242との噛合が解除される。これにより、ギヤ242からギヤ210までのギヤ列は、駆動モータ102の動力とは無関係に独立したギヤ列となる。
一方、エマージェンシーピン202による手動用回動部材218を反時計回りに回転させる力が解除されると、引張コイルばね222の付勢力により手動用回動部材218が時計回りに回転し、図44に示すような位置関係に復帰し、ギヤ240とギヤ242は相互に噛合する。
次に、図46〜図49の平面図に基づいて、本実施形態の機構の動作について説明する。本実施形態に適用したディスクドライブ装置1にディスクが挿入された場合、手動用駆動部材212と駆動レバー52の位置は図46に示されるような配置となり、手動用駆動部材212は駆動レバー52よりもボトムケース4に対して前方に位置している。
この状態で、例えば停電、故障等により駆動モータ102が駆動不能となった場合、図47に示すように、通孔200にエマージェンシーピン202が挿入され、手動用回動部材218の操作部218bが押される。これにより、手動用回動部材218が引張コイルばね222の付勢力に反して反時計方向に回転し、手動用回動部材214も反時計方向に回転するため、ギヤ240がギヤ242から離れ、双方のギヤの噛合が解除される。
更にエマージェンシーピン202が深く挿入されると、エマージェンシーピン202の先端は手動用回動部材218の操作部218bを通り越し、手動用駆動部材212に到達する。このとき、手動用回動部材218には、引張コイルばね222の付勢力によって時計方向に回転する力が働くが、手動用回動部材218の回転はエマージェンシーピン202によって阻止される。この結果、ギヤ240とギヤ242の噛合が解除された状態が保持される。
更にエマージェンシーピン202が押圧操作されると、図48に示すように、手動用駆動部材212は図48中の矢印A1の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の後方へスライド動作する。同時に、手動用駆動部材212のラックギヤ212aと噛合したギヤ210は反時計回りに回動し、また、ギヤ210と噛合したギヤ208は時計回りに回動する。これにより、ギヤ208と噛合されたラック部材101は図48中の矢印A2の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の前方へスライド動作する。
ラック部材101は、駆動レバー52に対して所定のストロークだけ前後方向にスライド可能な状態で駆動レバー52に取付けられているため、ラック部材101が矢印A2方向へ移動して、ラック部材101の移動量が駆動レバー52に対するスライド可能なストローク量を超えると、ラック部材101とともに駆動レバー52が移動する。この結果、駆動レバー52はラック部材101と共に矢印A2の方向、すなわち、ディスクドライブ装置1の前方へスライド動作することとなる。
従って、エマージェンシーピン202が手動押圧操作されることにより、駆動レバー52がディスクドライブ装置1の前側へ移動し、駆動モータ102の駆動力を用いることなく、ディスクドライブ装置1から光ディスク2を排出することができる。光ディスク2の手動排出終了後、エマージェンシーピン202を抜くと、図47に示すように、手動用回動部材218は引張コイルばね222の付勢力によって時計回り方向に回転し、初期状態に戻る。そして、リンク連動された手動用回動部材214も初期状態に戻り、結果としてギヤ240とギヤ242の噛合が復帰される。
以上説明したように第2の実施形態によれば、エマージェンシーピン202の操作によりギヤ列104に含まれるギヤのうち、減速用のギヤ240の位置を可変して、ギヤ240とギヤ242の係合を外すことができる。従って、ギヤ列104の係合を外すためのギヤとして減速用のギヤ240を用いることができるため、ギヤ列において所望の減速比を得るために必要なギヤ数を最小限に抑えることが可能となる。従って、手動排出機能を備えたディスクドライブ装置1の更なる小型化が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 ディスクドライブ装置
2 光ディスク
3 筐体
52 駆動レバー
101a,212a ラックギヤ
102 駆動モータ
104 ギヤ列
204a,214b ピン
212 手動用駆動部材
214 手動用回動部材
218 手動用回動部材
218a カム溝
208,210,226,228,240,242 ギヤ
222 引張コイルバネ
2 光ディスク
3 筐体
52 駆動レバー
101a,212a ラックギヤ
102 駆動モータ
104 ギヤ列
204a,214b ピン
212 手動用駆動部材
214 手動用回動部材
218 手動用回動部材
218a カム溝
208,210,226,228,240,242 ギヤ
222 引張コイルバネ
Claims (9)
- ディスク状記録媒体が挿脱されるディスク挿脱口が設けられた筐体と;
ディスク状記録媒体を保持する保持部材と連動し、第1の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体を収納し、前記第1の方向と反対方向の第2の方向に駆動された場合にディスク状記録媒体を排出する駆動レバーと;
前記駆動レバーを駆動する駆動モータと;
前記駆動モータの駆動力を前記駆動レバーに伝達する駆動力伝達機構と;
非常時に手動操作力を受けて、前記駆動力伝達機構による前記駆動モータと前記駆動レバーとの間の係合を解除するとともに、前記手動操作力により前記駆動レバーを前記第2の方向へ駆動してディスク状記録媒体を排出する手動排出機構と;
を備えることを特徴とする、ディスクドライブ装置。 - 前記駆動力伝達機構は、前記駆動モータの駆動力を前記駆動レバーに伝達するギヤ列から構成され、
手動排出機構は、
前記手動操作力を受けて前記ギヤ列に含まれる第1のギヤの位置を移動させてギヤ係合を外す解除部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のディスクドライブ装置。 - 前記ギヤ列は、前記第1のギヤに係合する第2のギヤと、前記第1のギヤに係合する第3のギヤを含み、前記第1のギヤを介して前記第2のギヤ及び前記第3のギヤとの間で駆動力を伝達し、
前記解除部は、前記第2のギヤの回転中心軸を中心として回動し、前記第1のギヤが前記第2のギヤとの係合を維持した状態で回動可能に装着される第1の回動部材を含み、前記手動操作力を受けて前記第1の回動部材が前記第2のギヤの回転中心軸を中心として回動することで、前記第1のギヤと前記第3のギヤの係合を外すことを特徴とする、請求項2に記載のディスクドライブ装置。 - 前記解除部は、前記手動操作力を受けて回動して、前記手動操作力を前記第1の回動部材に伝達する第2の回動部材を含み、
前記第1の回動部材と前記第2の回動部材は、一方に設けられたカム溝と他方に設けられたピンとが係合し、前記第2の回動部材が回動した際に前記カム溝と前記ピンとの相対位置が変化することで前記第1の回動部材が回動するように構成され、
前記第1のギヤと前記第3のギヤが係合した位置において、前記ピンの位置における前記カム溝の接線方向が前記ピンの移動方向と略直交することを特徴とする、請求項3に記載のディスクドライブ装置。 - 前記第1のギヤは、前記駆動モータの駆動を減速して前記駆動レバーに伝達する減速ギヤであることを特徴とする、請求項2に記載のディスクドライブ装置。
- 前記手動排出機構は、前記手動操作力が解除された場合に、前記第1の回動部材を前記第1のギヤと前記第3のギヤが係合する位置に復帰させる弾性部材を含むことを特徴とする、請求項3に記載のディスクドライブ装置。
- 前記第1の方向はディスク状記録媒体を収納する際にディスク状記録媒体が移動する方向であり、前記第2の方向はディスク状記録媒体を排出する際にディスク状記録媒体が移動する方向であり、
前記手動排出機構は、前記第1の方向の前記手動操作力を受けて、当該手動操作力を前記第2の方向に変換して前記駆動レバーを前記第2の方向へ駆動する操作方向変換部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のディスクドライブ装置。 - 前記駆動レバーは、前記ギヤ列による駆動力を前記第1又は第2の方向の往復運動に変換する第1のラックギヤを有し、
前記操作方向変換部は、
第2のラックギヤが設けられ、前記手動操作力を受けて前記第1の方向に移動する手動操作部材と、
前記第1のラックギヤ及び前記第2のラックギヤに係合し、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤを互いに反対方向に移動させる方向変換用のギヤと、
を含むことを特徴とする、請求項7に記載のディスクドライブ装置。 - エマージェンシーピンが挿入される通孔を備え、前記エマージェンシーの挿入によって前記手動操作力を受けることを特徴とする、請求項1に記載のディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007203567A JP2009037710A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007203567A JP2009037710A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
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JP2009037710A true JP2009037710A (ja) | 2009-02-19 |
Family
ID=40439472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007203567A Withdrawn JP2009037710A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009037710A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010146691A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Quanta Storage Inc | スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置 |
CN101989440A (zh) * | 2009-08-03 | 2011-03-23 | 蒂雅克股份有限公司 | 盘装置 |
US8082557B2 (en) | 2009-08-03 | 2011-12-20 | Teac Corporation | Disk device |
CN103426446A (zh) * | 2012-05-17 | 2013-12-04 | 广明光电股份有限公司 | 吸入式光盘机紧急退片装置 |
-
2007
- 2007-08-03 JP JP2007203567A patent/JP2009037710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
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JP2013242955A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-12-05 | Quanta Storage Inc | スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置 |
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