JP2013242955A - スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロットイン光ディスク駆動装置が異常動作状態にあるときに、光ディスクを迅速にアンロードする緊急取出装置を提供する。
【解決手段】スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置24は、細棒材47が取出孔23内に挿入され緊急取出し用の取出プレート41を回転させると、ガイドピン54がガイドスロット50に沿って摺動されて解除バー42を回動させ、それによって、解除バー42の他端部におけるクラッチギア33が自動ロック式動力装置30から外れる。その後、取出プレート41がラック48を移動させて変速ギアユニット31を駆動するために所定方向にラチェットユニット40を回転させてディスクをアンロードする。
【選択図】図2
【解決手段】スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置24は、細棒材47が取出孔23内に挿入され緊急取出し用の取出プレート41を回転させると、ガイドピン54がガイドスロット50に沿って摺動されて解除バー42を回動させ、それによって、解除バー42の他端部におけるクラッチギア33が自動ロック式動力装置30から外れる。その後、取出プレート41がラック48を移動させて変速ギアユニット31を駆動するために所定方向にラチェットユニット40を回転させてディスクをアンロードする。
【選択図】図2
Description
本発明は、スロットイン光ディスク駆動装置に関し、より詳細には、スロットイン光ディスク駆動装置が、機械の不具合又は電源の障害等の異常動作状態にあるときに、光ディスクを手動でアンロードすることが可能な緊急取出装置に関する。
スロットイン光ディスク駆動装置は、光ディスクをロード又はアンロードするために、バー、ローラ及びベルトを駆動させるギアユニットを利用している。このスロットイン光ディスク駆動装置は、機械の不具合又は電源の障害が生じた際に、光ディスクを自動的にアンロードすることができない。そのため、スロットイン光ディスク駆動装置の筐体が取外されて、光ディスクを取上げている。しかし、ユーザは、筐体、特に、車載オーディオ機器やコンピュータ及び高級視聴覚(AV)機器に配置されたスロットイン光ディスク駆動装置を簡単に分解することはできず、オペレータは、スロットイン光ディスク駆動装置を修理するために訓練を受ける必要がある。
図1を参照すると、図1には、従来技術として特許文献1に開示されているスロットイン光ディスク駆動装置10の図が示されている。駆動モータ11が、自動ロック解除方式の駆動バー12の一端部に配置されている。開口スロット13が、駆動バー12の他端部に形成されるとともに、スロットイン光ディスク駆動装置10の前面部に向けて伸びている。自動ロック式ウォームギア14が、駆動バー12の中央に配置されており、ギアユニット15を駆動させる。ギアユニット15の一端部が、ローラ16を回転させ、ギアユニット15の他端部は、揺動部材17によって作動されてクランプユニット18を駆動させ、光ディスクをクランプ又は解除する。揺動部材17は、光ディスクの位置を検出するために利用されている。ギアユニット15の他端部は、さらに摺動スロット19を駆動させ、ローラ16を持上げる又はこの持上げた高さを低くする。スロットイン光ディスク駆動装置10が、機械の不具合又は電源の障害によって異常動作状態となるときに、開口スロット13が従来の工具によって回転されて、ウォームギア14によって、駆動バー12を自動ロック状態に固定されることが防止される。このウォームギア14が、ギアユニット15の中間ギアを前後に直接回転してギアユニット15の区間幅を減少させ、光ディスクを迅速にアンロードする。
従来のスロットイン光ディスク駆動装置10は、駆動バー12を回転してウォームギア14を駆動させ、ギアユニット15の回転を介して光ディスクを緊急の場合にアンロードすることができる。しかし、短リード距離(low-lead)のウォームギア14は、光ディスクをアンロードするために、長い時間を費やしてギアユニット15を駆動してローラ16を回転させているので、そのため、光ディスクを迅速にアンロードすることができない。従って、光ディスク駆動装置における緊急取出装置について解決すべき問題がある。
本発明の目的は、上述の欠点を解決するためのスロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置を提供することである。この緊急取出装置は、取出プレート上に形成された3つの領域を含むガイドスロットを利用して、解除バーに配置されたクラッチギアを自動ロック式動力装置から分離させ、それによって、変速ギアユニットを手動で回転させて、光ディスクをアンロードする。
本発明の別の目的は、スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置を提供することである。この緊急取出装置は、変速ギアユニットを回転させるために、取出プレートのラックを利用してラチェットユニットを直接駆動させ、それによって、簡便かつ迅速に光ディスクをアンロードする。
本発明の他の目的は、スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置を提供することである。この緊急取出装置は、解除バー上に弾性部材を配置して、ラチェットユニットが変速ギアユニットを逆回転させることを防止させ、それによって、光ディスクを効率的にアンロードする。
上記目的を達成するために、スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置が、このスロットイン光ディスク駆動装置の筐体の内側に配置されている。取出孔が、この筐体に形成されている。スロットイン光ディスク駆動装置は、自動ロック式動力装置を利用して変速ギアユニットを駆動させている。変速ギアユニットの伝達部分が、メインギアを介してクラッチギアと係合して自動ロック式動力装置と接続される。変速ギアユニットの他の伝達部分が、スロットイン光ディスク駆動装置に対して光ディスクをロード又はアンロードするために、ローラを回転させるとともに取出機構を駆動させている。この緊急取出装置のラチェットユニットは、軸線方向に互いに接続された遊動輪とラチェットとを備える。この遊動輪は、変速ギアユニットに係合される。取出プレートが、変速ギアユニットに対して回転自在に枢動する。取出プレートの一端部が、取出孔と整列される。ラックとガイドスロットとが、取出プレートの他端部に配置される。このラックは、取出プレートの移動に合わせてラチェットと係合する又はラチェットから分離される。ガイドスロットは、N字型のスロットである。解除バーが、メインギアに対して軸線方向に枢動する。解除バーの一端部は、メインギアをクラッチギアに係合するために、クラッチギア上に固定されている。ガイドピンが、解除バーの他端部から突出しており、ガイドスロット内に挿入されて摺動自在になる。取出プレート上に固定された回復バネの一端が、弾性力を提供して取出プレートの一端部を回復させて、取出孔に整列させる。
スロットイン光ディスク駆動装置が正常動作状態であるときは、取出プレートは回転せず、ラックがラチェットから離間している。ガイドスロットが、調整領域とクラッチ領域と駆動領域とを含む。調整領域の構造的な向きは、ガイドピンの回動を拘束するためにガイドピンの回動方向に垂直であり、それによって、クラッチギアが、自動ロック式動力装置に係合される。細棒材が取出孔に挿入されて、緊急取出し用の取出プレートを回転させる。ガイドピンが、ガイドスロットに沿って摺動されて解除バーを回動させ、それによって、解除バーの他端部に配置されたクラッチギアが、自動ロック式動力装置から分離される。一方で、取出プレートが、ラックを駆動させて、変速ギアユニットを駆動するために所定方向にラチェットユニットを回転させ、光ディスクをアンロードする。細棒材を引抜くと、回復バネが、取出プレートを回復させる一方、取出プレートが、ラックを駆動して所定方向とは反対方向にラチェットを回転駆動させ、ラチェットが、空転状態となり、変速ギアユニットを逆回転させるように遊動輪を駆動させない。
本発明のスロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置は、解除バーのガイドピンが配置されている端部においてこの端部から伸長される弾性部材を配置している。作動面構造体が、弾性部材の後端部の片側から突出しており、傾斜面を含む解除構造体が、弾性部材の後端部の反対側から突出している。その時点で、弾性部材の後端部は、遊動輪に係合されている。取出プレートが、所定方向とは反対方向にラチェットを回転させるようにラックを駆動させる。遊動輪は、弾性部材の作動面構造体を拘束することによって回転不能状態となり、それによって、ラチェットが空転状態となるとともに、ラチェットユニットを逆回転できなくする。取出プレートが、ラックを駆動して所定方向にラチェットを押出す。遊動輪の歯が、弾性部材の傾斜面を含む解除構造体に沿って移動して弾性部材を押出し、そして、ラチェットユニットが、変速ギアユニットを回転させて、光ディスクをアンロードする。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、様々な図や図面に例示される以下の好ましい実施形態の詳細な説明を理解した後に、確かに当業者に明らかになるだろう。
図2及び図3を参照すると、図2には、本発明の実施形態によるスロットイン光ディスク駆動装置20の図が示されている。図3は、本発明の実施形態による緊急取出装置24の拡大図である。スロットイン光ディスク駆動装置20は、筐体21を備えており、そこに中空構造が配置されている。ローラ22が、筐体21の前面側に配置されている。ローラ22の順方向回転又は逆方向回転が、光ディスクをロード又はアンロードするために利用される。取出孔23が、ローラ22に隣接して筐体21に形成されている。取出孔23は、緊急取出装置24の構造設計に従って筐体21の前面側又は横方向側に形成できる。
スロットイン光ディスク駆動装置20は、変速ギアユニット31を駆動させるために自動ロック式動力装置30を利用する。変速ギアユニット31は、互いに係合する複数のギアを含む。変速ギアユニット31の伝達部分が、メインギア32を介してクラッチギア33に係合され、自動ロック式動力装置30に接続される、従って、自動ロック式動力装置30は、変速ギアユニット31を駆動させることができる。変速ギアユニット31の他の伝達部分が、ローラ22を回転させるとともに取出機構34を駆動させる。さらに、光ディスクの位置を検出するために利用される揺動部材35が摺動されて変速ギアユニット31と係合すると、取出機構34が作動され、それによって、クランプユニットを駆動して、光ディスクをクランプ又は解除するとともに、光ディスク(図示せず)をロード又はアンロードするためにローラ22を持上げる又はこの持上げた高さを低くする。光ディスクをロード又はアンロードするための取出機構34の動作は、従来の技術的範囲に属しており、詳細な説明は、ここで簡略化のため省略される。
緊急取出装置24は、筐体21の内側に配置されている。緊急取出装置24は、ラチェットユニット40と、取出プレート41と、解除バー42と、回復バネ43とを備えている。ラチェットユニット40は、軸線方向に互いに接続される遊動輪44とラチェット45とを備える。この遊動輪44は、変速ギアユニット31と係合するとともに、変速ギアユニット31により駆動される。所定方向M(例えば、図に示すような時計回りの方向)へ回転するラチェット45は、一方向回転によって遊動輪44に対しては回転されないが、遊動輪44と同時に回転する。所定方向Mの反対の方向(例えば、図の反時計回りの方向)へ回転するラチェット45は、ラチェット45と遊動輪44との間が空転状態になるので遊動輪44を回転させない。
取出プレート41は、変速ギアユニット31に対して回転自在に枢動できる。取出プレート41の一端部が、取出孔23と整列される。ソケット46は、取出プレート41の一端部に配置することができ、細棒材47が、取出孔23内に挿入されると、このソケット46によって容易に細棒材を固定することができる。ラック48とガイドスロット50とが、取出プレート41の他端部に配置されている。ラック48は、取出プレート41の他端部の背面側に配置される。ラック48が、取出プレート41の移動に従ってラチェット45と係合する又はラチェット45から分離することができる。ガイドスロット50は、調整領域51とクラッチ領域52と駆動領域53とをこの順序通りに含む、N字型のスロットである。調整領域51の構造的な向きは、駆動領域53の構造的な向きと実質的に同じであり、クラッチ領域52の構造的な向きは、調整領域51の構造的な向きと駆動エリア53の構造的な向きとに対して実質的に垂直な方向である。
解除バー42は、メインギア32に対して軸線方向に枢動する。解除バー42の一端部は、クラッチギア33に固定されており、それによって、解除バー42が、メインギア32を包囲した状態でクラッチギア33を移動させるときに、クラッチギア33をメインギア32に係合させることができる。ガイドピン54が、解除バー42の他端部から突出しており、ガイドスロット50内に挿入されて摺動自在となる。取出プレート41上に固定された回復バネ43の一端が、取出プレート41に対して弾性力を提供して、それによって、取出プレート41の端部を回復させて、取出孔23と整列させる。
図3に示されるように、スロットイン光ディスク駆動装置20が正常動作状態のときに、本発明の緊急取出装置24は、取出プレート41を回転させていない状態であり、ラック48がラチェット45から離間されており、クラッチギア33が、自動ロック式動力装置30に係合されている。自動ロック式動力装置30の急速な回転により、クラッチギア33が、自動ロック式動力装置30から強制的に分離され、解除バー42の他端部に配置されたガイドピン54が(図中の矢印のように)逆向きに回動するように駆動される。だが調整領域51の構造的な向きは、ガイドピン54の回動方向に対して垂直であるので、ガイドピン54の回動が拘束され、クラッチギア33が、自動ロック式動力装置30に安定して係合され、通常の動力伝達を維持する。
図4を参照すると、図4には、本発明の実施形態によるクラッチギア33を分離させる際の緊急取出装置24の図が示されている。本発明のスロットイン光ディスク駆動装置が、光ディスクを緊急時にアンロードするときに、細棒材47が取出孔23に挿入されて、取出プレート41上に配置されたソケット46に接触する。この細棒材47が、取出プレート41を回転させて、ガイドピン54をガイドスロット50の調整領域51からクラッチ領域52に摺動させる。ガイドピン54が駆動領域53に到達すると、クラッチ領域52の構造的な向きは、調整領域51の構造的な向きに実質的に垂直な方向であるため、解除バー42が回動される。従って、解除バー42の他端部に配置されたクラッチギア33は、自動ロック式動力装置30から分離され、変速ギアユニット31は、自由に回転することができる。一方、取出プレート41が、ラック48をラチェット45と係合するように回転され、ラチェット45が、取出プレート41の移動上に位置することになる。
図5を参照すると、図5には、本発明の実施形態による変速ギアユニット31を駆動させる際の緊急取出装置24の図が示されている。細棒材47が、取出プレート41を連続的に回転させると、ガイドピン54が、ガイドスロット50に沿って摺動されて、駆動領域53内に移動する。駆動領域53の構造的な向きが、調整領域51の構造的な向きと同じであるため、解除バー42が回動しない状態になり、クラッチギア33は、自動ロック式動力装置30から分離され、変速ギアユニット31は拘束されない。ラック48は、所定方向Mにラチェット45を回転させ、そしてラチェット45が遊動輪44を駆動させ、それによって、ラチェットユニット40は、変速ギアユニット31を駆動してローラ22と取出機構34とを回転させ、取出ストロークの一部として光ディスクを取出す。
図6を参照すると、図6には、本発明の実施形態による取出プレート41を解除する際の緊急取出装置24の図が示されている。細棒材47が引抜かれると、取出プレート41に加えられていた力が取除かれ、取出プレート41上に固定された回復バネ43の一端は、取出プレート41に対して弾性力を提供して、それによって、取出プレート41を取出プレート41の一端部が取出孔23と整列する位置に回復させる。一方で、ラック48が、所定方向とは反対側の方向Nにラチェット45を回転させる。遊動輪44と変速ギアユニット31との間の接続によって生成されたスロットイン光ディスク駆動装置20の慣性抵抗によって、ラチェット45が空転状態となり、遊動輪44と変速ギアユニット31とが逆回転せず、光ディスクは、元の位置に戻って不動状態となる。最終的に、図3に示されるように、スロットイン光ディスク駆動装置20は、通常の動作モードに戻る。図4〜図6に示される手順は、光ディスクを完全にアンロードするために繰返される。緊急取出装置24は、3回〜10回程度の、細棒材47の往復運動によって光ディスクをアンロードすることができる。この往復運動の回数は、緊急取出装置24の構造設計に対応する。
図7及び図8を参照すると、図7には、本発明の他の実施形態による緊急取出装置60の図が示されている。図8は、本発明の他の実施形態による緊急取出装置60の解除バー61の図である。この実施形態では、上記実施形態と同じ参照符号を有する構成要素は、同じ構造と機能とを有しており、簡略化のためにここで詳細な説明は省略する。実施形態の間の相違は、解除バーにある。この実施形態の解除バー61は、メインギア32に対して軸線方向に枢動する。解除バー61の一端部は、クラッチギア33上に固定されており、ガイドピン54が、解除バー61の他端部から突出している。しかし、解除バー61のガイドピン54が配置されている端部に、弾性部材62が伸縮自在に配置されている。また、作動面構造体63が、弾性部材62の後端部の片側から突出しており、傾斜面を含む解除構造体64が、弾力性部材62の後端部の反対側から突出している。
細棒材47が、取出孔23から引抜かれると、取出プレート41に加えられていた力が取除かれ、回復バネ43が、取出プレート41を初期位置に回復させる。ガイドピン54が、ガイドスロット50の駆動領域53に沿って摺動されるときに、取出プレート41が、ラック48を駆動して所定方向とは反対方向にラチェット45を回転させる一方、弾性部材62の後端部が、遊動輪44に係合され、この遊動輪44は、弾性部材62の作動面構造体63による拘束により回転不能となり、それによって、ラチェット45が空転状態となり、遊動輪44を逆回転させることなく、光ディスクが、元の位置に戻って不動状態となる。従って、この実施形態の緊急取出装置60は、弾性部材62を利用することにより、遊動輪44がラチェット45と共に逆回転することを防止できる。
図9を参照すると、図9には、本発明の他の実施形態による取出プレート41を移動させる際の緊急取出装置60の図が示されている。細棒材47が、緊急取出しのために取出孔23に挿入されると、この細棒材47が、取出プレート41の一端部に配置されたソケット46に対して接触して取出プレート41を回転させ、それによって、ガイドスロット50に沿ってガイドピン54を摺動させ、このガイドピン54を調整領域51及びクラッチ領域52から駆動領域53に移動させる。さらに、解除バー61は、弾性部材62の後端部を遊動輪44に係合させるように回動されるとともに、自動ロック式動力装置30からクラッチギア33を分離する。同時に、取出プレート41は、ラック48を駆動して所定方向にラチェット45を押出す。遊動輪44の歯が、弾性部材62の傾斜面を含む解除構造体64に沿って移動することにより、点線で示される弾力性部材62’が配置される位置に向かって弾性部材62を押出し、ラチェットユニット40が、変速ギアユニット31を回転させ、弾性部材62が緊急取出しを阻害する固定状態となることを防止して光ディスクをアンロードする。
従って、本発明のスロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置が、取出プレート上に形成された3つの領域を有するガイドスロットを利用して解除バー上のクラッチギアを駆動させ、このクラッチギアが、自動ロック式動力装置と安定して係合する又はこの動力装置から分離される。取出プレートのラックが、ラチェットを直接的に駆動して変速ギアユニットを回転させて、光ディスクの手動による緊急取出しを簡便に且つ迅速に行わせることができる。
当業者は、本発明の教示を維持しながら、本装置及び本方法の多数の改変及び変更を行うことができることが理解されるだろう。したがって、上記の開示は、添付の特許請求の範囲の境界によってのみ限定されると解釈されるべきである。
Claims (14)
- スロットイン光ディスク駆動装置用の緊急取出装置において、当該緊急取出装置が、前記スロットイン光ディスク駆動装置の筐体の内側に配置されており、取出孔が前記筐体に形成されており、前記スロットイン光ディスク駆動装置が自動ロック式動力装置を利用して変速ギアユニットを駆動させ、該変速ギアユニットの伝達部分がメインギアを介してクラッチギアと係合して前記自動ロック式動力装置と接続され、前記変速ギアユニットの他の伝達部分が、前記スロットイン光ディスク駆動装置に対して光ディスクをロード又はアンロードするために、ローラを回転させるとともに取出機構を駆動させる、前記緊急取出装置において:
軸線方向に互いに接続された遊動輪とラチェットとを備えたラチェットユニットであって、前記遊動輪が前記変速ギアユニットに係合される、前記ラチェットユニットと;
前記変速ギアユニットに回転自在に枢動する取出プレートであって、該取出プレートの一端部が前記取出孔に整列させられ、ラックとガイドスロットとが前記取出プレートの他端部に配置され、前記ラックは前記取出プレートの移動に従って前記ラチェットと係合し又は前記ラチェットから分離され、前記ガイドスロットは、N字型のスロットである、前記取出プレートと;
前記メインギアの軸線について枢動される解除バーであって、該解除バーの一端部が、前記クラッチギアを前記メインギアに係合させるために、前記クラッチギア上に固定されており、ガイドピンが、前記解除バーの他端部から突出しており前記ガイドスロット内に挿入されて摺動自在になる、前記解除バーと;
回復バネであって、前記取出プレート上に固定された前記回復バネの一端が、弾性力を提供して前記取出プレートの一端部を回復させて、前記取出孔と整列させる、前記回復バネと;
を備える、緊急取出装置であって、
細棒材が、前記取出孔内に挿入されて緊急取出し用の前記取出プレートを回転させ、前記ガイドピンが、前記ガイドスロットに沿って摺動されて前記解除バーを回転させ、それによって、前記解除バーの他端部に配置された前記クラッチギアが、前記自動ロック式動力装置から分離され、前記取出プレートが、前記ラックを駆動させて、変速ギアユニットを駆動するために所定方向に前記ラチェットユニットを回転させて、光ディスクをアンロードする、
緊急取出装置。 - 前記ラチェットが所定方向に回転するときに、前記遊動輪は回転するが、前記ラチェットは前記遊動輪に対しては回転せず、前記ラチェットが前記所定方向とは反対方向に回転するときに、前記ラチェットが、空転状態になり前記遊動輪を回転させない、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 前記所定方向が、時計回りの方向である、
請求項2に記載の緊急取出装置。 - 前記細棒材が引抜かれるときに、前記回復バネが、前記取出プレートを回復させ、前記取出プレートが、前記ラックを駆動して前記所定方向とは反対方向に前記ラチェットを回転させ、前記ラチェットが、空転状態となるとともに前記変速ギアユニットを逆向きに回転させるように前記遊動輪を駆動させない、
請求項2に記載の緊急取出装置。 - ソケットが、前記取出プレートの一端部に配置されており、前記細棒材が、挿入された状態で前記ソケットによって固定される、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 前記ガイドスロットは、調整領域とクラッチ領域と駆動領域とをこの順序で有しており、前記調整領域の構造的な向きが、前記駆動領域の構造的な向きと同一であり、前記クラッチ領の域構造的な向きが、前記調整領域の構造的な向きに垂直である、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 前記解除バーが、前記クラッチ領域によって回動されて、前記自動ロック式動力装置から前記クラッチギアを分離する、
請求項6に記載の緊急取出装置。 - 前記スロットイン光ディスク駆動装置が正常動作状態であるときに、前記取出プレートは回転されず、前記ラックが前記ラチェットから離間され、前記調整領域の構造的な向きは、ガイドピンの回動を拘束するようにガイドピンの回動方向に垂直であり、それによって、前記クラッチギアが、前記自動ロック式動力装置に係合される、
請求項6に記載の緊急取出装置。 - 前記ラックが、前記取出プレートの端部の背面側に配置される、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 前記細棒材が、前記取出孔内に複数回抜差しされ、光ディスクがアンロードされる、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 弾性部材が、前記解除バーの前記ガイドピンが配置されている端部から伸長されており、作動面構造体が、前記弾性部材の後端部の片側から突出しており、傾斜面を含む解除構造体が、前記弾性部材の後端部の反対側から突出する、
請求項1に記載の緊急取出装置。 - 前記解除バーが、回動されて、前記自動ロック式動力装置から前記クラッチギアを分離させるとともに、前記遊動輪と係合させるために前記弾性部材の後端部を移動させる、
請求項11の緊急取出装置。 - 前記取出プレートが、前記所定方向とは反対方向に前記ラチェットを回転させるように前記ラックを駆動し、前記遊動輪は、前記弾性部材の前記作動面構造体を拘束することにより回転不能状態となり、それによって、前記ラチェットが、空転状態になるとともに、前記ラチェットユニットを逆回転できなくする、
請求項12に記載の緊急取出装置。 - 前記取出プレートが、前記ラックを駆動して所定方向に前記ラチェットを押出し、前記遊動輪の歯が、前記弾性部材の前記傾斜面を含む解除構造体に沿って移動して前記弾性部材を押出し、前記ラチェットユニットが、前記変速ギアユニットを回転させて、前記光ディスクをアンロードする、
請求項12に記載の緊急取出装置。
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