JP2003313819A - パイプと少なくとも1本のケーブルの横方向相対変位を防止する方法 - Google Patents
パイプと少なくとも1本のケーブルの横方向相対変位を防止する方法Info
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- E01D19/16—Suspension cables; Cable clamps for suspension cables ; Pre- or post-stressed cables
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Abstract
プとケーブルとの相対的な変位を、簡単かつ経済的に防
止するための方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、パイプ2と、或る横方向遊び
4をもってこのパイプ2内を延びる少なくとも1本のケ
ーブル3との横方向相対変位を防止するための方法に関
する。予め定めた縦方向寸法L8を有する、パイプ2の
少なくとも1つの部分8を選定するステップと、そして
パイプ2内にケーブル3を挿入すると共に、選定された
少なくとも1つの部分8内で、ケーブル3とパイプ2の
間に存在する横方向遊び4を抑制するように、或る性質
の少なくとも1個のくさび要素9を、ケーブル3とパイ
プ2の間に局所的に形成するステップとを有する。
Description
方向遊びをもってこのパイプ内を延びる少なくとも1本
のケーブルとの横方向相対変位を防止するための方法に
関する。本発明は更に、上記の方法に従って互いに不動
化されるケーブルとパイプによって作られたアセンブリ
に関する。本発明は更に、上記の少なくとも1個のアセ
ンブリを含む控え構造体に関する。
物、通信塔等のような控え構造体のために、排他的では
ないが特にケーブルが使用される。
まれた少なくとも1本のストランドからなっているが一
般的には、このようなケーブルはストランドの束によっ
て形成されている。
よって形成された多数の単一ストランドからなってい
る。
らなっていてもよいし、個々にグリース処理および被覆
された単一ストランドからなっていてもよい。
る。このパイプはケーブルの耐久性を生じるためにケー
ブルを被包する。
とも呼ばれるパイプは一般的に、控えケーブルとも呼ば
れるケーブルのための2つの固着個所の間に配置され
る。そして、ケーブルは特にケーブルストランドを連続
的に挿入することによってパイプ内に形成される。
常に大きな内径を有するパイプの使用する。
は、パイプとケーブルの間に大きな遊びが生じ、この横
方向遊びは、風の作用のような、パイプの外面に作用す
る動かす力の作用を受けて、2つの要素(上記パイプと
上記ケーブル)の相対的な横方向変位を生じるのに充分
な大きさである。
ルががたつくことがあり、このがたつきは騒音と、アセ
ンブリの寿命を短縮する機械的作用とを発生する。
は、或る遊びをもって互いに組立てられる控えパイプの
ようなパイプと控えケーブルのようなケーブルとの相対
的な変位を、簡単かつ経済的に防止するための方法を提
供することである。
異なる構成に適合する方法を提供することである。
ために、本発明は、パイプと、或る横方向遊び(4)を
もってこのパイプ内を延びる少なくとも1本のケーブル
との横方向相対変位を防止するための、特に次の特徴を
有する方法を提供する。
予め定めた縦方向寸法を有する、パイプの少なくとも1
つの部分を選定するステップと、そしてパイプ内にケー
ブルを挿入すると共に、選定された上記の少なくとも1
つの部分内でケーブルとパイプの間に存在する横方向遊
びを抑制するように、或る性質の少なくとも1個のくさ
び要素をケーブルと上記パイプの間に局所的に形成する
ステップとを有する。
された、すなわち上記の方法に従って互いに不動化され
たケーブルとパイプからなるアセンブリと、上記種類の
少なくとも1つのアセンブリを含む構造体に関する。
によって、本発明が一層良好に理解されるであろう。次
の記載は本発明を制限する例ではない。
のケーブル3とを備えたアセンブリ1が示してある。ケ
ーブルは、充分な横方向遊びをもってこのパイプ2内に
挿入されている。それによって、2つの要素、すなわち
上記パイプ2と上記ケーブル3は、例えばパイプ2の外
面に加えられる動かす力5の作用を受けて横方向に相対
的に変位することができる。
印によって示され、パイプ2の変位は一点鎖線で示して
ある。
定された縦方向寸法L2,L3を有し、ケーブル3は少
なくとも一部、一般的にはパイプ2の縦方向寸法L2全
体がパイプ2にわたって挿入されている。
位は、ケーブル3および/またはパイプ2の可撓性が橋
7としての控え構造体(斜張構造体)7の場合にしばし
ば起こるこのような変位を許容するのに充分であるとき
に発生し得る。
に、このような構造体7は簡単化しておよび細部を実際
よりも拡大して示してある。
1が構造体7に連結されたアンカー装置70,71に固
着されている。
0,21がケーブル3の端部のアンカー装置70,71
に固着されている。
詳細に図示していないかまたは描写さていない。なぜな
ら、この特徴が本発明と直接関係がないからである。
(変動)するときに、この動く力5はケーブル3上でパ
イプ2を揺らす。その結果、騒音と機械的な作用が生
じ、パイプ2とケーブル3のアセンブリの寿命に不利な
影響を及ぼす。
ような控え構造体7だけに発生するのではなく、このよ
うな控え構造体7にはよくあることである。
張橋、スタジアム天井、建築物、通信塔等のような控え
構造体7のための使用されるケーブル3であることにあ
る。
ーブル3のようなケーブル3を保護するためのものであ
り、この場合上記の動く力5は特に風の作用によって生
じる。
る程度の横方向遊びをもって延びる少なくとも1本のケ
ーブル3との横方向相対変位を防止するための方法に関
する。
なわち予め定めた縦方向寸法L8を有する、パイプ2の
少なくとも1つの部分8を選定するステップと、そして
パイプ2内にケーブル3を挿入すると共に、選定された
この少なくとも1つの部分8内でケーブル3とパイプ2
の間に存在する横方向遊び4を抑制するように、或る性
質の少なくとも1個のくさび要素9を、ケーブル3とパ
イプ2の間に局所的に形成するステップとからなってい
る。
9は凝固可能な物質10をパイプ2内に局所的に注入す
ることによって形成される。
ムが各々のくさび要素9を形成するために使用される。
イプ2内の局所に物質10を注入するために、横方向に
向いた少なくとも1つのオリフィス11が選定されたパ
イプ部分8の予め定めた場所でパイプ壁12に前もって
設けられている。
ばならないパイプ2の各々の部分の位置と長さL8の決
定方法が判るであろう。
プ2の壁の前もって選定された部分8に前もって形成さ
れたオリフィス11を経て行わなければならないときに
は、当業者には、このパイプ2への物質10の注入作業
のための壁12のオリフィス11を穿孔する作業のため
に最も適した手段の選択方法が判るであろう。
7)によって簡単に示した。
3の束14を形成するように、パイプ2内に連続して配
置した多数のストランド13からなっている。
術については、これ以上詳しく説明しない。なぜなら、
この技術が本発明の一部を構成しないからである。
を形成するためのいろいろな技術を知っており、本発明
による方法はこれらの技術とは無関係である。
質10は次のステップ、すなわち、少なくとも、上記ス
トランド13をパイプ2内に配置した後で、例えば近い
端部と呼ぶ一方の端部16と、離れた端部17と呼ぶ、
上記パイプ2内に位置する他方の端部17とを有する少
なくとも1本のダクト15を上記パイプ内に配置するス
テップと、くさび要素9を形成するために選定されたパ
イプ部分8内に上記の離れた端部17を配置するよう
に、上記ダクト15に作用を加えることにより、パイプ
2内におけるダクト15の上記の離れた端部17の位置
を調節するステップと、近くの端部16からダクト15
内に上記物質10を注入し、くさび要素9が形成される
まで選定されたパイプ部分8内に位置する離れた端部1
7からこの物質10を再び出すステップとによって、上
記パイプ2内に局所的に注入される。
パイプ2内に配置された後で、好ましくは上記ケーブル
3が上記パイプ2内に形成される前に、各々のダクト1
5がパイプ内に配置される。
パイプ2内に形成する必要があるときには、この方法は
次のステップ、すなわちダクト15に作用を加えること
により、くさび要素9を形成すべき他の選定されたパイ
プ部分8内に、ダクト15の離れた端部17を動かすス
テップと、上記くさび要素を形成し、すべてのくさび要
素9が形成されるまで、これらの手順を続けるステップ
とからなっている。
ける上記ダクト15の離れた端部17の位置が、特に近
くの端部16から引張って上記ダクト15に作用を加え
ることによって調節される。
れた端部17の位置を調節するために、パイプ2の外側
に位置するダクト15の近くの端部16に作用を加える
ことによって、上記ダクト15を制御して引張り、パイ
プ内にダクト15が配置されているときにパイプの近く
の端部16に引張り力を加えることにより、パイプ2内
のダクト15の離れた端部17の位置の上記調節を可能
にするために、くさび要素9の形成のために選定された
パイプ2の第1の部分8の方にダクトの離れた端部17
を引っ張ることができるように、ダクト15が配置され
る。
イプの両端領域20,21の一方のレベルで、パイプを
越えている。パイプ2内の離れた端部17の位置の調節
は、上記ダクト15、そして近くの端部16を引っ張る
ことによって行われる。
プ2の壁12に特別に形成された切欠きを通ってパイプ
を越えている。
イプ2の間に挿入されるくさび要素9を受け入れるため
の選定されたパイプ部分8の縦方向寸法L8の決定時
に、パイプ2および/またはケーブル3の変位を妨害す
るための上記くさび要素9を形成する物質10の性能が
考慮される。
と横方向上側部分19を有する選定されたパイプ部分8
において、くさび要素9は、選定されたパイプ部分8の
横方向下側部分18内でケーブル3をパイプ2に接触さ
せるように、選定されたパイプ部分8の横方向下側部分
18内に形成されている。
18と横方向上側部分19を有する選定されたパイプ部
分8において、くさび要素9は、選定されたパイプ部分
8の横方向下側部分18でケーブル3をパイプ2に接触
保持するように、選定されたパイプ部分8の横方向上側
部分19内に形成されている。
によって処置された、すなわち、上記方法によって相対
的に動かないように(不動化)したパイプ2とケーブル
3からなるアセンブリ1に関する。
とケーブルからなるアセンブリ1の注目すべき点は、予
め定められた縦方向寸法L8を有する少なくとも1つの
パイプ部分8を備え、この部分8内で少なくとも1個の
くさび要素9がケーブル3と上記パイプ2の間に局所的
に形成されて配置され、この少なくとも1個のくさび要
素9が、少なくとも1つの選定されたパイプ部分8にお
いてケーブル3とパイプ2の間に存在する横方向遊び4
を抑制するような性質を有することにある。
れたパイプ2とケーブル3からなるアセンブリ1の注目
すべき点は、少なくとも1個のくさび要素9が予め定め
られた縦方向寸法L8を有する少なくとも1つのパイプ
部分8においてケーブル3とパイプ2の間に位置し、く
さび要素9が凝固可能な物質10をパイプ2内に局所的
に注入することによって形成されることにある。
イプ2とケーブル3からなる少なくとも1個のアセンブ
リ1を備えた構造体7に関する。
ンブリを備えた構造体の側面図である。
プの2−2線に沿った拡大横断面図である。
面図である。
ーブルとパイプの横断面図である。
イプとケーブルの縦方向区間を示す部分図である。
のパイプとケーブルの縦方向区間を示す部分図である。
ケーブルの縦方向区間を示す図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 パイプ(2)と、或る横方向遊び(4)
をもってこのパイプ(2)内を延びる少なくとも1本の
ケーブル(3)との横方向相対変位を防止するための方
法において、次のステップ 予め定めた縦方向寸法(L8)を有する、パイプ(2)
の少なくとも1つの部分(8)を選定するステップと、 そしてパイプ(2)内にケーブル(3)を挿入すると共
に、選定された前記の少なくとも1つの部分(8)内
で、ケーブル(3)とパイプ(2)の間に存在する横方
向遊び(4)を抑制するように、或る性質の少なくとも
1個のくさび要素(9)を、ケーブル(3)と前記パイ
プ(2)の間に局所的に形成するステップとを有するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項2】 くさび要素(9)が凝固可能な物質(1
0)をパイプ(2)内に局所的に注入することによって
形成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 パイプ(2)内の局所に前記物質(1
0)を注入するために横方向に向いた少なくとも1つの
オリフィス(11)が選定されたパイプ部分(8)の予
め定めた場所でパイプ壁(12)に前もって設けられて
いることを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 パイプ(2)と、このパイプ(2)内を
延びる少なくとも1本のケーブル(3)との横方向相対
変位を防止するための方法であって、ケーブル(3)が
予め定めた数のストランド(13)の束(14)を形成
するようにパイプ(2)内に連続的に配置した多数のス
トランド(13)からなっている、方法において、前記
物質(10)が次のステップ、 少なくとも、前記ストランド(13)をパイプ2内に配
置した後で、近い端部(16)と呼ぶ一方の端部(1
6)と、離れた端部(17)と呼ぶ、前記パイプ(2)
内に位置する他方の端部(17)とを有する少なくとも
1本のダクト(15)を前記パイプ内に配置するステッ
プと、 くさび要素(9)を形成するために選定されたパイプ部
分(8)内に前記の離れた端部(17)を配置するよう
に、前記ダクト(15)に作用を加えることにより、パ
イプ(2)内におけるダクト(15)の前記の離れた端
部(17)の位置を調節するステップと、 近くの端部(16)からダクト(15)内に前記物質
(10)を注入し、くさび要素(9)が形成されるまで
選定されたパイプ部分(8)内に位置する離れた端部
(17)からこの物質(10)を再び出すように、物質
を注入するステップとによって、前記パイプ(2)内に
局所的に注入されるステップとによって、前記パイプ2
内に局所的に注入されることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の方法において、多数のく
さび要素(9)をパイプ(2)内に形成する必要がある
ときには、この方法が次のステップダクト(15)に作
用を加えることにより、くさび要素(9)を形成すべき
他の選定されたパイプ部分(8)内に、ダクト(15)
の離れた端部(17)を動かすステップと、 前記くさび要素を形成し、すべてのくさび要素(9)が
形成されるまで、これらの手順を続けるステップとを有
することを特徴とする方法。 - 【請求項6】 前記パイプ(2)内における前記ダクト
(15)の離れた端部(17)の位置が、特に近くの端
部(16)から引張って前記ダクト(15)に作用を加
えることによって調節されることを特徴とする請求項5
記載の方法。 - 【請求項7】 パイプ(2)内における離れた端部(1
7)の位置を調節するために、パイプ(2)の外側に位
置するダクト(15)の近くの端部(16)に作用を加
えることによって、前記ダクト(15)を制御して引張
り、 パイプ内にダクト(15)が配置されているときにパイ
プの近くの端部(16)に引張り力を加えることによ
り、パイプ(2)内のダクト(15)の離れた端部(1
7)の位置の前記調節を可能にするために、くさび要素
(9)の形成のために選定されたパイプ(2)の第1の
部分(8)の方にダクトの離れた端部(19)を引っ張
ることができるように、ダクト(15)が配置されるこ
とを特徴とすることを特徴とする請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 ケーブル(3)と前記パイプ(2)の間
に挿入されるくさび要素(9)を受け入れるための選定
されたパイプ部分(8)の縦方向寸法(L8)の決定時
に、パイプ(2)および/またはケーブル(3)の変位
を防止するために前記くさび要素(9)を形成する物質
(10)の性能が考慮されることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項9】 横方向下側部分(18)と横方向上側部
分(19)を有する選定されたパイプ部分(8)におい
て、くさび要素(9)が、選定されたパイプ部分(8)
の横方向上側部分(19)内でケーブル(3)をパイプ
(2)に接触させるように、選定されたパイプ部分
(8)の横方向下側部分(18)内に形成されることを
特徴とする請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 横方向下側部分(18)と横方向上側
部分(19)を有する選定されたパイプ部分(8)にお
いて、くさび要素(9)が、選定されたパイプ部分
(8)の横方向下側部分(18)内でケーブル(3)を
パイプ(2)に接触させるように、選定されたパイプ部
分(8)の横方向上側部分(19)内に形成されること
を特徴とする請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 各々のくさび要素(9)を形成するた
めにポリウレタンフォームが使用されることを特徴とす
る請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一つに記載
の方法に従って処置されたパイプ(2)とケーブル
(3)からなるアセンブリ(1)において、予め定めら
れた縦方向寸法(L8)を有する、パイプ(2)の少な
くとも1つの部分(8)を備え、この部分(8)内で少
なくとも1個のくさび要素(9)がケーブル(3)と前
記パイプ(2)の間に局所的に形成されて配置され、こ
の少なくとも1個のくさび要素(9)が、少なくとも1
つの選定された前記パイプ部分(8)においてケーブル
(3)とパイプ(2)の間に存在する横方向遊び(4)
を抑制するような性質を有することを特徴とするアセン
ブリ。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか一つに記載
の方法に従って処置されたパイプ(2)とケーブル
(3)からなるアセンブリ(1)において、少なくとも
1個のくさび要素(9)が予め定められた縦方向寸法
(L8)を有する、パイプ(2)の少なくとも1つの部
分(8)においてケーブル(3)とパイプ(2)の間に
位置し、くさび要素(9)が凝固可能な物質(10)を
パイプ(2)内に局所的に注入することによって形成さ
れていることを特徴とするアセンブリ。 - 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか一つに記載
の方法に従って処置されたパイプ(2)とケーブル
(3)とからなる少なくとも1個のアセンブリを備えた
構造体(7)。 - 【請求項15】 請求項1〜11のいずれか一つに記載
の方法に従って処置されたパイプ(2)とケーブル
(3)とからなる少なくとも1個のアセンブリを備えた
控え構造体(7)。
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