JPH06136718A - ケ−ブル制振装置 - Google Patents

ケ−ブル制振装置

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JPH06136718A
JPH06136718A JP27489691A JP27489691A JPH06136718A JP H06136718 A JPH06136718 A JP H06136718A JP 27489691 A JP27489691 A JP 27489691A JP 27489691 A JP27489691 A JP 27489691A JP H06136718 A JPH06136718 A JP H06136718A
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cable
vibration
viscoelastic
damping device
flange
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JP27489691A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Wada
博久 和田
Nobumitsu Fujisawa
伸光 藤澤
Katsuaki Takeda
勝昭 武田
Nobuo Watanabe
信夫 渡辺
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜張橋のケ−ブルの振動を減衰する。特開平
3−110207号公報の「斜張ケ−ブルのダンパ−装
置」に開示される装置の問題点を解決する。構造が簡単
で部品点数が少なく、粘弾性部材の取付けや除去が容易
で、大きな振幅を許容でき、振幅が大きくても粘弾性部
材による効果的な減衰性能が得られる。すなわち、固体
の粘弾性物質の持つ減衰性能を最大限に有効に利用でき
る容易なケ−ブル制振装置を提供する。 【構成】 ケ−ブルを非接触に囲む定着管を補剛桁に固
定する。定着管の自由端側にケ−ブルを非接触に囲む固
定側部材を固定する。固定側部材に対向させてケ−ブル
に運動側部材を固定する。固定側部材と運動側部材との
間を固体の粘弾性部材によりケ−ブルの軸方向にのみ接
続して、ケ−ブルの振動方向には粘弾性部材を拘束しな
いようにする。ケ−ブルが振動すると粘弾性部材が剪断
変形して抵抗し、ケ−ブルの振動エネルギ−の少なくと
も一部が熱として消費される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物に一端を張設さ
れたケ−ブルに発生した振動を減衰し、風雨による継続
的な加振力が作用してもケ−ブルの振幅の無制限な拡大
を抑制できるケ−ブル制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁部を剛性の高い補剛桁とし、補剛桁
をまたぐ高い主塔の頂上から補剛桁の両縁部分を多数の
ケ−ブルで吊り下げてなる斜張橋は、強風による橋梁部
の揺れやたわみが少なく、大きな交通重量にも耐え得る
長いスパンを得られるため、近年の大型橋梁構造に採用
される頻度が高い。この場合、斜張橋の設計スパンの拡
大および設計交通重量の増加に伴って、必要な主塔の高
さは増し、そのケ−ブルは長さを増すとともに大口径化
する傾向にある。
【0003】ところで、長くて太いケ−ブルは、多少の
風雨によっても加振力が大きく作用して振動を起し易
い。例えば、ケ−ブルの風下でカルマン渦が分離する加
振力による渦励振、風上側のケ−ブルが発生するカルマ
ン渦列が風下側のケ−ブルを加振するウェ−ク・ギャロ
ッピング、降雨を伴う強風時に発生するケ−ブルの空力
不安定振動であるレイン・バイブレ−ション等が知られ
ている。
【0004】しかし、ケ−ブルの構造減衰が小さいこと
から、風雨による継続的な加振力が作用すると、時間経
過とともにケ−ブルの振幅が拡大してケ−ブル定着部で
の角折れが大きくなり、この角折れ部に疲労破壊をもた
らす可能性もある。
【0005】そこで、ケ−ブルに発生した振動を速やか
に減衰し、風雨による継続的な加振力が作用しても振幅
の拡大を抑制できるケ−ブル制振装置を斜張橋に設置す
る提案がなされており、実際に斜張橋にケ−ブル制振装
置を取付けた例も近年いくつか報告されている。このよ
うなケ−ブル制振装置の設計における一般的な課題(目
標)は、製作、取付、維持管理の合計のコストが低く
て、制振効果が大きく、美観に優れて信頼性も高い実用
的な装置を得ることにある。
【0006】このようなケ−ブル制振装置の例として
は、実開平1−174407号公報の「斜張橋のケ−
ブル防振装置」、実開平3−50609号公報の「並
列配置されたケ−ブル用相対振幅制振装置」、特開平
3−96506号公報の「斜張橋におけるケ−ブル制振
装置」、および特開平3−110207号公報の「斜
張ケ−ブルのダンパ−装置」がある。
【0007】ここで、は、ケ−ブルに沿って延長した
定着管(保護管)内に減衰機構を収納したもので、減衰
機構は、ケ−ブル軸方向にストロ−クを持たせたダンパ
と、ケ−ブルの振動を軸方向の運動に変換するリンク機
構とからなり、ダンパ内の粘性流体の流動抵抗がケ−ブ
ルの振動を抑制し、ダンパ内の粘性流体の攪拌に伴う発
熱がケ−ブルの振動エネルギ−を消費する。また、
は、並列に張設された2本のケ−ブルの中間点同士をダ
ンパ付きのリンク機構で接続したもので、ダンパ内の粘
性流体の流動抵抗がリンク機構の変形に逆らい、ダンパ
内の粘性流体の攪拌に伴う発熱がリンク機構を変形させ
るケ−ブル間の相対振動のエネルギ−を消費する。
【0008】一方、は、補剛桁とケ−ブルの間を特殊
な減衰器により直接に接続したもので、減衰器内の粘性
体の変形抵抗がケ−ブルの振動を抑制し、粘性体の変形
に伴う発熱がケ−ブルの振動エネルギ−を消費する。
は、と同様に、ケ−ブルに沿って延長した定着管に減
衰機構を収納したもので、減衰機構は、定着管に固定し
たフランジと、ケ−ブルに固定したフランジと、両方の
フランジを接続する粘弾性物質とからなり、粘弾性物質
の変形抵抗がケ−ブルの振動を抑制し、粘弾性物質の変
形に伴う発熱がケ−ブルの振動エネルギ−を消費する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの公知なケ−ブ
ル制振装置は、いずれも実際に斜張橋に応用するために
解決すべき課題をいくつか残している。すなわち、に
おいては、1組のダンパとリンク機構で減衰できるのは
特定の1方向の振動のみであるため最低2組を備える必
要があり、これらを収納するために大口径の定着管(保
護管)が必要である。また、ダンパとリンク機構が比較
的に高価なものとなる、ダンパのオイル漏れや機構摺動
部の摩耗等の可能性のため定期的な保守点検が必要であ
る、等の問題がある。は、平行線ケ−ブルにおけるウ
ェ−ク・ギャロッピングに対する制振装置であり、平行
線ケ−ブル以外のケ−ブルのレイン・バイブレ−ション
等の制振には使用できない。においては、強固な支持
機構を含む大型の減衰器が補剛桁上にずらりと配置され
るから、斜張橋の美観を損なうとともに橋梁の保守点検
や清掃の邪魔である、製作、取付けが高価につく、とい
う問題がある。
【0010】一方、においては、構造が複雑でフラン
ジ等の部品が多く必要である、粘弾性物質の充填に熟練
が必要で斜張橋への取付け工事も容易でない、粘弾性物
質の除去と再利用が困難であるという問題に加えて、ケ
−ブルの余り大きな振幅を許容できず、振幅が大きいと
粘弾性物質による減衰効果が著しく低下するという問題
がある。すなわち、一般的な粘弾性物質は、伸びに対し
断面積の縮小、圧縮に対し断面積の増大を伴うが、定着
管側のフランジとケ−ブル側のフランジと定着管の内壁
とで密封された容積を一杯に満たす粘弾性物質では、こ
の伸縮に伴う断面積変化を十分に許容できず、定着管の
内径に対するケ−ブルの可能な振幅を制限して見掛け上
の弾性係数が著しく高まり、定着管に必要な取付け強度
も増大し、粘弾性物質の変形による振動エネルギ−の消
費量も不十分となる。
【0011】一方、粘弾性物質を半液状(例えば軟らか
い餅状)のものとすれば、定着管側のフランジとケ−ブ
ル側のフランジと定着管の内壁とで密封された容積内で
ケ−ブルの振動と逆方向の粘弾性物質の流動(逃げ)が
可能となり、伸縮に伴う断面積変化を吸収して、定着管
の内径に対するケ−ブルの可能な振幅も大きく採れる
が、粘弾性物質の密封構造がさらに複雑化し、さらに、
半液状の粘弾性物質では減衰定数等の算出が容易でない
ため、設計段階における減衰性能の見積りも困難にな
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記〜の
公知なケ−ブル制振装置に比べて、製作、取付、維持管
理のコストがそれぞれ小さく、補剛桁に対するケ−ブル
の振幅が実質的かつ効率的に安定して減衰され、定着管
の内径に対するケ−ブルの可能な振幅も大きく採れ、設
計段階における減衰性能の見積りも容易で、補剛桁上の
構造が簡略化されて美観にも優れるケ−ブル制振装置を
提供することを目的としている。
【0013】請求項1のケ−ブル制振装置は、構造物に
一端を張設されたケ−ブルの空中高さに配置されて該ケ
−ブルの振動を抑制するケ−ブル制振装置において、該
構造物に位置関係を固定した固定側部材と、該固定側部
材に対向させてケ−ブルに固定した運動側部材と、ケ−
ブルの可能な振動方向とほぼ垂直な方向に関してのみ前
記運動側部材と固定側部材とを相互に連結する固体の粘
弾性部材とからなり、ケ−ブルの振動により該粘弾性部
材にほぼ剪断力のみを作用させるものである。
【0014】請求項2のケ−ブル制振装置は、請求項1
のケ−ブル制振装置において、前記固定側部材を、ケ−
ブルに沿って延長された定着管に固定されてケ−ブルを
非接触に囲む環状の第1フランジとし、前記運動側部材
を、第1フランジとケ−ブルの軸方向に対向させた第2
フランジとし、前記粘弾性部材を、環状に一体形成して
第1フランジと第2フランジの対向面間に配置したもの
である。
【0015】請求項3のケ−ブル制振装置は、請求項1
のケ−ブル制振装置において、前記固定側部材を、ケ−
ブルに沿って延長した定着管の水平方向に対向する管壁
部分とし、前記運動側部材を、該部分との対向面を形成
したケ−ブル・クランプ部材とし、前記粘弾性部材を、
円柱状に形成して、ケ−ブルを挟んで水平方向に定着管
断面を横断させて配置したものである。
【0016】
【作用】請求項1のケ−ブル制振装置においては、粘弾
性部材はケ−ブルの可能な振動方向を拘束しないから、
固体の粘弾性部材の弾性係数および許容可能なケ−ブル
の振幅に対して、その伸縮に伴う断面積変化が全く影響
しない。従って、固体の粘弾性部材は、見掛け上、低い
弾性係数を維持したままで、ケ−ブルの大きな振幅を許
容でき、粘弾性部材の変形による仕事量を増大して、ケ
−ブルの振動エネルギ−のより多くを消費できる。ケ−
ブルの可能な振動方向とほぼ垂直な方向にのみ運動側部
材と固定側部材を連結する固体の粘弾性部材には、ケ−
ブルが振動するとほぼ剪断変形のみが発生し、剪断に関
する往復の歪−作用力のヒステリシス・ル−プに沿った
減衰性能を発揮する。従って、断面積の拘束がない場合
の圧縮変形に伴う断面積(被圧面積)の増大がもたらす
弾性係数の増大からも無関係である。
【0017】固体の粘弾性部材(例えば粘弾性ゴム)
は、弾性復元力のある網状またはスポンジ状の組織の隙
間に、高粘性の流動体または層状の組織(相互にすべり
が可能な)が安定的に保持された材料と考えることがで
きる。固体の粘弾性部材が外力に抵抗しつつ変形する際
には、内部の微小な領域のそれぞれにおいて攪拌や摩擦
すべりを発生して、外力による仕事の一部を熱に変換す
る。従って、ケ−ブルの振動1往復における固体の粘弾
性部材の作用力と変形量の関係は、作用力に遅れて変形
量が変化する、いわゆるヒステリシス・ル−プを形成
し、ヒステリシス・ル−プの内側の面積が1往復におけ
る発熱量である。
【0018】固体の粘弾性部材は、一般的には、圧縮方
向で可能な変形量が伸延方向よりも小さく、伸縮に伴う
断面積の増減により同一荷重下における変形量は圧縮方
向で小さく、圧縮が進むと荷重を増しても変形が余り進
行しなくなる。従って、伸縮方向では、粘弾性部材の作
用力と変形量の関係(ヒステリシス・ル−プ)は非対称
である。また、固体の粘弾性部材を伸縮方向に配置して
定着管とケ−ブルを接続した場合には、振幅がごく小さ
い間しかケ−ブルの振動を減衰できない。
【0019】請求項2のケ−ブル制振装置においては、
前記の公知な装置と同様に、補剛桁に固定した定着管
の自由端側でケ−ブルの振動を捕える。しかし、振動エ
ネルギ−の消費は、ダンパによらず、固体の粘弾性部材
の剪断変形に伴う発熱として遂行される。固体の粘弾性
部材は、ケ−ブルの振動に応じて繰返し剪断変形しつつ
ケ−ブルの振動に抵抗し、発熱してケ−ブルの振動エネ
ルギ−の少なくとも一部を消費する。
【0020】環状に一体形成した固体の粘弾性部材は、
ケ−ブルのあらゆる方向の振動に対して等しく抵抗し、
1往復の振動における作用力と変形量の関係(ヒステリ
シス・ル−プ)が対称であり、定着管とケ−ブルが接触
しない範囲のあらゆる振幅を許容できる。対称なヒステ
リシス・ル−プは、ケ−ブル制振装置の設計を容易にす
る。定着管と組合せる粘弾性部材の必要量は、剪断方向
に変形させた場合に最小となり、従って、同一振幅を許
容するケ−ブル制振装置をコンパクトに構成できる。
【0021】請求項3のケ−ブル制振装置においては、
定着管の断面を横断する粘弾性部材に直角な方向のケ−
ブルの振動が粘弾性部材に繰返しの剪断力を作用する。
【0022】
【発明の実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】図1は、第1実施例のケ−ブル制振装置の
模式図である。図中、(a) は全体の側面図、(b) は(a)
の部分的な拡大図である。ここでは、定着管に固定した
外フランジ板とケ−ブルに固定した内フランジ板との間
を環状の粘弾性体によってケ−ブルの軸方向にのみ接続
している。
【0024】図1(a) において、斜張橋の補剛桁Kに
は、図示しない主塔の頂上からケ−ブルCが斜めに張設
されている。補剛桁Kに下端を固定した定着管Tは、ケ
−ブルCに沿ってケ−ブルCの振動の減衰に都合のよい
高さにまで延長され、定着管Tの自由端近くにおいて、
定着管Tとケ−ブルCの間には、減衰装置Sが配置され
ている。ケ−ブルCは、風雨に曝されて矢印のように振
動する。
【0025】図1(b) において、減衰器Sは、クランプ
Pを用いてケ−ブルCに固定した内フランジFと、定着
管Tに溶接した外フランジEとの間を環状の粘弾性体G
でケ−ブルCの軸方向に接続して構成される。内フラン
ジFは、2ピ−スに形成されており、クランプPを緩め
ればケ−ブルCに着脱自在となり、軸方向の位置調整も
容易である。粘弾性体Gは、剪断歪と作用力の関係がヒ
ステリシス・ル−プを形成する機能材料である。
【0026】このように構成されたケ−ブル制振装置に
おいては、ケ−ブルCの振動に応じて、外フランジEと
内フランジFが相互間隔を保って相対的に平面移動し、
粘弾性体Gに剪断変形を与える。粘弾性体Gに作用する
剪断力と変形量の関係は振幅に応じたヒステリシス・ル
−プを形成し、1周期ごとにヒステリシス・ル−プ内の
面積に相当する振動エネルギ−が熱変換されて、ケ−ブ
ルCの振動エネルギ−から差引かれる。従って、ケ−ブ
ルCの振動の振幅は、加振力が途絶えれば速やかに収束
し、加振力が継続的に作用している場合でも、少なくと
も振幅の際限のない拡大は阻止される。
【0027】図2は、図1(b) の粘弾性体の形状の別の
例を示す平面図である。図中、(a)、(b)、(c) は、図1
(b) における、内フランジFと外フランジEの間を接続
する粘弾性体のそれぞれ別の形状および配置の例であ
る。
【0028】図2において、(a) は、2ピ−スの粘弾性
体G1を組合せて図示しないケ−ブルの断面を囲む例
で、既設のケ−ブルに対する後からの取付が容易であ
る。(b)は、粘弾性体G2に切欠きIおよび貫通孔Jを
形成することによって、同一の材料から異なった減衰特
性を得る例である。(c) は、断面方形の4個の粘弾性体
G3を図示しないケ−ブルの断面の周囲に配置する例で
ある。
【0029】また、これらの他にも、例えば、同心円状
にド−ナツ型のものを複数本配置する、方形または円柱
状または扇型のものを複数個、ケ−ブルの周囲に断続的
に配置する等の選択も可能である。図1の粘弾性体Gの
形状および配置に関するこのような工夫により、同1の
性質および同一の厚さの粘弾性体を利用したケ−ブル制
振装置に対して、ケ−ブルCの振動の想定される振動数
や振幅に応じた種々の減衰特性を設計できる。
【0030】図3は、第2実施例のケ−ブル制振装置の
部分的な説明図である。図中、(a)は、図1(b) に相当
する部分的な断面図、(b) は、(a) におけるX−X断面
図である。ここでは、図1(a) の装置の改善例が示さ
れ、定着管の外側に粘弾性体を配置しており、ケ−ブル
のより大きな振幅を許容できる。
【0031】図3(a)、(b) において、定着管Tに形成さ
れた上下の窓Qには、それぞれ一対の板E1が溶接され
ている。ケ−ブルCには、左右の部分を切欠いた内フラ
ンジF1がクランプPを用いて固定される。内フランジ
F1は、板E1に対して両側から粘弾性体G4に挟まれ
て接続される。内フランジF1は、クランプPを緩めれ
ばケ−ブルCに着脱自在で、軸方向の位置調整も容易で
ある。粘弾性体G4は、第1実施例と同様、剪断歪と作
用力の関係がヒステリシス・ル−プを形成する機能材料
である。
【0032】このように構成されたケ−ブル制振装置に
おいて、ケ−ブルCが矢印のように振動すると、内フラ
ンジF1と板E1とは、相互間隔を保って相対的に平面
運動し、粘弾性体G4に繰返しの剪断変形を与える。こ
のとき、板E1は、図1(b)の外フランジEほどには、
ケ−ブルCの断面の移動を妨げないから、ケ−ブルCの
より大きな振幅を許容でき、同一の振幅を許容する装置
に対して、より細径の定着管Tを採用できる。
【0033】図4は、第3実施例のケ−ブル制振装置の
部分的な説明図である。図中、(a)は、図1(b) に相当
する部分的な断面図、(b) は、(a) におけるX−X断面
図である。ここでは、図1(a) の装置の改善例が示さ
れ、第2実施例と同様、定着管の外側に粘弾性体を配置
している。
【0034】図4(a)、(b) において、定着管Tの先端に
は円柱状の箱体E2が溶接されている。箱体E2内のケ
−ブルCには、内フランジF2がクランプPを用いて固
定され、内フランジF2は、箱体E2の底面に相当する
内壁に対して両側から4組、合計8個の粘弾性体G5に
挟まれて接続されている。内フランジF2は、2ピ−ス
に形成されており、クランプPを緩めればケ−ブルCに
着脱自在となって軸方向の位置調整も容易である。粘弾
性体G5は、第1実施例と同様、剪断歪と作用力の関係
がヒステリシス・ル−プを形成する機能材料である。
【0035】このように構成されたケ−ブル減衰装置に
おいて、ケ−ブルCが矢印のように振動すると、箱体E
2の前記内壁と内フランジF2は、相互間隔を保って相
対的に平面運動して、粘弾性体G5に繰返しの剪断変形
を与える。このとき、箱体E2の前記内壁は、図1(b)
の外フランジEほどにはケ−ブルCの移動を妨げないか
ら、ケ−ブルCのより大きな振幅を許容でき、同一の振
幅を許容する装置に対して、より細径の定着管Tを採用
できる。また、箱体E2の重量による慣性力が定着管T
の自由端の移動を妨げるから、定着管が細長くて剛性が
不足する場合や定着管Tの取付けの剛性が不足する場合
でも定着管Tの振幅が効果的に抑制され、ケ−ブルCの
振幅が効率的に粘弾性体G5の変形に反映される。
【0036】図5は、第4実施例のケ−ブル制振装置の
部分的な説明図である。図中、(a)は、図1(b) に相当
する部分的な断面図、(b) は、(a) におけるX−X断面
図である。ここでは、図1(a) の装置の改善例が示さ
れ、ケ−ブルを挟んで水平方向に定着管断面を横断させ
て円柱状の粘弾性ゴム棒を配置しており、全体構成の一
層の簡略化が実現されている。
【0037】図5(a)、(b) において、ケ−ブルCには、
一対の板F3が4本のクランプねじP2を用いて固定さ
れている。一対の板F3と定着管Tの内壁には、ケ−ブ
ルCを挟んで定着管Tの断面を横断するように、2個の
粘弾性ゴム棒G6が配置される。粘弾性ゴム棒G6は、
板F3に対して接着、定着管Tの内壁に対しては定着管
Tの外側から直接にネジ止めされている。粘弾性ゴム棒
G6は、第1実施例と同様に、剪断歪と作用力の関係が
ヒステリシス・ル−プを形成する機能材料である。
【0038】このように構成されたケ−ブル減衰装置に
おいては、粘弾性ゴム棒G6の軸に直角な方向の振動成
分が粘弾性ゴム棒G6に繰返しの剪断力を作用する。ケ
−ブルCが矢印のように粘弾性ゴム棒G6の軸に直角な
方向に振動する場合、粘弾性ゴム棒G6を挟む定着管T
の内壁と板F3は、相互間隔を保って相対的に平面運動
し、粘弾性ゴム棒G6に繰返しの剪断力を作用する。ま
た、ケ−ブルCの振幅が比較的大きい場合、粘弾性ゴム
棒G6には繰返しの引張り力が作用する。
【0039】斜張橋のケ−ブルには、実際上、風向きと
垂直な方向、すなわちケ−ブルを含む鉛直面内で専ら振
動が発生するから、粘弾性ゴム棒G6を伸縮させる水平
方向の振動については余り考慮する必要がない。また、
発生し得る水平方向の小さな振幅については、粘弾性ゴ
ム棒G6が伸縮して十分に吸収できる。粘弾性ゴム棒G
6の軸方向の振幅をさらに許容するために、粘弾性ゴム
棒G6の断面積に対する全長の比を大きく採る、すなわ
ち細長くすると都合がよい。
【0040】図7〜図9は、図1〜図5の実施例に採用
した粘弾性ゴムの減衰特性を他の材料と比較して説明す
るもので、図7は粘弾性ゴムの剪断歪と作用力の関係の
説明図、図8は摩擦素子の剪断歪と作用力の説明図、図
9はダンパの変位と作用力の関係の説明図である。各図
中、(a) は負荷状態の模式図、(b) は荷重と変位の線図
である。
【0041】図7において、(a) のように粘弾性ゴムを
配置して、一定の振幅で剪断変形させたとき、荷重Wと
変位Yの関係は(b) のようにヒステリシス・ル−プを形
成する。ヒステリシス・ル−プの形状および面積は振幅
に依存し、振動の周波数にも多少影響されるが、あらゆ
る周波数と振幅の組合せにおいて幅広のヒステリシス・
ル−プを形成するから、粘弾性ゴムを剪断変形させる形
式のケ−ブル制振装置は、あらゆる周波数と振幅の振動
に対して効率的で安定した制振を行うことができる。こ
れは、図8の摩擦素子が振幅について、図9のダンパが
周波数について制振効果が制限されるのと対照的であ
る。
【0042】図8において、摩擦素子は、多数の摩擦板
を圧縮して構成されており、板同士が相互に摩擦力を作
用して荷重に抵抗する。摩擦素子を(a) のように一定の
振幅で剪断変形させたとき、荷重Wと変位Yの関係は
(b) のように、板の最大静止摩擦力W1、W2で一気に
変形する方形のヒステリシス・ル−プを形成する。荷重
が最大静止摩擦力W1、W2を越えない振動は摩擦素子
の変形に至らず、荷重が最大静止摩擦力W1、W2を越
える場合、ヒステリシス・ル−プの形状および面積は
(b) に同一であり、振動の周波数に全く影響されない。
ここでは、各板間で最大静止摩擦係数が一定の場合を示
したが、各板間の静止摩擦係数を何種類かに異ならせれ
ば、荷重W1以下で変位を始め、荷重W1以上で変位を
終了するようにヒステリシス・ル−プの形状を調整でき
る。
【0043】図9において、ダンパは、粘性流体を満た
したシリンダに開口を形成したピストンを組合せたもの
で、粘性流体を攪拌してエネルギ−を消費し、ピストン
の速度に比例した抵抗力を発生する。ダンパに(a) のよ
うに一定の振幅の正弦波振動を強制的に与えたとき、ピ
ストンには変位に対しπ/2進んだ抵抗力(荷重W)が
作用し、荷重Wと変位Yの関係は(b) のような種々の楕
円形のヒステリシス・ル−プを形成する。ヒステリシス
・ル−プの形状は振動の周波数(実際にはピストンの移
動速度)に依存し、周波数が低いと荷重W(抵抗力)が
小さく、周波数が高いと荷重Wが大きくなる。
【0044】次に、図1の装置(第1実施例)の減衰性
能を評価するために、前記の公知な装置、すなわち、
特開平3−110207号公報の「斜張ケ−ブルのダン
パ−装置」の場合と設計数値を揃えて、計算により比較
する。ここで、ケ−ブル長さLは100m、ケ−ブル重
量Wは89.3kg/m、ケ−ブル張力Tは6.5×105
kg、ケ−ブルの振動の周波数fは1.4Hz、ケ−ブルに
沿った制振装置の取付け位置Xは6m、粘弾性ゴムの粘
性減衰定数は1.1×104 kgf・s/m 、制振装置におけ
るケ−ブルの振幅Aは0.003mで、それぞれ共通と
する。
【0045】等価粘性減衰定数をheとして、最大荷重
Fが940kgf /cm2となるヒステリシス・ル−プを仮定
すると、図1の装置の装置における減衰性能の式は、 W = 0.141 kgf/m heq=(1/4π)×(ΔW/W) C = ΔW/(πA2 ω) となり、図1の装置と前記の公知な装置のそれぞれに
おける、弾性係数K、等価粘性減衰定数he、ケ−ブル
構造の対数減衰係数δは、次の表1に示されるとおりで
ある。
【0046】
【表1】
【0047】ここまでの実施例においては、斜張橋のケ
−ブルの制振を行う例についてのみ説明したが、それぞ
れの実施例は、吊橋のハンガ−ケ−ブルの制振にも応用
可能である。
【0048】図9は、第5実施例のケ−ブル制振装置の
説明図である。ここでは、吊橋のハンガ−ケ−ブルのた
めのケ−ブル制振装置が示され、図中、(a) は、吊橋の
側面図、(b) は、(a) のケ−ブル制振装置の部分的な拡
大図である。
【0049】図9(a)、(b) において、吊橋の補剛桁K2
には、主ケ−ブルC2から垂直に多数のハンガ−ケ−ブ
ルHが張設されている。補剛桁K2に固定した円筒状の
型枠部T2は、ハンガ−ケ−ブルHの振動の減衰に都合
のよい高さに減衰装置S2を支持する。減衰装置S2
は、実質的に第1実施例と同一な構成であって、型枠部
T2に固定されたフランジ板と、ハンガ−ケ−ブルHに
固定されたフランジ板と、両方のフランジ板の間をハン
ガ−ケ−ブルHの軸方向にのみ円環状に接続する固体の
粘弾性体とからなる。
【0050】このように構成されたケ−ブル制振装置に
おいて、ハンガ−ケ−ブルHが振動すると、ハンガ−ケ
−ブルHの振動に応じて固体の粘弾性体にはほぼ剪断力
のみが作用し、粘弾性体の変形抵抗がハンガ−ケ−ブル
Hの振動を抑制し、粘弾性体の変形伴う発熱がハンガ−
ケ−ブルHの振動エネルギ−を消費する。
【0051】
【発明の効果】請求項1のケ−ブル制振装置は、機械的
な摺動部分や運動部分を全く含まず、前記の公知な装
置に比較して、構造が簡単でフランジ等の部品数が少な
くて済み、粘弾性部材の取付けに熟練が不必要で、構造
物への取付け工事や粘弾性物質の除去と再利用が極めて
容易で、格段に大きな振幅を許容でき、振幅が大きくて
も粘弾性部材による効果的な減衰性能が得られる。換言
すれば、粘弾性部材の変形による振動エネルギ−の消費
が十分で、固体の粘弾性物質の持つ減衰性能を最大限に
有効に利用でき、ケ−ブルの振動による固定側部材への
荷重の負担も小さくて済む。また、半液状の粘弾性体を
用いる場合のような密封構造は全く不必要で、減衰性能
の設計演算も容易であり、あらゆる周波数と振幅の振動
に対して効率的な制振が遂行され、粘弾性部材の必要量
も少なくてよい。
【0052】請求項2のケ−ブル制振装置においては、
補剛桁上に追加する構造が定着管のみとなって斜張橋の
構造が複雑化せず、補剛桁の保守点検や清掃に都合が良
く、美観にも優れる。また、製作および取付のコストが
小さく、給油等の保守点検も不要で、メンテナンス用の
足場等を設ける必要がない。
【0053】請求項2のケ−ブル制振装置においては、
部品点数が削減されて、装置構造がさらに簡単になる。
【0054】一般に、ケ−ブルの静的変形に対処するた
めに、ケ−ブル定着部に隣接させてケ−ブル角折れ緩衝
装置が設置される。この場合、ケ−ブル制振装置とケ−
ブル定着部の間にケ−ブル角折れ緩衝装置が位置するこ
とになり、ケ−ブル制振装置の減衰効果は低下する。し
かし、本ケ−ブル制振装置では弾性効果が小さくて大き
な振幅を許容できるため、ケ−ブル角折れ緩衝装置を設
置しても大きな減衰効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のケ−ブル制振装置の模式図であ
る。
【図2】図2の粘弾性体の形状の別の例を示す平面図で
ある。
【図3】第2実施例のケ−ブル制振装置の部分的な拡大
図である。
【図4】第3実施例のケ−ブル制振装置の部分的な拡大
図である。
【図5】第4実施例のケ−ブル制振装置の部分的な拡大
図である。
【図6】粘弾性ゴムの減衰性能の説明図である。
【図7】摩擦素子の減衰性能の説明図である。
【図8】ダンパの減衰性能の説明図である。
【図9】第5実施例のケ−ブル制振装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
C ケ−ブル E 外フランジ F 内フランジ G 粘弾性体 K 補剛桁 P クランプ S 減衰装置 T 定着管
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 信夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に一端を張設されたケ−ブルの空
    中高さに配置されて該ケ−ブルの振動を抑制するケ−ブ
    ル制振装置において、該構造物に位置関係を固定した固
    定側部材と、該固定側部材に対向させてケ−ブルに固定
    した運動側部材と、ケ−ブルの可能な振動方向とほぼ垂
    直な方向に関してのみ前記運動側部材と固定側部材とを
    相互に連結する固体の粘弾性部材とからなり、ケ−ブル
    の振動により該粘弾性部材にほぼ剪断力のみを作用させ
    ることを特徴とするケ−ブル制振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のケ−ブル制振装置において、
    前記固定側部材を、ケ−ブルに沿って延長された定着管
    に固定されてケ−ブルを非接触に囲む環状の第1フラン
    ジとし、前記運動側部材を、第1フランジとケ−ブルの
    軸方向に対向させた第2フランジとし、前記粘弾性部材
    を、環状に一体形成して、第1フランジと第2フランジ
    の対向面間に配置したことを特徴とするケ−ブル制振装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1のケ−ブル制振装置において、
    前記固定側部材を、ケ−ブルに沿って延長した定着管の
    水平方向に対向する内壁部分とし、前記運動側部材を、
    該内壁部分との対向面を形成したケ−ブル・クランプ部
    材とし、前記粘弾性部材を、円柱状に形成して、ケ−ブ
    ルを挟んで水平方向に定着管断面を横断させて配置した
    ことを特徴とするケ−ブル制振装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825301A1 (en) * 1996-08-20 1998-02-25 Sumitomo Rubber Industries Limited Cable damping device
CN100354476C (zh) * 2002-04-22 2007-12-12 Vsl国际股份公司 阻止管子和至少一缆索横向相对位移的方法
EP2226525A1 (de) 2007-10-02 2010-09-08 Getzner Werkstoffe Holding GmbH Dämpfungseinrichtung zur Dämpfung von Schwingungen von längserstreckten Elementen
KR20190071108A (ko) 2017-12-14 2019-06-24 한국건설기술연구원 사장케이블의 진동 저감을 위한 부착형 관성마찰댐퍼
JP2021143569A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 住友ゴム工業株式会社 ケーブル制振装置

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