JP2003313033A - 光学用ガラスおよびその製造方法 - Google Patents

光学用ガラスおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学用ガラスを構成するガラス微粒子の合成
に用いられるバーナの劣化を防止し、かつ、安定した品
質の光学用ガラスを得る光学用ガラスの製造方法を提供
する。 【解決手段】 0.3mm以上の残留気泡数が単位体積
当り0.005個/cm 以下の光学用ガラス。ガラス
微粒子堆積中に、可燃性ガスまたは支燃性ガスの流速、
あるいは、流量を調整することでガラス合成用バーナ1
0の端面温度を制御する多孔質体の製造方法。ガラス合
成用バーナ10の端面温度を900℃以下とする。前記
可燃性ガスの流速をv、前記支燃性ガスの流速をv
とし、これらの関係を、v=v×aとすると、a≦
0.2とする。前記可燃性ガスの流量をV、前記支燃
性ガスの流量をVとし、これらの関係を、V=V
×bとすると、0.1≦b≦0.8とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学用ガラスおよ
びその製造方法に関し、特に、光学用ガラスを構成する
ガラス微粒子の合成に用いられるバーナの劣化を防止
し、かつ、安定した品質の光学用ガラスを得る光学用ガ
ラスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学用ガラスの一例として、光ファイバ
用母材の製造方法には、VAD法、OVD法、MCVD
法、PCVD法などの方法がある。なかでも、OVD
(Outside Vapor Phase Depo
sition)法(外付け法)は、ガラス合成用バーナ
から四塩化ケイ素(SiCl)などのガラス原料ガス
を、酸素または水素などの添加ガス、水素などの可燃性
ガス、酸素などの支燃性ガスとともに噴出し、ガラス原
料ガスを火炎中で加水分解反応または酸化反応させてガ
ラス微粒子を合成し、その軸回りに回転するコアとなる
ガラス材を備えた円柱形の出発部材の外周部の径方向
に、ガラス微粒子(スート)を堆積させて複数層からな
る多孔質層を形成して光ファイバ用多孔質体とし、これ
を電気炉中で透明ガラス化し、光ファイバ用母材を製造
する方法である(例えば、特許文献1参照。)。このよ
うな方法を用いて製造される光学用ガラスは、品質に優
れた光ファイバ用のみならず、半導体製造装置用光学ガ
ラスにも充分に適用可能である。光ファイバ用多孔質体
などの製造に用いられるガラス合成用バーナとしては、
ガラス微粒子の合成に用いられる各種ガスの噴出口が同
心円状に複数設けられた多重管バーナや、同心円状に設
けられた複数の可燃性ガスなどの噴出口の間に複数の支
燃性ガス噴出口が設けられたマルチノズル型バーナ(例
えば、特許文献2参照。)などの、一般的に石英ガラス
からなるものが挙げられる。
【0003】
【特許文献1】米国特許第5597398号明細書
【特許文献2】米国特許第4810189号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、光通
信の需要の増加に伴って、光ファイバの需要も年々増加
している。そのため、光ファイバの価格を下げることが
望まれている。そこで、これに対応するためには、光フ
ァイバの製造を高速化し、光ファイバの製造を高効率化
し、光ファイバを大量に製造して、製造コストを低減す
る必要がある。したがって、光ファイバを一度に大量に
製造して、製造コストを低減するために、光ファイバの
紡糸に供される光ファイバ用母材が大型化する傾向にあ
る。また、半導体製造装置の大型化に伴い、半導体製造
装置用光学ガラスも大型化している。光ファイバ用母材
や半導体製造装置用光学ガラスを大型化すると、例え
ば、OVD法などによる光学用ガラスの製造において、
ガラス微粒子が出発部材の外周部に堆積する速度(以
下、「堆積速度」とする。)およびガラス微粒子が出発
部材の外周部に堆積する効率(以下、「堆積効率」とす
る。)を向上することが、非常に重要な課題となってい
る。
【0005】ガラス微粒子の堆積速度を向上させるため
には、ガラス微粒子の合成速度を向上させればよい。そ
こで、ガラス微粒子の合成速度を向上させるためには、
ガラス原料ガスの反応時間を長くし、反応温度を高くす
る必要がある。また、ガラス微粒子の堆積効率を向上す
るには、ガラス微粒子の堆積面とガラス合成用バーナか
ら発せられる火炎との温度差を大きくして、ガラス微粒
子に働くサーモホレシス効果(ガラス微粒子が温度勾配
に比例した力を、ガラス微粒子の合成に用いられる各種
のガスから受ける効果)を最大限に利用することが必要
である。
【0006】しかしながら、火炎の温度を高くすると、
ガラス合成用バーナの端面が加熱され、溶融して削れて
しまうことがあった。ガラス合成用バーナの端面が削れ
てしまうと、このガラス合成用バーナは光学用ガラスの
製造に使用できなくなるため、ガラス合成用バーナの交
換を頻繁に行わなければならない。したがって、ガラス
微粒子の堆積速度および堆積効率を向上して、製造コス
トを削減することができない。また、ガラス合成用バー
ナの端面が加熱によって削れて変形すると、安定した火
炎を形成することができなくなり、ガラス微粒子の堆積
速度および堆積効率が低下する。さらに、ガラス合成用
バーナの端面が削れて生じるガラス屑がガラス微粒子と
伴に堆積して、このガラス屑が光学用ガラス中に気泡を
生じる原因となったり、光学用ガラスの端部から光を入
射した際に、このガラス屑が輝点として観測されるとい
った問題点があった。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、光学用ガラスを構成するガラス微粒子の合成に用い
られるバーナの劣化を防止し、かつ、安定した品質の光
学用ガラスを得る光学用ガラスの製造方法を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、光ファイバ
用ガラス母材あるいは半導体製造装置用光学ガラスであ
って、0.3mm以上の残留気泡数が単位体積当り0.
005個/cm以下である光学用ガラスによって解決
できることを見出した。前記課題は、ガラス原料ガス、
添加ガス、可燃性ガス、支燃性ガスおよび不活性ガスを
ガラス合成用バーナに導入して、ガラス原料ガスを火炎
中で加水分解反応または酸化反応させてガラス微粒子を
合成し、該ガラス微粒子を堆積させて光学ガラスを製造
する方法において、前記ガラス微粒子堆積中に、前記可
燃性ガスまたは前記支燃性ガスの流速を所定の流速の関
係となるように調整することによって、前記ガラス合成
用バーナの端面温度を制御し、0.3mm以上の残留気
泡数が単位体積当り0.005個/cm以下の光学用
ガラスを製造する光学用ガラスの製造方法によって解決
できることを見出した。前記課題は、ガラス原料ガス、
添加ガス、可燃性ガス、支燃性ガスおよび不活性ガスを
ガラス合成用バーナに導入して、ガラス原料ガスを火炎
中で加水分解反応または酸化反応させてガラス微粒子を
合成し、該ガラス微粒子を堆積させて光学ガラスを製造
する方法において、前記ガラス微粒子堆積中に前記可燃
性ガスまたは前記支燃性ガスの流量を所定の流量の関係
となるように調整することによって、前記ガラス合成用
バーナの端面温度を制御し、0.3mm以上の残留気泡
数が単位体積当り0.005個/cm以下の光学用ガ
ラスを製造する光学用ガラスの製造方法によって解決で
きることを見出した。上記光学用ガラスの製造方法にお
いて、前記ガラス合成用バーナの端面温度を900℃以
下とすることが好ましい。上記光学用ガラスの製造方法
において、前記可燃性ガスの流速をv、前記支燃性ガ
スの流速をvとし、これらの関係を、v=v×a
とすると、a≦0.2とすることが好ましい。上記光学
用ガラスの製造方法において、前記可燃性ガスの流量を
、前記支燃性ガスの流量をVとし、これらの関係
を、V=V×bとすると、0.1≦b≦0.8とす
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光学用ガラスの製造方法に用いられる
ガラス合成用バーナの一例を示す概略構成図である。こ
のガラス合成用バーナ10の端面において、その中心に
第1のノズル1が設けられ、この第1のノズル1の周囲
に、第1のノズル1と中心軸を同じくして、第2のノズ
ル2が設けられ、さらに、この第2のノズル2の周囲
に、第1のノズル1と中心軸を同じくして、第3のノズ
ル3が設けられている。また、第2のノズル2と第3の
ノズル3の間で、第1のノズル1の同心円上には、複数
個の内径および外径の等しい小口径ノズル4、4、…が
設けられている。また、第1のノズル1が第1の噴出口
11をなし、第1のノズル1と第2のノズル2の間の部
分が第2の噴出口12をなし、第2のノズル2と第3の
ノズル3の間の部分が第3の噴出口13をなし、小口径
ノズル4、4、…が第4の噴出口14をなしている。
【0010】OVD法において、ガラス微粒子を合成す
るには、一般的に、第1の噴出口11からは例えばSi
Clなどのガラス原料ガス、および酸素または水素な
どの添加ガスを供給し、第2の噴出口12からはアルゴ
ンなどの不活性ガスを供給し、第3の噴出口13からは
水素などの可燃性ガスを供給し、第4の噴出口14から
は酸素などの支燃性ガスを供給する。
【0011】また、ガラス合成用バーナ10は、外径4
0〜60mm程度の円筒形で、一般的には、石英ガラス
で形成されている。ガラス合成用バーナ10を構成する
第1のノズル1の内径は3〜6mm程度、第2のノズル
2の内径は4〜7mm程度、第3のノズル3の内径は3
0〜35mm程度となっている。また、小口径ノズル4
の内径は1〜2mm程度となっている。なお、図1に
は、本発明の光学用ガラスの製造方法に用いられるガラ
ス合成用バーナの一例を示したが、本発明の光学用ガラ
スの製造方法に用いられるガラス合成用バーナは、これ
に限定されるものではない。本発明の光学用ガラスの製
造方法に用いられるガラス合成用バーナは、図1に示し
たガラス合成用バーナ10と類似の構造を有するもので
あればよい。
【0012】以下、本発明の光学用ガラスの製造方法に
ついて説明する。図2は、本発明の光学用ガラスの製造
方法を示す概略説明図である。本発明の光学用ガラスの
製造方法では、まず、石英ガラスなどからなる円柱形の
出発部材21を用意する。次いで、出発部材21の両端
部を把持具23、23で把持し、出発部材21を水平に
配置する。次いで、この状態で、出発部材21を、その
中心軸を中心にして回転させる。続いて、1個以上のガ
ラス合成用バーナ10を用いて、ガラス合成用バーナ1
0の第1の噴出口11からガラス原料ガスおよび添加ガ
スを供給し、第2の噴出口12から不活性ガスを供給
し、第3の噴出口13から可燃性ガスを供給し、第4の
噴出口14から支燃性ガスを供給して、ガラス合成用バ
ーナ10の火炎中における加水分解反応または酸化反応
により、ガラス微粒子を合成し、ガラス合成用バーナ1
0を出発部材の長手方向と平行に移動させながら、ガラ
ス微粒子を回転する出発部材の半径方向に堆積して、多
孔質体22を得、この多孔質体22を焼結することで透
明ガラス化し、光学用ガラスを得る。なお、図2には、
光学用ガラスの製造方法の一例を示したが、本発明の光
学用ガラスの製造方法はこれに限定されるものではな
い。
【0013】ところで、ガラス微粒子の堆積速度や堆積
効率を向上させるために、ガラス合成用バーナ10から
噴出する火炎を大きくする方法として、ガラス合成用バ
ーナ10の断面積を大きくする方法がある。しかしなが
ら、ガラス合成用バーナ10の断面積が大きくなると、
ガラス微粒子の合成に用いられる各種ガスの流速が遅く
なってしまう。そして、ガスの流速が遅くなると、ガラ
ス合成用バーナ10の端面近傍で火炎が形成されるとと
もに、加水分解反応または酸化反応が起こる。このた
め、ガラス合成用バーナ10の端面近傍で熱が発生し、
ガラス合成用バーナ10の端面が削れることがある。
【0014】そこで、本発明の光学用ガラスの製造方法
にあっては、ガラス微粒子堆積中に第3の噴出口13か
ら噴出する可燃性ガスまたは第4の噴出口から噴出する
支燃性ガスの流速あるいは流量を調整する。これによ
り、火炎の形成位置をガラス合成用バーナ10の端面よ
り離し、ガラス合成用バーナ10の端面近傍で高熱が発
生するのを防止する。このようにすれば、火炎の熱によ
るガラス合成用バーナ10の端面の削れや、劣化を防止
できる。また、ガラス合成用バーナ10の交換回数を減
少することができる。さらに、ガラス合成用バーナ10
の熱による変形を防げるので、安定した火炎を常に形成
することができ、ガラス微粒子の堆積速度および堆積効
率の低下を防止することができる。また、ガラス合成用
バーナの端面が削れて生じるガラス屑がガラス微粒子と
伴に堆積して、多孔質体の焼結によって得られた光学用
ガラス中に気泡などが混入するのを防止できる。
【0015】また、本発明の光学用ガラスの製造方法に
あっては、ガラス微粒子堆積中に第3の噴出口13から
噴出する可燃性ガスまたは第4の噴出口から噴出する支
燃性ガスの流速もしくは流量を調整することによって、
ガラス合成用バーナ10の端面温度を900℃以下とす
ることが好ましく、より好ましくは800℃以下とす
る。このようにすれば、酸水素火炎の熱によるガラス合
成用バーナ10の端面の削れや、劣化を防止できる。ま
た、本発明の光学用ガラスの製造方法により得られる光
学用ガラス中に、気泡が混入するのを防止できる。
【0016】また、本発明の光学用ガラスの製造方法に
あっては、ガラス微粒子堆積中に、可燃性ガスまたは支
燃性ガスの流速を調整する。可燃性ガスの流速をv
支燃性ガスの流速をvとし、これらの関係をv=v
×aとすると、a≦0.2とすることが好ましい。こ
のように、本発明の光学用ガラスの製造方法では、可燃
性ガスの流速vを、所定の範囲で、常に支燃性ガスの
流速vよりも遅くすることが好ましい。aが0.2を
超えると、ガラス合成用バーナ10の端面近傍で、火炎
が形成されると共に、加水分解反応または酸化反応が起
こってしまう。したがって、ガラス合成用バーナ10の
端面近傍で熱が発生し、ガラス合成用バーナ10が溶け
て、その端面が削れることがある。
【0017】あるいは、ガラス微粒子堆積中に、可燃性
ガスまたは支燃性ガスの流量を調整して可燃性ガスの流
量をV、前記支燃性ガスの流量をVとし、これらの
関係をV=V×bとすると、0.1≦b≦0.8と
することが好ましい。このように、本発明の光学用ガラ
スの製造方法では、支燃性ガスの流量Vを、所定の範
囲で、常に可燃性ガスVの流量よりも少なくすること
が好ましい。bが0.1未満では、ガラス合成用バーナ
10の端面近傍で火炎が形成されるとともに、加水分解
反応または酸化反応が起こってしまう。したがって、ガ
ラス合成用バーナ10の端面近傍で熱が発生し、ガラス
合成用バーナ10が溶けて、その端面が削れることがあ
る。一方、bが0.8を超える場合では、支燃性ガスの
流速が速くなり過ぎて炎がまとまらず、ガラス微粒子の
堆積速度、堆積効率が低下する。
【0018】また、本発明の光学用ガラスの製造方法に
よって得られた光学用ガラスは、その中に含まれる0.
3mm以上の残留気泡数が単位体積当たり0.005個
/cm以下となる。なお、0.3mm以下の気泡であ
れば、その後の加工時および光学特性に大きな影響を与
えることはない。また、残留気泡は、光学用ガラスの一
端より光を入射し、直径0.3mmの円が描いてあるス
ケールを用い、比較することで、その大きさを調査し
た。このように、本発明の光学用ガラスの製造方法によ
れば、良好な光学用ガラスを得ることができる。
【0019】以下、図1および図2を用いて具体的な実
施例を示し、本発明の効果を明らかにする。 (実施例1)図1に示したガラス合成用バーナを備えた
光学用ガラス製造用バーナ装置を用意した。次いで、外
径30mm、長さ1500mmの石英系ガラスからなる
円柱形の出発部材を用意した。次いで、この出発部材の
両端部を把持具で把持し、出発部材を水平に配置した。
次いで、この出発部材を、その中心軸を中心にして回転
させながら、上記のガラス合成用バーナを用いてガラス
微粒子を合成し、ガラス合成用バーナを出発部材の長手
方向と平行に移動させながら、ガラス微粒子を回転する
出発部材の半径方向に堆積して、出発部材の周りにSi
からなるガラス微粒子を12kg堆積させた円柱形
の多孔質体22を得た。このとき、出発部材の回転速度
を30rpmとした。また、第1の噴出口11からはガ
ラス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添
加ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口1
2からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出
口13からは水素を噴出し、その流量を多孔質体22の
外径の増加に応じて、流速が1.0〜1.3m/秒とな
るように調整し、第4の噴出口14からは酸素を噴出
し、その流量を、流速が12.0m/秒となるように調
整した。このとき、v=v×aの関係においては、
a=0.05〜0.065であった。その結果、ガラス
微粒子堆積中、ガラス合成用バーナ10の端面温度は、
非接触式の放射温度計で観測したところ、400〜60
0℃であった。また、上記の製造方法で製造された多孔
質体を焼結し、得られた光学ガラスの一端より光を照射
したところ、光学ガラス中に確認された直径0.3mm
の円の範囲を越える残留気泡などは0.0007個/c
であった。さらに、この条件で繰り返し多孔質体の
製造を行っても、多孔質体の焼結後の光学ガラス中に認
められる気泡などはいずれも0.005個/cm以下
であり、また、ガラス合成用バーナ10が削れている様
子も観察されなかった。
【0020】(実施例2)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を噴出し、その流量を多孔質体22の外
径の増加に応じて、流量が40〜80リットル/分とな
るように調整し、第4の噴出口14からは酸素を20リ
ットル/分噴出した以外は実施例1と同様にして多孔質
体22を製造した。このとき、V=V×bの関係に
おいては、b=0.23〜0.50であった。その結
果、ガラス微粒子堆積中、ガラス合成用バーナ10の端
面温度は、非接触式の放射温度計で観測したところ、6
00〜850℃であった。また、上記の製造方法で製造
された多孔質体を焼結し、得られた光学ガラスの一端よ
り光を照射したところ、光学ガラス中に確認された直径
0.3mmの円の範囲を越える残留気泡などは0.00
18個/cmであった。さらに、この条件で繰り返し
多孔質体の製造を行っても、多孔質体の焼結後の光学ガ
ラス中に認められる気泡などはいずれも0.005個/
cm以下であり、また、ガラス合成用バーナ10が削
れている様子も観察されなかった。
【0021】(実施例3)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を噴出し、流速が1.2m/秒となるよ
うにその流量を調整し、第4の噴出口14からは酸素を
噴出し、多孔質体22の外径の増加に応じて、流速が6
〜16m/秒となるようにその流量を調整した以外は実
施例1と同様にして多孔質体22を製造した。このと
き、v=v×aの関係においては、a=0.075
〜0.2であった。その結果、ガラス微粒子堆積中、ガ
ラス合成用バーナ10の端面温度は、非接触式の放射温
度計で観測したところ、600〜900℃であった。ま
た、上記の製造方法で製造された多孔質体を焼結し、得
られた光学ガラスの一端より光を照射したところ、光学
ガラス中に確認された直径0.3mmの円の範囲を越え
る残留気泡などは0.0030個/cmであった。さ
らに、この条件で繰り返し多孔質体の製造を行っても、
多孔質体の焼結後の光学ガラス中に認められる気泡など
はいずれも0.005個/cm以下であり、また、ガ
ラス合成用バーナ10が削れている様子も観察されなか
った。
【0022】(実施例4)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を60リットル/分噴出し、第4の噴出
口14からは酸素を噴出し、多孔質体22の外径の増加
に応じて、流量が25〜45リットル/分となるように
調整した以外は実施例1と同様にして多孔質体22を製
造した。このとき、V=V×bの関係においては、
b=0.42〜0.75であった。その結果、ガラス微
粒子堆積中、ガラス合成用バーナ10の端面温度は、非
接触式の放射温度計で観測したところ、400〜700
℃であった。また、上記の製造方法で製造された多孔質
体を焼結し、得られた光学ガラスの一端より光を照射し
たところ、光学ガラス中に確認された直径0.3mmの
円の範囲を越える残留気泡などは0.0006個/cm
であった。さらに、この条件で繰り返し多孔質体の製
造を行っても、多孔質体の焼結後の光学ガラス中に認め
られる気泡などはいずれも0.005個/cm以下で
あり、また、ガラス合成用バーナ10が削れている様子
も観察されなかった。
【0023】(比較例1)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を噴出し、その流量を多孔質体22の外
径の増加に応じて、流速が0.8〜1.3m/秒となる
ように調整し、第4の噴出口14からは酸素を噴出し、
その流量を、流速が3.0m/秒となるように調整した
以外は実施例1と同様にして多孔質体22を製造した。
このとき、v=v×aの関係においては、a=0.
27〜0.43であった。その結果、ガラス微粒子堆積
中、ガラス合成用バーナ10の端面温度は、非接触式の
放射温度計で観測したところ、950〜1050℃であ
った。また、上記の製造方法で製造された多孔質体を焼
結し、得られた光学用ガラスの一端より光を照射したと
ころ、光学ガラス中に確認された直径0.3mmの円の
範囲を越える残留気泡は0.008個/cmであっ
た。この条件で繰り返し多孔質体を製造したところ、徐
々にガラス合成用バーナ10の端面温度は上昇し、10
00〜1100℃を示すようになった。また、多孔質体
の焼結後の光学ガラス中に認められる気泡の数が増加
し、0.012個/cmとなった。さらに、徐々にガ
ラス微粒子の堆積速度および堆積効率が低下し、多孔質
体を50回製造した後にガラス合成用バーナ10を観察
したところ、その端面が削れているのが確認された。
【0024】(比較例2)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を噴出し、その流量を多孔質体22の外
径の増加に応じて、流速が1.2〜1.5m/秒となる
ように調整し、第4の噴出口14からは酸素を噴出し、
その流量を多孔質体22の外径の増加に応じて、流速が
2.8〜3.2m/秒となるように調整した以外は実施
例1と同様にして多孔質体22を製造した。このとき、
=v×aの関係においては、a=0.33〜0.
50であった。その結果、ガラス微粒子堆積中、ガラス
合成用バーナ10の端面温度は、非接触式の放射温度計
で観測したところ、980〜1120℃であった。ま
た、上記の製造方法で製造された多孔質体を焼結し、得
られた光学用ガラスの一端より光を照射したところ、光
学ガラス中に確認された直径0.3mmの円の範囲を越
える残留気泡は0.010個/cmであった。この条
件で繰り返し多孔質体を製造したところ、徐々にガラス
合成用バーナ10の端面温度は上昇し、1150〜13
00℃を示すようになった。また、多孔質体の焼結後の
光学ガラス中に認められる気泡の数が増加し、0.01
5個/cmとなった。さらに、徐々にガラス微粒子の
堆積速度および堆積効率が低下し、多孔質体を50回製
造した後にガラス合成用バーナ10を観察したところ、
その端面が削れているのが確認された。
【0025】(比較例3)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を70〜110リットル/分噴出し、第
4の噴出口14からは酸素を10〜20リットル/分噴
出した以外は実施例1と同様にして多孔質体22を製造
した。このとき、V=V×bの関係においては、b
=0.09〜0.29であった。その結果、ガラス微粒
子堆積中、ガラス合成用バーナ10の端面温度は、非接
触式の放射温度計で観測したところ、780〜1150
℃であった。V=V×bの関係において、b<0.
1となる範囲では、ガラス合成用バーナ10の端面が赤
熱しているのが確認された。また、上記の製造方法で製
造された多孔質体を焼結し、得られた光学用ガラスの一
端より光を照射したところ、光学ガラス中に確認された
直径0.3mmの円の範囲を越える残留気泡は0.01
2個/cmであった。この条件で繰り返し多孔質体を
製造したところ、徐々にガラス合成用バーナ10の端面
温度は上昇し、1000〜1200℃を示すようになっ
た。また、多孔質体の焼結後の光学ガラス中に認められ
る気泡の数が増加し、0.018個/cmとなった。
さらに、徐々にガラス微粒子の堆積速度および堆積効率
が低下し、多孔質体を50回製造した後にガラス合成用
バーナ10を観察したところ、その端面が削れているの
が確認された。
【0026】(比較例4)第1の噴出口11からはガラ
ス原料ガスのSiClを5リットル/分噴出し、添加
ガスの酸素を3リットル/分噴出し、第2の噴出口12
からはアルゴンを1リットル/分噴出し、第3の噴出口
13からは水素を35〜80リットル/分噴出し、第4
の噴出口14からは酸素を30〜60リットル/分噴出
した以外は実施例1と同様にして多孔質体22を製造し
た。その結果、ガラス微粒子堆積中、V=V×bの
関係において、b>0.8となる範囲では、火炎がまと
まらず、ガラス微粒子を堆積することができなかった。
【0027】図3に、上記実施例1〜4および比較例1
〜4におけるガラス合成用バーナの端面温度と、多孔質
体の焼結によって得られた光学用ガラス内に発生した気
泡の数との関係を示す。また、図4に、式v=v×
aにおける定数a、式V=V×bにおける定数b
と、ガラス合成用バーナの端面温度との関係を示す。図
3から、ガラス合成用バーナ10の端面温度の上昇に伴
い、多孔質体の焼結によって得られた光学用ガラス内に
認められる気泡の数が増加していることが分かった。ま
た、図4から、支燃性ガス、可燃性ガスの流量または流
速を調整することで、ガラス合成用バーナ10の端面温
度を調整することができることが分かった。以上のこと
から、ガラス合成用バーナ10の端面温度を調整するこ
とにより、多孔質体の焼結によって得られた光学用ガラ
ス内に気泡が混入するのを抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学用ガ
ラスの製造方法によれば、ガラス合成用バーナの端面温
度の上昇を抑制することが可能となり、火炎の熱による
ガラス合成用バーナの端面の削れや、劣化を防止するこ
とができる。また、ガラス合成用バーナの交換回数を減
少することができる。さらに、ガラス合成用バーナの熱
による変形を防げるので、安定した火炎を常に形成する
ことができ、ガラス微粒子の堆積速度および堆積効率を
向上することができる。また、本発明の光学用ガラスの
製造方法によって製造された光学用ガラスの中に含まれ
る気泡の数を0.005個/cm以下とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学用ガラスの製造方法に用いられ
るガラス合成用バーナの一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の光学用ガラスの製造方法を示す概略
説明図である。
【図3】 実施例および比較例におけるガラス合成用バ
ーナ10の端面温度と光学用ガラス内に発生した気泡の
数との関係を示すグラフである。
【図4】 実施例および比較例におけるガラス合成用バ
ーナ10の端面温度と定数a、bとの関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1・・・第1のノズル、2・・・第2のノズル、3・・・第3の
ノズル、4・・・小口径ノズル、10・・・ガラス合成用バー
ナ、11・・・第1の噴出口、12・・・第2の噴出口、13
・・・第3の噴出口、14・・・第4の噴出口、21・・・出発
部材、22・・・多孔質体、23・・・把持具
フロントページの続き (72)発明者 堀越 雅博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 4G014 AH12 AH16 4G021 EA03 EB06 EB15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ用ガラス母材あるいは半導体
    製造装置用光学ガラスであって、0.3mm以上の残留
    気泡数が単位体積当り0.005個/cm以下である
    ことを特徴とする光学用ガラス。
  2. 【請求項2】 ガラス原料ガス、添加ガス、可燃性ガ
    ス、支燃性ガスおよび不活性ガスをガラス合成用バーナ
    に導入して、ガラス原料ガスを火炎中で加水分解反応ま
    たは酸化反応させてガラス微粒子を合成し、該ガラス微
    粒子を堆積させて光学ガラスを製造する方法において、 前記ガラス微粒子堆積中に、前記可燃性ガスまたは前記
    支燃性ガスの流速を所定の流速の関係となるように調整
    することによって、前記ガラス合成用バーナの端面温度
    を制御し、0.3mm以上の残留気泡数が単位体積当り
    0.005個/cm以下の光学用ガラスを製造するこ
    とを特徴とする光学用ガラスの製造方法。
  3. 【請求項3】 ガラス原料ガス、添加ガス、可燃性ガ
    ス、支燃性ガスおよび不活性ガスをガラス合成用バーナ
    に導入して、ガラス原料ガスを火炎中で加水分解反応ま
    たは酸化反応させてガラス微粒子を合成し、該ガラス微
    粒子を堆積させて光学ガラスを製造する方法において、 前記ガラス微粒子堆積中に前記可燃性ガスまたは前記支
    燃性ガスの流量を所定の流量の関係となるように調整す
    ることによって、前記ガラス合成用バーナの端面温度を
    制御し、0.3mm以上の残留気泡数が単位体積当り
    0.005個/cm以下の光学用ガラスを製造するこ
    とを特徴とする光学用ガラスの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の光学用ガラスの
    製造方法において、前記ガラス合成用バーナの端面温度
    を900℃以下とすることを特徴とする光学用ガラスの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2および4記載の光学用ガラスの
    製造方法において、 前記可燃性ガスの流速をv、前記支燃性ガスの流速を
    とし、これらの関係を、v=v×aとすると、
    a≦0.2とすることを特徴とする光学用ガラスの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項3および4記載の光学用ガラスの
    製造方法において、 前記可燃性ガスの流量をV、前記支燃性ガスの流量を
    とし、これらの関係を、V=V×bとすると、
    0.1≦b≦0.8とすることを特徴とする光学用ガラ
    スの製造方法。
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