JP2003312604A - フィルム包装方法及びその包装装置 - Google Patents
フィルム包装方法及びその包装装置Info
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- B65B11/54—Wrapping by causing the wrapper to embrace one end and all sides of the contents, and closing the wrapper onto the opposite end by forming regular or irregular pleats
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Abstract
を軽減でき、且つ装置の前後長を短くできて、安価に製
作できる包装方法及び包装装置を提供することにある。 【解決手段】 ストレッチフィルムを用いて被包装物を
包装する包装方法であって、所定位置にある載置台上
に、被包装物を載置するステップと、載置台上に被包装
物が載置された後に、被包装物の上端が、包装に使用す
るフィルムを張架保持する包装部より下方位置に位置す
るステップと、その包装部にフィルムを張架するステッ
プと、その張架したフィルムと被包装物を載置した載置
台とを相対的に移動して、被包装物の上面をフィルムで
包被するステップと、被包装物の上面を包被したフィル
ムの端部を、該被包装物の下に折り込むステップとし
た。
Description
トのバックヤード等で、生鮮食品等の商品をストレッチ
フィルムで包装する包装方法及びその包装装置に関す
る。
に使用されているストレッチフィルム包装機は、図11
に示すように、その包装機を構成する機体34の手前側
のやや下方位置に商品載置台(計量台を具備したものも
ある)35が配置され、オペレータが被包装物(商品)
をこの商品載置台に載せると、被包装物はプッシャー付
きのインフィードコンベヤ36によって降下位置に位置
するエレベータ37上に搬入し、搬入後、前記エレベー
タを上昇させて該エレベータの上方における包装部38
に張架保持されたフィルム39に向けて被包装物を突き
上げ、被包装物の上面をフィルムで包被し、そのフィル
ムの端部を被包装物の底面側に折り込んで包装が完了さ
れ、装置の上部に設けた排出部(又はヒートシール部)
40に包装物が搬出されるように構成されている。
面はストレッチされて張りのあるフィルムで覆われるの
で、見栄えのよい包装仕上がりとなっている。しかし、
その一方では、オペレータは被包装物を装置へ搬入する
高さ位置と、包装済み被包装物を該装置から搬出する高
さ位置が異なる為、上記作業に伴う動作量が大きく、疲
労し易い、また、初めて操作する人にとっては、搬入と
搬出を間違えることもある、という問題があった。
ために包装装置の前後長が長くなり、装置全体のコスト
アップにもなっていた。
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
オペレータによる被包装物の搬入、搬出作業を軽減で
き、且つ装置の前後長を短くできて、安価に製作できる
包装方法及び包装装置を提供することにある。
本発明のフィルム包装方法は、ストレッチフィルムを用
いて被包装物を包装する包装方法であって、(a)所定
位置にある載置台上に、被包装物を載置するステップ
と、(b)載置台上に被包装物が載置された後に、被包
装物の上端が、包装に使用するフィルムを張架保持する
包装部より下方位置に位置するステップと、(c)その
包装部にフィルムを張架するステップと、(d)その張
架したフィルムと被包装物を載置した載置台とを相対的
に移動して、被包装物の上面をフィルムで包被するステ
ップと、(e)被包装物の上面を包被したフィルムの端
部を、該被包装物の下に折り込むステップと、からなる
ことを特徴とする(請求項1)。上記方法により、包装
装置に対する被包装物の搬入高さ位置と、包装完了後の
被包装物の搬出高さ位置を同じにできる。
置台をエレベータとした場合は、(a)上昇位置のエレ
ベータ上に被包装物を載置するステップと、(b)エレ
ベータを下降させて、被包装物の上端を包装部より下方
位置に位置させるステップと、(c)包装部にフィルム
を張架するステップと、(d)エレベータを上昇させて
被包装物の上面を包装部に張架したフィルムに向けて突
き上げ、被包装物の上面をフィルムで包被するステップ
と、(e)被包装物の上面を包被したフィルムの端部
を、該被包装物の下に折り込むステップと、からなるこ
とを特徴とする(請求項2)。
に固定した載置台とした場合は、(a)その載置台上に
被包装物を載置するステップと、(b)フィルムを搬送
するフィルム搬送装置により、フィルムを被包装物の上
方位置に張架するステップと、(c)フィルムを張架保
持したフィルム搬送装置を載置台上の被包装物の上面に
向かって移動させて該被包装物の上面をフィルムで包被
するステップと、(d)被包装物の上面を包被したフィ
ルムの端部を、該被包装物の下に折り込むステップと、
からなることを特徴とする(請求項3)。
は、エレベータ上の被包装物を、包装部に張架したフィ
ルムに向けて突き上げて、被包装物の上面をフィルムで
包被し、且つフィルムの端部を被包装物の底面側に折り
込む包装機において、エレベータ上に被包装物を載置す
る際は、エレベータを略上限位置に位置させることを特
徴とする(請求項4)。上記構成により、被包装物の搬
入と搬出の高さ位置を同じくする包装装置を提供でき
る。
が載置された後、該エレベータは包装部下方に降下する
が、エレベータの降下は包装部に設置した物品検出セン
サが被包装物を検出することを条件とする(請求項
5)。それにより、被包装物がエレベータ上にない場合
の無駄な降下動作を防止できる。更に、前記エレベータ
の上下1サイクルの始動位置と終了位置を、略上限位置
とする(請求項6)。それにより、効率の良い包装が可
能となる。また、前記エレベータには上下方向に貫通す
る隙間を設け、その隙間と対応する下方位置に計量台を
配置し、前記エレベータが下限位置に位置する時は該エ
レベータ上の被包装物が計量台で支持されるようにする
ことで、被包装物の計量が可能となる(請求項7)。そ
れにより、計量機能を備えた包装装置をコンパクトに構
成することができる。
に基づいて説明する。図1は被包装物を載置する載置台
をエレベータで構成したストレッチフィルム包装装置の
概略を示し、その包装装置Aは略直方体形状をした機枠
1内の略中央位置に、被包装物aを載承して上下するエ
レベータ2が配置され、そのエレベータ2の上限位置よ
り僅か下方位置には包装に使用するフィルムを張架保持
する包装部bが設けられ、その包装部bの側方には被包
装物aを包装するフィルムを供給するロール配置部3が
設けられ、そのロール配置部3にフィルムロール4がセ
ットされている。
記包装部b上を通過する経路にはフィルム搬送手段5が
配置されており、そのフィルム搬送手段5によりフィル
ムロール4から繰り出されるフィルム4’の両側部を挟
んで所定長さ引出し切断すると共に、切断されたフィル
ム4’を包装部bに張架するようにしてある。
込み板6,6’及び後折込み板7を配置して、被包装物
aの上面を覆うフィルム4’の端部を被包装物aの底面
側に折り込むようにし、後折込み板7の上方には排出プ
ッシャー8を配置して包装済みの被包装物a’をヒート
シール部9へ向けて水平に押動排出し得るように構成さ
れている。尚、ヒートシール部9への押動によりフィル
ム4’の前端部が被包装物aの底面側に折り込まれ、そ
の折り込まれたフィルムの端部は該ヒートシール部9で
ヒートシールされて包装を完成する。又、前記エレベー
タ2の下方位置には計量台10が配置され、被包装物a
を載承したエレベータが下限位置に下降した時、前記被
包装物aが計量台10で載承され、計量し得るように構
成されている。
る載置台であると共に、包装部bに張架されたフィルム
4’に対して下方から被包装物aを突き上げて該被包装
物aの上面をフィルム4’で包む働きをなすもので、昇
降部2aと、エレベータヘッド2bとを備え、昇降部2
aはエレベータヘッド2bが取り付けられる上面板20
1とその上面板201の幅方向両端に下方に向けて垂直
に取り付けた側板202,202’とで略門形に構成さ
れ、その左右の側板202,202’に亘って連結板2
03の一端部が取り付けられ、連結板203の他端部は
機枠1に連結されている。又、左右の側板202,20
2’と機枠1には前記連結板203の下方に位置してリ
ンク204,204’が取り付けられて、昇降リンク機
構が構成されている。そして、前記昇降部2aは、電動
モータ205の回転が回転軸206、回転軸206に連
結した作動杆207、および作動杆207に連結した縦
杆208を介して上下方向に作動され、一定の範囲を上
下昇降する。又、エレベータ2における上下1サイクル
の始動位置と終了位置は、被包装物aを載置したり、包
装が行われる上限位置に設定されている。
下方向に貫通する隙間11が平面略櫛歯状に構成され、
その上面板201と対応する下方位置に計量台10が配
置され、エレベータ2が下降した時、前記隙間11内に
計量台10が嵌入突出してエレベータ2上の被包装物a
を載承し、被包装物aの重量を計量し得るように構成さ
れている。尚、エレベータ2が下限位置に下降し、計量
台10による被包装物aの計量が完了するまでは、エレ
ベータ2の上昇は停止される。
付けられるエレベータヘッド2bは、棒杆の上部にヘッ
ド部材が倒伏可能に取り付けられた今日周知のもので、
そうしたヘッドが複数本、前後及び左右方向に所定の間
隔をおいて起立設置されている。そして、上記エレベー
タ2のエレベータヘッド2b上への被包装物aの載置
は、該エレベータ2が上限位置に位置する時行われ、被
包装物aが載置された後、エレベータ2が下降する。エ
レベータ2の下降は、エレベータ2のエレベータヘッド
2b上における被包装物aの有無が検出されて行われる
ように構成されている。上限位置に位置するエレベータ
2上に被包装物aが載置されているか否かの検出は、エ
レベータ2の上限位置となる包装部bに配置した物品検
出センサ13で検出され、その物品検出センサ13の検
出信号により前記エレベータ2の下降が開始される。
位置に配置されたロール配置部3にセットされたフィル
ムロール4から繰り出されるフィルムの先端部両側を挟
持して保持すると共に、包装に必要な長さ宛引き出して
切断し、包装部bに張架保持するものである。そのフィ
ルム搬送手段5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持す
る上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5a’と、下側
の弾性ベルト5a’を上側の弾性ベルト5a側へ圧接す
るクランプ板5bと、下側の弾性ベルト5a’の始端側
の上面に重ね合わせて配置した押えベルト5cとで構成
され、それらが包装部bを挟んで前後に配置されてい
る。そして、前記した前後一対の構成部材は、それぞれ
取り付け枠5d,5d’に支持され、その取り付け枠5
d,5d’は所定の間隔をおいて機枠1に固定されてい
る。
対の無端状の弾性ベルト5a,5a’はフィルムを挟持
して搬送し得るように同方向に駆動回転される。その駆
動方式は、減速機付モータ5eで下側の弾性ベルト5
a’が巻回されている駆動ローラ5f’を回転し、且つ
その駆動ローラ5f’の軸に固着したプーリー(図示せ
ず)と上側の弾性ベルト5aが巻回されている駆動ロー
ラ5fの軸に固着したプーリー(図示せず)とに亘って
ベルトを巻回して動力伝達が行われ、上側の弾性ベルト
5aも回転するように構成されている。尚、上下の弾性
ベルトはフィルムの挟持及び搬送が安定よく確実に行わ
れるように、途中にテンション調節機構が装備されてい
る。
弾性ベルト5a’を圧接するクランプ板5bは、図2に
示すように3個に分割され、その3個のクランプ板は電
磁ソレノイド等によってそれぞれ独立して上下方向に駆
動され、下側の弾性ベルト5a’に押し付け、下側の弾
性ベルト5a‘から離反されるように構成されている。
従って、3分割されたクランプ板5bの解放のタイミン
グは別々に変化させることができる。
は、フィルムの先端部を下側の弾性ベルト5a’と押え
ベルト5cとで圧着してフィルムの移動を止める圧着部
12が設けられ、その圧着部12より上流側にフィルム
ロール4から繰り出されるフィルムに切断のためのミシ
ン目を入れるミシン目刃18が、フィルム面に対し直角
方向に進退するように配置されている。これにより、フ
ィルム搬送手段5の始端側に設置された圧着部12を通
過して下流側に位置するフィルムの先端部が、該搬送手
段の駆動で挟着されて所定長さ引き出され、所定長さ引
き出された位置で前記ミシン目刃18が作動してフィル
ム4にミシン目が形成され、そのミシン目部分が圧着部
12を通過した位置まで搬送され、ミシン目が圧着部1
2を通過した時該圧着部12が作動してフィルムの移動
を止める。それにより、圧着部12より下流側に位置す
るフィルムはフィルム搬送手段5の駆動で下流側に引っ
張られるため、ミシン目部分で引き裂かれ、切断された
所定長さのフィルム4’は包装部bに張架保持される。
0には、図1に示すように包装完了の被包装物a’が排
出される側の側縁に、内側面が内方に傾斜するガイド突
起14が起立形成されている。このガイド突起14は、
エレベータ2上に載承された被包装物aが計量台10の
所定位置に載るように位置修正すると共に、計量完了
後、再びエレベータ2に載せて包装部bに張架されたフ
ィルム4’に突き上げる時、被包装物aが包装部bの略
中央位置に位置するようにものである。
た被包装物a’の有無を検出する取除きセンサ15が配
置され、その取除きセンサ15と包装部bに配置されて
いる物品検出センサ13との間には安全センサ16が配
置されている。安全センサ16は、ヒートシール部9付
近にオペレータの手等が存在しないかを検出するセンサ
で、少なくとも該センサ16の監視範囲内にオペレータ
の手等がないことを確認した場合、包装サイクルがスタ
ートされる。即ち、包装部bに配置した物品検出センサ
13が被包装物aの存在を検出して「ON」、取除きセ
ンサ15及び安全センサ16がともに被包装物無しやオ
ペレータの手無し等を検出して「OFF」の場合に、包
装スタートが可能となる。尚、品番等を入力した1個目
は前記条件(物品検出センサ13:ON、取除きセンサ
15:OFF、安全センサ16:OFF)でスタートキ
ーを操作することで包装動作が開始されるが、その後は
前記条件が揃うことで包装動作がスタートする。図中、
32はラベルプリンタ、33はコンソール部である。
る包装工程を図4乃至図8に基づいて説明する。 先ず、エレベータ2が上限位置に位置するのを確認し
て、エレベータ2上に被包装物aを載置する。そして、
被包装物aがエレベータ2上に載置されたことは物品検
出センサ13で検出される(図4参照)。 物品検出センサ13が被包装物aの存在を検出する
と、エレベータ2は下降を開始し、エレベータ2上に載
置された被包装物aの上端が包装部bより下方に位置す
るよう移動する(図5参照)。 被包装物aの上端が包装部bより下方に位置すると、
フィルム搬送手段5が作動してフィルムロール4からフ
ィルムを引き出すと共に、圧着部12の作動で該フィル
ム4’をミシン目で切断し、その所定長さのフィルム
4’を包装部bに張架する。そして、下降するエレベー
タ2が下限位置に到達すると、該エレベータ2の櫛歯状
をなした上面板201の隙間に計量台10が嵌入突出し
てエレベータ2上に載承されていた被包装物aを計量台
10上に載せ換え、被包装物aの重量を計量する(図6
参照)。 計量台10による計量が完了すると、下限位置に位置
するエレベータ2は上昇を開始し、計量台10に載って
いる被包装物aを再びエレベータ2上に載せて上昇す
る。そして、包装部bに張架されたフィルム4’に被包
装物aを突き上げて該被包装物aの上面をフィルム4’
で包む(図6の二点鎖線の状態参照)。 エレベータ2が包装部bを通過すると、左右折込み板
6,6’が包装部bの中心方向に移動して被包装物aを
包むフィルム4’の端部を該被包装物aの底面側に折り
込む。このフィルム端部の折り込みは、被包装物aを載
承するエレベータヘッドが左右折込み板6,6’の移動
で倒れることで行われる(図7参照)。 左右折込み板6,6’によるフィルム端部の折り込み
に続いて、後折込み板7が作動して後側のフィルム端部
を被包装物aの底面側に折り込む(図8参照)。そし
て、後折込み板7による折込みが完了すると、排出プッ
シャー8が作動して三方のフィルム端部の折込みが終わ
った被包装物aをヒートシール部9に向けて押動排出す
る。この時、まだ折り込まれていない前側のフィルム端
部は、ヒートシール部9の手前に配置された前折込み用
ローラ19上を通過することで底面側に折り込まれ、ヒ
ートシール部9で折り込まれた各フィルム端部の重なり
部がヒートシールされる(図8参照)。包装を完了した
被包装物a’がヒートシール部9から取除かれ、取除き
センサ15が被包装物無しを検出し、且つ安全センサ1
6もオペレータの手がヒートシール部付近に無いことを
検出した時、次の包装工程がスタートする。
る載置台が上下昇降するエレベータの場合であるが、本
発明の載置台はエレベータに限定されず、上下しない載
置台でもよい。以下、載置台が所定の位置(高さ)に固
定された包装装置の実施例(第2実施例、第3実施例)
について説明する。
載置台20が所定の高さ位置に固定され、その載置台2
0に対して前示実施例で示したフィルム搬送手段21が
該載置台20より上方位置から下方位置までの範囲を上
下昇降し得るように構成されている。そして、固定の載
置台20の水平線上に、左右折込み板22、後折込み板
23、排出プッシャ−24、更に包装完了の被包装物
a’が前記排出プッシャ−24で排出される排出部(又
はヒートシール部)25が設けられている。フィルム搬
送手段21の上下機構としては、例えばモータとラック
・ピニオンの組み合わせ等が挙げられる。尚、載置台2
0は、前示実施例におけるエレベータのエレベータヘッ
ドと同様の構成をなしている。
を行うことが出来る。 フィルム搬送手段21が載置台20より上方に位置す
る時、オペレータが載置台20上に被包装物aを載置す
る。 フィルム搬送手段21が作動してフィルムロールから
フィルムを引き出し、且つ所定長さに切断して、包装部
に張架する。 フィルムを張架保持したフィルム搬送手段21が載置
台20より下方に下降して、載置台20上の被包装物a
の上面をフィルム4’で包む。 左右折込み板22、後折込み板23が作動してフィル
ム端部を被包装物aの底面側に折り込む。 最後に排出プッシャ−24が押動して前側のフィルム
端部の折込みを行い、排出部(ヒートシール部)25に
排出する。
実施例におけるフィルム搬送手段21の構成を、ベルト
による挟着搬送からグリッパーによるフィルム引き出し
方式としたものである。そのフィルム搬送手段26は、
フィルムロール27から繰り出されるフィルムの先端部
を挟持して所定長さ引き出す前側グリッパー28と、そ
の前側グリッパー28により引き出されたフィルムの後
端部を挟持する後側グリッパー29とで構成され、後側
グリッパー29より上流側には挟持されたフィルムを切
断するカッター30と、切断されたフィルムロールの先
端を保持するフィルム保持体31が配置されている。そ
して、上記の如く構成されたフィルム搬送手段26は載
置台20に対して上下方向に昇降し得るように構成され
ている。
を行うことが出来る。 フィルム搬送手段26が載置台20より上方に位置す
る時、オペレータが載置台20上に被包装物aを載置す
る。 フィルム搬送手段26が作動してフィルムロールから
フィルムを引き出し、且つ所定長さに切断して、前側グ
リッパー28及び後側グリッパー29でフィルムを包装
部bに張架する。 フィルムを張架保持したフィルム搬送手段26が載置
台20より下方に下降して、載置台20上の被包装物a
の上面をフィルム4’で包む。 左右折込み板22、後折込み板23が作動してフィル
ム端部を被包装物aの底面側に折り込む。 排出プッシャーで押動し、前側のフィルム端部を折り
込んで排出する。
形態に限定されず、下記の包装機にも適用できるもので
ある。 (a)排出側と対向するフィルム端部(前側端部)の折
込みを、排出プッシャ−による押動によって行うものに
限定されず、フィルム端部の折込みを前後左右の折込み
板で折込み、折込み後、包装部上から包装済みの被包装
物を手で取除く方式の包装機にも適用できる。 (b)第2実施例、及び第3実施例における載置台は、
計量台としてもよい。
至2記載の構成により、包装装置への被包装物の搬入位
置と包装を完了した被包装物の排出位置の高さを同じに
でき、因ってオペレータの作業を軽減することが出来る
包装方法を提供できる。又、包装仕上がりのよいストレ
ッチ包装でありながら、被包装物の搬入手段(インフィ
ードコンベヤ等)を不要にでき、その結果、小型で安価
に製作できるフィルム包装装置を構成できる。そして、
請求項3記載の構成により、被包装物を上下させない方
式であっても、フィルムの自動張架を含め自動包装がで
き、しかも簡単な構成で実現できる包装方法を提供でき
る。
求項4記載の構成により、包装装置への被包装物の搬入
位置と包装を完了した被包装物の排出位置の高さを同じ
にでき、因ってオペレータの作業を軽減することが出来
る包装装置を提供できる。また、従来の装置にあった被
包装物の搬入手段(インフィードコンベヤ等)が無いた
め、装置全体を小型化でき、安価に製作することが出来
る。更に、請求項5記載の構成により、被包装物を載置
していない場合の無駄なエレベータの降下動作を防止で
きる。因って、安定した包装作業が可能となる。又、請
求項6記載の構成により、効率の良い包装を行うことが
できる。さらに、請求項7記載の構成により、計量・包
装機能を備えた包装装置を、小型で且つ簡単に構成する
ことができる。また、被包装物の載せ替えも簡単で、確
実に行うことができる。
である。
ータ上に被包装物を載置するステップを示す図である。
ップを示す図である。
量を行うステップを示す図である。
装置の実施例を示す概略説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ストレッチフィルムを用いて被包装物を
包装する包装方法であって、(a)所定位置にある載置
台上に、被包装物を載置するステップと、(b)載置台
上に被包装物が載置された後に、被包装物の上端が、包
装に使用するフィルムを張架保持する包装部より下方位
置に位置するステップと、(c)その包装部にフィルム
を張架するステップと、(d)その張架したフィルムと
被包装物を載置した載置台とを相対的に移動して、被包
装物の上面をフィルムで包被するステップと、(e)被
包装物の上面を包被したフィルムの端部を、該被包装物
の下に折り込むステップと、からなることを特徴とする
フィルム包装方法。 - 【請求項2】 前記載置台が、上下昇降するエレベータ
で、(a)上昇位置のエレベータ上に被包装物を載置す
るステップと、(b)エレベータを下降させて、被包装
物の上端を包装部より下方位置に位置させるステップ
と、(c)包装部にフィルムを張架するステップと、
(d)エレベータを上昇させて被包装物の上面を包装部
に張架したフィルムに向けて突き上げ、被包装物の上面
をフィルムで包被するステップと、(e)被包装物の上
面を包被したフィルムの端部を、該被包装物の下に折り
込むステップと、からなることを特徴とする請求項1記
載のフィルム包装方法。 - 【請求項3】 前記載置台が所定位置に固定された載置
台で、(a)その載置台上に被包装物を載置するステッ
プと、(b)フィルムを搬送するフィルム搬送装置によ
り、フィルムを被包装物の上方位置に張架するステップ
と、(c)フィルムを張架保持したフィルム搬送装置を
載置台上の被包装物の上面に向かって移動させて該被包
装物の上面をフィルムで包被するステップと、(d)被
包装物の上面を包被したフィルムの端部を、該被包装物
の下に折り込むステップと、からなることを特徴とする
請求項1記載のフィルム包装方法。 - 【請求項4】 エレベータ上の被包装物を、包装部に張
架したフィルムに向けて突き上げて、被包装物の上面を
フィルムで包被し、且つフィルムの端部を被包装物の底
面側に折り込む包装機において、エレベータ上に被包装
物を載置する際は、エレベータを略上限位置に位置させ
ることを特徴とするフィルム包装装置。 - 【請求項5】 前記上限位置のエレベータに被包装物が
載置された後、該エレベータは包装部下方に降下する
が、エレベータの降下は包装部に設置した物品検出セン
サが被包装物を検出することを条件とすることを特徴と
する請求項4記載のフィルム包装装置。 - 【請求項6】 前記エレベータにおける上下1サイクル
の始動位置と終了位置を、略上限位置とすることを特徴
とする請求項4記載のフィルム包装装置。 - 【請求項7】 前記エレベータに上下方向に貫通する隙
間を設け、その隙間と対応する下方位置に計量台を配置
し、前記エレベータが下限位置に位置する時は該エレベ
ータ上の被包装物が計量台で支持され、計量可能とした
ことを特徴とする請求項4記載のフィルム包装装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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