JP2022098585A - 包装装置、および包装装置の制御方法 - Google Patents

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英樹 内田
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Abstract

【課題】 包装装置が検出した不良品を簡易な方法で作業者に判別させる。【解決手段】 物品を包装する包装装置100であって、物品aの良否を判定する判定手段と、フィルムを帳架して物品をフィルムで包装する包装手段と、物品の包装動作を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、判定手段で物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装する。【選択図】図1

Description

本発明は、包装装置および包装装置の制御方法に関する。
ストレッチフィルム等により物品を包装する包装装置が知られている。
特開2015-58382号公報
特許文献1には、袋詰め商品の搬送経路等を、良・不良の検査結果に基づいて振り分ける振分装置が開示されている。
特許文献1の発明においては、包装装置に加えて振分装置が必要であり、不良品をライン外へ排除する振分アーム等の構成や、不良品を貯留するスペース等が必要になる。すなわち、装置が大型化する上、煩雑であった。
そこで本発明は、包装装置が検出した物品の不良を、簡易な方法で作業者に判別させることを目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る包装装置は、物品を包装する包装装置であって、前記物品の良否を判定する判定手段と、フィルムを張架して前記物品を前記フィルムで包装する包装手段と、前記物品の包装動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段で前記物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る包装装置の様子を示す概略斜視図である。 上記包装装置が備える搬送部の様子を示す部分拡大斜視図であって、(a)カバーが閉じている状態を示す図、(b)カバーが開いている状態を示す図である。 上記包装装置の内部構造を示す正面図である。 上記包装装置の包装工程を示す説明図であり、(a)物品を載せたエレベータが下限位置に位置して物品の計量を行う様子を示す図、(b)上記物品の底面にフィルムの端部を折り込む様子を示す図、(c)上記フィルムを折り込んだ後、上記物品を排出する様子を示す図である。 上記包装装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記包装装置内部において、上記物品と上記フィルムとの位置及び大きさの関係を示す概念図であって、(a)物品を適切な包装条件で包装する様子を示す平面図、(b)上記フィルムの片側が、上記物品に対して適切な包装条件よりも引き伸ばされている様子を示す平面図、(c)上記フィルムが上記物品に対してずれている様子を示す正面図、(d)図6(c)の様子を示す平面図、(e)上記フィルムが上記物品を適切な包装条件で包装する場合よりも短い様子を示す正面図、(f)図6(e)の様子を示す平面図である。 物品を通常態様と異なる態様で包装する処理フローの1例を示すフローチャートである。 包装後の上記物品の様子を示す模式図であって、(a)底面側から見た斜視図、(b)上記フィルムが上記物品に対してずれている場合の平面側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る包装装置について、図を参照して説明する。
●包装装置の概要
図1に示されるように、包装装置100は、物品をストレッチフィルム等で包装する装置である。以降の説明において、包装装置100による搬送方向を+Y方向、包装装置100の幅方向であって搬送方向に直交する方向を+X方向、鉛直方向を+Z方向とする。また、物品は上流から下流へ搬送されるものとし、-Y方向を上流側、+Y方向を下流側ともいう。
ここで、物品は、例えば上方が開口するトレイ上に肉や魚等の食材が載置されてなる商品である。ただし、物品の態様はこれに限られない。物品は、包装装置100により包装、物品に対応するラベルの発行、およびラベルの貼付がなされ、包装物となって包装装置100から排出される。
包装装置100は、物品を計量する計量部101、物品をストレッチフィルム等で包装する包装部500(図3、図4参照)、商品に関する情報を印字したラベルを発行するラベル発行部600、ラベルを包装物に貼付するラベル貼付部610(図5参照)、タッチパネル等の表示・操作部102、操作ボタン、操作スイッチ等の物理的な第2操作部103等を有する。また、包装装置100は、物品を搬送して計量部101近傍まで至らせる搬送装置200と接続されていてもよい。
なお、当該包装装置100により行われるラベルの発行動作およびラベルの貼付動作は、それぞれ、包装物の生成動作の1例である。包装物の生成動作とは、物品にフィルムを張架して包装する動作のみに限らず、包装がなされていない半完成品である物品を包装し、包装物に対応するラベルを発行し、ラベルを貼付する、商品として完成させる各動作を含む。
図2(a)および(b)に示すように、包装装置100は、上流を向いて開口する開口部105を備え、当該開口部105の内側底面に、物品をエレベータ402に案内するインフィードコンベア401を備えている。インフィードコンベア401は、複数のベルトコンベアにより構成されている。なお、図2(b)においては、開口部105上部のカバー201が跳ね上げられている状態を示している。
インフィードコンベア401の上流には横幅計測部120が配設されている。横幅計測部120は、インフィードコンベア401に搬送される物品の横幅、すなわちX軸方向の大きさを検出する部材である。
横幅計測部120は、1対の横幅計測センサ121、122を有する。横幅計測センサ121、122は、それぞれ開口部105のZ軸方向に渡って伸びる長尺状の部材である。横幅計測センサ121、122は、それぞれ+Y方向に向かって検出域を有する。横幅計測センサ121、122は、例えば+Y方向に向かって光線を照射し、物品からの反射を受光することで、照射地点における物品の有無を検出する。
横幅計測センサ121、122は、開口部105のX軸方向に沿って移動する。横幅計測センサ121は、開口部105のーX側内側端部から開口部105の略中央付近までの範囲を往復し、物品のーX方向側端部の位置を検出する。横幅計測センサ122は、開口部105の+X側内側端部から開口部105の略中央付近までの範囲を往復し、物品の+X方向側端部の位置を検出する。すなわち、横幅計測センサ121、122は、物品が計量部101まで移動された後に、搬送方向に直交する向きに走査することで物品の横幅を計測する。横幅計測部120は、物品のーX方向側端部および+X方向側端部の位置に基づいて、X方向の大きさを算出する。
包装装置100は、物品を計量部101にて計量するとともに、横幅計測部120により検出される物品の幅方向の大きさに基づいて、包装に用いるフィルム等の量、折込量および張力を調整する。そして、包装装置100は、内部に設けられている包装部500により物品をフィルム等で包装する。また、包装装置100は、ラベル発行部600により発行されたラベルを、ラベル貼付装置により包装された物品の上面等に貼付する。ラベル発行部600は、商品に関する情報(例えば計量された商品の質量情報、商品名、値段、賞味期限など)を印字したラベルを発行する。この包装装置100の一連の動作は自動的に行われる。なお、値段は商品の質量に応じて算出される。
包装装置100は、横幅計測部120により検出される幅に代えて、あらかじめ記憶された幅の値に基づいて包装物の態様を調整してもよい。物品の幅の値は、例えば表示・操作部102から作業者により入力される。また、物品の幅の値は、ネットワークで接続された別途のシステムから受信してもよい。
また、包装装置100は、包装された物品を、包装装置前面側に設けられた排出コンベヤにより、搬送方向下流側に設けられたラベル下貼り装置(不図示)に搬送してもよい。ラベル下貼り装置は複数の駆動ローラを備え、可動ローラにより搬送される物品の底面に、物品上面側に貼付されたラベルに表示しきれない項目を印字した下貼り用ラベルを貼付し、商品搬送方向の下流側に配置された搬送装置に搬送する。
また、排出コンベヤの下流に搬送装置を設け、排出コンベヤにより物品を下流の搬送装置に搬送してもよい。
●計量部101の構成
図2に示すように、計量部101は、計量板101a、101b、101c、101d、101eを備える。計量板101a乃至101eは、搬送方向(Y方向)に細長い板状の部材である。計量板101b乃至101dは、インフィードコンベア401を構成する複数のベルトコンベアの間にそれぞれ配置され、かつ搬送装置200に並設される第2ベルト21乃至23の下流側に配置されている。計量板101a、101eは、インフィードコンベア401のX方向外側にそれぞれ配置されている。
計量板101a乃至101eは、物品がその上面に載置されることで物品の重量を計測する。計量板101a乃至101eは、それぞれ柱に(不図示)より支持され、当該複数の柱の下方には、複数の柱を支える1個の重量センサが101f(図5参照)配設されている。この構成により、計量板101a乃至101eのいずれかに載置される物品の重量を1個の重量センサ101fにより計測することができる。柱は、例えば1個の計量板につき、搬送方向前後に2箇所設けられている。なお、各計量板101a乃至101eが別の重量センサにより支持され、複数の重量センサの計測値を合計することで物品の重量を算出する構成になっていてもよい。
計量板101a乃至101eの上面は、第2ベルト21乃至23の搬送面よりも鉛直方向(Z方向)上方に位置している。物品は、計量板101a乃至101e上で一度静止し、当該静止時に横幅計測部120は第2ベルト群20の搬送面上方をX軸方向に移動する。ここで、横幅計測部120は、複数種類の物品、特に様々な高さの物品の横幅を検出するために、高さの低い物品にも対応できるよう、物品の下部をセンシングすることが望ましい。一方で、横幅計測部120の下端を下げると、第2ベルト21乃至23の搬送面と接触してしまう。計量板101a乃至101eの上面が第2ベルト21乃至23の搬送面よりも鉛直方向上方に位置している構成によれば、物品を横幅計測部120に対して上方に移動させることで、高さの低い物品の横幅検出が可能である。
図2(b)に示すように、計量板101a乃至101eの下流側は、搬送方向下流側に向かって滑らかに下降する斜面となっている。計量板101a乃至101e上に搬送された物品は、当該斜面によりインフィードコンベア401上に滑らかに案内される。
●包装部500の構成
図3は、内部に搬送された物品がフィルムにより包装される内部機構を示す正面図である。同図に示すように、包装装置100は、フィルムの幅方向を拡張する機構(プレストレッチ機構)を備えたストレッチフィルム包装機で、機枠A1の正面、すなわち、前部に物品を載置する計量部101が設けられ、計量部101に載せられた物品はインフィードコンベア401により機枠内部に設けられたエレベータ402の上まで搬送される。エレベータ402の上方には包装部500が設けられている。
エレベータ402は、物品aを載置する載置台であると共に、包装部500に張架されたフィルムFに対して下方から物品aを突き上げて該物品aの上面をフィルムFで包む働きをなすもので、昇降部402aと、エレベータヘッド402bとを備え、昇降部402aはエレベータヘッド402bが取り付けられる。昇降部402aは、電動モータの回転が上下方向に作動され、一定の範囲を上下昇降する。エレベータ402における上下1サイクルの始動位置と終了位置は、物品aを載置したり、包装が行われる上限位置に設定されている。
昇降部402aの上面に取り付けられるエレベータヘッド402bは、棒杆の上部にヘッド部材が倒伏可能に取り付けられたもので、そうしたヘッドが複数本、前後及び左右方向に所定の間隔をおいて起立設置されている。物品aは、エレベータヘッド402b上へ載置された状態で上限位置まで上昇し、物品aの包装が終わる前に、エレベータ402が下降する。また、エレベータ402の下降は、エレベータヘッド402b上における物品aの有無の検出に基づいて行われてもいい。上限位置に位置するエレベータ402上に物品aが載置されているか否かの検出は、エレベータ402の上限位置となる包装部500に配置された物品検出センサ583で検出され、その物品検出センサ583の検出信号によりエレベータ402の下降が開始される。
包装部500の上流側(図3中の右部)には、フィルムロール配置部510と、フィルムロール配置部510にセットされたフィルムロール511から繰り出されるフィルムFの先端部を保持するフィルム保持手段520とが設けられる。そして、包装部500を挟む前後両側部にはフィルム保持手段520で保持されているフィルム先端を挟持して引き出し、包装部500まで搬送する上下の搬送ベルトからなるフィルム搬送機構530がフィルム保持手段520の先端に接近させて配置される。
フィルム搬送機構530は、包装部500より上流位置に配置されたフィルムロール配置部510にセットされたフィルムロール511から繰り出されるフィルムの先端部両側を挟持して保持すると共に、包装に必要な長さまで引き出して切断し、包装部500に張架保持するものである。フィルム搬送機構530は、フィルムFの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト531、531‘と、下側の弾性ベルト531’を上側の弾性ベルト531側へ圧接するクランプ板532と、下側の弾性ベルト531’の始端側の上面に重ね合わせて配置した押えベルト533とで構成され、それらが包装部500を挟んで前後に配置されている。そして、前記した前後一対の構成部材は、それぞれ取付枠534,534’(図4参照)に支持され、その取付枠534,534’は所定の間隔をおいて機枠A1に固定されている。
上記フィルム搬送機構530を構成する上下一対の無端状の弾性ベルト531,531はフィルムFを挟持して搬送し得るように同方向に駆動回転される。その駆動方式は、減速機付モータ535で下側の弾性ベルト531’が巻回されている駆動ローラ536’を回転し、且つその駆動ローラ536’の軸に固着したプーリー(図示せず)と上側の弾性ベルト531が巻回されている駆動ローラ536の軸に固着したプーリー(図示せず)とに亘ってベルトを巻回して動力伝達が行われ、上側の弾性ベルト531も回転するように構成されている。尚、上下の弾性ベルトはフィルムの挟持及び搬送が安定よく確実に行われるように、途中にテンション調節機構が装備されている。
図6(a)および(c)に示すように、上側の弾性ベルト531に対して下側の弾性ベルト531’を圧接するクランプ板532は、正面視において5個に分割され、その5個のクランプ部532a乃至532eは電磁ソレノイド等によってそれぞれ独立して上下方向に駆動され、下側の弾性ベルト531’に押し付け、下側の弾性ベルト531‘から離反されるように構成されている。従って、5個のクランプ部532a乃至532eの解放のタイミングは別々に変化させることができる。
また、図6(a)に示すように、クランプ部532aは、平面視においてフィルムFを両端で把持するように互いに対向するクランプ部532a-1と532a-2により構成されている。クランプ部532b乃至532eも同様に、クランプ部532b-1と532b-2、532c-1と532c-2、532d-1と532d-2、532e-1と532e-2によりそれぞれ構成されている。互いに対向するクランプ部におけるフィルムFの解放のタイミングは、同時である。
フィルム保持手段520とフィルム搬送機構530との間には、搬送機構530で挟持され引き出されたフィルムを予め定められた長さに切断するカッタ540が配置されている。また、上記フィルム搬送機構530の始端側には、フィルムFの先端部を下側の弾性ベルト531’と押えベルト533とで圧着してフィルムの移動を止める圧着部(図示を省略)が設けられ、その圧着部より上流側にフィルムロール511から繰り出されるフィルムFに切断のためのミシン目を入れるカッタ540が、フィルム面に対し直角方向に進退するように配置されている。これにより、フィルム搬送機構530の始端側に設置された圧着部を通過して下流側に位置するフィルムFの先端部が、フィルム搬送機構530の駆動で挟着されて所定長さ引き出され、所定長さ引き出された位置でカッタ540が作動してフィルムFにミシン目が形成され、そのミシン目部分が圧着部を通過した位置まで搬送され、ミシン目が圧着部を通過した時該圧着部が作動してフィルムFの移動を止める。それにより、圧着部より下流側に位置するフィルムFはフィルム搬送機構530の駆動で下流側に引っ張られるため、ミシン目部分で引き裂かれ、切断された所定長さのフィルムFは包装部500に張架保持される。
フィルム搬送機構530の上方には、左右折込み板550と後折込み板560、および後折込み板560の上方に位置して排出プッシャ570が配置され、機枠A1の前側に配置したインフィードコンベア401の上方には、前折込みローラ585(図4(c)参照)および排出プッシャ570によって押し出される物品の排出路、すなわちヒートシール部580が水平に設けられている。ヒートシール部580への押動によりフィルムFの前端部が物品aの底面側に折り込まれ、折り込まれたフィルムFの端部が当該ヒートシール部580でヒートシールされる。
図8(a)に示すように、上述のように包装された包装物の背面側は、4方向からフィルムが折り込まれると共に中央部で重複し、当該重複部分がヒートシールされている状態になる。
ヒートシール部580には包装完了した物品aの有無を検出する取除きセンサ581が配置され、その取除きセンサ581と包装部500に配置されている物品検出センサ583との間には安全センサ582が配置されている。安全センサ582は、ヒートシール部580付近にオペレータの手等が存在しないかを検出するセンサで、少なくとも安全センサ582の監視範囲内にオペレータの手等がないことを確認した場合、包装サイクルがスタートされる。すなわち、包装部500に配置した物品検出センサ583が物品aの存在を検出して「ON」、取除きセンサ581及び安全センサ582がともに物品無しやオペレータの手無し等を検出して「OFF」の場合に、包装スタートが可能となる。尚、品番等を入力した1個目は前記条件(物品検出センサ583:ON、取除きセンサ581:OFF、安全センサ582:OFF)でスタートキーを操作することで包装動作が開始されるが、その後は前記条件が揃うことで包装動作がスタートする。
よって、この包装部500によれば、エレベータ402に載せられた物品は、エレベータ402の上昇により包装部500に展張されたフィルムFに対して突き上げられ、引き伸ばされた状態のフィルムFの左右および後側端部が、左右折込み板550と後折込み板560とにより物品の底面に折り込まれる。この後、排出プッシャ570により物品を機枠A1前側の排出路へ向けて水平に移動させながら、前折込みローラ585によって上記フィルムFの前側端部を折り込んでフィルムFの折込みを行う。
次に、ラベル発行部600は、物品を、計量板101a乃至101eに載置することによって計量されたデータを基に、予め入力設定されている単価から商品の値段を算出し、その値段とそれ以外のPLU(Price Look Up)データ(商品データ)をラベル用紙に印字し発行するものである。図3に示すように、ラベル発行部600には印字発行されたラベルEを、印字面を上にして略水平に保持するラベル発行口601が設けられる。
ここで、図4を用いて、物品にフィルムFを張架する内部機構および工程を詳細に説明する。
先ず、エレベータ402が下限位置に位置するのを確認して、エレベータ402上に物品aを載置する。そして、物品aがエレベータ402上に載置されたことは物品検出センサ583で検出される。物品検出センサ583が物品aの存在を検出すると、エレベータ402は上昇を開始し、エレベータ402上に載置された物品aの上端が包装部500より下方に位置するよう移動する。
図4(a)に示すように、第2ベルト21乃至23が物品aを計量部101に搬送すると、計量部101が物品aの重量を計量するとともに、横幅計測部120が横幅を計測する。
計量部101による計量が完了すると、インフィードコンベア401により計量部101に載っている物品aをエレベータ402上に搬送する。このとき、フィルム搬送機構530が作動してフィルムロール511からフィルムFを引き出すと共に、圧着部の作動で該フィルムFをミシン目で切断し、その所定長さのフィルムFを包装部500に張架する。そして、包装部500に張架されたフィルムFに物品aを突き上げて該物品aの上面をフィルムFで包む(図4(a)の二点鎖線の状態参照)。
エレベータ402が包装部500を通過すると、左右折込み板550が包装部500の中心方向に移動して、物品aを包むフィルムFの端部を該物品aの底面側に折り込む。このフィルムF端部の折込みは、物品aを載置するエレベータヘッド402bが左右折込み板550の移動で倒れることで行われる(図4(b)参照)。左右折込み板550によるフィルム端部の折込みに続いて、後折込み板560が作動して後側のフィルムF端部を物品aの底面側に折り込む(図4(b)参照)。そして、後折込み板560による折込みと同時に、排出プッシャ570が作動して三方のフィルム端部の折込みが終わった物品aをヒートシール部580に向けて押動排出する。この時、まだ折り込まれていない前側のフィルム端部は、ヒートシール部580の手前に配置された前折込みローラ585上を通過することで底面側に折り込まれ、ヒートシール部580で折り込まれた各フィルム端部の重なり部がヒートシールされる(図4(c)参照)。包装を完了した物品a’がヒートシール部580から取除かれ、取除きセンサ581が物品が無いことを検出し、且つ安全センサ582もオペレータの手がヒートシール部580付近に無いことを検出した時、次の包装工程がスタートする。
なお、上記した実施例は、物品aを載せる載置台が上下昇降するエレベータの場合であるが、本発明の載置台はエレベータに限定されず、上下しない載置台でもよい。
●包装装置の機能ブロック
図5は、実施形態に係る包装装置100の制御部30の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、包装装置100の制御部30は、CPU(Central Processing Unit)31、フラッシュメモリ32、RAM(Random Access Memory)33、およびインターフェース回路35を備える。制御部30は、インターフェース回路35を介して、主として、表示・操作部102、第2操作部103、搬送装置駆動ローラ200f、重量センサ101f、横幅計測部120、撮像部400、包装部500、ラベル発行部600、およびラベル貼付部610に接続されている。
CPU31は、中央演算装置であり、フラッシュメモリ32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、印刷装置1の動作を統括制御する。フラッシュメモリ32は、CPU31の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU31が利用する各種の情報を記憶する。フラッシュメモリ32は、物品の幅、高さ、奥行等の寸法に関する情報、ラベルの印刷情報およびログ(印刷日時やプリンタ番号、印刷対象の品名やフォーマット名等)等を記憶している。
RAM33は、CPU31の主記憶装置である。RAM33は、一時的にデータを呼び出して処理するためのワークエリアである。また、RAM33には、ラベル印刷の印字のフォーマットが設定されたラベルフォーマットファイル、ラベル印刷用の各種商品データが設定された商品ファイル(印刷情報)等が記憶されており、電源オフ時も当該ファイルを保持するようにバッテリーでバックアップされている。
撮像部400は、例えばカメラ等であり、物品が包装される前の搬送路上において物品を撮像する。撮像部400に取得された画像は、判定部により解析され、物品の良否の判定に用いられる。
ラベル貼付部610は、例えばアプリケーターユニットからなり、エアーシリンダ、エアーシリンダの駆動力によって上下動する支持部材、支持部材から吊り下げられた複数本のロッド状のラベル吸着ユニット等を有する。貼付部が収容されるケースには、ケース内の空気を吸いだす排気装置、例えばファンが取り付けられ、これによってラベル吸着ユニット下部のラベル保持面に開設した通孔に負圧が発生し、吸着力が作用するように構成されている。この吸着力は、ラベル吸着ユニット172に設けた吸着手段に加えて、印字されたラベルEをラベル保持面の下面に吸着保持するための補助吸着力として作用する。ラベル貼付部610は、台紙から剥離したラベルEの印字面を吸引して吸着し、ラベルEを保持すると共に、当該保持したラベルEを接着面から物品に押し付けることにより、物品にラベルEを貼り付ける。
●機能部
図5に示される包装装置100は、制御部30において、情報処理を実行するためのCPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備え、これによりソフトウェア資源として少なくとも、寸法取得部、重量取得部、判定部、包装処理部、ラベル発行処理部、ラベル貼付処理部、および態様制御部を備える。制御部30は包装装置100を制御するコンピュータプログラムを実行する。なお、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD-ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
寸法取得部は、物品の寸法情報、特に、横幅計測部120により取得される物品の横幅を取得する機能部である。
重量取得部は、計量部101を介して物品の重量を取得する機能部である。
判定部は、物品の良否を判定する機能部である。判定部は、例えば計量部101により取得される物品の重量に基づいて、物品の良否を判定する。より具体的には、判定部は、取得される重量が当該物品に対応して記憶されている所定範囲に含まれているかを判定し、重量が所定範囲外であるとき、物品が不良である旨判定する。また、判定部は、物品の寸法情報に基づいて、物品の良否を判定してもよい。判定部は、物品の寸法が当該物品に対応して記憶されている所定範囲に含まれているかを判定し、寸法が所定範囲外であるとき、物品が不良である旨判定する。寸法が所定範囲外である場合とは、例えば、計画とは異なるトレイや物品が搬送されている場合等が考えられる。
物品の良否判定に用いる閾値の情報は、当該包装装置100に記憶されていてもよいし、ネットワークを通じて接続される外部機器、又はクラウドコンピュータ等に記憶されていてもよい。良否判定に用いる閾値の情報は、設定される物品の商品データ等に基づいて適宜呼び出される。
判定部は、撮像部400により取得される画像に基づいて、物品の良否を判定してもよい。取得画像により判定される不良の例としては、例えば、物品が計画されている商品と異なる場合、および、物品が先行して包装された商品と異なる場合等がある。また、別の例として、物品がトレイとトレイに載置される内容物とで構成される場合において、物品の一部又は全部がトレイからこぼれている場合、又は物品がトレイに載っていない場合等がある。また、物品の形状を判定し、所定範囲の形状から逸脱している場合に、不良と判定してもよい。さらに、物品の色を判定し、所定範囲の色から逸脱している場合に、物品が不良であると判定してもよい。
包装処理部は、物品を包装する一連の動作を制御する機能部である。包装部は、エレベータ402、フィルム搬送機構530、左右折込み板550、前折込み板、後折込み板560等を制御し、物品にフィルムFを張架し、物品を包装する。
ラベル発行処理部は、ラベル発行部600により、物品に貼付するラベルEを発行する一連の動作を制御する機能部である。ラベル貼付処理部は、ラベル貼付部610により、物品にラベルEを貼付する一連の動作を制御する機能部である。
態様制御部は、制御手段の例であり、包装物の生成動作を制御する機能部である。前述した通り、包装物の生成動作は、物品の包装、ラベルの発行、およびラベルの貼付の各動作を含む。すなわち、態様制御部は、包装処理部、ラベル発行処理部およびラベル貼付処理部における動作を制御する。
態様制御部は、判定部により物品が不良と判定された場合には、包装処理部、ラベル発行処理部およびラベル貼付処理部を制御することで、物品が包装されてなる包装物の態様を、良品の場合に行われる適切な包装条件とは異なる条件で包装する。より具体的には、例えば、態様制御部は、包装処理部、ラベル発行処理部およびラベル貼付処理部において使用されるパラメータを変更することで、包装物の態様を変化させる。包装物の態様には、フィルムFによる包装態様の他、包装物に貼付されるラベルEの形状、模様、色彩、枚数等、ラベルEの態様も含まれる。
ここで、図6を用いて、態様制御部が不良品の包装態様を良品の場合と異ならせる場合の、包装の様子を説明する。
図6(a)は、物品が良品である場合に、態様制御部が通常態様、すなわち適切な包装条件で包装する様子をx-y平面視において示す模式図である。同図のように、物品aは、対向するクランプ部532a-1乃至532e-2の間に、上下方向および左右方向の略中央になるようにエレベータ402上に載置されている。また、クランプ部532a-1乃至532e-2に把持されるフィルムFの中心Foが、エレベータ402に載置される物品aの中心aoと略同位置となるように帳架されている。すなわち、フィルムFの対蹠する端辺が、物品aの端辺から同じ長さだけ伸び出ており、上下方向および左右方向それぞれで左右対称になっている。
この態様で包装する場合には、フィルムFが物品aの背面に同量だけ折り込まれ、底面が見た目にきれいである。また、底面が平坦になるため、底面を下にして陳列する際にも上面が傾くことがなく、複数陳列する場合にも上面の角度が揃って見栄えがよい。さらに、通常態様の包装においては、物品aの大きさに合わせてフィルムFの長さを決定しているため、フィルムFの端部が底面からはみ出したり、平面側に伸び出すことはない。すなわち、物品aの側面視および平面視においても見栄えがよい。
図6(b)は、態様制御部が互いに対向するクランプ部532a-1乃至532e-1と532a-2乃至532e-2の間隔を大きくして包装する様子を示している。また、同図においては、態様制御部は、クランプ部532a-2乃至532e-2の位置を、通常状態よりもエレベータ402に対してーy方向に移動させている。言い換えれば、態様制御部は、クランプ板532に張架されるフィルムFの中心Foを、物品aの中心aoからクランプ板532が対向する方向(y方向)にずらし、エレベータ402上において物品aと当該物品aに張架されるフィルムFとの位置関係を、適切な包装条件の場合と異ならせている。
この構成によれば、フィルムFの図中下端が余剰となる。このフィルムFの余剰分は、物品aの底面に折りたたまれてヒートシールされ底面に凹凸が生じたり、フィルムFの端部が側方や平面側に伸び出たりする。すなわち、包装の仕上げが悪くなっている。底面に凹凸が生じている物品は、上面が傾いているため、作業者により容易に判別できる。また、複数陳列されている場合には、平面の角度により生じる光の反射態様等が良品と異なるため、作業者による判別が一層容易である。また、フィルムFが側方や平面側に伸び出ている場合も、見た目に明らかである。
すなわち、包装装置100の判定部により不良と判定された場合に、包装状態を適切な包装条件と異なる条件で包装する構成によれば、不良品であることが作業者により目視で判別できる。包装装置100の包装態様を制御することで不良品を区別させる構成によれば、排除した不良品を搬送する搬送路を設ける必要がなく、装置を簡素かつコンパクトにすることができる。また、不良品を判別した時点で装置が停止する構成に比べて、包装処理を効率よく継続することができる。
図6(c)および(d)に示すように、包装状態を異ならせる別の実施形態として、態様制御部は、フィルムFのフィードタイミングとカッタ540による切断タイミングを制御することでフィルムFの帳架位置をずらしてもよい。すなわち、態様制御部は、フィルムFの中心Foを物品aの中心aoに対してクランプ部532a乃至532eの並設方向に移動させることで、物品aとフィルムFの位置関係を適切な包装条件の場合と異ならせてもよい。同図の例においては、フィルムFが図中右側に余剰する。また、図8(b)に示すように、図中左側において物品aにおけるトレイの内部が一部露出する。
なお、包装状態を異ならせるさらに別の実施形態として、エレベータ402が左右前後方向に動かせる機構を備え、フィルム張架位置はそのままに、エレベータ402を左右前後に動かして物品とフィルムFとの相対位置関係を適切な包装条件とは異なる位置にずらすようにしてもよい。
図6(e)および(f)に示すように、包装状態を異ならせるさらに別の実施形態として、態様制御部は、包装処理部によりフィルムロール511から引き出されるフィルムFのフィード量を変化させてもよい。例えば、態様制御部は、不良と判定された物品に対するフィード量を、適切な包装条件の場合より少なくしてもよい。このような構成によれば、底面側に折り込まれるフィルムが少なくなり、フィルム端部がヒートシールされずに開放されたり、トレイ内部の内容物が露出したりする。同図においては、フィルムFの中心Foと物品aの中心aoとは略同位置となっているが、さらにこれらの位置を互いにずらしてもよい。
また、さらに別の実施形態として、態様制御部は、クランプ部532a乃至532eがフィルムFを解放するタイミングを適切な包装条件の場合と異ならせてもよい。通常、クランプ部532a乃至532eは、左右折込み板550が物品aの背面に入り込むタイミングに合わせて互いに異なるタイミングでフィルムFを順次解放していくところ、このタイミングを適切な包装条件の場合と異ならせることで、フィルムFにシワを持たせることができる。より具体的には、左右折込み板550が物品aの背面に入り込むより前にクランプ部532a乃至532eがフィルムFを解放することで、フィルムFに緩みが生じる。この構成によっても、物品aが不良品であることが、作業者の目視により明らかである。
また、物品a背面におけるフィルムFの折込みの仕上げを悪くする実施形態として、左右折込み板550、前折込み板、後折込み板560、減速機付モータ535、エレベータ402等、包装を行うための各種構成の動作を、適切な包装条件の場合と異ならせてもよい。
態様制御部は、物品が不良と判定された場合には、包装を行わないものとしてもよい。ただし、包装される物品は、エレベータ402による上昇後、物品が上昇方向に移動する力を抑制する押さえ部品(図示省略)に当接してから包装部500により包装される。そこで、不良品であっても、少なくとも押さえ部品との当接部分、例えば物品aの中央部にはフィルムFを付加することが望ましい。すなわち、態様制御部は、物品の半分以上を包装し、半分未満を開放するように包装してもよい。また、別の構成として、判定部が物品aの不良を判定した場合に、押さえ部品を例えば上方に退避させる構成をさらに備えた上で、包装を行わないものとしてもよい。このとき、エレベータ402の上昇速度を適切な包装条件よりも遅くしてもよい。
また、態様制御部は、上述の構成に代えて、又は加えて、物品が不良と判定される場合には、ラベル発行部600を制御し、発行するラベルEの態様を適切な包装条件の場合と異ならせてもよい。例えば、態様制御部は、ラベルEの長さを、適切な包装条件の場合に比べて短くしてもよい。また、態様制御部は、ラベルEの長さを長くしてもよく、ラベルEを発行しないものとしてもよい。態様制御部は、発行されるラベルEの内容を変更し、不良品とわかるラベルを貼付してもよい。また、態様制御部は、当該物品aに貼付するラベルEの枚数を変更し、不良品である旨のラベルを通常態様のラベルEに加えて貼付してもよい。
さらに、態様制御部は、ラベル貼付部610を制御し、ラベルEの貼付態様を通常態様と異ならせてもよく、ラベルEにシワを寄らせたり、ラベルEを貼付しないものとしてもよい。
態様制御部は、上述したような、包装物の態様を良品と異ならせる複数の実施形態を実現可能に構成されていてもよい。態様制御部は、物品aの種類に応じて、不良品に対する包装物の態様を決定してもよい。例えば、内容物がトレイからこぼれ落ちやすいものである場合には、フィルムFのフィード量を少なくすると搬送中に内容物がこぼれるおそれがある。そこで、そのような物品aに対しては、フィルムFのフィード量を少なくする包装は行わず、例えばフィルムFをずらして包装する。不良品に対する包装物の態様は、物品の種類と紐づけられてあらかじめ記憶されていてよい。
また、態様制御部は、判定された不良の種類により包装物の態様を異ならせてもよい。この構成によれば、作業者は包装物の態様を目視することで、不良の種類を判別できる。
表示・操作部102には、包装装置100により不良と判定された場合にはその旨が報知される。また、何個前に生成された物品が不良品であるかの情報を表示する。この構成により、不良品が一層判別しやすい。
●物品の良否に応じて包装に関する動作の制御を決定する処理フロー
図7に示すように、まず、包装装置100は、重量センサ101f、横幅計測部120、撮像部400のうち少なくともいずれかを介して、物品の情報を取得する(ステップS1)。
次いで、判定部により、物品の良否を判定し(ステップS2)、物品が良品と判定される場合には、包装物の生成動作を通常態様に決定し(ステップS3)、ステップS5に進む。なお、通常態様による生成動作が規定の設定である場合には、ステップS3において特段の処理を行わず、規定の生成動作を維持するものとしてもよい。物品が不良である場合、ステップS4に進む。ステップS4では、態様制御部により、包装物の生成動作の制御態様を通常態様と異なる態様に変更する。
ステップS5において、包装物の生成動作、すなわち包装、ラベルの発行、およびラベルの貼付の一連の動作を行い、包装物を生成する。
以上の本実施形態に係る包装装置によれば、包装装置が検出した不良品を、簡易な方法で作業者に判別させることができる。
●実施形態総括
本発明は、包装装置および包装装置の制御方法に関する。
ストレッチフィルム等により物品を包装する包装装置が知られている。
特許文献1として、特開2015-58382号公報がある。
特許文献1には、袋詰め商品の搬送経路等を、良・不良の検査結果に基づいて振り分ける振分装置が開示されている。
特許文献1の発明においては、包装装置に加えて振分装置が必要であり、不良品をライン外へ排除する振分アーム等の構成や、不良品を貯留するスペース等が必要になる。すなわち、装置が大型化する上、煩雑であった。
そこで本発明は、包装装置が検出した不良品を、簡易な方法で作業者に判別させることを目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る包装装置は、物品を包装する包装装置であって、前記物品の良否を判定する判定手段と、フィルムを張架して前記物品を前記フィルムで包装する包装手段と、前記物品の包装動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段で前記物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装することを特徴とする。
前記制御手段は、前記不良と判定された前記物品に対する前記フィルムのフィード量を、前記適切な包装条件より少なくするものとしてもよい。
前記制御手段は、前記物品が不良と判定される場合に、当該物品と当該物品に張架される前記フィルムとの位置関係を前記適切な包装条件と異ならせるものとしてもよい。
前記包装手段は、前記フィルムの端部を把持する複数のクランプ部をさらに備え、複数の前記クランプ部は、互いに異なるタイミングで前記フィルムを解放するよう独立して制御され、前記制御手段は、前記物品が不良と判定される場合に、複数の前記クランプ部が互いに前記フィルムを解放するタイミングを前記適切な包装条件と異ならせるものとしてもよい。
前記物品を計量する計量手段をさらに備え、前記判定手段は、前記計量手段により取得される計量結果に基づいて、前記物品の良否を判定するものとしてもよい。
前記物品を撮像する撮像手段をさらに備え、前記判定手段は、前記撮像手段により取得される撮像結果に基づいて、前記物品の良否を判定するものとしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の別の観点にかかる包装装置の制御方法は、物品を包装する包装装置の制御方法であって、前記物品の良否を判定する判定ステップと、フィルムを張架して前記物品を前記フィルムで包装する包装ステップと、前記物品の包装動作を制御する制御ステップと、を含み、前記制御ステップにおいて、前記判定ステップで前記物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装する。
本発明に係る包装装置によれば、包装装置が検出した不良品を、簡易な方法で作業者に判別させることができる。
100 包装装置
402 エレベータ
500 包装部
530 フィルム搬送機構
532 クランプ板
600 ラベル発行部
610 ラベル貼付部
F フィルム
a 物品

Claims (7)

  1. 物品を包装する包装装置であって、
    前記物品の良否を判定する判定手段と、
    フィルムを張架して前記物品を前記フィルムで包装する包装手段と、
    前記物品の包装動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段で前記物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装することを特徴とする包装装置。

  2. 前記制御手段は、前記不良と判定された前記物品に対する前記フィルムのフィード量を、前記適切な包装条件より少なくする、
    請求項1記載の包装装置。
  3. 前記制御手段は、前記物品が不良と判定される場合に、当該物品と当該物品に張架される前記フィルムとの位置関係を前記適切な包装条件と異ならせる、
    請求項1又は2記載の包装装置。
  4. 前記包装手段は、前記フィルムの端部を把持する複数のクランプ部をさらに備え、
    複数の前記クランプ部は、互いに異なるタイミングで前記フィルムを解放するよう独立して制御され、
    前記制御手段は、前記物品が不良と判定される場合に、複数の前記クランプ部が互いに前記フィルムを解放するタイミングを前記適切な包装条件と異ならせる、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の包装装置。
  5. 前記物品を計量する計量手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記計量手段により取得される計量結果に基づいて、前記物品の良否を判定する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の包装装置。
  6. 前記物品を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記撮像手段により取得される撮像結果に基づいて、前記物品の良否を判定する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の包装装置。
  7. 物品を包装する包装装置の制御方法であって、
    前記物品の良否を判定する判定ステップと、
    フィルムを張架して前記物品を前記フィルムで包装する包装ステップと、
    前記物品の包装動作を制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記制御ステップにおいて、前記判定ステップで前記物品が不良と判定された場合には、適切な包装条件とは異なる条件で包装する、
    包装装置の制御方法。


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