JPH1111438A - 自動包装機のトレイ認識装置 - Google Patents

自動包装機のトレイ認識装置

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JPH1111438A
JPH1111438A JP17134497A JP17134497A JPH1111438A JP H1111438 A JPH1111438 A JP H1111438A JP 17134497 A JP17134497 A JP 17134497A JP 17134497 A JP17134497 A JP 17134497A JP H1111438 A JPH1111438 A JP H1111438A
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Hiroyuki Goto
博幸 後藤
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動計量包装値付け機の使い勝手を向上できる
とともに包装不良を少なくできる自動計量包装値付け機
のトレイ認識装置を得ることにある。 【解決手段】搬入されるトレイのサイズを検出するトレ
イセンサアレイ31、32と、トレイマスタファイル6
5と、CPU(制御部)61とを具備する。ファイル6
5は、各種トレイ毎の実寸データと、実際の包装動作前
に予め各種トレイ毎に前記アレイにより検出した検出サ
イズデータからなる擬似サイズデータとを、夫々対応さ
せて記憶している。CPU61は、実際の包装動作中に
搬入されるトレイについて前記アレイ31、32が検出
した実際の検出サイズデータを読込んで、このデータと
同一の擬似サイズデータをファイル65内の擬似サイズ
データ群の中から見出して、実際の包装に供されるトレ
イの種類を自動認識し、認識されたトレイについて記憶
された前記実寸データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品が収容された
トレイを例えば伸張し得るフィルムを用いて自動的に包
装する自動包装機において、包装されるトレイの種類を
自動的に認識するために備えられるトレイ認識装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットの食品売り場に隣接
するバックヤード等で使用される自動包装機例えば自動
計量包装値付け機は、トレイに収容された物品の重量を
計量し、伸張し得るフィルムを用いて前記トレイを自動
的に包装して、包装されたトレイに前記計量結果等が印
字されたラベルを貼付けるものである。
【0003】この自動計量包装値付け機では、ラベルの
貼り付け位置を、使用するトレイの種類に応じて、言い
換えれば、トレイの長さ及び幅等に応じて調整し、トレ
イの種類に拘らずトレイの一定位置にラベルを貼り付け
るようにすることが要請されているとともに、真正な物
品重量をラベルに印字させるために包装直前の前計量の
計量値からトレイの重量を除く、いわゆる風袋引きをす
ることが要請されている。
【0004】これらの要請を満たすには自動計量包装値
付け機が、自動包装の際にどのような種類のトレイを使
用しているかを認識する必要がある。
【0005】ところで、実際の包装を行う際には、収容
される物品の種類や重量に応じて多種類のトレイが使い
分けられるから、同じ自動包装値付け機であっても、そ
れが取扱うトレイの種類は雑多である。しかし、従来の
自動計量包装値付け機等の自動包装機では、実際の包装
の際に使用されているトレイがどのような種類のもので
あるのかということを自動的に認識ができるものは、提
供されていなかった。
【0006】そのため、従来においては、使用するトレ
イが変わる度に、品番(トレイ内に収容される肉、魚等
の物品について予め定められた商品番号)、使用するト
レイの大きさ(長さ及び幅等)、及び同トレイの重量
(風袋量)等を、キー入力操作により入力して、ラベル
貼り付け位置の調整や風袋引き等ができるようにしてい
る。
【0007】又、この他に、使用する各種トレイを登録
できるトレイマスタファイルを備えた自動包装機が提供
されている。
【0008】このファイルへの各種トレイの登録は、包
装機のオペレータによる書込み操作でなされる。つま
り、品番(前記商品番号)に該当する物品をどの種類の
トレイを用いて包装するかということを決めておいて、
前記品番、それに対応するトレイ番号、当該トレイにつ
いてのサイズや重量等のトレイ情報等を、オペレータに
おいてキー入力して、トレイマスタファイルに書込むよ
うになっている。それにより、実際の包装においては、
前記品番をオペレータが指定することで、指定された品
番に対応するトレイ番号についてのトレイ情報がトレイ
マスタファイルから呼び出されて、ラベル貼り付け位置
の調整や風袋引き等ができるようにしている。
【0009】又、従来の自動包装機の中には、そのトレ
イ搬入部からトレイ包装部に搬入されるトレイの大きさ
を検出するためトレイセンサを備えたものがある。この
センサによる検出情報は、自動包装におけるフィルムの
長手方向引出し量及びフィルムの幅方向引き伸ばし量を
決定するためにだけ使用されていて、それ以外には使用
されていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の自
動包装機では、包装する物品が変わる度に、使用するト
レイ情報をオペレータにおいてキー入力する面倒な手間
が必要であるという問題があり、その改善が要請されて
いる。
【0011】又、トレイセンサの有無に拘らず、トレイ
マスタファイルを備える自動包装機にあっては、キー入
力操作を簡便化できるが、それでも、包装する物品が変
わる度、言い換えれば、その物品に対応するトレイを変
更する度に少なくとも品番を指定するキー入力操作は必
要不可欠である。しかも、品番の指定をした後に、誤っ
て指定した品番とは対応していないトレイを用いて包装
する場合には、フィルムの引出し量等が狂って適正な包
装ができないとともに、ラベル貼り付け位置の調整や風
袋引き等が狂ってしまうという問題がある。その上、こ
の自動包装機では、トレイマスタファイルの作成がオペ
レータに任されているため、その作成作業の改善が要請
されている。
【0012】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、自動包装機の使い勝手を向上できるととも
に包装不良を少なくできる自動包装機のトレイ認識装置
を得ることにある。
【0013】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、トレイマス
タファイルの作成を簡単にできる自動包装機のトレイ認
識装置を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレイ搬入部
から搬入されたトレイをフィルム供給部より繰り出され
たフィルムで包装する自動包装機を前提とする。
【0015】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記トレイ搬入部に設けられて
この搬入部で搬入される前記トレイのサイズを検出する
トレイサイズ検出手段と、前記自動包装機が取扱える各
種のトレイ毎に、それらの各部実寸データとともに、前
記各種トレイ毎に前記トレイサイズ検出手段により検出
した検出サイズデータを擬似サイズデータとして前記各
種トレイ毎に夫々対応させて記憶させたトレイマスタフ
ァイルと、前記自動包装機の実際の包装動作において搬
入されるトレイについて前記トレイサイズ検出手段が検
出した実際の検出サイズデータを読み込んで、この実際
の検出サイズデータと同一又は最も近似する擬似サイズ
データを前記トレイマスタファイル内の前記擬似サイズ
データ群の中から見出し、それに対応する前記実寸デー
タに係るトレイの種類を認識するとともに、認識された
トレイについての前記実寸データを出力する制御部と、
を具備したものである。
【0016】この請求項1の発明においては、自動包装
機の設置時以前に、そのトレイマスタファイルには、予
め、各種トレイ毎の各部実寸データと、前記自動包装機
のトレイサイズ検出手段により検出された前記各種トレ
イについての検出サイズデータとが、夫々対応させて記
憶されている。そのため、自動包装機のオペレータにあ
っては、各種トレイについての実寸データはもとより擬
似サイズデータを、トレイマスタファイルに入力する手
間を要しない。
【0017】前記擬似サイズデータは、自動包装機が備
えるトレイ搬入部に設けられたトレイサイズ検出手段に
より検出されるものであって、その検出情報にはトレイ
の幅及び長さの両寸法が少なくとも含まれているので、
前記検出情報に基づいてトレイを包装するフィルムの引
出し量等を決定できる。
【0018】そして、実際に包装をする際には、トレイ
搬入部から搬入されるトレイの各部寸法がトレイセンサ
検出手段で検出される。ところで、この検出手段は、搬
入されるトレイの底壁と対向するようにトレイ搬入方向
と直角に交差して水平方向に並べられた多数の検出素子
からなる水平トレイセンサアレイ、及びこのアレイの一
端又は両端から上方向に延びて設けられた多数の検出素
子からなる垂直トレイセンサアレイで形成され、その検
出精度は並べられる検出素子の大きさに制約されて比較
的粗いから、搬入されたトレイについて実際に検出され
た検出サイズデータと、同トレイの実寸データとは一致
しない。
【0019】しかし、前記実際の検出サイズデータは制
御部に読み込まれ、この制御部が、読み込んだ検出サイ
ズデータと同一又は最も近似する擬似サイズデータをト
レイマスタファイル内の擬似サイズデータ群の中から見
出すことによって、この擬似サイズデータに対応してい
る実寸データに係るトレイの種類を認識する。
【0020】言い換えれば、トレイマスタファイルにお
いて、種類ごとのトレイについての実寸データと種類毎
のトレイについてトレイサイズ検出手段が読み込んだ実
際の検出サイズデータとが、リンクして予め登録されて
いることを利用して、制御部が実際に包装をする際に検
出された実際の検出サイズデータと同一又は最も近似す
る擬似サイズデータを検索し、それにリンクしている登
録済みトレイの種類が、実際に包装のために搬入されつ
つあるトレイと同種であると認識するものである。
【0021】このように実際の包装の際に使用されるト
レイがどのような種類のものであるのかということを自
動的に認識できるので、使用するトレイの変更に伴い、
それを自動包装機に指定するキー入力操作を不要にでき
る。しかも、誤って異種のトレイが供給されても、前記
自動認識により包装するフィルムを適正に取扱えるた
め、誤って供給されたトレイに対してもそれ適合する自
動包装を行うことができる。
【0022】前記第2の課題を解決するために、請求項
1に従属する請求項2の発明は、前記制御部が、実際の
包装動作前における前記トレイマスタファイルへの前記
擬似サイズデータの書込み時に、前記自動包装機に搬入
される各種のトレイについて前記トレイサイズ検出手段
が検出した検出サイズデータを読み込んで前記トレイマ
スタファイルに自動的に書込み記憶させるものであるこ
とを特徴としている。
【0023】この請求項2の発明は請求項1の発明に従
属するので、請求項1の発明の作用に加えて、次の作用
がある。すなわち、この請求項2の発明に係るトレイ認
識装置を備えた自動包装機は、それが設置される段階に
おいて、各種のトレイを実際に自動包装機に搬入して、
搬入された各種トレイのサイズをトレイサイズ検出手段
により検出する。そうすると、前記手段が検出した検出
サイズデータを、制御部が読み込むとともに、それを擬
似サイズデータとして制御部がトレイマスタファイルに
自動的に書込む。したがって、トレイマスタファイルへ
の擬似サイズデータの書込みを、前記のように実際に各
種のトレイを供給するという手順だけで行うことがで
き、個々のトレイについて逐一擬似サイズデータを人為
的に入力操作する手間を省略できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0025】図1は自動包装機例えば自動計量包装値付
け機全体の構成を示す斜視図であって、この図1に示さ
れるように自動計量包装値付け機は、包装装置1と、計
量部としての計量器2と、プリンタ部としてのラベルプ
リンタ3と、ラベル貼付け部としてのラベル貼付け装置
4と、制御装置5(図5参照)と、表示部としてのディ
スプレイ6a付きの入力装置6等を具備している。入力
部としての入力装置6は多数の操作キー6bを備えてい
る。
【0026】図1〜図4に示されるように包装装置1
は、トレイ搬入部11と、包装部12と、トレイ搬出部
13と、フィルム供給部14とを有している。
【0027】トレイ搬入部11は、図1に示す包装装置
1の前フレーム1aに形成されたトレイ搬入口1b(図
2参照)を前後方向に貫通して水平に配置されている。
この搬入部11は、図2および図3に示されるように左
右方向に間隔を存して配置されて同期回転される複数の
ベルト16aを有した搬入ベルトコンベア16を備え、
その前部は前フレーム1aの前側外方に位置され、後部
は前フレーム1aと包装装置1の後フレーム1c(図3
参照)との間に位置されている。
【0028】トレイ搬入部11の前部はトレイ供給部1
1aとして使用され、そこにはオペレータにより生鮮食
品等の包装すべき物品を納めたトレイ17が供給され
る。トレイ17は、発泡スチロール等の樹脂材料により
上面が開放された四角な皿状等に成形された容器であ
る。トレイ搬入部11の後部は前後両フレーム1a、1
c間に設けられた包装部12に位置されており、この包
装部12上にはトレイ搬入部11により搬送されるトレ
イ17が供給されるようになっている。
【0029】包装部12は、この包装部12において位
置決めされたトレイ17(物品が入っている)をトレイ
搬入部11の後部上方に持ち上げた状態で、後述するト
レイ搬出部13の下方に設けられたフィルム供給部14
(図4参照)から繰り出された伸縮し得る透明なストレ
イッチフィルムFを、計測されたトレイ17の大きさに
応じて引き伸してから、トレイ17に対してフィルムF
の幅方向両側および長手方向両側から夫々トレイ17の
底部外面に折り込んでトレイ17を包装するものであ
る。なお、こうした包装動作をする包装部12は公知で
あるので、その具体的な構成の説明は省略するが、その
動作による包装完了に伴って包装されたトレイ17aは
トレイ搬出部13上に押出されるようになっている。
【0030】図4に示されるようにフィルム供給部14
は、ストレイッチフィルムFが巻かれたロール18と、
このロール18から繰り出されたフィルムFをガイドす
るガイドローラ19を一端に支持し、他端が枢支された
回動レバー20と、これらの上方に配置されたフィルム
ガイド機構21とを備えている。ロール18から引き出
されたフィルムFは、ガイドローラ19を経由してフィ
ルムガイド機構21にこれを挿通するようにセットされ
て、包装部12の図示しないフィルムグリッパの移動に
よって引き出されるようになっている。また、フィルム
ガイド機構21はカッタ22を有しており、その上昇動
作により包装部12上に引き出されたフィルムFを切断
するようになっている。
【0031】トレイ搬出部13は、図3に示されるよう
に前後両フレーム1a、1c間においてトレイ搬入部1
1に対して包装部12を介して直角に連続されるように
包装部12に隣接して設けられている。この搬出部13
は、互いに平行な一対の支持フレーム25と、これらの
間に回転自在に支持された搬出コンベア26と、このコ
ンベア26の包装部12側に位置して支持フレーム25
間に回転自在に支持された複数本の搬出ローラ27と、
これら搬出コンベア26および各搬出ローラ27を回転
させるモータ28と、平板状の電気ヒータ29とを備え
ている。
【0032】図3および図4に示されるように搬出コン
ベア26は、支持フレーム25の中間位置に架設された
駆動ローラ26aと、包装部12から最も離れた支持フ
レーム25の端部に架設された被動ローラ26bと、こ
れら両ローラ26a、26bに渡って掛け渡された耐熱
性の無端状搬出ベルト26cとで形成されており、その
駆動ローラ26aにはモータ28の出力軸28aが連結
されている。また、出力軸28aと各搬出ローラ27と
は夫々チェン伝動機構30を介して連結されており、し
たがって、ベルト式の搬出コンベア26と各搬出ローラ
27とは同期して駆動されるものである。
【0033】このトレイ搬出部13のモータ28にはス
テッピングモータが使用されていて、このモータ28
は、包装済みトレイ17aが搬出コンベア26の中央部
もしくはそれより搬出端側に搬送された時に、一時的に
運転を中断し、その後一定時間経過した時に運転を再開
するようになっている。また、電気ヒータ29は、駆動
ローラ26aと被動ローラ26bとの間に配置されて、
熱を放出して搬出ベルト26cの少なくとも上面側を加
熱するようになっている。
【0034】このトレイ搬出部13は、その各搬出ロー
ラ27を包装装置1の内部に位置させるとともに、水平
なベルト式の搬出コンベア26を包装装置1の外部に露
出させて設けられている(図1および図4参照)。ま
た、図1に示されるようにトレイ搬出部13の搬出端に
連続するようにして例えばL形状をなすコロ式の取出し
コンベア7が配置されている。このコンベア7は、モー
タ28の運転再開に伴う搬出コンベア26の再搬送動作
により、このコンベア26上から搬出される包装済みト
レイ17aを受け取って、オペレータがいる包装装置1
の前面側に移動させるようになっている。
【0035】前記構成の包装装置1には、そのトレイ搬
入部11が作る搬入経路においてトレイサイズ検出手段
としての垂直トレイセンサアレイ31と、水平トレイセ
ンサンアレイ32とが設けられている(図2参照)。こ
れらセンサアレイ31、32には、いずれも検出素子と
しての発光素子と受光素子とを組合わせてなる光−電変
換式のフォトセンサが使用されている。
【0036】詳しくは、トレイ搬入口1bの手前側に
は、夫々多数の発光素子と受光素子とからなる透過形の
光−電変換式のフォトセンサ製の垂直トレイセンサアレ
イ31が配設されている。発光素子と受光素子とは、搬
入コンベアベルト16の幅方向両側に別々に配置されて
前記幅方向に相対向しているとともに、一定間隔を持っ
て上下方向に一列に設けられている。この垂直トレイセ
ンサアレイ31の相対向する発光素子と受光素子との間
の光路は物品が入れられたトレイ17により遮られるか
ら、各受光素子の出力状態によって少なくとも物品が入
れられたトレイ17の高さを検出できる。
【0037】これら左右一対の垂直トレイセンサアレイ
31間に位置して、水平トレイセンサアレイ32が搬入
ベルトコンベア16を幅方向に横断するように配置され
ている。このセンサアレイ32をなす検出素子には前記
幅方向に一列に並べられた反射形の光−電変換式のもの
が使用されており、各検出素子は、搬入ベルトコンベア
16をなす複数本のベルト16a相互間の隙間において
投受光をなして、トレイ17により反射される光が入射
する受光素子の出力状態によって、少なくともトレイ1
7の搬入方向に直交する方向の幅を検出できる。
【0038】さらに、これらトレイセンサアレイ31、
32のいずれか一方が、トレイ17の搬入方向先端を検
出してから搬入方向後端を検出している間の出力を利用
して、少なくともトレイ17の搬入方向の長さを検出で
きるようになっている。しかも、前記トレイ17の搬入
方向先端を検出した出力は、次に述べる扉の開放信号と
して利用される。
【0039】トレイ搬入口1bには、包装装置1内への
防塵および安全性の確保のためにトレイ搬入口1bを開
閉する扉33が取付けられている。この扉33は、その
上端部を図示しないステッピングモータの動力で回転さ
れる枢軸34に支持されている。この扉33は、搬入さ
れるトレイ17の搬入方向先端の検出により得られる前
記扉開放信号でステッピングモータが駆動されることに
より、図2中実線で示す垂れ下がり姿勢から2点鎖線で
示す前記後フレーム1c側へ回動変位されるとともに、
この開放状態を一定時間保持した後に、閉められるもの
である。
【0040】図1および図2に示されるように前記包装
装置1の前フレーム1aには、その前面に計量器置き台
41が突設され、この台41上には前記計量器2がトレ
イ搬入部11のトレイ供給部11aにその下側から臨ん
で設置されている。この計量器2は、計量器本体42
と、この上方に突出された複数の支え43(図2に一つ
のみ図示)の上端に夫々取付けられた載せ台44とを備
えている。各載せ台44は、トレイ供給部11aにおい
て搬入ベルトコンベア16の各ベルト16a間の隙間に
配置されている。これら載せ台44の載せ面は各ベルト
16aの上面よりも少し高い位置されている。
【0041】したがって、トレイ供給部11aに供給さ
れたトレイ17は載せ台44に載置されて、その内部に
入れられた物品とともに計量器本体42により自動計量
されるようになっている。トレイ17のトレイ供給部1
1aへの供給とそれに引き続く自動計量は、搬入ベルト
コンベア16の停止時に実施される。なお、各ベルト1
6aには一つまたは二つの爪16b(図2参照に一つの
み図示)が、ベルト面から突設されていて、各ベルト1
6aの無端回転に伴う爪16bの移動により、この爪1
6bでトレイ17を押し動かして、載せ台44から搬入
コンベアベルト16にトレイ17が受け渡される。
【0042】また、前記計量器本体42は、トレイ17
およびそれに入っている物品の総重量を自動計量する計
測部と、前記総重量からトレイ17の重さを差し引く風
袋引き演算部と、その演算結果に応じた物品の値段に換
算する換算部とを有している。そして、この計量器本体
42は、前記演算結果、すなわち、物品の真正重量値
と、それを換算した値段との情報をラベルプリンタ3に
供給するようになっている。
【0043】図1に示されるように前記包装装置1のト
レイ搬出部13側には、プリンタ支持台51が取付けら
れている。この支持台51はトレイ搬出部13の露出し
たベルト式搬出コンベア26の回りに併置されていて、
その上面には前記ラベルプリンタ3が設置されている。
【0044】このプリンタ3は、ラベル52(図4参
照)に対してトレイ17内の物品の品名、重さ、値段、
バーコードなどの必要な情報を印字して、このラベル5
2を図示しない台紙から剥離させながら外部に発行する
ものである。ラベル52は前記搬出コンベア26の側方
位置において水平な姿勢にして発行されるようになって
いる。
【0045】このラベルプリンタ3の上壁に複数本の支
柱を介して取付けた支持板53上には、前記ラベル貼付
け装置4が支持されている。この装置4は、ラベル貼付
け部61と、この貼付け部61を移動させるヘッド移動
部62とを備えている。ラベル貼付け部61はその下端
に上下動自在でかつ水平な姿勢を保持して回転可能な貼
付けヘッド63を有している。貼付けヘッド63は、ヘ
ッド移動部62の動作によって、発行されたラベルの受
取り位置と、トレイの種類及びトレイの搬入姿勢に応じ
て指示されるラベル貼付け位置との間を往復移動され
る。更に、ラベル貼付け部61の動作によって、貼付け
ヘッド63は、ラベル受取り位置において発行されたラ
ベル52を上方から真空吸着して受取るとともに、ラベ
ル貼付け位置において包装済みトレイ17aに上方から
ラベル52を貼付けようになっている。
【0046】次に、前記自動計量包装値付け機の動作を
説明する。この値付け機において物品を入れたトレイ1
7は包装装置1の停止しているトレイ搬入部11のトレ
イ供給部11a上に供給される。なお、この供給の仕方
には、トレイ17がその幅方向の両側面を前後に位置さ
せて供給される横流し搬入(図1中に上下に並べて描い
たトレイのうち下位置のトレイ17の姿勢参照)と、ト
レイ17の長手方向の両側面を前後に位置させて供給さ
れる縦流し搬入(図1中に上下に並べて描いたトレイの
うち上位置のトレイ17の姿勢参照)とがある。
【0047】この供給によりトレイ17は計量器2の載
せ台44上に載置されるから、まず、計量器2により物
品とトレイ17との合計の重さが自動的に計量される。
この計量結果はラベルプリンタ3に供給される。それに
より、ラベルプリンタ3は、前記合計重量と包装に使用
したフィルムFの量に応じたフィルム重さ等を考慮して
風袋引きの演算等を適宜行うとともに、ラベル発行動作
を行って計量結果や演算結果などをラベル52に印字し
て発行する。なお、ラベル52の発行姿勢において、上
面は印字面、下面は糊面である。
【0048】前記計量後に、トレイ搬入部11が駆動さ
れるので、そのベルト16aに突設された爪16bを介
して計量済みのトレイ17が搬入ベルトコンベア16に
受け渡されて、このトレイ17は包装部12に供給され
る。そうすると、搬入姿勢のままでトレイ17は包装部
12でフィルムFにより包み込まれる。この包装部12
では、そこに搬入された物品が入ったトレイ17に対し
てフィルム供給部14から繰り出されたフィルムFを、
その幅方向両側および長手方向両側から夫々トレイ17
の底部外面に折り込んでトレイ17を包装する。
【0049】なお、この自動包装におけるフィルムFの
長手方向の引出し量及び幅方向の引伸ばし量は、トレイ
センサアレイ31、32により検出されたトレイ17の
各部(開口長さl1、ベース長さl2、開口幅w1、ベ
ース幅w2、高さh、トレイの傾斜側壁の水平投影幅s
1、s2等)のサイズに応じて決定される。ここに、ト
レイ17の各部寸法は図9(A)(B)に記載されてお
り、同図中矢印はトレイ17の搬入方向を示している。
【0050】こうして包装されたトレイ17aは前記搬
入姿勢を保ったままでトレイ搬出部13に受け渡され、
この搬出部13の搬出ローラ27を経由して搬出コンベ
ア26上に搬出される。この搬出動作において搬出コン
ベア26は一旦搬出動作を中断する。この中断期間中に
おいて既に発行されたラベル52がラベル貼付け装置4
により包装済みトレイ17aの所定箇所に貼付けられ
る。その後にトレイ搬出部13は再起動されるので、ラ
ベル52が貼られた包装済みトレイ17aが排出コンベ
ア7に受け渡される。また、搬出コンベア26上に包装
済みトレイ17aが載置されている間、トレイ17を包
んだフィルムFは電気ヒータ29で加熱されるから、ト
レイ17の底部外面に折り込まれたフィルム部分が密着
され、適正な包装状態が完成される。
【0051】以上のように、この自動計量包装値付け機
は、トレイ17に収容された包装すべき食品などの物品
の重量を計量器2で計量し、包装装置1によりフィルム
Fを用いて前記物品をトレイ17とともに包装し、この
包装されたトレイ17aに計量結果等がラベルプリンタ
3で印刷されたラベル52をラベル貼付け装置4により
貼付けるものであり、こうした自動計量包装値付け動作
を、トレイ搬入部11にトレイ17が供給される度に繰
り返すものである。
【0052】前記自動計量包装値付け機の制御装置5
は、図5に示されるように制御部としてのCPU61
と、ROM62及びRAM63を有して自動計量包装値
付け機全般の動作についての制御プログラムを記憶した
記憶部64とを備えている。CPU61と記憶部64と
は双方向バスを介して接続されている。制御装置5は、
そのCPU61に夫々双方向バスを介して接続された包
装装置1、計量器2、ラベルプリンタ3、ラベル貼付け
装置4、入力装置6、前記両トレイセンサアレイ31、
32、及びトレイマスタファイル65等の動作などを制
御して、自動計量包装値付け機全体の制御をつかさどる
ようになっている。なお、次に説明するトレイマスタフ
ァイル65は前記RAM63の記憶領域の一部で形成し
ても良い。
【0053】トレイマスタファイル65には、自動計量
包装値付け機が取扱える各種のトレイについてトレイ搬
入部11による包装部12へのトレイ17の搬入中に、
このトレイ17の種類等を自動認識させるための各種の
データ等が記憶されている。
【0054】詳しくは、トレイマスタファイル65に記
憶されたデータには、図6に例示のようにトレイの種類
毎に個々に割り当てられたトレイ番号とトレイ名称の他
に、各種のトレイ毎の各部実寸データとそれに対応する
擬似サイズデータとがある。
【0055】トレイの各部を実際にスケールを用いて測
定して得た実寸値である各部実寸データには、そのトレ
イにおける長さL、幅W、高さH、及び必ずしも必要で
はないがトレイ重さGがある。これらのデータには、ト
レイの供給メーカにより提供されるカタログに記載され
ているデータを利用でき、このカタログデータがない場
合には自動計量包装値付け機の製造メーカにおいてトレ
イを実測して得ればよい。そして、この各部実寸データ
は、自動計量包装値付け機の製造メーカにおいて、自動
計量包装値付け機の設置時以前に、製造メーカのサービ
スマンによりトレイ番号及びトレイ名称に対応させてト
レイマスタファイル65に書込んで記憶されるものであ
る。
【0056】擬似サイズデータには、自動計量包装値付
け機の両トレイセンサアレイ31、32で各種トレイの
各部について検出したセンサ読取り値、すなわち、検出
サイズデータを用いる。この擬似サイズデータはCPU
61によりディスプレイ6aに表示される。擬似サイズ
データには、検出されるトレイの上端開口面の搬入方向
に沿う開口長さl1についての読取り値、同開口面の搬
入方向と直交する方向に沿う開口幅w1についての読取
り値、同トレイの高さ寸法hについての読取り値、同ト
レイの底壁についての搬入方向に沿うベース長さl2に
ついての読取り値、同底壁の搬入方向と直交する方向に
沿うベース幅w2についての読取り値、同トレイの傾斜
側壁の水平投影幅s1、s2等が利用される。そして、
これらの擬似サイズデータも、自動計量包装値付け機の
製造メーカにおいて、自動計量包装値付け機の設置時以
前に、製造メーカのサービスマンによりトレイ番号及び
トレイ名称に対応させてトレイマスタファイル65に書
込んで記憶されるものである。もちろん、こうした擬似
サイズデータを検出するトレイセンサアレイ31、32
は、従来の自動包装機にもトレイサイズの検出のために
備えられており、それを利用して擬似サイズデータを得
ているので、格別にトレイセンサアレイを要することが
ない。
【0057】そして、前記制御装置5のROM62に
は、トレイマスタファイル65などを利用して搬入され
るトレイ17の種類を自動的に認識するトレイ認識プロ
グラムも記憶されている。このプログラムは図7に示さ
れており、CPU61により実行される。
【0058】すなわち、自動計量包装値付け機の設置後
の実際の包装動作において、オペレータによるトレイ搬
入部11へのトレイ17の供給後に、トレイ搬入部11
が搬入動作を開始すると、計量器2による計量後の搬入
途中においてトレイ17が両トレイセンサアレイ31、
32を通過するから、その際にCPU61は、両トレイ
センサアレイ31、32が検出した実際の検出サイズデ
ータを読み込む(ステップ1)。このステップ1で読み
込まれる検出サイズデータは、前記擬似サイズデータと
同じく、前記開口長さl1、開口幅w1、高さ寸法h、
ベース長さl2、ベース幅w2、傾斜側壁の水平投影幅
s1、s2等である。
【0059】次に、CPU61はステップ2を実行し
て、トレイマスタファイル65に登録されている擬似サ
イズデータ群を検索して、搬入されたトレイを認識す
る。この検索においては、実際の検出サイズデータと同
一又は最も近似する擬似サイズデータを見出し、この見
出された擬似サイズデータにリンクしている登録済みト
レイと同様のトレイが搬入されたと認識するものであ
る。
【0060】この後、CPU61は、前記のようにして
自動認識したトレイの種類について登録されている実寸
データのうち、例えばトレイ重さGについての実測デー
タ値をトレイマスタファイル65から読み出して、前記
包装部12に搬入されつつあるトレイ17についての風
袋量を決定する。こうして選択された風袋量についての
データ値は、CPU61から前記計量器本体42の風袋
引き演算部に出力されるから、この演算部においてトレ
イ17内の物品の真正重量値とそれを換算した値段とが
算出される。そして、CPU61は前記演算結果をラベ
ルプリンタ3に供給する。
【0061】最後に、CPU61は、前記ステップ2で
自動認識したトレイの種類について登録されている実寸
データのうち、例えばトレイの開口長さl1及び開口幅
w1についての実測データ値をトレイマスタファイル6
5から読み出して、搬入されているトレイ17の長さ・
幅を決定する。そして、CPU61は、選択したトレイ
17の長さ・幅についての実寸データを、包装装置1に
フィルム制御情報として供給するから、それに基づき包
装装置1はストレイッチフィルムFの長手方向引出し量
及び幅方向に引伸ばし量を決定して、既述の包装動作を
実行する。なお、前記引出し量及び引伸ばし量の決定に
おいては、以上のように搬入されているトレイ17の長
さ・幅の決定に基づいて、制御装置1の図示しない搬入
姿勢判定部で、前記長さl1と幅w1との大小関係によ
りトレイ17が縦長し搬入(l1<w1)されているの
か、横流し搬入(l1>w1)されているのかの演算を
行い、それによる搬入姿勢判定結果も当然に考慮され
る。しかも、前記搬入姿勢判定結果はCPU61を介し
てラベル貼付け装置4にラベル貼付け位置を調整させる
ためのラベル貼付け情報として供給される。
【0062】前記各ステップによりトレイ認識プログラ
ムが終了する。なお、このプログラムにおいて、ステッ
プ3とステップ4とは逆の順番で実行しても良い。又、
CPU61は、以上のトレイ認識プログラムの終了後
に、包装部12、トレイ搬出部14、ラベルプリンタ
3、及びラベル貼付け装置4を夫々制御して、既述の自
動包装動作及びトレイ認識情報を利用した値付け処理等
を行わせるものである。
【0063】以上のように前記トレイ認識プログラムに
おいては、種類ごとのトレイについての実寸データと種
類毎のトレイについて両トレイセンサアレイ31、32
が読み込んだ実際の検出サイズデータとが、リンクして
予めトレイマスタファイル65に登録されていることを
利用して、CPU61により、実際の包装をする際に検
出された実際の検出サイズデータと同一又は最も近似す
る擬似サイズデータを検索し、それにリンクしている登
録済みトレイが、実際に包装のために搬入されつつある
トレイであると、自動的に認識するので、使用するトレ
イが変更される場合にも、それに伴い、変更するトレイ
の種類を自動計量包装値付け機に指定するキー入力操作
を不要にできる。又、トレイマスタファイル65には、
各種トレイ毎の各部実寸データと、両トレイセンサアレ
イ31、32により検出された前記各種トレイについて
の検出サイズデータとが、自動計量包装値付け機の設置
時以前に予めサービスマンにより記憶されているから、
自動計量包装値付け機のオペレータにあっては、各種ト
レイについての実寸データはもとより擬似サイズデータ
を、トレイマスタファイル65に入力する手間を要しな
い。したがって、自動計量包装値付け機の使い勝手を向
上できる。
【0064】そして、以上のように搬入されるトレイ1
7の種類の自動認識に基づいて自動計量包装値付け機の
包装装置1はフィルムFの長手方向引出し量及び幅方向
引伸ばし量を決定して、搬入部12において自動包装を
行うから、オペレータが誤って異種のトレイ17をトレ
イ搬入部11に供給した場合においても、そのトレイに
適合したフィルムFの長手方向引出し量及び幅方向引伸
ばし量が決定されるので、包装中にフィルムFの過不足
を生じることがなく、したがって、包装不良を少なくす
ることができる。
【0065】図9は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この第2の実施の形態は、基本的には第1の実施
の形態と同様な構成であって、第1の実施の形態と異な
る部分は、制御装置が図9に示されるトレイマスタファ
イルへの擬似サイズデータの自動書込みプログラムを有
している点であり、それ以外の構成は、図10に図示さ
れない点を含めて前記第1の実施の形態と同じ構成であ
る。
【0066】この第2の実施の形態において制御装置の
ROMに記憶された前記プログラムはCPUにより実行
される。まず、自動計量包装値付け機の設置時以前の段
階、例えば設置時にサービスマンにより各種のトレイが
自動計量包装値付け機に供給されて予備的な包装動作を
行わせる。この場合に、サービスマンは予備的包装動作
に供される個々のトレイについて、予め定めたトレイ番
号及びそれに対応したトレイ名称を入力装置7(図1、
図5参照)でのキー入力操作により指定した後に、指定
されたトレイをトレイ搬入部11(図1、図2参照)に
供給する。そうすると、CPU61(図5参照)は、ス
テップ1を実行してキー入力されたトレイ番号及びトレ
イ名称をトレイマスタファイル65に書込む。
【0067】次のステップ2において、CPU61はト
レイ搬入部11によるトレイの搬入途中において両トレ
イセンサアレイ31、32(図2、図5参照)により検
出される検出サイズデータを読み込む。
【0068】最後に、CPU61はステップ3を実行し
て、搬入された各種のトレイについて読み込んだ検出サ
イズデータを擬似サイズデータとして、前記トレイ番号
及びトレイ名称に夫々対応させてトレイマスタファイル
65(図5参照)に書込む。
【0069】したがって、前記のように自動計量包装値
付け機の使用開始前に実際に各種のトレイを指定して供
給するという手順だけで、トレイセンサアレイ31、3
2が検出した検出サイズデータを擬似サイズデータとし
てトレイマスタファイル65に自動的に書込んで記憶さ
せることができるから、自動計量包装値付け機が取扱え
る各種のトレイについて逐一擬似サイズデータを人為的
に入力操作する手間を省略できる。それにより、この第
2の実施の形態によれば、トレイマスタファイル65の
作成を簡単にできる。
【0070】なお、本発明は前記自動包装値付け機に実
施を制約されるものではなく、包装部に搬入されつつあ
るトレイの種類を自動的に認識し、その認識情報を用い
て適当な後処理を行う自動包装機であれば適用できる。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0072】請求項1に記載の発明によれば、トレイマ
スタファイルに各種のトレイについてのデータをオペレ
ータに入力させる手間を不要にできることはもちろん、
その他に、実際の包装の際に使用されるトレイがどのよ
うな種類であるのかということを自動的に認識できるの
で、使用するトレイの変更に伴い、それを自動包装機に
指定するキー入力操作を不要にでき、したがって、自動
包装機の使い勝手を向上できる。しかも、前記トレイの
自動認識に伴い、供給されたトレイとそれを包装するフ
ィルムとの整合性が確保されるので、包装動作における
包装不良を少なくできる。
【0073】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、トレイマス
タファイルへの擬似サイズデータの書込みをトレイサイ
ズ検出手段及び制御部を利用して自動化できるので、ト
レイマスタファイルの作成を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自動計量包装
値付け機全体の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係る自動計量包装値付け機
のトレイ搬入部の構成を示す略断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る自動計量包装値付け機
のトレイ搬入部、包装部、トレイ搬出部の位置関係を示
す平面図。
【図4】図3中Z−Z線に沿って示すトレイ搬出部とフ
ィルム供給部との位置関係を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係る自動計量包装値付け機
の電気的構成を示すブロック図。
【図6】第1の実施の形態に係る自動計量包装値付け機
が備えるトレイマスタファイルの構成を示す図。
【図7】第1の実施の形態に係る自動計量包装値付け機
のトレイ認識装置が実行するトレイ認識手順を示すフロ
ーチャート。
【図8】(A)は自動計量包装値付け機で使用されるト
レイの各部の寸法を示す側面図。(B)はトレイの各部
の寸法を示すために図8(A)中矢印Z方向から見て示
した図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る自動計量包装
値付け機のトレイ認識装置が実行する擬似サイズデータ
の自動書込み手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…包装装置、 2…計量器、 3…ラベルプリンタ、 4…ラベル貼付け装置、 5…制御装置、 6…入力装置、 11…トレイ搬入部、 12…包装部、 13…トレイ搬出部、 14…フォルム供給部、 17…トレイ、 31…垂直トレイセンサアレイ(トレイサイズ検出手
段)、 32…水平トレイセンサアレイ(トレイサイズ検出手
段)、 61…CPU(制御部)、 65…トレイマスタファイル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレイ搬入部から搬入されたトレイをフィ
    ルム供給部より繰り出されたフィルムで包装する自動包
    装機において、 前記トレイ搬入部に設けられてこの搬入部で搬入される
    前記トレイのサイズを検出するトレイサイズ検出手段
    と、 前記自動包装機が取扱える各種のトレイ毎に、それらの
    各部実寸データとともに、前記各種トレイ毎に前記トレ
    イサイズ検出手段により検出した検出サイズデータを擬
    似サイズデータとして前記各種トレイ毎に夫々対応させ
    て記憶させたトレイマスタファイルと、 前記自動包装機の実際の包装動作において搬入されるト
    レイについて前記トレイサイズ検出手段が検出した実際
    の検出サイズデータを読み込んで、この実際の検出サイ
    ズデータと同一又は最も近似する擬似サイズデータを前
    記トレイマスタファイル内の前記擬似サイズデータ群の
    中から見出し、それに対応する前記実寸データに係るト
    レイの種類を認識するとともに、認識されたトレイにつ
    いての前記実寸データを出力する制御部と、を具備した
    自動包装機のトレイ認識装置。
  2. 【請求項2】前記制御部が、実際の包装動作前における
    前記トレイマスタファイルへの前記擬似サイズデータの
    書込み時に、前記自動包装機に搬入される各種のトレイ
    について前記トレイサイズ検出手段が検出した検出サイ
    ズデータを読み込んで前記トレイマスタファイルに自動
    的に書込み記憶させるものであることを特徴とする請求
    項1記載の自動包装機のトレイ認識装置。
JP17134497A 1997-06-27 1997-06-27 自動包装機のトレイ認識装置 Pending JPH1111438A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013055920A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Q P Corp 容器詰め惣菜の製造方法
KR20130140109A (ko) * 2010-12-13 2013-12-23 블루 팍 디 스콜라로 마우로 특히 음식 제품의 진공 패키징을 위한 장치
JP2018065625A (ja) * 2018-02-06 2018-04-26 株式会社寺岡精工 包装装置

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KR20130140109A (ko) * 2010-12-13 2013-12-23 블루 팍 디 스콜라로 마우로 특히 음식 제품의 진공 패키징을 위한 장치
JP2013055920A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Q P Corp 容器詰め惣菜の製造方法
JP2018065625A (ja) * 2018-02-06 2018-04-26 株式会社寺岡精工 包装装置

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