JP2003312579A - ブレーキキャリパの配置構造 - Google Patents

ブレーキキャリパの配置構造

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 平面視で後輪と一方のアーム105との
間に且つ側面視でスイングアーム23の上下幅内に、後
輪12を制動するディスクブレーキ43用のブレーキキ
ャリパ44を配置した。 【効果】 ブレーキキャリパの側方をスイングアームで
覆うことができ、スイングアームによってブレーキキャ
リパを側方から保護することができる。また、これまで
ブレーキキャリパの側方を覆っていた保護カバーを廃止
したり、小型にすることができ、自転車の軽量化を図る
ことができる。更に、スイングアームの形状がブレーキ
キャリパに左右されず、スイングアームの形状の自由度
を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の軽量化を図
りつつブレーキキャリパを保護し、しかもスイングアー
ムの形状の自由度を増すブレーキキャリパの配置構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のブレーキキャリパの配置構
造としては、例えば、実用新案登録第2521000
号公報「ブレーキキャリパの取付構造」、特開平9−
2362号公報「自動二輪車のブレーキキャリパー取付
構造」が知られている。
【0003】上記の第1図には、車体フレームF(符
号については、同公報に記載されているものを使用し
た。以下同じ。)に対して後輪Wrを支持するスイング
アーム5の後部を側面視V字状に下方に屈曲させ、スイ
ングアーム5のV字空間にブレーキキャリパ9を配置し
た自動二輪車が記載されている。
【0004】上記の図1には、車体フレーム5(符号
については、同公報に記載されているものを使用した。
以下同じ。)に、後端部をJの字状に上方に屈曲させた
スイングアーム8を取付け、このスイングアーム8の後
端部にできた凹状部20にブレーキキャリパー22を配
置した自動二輪車1が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記では、スイング
アーム5のV字空間にブレーキキャリパ9を配置するこ
とで、ブレーキキャリパ9を泥はねや飛び石から保護す
るが、ブレーキキャリパ9の側方は外部に露出するた
め、側方をカバーする専用の部材を設けたりすることが
あり、部品点数が増えたり、車体重量増を招いたり、カ
バーの取付部を考慮したりする必要があった。
【0006】また、ブレーキキャリパ9を設けるため
に、スイングアーム5の形状に制約を受ける。更にま
た、このようなV字状のスイングアーム5では生産性、
重量の面で不利となる。上記にても上記と同様の課
題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、ブレーキキャリ
パの配置構造を改良することで、保護カバー等を設けず
に車体の軽量化を図りつつブレーキキャリパを保護し、
しかもスイングアームの形状の自由度を増すことにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車体フレームの前部に前輪を操舵自在に
取付け、車体フレームの後部に左右一対のアームを備え
たスイングアームを上下スイング自在に取付けるととも
に左右のアームの後部間に車軸を介して後輪を取付けた
二輪車において、平面視で後輪と一方のアームとの間に
且つ側面視でスイングアームの上下幅内に、後輪を制動
するディスクブレーキ用のブレーキキャリパを配置した
ことを特徴とする。
【0009】ブレーキキャリパの側方をスイングアーム
で覆うことができ、スイングアームによってブレーキキ
ャリパを側方から保護することができる。また、これま
でブレーキキャリパを覆っていた保護カバーを廃止した
り、小型にすることができ、二輪車の軽量化を図ること
ができる。また、スイングアームの形状がブレーキキャ
リパに左右されず、スイングアームの形状の自由度を増
すことができる。
【0010】請求項2は、ブレーキディスクを挟持する
ためにブレーキキャリパに設けた少なくともブレーキピ
ストンを、側面視でスイングアームの上下幅内に収めた
ことを特徴とする。ブレーキキャリパの主要部であるブ
レーキピストンを保護することができる。
【0011】請求項3は、スイングアーム側にブレーキ
キャリパを保持するためのブラケットを設け、このブラ
ケットにブレーキキャリパを取付けるための一対のボル
トを、側面視でスイングアームの上下幅内に収めたこと
を特徴とする。
【0012】ボルトの位置がブレーキキャリパの輪郭近
傍にあれば、スイングアームでブレーキキャリパの全体
を保護することができる。また、スイングアームでボル
トの頭部を保護することができ、ボルトの頭部が飛び石
や他との干渉によって変形することがなく、ボルトの頭
部に工具が掛けられなくなるというようなことを防止す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るブレーキキャリパの配
置構造を採用した自転車の斜視図であり、二輪車として
の自転車10は、ダウンヒル用の車両であり、林道、ス
キー場等に高速コーナーやジャンプセクションを設けた
未舗装のコースを下ることによりタイムを競う競技に使
用するため、前輪11及び後輪12ではそれぞれフロン
トフォーク14、リヤクッションユニット15により路
面からの衝撃を吸収し、車体フレーム16では剛性を高
めることで大荷重を支え、一方では車体フレーム16の
一部にしなやかさを備えることで操縦性を高め、更に、
前輪11及び後輪12の制動力を高めるためにディスク
ブレーキ(後で詳述する。)を採用し、走行中の車体部
品への干渉にも配慮したものである。
【0014】図2は本発明に係るブレーキキャリパ(第
1の実施の形態)の配置構造を採用した自転車の側面図
であり、自転車10は、ヘッドパイプ21に操舵可能に
前述のフロントフォーク14を取付け、このフロントフ
ォーク14の下端に回転可能に前輪11を取付け、フロ
ントフォーク14の上部にバーハンドル22を取付け、
ヘッドパイプ21から後方斜め下方に車体フレーム16
を延ばし、この車体フレーム16の後部に上下スイング
可能にL字状のスイングアーム23を取付け、このスイ
ングアーム23の後端に後輪12を回転可能に取付け、
車体フレーム16とスイングアーム23とにリヤクッシ
ョンユニット15を渡し、車体フレーム16の後部に変
速機25を取付け、この変速機25の左右にペダル2
6,27を取付け、車体フレーム16の中間部にサドル
28を取付けた車両である。
【0015】ここで、31は前輪用ディスクブレーキ
(32はブレーキキャリパ、33はブレーキディス
ク)、34,34(奥側の符号34は不図示)はフロン
トフォーク14の下部を保護するフロントフォークプロ
テクタ、35はフロントフェンダ、36はリヤクッショ
ンユニット15にホース37で接続したリザーバタン
ク、38は変速機25に設けた駆動側スプロケット、4
1は後輪12に取付けた被動側スプロケット、42はチ
ェーン、43は後輪用ディスクブレーキ(44はブレー
キキャリパ、45はブレーキディスク)である。
【0016】車体フレーム16は、ヘッドパイプ21か
ら後方斜め下方に延ばしたボックス状のボックスフレー
ム部51と、このボックスフレーム部51の後端から左
右に分けて後方斜め下方、即ちボックスフレーム部51
の延長線上に延ばしたツインチューブ部52と、このツ
インチューブ部52の後端から、ボックスフレーム部5
1及びツインチューブ部52の傾斜角よりも更に傾斜さ
せて後方斜め下方に延ばした後部フレーム部53と、ボ
ックスフレーム部51の前端下部から後方斜め下方に延
ばすとともに後部フレーム部53の後端に連結したダウ
ンチューブ54と、ツインチューブ部52の後端及び後
部フレーム部53の中間部にサドル28を取付けるため
に設けたサドルフレーム56とからなる。
【0017】ボックスフレーム部51は、ボックス状と
することで車体フレーム16の前部を高剛性とするため
の部分である。ツインチューブ部52は、左右のチュー
ブを細く分けることで、剛性を低くして車体中央を捩れ
やすくするための部分であり、また、リヤクッションユ
ニット15を収納するための部分でもある。後部フレー
ム部53は、左右幅を大きくすることで、変速機25を
収納し易くするとともに、スイングアーム23の取付部
に作用する捩れを支持する支持力を高めた部分である。
【0018】スイングアーム23は、後部フレーム部5
3に上下スイング可能に取付けるピボット軸61から後
方斜め上方に延ばした立上がり部62と、この立上がり
部62の上端から後方斜め下方に延ばした後部延出部6
3とからなるほぼL字状の部材であり、立上がり部62
と後部延出部63との接続部にリヤクッションユニット
15の後端の取付軸64を取付ける。なお、65はリヤ
クッションユニット15の前端を取付けるためにツイン
チューブ部52に設けた取付軸である。
【0019】図3は本発明に係るブレーキキャリパ(第
1の実施の形態)の配置構造を説明する側面図であり、
スイングアーム23の内側、即ち、スイングアーム23
と後輪12(図2参照)との間に後輪用ディスクブレー
キ43のブレーキキャリパ44を配置したことを示す。
ブレーキキャリパ44は、後輪12の車軸(図4で説明
する。)とスイングアーム23とに取付けたキャリパブ
ラケット66に2本の取付ボルト67,67で固定した
部品である。
【0020】ここで、68は後輪12を制動するとき
に、ブレーキディスク45を図示せぬブレーキパッドを
介して挟むためにブレーキキャリパ44内に設けたブレ
ーキピストン、71,71はスイングアーム23の内側
の面に平行に突出させたアーム側突出片、72はスイン
グアーム23側の突出片71,71間に挿入してキャリ
パブラケット66の回り止めとするために、また、キャ
リパブラケット66をスライドさせて常に後輪12との
位置関係を一定とするためにキャリパブラケット66か
ら車体側方へ突出形成したブラケット側突出片、73…
(…は複数個を示す。以下同じ。)は後輪12を構成す
るホイール74(不図示。図4で説明する。)にブレー
キディスク45を取付けるボルトである。
【0021】図4は本発明に係るブレーキキャリパ(第
1の実施の形態)の配置構造を示す断面図(一部平面
図。白抜き矢印(front)は車体前方を表す。)で
あり、後輪12の車軸77にキャリパブラケット66に
開けた貫通穴78を嵌合させることで車軸77にキャリ
パブラケット66の後端を取付け、このキャリパブラケ
ット66にブレーキキャリパ44を取付ボルト67,6
7で取付け、キャリパブラケット66の前部に設けたブ
ラケット側突出片72をスイングアーム23の内側のア
ーム側突出片71,71(一方のアーム側突出片71は
不図示)間に挿入したことを示す。
【0022】ブレーキキャリパ44は、車幅方向に2分
割し、これらの分割部分にブレーキディスク45を挿入
するスリット81を形成し、内部に、ブレーキディスク
45の両面を挟み込む一対のパッド(不図示)と、これ
らのバッドの一方を押しつけるためにシリンダ内に移動
可能に収納したブレーキピストン68とを備える。
【0023】バーハンドル22(図2参照)に設けた後
輪用ブレーキレバーを握ることで、ブレーキレバー近傍
に設けたマスタシリンダでブレーキ液圧を発生させ、こ
のブレーキ液圧をブレーキ配管82によりブレーキキャ
リパ44のシリンダ内へ導くことでブレーキピストン6
8を移動させ、パッドを押圧し、ブレーキディスク45
を介して後輪12を制動する。なお、83はブレーキ配
管82の端部に設けたジョイント部である。
【0024】キャリパブラケット66は、前述の貫通穴
78を開けた円筒部85と、この円筒部85の端部から
直角に延ばしたアーム部86と、このアーム部86の端
部にブレーキキャリパ44を取付けるために設けたキャ
リパ取付部87とからなる。
【0025】後輪12のホイール74は、車軸77に軸
受91,91(一方の軸受91は不図示)を介して取付
けたものである。なお、92はスイングアーム23の後
部に取付けたアジャストボルトであり、ロックナット9
4を緩め、アジャストボルト92を回すことにより、車
軸77の一端に嵌めたカラー95を介して車軸77を車
体後方へ強制的に移動させ、ホイール74に取付けた被
動側スプロケット41(図2参照)を車体後方へ移動さ
せることで、チェーン42(図2参照)の弛みを小さく
する。97はスイングアーム23の後端部に車軸77を
通すために開けた長穴、98は軸受91とキャリパブラ
ケット66との間に設けたスペーサ、101はダストシ
ール、102は2つの軸受91,91間に介在させたカ
ラーである。
【0026】以上に述べたブレーキキャリパ44の組付
要領を次に説明する。図5は本発明に係るブレーキキャ
リパ(第1の実施の形態)の組付要領を示す作用図であ
り、組付要領を順に説明する。 スイングアーム23を構成する左右のアーム(一方の
アームを105とする。)間に、ブレーキディスク45
を取付けた後輪12を配置する。
【0027】アーム105と後輪12との間に、キャ
リパブラケット66を取付済みのブレーキキャリパ44
を配置しながら、ブレーキキャリパ44のスリット81
内にブレーキディスク45を挿入するとともに、スイン
グアーム23の2つのアーム側突出片71間にキャリパ
ブラケット66のブラケット側突出片72を挿入する。
【0028】後輪12の車軸77を、カラー95、ス
イングアーム23の長穴97、キャリパブラケット66
の貫通穴78、ホイール74の内側及び図示せぬ他方の
スイングアームに順に貫通させ、車軸77の先端に形成
したおねじ106に図示せぬナットをねじ結合してブレ
ーキキャリパ44の組付け及び後輪12の組付けが完了
する。
【0029】以上の図2〜図4で説明したように、本発
明は第1に、車体フレーム16の前部に前輪11を操舵
自在に取付け、車体フレーム16の後部に左右一対のア
ーム105を備えたスイングアーム23を上下スイング
自在に取付けるとともに左右のアーム105の後部間に
車軸77を介して後輪12を取付けた自転車10におい
て、平面視で後輪12と一方のアーム105との間に且
つ側面視でスイングアーム23の上下幅内に、後輪12
を制動するディスクブレーキ43用のブレーキキャリパ
44を配置した、詳しくは、取付ボルト67,67を除
いてブレーキキャリパ44の大部分を配置したことを特
徴とする。
【0030】ブレーキキャリパ44の側方をスイングア
ーム23で覆うことができ、スイングアーム23によっ
てブレーキキャリパ44を側方から保護することができ
る。即ち、外側方からの泥はねや飛び石からブレーキキ
ャリパ44を保護するとともに、自転車10が走行中に
過度に傾いたり、転倒して車体の側面が接地したとき
に、路面や路面から突出する岩石等がブレーキキャリパ
44に干渉するおそれを少なくし、ブレーキキャリパ4
4を外乱から防止することができる。
【0031】また、これまでにブレーキキャリパを覆っ
ていた保護カバーを廃止したり、保護カバーを小型にす
ることができ、自転車10の軽量化を図ることができ
る。更に、スイングアーム23の内側にブレーキキャリ
パ44を配置する構造であるから、スイングアーム23
の形状がブレーキキャリパ44に左右されず、スイング
アーム23の形状の自由度を増すことができ、従来に比
べて、スイングアーム23の強度を高めたり、軽量にす
ることができ、更には、自転車10の意匠を魅力あるも
のにすることができる。
【0032】本発明は第2に、ブレーキディスク45を
挟持するためにブレーキキャリパ44に設けた少なくと
もブレーキピストン68を、側面視でスイングアーム2
3の上下幅、例えば、スイングアーム23の後部のくび
れた部分の上下幅をB1としたときに、上下幅B1内に
収めたことを特徴とする。ブレーキキャリパ44の主要
部であるブレーキピストン68を保護することができ、
ブレーキキャリパ44の作動不良等を防止することがで
きる。
【0033】図6は本発明に係るブレーキキャリパ(第
2の実施の形態)を示す側面図であり、上下幅B2を広
くしたスイングアーム111の内側であって、スイング
アーム111と後輪12(図2参照)との間にブレーキ
キャリパ44を配置し、キャリパブラケット66にブレ
ーキキャリパ44を取付ける取付ボルト67,67を含
め、ブレーキキャリパ44の全体の外側方をスイングア
ーム111にて覆ったことを示す。これにより、ブレー
キキャリパ44への外側方からの干渉をより少なくする
ことができる。
【0034】以上説明したように、本発明は第3に、キ
ャリパブラケット66にブレーキキャリパ44を取付け
るための一対の取付ボルト67,67を、側面視でスイ
ングアーム111の上下幅B2内に収めたことを特徴と
する。取付ボルト67,67の位置がブレーキキャリパ
44の輪郭近傍にあれば、スイングアーム111でブレ
ーキキャリパ44の全体を保護することができる。ま
た、スイングアーム111で取付ボルト67の頭部を保
護することができ、取付ボルト67の頭部が飛び石や他
との干渉によって変形することがなく、頭部に工具が掛
けられなくなるというようなことを防止することができ
る。
【0035】図7は本発明に係るブレーキキャリパ(第
3の実施の形態)を示す側面図であり、後輪12(図2
参照)の車軸77にキャリパブラケット115を取付け
るとともにキャリパブラケット115を上方へ延ばし、
このキャリパブラケット115にブレーキキャリパ11
6を取付ボルト117,117で取付け、一方の取付ボ
ルト117でキャリパブラケット115及びブレーキキ
ャリパ116に共締めしたステー118の端部をスイン
グアーム121に取付けたことを示す。なお、123は
ブレーキ配管である。
【0036】上記したように、キャリパブラケット11
5を車軸77の上方に配置したことで、ブレーキキャリ
パ116の位置をより高くすることができ、路面からの
泥はね、飛び石等に対してより有利としつつブレーキキ
ャリパ116とブレーキディスク45とからなるディス
クブレーキ125によって後輪12を大きな制動力で制
動させることができる。
【0037】尚、本発明のブレーキキャリパの配置構造
は、自転車の他に、自動二輪車、三輪車、四輪車等のス
イングアームとディスクブレーキとを備える車両に採用
できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1のブレーキキャリパの配置構造は、平面
視で後輪と一方のアームとの間に且つ側面視でスイング
アームの上下幅内に、後輪を制動するディスクブレーキ
用のブレーキキャリパを配置したので、ブレーキキャリ
パの側方をスイングアームで覆うことができ、スイング
アームによってブレーキキャリパを側方から保護するこ
とができる。また、ブレーキキャリパの側方を覆う保護
カバーを廃止したり、小型にすることができ、二輪車の
軽量化を図ることができる。更に、スイングアームの形
状がブレーキキャリパに左右されず、スイングアームの
形状の自由度を増すことができる。
【0039】請求項2のブレーキキャリパの配置構造
は、ブレーキディスクを挟持するためにブレーキキャリ
パに設けた少なくともブレーキピストンを、側面視でス
イングアームの上下幅内に収めたので、ブレーキキャリ
パの主要部であるブレーキピストンを保護することがで
き、ブレーキキャリパの作動不良等を防止することがで
きる。
【0040】請求項3のブレーキキャリパの配置構造
は、ブラケットにブレーキキャリパを取付けるための一
対のボルトを、側面視でスイングアームの上下幅内に収
めたので、ボルトの位置がブレーキキャリパの輪郭近傍
にあれば、スイングアームでブレーキキャリパの全体を
保護することができる。また、スイングアームでボルト
の頭部を保護することができ、ボルトの頭部が飛び石や
他との干渉によって変形することがなく、ボルトの頭部
に工具が掛けられなくなるというようなことを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキキャリパの配置構造を採
用した自転車の斜視図
【図2】本発明に係るブレーキキャリパ(第1の実施の
形態)の配置構造を採用した自転車の側面図
【図3】本発明に係るブレーキキャリパ(第1の実施の
形態)の配置構造を説明する側面図
【図4】本発明に係るブレーキキャリパ(第1の実施の
形態)の配置構造を示す断面図
【図5】本発明に係るブレーキキャリパ(第1の実施の
形態)の組付要領を示す作用図
【図6】本発明に係るブレーキキャリパ(第2の実施の
形態)を示す側面図
【図7】本発明に係るブレーキキャリパ(第3の実施の
形態)を示す側面図
【符号の説明】
10…二輪車(自転車)、11…前輪、12…後輪、1
6…車体フレーム、23…スイングアーム、43…後輪
用ディスクブレーキ、44…ブレーキキャリパ、45…
ブレーキディスク、66…キャリパブラケット、68…
ブレーキピストン、77…車軸、105…アーム、B
1,B2…スイングアームの上下幅。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部に前輪を操舵自在に
    取付け、車体フレームの後部に左右一対のアームを備え
    たスイングアームを上下スイング自在に取付けるととも
    に左右のアームの後部間に車軸を介して後輪を取付けた
    二輪車において、 平面視で前記後輪と一方の前記アームとの間に且つ側面
    視でスイングアームの上下幅内に、前記後輪を制動する
    ディスクブレーキ用のブレーキキャリパを配置したこと
    を特徴とするブレーキキャリパの配置構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキディスクを挟持するために
    前記ブレーキキャリパに設けた少なくともブレーキピス
    トンを、側面視で前記スイングアームの上下幅内に収め
    たことを特徴とする請求項1記載のブレーキキャリパの
    配置構造。
  3. 【請求項3】 前記スイングアーム側に前記ブレーキキ
    ャリパを保持するためのブラケットを設け、このブラケ
    ットに前記ブレーキキャリパを取付けるための一対のボ
    ルトを、側面視で前記スイングアームの上下幅内に収め
    たことを特徴とする請求項1記載のブレーキキャリパの
    配置構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069051A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のブレーキキャリパ配置構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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