JP2003310372A - 並列棚の転倒防止具 - Google Patents
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Abstract
連結しようとする二つの棚の高さが異なる場合、棚の位
置がずれている場合には、使用することができなかっ
た。 【解決手段】 並列棚の支柱3・3に支柱取付板11・
11を取り付けるとともに、連結棒15の両端から連結
フレーム14・14を嵌合し、該連結フレーム14・1
4とフレーム取付板13・13とを連結し、該フレーム
取付板13・13とフレーム支持パイプ12・12とを
取り付け、更に、該フレーム支持パイプ12・12と前
記支柱取付板11・11とを連結シャフト16・16及
び締付ナット17・17により回動可能に連結して、並
列棚の転倒防止具1を構成した。
Description
具に関する。
上部間に長尺の連結部材を配して、その連結部材を棚の
上部に取り付けた構造は公知となっている。例えば、特
開2000−189258の技術である。この技術で
は、通路に面した一方の棚の左右両側の支柱の上端部間
にビームを渡設し、そのビームの任意の位置に装着した
取付金具に連結バーを取り付け、その連結バーを他方の
棚のビームに装着した連結金具に連結した防振構造を提
案している。
にアーチ型(上に凸に湾曲した部分を有する形状)の防
振杆を連結した構造は公知となっており、例えば、特開
2001−275760の技術である。この技術では、
通路に面した一方の書架の支柱上端に延長支柱を連結
し、この延長支柱の上端に、アーチ型の防振杆を取り付
け、その防振杆を他方の書架の支柱上端に連結した延長
支柱に取り付けた防振構造を提案している。
000−189258の技術においては、室内の構造柱
や室内の凸部に対応させて、連結バーを取り付けること
を可能とし、連結バーの取付位置の自由度を大きくして
いるものの、次のような問題点があった。まず、連結バ
ーを直接支柱に取り付けず、連結金具を介して支柱の上
端部間に渡設したビームに取り付ける構造のため、支柱
の上端部間にビームを設けていない棚、または、ビーム
の高さが異なる棚に対して使用することができなかっ
た。
地震等による前後方向(通路と垂直の方向)の大きな振
動の際、ビームと取付金具、または、取付金具と連結バ
ーの取付部分に大きな力が加わり、取付部分の破損等に
より連結が解除される虞があった。そして、一箇所の連
結が外れると、その分の負荷が別の箇所にかかり、連鎖
的に連結が解除され、棚が転倒してしまう虞もあった。
バーが位置するため、室内空間を狭く感じさせる構造と
なっていた。特に、背の高い人にとっては、通行の妨げ
となり、また、圧迫感を覚えるという問題もあった。
間のビームであるため、高い位置で取付作業を行わなけ
ればならず、作業が難しくなり、作業性が低下するとい
う不具合があった。特に、ビームと天井とが接近してい
る場合には、取付作業が難航し、危険が伴うという不具
合もあった。そして、棚の配置変更や通路幅の変更の場
合等には、新たな連結バーを用意しなくてもよいもの
の、同様の理由により、連結の解除作業も困難になると
いう問題があった。
ている構造のため、天板上のスペースが連結バーにより
制限され、物を置けるスペースを狭くしていた。
の技術においては、書架の支柱に対して取り付ける構造
により、部品点数を少なくし、簡単に、かつ体裁よく組
み付けることができるようにしているものの、この構造
を並列棚に採用しようとする場合、次のような問題点が
あった。まず、対面する二つの棚の支柱の位置が前後に
揃っていない場合には、この構造を採用できなくなる。
の延長支柱の上端に防振杆を取り付ける構造としてお
り、延長支柱の上端面に防振杆の下端面を載せて、ボル
ト・ナットで締付固定している。この状態で、横方向か
ら力が加えられると、両者の当接面において、ずれが生
じ易い構造となっていた。また、ボルト・ナットの締結
を一箇所のみで行っているため、部品点数を削減してい
るものの、取付強度が低下していた。そのため、地震等
による前後方向の大きな振動の場合には、ボルト・ナッ
トの締結部分に負荷が集中し、連結が解除されてしまう
虞があった。更に、前述のビーム取付構造の場合と同様
に連結が解除されて、棚が転倒してしまう虞もあった。
ここで、延長支柱を介設せずに防振杆を直接支柱に取り
付ける構造も提案されているが、この場合においても、
同様の不具合は発生しうるものであった。
であるため、高い位置で取付作業を行わなければなら
ず、作業が難しくなり、危険が伴うという不具合があっ
た。特に、棚の天板が天井に接近している場合には、取
付作業が難航し、作業性を低下させるという不具合もあ
った。また、取付解除の作業時においても、同様の不具
合は生じうるものであった。
振杆の長さと一致する支柱間の距離の場合にしか用いる
ことができず、異なる距離の場合には使用できないとい
う不具合があった。そして、棚の配置の変更、通路幅の
変更等の場合には、新たな防振杆が必要になり、その対
応が煩雑であった。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
柱を連結する並列棚の転倒防止具であって、前記両棚の
支柱に取り付けられ枢結部を有する一対の支持部材と、
両支持部材の間の長さを調節可能に連結する連結部材と
からなるものである。
棚の天板より上方に配したものである。
との枢結部は、支柱側の固定部材と支持部材側の回動部
材とからなり、前記固定部材と回動部材との当接部にロ
ーレットを形成したものである。
を設けてボルトにより支柱に取り付けたものである。
図面を用いて説明する。図1は転倒防止具の側面図、図
2は転倒防止具の平面図、図3は転倒防止具を斜め方向
に取り付けた状態の平面図、図4は転倒防止具の要部側
面断面図、図5は転倒防止具の要部分解斜視図である。
図6は連結棒の取付状態を示す図、図7はローレットを
示す図、図8は転倒防止具の使用状態を示す図、図9も
同じく使用状態を示す図である。
2のそれぞれの支柱3・3に本発明である転倒防止具1
を取り付けた一実施例について説明する。但し、支柱を
有する構造のものであれば、棚に限らず、その他の家具
にも取り付けて使用できる。図8では、棚2の通路に面
した左右両端には、支柱3が備えらてれおり、これに装
着される天板4、棚板5等を支持している。ここで、
「支柱」とは、転倒防止具1を取り付けた場合に、支柱
3と同様の機能を果たすものをも含むものとする。例え
ば、棚の左右両端に備えられる側面板等である。また、
「左右」とは、通路に沿った方向(図2のY−Y方向)
とし、「前後」とは、通路に直交する方向(図2のX−
X方向)とする。転倒防止具1を、通路を挟んで「前
後」の二つの棚2・2に連結すると、転倒防止具1を介
して二つの棚2・2が相互に支え合うことによる安定性
が得られ、棚2・2の転倒を防止している。また、図
8、図9に示すように、対面する二つの棚2・2に対し
て、一つの転倒防止具1だけではなく、複数の転倒防止
具1・1・・・を併用することにより、一層の安定性が
得られる。
る。図1に示すように、転倒防止具1は、前後の棚2・
2に取り付けられる支持部材21・21と、一対の支持
部材21・21を連結する連結部材20よりなり、該連
結部材20は連結棒15、該連結棒15をその両端から
嵌合する一対の連結フレーム14・14からなり、支持
部材21は前記連結フレーム14下部に取り付けられる
フレーム取付板13、該フレーム取付板13に固定され
るフレーム支持パイプ12、支柱3に取り付けられる支
柱取付板11、前記フレーム支持パイプ12と前記支柱
取付板11とを回転可能に連結する連結シャフト16
と、締付ナット17や振止角座金18やワッシャー19
等より構成される。また、前記フレーム支持パイプ12
とフレーム取付板13とは、溶接等により固着されて一
体となっている。図1に示すように、転倒防止具1はA
−A線に対して線対称の形状をしており、前記各部材は
連結棒15を除いて二個一組(一対)で構成されてい
る。
面視略L字状に形成されており、水平部分11a、垂直
部分11b、及び、垂直部分の上方の突出部分11cか
らなる。該突出部分11cは、後述する振止角座金18
を装着するために、側面視クランク状に折り曲げられて
いる。また、水平部分11aの中央には、連結シャフト
16の直径より若干大きい丸孔11dが開口されてい
る。垂直部分11bには、取付孔が開口されており、下
部左右中央に一箇所の丸孔11eが開口され、上部に左
右二箇所の長孔11f・11fが開口されている。長孔
11f・11fは正面視略ハ字状に形成されている。こ
れらの取付孔11e・11f・11fにボルトを挿通
し、ナットで締め付けて、支柱3に支柱取付板11を取
り付ける。前記二つの長孔11f・11fは、地震等に
よる左右方向の大きな振動の際に、長孔11f・11f
の中をボルトがずれることにより、地震等の衝撃を和ら
げ、締結部分の破損を防いでいる。なお、あらゆるラッ
クの支柱にも取り付けられるように、また、上下方向の
高さを調節でき、地震等による上下方向のズレを許容で
きるように、上下2箇所(または複数箇所)に上下方向
の長孔を開口して、ボルトで支柱3に取り付けるように
構成することもできる。更に、水平部分11a上面で丸
孔11dの周縁上には、後述するローレット11gが形
成されている(図7)。
2は円筒状であり、その内径を連結シャフト16の直径
より若干の大きくして、フレーム支持パイプ12に連結
シャフト16が挿入できるようにしている。また、下端
面には、後述するローレット12aが設けられており、
前記支柱取付板11のローレット11gに対応して形成
されている(図7)。
体に固定されるフレーム取付板13は、側面視略逆L字
状に形成されており(図5)、上部の水平部分13aと
垂直部分13bからなる。水平部分13aの下面は、前
記フレーム支持パイプ12の上端面と当接しており、フ
レーム取付板13をフレーム支持パイプ12に取り付け
た後に、連結シャフト16が挿入できるように水平部分
13aには丸孔13dが開口されている。また、垂直部
分13bには、連結フレーム14の下部をビス等により
取り付けるために、複数箇所(本実施例では、上部に二
箇所、下部に一箇所)のネジ孔13cが形成されてい
る。更に、水平部分13aは、平面視において、その前
部を略半円形、その後部を長方形とした形状となってお
り、後述するように、フレーム支持パイプ12とフレー
ム取付板13とを回動させて、転倒防止具1の角度(方
向)調節をする場合に、フレーム取付板13の水平部分
13aが支柱取付板11に接触しないようにして、回動
できなくなる状態を回避している。
側面視略L字状に形成され、水平部分14aと垂直部分
14bとからなり中空角管で構成され、水平部分14a
に連結棒15を嵌合できるようになっている。但し、連
結棒15を嵌合できる形状あれば、これと異なる形状と
することも可能である。例えば、円筒状である。この連
結フレーム14をL字状に形成することで、転倒防止具
1に対して棚2の支柱3から加わる力(前後方向の力)
に対する強度を向上させて、防振・耐震効果を図ってい
る。尚、L字状の連結フレーム14の角の部分(水平部
分14aと垂直部分14bとの接続部分)に補強部材と
しての筋かい等を設ける構成としてもよい。また、水平
部分14aの上面には、ネジ孔14cが複数箇所(本実
施例では、四箇所)、形成されており(図2、図3)、
連結棒15を嵌合して、長さを調節して位置決めした後
に、ネジ孔14cに、ビス等を嵌め込み、その位置で固
定する。垂直部分14bの下部には、板状の取付部分1
4dが下方に延設され、該取付部分14dには、前記フ
レーム取付板13のネジ孔13cの位置に合わせて、ネ
ジ孔14eが、複数箇所(本実施例では、上部に二箇
所、下部に一箇所)形成されており(図4)、ビス等に
よりフレーム取付板13と取り付けられるようにしてい
る。但し、取付構成は限定するものではなく、溶接等で
あってもよい。
結フレーム14の水平部分14aの中空部分に摺動自在
に嵌め込まれるように相似形に形成した中空角管であ
る。但し、連結フレーム14の水平部分14aが円筒状
の場合には、連結棒15も円筒状に形成される。連結棒
15の上面にも、ネジ孔15aが所定の間隔で複数箇所
(本実施例では、十二箇所)開口されており(図2、図
3)、連結棒15を連結フレーム14に対して摺動させ
て、転倒防止具1の長さを調節してネジ孔が一致するよ
うに位置決めした後に、ビス等を用いて両者を固定す
る。但し、固定方法は限定するものではなく、連結フレ
ーム14の上面にナットを固設してネジ孔を開口し、蝶
ネジを螺装して連結棒15に対して任意位置で固定する
こともできる。また、前後一側の連結棒15と連結フレ
ーム14をボルト・ナット、またはピンで固定し、他側
を摺動させて位置調整してボルトまたは蝶ネジ等で固定
する構成とすることもできる。
面視略L字状に形成され、水平部分18aと垂直部分1
8bからなる。振止角座金18は前記支柱取付板11の
上方から被せるように装着する。このとき、垂直部分1
8bに対応して、前記支柱取付板11の上部に突出部分
11cが設けられており、両者の装着を確実にしてい
る。また、水平部分18aには、振止角座金18を支柱
取付板11に取り付けた後に、連結シャフト16が挿入
できるように、丸孔18cを穿設している。更に、水平
部分18aは、平面視において、その前部を略半円形、
その後部を長方形とした形状となっており、後述するよ
うに、フレーム支持パイプ12とフレーム取付板13と
を回動させて、転倒防止具1の角度(方向)調節をする
場合に、振止角座金18の水平部分18aが連結フレー
ム14に接触しないようにして、回動できなくなる状態
を回避している。
を説明する。取り付け方は、支柱3への取り付け、連結
棒15の接続、連結シャフト16・締付ナット17によ
る固定、及び、連結フレーム14の取り付けという四つ
の手順があるが、以下に述べる順序に限定されるもので
はなく、作業者が作業を行い易い順序で行えばよい。ま
た、以下に述べる手順は、転倒防止具1を連結する二本
の支柱3・3に対して同様に行われる。
り付ける。支柱3の支柱取付板11の取付孔11e・1
1f・11fと対応した位置に、取付孔を穿設し、ボル
ト・ナットにより締付固定する。このとき、支柱3の任
意の高さに取付孔を開口することで、転倒防止具1が配
置される高さを調節可能としている。また、こうするこ
とで、異なる高さの棚が通路を挟んで前後に並んでいる
場合においても転倒防止具1を取り付けることを可能と
している。そして、支柱3と支柱取付板11とを上下の
複数箇所(本実施例では、三箇所)で取り付けているた
め(図4)、一箇所のみでの固定より強固で安定性のあ
る取付構造となっている。また、前述したように、長孔
11f・11fにより防振効果を図っている。但し、支
柱3に取付孔を設けず、溶接により支柱取付板11を固
定することも可能である。また、ビス等による取り付け
としてもよく、各取付孔の数・位置等は前述したものに
限定されない。
平部分14aに嵌め込む。両者には、それぞれネジ孔1
4c・15aが複数箇所、設けられており(図2)、両
者のネジ孔14c・ネジ孔15aの位置を合わせて、ビ
ス等により固定する。ビスを締め付けていない場合に
は、連結棒15は連結フレーム14に対して摺動自在と
なっており、支柱3・3間の距離に応じて転倒防止具1
の長さを調節することを可能としている。但し、ネジ孔
の数、位置は限定するものではない。尚、ネジ孔15a
の数を多くすることにより、転倒防止具1の長さの微調
節が可能となる。
プ12、支柱取付板11、ワッシャー19の順に連結シ
ャフト16に嵌挿して、締付ナット17で締め付けて固
定する(図5)。このとき、フレーム支持パイプ12の
ローレット12aと支柱取付板11のローレット11g
とが噛み合って当接しており、両者を噛み合わせた状態
では、フレーム支持パイプ12が支柱取付板11に対し
て回動できないようになっている。連結シャフト16を
嵌め込んで固定する際には、転倒防止具1の角度(方
向)を両ローレット11g・12aの噛み合わせ位置に
より決定する構造としている。また、両ローレット11
g・12aが噛み合ってない状態、すなわち、締付ナッ
ト17が弛められた状態では、支柱取付板11に対して
フレーム支持パイプ12が回動可能となっており、ロー
レットのピッチ数(本実施例では、ピッチ数32)に対
応した段階的な角度調節を可能としている。但し、ロー
レットのピッチ数は限定するものではなく、角度の微調
整を行う必要があれば、その数を多くすればよい。こう
して、転倒防止具1の角度調節が可能となり、例えば、
図9に示すように、通路を挟んで前後の棚2・2の支柱
3・3の位置がずれている場合、室内の構造柱が通路に
ある場合等にも、転倒防止具1を取り付けることを可能
としている。すなわち、転倒防止具1を通路に対して斜
めの方向にも連結することができる。但し、ローレット
11g・12aを設けない構造として、両者を溶接等に
より固定してもよい。この場合、固定する前に、フレー
ム支持パイプ12を回動させて方向を決めることとな
る。このような構造とした場合には、溶接等による固定
の前においては、段階的ではなく連続的な回動が可能と
なり、角度の微調整が可能となる。
とフレーム取付板13とを取り付ける。本実施例では、
両者にはそれぞれ上下に計三箇所、ネジ孔13c・ネジ
孔14eが形成されており(図4)、ビスにより固定す
る。但し、ネジ孔の位置及び数はこれに限定するもので
はなく、また、ネジ孔を設けずに溶接等により固定して
もよい。
の配置の変更や通路幅の変更等を行う場合には、転倒防
止具1の連結を解除して、棚2を自由に動かせる状態に
戻さなければならない。ところが、この場合、連結シャ
フト16・締付ナット17の締め付けを弛めて、連結シ
ャフト16から締付ナット17を取り外すと、一体的に
連結されている連結棒15、連結フレーム14、フレー
ム取付板13、及び、フレーム支持パイプ12が、支柱
3から一体的に取り外せる状態になる。このとき、支柱
取付板11は支柱3に取り付けられたままである。そし
て、棚2の配置の変更等を行った後に、一体的に取り外
された連結棒15、連結フレーム14、フレーム取付板
13、及び、フレーム支持パイプ12を、連結シャフト
16・締付ナット17により再度、締付固定すれば、転
倒防止具1が取り付けられることとなる。このように、
転倒防止具1の取外し作業と再度の取付作業とを極めて
容易に行うことができる構造としている。尚、必要な場
合には、連結棒15を摺動させて、転倒防止具1の長さ
調節を行い、また、棚の間隔が伸びた場合には連結棒1
5を長い連結棒に交換することもできる。また、支柱取
付板11の上下取付位置を変更して、高さ調節を行うこ
ともできる。転倒防止具1の角度(方向)調節について
は、連結シャフト16・締付ナット17の締付固定時に
行えばよい。また、支持部材21は枢支部を有するた
め、連結シャフト16を中心に回転させて、支柱取付板
11を前後面だけでなく側面にも取り付けることができ
る。そして、支柱に棚の高さ変更用の孔を開口している
場合には、この孔を利用して支柱取付板11をビスやボ
ルト等によって固定することもできる。
結して使用する並列棚の転倒防止具1を取り付けること
により、前述した問題点は次のように解決される。ま
ず、特開2000−189258の技術について、高さ
の異なる棚には使用できないという問題に対しては、支
柱3に支柱取付板11を取り付ける際に、支柱3の取付
孔の位置を調節することにより、異なる高さの棚につい
ても取付可能であり、連結棒15が位置する高さも調節
可能としている。
対しては、支柱取付板11と支柱3との取付部分での接
触面積を大きくして、単位面積当たりにかかる力を小さ
くして、地震等による前後方向の揺れに対しての剛性を
大きくしており、転倒防止具1を直接支柱3に連結する
構造にして防振・耐震性を向上させている。
しては、連結棒15を天板4の高さより、高く配置し
て、圧迫感を解消することができる。また、前述したよ
うにその高さ調節も可能としており、背の高い人の通行
の妨げとならない位置に連結棒15を配することができ
る。
は、支柱取付板11の取付位置は支柱3の上端ではな
く、側面であり、棚2に対して横方向からの作業を多く
しているため、取付作業時及び連結解除時における作業
性が向上し、安全性も確保できることになる。
り制限されるという問題に対しては、転倒防止具1は棚
2の支柱3に取り付けられるため、天板4上のスペース
を自由に利用できる構造としている。
を並列棚に採用する場合について、支柱の位置がずれて
いる場合の問題に対しては、フレーム支持パイプ12を
支柱取付板11に対して回動可能とし、転倒防止具1の
角度調節を可能としているため、転倒防止具1を通路に
直交する方向だけでなく、斜めの方向に対しても連結す
ることができ、直交方向と対角方向に転倒防止具1を取
り付けることにより更に強固に連結することができる。
また、フレーム支持パイプ12と支柱取付板11にロー
レットを形成した場合には、一旦取り付けた後において
も、その角度調節が可能としている。
対しては、支柱取付板11と支柱3との取付部分での接
触面積を大きくし、単位面積当たりにかかる力を小さく
することにより、地震等による前後方向の揺れに対する
剛性が大きくなり、転倒防止具1を支柱3の上端ではな
く側面に連結する構造にして防振・耐震性の向上を図っ
ている。
は、支柱取付板11の取付位置は支柱3の上端ではな
く、側面であり、棚2に対して横方向からの作業を多く
しているため、取付作業時及び連結解除時における作業
性を向上させ、安全性も確保できることになる。
しては、連結棒15を連結フレーム14に対して摺動可
能としているため、二棚2・2間の通路の幅に合わせた
転倒防止具1とすることができる。すなわち、一つの転
倒防止具1を、さまざまな通路の間隔(支柱間隔)の並
列棚に連結することができ、結果的に部品点数を少なく
して、コスト削減をも図ることができる。また、棚の配
置の変更、通路幅の変更等の場合にも容易に対応でき
る。
以下に示すような効果を奏する。
柱を連結する並列棚の転倒防止具であって、前記両棚の
支柱に取り付けられ枢結部を有する一対の支持部材と、
両支持部材の間の長さを調節可能に連結する連結部材と
からなるので、転倒防止具を二つの棚の支柱に取り付け
ると、転倒防止具を介して二つの棚が相互に支え合うこ
とにより、比較的簡単な構成で並列棚の転倒防止を図る
ことができる。また、前記支持部材により支柱に枢結
し、回動可能に構成することにより、転倒防止具の方向
(角度)を調節することができ、支柱が通路に対して斜
め方向の場合にも、転倒防止具を取り付けることがで
き、また、連結部材を伸縮させることで、棚と棚が前後
左右方向で平行に配置されていない場合でも転倒防止具
を取り付けることができる。
棚の天板より上方に配したので、室内空間を狭く感じさ
せる問題を解消し、背の高い人の通行の妨げにならない
ようにすることができる。
との枢結部は、支柱側の固定部材と支持部材側の回動部
材とからなり、前記固定部材と回動部材との当接部にロ
ーレットを形成したので、転倒防止具を支柱に連結する
際に、ローレットのピッチ数に応じた多段階の方向(角
度)調節が可能となり、対面する棚の支柱位置がずれて
いる場合にも転倒防止具を取り付けることができ、その
ような並列棚の転倒防止を図ることができる。
を設けてボルトにより支柱に取り付けたので、例えば、
地震等の大きな振動の際に、固定部材と支柱とを締結し
ているボルトが長孔の中をずれることにより、地震等の
衝撃を和らげ、締結部分の破損を防ぎ、並列棚の転倒防
止を図ることができる。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 二つの棚の支柱を連結する並列棚の転倒
防止具であって、前記両棚の支柱に取り付けられ枢結部
を有する一対の支持部材と、両支持部材の間の長さを調
節可能に連結する連結部材とからなる並列棚の転倒防止
具。 - 【請求項2】 前記連結部材を並列棚の天板より上方に
配したことを特徴とする請求項1記載の並列棚の転倒防
止具。 - 【請求項3】 前記支持部材の支柱との枢結部は、支柱
側の固定部材と支持部材側の回動部材とからなり、前記
固定部材と回動部材との当接部にローレットを形成し
た、ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載
の並列棚の転倒防止具。 - 【請求項4】 前記固定部材に長孔を設けてボルトによ
り支柱に取り付けたことを特徴とする請求項3記載の並
列棚の転倒防止具。
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JP2002124164A JP3708899B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 並列棚の転倒防止具 |
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