JP2003305916A - 記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置 - Google Patents
記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置Info
- Publication number
- JP2003305916A JP2003305916A JP2002114216A JP2002114216A JP2003305916A JP 2003305916 A JP2003305916 A JP 2003305916A JP 2002114216 A JP2002114216 A JP 2002114216A JP 2002114216 A JP2002114216 A JP 2002114216A JP 2003305916 A JP2003305916 A JP 2003305916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platen
- platen gap
- gap adjusting
- motor
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラテン上のシートのシート面位置を高精度
に測定して、記録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギ
ャップを精度良く調整できること。 【解決手段】 キャリッジ19に搭載された記録ヘッド
18とプラテン20との間のプラテンギャップを、プラ
テンギャップ調整用モータ66の駆動力をギア輪列77
を介してキャリッジへ伝達して、記録ヘッドをプラテン
へ向かって移動させることにより、記録装置本体に供給
されるシートのシート厚に応じて調整する記録装置のプ
ラテンギャップ調整機構65において、ギア輪列を構成
するギア(モータピニオン68、減速ギヤ69、70、
71)の歯数が、プラテンギャップ調整用モータの相数
に比例して設定されたものである。
に測定して、記録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギ
ャップを精度良く調整できること。 【解決手段】 キャリッジ19に搭載された記録ヘッド
18とプラテン20との間のプラテンギャップを、プラ
テンギャップ調整用モータ66の駆動力をギア輪列77
を介してキャリッジへ伝達して、記録ヘッドをプラテン
へ向かって移動させることにより、記録装置本体に供給
されるシートのシート厚に応じて調整する記録装置のプ
ラテンギャップ調整機構65において、ギア輪列を構成
するギア(モータピニオン68、減速ギヤ69、70、
71)の歯数が、プラテンギャップ調整用モータの相数
に比例して設定されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドとプラ
テンとの間のプラテンギャップを自動調整する記録装置
のプラテンギャップ調整装置及び記録装置に関する。
テンとの間のプラテンギャップを自動調整する記録装置
のプラテンギャップ調整装置及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラテンに沿って走行可能なキャリッジ
に搭載された記録ヘッドが、プラテンとの間に搬送され
るシートに画像を記録するドットインパクト式のプリン
タには、記録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャッ
プを、記録装置本体に供給されるシートのシート厚に応
じて自動調整する自動プラテンギャップ調整機構を備え
たものがある。
に搭載された記録ヘッドが、プラテンとの間に搬送され
るシートに画像を記録するドットインパクト式のプリン
タには、記録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャッ
プを、記録装置本体に供給されるシートのシート厚に応
じて自動調整する自動プラテンギャップ調整機構を備え
たものがある。
【0003】このような自動プラテンギャップ調整機構
によるプラテンギャップ調整動作は、記録装置本体にシ
ートが供給された時に、プラテンギャップ調整用モータ
の駆動力を、ギア輪列を介してキャリッジへ伝達してこ
のキャリッジを移動させ、記録ヘッドをプラテンへ向か
って移動させる。この記録ヘッドのプラテンへの移動領
域のうち、移動速度安定化のための空走領域を通過後、
基準波形測定領域において、プラテンギャップ調整用モ
ータに回転一体に設けられたロータリーエンコーダから
出力されるパルス波形を、基準波形として取り込んで保
存しておく。
によるプラテンギャップ調整動作は、記録装置本体にシ
ートが供給された時に、プラテンギャップ調整用モータ
の駆動力を、ギア輪列を介してキャリッジへ伝達してこ
のキャリッジを移動させ、記録ヘッドをプラテンへ向か
って移動させる。この記録ヘッドのプラテンへの移動領
域のうち、移動速度安定化のための空走領域を通過後、
基準波形測定領域において、プラテンギャップ調整用モ
ータに回転一体に設けられたロータリーエンコーダから
出力されるパルス波形を、基準波形として取り込んで保
存しておく。
【0004】この基準波形測定領域の通過後、シート面
測定領域において、上記ロータリーエンコーダから出力
されるパルス波形を上記基準波形と比較し、両波形の周
期のずれの累積値に基づきシートのシート面を検出す
る。記録ヘッドをシート面の検出位置から所定量上方に
移動させることで、記録ヘッドとプラテンとの間のプラ
テンギャップを、シートのシート厚に応じて調整する。
測定領域において、上記ロータリーエンコーダから出力
されるパルス波形を上記基準波形と比較し、両波形の周
期のずれの累積値に基づきシートのシート面を検出す
る。記録ヘッドをシート面の検出位置から所定量上方に
移動させることで、記録ヘッドとプラテンとの間のプラ
テンギャップを、シートのシート厚に応じて調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記プラテンギャップ
調整用モータを構成するステップモータでは、各ステー
トコイルの励磁力(ロータの回転力)が相違し、これが
基準波形測定領域において測定される基準波形と、シー
ト面測定領域において測定されるパルス波形との周期の
ずれに影響を及ぼす。
調整用モータを構成するステップモータでは、各ステー
トコイルの励磁力(ロータの回転力)が相違し、これが
基準波形測定領域において測定される基準波形と、シー
ト面測定領域において測定されるパルス波形との周期の
ずれに影響を及ぼす。
【0006】この周期のずれには、プラテンギャップ調
整用モータからキャリッジへ駆動力を伝達するギア輪列
の各ギアにおける歯の形状誤差も、その影響を及ぼす。
整用モータからキャリッジへ駆動力を伝達するギア輪列
の各ギアにおける歯の形状誤差も、その影響を及ぼす。
【0007】これらの結果、上記周期のずれに基づき検
出されるシート面位置の検出精度が低下して、記録ヘッ
ドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良く調整
できない恐れがある。
出されるシート面位置の検出精度が低下して、記録ヘッ
ドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良く調整
できない恐れがある。
【0008】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、プラテン上のシートのシート面位置
を高精度に測定して、記録ヘッドとプラテンとの間のプ
ラテンギャップを精度良く調整できる記録装置のプラテ
ンギャップ調整機構及び記録装置を提供することにあ
る。
されたものであり、プラテン上のシートのシート面位置
を高精度に測定して、記録ヘッドとプラテンとの間のプ
ラテンギャップを精度良く調整できる記録装置のプラテ
ンギャップ調整機構及び記録装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、キャリッジに搭載された記録ヘッドとプラテンとの
間のプラテンギャップを、プラテンギャップ調整用モー
タの駆動力をギア輪列を介して上記キャリッジへ伝達し
て、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向かって移動させ
ることにより、記録装置本体に供給されるシートのシー
ト厚に応じて調整する記録装置のプラテンギャップ調整
機構において、上記ギア輪列を構成するギアの歯数が、
上記プラテンギャップ調整用モータの相数に比例して設
定されたことを特徴とする記録装置のプラテンギャップ
調整機構ものである。
は、キャリッジに搭載された記録ヘッドとプラテンとの
間のプラテンギャップを、プラテンギャップ調整用モー
タの駆動力をギア輪列を介して上記キャリッジへ伝達し
て、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向かって移動させ
ることにより、記録装置本体に供給されるシートのシー
ト厚に応じて調整する記録装置のプラテンギャップ調整
機構において、上記ギア輪列を構成するギアの歯数が、
上記プラテンギャップ調整用モータの相数に比例して設
定されたことを特徴とする記録装置のプラテンギャップ
調整機構ものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ギア輪列を構成するギアのうち、
プラテンギャップ調整用モータのモータシャフトに回転
一体に設けられたモータピニオンの歯数と、このモータ
ピニオンに噛み合うギアとの歯数が、上記プラテンギャ
ップ調整用モータの相数に比例して設定されたことを特
徴とするものである。
の発明において、上記ギア輪列を構成するギアのうち、
プラテンギャップ調整用モータのモータシャフトに回転
一体に設けられたモータピニオンの歯数と、このモータ
ピニオンに噛み合うギアとの歯数が、上記プラテンギャ
ップ調整用モータの相数に比例して設定されたことを特
徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記プラテンギャップ調整用
モータが、ステップモータにて構成されたことを特徴と
するものである。
2に記載の発明において、上記プラテンギャップ調整用
モータが、ステップモータにて構成されたことを特徴と
するものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、プラテンに沿っ
て走行可能なキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上
記プラテンとの間に搬送されるシートに画像を記録する
とともに、プラテンギャップ調整機構を備え、このプラ
テンギャップ調整機構は、上記記録ヘッドと上記プラテ
ンとの間のプラテンギャップを、プラテンギャップ調整
用モータの駆動力をギア輪列を介して上記キャリッジへ
伝達して、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向かって移
動させることにより、記録装置本体に供給されるシート
のシート厚に応じて調整するよう設けられた記録装置に
おいて、このプラテンギャップ調整機構は、上記ギア輪
列を構成するギアの歯数が、上記プラテンギャップ調整
用モータの相数に比例して設定されたことを特徴とする
ものである。
て走行可能なキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上
記プラテンとの間に搬送されるシートに画像を記録する
とともに、プラテンギャップ調整機構を備え、このプラ
テンギャップ調整機構は、上記記録ヘッドと上記プラテ
ンとの間のプラテンギャップを、プラテンギャップ調整
用モータの駆動力をギア輪列を介して上記キャリッジへ
伝達して、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向かって移
動させることにより、記録装置本体に供給されるシート
のシート厚に応じて調整するよう設けられた記録装置に
おいて、このプラテンギャップ調整機構は、上記ギア輪
列を構成するギアの歯数が、上記プラテンギャップ調整
用モータの相数に比例して設定されたことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記プラテンギャップ調整機構におけ
るギア輪列を構成するギアのうち、プラテンギャップ調
整用モータのモータシャフトに回転一体に設けられたモ
ータピニオンの歯数と、このモータピニオンに噛み合う
ギアとの歯数が、上記プラテンギャップ調整用モータの
相数に比例して設定されたことを特徴とするものであ
る。
の発明において、上記プラテンギャップ調整機構におけ
るギア輪列を構成するギアのうち、プラテンギャップ調
整用モータのモータシャフトに回転一体に設けられたモ
ータピニオンの歯数と、このモータピニオンに噛み合う
ギアとの歯数が、上記プラテンギャップ調整用モータの
相数に比例して設定されたことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、上記プラテンギャップ調整機
構におけるプラテンギャップ調整用モータが、ステップ
モータにて構成されたことを特徴とするものである。
5に記載の発明において、上記プラテンギャップ調整機
構におけるプラテンギャップ調整用モータが、ステップ
モータにて構成されたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0016】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視
図である。図2及び図3は、図1のプリンタにおけるプ
リンタ本体を示す斜視図である。
形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視
図である。図2及び図3は、図1のプリンタにおけるプ
リンタ本体を示す斜視図である。
【0017】図1及び図2に示す記録装置としてのプリ
ンタ10は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に
図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録す
ることにより、文字を含む画像を印刷するドットインパ
クトプリンタである。
ンタ10は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に
図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録す
ることにより、文字を含む画像を印刷するドットインパ
クトプリンタである。
【0018】このプリンタ10は、記録装置本体として
のプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側
に配置されたプッシュトラクタユニット12(図4)
と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装
体としてのアッパケース13A及びロアケース13B
と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシー
トの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ
本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の
上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11
の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ
44(図1)と、を有して構成される。
のプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側
に配置されたプッシュトラクタユニット12(図4)
と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装
体としてのアッパケース13A及びロアケース13B
と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシー
トの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ
本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の
上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11
の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ
44(図1)と、を有して構成される。
【0019】上記シートには、所定長さに切断された上
記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとが
ある。カットシートとしては、例えば単票紙、単票複写
紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連
続紙、連続複写紙がある。
記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとが
ある。カットシートとしては、例えば単票紙、単票複写
紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連
続紙、連続複写紙がある。
【0020】上記プリンタ本体11は、図2、図3及び
図6に示すように、本体フレームとしてのベースフレー
ム14、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び
右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッ
ド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部として
のプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ2
1、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4
搬送ローラ24と、を有して構成される。
図6に示すように、本体フレームとしてのベースフレー
ム14、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び
右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッ
ド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部として
のプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ2
1、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4
搬送ローラ24と、を有して構成される。
【0021】ベースフレーム14及びリアフレーム15
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイ
ド軸26が架け渡されて、回動自在に枢支される。更
に、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に
プラテン20が架け渡されて回転自在に配設されるとと
もに、更にシート案内25が固定して配設される。
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイ
ド軸26が架け渡されて、回動自在に枢支される。更
に、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に
プラテン20が架け渡されて回転自在に配設されるとと
もに、更にシート案内25が固定して配設される。
【0022】プラテン20を含む上記シート搬送機構部
は、図3及び図6に示すように、プラテン20に対し、
第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ
本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置
されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ロー
ラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロン
ト側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送
ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に
配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構
成する。
は、図3及び図6に示すように、プラテン20に対し、
第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ
本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置
されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ロー
ラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロン
ト側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送
ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に
配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構
成する。
【0023】このうち、第1搬送ローラ21及び第4搬
送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送
ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラであ
る。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23
は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置さ
れ、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシー
ト案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬
送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート
案内25の上方に突出した状態となっている。
送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送
ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラであ
る。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23
は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置さ
れ、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシー
ト案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬
送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート
案内25の上方に突出した状態となっている。
【0024】プラテン20、第1搬送ローラ21及び第
4搬送ローラ24は、図3に示す駆動輪列部34により
正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34
は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一
方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
4搬送ローラ24は、図3に示す駆動輪列部34により
正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34
は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一
方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
【0025】この駆動輪列部34は、正転又は逆転可能
なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定され
たモータピニオン36を備える。このモータピニオン3
6からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50
を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50
から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21
へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び
54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定され
たモータピニオン36を備える。このモータピニオン3
6からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50
を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50
から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21
へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び
54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
【0026】これにより、プラテン20及び第1搬送ロ
ーラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向
に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ矢印A(図6)方向へ搬送
可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ
矢印B(図6)方向へ搬送可能とする。従って、カット
シート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走
査方向に直交する副走査方向に搬送される。
ーラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向
に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ矢印A(図6)方向へ搬送
可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ
矢印B(図6)方向へ搬送可能とする。従って、カット
シート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走
査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0027】図4及び図6に示す上記プッシュトラクタ
ユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラ
テン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するもの
であり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのト
ラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方
向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)
と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動
自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにト
ラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を
備えて構成される。
ユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラ
テン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するもの
であり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのト
ラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方
向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)
と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動
自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにト
ラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を
備えて構成される。
【0028】一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべ
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベ
ルト31も前述の駆動輪列部34(図3)により駆動さ
れる。
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベ
ルト31も前述の駆動輪列部34(図3)により駆動さ
れる。
【0029】つまり、駆動輪列部34のモータピニオン
36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ロー
ラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間
ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット1
2のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア
(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユ
ニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ロー
ラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間
ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット1
2のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア
(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユ
ニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
【0030】このプッシュトラクタユニット12は、プ
ラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬
送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シ
ート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリ
ンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向に搬
送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印
A方向に搬送可能とする。
ラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬
送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シ
ート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリ
ンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向に搬
送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印
A方向に搬送可能とする。
【0031】図1に示す前記シート供給ガイド43は、
プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13
Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43
は、単票紙又は単票複写紙等のカットシートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する
際に、このカットシートを案内する。このシート供給ガ
イド43により案内されたカットシートは、プラテン2
0、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート
搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送され
る。
プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13
Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43
は、単票紙又は単票複写紙等のカットシートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する
際に、このカットシートを案内する。このシート供給ガ
イド43により案内されたカットシートは、プラテン2
0、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート
搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送され
る。
【0032】同じく図1に示す前記カットシートフィー
ダ44は、プリンタ本体11の後方側に装着または離脱
可能に設けられて、単票紙又は単票複写紙等のカットシ
ートを、プリンタ本体11の後方から前方へ1枚ずつ自
動供給するものである。
ダ44は、プリンタ本体11の後方側に装着または離脱
可能に設けられて、単票紙又は単票複写紙等のカットシ
ートを、プリンタ本体11の後方から前方へ1枚ずつ自
動供給するものである。
【0033】つまり、このカットシートフィーダ44
は、図示しないが、供給ローラの回転動作によって、複
数枚のカットシートを積層状態で保持するホッパから、
最上位のカットシートをピックアップして供給し、この
際、最上位のカットシートと共に重送されるカットシー
トを、分離機構にて分離するものである。この供給ロー
ラの一又は複数回転により、1枚のカットシートがプリ
ンタ本体11へ供給される。
は、図示しないが、供給ローラの回転動作によって、複
数枚のカットシートを積層状態で保持するホッパから、
最上位のカットシートをピックアップして供給し、この
際、最上位のカットシートと共に重送されるカットシー
トを、分離機構にて分離するものである。この供給ロー
ラの一又は複数回転により、1枚のカットシートがプリ
ンタ本体11へ供給される。
【0034】このカットシートフィーダ44の供給ロー
ラも、前述の駆動輪列部34(図3)により駆動され
る。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36からの
駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のロ
ーラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及
び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ駆
動ギアへ伝達され、これにより、カットシートフィーダ
44の供給ローラが駆動される。
ラも、前述の駆動輪列部34(図3)により駆動され
る。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36からの
駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のロ
ーラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及
び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ駆
動ギアへ伝達され、これにより、カットシートフィーダ
44の供給ローラが駆動される。
【0035】上記中間ギア57を、カットシートフィー
ダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタ
ユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わ
せ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧
を変更可能とする機構がレリース機構58である。この
レリース機構58は、プリンタ10に供給されるシート
の種類(カットシート、連続シート)に応じてプリンタ
10のシート使用モードを切り換えるものである。
ダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタ
ユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わ
せ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧
を変更可能とする機構がレリース機構58である。この
レリース機構58は、プリンタ10に供給されるシート
の種類(カットシート、連続シート)に応じてプリンタ
10のシート使用モードを切り換えるものである。
【0036】さて、図2及び図3に示す前記キャリッジ
19は、キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通され
ると共に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に
記録ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26が
プラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ
19は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26
の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設
けられる。
19は、キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通され
ると共に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に
記録ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26が
プラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ
19は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26
の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設
けられる。
【0037】このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モ
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図6)に結合される。従って、キャリッ
ジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転に
より、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド
軸26に案内されて、主走査方向における図2及び図3
の左向き又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ
駆動モータ38は、シート搬送モータ35及び後述のプ
ラテンギャップ調整用モータ66とともに例えばステッ
ピングモータにて構成される。
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図6)に結合される。従って、キャリッ
ジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転に
より、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド
軸26に案内されて、主走査方向における図2及び図3
の左向き又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ
駆動モータ38は、シート搬送モータ35及び後述のプ
ラテンギャップ調整用モータ66とともに例えばステッ
ピングモータにて構成される。
【0038】また、キャリッジ19には、図5にも示す
ように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリ
ボンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリ
ボンカセット40Aが装着される。更にキャリッジ19
には、リボンカセットのインクリボンを、プラテン20
に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シ
ート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置され
ている。リボンカセット40A内のインクリボンは、リ
ボンカセット装着部40に設置されたリボン駆動軸(不
図示)により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移
動可能に設けられる。
ように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリ
ボンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリ
ボンカセット40Aが装着される。更にキャリッジ19
には、リボンカセットのインクリボンを、プラテン20
に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シ
ート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置され
ている。リボンカセット40A内のインクリボンは、リ
ボンカセット装着部40に設置されたリボン駆動軸(不
図示)により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移
動可能に設けられる。
【0039】上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッ
ド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連
続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像
を記録する。
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッ
ド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連
続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像
を記録する。
【0040】記録ヘッド18による記録動作は、キャリ
ッジ19が図2及び図3の主走査方向左向き又は右向き
に走行される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより
一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度
に、シートがカットシートの場合には、シート搬送機構
部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ロー
ラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)
が、またシートが連続シートの場合には、上記シート搬
送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞ
れシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動
作が繰り返されることにより実施される。
ッジ19が図2及び図3の主走査方向左向き又は右向き
に走行される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより
一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度
に、シートがカットシートの場合には、シート搬送機構
部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ロー
ラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)
が、またシートが連続シートの場合には、上記シート搬
送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞ
れシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動
作が繰り返されることにより実施される。
【0041】ここで、図3に示すプラテン20、第1搬
送ローラ21、第4搬送ローラ24、プッシュトラクタ
ユニット12及びカットシートフィーダ44を駆動させ
るシート搬送モータ35の制御と、キャリッジ19を走
行させるキャリッジ駆動モータ38の制御と、記録ヘッ
ド18の記録ワイヤによる記録動作の制御と、図4に示
すレリース機構58を動作させるレリース駆動モータ
(不図示)の制御と、図5に示す後述の自動プラテンギャ
ップ調整機構65におけるプラテンギャップ調整用モー
タ66の制御は、制御装置としての制御基板部75(図
6)により実施される。
送ローラ21、第4搬送ローラ24、プッシュトラクタ
ユニット12及びカットシートフィーダ44を駆動させ
るシート搬送モータ35の制御と、キャリッジ19を走
行させるキャリッジ駆動モータ38の制御と、記録ヘッ
ド18の記録ワイヤによる記録動作の制御と、図4に示
すレリース機構58を動作させるレリース駆動モータ
(不図示)の制御と、図5に示す後述の自動プラテンギャ
ップ調整機構65におけるプラテンギャップ調整用モー
タ66の制御は、制御装置としての制御基板部75(図
6)により実施される。
【0042】この制御基板部75は、例えばプリンタ本
体11の前方におけるシート案内25の下方に配置され
る。また、制御基板部75には、後述のロータリーエン
コーダ67及びシート検出器45、46からの検出信号
が入力される。
体11の前方におけるシート案内25の下方に配置され
る。また、制御基板部75には、後述のロータリーエン
コーダ67及びシート検出器45、46からの検出信号
が入力される。
【0043】ところで、このプリンタ10には、図5に
示すように、供給されたシートのシート厚に応じてキャ
リッジガイド軸26を回動させて、記録ヘッド18とプ
ラテン20との間のプラテンギャップを調整する自動プ
ラテンギャップ調整機構65が装備されている。
示すように、供給されたシートのシート厚に応じてキャ
リッジガイド軸26を回動させて、記録ヘッド18とプ
ラテン20との間のプラテンギャップを調整する自動プ
ラテンギャップ調整機構65が装備されている。
【0044】この自動プラテンギャップ調整機構65
は、プラテンギャップ調整用モータ66、ロータリーエ
ンコーダ67、モータピニオン68、減速ギア69、7
0及び71、並びに制御基板部75を有して構成され
る。上記モータピニオン68、減速ギア69、70及び
71が、後に詳説するギア輪列77を構成する。上記減
速ギア71が、キャリッジガイド軸26の両端部におけ
る偏心軸72(図6)の一方に固定されている。偏心軸7
2がキャリッジガイド軸26に対し偏心する偏心量L
は、例えば1mm程度である。また、キャリッジガイド
軸26は、両偏心軸72を介してサイドフレーム16、
17に回転自在に支持される。
は、プラテンギャップ調整用モータ66、ロータリーエ
ンコーダ67、モータピニオン68、減速ギア69、7
0及び71、並びに制御基板部75を有して構成され
る。上記モータピニオン68、減速ギア69、70及び
71が、後に詳説するギア輪列77を構成する。上記減
速ギア71が、キャリッジガイド軸26の両端部におけ
る偏心軸72(図6)の一方に固定されている。偏心軸7
2がキャリッジガイド軸26に対し偏心する偏心量L
は、例えば1mm程度である。また、キャリッジガイド
軸26は、両偏心軸72を介してサイドフレーム16、
17に回転自在に支持される。
【0045】モータピニオン68は、プラテンギャップ
調整用モータ66のモータシャフト78に回転一定に固
定され、図6にも示すように、このモータピニオン68
に減速ギア69が噛み合う。減速ギア70は、減速ギア
69と回転一体に形成されて減速ギア71に噛み合う。
これにより、プラテンギャップ調整用モータ66の駆動
力がモータピニオン68、減速ギア69、70及び71
を経て偏心軸72へ伝達され、キャリッジガイド軸26
が回動される。すると、このキャリッジガイド軸26が
偏心軸72との偏心量Lに対応する量(例えばL=1m
mの場合には、2mm)だけ鉛直方向に上下動し、キャ
リッジ19を介して記録ヘッド18がプラテン20に対
し接離する方向に移動する。
調整用モータ66のモータシャフト78に回転一定に固
定され、図6にも示すように、このモータピニオン68
に減速ギア69が噛み合う。減速ギア70は、減速ギア
69と回転一体に形成されて減速ギア71に噛み合う。
これにより、プラテンギャップ調整用モータ66の駆動
力がモータピニオン68、減速ギア69、70及び71
を経て偏心軸72へ伝達され、キャリッジガイド軸26
が回動される。すると、このキャリッジガイド軸26が
偏心軸72との偏心量Lに対応する量(例えばL=1m
mの場合には、2mm)だけ鉛直方向に上下動し、キャ
リッジ19を介して記録ヘッド18がプラテン20に対
し接離する方向に移動する。
【0046】ロータリーエンコーダ67は、プラテンギ
ャップ調整用モータ66のモータシャフト78に回転一
体に設けられたスリット板73と、このスリット板73
に対向して配置された、例えば発光ダイオード及びフォ
トダイオード等からなる投受光器74と、を有してな
る。投受光器74の発光ダイオードから出射されてスリ
ット板73のスリットを通過した光が、投受光器74の
フォトダイオードに受光されてパルス波に変換され、こ
のパルス波をカウントすることにより、プラテンギャッ
プ調整用モータ66の回転角が検出される。
ャップ調整用モータ66のモータシャフト78に回転一
体に設けられたスリット板73と、このスリット板73
に対向して配置された、例えば発光ダイオード及びフォ
トダイオード等からなる投受光器74と、を有してな
る。投受光器74の発光ダイオードから出射されてスリ
ット板73のスリットを通過した光が、投受光器74の
フォトダイオードに受光されてパルス波に変換され、こ
のパルス波をカウントすることにより、プラテンギャッ
プ調整用モータ66の回転角が検出される。
【0047】上記制御基板部75は、図7に示すよう
に、プラテンギャップの調整動作の初期状態として記録
ヘッド18を、プラテンギャップが最大となる上限位
置、つまりプラテンギャップベース位置に位置づける。
に、プラテンギャップの調整動作の初期状態として記録
ヘッド18を、プラテンギャップが最大となる上限位
置、つまりプラテンギャップベース位置に位置づける。
【0048】シートがプリンタ本体11に搬送されて、
図3及び図6に示すシート検出器45または46により
プラテン20上にシートが存在することが検出されたと
き、制御基板部75は、プラテンギャップ調整用モータ
66(図5)を駆動して、記録ヘッド18がプラテン20
上のシートに接触する方向に移動すべく、キャリッジガ
イド軸26を回転させてキャリッジ19を移動させる。
図3及び図6に示すシート検出器45または46により
プラテン20上にシートが存在することが検出されたと
き、制御基板部75は、プラテンギャップ調整用モータ
66(図5)を駆動して、記録ヘッド18がプラテン20
上のシートに接触する方向に移動すべく、キャリッジガ
イド軸26を回転させてキャリッジ19を移動させる。
【0049】記録ヘッド18がプラテン20へ向かって
移動し始める当初は、この移動速度を安定化させるため
の空走領域Xである。制御基板部75は、この空走領域
Xではプラテンギャップ調整用モータ66を一回転させ
る。
移動し始める当初は、この移動速度を安定化させるため
の空走領域Xである。制御基板部75は、この空走領域
Xではプラテンギャップ調整用モータ66を一回転させ
る。
【0050】制御基板部75は、この空走領域Xの通過
後、記録ヘッド18をプラテンギャップベース位置から
プラテン20へ向けて移動させるべく、プラテンギャッ
プ調整用モータ66を一回転駆動させる。記録ヘッド1
8が空走領域Xを通過した後基準波形測定領域Yを通過
する間に、制御基板部75は、ロータリーエンコーダ6
7から出力されたパルス波形を取り込む。このパルス波
形が図8に示す基準波形αであり、制御基板部75内の
図示しない不揮発性メモリ(EEPROMやフラッシュ
メモリーなど)に記憶され保存される。
後、記録ヘッド18をプラテンギャップベース位置から
プラテン20へ向けて移動させるべく、プラテンギャッ
プ調整用モータ66を一回転駆動させる。記録ヘッド1
8が空走領域Xを通過した後基準波形測定領域Yを通過
する間に、制御基板部75は、ロータリーエンコーダ6
7から出力されたパルス波形を取り込む。このパルス波
形が図8に示す基準波形αであり、制御基板部75内の
図示しない不揮発性メモリ(EEPROMやフラッシュ
メモリーなど)に記憶され保存される。
【0051】この基準波形測定領域Yの通過後、シート
のシート面76位置を測定するシート面測定領域Zにお
いて、制御基板部75は、ロータリーエンコーダ67か
ら出力されたパルス波形を取り込んで基準波形αと比較
し、上記シート面76を検出する。
のシート面76位置を測定するシート面測定領域Zにお
いて、制御基板部75は、ロータリーエンコーダ67か
ら出力されたパルス波形を取り込んで基準波形αと比較
し、上記シート面76を検出する。
【0052】つまり、記録ヘッド18がプラテン20上
のシートに接触すると、プラテンギャップ調整用モータ
66に負荷が作用し、このプラテンギャップ調整用モー
タ66のロータとステータとの安定位置がずれて、ロー
タリーエンコーダ67の投受光器74(フォトダイオー
ド)から出力されるパルス波形β(図8)の周期が長くな
る。すなわち、このパルス波形βの周期Tiが上記基準
波形αの周期Troよりも長くなるため、(Ti−Tr
o)>0となる。制御基板部75は、この周期のずれE
i=(Ti−Tro) (i=1、2、3…)を累積させ
てスレッシュホールド値Tthに到達した時点で、プラ
テンギャップ調整用モータ66を停止させ、その時まで
にプラテンギャップ調整用モータ66(ステップモー
タ)を駆動した駆動パルス数をカウントして、前記プラ
テンギャップベース位置からシートのシート面76まで
の距離を測定し、このシート面76位置を検出する。
のシートに接触すると、プラテンギャップ調整用モータ
66に負荷が作用し、このプラテンギャップ調整用モー
タ66のロータとステータとの安定位置がずれて、ロー
タリーエンコーダ67の投受光器74(フォトダイオー
ド)から出力されるパルス波形β(図8)の周期が長くな
る。すなわち、このパルス波形βの周期Tiが上記基準
波形αの周期Troよりも長くなるため、(Ti−Tr
o)>0となる。制御基板部75は、この周期のずれE
i=(Ti−Tro) (i=1、2、3…)を累積させ
てスレッシュホールド値Tthに到達した時点で、プラ
テンギャップ調整用モータ66を停止させ、その時まで
にプラテンギャップ調整用モータ66(ステップモー
タ)を駆動した駆動パルス数をカウントして、前記プラ
テンギャップベース位置からシートのシート面76まで
の距離を測定し、このシート面76位置を検出する。
【0053】制御基板部75は、上述のようにして検出
されたシート面76位置から記録ヘッド18を所定距離
上昇させるべく、プラテンギャップ調整用モータ66を
逆転駆動させて、記録ヘッド18とプラテン20とのプ
ラテンギャップを、シートのシート厚に応じた値に調整
する。
されたシート面76位置から記録ヘッド18を所定距離
上昇させるべく、プラテンギャップ調整用モータ66を
逆転駆動させて、記録ヘッド18とプラテン20とのプ
ラテンギャップを、シートのシート厚に応じた値に調整
する。
【0054】ところで、上記プラテンギャップ調整用モ
ータ66は、複数相、例えば4相のステータコイルを備
えた4相ステップモータにて構成されている。制御基板
部75は、プラテンギャップ調整用モータ66の4相の
ステートコイルのうち、常に2相へ順次電力(電流)を
供給して、励磁する相を2相毎に変化させ、つまりステ
ータコイルのA相、B相、C相、D相のうち常に2相を
同時に励磁して、プラテンギャップ調整用モータ66の
回転を制御している。
ータ66は、複数相、例えば4相のステータコイルを備
えた4相ステップモータにて構成されている。制御基板
部75は、プラテンギャップ調整用モータ66の4相の
ステートコイルのうち、常に2相へ順次電力(電流)を
供給して、励磁する相を2相毎に変化させ、つまりステ
ータコイルのA相、B相、C相、D相のうち常に2相を
同時に励磁して、プラテンギャップ調整用モータ66の
回転を制御している。
【0055】また、ギア輪列77を構成するモータピニ
オン68、減速ギヤ69、70及び71は、それらの歯
数が、上記プラテンギャップ調整用モータ66としての
ステップモータの相数(4)に比例した、当該相数の倍
数として設定されている。
オン68、減速ギヤ69、70及び71は、それらの歯
数が、上記プラテンギャップ調整用モータ66としての
ステップモータの相数(4)に比例した、当該相数の倍
数として設定されている。
【0056】具体的には、モータピニオン68、減速ギ
ア69、70、71のそれぞれの歯数をZ1、Z2、Z
3、Z4とし、m、n、p、qを任意の整数としたと
き、 Z1=4×m、Z2=Z1×n、Z3=4×p×n、Z
4=4×p×q として設定され、m=6、n=5、p=2、q=10と
すると、Z1=24、Z2=120、Z3=40、Z4
=80にそれぞれ設定されている。
ア69、70、71のそれぞれの歯数をZ1、Z2、Z
3、Z4とし、m、n、p、qを任意の整数としたと
き、 Z1=4×m、Z2=Z1×n、Z3=4×p×n、Z
4=4×p×q として設定され、m=6、n=5、p=2、q=10と
すると、Z1=24、Z2=120、Z3=40、Z4
=80にそれぞれ設定されている。
【0057】モータピニオン68、減速ギア69、70
及び71の歯数を上述のようにプラテンギャップ調整用
モータ66の相数の倍数とした理由を、次に述べる。
及び71の歯数を上述のようにプラテンギャップ調整用
モータ66の相数の倍数とした理由を、次に述べる。
【0058】まず、互いに噛み合うギアの歯数が倍数関
係になっている理由を述べる。
係になっている理由を述べる。
【0059】例えば、図10に示すように、モータピニ
オン68の歯数Z1を4とし、(各歯の名称をT1、T
2、T3、T4とする)、これに噛み合う減速ギヤ69
の歯数Z2を6とする(各歯の名称をU1、U2、U
3、U4、U5、U6とする)。この場合には、モータ
ピニオン68と減速ギヤ69の歯数が倍数関係にないの
で、例えばモータピニオン68の歯T4は、プラテンギ
ャップ調整用モータ66の1回転目では減速ギヤ69の
歯U4に噛み合い、2回転目では減速ギヤ69の歯U2
に噛み合い、3回転目では減速ギヤ69の歯U6に噛み
合うというように、プラテンギャップ調整用モータ66
の各回転毎に噛み合う歯が異なり、減速ギヤ69のすべ
ての歯と噛み合うことになる。
オン68の歯数Z1を4とし、(各歯の名称をT1、T
2、T3、T4とする)、これに噛み合う減速ギヤ69
の歯数Z2を6とする(各歯の名称をU1、U2、U
3、U4、U5、U6とする)。この場合には、モータ
ピニオン68と減速ギヤ69の歯数が倍数関係にないの
で、例えばモータピニオン68の歯T4は、プラテンギ
ャップ調整用モータ66の1回転目では減速ギヤ69の
歯U4に噛み合い、2回転目では減速ギヤ69の歯U2
に噛み合い、3回転目では減速ギヤ69の歯U6に噛み
合うというように、プラテンギャップ調整用モータ66
の各回転毎に噛み合う歯が異なり、減速ギヤ69のすべ
ての歯と噛み合うことになる。
【0060】これに対し、図9に示すように、モータピ
ニオン68の歯数Z1を4とし(各歯の名称をT1、T
2、T3、T4とする)、これに噛み合う減速ギア69
の歯数Z2を8として(各歯の名称をU1、U2、U
3、U4、U5、U6、U7、U8とする)、これらの
モータピニオン68と減速ギヤ69の歯数を倍数関係と
する。すると、例えばモータピニオン68の歯T4は、
プラテンギャップ調整用モータ66の1回転目で減速ギ
ヤ69の歯U4に噛み合い、2回転目で減速ギヤ69の
歯U8に噛み合い、3回転目で減速ギヤ69の歯U4に
噛み合うというように、減速ギヤ69の歯U4またはU
8のいずれか一方にのみ噛み合うことになる。
ニオン68の歯数Z1を4とし(各歯の名称をT1、T
2、T3、T4とする)、これに噛み合う減速ギア69
の歯数Z2を8として(各歯の名称をU1、U2、U
3、U4、U5、U6、U7、U8とする)、これらの
モータピニオン68と減速ギヤ69の歯数を倍数関係と
する。すると、例えばモータピニオン68の歯T4は、
プラテンギャップ調整用モータ66の1回転目で減速ギ
ヤ69の歯U4に噛み合い、2回転目で減速ギヤ69の
歯U8に噛み合い、3回転目で減速ギヤ69の歯U4に
噛み合うというように、減速ギヤ69の歯U4またはU
8のいずれか一方にのみ噛み合うことになる。
【0061】このように、互いに噛み合うモータピニオ
ン68、減速ギヤ69、70、71の歯数を倍数関係に
すると、互いに噛み合う歯が規則的に定まることにな
り、歯車(モータピニオン68、減速ギヤ69、70、
71)の各歯の形状誤差が、自動プラテンギャップ調整
機構65において、図8に示す周期のずれEiに及ぼす
影響が抑制される。
ン68、減速ギヤ69、70、71の歯数を倍数関係に
すると、互いに噛み合う歯が規則的に定まることにな
り、歯車(モータピニオン68、減速ギヤ69、70、
71)の各歯の形状誤差が、自動プラテンギャップ調整
機構65において、図8に示す周期のずれEiに及ぼす
影響が抑制される。
【0062】次に、互いに噛み合うギヤ(モータピニオ
ン68、減速ギヤ69、70、71)の歯数が、プラテ
ンギャップ調整用モータ66の相数の倍数となっている
理由を述べる。
ン68、減速ギヤ69、70、71)の歯数が、プラテ
ンギャップ調整用モータ66の相数の倍数となっている
理由を述べる。
【0063】プラテンギャップ調整用モータ66を構成
するステップモータでは、各ステータコイルのインダク
タンス等の違いにより、これらの各ステータコイルに同
一の電流を流した時に発生する各ステータコイルの励磁
力(ロータの回転力)に差異が生ずる。この結果、プラ
テンギャップ調整用モータ66の上記ロータ回転力の差
異が、自動プラテンギャップ調整機構65において、図
8に示す周期のずれEiに及ぼす影響は、プラテンギャ
ップ調整用モータ66の各回転毎に周期的なものとな
る。
するステップモータでは、各ステータコイルのインダク
タンス等の違いにより、これらの各ステータコイルに同
一の電流を流した時に発生する各ステータコイルの励磁
力(ロータの回転力)に差異が生ずる。この結果、プラ
テンギャップ調整用モータ66の上記ロータ回転力の差
異が、自動プラテンギャップ調整機構65において、図
8に示す周期のずれEiに及ぼす影響は、プラテンギャ
ップ調整用モータ66の各回転毎に周期的なものとな
る。
【0064】そこで、プラテンギャップ調整用モータ6
6が4つのステータコイルを有するため、このステータ
コイルの相数4を基準とし、モータピニオン68、減速
ギヤ69、70及び71の歯数を上記相数の倍数とする
ことで、図8に示す周期のずれEiに及ぼす影響の大部
分が、プラテンギャップ調整用モータ66の各ステータ
コイルの回転力の差異に起因するものであるとし、モー
タピニオン68、減速ギヤ69、70及び71の各歯の
形状誤差に起因する場合を抑制できるのである。
6が4つのステータコイルを有するため、このステータ
コイルの相数4を基準とし、モータピニオン68、減速
ギヤ69、70及び71の歯数を上記相数の倍数とする
ことで、図8に示す周期のずれEiに及ぼす影響の大部
分が、プラテンギャップ調整用モータ66の各ステータ
コイルの回転力の差異に起因するものであるとし、モー
タピニオン68、減速ギヤ69、70及び71の各歯の
形状誤差に起因する場合を抑制できるのである。
【0065】このように、ギア輪列77を構成するモー
タピニオン68、減速ギヤ69、70及び71の歯数
を、プラテンギャップ調整用モータ66の相数の倍数に
設定することによって、図8に示す周期のずれEiに基
づくシートのシート面76位置の検出を高精度に実施で
き、このシート面76位置により、記録ヘッド18とプ
ラテン20との間のプラテンギャップを精度良く調整で
きる。
タピニオン68、減速ギヤ69、70及び71の歯数
を、プラテンギャップ調整用モータ66の相数の倍数に
設定することによって、図8に示す周期のずれEiに基
づくシートのシート面76位置の検出を高精度に実施で
き、このシート面76位置により、記録ヘッド18とプ
ラテン20との間のプラテンギャップを精度良く調整で
きる。
【0066】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】例えば、上記実施の形態では、ギア輪列7
7を構成するモータピニオン68、減速ギヤ69、70
及び71における全てのギアの歯数を、プラテンギャッ
プ調整用モータ66の相数4の倍数に設定するものを述
べたが、モータピニオン68、及びこのモータピニオン
68に噛み合う減速ギヤ69の歯数のみを、プラテンギ
ャップ調整用モータ66の相数4の倍数に設定してもよ
い。
7を構成するモータピニオン68、減速ギヤ69、70
及び71における全てのギアの歯数を、プラテンギャッ
プ調整用モータ66の相数4の倍数に設定するものを述
べたが、モータピニオン68、及びこのモータピニオン
68に噛み合う減速ギヤ69の歯数のみを、プラテンギ
ャップ調整用モータ66の相数4の倍数に設定してもよ
い。
【0068】また、上記実施の形態では、プラテンギャ
ップ調整用モータ66がステップモータの場合を述べた
が、DCモータの場合であってもよい。
ップ調整用モータ66がステップモータの場合を述べた
が、DCモータの場合であってもよい。
【0069】
【発明の効果】請求項1乃至3に記載の発明に係る記録
装置のプラテンギャップ調整機構によれば、プラテン上
のシートのシート面位置を高精度に測定して、記録ヘッ
ドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良く調整
できる。
装置のプラテンギャップ調整機構によれば、プラテン上
のシートのシート面位置を高精度に測定して、記録ヘッ
ドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良く調整
できる。
【0070】請求項4乃至6に記載の発明に係る記録装
置によれば、プラテンギャップ調整機構によって、プラ
テン上のシートのシート面位置を高精度に測定して、記
録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良
く調整できる。
置によれば、プラテンギャップ調整機構によって、プラ
テン上のシートのシート面位置を高精度に測定して、記
録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャップを精度良
く調整できる。
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
れたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタで、アッパケースを取り外して
示すプリンタ本体の斜視図である。
示すプリンタ本体の斜視図である。
【図3】図1のプリンタにおけるプリンタ本体を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】図3のプリンタ本体のシート搬送機構部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図2のプリンタ本体を拡大して示す斜視図であ
る。
る。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のプラテンギャップ調整機構によるプラテ
ンギャップ調整動作を示す模式図である。
ンギャップ調整動作を示す模式図である。
【図8】図7の基準波形測定領域において測定された基
準波形と、シート面測定領域において測定されたパルス
波形とを示すグラフである。
準波形と、シート面測定領域において測定されたパルス
波形とを示すグラフである。
【図9】モータピニオンと減速ギヤとの噛み合い関係の
一例を示す模式図である。
一例を示す模式図である。
【図10】モータピニオンと減速ギヤとの噛み合い関係
の他の例を示す模式図である。
の他の例を示す模式図である。
10 プリンタ(記録装置)
11 プリンタ本体
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 プラテン
65 自動プラテンギャップ調整機構
66 プラテンギャップ調整用モータ
67 ロータリーエンコーダ
68 モータピニオン
69、70、71 減速ギア
75 制御基板部
76 シート面
77 ギア輪列
78 モータシャフト
Y 基準波形測定領域
Z シート面測定領域
Claims (6)
- 【請求項1】 キャリッジに搭載された記録ヘッドとプ
ラテンとの間のプラテンギャップを、プラテンギャップ
調整用モータの駆動力をギア輪列を介して上記キャリッ
ジへ伝達して、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向かっ
て移動させることにより、記録装置本体に供給されるシ
ートのシート厚に応じて調整する記録装置のプラテンギ
ャップ調整機構において、 上記ギア輪列を構成するギアの歯数が、上記プラテンギ
ャップ調整用モータの相数に比例して設定されたことを
特徴とする記録装置のプラテンギャップ調整機構。 - 【請求項2】 上記ギア輪列を構成するギアのうち、プ
ラテンギャップ調整用モータのモータシャフトに回転一
体に設けられたモータピニオンの歯数と、このモータピ
ニオンに噛み合うギアとの歯数が、上記プラテンギャッ
プ調整用モータの相数に比例して設定されたことを特徴
とする請求項1に記載の記録装置のプラテンギャップ調
整機構。 - 【請求項3】 上記プラテンギャップ調整用モータが、
ステップモータにて構成されたことを特徴とする請求項
1または2に記載の記録装置のプラテンギャップ調整機
構。 - 【請求項4】 プラテンに沿って走行可能なキャリッジ
に搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送
されるシートに画像を記録するとともに、プラテンギャ
ップ調整機構を備え、 このプラテンギャップ調整機構は、上記記録ヘッドと上
記プラテンとの間のプラテンギャップを、プラテンギャ
ップ調整用モータの駆動力をギア輪列を介して上記キャ
リッジへ伝達して、上記記録ヘッドを上記プラテンへ向
かって移動させることにより、記録装置本体に供給され
るシートのシート厚に応じて調整するよう設けられた記
録装置において、 このプラテンギャップ調整機構は、上記ギア輪列を構成
するギアの歯数が、上記プラテンギャップ調整用モータ
の相数に比例して設定されたことを特徴とする記録装
置。 - 【請求項5】 上記プラテンギャップ調整機構における
ギア輪列を構成するギアのうち、プラテンギャップ調整
用モータのモータシャフトに回転一体に設けられたモー
タピニオンの歯数と、このモータピニオンに噛み合うギ
アとの歯数が、上記プラテンギャップ調整用モータの相
数に比例して設定されたことを特徴とする請求項4に記
載の記録装置。 - 【請求項6】 上記プラテンギャップ調整機構における
プラテンギャップ調整用モータが、ステップモータにて
構成されたことを特徴とする請求項4または5に記載の
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114216A JP2003305916A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114216A JP2003305916A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003305916A true JP2003305916A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29396112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002114216A Pending JP2003305916A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003305916A (ja) |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002114216A patent/JP2003305916A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1780029A1 (en) | Printer with advance mechanism for a print substrate | |
JP2010234757A (ja) | 画像記録装置 | |
US8152156B2 (en) | Rotation-body controlling apparatus, sheet feeding apparatus, and image recording apparatus | |
JP2011051696A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2003305916A (ja) | 記録装置のプラテンギャップ調整機構及び記録装置 | |
JP2003291453A (ja) | 記録装置のプラテンギャップ調整方法及び調整機構、並びに記録装置 | |
JP3763252B2 (ja) | 記録装置の制御方法 | |
JP2002310613A (ja) | 測定システム、プリンタにおける印刷用紙搬送制御方法、該搬送制御に用いるリニアエンコーダ | |
JP2020203415A (ja) | 印刷装置、および印刷装置の制御方法 | |
JP3755391B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3475645B2 (ja) | プリンタ | |
JP2004050538A (ja) | ギア輪列機構、プラテンギャップ調整装置および記録装置 | |
JP2008229979A (ja) | 印刷方法とその印刷方法を使用する装置 | |
JP2011057421A (ja) | ロール紙搬送装置及び画像形成装置 | |
JP4366903B2 (ja) | プラテンギャップ調整装置、記録装置およびプラテンギャップ調整装置の制御方法 | |
JP3829608B2 (ja) | 記録装置のキャリッジガイド軸支持装置及び記録装置 | |
JP2003266857A (ja) | 記録装置 | |
KR100419226B1 (ko) | 잉크젯 프린터의 구동장치 | |
JP2011051218A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2004255653A (ja) | 記録装置及びその制御方法 | |
JP2004142221A (ja) | 記録装置、そのプラテンギャップ調整方法及び調整機構、並びに記録ワイヤの記録タイミング制御方法及び制御装置 | |
JP2006298558A (ja) | 用紙搬送装置及び画像形成装置 | |
JP3528073B2 (ja) | インクジェットプリンタのシート搬送装置 | |
JP2004050590A (ja) | 記録装置のプラテンギャップ調整方法及び調整機構、並びに記録装置 | |
JP2023017511A (ja) | 搬送装置および画像記録装置 |